チトールの塔を駆け上がれ


PC1:"ゼンブラ"小田切 頼(おだぎり・より)キャラシート)PL:自動
PC2:"日出掌(ブライトハンド)"依包 緋鶴(よりかね・ひづる)キャラシート)PL:粘土
PC3:"キキーモラ"絹川 善法(きぬかわ・よしのり)キャラシート)PL:がんとす
PC4:"アンサラー"真崎 朱音(まさき・あかね)キャラシート)PL:サムトー
GM:さささ


メイン 見学


目次



プリプレイ


GM:ではセッションを開始します。
GM:まずはPC紹介からしていきましょう。
GM:PC1の小田切頼さん、お願いします。
GMhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYo42agAMM
小田切頼:はーい!
小田切頼:小田切頼(おだぎり・より)。中学一年生のUGNチルドレンです。
小田切頼:クールさやカッコよさに憧れるお年頃。ただ、どうにも振る舞いきれず、根は好奇心旺盛なおてんば娘。とはいえ真面目なので羽目は外さないタイプです。倹約家で、チルドレンやってるのも生活のためがひとつあります。
小田切頼:性能としてはサラマンダー/オルクスのRCファイターで、みんな大好きプラズマカノンを使っています。更に名前がカッコいいから選んだDロイス《永遠の炎》で攻撃力もアップ。情報や調達もそこそこ狙えるはずなので、そちらでも結果にコミットしていきたいです。
GM:コミットだ!
小田切頼:演出としては自分の罪悪感によって拡張する攻撃領域を、白い炎として可視化します。
小田切頼:こんな感じ。よろしくお願いします~
GM:うわかっこいい
GM:よろしくお願いします!
GM:では、ハンドアウトは以下の通り。

PC1:小田切頼
シナリオロイス:美袋なぎさ
あなたは休日にふらりと『スタンバイNシティ』を訪れていた。
そこであなたは顔見知りであるオーヴァードの少女、美袋なぎさ(みなぎ・なぎさ)と顔を合わせる。
「上階のオフィスで働いている父親に忘れ物を届けに来た」と語る彼女としばし語らっていたが、ふと気づく。
エレベーターが来ない。そして次の瞬間、周囲は《ワーディング》の気配に満たされた。


小田切頼:スタンバイNシティ!
小田切頼:エレベーターもこないしスタンバイするしかないというわけ。
GM:スタンバイするしかないのだ
GM:美袋なぎささんは、同級生とかがいいかと思っております。
小田切頼:ですね、
小田切頼:クラスメイトで
GM:わりと話しやすい仲で、大人にはちょっと反抗期、みたいな。
GM:そういう感じで接していただけると助かります。
小田切頼:助かります。お父さんよりわたしと仲良くしてね。
GM:ひゃあ

GM:では次、PC2の依包緋鶴さん。
GMhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYnum43gIM
依包緋鶴:はい
依包緋鶴:よりかね ひづる、第10支部エージェントにして阿久津ガーディアンサービスの社員です。
依包緋鶴:外見は烏羽色の髪、灰色のスーツ、黒い眼鏡と手袋、194センチの巨体。
依包緋鶴:支部長の元で出来る女秘書兼ボディガードみたいな面をしたり、"楽園の十三人"の一人"ネイムレス"を追ったりしています。
依包緋鶴:崩落戦で守れなかった前CEOに心酔していました。息子の阿久津支部長を守り、支えていきたいと思っています。
依包緋鶴:シンドロームはブラックドッグ・ノイマンのクロスブリード。サイバーアップした四肢を自在に操作して敵を倒します。
依包緋鶴:データ的にはDロイスの実験体で伸ばした精神で、《コントロールソート》と《生き字引》をぶん回します。
GM:有能……
依包緋鶴:それからカバーリングしたり、《マグネットムーブ》で敵味方を動かしたり、《ラストアクション》で殴り返したりとそこそこ器用。
GM:有能…………
依包緋鶴:160点版ということで、《ポルターガイスト》を取得。インプラントミサイルを破壊してブーストナックルですよ。
依包緋鶴:上司に恵まれておりますので、それに見合う働きをしたいですね、以上。
GM:頼むぞ!
GM:では依包さんへのハンドアウトは以下。

PC2:依包緋鶴
シナリオロイス:"トゥオネラ"
あなたはUGN第10支部エージェントでもあり、阿久津ガーディアンサービス社員でもある身だ。
その日私用か任務か、『スタンバイNシティ』近くを歩いていたあなたは、突然《ワーディング》の気配に遭う。
その主と思しき少年は、焦った様子でこう言った。
「敵意はない」「自分はFHセル『ヘイズ』リーダーの"トゥオネラ"だ」「力を借りたい」と。
その直後だ。さらに強力な《ワーディング》がビル内部から発生したのは。


GM:以前縁があったセルの人がなんか言ってきてます。
依包緋鶴:ヘイズのトゥオネラさんですね
依包緋鶴:あなたの部下はこちらで預かっています。4人ぐらい……
GM:ヘイズは別卓で数回登場し、やたらと人が第10支部に収監されているセルですが
GM:そうそう
GM:ともあれ、ビル周辺にいて機器を察知してほしいという感じです。
GM:危機
依包緋鶴:敵か味方かトゥオネラくん。とっても楽しみです
依包緋鶴:頑張りますよ~
GM:がんばって!

GM:では次、PC3の絹川善法くんお願いします。
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYsbWugQMM
絹川善法:はーい!
絹川善法:「温故知新。則ち、古きあなた方からオレが学び、オレが新しい時代を築いていく」
絹川善法:「そう! この、"新世代(ニュージェネ)"チルドレンの、絹川善法が……」
絹川善法:「……アルチョム! おまえっ、頭の上で菓子食って食べカス零すなって何回言えばわかンの!?」
絹川善法:そんなわけで16さい高校生チルドレンの絹川善法くんです。コードネームは"キキーモラ"。
絹川善法:割りかし任務一辺倒であったり感情の起伏が少ない模範的な(模範的?)なチルドレンとはちょっと毛色が違い、喜怒哀楽激しくファッション大好き流行り物好きな俗っぽい少年です。
絹川善法:既存の常識に囚われたUGN正規品装備や学校の制服のデザインに難色を示しており、よく改造を施しては叱られています。
絹川善法:でも仕事は真面目にこなしているよ。UGNチルドレンだからね。
GM:わるいこだけどいいこ
絹川善法:へへ…
絹川善法:幼い頃に祖母が発掘した"コシチェイの針"と呼ばれる"遺物"にうっかり触れてしまいオーヴァードに覚醒。
絹川善法:しかも起源種と呼ばれる特殊なレネゲイド因子を含んだものだったからさあ大変。
絹川善法:元々両親も謎の失踪を遂げていたのでこれ幸いとUGNのチルドレン養成所に叩き込まれなんやかんやで今を迎えています。
GM:両親気になる点
GM:……
絹川善法:どうなるかは未定…フフ…
絹川善法:能力は自らの領域内に"小人(モーラ)"と呼ばれる多種多様な能力を持った疑似妖精を顕現させ、善法自身や味方のサポートを行います。
絹川善法:具体的には《妖精の手》や《力の法則》などで味方を支援したり、【決闘者の剣】を《妖精の手》で無理やり出目を稼いで自分も殴ってみたり。
絹川善法:あとは最強チルドレン最強エンブレムバディムーヴを搭載しているのでなんやかんやしてみたいですね ガッハッハ!
GM:支援がやばいぜ! どうしよう!
絹川善法:あと、"小人"は大体5人くらいおりまして(増減するかも)、それぞれに個性があり、善法は名前も付けています。
絹川善法:たまに呼んでもいないのに勝手に出てお菓子を食べています。文句言いつつ何なら善法もお菓子食べてる。
絹川善法:そのぐらい!以上です!
GM:はい! なかよくがんばってほしい!
GM:ではハンドアウトはこちら!
GM:……じゃない、PC4と合同なので後でやりましょう
絹川善法:協力者が!
絹川善法:誰かな~~~!?
GM:誰だろーー

GM:ではPC4の真崎朱音さん、お願いします。
GMhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYqNW7hwMM
真崎朱音:「どうですこの性能、是非採用のご検討を……導入費用? えーと……えーっと」
真崎朱音:真崎 朱音(マサキ アカネ)です。 今年で20歳、個人事業主として武器製作をやってます
真崎朱音:若くして覚醒して以来剣士として才能を発揮し、前線でブイブイいわせてたのですが
真崎朱音:高校入学を転機として突然、技術者にジョブチェンジ。
真崎朱音:オーヴァード向け汎用武装の開発を目標とし、試作品をUGN等の組織に売り込んでいます。目指せ制式採用!
真崎朱音:なお肝心の開発品は汎用武装の癖に使い手への要求スペックが高すぎる、よく故障する、コスパが最悪と評価は芳しくなく
真崎朱音:運用テストと広告で行っている傭兵業が主たる収入となっております。今少し時間と予算をいただければ調整するから……
真崎朱音:なお傭兵業は副業と自称していますが、精神性は剣士よりであり
真崎朱音:強いやつとか技較べは大好きです。なかなか大人になりきれなくていかんね。
GM:かわいい人……
真崎朱音:性能は固定値白兵型。セットアップのラウンド継続バフを活かしてメジャーの侵蝕を最低限にし
真崎朱音:クライマックスでは低燃費からの連続攻撃を売りにしています。 今回はラスアクも含めて3回ぐらい。
GM:こわいよ!!
真崎朱音:こわくないこわくない。 気さくなお兄さんだぜ
GM:ぴー
真崎朱音:今日は営業に加えてちょっと因縁のある何者かが動いてるとのことで
真崎朱音:いつも以上に気合い入れていくぜ! よろしくお願いします。
GM:がんばって働いてほしい!
GM:では、PC3と4のハンドアウトはこちらです。

PC3:絹川善法
PC4:真崎朱音

シナリオロイス:"ネイムレス"または阿久津数馬(やりやすい方を選択可)
第10地区で暗躍する謎のオーヴァード"ネイムレス"が関与する事件の件数・規模は日に日に増していた。
あなた(たち)はその一環で、阿久津支部長から『スタンバイNシティ』の警護を命じられていた。
ある休日に、その危惧は当たることとなる。
突然強力な《ワーディング》の気配が周囲を満たしたのだ。


GM:そういうわけで、真崎さんは因縁がある相手ですね。
真崎朱音:というわけで、協力者はよう、俺だぜ
絹川善法:ネイムレス~!
真崎朱音:一緒に頑張ろうなヨシ君!
GM:そういうこともあって支部長に依頼されたんじゃないかなー
絹川善法:はっ! 真崎サン! よろよろです!
GM:がんばって事に当たってほしいです。
真崎朱音:ありがたいお話です。やらせてもらいますよ。ロハじゃないけど
絹川善法:オレもボーナス要求しよ…
GM:くっ、ちゃんと経費は払う!
GM:絹川! お前は遠慮しろ!
絹川善法:やっぱりカズくん支部長なんだよな~!
絹川善法:そんな~!
GM:あ、シナリオロイスは支部長でも敵でもやりやすい方にどうぞ!
GM:オープニング後とかに決めてね。
真崎朱音:はーい!
絹川善法:りょです!
GM:では、トレーラー……兼マスターシーンから開始していきます。

マスターシーン


?????:どことも知れない、白い部屋。機械の唸る音が響く。
?????:「さーて」
?????:得体の知れない合成音声が鳴った。
?????:「そろそろこっちも本腰を入れないといれないやつだ」
?????:「もうちょっと軽く遊んでたかったけど……君らも悪いんだよ、UGN」
?????:「手加減しろって言ったのにしないから。こっちだって本気出すしかないよね?」
?????:「では」
?????:モニターには、一棟のビルが映っている。非常に新しいわけではないが、高層の範囲だ。
?????:肉眼でそれ以上のものが見えるはずもないが……。
?????:「いってらっしゃい、僕」
?????:「良いゲームを」

高層アミューズメント施設『スタンバイNシティ』。
N市第10地区でも歴史のある、多種多様なショップや娯楽施設の集う商業ビルだ。
近く改装を控えているそのビルが突然、物理的・電子的に封鎖された。
強力な《ワーディング》に満たされた建物内に、動く影はわずか。
姿見えぬ敵を探して、あなたたちは上を、上を目指すしかない。

ダブルクロス The 3rd Edition『チトールの塔を駆け上がれ』

……というわけで、いらっしゃい。UGN。
僕もそろそろ、本腰入れないとなって思ってたところさ。

ゲームをしようよ。いつもみたいに。


オープニング1 小田切頼


GM:では、登場侵蝕をお願いします。
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:32->39)
GM:あがる

N市 第10地区・ビル『スタンバイNシティ』

GM:ここ、『スタンバイNシティ』はそこそこ大きめの商業施設。
GM:最新のスポットというわけではないが、休日には買い物客などで賑わっている。
GM:あなたは今、このビルの一階を歩いている。
小田切頼:休日だが制服にパーカーを羽織った、痩身の少女。リュックを背負っている。
小田切頼:支部で訓練を受けた帰り。とくに目的はないが、休日っぽいので来てみた。
小田切頼:とはいえ、欲しいものはないので、ぶらぶら歩くだけ。
小田切頼:外で知らないアイドルのステージイベントがあったり、ピエロがチラシを配ったりしているのを見ている。
GM:では、あなたがそうして過ごしていると。
美袋なぎさ:「あれっ?」
美袋なぎさ:「小田切さん! あーっ、やっぱり小田切さんじゃん!」
美袋なぎさ:あなたに声をかける少女が一人。
小田切頼:「あれ、美袋ちゃん!?」
美袋なぎさ:「だよーっ! うれしー!」
美袋なぎさ:私服姿だが、同級生の美袋なぎさだ。
美袋なぎさ:あなたを見て嬉しそうにぴょんぴょんしている。
小田切頼:とりあえず謎のハイタッチ。
美袋なぎさ:「イエーイ」
小田切頼:「イェイ」
小田切頼:すごく仲良しというわけではないが、なんとなくしている。
美袋なぎさ:「小田切さんはお買い物とか?」
小田切頼:「あれ、美袋ちゃん、ひとり?私もひとりだけど……」
小田切頼:「ああ、しようかなあって思ったけど」
美袋なぎさ:「ひとりだよー。さみしかったー」
小田切頼:「なんか、欲しいものなくて……たこやきでも食べて帰ろうかなって」
美袋なぎさ:「そっか。私も用事が終わったら買い物したいんだけど」
小田切頼:「ん?じゃあ待ち合わせ?」
美袋なぎさ:「あったこやきはいいね。マストだね!」
美袋なぎさ:「待ち合わせっていうか、呼びつけられててー」
小田切頼:「そうなの…?」
美袋なぎさ:ぷうっと頬を膨らませる。
美袋なぎさ:「ひどいんだよ。ごろごろしてようかと思ったら父がさー」
美袋なぎさ:「忘れ物持ってこいーって」
美袋なぎさ:鞄を軽く叩く。
小田切頼:「はは」
小田切頼:「お弁当とか?」
美袋なぎさ:「んーん。それだったらその辺で食え!って言うし」
美袋なぎさ:「なんか仕事の……まあ、別にめっちゃキミツとかじゃないみたいなんだけど、ファイル」
小田切頼:「美袋ちゃんのお父さんって何してる人だっけ?」
美袋なぎさ:「ここのね、ずーっと上の方でお仕事してるの。なんか……なんだろ。ビルのなんか」
美袋なぎさ:上を指差す。
小田切頼:「なんか……?」
小田切頼:「なんかすごそう」
美袋なぎさ:「お店とかなら派手でいいんだけどさー。地味ーな裏方-」
美袋なぎさ:「すごくはないよ。普通の父だよ。足くさいし」
小田切頼:「えー、いいじゃん。裏方って、なんか、見えないところで頑張ってるみたいで」
美袋なぎさ:「オトナの意見だ!」
小田切頼:「……わたしも一緒に行ってみていい?」
美袋なぎさ:「あーっ、お願いしようとしてたの! なんでわかったのー?」
美袋なぎさ:「エレベーター待つ間だけでもってさー」
美袋なぎさ:「ここ、休みの日めっちゃ来るの遅いじゃん!」
小田切頼:「ふふん!ていうか、暇だったからね」
小田切頼:「え、そうなんだ」
小田切頼:「高いからいっぱい時間がかかるのかな……?
美袋なぎさ:「おそいおそい」言いながら、既にエレベーターの方に行こうとしている。
美袋なぎさ:「人がいっぱい乗り降りするから、その分時間がかかるんじゃないのかな?」
小田切頼:「そうなの…?」そっちについていく。
美袋なぎさ:「わかんない!」
GM:一階エレベーター前には待っている人がたまっていて、動きづらいというほどではないが、賑わっている。
GM:年齢層も様々だ。
小田切頼:「……な、なんか、便利なものにこんなに待つの、バカみたいな気分だ……!」
美袋なぎさ:「そうなんだよねー」
美袋なぎさ:「エスカレーターにした方がよかったかな……? でもちょっと歩くしなあ」
美袋なぎさ:「…………」
美袋なぎさ:「遅いな」ぼそりと。
小田切頼:「ううん、別にわたしはいいけど」
小田切頼:「そうだねえ」
小田切頼:ついてきたはいいが、考えてみると話題がない。
美袋なぎさ:「えーっ、これはいくらなんでも……」そわそわしている。
GM:ではあなたは、エレベーターの階数表示を見上げてみてもいい。
小田切頼:見上げます。
GM:通常なら数字が少しずつ切り替わっていく、そのはずが。
GM:ふつりと表示が消えている。
小田切頼:「……?あれ」指さす。
美袋なぎさ:「んん?」指の方を見る。
小田切頼:「事故とかなのかな!?」
美袋なぎさ:「……ん?」
美袋なぎさ:「えっ、何あれ……!」
GM:周囲もその異常に気づいたか、軽くざわめきが起こった。
GM:その時だ。
GM:《ワーディング》
小田切頼:「っ!?」
GM:周囲に違和感のような嫌な気配が漂う。
GM:人々が意識を失い、くたりと倒れ伏していく。
小田切頼:とっさにポケットに手を入れ、人の少ない方向に身を引く。
美袋なぎさ:「えっ、えっ!」
美袋なぎさ:彼女はオーヴァードではあるが、戦闘向きではない。
美袋なぎさ:とっさの対応はできずにうろたえている。
小田切頼:その手を引く。
美袋なぎさ:「ひゃっ」
小田切頼:「原因がどっかにいるかも!」
美袋なぎさ:「これ……どうなって……」
小田切頼:「連絡して、指示もらおう!」
美袋なぎさ:「お、オッケー!」
美袋なぎさ:スマホを取り出す……と。
美袋なぎさ:「け、圏外になってる!?」
小田切頼:「うぇ!?」自分のものも確認。同様。
GM:あなたが持っている通信関係の機器は、全て使用不可能となっている。
GM:そして。
GM:がしゃん、と音がした。外の方だ。
小田切頼:では、そちらを見ます。
GM:それまで開いていたガラス張りのドアの外には、やけにぶ厚いシャッターが降りている。
小田切頼:「は……!?」
小田切頼:ぎゅっと強く美袋ちゃんの手を握る。
美袋なぎさ:「うええええ!?」
美袋なぎさ:握り返す。
美袋なぎさ:「お」
美袋なぎさ:「お父さん……」小さく呟いた。
小田切頼:一瞬硬直して、へらりと笑う。
小田切頼:「……美袋ちゃん」
美袋なぎさ:「……うん」
小田切頼:「これ、最悪ふたりでがんばんないとかもだけど」
小田切頼:「怖くなったら、全部やめちゃっていいからね」
小田切頼:「それまで、一緒にがんばろう」
美袋なぎさ:「……っ」
美袋なぎさ:「うん! が、がんばる!」
美袋なぎさ:ぎゅっとあなたの手を強く握りしめた。

GM:ロイスのみ取得可能です。
小田切頼:美袋なぎさ  Pクラスメイト/○N不安
小田切頼:とりあえずこうで!
GM:はい!

オープニング2 依包緋鶴


GM:登場侵蝕をお願いします。
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:39->40)
依包緋鶴:おちつき

N市 第10地区・ビル『スタンバイNシティ』前

GM:あなたの所属するN市UGN第10支部は、このところ何かと大忙しだった。
GM:その後処理が落ち着いて、徐々に普通に忙しい日常に戻り。
GM:久しぶりに休日を楽しめる、そういう空気が戻ってきた頃。
GM:あなたはここ『スタンバイNシティ』一階外にあるオープンカフェでしばしくつろいでいた。
依包緋鶴:あむり。赤い果実、柔らかな生地、それからふんわりした生クリームを頬張る。
依包緋鶴:もぐもぐ。際立って背の高いスーツ姿の女性が、だいぶ気の抜けた佇まいを見せている。
依包緋鶴:N市UGN第4支部、もといクサマ客員研究員日馬美礼との大口契約、その調整。
依包緋鶴:暗躍を続けるネイムレスの追跡、保護されたオーヴァードの監督、ミミクリーズを巡る一連の騒動。
依包緋鶴:社員並びにエージェントとしての日々の任務、地区全体を舞台にした大事も収まって。
依包緋鶴:そう、どうにか落ち着きが戻ってきたというところ、
依包緋鶴:今日の午後から明日一日まで。久々にまとまった休暇を取って、今に至る。
依包緋鶴:秋ではありながら暖かめの気温も相まって、ぼうっと何も考えず。
依包緋鶴:パンケーキをむしゃむしゃやっている。
GM:ここはビジネス街だが、休日は買い物客などで人も多く歩いている。
GM:晴れた昼過ぎの、のんびりとした風景、そういう様子だった。
依包緋鶴:私たちが守るべき人々、日常の風景。
依包緋鶴:それらをぼんやりと眺めながら、スイーツを口に放り込む。
GM:そう。その時までは。
依包緋鶴:()の中を埋めるに足る思考もせず、ゆるゆると時間が流れていく。いた。
GM:《ワーディング》
GM:突然、ひんやりとした空気が流れる。
GM:周囲の人間がゆっくりと膝をつく。
依包緋鶴:「──」対照的に、すくりと席を立つ。
依包緋鶴:「近いですね」ナプキンで口元を拭い(ちょっとクリームが付いていた)方角を確認。
GM:異常を見せる人々の合間に、誰かの走る足音がそちらから聞こえる。
GM:その誰かは、すぐに姿を現した。
トゥオネラ:「……! オーヴァード!」
トゥオネラ:高校生ほどに見える金髪の少年が、あなたを見て停止する。
依包緋鶴:《タッピング&オンエア》支部との情報ネットワークを無手で構築しながら、少年を視界に入れる。
トゥオネラ:「……よかった。いた」
トゥオネラ:ほっとした顔で言い。両手を挙げる。
依包緋鶴:「ふむ、こんにちは」こちらはこつこつと接近する。無防備ともとれる足取り。
トゥオネラ:「敵意はない。とりあえず、今のところ」
依包緋鶴:「それは良かった。少し驚いてしまいましたが」
トゥオネラ:「あんたの所属もこの際、どこでもいい」
トゥオネラ:「今、人の余裕に構ってる暇がないんだ」
依包緋鶴:あまり近づきすぎても支障がある。一歩近づけばこの手の届く距離で静止。
トゥオネラ:「俺はFHの者だけど、本当に、あんたがどこの人でもいい。助けてくれ」
トゥオネラ:賭けをしているような様子で、ただそれだけを言う。
依包緋鶴:敵であっても味方であっても、私は問題のない戦闘距離を獲得。
トゥオネラ:「名前が必要なら」
トゥオネラ:「セル『ヘイズ』リーダーの"トゥオネラ"」
トゥオネラ:あなたの様子にじりじりと焦りながら、名乗る。
依包緋鶴:「そうでしょうね。事を進めるには慌ただしい……おや」
依包緋鶴:「あなたの部下にも、名前を問うたことがあります」
依包緋鶴:「UGNの"ブライト・ハンド"。依包緋鶴と申します、よろしく」
トゥオネラ:「……UGN」ごくりと唾を呑み。
トゥオネラ:「いや、いっそちょうどいい」
トゥオネラ:「あんたらなら、ほっとかないはずだから……」
トゥオネラ:「……よろしく」
依包緋鶴:「そのように思っていただけているなら、嬉しいですね。ええ」
トゥオネラ:「うちのが世話になったみたいで」
トゥオネラ:「……これからも、世話になるみたいで」
依包緋鶴:「なるほど、それはそれは」
依包緋鶴:「スオメラ、メツォラ、カウコ、ポホヨラ。どの子もみな元気にやっていますよ」
依包緋鶴:「今では別の名前もちゃんと持って、ですが」
トゥオネラ:「……!」少しだけ顔を崩し。
トゥオネラ:そうして、早口にあなたに話しかける。
トゥオネラ:「なら、あんたを一旦信用する」
トゥオネラ:「今から、このビルでうちの奴らが何かを起こすつもりだ」
トゥオネラ:「俺は止めた……ら、ハブられた。クソッ」
依包緋鶴:「なるほど、苦労しているようで」
依包緋鶴:「それは確かに急ぐに足る理由。ええ、そうですね」
トゥオネラ:「急いでくれ。……多分今回の件でうちは終わりだが」
依包緋鶴:「そういう事であれば、喜んでこの手を貸させていただきましょう」
トゥオネラ:「リーダーとして。妙な口車に乗って自滅させるのだけはごめんだ」
トゥオネラ:「……本当に」
トゥオネラ:「……よかった」
依包緋鶴:(ええ、本当に)
依包緋鶴:手袋をぐっと引き締めながら歩き出す。彼に背中を向けるかたちで。
トゥオネラ:「俺は上から行くから」
トゥオネラ:その背中に声がかかる。
トゥオネラ:ばさり。
トゥオネラ:背に生えた一対の羽で、高く舞い上がる。上へ、上へ。
依包緋鶴:「それではこちらは、手の届く方から」
依包緋鶴:少しばかり、彼に大切な上司を重ねる。
トゥオネラ:「頼んだ!」
トゥオネラ:上空から、切実な声が降ってくる。
依包緋鶴:「任せください!」
依包緋鶴:空を往く少年に、こうして頼られたとあっては。
依包緋鶴:情けない背中は見せられまい。
依包緋鶴:(ああして高く飛ばれては、小さく見られてしまうかもしれませんが、ね)
依包緋鶴:周囲の状況を把握しながら、迅速に行動を開始する。
依包緋鶴:休暇であっても、気合を入れるには悪くない。そういう任務だ。そういう任務のまま終わらせよう。
GM:その時、あなたはビル内からさらに《ワーディング》の気配を感じるだろう。
GM:先ほどよりももっと強力で、もっと嫌な気配を。
依包緋鶴:だんっ 街を駆ける鉄の足が、一層強く鋭くなる。
依包緋鶴:支部との通信を通じて近辺の味方を探りながら、目標へ向かって一直線に。
GM:あなたがビルに駆け込んだ瞬間、背後でぶ厚いシャッターが降りる。
GM:そして、支部との通信もいつの間にか途絶していた。

GM:ロイス取得のみ可能です。
依包緋鶴:幼子:トゥオネラ/P尽力〇:N警戒
依包緋鶴:以上!

オープニング3 絹川善法・真崎朱音


GM:登場侵蝕をお願いします。
真崎朱音:真崎朱音の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:36->45)
絹川善法:絹川善法の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:31->34)
GM:ばらばら

N市 UGN第10支部・支部長室

GM:広く清潔なオフィス風の部屋。
GM:大きな机椅子と、あまり釣り合わない小柄な少年があなたたちの前に座っている。
阿久津数馬:「ある程度の説明は受けていると思うが」
真崎朱音:「ええ、はい。警護任務ということですね」
真崎朱音:軽薄そうな笑顔を浮かべ、傍らに楽器ケースを立て掛けた中肉中背の男。
阿久津数馬:「そう。予防に近いが、"ネイムレス"に関する事件の件だ」
絹川善法:「げっ。あの野郎。また出たんですか」
GM:"ネイムレス"は正体不明のオーヴァードで、よく地区内に小規模な事件を起こしているが、
真崎朱音:"ネイムレス"の名を聞いて、一瞬ピクリと表情を変える。
GM:このところ、その頻度と悪質さが増していた。
真崎朱音:「警護、予防ってことなら、また出たじゃなくてまた出るかも……ってとこかな?」
阿久津数馬:「確実に関与していると言い切れるものばかりではないが」
絹川善法:レンズの無いフレームだけの眼鏡を伊達に装った少年。露骨に嫌そうな顔。
阿久津数馬:「以前と比べて放置できる規模のものではなくなっている」
阿久津数馬:「真崎、以前の件を覚えているだろ」
阿久津数馬:「ジャームを使ったり、人をむやみにジャーム化させたり」
真崎朱音:「ええ。……もう忘れることはなさそうで」
阿久津数馬:「そういうケースは以前はなかった。迷惑でなかったわけではないが」
阿久津数馬:「厄介なFHの奴らとも繋がっていることがわかったし……」
真崎朱音:「相変わらず良くない遊びに興じてるようだ。しかも、度の過ぎ方が増してきていると」
絹川善法:記録だけは読んで把握している。この真崎さんも、ネイムレス案件に巻き込まれた当事者のひとりだと。
阿久津数馬:「そういうことだ」
絹川善法:「で、次に狙われるかもしれないのが」
絹川善法:「スタバ……スタンバイNシティ、っスか」
阿久津数馬:「いくつか候補はある。お前らの他にも班はある」
阿久津数馬:「お前らには、そう、このスタンバイNシティを見てほしいんだ」
真崎朱音:言われて、卓上に広げられた資料に目を向ける。
真崎朱音:「結構でかいビルですよね。 ここ狙うってなると、いよいよ大事になりそうだが」
阿久津数馬:「大事になった時のために、お前らを配備する」
阿久津数馬:「大事にならなきゃそれで安心だろ」
真崎朱音:「調子に乗り出したか、逆にしっぽに火が付いたか。それとも何か別の目的か……」
絹川善法:「(あんまり護衛とかガチガチの戦闘とか、得意じゃねえんだけど)」声には出さず。
真崎朱音:「何もなければアミューズメントでブラブラして帰れるってわけだ」
阿久津数馬:「お前それを雇い主の前で言うなよ」
絹川善法:「ま、念には念をって事ですかね」「おっ、いいっスね、真崎さん。ここ、1Fno」
絹川善法:「カフェのパンケーキが美味いんスよ。ふわっふわで。フワッフワ!」
真崎朱音:「おっとこりゃ失敬。ご安心を、報酬を受け取る以上しっかり仕事は果たしますよ」
阿久津数馬:「警護をしろ! 絹川!」
真崎朱音:「ビジネスってそういうもの、でしょ?」
阿久津数馬:「……むう」
真崎朱音:口にしつつ、じゃれる二人をニコニコ笑って見つめている
絹川善法:へへへ、と平謝りしつつ。
阿久津数馬:「頼むぞ。前回の件でお前には話が通りやすいと思ったし」
阿久津数馬:「力も確かだとわかった」
真崎朱音:「ご信頼いただけるのはありがたい。金じゃ買えませんからね、そういうものは」
阿久津数馬:「絹川はヘラヘラしているが、信用のおけるチルドレンだ」
阿久津数馬:「連携をして、報告を頼む」
絹川善法:「ヘラヘラのヒラヒラチルドレンですが、仕事はちゃんとしますとも」
真崎朱音:「良いね。頼りにさせてもらうぜ、絹川君」
絹川善法:「ウワサの真崎さんの商品も見れるチャンスかもだし。なんか楽しくなってきたな」「ん、こちらこそ。よろしくね、真崎さん」
絹川善法:「なんか他人行儀だな」
真崎朱音:「もしものときはお任せを。おれとこの……」
真崎朱音:「"フラガラッハ"に!」
絹川善法:「おっ! それそれ!」
真崎朱音:商品の話題を振られ、ニコニコ笑顔でケースの中身を開帳する!
絹川善法:目を輝かして顔をケースに覗かせる!
真崎朱音:「今回はさらなる改良を加え、なんと分離合体に加えて……」
真崎朱音:ガシャガシャと音を立てて一瞬で組み上がる。 大剣……から変形!長槍!
絹川善法:「変形した!?」
真崎朱音:「複数の武装パターンに対応! 汎用性を高めました!」
阿久津数馬:「ショッピングは店でやれ!!」
絹川善法:「カッチョ良すぎる……ねね、カズくん支部長」「ウチにも配備しましょうよ、これ!」
阿久津数馬:「お前はうちの予算を空にするつもりか!」
阿久津数馬:「大体お前自分の武器あるだろうが!」
絹川善法:「あるけどさあ! 別腹っていうか」「ってか。そんなお高いの……?」
真崎朱音:ケースを開けた勢いでヒラヒラと仕様書が舞う。 端に以前より一周り肥大化した導入費用が書かれている。
真崎朱音:「まあ……」
真崎朱音:目をそむけながら
絹川善法:おっどれどれ…と仕様書の費用欄に目を向けて。
真崎朱音:「妥協できなくて……」
絹川善法:「………………」
絹川善法:そっと真崎さんの肩に手を乗せて首を横に振る。
阿久津数馬:「さっさと妥協をして」
阿久津数馬:「仕事に行ってもらおうか……!」
真崎朱音:「はーい……」
阿久津数馬:「ああ、そうだ」
真崎朱音:「ん?まだなにか?」
阿久津数馬:「過去の件で、奴は通信関係を途絶させるような能力を持つことがわかっている」
阿久津数馬:「いざという時は警戒しろ。救援を呼べないこともあり得るからな」
絹川善法:うえーと、苦い顔。
真崎朱音:「成程。 ひとまず時間で定期的に通信送るので、それが切れたら異常発生、って感じで」
絹川善法:「最悪、現場の人員で何とかするっきゃないかも、ですね」
阿久津数馬:「了解した。頼むぞ」
真崎朱音:「まあなんとかするさ。頼むぜ、優秀なチルドレン」
真崎朱音:すっと右手を前に差し出す。
絹川善法:「(……デカいビルだし。いざって時は。中にいるオーヴァードとも連携取れるかもな)」
絹川善法:「ん。こちらこそ。期待してますよ……朱音くん!」
絹川善法:ぎゅっと握りしめぶんぶんと振り回す。

N市 第10地区・ビル『スタンバイNシティ』一階

GM:……と、そのような流れであなたたちはビルに関して警戒を行うことになった。
GM:休日なので買い物客も多い。ぱっと見の異常はなさそうだ。
真崎朱音:「なあヨシ君。イタリアンレストランで食うジェラートってさあ」
真崎朱音:「なんかやたらオシャレポイント感じると思わん?」
真崎朱音:「まずジェラートって単語がオシャレだもんな。焼肉屋のアイスとさして変わりないはずなんだが」
絹川善法:仲睦まじい親子連れや初々しく手を繋ぎ合っているカップルにどことなく恨めしげな視線を向けながら。
真崎朱音:腹をポンポンと軽く叩きながら、タブレットを口に放り込む。口一杯に広がるミントの香り
真崎朱音:「そんな顔するなよ、まあ分かるけどさあ」
真崎朱音:「流石にナンパ始めるわけにもいかんものなあ」
絹川善法:「オレもそう思ってた。デザートじゃなくてジェラートって響きがシャレてるって……」「だってさあ!」
真崎朱音:「あ、食う? 普通のとグリーンあるぜ」
絹川善法:「食べる!!」
真崎朱音:「こんなイケメンが二人揃ってるってのに、声かけられても断らにゃならんのだぜ」
絹川善法:一気にがばっと口に呷り、喉を突き刺すような強烈なミントの香りにごほごほ!とむせながら。
真崎朱音:ヒョイヒョイとタブレットを取り出して放り投げる。
真崎朱音:「全くもったいないっつうか、人類の損失よな」
真崎朱音:なお、別に女性に声はかけられていない。
絹川善法:「ははあ。朱音くんって結構、遊び慣れてるんスね」「こう見えて、純情タイプだからな~オレ。ナンパとかはちょっと」
絹川善法:「逆はまあ……」
真崎朱音:「おっ?結構声かけられるの待ってるタイプ?」
真崎朱音:「任せ給えよ、歴戦だぜおれは。負け続きとも言うがね」
真崎朱音:「見た目がチャラすぎるからじゃね?ってこないだ友達に笑われたわ」
真崎朱音:「真面目感がもうちょい必要なのかねえ……とりあえず、仕事頑張る?」
絹川善法:「見た目に拘るのは服着て生活する人間にとって当たり前でしょ」「笑い返すくらいで丁度いいのさ」
真崎朱音:「やだイケメン」
絹川善法:「俺らイケメンよ」「ピュアだし。無敵だし」
真崎朱音:「なにそれカッコイイな……今度から言われたらそう返して良い?」
真崎朱音:「おう、俺たちゃぁ無敵のコンビだぜーっ、と!」
GM:そうやってあなたたちが語らっていた、その時。
GM:《ワーディング》
GM:周囲に、嫌な気配が立ちこめる。
GM:買い物客たちが、次々に倒れ伏していく。
真崎朱音:「来たか」
絹川善法:「……来ちゃったね」
絹川善法:浮ついていた表情を収め、周囲を警戒。
真崎朱音:近くで倒れ込もうとした親子を支え、近くのベンチに寝かせる
GM:ドアの外側のシャッターが降りていく。
真崎朱音:気配の中心に意識を向けながら、周辺の状況を見渡す。 火事などの事故が起きていないか確認、対応。
真崎朱音:同時に情報端末を開き、短縮でUGNへと連絡をかけようとして、失敗する。
絹川善法:携帯をチェック。「圏外~……」
GM:未だ大きな事故は起きていないようだが、通信は途絶している。
真崎朱音:「そっちもか」
GM:ビルは物理的にも、電子的にも外界から切り離されている。
真崎朱音:「君んとこの妖精さんに外に出てもらう……いや、動けるのは領域内だけか」
真崎朱音:「もし出られても戻ってこれるか分からない。中の戦力は減らさない方が良いな」
絹川善法:「そだね。視界内の限定的な領域内に限られる……」
絹川善法:「しかし。こっちが本命かぁ~……」
真崎朱音:「ひとまず味方が居ないか探しながら、中心に向かうかね」
真崎朱音:「アミューズメント楽しめなくて残念かい?」
真崎朱音:「ま、ものは考えようだぜ。見えないところで悪巧みされるよか、目の前でやってるの潰すのがいくらかましさ」
絹川善法:「大人しく潰されてくれるタマならいいんだけ、ど……」
アルチョム:瞬間。善法のポケットから飛び出た、小さな生き物。
アルチョム:饅頭を二つ縦に積み上げ、そのまま手足を生やしたような造形。
真崎朱音:「おっと」
アルチョム:"耳あて帽子(ウシャンカ)"を被った二頭身の妖精が、人懐っこい笑顔を浮かべて、指を指している。
絹川善法:「あっち? オッケ」
真崎朱音:「なんか見つけた?」
絹川善法:「んー詳しくはわかんないけど。多分、オーヴァードかな」
真崎朱音:「良いね。敵か味方か、いずれにせよ接触といこうか」
絹川善法:「こいつらもレネゲイドで造られてるし。似た反応を感知したのかもね」「よしきた。先頭は任せた、朱音くん」
真崎朱音:「さすが阿久津支部長お墨付き。その調子で頼むぜヨシ君、荒事は任せろ」
真崎朱音:肩に提げたケースを抱え直し、走り始める。

GM:ロイス取得のみ可能です。
真崎朱音:ロイス 阿久津数馬 ○P:信頼 N:脅威
真崎朱音:以上!
絹川善法:ロイス 阿久津数馬 P○好意/N嫉妬
絹川善法:真崎朱音 P○信頼/N脅威
絹川善法:以上ス

ミドル1


GM:合流シーンです。全員登場をお願いします。
真崎朱音:真崎朱音の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:45->46)
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:40->47)
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:39->45)
絹川善法:絹川善法の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:34->37)

GM:ではまず、先ほど異常事態が起きたところで。
?????:《通信支配》《ドミネーション》を使用。
GM:こちらの効果については後ほど説明しますが、
GM:大まかにはエフェクトが解除されない限り「ビルから脱出することはできない」「外部に連絡も取れない」
GM:という効果になります。
絹川善法:なんじゃあーっ!
小田切頼:密室というわけ
依包緋鶴:困ってしまいますねえ
真崎朱音:ソシャゲログイン切れちゃう
GM:こまれこまれー

N市 第10地区・ビル『スタンバイNシティ』一階

GM:小田切さんと美袋なぎさは、前述の通りエレベーター前で異変に遭遇した。
GM:ひとまず頑張ろうと話はしたものの……。
美袋なぎさ:「……でも、どうしよう。外には出られなさそうだし」
美袋なぎさ:心細そうにしている。
美袋なぎさ:「上も……エレベーターは無理だよね」
小田切頼:「階段はあるんだっけ……体力がもちそうにないけど」
小田切頼:「……まだ中に、オーヴァードがいるかな」
美袋なぎさ:「エスカレーターと階段はあったはず!」
美袋なぎさ:「あ、そっか。私たちみたいに元気な人がいれば、助けてもらえるかも」
小田切頼:いま動いている人間がいれば、敵か味方かは知らないが、オーヴァードではあるだろう。
小田切頼:「助けてくれる人かは、わかんないけど……なにかするなら、それかな」
美袋なぎさ:「……それか、犯人的な人か、どっちかか……」
美袋なぎさ:「探そ探そ! それくらいなら、私できそう!」
小田切頼:「……それだったら、さっさとぶっ潰せば」
小田切頼:「終わる!はず!」
美袋なぎさ:「ぴゃっ」言葉の剣呑さに少しびっくりして。
小田切頼:「あ」
小田切頼:「ぶっ潰しさしあげれば……!」
小田切頼:「たてまつれば!」
美袋なぎさ:「ぶっ潰し……めしあがれ?」
美袋なぎさ:「ダメだよ! ぶっ潰すところでもうごまかせてないよ!」
小田切頼:「じゃ、じゃあどういえばいいの……」
美袋なぎさ:「お片付けあそばそう!」
美袋なぎさ:「……?」
美袋なぎさ:首を傾げている。
小田切頼:「よし。じゃあお片付けあそばす」
美袋なぎさ:「それしよう! ゴー!」
小田切頼:「あそばすよ!」エレベーター付近のマップとかまず見る
依包緋鶴:そこへかつ、かつと。硬い足音が近づいてくる。
小田切頼:音の方向を見やる。
依包緋鶴:やたら大きな、手足の長い影が近づいてくる。
美袋なぎさ:「あっ」
依包緋鶴:「おや、貴女方は」
依包緋鶴:「小田切さんに美袋さん。巻き込まれてしまいましたか」
小田切頼:「依包さん!」ほっとした顔で脱力。
美袋なぎさ:「依包さんだ! よかったー」
小田切頼:「よかったあー、依包さんがいるとなんか、大丈夫な気がする」
美袋なぎさ:イリーガルではないが、第10支部で管轄されており、多少の縁がある。
依包緋鶴:「おやおや、それは光栄ですね」静かに近寄る。
小田切頼:「わたしたち、休みでいて、こうなっちゃって」
美袋なぎさ:「ね、わかるわかるー」
小田切頼:「これどういうことか依包さんは知ってますか?」
依包緋鶴:「実は私も仕事ではないのですが、少々頼まれてしまいまして」
依包緋鶴:「とりあえずの犯人と、その後ろの元凶まではなんとか」
小田切頼:「……すごい!」
美袋なぎさ:「名探偵じゃん!」
依包緋鶴:「偶然ですよ。このまま好調に進めば良いのですが」
真崎朱音:カンカンカン、と軽快な足音が響く。
アルチョム:同時に、和気あいあいと話している三人の足元に向かってとたとたと走る。小さな影。
小田切頼:「わっなになに」
絹川善法:「おっ。人だ……」「あれっ」
美袋なぎさ:「ほわっ」
真崎朱音:「おおっと、女性か。それも3人も」
絹川善法:「頼ちゃんに緋鶴センパイ!」
絹川善法:「あっ美袋ちゃんも!やっほ!」
小田切頼:「絹川くんにしらないひと!」
依包緋鶴:「おや、絹川くんに……アンサラー氏でしたか」
真崎朱音:「どうも、知らない人です。その様子だと味方か、良かった」
美袋なぎさ:「あっあっ、先輩だ!」
小田切頼:アルチョムに駆け寄って手に乗せようとしながら。
美袋なぎさ:「あと……あんさらーさん? っていうの?」
真崎朱音:「っと、ご存知の方も居られたか。 どうも、"アンサラー"こと真崎朱音です」
小田切頼:「知らないけど、絹川くんといるからいいひとっぽい」
美袋なぎさ:「外国の人……じゃなかった!」
絹川善法:「朱音くんとオレたちゃ任務で……あれ、二人とも非番じゃなかったっけ。今日」
小田切頼:「真崎くん!」
真崎朱音:「ヨシ君のお友達だ。頼れる味方のお兄さんと思ってくれて良い」
依包緋鶴:「腕のあるイリーガルで、技術者ですね」
美袋なぎさ:「……はー」
小田切頼:「えーと、わたしは休みでたまたまいます。美袋ちゃんもそう」
美袋なぎさ:「うん。よかったねえ、小田切さん。味方ばっかりだ」
美袋なぎさ:「お片付けあそばさなくて大丈夫そう!」
小田切頼:「……だねえ」
真崎朱音:「わっこわ、お片付けされるとこだったの」
アルチョム:頼ちゃんの手の上で気持ちよさそうにいびきをかいている。
小田切頼:「わたしが!敵をね!」
小田切頼:「……たぶん」
真崎朱音:「ともかく、味方と合流できてよかった。ちょっと状況整理と確認して、対応を考えましょう」
真崎朱音:「……って、ことで良いかね?皆さん」
小田切頼:正直不安だったのでほっとしてアルチョムを撫でている。
絹川善法:「相変わらずおてんばだなあ、頼ちゃん」はは、と薄く笑って。「異議なし」
依包緋鶴:「ええ、早速。支部への連絡は絶たれておりますが」
美袋なぎさ:「はあい! よろしくお願いします」
小田切頼:「はーい」おてんば…?と思いながら。
依包緋鶴:「お2人が連れ立ってきた、ということならばある程度の予測はあったでしょうし」
依包緋鶴:──というわけで、3者の情報と事情が共有されたのでした。
真崎朱音:「なんていうか……災難だったね、3人とも」
依包緋鶴:「なに、エージェントに休暇はあれど、ブライト・ハンドを辞められるわけではありませんので」
絹川善法:「大人だあ……」
小田切頼:「まあ……わたしは別に……」
依包緋鶴:「もう一人協力者も得られたわけですしね。悪くない出だしかと」
小田切頼:「美袋ちゃんが家族に用事があったみたいだから、そっちがかわいそう」
真崎朱音:「そのトゥオネラ君、ですっけ? 信用できそうな感じですか?」
美袋なぎさ:「ほんとだよ! 父のせいで……」
美袋なぎさ:「……でも、大丈夫かなあ、上の方……」
美袋なぎさ:怒りながらしょんぼりもしている。
真崎朱音:「聞いた感じ罠にしちゃあ迂遠すぎるし、なんとなく本気で焦ってるっぽい感じはしたけど」
小田切頼:「今のところ何も起きてないっぽいし、ちゃちゃっと終わらせよう!」
依包緋鶴:「さて、なかなか素直なところがありそうでしたが……」
真崎朱音:「ひとまずここまで響くような戦闘音はないしね、今んとこ」
依包緋鶴:「ええ、動き出すとしましょうか」
真崎朱音:「パッパと動いてお片付けだ。忘れ物も届けなきゃだしね」
絹川善法:「"ヘイズ"とも、長い付き合いになってきたもんですね、と……」「了解」
小田切頼:「五人いれば文殊よりもっとすごい知恵!」
美袋なぎさ:「えっすごい!」
真崎朱音:「船山にだって登れちゃうぜ」
絹川善法:「至言だあ……!」
依包緋鶴:「それ良い事ではないですよね?」
真崎朱音:「多機能、ダメかあ……」
GM:では、ここで情報判定にひとつチャレンジしてもらいます。

【『スタンバイNシティ』について】〈情報:噂話〉6


GM:今いる場所に関して把握しよう!というやつです。
絹川善法:なるほどね~
GM:もちろん全員挑戦可能!
真崎朱音:やるだけやろう!コネはないが固定値はある!
小田切頼:とくにないならやろうかな?コネもある
真崎朱音:1DX+1+0@10>=6 情報(噂話) 【『スタンバイNシティ』について】
DoubleCross : (1R10+1+0[10]>=6) → 9[9]+1 → 10 → 成功

依包緋鶴:1dx>=6 では判定
DoubleCross : (1R10[10]>=6) → 4[4] → 4 → 失敗

真崎朱音:知ってる!
依包緋鶴:ぼけ~っ
GM:知ってた!
絹川善法:頼ちゃんかわいいね
依包緋鶴:ただふらっと寄ってきただけみたい
小田切頼:5DX+3+0@10 情報(噂話)
DoubleCross : (5R10+3+0[10]) → 10[3,3,7,8,10]+7[7]+3 → 20

真崎朱音:めちゃめちゃ詳しい
GM:すごい知ってる!!
絹川善法:あっよりちゃん(姉)だった
絹川善法:あっめちゃ詳しいじゃん!
真崎朱音:スタバマスターよりちゃん
小田切頼:あ、コネ使ってます。
小田切頼:噂好きの友人!
GM:あいさ!
絹川善法:一応振るか
小田切頼:マスタースタバ
GM:派生はないから振ってもいいよー
絹川善法:4dx>=6
DoubleCross : (4R10[10]>=6) → 10[1,7,7,10]+10[10]+5[5] → 25 → 成功

真崎朱音:もっと詳しかった
GM:なんなの君ら
真崎朱音:若い子達はさすがだわ……
絹川善法:オレがマスタースタバだ
小田切頼:オシャレチルドレンだから
小田切頼:もう交代してしまったの
GM:じゃあ開示します。

【『スタンバイNシティ』について】
N市第10地区に所在する、10年以上前から賑わう商業ビル。
・ショッピング区画
・レストラン区画
・セキュリティ区画
・アミューズメント区画
下から順に、大まかにこの四つの区画に分かれている。
アミューズメント区画は一部採算が取れずに閉鎖されている場所がある。


GM:で。
GM:ここでついでにルール的な部分を説明してしまいましょう。
GM:先ほどの《通信支配》《ドミネーション》により、ビルは閉鎖されています。
GM:一階から外に出ることはできないため、元凶などを探して上を目指すしかなさそうです。
GM:また、区画内も軽度に閉鎖された状態です。
真崎朱音:ほうほう。
GM:つまり、上に上がるたび、シーンごとに封鎖を突破する判定が必要!
依包緋鶴:エリアを広げていくタイプのゲーム!
真崎朱音:もっと上を目指すぜ
GM:判定の詳細は実際に次のシーン頭で出していきますね。
絹川善法:は~い!
小田切頼:ほんほん!
GM:また、それとは別に情報収集もあります。
真崎朱音:むむっ
GM:《通信支配》の関係で、その場にいる人に話を聞いたり、
GM:手持ちの資料を再確認したり、というような感じになるかと思います。
GM:これはロールのフレーバー的にね。
真崎朱音:成程。
絹川善法:ははあ…
依包緋鶴:ふむふむ
小田切頼:その場にいる人に、ってのは
GM:まあ、例えばなぎさとか、他にもNPCがいたりとかですね
真崎朱音:まだオーヴァードが居るかもしれない
小田切頼:ああ、なるほど。ありがとうございます。
GM:最後に!
GM:《ドミネーション》の封鎖で、購入判定に影響が出ます。
小田切頼:なんですとーっ
絹川善法:エエッ
GM:狭い場所だからあんまり物がゲットできない。
真崎朱音:なんてこったい
絹川善法:なんて時代だ!
依包緋鶴:なんということ……
GM:上に行くほどたくさんのものが買えるようになりますので
GM:そういう意味でも頑張ってください。
小田切頼:駅ビルにはなんでもあるのではないのか!
GM:アンチマテリアルライフルはないんじゃないかな……。
GM:(突破すれば買えます)
絹川善法:さすがスタバだぜ
真崎朱音:目指せパワーアシストアーマー
GM:質問があればどうぞー
依包緋鶴:こちらは問題なく!
真崎朱音:私は問題なしです!
絹川善法:でえじょうぶです!
小田切頼:なしですわ!
GM:どうも!

依包緋鶴:「なるほど……そのような配置になっているのですね」
依包緋鶴:(全然下調べせずに施設へ足を運ぶの、すごい久しぶりですね)
真崎朱音:「俺たちが今居るのは一番下のショッピング区画。上に行くごとにレストラン、セキュリティ、アミューズメント」
小田切頼:「一番上、なんか作ってすぐ閉めちゃったところがあるんだよね」
真崎朱音:「なぎさちゃんのお父さんが居るのは……多分セキュリティ区画かな?」
美袋なぎさ:「あっ、父がいるのはセキュリティのとこだよ!」
絹川善法:「このご時世だからね。予想してた客足も徐々に途絶えて……」
真崎朱音:「世知辛い……」
小田切頼:「かな? かなしい事情ってやつ!
真崎朱音:「おっと、オッケー。じゃあひとまず目的地の一つはそこだね」
依包緋鶴:「状況把握のためにも重要ですし、お父様が心配ですからね」
小田切頼:「そうだね!」
美袋なぎさ:「……うんっ」
真崎朱音:「とりあえずそこ目指して、皆で一つずつ登っていくとしよっか」
真崎朱音:「しっかり区画ごと安全を確保しつつ。 後ろから襲われたりしたら大変だしね」
絹川善法:「この上は……」近くで拾ったパンフを皆に見せるように広げて。
小田切頼:にゅいっと覗き込む。
絹川善法:「レストランフロアか」とんとん、と指で叩く。
真崎朱音:「さっき食ったばっかでまたレストランかぁ」
小田切頼:「えー!」
小田切頼:「わたし食べてない……!!」
美袋なぎさ:「たこやきー!」
真崎朱音:「あっちゃあ」
絹川善法:「んなこと言われてもな……」「お菓子ならあるけど」
小田切頼:「えったべる…」
真崎朱音:「タブレット、ミントとグリーンなら……腹にたまらねえなこれ」
絹川善法:言わずとしれたプレッツェルにチョコをコーティングした棒状のスナック菓子を分け与える!
美袋なぎさ:「ミント! 大人の食べ物だ! 悪いやつ!」
小田切頼:「わーー」美袋ちゃんに半分こする
美袋なぎさ:「甘い方がいいです! いただきますー」
美袋なぎさ:「やったねー」
真崎朱音:「大人ですから。清濁併せのむんだぜ」
小田切頼:「絹川くん!ありがとう!」
アルチョム:幸せそうに頬を膨らませている。
絹川善法:「ひひっへほほよ」
小田切頼:「わたしは清々でいいもんねー。ねーアルチョムー」撫でる。
真崎朱音:「足りなかったら代金置いて適当にもらってっても良いかもな。あんま行儀良くないけど、緊急事態だ」
美袋なぎさ:ぽくぽく食べている。
小田切頼:ぽきぽき食べている。
アルチョム:やー、とかだー、とか同調するような鳴き声を上げながらボリボリ食べているぞ。
依包緋鶴:「ふさぎ込んでも良くないですから。英気を養っていきましょう」
依包緋鶴:にこにこ見守っている。
真崎朱音:「そゆこと。ひとまず緊急の栄養補給済んだら、タワーアタックと行きますか」
小田切頼:「はーい!!」
美袋なぎさ:「おー!」
絹川善法:「りょーかーい」
真崎朱音:「おー!……ところでその子撫でちゃダメ? 社会の苦労から癒やされそう」
小田切頼:「いいー?」もう真崎くんにアルチョムを渡しながら。
絹川善法:んー、と手をひらひらと振りながら。
真崎朱音:「あったけえ……」
アルチョム:つぶらな瞳で興味津々にぺたぺたと頭を触っている。
依包緋鶴:じ~っとその様子を見つめつつ。
依包緋鶴:「では、メリハリを付けていきましょうか、動くときは素早くですよ皆さん」
絹川善法:「………」
絹川善法:「緋鶴センパイもやっときます?」
小田切頼:「依包さんもー、もこもこですよ!」
真崎朱音:「慰められてしまった……」
依包緋鶴:「……遠慮しておきます、かちかちなので」
真崎朱音:ひょい、とパスしそこねて
真崎朱音:「勿体ない。そんじゃ、柔らかくなれるようにささっと解決いたしますか」

GM:ロイス取得と購入が可能です、が!
真崎朱音:が!
GM:購入には制限がかかっている!
絹川善法:ガガーン!
依包緋鶴:なんということでしょう
GM:1Fで買える物はそう……目標値8くらいまでのものかな……!
小田切頼:ななな
真崎朱音:にゃんだって~
絹川善法:にぇーん…
真崎朱音:凄い見慣れた目標値だ
GM:買ってもいいんだぜー。自転車とかをなー!!
真崎朱音:チリンチリーン
絹川善法:つかいどきがあるのじゃ
依包緋鶴:それでは後輩:小田切頼/P庇護〇:N心配 で取得
小田切頼:まず美袋ちゃんのロイスをPにしよう
真崎朱音:絹川善法 ○P:信頼 N:不安
絹川善法:小田切頼 P○連帯感/N不安 で取得!
小田切頼:依包さんに /P頼れる!〇:Nかちかち?
依包緋鶴:1dx+1>=5 購入は自動巡回ソフトでも
DoubleCross : (1R10+1[10]>=5) → 3[3]+1 → 4 → 失敗

絹川善法:購入はベターに応急手当キットかな
真崎朱音:折角だし手当キット一つ狙いましょう
依包緋鶴:まあ無くても良し。自分で使わないし。以上です
真崎朱音:1DX+6+0@10>=8 調達
DoubleCross : (1R10+6+0[10]>=8) → 8[8]+6 → 14 → 成功

絹川善法:4dx>=8
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 8[1,2,3,8] → 8 → 成功

真崎朱音:調達は高めだぜ!成功です
小田切頼:おうっと
GM:買い物上手さんめ!
小田切頼:いちおう手当でいいかな?
絹川善法:あっバディムします?>依包さん
小田切頼:ソフトのほう私が狙おうかな
依包緋鶴:そっか、じゃあいただきます!
真崎朱音:それがあった!
GM:出た……
小田切頼:あ!なるほどね
真崎朱音:神の力
絹川善法:妖精さん妖精さん、自動巡回ソフトをおくれ
老さん:いいよ~
絹川善法:でました
依包緋鶴:ありがたい
真崎朱音:出たぁ!
GM:なんか出た
真崎朱音:依包さんが使わないなら誰かに持っててもらう感じかな
依包緋鶴:わあい。これは情報噂話とウェブに+1Dします
GM:あ、一応バディム使うよって宣言と
GM:達成値は書いておいておくれ
絹川善法:はい!
絹川善法:《バディムーヴ》で依包さんの達成値を4→7に。
GM:オッケー!
依包緋鶴:目標値5なので成功!
依包緋鶴:というわけで小田切さんにどうぞ
小田切頼:うーむ、私はじゃあ手当にしとこう
真崎朱音:噂話の固定値あるのは頼ちゃんか私かな、頼ちゃんどうぞ
小田切頼:ありがとうおねえちゃん!!!
依包緋鶴:妖精さんにお礼を言うんだよ~
小田切頼:3DX+2+0@10>=8 で手当かっとこ
DoubleCross : (3R10+2+0[10]>=8) → 10[1,2,10]+10[10]+9[9]+2 → 31 → 成功

GM:!?
絹川善法:!?
依包緋鶴:すごい
真崎朱音:何事
GM:高級……
絹川善法:アンチマテに迫る
真崎朱音:さっきから偉い回すね頼ちゃん
小田切頼:いいよここで出なくて…
小田切頼:戦闘で出て
真崎朱音:私は以上で!
GM:全員終わりですかね。薬局が大変だ……
絹川善法:同じく以上!
小田切頼:老さんもありがとね
老さん::)

【ミドル2】


GM:シーンプレイヤーは小田切さん。
GM:登場侵蝕をお願いします。
真崎朱音:真崎朱音の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:46->48)
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:47->57)
絹川善法:絹川善法の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:37->40)
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:45->50)
GM:依包さん……!

GM:では、まずシーン頭に行ってもらう判定について説明します。

突破判定
白兵/射撃/RC or 情報:ウェブ
目標値:12 or 9
RC使用の場合は一つ以上のエフェクトを使用すること



GM:こちらの判定に成功しないと、次のシーンは上に進めない。大変だ。
GM:ただ、支援判定もあります。

支援判定
白兵/射撃/RC or 情報:ウェブ
目標値:6
脱出判定達成値に+3
ただし白兵/射撃/RCには白兵/射撃/RC、情報には情報でのみ支援可。
RC使用の場合は一つ以上のエフェクトを使用すること


GM:こちらを先に選べば、達成値の上乗せができます。
GM:要は、閉鎖されているところをぶっ壊すか、ハッキングするかですね。

GM:さらに、現在情報項目が2つ。
真崎朱音:むむ

【美袋なぎさについて】〈情報:噂話〉〈知識:友人〉6 ※小田切のみ5
【ネイムレスについて】〈情報:UGN〉7



GM:こちらも開いていく必要があるため、上手くやっていってほしい。
真崎朱音:支援判定行った人は情報項目はできない感じでしょうか
GM:そうですね!
GM:一人判定一個とお考えください。
真崎朱音:成程!ありがとうございます
絹川善法:なるほどな~
依包緋鶴:では、まずは情報空けていきましょうか
絹川善法:は~い
絹川善法:じゃ【ネイムレスについて】を。
小田切頼:わたしは美袋ちゃんを噂話で。コネも使っとこう
絹川善法:<情報:UGN>なのでコネ:UGN幹部を使用。
真崎朱音:応援!
GM:どうぞ!
絹川善法:6dx+3>=7
DoubleCross : (6R10+3[10]>=7) → 10[2,3,8,8,9,10]+7[7]+3 → 20 → 成功

依包緋鶴:えらい!
絹川善法:ふむふむなるほどね
小田切頼:5DX+3+0@10>=5
DoubleCross : (5R10+3+0[10]>=5) → 10[1,4,5,9,10]+6[6]+3 → 19 → 成功

真崎朱音:第十の子たち優秀……
GM:なんなの……?
依包緋鶴:このこたち優秀すぎる
絹川善法:第十の未来は明るい
GM:二つとも開示されます。

小田切頼:無駄に技能に振った甲斐があったというもの

【美袋なぎさについて】
星辰館中等部に通う中学一年生。
戦闘は得意ではないがオーヴァードで、UGNには協力的。
父親の美袋徹は『スタンバイNシティ』セキュリティ区画に勤務している。
以前このビルにあったプラネタリウムが思い出の場所。


→【美袋徹について】が調査可能となりました。

【ネイムレスについて】
第10地区で動く正体不明の情報提供者。これまでの人脈を鑑みるにFH所属と見られる。
多くのFHセルに情報を流しているようだが、自分が動く際は目的は不明。
ただ、子供っぽい、遊んでいるような言動が何度も記録されている。
オーヴァードなのか、ジャーム化しているのかすらわかっていない。


→【ネイムレスについて2】が調査可能(レストラン区画到達後)

依包緋鶴:じゃあお父様の情報を調査してみましょうか
真崎朱音:確認しました!
真崎朱音:お願いします
依包緋鶴:技能と難易度はいかに
GM:おっとっと
依包緋鶴:(まあどれでもいけますが)

【美袋徹について】〈情報:噂話〉7


依包緋鶴:《生き字引》で判定。侵蝕値+1。
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+1した(侵蝕率:57->58)
依包緋鶴:10dx+5>=7
DoubleCross : (10R10+5[10]>=7) → 10[1,4,4,5,5,5,6,8,9,10]+6[6]+5 → 21 → 成功

GM:だから高い
真崎朱音:流石だあ
絹川善法:すんごい
小田切頼:しりすぎ
GM:では知りすぎたあなたに開示!


【美袋徹について】
『スタンバイNシティ』セキュリティ区画に勤める技術者。
ビル全体のインフラなどを制御する部署に所属している。
反抗期の娘にはやや手を焼いているようだ。
娘の思い出のプラネタリウムを閉鎖させてしまったのを気にしている。


GM:追加情報はありません。

真崎朱音:では、突破判定をおれが行きましょう。
GM:どうぞ!
真崎朱音:技能:白兵を選択。 <シャドーテンタクルス>を使用します コンボ:Execution
GM:あ
真崎朱音:真崎朱音の侵蝕率を+1した(侵蝕率:48->49)
GM:白兵と射撃はエフェクト使用しなくていいですよ
真崎朱音:あ、ダメージは要らないんですけど
真崎朱音:エフェクト使わないとエンチャントの効果が乗らないので……
GM:なるほどなーー
GM:ではそれで了解です
真崎朱音:これで決闘者の剣の効果が乗ってダイス4つ!
真崎朱音:4DX+7+0@10 (侵食上昇1)
DoubleCross : (4R10+7+0[10]) → 10[2,8,10,10]+10[2,10]+7[7]+7 → 34

真崎朱音:要らなかったかも
絹川善法:粉々じゃん
GM:たかいたかい
GM:では無事突破! まずは一段階上昇することができました!
小田切頼:やったーーーー

GM:ビルのエスカレーターは他と同じく停止しており、その上には鋼鉄のシャッターが降りている。
GM:入り口のものほどではないが、突破するのには一工夫が要りそうだ。
依包緋鶴:「それでは、真崎さんの実力お披露目ということで」
真崎朱音:「やっぱここも閉まってるかぁ」
真崎朱音:「お、よろしいので?では少々実演と行きますか」
依包緋鶴:「初めて会う小田切さんたちに格好良いところを見せて上げてください」
真崎朱音:「ありがたい!……っつっても、まあ」
絹川善法:がんがん、と小突いて。「並大抵の衝撃じゃあ破れないでしょうね。こりゃ」にやりとした笑みを朱音くんに向ける。
真崎朱音:その左手にはすでに、機械じかけの大剣。
小田切頼:「??」見ているだけ!
小田切頼:「あ!かっこいいそれ!」
真崎朱音:絹川の小突いた部分が、ぐらりと後ろに傾く。
真崎朱音:「でしょ?ほら、しかも」
真崎朱音:ずずん、と音。 鋼鉄のシャッターが、扉型に切り開かれて倒れる。
真崎朱音:「この切れ味なわけですよ」
小田切頼:「えっ!!!!なにそれなにそれ!!!!!」
真崎朱音:「……というわけで、もう開けちゃってました。緊急時だし、構いませんよね?」
絹川善法:「わわっ!」予想以上の速さに目をぱちくりとさせる。
美袋なぎさ:「ひゃああ」
小田切頼:「えーーーすごい!ほしい!かっこいい!」
依包緋鶴:「修繕費用、並びに手続きはこちらで」
真崎朱音:「ふっふっふ、凄いでしょう凄いでしょう。欲しい?じゃあ支部長におねだりかな~」
依包緋鶴:「私でも通りやすく開けて頂き、ありがとうございます」
真崎朱音:「いえいえ、お気遣いいただき助かりました。真崎製作所、今後ともご贔屓に」
小田切頼:「いいなー、わたしも燃える剣やりたい…」
美袋なぎさ:「えー、絶対かっこいいよ!」
小田切頼:阿久津君はどうせ買ってくれないのでむーむー言う。
依包緋鶴:斬られたシャッターをひょいっと掴んで脇にどかす。
真崎朱音:「燃えはしないけど噴射はするぜ。ま、そのへんはまた次の機会かな」
小田切頼:「ふわーーー!」
小田切頼:目がキラキラになっている。
美袋なぎさ:「いいなあー」
美袋なぎさ:「……戦える人は」
真崎朱音:「かっこよさは大事だよなあ、うん。 まあ機能重視の結果論であって、かっこよさ目指したわけじゃないんだが……」
美袋なぎさ:ぽつりとそんなことを言う。
真崎朱音:「……」
美袋なぎさ:「あ、ごめんなさいっ、えーと」
小田切頼:「……戦えるって言っても、わたし、暴れーって感じじゃないけどね」
小田切頼:「戦いたい?」
美袋なぎさ:「うち、父も私もオーヴァードだけど、戦闘はあんましだから」
美袋なぎさ:「……ちょっとね。こういう時は」
小田切頼:「そっか」
美袋なぎさ:「頼っちゃってごめんねー、ほんとに」きゅっと鞄を抱き締める。
小田切頼:「そんなことないよ?」
小田切頼:「わたし、あのとき美袋ちゃんと手を握ってて」
小田切頼:「しゃべってて、安心したもん。一人だとパニクってたと思うし……それに」
小田切頼:「パンチ!とかキック!とかは、わたしも憧れるけど……そしたらスカッとするだろうなってだけだから」
美袋なぎさ:「……そうなのかー」
小田切頼:「そうやって……そういうふうに、考えられる子がそばにいてよかった!」
美袋なぎさ:「えへへ」その言葉に、安心したように笑う。
美袋なぎさ:「……やれることを、やってくね」
美袋なぎさ:「……う」
依包緋鶴:「戦う力が役立つのも、戦う時ぐらいですからね」
真崎朱音:「ま、いくらカッコよくたって、武器は武器だからな」
美袋なぎさ:「これ父がよく言ってたやつじゃん……」顔をしかめる。
依包緋鶴:「美袋さんのお父様も、このビルの整備者としてしっかり仕事をしておられるようです」
絹川善法:うんうん、と頷いて。
真崎朱音:「使わずに済む、持たずに済むならそれにこしたことないさ。汎用武装の開発者が言うのも何だがね」
真崎朱音:「そうそう。お父さん、ここの技術者さんなんだっけ?」
美袋なぎさ:「しっかり……してるのかな。やっぱり」
真崎朱音:「そういう仕事、大事だぜ。日常の守り手ならぬ日常の繋ぎ手、って奴だ」
美袋なぎさ:「うん。なんかいんふら?みたいなとこをどうとか……」
絹川善法:「スタバの技術者だぜ? 一流と行って差し支えないでしょ」
美袋なぎさ:「うえー」
美袋なぎさ:「一流かなあ? 休みの日はゴロゴロしてるよ?」
真崎朱音:「……お父さんのこと、なんか気にかかってんの?」
美袋なぎさ:「んー、まあ普通になんか……めんどいというのもあるし……」
美袋なぎさ:「…………」
真崎朱音:「疲れてるんだよ。それだけ働いてるんでしょ、きっと」
美袋なぎさ:「ここの上の階にね、プラネタリウムがあったのね」
小田切頼:「へえ……!すごい」
美袋なぎさ:「昔連れてってもらって、わーって感動して、えっと」
真崎朱音:「上っていうと、アミューズメントか。でもあれ、今プラネタリウムって……」
美袋なぎさ:「うん。もうない。なくなっちゃった」
美袋なぎさ:「父はね、目がいいの」
絹川善法:「………」
美袋なぎさ:「普通に空見ても、いっぱい星が見えるんだって。私には見えないの」
美袋なぎさ:「エンジェルハィロゥね」
美袋なぎさ:「でも、あそこなら、私にもたくさん星が見えたんだ」
真崎朱音:「そっか。インフラの整備……」
美袋なぎさ:「なのになくなっちゃうんだもんさー」頬を膨らませる。
美袋なぎさ:「別に、父のせいとかじゃないのはわかってるよ。なんか気にしてるしさ」
小田切頼:「……見たいなあ、それ」
美袋なぎさ:「でも、こう、なんか、考えてるとわー!ってなるの!」
真崎朱音:「お父さんと同じもの、見てたかったんだ」
美袋なぎさ:「見たい? すごいよ。ほんと綺麗なの」
美袋なぎさ:「……そう言われるとなんか……なんかだけど……」
美袋なぎさ:「そう」
小田切頼:「プラネタリウム、行ったことないし……星も、たくさん見たことないもん」
真崎朱音:「……寂しいよなあ、大事な思い出が、記憶でしか見れないの」
小田切頼:真崎君のほうを黙って見上げる。
美袋なぎさ:「復活すればいいのになー。一緒に行きたいよね」小田切さんに。
真崎朱音:「まあそれなら、あれだ」
小田切頼:視線を美袋さんに戻す。笑う。「うん」
真崎朱音:「今回の事件解決したらさ。お父さんや皆におねだりかな」
美袋なぎさ:「おねだり!」
真崎朱音:「事件解決すりゃお手柄だし。考えてくれるかもだぜ」
小田切頼:「……そうだね」
美袋なぎさ:「……なんか気恥ずかしいけど……うん」
絹川善法:「親父さんも、心配してるだろうし、さ」
美袋なぎさ:「そうだよ! 上の方がまず大丈夫か見ないと」
美袋なぎさ:「みんなめっちゃありがとー! 話聞いてくれて!」
絹川善法:「早いとこ娘の無事な姿、見せてあげないとな」
美袋なぎさ:「そうする! たまにお酒くさいのは許したげる!」
真崎朱音:「そういうこと。 いやいや、お気になさらず。頼れるお兄さんですから」
真崎朱音:「気合い入れ直し!……ってとこで、依包さん」
依包緋鶴:「ふふ、しっかり休むのも大事な仕事の内ですからね」
真崎朱音:「ちょっと確認なんですけど。この件、やっぱりネイムレス絡みですかね」
依包緋鶴:「その可能性は高いかと思いますね」
小田切頼:「……わたし実際会ったことないんですけど、どんな人かってこともわかんないんですっけ」
依包緋鶴:「現在も私の通信機能さえ遮断されていますが、以前の対敵でも同じ妨害を受けました」
真崎朱音:「やっぱりか。ヨシ君は知ってたよな、頼ちゃんとなぎさちゃんは知ってるかい?」
美袋なぎさ:「全然知りませんでした!」ぷるぷる首を横に振る。
美袋なぎさ:「悪い人なんだ?」
真崎朱音:「ちょっと前から第十地区で悪さしてるいたずら小僧。問題は、度が過ぎてるってことかな」
絹川善法:「悪い人には違いないんだけど……」
小田切頼:「あれ?」
小田切頼:「わたしがちょっと聞いたかんじだと、そこまでではなかったんだけど……」
真崎朱音:「直接的に悪いことしてるっていうより、悪い奴らにろくでもない情報流したり、悪い事の手伝いしてるって感じ」
美袋なぎさ:「悪い人じゃないですか!」
絹川善法:「ここ最近はイタズラって度を遥かに超えてるね」
真崎朱音:「最近は激しく動き回ってるらしくてね。おれ達がここに配置されたのもそれの警戒」
小田切頼:「最近エスカレートしてきたみたいな感じなのかなあ?」
真崎朱音:「理由は分からないけどそんな感じ。 これまでの様子だと、直接出てくるってことはそうそうないんだが」
依包緋鶴:「件数は依然上昇中、近頃は他の危険な手勢との接触も多くなっています」
絹川善法:「やっとこの地区も落ち着いて来たと思ったのにさ。……うう、グッバイ、オレの休日」
依包緋鶴:「発生した事件の規模、という面で言えば今回もなかなかの大事ですね」
真崎朱音:「どう動くか分からない。一応、注意しておいた方が良いだろうな」
小田切頼:「……なんかムカつくなあ」
依包緋鶴:(……封鎖の手段がセキュリティの掌握である以上、該当区画は危険度が高い)
真崎朱音:「だよなあ」
依包緋鶴:(トゥオネラくんやお父様が心配ですね)
小田切頼:「高いところから見下ろして遊んでまーす、みたいなの。すごいムカつく」
美袋なぎさ:「うんうん」
真崎朱音:「ま、出てきたときは出てきたときだ そんときゃおれも相手するし」
依包緋鶴:「引きずりおろすためにもまずは、このエスカレーターから昇って行きましょう」
依包緋鶴:「疲れたら言ってくださいね、一人二人なら運べますから」
真崎朱音:「激しく動いてるってこたしっぽもつかみやすいってことで。そこら期待しつつ、今は目の前に集中しよう」
真崎朱音:「ひゅう、頼れる。……それ、おれも含まれてます?」
小田切頼:「依包さんが真崎くんかついで攻撃したら強いんじゃない?」
依包緋鶴:「私の身体も高性能ですので」
真崎朱音:「おれ自身が武器になってしまうのか」
依包緋鶴:「その機能はまだないんですね」
絹川善法:「朱音くん、男としてのプライドは…?」
小田切頼:「はやくてすごいの」
真崎朱音:「今後も搭載予定はないですねえ」
真崎朱音:「いや、念の為ね。流石に女性に運んでもらうのはおれも凹むわ」
小田切頼:「わたしも運べるようになりたいなー……」
真崎朱音:「頼ちゃんまだ若いでしょ、これからこれから。まあそのままでも良いと思うけど、おれは」
依包緋鶴:「小田切さんはそのままでも素敵ですよ」かつーんかつーんと硬い音をエスカレーターが響かせる。
絹川善法:「はは、十年後に期待かな」
真崎朱音:「やだ依包さん、おれよりイケメン……」
小田切頼:「……そういうことじゃないし…!」むすくれる。
真崎朱音:若干しょんぼりした背中を見せながらエスカレーターを登っていく。
絹川善法:「おこらせちった」
小田切頼:「十年たったら百人乗っても壊れないくらいになるもん」
小田切頼:「反省してない顔ー!」絹川くんをつつく。
絹川善法:「物置になってるじゃん。お払い箱じゃん」からかうように笑って、緋鶴さんの後を追う。
小田切頼:「なんだとーー!!!」絹川くんを追いかける!

GM:ではロイス取得と購入判定。
GM:今回は目標値10までのものを購入可能です。
小田切頼:絹川くんに  Pいいひと/○N大人ぶっててムカつく
絹川善法:かわいいね
真崎朱音:ロイス 依包緋鶴  ○P感服/Nおれより格好良くない?
小田切頼:そういうのがムカつく!
真崎朱音:かわいいね
小田切頼:うるさいうるさい
依包緋鶴:ビジネス:真崎朱音/P信頼〇:N侮蔑 イケメンとか女性に言っちゃうの減点では
絹川善法:ロイス保留!
小田切頼:それはそうねw
真崎朱音:なんてこったい こんなだからモテ度が下がるんだぜ
絹川善法:軽薄…!
依包緋鶴:1dx+1>=8 購入は応急手当キット
DoubleCross : (1R10+1[10]>=8) → 10[10]+5[5]+1 → 16 → 成功

GM:たかい
依包緋鶴:ばっちり。以上です
絹川善法:さすが
小田切頼:うーーん 10ね だれかなんかいる?
真崎朱音:まだ防具とかは買えそうにないかあ
絹川善法:そですねえ
絹川善法:全員手当持ってますものね
真崎朱音:あ、一応対BCスーツが9ですか
真崎朱音:ちょっとBCスーツ私狙ってみます
真崎朱音:行動値-4だからちょっと使いづらいけど
絹川善法:お、なるほど
真崎朱音:1DX+6+0@10>=9 調達 対BCスーツ
DoubleCross : (1R10+6+0[10]>=9) → 7[7]+6 → 13 → 成功

真崎朱音:オッケー、成功!
依包緋鶴:さすが~
絹川善法:買えてる!
GM:すごい
小田切頼:できる男
絹川善法:では自分はすごい服を
真崎朱音:ひとまず装備はせず備品にしておきます
真崎朱音:以上!
絹川善法:4dx>=10
DoubleCross : (4R10[10]>=10) → 9[2,2,7,9] → 9 → 失敗

絹川善法:うーん
絹川善法:財産切るほどすごいのか…?
小田切頼:3DX+2+0@10>=10 すごい服しよう
DoubleCross : (3R10+2+0[10]>=10) → 8[2,7,8]+2 → 10 → 成功

GM:すごい
依包緋鶴:小田切さんがすごい
真崎朱音:すごかった
絹川善法:あっ頼ちゃん買えてるじゃん
絹川善法:すごい
絹川善法:オレも着よ
絹川善法:財産1はたいて購入!
真崎朱音:すごいお年頃
小田切頼:絹川くんにあげるよ
小田切頼:あ、じゃあ着ようかな
絹川善法:えっ…!?
絹川善法:じゃあ交換こしようね
GM:なにそれなかよし
依包緋鶴:プレゼントですね
真崎朱音:プレゼント交換
真崎朱音:かわいいね
小田切頼:すごい服だけどね
絹川善法:すごいぞ
依包緋鶴:なかよく着せあいっこだ
GM:すごくなったところで以上かな
真崎朱音:私は以上です!
絹川善法:同じく!

ミドル3


GM:シーンプレイヤーは絹川くん。
GM:登場する人は登場侵蝕をお願いします。
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:58->66)
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:50->55)
絹川善法:絹川善法の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:40->50)
真崎朱音:真崎朱音の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:49->59)
絹川善法:ここでか…!
GM:たかまってきた

ショッピング区画

GM:あなたたちはショッピング区画の上部にまでたどり着いた。
GM:目の前には同じく、シャッターで封鎖されたエスカレーター。
GM:先ほどと同じようにすれば突破できると思われる。
絹川善法:「おっと」ぴたりと足を止める。
依包緋鶴:「ふむ」戦闘を歩いてきたので、脇に退く。
小田切頼:「またかっこいい剣でじょきじょきできる?」
真崎朱音:「できるとは思うけど、どうしようね」
依包緋鶴:「私のハッキングでも問題ないとは思いますが」
絹川善法:「懸念点でも?」
小田切頼:「ハッキング!かっこいい」
美袋なぎさ:「かっこいいねー!」
真崎朱音:「懸念ってほどでもないかな。単におればっか活躍もらってもあれかなってのと」
小田切頼:「モニターがいっぱいあるんだよね」雑なイメージ。
美袋なぎさ:「ありそうー!」きゃいきゃい。
依包緋鶴:「モニターは持ってきてないですねえ」
真崎朱音:「後はおれがやると多少音が出たり、突破の跡が分かりやすい程度?」
小田切頼:「……あ、向こうに人がいるかってこと?」
絹川善法:「なーるほどね」得心がいったように頷いて
小田切頼:「かな?」
絹川善法:「そういう事なら、ウチが誇る"日出掌"の手管。ベンキョーさせて貰います?」
依包緋鶴:「ネイムレスがどの程度の関与をしているかは分かりませんが、少なくとも"ヘイズ"構成員複数が動いていることは確かですからね」
依包緋鶴:するりと手袋を抜こうとする。
真崎朱音:「ですかねえ。ハッキングとかおれもちょっとワクワクしてきた」
GM:では、その時。
GM:あなた方がシャッターに意識を向けた時だ。
GM:全員知覚で判定をお願いします。目標値は7。
絹川善法:チカク!
絹川善法:2dx>=7
DoubleCross : (2R10[10]>=7) → 8[2,8] → 8 → 成功

依包緋鶴:2dx>=7
DoubleCross : (2R10[10]>=7) → 6[1,6] → 6 → 失敗

小田切頼:1DX+0+0@10>=7 知覚
DoubleCross : (1R10+0+0[10]>=7) → 9[9] → 9 → 成功

真崎朱音:2DX+0+0@10 知覚
DoubleCross : (2R10+0+0[10]) → 3[2,3] → 3

真崎朱音:全然わかんない!
絹川善法:優秀チルドレンズ
依包緋鶴:バディムーブ……くれる?
小田切頼:よりにしか気づけぬもの
真崎朱音:私はもらっても無理
小田切頼:あ、よりねえちゃんが
依包緋鶴:優秀さ、分けて!
絹川善法:あ、そうじゃん!
依包緋鶴:よりさせて!
真崎朱音:よりじゃないから気づけなかった……
絹川善法:《バディムーヴ》!
GM:よりの力……
小田切頼:よりの力よ!
依包緋鶴:達成値9、よります
真崎朱音:よりよりしてきた!
GM:より!
絹川善法:依包さんの達成値を+3!
絹川善法:よりファミリー成功!
GM:はい、では小田切さん、依包さん、絹川くんは気づくことができます。
GM:周囲には相変わらず一般客が倒れ伏していますが、
真崎朱音:notよりファミリー失敗!
GM:その中の一人が不意に起き上がろうとしていることに。
GM:その手には拳銃!
GM:では、知覚判定に失敗した真崎さん。
真崎朱音:はい
GM:あなたは隙ありと見て狙われました。
真崎朱音:きゃあ
絹川善法:あかね氏ーッ!
小田切頼:子供より先に狙われる
GM:回避で再度判定してください。
GM:目標値は8!
依包緋鶴:真崎兄ちゃん!
真崎朱音:避けます!
真崎朱音:2DX+0+0@10>=8 回避
DoubleCross : (2R10+0+0[10]>=8) → 6[4,6] → 6 → 失敗

真崎朱音:避けらんねえ
絹川善法:朱音にいちゃん!
絹川善法:手いる?
GM:残念!
GM:なにっ
真崎朱音:バディムーブはさっき使っちゃったか
依包緋鶴:エフェクト使ってカバーリングしても良いで……手!
GM:まあ、先に言うと当たると装甲有効ダメージが来ます。
絹川善法:応急めちゃくちゃ余ってるから血を飲むという選択肢もあるわね
GM:カバーリングも可能。
依包緋鶴:善法ちゃん大活躍のターンかな
絹川善法:豊富な選択肢!
真崎朱音:まあリザ一回ぐらいなら良いかなって感じではありますが
絹川善法:作戦会議終了!
GM:はい!
絹川善法:コンボ:"絆せ、アルチョム" 《妖精の手》!
GM:きたかー
絹川善法:朱音くんの出目を10に。
絹川善法:絹川善法の侵蝕率を+4した(侵蝕率:50->54)
真崎朱音:ありがとヨシ君、アルチョム!
真崎朱音:1dx+10+0@10>=8
DoubleCross : (1R10+10+0[10]>=8) → 8[8]+10 → 18 → 成功

真崎朱音:先に出しとけば!は置いといて成功! サンキュー!
GM:つよい! では回避に成功しました。攻撃は無効です。
絹川善法:やったぜ!

『ヘイズ』の子:倒れたふりをしていたらしき子供が一人。
『ヘイズ』の子:拳銃を片手に、隙を見せた真崎さんを狙っている。
『ヘイズ』の子:そして発砲!
真崎朱音:依包と、シャッターの『先』に意識を集中している。
小田切頼:声をあげ駆け出そうとしたが遅い!
アルチョム:ヘイズの子供が発砲する直前。その銃口の上で。
アルチョム:バレルに跨るようにして座り、じーっと、その姿を見るウシャンカを被った妖精が。
アルチョム:発砲の衝撃でこてん、と地面にひっくり返る。
『ヘイズ』の子:「……え?」
『ヘイズ』の子:「な、なんだこれ……?」
真崎朱音:「おお。あっぶね」
『ヘイズ』の子:発砲直前に意識が逸れ、銃弾は真崎さんすれすれを飛んでいく。
真崎朱音:「油断してたわ、サンキューヨシ君、アルチョム」
依包緋鶴:その隙に近寄り、子どもから銃を取り上げる。
『ヘイズ』の子:「うわっ」
依包緋鶴:ぐしゃっと握力で握りつぶす。
小田切頼:「……その子が『ヘイズ』の?」
絹川善法:「間に合って良かった。怪我ない? 朱音くん」
『ヘイズ』の子:取り上げられた瞬間、両手を上げる。そう指示されていたのだろう。
『ヘイズ』の子:「うえええ」銃を見ておののいている。
真崎朱音:「おかげさまで。一般人に紛れてるとはねえ」
依包緋鶴:「ええ、そうかと……賢い子です」膝を曲げて視線を合わせる。
依包緋鶴:「こんにちは、私はトゥオネラくんに頼まれてきました。依包緋鶴といいます」
真崎朱音:発砲音と共に展開していた機械剣を担ぎ直す。
『ヘイズ』の子:「……ボスに?」瞬き。
小田切頼:パーカーのポケットに手をつっこんでいる。
小田切頼:「本当に話がいってないんだね」
依包緋鶴:「なにやら危険な者がみなさんを利用しようとしているのだとかで」
依包緋鶴:「非常に心配していましたよ」
絹川善法:「ハブにされたって話だったけどね」ひそひそ。
『ヘイズ』の子:「だ、だって、ボス絶対反対するし……」
真崎朱音:「しっ、ややこしくなるでしょ!」
真崎朱音:「ハブにした側だったわ……」
『ヘイズ』の子:「……俺も全然詳しい話知らない! ついてこいって言われただけ!」
小田切頼:「ちゃんと聞いたほうがいいよー、だまされるよ?」
『ヘイズ』の子:「うううう」
小田切頼:「こわくないよー」おろおろ
絹川善法:どこも末端はこんなもんだよなー、とほろりと心の涙を拭う。
真崎朱音:「ううん、ついてこいって言われただけか……ほんとに何も知らない?」
真崎朱音:「例えば、トゥオネラくんの代わりに指揮してる子とかさ」
『ヘイズ』の子:「……ここで待ってて、誰か来たら足止めしろって」
『ヘイズ』の子:「"マナラ"が」
『ヘイズ』の子:「でも、負けたらすぐ降参しろって言われてるんだ。だからした」
真崎朱音:「”マナラ”、君かちゃんか。それが君に指示した子ね。で、足止めか」
『ヘイズ』の子:「あ、そうだ。《ワーディング》も解きます……」
『ヘイズ』の子:しゅんとすると、周囲の嫌な気配がほんの少し薄らぐ。
小田切頼:「やっぱり上に通したくないのかあ」
『ヘイズ』の子:まだ効果自体は残っているが。
小田切頼:「わ、ありがとー」
絹川善法:「……読めてきたね」
GM:どうやらこの強力な《ワーディング》は、複数人がかけているもののようだ。
絹川善法:「こーいう門番みたいなヘイズ・チルドレンを制圧しつつ、前に進んでいくと」
小田切頼:「ひとりひとりがこうして解いてくれたらいいんだね」
依包緋鶴:「マナラ、確か死者の国でしたっけか」
真崎朱音:「時間稼ぎってことは、上で何かやらかしてるのかね」
小田切頼:「みんな君みたいにいいひとだといいんだけどねー」
『ヘイズ』の子:「……いいひとなのかな……」悩んでいる。
真崎朱音:「死者の国……どこかの伝承ですか」
小田切頼:「上が死者なら、天国か」ぽつりと。
絹川善法:「いいひとは銃で人を撃ったりはしないよ?」
『ヘイズ』の子:「……ご」
『ヘイズ』の子:「ごめん、なさい……」
依包緋鶴:「フィンランドのカレワラですね。ヘイズの子たちはそれを名前に引用しているので」
小田切頼:「……まあ、うん…って、あらら」
真崎朱音:「まあまあ。怪我もなかったし、『外してくれた』ってことで……っと」
真崎朱音:「うん、偉いぞ少年。悪いと思ったら謝る、大事だよな」
小田切頼:「……無理やりさせられてたのかな」
真崎朱音:「依包さん、この子のことですけど……」
依包緋鶴:「ろくでもないことに、巻き込まれた子たちですから」
依包緋鶴:「ええ、狙われた真崎さんがよろしいなら」
真崎朱音:「おかげさまで怪我してないし、お任せします。なるたけ穏便な方向で」
依包緋鶴:こくりと頷き
依包緋鶴:「それでは、良い子にして待っていてもらいましょうか」
小田切頼:「よかった。……やっぱり、一緒に行くのがみんなでよかった」ほっとして笑う。
真崎朱音:「ああ、拘束しないなら下の人たちの安全確保とか、お願いしたいかも」
『ヘイズ』の子:「……安全……怪我とかしてないか見るの?」
真崎朱音:「後で上で暴れたら揺れたりするかもだからな。流石に崩すまでする気はないけど。頼める?」
『ヘイズ』の子:「わ、わかった……」
『ヘイズ』の子:「……あの」
『ヘイズ』の子:「あの、なんか、えっと」
『ヘイズ』の子:「頼んでくれるの、ありがとう」
『ヘイズ』の子:「……嬉しい、です」
絹川善法:「………」
真崎朱音:「おれは仕事押し付けただけだぜ、少年」
真崎朱音:「ま、張り切りすぎずにな。命あっての物種だ」
『ヘイズ』の子:「仕事できるのがうれしい」によによしている。
『ヘイズ』の子:「はあい」
小田切頼:「終わったらお話ししようね?」
依包緋鶴:手を振って見送る。
『ヘイズ』の子:「ん」
『ヘイズ』の子:そのままフロア内や下を見に行く。後は問題はなさそうだ。
小田切頼:「……」その子がこっちを見なくなるまで笑っていて、やめた。
真崎朱音:「……」その背を見送って、神妙な面持ちで
GM:では再び、あなた方の前にはシャッターが。
GM:突破判定を行っていきましょう。

突破判定
白兵/射撃/RC or 情報:ウェブ
目標値:12 or 9
RC使用の場合は一つ以上のエフェクトを使用すること


依包緋鶴:《生き字引》思い出の一品、ブランケット。情報:ウェブを意志で振ります。
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+1した(侵蝕率:66->67)
真崎朱音:あ、支援とか
依包緋鶴:無くても大丈夫かなあと
真崎朱音:じゃあ見てましょうか!
GM:ほほうー
絹川善法:ほんとかな~?
絹川善法:いけるかな~?
依包緋鶴:12個サイコロを投げてファンブルしなければバディムーブでいけます
依包緋鶴:12dx+5>=9
DoubleCross : (12R10+5[10]>=9) → 10[1,1,1,2,2,3,5,6,7,7,10,10]+10[6,10]+4[4]+5 → 29 → 成功

GM:ひえっ
絹川善法:オーバーキル!
真崎朱音:全然問題なかった
真崎朱音:プロフェッショナル
GM:めちゃくちゃハッキングできました
小田切頼:さすが
依包緋鶴:「では改めて」手袋をするりと抜いて、黒い金属製の義肢が露わに。
GM:シャッター横には、セキュリティ用のコンソールがある。
依包緋鶴:コンソールにその手を添えて、《電子使い》
依包緋鶴:電気信号を変換、出力。制御を乗っ取る。
依包緋鶴:ささやかな電子音と共に、静かにシャッターが開き始める。
小田切頼:「わー!!!かっこいい……!!」小さい声で感嘆する。
真崎朱音:「何か工具とか要ります?多少なら……って、うおっ」
美袋なぎさ:「ハッキングだー!」
絹川善法:ぱちぱち、と手を叩いて。「見事な業前っス。緋鶴さん」
依包緋鶴:「地味でなんですが、喜んでいただけて幸いです」手袋を嵌めなおす。
真崎朱音:「さすが本職……何やってんのかさっぱりわからんかった。お見事です」
真崎朱音:パチパチ、と拍手しておひねりを投げる動作。
小田切頼:よくわからないが真似する。
美袋なぎさ:真似の真似をする。
依包緋鶴:一礼してからスムーズな動作、義肢を折り曲げてシャッターをくぐり、周囲を確認。
依包緋鶴:「あっ皆さんは上がり切ってから通ってくださいね、危ないので」
アルチョム:真似の真似の真似をしている。
依包緋鶴:「こうして拍手されてると、なにか開演してるみたいですね」
真崎朱音:「(マトリョーシカ……?)」
依包緋鶴:少し照れている。
絹川善法:「資金稼ぎ……いや、怒られちまうな、カズくん支部長に」
真崎朱音:「阿久津支部長、その辺しっかりしてそうだからなあ。 金取れる仕事ぶりだったのは確かだが」
依包緋鶴:シャッターに手を添えて、開き切る時に響く音を抑える。
依包緋鶴:「なんにせよ、早く終えるためにも上りなおしましょうか」
小田切頼:「わあ、ありがとうございます!」
真崎朱音:「おっと、助かります。さっきみたいに奇襲もあるかもだし、気をつけて行きますか」
依包緋鶴:「阿久津支部長にも、さっきのあの子にも会いたいですからね」
絹川善法:「美袋ちゃんのパパにもね」
美袋なぎさ:「……うん」複雑な顔をしながらも、こくりとうなずく。
小田切頼:「ね!」にこにこしている。
美袋なぎさ:「うん!」今度はちゃんとうなずく。

GM:ロイス取得と購入が可能です。
GM:購入目標値は今度は12までアップ。
真崎朱音:大分上がった!
絹川善法:12…!?
絹川善法:ということは…!
小田切頼:おお
依包緋鶴:あの……ボディアーマーが来日!
絹川善法:UGNのダッセェボディーアーマーが購入出来るって事スか!?
GM:そうあの……ワイヤーウィップがな!
依包緋鶴:コラッ!
依包緋鶴:ださいとか言わない!
真崎朱音:良いも悪いも着こなし次第
依包緋鶴:職人さんたちが毎日作ってるんですよ!
真崎朱音:いつもありがとうボデマ職人さん
GM:ボディアーマー職人の朝は早い
依包緋鶴:ときどきFHにも流されますが……
絹川善法:でも無骨すぎる~~~命には代えられないが…
真崎朱音:というわけでボデマ職人さんへの感謝を込めてボディアーマー購入狙います
真崎朱音:1DX+6+0@10>=12 調達
DoubleCross : (1R10+6+0[10]>=12) → 1[1]+6 → 7 → ファンブル

真崎朱音:感謝してないわ
絹川善法:サ ム ト ー ダ イ ス
小田切頼:まずろいす 真崎朱音 ○P剣がかっこいいし優しい/Nちょっとうさんくさい
小田切頼:wwwww
真崎朱音:こいつもださいと思ってたらしい
依包緋鶴:感謝なんてなんの役にも立たねえな
依包緋鶴:ロイスは保留
小田切頼:わたしがかうわ
小田切頼:3DX+2+0@10>=12 調達
DoubleCross : (3R10+2+0[10]>=12) → 9[3,7,9]+2 → 11 → 失敗

小田切頼:そんなことをいったかもしれないわね
絹川善法:しょうがねえから買ってやるか~~~~ボデマを
依包緋鶴:善法ちゃんは
絹川善法:4dx>=12
DoubleCross : (4R10[10]>=12) → 10[2,3,3,10]+3[3] → 13 → 成功

真崎朱音:足りなかったら誰か一人にはバデム飛ばしてもらえる?
依包緋鶴:UGNボディアーマーの購入にはバディムーブをしてくれない……?
絹川善法:バデムは
依包緋鶴:(ださいので)
絹川善法:あっこれ1ラウンド!?
絹川善法:シーンじゃねえじゃん!
依包緋鶴:2dx+1>=12 購入は感謝のUGNボディアーマー
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 7[5,7]+1 → 8 → 失敗

真崎朱音:1ラウンドなんだよ
真崎朱音:怖いよね
真崎朱音:神のエンブレム
絹川善法:イカれてるだろ!?
GM:なんだそれ……
真崎朱音:いかれてるよ
小田切頼:感謝、無意味
絹川善法:じゃあ頼ちゃんに飛ばしましょうか
真崎朱音:含めて購入2つかな
絹川善法:《バディムーブ》を頼ちゃんに。
絹川善法:あとボデマは緋鶴さんにパス!
依包緋鶴:これでボディアーマーとすごいふくが2つずつ
真崎朱音:誰が着ます?そのまま買った二人?
小田切頼:えっと、すごい服きてるんだっけわたしは
真崎朱音:あっ、ヨシ君女の子にまた服プレゼントしてる
依包緋鶴:やった~ありがとうよりちゃん!
小田切頼:あげる
依包緋鶴:この服、大切にしますね……
小田切頼:真崎くんにあげようかな?いりますか?
真崎朱音:あ、GM!ちょっと質問が
GM:はい!
真崎朱音:私、今空のウェポンケース持ってるんですけど
真崎朱音:コレに調達した防具入れたり、その後で出して別の防具入れたりはできます?
GM:それはできるはず
真崎朱音:さっき買った対BCスーツ入れておいて、後でソレ引っ張り出して代わりにアームドスーツ入れたりとか
GM:できます!
真崎朱音:ありがとうございます!オッケーならBCスーツをウェポンケースに入れておきます
真崎朱音:で、ボデマは二人が使って良いですよ
GM:戦闘中に出し入れだといろいろ消費しないとだけど
絹川善法:四次元ポケットだ
GM:ミドル中はありとします。
真崎朱音:代わりに私は邪毒対策しておきます
小田切頼:ふんふん。じゃあすごい服ぬいでボディマきるかんじかな
絹川善法:ほほう…
真崎朱音:で、私は以上かな!
依包緋鶴:以上です
小田切頼:以上
絹川善法:依包さん:ボデマ 朱音くん:BC オレ:すごい 頼ちゃん:ボデマ ですね
絹川善法:以上!

ミドル4


GM:シーンプレイヤーは真崎さん。
GM:登場する人は登場侵蝕をお願いします。
真崎朱音:真崎朱音の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:59->63)
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:55->64)
絹川善法:絹川善法の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:54->61)
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:67->70)

GM:では、先を急ぐあなたたち。ここを登ればレストラン区画、というところまでたどり着いた。
GM:同じく阻むのはシャッターだが……。
GM:向こうから、何か物音がする。
小田切頼:「だれかいる?」
依包緋鶴:「どうやらそのようですね」
GM:よく聞くとそれは、いくつかの足音ということがわかるだろう。
絹川善法:「一人じゃないね」
真崎朱音:「騒ぎが起きてるな。件のトゥオネラ君?」
???:「……誰か」また向こうから、男の声がする。
???:「誰かそっちにいる?」
依包緋鶴:「それにしては少し早い気もしますが……おや」
依包緋鶴:「UGNより5名参りました」
GM:トゥオネラの声ではないことは依包さんにはすぐわかります。
真崎朱音:「味方かどうかは知らないけどね!そっちはどこのどなたさん?」
???:「UGN。ああ、それはよかった」
???:「こっちは何でも屋。UGNはお得意様」
???:「今ちょっと、子供たちに追われて参ってる」
小田切頼:「……ってことは」
小田切頼:「さっきみたいな!」
真崎朱音:「若い、けど子供って声じゃない。ヘイズの人間じゃなさそうだな」
絹川善法:「(罠って可能性は……)」ちらりとアルチョムを見やる。
アルチョム:ぽんぽん、と無防備にシャッターを叩いている。
絹川善法:「嘘じゃなさそうっスね」
???:「シャッター、開けるのはわりと不得意だから。手伝ってもらえると嬉しい」
小田切頼:「アルチョムもいいっていってるね」よしよしと撫でる。
???:完全に切羽詰まっている、というほどではないが、多少緊張した声。
真崎朱音:「妖精さんのお墨付きなら安心。依包さん、良いですかね」
アルチョム:なでられくりなでられくり。
小田切頼:「よかったら助けたいです」なでるなでる
依包緋鶴:「ええ、遅ればせながら助力をば……そうそう」
依包緋鶴:「あなたのお名前をお聞きしましょうか」
???:「ああ、名前。言ってなかった」
鼎 良臣:「これは失礼。"カゲワズライ"鼎良臣」

GM:では、今回も突破判定があります。が。
依包緋鶴:むむっ
GM:ゲストNPCの支援により、達成値には+2されます。
GM:両面攻撃だ。
絹川善法:うれピ…
真崎朱音:さすが鼎君!
依包緋鶴:わあい
GM:もう一回貼っておきましょうか。

突破判定
白兵/射撃/RC or 情報:ウェブ
目標値:12 or 9
RC使用の場合は一つ以上のエフェクトを使用すること


小田切頼:では私がやります。RCがいいかな。
GM:ではエフェクトを一つ選択して、侵蝕を上げてください。
GM:災厄の炎になるかな
小田切頼:はーい
小田切頼:では〈災厄の炎〉
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を+4した(侵蝕率:64->68)
小田切頼:4DX+7+0@10>=12 RC
DoubleCross : (4R10+7+0[10]>=12) → 7[1,1,6,7]+7 → 14 → 成功

小田切頼:かな?
GM:ばっちり!
真崎朱音:ばっちし!
絹川善法:さすがよ
依包緋鶴:ばっちりですね
GM:ということで難なく突破!

小田切頼:「じゃあ、わたし開けますね。破片とかでないから」
小田切頼:ポケットから小箱を取り出す。マッチを一本。
真崎朱音:「おっ、じゃあお願い」
小田切頼:「あ、でも熱いからちょっと離れてください!」
依包緋鶴:「小田切ちゃんの、すごいですからね」
絹川善法:「お手並み拝見。おいでーアルチョム、美袋ちゃん」
小田切頼:「は、ハードルが」
小田切頼:マッチをひとつ。摩擦音に、一度ついた火が。
小田切頼:『この扉は硬くて冷たい、溶けやしない、』
小田切頼:白い火に飲み込まれる。
小田切頼:『わたしはあなたと会うことはない。会いたくなんかない』
小田切頼:白く、白く、膨張する。
小田切頼:『あなたをだれも助けない』
小田切頼:その白い火がシャッターを包み込み、飴のようにどろりと溶かす。
小田切頼:溶けた点が広がり、面へ。
小田切頼:『わたしはあなたを傷つける』
小田切頼:そしてついに、穿たれる。
小田切頼:「……嘘ですからねっ!?」
小田切頼:言ったとたんに、火が消えた。
鼎 良臣:「……嘘でよかった」
鼎 良臣:穴の向こうには、スーツ姿の若い青年が立っている。
鼎 良臣:「こいつはわりと君らに会いたがってたから」
真崎朱音:「……びっくりした。急に雰囲気変わるから」
小田切頼:「……わたしだって!」むすりとした顔。
鼎 良臣:手にはガスバーナー。白い炎ほどではないが、僅かな助けにはなったろう。
美袋なぎさ:「ほわー……」
真崎朱音:「ああごめん、おつかれ、ありがと頼ちゃん。で、ええと」
美袋なぎさ:「小田切さんすっごい!!」喜んでいる。
真崎朱音:スーツ姿の青年に目を向ける。
鼎 良臣:「鼎。子供たちに追われてた。協力する意志あり」
小田切頼:「そ、そう!?」
真崎朱音:「お兄さんが鼎さん、で良いんだよな。こいつって言うと、お連れさんでも?」
小田切頼:「へへ……」
鼎 良臣:「いや? 自分のことをそう呼んでるだけ」
鼎 良臣:「変な癖なんだ。気にしないで」
依包緋鶴:「それでは気にせず手助けしましょう」
小田切頼:「そこにいるのに」きょとんとする。
鼎 良臣:「どうも。子供たち、ここのフロアにわりと集まってるみたいだから」
絹川善法:「(変わった人だな)」
依包緋鶴:絹川さんみたいに妖精でも連れてるのかな、と少し探していたことは言わない。
小田切頼:「ま、いいや。変なのはお互い様だね」
鼎 良臣:「そうだね、嘘つきさん」
鼎 良臣:「……多分、進めば何かしら戦うことにはなると思う」
真崎朱音:「情報助かる。おっと、おれはUGNの愉快な仲間たちその1です。またの名は真崎朱音、アンサラーだとか」
絹川善法:「うーん」「ひと悶着は避けられなさそうかあ」
鼎 良臣:「アンサラー、武器屋か。知ってる」
小田切頼:「嘘つきさんは《ゼンブラ》、小田切頼です」つーん。
真崎朱音:「マジで!?評判になってます?!」
依包緋鶴:「拗ねない拗ねない。ブライトハンド、依包です」
依包緋鶴:「あっ食いつきよう」
絹川善法:「第十支部の"キキーモラ"、絹川善法っス」「いいウワサかな…?」
依包緋鶴:「お客さん取れるといいですね」
鼎 良臣:「評判といえば評判。セレブ仕様の武器って」
小田切頼:「すねてないです」つーん
真崎朱音:「見えていた結末……」
小田切頼:「高いんだ、やっぱり」
真崎朱音:わざとらしくしょんぼりと肩を落とし、こほんと咳払い。
絹川善法:頼ちゃんの耳元で具体的な金額を告げる。ひそひそ。
小田切頼:「うえーーー!?」
真崎朱音:「こらヨシ君、現実を直視するんじゃない。で、ともかく」
依包緋鶴:「フリーランスですと、装備の維持も自費ですからね……ええ」
小田切頼:「そ、それは売れないよ……」正直に言う
鼎 良臣:「で、提案。さっき結構走り回ったから、上の造りやら店やらは大体わかった」
小田切頼:「たすかります」すねていたことを忘れている。
鼎 良臣:「ボスっぽい子をどうにかしてもらえれば、残りは引きつけておくことができるよ」
鼎 良臣:「あの子たちは動かないんだよな。上に二人」
真崎朱音:「陽動ですか。 結構数多いみたいだし、さっきは奇襲も受けた。やってもらえるなら助かるかな?」
鼎 良臣:「多分、上を落とせばバラバラになる……と、思う。見た感じ」
依包緋鶴:(なるほど、知覚能力に長けているのですね)
小田切頼:「なんでも屋さんなら、きっと手練れ?達人?なんでしょうし」
真崎朱音:「どうします依包さん?費用かかるなら第十持ちになりそうですけど」
小田切頼:「上にはどうせ行きたいので」
鼎 良臣:「話が早いな。そう。お安くしておきますよ」にっと笑う。
絹川善法:ちらりと依包さんに視線を向ける。
小田切頼:「げ、ただじゃないんだ!」
依包緋鶴:「協力してもらいましょうか。先ほどのお話で思い出しましたし」
真崎朱音:「生活かかってるからねえ、俺達も」
鼎 良臣:「武器は現地調達だから、費用も大して」
鼎 良臣:「とりあえず急ぎだし、商談は後でもいいや」
小田切頼:「へー……まあ、出すのは阿久津支部長くんだからいいけど……」
依包緋鶴:「"カゲワズライ"、評判をよく聞く方ですよ」
絹川善法:「タダで何でもやるって連中よりよっぽど信頼出来るって」
依包緋鶴:「よろしくお願いします。第10支部は金払いが良いのでご期待ください」
小田切頼:「たしかに。ふとんとか売ってくるよりも、いいのかも」
真崎朱音:「おれも期待します。 しかし現地調達て、凄いこと言うなあ」
鼎 良臣:「どうもありがとうございます。支部長さんにもよろしく」
絹川善法:「へぇ! 期待出来そうっスね! よろしく、鼎さん」「請求は是非"マングスタ"まで」他人事!

レストラン区画

GM:多数の料理店が並ぶこのフロアだが、今は客は意識を失っている。
GM:代わりに、子供たちがばたばたと走って誰かを追いかけているようだ。
マナラ:「なに、さっきの奴まだ見つかんないの?」
マナラ:顔に傷のある少女が、ベンチに腰掛けて足をぶらぶらさせている。
マナラ:「早くとっ捕まえて上に行こうよー」
ヒートラ:「……上は、奴がやるって言ってたろ」
ヒートラ:眼鏡の少年が答える。
マナラ:「そうだけどさー。せっかくのあたしたちの計画なんだもん」
マナラ:「上の方が偉そうでいいだろ」
ヒートラ:「…………」
ヒートラ:「……? あいつら、それにしても遅すぎないか」
マナラ:「ん、何。トラブル?」
ヒートラ:「か、もしかしたら……罠」
依包緋鶴:「さて、穏便に済むのであればこちらとしても嬉しいですが」
ヒートラ:「!」
依包緋鶴:硬い靴音と共に、子どもたちへ大人が近づく。
マナラ:「わっ」
依包緋鶴:「こんにちは。ヘイズの皆さん」
マナラ:「うっわ、名前割れてる」
小田切頼:セーラー服にパーカーの少女が、マッチを握りしめて軽やかについていく。
真崎朱音:「罠かもしれないし、トラブったのかもしれない。あるいは」
絹川善法:「二人。情報通りっスね」
真崎朱音:「大人に見つかって反省文書かされてるのかも。どれだと思う?」
ヒートラ:「……反省文書く根気なんて、あいつらにあるか」
ヒートラ:「さぞかし困ってるだろうよ、その大人」
真崎朱音:「そこは頼み方、教え方次第たと思うねえ」
依包緋鶴:「困ってる方は他にもたくさんおりますし」
依包緋鶴:「トゥオネラくんにも頼まれましたので、きみたちを止めに来ました」
マナラ:「……わかんないけど、ケンカ売りに来たのはわかった……」ぴょい、とベンチから飛び降り。
マナラ:「なんでボスが!?」
真崎朱音:「ちなみに君らは根気に自信ある方? や、なくても粘り強く教えてくれると思うけど。このお姉さん達が」
小田切頼:「ボスとちゃんとお話ししたほうがいいよ。コミュニケーション」
依包緋鶴:「とても心配してましたよ。というかちゃんとボス認識なんですね」
マナラ:「だ、だって」
マナラ:「サプライズだって……」
依包緋鶴:「ボスのままハブられてるんですね……」
依包緋鶴:「?」
マナラ:「こほん」
絹川善法:「寂しがってたらしいね。仲間はずれにされたって……」「サプライズ?」
小田切頼:「いい大人……大人じゃないかもだけど、いるんだから、」
ヒートラ:「そういう余計なことは言うな」マナラに。
小田切頼:「パーティ???」
真崎朱音:「……依包さん。トゥオネラ君、すげえ苦労してそうな雰囲気出してなかった?」
依包緋鶴:「してました」即答。
絹川善法:「悪趣味な催しがすぎる」
小田切頼:「これ、あの子だけじゃなくて、みんなこんな感じなんだ!?」
真崎朱音:「ですよね……後で会ったら皆でアルチョム撫でさせてあげような、ヨシ君」
ヒートラ:「うちをバカの集まりみたいに言うな」
ヒートラ:がきん、と盾を構える。
アルチョム:きゃっきゃと飛び跳ねている。
依包緋鶴:「ヘイズの皆さんはグループ内でも少々意思疎通の行き届かないところが見られ……」構える。
マナラ:「そ、そうだよ。あたしたちだってちゃんとできるって、見せたげるんだから」
マナラ:じゃき、と銃を構える。
小田切頼:「自覚はあるんだ、ならまだいいのかな……」とくに身構えず、マッチだけ持っている。
真崎朱音:「やっぱ個人経営の方が楽だなあ、企業って大変」 左手に機械剣を形造る
絹川善法:「慣れると居心地もいいっスけどね」懐の針の感触を確かめて。
小田切頼:「命令してもらうほうが楽ってのもあるかも」
小田切頼:「でも、そうだね、きみたちはどっちかな?」
マナラ:「うるさーい! やるならやっちゃうからね!!」

GM:戦闘開始
GM:まずはエンゲージ。

[マナラ、ヒートラ]
     |
     5m
     |
[小田切、依包、絹川、真崎]


GM:では

■セットアップ■

依包緋鶴:なし
マナラ:なし
ヒートラ:なし
絹川善法:なし!
真崎朱音:<螺旋の悪魔>+<原初の黄:ソードマスター>を使用します。 コンボ:Stand by
小田切頼:《得意領域》《エターナルブレイズ》。RCサラマンダー攻撃にはダイスと攻撃力が増え、行動値が−5になります。
真崎朱音:真崎朱音の侵蝕率を+6した(侵蝕率:63->69)
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を+7した(侵蝕率:68->75)
真崎朱音:ラウンド中ウロボロスエフェクトを交えた攻撃のダメージ+21、決闘者の剣による命中判定+15!
GM:こわ
真崎朱音:そして暴走します
小田切頼:つよ

GM:ではイニシアチブ。
GM:行動値順に動きます。まずは14のマナラ。
真崎朱音:はやーい!来い!
GM:マイナーなし。
GM:メジャー、《小さな塵》《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《要の陣形》《形なき剣》
GM:この攻撃に対するドッジダイスは-3個
GM:また、対象は三名なので……
真崎朱音:なんだってえ!
GM:君暴走してるでしょ
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 3

真崎朱音:ばれた
絹川善法:わろち
GM:絹川くんを除く三名に攻撃!
依包緋鶴:ふふっ
絹川善法:オレまた何かやっちゃいました?
小田切頼:ww
GM:判定!
マナラ:8dx7+3
DoubleCross : (8R10+3[7]) → 10[1,1,1,2,3,5,5,10]+10[10]+4[4]+3 → 27

真崎朱音:くっ、ドッジのダイスが-3されていなければ……暴走リア不!
マナラ:ミドルっぽーい
依包緋鶴:アームバンカーでガードします。ガード値は1。
絹川善法:飛ばしてくるぜ
小田切頼:−3だからなんもできないということ
小田切頼:(だよね?)
依包緋鶴:(ですです)
絹川善法:おつらい…
真崎朱音:(ですね)
GM:そうね……
小田切頼:(ありがとう)
絹川善法:(おつらい…)
マナラ:何もなければダメージ出します。
依包緋鶴:どうぞ!
真崎朱音:来い!
小田切頼:はい。
マナラ:3d10+11
DoubleCross : (3D10+11) → 8[5,1,2]+11 → 19

マナラ:ちっちゃいな!!
絹川善法:出目ェ!
真崎朱音:あっ耐える!
真崎朱音:真崎朱音に19のダメージ!(HP:28->9)
依包緋鶴:装甲ガードで9点削って10ダメージ、残り23です
真崎朱音:19点受けて残り9。まだまだ!
小田切頼:28+8-19
GM:ええーそんなギリギリ応急手当できるダメージで……
小田切頼:小田切頼に11のダメージ!(HP:28->17)
マナラ:演出いきます

マナラ:「先手必勝!って言うし」ちゃき、と銃を構える。
マナラ:「計画の邪魔ははいじょはいじょー!」素早く三連射!
マナラ:弾丸があなたたちに襲いかかる!
依包緋鶴:拳を構えて義肢から電磁力を発生。銃弾を引き寄せ、叩き落す。
依包緋鶴:強化スーツに弾痕が残り、ブスブスと煙を上げる。
小田切頼:避けるが、腕を少し掠める。布と皮膚の焦げたにおい。
真崎朱音:抱えていたケースが弾け飛び、全身に鎧を装着。装甲で弾丸を受け流す。
真崎朱音:「……結構抜けたな。やるね、お嬢さん」
絹川善法:「おおっと」「仲間ハズレか。寂しいっスね」
マナラ:「……仕留めらんなかった。次!」
真崎朱音:「気があって外してくれたのかもしれんぜ?」
マナラ:「なわけがあるかー!」
絹川善法:「マジ? 年下かぁ~……」
真崎朱音:「だってよ。残念」
ヒートラ:「……気をつけろよ。次、来るぞ」

GM:では次は行動値11の依包さん。
依包緋鶴:マイナーで戦闘移動。マナラ、ヒートラにエンゲージします。
依包緋鶴:メジャーでコンボ【鉄拳】《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート》でアームバンカーによる攻撃。対象はヒートラ。
ヒートラ:ぬ。判定を。
依包緋鶴:10dx7
DoubleCross : (10R10[7]) → 10[1,1,2,2,3,5,5,6,7,10]+10[7,8]+10[1,10]+5[5] → 35

依包緋鶴:よしよし回りました
ヒートラ:……ガード。《イージスの盾》。
依包緋鶴:15+4d10
DoubleCross : (15+4D10) → 15+14[3,4,1,6] → 29

依包緋鶴:装甲ガード有効、ダメージ通れば硬直状態です
ヒートラ:4d10+6
DoubleCross : (4D10+6) → 30[1,9,10,10]+6 → 36

ヒートラ:うわ
依包緋鶴:硬いですねえ
ヒートラ:装甲10で46ダメージ防ぎます。
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+4した(侵蝕率:70->74)
依包緋鶴:たんっ 素早く接近して、鉄拳を振り被る先は盾持ちの少年。
依包緋鶴:「ひとまずこちらで足を止めましょう……かっ!」
依包緋鶴:鋭く振るわれる鋼鉄の鈍器が少年の盾を真っ向から叩き割らんと迫る、が。
ヒートラ:「……っ!」
ヒートラ:がぎん、と音がして、盾がその攻撃を弾いた。
依包緋鶴:「……なるほど、これは手ごわい」
ヒートラ:「油断したか。子供だからって」
ヒートラ:「俺らだって、やれるんだ」
依包緋鶴:「大人の余裕は保ちたいところですね」
依包緋鶴:「子どもたちが安心できる程度には」
ヒートラ:「…………」

GM:では次はヒートラの手番。
ヒートラ:待機。
真崎朱音:むっ!
GM:続いて真崎さん。
真崎朱音:まずはマイナーで暴走解除
真崎朱音:メジャーアクション、<シャドーテンタクルス>のみで攻撃。対象はマナラ。 コンボ:Execution
GM:判定どうぞ
真崎朱音:では判定。ダイス5,C10,固定値22
真崎朱音:5DX+22+0@10 (侵食上昇1、侵蝕60~)
DoubleCross : (5R10+22+0[10]) → 8[1,2,4,7,8]+22 → 30

真崎朱音:ぴったり30!
マナラ:ドッジ
マナラ:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 10[3,8,10]+4[4]+2 → 16

マナラ:ぬう
ヒートラ:《砂の結界》《イージスの盾》
ヒートラ:マナラをカバーリングします。
真崎朱音:モルフェウスか。やはりカバーしてきましたね
真崎朱音:ダメージ行きます。固定値32、ダメージダイス4つ
真崎朱音:4d10+32
DoubleCross : (4D10+32) → 13[1,3,7,2]+32 → 45

真崎朱音:がぁっ、腐った!45です
ヒートラ:4d10+6
DoubleCross : (4D10+6) → 18[2,7,8,1]+6 → 24

真崎朱音:真崎朱音の侵蝕率を+1した(侵蝕率:69->70)
ヒートラ:34カットして11ダメージ
ヒートラ:そこそこ効いています
真崎朱音:やはり硬いな……! 演出行きます
真崎朱音:「それじゃ、始めよう。技較べだ」
真崎朱音:機械剣の峰から影の炎が噴出する。
真崎朱音:ブースターにより強烈な加速、しかしその勢いのままではなく。推進力を制御し、滑るように足を運ぶ
マナラ:「……来い」
真崎朱音:銃を構えた少女へと真っ直ぐに。接触する寸前──
ヒートラ:少年が飛び込んでくる。
真崎朱音:「(だろうね。ならば)」
真崎朱音:噴出する影の炎が、急激にその向きを変える。
ヒートラ:「……!」
ヒートラ:微かに顔をしかめながら、ただ愚直に少女を守ろうとする。
真崎朱音:推力を変更し、斬撃が変質する。少女に向けた薙ぎ払いが、目の前の少年への袈裟斬りへと。
ヒートラ:ガギン!
真崎朱音:間合いを外した。万全の受けではない。しかし──
ヒートラ:盾がどうにか受ける……が、同時に脇腹が裂かれる!
真崎朱音:「──”蜘蛛切”でこの程度か。本当に、やる」
マナラ:「ヒートラ! うそ!」
ヒートラ:「……まだいける」
真崎朱音:機巧刀争術、奥伝の一つ。それをしのいでみせた少年に、心からの称賛。
真崎朱音:後ろに飛び退り、再び間を測る。 知らず、笑みが浮かぶ。

GM:では次は行動値6の絹川くん。
絹川善法:待機します!
GM:了解!
GM:では行動値1の小田切さん。
小田切頼:はーい。
小田切頼:マイナーで依包さんたちのエンゲージへ移動。
小田切頼:メジャーはコンボ「夏の雪」《コンセ》《災厄の炎》
小田切頼:対象はマナラとヒートラ。
GM:判定どうぞ
小田切頼:9DX+7@7
DoubleCross : (9R10+7[7]) → 10[3,5,6,7,7,8,8,9,10]+10[1,4,5,7,9,10]+10[2,4,9]+10[7]+5[5]+7 → 52

小田切頼:おお
GM:ぐわー
マナラ:ドッジ!
マナラ:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 7[4,7,7]+2 → 9

ヒートラ:《砂の結界》《イージスの盾》マナラをカバーリング。
小田切頼:6d10+21
DoubleCross : (6D10+21) → 37[6,9,8,1,8,5]+21 → 58

小田切頼:ダメージはこれ!
ヒートラ:4d10+6
DoubleCross : (4D10+6) → 17[2,2,10,3]+6 → 23

ヒートラ:装甲ガードで33
ヒートラ:ダメージが二倍で116
ヒートラ:nokori
ヒートラ:残りHPは23
ヒートラ:耐えられるはずもなく落ちます。復活エフェクトなし。
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を+6した(侵蝕率:75->81)
小田切頼:よしよし
依包緋鶴:よりちゃん偉い!
真崎朱音:凄いぞ頼ちゃん!
小田切頼:ふふん!

小田切頼:マッチを擦る。赤い火が白い炎へ呑み込まれる。
小田切頼:『わたし、あなたのことは嫌い』
マナラ:「なっ……!」
小田切頼:『だけど、やさしくしてあげる』
ヒートラ:「……?」
小田切頼:眉をひそめて、唇をかんで。
小田切頼:それは澄んだ煙。それは熱い吹雪。
小田切頼:『わたしは大人、あなたも大人、なんでもできたし、できてきた』
小田切頼:『そうでしょ?』
小田切頼:白い炎がふたりの子供を灼かんと地を這い、立ち昇る。
マナラ:「なっ、何言ってんのか全然わかんな……」
ヒートラ:「マナラ!」
小田切頼:『だけどこれからは、なにひとつできやしないの!』
小田切頼:『わかって、わかるでしょう』
小田切頼:そして、爆炎。ホワイトアウト。
ヒートラ:その炎の後には、燃え尽きたような少年が一人、立っている。
小田切頼:自身の体もその勢いでふわりと浮き、姿勢をゆがめて着地。
ヒートラ:立っていた。
ヒートラ:今、倒れた。
マナラ:「……マジ、で?」
マナラ:ごくり、と初めて唾を呑む。
小田切頼:「……きみはわたしを嫌いになるよね」小さな声で、ひとりごとのように。
マナラ:「…………」
小田切頼:「わたしは本気だよ!」そして大きな声で。
小田切頼:「ちがう、わたしたちは!」
マナラ:「う、るさい! 降参なんかしない!」
小田切頼:箱を握りしめる。クラスメイトの手は、そこにはないが。
小田切頼:三人を一瞥して笑う。
真崎朱音:「(尋常な技、正道の炎使いじゃない。オルクスの複合……それにしても)」
小田切頼:「いきましょ!」
マナラ:「ボスにいいとこ見せるんだ! ちゃんとやれるって、がんばれるって」
真崎朱音:「ははっ、ああそうだな! おれたちは、だ!」
マナラ:「安心して、もらうんだからあ!!」
依包緋鶴:「……ええ、私もそのつもりです」
真崎朱音:「安心してもらいたいなら、怪我せず眠ってもらいたいね!」
絹川善法:にっ、と笑顔で応える。
真崎朱音:「ってわけで、頼むぜヨシ君!」
絹川善法:「オーライ」答えたあとには。
絹川善法:───既に駆け出している。

GM:ではそのまま絹川くんの手番!
絹川善法:はーい。
絹川善法:マイナーでマナラちゃんにエンゲージ。
絹川善法:メジャー、コンボ:"紡げ、ソーニャ" 素殴り+《妖精の手》《妖精の輪》《仕組まれた幸運》
絹川善法:対象はもちろんマナラ。
GM:判定をどうぞ
絹川善法:1dx+4
DoubleCross : (1R10+4[10]) → 2[2]+4 → 6

絹川善法:《妖精の手》。
絹川善法:1dx+14
DoubleCross : (1R10+14[10]) → 4[4]+14 → 18

絹川善法:次、《妖精の輪》ぶんの《妖精の手》。
絹川善法:1dx+24
DoubleCross : (1R10+24[10]) → 8[8]+24 → 32

マナラ:だいぶきた……
絹川善法:絹川善法の侵蝕率を+12した(侵蝕率:61->73)
絹川善法:判定値は以上!
マナラ:ドッジ!
マナラ:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 9[4,8,9]+2 → 11

マナラ:だめ。ダメージをください。
絹川善法:4d10+11
DoubleCross : (4D10+11) → 35[8,7,10,10]+11 → 46

絹川善法:ラッキー善法
絹川善法:装甲有効!
マナラ:げっ
真崎朱音:ひゃあ、すっげえダメージ
マナラ:装甲は……なし。HPは34。
マナラ:復活エフェクトなし!
マナラ:落ちます。戦闘終了。
GM:あなたたちの勝利です。
絹川善法:やったぜ~!
依包緋鶴:大勝利!
小田切頼:わーい
真崎朱音:勝ちー!
絹川善法:では演出!

絹川善法:マナラの元へ脱兎の如く駆け出した善法が懐から取り出したるは。
絹川善法:奇妙な文様が刻まれた掌ほどの長さの古めかしい針。
絹川善法:「ソーニャ」
ソーニャ:倒れ伏した"ヒートラ"の傍に。
ソーニャ:絹のように柔らかな白髪に雪のように純白のドレス。
ソーニャ:気品ある佇まいの妖精がちょこんと現れて。
絹川善法:「"紡げ"」
ソーニャ:すっと手を触れた先。
ソーニャ:切り裂かれ、焼け爛れた""ヒートラ"の衣服。そのほつれた繊維が。するすると善法の手中の針の穴へと。
絹川善法:狙うのは。
絹川善法:彼女の、銃を持った利き手。
絹川善法:「せえ、のっ!」
絹川善法:布を縫うように、するりと利き手を貫通した針を。目にも留まらぬ速度で操り、手繰り寄せて。
マナラ:「ひゃ!?」
絹川善法:「………」
絹川善法:「ボスにいいとこ見せるのは」
絹川善法:「別の方法を考えよっか」「一緒にさ」
マナラ:「…………っ!」
絹川善法:雁字搦めになった銃身と手を満足気に見定めて。ぽんぽん、と彼女の頭を叩いた。
マナラ:「……あ」
マナラ:「……うぐ」
マナラ:「ーーーー!」
マナラ:「やるじゃん!!」
マナラ:半分は負け惜しみのように。
マナラ:しかし、半分は本気のようにも見える。
マナラ:「くっそー。負けー! 特にあんた!」
マナラ:小田切さんを左手で示す。
マナラ:「ヒートラを抜けるの、マジやばいよ」
小田切頼:「……はーい?」
ヒートラ:「…………」
小田切頼:「へへ。ありがとう」へらりと笑う。
小田切頼:「ほんとうはもっと、楽しい対戦したいんだけどなあ」
マナラ:「うちは。負けたらもうそこで降参って決めてんの。命が大事だから」
小田切頼:「そう。そういうのだよ!」
マナラ:「……ボスが決めたの。だから、守る」
小田切頼:「……すてきなボスだね」
GM:その時。
ヒートラ:「……はは」
マナラ:「?」横の少年を見る。
ヒートラ:「あはははははは!」
ヒートラ:「楽しい対戦って、そんなヌルいのが?」
マナラ:「うえ」
マナラ:「ヒートラが笑った!?」
GM:否。
GM:その声は本人の声ではなく、いつの間にか奇妙な合成音声に。
GM:その音声は本人の喉ではなく、いつの間にか手に持っていた携帯端末から発せられている。
真崎朱音:その声に私は聞き覚え、ありますか?
GM:そうですね。あります。
GM:ある事件の際の路地裏で、あるいは、通信越しに。
GM:あなたはその声が名乗るのを聞いたことがあります。
GM:"ネイムレス"と。
依包緋鶴:「……真崎さん?」確認するように視線を向ける。
小田切頼:「だ、だれ!?あんた、さっきのじゃないね!?」
真崎朱音:「……よう」
真崎朱音:「久しぶりだな、"ネイムレス"」
ヒートラ:「やあ、久しぶり。"アンサラー"」
絹川善法:「!」目を少しだけ見開いて。耳を傾ける。
ヒートラ:「安心してよ。こいつのことはちょっと借りてるだけだから」
ヒートラ:「後遺症もそんなにないよ」
ヒートラ:「どうも」
ヒートラ:「僕は"ネイムレス"」
真崎朱音:「そう?……ああ、こんな仲良く会話する仲でもねえかな?」
真崎朱音:「あんたのことはお祈り申し上げちまったもんな、おれ達」
ヒートラ:「僕はいつでもみんなと仲良く遊んでたいんだけどなあー」
ヒートラ:「まあいいや」
ヒートラ:「とりあえず、ここ突破したから合格ねって話をしたかったんだ」
小田切頼:「……わたしたち、試験とかされにきたわけじゃないんだけど?」
ヒートラ:「僕のゲームだよ? 僕がルールを決める」
ヒートラ:「僕がちょっとハラハラするくらい面白くて、でも勝てるやつがいいな……と」
絹川善法:「ひっでぇクソゲー」
真崎朱音:「今度はそっちがテストしてたわけね。それで、突破の報酬は?」
真崎朱音:顔に浮かべた笑みに反し、冷ややかに問う。
ヒートラ:「報酬はふたつ」
ヒートラ:「僕は上にいるよ。一番上」
ヒートラ:「たどり着いてごらん」
ヒートラ:「ゴールがわかると、張り切るでしょ?」
小田切頼:「それって本体なの?」
依包緋鶴:「上……」トゥオネラがまず向かった場所。
ヒートラ:「『僕』だよ」それだけ答える。
小田切頼:「ふうん」
依包緋鶴:ネイムレスのルールを横紙破りした彼は、今どうしているだろうか。
真崎朱音:「面接会場はてっぺんか。それで、2つ目は?」
ヒートラ:「もうひとつは、まあ、もう塞いでも無駄だってわかったからね」
ヒートラ:「そのまままっすぐ上がってくるといい」
GM:これから先の突破判定は不必要となります。
ヒートラ:「どう? ごほうび」
絹川善法:「壁破りは終わりって訳ね」
絹川善法:「経費削減ありがとどうも」カタコト。
依包緋鶴:「なるほど、あきましたか」
ヒートラ:「そうそう、あれ面白かったしかっこよかったけど」
ヒートラ:「相手が壁だとやっぱりねー、華がほしいよね!」
小田切頼:「勝手に塞いどいてごほうびもなにも……」
依包緋鶴:「なるほど、サプライズの準備が出来たとか、そんなところですか」
ヒートラ:「教えたらサプライズになんないじゃん」
絹川善法:「答え言ってるようなもんじゃない?」
絹川善法:「ま、いいや。すぐに会いに行くし……」
ヒートラ:「あ、お兄さん頭いいねー。すごいすごい」
小田切頼:「……ムカつく」その顔を睨む。
小田切頼:「あんたって、そういう喋り方しかできないの」
小田切頼:「なんでも知ってますよ、なんでも決めますよって」
ヒートラ:「不器用なものでー」
小田切頼:「ムカつくーーー!!」
ヒートラ:「あはは、怒られちゃった」
小田切頼:「そうやって見下ろしてますって顔ばっか!」
小田切頼:「絶対片付けさしあげてやるんだから!」
ヒートラ:「……怒る人、二種類いるよね」
ヒートラ:「我を忘れて失敗する人と、なんか急にパワー出す人」
ヒートラ:「君はどっち? 後の方だといいな。面白いから」
小田切頼:「うるさいうるさい!バーーカ!」
アルチョム:頬を膨らませながら地団駄を踏んでいる。
真崎朱音:「じゃあ、おれも後の方ってことにしようか」
ヒートラ:「お」
真崎朱音:「お前を楽しませるのは不本意だけど」
真崎朱音:「想像を超えてやるのは面白そうだ」
ヒートラ:「うんうん、想像と期待は超えてほしいなあ」
ヒートラ:「そんで、僕の前で倒れて!」
真崎朱音:「その商品は提供してないねえ。……ところで」
真崎朱音:「お前さっき、頼ちゃんの言ってたゲームをつまんないっつった?ぬるい、って」
真崎朱音:「おれは好きだぜ、パーティーゲーム。皆でワイワイできるし、なにより」
真崎朱音:「命がかかってない。だから、楽しい」
真崎朱音:「──遊びなんてな。ぬるいぐらいがちょうどいいんだよ」
ヒートラ:「昔はそういう感じだったなー。わかるわかる」
ヒートラ:「……今はもう、我慢できなくなっちゃったから」
真崎朱音:「そうかい。おれとお前は、気が合わないってこったな」
ヒートラ:「残念! せっかくまた会えたのにね!」
真崎朱音:「残念がることもねえさ」
真崎朱音:「すぐに面拝みに行く。上で待ってな」
ヒートラ:「へへへー」
ヒートラ:声だけが嬉しそうにニヤリと笑う。
マナラ:「……お、お前!」
マナラ:「さっきから! ヒートラ返してよ!」
マナラ:掴みかかろうとする。
ヒートラ:「……おっと」
ヒートラ:少し不自然な体勢でそれを避けようとし……。
美袋なぎさ:《プロファイリング》
美袋なぎさ:「それっ!」
美袋なぎさ:「そのスマホかばってる!」
マナラ:「!」
マナラ:そのまま体当たりをして、端末を奪いにかかる!
GM:からん。
GM:音を立てて、端末は床に落ちた。
ヒートラ:「あ」
ヒートラ:「…………れ」
ヒートラ:くたりと力が抜け、床に倒れ伏す。
マナラ:「ヒートラー!!」
ヒートラ:「…………」
ヒートラ:「……うるさい、マナラ」
ヒートラ:「…………いや」頭を押さえて。
ヒートラ:「……守りきれなかった」
ヒートラ:「悪い」
マナラ:「そ」
マナラ:「そこじゃない!!!!」
小田切頼:「……わたしが強すぎたからだよー、それは」わざとらしく言う。
真崎朱音:「いい技持ってんのに、鈍いなあ少年」
小田切頼:「大丈夫かな、まだ熱くなってたりしない?」
真崎朱音:へらへらと笑いながら、床に落ちた端末に慎重に近づく。
依包緋鶴:(以前遭遇したミミクリーズのエージェントに、似た操作を扱う者がいましたね……)
真崎朱音:「……拾って大丈夫かねこれ。即乗っ取られたりとかしない?」
小田切頼:「美袋ちゃんも……ごめんねわたし、そっちまで見てられなかった…」
依包緋鶴:「どうでしょうね、調査は必要ですが」
GM:端末は、蛍光色に光っていた画面が、手から離れた辺りからごく当たり前のものに戻っている。
絹川善法:「……なら、オレが触ってみましょうか」「異常起きたら、すぐにブン殴って頂いて」
GM:触れても特に問題はありません。
依包緋鶴:「あまり気は進みませんね……おや、接続が切れた?」
真崎朱音:「漢だなヨシ君。 ……見た感じ大丈夫そうか」
絹川善法:「手がかりナシ、と……」軽く溜息。
GM:逆に、そこからすぐにわかることもなさそうだ。
真崎朱音:「中身、すぐ調べます?それとも支部に戻ってからかな」
依包緋鶴:「流石に手際が良いことで……今は上へ、ですかね。それから」
真崎朱音:「まあアイツ、以前も似たようなことやってたし。手がかりとか残してなさそうだけど……」
依包緋鶴:かつかつとヘイズの二人の方へ歩いてゆく。
真崎朱音:「そうなりますか。詳しくは直接対面ってことで」
美袋なぎさ:「はー……」戦闘中は隠れていたのがとことこ出てくる。
美袋なぎさ:「みんなお疲れ様!」
小田切頼:「よかった、怪我とかない!?」
美袋なぎさ:「小田切さんこそだよー」
小田切頼:「わたしは…ちょっと怪我しちゃったけど……」困ったように笑う。
美袋なぎさ:「わー、ちゃんと手当しないとね!」
美袋なぎさ:「やったげる! 消毒液の使い方なら大したもんだよ」
小田切頼:「あっちのが大丈夫かなあ」ヘイズのふたりを見やって。
依包緋鶴:「マナラさん、ヒートラさん」倒れた彼の傍で膝を折り曲げて。
マナラ:「……うん」
ヒートラ:「…………」
依包緋鶴:「……少し邪魔が入りました場、負けを認めて頂いたということで」人差し指をぴっと立て、微笑む。
依包緋鶴:「ひとつ、お願いを聞いてもらいましょうか」
マナラ:「お、お願い……?」
依包緋鶴:「なに、大したことではありませんよ」用意していた応急手当キットを取り出す。
依包緋鶴:「ひとまず、落ち着いて手当てを受けてもらいます。特にヒートラさんは」
マナラ:「人体実験とかはもうやだよ……っと」
依包緋鶴:「その間にでもお話を聞かせてください。マナラさんや、トゥオネラくんのこととか」
依包緋鶴:「おっと、二つになってしまいました。場当たり的なのは良くないですね」
マナラ:「手当」
マナラ:「手当! してやって! こいつ! ヒートラ!」
依包緋鶴:「……任せてもらえますか?」
ヒートラ:「…………」
マナラ:「する! あたしは別に我慢するけど、こいつが怪我するのってよっぽどだから」
マナラ:「泣いちゃうかも!」
ヒートラ:「泣かねーよ!」
依包緋鶴:「ふふ、それでは泣かせるような事にならないよう、頑張りましょうか」
マナラ:「お願い!」
ヒートラ:「…………」
ヒートラ:「話は、する」
ヒートラ:「手当と引き換えなら……いや」
ヒートラ:「あいつ、ダメだ。やっぱり。失敗だった。組んだの」
ヒートラ:「……あと、泣かない」ごろんと転がる。

GM:ロイス取得と購入が可能です。
GM:購入目標値は18まで解放。
真崎朱音:今日の購入はいくらまでかな~
真崎朱音:やったー!
絹川善法:依包緋鶴 P○信頼/N劣等感 で取得!
依包緋鶴:応急手当キット使っちゃってもいいですか?
依包緋鶴:信頼!
絹川善法:やさしいな~パイセンは…
GM:はいはい!
真崎朱音:どうぞ!
GM:使ってどうぞ
真崎朱音:私も自分の買った分使っちゃおうかな、応急手当
依包緋鶴:ありがとうございます~
絹川善法:あ、オレの持ってるキットも結果見てから誰かにあげます
依包緋鶴:後輩:絹川善法/P信頼〇:N猜疑心 襟とかよく曲がっているのが気になる
小田切頼:絹川くんをロイスPにまず動かして
真崎朱音:ありがとヨシ君!
絹川善法:襟w
真崎朱音:お母様……!
GM:襟
小田切頼:www
依包緋鶴:23+2d10 応急手当キット使用!
DoubleCross : (23+2D10) → 23+15[6,9] → 38

小田切頼:私も手当使おうっと
真崎朱音:ロイス 小田切頼 ○P信頼/N心配
依包緋鶴:33で全回復です
真崎朱音:そして応急手当
真崎朱音:9+2d10
DoubleCross : (9+2D10) → 9+17[10,7] → 26

小田切頼:17+2d10
DoubleCross : (17+2D10) → 17+13[7,6] → 30

真崎朱音:真崎朱音のHPを17回復(HP:9->26)
依包緋鶴:2dx+1>=15 購入はアームドスーツで
DoubleCross : (2R10+1[10]>=15) → 7[5,7]+1 → 8 → 失敗

依包緋鶴:失敗して以上!
真崎朱音:やったぜ、全快近い!
小田切頼:小田切頼のHPを11回復(HP:17->28)
絹川善法:じゃあ朱音くんにキットパス!
絹川善法:購入は同じくアムド狙ってみよう
絹川善法:4dx>=15
DoubleCross : (4R10[10]>=15) → 10[2,2,8,10]+4[4] → 14 → 失敗

真崎朱音:ありがとう!
小田切頼:全快
絹川善法:財産1はたいてこれも朱音くんにパス!
小田切頼:じゃあアムドしようかしら
真崎朱音:26+2d10
DoubleCross : (26+2D10) → 26+14[9,5] → 40

真崎朱音:26+2d10
DoubleCross : (26+2D10) → 26+9[3,6] → 35

小田切頼:あ、このこお金あったわね
真崎朱音:あ、なんか二回出ちゃった。なんにせよHPはバッチリ全快
絹川善法:おかねもち頼ちゃん
真崎朱音:真崎朱音のHPを2回復(HP:26->28)
GM:たまにあるやつだ
GM:どっちでも全快!
真崎朱音:そしてありがとうヨシ君! 対BCスーツの代わりにウェポンケースに入れておきます
小田切頼:18か。ブルゲは変えないか
真崎朱音:ギリギリブルゲ狙えないくらいですね
小田切頼:あ、依包さんスーツいる?
真崎朱音:依包さん用のアームドスーツと、後何か欲しい物ある人居ます?
小田切頼:3DX+2+0@10>=15 調達
DoubleCross : (3R10+2+0[10]>=15) → 9[3,7,9]+2 → 11 → 失敗

真崎朱音:特になければ強化素材でも狙いに行きます
絹川善法:ボデマくらいかな?
真崎朱音:ヨシ君……頼めるか?
絹川善法:頼ちゃん!
絹川善法:《バディムーヴ》だ!
絹川善法:達成値14!
真崎朱音:ヒュー!さすが!
小田切頼:じゃあ財産1
GM:力……
依包緋鶴:なくてもいいかなあ
依包緋鶴:わあいアームドスーツ
小田切頼:足して買えるか
真崎朱音:ボデマは今、依包さんが装備してるのをヨシ君に渡せば
真崎朱音:全員防具行き渡るかな
小田切頼:貰ってくれますかいな
依包緋鶴:ムキムキおねえさんになります
小田切頼:財産が6になってプレゼントに成功
真崎朱音:じゃあ皆に特に狙うものなければ強化素材買いに行きます
依包緋鶴:大切にしますね……
絹川善法:なるほどね?
依包緋鶴:娘たちから装甲値の高い洋服を着せてもらう
絹川善法:サイズ合うかな……(最悪の発言)
真崎朱音:2DX+6+0@10>=15 調達
DoubleCross : (2R10+6+0[10]>=15) → 6[1,6]+6 → 12 → 失敗

真崎朱音:3点ぐらいなら祓っちゃいますか
依包緋鶴:絹川くん……?
絹川善法:おかねもティー
絹川善法:違うんスよ…
絹川善法:朱音くんが言えって…
真崎朱音:真崎朱音の財産点を-3した(財産点:10->7)
真崎朱音:びっくりして同じミス二回やっちゃったじゃない
真崎朱音:ボクそんなこといわない
絹川善法:あっ財産残り2!
真崎朱音:で、依包さんがポルター持ってたと思うのでこの強化素材渡します
真崎朱音:あっいや待てよ、エピックポルターじゃないのか!
真崎朱音:壊すのミサイルだから強化素材が使えない
絹川善法:あーなるほどそのためのミサイル…
真崎朱音:ああいや普通にアームバンカーを強化してもらえば良いわ。依包さんどうぞ
依包緋鶴:ありがとうございます!
依包緋鶴:変形しちゃう
真崎朱音:やったー! 私も購入、ロイス以上!
絹川善法:じゃあ緋鶴パイセンのボデマ頂いていいかにゃ…?
依包緋鶴:お母さんのおさがりでごめんね
依包緋鶴:UGNボディアーマー絹川くんにあげます
絹川善法:ウチの家計が苦しいのはわかってるから大丈夫だよ母さん
絹川善法:わーい!貰って着用!
依包緋鶴:これで以上!
絹川善法:以上ス!

ミドル5


真崎朱音:登場しちゃお!
真崎朱音:真崎朱音の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:70->77)
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:74->81)
絹川善法:絹川善法の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:73->81)
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:81->86)
絹川善法:高いねえ!

GM:では、ここでまた情報収集判定を行います。
GM:項目は2つ!

【トゥオネラについて】〈情報:UGN〉〈交渉〉7
【ネイムレスについて2】〈情報:UGN〉〈交渉〉8


GM:では皆さん上記情報判定を!
依包緋鶴:トゥオネラくんについて、《生き字引》で判定させていただきます
絹川善法:【ネイムレスについて2】振ろうかな~と
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+1した(侵蝕率:81->82)
真崎朱音:見守ってます
GM:どうぞ!
依包緋鶴:12dx+5>=7
DoubleCross : (12R10+5[10]>=7) → 10[1,1,2,2,3,4,5,5,6,8,9,10]+2[2]+5 → 17 → 成功

小田切頼:みまもりより
絹川善法:〈情報:UGN〉を【コネ:UGN幹部使用】
GM:つよい……
絹川善法:6dx+3>=8
DoubleCross : (6R10+3[10]>=8) → 10[1,2,3,6,8,10]+7[7]+3 → 20 → 成功

依包緋鶴:みまもられのより
小田切頼:さすがよ
絹川善法:せいこうのより
依包緋鶴:すごきより
真崎朱音:すごいのあかね
GM:さすがのひとたち
小田切頼:裏切り者がいるわね
GM:では開示します
絹川善法:ダブルクロスがよ!
真崎朱音:そ、そんな……おれ、そんなつもりじゃ……

【トゥオネラについて】
『ヘイズ』セルリーダーだが、消えた元リーダ-"カレワラ"の後釜に推された形。
責任感は強く、"ネイムレス"に扇動されるメンバーを常に気にかけている。
キュマイラ/エグザイルで、体内には賢者の石が埋め込まれている。
かつて所属していたセル『アネモネ』の実験体で、"カレワラ"により引き取られていた。


→【カレワラについて】〈情報:UGN〉〈交渉〉9が調査可能(セキュリティ区画到達後)

【ネイムレスについて2】
ブラックドッグ/オルクス、と推定され、人の言動を意のままに操ることができる。
操る人間とは別に、おそらく本体とも違う『端末』とでも言うべき存在がいて、姿はカラス。
『ヘイズ』のメンバーにネイムレスは『元セルリーダー・"カレワラ"との再会』をほのめかしていた。
今回の件は"カレワラ"と結託して『ヘイズ』を利用したものと思われる。


GM:派生情報はひとつありますが、このシーンでは調べられません。

レストラン区画

GM:『ヘイズ』の子供たちは一旦ベンチ付近に集められている。
鼎 良臣:「……追いかけっこは疲れたってこいつが言ってるんだけど」
鼎 良臣:見張りは、鼎良臣が引き受けた。
絹川善法:「お疲れの所すみません、鼎さん」
GM:あなたたちが上層へ移動しても問題はなさそうだ。
鼎 良臣:「いや、乗りかかった船というやつ」
小田切頼:「義理と人情!」
絹川善法:「船賃はたっぷりと!弾ませてもらいますので!」
真崎朱音:「助かるぜ、兄さん。その分報酬は弾んでもらうからさ。多分」
鼎 良臣:「それはありがたい。トランポリンが欲しいね」
鼎 良臣:「まあ、見てるのは得意だから。あとはよろしく」
小田切頼:「戦ってるのも見てみたかったけど。よろしくされます」
マナラ:「…………」神妙な顔。
ヒートラ:「…………」仏頂面。
絹川善法:「………」
絹川善法:「まだ怒ってる?」
マナラ:「反省してますー」
ヒートラ:「話すって言ったし、言うよ。何から?」
真崎朱音:「そんな緊張しなくても。 色々聞きたいことはあるけどさ」
真崎朱音:「何から……えーっと、何から?」 ちら、と皆の方を見る
絹川善法:「んー。緋鶴センパイ、あります?」
小田切頼:美袋ちゃんから巻いてもらった包帯を微調整しながら聞いている。
依包緋鶴:「そうですね……では、皆さんのリーダーのトゥオネラくんについて」
マナラ:「! ボス!」
依包緋鶴:「はい。みなさん、かれのことをよく慕っているようですね」
マナラ:「えっとね、ボスは……前のリーダーが父さんで、その後に……」
ヒートラ:「わかりづらい」
マナラ:「……二代目なんだ!」
依包緋鶴:「お願いします、ヒートラさん」
絹川善法:「(微笑ましいコンビだな)」
小田切頼:「お父さん? がいるの?」
ヒートラ:「父さんって言っても、呼び方だけ」
ヒートラ:「俺たち、あちこちから拾われたから」
小田切頼:「ふーん…」
ヒートラ:「でっかい家みたいだった」
真崎朱音:「拾われてきた……前リーダーが父親役だった、ってことか」
マナラ:「……父さんがいなくなっちゃったから、いろいろ大変だったんだよね」
マナラ:「そうそう」
絹川善法:「失踪しちゃったってこと?」
マナラ:「……うん。でもあのね、会えるかもしれないってこないだ」
ヒートラ:「わかりづらい!」
ヒートラ:「いきなりいなくなったんだ。で、トゥオネラが一番年上だったからボスになった」
ヒートラ:「強かったしね」
依包緋鶴:「責任感も強そうでしたね……」
ヒートラ:「……楽にしてやりたくて」
ヒートラ:「俺たちが成果を上げれば、もうちょっとマシになるかな、と思って」
真崎朱音:「今回の事件もそういう理由?」
小田切頼:「……」
ヒートラ:「ひとつは」
ヒートラ:「もうひとつは、あいつに誘われたんだ」
マナラ:「ネイムレスね」
ヒートラ:「……父さんとまた会えるかもよって」
マナラ:「いろいろあったけど、会えるなら会いたいじゃん」
ヒートラ:「トゥオネラは、もっと会いたかったと思うんだ」
ヒートラ:「最初に拾われた子だから」
ヒートラ:「俺たちは大体実験体にされて捨てられてたみたいな奴で」
ヒートラ:「あいつも負担が大きそうだった」
ヒートラ:「賢者の石持ち、だってさ」
マナラ:「えっ、それ知らない……」
真崎朱音:「……!」
ヒートラ:「知らなかったのかよ!」
マナラ:「知らないけど、ボスはボスじゃん」
マナラ:「いっつも頑張ってたから、細かいことは別にいいでしょ」
マナラ:「みんな一緒だよ。特別なことなんてないよ」
マナラ:「……ちょっとびっくりしたけどさ……」
ヒートラ:「俺はお前にびっくりだよ……まあ」
ヒートラ:「ボスに関してはそんな感じ。あとは、ネイムレスの奴か」
絹川善法:「……連絡は、どうやって?」
真崎朱音:「ああ。誘われたってさっき言ってたけど、例によってあの合成音声?」
ヒートラ:「ネット。毎回バラバラのアドレスから連絡が来た」
ヒートラ:「音声の時はあの声だった」
真崎朱音:「そっちから向こうに連絡をつける手段、とかは」
ヒートラ:「いつも、ちょうどいい時に連絡が来るんだ」
マナラ:「あれびっくりしたよね!」
ヒートラ:「探知とか、そういうのできる奴いなかったし」
ヒートラ:「……ただ、作戦の前に」
ヒートラ:「カラスを見た」
ヒートラ:「あの声で喋って、俺を見て、それから時々覚えてないことが多くて」
絹川善法:「カラス……動物を操る能力……」
小田切頼:「オルクスかあ」
ヒートラ:「あれが本体って事はないと思う。操ってるんだろうな」
マナラ:「おかげで酷い目に遭ったよね!」
依包緋鶴:「電子戦能力は恐らくブラックドッグのものですね……」
小田切頼:「動物を通して話す人は、UGNにも何人かいるけど」
真崎朱音:「たぶんね。3つ目やウロボロスの可能性はあるけど、その2つはほぼ確定かな」
マナラ:「すごいなー、すぐわかるんだ」
小田切頼:「UGNは、いっぱい人がいるから」
絹川善法:「この上で待っているのも」「……十中八九、本体じゃなく、"そっち"だろうね」
真崎朱音:「勉強すればある程度はね。確実ってわけじゃないけど」
小田切頼:「いろいろ、例とかもいっぱいみつかって、わかるし」
ヒートラ:「勉強……」
小田切頼:「二人もうちに来てくれたらいいのになあ……」
絹川善法:「その通り」
真崎朱音:「あの口ぶりだとそれっぽいなあ。ツラ拝むって言っちゃったのに残念だが」
マナラ:「……UGNだと勉強、できんの?」
絹川善法:「オレらがまず学ぶこと、何だと思う?」
絹川善法:「"アメを持った怪しい人に着いて行っちゃいけません"」
マナラ:「うー……」
真崎朱音:「手厳しいなあ、ヨシ君。……正しいけども」
小田切頼:「……学校にいったり、レネゲイドのコントロールだったり、いろいろできるよ」
マナラ:「……そういうのも!」
マナラ:「あたしちゃんと勉強できなかった……あたしが悪いけど」
マナラ:「だからやな目に遭ったけど」
小田切頼:「ぜんぜん遅くない」
マナラ:「……ほんと?」
小田切頼:「けっこうやばげな経歴の人とか、正直性格が最悪なかんじのひととかもいるけど、やってけてるし」
マナラ:「やばげ……!」
絹川善法:「(誰のことだ…?)」
真崎朱音:「前に捕まえたっていうヘイズの子たち、今どうしてるんでしたっけ? 依包さん」
小田切頼:「だからふたりなんてぜんぜん平気なはず!」
依包緋鶴:「スオメラ、メツォラ、カウコ、ポホヨラさんですね」
ヒートラ:「…………」
マナラ:「あっ、みんなどうしてる? 元気にしてる?」
マナラ:「いじめられてない?」
依包緋鶴:「どの子も元気そうですよ。よく様子を見に行っていますが」
マナラ:「よかったあー」
絹川善法:「自分の目で、確かめてみるかい」
マナラ:「…………んっと」
マナラ:「あのね、あたしは勉強するとしたらなんか……小学生みたいなとこからだと思うんだけど」
マナラ:「ヒートラはね、多分もっといろいろできると思うんだ」
ヒートラ:「……あ?」
マナラ:「こいつに勉強させてあげてくれるなら」
マナラ:「そっち行ってもいい」
小田切頼:「かしこそうだもんね。眼鏡だし」
ヒートラ:「おま……」
小田切頼:「ふたりともすればいいのに」
ヒートラ:「眼鏡は関係ないだろ!」
絹川善法:うんうんと頷く
マナラ:「いいのかなあ」
ヒートラ:「……俺は」
ヒートラ:「一人でガリ勉したって別に楽しくない」
ヒートラ:「おわり」
絹川善法:「………」
真崎朱音:「だそうだ」
絹川善法:「ツンデレってやつ?」
真崎朱音:「割とデレデレに見える」
ヒートラ:「ツンデレってなに」
小田切頼:「へー、これが!あの!」
マナラ:「うへへへへー」によによしている。
小田切頼:「ツンツンしているようでデレデレなの」
真崎朱音:「あ、そこからかー……まあそりゃそうだよな」
ヒートラ:「別に……俺はツンツンは……」ぶつぶつ言っている。
真崎朱音:「で、お嬢ちゃん。喜んでるのは良いんだが」
真崎朱音:「友達を大事にするのは偉いし、君は良い子だと思う」
真崎朱音:「でも、自分で考えるのも大事だぜ」
マナラ:「……うん」
真崎朱音:「特に。話してる相手が信じられるかどうか、ってのはね」
真崎朱音:「ろくでもない相手に商売やろうとして、騙されたばっかだろ?」
マナラ:「う……」
マナラ:「でもさ」
マナラ:「"アメを持った怪しい人に着いて行っちゃいけません"」
マナラ:「そんなの、今まで誰も教えてくれなかったし」
マナラ:「父さんもだよ」
依包緋鶴:「………」
マナラ:「わざわざそんなこと自分で言う人は……今までとはちょっと違うと思う」
絹川善法:「………」じっと彼女の瞳を見つめる。
真崎朱音:「そっか。……ちゃんと感じて、考えてたんだな。悪かった」
小田切頼:「うん」
マナラ:「あたし、みんなの名前をちゃんと覚えてくれてた人たちのこと、信じる」
マナラ:「ね!」
依包緋鶴:「……ありがとう、マナラさん」
ヒートラ:「……危なっかしい……」
ヒートラ:「やっぱりお前には誰かついててないとダメだ」
小田切頼:静かに笑って、ふたりを見ている。
依包緋鶴:「実はあの子たちに、コードネーム以外の名前も新たにあげていまして」
マナラ:「わ、いいな!」
依包緋鶴:「みなさんにも、ちゃんと教えますね。トゥオネラくんとも合流してから」
依包緋鶴:「約束です」
マナラ:「はい!」
ヒートラ:「…………はい」
アルチョム:善法の頭からぴょんと飛び跳ね、マナラの肩に着地し、そっと手を出す
絹川善法:「指切りしてほしいってさ」
マナラ:「わ、なんかかわいいのが……」
マナラ:「へへ」
マナラ:小指を差し出す。
小田切頼:「ね、かわいいよねっ」
マナラ:楽しげに指切りをしている。
アルチョム:小指を両手でがっしと掴み、ぶんぶんと嬉しげに触っている。
美袋なぎさ:「あ、みんなー」
美袋なぎさ:そこに、ぱたぱたと足音が近づいてくる。
美袋なぎさ:「エスカレーター、見てきたよ!」
小田切頼:「美袋ちゃん!ありがとう!」
美袋なぎさ:「ほんとにシャッター開いてる!」
真崎朱音:「ああ、なぎさちゃん。ありがとう、どうだった?」
美袋なぎさ:「あっ指切りしてる。いいないいなー」
美袋なぎさ:「あとはすぐに上に行けそう!」
絹川善法:「オレでよければ一緒にやっとく?」
真崎朱音:「オッケー。じゃ、そろそろ向かいますか?」
美袋なぎさ:「えっやだ、アルチョムちゃんがいい」
絹川善法:「ショック」
真崎朱音:「ドンマイ」
小田切頼:「アルチョムはかわいいもーん」
美袋なぎさ:「ねー」
小田切頼:「ねー」
絹川善法:「オレだってかわいいよね、朱音くん」
真崎朱音:「女子以外に可愛いって言いたくねえ」
小田切頼:「ドンマイ」
絹川善法:「もしもし、カズくん支部長? 今、支部内に蔓延っているいじめ問題についてなんですけど……」
依包緋鶴:「連絡はまだ絶たれたままのようですねえ」
小田切頼:慌ただしく、エスカレーターへと向かう皆を見る。
小田切頼:『ヘイズ』のふたりを、視界の端に捉える。
小田切頼:足を一度止めて。
小田切頼:この子たちは。それでも、お父さんが好きなのだろう。
小田切頼:美袋ちゃんも、お父さんが好きなのだろう。
小田切頼:「違う、違う」
小田切頼:『わたしはお父さんのこと、大好きだもん』
小田切頼:『私を愛してくれなかった』『私にやさしくしてくれなかった』
小田切頼:『私を嫌いなお父さんが好き』
小田切頼:足元に生まれた白い火を、そっと踏みつけて。
小田切頼:皆を追いかける。

GM:ロイス取得と購入が可能です。
GM:購入目標値は20まで解放。
真崎朱音:凄いぜ!
依包緋鶴:わ~お
絹川善法:なんと
GM:さまざまなものが買えます
GM:そうあの薬……
絹川善法:ぶ、ブルッ……ブルルッ、ブルゲッ……ハァーッ、ハアーッ!
GM:ブラックアビスなども……
真崎朱音:禁断症状が出てる
絹川善法:何ですかそれ
依包緋鶴:やばそう
絹川善法:アーティスト?
真崎朱音:第十支部のチルドレンの間で薬が横行しちゃう
GM:判定ダイスに+2しますが
依包緋鶴:たいへん
GM:侵蝕が+10というすごい薬です
真崎朱音:おもぉい
小田切頼:代償が重すぎる
絹川善法:10て…
依包緋鶴:トゥオネラ/P庇護:N警戒〇→トゥオネラ/P尽力〇:N憐憫 に変更します
真崎朱音:今気づいたけどこの構築ならシルバーハンマー使えるな
真崎朱音:マイナー使用、白兵攻撃力+5、侵食+5
小田切頼:美袋ちゃんを P仲間意識〇:N羨望 に変更しヨット
真崎朱音:私セットアップが埋まっててブルーゲイル使えないし、狙ってみようかな
依包緋鶴:3dx+1>=20 ブルゲチャレンジ
DoubleCross : (3R10+1[10]>=20) → 10[7,9,10]+3[3]+1 → 14 → 失敗

絹川善法:そういえば
小田切頼:やるかぶるげ
依包緋鶴:失敗して以上!
小田切頼:わたし使えないけど
絹川善法:依包さん意外セットアップ埋まってるのか…
依包緋鶴:寄ってたかってわたしに薬を飲ませようと……?
絹川善法:ヤベ
絹川善法:興奮してきた
絹川善法:狙ってみよ
絹川善法:4dx>=20
DoubleCross : (4R10[10]>=20) → 8[3,5,8,8] → 8 → 失敗

依包緋鶴:狙われている
真崎朱音:コラッ
絹川善法:本気を出せよ!
小田切頼:5DX+2+0@10>=20 調達
DoubleCross : (5R10+2+0[10]>=20) → 10[1,4,8,10,10]+9[5,9]+2 → 21 → 成功

真崎朱音:頼ちゃんすげえ
絹川善法:すごい
小田切頼:あげるー
依包緋鶴:よ……頼ちゃん!
依包緋鶴:おくすり……
依包緋鶴:いただきます~
真崎朱音:じゃあ私はシルバーハンマー行ってみます、目標20
真崎朱音:せっかくだし使ったよ、隠し持ってた手配師!
真崎朱音:5DX+6+0@10>=20 調達
DoubleCross : (5R10+6+0[10]>=20) → 10[1,2,4,4,10]+4[4]+6 → 20 → 成功

真崎朱音:やったぜ。ぴったり成功!持っておきます
絹川善法:優秀か?
GM:薬が横行してる
真崎朱音:私は以上!
小田切頼:横流しだぜ
小田切頼:以上

ミドル6


GM:シーンプレイヤーは小田切さん。
GM:登場する人は登場侵蝕をお願いします。
真崎朱音:真崎朱音の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:77->84)
絹川善法:絹川善法の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:81->90)
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:82->86)
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:86->89)

セキュリティ区画

GM:ビルの管理業務を行うこのフロアは、下とは違い、静かで無機質な空気が漂う。
GM:ほぼオフィスビルのような外観だ。
GM:ただし、周囲には変わらず人が倒れている。
GM:『ヘイズ』の子供たちが《ワーディング》を解除し、かなり空気は和らいではいるが、
GM:まだ完全に影響下から抜け出せているわけではない。
美袋なぎさ:「…………」きょろきょろと辺りを見回す。
小田切頼:「お父さん、いる?」不安げ。
美袋 徹:その視線の先、廊下の方に、スーツ姿の男性が立っているのが目に入る。
美袋なぎさ:「いた!」
美袋なぎさ:「おとーさん!!」
美袋なぎさ:ぱっ、と駆け出す。
美袋 徹:「……!」
美袋 徹:「なぎさ! 無事だったか。よかった……」
美袋なぎさ:「うん。届け物のせいで大変だったけど」
美袋なぎさ:「ちゃんと持ってきたし、無事で来たよ!」
美袋 徹:「そうか、そうか……いや、よかった」
美袋 徹:「ははは」
美袋 徹:「よく来たね」
美袋 徹:いつの間にか、その声は合成音声に変わっている。
美袋なぎさ:「……え」
絹川善法:「……ッ!」
美袋 徹:「いらっしゃい。ここが」
小田切頼:とっさに美袋ちゃんのもとに駆け寄り、引き離そうとする
美袋 徹:「ゲームセットの場所だよ!」
美袋 徹:ぐい。
美袋 徹:なぎさの身体を逆に引く。
美袋 徹:こめかみには拳銃を突きつける。
美袋なぎさ:「……!!」
小田切頼:「……ネイムレス!」
真崎朱音:「おいおい」
美袋 徹:「さて、ここで勝負だ。UGN」
真崎朱音:「無粋な手を使うじゃないか。これがお前の『楽しいゲーム』か?」
小田切頼:「美袋ちゃん。お父さんは操られてる。お父さんの意思じゃないから」
美袋 徹:「この子を傷つけずに、事態を解決するには?」
小田切頼:「助けるから、大丈夫」
美袋 徹:「僕はなんでも使うよ。今すごく楽しいし」
小田切頼:拳を握り締める。声が震える。
美袋なぎさ:「……けて」
美袋なぎさ:「助けて、小田切さん」
美袋なぎさ:微かに震えながら。
美袋なぎさ:「……多分、さっきとおんなじ!」
美袋なぎさ:「スマホかなんか持ってるはず!」
小田切頼:「助けるよ。ううん」
小田切頼:「美袋ちゃんの力、そしてみんなで」
小田切頼:「美袋ちゃんやお父さんや、みんなを助けよう」
美袋なぎさ:こくこく、と頷く。

GM:ここで判定です。
真崎朱音:むむっ!
絹川善法:なんだと~?
小田切頼:そういえばまだあったな
GM:先ほどのケースと同じく、ネイムレスは通信端末を用いて他人を操っているとみられます。
依包緋鶴:一体どこに……
GM:肉体で判定。達成値9。
GM:それほど強力なオーヴァードではない美袋徹は、それで解放されるでしょう。
小田切頼:4DX+0+0@10>=9 白兵
DoubleCross : (4R10+0+0[10]>=9) → 6[4,5,6,6] → 6 → 失敗

絹川善法:《バディムーヴ》
小田切頼:うげ
GM:あ、全員判定可能です……と
絹川善法:達成値+3どうぞ
GM:やったな!
真崎朱音:通したぜ
依包緋鶴:見事!
小田切頼:バディム♡
絹川善法:持っててよかった~!
GM:では達成値9で成功!
GM:隙を突き、携帯端末を奪うことに成功します。

絹川善法:「頼ちゃん」
小田切頼:絹川君に視線を向ける。
絹川善法:奴がギリギリ、聞き取れないぐらいの声量で。
絹川善法:「一瞬だけなら、チャンスが生まれるかも」
絹川善法:「行ける?」
小田切頼:「行く」小さな声で。
絹川善法:にっ、と微笑んで。
絹川善法:美袋なぎさに接触した当初から。
絹川善法:ずっと姿を潜めていた、妖精の名を呟く。
絹川善法:「出番だぜ、にゃん丸」
にゃん丸:美袋なぎさのポケットから、素早く宙へと姿を現したのは。
にゃん丸:ぴょこんと頭に生えた二つの獣耳。黒い装束に身を包む猫のよう。
にゃん丸:───忍者のように両手の二本指を構えたあと。稲妻のような疾さを以て、美袋徹の顔面をがりがりと引っ掻いた。
絹川善法:「今!」
美袋 徹:「うわ、わ!」
小田切頼:小柄な体躯で素早く、猫のように駆け出す。
小田切頼:軽く、怪我しない程度の蹴り。
小田切頼:「−−−っしゃあ!」
美袋 徹:「……っ!」
GM:きん、と音がして、端末が手から飛ぶ。
小田切頼:それをキャッチ!
美袋 徹:同時に、どさ、と膝をついた。
GM:端末はやはり、何の変哲もないものに戻っている。
美袋なぎさ:「……すごい!」
依包緋鶴:「お二人とも、お見事」美袋氏の様子を見に近づく。
小田切頼:「ありがとう、絹川くん!」
真崎朱音:「バッチリだ、二人共」
美袋なぎさ:「お父さん、だいじょぶ!?」少しだけ離れて様子をうかがう。
小田切頼:「にゃん丸?も!」
絹川善法:「ナーイス、頼ちゃん」ハイタッチ!
美袋 徹:「……う……」
美袋 徹:弱々しい声を上げ、それでも顔を上げる。
美袋 徹:「……なぎさ!」
真崎朱音:「なぎさちゃんも。大丈夫?」
美袋なぎさ:「大丈夫……怖かったけど、でも」
美袋なぎさ:「助けてもらえたから!」
小田切頼:ハイタッチを返し、美袋父を見る。
美袋なぎさ:「お父さん……!」
美袋 徹:「すみません!」
美袋 徹:がば、と頭を下げる。
美袋 徹:「申し訳ない。UGNの方々ですよね……!」
美袋なぎさ:「そうだよ! 一緒に来たの!」
依包緋鶴:「ええ、第10支部より。こちらこそ遅れてしまい申し訳ございません」
美袋 徹:「いや。こんな事になったのでどうにか調査をしようとしていたら」
美袋 徹:「……カラスが、急に飛び込んできて」
美袋 徹:「それから記憶は曖昧ですが、多少は覚えています」
小田切頼:「やっぱり、カラス」
美袋 徹:「……ごめんな、なぎさ……」
美袋なぎさ:「……別に、悪い奴にやられたのは悪くないし、気にしてないし」
美袋なぎさ:「私のハンカチ勝手に使ったりとか、クッションお尻に敷いたりとか」
美袋なぎさ:「そっちの方がやだもん!」
美袋 徹:「ハンカチは間違えただけで……!」
小田切頼:「あはは、確かにヤかも」
絹川善法:親子の会話を微笑ましげに眺めている。
美袋 徹:「……と、とにかく」
美袋 徹:「こちらなりに調べて、わかったこともあります」
真崎朱音:「わかったこと?」
美袋 徹:「要は、このビルにはFHの息がかかった人間が紛れ込んでいたらしい」
美袋 徹:「こちらで提供できる情報はお渡しします」
美袋 徹:「現状をどうにかしていただけないでしょうか……!」
依包緋鶴:「ふむ……ネイムレスが入り込む以前の干渉があったわけですね、ええ」
依包緋鶴:「そのために参りました。安心してお待ちください」
真崎朱音:「助かります!……なぎさちゃん、君のお父さん凄いな。お手柄だぜ」
美袋なぎさ:「……すごいのか……」
美袋なぎさ:「うーん、ちょっとだけ見直したげても、いいかも」

GM:さて、では最後の情報判定があります。

【プラネタリウムについて】〈情報:UGN〉〈交渉〉9
【カレワラについて】〈情報:UGN〉〈交渉〉9


小田切頼:最後に残ってたやつ!
真崎朱音:あっプラネタリウムも
絹川善法:おっ情報
GM:これは先ほどの判定とは関係なく全員調べられます。
絹川善法:名称的に任せたほうがよさそうかな?
小田切頼:わたしもいいってわけね
GM:その通り!
依包緋鶴:【カレワラについて】《生き字引》で判定
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+1した(侵蝕率:86->87)
依包緋鶴:12dx+5>=9
DoubleCross : (12R10+5[10]>=9) → 10[1,2,2,2,3,4,6,6,8,8,10,10]+3[1,3]+5 → 18 → 成功

GM:ダブルスコア!
小田切頼:【プラネタリウムについて】〈情報:UGN〉 コネ 最後なので要人で!
依包緋鶴:お父さんにご挨拶
小田切頼:8DX+3+0@10>=9
DoubleCross : (8R10+3+0[10]>=9) → 9[2,2,2,2,7,8,8,9]+3 → 12 → 成功

真崎朱音:バッチリ!
絹川善法:う~ん流石
GM:こっちも難なく……
小田切頼:よし
GM:では開示をします。

【プラネタリウムについて】
『スタンバイNシティ』最上階にある大きなプラネタリウム。
来客数が望めずに数ヶ月前に閉鎖、という話だが、実情は異なる。
FHエージェント"カレワラ"の手が入り、内部は高出力エネルギーを放射する実験兵器と化していた。
動力源とされるものは賢者の石。通常おいそれと手に入るものではないが……。



【カレワラについて】
FHセル『ヘイズ』を創設したFHエージェントで元セルリーダー。
その目的は、行き場のない子供たちを集めてテロ行為に利用すること。
特に、自分と同じ賢者の石を持つトゥオネラは重要な駒とみていた。
カヴァーとして『スタンバイNシティ』の上層部に潜入、密かにビルの改造を進めていた。


GM:これで情報項目は全て開示されました。

GM:美袋徹が調査したFHの関わりについての資料を、あなたたちは確認した。
小田切頼:「……」
依包緋鶴:「……カレワラは、FHらしいリーダーだった、というわけですね」
依包緋鶴:己の欲望の為に他者を利用し、テロリスムに用いる。そういう男だったと。
真崎朱音:「……良い父親じゃなかったってわけだ。残念だけど」
絹川善法:「………大丈夫?」ちらりと頼ちゃんに視線を向けて。
小田切頼:「……ん?」
小田切頼:「大丈夫じゃないっぽく見える?」
絹川善法:「っぽく見えた」
小田切頼:「あは、そうかも」
小田切頼:「なんか……怒りたいのに、やるせなくて」
小田切頼:「わかるようで、わからなくて」
絹川善法:「………」
小田切頼:「わたしは、自分のお父さんのこと、すごくイヤだったから」
小田切頼:「そういうこと思い出してた」
絹川善法:「そか」
絹川善法:「……オレはね」「お袋や親父と過ごした記憶、殆ど無いから」
絹川善法:「正しい親子の形ってのが、どんなもんか」
絹川善法:「よく、わからないんだよね」
小田切頼:「正しいとか、きっとないよ」
小田切頼:「間違ってても、嘘でも、」
小田切頼:「だけど……ううん……」
小田切頼:「カレワラってやつは、違うって」
小田切頼:「思う、思いたい……もし、ヘイズの子たちがどんなにそいつを大事でも」
絹川善法:「うん」
小田切頼:「嫌われても恨まれても、壊したい」
絹川善法:美袋なぎさと、美袋徹に視線を見やる。
真崎朱音:「許せない?」
小田切頼:「そう、なのかも。……そうか」
小田切頼:「許せないのか、わたし……」
絹川善法:何が正しくて、何が嘘の関係なのか。答えはきっと考えても出ないだろうが。只一つ分かるのは。
小田切頼:父親のことを、少しだけ思い出した。嫌いだと、イヤだと、許せないと、思うことすら自分に許せなかった頃のことを。
絹川善法:この二人の絆を、引き裂かんとする者がいること。
小田切頼:そこに愛は関係ない。
小田切頼:愛しているとか、幸せとか、楽しいとか。
小田切頼:そんな言葉で踏み躙られたものが、どれほどあるのか。
小田切頼:「許せない、です」
絹川善法:「オレも」
絹川善法:「オレも、許せない」
依包緋鶴:「それじゃあみんなで、怒りに行きましょうか」
真崎朱音:「ああ、良いね」
真崎朱音:「子供だって、言うこと聞かずにやんちゃしたら親に叱られるんだ」
真崎朱音:「悪い親を、子供が怒っちゃいけない理由なんてないさ」
美袋なぎさ:「私も行きたい!」
美袋なぎさ:はい、と手を挙げて。
美袋 徹:「なぎさ……!?」
美袋なぎさ:「私、直接は戦えないけど、今ならお手伝いはできると思う!」
美袋なぎさ:「私だって許せないもん!」
美袋なぎさ:「……大事な場所をそんな風に使われたくないよ」
依包緋鶴:「……お嬢さんは責任を以て護らせていただきます」
小田切頼:「なぎさちゃんがいてくれたら、うれしいな」
絹川善法:「……いいんスか?」
美袋なぎさ:「えへへー」
依包緋鶴:「彼女の力を、彼女の想いを頼らせていただければ」
依包緋鶴:「子どものしたいことを出来る限りサポートするのが大人の役目かと」
美袋 徹:「…………」しばらく悩んだ後。
小田切頼:「……わたしはなぎさちゃんがしたいようにしてほしい」
真崎朱音:「……依包さん、子供に甘いんだから」
小田切頼:「あと」こそっと「頼ちゃんってよんでほしいんだけど、だめ?」
真崎朱音:やれやれ、と言いたげで。でもどこか嬉しそうに
美袋なぎさ:「わ! 呼ぶ呼び! 頼ちゃん!」小声で。
美袋なぎさ:「やったー! 名前呼びだー!」
依包緋鶴:「上司が上司ですのでね」これは秘密に、と付け加える。
真崎朱音:「成程。確かに彼は、甘やかしたくなる」
真崎朱音:おっとこれも内密に。
美袋 徹:「止められません、よな」苦笑する。
美袋 徹:「なぎさ」
美袋 徹:「行きたいところに行ってきなさい」
絹川善法:「さっきよりピンチになるかもだし、オレは正直はんたいへえいへえ頬を抓るな!」アルチョムをぽいっと投げ捨てる。
美袋 徹:「ただし、ちゃんと帰ってくるんだよ」
美袋なぎさ:「わかってるよう」
美袋なぎさ:「いってきます!」
美袋なぎさ:「待っててね、お父さん!」
小田切頼:言われたほうでもないのに、少し目を見開いて。

GM:ということで、NPCカード:美袋なぎさが使用可能となりました。
絹川善法:やったぜ~!

NPCカード:美袋なぎさ
《勝利の女神》
ラウンド1回オートで使用可能。
判定の達成値を+15する。


小田切頼:「そっか、うん、行ってきますだ」
小田切頼:行かないで、と縋られるばかりではなく。
小田切頼:安全だと箱庭に仕舞われるばかりでもなく。
小田切頼:「そっか」いつものように笑う。
真崎朱音:「よし!……ただ、うん。余計な心配かもしれないけど」
真崎朱音:「あのさ、三人共」
真崎朱音:子どもたちに向き直り、いつもより少しだけ神妙な面持ちで
絹川善法:赤くなった頬を擦りながら朱音くんに向き直る。
真崎朱音:「たとえ怒ってて、許せないって気持ちがあってもだ」
真崎朱音:「もしその気持ちを怖いと思ったら、無理はすんなよ。時には逃げたって、目を逸したって構わないんだ」
真崎朱音:「割としんどいからな。怒るとか、ネガティブな気持ちって」
真崎朱音:「逃げるとか、目をそむけるとか、自分の気持ちに嘘をつくとか。悪いことって言われがちだけど」
真崎朱音:「時には必要だって、おれは思う。 辛い時怖い時、それを選ぶことは間違いなんかじゃない」
真崎朱音:「しんどい時に休んだり、辛いことから逃げるぐらいの余裕は」
真崎朱音:「おれたち『大人』が作ってやるさ。ねえ?」
依包緋鶴:「ええ、もちろん」
真崎朱音:「おっ、良かった。同意してもらえなかったら格好つかなかったぜ」
依包緋鶴:「安心してする余地は作ってみせます。その代わり、私たちも頼りにしてますよ」
依包緋鶴:「それはそれは、信頼していただきどうも」
小田切頼:「……二人とも、ありがとう」
真崎朱音:「そゆこと。 頼んだぜ、皆」
絹川善法:「優しいね、朱音くんも、緋鶴センパイも」
小田切頼:「ありがとう、でいいのかな。えっと、うれしい」
美袋なぎさ:「ふふー。私も!」
小田切頼:「うれしい。すごく。すごく……」
小田切頼:「ね」
美袋なぎさ:「ねー!」
真崎朱音:「なあに。ちょっとばかし格好つけたかっただけさ。お兄さんとして」
真崎朱音:「本当に格好良いところは、この後でたっぷり見せてやるとも」
依包緋鶴:「実のところ、もう一人優しくしたい子が居りますのでね」
依包緋鶴:「さ、みんなで助けに行くとしましょう」
絹川善法:「………はいっ!」
真崎朱音:「はいよ!」
小田切頼:「はい!」
美袋なぎさ:「おー!」

GM:ロイス取得と、最後の購入が可能です。
GM:購入目標値はもう限度なし!
真崎朱音:どこまでも……行けるぜ!
絹川善法:好き放題!
GM:宇宙船とかも確かあったはず
依包緋鶴:すごいねこのビル
GM:67で買えるよ
真崎朱音:67超えると宇宙センターが併設することに
依包緋鶴:3dx+1>=15 購入は強化素材
DoubleCross : (3R10+1[10]>=15) → 6[4,5,6]+1 → 7 → 失敗

依包緋鶴:失敗して以上~
真崎朱音:自分用の強化素材狙いますか!
真崎朱音:3DX+6+0@10>=15 調達
DoubleCross : (3R10+6+0[10]>=15) → 7[1,3,7]+6 → 13 → 失敗

小田切頼:5DX+2+0@10>=15 調達
DoubleCross : (5R10+2+0[10]>=15) → 10[1,4,4,8,10]+8[8]+2 → 20 → 成功

絹川善法:朱音くんに《バディムーヴ》
真崎朱音:ありがてえ!
絹川善法:達成値+3どうぞ
小田切頼:だれかいらんかねえー
GM:あ、何買うか宣言をお願いします
小田切頼:あ、すいません強化素材だった
真崎朱音:頼ちゃんは何買った?
依包緋鶴:これで白兵者は全員強化素材餅だね
GM:了解!<強化素材
真崎朱音:じゃあ私が買った強化素材をヨシ君にあげよう
絹川善法:うれピ~!
絹川善法:強化ポチ!
真崎朱音:で、頼ちゃんの強化素材をおれが貰う
依包緋鶴:真崎くんがなんか付けてくれたのかしら
絹川善法:ではブルゲ狙いで
小田切頼:あーげる!
絹川善法:4dx>=20
DoubleCross : (4R10[10]>=20) → 10[3,5,8,10]+3[3] → 13 → 失敗

真崎朱音:そしてフラガラッハを強化!
依包緋鶴:女の子から欲しかったんだ
絹川善法:無ゾ
真崎朱音:バレたぜ
小田切頼:フラガラッハ、もうたぶん光る
GM:音も出る
絹川善法:DX日輪刀だ
真崎朱音:ヨシ君の針になんかゴテゴテ後付の変形機能とかが
小田切頼:真崎君の音声も収録
真崎朱音:というわけで以上!
小田切頼:へーい
絹川善法:付けません(半ギレ)
絹川善法:以上!

マスターシーン2


GM:夜の並木道を年嵩の男が一人、まだ幼い少年を連れて歩いている。
GM:少年は目を細めて街の明かりを、風景を見る。
GM:長く研究所に閉じ込められていたから、外の夜気が無性に嬉しかった。
GM:少年の体内に埋め込まれた力がその理由で、今男と歩いているのもそのためだ。
GM:少年は、実験体として高い金で買われたのだ、と自分でも理解していた。
?????:「……これから、どこに行くんですか?」
カレワラ:「あちこちに。君のように困っている子供たちを集めて、家を作ろうというのが私の夢でね」
?????:「……家?」
カレワラ:「そう、皆で助け合って暮らす、素敵な家だよ。我々は家族だ」
?????:「…………」
GM:何と言っていいかわからなかった。ただ、空を見上げて星が綺麗だな、と思った。
GM:男も空を見上げた。
カレワラ:「? ああ、星が綺麗だな」
?????:「あ、あの。はい。あの、ありがとうございました」
カレワラ:「なに、私の夢のためだからね。あー、そうだな。名前がないと不便だ」
カレワラ:「トゥオネラ、これでどうかな。北の国の伝承の地名だよ」
カレワラ:「名無しでは何かと面倒だろう」
トゥオネラ:「……はい!」
カレワラ:「君のその賢者の石の力、大変興味深いものだ……というよりは」
カレワラ:「私とお揃いでね」軽くウィンクをする。
トゥオネラ:「!」
カレワラ:「仲良くできると思うよ、私たちは。家族として」
トゥオネラ:「よろしくお願いします……あの……父さん」
カレワラ:《Eロイス:孤独の叫び》を使用。トゥオネラに○信頼/恐怖でロイスを取得させます。

GM:……そして。現在より少し前。トゥオネラがビル屋上に到着してしばらく後。
トゥオネラ:「……どうして!」
ネイムレス:「どうしてって言われてもなあー」カラスが合成音声で喋る。
トゥオネラ:「どうして父さんがここに……?」
GM:閉じたドーム状の施設の中。中央には不思議な形の機械が設置されている。
GM:星を投影するものではない。砲塔を持つ無骨な、兵器のような形。
GM:そしてその機械に繋がれ、夢見るような顔で目を閉ざしている、一人の男。
GM:意識はない。だが、確かに"カレワラ"と呼ばれていた男だ。
ネイムレス:「だって、そうしろって頼まれたんだよ」
ネイムレス:「自分の体内の賢者の石が必要だから、接続までは自分がやる」
ネイムレス:「問題は出力が足りなかった時で……」
ネイムレス:「君も使えってさ」小さく首を傾げる。
トゥオネラ:「使えって」
トゥオネラ:「何を」震える声。
ネイムレス:「レネゲイドの力を使って圧縮されたエネルギー波を……なんとかかんとか」
ネイムレス:「とりあえず、街をぶっ壊そうねーって話」
トゥオネラ:「……家を作ろうって」
トゥオネラ:「家族になろうって」
トゥオネラ:「だから俺もそうしたのに」
トゥオネラ:「みんなを集めて……」
トゥオネラ:同じ空を見ていたと、思っていたのに。
ネイムレス:「そうそう、集めてくれたから今回助かったよ」
ネイムレス:「陽動してる間に、こっちの準備は万端! 君も無事来てくれたし」
ネイムレス:「直接呼んでも来なかったでしょ? 心配させなきゃなんなかったんだ」
ネイムレス:「つってもまあ、破壊がどうこうは僕、正直どっちでもいいんだけど……」
トゥオネラ:「全部……? 全部このために? 俺もみんなも、利用されて……」
ネイムレス:「ああ、でも楽しかったねーって伝えろって言ってたよ。お父さん」
ネイムレス:「あと、うちの子と遊んでやってくれって。だからそうしたんだ」
ネイムレス:「君とも遊びたいな、こっち見て」
ネイムレス:「大丈夫! 目が覚めたら、君の大好きなお父さんと一緒だよ」
ネイムレス:《ブレインジャック》
ネイムレス:対象はトゥオネラ。RCと意志で対決。勝利した場合、行動は全てネイムレスが決定する。
ネイムレス:6dx+4
DoubleCross : (6R10+4[10]) → 10[2,2,4,8,9,10]+2[2]+4 → 16

ネイムレス:判定前に《ジャミング》ダイス数-5個。
トゥオネラ:ダイス数0個。判定不能。

クライマックス


GM:全員登場です。登場侵蝕をお願いします。
絹川善法:絹川善法の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:90->91)
真崎朱音:真崎朱音の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:84->92)
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:89->98)
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:87->97)
GM:絹川くん落ち着いてるね……

最上階・プラネタリウム

GM:あなたたちがドーム状の施設に踏み込むと、そこには投影機の代わりに兵器のような機械があった。
GM:そこには見知らぬ男性が接続されているが、おそらくカレワラであろうことは想像できたろう。
GM:そして、そのすぐ横に。
トゥオネラ:「あ、来た」
ネイムレス:「あ、来た」
GM:白い羽を生やした少年と、黒いカラスの声が重なる。
GM:奇妙な合成音声。
小田切頼:「やっぱり本体は来てくれなかったのね」
依包緋鶴:「ええ、来ました」トゥオネラくんを一瞥した後、ネイムレスに向けて告げる。
ネイムレス:「僕だって忙しいんだよー」ばさばさと羽をばたつかせる。
真崎朱音:「宣言通り、ツラ拝みに来たんだがねえ」
絹川善法:「……今まで通りなら、端末を奪取出来れば」
絹川善法:「"トゥオネラ"の洗脳も───」
ネイムレス:「ふふーん」
ネイムレス:「この子強いし、僕も気合いを入れたし」
ネイムレス:「一筋縄ではいかないよ。どうする?」
小田切頼:「どうもなにも」
真崎朱音:「どうするもこうするも、なあ?」
小田切頼:「やることは変わらないもんね」
ネイムレス:「やった」
ネイムレス:「遊んでくれるんだー!」
トゥオネラ:「やったね、僕」
ネイムレス:「やったやったー」
絹川善法:「………」
絹川善法:冷ややかな目で彼らを見つめる。
真崎朱音:「始める前に」
真崎朱音:「一つ聞いても良いかね。聞きたいことがあるんだよ」
ネイムレス:「なに? 質問は手早くね」
真崎朱音:「前回も今回も。お前、遊んでばっかに見えるけど」
真崎朱音:「結局お前、何がしたいわけ?」
ネイムレス:「え?」黒い目を瞬かせる。
真崎朱音:「こうして人を駒にして遊んで、その先に何を求めてる?」
ネイムレス:「それは……」
ネイムレス:「遊びたいだけだけど?」
ネイムレス:きょとん、というような声。
真崎朱音:「……」
真崎朱音:「それだけ、か」
ネイムレス:「うん。他に理由っているかなあ」
ネイムレス:「ゲームはゲームだよ。楽しく遊んで楽しく勝つんだ」
真崎朱音:その声色に、真実を感じとる。……実際のところどうかは知らないが、そう感じる
ネイムレス:少なくとも、罪悪感というようなものは、声には感じられない。
真崎朱音:「そうかいそうかい」
真崎朱音:「どこかにたどり着くわけでもない、目的地を探す迷いの道中でもない」
真崎朱音:「子供の遊び、千鳥足の行進」
ネイムレス:「カラスだけどねえ」
真崎朱音:「そいつで俺の友達を殺したわけだ」
真崎朱音:「ああ、よく分かったよ」
真崎朱音:こいつは、競うべき好敵手ではない。
真崎朱音:「お前は、ただの敵だ」
真崎朱音:「較べもなく、錆にしてやる」
真崎朱音:キン、と。澄んだ高い音を立てて、左手に機械剣を形成し、構える。
ネイムレス:応えず、カア、と一声鳴く。
絹川善法:「………」
絹川善法:「遊びってのはさ」
絹川善法:「一人でするには、難しいもんだよな」
ネイムレス:「そう! そうなんだよね」
ネイムレス:「クロスワードとかすぐ飽きちゃう」
絹川善法:「ん。出来なくはないけど。飽きるのも早い」
絹川善法:「だからお前は、面白そうな人材を見つけては、ちょっかいかけて」
絹川善法:「遊ぼうとしてる。ここまで間違ってない?」
ネイムレス:「名推理ー」
ネイムレス:「向こうから来ることも多いけどね。僕くらいにもなると」
絹川善法:「羨ましいくらいだね」皮肉げに。
絹川善法:「でもさ、"ネイムレス"」
絹川善法:「遊びってのは、皆で和気藹々と楽しんで」
絹川善法:「皆が幸せになれるような、そーいう尊い行いだとオレは思ってるんだよね」
絹川善法:「お前の遊びは」
絹川善法:「お前だけが楽しんでるものだ」
ネイムレス:「え、うん」
ネイムレス:「そうだねえ」
ネイムレス:「でも、ほら。ここにいるおじさん。わりと幸せだよ」
ネイムレス:カレワラを示して。
絹川善法:「何でそう思う?」
ネイムレス:「夢が叶うんだってさ」
ネイムレス:「僕は特に夢とかないけど、それ、なんかいいものらしいじゃん」
依包緋鶴:「なるほど、概ね分かりました」
依包緋鶴:「あなたに寄りかかる物はなく、責任を思うことはない」
ネイムレス:「…………」
依包緋鶴:「故に背負う名前もない。その名を気に入るわけですね。実に納得が行く」
トゥオネラ:「君が来るのは結構意外だったんだよな」
トゥオネラ:「こいつ、そこまでなりふり構わなかったのかって。びっくり」
トゥオネラ:「僕は好きだよ。ネイムレス。数馬くんに感謝しなきゃ」
トゥオネラ:「こいつが自分の名前が好きなのと同じくらい、好き」
依包緋鶴:「その子はあなたとは違いますからね。もちろん私も」
ネイムレス:「わかってるよ! そんな怒んないでよ」
依包緋鶴:「怒られたくなければ引っ込んでいてください」
依包緋鶴:「あなたとはいずれ直接顔を合わせたいですが、それでもそこまで興味があるわけではない」
依包緋鶴:「あなたにも、あなたのゲームにも。そんなものはただの通過点です。平和を守る大目的のね」
ネイムレス:「そうなの? 僕はあの時の君を見てるの、結構楽しかったけど」
ネイムレス:「ほら、あれ。あの屋敷の……刀の時の」
依包緋鶴:「………」
ネイムレス:「怒った? まあいいや。数馬くんによろしく!」
依包緋鶴:「子どもに好かれること自体は、嫌いじゃないんですがね」
依包緋鶴:手袋をするりと抜き放ち、口を噤む。
小田切頼:「……わたし、正直あんたはどうでもよくて」
小田切頼:「わたしはあんたにもムカついてるけど、もっとあいつにムカついてるの」
小田切頼:眠る男を指さす。
ネイムレス:「あ、やっぱり怒ってる」
小田切頼:あるセルリーダー。ある父親。
小田切頼:「怒ってるよ」
小田切頼:「苦しいことぜーんぶ子供に押し付けて、すやすや寝てるあいつ」
小田切頼:「そこそこ幸せそうなその夢、ぜんぶ醒ましてやるんだからね」
小田切頼:ポケットから、握りしめすぎて歪んだマッチ箱を取り出す。
小田切頼:「ううん、全部にムカついてるけど。言うことを聞くしかないその羽根の子にも、高みの見物気取りのあんたにも、こうなってること自体にも、ムカつくの、全部」
ネイムレス:「だってさ」
トゥオネラ:「困ったね」
小田切頼:「困ってろ、バーカ!」
小田切頼:「だからもう、知らない」
小田切頼:「もうなんだって聞きたくもないし」
小田切頼:「もう本当のことなんか、なにひとつ言わない」
小田切頼:『だから、ゲームをしよう』
ネイムレス:「!」
ネイムレス:「ふふふ」
小田切頼:『遊んでくれるんでしょう』白い微かな火が、起きた。
ネイムレス:「『ダウト』って知ってる?」
ネイムレス:「嘘つきは、だーれだ」
ネイムレス:とても楽しそうに、カラスの鳴き声を上げる。
小田切頼:『わたしは嘘なんかつきませーん、だ』
小田切頼:『せいぜい勝ってみなさいよね!』
ネイムレス:「オッケー!」
ネイムレス:「じゃあまずは」
ネイムレス:「試運転だ!」
トゥオネラ:手をかざす。
カレワラ:砲塔に、レネゲイドの気配が強く凝る。
カレワラ:キュイイイイイイイ……
GM:白い一条の光が、上空へと放たれた。
GM:星を映すはずの屋根が、一瞬で穿たれ、融け、半ば崩壊する。
美袋なぎさ:「あ……!」
美袋なぎさ:「プラネタリウム、が……」
GM:外の空は、深い藍色に染まり、ちらほらと星が見えてくる時間になっていた。
GM:同時に、その一撃の力であなたたちの衝動は揺さぶられる。
GM:衝動判定です。意志で目標値9。
依包緋鶴:11dx+5>=9
DoubleCross : (11R10+5[10]>=9) → 8[1,3,3,4,4,4,5,6,8,8,8]+5 → 13 → 成功

真崎朱音:6DX+2+0@10>=9 意思
DoubleCross : (6R10+2+0[10]>=9) → 10[1,1,2,9,9,10]+4[4]+2 → 16 → 成功

絹川善法:思い出の一品、ブランケットで意志+2
絹川善法:2dx+2>=9
DoubleCross : (2R10+2[10]>=9) → 7[4,7]+2 → 9 → 成功

小田切頼:6DX+1+0@10>=9 意思
DoubleCross : (6R10+1+0[10]>=9) → 10[2,4,9,10,10,10]+10[1,5,10]+10[10]+10[10]+1[1]+1 → 42 → 成功

GM:!?
絹川善法:!?
真崎朱音:真崎朱音の侵蝕率を+17(2d10->9,8)した(侵蝕率:92->109)
小田切頼:なんだこれ
依包緋鶴:意志の塊
GM:ちゃんと回っている……
絹川善法:絹川善法の侵蝕率を+10(2d10->4,6)した(侵蝕率:91->101)
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+10(2d10->5,5)した(侵蝕率:97->107)
真崎朱音:女王
小田切頼:すいませんねえ私の意思が強すぎてぇ…
依包緋鶴:いいのよ~
絹川善法:カッチカチやぞ
GM:では、戦闘開始。
真崎朱音:あ、頼ちゃん衝動分侵食!
小田切頼:あ、侵蝕
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を+20(2d10->10,10)した(侵蝕率:98->118)
GM:まずはエンゲージと敵の説明。


[ネイムレス、カレワラ、トゥオネラ]
        |
       10m
        |
  [小田切、依包、絹川、真崎]



GM:ネイムレスとトゥオネラは常に飛行状態です。
GM:また、カレワラは行動を行いませんが、他二体を戦闘不能状態にしない限りダメージは与えられません。
GM:3ラウンド目のクリンナップになると《Eロイス:破壊神顕現》が発動し、第10地区の市街が大規模に破壊されます。
真崎朱音:成程
GM:それまでに二体を戦闘不能にし、1点でもダメージを与えられれば兵器ごと破壊が可能です。
絹川善法:ヤバイわよ!
小田切頼:なな
依包緋鶴:タイムアタックというわけね

■セットアップ■

トゥオネラ:なし
依包緋鶴:なし
ネイムレス:なし
絹川善法:あります
絹川善法:コンボ:"繰り繰れ、老さん" 《支配の因子》
絹川善法:現在起源種によりエフェクトレベル上昇は2。
絹川善法:よって対象、ネイムレス、トゥオネラ、カレワラ3対のこのラウンド間の攻撃力が-35されます。
GM:-35……!
絹川善法:絹川善法の侵蝕率を+6した(侵蝕率:101->107)
真崎朱音:頼りになるぜ!
小田切頼:頼りがい
真崎朱音:<螺旋の悪魔>+<原初の黄:ソードマスター>。 コンボ:Stand by
真崎朱音:真崎朱音の侵蝕率を+6した(侵蝕率:109->115)
小田切頼:《得意領域》《エターナルブレイズ》。行動値が−5で1になります。
真崎朱音:ラウンド中、ウロボロスエフェクトを絡めた攻撃のダメージ+24、決闘者の剣の命中固定値に+18。暴走を受けます
小田切頼:RCサラマンダー攻撃にはダイスと攻撃力が増えるよー
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を+7した(侵蝕率:118->125)
GM:カレワラは元より行動しません。


■イニシアチブ■

GM:まず行動値では依包さん、ですが。
ネイムレス:《鼓舞の雷》トゥオネラを行動させます。
GM:ということでトゥオネラの手番となります。
真崎朱音:来い!
依包緋鶴:来なさい!
トゥオネラ:まずマイナー。戦闘移動します。PCたちのエンゲージに。
トゥオネラ:メジャー、《オールレンジ》《コンセントレイト:エグザイル》《獣の力》《天を統べるもの》《ジャイアントグロウス》
トゥオネラ:これに、《Dロイス:賢者の石》。C値を-2。
真崎朱音:ひぃーっ
小田切頼:賢者
絹川善法:あかんて!
トゥオネラ:判定します。
トゥオネラ:14dx5+4
DoubleCross : (14R10+4[5]) → 10[2,2,2,4,5,6,7,7,8,8,9,9,10,10]+10[2,2,3,3,4,7,8,8,10,10]+10[1,7,8,9,10]+10[2,5,7,10]+10[2,8,8]+1[1,1]+4 → 55

トゥオネラ:思ったほどではないがいったぞ
GM:リアクションどうぞ
絹川善法:ドッジ!
絹川善法:1dx+1>=55
DoubleCross : (1R10+1[10]>=55) → 5[5]+1 → 6 → 失敗

真崎朱音:暴走リア不!
依包緋鶴:アームバンカーでガードします。ガード値は1。
絹川善法:むり!
小田切頼:5DX+1+0@10 回避
DoubleCross : (5R10+1+0[10]) → 9[5,5,7,9,9]+1 → 10

小田切頼:失敗
小田切頼:かなしみの(あ、ドッジですこれは)
トゥオネラ:では、ダメージ出します。
トゥオネラ:6d10+2d+30-35
DoubleCross : (6D10+2D6+30-35) → 56[9,10,10,7,10,10]+11[6,5]+30-35 → 62

トゥオネラ:!?
真崎朱音:あ、その前にカバーリング!
依包緋鶴:《マグネットフォース》で頼ちゃんをカバーリング、アームバンカーでガード。侵蝕率+2。
GM:おっと
真崎朱音:6d10が異次元の数値出してますね
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+2した(侵蝕率:107->109)
依包緋鶴:すいません遅れました
絹川善法:なんじゃあー!?
GM:カバーリングはオッケーです
小田切頼:(引いてこれなの)
小田切頼:(こわい)
真崎朱音:(引いてこれです)
トゥオネラ:おっと、装甲有効
真崎朱音:オートでアームドスーツ装備しても耐えられない! 阿久津君のロイスをタイタスにして復活!
絹川善法:死!祖母のロイスをタイタス昇華で復活!
依包緋鶴:耐えられない。依包真衣のロイスをタイタス昇華して復活
真崎朱音:真崎朱音に16のダメージ!(HP:28->12)
小田切頼:ごめんね 私が妹になるからね
依包緋鶴:頼ったら……
GM:姉妹愛
依包緋鶴:HPは12、さて
依包緋鶴:戦闘不能直前に《ラストアクション》即座にメインプロセスを行います。侵蝕率+5.
GM:ぐぬ!
真崎朱音:ああ、おれも行こうか
GM:なんだこの人たち
絹川善法:いけいけー!
小田切頼:ふはは
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+5した(侵蝕率:109->114)
真崎朱音:<原初の黒:ラストアクション>を使用します。 コンボ:奥伝ノ拾壱
真崎朱音:真崎朱音の侵蝕率を+7した(侵蝕率:115->122)
依包緋鶴:イニシアチヴの高いこちらから、ですかねえ
真崎朱音:ですかね。お願いします
GM:そうですね、行動値順で。
依包緋鶴:マイナーで《ポルターガイスト》。インプラントミサイルを破壊してシーン中攻撃力+12
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+4した(侵蝕率:114->118)
依包緋鶴:メジャーでコンボ【鉄拳】《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート》でトゥオネラくんへアームバンカーによる攻撃。
依包緋鶴:妨害します?
GM:通します!
GM:判定どうぞ
依包緋鶴:12dx7
DoubleCross : (12R10[7]) → 10[1,2,3,4,5,5,5,6,10,10,10,10]+10[1,1,7,8]+10[2,8]+6[6] → 36

絹川善法:《妖精の手》
絹川善法:もう1dxどうぞ。
GM:ぐー
依包緋鶴:1dx7+40
DoubleCross : (1R10+40[7]) → 6[6]+40 → 46

依包緋鶴:おしい
トゥオネラ:リアクション放棄。《竜鱗》
絹川善法:絹川善法の侵蝕率を+4した(侵蝕率:107->111)
依包緋鶴:31+4d10
DoubleCross : (31+4D10) → 31+30[7,8,10,5] → 61

依包緋鶴:ダメージが通れば硬直状態です
トゥオネラ:竜鱗で弾いて31ダメージ。
トゥオネラ:ダメージ通ったので硬直状態に。まだそれなりに元気。
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+4した(侵蝕率:118->122)
真崎朱音:さて、続いて私の攻撃かな?
依包緋鶴:お任せしましょう
GM:どうぞ!
真崎朱音:まずはマイナーで暴走を解除
真崎朱音:メジャーアクション、まずは<セレリティ>。 コンボ:機巧刀争術
真崎朱音:真崎朱音の侵蝕率を+5した(侵蝕率:122->127)
真崎朱音:直ちに二回メジャーアクションを行います
GM:了解です……!
真崎朱音:おっと、忘れるところだ。オートアクションでウェポンケースのアームドスーツを装備!
真崎朱音:真崎朱音の装甲を10した(装甲:0->10)
真崎朱音:イニシアチブ6に、装甲10,白兵攻撃力+3
真崎朱音:改めて一回目、<シャドーテンタクルス>でネイムレスに攻撃。 コンボ:Execution
ネイムレス:《ジャミング》判定ダイス-5個
真崎朱音:勝負と行こうか。固定値25,C値10、ダイスは-5されて2つ
真崎朱音:2DX+25+0@10 (侵食上昇1)
DoubleCross : (2R10+25+0[10]) → 4[1,4]+25 → 29

GM:固定値なんだよなあ
ネイムレス:《スモールワールド》達成値-20
絹川善法:こいつーっ!
真崎朱音:あっ、野郎!
小田切頼:あってめ
GM:達成値は9になりました。
真崎朱音:いや、頼ちゃんに使われなかっただけましと考えよう
ネイムレス:ドッジ。
小田切頼:やさしさ
ネイムレス:6dx=>9
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 9[3,4,5,5,8,9] → 9 → 成功

ネイムレス:やったー
真崎朱音:迷うけどここは斬り時だ!ヨシ君のロイスをタイタス消化して達成値を+1d10!
ネイムレス:なっ
絹川善法:朱音くぅん!
真崎朱音:9+1d10
DoubleCross : (9+1D10) → 9+4[4] → 13

真崎朱音:達成値13!
ネイムレス:……これ以上の妨害はできない!
ネイムレス:命中です。ダメージを!
真崎朱音:良し! ダメージ、固定値39のダイス2つ!
真崎朱音:2d10+39 (侵食100~、アームドスーツ)
DoubleCross : (2D10+39) → 7[2,5]+39 → 46

真崎朱音:46点、装甲ガード有効!
ネイムレス:ふむ。僕のHPは……26。カラスに装甲はない。
ネイムレス:《Eロイス:不滅の妄執》
絹川善法:やったか!?
絹川善法:あん!?
ネイムレス:《瞬間退場》
依包緋鶴:げぇ~っ!
真崎朱音:ジャームだったか……
小田切頼:ボケーーッ
依包緋鶴:逃げよった……
ネイムレス:Eロイスの力で復活し、この場から退場します。
真崎朱音:わかりました。では、二度目のメジャーアクション
真崎朱音:再び<シャドーテンタクルス>で今度はトゥオネラに攻撃 コンボ:Execution
真崎朱音:真崎朱音の侵蝕率を+1した(侵蝕率:127->128)
GM:判定をどうぞ。
真崎朱音:命中判定、ダイスは妨害ないので7,固定値25、C値10!
真崎朱音:7DX+25+0@10 (侵食上昇1、侵蝕100~)
DoubleCross : (7R10+25+0[10]) → 10[1,3,4,5,8,10,10]+8[3,8]+25 → 43

トゥオネラ:リアクション放棄。《竜鱗》
真崎朱音:よし、今度は回った!43!
真崎朱音:ダメージ、ダイス5、固定値39!
真崎朱音:5d10+39 (侵食100~、アームドスーツ)
DoubleCross : (5D10+39) → 31[1,10,4,8,8]+39 → 70

真崎朱音:50点、装甲ガード有効!
真崎朱音:70!
真崎朱音:真崎朱音の侵蝕率を+1した(侵蝕率:128->129)
トゥオネラ:竜鱗で弾いて40ダメージ。合計71。
トゥオネラ:まだ生きています。
真崎朱音:私の行動も終了!

トゥオネラ:まず、大きく白い翼を羽ばたかせた。
トゥオネラ:宙に浮くと、そのまま飛翔、あなたたちの懐に踏み込んでくる。
トゥオネラ:手にはナイフ。
トゥオネラ:高速機動で大きく全員を斬りつける!
真崎朱音:「……!ちっ、疾いな……!」
依包緋鶴:「くっ……速い!」
小田切頼:軽い体が、声を上げる前に弾き飛ばされそうになるが、
真崎朱音:装甲鎧の流体金属が受け止めるが、追いつかない。抜けた斬撃で鮮血が舞う。
依包緋鶴:素早く身体を割り込ませる。
依包緋鶴:小田切さんと美袋さんに、その刃は通させない。
小田切頼:「っ、よりかね、さん!」
美袋なぎさ:「ひゃっ!」
絹川善法:「あっ、ぐっ……!」
絹川善法:己も、仲間さえもが、瞬時に切り刻まれ、死に瀕すこの状況下で。
依包緋鶴:夜空の下に鋭い火花が散る。ナイフと義肢、硬く、人を傷つけるものがぶつかり合う。
依包緋鶴:「なに、大丈夫です……絹川くんお願いします!」
絹川善法:身を苛む衝動に、呑まれそうになる。
絹川善法:けど。
絹川善法:緋鶴センパイの言葉で、脳裏に蘇る、"大人(なかま)"たちの言葉。
絹川善法:「(安心できる場所……)
絹川善法:崩れかけた足に力を籠め、胸を張って立ち上がる。
絹川善法:そして、思い出せ。
絹川善法:───祖母の言葉を。
絹川善法:『恐れる事を忘れた動物ほど、狩りやすい得物はいない』
絹川善法:『"恐怖"こそが、己の感覚を研ぎ澄ませ、敵を打ち倒す力となる』
絹川善法:しかと敵を見据え、言葉を紡ぐ。
絹川善法:「老さん」
絹川善法:『善法。恐怖を───』
絹川善法: 
絹川善法:───恐怖を。飼いならせ!
絹川善法: 
絹川善法:「"繰り繰れ"」
老さん:ぞっとするほどの冷たさを秘めた善法の言葉が辺りに響くと同時。
老さん:長い白髪に顎の下まで届く口ひげ。
老さん:仙人のような風貌で、眠っているかのように目を閉じていた妖精の眼が、ぱちりと開き。
老さん:かつん、と杖を鳴らした。
絹川善法:瞬間。トゥオネラの足元に広がった面妖な魔法陣から、どす黒いレネゲイドの波が襲いかかる。
絹川善法:裸一貫で極寒の地に立たされているかのような、極限に迫る絶望と恐怖は。
トゥオネラ:「……!」
絹川善法:仲間が放つ、隙を作るためのもの。
絹川善法:「あんま、長くは持たないから」
絹川善法:「ハデに決めて見せてよね、みんな」
絹川善法:鼻から垂れてきた赤いものを袖で拭いながら。気丈に、獰猛に。笑ってみせた。
依包緋鶴:「──ええ!」
依包緋鶴:ダンッ! 床に鋭い罅を残しながら、踏み込む。
依包緋鶴:恐怖へ?絶望へ?ええ、彼の元へ。
依包緋鶴:仲間たちに背中を見せながら踏み込む。その距離の分だけ、安全な間が生まれる。
依包緋鶴:なにせ私のやり口は、とびっきり重たくて、暴力的なのだから。
依包緋鶴:「トゥオネラくん!」
トゥオネラ:その名を耳にした時、一瞬だけ。
トゥオネラ:最初に出会った時の焦ったような表情が戻る。
依包緋鶴:戦闘用義肢"日照掌"が展開、白熱。スーツが焼けきれ、眩い輝きが彼を包む。
トゥオネラ:それは、絶望と恐怖が見せたものか。それとも。
依包緋鶴:肘部スラスターより熱放射。瞬時に加速して空へ逃れようとする彼へ追いつく。
トゥオネラ:「は」
トゥオネラ:「はなせ」
トゥオネラ:翼をばたつかせるが、間に合わない。
依包緋鶴:「いいえ、離しません」
依包緋鶴:「あなたも、彼らと同じ。焦っているのは分かりますが」
依包緋鶴:「すぐに走り出してしまうのですから、落ち着いてもらいます」
依包緋鶴:がしり 強靭な肉体にしがみつき、強烈な膂力で抱きしめる。
依包緋鶴:「少し荒っぽくいきますが、耐えてくださいね。男の子」
トゥオネラ:反射的に翼で身を守ろうとする。
依包緋鶴:白く輝く手刀を抉り込む。
トゥオネラ:「ぐっ……!」
トゥオネラ:致命傷とはいかない。まだネイムレスの洗脳は続いている。
トゥオネラ:だが、届いた。
依包緋鶴:「さ、まだまだ続けますよ!」
真崎朱音:ゲームの盤面を見つめるネイムレスは気づかない。
真崎朱音:トゥオネラとUGNが刃を交えるその場所に、一人足りないことに。
ネイムレス:「なんだよう、もっと頑張れよ、僕ー」遠くで声をかけている。周囲にはぱちりと電撃が走っている。
真崎朱音:ネイムレスは気づかない。
真崎朱音:そこに足りない一人が、自身の目の前に迫っていることに。
真崎朱音:光学迷彩?保護色?否、確かに瞳には映っている。それは──
真崎朱音:『認識阻害による隠密白兵』
真崎朱音:キ ィ ン
真崎朱音:鈴のように高い音色が響くと共に、ネイムレスの視界が斜めにずれる。
ネイムレス:「え」
真崎朱音:「言ったろ。お前とは較べない。だが」
ネイムレス:周囲には妨害を張り巡らせていた。そのはずだ。
真崎朱音:「教えておいてやる。こいつは機巧刀争術、奥伝ノ捌拾漆」
ネイムレス:それをくぐり抜けて、この男は。
真崎朱音:「"ハイエイタス"の技だ。『覚えておけ』」
真崎朱音:──"アンサラー"の繋いできた技は幾重の見えぬ壁を乗り越え、機械剣を"無銘"へと届かせる。
真崎朱音:斬り捨てた"敵"には目もくれず、踵と刃を返す
ネイムレス:「……あはは。あの時はどうも。お世話に」その声はしかし、途切れることはない。
ネイムレス:斬り捨てられた、そのはずだった。
ネイムレス:黒い烏の羽は散ったが、身体はずるりと闇のように溶け、繋がる。
ネイムレス:「あれもわりと記憶に残る負け試合だったけど」
ネイムレス:「今回もそんな感じになりそうだ。しょうがないなあ」ばさ、と翼を羽ばたかせる。
真崎朱音:「そのざまでまだ言うかよ。 ……ま、せいぜい見てな」
ネイムレス:「今日のところは、勘弁してあげる!」
真崎朱音:「地団駄踏ませてやる」
ネイムレス:「あっはっは。できればいいね」
ネイムレス:ふわり、と夜風に乗って、カラスは飛翔する。
ネイムレス:そのまま、夜の闇の中に去っていった。
真崎朱音:背を向けて、走り出す。同時に機械剣から影の炎が噴出。”飛ぶ”
真崎朱音:「そのまま抑えて、依包さん!」
依包緋鶴:「ええ、真崎さん!」
依包緋鶴:電磁力を足より発生、その場に止まる。少年ごと。
真崎朱音:取っ組み合いから一瞬動きを止めたその瞬間、その上を飛び越える。
真崎朱音:トゥオネラの右翼だけを、正確に機械剣で斬り裂きながら
トゥオネラ:「…………!」
真崎朱音:「シィッ!……っと、おまたせ。向こうの坊やは黙らせた」
真崎朱音:仲間たちに並ぶように着地しながら、残心。
トゥオネラ:「……こっちの僕は。まだ……!」
真崎朱音:「後はこいつと、あの困った親父さんだけだ。頼むぜ、皆!」
絹川善法:「……ははっ! すっげえ、二人共!」
小田切頼:「かっこいい……!」
小田切頼:やっと、無邪気に笑う。
美袋なぎさ:「がんばろう……!」

GM:えーと、では……行動値順では依包さん。
GM:さっき攻撃したはずのあなたがなぜ……。
依包緋鶴:はーい
依包緋鶴:なぜでしょうねえ
依包緋鶴:メジャーでコンボ【鉄拳】《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート》でトゥオネラくんへアームバンカーによる攻撃。
GM:妨害等ありません。判定どうぞ。
依包緋鶴:12dx7
DoubleCross : (12R10[7]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,5,8,9,10,10]+10[4,8,8,9]+3[1,2,3] → 23

トゥオネラ:リアクション放棄。《竜鱗》
依包緋鶴:31+3d10
DoubleCross : (31+3D10) → 31+8[3,4,1] → 39

依包緋鶴:う~んガードかたいなあ
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+4した(侵蝕率:122->126)
トゥオネラ:竜鱗で弾いて9点ダメージ。計80ダメージでまだなんとか。
依包緋鶴:「そら、まだまだ終わりではないですよ」
トゥオネラ:「…………!」
依包緋鶴:正確無比に動く鉄の腕が閃く。
依包緋鶴:隙の少ない小振りの拳打、フットワーク、組み付き。
依包緋鶴:けして逃がさない。その場に釘付けにする戦い方。
トゥオネラ:防戦一方だ。翼も怪我をしている。
依包緋鶴:(万が一にも、逃げさせるわけにはいきませんからね)
依包緋鶴:「頼みます、みなさん!」
トゥオネラ:「くそっ……くそっ」
トゥオネラ:あなたは、ふと耳にするかもしれない。
トゥオネラ:ネイムレスの合成音声に紛れた、彼の肉声を。

GM:次、真崎さんですね。
真崎朱音:はい!
GM:あなたさっき二回も攻撃してなかったっけ……
真崎朱音:どうしてでしょうねえ
真崎朱音:マイナーはなし
真崎朱音:メジャーアクション、<シャドーテンタクルス>。対象はトゥオネラ君 コンボ:Execution
GM:判定をどうぞ!
真崎朱音:ダイス7、固定値25,C10!
真崎朱音:7DX+25+0@10 (侵食上昇1、侵蝕100~)
DoubleCross : (7R10+25+0[10]) → 10[1,2,3,4,5,6,10]+9[9]+25 → 44

トゥオネラ:リアクション放棄。《竜鱗》
真崎朱音:ダメージ!
真崎朱音:5d10+39 (侵食100~、アームドスーツ)
DoubleCross : (5D10+39) → 30[3,10,4,7,6]+39 → 69

真崎朱音:69点!
真崎朱音:真崎朱音の侵蝕率を+1した(侵蝕率:129->130)
トゥオネラ:39ダメージ。計119点。
トゥオネラ:これは……一旦落ちます。
真崎朱音:よし!
トゥオネラ:《魔獣の証》で復活。
真崎朱音:依包緋鶴が杭打ちにして留めたその位置に向けて、狙いを定める。
真崎朱音:先の斬撃に加え、アレだけの連打を受けて倒れない。相当に硬い。必要なのはその鱗を抜く一撃
真崎朱音:「大盤振る舞いと行こう」
真崎朱音:全身に装着していた装甲が分離、そして再結合。
真崎朱音:もう一振りの機械刃となって顕現する。
真崎朱音:投擲、ブースターから炎を吹き出して飛翔──それを追いかけ、加速。
真崎朱音:「奥伝ノ拾壱──重音!」
真崎朱音:2つの機械剣の刃が重なり、全く同時にトゥオネラの身体を打ち据える
トゥオネラ:「ぐがっ……!」
トゥオネラ:その身体は、一度確かに動かなくなった。
トゥオネラ:だが、ゆっくりとまた立ち上がる。
トゥオネラ:「……なんだよ」
トゥオネラ:「頭ん中ごちゃごちゃで、全然わからない……!」
トゥオネラ:「父さんは夢を叶えてくれって言うし」
トゥオネラ:「あのカラスは戦えって言うし」
トゥオネラ:「みんなは……勝手にどっか行っちゃう」
トゥオネラ:まだ、あなた方を敵と見定めたままではある。だが。
トゥオネラ:「助けて」
トゥオネラ:そう、確かに呟いた。

GM:では次は絹川くんの手番です。
絹川善法:では待機でお願いします!
GM:了解しました!
GM:ということは次はトゥオネラの本来の手番ですね。
真崎朱音:君もさっき動いたはずなのに!
トゥオネラ:なんでだろう……
トゥオネラ:マイナー、硬直を治します。
トゥオネラ:メジャー、《オールレンジ》《コンセントレイト:エグザイル》《獣の力》《天を統べるもの》
トゥオネラ:対象は……絹川くん。
絹川善法:えっ!?
絹川善法:こ、来い!
トゥオネラ:判定!
トゥオネラ:14dx7+4
DoubleCross : (14R10+4[7]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,5,6,7,9,9,10,10]+10[2,4,6,7,8]+10[2,7]+3[3]+4 → 37

絹川善法:凄い出目
真崎朱音:厳しそうだったらガードもありかな?
絹川善法:手あるしドッジにかけたいとおもうわけですね
真崎朱音:なるほど!
絹川善法:というわけでドッジ!
絹川善法:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 5[5]+1 → 6

絹川善法:ぴえん
真崎朱音:流石に厳しかった
トゥオネラ:何もなければダメージ!
絹川善法:どぞ!
トゥオネラ:4d10+2d+30-35
DoubleCross : (4D10+2D6+30-35) → 31[10,7,9,5]+3[2,1]+30-35 → 29

トゥオネラ:本来はこれくらいだよな……!
絹川善法:……・
絹川善法:ガードすれば生きたじゃん!!!
絹川善法:あ無理!
絹川善法:嘘!
絹川善法:いや!待って
絹川善法:落ち着く
絹川善法:ボデマで装甲8です
GM:だいじょうぶよ
真崎朱音:落ち着こう
真崎朱音:21点ダメージ
絹川善法:タイタス昇華してたのでどっちにしろ死にますね!
真崎朱音:無念!
絹川善法:頼ちゃんのロイスをタイタス昇華で復活します。
GM:残念!

トゥオネラ:顔を歪めながら、再度敵を狙う。
トゥオネラ:相手は……先ほど自分に、絶望と恐怖を与えた少年。
トゥオネラ:ナイフを振りかぶる。
絹川善法:「!」回避を試みるも───
絹川善法:間に合わない。
トゥオネラ:「助けて」
絹川善法:「───っ!」
トゥオネラ:呟きながらの一撃は、確かに相手の肩を深く抉った。
トゥオネラ:「もうわかんないんだ。今俺何してる?」
トゥオネラ:「何すればいい?」
トゥオネラ:「カラスも、いなくなっちゃった」
絹川善法:衝撃で地に倒れ、穿たれた肩の穴に手を当てて。
絹川善法:「(もう着れねえな、これ)」どうでもいい事を考えながら。
絹川善法:夜空を舞う、少年に声をかける。
絹川善法:「そうだ」
絹川善法:「もう、カラスは居ない」
絹川善法:「いい加減、降りてこねえ?」「心配してたぞ」
絹川善法:「マナラも、ヒートラも」
トゥオネラ:「…………!」
トゥオネラ:「かえり、たい」

GM:では、小田切さんの手番!
小田切頼:はーーい
小田切頼:マイナー移動はいらないですね。なしで
小田切頼:メジャー コンボ「白い血」《コンセ》《災厄の炎》《プラズマカノン》
小田切頼:対象はトゥオネラくん
トゥオネラ:来い!
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を+10した(侵蝕率:125->135)
小田切頼:あ、先にしちゃったけどボーナスは前のままで
GM:了解です
小田切頼:12DX+7@7
DoubleCross : (12R10+7[7]) → 10[2,2,4,5,7,7,7,8,8,9,10,10]+10[1,3,3,3,3,7,9,10]+10[1,7,8]+6[6,6]+7 → 43

GM:たかい
GM:他に何かありますか?
真崎朱音:なぎさちゃん!
美袋なぎさ:はーい!
小田切頼:なぎさちゃんのNPCカード
小田切頼:たのんだわ
美袋なぎさ:《勝利の女神》達成値+15だよ! 頼ちゃん!
絹川善法:《バディムーヴ》
絹川善法:さらに達成値+3どうぞ!
真崎朱音:完璧!
依包緋鶴:ニュージェネレーションズの力
GM:全部で61かな?
GM:だけえ
小田切頼:61か
トゥオネラ:《竜鱗》しか能がない……!
絹川善法:そんでダメージタイミングで
絹川善法:コンボ:"繕え、小次郎" 《力の法則》 ダメージダイス+8D
GM:多い多い
絹川善法:絹川善法の侵蝕率を+4した(侵蝕率:111->115)
小田切頼:ダメージだしていいですっけ
小田切頼:小次郎!
トゥオネラ:どうぞ!
小田切頼:13d10+43
DoubleCross : (13D10+43) → 77[6,8,4,2,7,8,8,3,5,9,4,9,4]+43 → 120

小田切頼:よし、さすがに
トゥオネラ:まあ竜鱗で30弾くんですけど90ですよね
トゥオネラ:残りHP30
トゥオネラ:復活エフェクトは……ありません。
小田切頼:まだあんのかよ
小田切頼:あ、よしよし
GM:あ、いや、30が消し飛びました
真崎朱音:そして復活なし……倒れた!
絹川善法:やったぜ~!
GM:よってトゥオネラは戦闘不能!
小田切頼:あ、ありがとうございます
小田切頼:よかった!
小田切頼: 
小田切頼:小田切頼には一般的な炎を起こす能力はない。それはただ、炎の形をした灼熱の攻撃領域。
小田切頼:『わたしはあなたに嘘をつかない』わたしが嘘をつくたびに。
小田切頼:『わたしは火をつけたりなんかしない』わたしが火をつけるたびに。
小田切頼:『わたしは、あなたを傷つけない』わたしがわるいことをするたびに。
小田切頼:擦ったマッチから、白い炎が零れる。
小田切頼:白い炎が地を犯す。本来の温度を奪い、天使のような男を墜落させんと燃え上がる。
小田切頼:「なぎさちゃん」
小田切頼:『助けないで』
美袋なぎさ:「大丈夫」
美袋なぎさ:「わかるよ」
美袋なぎさ:その炎が、燃え上がる速度が上がる。
小田切頼:自然と笑いが零れた。手を握ったときのように。
小田切頼:炎はやがて、爆ぜ、
小田切頼:「……ああ、イヤだ、ここで嘘をつくのは!」
小田切頼:火が一度、凪ぐ。咄嗟に腕に爪を立てた。
小田切頼:『いたくない、いたくない』
小田切頼:この炎に必要なものは、炭素でも酸素でもない。嘘ですらない。必要なものは、小田切頼の心の侵蝕。精神を蝕む罪悪感だ。
小田切頼:だから。心配してくれた体を、巻いてくれた包帯の下の膿を、自傷じみて爪を立て続ける。その精神の傷みで、凪いだはずの炎はごうごうと燃え上がる。
小田切頼:「ほんとうのことを言って、きみを倒す。トゥオネラ」
小田切頼:「痛いでしょ?辛いでしょ?」
小田切頼:「それだけを信じてよ」
トゥオネラ:白い炎に撒かれて、少年があえぐ。
小田切頼:「だれがきみを愛してたって、きみがだれを愛してたって」
小田切頼:「きみの痛みに、苦しみに、悲しみには」
小田切頼:「どうだっていいことになる理由になんか、ならない」
トゥオネラ:ゆっくりと墜ちながら、思い出すのは、いくつもの"父さん"の……。
小田切頼:「わたしたちはきみのお父さんを壊すよ」
小田切頼:「仲良くなりたかったけど、憎んだっていいから」
小田切頼:白い炎が墜落する天使を抱きしめる。あるいは、焼き尽くす。
トゥオネラ:「……君は」
トゥオネラ:「優しい人だな」
トゥオネラ:掠れる声で。
トゥオネラ:「ちゃんと嘘をつく時は」
トゥオネラ:「嘘って言ってくれるんだ」
小田切頼:瞬きをひとつ。
トゥオネラ:灼かれながら、少年は確かに笑っていた。
小田切頼:「優しかったら、こんなことしないでしょ」
小田切頼:その火が、いよいよ凪いでいく。
トゥオネラ:「優しくなかったら」
トゥオネラ:「こんなところまで来て」
トゥオネラ:「そんなことは、言わない……」
トゥオネラ:どさり。
トゥオネラ:トゥオネラは冥府で、そこの黒い川には白鳥が泳ぐのだと聞いた。
トゥオネラ:その話だけは、嘘ではなかった。
トゥオネラ:他がどうでも。
トゥオネラ:白鳥は地に伏せて、倒れた。
小田切頼:消えていく最後の火が、その白い羽を白く包み。
小田切頼:焼き焦がして黒く丸まった姿さえ掻き消していく。
小田切頼:ぼんやりと、夢見るように、妬むように、その残骸を見つめて。
小田切頼:「……わたしのいうことなんか、信じないでよ」本当の言葉を、言う。

GM:ではカレワラは行動はしませんので、次は待機していた絹川くん。
絹川善法:はい。
絹川善法:マイナーでカレワラにエンゲージ。
絹川善法:メジャーで素殴り。
絹川善法:1dx+4
DoubleCross : (1R10+4[10]) → 4[4]+4 → 8

カレワラ:リアクションありません。
絹川善法:ではダメージ。
絹川善法:1d10+11
DoubleCross : (1D10+11) → 6[6]+11 → 17

カレワラ:1ダメージでも受ければ破壊。
カレワラ:戦闘不能。
GM:戦闘終了です。あなたたちの勝利だ。
絹川善法:やっちゃ~!
真崎朱音:勝った……!

絹川善法:自分は、この世で最も不幸な子供だと思っていた。
絹川善法:それが愚かなカンチガイだと気付いたのはUGNへと身を捧げてからで。
絹川善法:自分とは比べ物にならない程の境遇を経てきた子供は他にもザラに居て。
絹川善法:今は、それなりに幸福な生活を送れているものだと自負している。
絹川善法:"ヘイズ"の子供たちは。
絹川善法:彼らも、さして変わらない。珍しい境遇というわけでもない。
絹川善法:たまたま、運悪く厄介な男に拾われて。
絹川善法:たまたま、運悪く……
絹川善法:───頭を抱えて蹲り震えていた自分。
絹川善法:───差し伸べられた●とう●んとおか●●●の暖かな手。
絹川善法:───気づけば。二人の姿は。
絹川善法:「ふざけんな」
絹川善法:───祖母は何も語らなかった。
絹川善法:助けて、というトゥオネラの悲痛な叫びが。
絹川善法:木霊して、離れない。
絹川善法:オレは。
絹川善法:オレだって───。
絹川善法:つかつかと"カレワラ"に歩み、その胸ぐらをがっしりと掴み。
絹川善法:拳を振り上げる。
絹川善法:「テメーのガキ放っといて、いつまで寝てんだ───」
絹川善法:「さっさと起きろよ、クソ親父!」
絹川善法:思い切り、その顔面に拳を叩き込む。
カレワラ:"クソ親父"は。反応をしなかった。
カレワラ:その意識は既に、賢者の石に、機械に溶けていたのかもしれない。
GM:どういう理由か破壊に取り憑かれていた男の作った機械は精密なもので。
GM:その打撃による影響で、動力源が揺れた。
GM:それだけで。
GM:ぴき ぴき ぴき
GM:音を立てて動作していた内部から、ひび割れる音がする。
GM:それが共鳴して、また崩壊が始まる。
GM:崩壊は、繋がれていた男にフィードバックし……。
GM:男が最後に破壊したのは、ビルではなく、街ではなく、他人の命ではなく。
GM:体内にあった賢者の石。その小さな一欠片。そして。
GM:そこに繋がっていた、自分自身の命だった。
絹川善法:「ばっ……!」
小田切頼:「ふざけんなっ!!!」駆け寄って。
小田切頼:「ふざけんな!ふざけんな!おまえっ!おまえと会うために、そのためにあの子たちが!」
小田切頼:「どれだけ…!!」
小田切頼:「勝手に拾っといて勝手に逃げ切って!楽しかっただとか……ふざけんな……!!!」
小田切頼:「そんな呪いをかけて、そのまま……!!!」
小田切頼:「わたし、わたしは、」
小田切頼:息を止めて、吐く。吸う。冷静になれ。これはわたしのお父さんじゃない。
絹川善法:頬を伝うものを拭って、少女の肩に手を乗せる。
絹川善法:「……死んでる。もう」
小田切頼:わたしを愛しているとほざいて、わたしの体にさわって、わたしを、わたしは、わたし、大嫌いなその熱さ、息にこもる濁ったにおい、太い腕、
小田切頼:それが、遠ざかっていく。
小田切頼:やさしい手がここにある。
絹川善法:「………」
小田切頼:「……だいじょうぶ」
絹川善法:「………ほんと?」
小田切頼:「終わってるんだもん」
小田切頼:「もう、全部」
小田切頼:「ほんとじゃないかもしれないけど」
絹川善法:「いや」
絹川善法:「きっと、頼ちゃんは大丈夫」
絹川善法:「だって、焼け死んでないからね。オレ」
小田切頼:「ふふ」
小田切頼:「えへへ。だって、調整は得意だよ!」
小田切頼:「優秀なの!」
絹川善法:「………」じっと自分の身体を見つめて。
絹川善法:「燃えてない……」「えっ、頼ちゃん、マジに優秀……?」
依包緋鶴:「……ええ、お見事でした」ごとごとと硬い音を鳴らしながら二人に近づく。
真崎朱音:「……」
依包緋鶴:義肢からの熱で両腕と足先の服は焼き消えている。剥き出しになった鋼を晒して。
絹川善法:「凄かったっス、緋鶴センパイも、朱音くんも」
依包緋鶴:「ええ。絹川くんも、ですね」
真崎朱音:「……ったく」
小田切頼:「ん、真崎くん?」
絹川善法:「へへっ……朱音くん?」
真崎朱音:「君等はさあ。ちょっと、良い子すぎると思うぜ」
真崎朱音:ボリボリと、頭をかく
真崎朱音:「いんだよ。そんないつもいつも、良い子で居なくたって」
真崎朱音:「お前ら、頑張ったんだから。我儘だって言っていいし」
絹川善法:ぽかんとした顔で見つめる。
真崎朱音:「正しくなんてなくたって、思ったことぶちまけていいんだ」
絹川善法:「………じゃ。早速いいかな」
絹川善法:「良い子すぎるなんて、初めて言われたから」
真崎朱音:「ん」
絹川善法:「なんかこう……」
絹川善法:「ね?」
依包緋鶴:「はあ」
真崎朱音:「なに、照れた?」
絹川善法:「うっせ!」
真崎朱音:「ははっ……ああ」
小田切頼:「えー、照れてるの?みせてみせて」
美袋なぎさ:「みせてみせて!」ぴょこっと現れる。
小田切頼:ぴょこぴょこと顔を覗き込もうとする。
絹川善法:「みせませんみせません!散れ散れ!」
依包緋鶴:「からかわないの。ちゃんと格好良かったのですから」
絹川善法:しっしと手を払い緋鶴センパイの後ろにこそこそと隠れる。
小田切頼:「わたしのわがままは」
小田切頼:「うーーーん」
小田切頼:「じゃあ」
依包緋鶴:彼が腕に触れないよう、ひょいと上げる。
小田切頼:「駅のパンケーキやさん、ちょっと高くて行ったことなかったから、UGNのお金とかで行きたい……」
依包緋鶴:戦闘駆動後の熱された手足では、彼らに触れることはできないのだ。
小田切頼:「おいしいって聞いたから……」
依包緋鶴:たとえ想い、深かろうと。
依包緋鶴:「そこは太鼓判を押しましょう」
依包緋鶴:「楽しみにして、損はないですよ」
真崎朱音:「良いね良いね。行こう!皆で」
小田切頼:「えっいいの!?」
小田切頼:「ほんとに!?約束ね!」
アルチョム:パンケーキ、と聞いた瞬間に。緋鶴さんの肩の上で飛び跳ねながら喜びを露わにしている。
真崎朱音:「おうとも、約束。ほら、チョム君とも」
依包緋鶴:(あっ迂闊に動けない)ひっそりと身体が強張る。
小田切頼:「じゃあ、エア・ゆびきりげんまんね!」
絹川善法:「何それ……」
真崎朱音:「良いだろ、雰囲気で。気持ちの問題だよ」
小田切頼:小指をだす。「これで、せーのでおしまい!」
依包緋鶴:「大切に想う者なら、それで十分ですね」
絹川善法:「……こう?」同じく小指を掲げて。
小田切頼:「そう」
依包緋鶴:くいっと、小指を差し出して。
真崎朱音:同じように、小指を掲げ。
美袋なぎさ:「む」小指を差し出す。
小田切頼:「せーの!」

バックトラック


GM:まず、今回のEロイス!

《Eロイス:不滅の妄執》
《Eロイス:孤独の叫び》
《Eロイス:破壊神顕現》


GM:計3つ。振る人はどうぞ!
真崎朱音:全部振ります!
真崎朱音:130-3d10
DoubleCross : (130-3D10) → 130-19[6,5,8] → 111

絹川善法:降っとこ!
絹川善法:115-3d10
DoubleCross : (115-3D10) → 115-26[10,9,7] → 89

依包緋鶴:振りましょう
依包緋鶴:126-3d10
DoubleCross : (126-3D10) → 126-16[8,5,3] → 110

GM:絹川くんすごい
依包緋鶴:等倍で
絹川善法:帰還確定!
絹川善法:等倍!
絹川善法:89-4d10
DoubleCross : (89-4D10) → 89-25[10,2,10,3] → 64

小田切頼:135-3d10
DoubleCross : (135-3D10) → 135-24[4,10,10] → 111

依包緋鶴:110-5d10
DoubleCross : (110-5D10) → 110-20[2,7,2,3,6] → 90

真崎朱音:ロイス4つ。倍振り!
真崎朱音:111-8d10
DoubleCross : (111-8D10) → 111-47[9,5,1,10,7,6,7,2] → 64

依包緋鶴:5点で帰還です
真崎朱音:3点で帰還!
小田切頼:ロイス6あるのかわたし
絹川善法:4点!かな?
小田切頼:111-6d10
DoubleCross : (111-6D10) → 111-27[6,3,6,4,5,3] → 84

GM:ちょうどいい塩梅
真崎朱音:おかえり!
小田切頼:一倍でやった
GM:5点ですね
小田切頼:四点かな
小田切頼:五点だった
GM:全員帰還かな!
絹川善法:やった~~~!
依包緋鶴:ですね!
小田切頼:よかったーーーーー
依包緋鶴:おめでとうございます~!
真崎朱音:ただいま!
GM:よかったーー
GM:おめでとうございます。
GM:経験点もさくっと。
GM:経験点はいつもの5点、シナリオ5点にEロイス3点、Dロイス2点、計15点です。
GM:Dロイスは賢者の石2個ね
GM:これに侵蝕分を加えたものが今回の経験点になります。
絹川善法:19点!
小田切頼:20
真崎朱音:18!
依包緋鶴:20点!
GM:GM分は26点ですね!
GM:どうぞ!
真崎朱音:いただきまーす!もしゃもしゃ
小田切頼:ムシャーーー
絹川善法:おいひい
依包緋鶴:けぷ ごちそうさま

GM:あなたたちの活躍により、賢者の石を利用した兵器の稼働は食い止められた。
GM:街は破壊されることもなく日常を続けていく。
GM:閉鎖されていたビル『スタンバイNシティ』も、ネイムレスの離脱によりエフェクトの影響は解け、
GM:通信制限やシャッターによる封鎖なども回復した。
GM:倒れていた人々も、UGNが空調関係の事故などの理由をつけ、無事に日常に戻る。
GM:ビルは復旧し次第またすぐに営業を開始するはずだ。

エンディング1 絹川善法・真崎朱音


N市 UGN第10支部・支部長室

GM:無事に帰還したあなたたちは、再び阿久津支部長の支部長室へと呼び出されていた。
GM:今回あなたたちは無事に任務を遂行し、事件を未然に防いだ形となる。
GM:また、持ち帰ったネイムレスについての情報は、十分に対策に役立つものと言えた。
阿久津数馬:「まずは、無事戻ってこられてよかった、と先に言っておく」
阿久津数馬:大きな椅子に似合わない小柄な身体の少年。
阿久津数馬:やや安堵した顔でそう告げた。
真崎朱音:「や、どうもどうも。相棒はじめ仲間が優秀だったおかげです」
阿久津数馬:「現地に関係者が揃っていたのは幸いだったな」
真崎朱音:「ほんとよくやってくれました。 なあヨシ君」
絹川善法:「そうそ。美袋ちゃんや鼎さんの手を借りられたのは、デカかったっスね」
真崎朱音:「二人にかんしては、休日出勤願ったのはちょいと申し訳なかったですけどねえ」
絹川善法:「いや全く。いくつか候補はあるって話でしたけど」
阿久津数馬:「手当は出しておいた。あとはまあ、取りたきゃ代休も取るだろ」
真崎朱音:「ありがたい。一緒に遊びに行く約束もしましたもので」
絹川善法:にやり、と笑顔を向けて。
阿久津数馬:「"カゲワズライ"はあいつ、微妙にふっかけてきたけどな……」
絹川善法:「(ヤベッ)」
阿久津数馬:「まあ、良しとする。必要経費だ」
真崎朱音:「はは、流石というか、稼ぎ時は見逃さないというか」
真崎朱音:「おれも参考にさせてもらいます」
絹川善法:ホッとした顔。
真崎朱音:「ともあれひとまずめでたしめでたし、ですか」
阿久津数馬:「僕は必要な分はちゃんと出すつもりでいるからな。真崎、お前にもだ」
阿久津数馬:「……今回は、な」
真崎朱音:「事件終わった後も忙しいのがUGNの大変なところですけど。諸々の事後処理、お疲れさまです」
阿久津数馬:めでたしめでたし、ともいかなそうな顔で。
絹川善法:「浮かない顔っスね」
真崎朱音:「ええ、それはありがたく。今後も良い取り引きを」
阿久津数馬:「本当だよ、微妙に面倒なことやってきやがって……」
真崎朱音:「……ネイムレスのことですか?」
阿久津数馬:「ああ。あいつは逃げたそうじゃないか」
阿久津数馬:「いや、それ自体は別にいい。事態の回復が先だ」
阿久津数馬:「だが、次にまた何をやってくるか知れたものじゃないからな」
絹川善法:「今回、得られた情報は」
絹川善法:「奴が次にだす"ちょっかい"の対策に。成り得るものだと思いますよ」
真崎朱音:「ひとまずシンドロームがほぼ確定したのは朗報と言っていいですかね」
阿久津数馬:「ああ、よくやった」
真崎朱音:「それに、まず間違いなくジャームだってことか。そこはろくでもない話でもあるが」
阿久津数馬:「それだ。厄介だが……優先順位としてかなり上と判断する材料ができた」
阿久津数馬:「……楽園の十三人、などというのはまあ、どこまで本当なのか、と疑えばきりもない」
阿久津数馬:「だが、実際に危険なジャームとなれば話は別だ」
阿久津数馬:「第10支部はネイムレスを最重要警戒対象に認定する」
真崎朱音:「!」
絹川善法:「………」
阿久津数馬:「お前たちの持ち帰った情報、糧にするぞ」
絹川善法:「ご随意に。阿久津支部長」
真崎朱音:「お願いします。 例によって、そちらのお仕事は優先的に受けさせていただくので」
阿久津数馬:「ああ。改めて、よくやった」
阿久津数馬:不機嫌そうな顔を、少し緩めて少年が言う。
真崎朱音:そわり、と一瞬腕を伸ばしそうになって、止める
真崎朱音:「いえいえこちらこそ。 おかげさまで一発殴り返してやれましたしね」
阿久津数馬:「そうか、それは……少しはスッキリしたか?」
真崎朱音:「大分。まだまだ借りを返したとは言えませんが」
真崎朱音:「今回も良い商売やらせていただきました。 ありがとうございます、阿久津支部長」
阿久津数馬:「次に奴を殴るのがお前か、他の奴かは知らんが」
阿久津数馬:「何にせよやり返すことは決定事項だ」
真崎朱音:「裏方もバッチリやらせていただきますよ。むしろそっちが本業ですしね」
阿久津数馬:「頼む。精算に関してはいつもの通りに」
絹川善法:「朱音くん、こっちで戦闘要員した方が稼げそうだけどな……」
真崎朱音:「ええ。真崎製作所、今後ともご贔屓に!」
真崎朱音:「よせよヨシ君。真実ってのは時々残酷なんだぜ」
真崎朱音:「それにさあ、かっこよかったろお?この……」
真崎朱音:『フラガラッハ!』
絹川善法:「残酷なぐらい口が軽いもんで」「ああ!それ!」
絹川善法:「スカッとしたなあ! ネイムレスをぶった斬ったあの一撃!」
真崎朱音:開いたケースからガシャンと組み上がった機械剣。 真崎の言葉と流れ出した音声が重なる!
阿久津数馬:「うわっ音が出た」
絹川善法:「どういうギミック!?」
阿久津数馬:「なんだお前、それまだ改造してるのか……?」
真崎朱音:「ハヌマーンはじめ、”音”を使った技というのもありますからね。」
真崎朱音:「こいつはまだ正式仕様じゃない機能ですが。つまり……試作品!プロトタイプ!」
阿久津数馬:「それはあるが、武器の名前を発声することがどういう……」
阿久津数馬:「…………」
阿久津数馬:「まあ、かっこいいが……」
絹川善法:「浪漫だね」
真崎朱音:「ま、本当の”完成”はまだまだ遠い。今後も拡張は続けますよ。 ……予算と相談しつつ」
真崎朱音:「……で、ヨシ君。さっき言ってたやつだけど」
絹川善法:「んー?」
真崎朱音:「かっこよかったかい?あのときの技」
絹川善法:「………」
小次郎:ぴょいん、と善法の胸ポケットから姿を見せた、精悍な顔つきのちょんまげ頭の妖精。
小次郎:口は固く閉じられているものの、ほんのりと顔を赤くしながら"フラガラッハ"に熱い視線を向けている。
絹川善法:「こいつね。剣には一家言ある方なんだけど」
絹川善法:「今まで見たことがないくらい、綺麗な剣筋だったって」
絹川善法:「………オレも、そう思った!」
真崎朱音:「そうか。 ああ、それなら良かった」
真崎朱音:「良かったら今度教えるぜ。オルクスの技だから、ヨシ君にも参考になるかもだし」
絹川善法:「ほんと!?」
小次郎:深々と朱音くんに頭を下げている。
真崎朱音:「ああ。良かったら繋いでいってくれよ」
真崎朱音:「……途切れさせたくねえからな」
真崎朱音:嬉しそうに、寂しそうに笑う。
絹川善法:「……大丈夫じゃん?」
絹川善法:にっ、と微笑みながら。
真崎朱音:「ん?」
絹川善法:「繕うのは、得意なんだ。オレ」
絹川善法:「何時、何が起きるかわからねえ仕事だし」
絹川善法:「心配するのも、わかるけど」
絹川善法:「その為の、"安心出来る場所"でしょ?」
絹川善法:手を大きく広げて、首を傾ける。
真崎朱音:「……成程」
真崎朱音:「仰ってたとおりですね、支部長」
真崎朱音:「信用のできる男だ」

エンディング2 依包緋鶴


GM:支部に帰還したあなたは、治療やメンテナンスなどを終えていた。
GM:報告などの業務もあらかた済ませた後。
GM:あなたは、その足である場所に向かっていた。

N市 第10地区・医療施設

GM:UGNと提携するこの施設では、オーヴァードの治療も多く行われている。
GM:その中の一室にあなたは面会人として通された。
トゥオネラ:「…………」
トゥオネラ:包帯をあちこちに巻いて、ベッドの上で上体を起こしている。
依包緋鶴:「こんにちは、トゥオネラくん」
トゥオネラ:「……どうも」
トゥオネラ:「あ、いや」
トゥオネラ:「こんにちは……」
依包緋鶴:「はい、こんにちは。久々、というほどではないですしね」
トゥオネラ:全身を炎に焼かれた身だが、幸い再生は問題なく進んでいるらしい。
依包緋鶴:ゆるい黒の縦リブセーター。同じく黒のカジュアルなチノパン。
トゥオネラ:あとは火傷と……精神的ショックが治れば元通り、と聞いた。
依包緋鶴:私服だ。仕事ではなく、プライベートの時間を割いてきている。
依包緋鶴:「石の酷使をした……と聞いて、気が気ではありませんでしたが」
依包緋鶴:「直ちに別条があるわけではないそうで。安心しました」
トゥオネラ:「……うん」
トゥオネラ:「俺もそう聞いた」
トゥオネラ:「…………」
依包緋鶴:ベッド傍へ椅子を引いて座る。ミシリ、軋む音に僅かに顔をしかめる。
トゥオネラ:「…………あ」
トゥオネラ:「の」
トゥオネラ:「何、から言っていいのか」
トゥオネラ:「わからなくて」
依包緋鶴:「ふむ」
依包緋鶴:「……焦らなくても、大丈夫ですよ」
依包緋鶴:「私は、きみになにかを急かしたり頼んだりする気はないですから」
トゥオネラ:「まず、礼を言うべきだと思うんだ」ゆっくりとそう言う。
トゥオネラ:「あんたは俺の頼みを聞いてくれた」
トゥオネラ:「ちゃんとあいつらを止めてくれた」
トゥオネラ:「けど」
トゥオネラ:「他にも……いろいろ、いろいろあって」
トゥオネラ:「まっすぐに感謝をできるか、よくわからない……」
依包緋鶴:静かに、ちいさく首肯を返して、言葉を聞いて。
依包緋鶴:「自信が無いですか?」
依包緋鶴:「きちんと、するべき事を出来るかどうか」
トゥオネラ:「するべき事は、もうできなかったから」
トゥオネラ:「ちゃんと導いてやれなかった」
トゥオネラ:「それはもう、仕方ないよ。俺だってまだ子供だし」
トゥオネラ:「子供だから……」
トゥオネラ:「まだ父さんのことが忘れらんなくて」
トゥオネラ:「…………」
依包緋鶴:「……そうですね。きみはまだ子供です」
依包緋鶴:「そうでなくたって、何でもは出来ない」
トゥオネラ:「何でもは……」
依包緋鶴:「すべきことを出来なかったと、悔むことは悪い事ではありません」
依包緋鶴:「それは当然のこと。それだけ真剣だったという証なのだから」
依包緋鶴:「きみはね。トゥオネラくん」
トゥオネラ:落ち込んだ顔のまま、それでもあなたの言葉にじっと耳を傾けている。
依包緋鶴:「落ち込んで、いいんです」
依包緋鶴:「すべきことを考えなくても、いい」
トゥオネラ:「……そう、なのか?」
依包緋鶴:「想いは、割り切らなくていい」
依包緋鶴:「それは無茶をするってことですよ」
トゥオネラ:「…………」
依包緋鶴:「ちゃんと悲しんでいいんです。立ち止まって良い」
トゥオネラ:いつの間にか。
トゥオネラ:頬に一筋、涙が伝っていた。
トゥオネラ:それが、ぽたりとシーツに落ちる。
依包緋鶴:僅かに、逡巡。
トゥオネラ:「……違っ」
依包緋鶴:少しだけ、諦念を味わって。
トゥオネラ:「……違って。その、あんたが、きついこと言ったとかじゃなくて」
トゥオネラ:「違うんだ、これ」
トゥオネラ:「思い出したんだ。これだけは言わなきゃって」
依包緋鶴:「わかっていますよ」立ち上がって、身体を乗り出す。
トゥオネラ:「俺、あの時、あんたに話しかけた時、初めて」
トゥオネラ:「言えたんだ」
トゥオネラ:「『助けて』って」
トゥオネラ:「その後で、戦ってた時も」
トゥオネラ:「やっと」
トゥオネラ:「言え……て、それで、すごく楽になった気がして、でもそれもいけないんじゃないかって」
トゥオネラ:「結局俺、人任せで、でも」
トゥオネラ:「……もうちょっとこうでいいなら」
トゥオネラ:「少し、休んでもいいかな……」
依包緋鶴:「あの時も、言いましたね」白いハンカチで、涙の痕を拭って。
依包緋鶴:「嬉しかったです。きみに頼ってもらえたことが」
トゥオネラ:「……俺もっ」
依包緋鶴:「良いんですよ。大丈夫ですから」
トゥオネラ:「わかる、下の子たちに頼られると、うれし、くて」
トゥオネラ:「でも」
トゥオネラ:「ありがとう……」
トゥオネラ:「ありがとう」
依包緋鶴:ぎこちなく、彼の背中に手を回す。
トゥオネラ:「頼んだのがあんたで、よかったです」
トゥオネラ:そのまま、されるがままになっている。
依包緋鶴:長くて重くて、硬い腕。だけど、今ぐらいは。
依包緋鶴:「どういたしまして」
依包緋鶴:「あなたのお陰ですよ。だから安心して」
トゥオネラ:その腕が、暖かな、顔も知らない母のものででもあるように、ゆっくりと体重を預ける。
トゥオネラ:「……うん」
依包緋鶴:彼を柔らかく抱きしめる。
依包緋鶴:ひどく頑張り屋な少年に、私がいまあげるべきものだと思ったから。
依包緋鶴:「……ほんとうにお疲れ様」
トゥオネラ:「……怪我させたのは、ごめん」
トゥオネラ:ぽつりと言う。
依包緋鶴:「許します。そこはまあ、仕事ですし」
トゥオネラ:「仕事……UGNの」
依包緋鶴:「ええ。守るのが私の仕事です」
依包緋鶴:「もちろんきみや、ヘイズの子たちのこともね」
トゥオネラ:「…………」
トゥオネラ:「あいつらも、守ってもらえてる?」
依包緋鶴:「さて、私はそのつもりですが。どうでしょうね」
依包緋鶴:「きみへの手紙を見てくれれば分かるかもしれませんが」
トゥオネラ:「手紙……?」
トゥオネラ:目を瞬かせる。
依包緋鶴:「ええ、預かってきました」優しく寝かせて、身体を戻す。
トゥオネラ:そのまま、横たわる。
依包緋鶴:鞄から便箋の束を抜き取る。
依包緋鶴:「みなさん、きみのことが大好きみたいでして」
トゥオネラ:「俺、みんなにがっかりされたと思ってた」
トゥオネラ:「……違った、のか」
依包緋鶴:「そこについては保証します」
依包緋鶴:「マナラちゃんも、ヒートラくんも。事件の時だってきみのことばっかりでしたから」
トゥオネラ:「話したい、けど……すぐ会えたりはしないよな」
トゥオネラ:「手紙、見せてほしい」
トゥオネラ:「場合によっては、返事書くから。届けてくれ」
トゥオネラ:「……届けてください」
依包緋鶴:「それでは私からも、一つだけお願いを。交換条件です」
依包緋鶴:手紙を一通、手渡ししながら。
トゥオネラ:「交換条件?」
依包緋鶴:「読み終えたら、出来れば笑顔でお願いします」
依包緋鶴:スマホを取り出し、カメラ機能を示す。
トゥオネラ:「……え?」
依包緋鶴:「一通ごとに一枚です。届けますので」
トゥオネラ:「えが、えがお……」口をむにむにとさせて。
トゥオネラ:「頑張る……」
依包緋鶴:「まあ、そこは自然に」くすりと微笑んで。
依包緋鶴:「読んでる間に自然と、ということもありましょう。シャッターチャンスは逃しませんので」
トゥオネラ:「わ、わかった」
トゥオネラ:一通受け取って、目を通す。
トゥオネラ:「…………」
トゥオネラ:「……マナラ、あいつ……」
トゥオネラ:「あいつなあ……」
トゥオネラ:くしゃ、と困惑と悲しみとちょっとの怒りとが入り交じった顔になった後。
トゥオネラ:「……ほんっと」
トゥオネラ:「しょうがない奴……!」
トゥオネラ:「ははっ」
トゥオネラ:自然に。顔が苦笑交じりの笑顔になった。
依包緋鶴:……本当に良かった。心の底から、そう思って。
依包緋鶴:うん、かわいいな。ともちょっと思って。
依包緋鶴:静かに、ささやかな幸せを記録した。

エンディング3 全員でパンケーキ


N市 第10地区・『スタンバイNシティ』

GM:『スタンバイNシティ』はしばらくの閉館後、無事に再開を迎えた。
GM:中の管理会社などはかなり多忙を極めたようだが、ともあれそれも過ぎたこと。
GM:現在は客足も戻りつつあるようだ。
GM:さて、そんな中あなたたちは、一階外にあるオープンカフェでくつろいでいた。
GM:机の上にはもちろん、パンケーキ。
小田切頼:「わ、すごい、ぶあつい!」
真崎朱音:「うわ、すげっ……匂いがもう甘ったるい!」
真崎朱音:「このシロップ量は背徳的でしょこれは」
絹川善法:携帯のカメラを色々な角度に傾けて撮影している。
依包緋鶴:あむり。もむもむ。
依包緋鶴:堪能している。
小田切頼:「あ、それわたしにも後で送ってー!」
真崎朱音:「めっちゃ撮るじゃん。写真上げんの?」
絹川善法:「映えるもんね。ダチにも自慢しちゃおっと」
真崎朱音:「あっ依包さんはやっ!俺もいただきまーす」
真崎朱音:両手を合わせて生地にナイフを入れていく。
小田切頼:「え、あ、い、いただきます」あわてて手を合わせる。
絹川善法:「いーよー頼ちゃん! おっ、じゃオレも……!」
真崎朱音:「はは、焦んない焦んない。取らねえから」
真崎朱音:もごもごと口に頬張りながら笑う
依包緋鶴:むしゃむしゃ。既に1枚平らげつつ。
小田切頼:「溶けるー、ふわふわだ」
絹川善法:「緋鶴センパイ早ッ」
真崎朱音:「あんまこういうの一人じゃ来ねえから新鮮だなあ。うっめ」
依包緋鶴:「……これはシェアしたりした方が良いやつだったのでは……?」
依包緋鶴:一人でしか食べに来たことがないのだ。
真崎朱音:「今からでもなんか分けます?追加で注文しても良いし」
小田切頼:「いろんな味があるんだっけ……」
小田切頼:「あ! でもわたし、このあとなぎさちゃんと遊ぶから!」
依包緋鶴:「ああ、二皿目は注文済みです」遅れてくるように頼んでいる。
真崎朱音:「抜かりがない」
小田切頼:「夕ご飯は入るように食べるからね!」
絹川善法:「は~。フワッフワだ……あ、ラズベリーあります? 好きなんだよね」
真崎朱音:「あ、なぎさちゃん。そりゃ良かった。元気にやってるみたいで」
依包緋鶴:「なるほど、それでは満腹にしてはいけませんね……はい、こちらどうぞ」
絹川善法:「お父さんも無事に復帰したそうだし……おっ。あざます」
依包緋鶴:切り分けて刺し、絹川くんの口元へ。
小田切頼:「うん。二人で科学館にいくんだよ」
小田切頼:「ちっちゃいけどプラネタリウムがあるんだって!」
真崎朱音:「科学館……ああ、なるなる。約束してたもんな」
アルチョム:あーん、と善法が大口開けた瞬間。横入りに現れた妖精がそのひと口をかっさらう。
真崎朱音:「いっぱい楽しんできなよ。折角の休みだしな」
小田切頼:「うん!」
絹川善法:「星が見たかったって言ってたもんな……アルチョム!てめえ!」
依包緋鶴:「持ってかれた……」
真崎朱音:「なかなかやるなアルチョム。依包さんのあーんを奪うとは」
真崎朱音:「ドンマイだぜヨシ君。おれが代わりにあーんしてやろうか?」
絹川善法:「女子以外にあ~んされたくねえ!」
真崎朱音:「それな!」
小田切頼:「あはは!」ふたりの掛け合いを見ながら。
小田切頼:ふと、依包さんの袖を軽く引いた。
小田切頼:「あの、依包さん」
依包緋鶴:「仲がよろしいですね……はい」
小田切頼:「えっと。トゥオネラ……あの天使みたいな子、火傷、大丈夫でしたか」
依包緋鶴:「天使……」
小田切頼:声がかすかに震えている。どんな表情を作ればいいか迷って、何も思いつかなかったような顔で。
依包緋鶴:「はい、一度お見舞いに行かせてもらいました」
真崎朱音:ん、とそちらに顔を向けて
依包緋鶴:「見ますか、写真」
小田切頼:「……見ます」おずおずと。
依包緋鶴:「では」すすす、とスマートフォン(桃色)を取り出す。
依包緋鶴:「まずこちらが1枚目ですね」
真崎朱音:「おれらも見せてもらって良い?」
絹川善法:ぬっ、と顔を出す。
依包緋鶴:「ええ、どうぞ」テーブルの上にて。
依包緋鶴:「これはマナラちゃんからの手紙を読んでいる時のトゥオネラくんです」
小田切頼:「わ」
真崎朱音:「おお。なんか内容が想像できるような表情」
真崎朱音:「でも、良い感じに笑えてんじゃん」
絹川善法:「……はは」
依包緋鶴:「少し前までは笑顔が作れるかどうか、などと顔をぐにぐにしていましたがね」
真崎朱音:「真面目だなあ、あの少年も」
依包緋鶴:「あとこれもオススメですね」
依包緋鶴:数回フリックして別の写真を出す。かなりの枚数がちらりと見える。
小田切頼:「わ、わ」
絹川善法:「(スゲー数)」
真崎朱音:「お見舞い、一回ですよね?めっちゃ撮りましたね」
依包緋鶴:「こちらはスオメラちゃんからの……スオメラちゃんというのは少し引っ込み思案なところがあり」
依包緋鶴:「ええ、はい。本当はこちらで撮りたかったのですが音が……」
真崎朱音:「(子供の自慢するお母さん)」
依包緋鶴:デジタルカメラを鞄から取り出す。
真崎朱音:「めちゃしっかりしたの出てきた!」
絹川善法:「お見舞いしに行ったんだよね……?」
依包緋鶴:「はい」
依包緋鶴:「まあ、そういうわけですので、トゥオネラくんは結構元気ですね」
小田切頼:「……よかった」
真崎朱音:「まあまあ。記録を撮るって大事だぜ。記憶に残るからな」
小田切頼:俯く。フォークで、皿を少しつついて。
小田切頼:「わたし。きっと、少しだけ、あの子のことが羨ましかったんじゃないかって」
真崎朱音:「ん、そいつはなにより。良かったな、頼ちゃん」
真崎朱音:「……羨ましい、か」
絹川善法:「………」
小田切頼:「あの子に八つ当たりしてたんじゃないかって、思って」
小田切頼:「……違う。こういうことがいいたいんじゃない、ないんだけどね」
小田切頼:「でも、あの子がこうやって、こんな顔してて、よかったって。思う」
依包緋鶴:「あの子は皆さんに感謝していましたよ。止めてくれたこと、守ってくれたこと」
依包緋鶴:「私も、です。よく頑張りましたね」
絹川善法:「ん」
小田切頼:「……」ぽかんとしている。
絹川善法:「ありがとうね、頼ちゃん」
絹川善法:「トゥオネラ、止めてくれて」
小田切頼:「へ?」
絹川善法:「あいつがさ。こーんな、その辺のガキみたいな顔で笑ってられるのも」
絹川善法:「きみが真摯に、偽りなしにあいつと向き合ってくれたから……」
絹川善法:「じゃんね?」
小田切頼:「そう、かなあ」
小田切頼:「そうだと、いいなあ」
小田切頼:「うん。いいな」へらりと、笑う。
絹川善法:助けて、と乞われた声に。返す術が無かったことを、悔やんだりもしたけれど。
絹川善法:「………うん」
絹川善法:「いいよなあ」
絹川善法:差し伸ばす事が出来る手は。
絹川善法:ひとつじゃないよな、と独りごちながら、皿の上の果実を口に含んだ。
依包緋鶴:「……」二人の横顔を見ながら、はむりとパンケーキをねじ込む。
真崎朱音:「依包さん子供に甘いなーとか、こないだ見てて思ってたんですけど」
依包緋鶴:「ほむ」
真崎朱音:話している二人を横目に見守りながら、小声で依包に語りかける。
真崎朱音:「納得っていうか、理由分かった気がします」
依包緋鶴:もむもむと咀嚼しながら聞く。飲み込む。
依包緋鶴:「良い子たちでしょう」
真崎朱音:「ええ。ヨシ君とか頼ちゃんとか……この間会ったミサキちゃんとか、後は阿久津支部長も」
真崎朱音:「みんな良い子達だけど、真面目すぎて。何かできることないかって思っちゃいますね、ありゃ」
依包緋鶴:「私からは話しづらいこともやってくれて、真崎さんにはお世話になりました」
真崎朱音:「いえいえこちらこそ、お世話になりました。余計な手を出してなきゃ良いんですが」
真崎朱音:「こないだ報告に言ったときもね。阿久津支部長あんまり頑張ってるもんだから、つい」
真崎朱音:「……あー」
依包緋鶴:「今後とも是非ご贔屓に、と言いたいところですね」
依包緋鶴:「……なにか?」
真崎朱音:ポリポリと頬をかき、少し声を落とす。
依包緋鶴:とりあえずナプキンで口元を拭う。空振り。
真崎朱音:「そりゃ勿論、ご贔屓にはさせていただきますけども」
真崎朱音:「気になってたんですけど。依包さんはしないんですか?」
真崎朱音:「あの子達の頭撫でたりとか」
依包緋鶴:「ふむ……」
依包緋鶴:「先に言っておきますが、デリカシーがどうとかはお気になさらず」
真崎朱音:「ああ、聞くとこだった。ありがとうございます」
依包緋鶴:「あなたは気遣える方だと知っておりますので」
依包緋鶴:指を小さく打ち合わせる。カチンと硬い音。
真崎朱音:「あなたほどかは分かりませんがね」
依包緋鶴:その手を太腿へ添えて。指で打つ。カチンと硬い音。
依包緋鶴:「なに、私は鋼の女ですよ」
依包緋鶴:へその下まで手を上げて、指で打つ。
依包緋鶴:カチンと硬い音。
依包緋鶴:「こういった身の上ですのでね。なんとも触れがたいというか」
真崎朱音:「……傷つけてしまいそう、とか?」
依包緋鶴:「ええ。私はこの鉄ですべきことに専念したいと」
真崎朱音:「……なるほど」
真崎朱音:少し、息をついて。
真崎朱音:「依包さんのその考えとか姿勢とか。立派だと思うし、否定する気はありませんけど」
真崎朱音:「ただほら、こないだヨシ君達にも言いましたけどね」
真崎朱音:「いつもいつも良い子で居なくたっていいって思うんですよ、おれ」
真崎朱音:「依包さんの人柄や思いは、子ども達にもちゃんと伝わってる」
真崎朱音:「頑張ってんだから、たまには我儘言ったって良いんじゃねえかなって」
真崎朱音:「それにほら、鋼ってね」
真崎朱音:「鍛えるときは熱を浴びせて、一度柔らかくするんですよ」
真崎朱音:「そこから鍛え直すと、もっと強い鋼になるんです」
真崎朱音:「子供たちって、あったかいでしょ? 時々熱貰ったらちょうどいいんじゃねえかな」
真崎朱音:「……とまあ、武器職人としての個人的な考えでした」
依包緋鶴:「………」
真崎朱音:「あくまでおれの見方だ。あなたの考えが間違ってるわけじゃない」
真崎朱音:「ただ、そういう考えかたもある……ということは知っておいてほしくて」
依包緋鶴:「……いけない方ですね」くすりと、眼を細めて。
依包緋鶴:「剣となる、盾となる」
依包緋鶴:「それ以上をしては、弱い私は融けてしまいそうだから。こうして我慢しているというのに」
真崎朱音:「……迷惑でした?」
依包緋鶴:「貴方にそう見立てられては、見込み違いをさせるわけにはいかないでしょう」
依包緋鶴:「私も頑張りますよ。あれこれとね」
依包緋鶴:すぅとパンケーキに刃を通して。ふむと思考。
依包緋鶴:「報酬、いただきます?」
真崎朱音:「業突く張りのフリーランスですので。いただけるものなら」
依包緋鶴:「それでは甘いものを。外注ですが」
依包緋鶴:とろりと垂れそうなシロップが、こぼれないように手を添えて。
真崎朱音:「……おおう、これは」
真崎朱音:一瞬、横に視線を向ける
真崎朱音:「ちょいと豪華すぎますよ、まったく」
真崎朱音:あー、と大きく口を開く
依包緋鶴:「はい、召し上がれ」ゆっくりとその口へと収める。
真崎朱音:もむもむと頬張る。
真崎朱音:「うん。……甘いぜ」
依包緋鶴:白兵戦闘用にチューンされた鉄腕が高速・精密に駆動。
依包緋鶴:左手でスマートフォン(桃色)を取り出して、写真を撮る。
依包緋鶴:「良し」
GM:そこに、ぱたぱたと足音が聞こえてくる。
美袋なぎさ:「頼ちゃーん」
美袋なぎさ:小走りで、小さく手を振りながら現れた。
小田切頼:「なぎさちゃーん!」ぱっと振り返り手を振る。
美袋なぎさ:「きゃー! 来たよー!」
美袋なぎさ:今度は両手を大きく振る。
小田切頼:負けじと振り返す。
美袋なぎさ:(ねえねえ、今あっちのお二人)頼ちゃんに近づいて小声で。
美袋なぎさ:(あーんしてませんでしたこと!)
小田切頼:(ん?なになに)
小田切頼:(えーーーーー!)
小田切頼:口に手を当てる。
美袋なぎさ:(してた! 見たよー。ノイマン観察力だよー)
小田切頼:(さすがよなぎさちゃん!)
美袋なぎさ:(これはお邪魔をしてたらいけないやつだ!)
小田切頼:そっと胸に秘めることを誓う。
美袋なぎさ:くふふ、といたずらっぽく笑って。
小田切頼:「ふふふん」
美袋なぎさ:「こんにちは! 頼ちゃんお借りしに来ましたー!」
真崎朱音:「おうおう、こんにちはなぎさちゃん。どうぞどうぞ」
真崎朱音:「どうぞっつっても、おれが貸し出すわけじゃねえけど」
依包緋鶴:「たっぷり楽しんできてくださいね。お二人とも」
依包緋鶴:「まあ、送り出すだけなんですが」
美袋なぎさ:「あ、あとお父さんと今上でちょっと会ってて」
美袋なぎさ:「皆さんによろしくお伝えくださいって!」
絹川善法:「どーも美袋ちゃん!」「ん、親父さんも元気そうで何より」
真崎朱音:「良かった。お父さん、今は大分忙しいんじゃない?」
美袋なぎさ:「すっごい大変そう。帰り遅いしー」
小田切頼:「あらら」
美袋なぎさ:「だからね」
美袋なぎさ:「今日、ちょっと上でプレゼント買ってきちゃったんだー」
美袋なぎさ:「枕元に置いといたらびっくりするぞうー」
絹川善法:「健気……!」
小田切頼:「すごい……!!」
真崎朱音:「季節外れのサンタクロース。えらいぞ、なぎさちゃん」
美袋なぎさ:「えへん!」
美袋なぎさ:「というわけで、行きましょっか!」頼ちゃんの手を取る。
小田切頼:「行くのだ!」取られる。
依包緋鶴:「お父さんが少し鬱陶しくなっても許してあげてくださいね」
小田切頼:「じゃあ、またね!」
真崎朱音:「行ってらっしゃーい」
依包緋鶴:「許さなくてもよいけど、覚悟してあげてください」手を小さく振る。
絹川善法:「門限までには帰ってこいよ~、妹たち」
美袋なぎさ:「……はーい。覚悟します!」
真崎朱音:「ああ、またな」 大きく手をふる
小田切頼:「妹じゃないですーー!」手を振って。
アルチョム:ぶんぶんと両手を振りながら。
美袋なぎさ:「ないですもんねー!」
小田切頼:ふたり、駆けていく。

エンディング4 小田切頼


N市 第10地区・科学館館内

GM:第10地区、ビジネス街から少し離れたところに、その小さな科学館はある。
GM:それほど人の入りは多くないが、代わりに静かにじっくりと鑑賞や勉強をすることができる。
GM:そういう施設だ。
GM:小規模なプラネタリウムの外には、星や宇宙にまつわる展示がいくつか。
美袋なぎさ:「わー、なんかわくわくするねえ」
美袋なぎさ:太陽系の模型などを見ている。
小田切頼:「みごたえあるってやつ」
美袋なぎさ:「そうそう。私理科は結構好きだから!」
小田切頼:「へえー!天体とか詳しいの?」
美袋なぎさ:「えへへ、昔お父さんにね、本をもらったんだ」
美袋なぎさ:「でね、都会は星、あんまり見えないでしょ」
小田切頼:「ふんふん」
美袋なぎさ:「写真を見て、お父さんに『望遠鏡だとこんなに綺麗に見えるんだよー!』って言ったら」
美袋なぎさ:「『実はお父さん、肉眼でそれくらいいけるんだ』って」
美袋なぎさ:「私が……お父さんと洗濯物を別にするようになったのは……」
美袋なぎさ:「その時からでした……」
小田切頼:「え、そこなんだ!?」
小田切頼:「ん、そう……そうなのかな……!?」
美袋なぎさ:「だって! ずるいじゃん! 一人でキラキラさ! ……って」
美袋なぎさ:「うん、その時はそう思ってたんだ」
美袋なぎさ:「なんか、同じものを見てると思い込んでたのに」
美袋なぎさ:「全然違うんじゃん!って」
小田切頼:「……」静かに、それを聞いている。
美袋なぎさ:「今はね、でも」
美袋なぎさ:「お父さんみたいに見えなくても、お前、星の名前いっぱい知ってるだろって言われて」
美袋なぎさ:「どれが二重星だとか、変光星だとか、そういうの」
美袋なぎさ:「それでいい……のかな? わかんないけど」
小田切頼:「すごい。わたしぜんぜん、知らないもん」
小田切頼:「いい、とかは。わからないけど」
美袋なぎさ:「それもね、本読んで、プラネタリウムに行って覚えたんだよねー」
小田切頼:「同じとか、違うとかも……たぶん、わたしには、わかってないけど」
小田切頼:「そうやって」
小田切頼:「そうやって見ようとして、知ろうとして」
小田切頼:「それで……もし、同じでも違っても、いま、なぎさちゃんがたくさん星を知ってるなら」
小田切頼:「星は、きっとうれしいんじゃないかな」
美袋なぎさ:「星が?」目をぱちぱちさせる。
小田切頼:自分でもよくわかっていない顔で、噛み含めるように。
美袋なぎさ:「星がかー、そっかあ」こちらもわかるようなわからないような顔で。
小田切頼:「わたしには、なぎさちゃんのお父さんのことはよくわからないけど」
小田切頼:「わたしが星なら、届こうと、たくさんを積み上げてくれたことが、うれしいだろうなって」
小田切頼:「それは本で読むことでも、プラネタリウムをつくることでも、」
小田切頼:「空を飛ぶことでも、高い高い塔をつくろうとすることでも」
小田切頼:「うれしいんだろうなあって、思った」
小田切頼:「なんか変な話して、ごめんね」笑う。
美袋なぎさ:「…………」少しぽかんとした顔で。「ううん」
美袋なぎさ:そして、一枚のパネルを指差す。
美袋なぎさ:「はくちょう座。こないだのあの男の子に似てる」
美袋なぎさ:空を飛ぶ鳥の形をした星座の、そのひとつの星を指差す。
小田切頼:「あ」
美袋なぎさ:「デネブ。一番明るい星。一等星。白い星なの」
美袋なぎさ:「頼ちゃんの火に、似てるね」
小田切頼:「……え」
美袋なぎさ:「すごく綺麗な星だよ」
小田切頼:ゆっくりと瞬きをして。その星を見て。
小田切頼:「ほんとうだ。きれいだ……」
美袋なぎさ:「喜んでくれる?」
小田切頼:直接見ているでもない、それを見る。
小田切頼:「うん。……うん」
小田切頼:手を伸ばす。パネルの、冷たい平面に触れる。
美袋なぎさ:「やった。星がうれしいと、私もうれしいみたい」
小田切頼:わたしは、この子にも。あの子にもなれない。
小田切頼:わたしは、誰かと同じ光景を見たいとは思わない。
小田切頼:わたしの火は火でも星でもなくて。でも。
小田切頼:「だったら、わたしは星なの?」
美袋なぎさ:「わかんないけどー。でも」
美袋なぎさ:「おんなじくらい綺麗で、すごく不安だったあの時」
美袋なぎさ:「私と手を繋いでくれて」
美袋なぎさ:「んーと、導いてくれた。そういう感じ!」
美袋なぎさ:「頼ちゃんがどう思ってても、私の中ではそうなの!」
小田切頼:「……そういう感じかあ!」
小田切頼:「ふふ、ふふふ!」
小田切頼:なぎさちゃんの手を握る。
美袋なぎさ:きゅっと握り返す。
小田切頼:「ふふ、じゃあ、わたしが導いてあげましょう。次は二階」
小田切頼:「プラネタリウムへご案内!」
美袋なぎさ:「きゃー! 頼もしいこと!」
小田切頼:エレベーターをやめて。階段を目指す。
小田切頼:嘘の星空を。誰かが見たいと願った星空を見たくて。
小田切頼:わたしは、彼女を連れて。
小田切頼:階段を駆け上がる。

マスターシーン3


GM:どことも知れない、殺風景な白い部屋。
GM:外からふわりと風が入ってきて、一羽のカラスが窓枠に止まった。
?????:「ただいま」
?????:「おかえり」
GM:合成音声の出所は、カラスから部屋の中の人影に移る。
GM:正確には、その喉元に巻かれた機械に。
GM:周囲にはやはり機械類が大量に置かれ、ごうごうと音を立てている。
?????:「『ヘイズ』も終わりかあ。楽しい遊び相手だったのになあ」
?????:「弱くて」
?????:「頑張ってて」
?????:「強い奴の手伝いもそりゃいくらでもするけど」
?????:「僕は、ああいう子の背中を押す方が好き」
?????:「スリリングだよね。そうでしょ?」
?????:「弱い奴らの味方なんだ」
GM:カラスは、カア、とだけ鳴いて窓の外へと去っていった。
?????:「あ」
?????:「まあいいや。時間を大事にしなくちゃ」
?????:「次、次! 数馬くんとはもっと遊びたいし……」
?????:「確か格ゲー好きだったはず。ふふふ」
?????:独り言を呟きながら、また目の前のモニター画面に視線を走らせる。
GM:その時、ノックの音が響いた。
女性:「入りますよ」
?????:「……はあい」
GM:白い看護服を着た女性が入室する。
女性:「いつもの検査の時間ですよ。具合はどう?」
女性:「阿久津くん」
?????:「何も。いつも通り」
GM:白い部屋の中。大量の医療機器に囲まれて。
GM:ベッドの上の痩せた少年は、合成音声でそう答えた。

『チトールの塔を駆け上がれ』
      完