第10支部緊急協力要請〜名もなき鳥の風切羽を〜
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目次
トレーラー
ザザ、ザ。
あなたたちの耳に、ノイズ混じりの通信が入る。
『こちら、第10支部長阿久津数馬だ。
現在、我が支部ではある討伐作戦を実行中。
だが、相手の計画打倒のためには人員が不足している』
空に、カラスの群れが舞う。
『UGN第10支部は、大規模協力要請を発動する。
お前たちの力が必要だ。
作戦内容は市街地での小型ジャーム捜索と排除。
街を守れ。人を守れ。日常を、誇りを、全てを守れ。
……阿久津の名の下に』
一瞬の間を置いて。
『力を貸してくれ。
敵は"ネイムレス"!』
ダブルクロス The 3rd Edition
『第10支部緊急協力要請〜名もなき鳥の風切羽を〜』
あなたたちは、孤独ではない。
共通ハンドアウト
あなたたちは、第10支部の所属かもしれない。
所属する支部や組織が救援要請を受けたのかもしれない。
第10支部やそこの人員と個人的な繋がりがあるのかもしれない。
イリーガルやフリーランスとして召集されたのかもしれない。
誰かに誘われたのかもしれない。たまたま手が空いていたのかもしれない。戦いを求めていたのかもしれない。
理由は何でも、支部は人手を求めている。
"ネイムレス"が街中に放った、ワーディングを増幅する特殊な首輪付きのカラスを捜索、発見し、退治する。
それが、あなたたちの戦いだ。
小田切頼&ミチカ
小田切頼
ミチカ
GM:ネイムレスの手により街中に放たれた、ワーディングを増幅する首輪つきのジャーム化カラスたち。
GM:放置していては街により深刻な被害がもたらされ、一般社会にレネゲイドについても露見してしまうかもしれない。
GM:あなたたちはその事態を防ぐため、街中を駆け回っていた。そんな折りだ。
GM:小田切頼、あなたは阿久津数馬支部長から再度呼び出しを受けた。
阿久津数馬:「作戦中だが、お前に指示がある」
小田切頼:「うん」
小田切頼:「ちがった、はい」
阿久津数馬:「……よろしい」少し疲れている様子で、それ以上はつっこまない。
小田切頼:いまだに彼に敬語を使うべきかわからない。
阿久津数馬:「救援要請が徐々に伝わり、外部の協力者が増えてきている」
阿久津数馬:「お前もそちらの人員と組んで、さらにあのカラスを追ってほしい」
小田切頼:「真崎くんみたいな……フリーランスだ!」
小田切頼:「うんうん、了解です」
阿久津数馬:「そう。変わった奴だが、まあ腕利きだ」
小田切頼:「……変わった人、いっぱいいるからなあ」
阿久津数馬:「作戦の指示と誘導を頼んだ。僕もそろそろ出るし」
阿久津数馬:「現場はいっぱいいっぱいだ。頼むぞ」
小田切頼:「はい。阿久津くん支部長も」
阿久津数馬:あなたの目をじっと見て。
小田切頼:「いっぱいいっぱいに、なりすぎないでね」
阿久津数馬:「……僕を誰だと思ってるんだ。やる時はやる!」
小田切頼:「……でもさあ」
阿久津数馬:「でも、なんだよ」
小田切頼:「がんばりすぎはよくないもん」
小田切頼:「ほどほどに休むんだよ!」
小田切頼:「リラックス!セラピー!癒し!」
阿久津数馬:「わかったわかった」
阿久津数馬:「今回が終わったら、スパでもなんでも行ってやる!」
小田切頼:「こないだタンポポネコの施設に…そう!」
小田切頼:「今度つれていくからね!」
小田切頼:「ミサキちゃんもまとめてドドンだからねー!」
小田切頼:「だから元気に帰るんだからねっ」
阿久津数馬:「……お互いにな」
小田切頼:抱きつくのは、性分じゃない。じっと見る。嘘をつかないで話す。
小田切頼:それくらいしかできることはない。
小田切頼:「うん」
小田切頼:「わたし、うまくやるからね」
小田切頼:迷って、手をぎゅっと握る。
小田切頼:「まかせてね!」
阿久津数馬:「任せた!」こちらは、少しも迷わずに。
N市 第10地区・市街地
GM:ということで、あなたたちは市街地をカラスを求めてさまようことになった。
小田切頼:「……えーと、ネイムレスに操られているカラスがいて」
小田切頼:「端末、になっている、カラス。それを退治……でいいのかな」
ミチカ:「うん」 剣道袋にしまった刀を無造作に掲げ持つ、痩身の女。
小田切頼:「くわしくはこちらを…」作ってもらった資料を渡す。
小田切頼:「とにかく首輪のついてるカラスをやっつけるのです」
ミチカ:「どうも。……で、あなたが担当のエージェント?」
ミチカ:屈伸するようにしゃがんで、目線を合わせる。表情はほとんど変わらない。
小田切頼:「です!うん!チルドレンの《ゼンブラ》、小田切頼です!」
小田切頼:「ミチカさんですよねっ」
ミチカ:「そうだね。《昏い鳥》で登録されてる」
小田切頼:「くらい鳥ってなんだろう」
小田切頼:「あ、なんでもない……」
小田切頼:いくつにでも見える女性に、どう話したものか、手探り。
ミチカ:「もしかしたらカラスかもな」
小田切頼:「自分でも知らないんですか?」
ミチカ:「コードネーム登録する時に」
ミチカ:「外が暗くて、鳥が飛んでたから……」
小田切頼:「……ふふ」
ミチカ:「前から、確認したかったんだけど」
小田切頼:「昏い鳥じゃなくて、昏いと鳥だ」
小田切頼:「ん、はーい」
ミチカ:「この町のUGN、もしかして子供ばっかりだったりする……?」
小田切頼:「……ん?? 第10地区は、多い気がしなくもなくも…?」
小田切頼:「ミチカさん、チルドレン制度ってしってますか?」
ミチカ:「知ってるけど。でも、第九も第十もリーダー子供だし」
ミチカ:「私が任務を受けると、だいたい子供が出てくるから……」
小田切頼:「そういえばそうかも…?わたし、この街以外知らないけど」
小田切頼:「ほかはそんなに多くないのかも」
小田切頼:「でも、物騒なところって、というか、こういう、大変なところって」
小田切頼:「そうなっちゃうんじゃないかなあ……?」
小田切頼:「ミチカさんだってわかもの?若い人?でしょ?」
小田切頼:「ふつうもっと…すごい人って歳が上なんじゃないのかな…」あいまいに。
ミチカ:「見かけと戸籍は若くても、心はご隠居なんだ」
小田切頼:「……?」
小田切頼:「あ、古代種とか。そういうのかな」
ミチカ:「そういうと、本物の人に怒られるからな……」
ミチカ:「小田切さん、夢はよく見る方?」
小田切頼:「……うーん。たまに。だいたい、前にあったことが出てくるけど…」
小田切頼:会話の流れに首を傾げつつ、聞く。
ミチカ:「ちょっとした転寝をして、ものすごい長い夢を見たのに、少ししか時間が経ってなかったって」
ミチカ:「そういう経験はあるかい?」
小田切頼:「………ある」
小田切頼:「生きて死ぬみたいな夢」
ミチカ:「へえ」 少しだけ、眉を上げる。
小田切頼:「そういうのって、だいたい悪い夢だよね?」
ミチカ:「どうかな。私が見たやつは、良いことも悪いことも、沢山ありすぎたから」
小田切頼:「本当に長い夢みたいだね」
ミチカ:「うん。そういう感じで、心はおばあちゃんなんだ」
小田切頼:「……」ちょっと考える。
小田切頼:ぽくぽく、ちーん。
ミチカ:「孫みたいに見える子ばかりだから、老婆心でね」
小田切頼:「あ、えー!たいへんだ」
小田切頼:「じゃあ人生が二回分あるみたいな感じ……?」
ミチカ:「うんうん、そんな感じ。二週目だから、ゆるふわプレイなの」
小田切頼:「ほうほう」
小田切頼:「……ええー、たいへんだ。二回はやりたくないねえ」笑う。
小田切頼:「じゃあ、ゆるふわお孫さんそのいくつかになるね、わたし」
ミチカ:「おお、孫ができてしまった。知恵袋を授けよう」
小田切頼:袋かなと思って手を出す。
小田切頼:「お年玉ってやつ…?」
ミチカ:「む。…………」
ミチカ:少し考えて、ポケットを探る。
ミチカ:「……お近づきの印に、しんぜよう」
ミチカ:小さな包みを渡す。おつまみ用ビーフジャーキー。(一応未開封)
小田切頼:「おお!なんかお肉!」
ミチカ:「ものをよく噛んで食べると、頭に良いらしいよ」
ミチカ:「あと二日酔いも紛れる」
小田切頼:「へえーー!」
小田切頼:「ふつかよい」
小田切頼:「のみすぎなければいいんじゃないの…?」
ミチカ:「…………」
ミチカ:ジェスチャー。のみすぎなければいいんじゃないの、という頼ちゃんの言葉を、むんずと捕まえて
ミチカ:合気道のように、背後に受け流す仕草。
小田切頼:「ああ~」手を振る。
ミチカ:「よいしょ。……ちょっと聞こえなかった。耳が遠くて」
小田切頼:「……体はおばあちゃんじゃないのでは!」
ミチカ:「おばあちゃんは都合のいい時だけ年寄りぶるものだから」
小田切頼:「そうなんだ」
小田切頼:「そうなの…?」
ミチカ:「普段は、若いものにはまけーん、って言ってる」
小田切頼:「わたしおばあちゃんいたことないからわかんないんだけど…」
小田切頼:「そうじゃないのでは…?」
ミチカ:「そうじゃないかもしれないな……」
ミチカ:「頼はかしこいな」
小田切頼:「そんな…」
小田切頼:「しっかりしておばあちゃん…」
ミチカ:「孫よ……私の屍を越えてゆけ……」
小田切頼:「絶対おばあちゃんはそんなじゃないよね…」
ミチカ:「世界のどこかには、そんなおばあちゃんもいるさ」
小田切頼:「そういうこと言うおばあちゃん、絶対死なないと思うな」
GM:では、そうやって話ながらあなたたちは路地裏に入っていった。
GM:いかにもカラスがいそうなところではあるが……。
GM:というところで、まず登場侵蝕を上げ忘れていたので、お願いします。
ミチカ:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 8[8]+35 → 43
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:32->33)
GM:両極端
GM:さて、ここで軽くカラス探しの判定を行います。
GM:まず、頼ちゃんは1d2を振ってみてください。カラスが襲ってくるかどうかを決めます。
GM:次に、ミチカさんはやはり1d2を振ってみてください。対応する判定の種類を選びます。
小田切頼:1d2
DoubleCross : (1D2) → 1
ミチカ:1d2
DoubleCross : (1D2) → 1
GM:了解!では次の判定で戦闘の状況が少し変わってきます。
GM:周辺にカラスやレネゲイドの気配はない。もう少しだけ感覚を研ぎ澄ませてみよう。
GM:全員〈知覚〉で判定をお願いします。難易度は7。
ミチカ:知覚……!
ミチカ:ない!
ミチカ:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 9[9]+1 → 10
GM:たっか
GM:えっ、たっか
ミチカ:なんでやねん
GM:頼ちゃんも判定お願いします!
小田切頼:1DX+0+0@10 知覚
DoubleCross : (1R10+0+0[10]) → 4[4] → 4
小田切頼:しっぱい!
GM:はい、ではミチカさんが成功したので、カラスの奇襲に気づくことができました。
GM:カラスの行動値に変化があります。
GM:では、ミチカさんはふと、カラスの羽ばたきを耳にします。
GM:それはとても小さなものでしたが、あなたたちに向かって素早く飛んできていることは明らか。
ミチカ:「む」 偶然のようにふら、と見据える。
小田切頼:「どうしたの?」
GM:そう言った頼ちゃんの横を突っ切るように、風が一陣。
ミチカ:「屈んで」 軽く放り投げるような動作で、剣道袋入りのままの刀を跳ねあげる。
GM:黒い弾丸のように、カラスが突っ込んでくる!
GM:が。
小田切頼:咄嗟にかがむ!
カラス:「ガッ……!」
ミチカ:ざぱっ、と受け止めた剣道袋がカラスの爪と嘴で引き裂かれ、
ミチカ:中から、艶消しの鞘に包まれた直刀が現れる。「来たね。なるほど」
カラス:「ググ……」
カラス:首輪をはめたカラスが一羽。普通のものよりも眼光が禍々しい。
ミチカ:「ネイムレス。名前は聞いてるよ」
小田切頼:「あ、こいつだ」目を見開く。
カラス:「……」
ミチカ:「困るんだ、カラス使い。……私のコードネームが使い辛くなる前に、捕まって貰わないと」
小田切頼:「ネイムレスより、ミチカさんが有名人になればいいのに」昏い色の直刀を視線に捉えて。
GM:では、ロイス取得と購入1回可能!
小田切頼:じゃあミチカさんに すごそう〇/大丈夫かな… で
ミチカ:今日の担当/小田切頼/愛着:○/隔意/ロイス
小田切頼:あいちゃく!
ミチカ:可愛らしいけど、悪影響与えちゃいそうだな……というふんいき
ミチカ:購入!
小田切頼:あ、何も購入考えてなかった…!
ミチカ:強化素材にしよ
小田切頼:メイド服でも狙ってみるか
ミチカ:あ、いや
ミチカ:アームドスーツだ
小田切頼:3DX+2+0@10>=20 調達
DoubleCross : (3R10+2+0[10]>=20) → 8[1,7,8]+2 → 10 → 失敗
ミチカ:4dx+3>15
DoubleCross : (4R10+3[10]>15) → 7[1,2,3,7]+3 → 10 → 失敗
ミチカ:dame
小田切頼:おそろいだねおばあちゃん
ミチカ:惜しかったねえ、孫よ
ミチカ:かわりに余った達成値でアメちゃん買って帰ろう
小田切頼:でもおばあちゃんいつも茶色い飴買うからなあ…
【クライマックス】
GM:登場侵蝕をお願いします。
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:33->38)
ミチカ:1d10+43
DoubleCross : (1D10+43) → 3[3]+43 → 46
GM:では、あなたたちの目の前にはカラスが二羽。
GM:その首輪がチカチカと光り、増幅された禍々しいワーディングの気配を放つ。
GM:衝動判定。意志で目標値9。
GM:この衝動判定では、オリジナルエフェクト《レイヴンウィンド》で侵蝕をさらに50上昇させることができます。
GM:戦闘終了後、侵蝕は上昇した分低下します。要するにいつものやつです。
ミチカ:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 6[5,5,6] → 6
小田切頼:4DX+1+0@10>=9 意思
DoubleCross : (4R10+1+0[10]>=9) → 10[1,5,6,10]+7[7]+1 → 18 → 成功
ミチカ:駄目! 暴走!
小田切頼:最強の意志なので大丈夫でした
GM:つよいな……
小田切頼:《レイヴンウィンド》は受けます!
ミチカ:2d10+46
DoubleCross : (2D10+46) → 14[8,6]+46 → 60
ミチカ:レイヴンウィンド受けます~ 侵蝕110
GM:侵蝕上昇してからですね、《レイヴンウィンド》
小田切頼:2d10+38
DoubleCross : (2D10+38) → 12[10,2]+38 → 50
小田切頼:で足して100
GM:ぴったり
GM:侵蝕了解。では戦闘開始です。
GM:あ、の前に
GM:エンゲージ!
[カラス1]-2m-[カラス2]
|
5m
|
[頼、ミチカ]
GM:要はカラス2羽は別エンゲージです
小田切頼:はあい!
■セットアップ■
カラス:二羽ともなし!
ミチカ:なし
小田切頼:ある!
小田切頼:《得意領域》《エターナルブレイズ》。RCサラマンダー攻撃にはダイスと攻撃力が増え、行動値が−5になります。
小田切頼:行動値は1になります
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を+7した(侵蝕率:100->107)
■イニシアチブ■
GM:行動値順でまずは10のミチカさんから。
ミチカ:先に、《時間凍結》を宣言します。
GM:了解です。
ミチカ:マイナーで最強武器・高速振動ブレードを起動。
小田切頼:きたぜ最強武器
ミチカ:メジャー。《強化の雷光》《熱狂》《ポイズンフォッグ》《狂戦士》。
ミチカ:自分と頼ちゃんに、『シーン間ダイス+5』『シーン間戦闘移動距離+5m』、『シーン間、白兵攻撃力+15&暴走』、『次の攻撃のダイス+4、C値-1』を付与。
ミチカ:このうち、『シーン間、白兵攻撃力+15&暴走』は受け手の任意で外せます。
小田切頼:じゃあ外しちゃお はずしはずし
ミチカ:自分はもちろん全部受けます。侵蝕、全部合わせて+16
ミチカ:110→126
ミチカ:さらに時間凍結でHP-20。一度目のメジャー行動はこれで終了!
ミチカ:そのまま、自分の本来の手番に行っても良いですか
GM:どうぞ!
ミチカ:じゃあマイナー! 戦闘移動でカラス2の方にエンゲージ!
カラス:クエーッ
ミチカ:メジャーで《コンセ:ソラリス》《アドレナリン》!
ミチカ:ダイス計算中……
GM:こいつはただのジャームカラスなので妨害はない。判定どうぞ
ミチカ:素1、侵蝕3、アドレナリン3、雷光5、狂戦士4
ミチカ:16dx6+3
DoubleCross : (16R10+3[6]) → 10[1,1,2,2,2,3,4,5,6,6,6,7,8,8,10,10]+10[1,2,2,5,6,9,10,10]+10[5,5,8,8]+10[4,6]+3[3]+3 → 46
GM:たかい……
カラス:《イベイジョン》達成値14
小田切頼:さすがよ!
ミチカ:ダメージ!
カラス:命中です。ダメージどうぞ
ミチカ:5d10+27
DoubleCross : (5D10+27) → 22[2,9,3,4,4]+27 → 49
カラス:そのダメージはだめ! 落ちます
カラス:復活もなし
ミチカ:破壊者の+1d足してないことに気付いたが、倒せたならよし!
GM:演出をどうぞ!
ミチカ:「クヴァル。ネーロイ。ハイランゲル。ガイダンゲル」
ミチカ:「来なさい。《ソグネ》」
ミチカ:祈るように捧げ持つ、その刀を中心に、周囲に雷光が走る。
ミチカ:雷光はミチカと頼ちゃんの間を滑るように走り−−そして二人の目には、奇妙な『像』が映るようになる。
ミチカ:それは、極々直近の、無数の未来の可能性だ。
ミチカ:ミチカの攻撃。カラスの回避。ミチカの斬線。カラスの迎撃。あみだくじのように、現れては消える泡沫の夢。
ミチカ:「頼。少し目は回るけど、うまく”選んで”ね」
小田切頼:その幻の視界に一度つよく瞬きをしながら。
小田切頼:「……うん」
ミチカ:因果律を高速振動させる刀。世界線を蝕する刃を抜き放ち、−−滑るように、離れた方のカラスへと駆ける。
小田切頼:「信じて」
カラス:「……!」
ミチカ:一見は無造作に、真下から切り上げる−−カラスの回避を、偶然にも配管の群れが邪魔をする。
カラス:偶然にも配管の群れに邪魔され、行き詰まる。
ミチカ:ざ きゅっ!
カラス:「ゲ」
カラス:斬撃に黒い羽が散る。
カラス:カラスが一羽、落ちた。
ミチカ:鳥を十字に引き裂いて、危なげなく着地。
ミチカ:「ふう」舞い散る羽の一欠片すら、その身には降りかからない。そういう未来を選んだ。
GM:では次は行動値5のカラス。
カラス:マイナーなし。
ミチカ:侵蝕126→131
カラス:《黒の鉄槌》《コンセントレイト:バロール》対象は頼ちゃん。
小田切頼:エーン
カラス:判定!
カラス:8dx7+4
DoubleCross : (8R10+4[7]) → 10[2,5,6,7,9,9,9,10]+10[1,3,6,7,8]+4[4,4]+4 → 28
カラス:リアクションどうぞ
小田切頼:5DX+1+0@10 回避
DoubleCross : (5R10+1+0[10]) → 10[2,2,4,8,10]+1[1]+1 → 12
小田切頼:ドッジ しっぱい
カラス:ダメージ出します
カラス:3d10+12 装甲有効
DoubleCross : (3D10+12) → 14[4,9,1]+12 → 26
カラス:あっ
小田切頼:小田切頼に26のダメージ!(HP:28->2)
小田切頼:生きている…
カラス:落としきれなかったか……!
小田切頼:わたしが強すぎたのかも
カラス:ギャー
カラス:
カラス:カラスの姿が揺らぐ。高出力の重力波だ。
カラス:けたたましい鳴き声と共に、あなたに攻撃が襲いかかる!
小田切頼:沈み、墜ちるような痛みが全身に走る。
小田切頼:地面よりさらに向こうへ、どこまでも。そんな錯覚。
小田切頼:けれど、視界の端に映るのは。
小田切頼:《そうではない》未来。
小田切頼:「……っっ!!」
小田切頼:崩れた姿勢から立ち上がる。
GM:では次は行動値1の頼ちゃんどうぞ。
小田切頼:はい!
小田切頼:まずマイナー。カラスと同エンゲージに移動します。
小田切頼: メジャー。コンボ「白い血」《コンセ》《災厄の炎》《プラズマカノン》
小田切頼:おばあちゃんのくれたお年玉があるので…ごそごそ
小田切頼:21DX+7@76
DoubleCross : (21R10+7[76]) → 10[1,2,2,3,4,5,5,7,7,7,7,7,7,8,8,9,9,9,9,9,10]+7 → 17
小田切頼:まちがえた
小田切頼:なんや76て
GM:そうだよね!
GM:振り直しどうぞ
ミチカ:C値76
小田切頼:21DX+7@6
DoubleCross : (21R10+7[6]) → 10[1,1,1,2,2,2,4,4,5,5,5,5,5,6,7,7,7,8,8,10,10]+10[2,2,6,7,7,8,9,9]+10[2,5,8,9,9,10]+10[4,5,5,6]+10[6]+1[1]+7 → 58
GM:たかい!!!
カラス:《イベイジョン》達成値14やぞ
カラス:ダメージをどうぞ
小田切頼:6d10+51
DoubleCross : (6D10+51) → 36[1,8,9,10,3,5]+51 → 87
小田切頼:これがわたしの力!
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を+10した(侵蝕率:107->117)
カラス:え……僕ワイバーン並みの体力なんですけど……
カラス:落ちます。復活なし。
GM:戦闘終了!
小田切頼:ポケットから取り出したマッチをひとつ擦る。
小田切頼:『わたしはあなたを傷つけない』
小田切頼:小さな赤橙の火が、数秒ののち白い炎に呑み込まれ。
小田切頼:澄んだ煙のように。熱い吹雪のように。それは広がっていく。
小田切頼:『わたしはあなたを癒す』『わたしはあなたを守る』『なんだって実現できる』
小田切頼:嘘の言葉、幻の風景。いくつもの可能性がめくるめく、白い夜の中。
小田切頼:わたしが取るべき最善の行動は。
小田切頼:『たくさんの悪いことで、たくさんの火を起こすこと』
小田切頼:いいえ、違う。
小田切頼:指向性を絞り、鋭く、威力を増した炎が立ち昇る。
小田切頼:それはかつて白い羽の少年を焼いたのと同じ炎で。
小田切頼:羽根が白く、肉が白く、臓腑が白く、骨が白く、霞んで消えるまで。
小田切頼:ただただ、焼き尽くす。
カラス:黒い羽根が、肉が、臓腑が、骨が。
カラス:焼き尽くされて白い灰になっていく。
カラス:その首に嵌められた機械でさえも。
カラス:風に乗り、灰はどこかへ消え去っていった。
ミチカ:「ふう」 灰を見送って。刀を納める。「おみごとさん」
小田切頼:「ミチカさんこそ!剣も、あの」
小田切頼:「なんか見えたやつも!」跳ねる。
ミチカ:「うん。夢の中で拾ってきた奴だからさ」
小田切頼:「……じゃあ、ほんとうのほんとうに長い夢、だったんだねえ」
ミチカ:「まあね。……でも、夢は夢だ」
小田切頼:「嘘は嘘だしね」困ったように笑う。
ミチカ:「そうそう。……それじゃ、他の鳥を探しに行こうか」
ミチカ:「そういえばこれ、一匹あたり、いくらもらえるの?」
小田切頼:「……」
小田切頼:「…か、かんがえてなかった」
小田切頼:「くわしくは阿久津くん支部長に……」
ミチカ:「そりゃあ、頼が考えることじゃないだろうね」
小田切頼:「一匹当たりなの…?時間制なのかな…?」
ミチカ:悩んでいる頼を見ながら、唇の端が、ほんの少しだけ小さく釣り上げる。
小田切頼:「でもでも、阿久津くんは一匹当たりとかやるの好きそうだよね、スコアアタックとかいって」うんうん言う。
小田切頼:「うー」
小田切頼:「あ、ミチカさんなんでわらうのー」
ミチカ:「おっと。……孫ががんばっているからね」
ミチカ:くしゃりと、通り過ぎざまに髪を掻き回す。
小田切頼:「なー」わしゃわしゃになる。
小田切頼:「……がんばってる人、いっぱい見たもん」
小田切頼:「ミチカさんも、がんばってくれた。阿久津くん支部長も…うちの支部も、じゃない人も」
小田切頼:「そういう人に、いいことがあったらいいって、思うから」
小田切頼:「いい夢をみせてよ、おばあちゃん」
ミチカ:「成程。……じゃあ。とりあえず、目につく鴉は全部落とすか。《マングスタ》の懐に期待して」
ミチカ:「素敵な嘘を本当にして頂戴な、お孫さん」
【バックトラック】
GM:侵蝕が一律50低下。確定帰還となります。おめでとうございます!
GM:名もなき鳥の風切羽を、ひとつ捥いだのはあなたたちです。
GM:あなたたちの戦いはネイムレス打倒の一矢となりました。
GM:経験点は5点固定で差し上げます。
小田切頼:嬉しい~
GM:お疲れ様でした!
ミチカ:これでN市に昏い鳥は私だけだぜ~っ
ミチカ:お疲れさまでした! 楽しかったです!
小田切頼:(ふつうのカラスはいるのでは…?)
小田切頼:楽しかったです!ありがとうございましたー!
GM:こちらこそありがとうございました!
風吹リュー&左文字勇人
風吹リュー
左文字勇人
GM:ネイムレスの手により街中に放たれた、ワーディングを増幅する首輪つきのジャーム化カラスたち。
GM:放置していては街により深刻な被害がもたらされる。このままにしてはおけない。
GM:あなたたちはその事態を防ぐため、阿久津数馬支部長の指示を受け街中を駆け回るのだった。
GM:登場侵蝕をお願いします。
風吹リュー:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 8[8]+34 → 42
左文字勇人:左文字勇人の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:45->50)
N市 第10地区・市街地
左文字勇人:その住宅街とオフィス街の間にある、雑居ビル群の屋上にて──
左文字勇人:「まさかまた風吹と組むとはなぁ──」
左文字勇人:一組の男女が、街の夜景を見下ろしている。
風吹リュー:「そいや第十だったなお前」
風吹リュー:応じたのは、セーラー服の上にリーファーコートとフライトキャップを身に着けた鋭い目つきの少女だ。反動をよく伝える大きなスニーカーが、蒼穹と雷のペイントが施されたスケートボードを踏んでいる。
左文字勇人:「ああ、ホームグラウンドってやつだ」どこかからかうような声音と表情で、黒布を首元に巻き付けた男──左文字勇人が応じる。
風吹リュー:「オレはお前んとこのボスに借りが……いや」
風吹リュー:「友達になったんだ。だから来た」
左文字勇人:「ああ、ずいぶん『世話に』なったみたいだな、ウチの支部長が」
左文字勇人:そしてぽいっと、ホットの缶飲料をそちらに投げよこす。
風吹リュー:慣らし運転だ。よっ、と。屋上の縁石の上を片手間に走ったり滑ったりしながら。
風吹リュー:ぱしり。「お、はは。そういう感じで聞いてるの?」
左文字勇人:「冷えてきたからな。今のうちに温まっとけよ」
左文字勇人:銘柄はコーヒー牛乳に近い甘い甘いカフェオレ
風吹リュー:「気の利くヤツ」
左文字勇人:「直接は聞いてねえよ。色々『調べたり』他から『聞いたり』ってやつだ」
風吹リュー:スケボーを足先でひっくり返しながら腰掛ける。指先を温めるように両手で缶を持つ。
左文字勇人:自身も缶を開け、口をつける。
風吹リュー:「第十(そっち)も」
風吹リュー:「噂どころじゃなく目に見えて酷かったみてーじゃん。お互い生きて会えて良かったぜ」
風吹リュー:「あ、太郎がさ」
風吹リュー:「オレと口きいてくれるようになったんだぜ? あれからマジで色々あってさ」
左文字勇人:「なんの因果か、第十(ウチ)はここんとこてんてこまいだったからなぁ……事後処理だけでもまだ相当残ってやがる」大仰に肩を竦めて。
風吹リュー:ボードのデッキをつま先で持ち上げてみせる。
風吹リュー:「新技もある。っつーか、前はそんなに技とか見せなかったけど…………」
左文字勇人:「へぇ、そいつぁ楽しみだ。八大天王様の新たな必殺技ってやつか?」
風吹リュー:「これで俺もいっぱしの遺産使いってわけ」気持ち胸を張りながら、カフェオレを飲み干す。「甘っ」
風吹リュー:「あーそうそう、そういうの」
風吹リュー:「何を隠そう、オレは必殺技を叫ぶタイプのスケバンだったんだよ」
風吹リュー:「いるだろそういうのそっちにも。あんまりそうでもない?」
風吹リュー:八大天王にも意外といねーんだよな、とぼやく。
左文字勇人:「いや、そもそも必殺技を持ってることは前提なのか、スケバンってのは?」
左文字勇人:「っと、それはともかく甘いの苦手だったか? 飲みさしで良けりゃこっちと変えるぞ?」
風吹リュー:「左文字はねーの?」
風吹リュー:「ばっ……!」
風吹リュー:「ごほっごほ」
左文字勇人:ニヤニヤと、からかうような笑顔で。
風吹リュー:「男と間接キスはなんか……やらしいだろ!」
風吹リュー:「ったくこの」肘で小突く。
左文字勇人:「確かにまあ、そうした見方もできるわな。おませさんだな八大天王さんは」
風吹リュー:「はー? 純情一徹系で通っとるわ!」
風吹リュー:「クソッ舐めやがって。大して歳かわんねーくせに……」ぶつぶつ
風吹リュー:「……んで? 妙なカラスが出んだって?」
左文字勇人:「ははっ、一歳差はでけえぞ? 春になりゃ晴れてT大生な予定だからな」
左文字勇人:「──ああ。カラスだ」
左文字勇人:「ウチとちょっとばかり縁のある奴が、ばらまきやがった」
風吹リュー:下学年には年齢差を笠に着るが、上に対してはそうでもないタイプだ。
左文字勇人:「単体としちゃあ大したやつじゃねえが、なんせ数が多い」
風吹リュー:「ふぅーん」話を聞きながら下界を見渡している。
左文字勇人:「なんで、今支部員だけでなく、支部外にも協力を募って、ツーマンセルで対応に当たってる」
左文字勇人:「機動力を備えた風吹と、対応力のある俺。みたいな感じでな」
風吹リュー:「んあぁ。まぁまぁいい即席連携だったよな」
風吹リュー:以前の邂逅を思い出している。「オレくらいになれば誰と組んでも結果は出すが」
風吹リュー:「ま、了解」
左文字勇人:「──ほぼほぼ満点な対応だ。以前だったら『ウチだけでなんとかする』とか喚いてたかもしれねえけどな」選択された戦術に対し、自慢気に、ほほえみながら口にして。
風吹リュー:「散らばってんのは厄介だな。ただの数なら、力で押しつぶせばいい。オレ達にはその手の押し通り方ができる……けど」
風吹リュー:「そういうことなら、雑魚の相手も仕方ねぇ。頼ってくれたことを喜ばないとな」
風吹リュー:「つーかさ」
左文字勇人:「ん?」
風吹リュー:「オレ前阿久津のことめっちゃ歳上だと思っててさ」
左文字勇人:「……そりゃまた珍しい?」
風吹リュー:「呼び方が苗字で固定されちまってるんだけど、これどっかで戻せないかな……しっくり来ない……」
風吹リュー:「左文字は左文字だけど……」
左文字勇人:「あー、いや」と、思い直して
左文字勇人:「確かにまあ、ウチの支部長さんは色々とアレだからなぁ……」がりがりと頭をかく。
風吹リュー:お前が一コ上なのもなんか違和感あんだよな。もっと歳上じゃね? とぼやく。
左文字勇人:「仮に呼び名を変えるとしたら、なんて変えるんだ?」
風吹リュー:「普通に名前」
左文字勇人:「まあ、あれだ──」
左文字勇人:「歳下扱いしたくなるのは、歳下なんでしゃーねーが」
左文字勇人:「歳下だからって理由で名前呼びに変えるのは、やめといてやれ」
風吹リュー:「ガキ扱いしてるわけじゃないぞ、別に」牽制。
左文字勇人:「っと、だな。悪い。老婆心ってやつだ。どっちにもな」
風吹リュー:「逆だ、逆。なんか大人の男の事名前で呼ぶのがいかがわしい気がしてな……」
風吹リュー:「そこだけ例外処理なんだ」
風吹リュー:「なんとなく気分でやってること言語化するとマジでどうでもよくてぞわぞわ来るな」
左文字勇人:「風吹オマエ──」じっと真顔になり、見つめる。
風吹リュー:「な」
風吹リュー:「なんだよ……」
左文字勇人:パンっと、両肩に手を乗せて。
左文字勇人:「ほん──っと、かわいいな」
風吹リュー:「──はぁっ?」
左文字勇人:そしてうんうんと頷き、ありがたやありがたやと手を合わせ尊きものを拝む。
風吹リュー:急にかけられた意外な言葉に、僅かに頬が紅潮する。
風吹リュー:「こら何拝んでやがる! 金取るぞ!」
風吹リュー:「バーカバーカ!」
風吹リュー:「チッ……まあいい」
風吹リュー:「お前がそういう風に数……阿久津の事に気を遣う意味も」
風吹リュー:無理やりの軌道修正!
風吹リュー:「分かってるつもりだよ。一緒にいたからな」
左文字勇人:「ま、あれだ」
左文字勇人:「つっかかえてるウチは、阿久津でいいんじゃねーか?」
左文字勇人:「自然に『数馬』って呼べるようになりゃ、呼んでやりゃあいい」
風吹リュー:「……ほーんと」
風吹リュー:「周りに恵まれてるよ、あいつ」
GM:では、この辺りで軽く判定を行います。
GM:まず全員1d2を振ってみてください。
風吹リュー:1d2
DoubleCross : (1D2) → 2
左文字勇人:1d2
DoubleCross : (1D2) → 1
GM:オッケー!
GM:まず、あなたたちはカラスを近くに発見することができませんでした。
左文字勇人:ふむふむ
GM:で、判定の種類が決定されました。
GM:周辺にカラスやレネゲイドの気配はない。もう少しだけ感覚を研ぎ澄ませてみよう。
GM:全員〈知覚〉で判定をお願いします。難易度は7。
風吹リュー:1Dx+1>=7 うおお頑張れ!
DoubleCross : (1R10+1[10]>=7) → 9[9]+1 → 10 → 成功
左文字勇人:ではコンボ布操術 無形の影&コンセ
左文字勇人:左文字勇人の侵蝕率を+6した(侵蝕率:50->56)
GM:本気だ
左文字勇人:6dx7
DoubleCross : (6R10[7]) → 10[1,5,7,7,9,10]+10[1,2,4,9]+1[1] → 21
GM:たっか! 成功です。
風吹リュー:すごいぜ
左文字勇人:軽口をたたきながらも、実はまだらの紐で周囲を調べてたのだ!(`・ω・´)
GM:あっリューさんもめちゃくちゃ成功してる。二人とも成功!
GM:とういうことで
GM:成功。カラスの襲来を察知することができました。カラスの行動値に変化があります。
GM:では、そうして会話をしていたあなたたちは、ふと小さな兆候に気づくでしょう。
GM:それは視界に入った黒い影かもしれないし、羽ばたきの音かもしれない。
風吹リュー:「──む」
左文字勇人:「──っと」
GM:例のカラスが飛びかかってくるのに、あなたたちは対応ができる。
風吹リュー:"スケボー・スケバン"の力は、風読みの力だ。気流に自分たち以外の『色』がついたのを感じ取る。「そっちも気づいたか」
左文字勇人:しゅるしゅるしゅると、足元から『影』が首元の墨染へと戻ってくる。
左文字勇人:「ああ、どうやら得物が来たみてえだ」
カラス:「ゲーッ!」
左文字勇人:「新必殺技、楽しみにしてんぜ?」
カラス:首輪をつけたカラスが、気づかれたことに気づき、慌ててターンする。
風吹リュー:「じゃあ見せてやりますかね。オレ達2人で4つのコンビネーションってヤツ」
左文字勇人:「いいねぇ。そんじゃお披露目と行こうか?」
左文字勇人:首元の黒布が、応じるようにたなびいて──
GM:ロイス取得と購入1回分が可能です。
風吹リュー:左文字隼人 信頼〇/可愛げのねー奴
風吹リュー:2dx+4>=12 UGNボディアーマー
DoubleCross : (2R10+4[10]>=12) → 2[1,2]+4 → 6 → 失敗
左文字勇人:かわいい【風吹リュー@@ほんとかわいいなこいつ/○誰かにつけこまれそうで不安】
風吹リュー:ゲー 終わりじゃ!
左文字勇人:ターゲット【カラス@○執着/嫌気】 の2つを取得。
左文字勇人:コンボ布操術で購入判定。ボデマ狙い。
左文字勇人:6dx7>=12
DoubleCross : (6R10[7]>=12) → 10[1,2,3,3,4,7]+5[5] → 15 → 成功
左文字勇人:リューさんにトス。
風吹リュー:お気遣いがよォーー!
左文字勇人:できるエージェント(`・ω・´)
風吹リュー:ありがとうございます。装備します。
【クライマックス】
GM:登場侵蝕をお願いします。
風吹リュー:風吹リューの侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:42->47)
左文字勇人:左文字勇人の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:56->61)
GM:では、目の前のカラスの首輪がチカチカと光り、増幅された禍々しいワーディングの気配を放つ。
GM:衝動判定。意志で目標値9。
GM:この衝動判定では、オリジナルエフェクト《レイヴンウィンド》で侵蝕上昇後さらに50上昇させることができます。
GM:戦闘終了後、侵蝕は上昇した分低下します。要するにいつものやつです。
風吹リュー:4dx+1>=9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 8[2,4,5,8]+1 → 9 → 成功
左文字勇人:7dx+4>=9 衝動判定
DoubleCross : (7R10+4[10]>=9) → 7[1,1,3,4,5,6,7]+4 → 11 → 成功
風吹リュー:効果貰います!
風吹リュー:風吹リューの侵蝕率を+50した(侵蝕率:47->97)
GM:どうぞ! 2人ともつよい
左文字勇人:効果を頂きます。
左文字勇人:左文字勇人の侵蝕率を+50した(侵蝕率:61->111)
GM:エンゲージは以下の通りです。カラスは飛行状態。
[カラス1]-2m-[カラス2]
|
5m
|
[リュー、左文字]
GM:では戦闘開始!
■セットアップ■
風吹リュー:なし
カラス:どちらもなし
左文字勇人:ありません。が、ちょっと演出。
左文字勇人:
左文字勇人:「さて、エスコートは男の誉れってな──」
左文字勇人:しゅるしゅると首元の黒布が蠢き、分かれ、広がっていく。
左文字勇人:それは瞬く前にビルとビルの谷間に張り巡らされ、疾走するための『道』を作り出す。
左文字勇人:「さて、見せ場だぜ八大天王さん!」
風吹リュー:「応!」
■イニシアチブ■
GM:奇襲が成功していればカラスが速かったんですが。
GM:行動値9のリューさんどうぞ!
風吹リュー:やった~
風吹リュー:マイナー《クイックモーション》《スーパーランナー》搭乗してカラス1のエンゲージへ
風吹リュー:風吹リューの侵蝕率を+3した(侵蝕率:97->100)
カラス:グゲー
風吹リュー:メジャー《コンセントレイト:ノイマン》《スキルフォーカス:運転》
風吹リュー:9dx7+9 命中
DoubleCross : (9R10+9[7]) → 10[1,1,2,2,2,2,4,7,9]+10[2,9]+2[2]+9 → 31
カラス:《イベイジョン》達成値14
カラス:命中!
風吹リュー:《フェイタルヒット》
カラス:ギャー
カラス:ダメージどうぞ
風吹リュー:4d10+10+1d10+4d10 装甲有効
DoubleCross : (4D10+10+1D10+4D10) → 23[7,3,6,7]+10+1[1]+17[3,5,8,1] → 51
カラス:むりむり
風吹リュー:ちょっと低いがよし
カラス:落ちます。残りカラス1羽。
左文字勇人:やったー!
風吹リュー:風吹リューの侵蝕率を+9した(侵蝕率:100->109)
風吹リュー:トップスピードまでは一瞬。
風吹リュー:ビル風、という現象がある。
風吹リュー:大規模建造物の周辺で発生する局地的な風の渦。剥離、逆流、吹きおろし、乱気流を余すことなく捉え、それに乗る。
風吹リュー:張り巡らされた黒条を乗りこなし、風を掴む。掻き消えたようにカラスの方向へ回り込み──
風吹リュー:「SS(スケバンスケボー)殺法」
風吹リュー:旋回させたデッキで叩き伏せ、もう半回転、テール部が鋭利に閃き切断する!
カラス:「ガッ……」
カラス:うめき声を上げ、ジャーム化したカラスはそのまま落ちていく。
風吹リュー:「キャバレリアル回空剣陣!!」
風吹リュー:雷鳴が響く。
風吹リュー:単純な斬撃ではない、先端が電熱を纏う溶断攻撃。
風吹リュー:「嬉しいってよ! 太郎が」
風吹リュー:「また墨染と轡を並べられて……サ」
風吹リュー:屋上のフェンスをグラインドして、コンクリートへ着地する。
左文字勇人:ひゅぅ──っと、口笛がもれる。
左文字勇人:「だとよ。負けてらんねえぞ、おい?」首元の黒布に指をかけ、語りかける。
GM:では次、行動値8の左文字さんどうぞ!
左文字勇人:はーい。では確実に落とすために。ロイス原因【ネイムレス@感心/○警戒】を取得。カラスと合わせて2つタイタス化。
左文字勇人:ダイス+10&cr-1効果を付与
カラス:ヒッ
左文字勇人:マイナーは無し メジャーでコントロールソート/コンセ/原初の赤@ペネトレイトします。
カラス:判定どうぞ
左文字勇人:18dx6+14 装甲無視 対象はカラスⅡ
DoubleCross : (18R10+14[6]) → 10[1,1,2,3,3,3,4,4,5,5,6,7,7,8,8,8,9,10]+10[1,2,4,4,4,5,8,10]+10[3,10]+2[2]+14 → 46
カラス:《イベイジョン》達成値14
カラス:命中! ダメージどうぞ
風吹リュー:フォールンサラマンダー使用。ダメージ+2D
カラス:ギャー
左文字勇人:ありがたい!
左文字勇人:5d10+2d10+11 装甲無視
DoubleCross : (5D10+2D10+11) → 32[6,8,7,3,8]+17[8,9]+11 → 60
左文字勇人:左文字勇人の侵蝕率を+8した(侵蝕率:111->119)
カラス:それはもう全然だめですね
カラス:はい
カラス:落ちます。カラス0羽!
GM:戦闘終了です。あなたたちの勝利!
風吹リュー:いぇーい
左文字勇人:やったー!
風吹リュー:「せっかくだしこっちも見せてやろうぜ」
風吹リュー:遺産に認められることで操れるようになった力、一つは雷、一つは──風。
風吹リュー:飛行するカラスががくりと姿勢を崩す。先ほどの交錯時、進行方向にエアポケットを作っておいた。
左文字勇人:「空を飛べるって絶対的優位も──」
左文字勇人:首元に残した墨染が、細く細く撚り合わせられる。
左文字勇人:びゅっ!
左文字勇人:「──『風』の前には、無力だったな。ご愁傷さんってやつだ」
左文字勇人:槍の如き鋭さを持った布が、弾丸の如き速度で打ち出され、烏の翼──風切り羽根の収束部分を寸分違わず撃ち貫く!
カラス:「!」
カラス:ヒラヒラと、黒い羽が舞う。
カラス:そうして、翼を穿たれた鳥は落ちていく。
左文字勇人:「──まして今日のこっちは『勝利の女神さん』付きだ、負けの目はねえよ」
左文字勇人:そして烏の撃墜を確認して、隣の女性へと微笑みを向ける。
風吹リュー:「やるじゃん」ハイタッチ。
左文字勇人:「そっちもな、お疲れさんだ」ハイタッチに応じて。
風吹リュー:「勝利の女神ってガラかよ?」軽く笑う。
左文字勇人:「いーやいーや、十二分に資格ありだぜ」
左文字勇人:「なんせ風吹が居たときに、負けたことはねえからな。オレも第十支部(ウチ)も」
左文字勇人:「立派な女神さんだ」
風吹リュー:「ったく、調子のいい奴」
【バックトラック】
GM:侵蝕が一律50低下。確定帰還となります。おめでとうございます!
左文字勇人:やったー、帰還!
風吹リュー:やった~!
GM:名もなき鳥の風切羽を、ひとつ捥いだのはあなたたちです。
GM:あなたたちの戦いはネイムレス打倒の一矢となりました。
GM:経験点は5点固定で差し上げます。
GM:お疲れ様でした!
風吹リュー:いただきます! ありがとうございました~
左文字勇人:ごちそうになります。ありがとうございました。GMもゲットしてくださいませませ<経験点
GM:あっそんなものが……なんかあとでまとめて何かします
春日雪&君臣ユウ
春日 雪
君臣ユウ
【オープニング・ミドル】
GM:ネイムレスの手により街中に放たれた、ワーディングを増幅する首輪つきのジャーム化カラスたち。
GM:放置していては街により深刻な被害がもたらされ、オーヴァードの秘密についても露見してしまうかもしれない。
GM:あなたたちはその事態を防ぐため、第9支部からの救援第二陣として、街中を駆け回るのだった。
緒環 伸:『……というわけで、首輪つきのカラスを見つけて倒してね、という話だね』
GM:あなたの端末には、先遣隊のエージェントから連絡が届いている。
緒環 伸:『大した強さじゃないが、数が多いから。そっちもよろしく』
春日 雪:ええ、ええ、と。普段通り、穏やかに、にこやかに相槌を打つ。
春日 雪:そうして、わかりました、それでは、という言葉を最後に、通話を終えて。
GM:通話は簡単な指示をしてすぐに切れる。
春日 雪:「……というわけで、ユウくん」
君臣ユウ:「うん。どうだった雪ちゃん」
春日 雪:「はい。緒環さんから先立って届いたメールのとおり、まだまだ人手が必要なようです」
春日 雪:「では、お仕事(R:デート)のお時間ですよ」
君臣ユウ:「うーん、人手不足は標語みたいなものだけど……」
君臣ユウ:「公私混同っていうのかな、このデート(お仕事)も。」
君臣ユウ:カラン、とグラスの中の氷が揺れる。
春日 雪:「そうですね、私的な部分が無いとは言いません。……ここ数日は、支部にも顔を出せていませんでしたし」
君臣ユウ:この季節には肌寒いオープンテラスの一席だ。他の客は店の中…と思いきや、まばらに何組か。
春日 雪:カチャリと、カップの中身─暖かく甘い紅茶をかき混ぜていたスプーンが、ふちに当たって軽やかな音を立てる。
君臣ユウ:氷の入ったココアのグラスをストローで混ぜながら、対面の少女を見る。
君臣ユウ:「忙しそう……だったもんな」
君臣ユウ:「いや、忙しそうと言うか、大変というか。」
春日 雪:「……行き先も告げずにいなくなったことは。ユウくんに、やどりちゃんに……皆さんに悪かったと、思います」
君臣ユウ:休憩中、というわけではない。傍らの端末では、他の駆り出された人たちの報告をデータとしてまとめ集計している。
春日 雪:「……大切な命が、またひとつ、散ってしまったこと。わたしが、散らせてしまったことも」
君臣ユウ:「報告は読んだ。……文字だけだとなかなか実感が沸かないけど。」
君臣ユウ:「雪ちゃんは、気にしているのか」
春日 雪:「気にしないでほしいであります、と。あの人は言うのでしょうけれど」
春日 雪:カップを手にして、けれど口はつけないまま。
春日 雪:「わたしたちは、前に進む。……引きずられることだけは、ないようにしながら。でも」
春日 雪:「わたしはずっと、覚えているのだと思います」
君臣ユウ:「………そうか」
君臣ユウ:ストローに口をつけて。
君臣ユウ:「だったら、気にするな」なんでもないような口調を装って。
君臣ユウ:「…………とはいえないな、なおさら。うん」
君臣ユウ:「気にして、覚えているなら。それでいいと思うよ」
君臣ユウ:「ずっと覚えて抱えてるのは大変かもだけど。俺や、やどりちゃんや、緒環さんが居るんだから」
君臣ユウ:「疲れたら、頼ればいいと思う」
春日 雪:「あら。そんなことを言ったら、早速甘えたくなっちゃうじゃないですか」
春日 雪:くすりと小さく笑って、少し冷めた紅茶を、ようやくひとくち。
春日 雪:「……ユウくんこそ」
君臣ユウ:「あぁ、そうしてくれ。」ふ、と口元を緩めて。
君臣ユウ:「ん?」
春日 雪:「無理は、ダメですよ。……ユウくんは勇気があって、カッコよくて。無理も道理も捻じ曲げて前に進む、そんな男の子だけど」
春日 雪:カップを皿に置いて、椅子から立ち上がって。
君臣ユウ:目線だけで動きを追う。
春日 雪:「……まだ、13歳。去年までランドセルを背負っていた、可愛い男の子でもあるんですから」
君臣ユウ:「や、そうだが……現役で背負ってる雪ちゃんが言うのか、それ」
君臣ユウ:「それならそっちは可愛い盛りじゃないか」
春日 雪:卓上に掌を突いて、身を乗り出す。片手を、あなたの手、端末を操作するそれとは逆の手に重ねる。
春日 雪:「あら、ありがとうございます。……ふふ、たまには誉め言葉を、素直に受け取らせていただきますね」
春日 雪:「……ええ、ええ。ユウくんの言うとおり。わたしも、ユウくんも。……やどりちゃんも、遥ちゃんも」
春日 雪:─お友達と、そして。最近できた、新しいお友達。
春日 雪:「わたしたちより少し年上のひとたちも。……大人から見たら、まだまだ子供で」
春日 雪:「……出来ないことだらけだと。改めて、思い知らされました」
君臣ユウ:「…………そうだなぁ」
君臣ユウ:挙げられた名前に、資料に見た名前を思い出す。
君臣ユウ:「俺も」
君臣ユウ:「先日、第一の方に出向したとき。似たようなことを思ったよ。」
君臣ユウ:「周りが全員年上で、先輩ばかりだった。」
春日 雪:「わたしたちの場合は、大抵の場合はそうですけれど」
春日 雪:楽しそうに、小さく笑ってから。
君臣ユウ:「それもそうだ」
春日 雪:「……それでも、わたしたちを見てくれている人たちは。子供だからと侮ったり、甘やかしたりはしない」
春日 雪:「心配もしてくれる。労わってもくれる。……けれど、仲間として接してくれる」
春日 雪:「……なんとも贅沢で、幸せだと。そう、思いませんか」
君臣ユウ:「うん………ありがたいことだよな。」
君臣ユウ:「俺も、小学校から中学に上がって、制服を着るようになって。大人の仲間入りだー、と思ったものだが」
君臣ユウ:「漫然と一年二年と過ごして今の先輩方に追いつけるか。何をしても不安になってしまうよ」
君臣ユウ:「だというのに、対等に接してくれるのだものな」
春日 雪:「……大丈夫ですよ。ユウくんなら」
春日 雪:手袋越しに重ねていた手を、そっと離して。
春日 雪:更に身を乗り出して、腕を伸ばして。あなたの頬に、触れる。
君臣ユウ:寒空にわずかに冷えた頬で、その手を受け入れる。
春日 雪:「きっと、素敵な大人になれます。……いろいろな"大人"を見てきたわたしが、保証しますとも」
春日 雪:「ですから、ええ。……ユウくんの成長を、わたしは。特等席で楽しませてもらうと、決めています」
君臣ユウ:「…………はは」
春日 雪:「……これからも、ずっと、ずっとわたしを」
春日 雪:「─たのしませて、くださいね?」
君臣ユウ:ふにゃ、と相好を崩して。
君臣ユウ:「雪ちゃんは、制服を着るまでもなくしっかり屋さんだからな」
君臣ユウ:「君が大人になったらどこまで成長するのか。」
君臣ユウ:「今から、楽しみにしておくよ」
GM:では、まず上げ忘れていた登場侵蝕をお願いします。
春日 雪:ヤー!
春日 雪:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 2[2]+40 → 42
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:42->48)
GM:はい、ではここで軽く判定を行います。
GM:全員1d2を振ってみてください。
春日 雪:1d2
DoubleCross : (1D2) → 1
君臣ユウ:1d2
DoubleCross : (1D2) → 2
GM:まず、あなたたちはカラスが遠くに飛んでいることに気づきました。
GM:判定の種類は……。
GM:カラスが遠くを飛んでいる。近くに誘い込めば、地形や物を防御に利用できるかもしれない。
GM:全員〈芸術:防御〉〈知識:地形利用〉で判定をお願いします。難易度は7。
春日 雪:げ、芸術or知識…!
春日 雪:この判定、メジャーアクション扱いでしょうか。(つまり《導きの華》の支援が乗るか否か)
君臣ユウ:なるほどね…!
GM:なるほど……!
GM:メジャーアクション扱いとします。片方が成功すれば可!
君臣ユウ:じゃあ感覚が高いから芸術かな~
春日 雪:ヤッター!ではユウくんに《導きの華》、次の判定の達成値+10!
春日 雪:(侵蝕は46へ)
GM:たかい……
君臣ユウ:すごいぞ!
君臣ユウ:では振ります
君臣ユウ:3dx+10 芸術:防御
DoubleCross : (3R10+10[10]) → 8[3,8,8]+10 → 18
春日 雪:まもりがかたい。
GM:固定値……!
GM:成功。カラスがこちらに気づく前に防御を固められました。全員装甲+5の状態で戦闘開始。
君臣ユウ:すごく固定値!
GM:ということで、防御が強くなりました。
君臣ユウ:カキーン
GM:あなたたちが会話をしていると、遠くにカラスが見える。首輪もしているようだ。
GM:場合によっては、周囲の物を利用して少しでも有利な状況で戦闘を行うことができるかもしれない。
春日 雪:「では、お楽しみはずぅっと先に取っておいて」
春日 雪:「手はず通り、始めましょう。……こちらに追い込んでくれるはずですから」
君臣ユウ:「ん。そうだな」端末の報告箇所。それがきっちり予定通りに追い込みが完了しているのを確認して。
春日 雪:周囲にまばらにいた客……第9支部の支援人員に、テーブル等を使った簡易陣地構築と退避の指示をしながら。
君臣ユウ:「期待されて任されてるんだ。きっちり応えなくっちゃ」
春日 雪:視線は、遠くビルの上。そこに「いる」と知らなければ知覚できないであろう、おぼろげな姿。
春日 雪:「……ええ、それでは、ユウくん」
春日 雪:─そして、見えざる鋼の飛竜に。
春日 雪:「よろしく、お願いします」
君臣ユウ:その陣地を構えて、要となる位置。隣の黒くて白い少女をエスコートするように。
君臣ユウ:「あぁ、雪ちゃん」
君臣ユウ:「作戦開始だ」
GM:ロイス取得と購入1回分が可能です。
君臣ユウ:雪ちゃんは初期ロイスなので新規はなしで。購入はきぐるみを。
君臣ユウ:1dx+4>=14
DoubleCross : (1R10+4[10]>=14) → 1[1]+4 → 5 → ファンブル
春日 雪:相互に初期ロイスな我らです!というわけで、ロイスはメカワイバーンに「■信頼/脅威」。
君臣ユウ:ファンボウ……以上です。
春日 雪:ゆ、ユウくーん!?
春日 雪:ではこちらで戦闘用きぐるみを。
君臣ユウ:周りに頼る中学生なもので…
春日 雪:手配師起動!
春日 雪:9dx+4>=14
DoubleCross : (9R10+4[10]>=14) → 10[2,2,3,6,6,6,8,10,10]+6[3,6]+4 → 20 → 成功
GM:つよ
君臣ユウ:つよい
春日 雪:これならメイド服も買えましたね…。どうぞ!
君臣ユウ:買われても。ありがとう!
君臣ユウ:着込みます。もこもこ。
春日 雪:もこユウくん…。
春日 雪:こちら以上で!
GM:装甲が硬くなっていく……
GM:はい!
【クライマックス】
GM:登場侵蝕をお願いします。
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:48->56)
春日 雪:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 8[8]+46 → 54
GM:さて、あなたたちによって追い込まれたカラスは、そのまま襲撃を開始する。
GM:カラスの首輪がチカチカと光り、増幅された禍々しいワーディングの気配を放つ。
GM:衝動判定。意志で目標値9。
GM:この衝動判定では、オリジナルエフェクト《レイヴンウィンド》で侵蝕をさらに50上昇させることができます。
GM:戦闘終了後、侵蝕は上昇した分低下します。要するにいつものやつです。
春日 雪:ヤー!では衝動判定!
君臣ユウ:衝動判定!
君臣ユウ:思い出の一品を起動。
春日 雪:2dx+1>=9
DoubleCross : (2R10+1[10]>=9) → 10[6,10]+6[6]+1 → 17 → 成功
春日 雪:意志が つよい
君臣ユウ:1dx+5>=9
DoubleCross : (1R10+5[10]>=9) → 4[4]+5 → 9 → 成功
君臣ユウ:ぎりぎり。
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕率を+8(2d10->3,5)した(侵蝕率:56->64)
春日 雪:2d10+54
DoubleCross : (2D10+54) → 17[7,10]+54 → 71
春日 雪:上がる上がる!
GM:雪ちゃんが高い
GM:《レイヴンウィンド》適用する人は宣言を!
春日 雪:折角ですし使いましょう!121に!
君臣ユウ:しません!火力据え置き!
GM:オッケー!
GM:では、エンゲージは以下の通りです。カラスは飛行状態。
[カラス1]-2m-[カラス2]
|
5m
|
[ユウ、雪]
GM:アタッカーが一人なのに二羽もいるぞ……大変だ
春日 雪:これは大変だ…。
君臣ユウ:大変だ…
GM:では戦闘開始!
■セットアップ■
カラス:どちらもなし
君臣ユウ:こちらもなし
春日 雪:ユニークコード使用!シーン中、ユウくんと自分のメジャーアクションのダイス+2個!
GM:つよい……
君臣ユウ:頼れる!
■イニシアチブ■
GM:このカラスわりと速いな。8のカラス二羽!
春日 雪:鳥ですものね…!
君臣ユウ:八咫烏っていうしな…!
カラス:両方とも《黒の鉄槌》《コンセントレイト:バロール》
カラス:雪ちゃんとユウくんそれぞれを一羽ずつが狙います。
カラス:まとめて判定します。
カラス:8dx7+4 雪ちゃん
DoubleCross : (8R10+4[7]) → 10[1,2,2,5,7,7,8,9]+10[1,4,4,7]+4[4]+4 → 28
カラス:8dx7+4 ユウくん
DoubleCross : (8R10+4[7]) → 10[2,3,6,6,8,8,9,10]+10[2,6,7,7]+5[2,5]+4 → 29
カラス:おんなじかんじ
君臣ユウ:安定してる。
君臣ユウ:回避します。
春日 雪:結構伸ばしてくる…!
君臣ユウ:5dx>=29
DoubleCross : (5R10[10]>=29) → 10[3,4,5,6,10]+5[5] → 15 → 失敗
君臣ユウ:結構頑張った。
春日 雪:ドッジを試みます!
春日 雪:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[2,7,7,10]+2[2] → 12
君臣ユウ:《崩れずの群れ》雪ちゃんをカバーリング
春日 雪:あっ、こっちも頑張った。
GM:二人とも回す……!
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕率を+2した(侵蝕率:64->66)
春日 雪:ありがたい…!
君臣ユウ:頑張り第九!
GM:ではダメージ。ダイス数同じだから両方同ダメージとします。
カラス:3d10+12 装甲有効
DoubleCross : (3D10+12) → 13[6,2,5]+12 → 25
カラス:ユウくんに25ダメージが二回!
君臣ユウ:まずは装甲とボーナス分で17弾きまして8ダメージ。カバーでそれをもう一回で16ダメージ。
君臣ユウ:君臣ユウに-16のダメージ!(HP:29->13)
GM:?
君臣ユウ:生きている!
春日 雪:か、かたい…!
GM:おかしいな……かたい……
君臣ユウ:この戦闘用きぐるみのお陰で助かったようだ
カラス:カラスの目の前に、不可視の重力波が膨れ上がる!
カラス:それはあなたたち二人を狙い、地面に叩き付けようとする!
春日 雪:重力場で歪む視界。肌がピリリと痺れるような感触を覚えて、でも。それを見つめるままに。
君臣ユウ:「雪ちゃん、俺の後ろに。」一歩前に出て。
君臣ユウ:不可視に対する、こちらは可視。
春日 雪:─お願いします。その言葉は、もう告げた。だから。
君臣ユウ:白の手袋が空手を握る。それだけで。
春日 雪:「─はい」
君臣ユウ:ぎゅるりとねじれた空間を通る光が乱反射して、虹を紡ぐ。
春日 雪:そう応えて、小さくて大きな背中に、全てを任せる。
君臣ユウ:世界ごと理を捻じ曲げて、押しつぶす力が地面を壊す……しかし、その後ろに立つ少女には、そよ風一つも影響がない。
君臣ユウ:「(……ちょっと、そらしきれなかったか。)」
君臣ユウ:かつて見た、虹の翼を思い描くように。
君臣ユウ:「……うん、まだまだ未熟だな」
GM:では次は6のユウくんどうぞ!
君臣ユウ:はーい!
君臣ユウ:マイナーで《骨の銃》+《死招きの爪》 攻撃力25、射程20mの武器を作成。
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕率を+6した(侵蝕率:66->72)
君臣ユウ:メジャーでコンボ【世界湾曲-ミリ秒《グラッブユアハンズ:ミリセコンド》】。エフェクト無し素射撃。
君臣ユウ:対象はカラスの1。
カラス:ギャッ
カラス:判定をどうぞ
君臣ユウ:6dx+19
DoubleCross : (6R10+19[10]) → 10[1,4,8,9,9,10]+5[5]+19 → 34
君臣ユウ:うむ。リアクションどうぞ。
カラス:《イベイジョン》達成値14
カラス:固定値でもうだめじゃん……
君臣ユウ:ダメージ!
君臣ユウ:そのようだ。
カラス:どうぞ!
君臣ユウ:4d10+25+2d10
DoubleCross : (4D10+25+2D10) → 28[7,6,9,6]+25+16[10,6] → 69
春日 雪:ワオ……
君臣ユウ:装甲有効69点。
カラス:とてもではないが耐えきれません。
カラス:カラス残り1羽!
君臣ユウ:メジャー侵蝕上昇ありません。
君臣ユウ:ヤッタネ!
GM:低燃費……
君臣ユウ:省エネなのさ…
君臣ユウ:では演出!
君臣ユウ:ピッ、と五指を揃えた右手を烏に突きつける。
君臣ユウ:相手は飛行中。本来ならば届かぬ距離。しかし。
君臣ユウ:まずはその理屈が捻じ曲がる。
君臣ユウ:ひゅん、ひゅん。
君臣ユウ:向けた手のひらを円を描くように回す。
君臣ユウ:触れた空間が淡く虹を帯びて、ねじれる。
君臣ユウ:形を帯びるその虹を、直接手でつかめば
君臣ユウ:朧に輪郭を持つ虹色の剣になる。
君臣ユウ:「せぇ、」
君臣ユウ:ぐぃん。見様見真似に虹の剣を振りかぶる。
君臣ユウ:湾曲し形を変えるその剣が、勢いのままにリーチを伸ばして
君臣ユウ:「のっ!」
君臣ユウ:ザ、ザザザザ!
君臣ユウ:虹の波がしぶく
カラス:「ギャアア!」
君臣ユウ:空中にいる烏を両断するように、可視化されたねじれがその体を触れた箇所から捻じ曲げた。
カラス:ただ一色の黒は、虹に捻じ曲げられ、落ちていった。
君臣ユウ:「………よし」手を離せば、虹は霧散する。
君臣ユウ:覚えたての割には上手くいった。その実感を数度、手に残して。
君臣ユウ:「あと、一体」
GM:では行動値4の雪ちゃんどうぞ!
春日 雪:は!マイナーなし、メジャーでユウくんに以下の内容の射撃攻撃!
春日 雪:■シークレット・ブレス 《流血の胞子/中和剤/さらなる力/狂戦士/導きの華》 侵蝕+18
君臣ユウ:フレンドリィファイア…!
春日 雪:邪毒を与え、BSを治療し、未行動にし、次の判定のCR-1、ダイス+8、達成値+12
春日 雪:判定!
GM:判定どうぞ!
春日 雪:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[3,4,6,6,10]+1[1]+1 → 12
春日 雪:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[1,4,7,7,10]+1[1]+1 → 12
君臣ユウ:《バディムーヴ》達成値+3
君臣ユウ:反応はガードで。
GM:了解です
春日 雪:ありがたい…!達成値15にて、ガードですので上記の効果がユウくんに適用されます。
GM:適用されてしまうな……!
春日 雪:では演出!
春日 雪:─虹の剣を振り抜いた少年。その背中に、暖かいものが触れる。
春日 雪:しがみ付くように密着した少女が、片腕しっかりと少年の腰に回して。もう片方の腕は。
君臣ユウ:「……」背中に感じる体温は、この気温の中でも温かい。
春日 雪:「─とても、よいものを見たのですね、ユウくんは。……誰かが見せた、とても大きな虹。けれど、わたしは」
春日 雪:「あなた(R:わたし)だけの虹が、見たいです」
春日 雪:分厚い制服の布地越し。唇はおろか、肌も触れ合ってすらいないけれど。
春日 雪:─それでも。伝わるものがあることを、わたしは、知っている。
春日 雪:─だから。もう片方の腕を。
春日 雪:虹を握る、あなたの腕に添えて─。
GM:では未行動になったユウくんどうぞ!
君臣ユウ:はーい、マイナーなし。メジャーで同じくエフェクトなしの射撃を烏2に!
君臣ユウ:14dx9+19+12
DoubleCross : (14R10+19+12[9]) → 10[1,2,2,5,6,6,6,8,8,8,10,10,10,10]+6[3,4,5,6]+31 → 47
カラス:《イベイジョン》達成値14
カラス:ぐえー
君臣ユウ:やるきげんき。ダメージ行きます
カラス:どうぞ!
君臣ユウ:5d10+25+2d10
DoubleCross : (5D10+25+2D10) → 33[4,6,10,10,3]+25+14[10,4] → 72
カラス:上がってるよ!?
君臣ユウ:装甲有効72点!
春日 雪:デカアアアイ
君臣ユウ:上がったね。
カラス:むりむりむりのすけです
カラス:落ちます。カラス0羽!
GM:戦闘終了!
君臣ユウ:ひゃっほい!メジャー侵蝕上昇ありません!
君臣ユウ:演出!
君臣ユウ:「────」背中から、そして右手から伝わる熱を感じた。
君臣ユウ:(………いや、まったく。はしゃぎすぎたな)
君臣ユウ:内心、ひとりごちる。
君臣ユウ:先日、他の支部で。今までとは別の戦う人達を見た。
君臣ユウ:そのさまが綺麗で。ともすれば、ちょっと背伸びをしてみれば。
君臣ユウ:『カッコつけれる』のでは、なんて。そんなことを。
君臣ユウ:見透かされたようで、少し頬が熱い。
君臣ユウ:ただ、それを表に出さないように。
君臣ユウ:手の甲から添えられた手に、指同士を絡めるように、そっと握る。
君臣ユウ:「じゃあ、手伝ってもらうよ、雪ちゃん」
君臣ユウ:握る拳から虹があふれる。
君臣ユウ:普段とは比べ物にならない精度のレネゲイド・コントロール。
君臣ユウ:それが彼女のもたらす、隣りにいる女の子のおかげだと、既に知っている。
君臣ユウ:派手さもなく。音もなく。
君臣ユウ:緩やかに当たり前に、浜辺に押し寄せる波のように虹は広がって。
君臣ユウ:段々と淡いものから濃いものへ。七色を認識できるほどのそれが、空中の烏を包んで。
君臣ユウ:────ただ、渦の内側に巻き込むように、ねじ込んだ。
カラス:「グゲギャッ」
カラス:声をひとつ上げて、カラスは渦に巻かれる。
カラス:黒い羽が、はらはらと舞った。それだけだった。
GM:あなたたちの勝利です。
春日 雪:「……お見事です、ユウくん」
春日 雪:見たいと願った通りの光景。一瞬だけだったけれど、世界を捻じ曲げて─輝いて散った虹。
春日 雪:それをしっかりと焼き付けた紅い瞳は、しっとりと熱を帯びたようで。それが、なんだか恥ずかしく思えて。
君臣ユウ:「ん。ありがと」はは、と頬をかいている。
春日 雪:制服越しの背中に、もう一度。強く、ぎゅっと顔を埋めるように。
君臣ユウ:「おっと…?」
君臣ユウ:ちらりと肩越しに、その顔を埋める黒髪の頭頂部を視界に入れる。
君臣ユウ:「ど、どうかしたかい、雪ちゃん」
春日 雪:「……いえ。大丈夫、大丈夫ですよ。……頑張ってくれたユウくんに、どんなご褒美をあげようか、なんて」
春日 雪:「─そう、考えていただけですから」
春日 雪:ふわりと背中から離れて、あなたに向けた微笑みは、すっかりいつも通りのよう。
君臣ユウ:「ご褒美って言われると、なんだか子供扱いみたいだ」離れた体温を微かに名残惜しむように。
君臣ユウ:「こっちからも何か、希望を出したほうがいいかな」
春日 雪:「あら、では……そうですね。ちょっと早めのクリスマスプレゼント、にしましょうか」
春日 雪:「いいですよ、何でも。わたしがユウくんにあげられるものなら、何だって叶えてあげちゃいましょう」
君臣ユウ:「大盤振る舞いだなぁ」はは、と苦笑して
君臣ユウ:「……………」ちょっと考え「んー、じゃあ、そうだな」
春日 雪:「はい」
君臣ユウ:ぎゅ、ぎゅと。本人としては無自覚に、手袋を嵌めた手を何度か、閉じては開いて。
春日 雪:両手を後ろで組んで、少し身をかがめて、あなたを見上げるように。
君臣ユウ:「雪ちゃん」
君臣ユウ:さまよわせていた目線を、まっすぐ合わせる
君臣ユウ:「今度の休み、映画とか………行かない、か?」
君臣ユウ:「その」
君臣ユウ:「時間をもらう……みたいな」
春日 雪:「…………」
春日 雪:僅かばかり、きょとん、としたような顔を見せて。─そして。
春日 雪:「…………ふふ」
春日 雪:「ふふ……うふふ……」
君臣ユウ:「………どうだろう」答えを待つ間。少し緊張したような面持ち。
春日 雪:それは、少しずつ。微笑みから、笑顔…見せる相手はごく僅かの、11歳の女の子らしい笑顔に変わって。
春日 雪:「ええ、ええ。言ったでしょう、何でも、って」
春日 雪:「─ですから、喜んで。わたしはユウくんに、一日貸し切られましょう」
君臣ユウ:「そっか」ほ、と頬を緩ませて「良かった」
君臣ユウ:「ん。」自分の顎に手を当てて。「………そっか、それだと、映画だけじゃ足りなさそうだな」
春日 雪:「もちろん、映画だけじゃ終わりませんよ。お茶と、お食事と。ああ、ユウくんのおうちで映画の感想会も」
君臣ユウ:「うん、そうなるか……何か、調べておかなきゃな」
君臣ユウ:ウンウン、と頷く。
春日 雪:「期待していますよ、ユウくん。……時間が欲しいと、ユウくんから言ってくれたんですから」
春日 雪:タン、と。小さな足音がして。あなたの腕に、するりと自分の腕を絡ませて抱きつきながら。
君臣ユウ:「わっ」
君臣ユウ:驚いて、でも距離は離さない。
春日 雪:「─プレゼントは、きちんと最後まで楽しみ尽くしてくださいね?」
春日 雪:─童女のような笑顔はどこへやら。そこにあるのはやはり、幼くも妖しい、紅い瞳。
君臣ユウ:「そうだな。貰うんだから、楽しくしなきゃだよな」
君臣ユウ:ある意味、いつもどおりな。そのルビーの瞳に碧眼を向けて。
君臣ユウ:「なぁ、雪ちゃん」
君臣ユウ:「前に約束したよな。2年後の事」
君臣ユウ:二人で一緒に、同じ学校に入れば、先輩後輩になって。そのようなことを。
春日 雪:「……はい」
春日 雪:随分先のことだと。そんな風に、思いもしたけれど。大人にも子供にも、時間は平等で。
君臣ユウ:「その時。2年後になったら、言いたいことがあると。そう伝えたけど」
君臣ユウ:「もしかしたら、早まるかもしれない。」
春日 雪:「……ああ、それは─」
春日 雪:─もし、それが。わたしの願う言葉と、一緒なのだとしたら。それは。
春日 雪:「楽しみです、とても。……ねえ、ユウくん」
君臣ユウ:「うん。なんだい、雪ちゃん」
春日 雪:「……一緒に、いきましょう」
春日 雪:未来へ、一緒に行きたい。一緒に生きたい。そんな風に願う、その笑みは。やっぱり、いつものように年不相応に色めいてはいたけれど。
君臣ユウ:「うん、一緒に。」
君臣ユウ:自然と、気負うこと無く、君と手を繋ぐ。
春日 雪:紅い瞳が見ているのは、過去や内側ではなくて。誰かと共にある未来を見ながら。
春日 雪:「……はい!」
君臣ユウ:白の手袋は、その小さな手を暖かく包み込んで。
君臣ユウ:「せっかく君の時間を貰うんだ」
君臣ユウ:「後悔はさせたくないし」
君臣ユウ:「一緒に、楽しもう」
君臣ユウ:笑うその顔は。
君臣ユウ:年相応の笑顔だった。
【バックトラック】
GM:侵蝕が一律50低下。確定帰還となります。おめでとうございます!
春日 雪:わーい!帰還!
GM:名もなき鳥の風切羽を、ひとつ捥いだのはあなたたちです。
GM:あなたたちの戦いはネイムレス打倒の一矢となりました。
GM:経験点は5点固定で差し上げます。
GM:お疲れ様でした!
春日 雪:イタダキ!お疲れ様でしたー!ありがとうございました…!
君臣ユウ:モライ!ありがとうございました~!
春日 雪:(にっこり)
GM:ありがとうございました!