罠の糸の先は何処


PC1:"マングスタ"阿久津数馬(あくつ・かずま)キャラシート)PL:さささ
PC2:死生間"ライビング・デッド"熊埜御堂 奈津比古(くまのみどう・なつひこ)キャラシート)PL:鳩麦
PC3:"柳雪"陶 妙算(すえ・たえかず)キャラシート)PL:中村
PC3:"烈破剣(パイライト)"真堂光磨(まどう・こうま)キャラシート)PL:EXst
GM:猫口@



メイン 見学


目次



プリプレイ


GM:では始まります。トラップマスター討伐卓!
GM:よろしくお願いします!
熊埜御堂 奈津比古:お願いします!
真堂 光磨:よろしくお願いします!
阿久津数馬:よろしくお願いします!
陶妙算:しゃす!

■トレーラー

全てのものに始まりがあり、全てのものに終わりがある。
滅びを受け入れるものは土に身を埋め、
そうでないものは次代に想いを受け継いでいく。

この物語の始まりは一発の銃弾。
そして結末は未だ揺らぎの中にある。

物語の書き手は二人。
UGN(きみたち)か、”トラップマスター”(かれら)。

受け継ぐために、戦え。


GM:自己紹介に移りましょう。
GM:まずはPC1の阿久津くん!お願いします!
阿久津数馬:はい!
阿久津数馬https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYhqSeigMM
阿久津数馬:阿久津数馬(あくつ・かずま)。13歳にしてN市第10支部の支部長をしている少年です。えらいんだぞ。
阿久津数馬:阿久津グループという企業団体の役員もしていたりしています。関連企業とのパイプ役的な感じ。
阿久津数馬:支部長としてはまだ経験が浅いですが、日々学び、周りに支えられています。ありがとう!
阿久津数馬:今回はみんな知り合いなのでよろしくお願いします。うれしいな!
阿久津数馬:性格的には常に不機嫌な感じでえらそうなツンデレピュアノイマン少年です。
阿久津数馬:戦闘ヘリで基本は乗る!飛ぶ!撃つ!というシンプルな構成をしており、
阿久津数馬:おまけで行動値が5になる代わりに装甲が18もらえるので、欲しい人は同乗もできます。
阿久津数馬:250点でも本体はちょい強化くらいで、支援としてエンブレムとカンパニーデータと《常勝の天才》が使えます。
阿久津数馬:あと固定ロイスに高橋さんを入れ、パパをメモリーに移したので帰りやすくなりました。帰るぞー。
GM:みんなで帰ろうね!
阿久津数馬:支援は情報とダメージに乗るので、みんなで悪用してください。以上、よろしくお願いします!
阿久津数馬:なかよく帰る!
GM:はい!よろしくお願いします!
GM:ではハンドアウトを…

・PC1:阿久津数馬
シナリオロイス:高橋正恒
君はUGN第10支部長だ。
時間遡行の一件から、君たちUGNは”鉱床”についての調査に乗り出していた。
そんな最中、UGN日本支部から応援がやって来る。
君の父、阿久津慎吾の盟友であった水月巧の息子たち、水月兄弟である。
兄の徴は日本支部エージェントにまで上り詰め、
弟も能く彼の補佐をしていると評判である。
二人を出迎え早速対策について話し合おうとしたところ、事件は起きた。
高橋正恒が、君に銃を向けたのだ。


GM:アッ
阿久津数馬:なっなんだって……!
GM:ごめんなさい…訂正をば…
GM:兄は灯(ひかり)、弟は徴(しるし)です。
阿久津数馬:了解です!
GM:そしてシナリオロイスは兄の灯の方ですね!
阿久津数馬:さらに理解!
GM:あ、シナリオロイスは高橋のままでいいんだった
GM:PC2と3の方ね!
阿久津数馬:トリプル理解!
GM:理解力が高い
GM:ありがとうございます…!
阿久津数馬:一体なぜ……高橋さん……
GM:クラッカーと間違えたのかな
阿久津数馬:うっかりさん

GM:ではよろしくお願いします。次はPC2の熊埜御堂くん!
熊埜御堂 奈津比古:はーい
熊埜御堂 奈津比古https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYlZbgnQIM
熊埜御堂 奈津比古:第十支部エージェントの熊埜御堂奈津比古です
熊埜御堂 奈津比古:ギャーギャーうるさいアラサーの哀しき男、今日も安定の引率役になるような気がします
熊埜御堂 奈津比古:性能はどれだけ経験点が増えようと変わらぬガード一辺倒
GM:居並ぶ威圧的なガード強化エフェクトたち
熊埜御堂 奈津比古:魔人の盾とダメージ軽減エフェクトを入れた以外はほぼほぼいつも通りですね
熊埜御堂 奈津比古:あと開幕からクリスタルシールド持ちたくてかなり調達に点割いたので
熊埜御堂 奈津比古:子供たちの財布になる覚悟はできてます
GM:パパ~UGNボディアーマー買って~♡
熊埜御堂 奈津比古:えっちなやつは駄目だぞ♡
熊埜御堂 奈津比古:阿久津支部長とは悪党フォートレス以来のPLPLなので
熊埜御堂 奈津比古:花持たせられるように頑張りたい…!
熊埜御堂 奈津比古:お友達二人にも…!
熊埜御堂 奈津比古:精一杯…俺の代わりに敵殴って欲しい…!
GM:頑張ってお兄さん!
熊埜御堂 奈津比古:という事で頑張ります!こんな感じ!
GM:よろしくお願いします!

GM:ハンドアウトはPC3と共通なのでPC3の陶くん!自己紹介どうぞ!
陶妙算:はーい
陶妙算https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYgKSeigMM
陶妙算:PC3の陶妙算(すえたえかず)です。
陶妙算:しっとりと濡れた黒髪、やわらかな茶色の瞳が特徴(ドラクルージュキャラ作成表より)のUGNチルドレンです。
陶妙算:現在は第十支部に所属させて頂いています。
陶妙算:なんか知らないけど果物しか食べられないのでほのかに桃のような甘い香りを漂よわせています。
陶妙算:基本、大人しめで物腰柔らかな少年です。
陶妙算:ちょっと友達に依存しがちだったり、最近恋人が出来たりしてるけど、任務は真面目に頑張るよ!
陶妙算:性能としてはなんやかんやで47点まで上がった白兵で攻撃したり避けたります。
GM:エグすぎる固定値が見える
陶妙算:リフレックスも取得したので思ったより避けるかもしれません。
GM:ラブの力だね
陶妙算:100%を超えるとフェイタルをヒットさせて攻撃したりします。
陶妙算:あと今回は250点で阿久津支部長が常勝の天才を持ってるので
陶妙算:100%を超えるとラストアクションと朧の旋風が発動し死んだり避けたりすると再行動が出来るようになりました。
陶妙算:R内支援を活かしていけ。
GM:こわい
陶妙算:そんな感じで白兵の高さを活かして剣の達人づらする美少年を目指していきたいです。宜しくおねがいします。
GM:よろしくお願いします!ではハンドアウトはこちら!

・PC2、3:陶妙算、熊埜御堂奈津比古
シナリオロイス:水月灯
君たちはUGN第10支部所属のチルドレンもしくはエージェントだ。
君たちは高橋正恒からある護衛任務を依頼された。
護衛対象は支部にやってくる日本支部エージェント水月兄弟、及び支部長の阿久津数馬である。
いつもなら阿久津の護衛は高橋の仕事だが、高橋の意向で君たちに任されたのだ。
高橋は話の最後にこう付け加えた。
「君たちなら出来ると思うが、相手が誰であれ躊躇わないでね。」
そして、当日──事件は起きた。
高橋正恒が、阿久津数馬に銃を向けたのだ。


陶妙算:なんでや……!!
GM:なんでやろなあ…
熊埜御堂 奈津比古:真面目にやってきたからなのか…?
GM:怠けもののおじさんなのに…
熊埜御堂 奈津比古:迷宮入りだ…もうおしまいだぁ…

GM:ではよろしくお願いします!最後は光磨くん!自己紹介どうぞ!
真堂 光磨:はい
真堂 光磨http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY6teyiAMM
真堂 光磨:「十二支部、“烈破剣(パイライト)”真堂光磨。──名前を落とすつもりはない、そこは信用して」
真堂 光磨:七原鹿島神社──N市UGN第十二支部の支部長、真堂啓介に師事する剣士です。
真堂 光磨:第十支部の所属ではありませんが、数馬や高橋お兄さんとは縁があり。危機と聞いて馳せ参じました。
真堂 光磨:正体は賢者の石の破片から生まれたRBであり、実年齢は一歳(肉体十二歳相当)。いまだ発展途上。
真堂 光磨:また弟子入りの際に遺産“浄眼”を受け継いでおり、左眼と融合して虹彩が蒼に変わっています。
真堂 光磨:今回これが新機能を発揮するそうです。聞いてないよ師匠。
真堂 光磨:性格は平時であれば温厚。仏頂面と抑揚の薄い喋りが目立ちますが、猫を飼い始めてからは変わってきたらしいです。
真堂 光磨:具体的には図々しくなったり生意気になったとか。あと色ボケってめちゃくちゃ言われる。
GM:なんでだろうニャア
真堂 光磨:なんでだろうね~
真堂 光磨:シンドロームはモルフェウス/ウロボロス。構成は《シャドーテンタクルス》ベースの遠距離白兵型。
真堂 光磨:生成した刀剣による“影”を利用した立体機動と、真堂の剣術。《咎人の剣》と《原初の黒:フェイタルヒット》で叩き斬ります。
真堂 光磨:ミドルは《砂の加護》の補助と、直さんからもらったお小遣い(ギャランティプラス)で凌ぐ。
真堂 光磨:250点という未知の領域ですが、変更点は《ジャイアントウェポン》とリーサルシャインで武器の基礎が20まで上昇。
真堂 光磨:エンブレムのデリバリーで加速して《ギガンティックモード》の範囲攻撃を取得しました。
真堂 光磨:あとは元から燃費が悪いので、メモリーとリマインドソウル、Rバランサーまで積んでます。生き残りたい帰りたい。
GM:頑張って帰ろうね!
真堂 光磨:帰ってご飯作らないとね
真堂 光磨:以上、どうかよろしくお願いします。
GM:よろしくお願いします!ハンドアウトはこちら!

・PC4:真堂光磨
シナリオロイス:阿久津数馬
君はUGN第12支部所属のレネゲイドビーイングだ。
君がいつもと同じ日常を送っていた。しかしある時、
君の持つ遺産である”浄眼”の宿る左目が、現実とは異なる光景を映し出したのだ。
それは君の友人である阿久津数馬が背後から撃たれ、血を流して倒れる映像。
君はその血の匂いや阿久津のか細い悲鳴、そして友人を失った喪失感までもリアルに知覚した。
原因は分からないが、彼の身に何かが起きるかもしれない。
君は第10支部に向かうことに決めた。


真堂 光磨:数馬ーッ
真堂 光磨:大事な友達を守護らなきゃ
GM:守護ってね!
GM:では自己紹介が終わったところで始めましょう
GM:よろしくお願いします!
真堂 光磨:よろしくお願いします!
陶妙算:お願いします!
熊埜御堂 奈津比古:よろしくお願いしまーす!
阿久津数馬:よろしくお願いします!

オープニング0 マスターシーン


???:ダメだ。
???:このままではいけない。
???:彼らは、私の技を受け継ぐにはあまりに不十分だ。
???:私の目的を達するには到底及ばない。
???:何か、方法を考えなければ。
???:未来に”私”を受け継ぐための方法を。

???:これで、いい。
???:このままでいい。
???:私が出来るのはここまでだが、
???:あの子は立派に育ってくれるだろう。
???:この問題を残して逝くのは、心残りだが。
???:”トラップマスター”という名の問題を。

オープニング3 真堂 光磨


GM:登場侵蝕をどうぞ。
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+2(1d10->2)(侵蝕率:38->40)

GM:未明
GM:大N市 第12区画
GM:猫柳邸

GM:君は夢を見ている。
GM:周囲の景色は朧げだ。
GM:ただ一つ分かるのは、君の目の前に君の友人である阿久津数馬がいること。
GM:そしてその周囲にスーツ姿の男たちや、支部員らしき人影。
真堂 光磨:──自覚のある夢を見るのは初めてではない。しかし、風景は霞んで見えず。人の影だけが残る
GM:それを君は、俯瞰した視点で見ている。
真堂 光磨:数馬──そう口にしたはずの声は聞こえず、視界だけが自由だった
GM:背を向けた友人は君の声に気づかない。
GM:彼のすぐ後ろで、撃鉄の上がる音がしたことにも。
GM:乾いた音と共に、朧げだった風景に鮮やかな赤色が広がる。
真堂 光磨:金属音。背筋が凍る。もう一度、声を飛ばそうとした時には
真堂 光磨:赤が咲いた
GM:阿久津数馬は膝を付いて崩れ落ちた。
真堂 光磨:「────」放ったはずの声はかき消える。手を伸ばす。
真堂 光磨:遠い場所を掴むことはなく、空を切って。
真堂 光磨:彼を時折からかうように伸ばしていた影も。自らの足下にはなかった
GM:顔は失血で青白くなり、ふくらとした紫の唇が血の赤で化粧されている。
GM:細い手が助けを求める様に震え、地を掻く。が、
GM:やがて動きが完全に止まった。
真堂 光磨:叫んでいた。近付いて、伸ばされたその手を取ろうとして
真堂 光磨:それでも。何も変わらない。遠いまま。見下ろしたまま
真堂 光磨:赤に沈んだ友人が動かなくなるのを。ただ見るだけで
真堂 光磨:「────」
真堂 光磨:この声は届かない。どこにも響かない
GM:そこで、目が醒めた。
真堂 光磨:「──か」
真堂 光磨:数馬、と。自らの上げた声に目が覚めた。
GM:君の寝床には姉と慕う女子高生、桑幡嗣美と、
GM:飼い猫(こいびと)のように慈しむ女子高生、猫柳麻子が、
GM:揃って寝息を立てている。
真堂 光磨:「……夢」
真堂 光磨:一人呟き。体を起こして
真堂 光磨:……左眼が妙に重い。瞼の上から、手で抑えて
真堂 光磨:少しだけ隣の二人が起きていないことに安堵する
GM:右目はいつもと同じ光景を映し出している。
GM:しかし、左眼から手を離すと、
GM:それは、悪夢の具現か、それとも今日とは違う明日なのか。
GM:左眼が倒れ伏した阿久津数馬と、硝煙たなびく拳銃を映し出している事に気が付くだろう。
真堂 光磨:息を呑む。夢と同じ気配、悪夢にしてはあまりには質感が整った光景
真堂 光磨:師から受け継いだ遺産──“浄眼”は、あくまで武器を生み出すための道具だ。過去にも幾人かの継承者がいたと聞いているが、
真堂 光磨:「いや」
真堂 光磨:考えることは後でもできる。
真堂 光磨:隣で眠る彼女の、一房伸ばされた髪をわずかに撫でて。ベッドから抜け出す
真堂 光磨:──書き置きをリビングのテーブルに残し、玄関に立った。
猫柳麻子:「──行くのか?」
猫柳麻子:後ろから声がかかる。
真堂 光磨:「……早起きだね、麻子さん」
猫柳麻子:「猫は夜行性だからナ。」
真堂 光磨:朝の散歩。とでも普段であれば言っていたかもしれないが
真堂 光磨:「…………」
猫柳麻子:くすりと笑う。
猫柳麻子:「行かなきゃいけない、と思っているのなら、」
猫柳麻子:「行くといい。大事な用なのだろう。」
真堂 光磨:「……」
真堂 光磨:「うん」
猫柳麻子:「懐紙を介し、委員長にも解してやろう。」
猫柳麻子:ひらひらとテーブルの上に置いてあった紙をはためかせる。
真堂 光磨:「よろしく。多分、今日の買い出しはできないと思うから」
真堂 光磨:……息を吸い、吐く
真堂 光磨:「友達を、助けてくるよ」
猫柳麻子:「ンニ。………そうだ。忘れものだぞ。」
猫柳麻子:背伸びして光磨の唇にキスする。
猫柳麻子:「ン……いってらっしゃい。」
猫柳麻子:ぱちりと目を開けて、光磨に微笑む。
真堂 光磨:柔らかな感触。わずかに身を固めて、それを受けて
真堂 光磨:「──いってきます」
真堂 光磨:彼女を引き寄せ。額に受けたものを返す
真堂 光磨:身を離し、ドアを開けた。空はわずかに白み始めている
GM:唇の感触と、暖かさと共に、左眼の光景が徐々に薄れ、
GM:普段通りの光景を映し出す。
真堂 光磨:足下の影が解けた。帯状になったそれが、自らの体を押し。宙空へ撃ち出す
真堂 光磨:人気の少ない時間帯だ。始発までに駅へ向かう以上、最短コースを取る
真堂 光磨:「数馬」一人、もう一度友人の名を呼んで
真堂 光磨:「間に合わせるよ。絶対に」

GM:ロイスのみ可能です。
真堂 光磨:シナリオロイスの数馬に。「友情/〇心配」で
真堂 光磨:以上です

オープニング1 阿久津数馬


GM:登場侵蝕をどうぞ
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:36->41)

GM:7:51
GM:大N市 第10区画
GM:UGN第10支部

GM:時間遡行事件から数日。
GM:巳崎の野望は無に帰したが、まだ別の問題が残っている。
GM:”ヴァルチャー”が”鉱床”の情報を持ち帰ったのか。
GM:そしてもし彼が情報を得るのに成功していたならば、情報を誰に明け渡したのか。
GM:現在第10区画では、”ヴァルチャー”の足跡を辿るためにエージェントたちが各地に動員されている。
GM:そして、日本支部からも増援が来るとの連絡を受けたのはつい昨日のことだった。
高橋正恒:「………というわけで、日本支部の方々は予定通り8:30に到着する模様です。」
阿久津数馬:「わかった。こちらも予定通り出迎える」
阿久津数馬:少年の不機嫌そうな顔が、普段の二割増しくらいになっている。
GM:支部のオフィスで準備を進めているのは少年と男。
高橋正恒:くたびれたスーツに眠たげな眼の、中肉中背の男だ。
阿久津数馬:こちらは多忙がさらに極まり、神経を集中させている様子だ。
高橋正恒:「………大丈夫ですか、支部長?」
阿久津数馬:「大丈夫。睡眠は取った」
高橋正恒:「それでも5時間程度でしょう。……ふあぁ。」
高橋正恒:「僕もそのくらいですが…眠くて仕方ありませんよ。」
阿久津数馬:「他所と連携するのもまあ、慣れてはきたが、やはり考えることが多くなるからな……」
阿久津数馬:「……なんだ。お前も眠いのか? しょうがないな」
阿久津数馬:ふと、緊張した顔が軽く緩む。
阿久津数馬:「空き時間で仮眠でも取っておけ。僕もそうする」
阿久津数馬:軽く伸びをする。
高橋正恒:「僕のコードネームお忘れです?二倍は寝たいですよ。」
阿久津数馬:「じゃあ、二倍働いてもらうぞ。"レイジーラクーン"」
高橋正恒:「手厳しい。」苦笑する。
阿久津数馬:「いいな、ラクーンの巣穴で寝るの。ふかふかしていそうだ……っと」
葛西:コンコンとオフィスの扉を叩く音。
阿久津数馬:「いかん。しゃきっとしないと……」
阿久津数馬:「入れ」
葛西:「おはよー、支部長。」
葛西:10支部所属エージェントの葛西だ。
阿久津数馬:「うむ。早いな」伸びをしていた腕をこっそり下げる。
葛西:黒髪のショートカットのサバサバした印象の女性である。
葛西:「ほんとに早すぎー。10時出勤がいいよう。」
阿久津数馬:「諸々が片付いたらな。可能性だが。で、何があった?」
葛西:「複数の情報屋からのタレコミ。」
葛西:「近頃、10区画内でFHの活動があるかもってさ。」
葛西:「トージョが言ってた。」
東城:ドタタタ、とあわただしい足音
東城:「葛西さん葛西さん!手ぶらで報告行ってどうするんですか!」
東城:眼鏡を掛けた男性である。猫背気味で、髪はぼさぼさ。
東城:息を切らせながら書類を手渡す。
阿久津数馬:「……お前らいつもそうだな……」
葛西:「えー?別に端末で見れるからよくない?要約してちゃんと伝えたし、ね?」
葛西:阿久津にウインクする。
東城:「葛西さんの場合要約しすぎる時があるから……」
阿久津数馬:「ペーパーレス化は推進するが、現状ではまだ紙が必要な局面も多い」
阿久津数馬:「ちゃんと持ってこいと何回も……まあいい!」
阿久津数馬:「先ほどの要約では詳細がまるでわからん。教えろ」
阿久津数馬:単にFHの活動、というだけならわざわざ報告が来るまでもあるまいと思う。
阿久津数馬:規模か手段か何かに特異性があるのだろう、とまではわかる。
東城:「はい…えーと、最近”ミミクリーズ”の主要メンバーが度々市内で目撃されておりまして…」
東城:「市外で活動中のメンバーも集まっていることから、」
東城:「おそらく、”ミミクリーズ”による大規模作戦が行われるのでは…と。」
GM:”ミミクリーズ”。
GM:セルリーダー、”トラップマスター”が設立したFHセルである。
GM:”トラップマスター”が改良を重ねた罠という技術体系を学ぶために多くのFHエージェントが集ったが、
GM:”トラップマスター”の失踪と共にセル内の意見が割れ、
GM:内部崩壊寸前にまで陥っているという。
GM:阿久津数馬は、”ミミクリーズ”の構成員との交戦経験があるだろう。
阿久津数馬:以前襲撃を受けたことを思い出す。
阿久津数馬:あの時も、高橋正恒がいた。
阿久津数馬:「……面倒な奴らだな」
高橋正恒:「…………ええ。」
阿久津数馬:「……複数の情報屋からの……」少し考える。
阿久津数馬:「それは信用できるデータか?」
東城:「は、はい。」
阿久津数馬:罠を用いる彼らのことだ。よもやこの情報すらも、と少し頭によぎった。
東城:「流石に姿までは欺けないでしょう。」
阿久津数馬:「まあ、どちらにせよ警戒するに越したことはないな……」
東城:「彼らの姿を録画した映像解析の結果、98%以上で本人、という結果が出ました。」
葛西:「え゛。トージョあれ全部解析したの?」
葛西:「だいじょぶ?眼溶けない?」
阿久津数馬:「目はともかく、わかった。人員を警戒に当たらせろ」
阿久津数馬:「大規模な被害が出る前に手を回さないと……」
阿久津数馬:「まったく、忙しい時に限ってあっちもこっちも」はあ、と息を吐く。
葛西:「んーー…”鉱床”と”ヴァルチャー”の捜査に向かってる人員もちょっと回してほしいな。」
阿久津数馬:「ふーむ……」腕を組む。人数計算。優先度。緊急性。
葛西:「これだけの規模だとちょっとギリギリかも。」
東城:「でも最優先事項は”ヴァルチャー”じゃないです?」
阿久津数馬:「お前はどう思う、高橋」
高橋正恒:「……そうですね。」
阿久津数馬:「意見を聞くぞ。参考までにだが」
高橋正恒:「FHの警戒にあたらせた方がいいかと。」
阿久津数馬:「緊急性重視、か」
高橋正恒:「ええ。ここが潰れたりしたら”ヴァルチャー”の足跡を追うどころじゃありませんから。」
阿久津数馬:日本支部からの増援、という話もある。
阿久津数馬:「わかった。大幅ではないが、重要度の低いところを調査させている人数が多少割ける」
阿久津数馬:「そちらに回し、警戒体勢」
阿久津数馬:「ただしどこのポジションも油断はするなよ」
葛西:「りょーかい、支部長。いくよートージョ。」
東城:「分かったから押さないで!」
GM:二人は部屋を出ていく。
高橋正恒:「…………。」その背中をじっと見ている。
阿久津数馬:(……引っ掛かるものはある。陽動の可能性。しかし、放置しておくわけにもいかないし……)
阿久津数馬:「どうした、高橋?」
高橋正恒:「葛西さん。いつからか支部長の事を”支部長”と呼ぶようになりましたね。」
高橋正恒:「前は”かずくん”でしたけど。」
阿久津数馬:「……ああ。そうだよな。僕はいちいち怒っていたっけ」
高橋正恒:「怒られたくらいで呼び名を変える人じゃないし、」
阿久津数馬:「…………」
高橋正恒:「いつからか、支部長のことを認めたんですね。」
高橋正恒:「子供でなく上に立つ者として。」
阿久津数馬:「……お前だって」
阿久津数馬:「昔は『坊ちゃん』だったくせに」
阿久津数馬:(……なんだろう)
阿久津数馬:(なんとなく、何かが引っ掛かった気がするが)
阿久津数馬:(今、するりとすり抜けていってしまった気がする)
高橋正恒:「あはは、僕は怒られたからです。」
阿久津数馬:「それはそうだ。この年で坊ちゃんじゃ示しがつかん」
阿久津数馬:「……お前は」
高橋正恒:「?」
阿久津数馬:「怒られなかったらどうなってた」
阿久津数馬:「僕を認めていたか?」
阿久津数馬:ぐい、と軽く見上げるようにする。
高橋正恒:「分かりませんね。けど…」
高橋正恒:「怒りもせず、展望もなくその立場に甘んじていたのなら、」
高橋正恒:「坊ちゃんのままだったでしょう。」
阿久津数馬:「またわかりにくいことを言うな……まあいいや」
阿久津数馬:「なんにしろ、僕はお前にちゃんと僕自身を立派な上司と認めさせてやるつもりだからな」
阿久津数馬:「寝てないでしっかり見てろ」
高橋正恒:「ええ。そうだ、次は…」
高橋正恒:「僕以外の人間の動かし方を学ぶといいでしょう。」
阿久津数馬:「お前以外の? まあ、当然動かしてはいるが」
高橋正恒:「日本支部のエージェントも来るでしょう。いい機会じゃないですか。」
高橋正恒:「どんな人間でも効率よく動かせるのなら、」
高橋正恒:「僕が傍を離れても大丈夫ですからね。」
阿久津数馬:「…………」
阿久津数馬:目を軽く見開く。
阿久津数馬:「なんだその言い方! 引き抜きの話でも来ているのか!」
阿久津数馬:軽く駆け寄る。
高橋正恒:「まさか。」
高橋正恒:へら、と笑う。
高橋正恒:「でも偶には南の島とか、温泉でのんびりしたいじゃないですか。」
阿久津数馬:「うちにだってスパがあるだろ!」
阿久津数馬:「気持ちはわかるが……!」
阿久津数馬:「さっきみたいな言い方をされると、何かと思うじゃないか」
高橋正恒:「いや、でも、傍にいない時結構あるじゃないですか。」
高橋正恒:「それとも一緒にお風呂入ったり、一緒に寝たりします?」
高橋正恒:からからと笑う
阿久津数馬:「う、それはちょっと……」
高橋正恒:「そうでしょう?」
阿久津数馬:「大体、風呂に入ってる時に人は動かさないし……」ぶつぶつ言っている。
高橋正恒:「……ま、冗談ですよ。今のところ旅行の予定ありませんし。」
阿久津数馬:「そうか……そうか」ほっとした顔をして。
高橋正恒:「そろそろ出迎えの準備、しましょう。」
阿久津数馬:「わかった。なあ、高橋。とりあえず今この任務の間は」
阿久津数馬:「きっちり傍にいろ」
阿久津数馬:「僕の命令だ」
高橋正恒:「………。」
高橋正恒:「ええ、分かりました。」
阿久津数馬:「それでよし。じゃあ行くぞ!」
高橋正恒:阿久津の後に続く。
高橋正恒:依然小さいながらも、以前よりも頼りがいのある背中を見て、
高橋正恒:一瞬だけ、寂し気に笑った。

GM:ロイスのみ可能
GM:…シナリオロイスが固定ロイスにいるね!
阿久津数馬:おります!
GM:じゃあいいか!次に行きます!

オープニング2 陶妙算&熊埜御堂奈津比古


GM:登場侵蝕をどうぞ
陶妙算:陶妙算の侵蝕率を+6(1D10->6)した(侵蝕率:48->54)
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+2(1D10->2)した(侵蝕率:31->33)

GM:8:17
GM:UGN第10支部

GM:支部全体がにわかに慌ただしくなっているのを、
GM:陶と熊埜御堂は感じるだろう。
GM:現在君たちがいるのは休憩室。あと数分で日本支部エージェントの出迎えに向かうことになるだろう。
葛西:「たえくーん。あとクマゴロー。」
葛西:「護衛任務頑張ってねー。」
熊埜御堂 奈津比古:「………」どこぞの誰かが慌ただしく足音を立てるのを、苦い顔で聞き
陶妙算:月に輝くような雪の頬をほのかに綻ばせて、たえくんと呼ばれた少年が返事をする
熊埜御堂 奈津比古:「クマゴローってのはどこのマスコットだ、葛西」
熊埜御堂 奈津比古:ドブのような色の目、無造作な髪、寝起きのような声
陶妙算:「ありがとうございます。葛西さんもお疲れさまです。」
熊埜御堂 奈津比古:おおよそ清廉潔白とはかけ離れた様相の男がぼやく
葛西:「ここの。」うりうりと熊埜御堂の頬を人差し指でつつく
熊埜御堂 奈津比古:「っ‥‥…」青筋を立てる
陶妙算:「熊埜御堂さんもちゃんとファーストネームで呼んであげないと寂しいみたいですよ、葛西さん。」
熊埜御堂 奈津比古:「畜生が!ぐりぐりすんじゃねぇ!」
葛西:「こわーい」きゃっきゃ
東城:「すいません熊埜御堂さん…。」
熊埜御堂 奈津比古:「陶、そりゃ余計なお世話ってんだ」
熊埜御堂 奈津比古:「チッ…別にいいけどよ、今に始まった事じゃねぇだろ」
東城:「陶くんも頑張ってね。」
陶妙算:「はい。」
東城:「……あ、そうだ。高橋さんが行く前にお話しがあるって言ってましたよ。」
陶妙算:「と言っても、護衛でしたら熊埜御堂さんの脚を引っ張らないだけで精一杯ですけど。」
葛西:「えー?クマゴローなんかしたの?」
熊埜御堂 奈津比古:「馬鹿、もしもの事あったら俺だけでどうやって撃退すんだ、頑張るのはてめぇの方…あ?」
熊埜御堂 奈津比古:「……」こいつ…と言った目で葛西を睨んで
熊埜御堂 奈津比古:「おっさんが?何の用だよ。激励でもしてくれんのか?」
東城:「激励する感じの人かなあ…?」
葛西:「ま、そういうこと。たえくんとクマゴローが組んだらきっと最強だよ。」
熊埜御堂 奈津比古:「ただでさえ面倒ごと押し付けられてんのによ…これ以上は何もいらねぇぞ」
葛西:「二人で仲良くねって言いたいんじゃないの?」
熊埜御堂 奈津比古:「小学生か」
陶妙算:「言われなくても、僕たち仲良しですもんね。」
陶妙算:白い歯並みをこぼして悪戯っぽく熊埜御堂さんに笑いかけます。
熊埜御堂 奈津比古:「………」返答に困る。仲が悪いとは言わないが、仲が良いと認めるのは何か恥ずかしい
陶妙算:愛らしい切り髪がふわりと揺れて、目の縁いっぱいにみなぎる茶色い瞳にかかる
東城:「いやあ、どうかなあ……。」
東城:「案外”ちょっとしたお願い”と言いつつ黒いこと頼んだり…」
熊埜御堂 奈津比古:(やっぱ慣れねぇな…こいつの雰囲気)陶君を複雑な目で見て
陶妙算:「やめてくださいよ。東城さんがそういうこと言うと結構当たっちゃうんですから。」
東城:「胡散臭い雰囲気ありますもんね…出所不明のお金があるとかいう与太話までありますよ。」
熊埜御堂 奈津比古:「んなもんありゃクソガキが真っ先に感づいてんだろ」
高橋正恒:「随分楽しそうな話だねえ。」
東城:「ギャッ」
陶妙算:高橋さんの声を聞いてすっと立ち上がります。
陶妙算:「おはようございます。高橋さん。」
高橋正恒:「おはよう、陶くん、熊埜御堂くん。」
熊埜御堂 奈津比古:「どうも、丁度いいのか悪いのか分かんねぇが…」
熊埜御堂 奈津比古:「こいつらから聞いた。何か話あんだろ?」
高橋正恒:「うん。…まあただの激励だけどね。」
熊埜御堂 奈津比古:ずるっと肩を落とす
陶妙算:「熊埜御堂さん、正解ですね。」
熊埜御堂 奈津比古:「おいおい…んなタマかよ、おっさん」
陶妙算:露に濡れた果実のような唇の口角を柔らかくあげて微笑む
高橋正恒:「だって、数分前に段取りを変えられても困るだろう?」
熊埜御堂 奈津比古:「正解して景品でも貰えんなら俺だって喜ぶけどよ‥‥」
陶妙算:「ええ、とても困りますし、実際に困らされたことも何度かあります。」
高橋正恒:「……今回は君たちに支部長の護衛を頼むけど、」
高橋正恒:「今回の経験を覚えておいてね。」
高橋正恒:「また任せる時が来るかもしれないから。」
陶妙算:「……?」
熊埜御堂 奈津比古:「……」その、いかにも何か含んでますといった物言いに嫌そ~な顔を浮かべ
熊埜御堂 奈津比古:「んなホイホイあってたまるかよ…」
陶妙算:熊埜御堂さんは正反対に、素直な表情で
高橋正恒:「僕はいつでもだけどね。たまには僕だって一人でのんびりしたい時もあるのさ。」
陶妙算:「はい、しっかり学ばせていただきます。」
高橋正恒:「僕が休暇を取ったら誰がやるんだい、護衛?」
熊埜御堂 奈津比古:「………」
熊埜御堂 奈津比古:頭の後ろをボリボリと掻いて
熊埜御堂 奈津比古:「……ったくよ、嫌な言い方すんじゃねぇよ」
熊埜御堂 奈津比古:「やりゃあいいんだろ、やりゃあ」
陶妙算:「流石です。頼りになる」熊埜御堂さんの隣で小さく拍手をする
高橋正恒:「開き直ると君は強いからね。それなら安心だ。」
熊埜御堂 奈津比古:「代わりに、その分休み明けに働けよ」
高橋正恒:「うん。だらりと働くよ。それにケーキ屋の商品券もつけてあげようか?」
熊埜御堂 奈津比古:「ああ?おいおい…それさえチラつかせときゃ俺が何でも言う事聞くと思ってんのか…?」
熊埜御堂 奈津比古:「5枚寄越せ」
熊埜御堂 奈津比古:服従の姿勢
陶妙算:(そんなに甘いものが好きなんだ…)
高橋正恒:「言うと思ってたよ。」5枚きっちり持っている。
高橋正恒:商品券を熊埜御堂に手渡して、休憩室を去ろうとする。
熊埜御堂 奈津比古:「随分と話が早いじゃねぇかよ…‥ああ…‥!?」それを受け取って、財布の中に押し込んで…
陶妙算:「僕たちも、そろそろ行きましょうか。」
高橋正恒:「あ、そうそう。」足を止め、顔だけ君たちを見て
高橋正恒:「君たちなら出来ると思うが、相手が誰であれ躊躇わないでね。」
熊埜御堂 奈津比古:壁の時計を見て「そうだな、ぼちぼち…‥ああ?」
陶妙算:「……?」
高橋正恒:「それじゃあ。」手を振って歩き出している。
熊埜御堂 奈津比古:その背中を見送る
陶妙算:「今の、どういう意味だと思います?」
陶妙算:瞬きする度に音がしそうな濃い睫毛に囲まれた眼を熊埜御堂さんに向けながら言葉を紡ぐ
熊埜御堂 奈津比古:「………知らねぇよ、よく分かんねぇ濁し方しやがってあの野郎…」
熊埜御堂 奈津比古:「………」
葛西:「とりあえず、怒られるのはクマゴローじゃなくてトージョだね?」
東城:「高橋さん気配無さすぎるよ……」
陶妙算:「あの口ぶりだと、高橋さんは何か起きることを確信してるようでしたけど…」
熊埜御堂 奈津比古:「……躊躇うな…ねぇ」
熊埜御堂 奈津比古:「陶、お前は出来そうか?」
陶妙算:「そうですね。」
陶妙算:少し、真剣に考えて
陶妙算:「きっと、どうしても刀を振り下ろすことを躊躇ってしまう人が、僕には二人います。」
陶妙算:「反射して、刀を振るうことはまでは多分出来る。」
陶妙算:「けど、刀を振り切るまでに思考する時間が出来てしまったら、どうなるかはわかりません。」
熊埜御堂 奈津比古:「……そうかよ」
陶妙算:「怒ってくれないんですか?」
熊埜御堂 奈津比古:「ああ?殴りもしねぇ俺がこれ聞く時点で卑怯極まってんだろ、怒ってどうすんだよ」
陶妙算:「先輩がちゃんと叱ってくれれば」
陶妙算:「僕だって少しは気が引き締まって、ちゃんと刀を振り抜けるようになるかも知れませんよ?」
熊埜御堂 奈津比古:「………行けるなら前出ろ、無理なら退がれ、お前がどうあれ、俺のやる事は別に変わらねぇ」
熊埜御堂 奈津比古:「ただ」
陶妙算:「はい。」
熊埜御堂 奈津比古:「行けるのに退がるな、無理なのに前出るな、俺から言えんのはそんぐらいだ」
陶妙算:夜空の星々をたたえたように煌めく瞳を熊埜御堂さんに向ける
熊埜御堂 奈津比古:「気なんか遣えねぇからな、俺は」
陶妙算:「その代わり、ちゃんと力ずくで守ってくれるということですね。」
熊埜御堂 奈津比古:「………」
陶妙算:自分を信じて、するべきことをしろ。そうすれば後ろは俺が支えてやる。
陶妙算:熊埜御堂さんの言葉をそのように解釈しています。
陶妙算:「うん、躊躇いは消せるかわからないけど、少し自信は持てました。」
熊埜御堂 奈津比古:何か言質を取られたようで複雑そうな顔を浮かべ
陶妙算:「ありがとうございます。熊埜御堂さん。」
陶妙算:透き通った白い肌によく映える紅い唇で柔らかく微笑む
熊埜御堂 奈津比古:「礼なら行動で返せ、苦手なんだよ…口で言われるの…」
熊埜御堂 奈津比古:(何か‥‥何だ、やっぱりやりづれぇ…!こいつ…!)
陶妙算:「はい、勿論そちらでも、微力を尽くします。」
熊埜御堂 奈津比古:その仕草を目で追い
陶妙算:その視線に応えるように
熊埜御堂 奈津比古:「……じゃあ行くか。おい葛西、クマゴロークマゴロー言いやがった事覚えとけよ」
熊埜御堂 奈津比古:「ぜってー後で何か…‥何だ…仕返し…分かんねぇけど、するぞ」
葛西:「えー。かわいいと思うけどなー。」
陶妙算:万の花も落ちるが如くの雪色の頬を綻ばせます
熊埜御堂 奈津比古:「求めてねぇんだよ可愛さなんか‥‥!」
陶妙算:「はいはい、それじゃ行きますよ。熊埜御堂さん。」
陶妙算:熊埜御堂さんの袖を引っ張って部屋から出ようとします
熊埜御堂 奈津比古:「どいつもこいつも俺の事舐めてんじゃねぇだろうなこの支部は…」ぶつくさ言いながら、引きずられるようにその場を後にする

GM:ロイスのみ可能
陶妙算:先輩/熊埜御堂 奈津比古/信頼○/隔意
熊埜御堂 奈津比古:同僚 陶妙算:〇誠意/本当に男かどうか偶に分かんなくなるんだよな…
熊埜御堂 奈津比古:以上!

GM:というわけで本日はここまで!
GM:皆様お疲れさまでした!

合流シーン


GM:全員登場
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+10(1D10->10)した(侵蝕率:33->43)
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+8(1d10->8)(侵蝕率:40->48)
陶妙算:陶妙算の侵蝕率を+7(1D10->7)した(侵蝕率:54->61)
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:41->46)

GM:8:30
GM:UGN第10支部 ヘリポート

GM:時間通りに、彼らはやって来た。
GM:ヘリから降り立ったのは阿久津数馬よりも少しだけ背の高い少年と、
GM:彼を守るように付き従う長身の男。
GM:そして、スーツを着たエージェントたちである。
水月灯:「ど、どうも……。」
水月灯:撫で肩の少年が出迎えの阿久津に挨拶する。
水月灯:UGN日本支部エージェント、水月兄弟の兄、水月灯。
阿久津数馬:「うむ。僕がN市第10支部長の阿久津数馬だ」姿勢を正して声をかける。
水月灯:「水月灯です。…父が、阿久津さんの御父君にお世話になっていました。」
水月灯:堂々とした阿久津に対し、こちらは見るからにおどおどとしている。
阿久津数馬:「ああ、聞いている。今回は助勢感謝する」
水月徴:「兄さん、そこまで緊張しなくても。」
水月徴:長身の男が苦笑する。
水月徴:UGNチルドレン、水月兄弟の弟、水月徴。
水月灯:「ご、ごめん、徴……。弟の徴です。」
阿久津数馬:(弟。弟……)少し見上げながら、動揺は見せないようにする。
阿久津数馬:「よろしく頼むぞ。今は少しでも人手が必要だ」
陶妙算:阿久津支部長の背後に控えながら、水月兄妹との会話を見守っています。
熊埜御堂 奈津比古:「………」気弱そうなその少年から、長身の男、それから周りを取り囲む精悍なエージェントへと、順々に視線を移す
水月灯:「では、まず………えっと………」
水月灯:「…………。」言葉が出て来ず、顔が徐々に紅潮していく。
水月徴:「現在の状況と人員の配置を教えてください。」
阿久津数馬:「………了解した」
水月灯:「そ、そう!………お願いします。」紅潮した顔を隠すようにぺこりと頭を下げる。
熊埜御堂 奈津比古:(……立ち位置からして、灯ってのが一番上の立場なんだろうが…)
阿久津数馬:"ヴァルチャー"の件とその現状、おおまかな人員配置についての説明を。
阿久津数馬:「……こちらでの調査は以上の通りだ」
水月徴:「成程、聞いていた通りですね。僕たちが来るまでにも状況に変化はなし、と。」
阿久津数馬:当初より少し欠けた人員について少し複雑な顔をするが、仕方のないことと飲み込む。
阿久津数馬:「その通り。そろそろ成果を上げたいというのが正直なところだ」
水月徴:「了解しました。兄ならばきっとお役に立てるでしょう。」
水月徴:「無論僕も、微力を尽くさせていただきます。」
水月灯:「ふぇ。……あぅ、ガンバリマス………。」
阿久津数馬:(兄、か……)おどおどした様子の少年を見る。
阿久津数馬:(いや、先入観は良くないな。ああ見えて有能な人材であることなんてよくある話だ……)
水月灯:冷汗がたらーっと垂れる。
阿久津数馬:(多分……)
阿久津数馬:「頼むぞ」
阿久津数馬:ハンカチを貸そうかどうか迷いながら。
水月灯:「はい……と、ところで。」
阿久津数馬:「ん?」
水月灯:「こちらの情報をくださった高橋さんというエージェントは…?」
阿久津数馬:「ああ、今は場を外している。護衛はこちらの者たちだけだ」
阿久津数馬:信頼する(表には出さないが)エージェントとチルドレンを示す。
陶妙算:端正な挙措で水月さんたちに頭を下げます。
水月灯:「なるほど…書類が見やすくて大変助かったとお伝えください。」
熊埜御堂 奈津比古:会釈程度に頭を軽く下げる
阿久津数馬:(あいつ、そういう時はちゃんとしているんだよな……)
阿久津数馬:「ああ。まあ、後で顔を合わせる機会もあるだろう」
陶妙算:「陶妙算と申します。この度はご助力いただき、ありがとうございます。」
陶妙算:「どうでしょう。支部長、そろそろ水月さんたちを支部にご案内しては」
熊埜御堂 奈津比古:「”死生間”熊埜御堂奈津比古、よろしく頼む」
水月灯:「よろしくお願いします。」
水月灯:ぺこり
熊埜御堂 奈津比古:取り繕う事も無く、不愛想に名を告げる
阿久津数馬:「そうだな。話し込むのに外じゃなんだし……」
GM:と、その時。
GM:ぎい、と音がした。
GM:屋上のドアが内側から開いたのだ。
阿久津数馬:音の方を警戒して見やる。
陶妙算:ドアの方に視線をやります。
熊埜御堂 奈津比古:音がした方を向き、す、と一歩前に
阿久津数馬:同時に、一歩後ろに。
阿久津数馬:来訪者たちと、自分と、熊埜御堂さんと。一直線になるように。
GM:ドアの向こうには誰も居ない。
GM:しかし、
GM:ヒュ   パッ
GM:後ろに下がった足が、不可視の鋼線に触れる。
阿久津数馬:「……っ!」
阿久津数馬:何かに触れた感触に身を固くする。
GM:トラップが作動。
GM:屋上のアンテナに備えられた自動発射装置の付いた小銃が火を噴く。
GM:狙いは、阿久津数馬。
阿久津数馬:「……くそっ」
阿久津数馬:「熊埜御堂! 陶!」
阿久津数馬:低くしゃがみ込んでどうにかかわそうと試みる。
熊埜御堂 奈津比古:咄嗟に魔眼を展開させ、斥力の盾を生成。阿久津に飛来する銃弾を逸らす
GM:逸れた銃弾が別の鋼線を断ち切り、トラップが作動する。
陶妙算:「………また、来ます!」
阿久津数馬:「念入りに仕込んだな……。ミミクリーズの奴らか?」
GM:アンテナの土台が爆破され、アンテナが君たちに向かって倒れ込んでくる。
熊埜御堂 奈津比古:「チッ…んだよ次から次に…!」
水月灯:「ひっ……!」
水月徴:「兄さん、こっちに。」兄を抱きかかえ、アンテナの落下地点から離脱する。
陶妙算:跳躍。
陶妙算:同時に腰元から白い光が蛇のようにうねりながら飛び出し
陶妙算:その剣閃に沿ってアンテナが切断される
阿久津数馬:滑るように飛び込んできたヘリが、切断されたアンテナから周囲を守る。
阿久津数馬:阿久津数馬の愛機だ。
陶妙算:「水月さん、大丈夫ですか!」
熊埜御堂 奈津比古:…《偏差把握》、周囲に敵影があるか、不審な物は無いか警戒する
陶妙算:何が起っているのか理解が出来ない。ただ、自分たちがいきなり戦場の中に、いや、罠の中に飛び込まされたことだけがわかる。
水月徴:「こちらは無事です!……一体…?」
阿久津数馬:「トラップを仕掛けられている。こちらも気づかないうちに……」
GM:もうもうと立ち込める煙の中に、人影が一つ。
阿久津数馬:「この分では、中へ入った方が」
GM:先ほどまではいなかったはずの人間がいることに、熊埜御堂は気づくだろう。
熊埜御堂 奈津比古:斑模様の魔眼、その表面を奔る黒点が、人影がある方へ集まる
阿久津数馬:(……いや。中も同じように何か仕掛けられていたら?)
阿久津数馬:(しかしあの警備だ。屋上よりはよほど安全……)
阿久津数馬:(……どうする)
熊埜御堂 奈津比古:「まだだ!全員動くな!!」
陶妙算:その声に合わせてピタリと動きを止める。
阿久津数馬:思考が、いくつかの可能性を求めて走る。それが、一瞬声で我に返った。
???:「………流石だね。」
陶妙算:同時に全神経の感度を上げて、敵の次の手に備える。
???:「プレッシャーに弱い君はどこに行ったのか。」
???:「ひょっとすると、君が一番修羅場に慣れてるんじゃないか?」
GM:煙が晴れ、襲撃者の姿が露わになる。
熊埜御堂 奈津比古:「………生憎、すっかり慣れちまってな」
高橋正恒:「熊埜御堂くん。」
阿久津数馬:「…………」
熊埜御堂 奈津比古:「……ほんとムカつくぜ、クソみたいな仕事ばっかり押し付けやがって…!」
熊埜御堂 奈津比古:「…おっさん。”ドッキリ大成功”のプラカード持ってくんなら今の内だ」
熊埜御堂 奈津比古:そう言いながら、既に魔眼の重力操作の力を使い高橋の身体を押さえつけんとしている
阿久津数馬:「……襲撃を予測し」
阿久津数馬:「警戒のために現れた。どうにか間に合った」
阿久津数馬:「そう……いう、ことでは」
阿久津数馬:いくつも浮かんだ可能性のうち、一番気楽で、一番安心で。
阿久津数馬:一番、そうあってほしい選択肢を口に出した。
高橋正恒:「違うよ、阿久津数馬。」
阿久津数馬:その可能性が非常に低いことも、同時にわかっていた。
阿久津数馬:彼の頭脳は、わかってしまっていた。
高橋正恒:「”初めまして”、UGNの皆さん。」
阿久津数馬:今さら?
阿久津数馬:僕はずっと前からお前を知っているはずなのに……。
陶妙算:一つ、深く呼吸を入れる。思考を切り替えようとする。目の前の男が敵であると認識する。
”トラップマスター”:「私は”トラップマスター”。」
熊埜御堂 奈津比古:「……」一瞬だけ阿久津に移した視線を、高橋へと戻し
阿久津数馬:…………。
阿久津数馬:「そう、なのか」
阿久津数馬:「お前がそうなのか」
阿久津数馬:「それじゃあ、確かにはじめましてだ」
阿久津数馬:顔を下に向けたままで言う。
”トラップマスター”:「組織に浸透し、内部から蚕食する。視認されず、獲物を捕らえた跡も残さない。」
陶妙算:”トラップマスター”が意識が阿久津くんに向けられた瞬間
”トラップマスター”:「そして、露見しても、」
陶妙算:その隙を縫うようにして、トラップマスターとの距離を詰める
”トラップマスター”:ごき  ごきごき
”トラップマスター”:右手の薬指と人差し指を鳴らす。
陶妙算:「初めまして、”トラップマスター”」
陶妙算:「そしてさようなら」
熊埜御堂 奈津比古:それと同時、立ち位置を阿久津のすぐ前方へと変える
陶妙算:意識の死角。見えていながら決して反応が出来ない間から放たれる必殺の剣が
”トラップマスター”:「少なからぬ心理的衝撃を与える。」
熊埜御堂 奈津比古:もし再び顔を上げた時、少しでも視界を塞げるように
陶妙算:”トラップマスター”を袈裟斬りにすように襲いかかる
”トラップマスター”:陶の身体が無数の鋼線に絡め取られ、動きを封じる。
阿久津数馬:そう。怒りが、悲しみが、驚きが……衝撃がなかったわけではない。
”トラップマスター”:「動きが鈍ったね。陶くん。」
陶妙算:「……えっ?」
”トラップマスター”:「精神的動揺から来る視野の狭窄だ。」
阿久津数馬:過去のない男について、自分はずっと、目を塞いでいたように思う。
”トラップマスター”:「優れた狩人はまず足元を見るべきだよ。」
阿久津数馬:そうして、近い将来あり得る事故について、対処を怠った。
陶妙算:自分が捕らえられているということを信じられないという目で、トラップマスターを見る
阿久津数馬:怠って……このざまだ。
”トラップマスター”:その横を通り過ぎ、阿久津数馬に歩み寄る。
陶妙算:「……熊埜御堂さん!!支部長を連れて逃げて!」
阿久津数馬:(……僕は)
阿久津数馬:(そうして、自分だけじゃない、他の大事な部下を、死の危険に晒した……!)
陶妙算:「ここは、もうダメです!ここはこの人の巣の中だ!」
阿久津数馬:顔を上げる。
阿久津数馬:視界が狭かろうが広かろうが。
阿久津数馬:僕が今見つめるべき相手は、一人だけだ。
熊埜御堂 奈津比古:言われるや否や、その小さな身体を抱えようと
阿久津数馬:「陶を放せ」
阿久津数馬:「細かいことはいい。僕は、今お前を敵だと認識した」
熊埜御堂 奈津比古:……抱えようとした手が、止まる
阿久津数馬:声は震えているが、まだ力が抜けてはいない。
阿久津数馬:「このままで済むと思うな」
阿久津数馬:きっと大きな目で相手を睨みつけながら。
”トラップマスター”:「愚かなほどに勇敢だ。」
阿久津数馬:「どうして僕がそうしていられるか、お前が一番知っているだろう」
阿久津数馬:「第10支部を舐めるな、トラップマスター」
”トラップマスター”:右手の親指を折り曲げると、熊埜御堂も飛来する瓦礫に動きを封じられる。
熊埜御堂 奈津比古:「‥‥ァッ…あああ!クソ!!」
”トラップマスター”:右手で銃を抜き、もはや守る者のいなくなった阿久津数馬に向ける。
陶妙算:「熊埜御堂さん!」
阿久津数馬:(内部に直接連絡をする暇はない)
熊埜御堂 奈津比古:斥力で押しとどめるが、それで精一杯。阿久津を護る余裕はない
阿久津数馬:(誰かが勘づいてくれるのを待つしかない……か)
阿久津数馬:熊埜御堂さんの様子を横目で見る。頼り甲斐のある盾は今塞がっている。
陶妙算:鋼線から逃れようと、足掻きながら声を張り上げる。足掻けば足掻くほど、鋼線は陶の肉に食い込んでいき、淡雪のような肌を紅く染めていく
熊埜御堂 奈津比古:(チッ…クソッ…まだだ、そういうのはまだ早ぇんだよこのガキには…!)
阿久津数馬:(例え僕がここで死んでも)
阿久津数馬:(……死んでも。支部はまだ生きている。そういう風にした)
阿久津数馬:「っ」
熊埜御堂 奈津比古:(そういうのは…ガキの役目じゃねぇだろうが…!!)
”トラップマスター”:「君も、父親と同じように銃弾に倒れるといい。」
阿久津数馬:「あああああああああああ!」叫んだのは、恐怖のためではなく。
陶妙算:「やめろ!!」
阿久津数馬:父を思い出した悲しみのためではなく。
阿久津数馬:誰かに届いてくれ、とその希望の一本の糸を投げ渡すように。
熊埜御堂 奈津比古:「阿久津!!」
”トラップマスター”:かちり、と引き金に指が掛る。
阿久津数馬:「やるならやれよ!」
阿久津数馬:「高橋!」
”トラップマスター”:「…………」
阿久津数馬:名前を呼んだのは、無我夢中だったためか。それとも。
”トラップマスター”:「そんな名ではないよ。私は。」
真堂 光磨:その声に続き──動いたものがあった
真堂 光磨:最初は熊埜御堂奈津比古だ。《偏差把握》によって得た知覚能力は、突如横から飛翔してきた動体を即時に察知した。
真堂 光磨:正確に記せば。数棟離れたビルの屋上から射出された人の形だ。
真堂 光磨:続くのは陶妙算。現れたものが手に握る、黒の剣が奔ったのを見た。
真堂 光磨:達人というには遠く荒い剣。だが躊躇いのない剣閃は“トラップマスター”の右腕に触れ、斬り裂く。
真堂 光磨:最後は阿久津数馬。着地の足音に眼を向けた時、尾のように揺れる金色の一房を見た。
真堂 光磨:白の羽織が風に靡く。背に刺繍されたのは、七原鹿島の神紋と──地球を支える両手。二つの印が角度で切り替わる。
真堂 光磨:振り返る。金と蒼の双眸が三人と、対峙すべき一人を見た。
真堂 光磨:「……なんとか。間に合ったかな、数馬」
阿久津数馬:「……光磨?」先ほど叫んだせいで軽くしゃがれた声で。
真堂 光磨:「うん」
阿久津数馬:目の前に不意に現れた、友人の姿を瞬きしながら見つめる。
”トラップマスター”:「……………これは。」剣閃は、右腕ではなく右手の銃を両断していた。
真堂 光磨:「助けに来た」
真堂 光磨:友人と。見慣れた男──しかし違う気配を纏う相手との間に立つ
GM:その直後、アラームが鳴り響く。
阿久津数馬:……あれが、そうだったのだろうか。先ほどの叫び、希望の一本の糸が。届いたのだろうか。
東城:『屋上ヘリポートに敵襲!エージェントは直ちに救援に向かってください!』
東城:『繰り返します!屋上ヘリポートに敵襲!』
陶妙算:増援の要請。本来なら安心できるはずの音声を聞きながら
東城:『エージェントは救援に向かってください!現在より第一級警戒態勢に移ります!』
陶妙算:自分が冷や汗をかいているのがわかった。
”トラップマスター”:「…………唯一の機を逃した。」
真堂 光磨:「……」音声を聞きながらも。切っ先はずらさない。トラップマスターへと向けられている
阿久津数馬:「…………」
陶妙算:トラップマスターは、それでもなお自分たちを殲滅できるという自負があるから、この場に姿を現したのではないか
熊埜御堂 奈津比古:「…‥‥」状況は好転しているのか、それすらも分からない
阿久津数馬:「形勢はどうやら逆転したようだ」
阿久津数馬:「投降しろ」
”トラップマスター”:「残念ながら、支部の全兵力を相手に出来るほどの罠は用意していない。」
真堂 光磨:右腕ごと断ち切るつもりだったが──切れたのは銃が一挺。これで済むわけもないだろう
”トラップマスター”:「それでも仕切り直すことくらいは出来るさ。」
阿久津数馬:「投降しろ。お前の人生を仕切り直せと言っている」
阿久津数馬:「…………」
阿久津数馬:「まだ、間に合う」
”トラップマスター”:「いいや、」じりじりと、”トラップマスター”の包囲網が狭まっていく。
”トラップマスター”:「もう状況は転がり始めたんだ、阿久津数馬。」
”トラップマスター”:そして、ついに屋上の端まで到達する。
阿久津数馬:「……そうか」
”トラップマスター”:「ここに宣言する。」
”トラップマスター”:「”トラップマスター”は帰って来た。」
阿久津数馬:「……ああ。それは。ある意味では朗報だ」
阿久津数馬:「居ない人間を倒すことは、できないからな……!」
阿久津数馬:絞り出すような声で。
”トラップマスター”:「そして、その証明として第10支部を罠に掛ける。」
”トラップマスター”:「では、」ぐらり、と上体が後ろに倒れ、
”トラップマスター”:「また会おう。」
”トラップマスター”:屋上から落下する。《瞬間退場》
阿久津数馬:衝撃がなかったわけではない。すぐに敵意に転じられるはずもない。
阿久津数馬:だが、彼はそのように動いた。
阿久津数馬:『支部長』と認められるためにはそうすべきだと、直前に聞いていた。
阿久津数馬:その言葉を、まだ覚えていたから。
阿久津数馬:「…………」屋上から下を見下ろす。もう相手の姿はない。
阿久津数馬:「第一級警戒態勢」
阿久津数馬:手を上げ、その場の人員に告げる。
阿久津数馬:「『罠』に注意しろ。重要警戒対象は……」
阿久津数馬:「”トラップマスター”。……エージェント、高橋正恒と名乗っていた男だ」
阿久津数馬:「以上。下と連携をしろ!」
真堂 光磨:支部長としての宣言を聞き届け。剣を鞘に収める
真堂 光磨:羽織と黒の剣が解けるように消えて。
真堂 光磨:「数馬」
阿久津数馬:「……ああ。助かった。驚いたが」
阿久津数馬:「なんでまたこんな朝から……?」
真堂 光磨:「……」わずかに。顎に手を当てて
真堂 光磨:「夢見が悪くて」
阿久津数馬:「夢……? それでこんなとこまで? 屋上から?」
真堂 光磨:「説明が難しいな」
真堂 光磨:「……休みながら、話すよ」
阿久津数馬:「まあ、それがいいな。状況は休むどころじゃないが、殊勲者だ」
阿久津数馬:「……ありがとう。光磨」
阿久津数馬:張り詰めた声がその時だけは、微かに揺れた。

GM:ロイスのみ可能
陶妙算:上官/阿久津数馬/敬意/不安○
陶妙算:シナリオロイスの水月さんはとりあえず後で!
陶妙算:以上!
真堂 光磨:ロイス保留で以上です
阿久津数馬:陶妙算・熊埜御堂 奈津比古 ○信頼/不安
阿久津数馬:真堂光磨 ○友情/隔意
熊埜御堂 奈津比古:敵 ”トラップマスター”:仲間意識/〇ナメやがって で!
阿久津数馬:全員好き過ぎて一気に取っちゃった……
阿久津数馬:あっ、高橋さんへのロイスを変更します。
阿久津数馬:執着/○困惑

ミドル1


GM:シーンプレイヤーは熊埜御堂くん。他全員登場可能です。
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+1(1D10->1)した(侵蝕率:43->44)
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:46->54)
陶妙算:陶妙算の侵蝕率を+1(1D10->1)した(侵蝕率:61->62)
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+10(1d10->10)(侵蝕率:48->58)

GM:第10支部 応接室

GM:治療を終え、一同は応接室に集まった。
GM:しかし、現在は沈黙が広がっている。
水月灯:「………え、と。」
水月灯:「……………その。」
阿久津数馬:「…………」
阿久津数馬:「……いや」
陶妙算:「まずは水月さんたちにお詫びを申し上げます。」
水月徴:「いえ、全員無事なのは幸いでしたね。」
陶妙算:「ご助力に来て頂いて早々、あのような事態に巻き込んでしまい、申し訳ありません。」
阿久津数馬:「……その……」
阿久津数馬:「その通りだ。すまなかった」
熊埜御堂 奈津比古:「‥‥‥…」
陶妙算:「それは、本当に。」
阿久津数馬:いつもよりもどこかしおらしい態度を取っている。
陶妙算:「水月さんたちが的確に動いてくださったのと、パイライトくんが増援に来てくれたおかげです。」
阿久津数馬:「ああ、あれが屋上だけの被害で済んでいたのは何よりだ」
真堂 光磨:応接室の角。配られた水のボトルを開けて口を付けていた
真堂 光磨:「……とはいえ。ぼく一人だけじゃ、本当になんとかできていたか」
真堂 光磨:「みんなの対応が早かったおかげだね」
阿久津数馬:「この先もまだ何かあるようなことを言っていたな……奴は」
阿久津数馬:「日本支部の面々には、引き続き負担をかけるかもしれん」
陶妙算:「この支部を、罠にかけると」
熊埜御堂 奈津比古:「つまり」
陶妙算:阿久津くんの言を補足するように言う
熊埜御堂 奈津比古:「まだ罠にかけた内に入ってねぇって事だ」
真堂 光磨:「挨拶というには過激だった」
阿久津数馬:「……かけられたのは、主に僕だからな」
阿久津数馬:「これから、さらに攻撃だかなんだかは激しく、範囲が広くなると思われる」
阿久津数馬:「光磨。お前は別にこちらの人員でもないし、妙な事になる前に帰ってもいいんだぞ」
真堂 光磨:「そういうことは、その顔を直してから言うものだと思うな。数馬」
阿久津数馬:「……顔?」自分の頬に軽く触れる。
真堂 光磨:「放って帰ったら。それこそまた悪い夢を見そうだよ」
阿久津数馬:「……夢か。なんだかさっきもそんなことを言ってたな」
真堂 光磨:「数馬には面白くない話だと思うけど……」
真堂 光磨:「多分、みんなに伝えておいた方がいいかな」
真堂 光磨:無意識に左眼を抑えて。己の見た悪夢の内容を伝える
熊埜御堂 奈津比古:その話を聞いて「……予知夢、ってやつか」
真堂 光磨:現実感の強すぎる生々しい殺人構図と。起きてからもその映像が残っていたこと
熊埜御堂 奈津比古:「相変わらず奇妙奇天烈だな、遺産ってのは」
真堂 光磨:「“これ”にそういう能力がある、とは聞いてなかったのだけど」
真堂 光磨:「動くに足る理由だと判断したから、ここに来ました」熊埜御堂お兄さんへ
陶妙算:「遺産について、全てが解明出来ているわけではないですからね。」
阿久津数馬:「それがなかったら、どうなっていたか」
陶妙算:「何があっても、何が出来てもおかしくはない。」
熊埜御堂 奈津比古:「十分だ。お前が来なきゃ危なかった」
阿久津数馬:「今回に関しては非常に助けになった。ひとまずはそれでいい」
熊埜御堂 奈津比古:「……」阿久津数馬に視線を移して
陶妙算:「それで、今後の方針についてですが。」
真堂 光磨:十分、という言葉に頷いて。妙算の言葉を聞く
熊埜御堂 奈津比古:「こいつが来るまでの数秒を稼いだのはお前の啖呵だ。それだけは忘れんなよ」
熊埜御堂 奈津比古:そう言うと、陶の方を見る
阿久津数馬:「…………」それには答えないが、少し姿勢を正した。
陶妙算:「まず、水月さんたちが、日本支部と第10支部との連携についてどうお考えなのかを伺ってもよろしいですか?」
陶妙算:「第10支部の内部の人間が、日本支部にエージェントを巻き込みテロを仕掛けてきた。」
陶妙算:「その点について、僕たちは現状は弁明のしようがありません。」
陶妙算:「トラップマスターはひとまず退散しましたが、彼と繋がりのある人間いないとは僕たちは断言することは出来ません。」
陶妙算:「このような状態で、お力を貸していただくことは出来るのでしょうか。」
水月徴:「………。」
熊埜御堂 奈津比古:「…正直、俺達も完璧に状況を呑み込めてる訳じゃねぇ。そこだけは許してくれ」
水月徴:「”トラップマスター”の発言と行動を見るに、」
水月徴:「彼の狙いは間違いなくあなたと第10支部でしょう。」
水月徴:「僕たちはただ巻き込まれただけだと推測します。」
水月徴:「ですからこちらの方針は変わりません。」
水月徴:「第10支部の助力です。」
阿久津数馬:「……非常に助かる」
水月徴:「責任だとか、そういう話はまた事態を切り抜けてからにしましょう。」
陶妙算:「ありがとうございます。」
阿久津数馬:「ああ。危険な現状は認識してもらっているし、対処は随時行っていく」
陶妙算:「灯さんも」
水月灯:「せ、責任だなんて…。あんなに苦しそうなのに。」
水月灯:徴を見上げて呟くが、陶の言葉でそちらに向き直る。
水月灯:「え、あ、はい。」
陶妙算:「先程は不甲斐ないところを見せてしまいましたが」
陶妙算:「次からは、僕たちも貴方を守れるよう頑張りますので。」
陶妙算:「どうか、貴方も、僕たちに力を貸してください。」
陶妙算:春のせせらぎにも似た柔らかく潤んだ瞳を灯さんに向けながら、そう言います。
水月灯:「………。」きゅ、と拳を握る
水月灯:「お気遣い、感謝します。」
熊埜御堂 奈津比古:「………高は…”トラップマスター”と最後に会ったのは、この中じゃ俺と陶だが…」
真堂 光磨:「……その物言いだと。変なところは見えなかったんだね」
阿久津数馬:「なんでもいい。言っていたことを教えろ」
熊埜御堂 奈津比古:「…ああ、いつもと違うといえばいつもと違うし、いつもと同じといえばいつもと同じ、元からあのおっさんの事はよく分かってなかったからな」
陶妙算:「ただ、今思えば」
熊埜御堂 奈津比古:「”ああ、そんな日もあんだろ”って感じではあったが」
陶妙算:「まるで、今回の襲撃を示唆するようなことも言っていましたね。」
阿久津数馬:「なんだと……」
陶妙算:「『自分がいないときに、誰が阿久津支部長を護衛するのか』」
陶妙算:「『相手が誰であれ躊躇うな』」
阿久津数馬:「…………」
熊埜御堂 奈津比古:「……そうだな。そこが分からねぇ」
陶妙算:「そのようなことを、ぼそりと」
熊埜御堂 奈津比古:「ガキ殺すのが目的なら、こんなこと言う意味ねぇんだよ」
阿久津数馬:「それ。最初の」
阿久津数馬:「僕にも似たようなことを言っていた」
阿久津数馬:「『自分以外の人間の動かし方を学べ』」
阿久津数馬:「『自分が傍を離れても大丈夫なように』」
阿久津数馬:「そんなことだ」
熊埜御堂 奈津比古:「……」
真堂 光磨:「……示唆というよりは。教導?」
阿久津数馬:確かに今、高橋正恒は傍にいない。……本人のせいで。
熊埜御堂 奈津比古:「殺してぇ相手を殺しにくくしてどうすんだよ」
阿久津数馬:「その通りだ。奴の言動は不可解だな……」
阿久津数馬:「あるいは、それすらも罠……」
阿久津数馬:「あー、キリがない!」
陶妙算:「全くです。」
真堂 光磨:未開封の水のボトルを数馬の首筋に当てる。常温だがわずかに冷たさが残っている
阿久津数馬:「ひゃっ」
熊埜御堂 奈津比古:何も言わないが、先ほどから貧乏ゆすりが激しい
阿久津数馬:びくっと震える。
真堂 光磨:「熱くなってるよ」
真堂 光磨:改めて当人の前にボトルを置く
阿久津数馬:「…………」むっとした顔になり、また戻す。
阿久津数馬:「なってたか」
阿久津数馬:ボトルを開けて、ごくごくと水を喉に流し込む。
阿久津数馬:「奴のことは置いておく。ただ、支部を罠にかけるという話」
阿久津数馬:とん、とボトルを机に置く。
阿久津数馬:「セル"ミミクリーズ"が動いているという話があった」
阿久津数馬:「それこそトラップマスターの信奉者が集まったところだ。関連は深いだろう」
陶妙算:「……」
阿久津数馬:「そちらの動きを探ることも重要と考える……罠には注意をして」
阿久津数馬:「どうした、陶?」
陶妙算:「いえ」
陶妙算:「"ミミクリーズ"とトラップマスターの動きが連携しているというのなら。」
陶妙算:「彼らがどうやって繋がっているのか、という点が気になりまして。」
陶妙算:「あそこは、トラップマスターの後釜を巡って内部抗争が絶えなかったセルでしょう。」
阿久津数馬:「ああ、求位派と復位派だっけ」
陶妙算:「ええ。」
阿久津数馬:「……本人が帰ってきたというのなら、粛々としてまとまるのかもしれないし」
阿久津数馬:「あるいは、復位派だけが団結して動いているのかもしれない」
阿久津数馬:「……本人が……か」
水月灯:「………でも、今日正体を現す前から行動してたんですよね?」
水月灯:「”ミミクリーズ”たちは。」
陶妙算:「そこなんです。」
阿久津数馬:「……そう、だな」
熊埜御堂 奈津比古:「……」東城から聞いた話を思い出す
熊埜御堂 奈津比古:「…出所不明の金か…案外与太話でもねぇかもな」
陶妙算:「それほどの金を作り出せる組織と」
陶妙算:「あの人はこの支部の中から繋がりを保っていたのかも知れない。」
真堂 光磨:「……」
陶妙算:「何にせよ、阿久津支部長の仰るとおり」
阿久津数馬:(……まただ。目をつぶるな。起こり得る可能性は全部考えろ)
陶妙算:「まずは"ミミクリーズ"について調査を始めるのがよいかと。」
阿久津数馬:(相手が誰だって、それは同じだ。妙な風に情に流されるな)
真堂 光磨:「足場が不安定じゃ、踏み込みもできないからね」
阿久津数馬:「ああ、その線で進める」
陶妙算:「彼らとトラップマスターに、僕らの知らない繋がりがあるのなら、そこからトラップマスターの狙いを見出すことも出来るかも知れない」
阿久津数馬:「……未だ困難で、不透明な状況だが」
阿久津数馬:「ともかく何が起きているのか、起きようとしているのか。突き止めなければ話にならん」
阿久津数馬:「力を貸せ。支部と街を守るぞ」
阿久津数馬:その場の全員に視線を順にやる。
真堂 光磨:「了解」すぅ、と息を吸い
陶妙算:「はい、阿久津支部長」
真堂 光磨:「──第12支部より、“烈破剣(パイライト)”真堂光磨」
真堂 光磨:「改めて。第10支部との協働を行う」
熊埜御堂 奈津比古:阿久津を見つめ返して(………開き直った、って訳でもねぇか。今ん所は大丈夫そうだな)
熊埜御堂 奈津比古:(なんにせよ)
熊埜御堂 奈津比古:(こいつが進もうとするなら、それに付き合うだけだ)
熊埜御堂 奈津比古:「…‥おう」低い声で、そう返す
阿久津数馬:その返事を頼もしげに受け止め、そうして。
阿久津数馬:ほんの一瞬だけ、誰かの返事を待つような間が空いて。
阿久津数馬:こくり、と支部長は小さくうなずいた。

GM:では、本日はここまでです。お疲れさまでした!
GM:では情報収集に移ります。

■情報項目
・水月兄弟 情報:UGN/6
・高橋正恒 情報:UGN/7
・”ミミクリーズ” 情報:裏社会、噂話/8
・”トラップマスター” 情報:裏社会、軍事/9


GM:では誰からでも情報にトライどうぞ!
阿久津数馬:あ、支援が乗ります。
阿久津数馬:判定全体にカンパニーデータ事務所でダイス+1d、情報技能を使用した判定は《サラウンドレポート》でさらに+1dできます。
陶妙算:すごい!
真堂 光磨:さすがの支部長
陶妙算:UGNしか持ってないのでUGN振りたいです!
阿久津数馬:つまりだいたい+2d10だ
熊埜御堂 奈津比古:支部長!
阿久津数馬:自分もUGNが得意
熊埜御堂 奈津比古:私は紡ぎあるので
真堂 光磨:財産点あるし重ためのところを当たるか
阿久津数馬:ただ財産点そこそこあるんだった
熊埜御堂 奈津比古:UGNは任せようかな
阿久津数馬:じゃあ高橋さんを……いきたい……
真堂 光磨:では、トラップマスター行こうかな
熊埜御堂 奈津比古:じゃあミミクリを
陶妙算:水月ブラザーズいきます
陶妙算:コネUGN幹部を使用
陶妙算:(1+1+2+1+1)dx+4>=7
DoubleCross : (6R10+4[10]>=7) → 10[2,5,10,10,10,10]+6[4,4,6,6]+4 → 20 → 成功

真堂 光磨:コネなし、数馬の支援を受けて+2Dして。トラップマスターを
阿久津数馬:すごい
真堂 光磨:3dx>=9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 10[3,3,10]+2[2] → 12 → 成功

陶妙算:10が4つ出てる…
阿久津数馬:やったー
阿久津数馬:高橋正恒について、情報:UGNでコネ使用支援も載せて
真堂 光磨:お、こっちも通った
GM:ええ……?
阿久津数馬:6dx+4=>7
DoubleCross : (6R10+4[10]>=7) → 10[4,4,5,6,7,10]+1[1]+4 → 15 → 成功

阿久津数馬:うし
熊埜御堂 奈津比古:ミミクリーズを情報:裏社会で 《紡ぎの魔眼》でダイス+3
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+1した(侵蝕率:44->45)
熊埜御堂 奈津比古:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 9[1,2,2,4,4,7,9] → 9

GM:こちらもクリアだ~
陶妙算:やったぜ
阿久津数馬:やったーー
阿久津数馬:でかしたー
真堂 光磨:わぁい
GM:では明かしていきましょう。全開示!

・水月兄弟 情報:UGN/6
UGN日本支部エージェント、水月巧の息子たち。
水月巧は任務で命を落としたが、彼らも遺志を継いでエージェントになった。

水月灯
エグザイル/ノイマン
日本支部所属のUGNエージェント。
水月徴の兄であり、直属の上司。
彼は特筆するほど優秀な能力を持っているわけではないが、
日本支部エージェントにまで上り詰めたのは偏に水月徴の働きに依るところが大きい。

水月徴
エグザイル/ノイマン/ウロボロス
日本支部所属のUGNチルドレン。
冷静沈着な判断能力と高い戦闘技能でミッションをこなしてきた生粋のエリート。
兄よりもはるかに優秀だが、驕ることなく兄を慕っている。


GM:新たな情報項目が出ます
GM:→・水月巧 情報:UGN/9

・高橋正恒 情報:UGN/7
ノイマン
第10支部所属のエージェント。
阿久津数馬の懐刀として知られる一方、
査察部から内通者としての疑いを持たれ、密かに調査されていた。
先日、査察部エージェントの伯耆将が高橋に接触したという。


GM:新たな情報項目が出ます。
GM:→・伯耆将 情報:UGN/10

・”ミミクリーズ” 情報:裏社会、噂話/8
”トラップマスター”が設立したFHセル。
下部構成員であるアプレンティス、
トラップマスターの技術に習熟し、アプレンティスを指導するフェロークラフト、
そしてセルリーダーである”トラップマスター”に階級が分かれている。
”トラップマスター”帰還以前はFHエージェントでありフェロークラフトの、
”スカル&ボーンズ”相模武政が実質的なセルリーダー代行だった。



・”トラップマスター” 情報:裏社会、軍事/9
出生は明らかではないが、罠師の家系に生まれ育ち、
動物を罠に掛けるうちにより巧緻で精妙な罠を追求するようになる。
そして獲物が動物から人間に変わった数年後、FHのマスターエージェントとなった。
自らの技術を継承することにこだわり、FHセル”ミミクリーズ”を設立。
多数の門下生を持つが、崩落戦の最中に突如失踪。
”ミミクリーズ”は分解寸前の状態にあった。



GM:とりあえず今は以上でございます。

GM:UGN第10支部 地下射撃場

GM:情報が集まるまで…次の方針が決まるまでに幾分かの猶予があった。
GM:その間に各自は休息、負傷の手当て、あるいは支部内の雑務に追われていたが、
GM:ようやく手がかりになりそうな情報が見つかった。
GM:陶妙算は各自を再び会議室に呼ぶべく支部内を歩き回っていたが、
GM:水月灯の姿が見えない。
GM:周囲の人間に話を聞くと、どうやら射撃場に向かったらしい。
陶妙算:いつもよりも、僅かに警戒心を強めながら射撃場へと歩いています。
陶妙算:トラップマスターはひとまず退散したものの、やはり一度その罠にかかってしまった経験が、支部内であっても弛緩することを許してくれない。
GM:乾いた、規則的な銃声が響いている。
陶妙算:その音に少し緊張しながら、射撃場の扉を開きます
GM:音が響くたび、人型の的の頭部、胸部に穴が開いていく。
水月灯:銃を握るのは水月灯だ。
水月灯:陶の姿に気づくと、銃を下す。
陶妙算:「お疲れさまです。」
水月灯:「あっ…ご、ごめんなさい。」
水月灯:「お借りしてしまいました…。」
陶妙算:「いえいえ」
陶妙算:「今、こうしてる間は、一緒に仕事をする仲間ですから。」
陶妙算:「それに、ご協力いただいているのはこちらです。訓練施設程度でしたら、いつでもお使い下さい。」
水月灯:「…………ほんとは、」
陶妙算:人の警戒心を薄れさすような、柔らかな口調で言います
水月灯:「人員の指示とか、調査とか、僕がやらないといけないんですけど。」
水月灯:「弟が、全部やってしまって…手持無沙汰になってしまって。」
陶妙算:「部下に出来ることはちゃんと部下にさせるのも」
陶妙算:「それはそれで上に立つ者の器ですよ。」
水月灯:「そう、なのかな………。」
水月灯:「…………ごめんなさい。僕、何も出来てなくて。」
陶妙算:「そうなんですか?」
陶妙算:「今、拝見させた限りでは、射撃の腕はかなりのものとお見受けしましたが。」
水月灯:「弟は僕よりもはるかに上ですよ。」自嘲するように笑う
陶妙算:射撃判定
陶妙算:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 3[3,3] → 3

陶妙算:「それを言ったら」
陶妙算:すっと射撃場に立ち、静かに銃を構える。
陶妙算:洗練された、天地にまっすぐと立つ美しい構えから放たれる射撃は
陶妙算:人型の的にかすりもせずどこかに消えていった
陶妙算:「僕なんてこのザマですよ。」
水月灯:「………ごめんなさい。気を遣わせて。」
陶妙算:「そういうわけじゃ、ないんですけど」
陶妙算:と少し困ったように笑って
陶妙算:「でも、弟さんが優秀な方だというのは確かに伺ってます。」
陶妙算:「貴方のことを、とても慕っているとも」
水月灯:「……。」
水月灯:「父が亡くなってから、弟は僕に色んなものをくれるんです。」
水月灯:「それはゲームだったり、僕の欲しかった本だったり、」
水月灯:「あるいは、弟自身の力だったり。」
陶妙算:「懐かしい素敵な思い出、というだけではなさそうな言い方ですね。」
水月灯:「……弟は父に好かれてましたし、僕にその代わりを求めたのかもしれません。」
水月灯:「だから、僕もしっかりしなきゃいけない……んですけど。」
陶妙算:「それを、重荷に感じたことは?」
水月灯:「上手く、行きませんね。」
水月灯:「重くても、徴の兄は僕一人だから。」
陶妙算:「似てますね。」
水月灯:「?」
陶妙算:「うちの支部長と。」
陶妙算:「少し違うかもしれませんが、あの人も必死にお父さんの代わりをこなそうと、頑張ってるんですよ。」
水月灯:「阿久津支部長は…しっかりしてますね。」
陶妙算:「ええ、自慢の支部長です。」
水月灯:「けど…”トラップマスター”の件からは落ち込んで見えます。」
陶妙算:「はい。」
水月灯:「……なんて声を掛けていいか、分からなくて…。」
陶妙算:「僕も、わかりません。」
陶妙算:信頼する人に、裏切られ、銃を向けられた。
陶妙算:阿久津支部長との立場に、もし自分がいたらと思うと、身を斬られるような気持ちになる
水月灯:「………今は、目の前の課題をこなすしかないのかも、知れませんね」
陶妙算:でも、あの人は、その傷を押し込め、前に向かって進もうとしている
陶妙算:「はい。」
水月灯:撃ち終わった銃を所定の位置に戻し、陶に向き直る。
陶妙算:「あの人が前に進もうとするなら、僕たちはそれを支えていく。」
陶妙算:「今はそれしか出来ないと思います。」
水月灯:「でも、出来ることがあったら阿久津支部長のために力を尽くしますから。」
水月灯:「僕なんかで助けになるか分からないけど…。」
水月灯:「それが、UGNエージェントですもんね。」
陶妙算:「ふふ」
水月灯:初めて、くすりと笑って。
陶妙算:「弟さんの気持ちが、わかっちゃうな。」
陶妙算:「きっと、灯さんがそうやって、誰かのために力になりたいと思える人だから。」
陶妙算:「徴さんも、貴方のために力になりたいと思ってしまうんですよ。」
水月灯:「……えへへ…そうかな……」
水月灯:「………そういえば、徴の作業がそろそろ終わってる頃かな…」
陶妙算:「すいません、長話をし過ぎちゃいましたね。」
陶妙算:「一度、支部長たちの作業も一段落ついているはずです。」
陶妙算:「一旦、先程の部屋に集まりましょう。ご案内します。」
水月灯:「はい。」

GM:UGN第10支部 会議室

東城:「調査資料、纏めたファイルを全端末に共有しました。」
東城:「既知の情報も多かったんですが…状況を打開する一助になれば…。」
阿久津数馬:「うむ」言葉短く。
陶妙算:「パイライト……光磨くんは知らないこともあるでしょうしね。」
熊埜御堂 奈津比古:無言で端末を操作し、資料に目を通す
陶妙算:「こうやって、きっちりまとめていただけるのはありがたいです。」
真堂 光磨:渡された支部用の端末をスワイプしながら眼を通し
水月灯:じーっと資料を見ている。
真堂 光磨:「第十支部のことはさすがに普段から聞いたりしないからね。ありがとうございます」
真堂 光磨:目につくのはトラップマスターの項。
阿久津数馬:「……そのお前の目で、光磨。どこに一番引っ掛かった?」
阿久津数馬:「我々とは違う目線があると思う。聞かせてくれ」
真堂 光磨:ううん。頬を指で掻いて
真堂 光磨:「まだなんとも。トラップマスター、ミミクリーズのことは初めて聞いたところだからね」
真堂 光磨:少し考え、
真堂 光磨:「技術を引き継ぐことに拘ってた割には。動きが変だとは思うけれど」
阿久津数馬:「変、か」
真堂 光磨:「門下生の技量が足りないと判断したのか。それとも、選べなかったのかはわからないけど」
真堂 光磨:「失踪した後もセル自体は存続していたなら。よっぽどの存在感があった人なんだろうとは思う」
真堂 光磨:「だからなおのこと。戻らなかったこと、あとは」
真堂 光磨:「あれだけ罠、用意に拘る人間が“自分に何かがあったこと”を考えずにいたとは思いづらい」
真堂 光磨:「……意見というにはまとまってないけど。これは思ったこと」
阿久津数馬:「……存在感については、僕も同感だ」
阿久津数馬:「つまり、奴の張っていた罠は、こちらが考えているよりもっと大きいものかもしれない」
阿久津数馬:「その可能性はある、な……」
阿久津数馬:「ミミクリーズについてはどうだ、熊埜御堂」
熊埜御堂 奈津比古:「……そうだな」重苦しく、めんどくさそうに口を開く
熊埜御堂 奈津比古:「頭が居て、幹部が居て、末端が広がる。まあよくある縦の序列だ、連中は」
熊埜御堂 奈津比古:「……だから、頭が消えりゃあ、複数の幹部が”頭”って事になる」
熊埜御堂 奈津比古:「だが、それじゃあ組織は纏まらねえ」
阿久津数馬:「ふむ」話を聞いている。
熊埜御堂 奈津比古:「幹部…”フェロークラフト”ってのは、末端への指導員も兼ねてたんだろ?」
阿久津数馬:「そうあるな。合理的ではある」
水月灯:「その中で暫定的な”頭”を決めてるってこと、ですかね…?」
熊埜御堂 奈津比古:「となると、当然そこには個人のやり方が含まれるもんだ」
熊埜御堂 奈津比古:灯の方を見て
熊埜御堂 奈津比古:「そうだな。俺達が教師の好き嫌いを勝手に判断するみてぇに」
水月灯:「個人のやり方………。」
熊埜御堂 奈津比古:「単に支持を集めたのか、力で束ねたのか、トラップマスターの思想に一番近かったからか」
熊埜御堂 奈津比古:「”相応しい奴”を、暫定的な頭にした。内部崩壊ってのはその時に起こった事なんじゃねぇか…と俺は思う」
阿久津数馬:「全員が全員、そいつを支持するかどうかはまた別ってことか」
陶妙算:「政治っていうのは、厄介ですね。」
熊埜御堂 奈津比古:「それと……」“自分に何かがあったこと”という言葉を思い返して
熊埜御堂 奈津比古:「それ自体が狙いだった、って線も当然あるわな」
真堂 光磨:「……目的を作って互いに競わせることで、練度を上げる?」
阿久津数馬:「……崩壊自体もシナリオのうち」
熊埜御堂 奈津比古:「そうだな、蟲毒ってのがあんだろ。それと同じだ」
熊埜御堂 奈津比古:「まぁ、現時点じゃ予測の域を出ねぇし……」端末をスワイプして
熊埜御堂 奈津比古:「俺が今一番キナくせぇと思ってるのは、おっさんに査察部の連中が接触してたって事だ」
阿久津数馬:「……ああ」
熊埜御堂 奈津比古:「お前、何か聞いてねぇのかよ」
阿久津数馬:「僕が査察部の連中なら」
阿久津数馬:「直属の上司にも黙って捜査を行うだろうな」
阿久津数馬:「内通者を庇っている可能性すらある」
阿久津数馬:淡々と、感情を抑えたような言い方。
水月灯:「………。」
阿久津数馬:「あいにく、彼らは優秀だ。僕は何も聞いていない」
阿久津数馬:「……何もだ」
熊埜御堂 奈津比古:「……チッ、そうかよ。これだから専門職は嫌いなんだよ」
阿久津数馬:「だが、糸口は掴めた」
阿久津数馬:「伯耆という奴が動いていたと、それだけはわかった。そいつについて調べるしかない」
陶妙算:「こちらから査察部に接触して、今から話を聞くことは出来ますかね。」
真堂 光磨:「こうなった以上。向こうも解決に必要な情報は出してくれる……と考えるのは、安易かな」
阿久津数馬:「つついてみなきゃわからないが」
水月徴:「本部の筋から話を聞いてみましょうか。」
陶妙算:「僕たちよりも、灯さんたちを経由した方が、向こうも話しやすいかな。」
阿久津数馬:「そうだな。頼めるならば頼みたい」
熊埜御堂 奈津比古:「ああ、そうだな。折角優秀な駒があんだから使わねぇと損だろ」
阿久津数馬:「……こちらは、覚悟は決まっているから」
阿久津数馬:徴さんに。
水月徴:「了解しました。ではそのように。」
阿久津数馬:こくりと頷く。
水月灯:「ぼ、僕も……待って徴……」
水月灯:慌てて後を追いかける
阿久津数馬:(……部下がいて、協力者がいるというのは、いいな)
陶妙算:「お願いしますね。灯さん」
阿久津数馬:(僕の気持ちがどうでも、きちんと物事が動いてくれる)
水月灯:「うん。……じゃなくて、はい。」
阿久津数馬:(いいことだ)
陶妙算:と彼の背中に声をかけます
熊埜御堂 奈津比古:「……」去り行く背中を目で追って
GM:二人が部屋を出る。
阿久津数馬:「……では」二人が退室したのを見計らって。
熊埜御堂 奈津比古:「……パッとしねぇ兄貴に、優秀な弟、耳が痛ぇ話だ」
陶妙算:「灯さんをそんな風にいうのは失礼ですよ。」
阿久津数馬:「それは、調査の結果わかったことか?」陶くんに。
陶妙算:「少し、交流して思ったことです。」
真堂 光磨:「妙算が言うなら、そういう人なんだろうね」
陶妙算:「友だちになれたらいいなって思えるような人を、パっとしないなんて言われたらむっとしちゃいますよ。」
熊埜御堂 奈津比古:(‥‥そういやぁ、こいつにしちゃ珍しく集合が遅かったな)
阿久津数馬:「好感を持てる相手だった、ということか……」
陶妙算:「はい。」
熊埜御堂 奈津比古:「悪ぃな。俺はまだ第一印象でしか判断出来ねぇからよ」
阿久津数馬:「僕ももうちょっとシャキッと話せと思わないでもないが」
阿久津数馬:「貴重な増援だ。働ける時にしっかり働いてくれればそれでいい」
陶妙算:「徴さんが灯さんを支えているから、灯さんが今の立場にあるというのは事実のようですけどね。」
阿久津数馬:それでも少しイライラとした様子は見せている。
陶妙算:「そう、増援です。」
陶妙算:阿久津くんの方を見ます
阿久津数馬:「む」
陶妙算:「僕は灯さんのことは信頼できる方だと思っています。」
陶妙算:「でも、一点。」
陶妙算:「彼らを呼ぶために事前に接触していた人物が高橋正恒だった。」
阿久津数馬:「…………」
陶妙算:「その一点が、僕の目にはとても怖いことに思えます。」
阿久津数馬:「仮に彼らが信頼できる人物だったとしても」
阿久津数馬:「そこにまた罠の狙いがないとは限らない」
阿久津数馬:「そういうことか」
陶妙算:その言葉にこくりと頷く
阿久津数馬:あるいは、彼らが見た目通りの人物ではない可能性。
陶妙算:「彼らの父親は、水月巧。」
熊埜御堂 奈津比古:「…チッ、めんどくせぇな名前ってのは。なまじ”トラップ”ってのが入ってるばっかりにこんな事まで考えねぇといけねぇ」
真堂 光磨:「最小の行動で最大の効率、だね」
真堂 光磨:「罠がないところでも罠があるように見えてくる」
阿久津数馬:「僕の父と縁があった人間だ」
陶妙算:「つまり、高橋さんとも繋がりがあったかもしれない人です。」
熊埜御堂 奈津比古:「おっさんが”マスター馬鹿”って名前なら良かったのによ……あ?」
阿久津数馬:「少し古い話だが、調べれば何かわかるかもしれん」
阿久津数馬:「マスター馬鹿って……」なんだそれは、といつも通りに言おうとして。
阿久津数馬:「…………」笑えなくて、口をへの字にする。
真堂 光磨:「数馬のお父さんの……」
熊埜御堂 奈津比古:その様子を見て(……チッ…んだよ、せめて突っかかって来いよ)
熊埜御堂 奈津比古:(……思ったより傷は深ぇって事か)
阿久津数馬:(本当に、マスター馬鹿ならよかった。そしたら何かする前にすぐ露見して、笑ってやって)
阿久津数馬:(それでどうにかなったはずなんだ)
阿久津数馬:(間に合ったはずなんだ)
陶妙算:「阿久津支部長」
阿久津数馬:「なんだ」
阿久津数馬:顔を上げる。
陶妙算:「指示をお願いします。」
阿久津数馬:「指示を……」
阿久津数馬:「陶」
陶妙算:「貴方の部下が、誰もいなくなったわけではありません。」
陶妙算:「はい。」
阿久津数馬:「……軽くでいい。僕の頭を叩け」
阿久津数馬:「別に顔でも肩でもいい」
陶妙算:「え……」
陶妙算:「痛いですよ?」
阿久津数馬:「う、じゃあ熊埜御堂でもどっちでもいいが」
熊埜御堂 奈津比古:(…こいつ”軽く”って言ってんの分かってんのか…?)
熊埜御堂 奈津比古:陶の目を見る
阿久津数馬:「……今一瞬僕は、余計なことに気を取られた」
阿久津数馬:「すべきことを放棄しかねなかった。……そうだ」
阿久津数馬:「陶の言う通り、部下が誰もいなくなったわけでもないのに」
阿久津数馬:「活を入れろ。マスター馬鹿はお前だって」
陶妙算:熊埜御堂さんの視線に応えてから
陶妙算:「では、失礼します。」
真堂 光磨:「ほどほどにね」
熊埜御堂 奈津比古:(‥‥…大丈夫かな)
陶妙算:(3+1+1)dx+47
DoubleCross : (5R10+47[10]) → 10[1,5,6,6,10]+5[5]+47 → 62

陶妙算:阿久津くんの頬を"軽く"叩きます。
陶妙算:周りが心配になるぐらい、いい音がするけど
阿久津数馬:「ぐべ」精密なその一撃に、思い切り体勢が崩れる。
東城:「よ、容赦な………」
陶妙算:少し頭がしゃっきりするぐらいで、そこまで痛くはない。
熊埜御堂 奈津比古:「………」
陶妙算:「すっきりしました?」
阿久津数馬:「……痛い、痛いが、痛くない!」だん、と床を蹴る。
真堂 光磨:(綺麗に入れたな……)
阿久津数馬:「ああ、少しはすっきりした」頬には綺麗に赤い跡がついている。
阿久津数馬:「……あの時、助けられずにそのまま撃たれていたら」
阿久津数馬:「この程度で済むか!」
阿久津数馬:「やったな、陶。マスター馬鹿は討伐された」
阿久津数馬:ようやく、少し笑みを見せる。
陶妙算:「やった。初めてマスターエージェントを倒せました。」
陶妙算:阿久津くんに合わせて、雪色の頬を綻ばせます。
阿久津数馬:「気を抜くなよ」自分と、周囲とに言い聞かせるように。
阿久津数馬:「次は、トラップマスターだ」
阿久津数馬:「指示を出す。引き続き、先ほど出た線の調査を続けろ」
阿久津数馬:ひとまずは、少しだけ元気を取り戻した。そういう調子で、片手を高く掲げた。

GM:ロイス&購入!
陶妙算:水月灯/敬意○/懐疑
陶妙算:強化素材
陶妙算:(1+1+1)dx>=15
DoubleCross : (3R10[10]>=15) → 7[4,5,7] → 7 → 失敗

陶妙算:ダメ、おわり!
阿久津数馬:ロイスは保留です。
阿久津数馬:UGNボディアーマーかな……
阿久津数馬:2dx+4=>12
DoubleCross : (2R10+4[10]>=12) → 9[1,9]+4 → 13 → 成功

阿久津数馬:うわ、成功した。装備します。以上!
陶妙算:やったぜ
熊埜御堂 奈津比古:協力者 水月灯:同族/〇…‥チッ で!
真堂 光磨:妙算にロイス。「〇信頼/不安」。あと熊埜御堂さんに「〇連帯感/隔意」
真堂 光磨:じゃあ強化素材狙ってみます
熊埜御堂 奈津比古:購入はきぐるみにします
真堂 光磨:1dx>=15
DoubleCross : (1R10[10]>=15) → 5[5] → 5 → 失敗

熊埜御堂 奈津比古:3dx+9
DoubleCross : (3R10+9[10]) → 10[2,7,10]+3[3]+9 → 22

熊埜御堂 奈津比古:買って装備!以上!
真堂 光磨:こちらは失敗して以上!

ミドル2


GM:では引き続きミドル2!
GM:シーンプレイヤーは熊埜御堂くんです。
GM:他全員登場可能!
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+4(1D10->4)した(侵蝕率:45->49)
陶妙算:陶妙算の侵蝕率を+4(1D10->4)した(侵蝕率:62->66)
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+3(1d10->3)(侵蝕率:58->61)
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:54->57)

GM:では引き続き情報項目を出しましょう。
GM:あとすいません、追加情報を一個忘れてました。
GM:それも含めてこちらをどうぞ!

■情報項目
・水月巧 情報:UGN/9
・伯耆将 情報:UGN/10
・高橋正恒2 情報:裏社会、軍事/11


陶妙算:引き続きUGNで判定したいです!
熊埜御堂 奈津比古:では引き続きUGNはお任せします
阿久津数馬:とりあえず皆さんまた+2d10してください
阿久津数馬:じゃあ伯耆さんをいきましょうか
陶妙算:流れ的には巧くんに行きたい
陶妙算:水月巧 情報:UGN/9
陶妙算:コネ:ugn幹部を使用し
陶妙算:(1+1+1+1+2)dx+4>=9
DoubleCross : (6R10+4[10]>=9) → 8[1,2,3,4,7,8]+4 → 12 → 成功

陶妙算:やったー
阿久津数馬:おおー
阿久津数馬:伯耆将について、情報:UGNでコネ使用+2d10、支援+2d10
阿久津数馬:6dx+4=>10
DoubleCross : (6R10+4[10]>=10) → 10[4,5,7,7,10,10]+10[1,10]+8[8]+4 → 32 → 成功

阿久津数馬:!?
GM:すげえわかっちゃったね…
阿久津数馬:はい……
熊埜御堂 奈津比古:高橋さんを情報:裏社会で 《紡ぎの魔眼》使ってダイス+3
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+1した(侵蝕率:49->50)
熊埜御堂 奈津比古:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 9[1,2,3,3,5,5,8,9] → 9

熊埜御堂 奈津比古:財産2点使ってクリア
真堂 光磨:やったー
阿久津数馬:えらい
陶妙算:お金持ち!
GM:強い!では開示!

・水月巧 情報:UGN/9
阿久津慎吾と親交の厚かったUGN本部エージェント。
崩落戦時に阿久津慎吾と協力して”ローグ”を壊滅させるなど多数の手柄を上げるが、
”トラップマスター”と交戦中に行方不明になった。



・伯耆将 情報:UGN/10
査察部所属のUGNエージェント。
数日前に第10区画に入ったことが確認されている。
→伯耆将の所在が判明した。



・高橋正恒2 情報:裏社会、軍事/11
高橋正恒は彼の本名ではなく、前歴で使われていた偽名である。
彼の前歴が抹消されている原因は、彼の所属していたUGNの特殊強襲部隊にあるという。
名を”ユースティティア”。活動内容を知る人間はほとんどおらず、
伯耆将を含むわずかなエージェントがUGNに残っているのみである。


GM:全情報を開けたので、次のシーンでトリガーシーンに移行します。
陶妙算:やったぜ
阿久津数馬:うおー

GM:第10支部 会議室

阿久津数馬:完全にオフィス風の清潔感ある会議室。
阿久津数馬:その一番前の席に偉そうに陣取っている。
阿久津数馬:「伯耆将の所在が判明した」
阿久津数馬:「数日前に近辺に来ている……のは、捜査のためだろうが」
阿久津数馬:「コンタクトを取るか、探るかすることは可能だろう」
阿久津数馬:周囲を見回す。
熊埜御堂 奈津比古:「……”上手く行き過ぎ”、とか思うのは被害妄想か?」
阿久津数馬:「お前らしいよな……。何かあったか?」
真堂 光磨:「仕方ないことだけどね。この状況では」
真堂 光磨:手空きだったためか。各々の席の前に飲み物と菓子を影の手が配っていた
水月灯:「とっかかりが出来てよかったですね。」
熊埜御堂 奈津比古:「その伯耆将ってのがおっさんの事嗅ぎまわってた根拠…みてぇなもんが出てきた」
水月灯:「あ、どうも……」ちゅー、とジュースを吸う。
阿久津数馬:(……そう。そうやって慎重でいてくれるのが、助かる)
阿久津数馬:「ああ」フルーツ牛乳を飲む。
熊埜御堂 奈津比古:菓子の包装を開け、口に放り込み
熊埜御堂 奈津比古:「………そうだな、まず」
陶妙算:果物以外は食べられないので、お水だけいただいています。
熊埜御堂 奈津比古:「”高橋正垣”なんて人間は居ねぇ」
阿久津数馬:「!」
阿久津数馬:飲み物が気管に入りかけるがなんとか回避する。
熊埜御堂 奈津比古:「正確に言やぁ、こいつは偽名だ」
阿久津数馬:「ゲホッ……いや、それはそうだよな……」
熊埜御堂 奈津比古:「阿久津、あのおっさんについて、お前はどの程度知ってる」
阿久津数馬:「……崩落戦の後くらいに引き合わされて、それから僕の傍についていた」
阿久津数馬:「……過去の記憶がないと言っていた」
阿久津数馬:「やる気がないように見えて、何かと物事に詳しくて。特に銃器に」
阿久津数馬:「……それから、地形を利用した戦い方にも」
熊埜御堂 奈津比古:「………あんの狸親父が…」ぼそっと呟いて
熊埜御堂 奈津比古:「……なら、今から話すのはその”過去”の事だ」
阿久津数馬:「…………」
阿久津数馬:「聞かせろ」
熊埜御堂 奈津比古:「あいつは元々、UGNの特殊部隊に所属してた」
熊埜御堂 奈津比古:「名前は”ユースティティア”」
陶妙算:「聞いたことのない名前ですね。」
阿久津数馬:「”ユースティティア”」小さく繰り返す。
阿久津数馬:「正義の女神?」
熊埜御堂 奈津比古:「…そうだな。いかにも正義の味方みてぇな名前だが、実体はいくら漁っても出てこなかった」
熊埜御堂 奈津比古:「”特殊強襲部隊”って名目だった、ってことぐらいしか分からねぇ」
熊埜御堂 奈津比古:「……だが」
真堂 光磨:正義と言われる女神の名。特務に与えるとしては、随分大仰なものだ
阿久津数馬:なんとなく、彼の知識や能力と繋がるようにも思う。
熊埜御堂 奈津比古:「当時の事を知ってる奴が、少数だがまだ残ってる」
陶妙算:(UGNの内部でも、さらに表に出せないような仕事を請け負っていた、ということだろうか)
熊埜御堂 奈津比古:「それが伯耆将だ」
阿久津数馬:「それで、"上手く行き過ぎ"か」
熊埜御堂 奈津比古:飲料に手を付けて「……ああ」
阿久津数馬:「繋がりがあまりに綺麗だものな」
陶妙算:「前向きに考えるなら」
陶妙算:「綺麗過ぎる繋がりが出来てしまうその前に」
陶妙算:「"トラップマスター"が動いた、とも捉えられます。」
阿久津数馬:「どちらにせよ、このまま手をこまねいていて何ができるという話でもある」
熊埜御堂 奈津比古:「……その”トラップマスター”の失踪が崩落戦の最中だった、ってのが引っかかってる」
陶妙算:「ええ、僕らに選べるのはどのように進むか、ということだけです。停滞することも退くこともありえません。」
真堂 光磨:「失踪したということは伝わっているわけだけど」
真堂 光磨:「つまり誰かが接触していたということで。この場合だと──」
熊埜御堂 奈津比古:水月灯に視線を移し
熊埜御堂 奈津比古:「……トラップマスターについて調べてる最中、気になる記述を見つけた」
熊埜御堂 奈津比古:「水月」
水月灯:「気になる記述?…はい。」
熊埜御堂 奈津比古:「お前の親父、行方不明なんだってな」
熊埜御堂 奈津比古:「時は崩落戦の真っ最中、相手は」
熊埜御堂 奈津比古:「”トラップマスター”だ」
水月灯:「………はい。この支部に現れた時も驚きました。」
水月灯:「ただ、父が行方不明になった時の状況ははっきりしないんです。」
水月灯:「死体も見つかっておらず…結局死亡扱いになりました。」
熊埜御堂 奈津比古:「……陶」
陶妙算:「はい」
熊埜御堂 奈津比古:「こいつらとコンタクト取ってたのはあのおっさん、間違いねぇな?」
陶妙算:「他にもいたかも知れませんが、少なくとも、高橋正恒が本部と連絡をとっていたのは間違いありません。」
陶妙算:「ですよね、灯さん?」
水月灯:「はい。でも僕は資料の送付くらいしかやり取りはしませんでしたよ?」
水月灯:「今回の第10支部への支援も本部からの提案ですし。」
水月灯:「……もしかしたら、高橋さんの出方を伺うために僕らが派遣されたのかもしれませんけど。」
水月灯:「……失礼、”トラップマスター”の、ですね。」
陶妙算:「それで、熊埜御堂さんは何を気にかけているんですか?」
熊埜御堂 奈津比古:「”トラップマスター”と水月の親父、二人ともが崩落戦の最中に消えたって事だ」
熊埜御堂 奈津比古:「疑いたくもなんだろ、こんなのよ」
阿久津数馬:「熊埜御堂」
水月灯:「……………。」
熊埜御堂 奈津比古:視線だけ阿久津の方に向ける
阿久津数馬:「当事者の前だぞ」
阿久津数馬:言いながら、じっと考えている。
熊埜御堂 奈津比古:「………」
水月灯:「…………なんで、」
水月灯:「なんでこんなに早く死亡扱いになったか、説明が足りませんでしたね。」
水月灯:「死体は見つからなかったけど、身体の一部が見つかったんですよ。」
陶妙算:「……」
水月灯:「右足と左足の一部が……見つかって…………。」
陶妙算:「灯さん」
水月灯:「もし、父が”トラップマスター”なら……」
水月灯:陶に声を掛けられて言葉を切る
陶妙算:「もう、大丈夫です。ありがとうございます。」
陶妙算:説明をしなかった、ということは言いたくなかったことなのだろう。思い出したくなかった情景なのだろう。
陶妙算:それを言葉にさせてしまったことに罪悪感を感じなら、灯さんの言葉を遮ります。
阿久津数馬:「……可能性はなんであれ、追求したい。というのがこちらの気持ちだ」
阿久津数馬:「それが感情とぶつかった。そこは謝罪する」
水月灯:「こちらこそ…ごめんなさい、説明不足で……。」
陶妙算:「熊埜御堂さんも、今はこれだけで十分ですよね。」
阿久津数馬:父親の死、というものがどれほど重いものか。それはよく知っている。
熊埜御堂 奈津比古:「………ああ」
阿久津数馬:「熊埜御堂もこれで熱心にやっている。許せ」
陶妙算:「こういっては、なんですが、崩落戦で犠牲になった方はたくさんいます。」
熊埜御堂 奈津比古:「悪かった」そう言うと、罰が悪そうに口を閉ざす
陶妙算:「そのうちの二人が、今回の事件と関連しているというのは、不気味かも知れませんが、偶然という可能性もかなり高いと僕は思います。
阿久津数馬:「共通項を探しすぎるのもってことか……」
阿久津数馬:「なんにせよ、伯耆将が今のところの数少ない手掛かりだ」
真堂 光磨:「ひとまずやれることから、だね」
阿久津数馬:「ああ、ややこしい話は一旦置いておく」
陶妙算:「まずは情報を集めることに専念しましょう。」
阿久津数馬:「……罠に繋がる糸かもしれないが。追うことしかできないんだ。こっちは」
GM:と、その時、
陶妙算:「全体を俯瞰しなければ、どこに罠があるか見つけられるはずもありません。」
GM:コンコン、と会議室の扉がノックされる。
阿久津数馬:「誰だ!」少し疲れた声をかける。
熊埜御堂 奈津比古:「……」中腰になり、そちらに目を移す
東城:「東城です。失礼します、支部長…!」
阿久津数馬:「どうした?」
東城:「伯耆将を発見しました…ですが……」
東城:「彼は、既に死んでいました。」
東城:「何者かによって殺されたようです…。」

GM:ロイス&購入!
陶妙算:強化素材
陶妙算:(1+1+1)dx>=15
DoubleCross : (3R10[10]>=15) → 10[2,5,10]+10[10]+9[9] → 29 → 成功

阿久津数馬:たかっ
陶妙算:買えちゃった…
GM:すごい
真堂 光磨:今回すごいな目の走りが
熊埜御堂 奈津比古:ロイス保留で、何か欲しいものあります?
阿久津数馬:うーん、じゃあブルーゲイルチャレンジ
阿久津数馬:2dx+4=>20
DoubleCross : (2R10+4[10]>=20) → 7[4,7]+4 → 11 → 失敗

真堂 光磨:こちらもブルゲ
阿久津数馬:買えなくはないがいいや!
陶妙算:ロイスは保留で
真堂 光磨:2dx>=20
DoubleCross : (2R10[10]>=20) → 6[2,6] → 6 → 失敗

真堂 光磨:失敗、ロイスは保留で以上です
熊埜御堂 奈津比古:ではブルゲチャレンジ、《紡ぎの魔眼》でダイス+3して
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+1した(侵蝕率:50->51)
熊埜御堂 奈津比古:6dx+9
DoubleCross : (6R10+9[10]) → 7[3,4,4,5,5,7]+9 → 16

熊埜御堂 奈津比古:財産4吐いて購入
熊埜御堂 奈津比古:欲しい人!
阿久津数馬:ほしいー けど優先順位はどうだろ
真堂 光磨:ひとまず数馬でいいんじゃないかな
阿久津数馬:いただけるならありがたく
GM:セットアップに仕事のない人が持つのがいいという研究結果がありますね
陶妙算:光磨くんさらも早くなると範囲で殲滅はしやすくなりますよね
阿久津数馬:あっだめじゃん
阿久津数馬:常勝があるので1ラウンド目使えません
陶妙算:阿久津くんには常勝打ってもらいたいし
阿久津数馬:ので光磨くんに!
熊埜御堂 奈津比古:押忍、では光磨君に渡して 以上!
真堂 光磨:では頂きます。最速で切る
GM:では本日はこれにて終了です。お疲れさまでした”!
阿久津数馬:お疲れ様でした!
陶妙算:お疲れさまです1
真堂 光磨:お疲れ様ですー
熊埜御堂 奈津比古:お疲れ様でしたー
阿久津数馬:お疲れ様でした!
陶妙算:お疲れさまです1
真堂 光磨:お疲れ様ですー
熊埜御堂 奈津比古:お疲れ様でしたー

トリガーシーン


GM:シーンプレイヤーは阿久津くん。他全員登場可能です。
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:57->66)
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+7(1d10->7)(侵蝕率:61->68)
阿久津数馬:いきなり
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+2(1D10->2)した(侵蝕率:51->53)
陶妙算:陶妙算の侵蝕率を+2(1D10->2)した(侵蝕率:66->68)

GM:第10区画
GM:廃ビル

GM:現場は『凄惨』の一言に尽きた。
GM:辺りは血の海のごとき有様で、
GM:その赤い海の中央に元は人型であろう肉塊が横たわっている。
水月灯:「うっ………」
水月灯:思わず口を押える。
真堂 光磨:「オーヴァード相手とはいえ、念入りにやってるな」
阿久津数馬:一瞬、何を見たかよくわからず、次の瞬間顔色が変わる。
阿久津数馬:「……ここまで、するか……」
葛西:「死んですぐってわけじゃないみたい。」
葛西:「トージョの話だと24時間以上は経ってるって。」
熊埜御堂 奈津比古:「つっても、これじゃ得物も何も分かったもんじゃねぇな」
葛西:あえて阿久津でなく、熊埜御堂に話しかけている。
阿久津数馬:臭気に顔を歪めながら、それでも目は逸らさない。
熊埜御堂 奈津比古:「……丸一日以上か」
真堂 光磨:数馬へ無理はしない方がいい、と言いかけた言葉を。その顔を見て押さえ込む
陶妙算:「査察部には連絡をしたんですか?」
水月徴:「僕の方からしています。」
陶妙算:「有難う御座います。何か返答はありましたか?」
水月徴:「調査のための人員を送ると。それでも到着までにしばらくかかりそうですが。」
阿久津数馬:「それまでここを放置するというのもな……」
東城:手袋を外して専用のゴミ袋に入れつつ、東城が歩み寄って来る。
陶妙算:「お疲れさまです。東城さん」
東城:「ああ、陶くん…。大丈夫かい?」幾分か顔が青い。
東城:「一応、検分した結果を報告するけど、席を外してもいいよ。」
陶妙算:「大丈夫です。人を斬ることには慣れてますので。」
陶妙算:「けど、お気遣いありがとうございます。」
陶妙算:白磁の陶器のような肌を僅かに青白くしながら返事をします。
東城:「それじゃ…」
阿久津数馬:ちなみに、《プロファイリング》で何か遺体や遺失物からわかることはありますか?
GM:分かりますね。
GM:東城が今報告しようとしていたところですが、
GM:遺体からは脊椎が丸ごと抜き取られています。
阿久津数馬:ぐええ
阿久津数馬:「……骨が、少ないな」ぼそりと呟く。
東城:「……よく気づきましたね。」目を丸くする。
阿久津数馬:遺体をじっと見て、単純にそう思った。
熊埜御堂 奈津比古:「……」その言葉に促されるように、改めて遺体を見直す
阿久津数馬:「……あいつなら、そう……」
阿久津数馬:「…………」
阿久津数馬:「単にそう思っただけだ!」
GM:死因は首をワイヤーか糸で絞められたことによる窒息死、あるいは頸椎の骨折。
GM:脊椎は死後抜き取られたものだと思われる。
GM:と、阿久津君は気づいてもいいでしょう。
阿久津数馬:「……あまり想像したくはないが」
阿久津数馬:「生きたまま、という感じではないように思う」
陶妙算:「つまり」
阿久津数馬:「周囲の乱れ方から察するに、だが」
陶妙算:「殺すために脊椎を抜いたのではなく」
陶妙算:「脊椎を抜き取るために殺した」
阿久津数馬:「ああ」
阿久津数馬:「それも、力任せというやり方じゃない」
阿久津数馬:「もっと静かに……」
阿久津数馬:『跡のついた皮膚の名残り』をふと目に留める。
阿久津数馬:「絞められた」
阿久津数馬:ワイヤー。指を鳴らす音。どうしても思い出してしまうが。
真堂 光磨:「…………」
陶妙算:「絞殺…」
阿久津数馬:「そこまではわかった。……何か脊椎が必要だったのか?」
真堂 光磨:「でも。脊髄を抜き取って持っていく、という理由が思いつかないね」
陶妙算:今朝方、自分が鋼線に絡み取られた光景を思い出す。敵がその気になれば、自分もあの時こうなっていたのかもしれない。
真堂 光磨:「脳ごと頭部を持っていく、とか。そういうものならわかるのだけど」
水月灯:「…………ええ、と。」
水月灯:「お時間いただければ、分かることがあるかもしれません。」
阿久津数馬:「……頼みたい」
阿久津数馬:「今はひとつでも手掛かりが欲しい」
水月徴:「兄さん…あんまり無理は…」
水月灯:「大丈夫だよ、徴。」
水月灯:すっと息を吸って、意を決したように死体に向き直る。
水月灯:「……僕の能力は物体や生体に侵入する類いのものです。」
水月灯:「遺体にどれほど記憶が蓄積しているか分かりませんが、」
水月灯:手のひらを血塗れの肉塊に当てる。
水月灯:《生体侵入》《壁に耳あり》

伯耆将:『や■ろ……っ!』
伯耆将:視界がぼやけ、激しく揺さぶられている。
伯耆将:おそらく、首を絞められている最中の光景。
伯耆将:『お前、何■こんな、ことをっ………!』
伯耆将:徐々に視界が暗くなっていく。
伯耆将:ワイヤーに掛ける力が弱まる。
伯耆将:最後の酸素で一言だけ、下手人の名を呟いた。
伯耆将:『”トラップマスター”……!』
伯耆将:体が横倒しになる。
伯耆将:最後に視界に映ったのは、
”トラップマスター”:高橋正恒の顔だった。

水月灯:「うっ……ゲホッ…かはっ……!」
陶妙算:「大丈夫ですか?」
阿久津数馬:「平気か」
水月灯:遺体と同じような跡が首筋に現れ、激しく咳き込む。
阿久津数馬:負担がかかる行為だろうとは思っていた。
陶妙算:灯さんの背中を撫でながら声をかける
阿久津数馬:だが、普段おどおどしている彼が自分から言い出したことを、止める気はなかった。
陶妙算:馨香が優しく灯さんを包む
水月灯:「…………ごめ、なさ………」
阿久津数馬:……有用だったから、とも言えるが。
水月徴:「……兄さんの能力は、しばしば記憶を追体験するんです。」
水月徴:「だから、死体に能力を使うことはかなり危険なんですよ。」
熊埜御堂 奈津比古:「……」首筋の痕を見る
阿久津数馬:「死に際の記憶、か」
真堂 光磨:咳き込む彼に浮かび上がった痕から。数馬の推測は正しかったことと確認して
陶妙算:肉体的な痛みだけではなく、人が死の間際に感じるあらゆる負の感情、それすらも感じるというのなら
陶妙算:肉体だけでもなく、精神にも大きな傷を負う行為なのだろう。
陶妙算:それを自分たちのために使ってくれたことに感謝と敬意を感じながら
陶妙算:「ありがとうございます。灯さん。」
水月灯:くた、と脱力し、身体を陶に預けている。
水月灯:「伯耆、さんを……殺したのは……」
水月灯:「”トラップマスター”……です………。」
陶妙算:白く細い腕でそっと水月さんの体を抱きかかえながら
陶妙算:その言葉を聞いている
阿久津数馬:「…………」
阿久津数馬:「そうか」意外なほど落ち着いた声で。
熊埜御堂 奈津比古:「…伯耆将がこの区画に入ったのが数日前、殺されたのが一日以上前…おっさんと接触したのが”先日”」
熊埜御堂 奈津比古:「不明瞭だが辻褄は合う」
陶妙算:「何が、見えたのか。」
陶妙算:「何故、トラップマスターが下手人だとわかったのか教えて頂けますか?」
陶妙算:「もう少し、落ち着いたらで大丈夫ですので。」
陶妙算:灯さんの気持ちを落ち着けるように、透き通った百合のような白い頬を優しく綻ばせながら言葉を紡ぎます。
水月灯:「顔を見ました…。それと、伯耆さんが下手人を”トラップマスター”と呼んでいました。」
阿久津数馬:「……伯耆は、トラップマスターの顔を知っていた。名を呼べるほどには」少し考える。
阿久津数馬:「……その顔は」
阿久津数馬:軽く促すように。
水月灯:「高橋さんの顔でした。」
阿久津数馬:「……そうだよな」息を吐く。
陶妙算:「やはり、伯耆さんは僕たちよりも深く情報を掴んでいたようですね。」
真堂 光磨:「ぼく達がここへ辿り着くことも考えていた」
水月灯:「それか、襲われて初めて”トラップマスター”だと分かったのかもしれません。」
陶妙算:「そうですね。そう考えることも出来る。」
阿久津数馬:「ああ、そこでようやく繋がったという感じか……」
陶妙算:「阿久津支部長」
阿久津数馬:「ん?」
陶妙算:「高橋正恒が、伯耆さんが死亡したであろう時間に何をしていたのか、覚えていますか?」
阿久津数馬:「奴は……ちょっと待てよ」記憶を一瞬で辿る。
阿久津数馬:「ちょうど地区の外回りをしていた」
阿久津数馬:「当然、監視もない。僕もその後の報告以上のことは知らん」
阿久津数馬:「外で何をしていても、気づけなかったろうな」
陶妙算:「なるほど。アリバイもない。ということですね。」
熊埜御堂 奈津比古:「…”あからさまに”って感じではあるが」
阿久津数馬:「そういうことだ。……あからさまに」
阿久津数馬:「推理小説ならひっくり返る役どころだな」軽く笑って。
真堂 光磨:「……ただ。手がかりもここで一旦切れたことになる」
阿久津数馬:「……僕らはもう、推理の禁じ手を使ってしまったが」灯くんを見て。
阿久津数馬:「ああ。伯耆が何を掴んでいたのか、もっとわかればいいんだが……」
水月灯:「あ、はは………。」
熊埜御堂 奈津比古:「………つーか、もっと言っちまえば死体をこのまま放置してる理由もよく分かんねぇな。わざわざ手がかり残すような真似してよ」
陶妙算:「それぐらい、有用な情報だったってことですよ。」
阿久津数馬:「助力を感謝する。ゆっくり休んでくれ」灯くんに。
陶妙算:と苦笑する灯さんに言葉をかけます
阿久津数馬:「…………そう」
阿久津数馬:「なんだよな……」
陶妙算:「脊椎が必要だったとしても。」
陶妙算:「オーヴァードなら、遺体ごと運んで、別の場所で処理をすることも容易ですものね。」
熊埜御堂 奈津比古:「おっさんがそこまで抜けた奴かって言われりゃ、それこそ違う話だろ」阿久津に確認するように
阿久津数馬:(なんとなく。そうだ。『あいつならもっと上手く隠蔽ができるのでは』と思っていたんだ)
真堂 光磨:「……行動がある意味、一貫してるのは事実かも」
陶妙算:「阿久津支部長や、熊埜御堂さんに事前にかけた言葉のように」
阿久津数馬:「その通りだ。ここまで遺体を処理しておいて、という感じは拭えない」
陶妙算:「何かを教導、示唆するような行為であることが共通してるってことかな?」
陶妙算:と光磨くんに言葉をかけます
真堂 光磨:「うん。わざわざこちらに導線を引いてる、というか」
熊埜御堂 奈津比古:「…”煙に巻く”じゃなくて”追わせる”事自体が目的なら」この事を見越して、水月兄弟に協力を要請していたのだとすれば
熊埜御堂 奈津比古:「まだどっかしらに手がかりはありそうなもんだけどな」
GM:その時、
東城:「すいません、支部長!問題発生です。」
阿久津数馬:「っ、どうした!」
東城:「中央昇降橋が爆破された模様。おそらく敵の攻撃です。」
葛西:「今朝言ってたFHの動きって、これ?」
東城:「……!続報!」
東城:「第10通信ビルが攻撃にさらされています!」
東城:「現在現場のエージェントで対処中です!」
阿久津数馬:「……っ!」
陶妙算:「仕掛けてきましたね。」
阿久津数馬:「こんな時に……こんな時だからか!」
東城:「さらに阿久津鉄鋼第三プラントも同様に攻撃を受けています。」
東城:「ど、どこまで増えるんだ…これ…!?」
熊埜御堂 奈津比古:「経路と通信の遮断…それに同時多発テロ…」
熊埜御堂 奈津比古:「随分計画的じゃねぇか…‥!」
葛西:「うわわ、マジかー…!」
阿久津数馬:「トラップマスターに、ミミクリーズ……」
真堂 光磨:「追って対処しても間に合わなさそうだ。……次の場所がわかればいいけど」
東城:「!」
阿久津数馬:「何があった!」
東城:「映像通信を傍受しました…」
東城:「各端末に映します。」
GM:ザ ザッ  ザ・・・・・・
GM:全員の端末に、傍受された映像が映し出される。
GM:映像には二人の男。
GM:一人は”トラップマスター”高橋正恒。もう一人はドレッドヘアの肌の浅黒い男だ。
”スカル&ボーンズ”:「”ミミクリーズ”全アプレンティス、及びフェロークラフトに告ぐ。」
”スカル&ボーンズ”:「暫定職長、”スカル&ボーンズ”だ。」
”スカル&ボーンズ”:「これは、”求位派”にも”復位派”にも重要な話だ。」
”スカル&ボーンズ”:「ゆえにオープンな回線で伝えている。」
”スカル&ボーンズ”:「”トラップマスター”が帰還した。」
陶妙算:一言一句、映像の情報も全て漏らさぬよう、じっと端末の映像をみている
”スカル&ボーンズ”:「我々はその祝いとして、第10支部を落とす。」
”スカル&ボーンズ”:「参集する者は第10区画に来たれ。」
”スカル&ボーンズ”:「作戦は始まっている。もう一度罠を極めたいと思う者、」
”スカル&ボーンズ”:「”トラップマスター”を慕う者、あるいは成り替わろうとする者。」
”スカル&ボーンズ”:「我こそはと思う者は集まれ。お前たちの欲は俺と”トラップマスター”が満たしてやる。」
”スカル&ボーンズ”:「以上だ。」
”スカル&ボーンズ”:「……楽しいマンハントにしようぜ?」
GM:ザザ……ザーーーーーーーー………
東城:「通信途絶。以上です。」
東城:「傍受は容易でしたが、通信元は全く分かりませんでした。」
阿久津数馬:「ふ…………」ふざけるな、と、いつもなら激昂していただろう。
熊埜御堂 奈津比古:「…”見せつける為”か」
東城:「おそらくは、”ミミクリーズ”に対する檄文。」
陶妙算:「宣戦布告、ですね。」
阿久津数馬:今はそれどころではない。息が漏れるだけに終わった。
東城:「そして我々に対する宣戦布告…ではないかと。」
阿久津数馬:「人員の配置は現在どうなってる」
阿久津数馬:「間に合っているか。手薄なところは」
東城:「確認中です!」
阿久津数馬:「あんな」
阿久津数馬:「あんなもので、僕の第10支部が揺らぐものか」
葛西:「手分けしないと、まずいんじゃないかな。」
葛西:「支部長。」
阿久津数馬:「……ああ」
熊埜御堂 奈津比古:(……部下の動かし方、か)
阿久津数馬:こういう時のことは、教わったろうか。
陶妙算:「支部長は一旦支部に戻って頂いて、中央で指示を出していただく、というのもアリだと思いますが」
真堂 光磨:腰に差された短刀に触れて。言葉を待つ
陶妙算:「僕たちは、阿久津支部長の指示があればいつでも動けます。」
阿久津数馬:どうしようもない、物量的な危機で、頼れたはずの味方がいなくて……。
阿久津数馬:…………だが、それだけではない。
阿久津数馬:(教わったことしかできないようなポンコツか? 僕は)
熊埜御堂 奈津比古:「おい」
阿久津数馬:「……なんだ」
熊埜御堂 奈津比古:「やらされればやるぜ。俺も、こいつらも」
阿久津数馬:「何を言ってるんだ、熊埜御堂」
阿久津数馬:「知ってる」
阿久津数馬:「僕はずっと前から知ってる。お前も陶も、絶対にやってくれるって」
阿久津数馬:「光磨も……光磨だって部外の奴のはずが来てくれた」
阿久津数馬:(……そうだよ)
阿久津数馬:(こんなにありがたいことを僕は教わってなんかいない。自分で掴んだ)
阿久津数馬:「僕らも僕らで対応を行う」
阿久津数馬:「ついてこい!」
陶妙算:「はい、支部長」
真堂 光磨:「うん。手を貸すよ、数馬」
熊埜御堂 奈津比古:「最初っからそう言えよ、クソガキ」
陶妙算:その、強く人を導くような声に
陶妙算:思わず背筋を正しながらそう返事をします。
阿久津数馬:「クソガキって言った方がクソガキだ。バーカ!」
阿久津数馬:ぴんと背筋を伸ばし、そう返す。
陶妙算:「アラサー男性に向かってその返しは無理があります、支部長」
阿久津数馬:「敬老だ!」
熊埜御堂 奈津比古:「老って歳でもねぇわ!!!」

GM:ロイス&購入!
陶妙算:ボデマ!
阿久津数馬:ロイス、高橋さんのを信頼/○脅威に変更します。
陶妙算:(1+1+1)dx>=12
DoubleCross : (3R10[10]>=12) → 9[4,9,9] → 9 → 失敗

陶妙算:かーえない、おわり!
真堂 光磨:新規ロイス保留、数馬の感情を「〇友情/心配」に
真堂 光磨:じゃあ妙算のアーマーを狙ってこちらも
真堂 光磨:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 10[4,10]+10[10]+3[3] → 23 → 成功

阿久津数馬:おたかい
真堂 光磨:買えたからプレゼントしますね
阿久津数馬:じゃあクリスタルシールドチャレンジいってみようか
陶妙算:ありがとー
阿久津数馬:3dx+4=>25
DoubleCross : (3R10+4[10]>=25) → 6[2,5,6]+4 → 10 → 失敗

阿久津数馬:あっだめ 以上
熊埜御堂 奈津比古:水月君のロイスを 〇誠意/ビシッとしろよ に変更して
熊埜御堂 奈津比古:欲しいものあります?
阿久津数馬:クリシーがあると安心ですが、他になければ
真堂 光磨:こちらは特に問題なく
熊埜御堂 奈津比古:ではクリシーを 《紡ぎの魔眼》使ってダイス+3!
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+1した(侵蝕率:53->54)
熊埜御堂 奈津比古:6dx+9
DoubleCross : (6R10+9[10]) → 9[1,1,2,4,9,9]+9 → 18

熊埜御堂 奈津比古:無理!以上!
阿久津数馬:おしい ありがとうございましたー
真堂 光磨:惜しいー。こちらも処理以上です

ミドル3


GM:シーンプレイヤーは熊埜御堂くんです。
GM:他全員登場可能。
陶妙算:陶妙算の侵蝕率を+9(1D10->9)した(侵蝕率:68->77)
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+4(1D10->4)した(侵蝕率:54->58)
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+5(1d10->5)(侵蝕率:68->73)
陶妙算:いえーい
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:66->67)

GM:では、ここからは街と支部を防衛するための判定に入りましょう。

■第10区画を防衛せよ

・防衛判定(重要拠点)
難易度15
技能 白兵/射撃/RC/交渉
最大達成値 9
防衛ポイント 0/10

・調査判定
難易度9
技能 情報:噂話、軍事
最大達成値 30
調査ポイント 0/3


GM:プライズポイント方式でやっていきます。
熊埜御堂 奈津比古:ふむ
GM:しかし、見ての通り、メインとなる防衛判定の最大達成値が9となっており、
GM:非常に進みにくくなってますね?
阿久津数馬:どうすればいいんだ!
熊埜御堂 奈津比古:なってますね
陶妙算:なんて時代だ……!!
GM:これは敵の動きが掴めず防衛しようにも対策出来ない状態です。
熊埜御堂 奈津比古:まさかこの状態からでも入れる保険が…?
GM:そこで、調査判定や、調査の結果得られた情報を基に
GM:最大達成値を改善することが出来ます。
熊埜御堂 奈津比古:なるほど
阿久津数馬:おおー
GM:というわけで、それも踏まえて頑張ってね!
真堂 光磨:ほうほう(梟)
阿久津数馬:質問です!
熊埜御堂 奈津比古:調査判定を先に進めないことには無理ゲーって事か
阿久津数馬:事務所と《サラウンドレポート》のダイスボーナスは情報判定に乗りますか!
阿久津数馬:あと財産点!
陶妙算:すごいぜ!
GM:乗っかります!
阿久津数馬:いえーい! +2d10どうぞ(情報のみ)
GM:これは調査判定には乗っかることにしましょう
GM:防衛は防衛だからね
阿久津数馬:そうですね、防衛は不自然
阿久津数馬:自分は射撃はコントロールソートがないとダイスが少ないので
阿久津数馬:調査に回った方がいい気がする
熊埜御堂 奈津比古:私も調査かな…
阿久津数馬:あ、でも噂話と軍事なのか……
陶妙算:僕は確実に白兵で47を出せるので
阿久津数馬:防衛は陶くんがいるし
阿久津数馬:ね
陶妙算:防衛判定に回りたいです
真堂 光磨:せやね
阿久津数馬:じゃあ調査判定、情報:軍事で振ります。
陶妙算:早く僕が全力を出せるようみんな頑張って
阿久津数馬:5dx=>9
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 8[1,3,5,6,8] → 8 → 失敗

阿久津数馬:うそお
陶妙算:だ、旦那あ!!
GM:なんだって
阿久津数馬:こういうこともあるから気をつけろというお手本だ!
阿久津数馬:いいな!
真堂 光磨:体を張った!
熊埜御堂 奈津比古:支部長自ら…
阿久津数馬:次行け! 見ててやるからな!
熊埜御堂 奈津比古:では調査判定を情報:噂話で 《紡ぎの魔眼》使ってダイス+3
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+1した(侵蝕率:58->59)
熊埜御堂 奈津比古:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[1,3,4,8,9,10,10,10]+6[2,3,6] → 16

GM:ワオー
阿久津数馬:よし! これがいいお手本だ!
阿久津数馬:ありがとうございました……!
熊埜御堂 奈津比古:いいって事よ…
真堂 光磨:うーん、そうだな。防衛は妙算に任せておこうか…コンセ組んでも47スタートを越えられる気がしない
真堂 光磨:情報:噂話で判定行きます。《砂の加護》
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+3(侵蝕率:73->76)
真堂 光磨:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[1,3,4,9,10,10,10,10]+10[1,2,5,10]+9[9] → 29

GM:!?
阿久津数馬:!?
熊埜御堂 奈津比古:おお
真堂 光磨:財産1使って最大叩く!
陶妙算:天才がおる
阿久津数馬:いったー!
GM:10が4つ!?
GM:財産入れなくてもクリアだよ!
真堂 光磨:そうだった
阿久津数馬:花丸をあげようね
GM:3Pでクリアだからね!
GM:ではまず調査判定の結果を出しましょうか
GM:陶君が新たな問題に着手するかもしれないからね。
陶妙算:そのとおりだぜ!

・調査判定
”ミミクリーズ”は前触れもなく出現して破壊工作を行っている。
陸路や空路ではない特殊な移動経路を持っているということだ。
第10区画の過去を調べることで、彼らの使用する経路が判明した。
それは第10区画未来都市計画…”ローグ”セルの企んだ要塞計画の一部、
地下水路整備計画に端を発するアリの巣のような地下通路網である。


GM:→新たな判定項目が出現。

・敵襲遅延判定
難易度9
技能 知覚、知識:レネゲイド
偵察ポイント 0/3


GM:→防衛判定の最大達成値が9から20に変更。

GM:第10区画
GM:通り

GM:サイレンの音が響いている。
GM:もくもくと立ち上る煙は、おそらく爆破された橋の元から漂っているのだろう。
第10支部員:「続報!──工場から出火!攻撃によるものと思われ──」
第10支部員:『緊急入電!こちら第4プラント!抑えきれません!撤退します!』
GM:車のステレオから続々と通信が入る。
東城:「くそっ……!どうなってんだよ……!」
東城:ハンドルを握りながら呟く
GM:現在全員は車で移動中だ。
GM:現場に駆けつけて対症療法的に敵を撃退しているが、
GM:明らかに敵の攻撃ペースが異常だ。
陶妙算:間断なく続く被害の報告に心拍数が上がっていくのを感じる。
GM:このままではまずい。全員それを感じているだろう。
陶妙算:目をつむり、深く呼吸をすることで、無理やり落ち着かせる。
葛西:「! ……前ッ!」
阿久津数馬:(敵は……どこから来ている。何をどうやって……くそっ)
???:車の前方に、異様な人影。
陶妙算:「あれは?」
???:全身の表皮から棘が生えた半裸の男である。
熊埜御堂 奈津比古:「……チッ、んだよこんな時に…!」
真堂 光磨:「……あれもミミクリーズの?」
陶妙算:「少なくとも僕の知るUGNに協力的なイリーガルの中にあんな方はいませんね。」
真堂 光磨:腰の短刀に手が伸びる
”エメンタール”:「”ミミクリーズ”が一人、”エメンタール”。参る!」
阿久津数馬:「くそっ、なんとか振り切れないか……!」
”エメンタール”:ギャッ  ギッ ギッ
熊埜御堂 奈津比古:「ご丁寧に邪魔くせぇ…あんな野郎に構ってる暇ねぇってのによ」
GM:素足がスパイクシューズのようだ。コンクリートを穴だらけにしながらこちらに迫って来る!
熊埜御堂 奈津比古:「おい!パッと行ってパッと片付けられねぇのかよあれ!!」
熊埜御堂 奈津比古:「俺は無理!!」
阿久津数馬:「それならいい人材がいるが」
阿久津数馬:「いけるな? 光磨」
真堂 光磨:す、と。短刀を鞘ごと引き抜いて
真堂 光磨:「任されたよ」
真堂 光磨:「妙算は念を入れて、周囲の対応をお願い」
陶妙算:「任せて」
真堂 光磨:言い終え、返事を聞かずドアを開き。走る車両の上へ体を運ぶ
真堂 光磨:相対。……奇抜な格好のままこちらへ迫る男の姿を視界に入れ、
真堂 光磨:「────」
”エメンタール”:光磨を見据えたのち、突然顔を俯ける。
”エメンタール”:地面に両手両足を付き、モヒカンの髪を光磨に向け──
”エメンタール”:「『爆髪』!」
”エメンタール”:頭部から炸裂音。髪の一つ一つが鋭利な棘だ!
”エメンタール”:それらが光磨目がけ飛来する!
真堂 光磨:狙いがこちらへ向いた。これだけでひとつの仕事は果たしたが──
真堂 光磨:ふ、と。呼吸を放つ。左の手に握られているのは短刀ではなく、黒の鞘と納められた剣
真堂 光磨:右手が柄を掴み、
真堂 光磨:「“裏霞”」
真堂 光磨:抜剣。抜刀術と言うには異常な軌道──否、剣から伸ばされた影の刃が自身の前方を覆うように薙ぎ払う
真堂 光磨:一の抜剣から二の払いで飛来した凶器を弾き飛ばし、
真堂 光磨:三の振り下ろしを以て。決着を付ける
”エメンタール”:「ぐ ぼっ」
”エメンタール”:凶器がそのまま自身に跳ね返る。
”エメンタール”:棘が全身を穿ち、まるでエメンタールチーズのようになったのち、
”エメンタール”:止めの振り下ろしが決着をつけた。
”エメンタール”:「見、事……なり…………。」
”エメンタール”:どしゃ、と車道に崩れ落ち、
GM:その横を君たちを乗せたバンが通り過ぎていく。
東城:「あ、危な……」
真堂 光磨:剣を鞘に収め、車内へ戻る
熊埜御堂 奈津比古:(…色んな奴が居るんだな……)
阿久津数馬:「うむ。よくやった」光磨くんに。
真堂 光磨:「ありがとう。改めてお礼は今度遊びに行った時に」
東城:「く、熊埜御堂さん……やっぱり運転代わってくれません…?」
東城:「寿命が5年くらい縮みましたよ、今……。」
熊埜御堂 奈津比古:「ああ?んな事なら最初っからそこ座んじゃねぇよ!!」
熊埜御堂 奈津比古:「どこでもいいから停めろ!!」
東城:「熊埜御堂さんが手が空いてる方が守ってくれるかなって思ったから座ってんですよ!」
東城:「どっちみち、止めますね。今ので車体にダメージがあったか見たいし…」
東城:「オペレーターとして色んなところに指示を出さなきゃなので…。」
GM:き、と車が止まる。
葛西:「しっかし、どこからでも湧いて来るねー。」
東城:「本当に神出鬼没ですよ…。」
陶妙算:「市中の警戒は、解いていないんですよね。」
東城:「襲撃があった個所も慌ててます。」
阿久津数馬:「もっと街について知識がほしかったな……」考え込んでいる。
熊埜御堂 奈津比古:「…橋落としたのは、連中にとってもデメリットの筈だ。それにしちゃ火の手回んのが早ぇ」
真堂 光磨:「空間制御のエフェクトを使うオーヴァードも多いけど、これだけの数の使い手がいるというのは考えにくい」
東城:「はい。市内のカメラ等の制御権を一時的にこちらに映して、」
東城:「不審な車両の動きを見てるんですが、」
東城:「それでもあっちの動きが捕捉できないんです。」
葛西:「ヘリ使ってるとか?」
陶妙算:「迷彩を施していたとしても」
陶妙算:「それほど大仰が物が飛んでいたら支部のレーダーが捉えるはずです。」
真堂 光磨:「……」
阿久津数馬:「通常の道路を使用したルートでも、空路でもない……」
真堂 光磨:「空じゃないなら逆の方は?」
阿久津数馬:「逆?」
熊埜御堂 奈津比古:「行ける高度にも限界あんだろうからな。となると」
葛西:「逆?」
真堂 光磨:「前に十二地区で大規模な戦闘が起こった時、地下を使った移動方法をストレンジャーズの人が使ったって聞いた」
真堂 光磨:「第十地区の方に、同じものがもしあれば」
阿久津数馬:「地下!」
熊埜御堂 奈津比古:「……」
阿久津数馬:「そうだ……旧日本軍の遺構があるくらいだ。地下には大きな空間があってもおかしくない」
熊埜御堂 奈津比古:考えるようにしかめっ面を浮かべ
阿久津数馬:「しかし、大規模な移動が行えるほどの通路……」
陶妙算:「何か、心当たりがあるんですか?熊埜御堂さん」
熊埜御堂 奈津比古:「……」阿久津の方を見て 「ガキ、随分前の話になるが”ローグ”ってのが最初に出てきた時の事覚えてるか」
阿久津数馬:「ああ、もちろんだ。あの時も市街は手ひどくやられた」
阿久津数馬:「僕の記憶力をなめるなよ」
熊埜御堂 奈津比古:「……未来都市計画」
阿久津数馬:「……!」
阿久津数馬:そう、市街は手ひどくやられた。FHの要塞と化したために。
阿久津数馬:その過去にあった都市計画の名が、再び。
阿久津数馬:「あれがまだ生きている……僕らが把握できていなかった箇所がある?」
阿久津数馬:「地下に」
熊埜御堂 奈津比古:「…‥ああ。完成してねぇとは言っても、あそこまで大規模な計画だ、把握しきれてねぇ部分があってもおかしくねぇ」
熊埜御堂 奈津比古:「例えば」
熊埜御堂 奈津比古:その辺にあったマンホールに視線を移し
熊埜御堂 奈津比古:「インフラ整備とかよ」
阿久津数馬:「……支部に戻り詳細を調査したいが」
阿久津数馬:「今はそれどころじゃない……!」
陶妙算:「そこの把握は東城さんに任せましょう。」
熊埜御堂 奈津比古:「……いや、その必要はねぇ」
陶妙算:「ちょうど運転業務からも解放されたところですし」
真堂 光磨:「何かアテでもあるの」
熊埜御堂 奈津比古:辺りを見回す。何度も見た、通った、馴染みの深い景色
阿久津数馬:「……あ」同じく見回す。彼ほど馴染み深くはないが。
熊埜御堂 奈津比古:真堂光磨と目を「ああ」
熊埜御堂 奈津比古:合わせて
熊埜御堂 奈津比古:「未来都市計画草案の作成者、桐山一徹」
阿久津数馬:「呼び捨てでいいのか? お前」
熊埜御堂 奈津比古:「良かねぇよ…!良かねぇけど今はそうじゃなきゃカッコつかねぇだろ…!」
熊埜御堂 奈津比古:「まぁその…何だ、俺の行きつけの店の店長だ」
葛西:「支部の調査が必要なら、私とトージョは支部に帰還しようか?」
阿久津数馬:「そうだな……一旦分かれるか」
葛西:「車はこのまま任せるからさ。」
葛西:「うちらは後続の車に乗るよ。」
葛西:「……あっ、来た来た。」
GM:一台の車が君たちの前に止まる。
東城:「それじゃ僕らは…」
水月灯:がらがら、と車のドアを開けて、君たちの元に走って来る。
陶妙算:「どうか、お気をつけて」
熊埜御堂 奈津比古:「死ぬなよ」葛西と東城にそう呼びかける
東城:「あれ、水月さん。徴さんと支部に戻ったんじゃ…」
阿久津数馬:「後は頼む。こちらはこちらでやる」
水月灯:「ま、待って…僕も付いていかせてください。」
阿久津数馬:「……水月」
水月灯:「支部の防衛は、徴に任せました。徴が、僕は調査の方が向いてるって。」
阿久津数馬:先ほど見た能力を思い出す。
阿久津数馬:「ああ、助かる」
阿久津数馬:「……無理のない範囲で、頼む」付け加える。
水月灯:「えへへ、頑張ります。」
水月灯:「これまで役に立たなかった分、頑張りますから。」
阿久津数馬:(……こいつ。最初よりなんか……しっかりしたよな)
熊埜御堂 奈津比古:「………」灯の方を見て
陶妙算:「はい、頼りにさせていただきます。」
真堂 光磨:「よろしくお願いします」
葛西:「じゃあね、クマゴロー。車削るなよー!」
熊埜御堂 奈津比古:「ああ?誰に行ってんだこの野郎!つーかクマゴロー言うなっての!!」
東城:「頑張ってください皆さん。支部で待ってます!」
熊埜御堂 奈津比古:「……削ったら謝るからそれで許せ!!」
熊埜御堂 奈津比古:そう言いながら二人を見送る

■第10区画を防衛せよ

・防衛判定(重要拠点)
難易度15
技能 白兵/射撃/RC/交渉
最大達成値 9
防衛ポイント 0/10

(クリア済み)・調査判定
難易度9
技能 情報:噂話、軍事
最大達成値 30
調査ポイント 3/3

・敵襲遅延判定
難易度9
技能 知覚、知識:レネゲイド
偵察ポイント 0/3


陶妙算:防衛判定を白兵でいきます。
GM:すいません、敵襲遅延判定の最大達成値は30でした
陶妙算:了解!
陶妙算:(3+1)dx+47
DoubleCross : (4R10+47[10]) → 10[8,9,10,10]+9[4,9]+47 → 66

陶妙算:たあ!
GM:ハッハッハ、エグすぎる
GM:最大達成値20なので、3P獲得ですね
GM:防衛ポイント 3/10
陶妙算:いい感じに防衛が出来た。
GM:では、ケーキ屋のシーンに移りましょう。

GM:第10区画
GM:ケーキ屋『スリーウェイ』

桐山一徹:「いらっしゃい。……おや?」
熊埜御堂 奈津比古:「……どうも」
桐山一徹:「いつもの兄ちゃんに、阿久津の坊ちゃんかい。」
桐山一徹:「ケーキを買いに来たって訳じゃなさそうだな。」
桐山一徹:「……もしかして、街の騒ぎと関係あることかい?」
阿久津数馬:「ああ、その通りだ」常よりも顔つきがかなり緊張している。
熊埜御堂 奈津比古:「」
熊埜御堂 奈津比古:「……未来都市計画について、話を聞きたい」
熊埜御堂 奈津比古:「今起きてる騒ぎは、同時多発的なものなんだが」
桐山一徹:「………丁度店を閉めようと思ってたところだ。」
桐山一徹:店の看板を「OPEN」から「CLOSE」にする。
桐山一徹:「奥に案内する。話はそこでゆっくりしよう。」

GM:ケーキ屋『スリーウェイ』
GM:図面室

GM:君たちは二階の奥の部屋に案内された。
GM:そこには桐山一徹が技術者として開発したものの成果が並んでいる。
桐山一徹:「前の襲撃で、幸いにもここは無事だったんだ。」
熊埜御堂 奈津比古:(……こんな部屋あったのかよ、初めて見るな)
熊埜御堂 奈津比古:「‥‥…で、だ。話の続きだが」
熊埜御堂 奈津比古:「さっきも言った通り、今起きてる騒ぎは同時多発的なもんだ。しかし」
熊埜御堂 奈津比古:「結果が見えてんのに、過程が分かんねぇ」
熊埜御堂 奈津比古:「確認しうる限り、陸路でも空路でもねぇ所から敵が湧いてきやがる」
熊埜御堂 奈津比古:「…そこで、店長に話を聞きに来た」
桐山一徹:「……なるほどな。」
桐山一徹:部屋の奥にある金庫から古びた図面を取り出し、机に広げる。
熊埜御堂 奈津比古:「”都市計画”ってぐらいだ。少なからずインフラも触って…‥」そこまで言って、図面を覗く
桐山一徹:老眼鏡を掛けてから
桐山一徹:「お前さんが疑ったのは…ここか?」
桐山一徹:”未来都市計画 地下水道図”と銘打たれた図面である。
熊埜御堂 奈津比古:「…‥」その図面にひとしきり目を通し
桐山一徹:その上に透明な第10区画の地図を被せる。
桐山一徹:「騒ぎが起きてんのは…どこだ?」
熊埜御堂 奈津比古:「聞いた限りじゃ、橋に…通信ビル、それからこのガ…支部長所有の工場が複数…」
桐山一徹:「橋…通信ビル………工場…………」
阿久津数馬:特に何も言わずに、腕を組んでやり取りを見ている。
桐山一徹:該当箇所に赤いペンで丸を付けていく。
桐山一徹:「やっぱりだ。この場所は地下から姿を見られずに襲えるようになってる。」
桐山一徹:「……一部の通路は閉鎖されてるはずなんだが…一体どうやって……。」
桐山一徹:「まさかまた”ローグ”の奴らが暴れてんのか?」
熊埜御堂 奈津比古:「…‥まずそこで騒ぎを起こせば…って訳か、めんどくせぇ事しやがる…」
熊埜御堂 奈津比古:「……いや、今回のはローグじゃない」
桐山一徹:「………だとしても、”ローグ”と何かしらの繋がりがあったはずだ。」
桐山一徹:「正確な図面…それも計画段階の図面が無きゃここまで出来ねえよ。」
熊埜御堂 奈津比古:「”ミミクリーズ”って連中なんだが」
桐山一徹:「……悪いな。俺は聞いたことがない。」
熊埜御堂 奈津比古:「……いや、この図面が見られただけで大きな収穫だ」
熊埜御堂 奈津比古:「数が多いとは言っても、出てくる場所さえ分かればやりようはある」
熊埜御堂 奈津比古:だろ?とでも言いたげに阿久津の方を見る
阿久津数馬:「ああ。大変……助かる」
桐山一徹:「ああ。俺も気付いたことがあったら伝える。」
桐山一徹:しばらくかけて、今度は青色のペンで地図の各所に印を付ける。
桐山一徹:「ここが奴らが出て来そうな場所だ。」
桐山一徹:「それでこっちが…」
桐山一徹:緑色のペンで地図の各所に印を付ける。
桐山一徹:「工作すれば一時的に進行を遅らせることが出来る。」
桐山一徹:「落盤か、あるいは出口を塞いだりな。」
桐山一徹:老眼鏡を外して目と目の間を指で抑える。
熊埜御堂 奈津比古:「……」それを確認して
熊埜御堂 奈津比古:「仕事終わりに悪かった。ありがとよ、店長」
桐山一徹:「いいさ。……この街を守ってくれよ。」
熊埜御堂 奈津比古:「…………」いつものように愛想笑いで濁そうとして、止める
熊埜御堂 奈津比古:「ああ」
桐山一徹:「それと、下でケーキでもパンでも買ってけ。腹も減るだろ。」
熊埜御堂 奈津比古:「任せろ」
桐山一徹:「娘がまだいるからよ。」
熊埜御堂 奈津比古:「…………」その言葉に背筋が伸びて
熊埜御堂 奈津比古:「おら!キリキリ歩けてめぇら!」
熊埜御堂 奈津比古:「好きなもん買え!金なら俺が出す!」
陶妙算:「こんなに張り切ってる熊埜御堂さん、初めてみました。」
阿久津数馬:「好きなものを全部買ったら、僕の腹には入りきらないし、お前の財布は破綻するぞ」
阿久津数馬:「厳選してやるから感謝をしろよ」
真堂 光磨:「張りたいところは張らせてあげよう」
阿久津数馬:「……お……あなたにも感謝する。桐山一徹……さん」珍しく頭を下げる。
桐山一徹:「なんの。」
阿久津数馬:「図面も。パンとかケーキも。僕は結構ここの店のが好きだ」
阿久津数馬:「こいつがよく買ってくるし……」熊埜御堂さんを指し。
阿久津数馬:「明日もこの店が無事開けるよう、最善を尽くす」
阿久津数馬:「待っていてくれ。どうか」
桐山一徹:「………坊ちゃんも、お父さんに似てきたな。」
桐山一徹:「上に立つ者の気風というか…今は、そんなものを感じるよ。」
阿久津数馬:「パ……父に? そうか……」少しむずがゆい顔。
阿久津数馬:「受け取っておく!」
阿久津数馬:「あ、僕はクリームパンとミルフィーユはマストだぞ!」熊埜御堂さんの方にぱたぱたと行く。

GM:ロイス&購入
陶妙算:応急手当
阿久津数馬:ロイスは保留。
陶妙算:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 9[4,9] → 9 → 成功

陶妙算:買えた!
陶妙算:終わり!
阿久津数馬:じゃあ再びクリスタルシールドチャレンジ
阿久津数馬:3dx+4=>25
DoubleCross : (3R10+4[10]>=25) → 9[6,7,9]+4 → 13 → 失敗

熊埜御堂 奈津比古:同行者 真堂光磨:〇有為/何か…なんだ、色々負けてねぇか…?
阿久津数馬:あっ惜しい。以上です。
真堂 光磨:ワンチャンでクリスタルシールド狙います
真堂 光磨:2dx>=25
DoubleCross : (2R10[10]>=25) → 7[4,7] → 7 → 失敗

真堂 光磨:失敗~、ロイスは保留で以上です
熊埜御堂 奈津比古:ではクリスタルシールドを
熊埜御堂 奈津比古:《紡ぎの魔眼》使ってダイス+3
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+1した(侵蝕率:59->60)
熊埜御堂 奈津比古:6dx+9
DoubleCross : (6R10+9[10]) → 9[1,2,4,4,9,9]+9 → 18

熊埜御堂 奈津比古:無理!以上!

ミドル4


GM:シーンプレイヤーは熊埜御堂くん
GM:他全員登場可能です。
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+9(1D10->9)した(侵蝕率:60->69)
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:67->77)
陶妙算:陶妙算の侵蝕率を+9(1D10->9)した(侵蝕率:77->86)
阿久津数馬:うわ
陶妙算:いえいえーい
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+9(1d10->9)(侵蝕率:76->85)
阿久津数馬:みんなー!!
GM:だ、大丈夫かみんな…

GM:第10区画
GM:地下水道

GM:光も差さぬ地下道に、水音と数人の呼吸音が響いている。
”リーフィーシー”:「………第二班、準備。」
”リーフィーシー”:「攻略できればお前たちはもうアプレンティスではない。」
”リーフィーシー”:「フェロークラフトとなる栄誉が与えられる。」
”リーフィーシー”:「さあ、行け!」
”リーフィーシー”:周囲の安全を確認すると、水底から浮き上がり、
”リーフィーシー”:その姿を現す。
”リーフィーシー”:海藻のようなギリースーツとダイブスーツに身を纏った男だ。
陶妙算:「こんにちわ」
”リーフィーシー”:「なにっ……!?」
陶妙算:鈴の鳴るような愛らしい声が地下道に響く
”リーフィーシー”:「いつの間に……!」
陶妙算:彼らの前に現れたのは
陶妙算:まろみを帯びた優しい肩の線、艶やかな墨のような髪、春のせせらぎにも似た柔らかく潤んだ瞳、露に濡れた果実のような唇。まるで絵巻物の牛若丸が現れたと錯覚するような美童
”リーフィーシー”:「その姿…”柳雪”か……!」
陶妙算:その言葉を言い終わる前に
”リーフィーシー”:「”ミミクリーズ”、フェロークラフト第47位。”リーフィーシー”。」
陶妙算:陶のまろみを帯びた肩が僅かに揺れる
”リーフィーシー”:「尋常に、勝負。」
陶妙算:「……?」
陶妙算:「もう、終わってますよ。」
陶妙算:キン、と
陶妙算:伯耆安綱を鞘に収める音が響いた
”リーフィーシー分隊”:「が……隊、長……」
”リーフィーシー”:「罠を張る、暇も、隙も……」
陶妙算:「ごめんなさい。時間がありませんので。」
”リーフィーシー”:ずるり、と”リーフィーシー”の腕が落ち、胴が袈裟懸けに斬られている。
”リーフィーシー分隊”:水中に潜んでいた”リーフィーシー”の部下たちも、
”リーフィーシー分隊”:うつぶせに水面に浮かんできた。
陶妙算:「挨拶は、また後日ということで」
陶妙算:小さく頭を下げ
陶妙算:通信端末を取り出す
陶妙算:「B地点で敵と遭遇。その後、鎮圧成功しました。」
陶妙算:「回収班の出動をお願いします。」
陶妙算:「僕は、このまま、阿久津支部長たちと再度合流でよろしいですか?」
東城:『えっ……早ッ……!?』
東城:『いや、助かるよ、とても!』
東城:『次はE地点に応援をお願いします。そろそろ支えきれないかも…!』
陶妙算:「了解です。」
陶妙算:「東城さんも大変だと思いますが、引き続き指示をお願いします。」

GM:第10区画
GM:地上

水月灯:「すごいですね…陶くん。」
水月灯:「あっという間に攻略してしまいました…。」
水月灯:通信を聞いていた水月が感嘆の声を上げる。
真堂 光磨:「剣を使うオーヴァードは多くても」
真堂 光磨:「妙算以上に剣を使いこなせる人は、そうそういないと思ってます」
阿久津数馬:「そうだぞ!」なぜか胸を張る。
熊埜御堂 奈津比古:「んでお前が得意げになんだよ…」
阿久津数馬:「僕の部下で」
阿久津数馬:「友達だからだ」
真堂 光磨:12支部に籍を置く剣士も各々が独自の強さを持つが。純粋剣術において、並び立てるものは軽く思いつかない
真堂 光磨:「よかったね数馬」
阿久津数馬:「剣は不得手だ。違いがそうそうわかるわけではないが」
阿久津数馬:「頼りになるのは知ってる」叩かれた時もなんかすごかったしな、と思う。
阿久津数馬:「陶がやってくれている分、こちらも動かないとな」
熊埜御堂 奈津比古:「……そうかよ、じゃあ負けられねぇじゃねぇか、そのお友達も」
阿久津数馬:「そうだよ。何、最後に勝つのは僕だ」
阿久津数馬:「支部長だからな!」

■第10区画を防衛せよ

・防衛判定(重要拠点)
難易度15
技能 白兵/射撃/RC/交渉
最大達成値 9
防衛ポイント 3/10

(クリア済み)調査判定
難易度9
技能 情報:噂話、軍事
最大達成値 30
調査ポイント 3/3

・敵襲遅延判定
難易度9
技能 知覚、知識:レネゲイド
偵察ポイント 0/3



阿久津数馬:遅延判定には事務所とサラウンドレポートの支援は乗りますか!
GM:乗ることにします!
阿久津数馬:ありがたや!
GM:頑張るがいいぞ!
GM:あと財産も使えることにしよう
阿久津数馬:また+2dだよ!
真堂 光磨:やったぜ
GM:たぶん爆薬とか装備を調達してきたんでしょう
熊埜御堂 奈津比古:よしよし
阿久津数馬:あ、まって
阿久津数馬:サラウンドレポートは厳密には情報技能のダイスだ
阿久津数馬:GM裁定ではどういう感じになりますか、これ
GM:じゃあサラウンドは乗らない感じで
GM:事務所は乗る!
真堂 光磨:事務所の1Dのみね
阿久津数馬:了解! +1d!
熊埜御堂 奈津比古:はーい
熊埜御堂 奈津比古:では遅延判定を知識:レネゲイドで 《紡ぎの魔眼》使ってダイス+3
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+1した(侵蝕率:69->70)
熊埜御堂 奈津比古:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 9[2,4,4,7,8,8,9] → 9

阿久津数馬:遅延判定を知識:レネゲイドで、事務所支援のみ乗せ!
阿久津数馬:8dx=>9
DoubleCross : (8R10[10]>=9) → 10[3,3,5,6,7,9,10,10]+9[8,9] → 19 → 成功

真堂 光磨:おお
GM:ワオー!
阿久津数馬:やったー
熊埜御堂 奈津比古:優秀!
阿久津数馬:光磨くんどうします? 振るなら結果見てから財産点乗せます
真堂 光磨:追加項目が出た場合、そちらに対応できるならここは振らないでおきたいけど
阿久津数馬:待機してもらった方がいいかもですね
陶妙算:冷静だぜ
阿久津数馬:財産点1で3クリアだし
真堂 光磨:お願いします
GM:冷静~~
阿久津数馬:じゃあ財産点1使用して20に!
阿久津数馬:財産点は残り9点!
GM:OK!
GM:では遅延作戦が成功しましたので、
GM:防衛判定の上限が無くなりました。
GM:青天井です。
真堂 光磨:青天井
熊埜御堂 奈津比古:おお
陶妙算:なんて時代だ…!
阿久津数馬:どんどんやっちゃえ
GM:では先に支部長の演出に移りましょうか

GM:第10区画
GM:地上 臨時本部

東城:『支部長、所定の位置に爆薬をセットしました。』
東城:『敵を感知。起爆ポイントまで50m!』
阿久津数馬:「よし」
GM:オペレーターの声が響く。
阿久津数馬:先ほど得た図面に目を落とす。
阿久津数馬:緑色のペンで記された場所に。
東城:『40、30……20……』
東城:『10、5……直下!』
阿久津数馬:とん、とん、と爪先が地面を叩く。
阿久津数馬:「やれ」
東城:『起爆!』

GM:地下水道

”リトープス”:「”求位派”の俺が”トラップマスター”に顎で使われるとはな…!」
”リトープス”:「フ、まあいい……」
”リトープス”:「作戦を成功させ、返す刀で”トラップマスター”の寝首を掻けば、」
”リトープス”:「”ミミクリーズ”は俺のも──」
GM:ズ  シ ィン  ……
”リトープス”:「な、なんだ…何だこの揺れは!」
アプレンティス:「人為的に起こされた落盤です!」
アプレンティス:「ここはもうすぐ地の底に……ギャッ!」
”リトープス”:「う、ぐ、おおおっ!?」
”リトープス”:「くそぉーーーーッ!!戦いの機会すら与えられず、終わるのかッ!」
”リトープス”:「阿久津数馬ァーーーーッ!」
GM:その声は地上の少年には届かなかった。

東城:「敵、全滅です……!」
阿久津数馬:「よし、でかしたぞ!」
阿久津数馬:「熊埜御堂、この図面はやはりよかった……!」
阿久津数馬:「……桐山のおかげだ」
熊埜御堂 奈津比古:「感謝してたって伝えとく、全部片付いた後でな」
阿久津数馬:「ああ。今度僕も何か買いに行くと」
阿久津数馬:いつか。この街を自分のものだと、戯れ混じりに言ったことがある。
阿久津数馬:『坊ちゃんは市長じゃありませんでしょう』とそう言われた。
阿久津数馬:「……この街は、そうだな。僕でも市長でもなくて」
阿久津数馬:「ああいう奴らのものなんだ、きっと」
熊埜御堂 奈津比古:「………」
熊埜御堂 奈津比古:「…はっ、一丁前な事言ってんじゃねぇよ」
熊埜御堂 奈津比古:「その通りだ、馬鹿」
阿久津数馬:「支部長が一丁前でなくてどうするんだよ」
阿久津数馬:「そうだろ! 馬鹿は余計だが!」
阿久津数馬:図面を机に置く。
阿久津数馬:「少しだけ外の空気を吸う。すぐに戻る」
阿久津数馬:「遠くの様子も少し見たいしな」
熊埜御堂 奈津比古:「おう、何かあれば呼ぶ」
阿久津数馬:「こちらも。陶に光磨も動くだろうし」
阿久津数馬:そのまま警戒しながら外へ。
GM:臨時対策本部と言っても、公園の開いたスペースに仮設のテントと機材を置いているだけだ。
GM:外の空気を吸いつつ休憩したければ
GM:ちょうどよく噴水の近くにベンチが備えられている。
阿久津数馬:そちらの方へ歩いて行く。
阿久津数馬:何かあればすぐに人員や、自分のヘリは呼べるように。
阿久津数馬:ベンチに腰掛けて、息を吐く。
GM:反対側のベンチに誰かが座ったようで、
GM:ぎし、と木が鳴る。
阿久津数馬:(……長いな、今日は……)思ってから、その気配にはっとする。
???:「『この街は僕でも市長でもなく、ああいう人たちのもの』ですか。」
???:「………変わりましたね、坊ちゃん。」
阿久津数馬:「…………!」
阿久津数馬:目を見開く。
???:「今しばらく時間をください。」
高橋正恒:「僕は”高橋正恒”としてここに来ています。」
阿久津数馬:「お……」
阿久津数馬:「お前、は……」
高橋正恒:「振り向かないで。」
阿久津数馬:ゆっくりと動かそうとしていた首を止める。
阿久津数馬:「……よくものこのこと出てきたものだ、とか」
阿久津数馬:「そういうことを言えばいいのか、僕は」
高橋正恒:「………ええ。そうですね。」
阿久津数馬:「何が狙いだ」
高橋正恒:「最後に、僕からあなたに教えることがあります。」
阿久津数馬:どこに反応をすればいいのか、わからなかった。
阿久津数馬:このまま話に耳を傾けていいのかどうかも。
阿久津数馬:「…………」
阿久津数馬:「聞くだけは」
阿久津数馬:「聞く」
高橋正恒:「あなたは以前、僕を右腕だと呼んでくれましたね。」
阿久津数馬:ポケットに手を入れている。防犯ブザーと、ヘリの制御装置。
阿久津数馬:何かあればすぐに、この手だけは動かせるように。
阿久津数馬:「……ああ」
高橋正恒:「腕は所詮腕です。」
阿久津数馬:たった一日前のことが、遠い。
高橋正恒:「害あるものなら、切り落としてしまうといいでしょう。」
高橋正恒:「痛みを伴うでしょうが、時がきっと癒してくれるでしょう。」
阿久津数馬:「……それだけ、か」
阿久津数馬:それだけというのは、重さの話ではなく。
阿久津数馬:もっと何か、罠に誘い込むようなことを言われるのではないかと覚悟していたからだ。
阿久津数馬:それはあまりに、いつも通りの口調で。
高橋正恒:「………今の僕は高橋正恒として話しています。」
高橋正恒:「そして、これが高橋正恒として話す最後の機会です。」
阿久津数馬:「不便だな」
阿久津数馬:「僕はずっと、阿久津数馬なのに」
高橋正恒:「ええ、不便です。犬よりよほど。」
阿久津数馬:「……止められない、のか」
高橋正恒:「………僕の言葉を、覚えておいてくださいね。」
阿久津数馬:(……何を言っている。僕は支部長で)
高橋正恒:その問いには答えず、念を押すように呟く
阿久津数馬:(こいつは……)
阿久津数馬:「そんなの、すぐ忘れてしまう。お前の言葉なんて、何も覚えてない!」
阿久津数馬:嘘だ。
阿久津数馬:そして、いくら嘘をついても、見抜かれてしまうことを知っている。
阿久津数馬:「……害あるものなら、切り落とせ」
阿久津数馬:「聞いたことだけは、片隅に置いてやる」
高橋正恒:「………頼みました。」
高橋正恒:「そして、さようなら。」
GM:風が吹いた。
GM:風が止むころには、背後の気配は消えていた。
GM:→情報項目が追加されます。
GM:→・高橋正恒の言葉 交渉、意志/12(阿久津数馬のみ判定可能)
GM:あ、再登場して情報判定してもイイヨ~
阿久津数馬:します!
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:77->87)
阿久津数馬:おまえ
GM:ギャー!
阿久津数馬:ダイス支援は事務所だけ乗る感じですかね
GM:そういう感じです
阿久津数馬:ちなみに、《プロファイリング》で何かいい感じの効果は得られたりしますか。
GM:勿論得られます
GM:達成値+5してください
阿久津数馬:つよい
阿久津数馬:では事務所、《プロファイリング》、思い出の一品を使用します。
阿久津数馬:9dx+6=>12
DoubleCross : (9R10+6[10]>=12) → 9[1,2,2,3,4,6,6,9,9]+6 → 15 → 成功

阿久津数馬:よしよし
GM:成功だね!
GM:では秘話でお伝えしましょう。
秘話 GM -> 阿久津数馬:まず、今阿久津数馬と話していたのは高橋正恒だと確信出来ます。
GM -> 阿久津数馬:そして、彼の”最後の教え”。
GM -> 阿久津数馬:これは言葉通りの事をしてほしいという要求でもあります。
阿久津数馬 -> GM:ほう……!
GM -> 阿久津数馬:つまり、『高橋正恒の右腕を切り落とせ』というメッセージを、
GM -> 阿久津数馬:高橋正恒は君に伝えているのだとわかりました。
阿久津数馬 -> GM:受け取りました。質問が。
GM -> 阿久津数馬:はい!
阿久津数馬 -> GM:これはそういうシーンがあったとして、演出の範囲で行えるものですか?
阿久津数馬 -> GM:それとも、白兵武器がないとだめとか、そういうものがありますか?
GM -> 阿久津数馬:これは特定の場面で行えます。
GM -> 阿久津数馬:条件は『戦闘時、阿久津数馬が高橋正恒を対象に攻撃を仕掛けること、です。』
阿久津数馬 -> GM:なるほど、了解です。
阿久津数馬 -> GM:以上かな……何かあればまた秘話で質問をします。
GM -> 阿久津数馬:了解です
阿久津数馬 -> GM:胃が……(楽しいです)
GM -> 阿久津数馬:頑張って…
阿久津数馬 -> GM:はい!
GM:伝達終了
阿久津数馬:受け取りました。
GM:では他に判定をする方はいるかな~?
GM:あとは青天井となった防衛判定が残っているよ!
陶妙算:はーい、では防衛判定を行います!
陶妙算:(3+2)dx+47
DoubleCross : (5R10+47[10]) → 8[2,2,7,7,8]+47 → 55

陶妙算:クソウ、クリティカらないか。
真堂 光磨:すごいけど惜しい
GM:何と、6進みました
GM:あと1だね!
GM:防衛ポイント 9/10
GM:では演出に行きましょうか。

真堂 光磨:素振りですが。白兵で防衛!
真堂 光磨:5dx+9
DoubleCross : (5R10+9[10]) → 8[1,1,4,6,8]+9 → 17

真堂 光磨:さす妙
GM:頑張った!
GM:では6進んで…
GM:防衛ポイント 9/10
GM:ですね!
GM:演出行きましょう!

GM:第10区画
GM:阿久津鉄鋼 第3プラント

”鬼達磨”:「制圧完了か……他愛ない……。」
”鬼達磨”:「この鬼達磨の罠の前では……生半な攻撃など無力と知れ……。」
”鬼達磨”:全身に鬼の入れ墨をした長髪の男が呟く。
”鬼達磨”:その周囲には血を流して倒れるエージェントたちがいる。
UGNエージェント:「かっ……かひゅーっ……ひゅーっ……」
”鬼達磨”:「……まだ息があったか。」
”鬼達磨”:「苦しかろう。今介錯してやる。」
”鬼達磨”:ずる、と刀身が黒塗りの小太刀を抜く。
真堂 光磨:──抜かれた刃に。黒の帯が巻き付く。
真堂 光磨:「悪いけど。ここは現代日本」
真堂 光磨:「時代劇をやる場所じゃない」
”鬼達磨”:「愚かな。」
”鬼達磨”:刀身に巻き付いた黒の帯がじわりと溶ける。毒!
真堂 光磨:帯がぼろ、と崩れ去り。伸びていた少年の足下へと戻ってゆく
真堂 光磨:「……厄介だね」
”鬼達磨”:「キィヤァーーーー!!」
”鬼達磨”:気勢と共に光磨に斬りかかる。
”鬼達磨”:低い姿勢から足を狩るかの如き一撃、続いて小太刀を斬り上げる!
真堂 光磨:速い。下手な使い手ではないだろう。後方へバックステップ、そこへ迫る刃を見据え
真堂 光磨:「──は」
真堂 光磨:足に影を巻き付ける/接触/腐食が始まる前に重心移動/切り上げに合わせて
真堂 光磨:──相手の斬戟の勢いを利用し、その頭上を飛び越える
”鬼達磨”:ゴキゴキゴキ
”鬼達磨”:ぱ、と小太刀を手放し、全ての指を内側に折り曲げる。
”鬼達磨”:上半身の入れ墨がずず、と蠢き、
”鬼達磨”:背中から鬼の角が出現し、頭上を飛び越える光磨を穿たんとする!
陶妙算:辺りに一瞬〈きゅう〉とした静けさが走る
陶妙算:”鬼達磨”の視界に、一人の美童が映る
陶妙算:その少年の姿は牡丹の花の下で微睡む猫のように穏やかで
陶妙算:あたかも一人、時間の流れからはぐれてしまったかのような幽玄を醸し出している
”鬼達磨”:「!」
”鬼達磨”:ずず、と入れ墨が蠢き、胸部に現れた鬼の顎で妙算を喰らおうとする!
陶妙算:「や」
陶妙算:音無しの剣
”鬼達磨”:「”怒背”!」
陶妙算:例え触れれば得物を腐食させ無力化する技を持っていようが
陶妙算:触れさせなければ恐れることはない
陶妙算:《水に船を浮かべた如く、敵を船とし、我と水とし、或いは敵を水とし、我を船とす。》
陶妙算:まるで稚児が水に戯れるように、舟が水面に舞うようにしながら距離を詰める
陶妙算:「光磨くん」
陶妙算:「合わせて」
陶妙算:短くそう言い切ると同時に気合の一声を放つ
真堂 光磨:声が聞こえたかは定かでなく。しかし、宙空にいた少年は確かに反応した
陶妙算:伯耆安綱の一閃が繊月の軌跡を描くが如くに鬼達磨の胴を貫き
真堂 光磨:抜剣。迫る角もろとも、伸びて奔った黒の刃が名刀の軌跡に導かれるように。鬼の体を斬り裂く
”鬼達磨”:「…………!」
”鬼達磨”:ざ、ざり……
”鬼達磨”:数歩、足が地面を踏みしめた
”鬼達磨”:そののち、”鬼達磨”はうつぶせに倒れ伏した。
”鬼達磨”:「”トラップマスター”………!」
”鬼達磨”:ご き
”鬼達磨”:手首を折り曲げると、
”鬼達磨”:プラント内で爆発が起きる。
真堂 光磨:「……」着地し。倒れた男を見据え──
”鬼達磨”:「この鬼達磨……未熟でございました……」
陶妙算:「……やられた」
”鬼達磨”:「地獄で、修行……し直しまする………」
”鬼達磨”:息絶える。
真堂 光磨:起こった爆発による飛散物を、影の帯で編んだ即席盾で二人分防ぐ
真堂 光磨:「最後の仕事は果たした、か」
陶妙算:「まんまとやられちゃったね。」
陶妙算:端末の通信を入れる
真堂 光磨:「この辺の意識はやっぱり足りない」
陶妙算:「東城さん、第3プラント、敵エージェントは鎮圧しましたが」
陶妙算:「設備の防衛には失敗しました」
陶妙算:「申し訳ありません。消火の増援をお願いします。」
東城:「うん…了解。」
東城:『状況は一進一退だよ。陥落したところも少なくない。』
GM:市内の混乱はますます広がっている。
GM:消防車と救急車のサイレンが鳴り響き、
陶妙算:淡々と任務を続けようとする。反省するのは後でいい、今は事態を収めることが先決だ。
GM:煙が何か所からも立ち上っている。
真堂 光磨:「戻ろう。数馬達も何か掴んでるかもしれない」
陶妙算:「状況が落ち着きましたら、続いての指示をお願いします」といって東城さんとの通信を切り
陶妙算:「そうだね。」
真堂 光磨:立ち上る煙を見やり。眼下にあるだろう破壊を思い
陶妙算:「ありがとう、アレは一人じゃ厄介な相手だったよ。」
陶妙算:倒せない相手だった、とは言わない。
真堂 光磨:「お手伝いになったなら幸いだよ」
真堂 光磨:そのもの言いに異論は無い。実際、剣士としての技量は遥かに妙算が上だ
陶妙算:「これが終わったら、久々に一緒に稽古しようよ」
陶妙算:「光磨くんがどれくらい剣術の腕を上げたか、見たくなっちゃった。」
真堂 光磨:「妙算と真っ当に打ち合えるのは師匠くらいだと思うけどね」
真堂 光磨:「そう言われたなら。期待には応えるようにしないと」
陶妙算:露に濡れた果実のような唇で柔らかく微笑む
陶妙算:「約束だよ」
真堂 光磨:「うん」
真堂 光磨:短く答え。拳を作り、突き出す
陶妙算:そっと掌を握り、透き通った百合のような肌の拳をそっと当てる
陶妙算:「もう一息、頑張ろうか。」

GM:ロイス&購入!
陶妙算:応急手当
陶妙算:3dx>=8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 9[2,9,9] → 9 → 成功

陶妙算:買えた!
阿久津数馬:ええいクリスタルシールドじゃ
阿久津数馬:4dx+4=>25
DoubleCross : (4R10+4[10]>=25) → 10[1,6,6,10]+9[9]+4 → 23 → 失敗

阿久津数馬:あっ
真堂 光磨:がんばった
熊埜御堂 奈津比古:おお
阿久津数馬:財産点2使用してゲット! 装備!
阿久津数馬:残り7点ですやったー
真堂 光磨:調達は応急手当キットを
真堂 光磨:3dx>=8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 9[4,9,9] → 9 → 成功

熊埜御堂 奈津比古:じゃあこっちも応急で
熊埜御堂 奈津比古:3dx+9
DoubleCross : (3R10+9[10]) → 5[3,4,5]+9 → 14

熊埜御堂 奈津比古:成功!以上!
真堂 光磨:こちらも処理は以上で

ミドル5


GM:シーンプレイヤーは熊埜御堂くん!
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+7(1D10->7)した(侵蝕率:70->77)
GM:他登場自由!
陶妙算:陶妙算の侵蝕率を+7(1D10->7)した(侵蝕率:86->93)
阿久津数馬:様子見をさせていただく
真堂 光磨:登場を様子見で

■第10区画を防衛せよ

・防衛判定(重要拠点)
難易度15
技能 白兵/射撃/RC/交渉
最大達成値 なし
防衛ポイント 9/10

(クリア済み)調査判定
難易度9
技能 情報:噂話、軍事
最大達成値 30
調査ポイント 3/3

(クリア済み)敵襲遅延判定
難易度9
技能 知覚、知識:レネゲイド
偵察ポイント 3/3


陶妙算:では他になにもないなら防衛判定行きます!
陶妙算:(3+2)dx+47
DoubleCross : (5R10+47[10]) → 8[1,1,2,8,8]+47 → 55

GM:オーバーキルにもほどがある!
GM:ではクリアです!
熊埜御堂 奈津比古:これ以上何も出てこないならこっちも振るだけ振ります 防衛判定をRCで
GM:何も出てこず、次がトリガーになるだけですね
GM:おお、どうぞどうぞ
陶妙算:頼むぜ!
熊埜御堂 奈津比古:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[2,2,10]+1[1]+1 → 12

熊埜御堂 奈津比古:無駄に回す
GM:がんばった!
GM:では演出行きましょうか

GM:第10区画
GM:発電所

”アーバンゼブラ”:陶と熊埜御堂の前には、得体の知れぬ黒と黄の縞模様の全身タイツを纏った男が立っている。
”アーバンゼブラ”:「チィ……しぶてえな。」
”アーバンゼブラ”:「俺はせっかちなんだよなあ~~!早く倒れてくれねえと…」
”アーバンゼブラ”:「イライラしちまうぜェ~~~~!!!」
”アーバンゼブラ”:指を折り曲げると、脚部が馬の後足のように変形する。
陶妙算:呼吸が乱れ、雪色の肌に玉のような汗が浮かんでいる。
熊埜御堂 奈津比古:「ああ?知らねぇよてめぇの都合なんか」
”アーバンゼブラ”:「抜かせェ!次で決めてやらあ!」
熊埜御堂 奈津比古:陶に目をやって(…流石のこいつでも、こんだけ連戦やってりゃ厳しいか)
”アーバンゼブラ”:発電所内は”アーバンゼブラ”の得意領域。何故なら彼の能力は…
”アーバンゼブラ”:シュッ シュバッ
”アーバンゼブラ”:バッ  バシュッ  バシュシュシュシュ!!
熊埜御堂 奈津比古:「……陶」
”アーバンゼブラ”:黒と黄色の体色を生かした擬態高速機動!
熊埜御堂 奈津比古:「何秒要る」
陶妙算:一つ、深く息を吸い、無理やり呼吸を整える
陶妙算:「はい。」
”アーバンゼブラ”:工場や発電所などの工業地区で真価を発揮する!
陶妙算:「3秒」
熊埜御堂 奈津比古:背後に魔眼を浮かべ、手元に二種の障壁を生み出す
陶妙算:少し、無理をしすぎた。十全に体を動かすことは難しい。
陶妙算:だが、回避を意識せず、攻撃にだけ専念することが出来るのなら。
熊埜御堂 奈津比古:「分かった」
熊埜御堂 奈津比古:「いつも通りだ。俺が防いで止める」
熊埜御堂 奈津比古:「お前は斬れ」
”アーバンゼブラ”:「獲ったァ!!」
”アーバンゼブラ”:陶の背後に現れ、踵落としの構え!」
熊埜御堂 奈津比古:ガ ギン
熊埜御堂 奈津比古:振り上げたその脚は、最高速度に到達することも無く
熊埜御堂 奈津比古:中空に現れた雪華の盾に防がれる
熊埜御堂 奈津比古:そして
陶妙算:「やあっ!」
熊埜御堂 奈津比古:一瞬だけとはいえ、動きを止めたその身体は、その陰に潜んだもう一つの盾、斥力の壁によりバランスを失い──
”アーバンゼブラ”:「なっ」
熊埜御堂 奈津比古:「どんだけ速く動けようが」
熊埜御堂 奈津比古:「分かり易いんだよ、てめぇの狙いは」
陶妙算:熊埜御堂さん攻撃を防ぐと同時、人中路まっすぐに、地生にかけて伯耆安綱を斬り上げる。
陶妙算:”アーバンゼブラ”にとって妨害となる斥力の壁は
陶妙算:陶にとっては剣閃を導く一筋の道となる。
陶妙算:地球の重力に抗う斥力によって加速された一閃が”アーバンゼブラ”を切り裂かんとする!
”アーバンゼブラ”:「ごばっ!?」
”アーバンゼブラ”:振り上げの勢いのまま中空に飛ばされ、地面に落下した頃には、
”アーバンゼブラ”:正中線がぱくりと割れている。
陶妙算:「────…………ハァッ──ハァッ───」
”アーバンゼブラ”:「直線的な攻撃で………馬脚を……表すことになっちまったか………!」
熊埜御堂 奈津比古:「上手くねぇわ」
”アーバンゼブラ”:「地獄で………改善、してやる…………」
熊埜御堂 奈津比古:「………いや、別に馬とかけた訳じゃねぇからな」
陶妙算:「思ったより…余裕がありますね…!」
陶妙算:敵の行動不能を確認したあと、激しく呼吸をする。
熊埜御堂 奈津比古:「………」今わの際にしょうもない洒落を漏らす敵から、陶に視線を移し
熊埜御堂 奈津比古:「まだいけるか?」
陶妙算:薄い胸が激しく上下し、白磁色に映える首筋が淡紅色を滲んでいる。
陶妙算:「心配して、くれてるんですか?」
熊埜御堂 奈津比古:「ああ?お前が居ねぇと困るだろうが」
熊埜御堂 奈津比古:「勝つ為に必要だから言ってんだ」
陶妙算:「必要としてくれてるんですね。」
陶妙算:「あはは、そっちのほうが嬉しいな。」
熊埜御堂 奈津比古:「………‥口の減らねぇ奴」
陶妙算:自分の体を徹底的に放棄しきったような幽玄さを醸し出しながら、薄く笑う
陶妙算:「大丈夫ですよ。まだ、やれます。」
陶妙算:「こういうときのための僕ですから。」
東城:『ザザッ………ザッ………聞こえるかい?』
陶妙算:「はい。聞こえてます。」
熊埜御堂 奈津比古:「……」何か言おうとしたが、通信が入り止める
陶妙算:「敵の鎮圧及び発電所の防衛は成功しました。」
熊埜御堂 奈津比古:「そっちはどうだ、何かあったか?」
東城:『通信ビルが陥落しそうだ!今エージェントを向かわせてるけど…』
東城:『間もなく十全なサポートは出来なくなると思って欲しい!』
東城:『このままじゃジリ貧になる…次の敵の攻勢が来る前に』
東城:『何とか敵に打撃を与えて欲しい…!』
陶妙算:「了解です。直ちに増援に向かいます。」
熊埜御堂 奈津比古:「分かった、そっちは任せる」
東城:『いいや、君と熊埜御堂くんは反攻作戦に加わって欲しいと支部長の指示だ!』
東城:『すぐに、臨時本部に帰投して…ザザ…反……ザザザッ』
東城:『ザーーーーーー………』
陶妙算:「東城さんも、余裕はなさそうですね。」
陶妙算:「僕たちも支部長たちと合流しましょう。」
熊埜御堂 奈津比古:「…反攻に出るって事は、俺達がさっさと決めねぇと駄目って事か」
熊埜御堂 奈津比古:「……おう」
陶妙算:「乾坤一擲。これが僕たちの淝水の戦いになりそうですね。」
熊埜御堂 奈津比古:応えて、数歩足を進めて
熊埜御堂 奈津比古:「陶」
陶妙算:触れれば折れそうな細い肢体を真っ直ぐに立たせながら、熊埜御堂さんに続いていく
陶妙算:「はい。」
熊埜御堂 奈津比古:「お前、自分の事戦闘でしか役に立たねぇとか思ってねぇか」
熊埜御堂 奈津比古:移動しながら、口を開く
陶妙算:「そんなことはないですよ。」
陶妙算:「ただ、そちらの方が向いているとは思ってます。」
熊埜御堂 奈津比古:「そうかよ」
熊埜御堂 奈津比古:「……自分に価値を与えるのは、いつだっててめぇじゃなくて他人だ」
熊埜御堂 奈津比古:「お前が居なきゃ、水月灯は自分からここまでついてきてねぇ」
熊埜御堂 奈津比古:「自分から狭めんなよ、そういうの。俺が言えた義理じゃねぇがな」
陶妙算:紅花に色づいた雪白の頬を嬉しそうに綻ばせる
陶妙算:「ありがとうございます。」
熊埜御堂 奈津比古:「……」”これまで役に立たなかった分……”
陶妙算:「じゃあ」
熊埜御堂 奈津比古:「後で水月にも伝えとけ」
陶妙算:「灯さんからの評価だけじゃなくて、熊埜御堂さんが僕をどう評してくれてるのかも」
陶妙算:「戦いが終わったら教えて下さいね」
熊埜御堂 奈津比古:「ああ?いいだろそれは…今更……」
熊埜御堂 奈津比古:「…………気が向いたらな」
陶妙算:「楽しみにしてます。」

GM:ロイス&購入!
陶妙算:応急手当!
陶妙算:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 9[3,4,9] → 9

陶妙算:買えた!3つめ!
陶妙算:ロイスは保留!
熊埜御堂 奈津比古:ロイス保留で
熊埜御堂 奈津比古:購入は応急
熊埜御堂 奈津比古:3dx+9
DoubleCross : (3R10+9[10]) → 8[2,3,8]+9 → 17

熊埜御堂 奈津比古:買って以上!

ミドル6


GM:ミドル戦闘があります。シーンプレイヤーは阿久津くん。
GM:全員登場推奨。
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+10(1d10->10)(侵蝕率:85->95)
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+10(1D10->10)した(侵蝕率:77->87)
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:87->96)
阿久津数馬:おまえさー!
陶妙算:陶妙算の侵蝕率を+8(1D10->8)した(侵蝕率:93->101)
GM:う、嘘やろ…?

GM:第10区画
GM:臨時対策本部

水月灯:「……各地の状況です。」
水月灯:「現在東西連絡橋が途絶し区画の東西が分断。通信ビルが陥落し、支部との連絡が取れません。」
水月灯:「復旧には時間がかかります…ジリ貧ですね。」
阿久津数馬:「このままではな」
阿久津数馬:「だが、まだ残存戦力はある」
阿久津数馬:「厳しいところだが、我々が直に打って出れば……」
阿久津数馬:「いけるか?」周囲を見回す。
真堂 光磨:「休ませてもらった以上。当然」
熊埜御堂 奈津比古:「お前の頭でそれしか出ねぇんだろ?じゃあそれしかねぇだろ、やるならさっさとやろうぜ」
陶妙算:「それで、逆転の一手はどこから始めるんですか?」
阿久津数馬:「…………」軽く笑う。
阿久津数馬:《プロファイリング》印のつけられた地下の図面をざっと見る。
阿久津数馬:精緻な図が、意味を成して見えてくる。
阿久津数馬:(この通路を利用しているなら、要となるのは一番移動が容易な場所)
阿久津数馬:(全ての地点のハブとなる場所……)指で辿って。
阿久津数馬:「……ここか」
阿久津数馬:一点、指で示したのは東西連絡橋地下の放水路。
熊埜御堂 奈津比古:「…‥‥」その指を目で追い
阿久津数馬:「恐らくは、この地点を本拠として敵が集まっている」
陶妙算:少し遅れて阿久津市部長の狙いに気づく。
阿久津数馬:「ここを攻める。少人数だが、相手も攻勢に出ている身だ」
熊埜御堂 奈津比古:「これまでの襲撃地点から逆算して…か、異論はねぇ」
阿久津数馬:「守りの隙を突くことはできるはず」
真堂 光磨:「こうなると速度勝負だ。相手がこちらを落とすか、こちらが攻めきるか」
阿久津数馬:「速度なら、お前が得意だろう。光磨」
水月灯:「”トラップマスター”と、直接………。」
真堂 光磨:「期待には応えるよ。数馬」
阿久津数馬:「僕も続く。陶の腕は確かだし」
阿久津数馬:「熊埜御堂は皆を守れ」
阿久津数馬:「直接だ」灯くんをまっすぐ見る。
熊埜御堂 奈津比古:「ああ」
水月灯:こくり、と唾を飲み込んでから
水月灯:「僕も、行きます。」
阿久津数馬:「頼む」
阿久津数馬:「お前は、最初会った時よりずいぶん肝が据わったと思う」
阿久津数馬:「巻き込んだ身だが、助けてくれるとありがたい」
水月灯:「阿久津さんや陶くんのおかげです。」
阿久津数馬:「そうか……よし」
陶妙算:「一緒に、頑張りましょうね。灯さん。」
水月灯:「はい。」古びたコンテンダーピストルを構える。
阿久津数馬:「N市第10支部臨時対策本部」
阿久津数馬:「これより攻勢に打って出る」
阿久津数馬:「行くぞ。……皆で行き、皆で帰れ!」

GM:東西連絡橋
GM:地下放水路

”スカル&ボーンズ”:「第二波までで戦果がこれだけか…」
”トラップマスター”:「………。」
”スカル&ボーンズ”:「懸念でも?」
GM:放水路の一角に十数人の武装した男たち。
GM:それを率いているのはドレッドヘアの男、”スカル&ボーンズ”と、
GM:”トラップマスター”である。
”トラップマスター”:「そろそろ、かな………。」
”スカル&ボーンズ”:「………」コキ…と拳を鳴らす。
GM:”トラップマスター”が呟いた次の瞬間、
GM:放水路に繋がる通路から戦闘音が響き始める。
”サウンドカクテル”:「ば、バカな……!」
”サウンドカクテル”:「奴ら…地下水道にヘリを持ってきやがった!」
”サウンドカクテル”:ゴキゴキ 罠を張り、ヘリを迎え撃とうとするが…
”サウンドカクテル”:巨象に立ち向かう蟻がごとき質量差。
阿久津数馬:KRAAAAAAASH!!!
阿久津数馬:ローター音を響かせながら、そのまま押しつぶす!
”サウンドカクテル”:「バカなぁーーーーッ!!!」
”サウンドカクテル”:”サウンドカクテル”、以下アプレンティス7名、戦闘不能。
阿久津数馬:「バカなのはお前らの方だ!」器用に方向転換。
阿久津数馬:「汚れちゃったな、A133。もう少し我慢しろ」
”マルチクラフト”:「おおおっ、”ミミクリーズ”を舐めるなッ!」
”マルチクラフト”:空中に即席の足場を錬成しつつ跳躍し、機体に張り付く!
真堂 光磨:「そっちこそ」
”マルチクラフト”:無理矢理にドアを開け、獲物であるピッケルを構える!
陶妙算:「僕たちを舐めないで下さい」
真堂 光磨:少年の声。ヘリ内部、座席や計器の影から伸びた糸が侵入者を拘束し
陶妙算:瞬間、伯耆安綱の一閃が”マルチクラフト”を捉える
水月灯:「な、なめないでください!」陶の言葉に乗っかりつつ、発砲する
”マルチクラフト”:「がぁーーッ!」
”マルチクラフト”:連携攻撃に為す術なく落下!
陶妙算:グッと親指を立てて光磨くんと灯くんの連携を称えます
”マルチクラフト”:”マルチクラフト”、以下アプレンティス5名、戦闘不能。
真堂 光磨:サムズアップで応える
”スカル&ボーンズ”:「………」ぼりぼりと頭を掻きつつ、立ち上がる。
GM:残ったのは、”スカル&ボーンズ”と”トラップマスター”である。
阿久津数馬:「来たぞ」短く、高圧的に言う。
”スカル&ボーンズ”:「いやはや参った参った………」
”スカル&ボーンズ”:「”トラップマスター”がいない間も”ミミクリーズ”を維持してきたんだけどね。」
”スカル&ボーンズ”:「これで門下生はほぼ逝っちまったようだ。」
陶妙算:「旗印のない組織を長年に渡りまとめ上げたきたその辛苦、お察しいたします。」
陶妙算:「ですが、もうその重荷を降ろして頂いてもいいんですよ?」
陶妙算:〈すたり〉とヘリから着地してからそう言います
”スカル&ボーンズ”:「旗印が戻ったのに何故辞めなきゃなんない。」
熊埜御堂 奈津比古:「んな機会がもうねぇからに決まってんだろ」
熊埜御堂 奈津比古:ドタ っとヘリから下りる。ヘリが派手に揺れたからか、ただでさえ青い顔を更に青くしている
”スカル&ボーンズ”:「”トラップマスター”は、ここで終わるような人間じゃねーよ。」
”トラップマスター”:「阿久津数馬……。」
阿久津数馬:「…………」
阿久津数馬:操縦席から、一度降り立つ。
阿久津数馬:「多勢に無勢、とは思わないか」
真堂 光磨:数馬に続いて。その後ろに降り立つ
阿久津数馬:「”トラップマスター”」
阿久津数馬:(『害あるものなら、切り落としてしまうといいでしょう。』)
”トラップマスター”:「フ………」
阿久津数馬:(『痛みを伴うでしょうが、時がきっと癒してくれるでしょう。』)
阿久津数馬:「……僕は、貴様をまだ許せていない」
阿久津数馬:「来るなら来い」
”トラップマスター”:右手の指をゆっくりと開く。
阿久津数馬:「痛みなど気にするものか」
阿久津数馬:「切り落とす。切り捨てる」
”トラップマスター”:放水路の各所からトラップが出現し、君たちに狙いを着ける。
阿久津数馬:「そうして、前に進む!」
”トラップマスター”:「多勢に無勢は果たしてどちらか、試してみるといい。」
”トラップマスター”:「UGN。」

GM:ミドル戦闘を開始します。
GM:エンゲージはこちら!

阿久津、熊埜御堂、陶、光磨)—(10m)—(”トラップマスター”、”スカル&ボーンズ”)


GM:ではセットアップから!
陶妙算:なし!
真堂 光磨:なし
熊埜御堂 奈津比古:《灰色の庭》を”トラップマスター”に 行動値-12
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+2した(侵蝕率:87->89)
”トラップマスター”:なし!そして行動値が0に!
”スカル&ボーンズ”:《苛烈なる熱気》達成値30以下の攻撃無効
陶妙算:なんやわれ!!
真堂 光磨:すごいの出た
阿久津数馬:セットアップなしです
”スカル&ボーンズ”:《Eロイス:唯我独尊》《氷の城塞》移動しない限り被ダメージ-9
”スカル&ボーンズ”:ギ   シッ
”スカル&ボーンズ”:”トラップマスター”に対して、”スカル&ボーンズ”のトラップはその場で生成された。
”スカル&ボーンズ”:マグマ。そして槍のように尖った氷柱。

GM:ではイニシアチブ
”トラップマスター”:《Dロイス:触媒》”スカル&ボーンズ”を即座に行動させる。
”スカル&ボーンズ”:手番行きます。
”スカル&ボーンズ”:マイナーで《形状変化:剛》攻撃力+10
”スカル&ボーンズ”:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《異形の祭典》《スキルフォーカス:射撃》《炎の刃》《灼熱の砦》
”スカル&ボーンズ”:対象はPC全員!
”スカル&ボーンズ”:11dx7+12
DoubleCross : (11R10+12[7]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,6,6,8,9]+3[1,3]+12 → 25

”スカル&ボーンズ”:ば、バカッ!!!
”トラップマスター”:《勝利の女神》達成値+24
真堂 光磨:それでもPC的には厳しい~。まずドッジ!
真堂 光磨:ぐえー
陶妙算:ひえ!!
”トラップマスター”:こうしないと
熊埜御堂 奈津比古:上げすぎだ馬鹿!!
”トラップマスター”:自分で発動した苛烈なる熱気のせいで達成値0になっちゃうから・・
陶妙算:スカルさん、めっちゃトラップマスターに依存してくる…!
阿久津数馬:ガードします。
陶妙算:ドッジ!《ゲットダウン》!
真堂 光磨:再宣言、ドッジ
陶妙算:(3+3)dx+47>=49
DoubleCross : (6R10+47[10]>=49) → 10[2,3,5,7,8,10]+2[2]+47 → 59 → 成功

真堂 光磨:5dx>=49
DoubleCross : (5R10[10]>=49) → 9[1,2,4,4,9] → 9 → 失敗

阿久津数馬:たっか
陶妙算:はい、成功!
熊埜御堂 奈津比古:《氷盾》《グラビティガード》でガード
”トラップマスター”:ウッソだろ
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+5した(侵蝕率:89->94)
熊埜御堂 奈津比古:で
陶妙算:侵蝕が103に
熊埜御堂 奈津比古:光磨君を《炎陣》でカバーして
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+2した(侵蝕率:94->96)
GM:ダメージ出すよ!
熊埜御堂 奈津比古:《氷盾》《グラビティガード》でガード
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+5した(侵蝕率:96->101)
”トラップマスター”:5d10+34
DoubleCross : (5D10+34) → 33[8,5,6,7,7]+34 → 67

GM:間違えた!
GM:スカルくんね!
阿久津数馬:装甲ガード20で47通って死! リザレクト!
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:96->101)
”スカル&ボーンズ”:装甲ガード有効です
熊埜御堂 奈津比古:じゃあまず自分の分を
阿久津数馬:HP5で復活しました
熊埜御堂 奈津比古:4d10+20+12+16
DoubleCross : (4D10+20+12+16) → 33[10,3,10,10]+20+12+16 → 81

熊埜御堂 奈津比古:は??
GM:???????
真堂 光磨:かった
熊埜御堂 奈津比古:無傷で
阿久津数馬:???
熊埜御堂 奈津比古:光磨君の分
熊埜御堂 奈津比古:4d10+20+12+16
DoubleCross : (4D10+20+12+16) → 13[3,2,3,5]+20+12+16 → 61

GM:ああ、いや
GM:おそらく一回目の分だけで大丈夫ですよ
熊埜御堂 奈津比古:あ、いいんですかね
GM:はい。カバーした場合(ダメージ-ガード値)×2が
GM:受けるダメージとなります
GM:範囲攻撃をカバーした場合ね!
GM:まあ無傷ですが……
GM:意味わかんねえガード値だな!
熊埜御堂 奈津比古:ああ、マルチロックもその計算になるのか……
陶妙算:カッチカチやぞ!!
真堂 光磨:この支部ごつい
”スカル&ボーンズ”:「おおらっ!!」
”トラップマスター”:ゴキゴキゴキ ッ
GM:”トラップマスター”の罠が君たちの動きを制限し、
GM:威力のある”スカル&ボーンズ”の罠がトドメを刺す。
GM:一糸も乱れぬ連携攻撃!
熊埜御堂 奈津比古:受け止める雪華の盾、弾き返す斥力の壁、二種の物理障壁を自身と真堂光磨の周囲に展開し、全ての攻撃を防ぐ
真堂 光磨:「ありがとう、お兄さん」動かず、その護りを受け。
真堂 光磨:「この分はしっかりと」
熊埜御堂 奈津比古:術理も何も存在しない、ただそれだけを、起源種の持つ膨大な出力で行使するだけ
熊埜御堂 奈津比古:「はっ、きっちりぶっ飛ばして来いよ」
陶妙算:師の教えを反芻する。
陶妙算:悉くの習いを捨て、執着する心もなく、何事も去った境地を『西江水』という
陶妙算:すべてにたんぶと心が行き渡っているから、千変万化にも自由自在に対応できるの境地にて
”スカル&ボーンズ”:「ほーう。これは仕掛けるより仕掛けられるのを待った方が……良さそうだなあ。」
”スカル&ボーンズ”:「そっちの兄ちゃんが、どうにも厄介だ。」
陶妙算:”スカル&ボーンズ”を罠を〈するり〉と受け流す
”スカル&ボーンズ”:ゴキゴキゴキ
阿久津数馬:「……ぐっ」足を取られたところで氷柱に刺される。が。
阿久津数馬:「負傷一名。主力は無事。まだやれる」
”スカル&ボーンズ”:雪の結晶が糸を為し、放水路全体に張り巡らされていく。

GM:では次のイニシアチブプロセス。
GM:では光磨くんどうぞ!
真堂 光磨:押忍。……やれることはやっていこう
真堂 光磨:マイナー、“織り束ねる黒金の剣”《インフィニティ・ウェポン》《ジャイアントウェポン》
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+5(侵蝕率:95->100)
真堂 光磨:メジャー、“迅雷圏”《Cウロボロス》《シャドーテンタクルス》《咎人の剣》《ギガンティックモード》。オートで《砂の加護》
真堂 光磨:対称は10m先の“スカル&ボーンズ”と“トラップマスター”
真堂 光磨:11dx7+9
DoubleCross : (11R10+9[7]) → 10[1,1,2,3,4,5,7,7,7,9,9]+10[1,2,3,6,10]+10[8]+4[4]+9 → 43

真堂 光磨:なんとか30越えた
”スカル&ボーンズ”:《Dロイス:複製体》《孤独の魔眼》
”スカル&ボーンズ”:オートで《カウンター》《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《スキルフォーカス:射撃》《炎の刃》《灼熱の砦》
”スカル&ボーンズ”:11dx7+12
DoubleCross : (11R10+12[7]) → 10[2,2,2,3,3,4,5,6,6,7,8]+5[4,5]+12 → 27

”スカル&ボーンズ”:ギャアア!!!
真堂 光磨:こわいー
”スカル&ボーンズ”:回らねえ!
”スカル&ボーンズ”:達成値0!ダメージどうぞ!
真堂 光磨:ウオーッ、数馬のバフで+1D
真堂 光磨:5d10+46+1d10
DoubleCross : (5D10+46+1D10) → 31[6,4,10,10,1]+46+9[9] → 86

真堂 光磨:86点装甲有効
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+13(侵蝕率:100->113)
”スカル&ボーンズ”:バホッ………
”スカル&ボーンズ”:かなり喰らいました………
真堂 光磨:次の罠が作動するより先に、熊埜御堂お兄さんの背から飛び出す
真堂 光磨:剣を構築/踏み込み──影の触手を合わせ/“スカル&ボーンズ”が生成した氷柱すら足場に加速を続ける
真堂 光磨:黒金抜剣/罠の隙間を飛び交う/一拍──斬戟/大地+氷柱+構造物へ刻まれる傷
真堂 光磨:長剣が鞘に収まる──同時に細工が起動/傷つけられた床+氷柱+構造物より影が膨れあがり
真堂 光磨:「“迅雷・圏域”」
真堂 光磨:無数の影剣が二人の男へ襲いかかる
”スカル&ボーンズ”:「……!?」
”スカル&ボーンズ”:「罠を…斬り抜けた!?」
真堂 光磨:「魔剣、外連の類いなら。ぼくにも経験はある」
”スカル&ボーンズ”:「………フー…なかなかやる……。」
”スカル&ボーンズ”:「次は……」
”トラップマスター”:「………いや、次は僕の罠の出番だ。」
”トラップマスター”:「阿久津数馬を相手にするなら、僕の方が”都合がいい”。」
”トラップマスター”:「だろう?」
”スカル&ボーンズ”:「……それじゃあ、任せましょう。」

GM:イニシアチブに
”スカル&ボーンズ”:《分割思考》行動値-10、未行動に

GM:では改めて阿久津君の手番!
阿久津数馬:はい
阿久津数馬:マイナーで戦闘ヘリに搭乗します。飛行状態に。
阿久津数馬:ヴィークルは攻撃力5、行動値-3、装甲値18、全力移動200m。チェーンガン自動装備。
阿久津数馬:メジャー、コンボ『プロポジション7』《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート》《アンプリフィケイション》。
GM:対象は!
阿久津数馬:さらに《リーダーズマーク》使用で達成値+5。 残り2回。
阿久津数馬:トラップマスター、高橋正恒にチェーンガンで射撃攻撃を行います。
”トラップマスター”:オートで《援護射撃》阿久津数馬の判定ダイスに+6
阿久津数馬:了解しました。判定を行います。
阿久津数馬:17dx7+12
DoubleCross : (17R10+12[7]) → 10[1,1,2,3,3,3,5,5,5,6,6,8,9,9,10,10,10]+10[3,5,6,8,8,10]+10[1,8,10]+10[1,9]+6[6]+12 → 58

”トラップマスター”:ドッジ 4dx
”トラップマスター”:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[2,6,8,10]+4[4] → 14

”トラップマスター”:無駄でしたね、ダメージどうぞ!
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+9した(侵蝕率:101->110)
阿久津数馬:6d10+1d10+15+15+5
DoubleCross : (6D10+1D10+15+15+5) → 46[4,8,8,9,7,10]+6[6]+15+15+5 → 87

阿久津数馬:なんだこの出目
”トラップマスター”:《Eロイス:無限を継ぐ者》の解除条件を満たしました。
阿久津数馬:うおお
”トラップマスター”:”トラップマスター”の右腕が分離し、以後このキャラクターは高橋正恒になります。
阿久津数馬:…………!
GM:演出どうぞ!
阿久津数馬:傷ついた脚を構いもせずヘリに飛び込む。
阿久津数馬:そのまま、手早く機銃を操作。
阿久津数馬:やらなければならないことがある。
阿久津数馬:……高橋正恒は。生まれながらのノイマンである彼にとって、初めて師と思える人間だった。
阿久津数馬:あんなことがあっても、教わった言葉の数々までもが嘘だったとは思えずにいる。
阿久津数馬:だから、受け取った言葉に従うことを、最後の賭けとした。
阿久津数馬:罠の中に続く糸となるか、それとも、救いの一手となるか。
阿久津数馬:精密に狙いを定める。
”トラップマスター”:「………。」
”トラップマスター”:ゴキ、ゴキゴキ
阿久津数馬:(『どこかのタイミングで引っ張りますから、ハンカチを取られないようにしてください。』)
”トラップマスター”:左手の指を内側に折り曲げると、
阿久津数馬:(『僕が”今から引きます”と合図すれば、対応できますよね?』)
”トラップマスター”:ワイヤーが”トラップマスター”の右腕に巻き付く。
阿久津数馬:「……『それが、あなたの周りにいる人間の仕事です』」
阿久津数馬:「覚えているよ」
阿久津数馬:「"レイジーラクーン"高橋正恒」
阿久津数馬:発砲。
阿久津数馬:弾丸は真っ直ぐに、その右腕に向かった。
”トラップマスター”:ば  つ ん
”スカル&ボーンズ”:「なっ……!」
”■ラッ■■スター”:「ぐぅ……!」
???:吹き飛ばされ、地面に倒れ伏す。
???:「…………ふ」
阿久津数馬:「…………!」
???:「あはは………」
高橋正恒:「僕の事、信じてくれたんですね。坊ちゃん。」
阿久津数馬:「…………」
”スカル&ボーンズ”:「ま、さか………!」
”スカル&ボーンズ”:「”トラップマスター”を分離したのか!」
阿久津数馬:「坊ちゃんとは呼ぶなと」
阿久津数馬:「あれだけ言ったろ……!」
高橋正恒:「君たちがやってたことだろう。”トラップマスター”。」
高橋正恒:「僕の意識の間隙を突いて、”トラップマスター”として行動させた。」
高橋正恒:「”トラップマスター”になってる間、今度は僕がまるきり同じことをしたのさ。」
高橋正恒:「”こう”してくれるようにね。」
高橋正恒:「僕は…阿久津数馬の右腕だ。」
高橋正恒:「”トラップマスター”の右腕じゃない。」
阿久津数馬:「……お前を信じたのかどうかは、正直わからないぞ」
阿久津数馬:「でも」
阿久津数馬:「もし、本当にお前が……あの時のお前が『そう』なら」
阿久津数馬:「言葉の裏には何かあると、僕は思った」
阿久津数馬:「僕はその僕を信じた」
阿久津数馬:「……そうして」
阿久津数馬:「お前に今、帰ってこいと言っている」
高橋正恒:「…長い外回りですいません。」
高橋正恒:「もし、許されるのなら。」
高橋正恒:「またあなたの傍にいさせてください。」
阿久津数馬:「僕が切り落としたのは、お前の右腕だぞ」
阿久津数馬:「僕のじゃない」
阿久津数馬:「そうだろ、高橋」
高橋正恒:「ええ。痛いのは長引きそうですが、必要な治療でしたとも。」
阿久津数馬:「……よし」うなずく。満足げに。
陶妙算:「正直、状況が理解しきれていないんですが」
高橋正恒:ワイヤーを巻き付けて断面を結束、止血する。
陶妙算:「今の高橋さんは敵ではないと認識でいいんですね。」
阿久津数馬:「ああ、そうらしい。戦況は変化した!」
高橋正恒:「簡単に言おう。僕に憑りついてたのが”トラップマスター”の右腕。」
高橋正恒:「あっちが”左腕”だ。」
”スカル&ボーンズ”:「………。」
真堂 光磨:「腕だけが意識を?」
”トラップマスター”:「驚嘆に値するな、高橋正恒。」
熊埜御堂 奈津比古:「‥‥…てっきり、”トラップマスター”ってのは”頭”だと思ってたが、違うみてぇだな」
熊埜御堂 奈津比古:「”トラップマスター”は、”ミミクリーズ”そのものか」
高橋正恒:「”脊椎”もいたし……もしかしたら”頭”もいるかもしれない。」
阿久津数馬:「脊椎……!」
高橋正恒:「どこかにいる。けど…まずは目の前の”トラップマスター”からだ。」
熊埜御堂 奈津比古:「……」”居た”という言葉に色々と察しがつき
熊埜御堂 奈津比古:「…‥…言いてぇことは山ほどあるが、取り敢えず」
熊埜御堂 奈津比古:「バカンスは楽しかったかよ、おっさん」
高橋正恒:「全然。わが家が一番。」
”トラップマスター”:「”ユースティティア”の中から使える個体を選んだが…反骨心が些か強すぎた。」
熊埜御堂 奈津比古:「はっ、そうだよな。そんなもんだよな」
”トラップマスター”:「ここで処分しよう。」
熊埜御堂 奈津比古:「約束通り、きっちり働けよ」それだけ言うと、”左腕”に向き直る

GM:※NPCカードが解放されます。

・高橋正恒 ”アンタッチャブル”
 達成値+24


GM:あとすっかり出し忘れてたこれ!

・水月灯 ”些細な助力”
 判定ダイス+3


GM:どちらもラウンド1回です。
GM:というわけで、本日はここまで!
GM:おつかれさまでした!
阿久津数馬:お疲れ様でした!
陶妙算:さっした!
熊埜御堂 奈津比古:お疲れ様でしたー
真堂 光磨:お疲れ様です!

GM:では次の手番は…陶くん!
陶妙算:はーい!
陶妙算:マイナーで10m移動
陶妙算:メジャーでコンボ《剣の理》、素殴り!
陶妙算:灯くんの支援もらっていいですか!

(阿久津、光磨、熊埜御堂)—(10m)—(陶、”トラップマスター”)


GM:了解!
GM:判定ダイスを+3するといい!
陶妙算:ありがとう!頼れる!
陶妙算:(3+3+3)dx+47
DoubleCross : (9R10+47[10]) → 10[2,2,3,5,7,7,7,7,10]+5[5]+47 → 62

陶妙算:ありがとう灯くん!!
GM:強い!
陶妙算:あ、勿論対象はトラップマスターです!
陶妙算:元スカルさん!
”スカル&ボーンズ”:《カウンター》《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《スキルフォーカス:射撃》《炎の刃》《灼熱の砦》だ!
”トラップマスター”:11dx7+12
DoubleCross : (11R10+12[7]) → 10[1,1,2,5,7,8,10,10,10,10,10]+10[1,1,4,5,6,6,7]+10[8]+2[2]+12 → 44

”トラップマスター”:クゥ~~~~~
”トラップマスター”:頑張ったが届かず!
陶妙算:陶妙算の侵蝕率を+22(4D10->8,6,5,3)した(侵蝕率:103->125)
陶妙算:間違えた!!
陶妙算:《フェイタルヒット》陶妙算の侵蝕率を+4した(侵蝕率:103->107)
陶妙算:ダメージダイスを+4D10します
GM:グギャア~~~
GM:ダメージください!
陶妙算:さらに阿久津くんのブラックスミスパワーも乗って
陶妙算:7d10+4d10+1d10+11
DoubleCross : (7D10+4D10+1D10+11) → 43[6,2,4,5,8,9,9]+15[5,7,2,1]+7[7]+11 → 76

陶妙算:や!
GM:そのダメージは…死ぬ!
”トラップマスター”:復活もなし!撃破です!
”トラップマスター”:演出どうぞ!
陶妙算:『水月の矩ということあり。是は敵の起る処、出る頭へ映るの意にて、月の浪に映るが如く』
陶妙算:『浪の動くに随い、起るに随うて、何処の嫌いなく、向うの動く処へ映るものゆえ、水月のたとえあり』
陶妙算:『剣術もその如く、向うの動くに随い、起るに随い、その処を通さず打ち勝つの意なり』
陶妙算:〈ゆるり〉
陶妙算:とトラップマスターとの距離を詰める。
陶妙算:下から跳ね上がる溶岩を切り裂き
陶妙算:頭上から襲い来る氷柱を一歩先んじで回避する
陶妙算:「"右腕"に比べて」
陶妙算:「"左腕"の罠は随分お粗末ですね」
”トラップマスター”:「………!」
陶妙算:形の良い唇から挑発するような言葉が響く
”トラップマスター”:まだ、終わらない。左右から挟み込むように火炎が地面から噴き出した。
陶妙算:「舐めるな。」
陶妙算:「僕はもっと熱い炎を知っている!」
陶妙算:気合の一声とともに伯耆安綱が放たれる
陶妙算:炎ごと斬り裂くように
陶妙算:天空から大きく弧を描いて伯耆安綱が振り下ろされるが
陶妙算:"トラップマスター"の頭蓋を断ち切る寸前、刃が氷によって阻まれる
”トラップマスター”:その剣を両手で受け止める。直接、ではない。
”トラップマスター”:斬撃を氷が受け止めた後、刀身にワイヤーが絡む。
”トラップマスター”:「これも、罠──」
GM:パァ    ン
陶妙算:「優れた狩人はまず足元を見るべき、だそうですが。」
GM:銃声が響く。
陶妙算:「優れた戦士は戦場全体を見渡すんですよ。」
水月灯:肩で息をしつつ”トラップマスター”を見据えている。
水月灯:その手には、硝煙たなびくコンテンダーピストルが。
”トラップマスター”:「…………。」
陶妙算:自分の剣は揺動。
陶妙算:灯さんが、最高のタイミングで最良の一撃を放つための。
陶妙算:罠。
”トラップマスター”:「成、程…………。」
”トラップマスター”:「だが、私の存在すら罠の一つでしかない……。」
陶妙算:「なら」
陶妙算:「また踏み越えてあげますよ。」
陶妙算:「皆で、ね。」
”トラップマスター”:血の塊を吐いて、倒れ伏す。
水月灯:「や、やったんですか…”トラップマスター”を……?」
高橋正恒:「いいや。」
陶妙算:「はい、そうです。」
陶妙算:「ただし、"トラップマスター"の左腕を、ですが」
陶妙算:「ですよね、高橋さん」
高橋正恒:「その通りだ。」
高橋正恒:「全員、放水路から地上に出るエレベーターがある。」
高橋正恒:「ヘリは自動操縦で地上に帰して、そこに乗ろう。」
陶妙算:「詳しい話は、その後聞かせていただけるんですよね。」
高橋正恒:「道すがらするよ。さ、急いで……っ」
高橋正恒:片腕を亡くしたために、バランスを崩す。
阿久津数馬:「!」ヘリを降りてぱたぱたと走ってくる。
阿久津数馬:「何やってる!」
高橋正恒:「すいません。片腕になると、どうも歩きにくくて。」
阿久津数馬:崩れたところに駆けつけ、肩を貸す。
阿久津数馬:「……あんまり歩きやすそうではないが、我慢しろ」
阿久津数馬:「僕が撃った腕の分だ」
陶妙算:身長的に熊埜御堂さんに任せた方がいいのでは、と言いかけて言葉を止める
高橋正恒:「………ただいま戻りました、支部長。」
高橋正恒:「ありがとうございます。」
阿久津数馬:「……ああ」
熊埜御堂 奈津比古:「………」代わろうと思ったが、止める。別に俺がやるべき事じゃない
阿久津数馬:「おかえり。高橋」
阿久津数馬:言いたいことはいくらでもあるが。それはまだ先にしておく。
真堂 光磨:「……」駆け寄り、大柄な体を支える友人の背を見つめて。

GM:地下放水路
GM:作業員用エレベーター

GM:ゴ ォオ ………
GM:民間のエレベーターとは異なり、けたたましい音を立てながら、巨大なエレベーターが地上へとせり上がっていく。
GM:君たちは戦いの疲労を癒しつつ、高橋に事情を聴くのだった。
熊埜御堂 奈津比古:一服するつもりで煙草を取り出そうとするも「……」TPOを気にして止める
熊埜御堂 奈津比古:「……あー…何だ」
熊埜御堂 奈津比古:「聞きてぇことは山ほどあるが、取り敢えずだ。これが分からなきゃ色々整理出来ねぇ」
熊埜御堂 奈津比古:「おっさん、あんたいつから”トラップマスター”だったんだ」
高橋正恒:「いつから、か。」
高橋正恒:「……僕は元々、高橋正恒という人間でないことは知っているかい?」
熊埜御堂 奈津比古:「”ユースティティア”だったか」
熊埜御堂 奈津比古:「その時使ってた偽名、だってのは調べがついた」
高橋正恒:「それだ。」
高橋正恒:「”ユースティティア”はUGNの中でも非合法な任務を行っていた。」
高橋正恒:「隊員はみな素性を知られないように元の名を封印し、普段は一般のエージェントとして偽名で過ごしてたんだ。」
熊埜御堂 奈津比古:「……」”非合法”、元々綺麗な組織とは思っていないが、言葉にされると妙な生々しさがある
高橋正恒:「その任務内容はテロリストやジャーム”予備軍”の排除。」
陶妙算:「それは…」
熊埜御堂 奈津比古:「とんだ畑仕事だな」
高橋正恒:「特異な点は、ある遺産を用いて未来をわずかながら垣間見、」
陶妙算:思わず息を呑む。滑らかな形の良い喉がわずかに上下する
高橋正恒:「”その時点で罪を犯していない人間でも”、強硬手段を取る点だ。」
阿久津数馬:「…………」
高橋正恒:「遺産の名は”浄眼”。」
熊埜御堂 奈津比古:「……疑わしきは、か。まるで現代の話じゃねぇみてぇだな」
陶妙算:「待って」
阿久津数馬:「その目的や手段について是非は言わないが……そうか」
高橋正恒:「罪を暴く魔眼であり、咎人を裁く剣でもある。」
真堂 光磨:「だからこその正義の女神。……大仰な名前の理由はわかった」
真堂 光磨:そこまで言って。遺産の名に、軽く眼を開く
陶妙算:「その名前って」光磨くんの方を見る
真堂 光磨:左眼に手が重なった
阿久津数馬:「そういえば、言ってたな。妙な夢を見たと」
熊埜御堂 奈津比古:「………」その”友人達”の反応で、状況を察する
真堂 光磨:「……」
真堂 光磨:「うん。……そういうものだったのか、“これ”は」
高橋正恒:「………”浄眼”は、扱いの難しい代物だった。」
真堂 光磨:眼窩の縁を指がなぞり。蒼の瞳が語る男の顔を見つめる
高橋正恒:「侵蝕はかさみ、危険域に達するエージェントもいたほどだ。」
熊埜御堂 奈津比古:「‥‥ジャーム予備軍」
陶妙算:「未来の覗き見るなんて、ほとんど反則みたいなものですからね。」
高橋正恒:「倫理的な観点、そして隊員たちへ多大な負担から、”ユースティティア”は解体されることになった。」
高橋正恒:「解体される前の最後の任務が、崩落戦だった。」
熊埜御堂 奈津比古:「…通りで情報が出てこなかったわけだ」
熊埜御堂 奈津比古:そこまで言って、崩落戦という言葉に口を結ぶ
高橋正恒:「……そして、そこで”トラップマスター”の攻撃を受けて全滅した。」
阿久津数馬:「全滅……」
阿久津数馬:「けど、お前は……?」
真堂 光磨:「……」
高橋正恒:「………僕もそこで死んだ。……はずだったんだけどね。」
高橋正恒:「気がついた時には、記憶を失った状態でUGNの病院にいたよ。」
高橋正恒:「おそらく、僕の身体に”トラップマスター”を埋め込まれたのはその時だ。」
熊埜御堂 奈津比古:「……で、そっから」阿久津を顎で示して「こいつの元で働くようになったって訳か」
阿久津数馬:「……疑問がふたつあるな」
真堂 光磨:「……それで、これも。回収されて12支部で保管されてたのが、ぼくに渡ったと」
阿久津数馬:「ひとつは、今の話だ。少しでも未来が見えたんだろ?」
阿久津数馬:「なぜ全滅なんて目に遭ったのかが気になる」
高橋正恒:「それは……作戦前に”浄眼”が回収されたからですね。」
阿久津数馬:「……そもそも未来が見られなかった」
高橋正恒:「あるいは…これすらも”トラップマスター”の作戦だったんでしょう。」
高橋正恒:「UGNの内部にも”トラップマスター”がいたんですよ。」
高橋正恒:「その一人が伯耆将です。」
阿久津数馬:「"脊椎"……」
熊埜御堂 奈津比古:「だから、始末したんだな」
高橋正恒:「……あれが限界だったけどね。」
高橋正恒:「その後はほとんど”トラップマスター”だったよ。」
阿久津数馬:「最初の頃は……会った頃は、違ったよな」
阿久津数馬:「父は、やはりその辺りには気づかずにお前を僕に近づけたんだろうな」
高橋正恒:「…………。」
陶妙算:灯さんに一瞬視線を向ける
水月灯:「………父さん。」
陶妙算:「高橋さん、改めてご紹介します。」
陶妙算:「こちらは現在第10支部に増援として来て頂いている日本支部エージェント、水月灯さんです。」
陶妙算:「灯さんのお父さんは、トラップマスターとの交戦後に行方不明になったと伺いました。」
水月灯:「どうも……」
陶妙算:「それも、やはり”ユースティティア”と関連があるのでしょうか。」
陶妙算:自分にはともかく、灯さんにはその答えを聞く権利がある。そのことを疑わない強い口調で高橋さんに問いかけます
高橋正恒:「………水月巧氏は”ユースティティア”に直接的な関わりは無かった。」
高橋正恒:「崩落戦はとにかく混乱した戦場だった。予期せぬ遭遇や戦闘もあったろう。」
高橋正恒:「特に水月巧氏は崩落戦の先鋒として活躍した人だ。」
陶妙算:「優秀な方だったのですね。」
高橋正恒:「その中で”トラップマスター”と遭遇したとしても…あり得る話だろう。」
陶妙算:「"左腕"は、先程高橋さんに向けて”ユースティティア”の中から使える個体を選んだ"と言っていました。」
陶妙算:「灯さんのお父さんが優秀な戦士だったのなら」
陶妙算:「彼も、選ばれてしまった可能性があるということですか。」
陶妙算:「いや、違うな。」
陶妙算:「そもそも、トラップマスターというのはなんなんですか?」
高橋正恒:「……………。」
陶妙算:「複数の部位に別れ、それを他人をつなげることで人格を支配することができる。」
陶妙算:「それが脅威であることはわかります。でも、何を目的としているのか。何をしようとしているのがわからない。」
高橋正恒:「陶くん。君の刀は何のために造られたものかな。」
陶妙算:「人を斬るためです。」
高橋正恒:左手で銃を抜く
陶妙算:「この刀も、僕の技も、全てはそのために鍛えられたものです。」
高橋正恒:「これは、生き物を撃つために造られた。」
高橋正恒:「……”トラップマスター”も同じなのさ。」
高橋正恒:「自分自身が人を殺傷するための罠を生み出すための装置。」
陶妙算:「……」
高橋正恒:「これから長い間掛けて人が進化しても、」
高橋正恒:「”トラップマスター”はその新しい種を殺すに足る罠を作るだろう。」
陶妙算:「僕の剣は、人を斬るためにあります。」
陶妙算:「但し、それはUGNの正義のために、誰かを守るために振り下ろされます。」
陶妙算:「"トラップマスター"は、そうではなく」
陶妙算:「ただ、誰かを罠にかけるためだけに、罠を張るということですか。」
高橋正恒:「その通り。」
熊埜御堂 奈津比古:「…トラップマスター自体は、目的じゃなく手段に過ぎねぇ、か」
陶妙算:「目的はなく、ただ害意だけを持って自動で動き回る装置。」
真堂 光磨:「人間ではなく、機構(システム)」
陶妙算:「そんなの、罠ですらない。ただの凶器だ。」
阿久津数馬:「そのために人の人格を踏みにじるとは、大した機構だな、まったく!」
高橋正恒:「……元々人間だったのが機構になったのか、」
高橋正恒:「限りなく機構じみた人間なのかは、分からないけどね。」
真堂 光磨:ごうん、ごうんと持ち上がるエレベーター。それがまるで、罠の糸を繰る車輪の音のように聞こえた
真堂 光磨:「……高橋お兄さん。ぼくからもひとつ、聞かせて欲しい」
高橋正恒:「何かな。」
真堂 光磨:「これをぼくはいままで、“武器を作り出すためのもの”と認識して使ってきた。それも正しいのだろうけど」
真堂 光磨:左のこめかみを軽く指で叩いて
真堂 光磨:「どうして今更になって、未来視を起こしたのかがわからない」
真堂 光磨:「それが本来の能力であるなら……もっと早くに何かが見えていたと思うのだけど」
高橋正恒:「僕の推測でも構わないかな?」
真堂 光磨:頷いて返し。眼を合わせて聞く姿勢を取る
高橋正恒:「……”浄眼”の未来視は持つ者の感情と精神状態に大きく左右される。」
高橋正恒:「ゆえに侵蝕の増加も激しい”遺産”なんだ。」
高橋正恒:「逆に言うと、感情に乏しい者が持っても剣以外の権能は十全に扱えない。」
高橋正恒:「無機物…コンピュータのような演算装置に”浄眼”を持たせるという計画もあったが、」
高橋正恒:「それらは失敗に終わっている。」
真堂 光磨:「……未来そのものへの渇望。それがこれを、起動させるための鍵」
高橋正恒:「………心当たりはあるかい?」
真堂 光磨:「……」
高橋正恒:「僕はあるけどね。……以前見た時よりも、君はより”人間らしい”よ。」
真堂 光磨:「……よく言われるようになったよ、高橋お兄さん」
真堂 光磨:「図々しくなったって」
真堂 光磨:そして。明日を生きる、そのための大きな理由を得た
高橋正恒:「それは何よりだ。」
高橋正恒:へら、と笑う
陶妙算:「何にせよ、”浄眼”を使って"トラップマスター"の動きを探る、というのはしないほうがいいんですね。」
陶妙算:「光磨くんへの負担が大きすぎる。」
陶妙算:「でも、それなら左腕と右腕を倒して、これから何をすればいいんですか。」
陶妙算:「また罠を仕掛けてくるのを待つしかないんですか?」
水月灯:「………提案があります。」
熊埜御堂 奈津比古:そちらに視線を移す
阿久津数馬:「聞かせろ、水月」
水月灯:「僕が”トラップマスター”の右腕に潜って、」
水月灯:「何を計画してたのか、探ります。」
陶妙算:「それは」
阿久津数馬:「お前……!」
熊埜御堂 奈津比古:「………」その目を見て
真堂 光磨:「……ただでさえ負荷のかかるものだ、って言っていたけれど」
熊埜御堂 奈津比古:「やれんのか?」
陶妙算:酷く、有効だ。灯さんの能力の有用さは知っている。それができるのなら、決着に一気に近づけるのかも知れない
水月灯:「やります。」
陶妙算:「危ない、ですよ。」
熊埜御堂 奈津比古:「そうか、じゃあ任せた」
水月灯:「支部で徴も待ってる。阿久津支部長だって、みんなだって、マスターエージェントに臆せず向かって行った。」
水月灯:「僕だけ座って待ってるのは嫌です。」
陶妙算:「人を傷つけるためだけに罠を張り続ける機構という話が本当なら」
陶妙算:「それは、きっと純粋でどす黒い悪意の塊です。」
陶妙算:「そんなものと精神を同調させたら、どうなってしまうかわかりませんよ。」
陶妙算:声を強張らせながら、灯さんに言葉をかけます
高橋正恒:「………。」
高橋正恒:「なら、分散させればいい。」
阿久津数馬:「分散?」
陶妙算:「どういうことですか。」
高橋正恒:「灯くんの能力を最大限活用して、全員で潜る。」
熊埜御堂 奈津比古:「………」腕を組んで、手すりにもたれかかりながらそれを聞く
陶妙算:「出来るんですか、そんなことが。」
真堂 光磨:「言うことはわかる、けれど」できるのか、と目線を当人へ向けて
陶妙算:漆のように光る瞳を灯さんに向ける
水月灯:「頑張ればできますけど…」
高橋正恒:「特に、光磨くんの”浄眼”なら手がかりを探しやすくなるだろう。」
阿久津数馬:「可能なら、確かに分散はしやすくなるな」
高橋正恒:「それに、他の人間がいるというだけで、不安が和らがないかな。」
阿久津数馬:「それはそうだ。……ほんとに」
水月灯:「………。」陶を見る。熊埜御堂を見る。光磨を見る、阿久津を見る。高橋を見る。
水月灯:そして自分の手を見下ろし、ぎゅっと握りこぶしを作る。
陶妙算:「お願いです。」
陶妙算:「僕も一緒に行かせて下さい。灯さん。」
水月灯:「………はい。」
陶妙算:「僕だって、自分だけ座って待ってるのは嫌なんです。」
真堂 光磨:「前に使ってた高橋お兄さんが言うなら。これで力にはなれる、かな」
阿久津数馬:「水月……灯。お前が戦おうとしていること、僕は評価する」
阿久津数馬:「皆でやろう。戦って、帰ってくるまでが作戦だ」
熊埜御堂 奈津比古:「……」水月灯の目をもう一度見て
熊埜御堂 奈津比古:「チッ、あーあーんだよ…守らなきゃなんねぇのがもう一人増えちまったじゃねぇか」
熊埜御堂 奈津比古:「おい、水月」
熊埜御堂 奈津比古:「てめぇの仕事に価値持たせんのは俺達だ。だが」
熊埜御堂 奈津比古:「俺達の仕事に価値持たせられるのはてめぇだけだ。せいぜい気張れよ」
水月灯:「きばります!」
熊埜御堂 奈津比古:「良かったじゃねぇか、これが終われば」
熊埜御堂 奈津比古:「この街を救った英雄だぜ。日本支部エージェント」
熊埜御堂 奈津比古:重圧をかけるように、少しイヤミったらしく言い放つ
水月灯:「プレッシャーかけないでくださいよぅ…」
真堂 光磨:「素直じゃないね熊埜御堂のお兄さんは」
水月灯:「それに英雄なんてガラじゃないです。」
熊埜御堂 奈津比古:「ああ?言いてぇ事しか言わねぇんだよ俺は。素直じゃねぇか」
水月灯:「それじゃ素直にじっとしてくださいね。……よいしょ。」
真堂 光磨:「だって」
熊埜御堂 奈津比古:「……おい、何してんだ」
水月灯:熊埜御堂の膝に座る。熊埜御堂は腿に高めの体温を感じるだろう。
熊埜御堂 奈津比古:「いや、だから何してんだって………」
水月灯:肩も同じ男とは思えないほど小さい。腕を前にやれば、そのまま包んでしまえそうだ。
熊埜御堂 奈津比古:「‥‥‥‥聞いてる?」
水月灯:「いや、皆さんと融合するとなると、どうしても密着しないといけなくて…。」
真堂 光磨:「素直に大人しくね」
阿久津数馬:「道理だな。動くなよ、熊埜御堂」
熊埜御堂 奈津比古:(じゃあ先に言えよ!!…とも言い辛ぇし…畜生、んだよこの状況は…!)
水月灯:「重い、ですか…?」
水月灯:上目遣いで熊埜御堂を見つめる。
熊埜御堂 奈津比古:「…あああああああ!!!」
熊埜御堂 奈津比古:「男が先越していい台詞じゃねぇだろ!!!!」
水月灯:「き、急に怒らないでください!」
真堂 光磨:片思いは大変だ。と言いかけて呑み込んだ
熊埜御堂 奈津比古:「怒ってねぇわ!!ああ!?んだこれ!腕どこ置けばいいんだよ!!」
水月灯:「…気を取り直して…皆さん、僕に触れてください。」
水月灯:「僕が持ちますから!」
陶妙算:「宜しくおねがいします。」
阿久津数馬:「頼む。いくぞ」
陶妙算:そっと灯さんの方に手を乗せる
阿久津数馬:灯くんの腕に手を。
熊埜御堂 奈津比古:「………」抵抗を諦め、身を委ねるように手を置く
真堂 光磨:同じく近付いて、手を乗せた
水月灯:「行きますよ…!」《生体侵入》《壁に耳あり》

GM:ではここから記憶を探るフェイズです。
陶妙算:うおー!
熊埜御堂 奈津比古:ふむ

■情報項目
記憶をたどる 意志、交渉
20/35/50


GM:ちなみにこれは徐々に加算です。
GM:徐々にっていうか
GM:そのまま達成値を加算ですね。
GM:そして、光磨君にはこれをプレゼント
熊埜御堂 奈津比古:四人で計50出せばいいと
GM:sousou
真堂 光磨:なんだろー(包装バリバリー)

・遺産”浄眼”
《インスピレーション》をLV3で取得。


GM:この判定で使うと、判定をすっ飛ばして一気に達成値20出したことにできます。
真堂 光磨:わっはー
陶妙算:すごーい
阿久津数馬:やったー
陶妙算:ちなみに侵蝕は?
陶妙算:普通にかかります?
GM:それは勿論かかります
真堂 光磨:2上昇ですね。了解
熊埜御堂 奈津比古:2か…
GM:侵蝕がかさむって情報出してるからネ
阿久津数馬:まずは三人でがんばってみるか
陶妙算:ですね。
熊埜御堂 奈津比古:ですねー
真堂 光磨:よろしくお願いします
陶妙算:では早速判定してもよろしくって?
GM:イイヨ!
阿久津数馬:いきますわよ
陶妙算:意思判定
陶妙算:(4+3)dx+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 10[1,1,2,3,8,9,10]+3[3]+2 → 15

阿久津数馬:おお
陶妙算:頑張った!!
真堂 光磨:おお回った
GM:回った!
熊埜御堂 奈津比古:おお
阿久津数馬:あ、そうか。熊埜御堂さん先にやってもらっていいですか
熊埜御堂 奈津比古:押忍押忍
阿久津数馬:リーダーズマーク切る手もあった
陶妙算:頼れるー
熊埜御堂 奈津比古:思い出の一品使えますか?
GM:使えます!
熊埜御堂 奈津比古:うす。では意志で記憶をたどります。《紡ぎの魔眼》使ってダイス+4 思い出の一品で達成値+1
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+1した(侵蝕率:96->97)
熊埜御堂 奈津比古:7dx+5
DoubleCross : (7R10+5[10]) → 10[1,4,4,4,6,8,10]+6[6]+5 → 21

阿久津数馬:おおー!
真堂 光磨:うおお
熊埜御堂 奈津比古:おらぁ!
真堂 光磨:これで36
阿久津数馬:計36!
GM:ワオー!
GM:ではまず二個開示だね
阿久津数馬:じゃあ素で振れば大丈夫かな……!
熊埜御堂 奈津比古:二人とも素でもいけそうな気がしますね
阿久津数馬:意志で思い出の一品使用
阿久津数馬:9dx+1
DoubleCross : (9R10+1[10]) → 10[4,5,5,6,6,6,7,8,10]+3[3]+1 → 14

阿久津数馬:とりあえずまわった
GM:ピッタリクリア!」
熊埜御堂 奈津比古:ピタリ賞じゃん
真堂 光磨:届いた
阿久津数馬:あっ50
阿久津数馬:やったー
真堂 光磨:みんなありがとう…お陰で節約できた
阿久津数馬:こっちも素でできてよかった
GM:では開示です。

・”トラップマスター”2
”トラップマスター”が失踪した理由は”技術の継承”にある。
”トラップマスター”は純粋に人間を殺傷する技術を極限まで高めるために、
”ミミクリーズ”を設立した。しかし、”トラップマスター”の技術を完全にものに出来た門下生は、
”ミミクリーズ”に誰一人として存在しなかった。
故に”トラップマスター”は自らの四肢・内臓を依り代として他者に移植し、
疑似的なクローニング、疑似的な不老不死を実現しようとした。


GM:つまり、”トラップマスター”が死んでも技術を正確に継承するには
GM:”トラップマスター”を”トラップマスター”自身に継承させればいいと考えたわけですね。
陶妙算:無限ループだ

・”トラップマスター”継承の問題点
しかし、”トラップマスター”の継承には大きな問題点が存在する。
自分以外の自分が複数存在する中で、自我を強固に保つことは難しい。
複製体と言えども、結局は環境や教育によって全く違う人間に成る。
”トラップマスター”という機構を、人間を、自我を、完全に複製するには膨大なリソースが必要になる。
ゆえに”トラップマスター”はリソースを賢者の石の鉱床に求めた。
現在起きている第10支部襲撃は全て陽動。
真の目的は、鉱床へ到達し”トラップマスター”を永劫の者とすることである。



・現存する”トラップマスター”
以下は”トラップマスター”の一覧である。

・水月巧
阿久津慎吾と親交の厚かったUGN本部エージェント。
崩落戦時に”ローグ”を壊滅させるなど多数の手柄を上げるが、
”トラップマスター”と交戦して死亡した。

”トラップマスター”の正体の一つ。
彼の存在それ自体が『組織を内部から蚕食する』罠であり、
水月巧の身柄を攫い殺害、表皮を剥ぐことで変装していた。
崩落戦時、息子の水月徴に脳を移植。肉体的に死亡した。

・水月徴
エグザイル/ノイマン/ウロボロス
UGNチルドレン。
”トラップマスター”の脳を持つ。
”トラップマスター”全体を統御する個体。
水月巧が”トラップマスター”となった後に出来た息子。
高いレネゲイドの適正を見出されたため、水月巧に依り代として選ばれた。

・高橋正恒
UGNエージェント。
”トラップマスター”の右腕を持つ。
”トラップマスター”を移植された最初の個体。
移植時に強い抵抗があり、後遺症として記憶が失われた。
元々はUGNの汚れ仕事を担う強襲部隊の一員であったが、
”トラップマスター”に部隊を壊滅させられ、
”良質なサンプル”として死体を回収される。
部隊の全人員が壊滅し、”トラップマスター”のスパイが部隊の情報を抹消したため、
彼の記録はどこにもなく、”高橋正恒”という偽名しか残っていない。

・伯耆将
査察部所属のUGNエージェント。
”トラップマスター”の脊椎を持つ。
”トラップマスター”の覚醒、連絡役を担う。
高橋正恒が”トラップマスター”に覚醒した際、
わずかに残った元の人格によって殺害され、脊椎を抜かれる。

・相模武政
”ミミクリーズ”継承派筆頭、及びセルリーダー代理。
”トラップマスター”の左腕を持つ。
右腕とともに”トラップマスター”の実働部隊。




GM:数年前
GM:UGN第10支部

GM:”トラップマスター”の記憶を遡行する。
GM:多くの者が殺された。
GM:多くの者が傷ついた。
GM:ある者はワイヤーに首を絞められた。ある者は陥穽に落ち底の杭に身体を貫かれた。
GM:自動射撃装置の付いた銃で撃たれた。味方によって誤って殺された。
GM:そして、今、目の前にいる人間は──
阿久津慎吾:「…………徴くん。」
阿久津慎吾:「君には辛い話になるが……どうか聞いてほしい。」
阿久津慎吾:「君のお父さん…水月巧は………」
阿久津慎吾:「”トラップマスター”」
阿久津慎吾:「……という名の、FHのマスターエージェントだ。」
水月徴:「………。」
阿久津慎吾:「具体的な証拠も手に入れた。”トイマスター”との通信記録だ。」
阿久津慎吾:手元のレコーダーを操作し、音声を再生する。
”トイマスター”:『……成程。臓器をバラバラにして己を分裂する……か。』
”トイマスター”:『理論上は可能だ。しかし、寿命は保証できないよ。』
水月巧:『ああ。寿命を延ばす算段は自分で付ける。』
水月巧:『……このままではいけないのだ。』
水月巧:『彼らは、私の技を受け継ぐにはあまりに不十分だ。』
水月巧:『私の目的を達するには到底及ばない。』
水月巧:『であれば…私自身が”トラップマスター”を継ぐ。』
”トイマスター”:『………一つ、条件を出そう。』
水月巧:『何か?』
”トイマスター”:『意識のあるまま君を分解させてくれないか?』
”トイマスター”:『自我を生きたまま裂かれるというのは…とてつもない苦痛を生み出すはずだ。』
”トイマスター”:『その様子を是非、娘に見せて欲しい。』
水月巧:『条件を呑もう。』
水月巧:『……”トイマスター”と取引する以上は、覚悟の上だ。』
”トイマスター”:『素晴らしい。いつ死を望むようになるか、楽しみだ。』
GM:しばらくしたのち、水月巧のけたたましい悲鳴が響く。
阿久津慎吾:「………。」悲鳴の途中で音声を止める。
阿久津慎吾:「……徴くん。”トラップマスター”はいつからか、君の父親と成り替わっていたんだ。」
阿久津慎吾:「僕は巧の仇を取りたい。君の…そして灯君の仇を取りたい。」
阿久津慎吾:「何か知っていることがあれば教えてくれないか?」
阿久津慎吾:「辛ければ落ち着いてからでもいい。……頼む。」
水月徴:「……はい。知っている限りですけど。」
阿久津慎吾:「本当か!?」
水月徴:「……例えば。」
水月徴:ゆっくり歩み寄って、無防備な阿久津の心臓を消音された銃で撃ち抜く。
水月徴:「私が”トラップマスター”だ。」
阿久津慎吾:「……な」
阿久津慎吾:信じられないものを見るかのような目で徴を見る。
阿久津慎吾:「……何故……徴、くん………」
水月徴:「私は徴でも巧でもないよ。阿久津慎吾。」
”トラップマスター”:「………しかし、私の正体の一端に手を掛けたことは、」
”トラップマスター”:「褒めてやろう。」
阿久津慎吾:(ここまで、か………)
阿久津慎吾:(せめて、あの子が無事ならば…それでいい。)
阿久津慎吾:(きっと立派に育ってくれるだろう…。)
阿久津慎吾:(僕は罠ではなく、未来への芽を植えた。)
阿久津慎吾:(……ああ、でも………)
阿久津慎吾:(最後に一目、あの子の姿を見たかった……)
阿久津慎吾:(………数馬)
GM:”トラップマスター”が見下ろす中、男は静かに息を引き取った。

GM:君たちは記憶の遡行を終え、意識を取り戻した。
真堂 光磨:左眼がわずかに疼く。想定していたよりも負荷はかかっていなかったが、
真堂 光磨:近くに立っているだろう友人へ視線を移して
水月灯:「………………。」蒼白な顔で目を開く。
熊埜御堂 奈津比古:……言葉もないまま、”二人”に視線を移す
阿久津数馬:目をしばらく閉じて、じっとしている。
阿久津数馬:「…………」ゆっくりと、目を開いて。
阿久津数馬:「大事はないか、灯」
水月灯:「徴…………そんな…………」
阿久津数馬:頭がぐらぐらするようなことで一杯だったが。
阿久津数馬:それでも、灯の方の打撃が大きいと判断した。
陶妙算:悪意の波に脳が揺れていることを感じながら、二人の様子を見ている。
阿久津数馬:「……パパは。そうか」
阿久津数馬:「……そうか……」
水月灯:「………………。」阿久津に言葉を返すことが出来ない。
阿久津数馬:トラップマスター。トイマスター。あまりにも強い悪意。
水月灯:彼の父を殺したのは弟であり、父であり、二人の仇なのだ。
熊埜御堂 奈津比古:(……水月は…厳しそうだな、ありゃ。阿久津の方にゃ思ったより動揺は見られねぇが…)
阿久津数馬:「灯。僕は怒っている」
阿久津数馬:「怒ってるんだ」
阿久津数馬:「お前にじゃないぞ。勘違いをするな」
水月灯:びく、と肩を震わす
水月灯:「え……?」
阿久津数馬:「徴にですらない。あいつら」
阿久津数馬:「自分の身体と心の面倒も自分一人で見られない奴らにだ!」
阿久津数馬:「大人ならそれくらいまっとうにやれよ……やって見せてくれよ……」
水月灯:「…………。」
阿久津数馬:「……パパは」
阿久津数馬:「ちゃんとやってた。最後まで」
阿久津数馬:「見せてくれたのは、お前だ」
阿久津数馬:「ありがとう」
阿久津数馬:さすがに、ぐす、と目をこする。
水月灯:「…………僕は………。」
水月灯:きゅ、と唇を噛む
水月灯:「僕も、怒る。」
水月灯:「徴を、自分のものみたいに好き勝手して……。」
水月灯:「数馬くん。一緒に見返してやろう。」
阿久津数馬:「……ああ」確かにうなずき返す。
水月灯:「僕たちだって意志があるし、力がある。」
水月灯:「罠の獲物じゃないってところ、見せてやろう。」
水月灯:こちらも泣きながら阿久津に語り掛ける。
阿久津数馬:「その通りだ。お前、今一人前の顔してるぞ」
阿久津数馬:目を軽くこすって笑う。
水月灯:「………そう、かな……ぐすっ……」
水月灯:両手で目元を拭く
陶妙算:そっと、熊埜御堂さんの膝の上に座る灯さんに手を差し伸べます。
陶妙算:「そうですよ。」
陶妙算:今まで、自分に尽くしてくれた弟よりも、その弟が見せてくれていた甘美な夢よりも。
陶妙算:自分の能力が見せた残酷な真実を迷わず信じることが出来る。
陶妙算:それを強さと呼ばず、なんと呼ぶのか。
陶妙算:「僕も、最後まで力にならせて下さい。」
水月灯:「ありがとう…ございます。」
陶妙算:「貴方は、尊敬に値するエージェントです。」
水月灯:「…………君も。尊敬できるチルドレンだよ。」
熊埜御堂 奈津比古:「……」意志を示した。肯定を得た。脚から伝わる震えも消えた
熊埜御堂 奈津比古:なら、俺からこいつにしてやる事はもう何もない
熊埜御堂 奈津比古:「………ったくよ」ビシ っと水月灯の後頭部を指ではじいて
熊埜御堂 奈津比古:「つくづく安心するぜ、自分の見る目の無さによ」
熊埜御堂 奈津比古:そう言って、阿久津の方へと視線を移し
熊埜御堂 奈津比古:「”自分の身体と心の面倒も自分一人で見られない奴ら”ってお前は言ったが、俺の考えはその逆だ」
熊埜御堂 奈津比古:「ありゃ、”何でも自分ひとりでやりゃいいと持ってる奴”だ」
阿久津数馬:「お前そうやって逆張りをな……」言いかけて。
阿久津数馬:「……そうかもしれないな」
熊埜御堂 奈津比古:「……じゃあ、それに対する俺達の強みはなんだ」
熊埜御堂 奈津比古:「分からせてやろうぜ、クソガキ共」
熊埜御堂 奈津比古:「王将だけで将棋に勝てると思ってる勘違い野郎によ」
阿久津数馬:(……ああ)
阿久津数馬:(それはきっと、昔の僕のことでもあるな)
熊埜御堂 奈津比古:「……阿久津」
阿久津数馬:「なんだよ」
熊埜御堂 奈津比古:「見せてみろよ、おっさんから出された課題の答え」
熊埜御堂 奈津比古:「玉はてめぇだ」
阿久津数馬:「……言われなくても」
阿久津数馬:「見せてやる……いや」
阿久津数馬:「全員で見せてみせる」
阿久津数馬:「僕は支部長だが、僕らは第10支部だ。その総力を!」
阿久津数馬:微かに涙目のまま言う。
真堂 光磨:「いい啖呵だね。ちょっと締まらないけど」
阿久津数馬:「なに?」
真堂 光磨:にゅ、と影の手が数馬の顔の前に伸ばされる。先にあるのは無地のハンカチだ
阿久津数馬:「お前……そういう……その……」ハンカチを受け取って。
阿久津数馬:「……そういう気遣い」目を軽く拭う。
阿久津数馬:「確かに人間ぽくなったよな。最初会った時よりずっと」
真堂 光磨:「そうかな」
阿久津数馬:「そうだよ。覚えてるか?」
阿久津数馬:ハンカチを差し出す。左右違う色の目を見つめる。
阿久津数馬:「お前は、自分が人に見えるかって聞いた」
阿久津数馬:「僕は、その定義は自分で決めろって言った」
真堂 光磨:「……ああ」もう一年ほど前になるのか。目の前の友と初めて会った時のこと
阿久津数馬:「今はどうだ、定義」
真堂 光磨:「……」
真堂 光磨:どうなっているのか。そうだ、と人に言われることは増えたけど
真堂 光磨:変わったことも自覚している。あの頃より世界は広がって、自らを作り替えてきた
真堂 光磨:「そうだね」
真堂 光磨:あの時、願っていたものに辿り着いたかは。まだわからないけど
真堂 光磨:「ぼくは人間だよ。そう思ってる」
阿久津数馬:「……そうか」眩しそうに目を細めて。
阿久津数馬:「これから戦う相手は、自分を保とうとして、それもできなくて、外付けの力で定義を決めつけようとしているらしい」
阿久津数馬:「お前なら斬れる」
阿久津数馬:「力を貸してくれ。僕の……友達」
真堂 光磨:「言われなくてもそのつもりだよ、ぼくの友達」
真堂 光磨:──変わらないな、と思う
真堂 光磨:あの時に語ったきみの言葉を覚えている。それはぼくにとって大事な指針で。
真堂 光磨:ずっときみは大事な友達で──ぼくの憧れのままだ。
真堂 光磨:「12支部の名前がかかってる以上。下手な真似はできないね」
真堂 光磨:軽口でそれが見えないように、少しだけ誤魔化した
GM:二人が言葉を交わすと、光が刺し込んだ。
GM:エレベーターが地上にたどり着いたのだ。
陶妙算:「"トラップマスター”の狙いはわかりました。」
GM:それと同時に、通信も回復する。
陶妙算:「その上でこれからどう動きます?」
UGNエージェント:『支部長、ご無事ですか?作戦はどうなりました?』
UGNエージェント:東城ではない。別のUGNエージェントだ。
阿久津数馬:「……東城はどうした?」
UGNエージェント:『東城さんは──』
GM:と、その時
GM:ゴォ   ン
GM:地面が大きく揺れた。
陶妙算:「……ッ!」
阿久津数馬:「……っ!」
GM:何か巨大なものが、地面を叩いたかのような、
GM:大きな衝撃と振動。
真堂 光磨:「……地震じゃないね」
熊埜御堂 奈津比古:「……んだよ!!」水月の身体を支えながら、バランスを取る
水月灯:「わっ」
阿久津数馬:「今のは!」
UGNエージェント:「確認します…震源地は…」
UGNエージェント:『………!』
UGNエージェント:『阿久津グループ本社ビル!』
阿久津数馬:「……!」
UGNエージェント:『映像、出します!』
GM:全員の端末に映像が映し出される。
GM:本社ビルの下半分が崩れ落ち、巨大な支柱が露わになっている。
GM:そして、支柱の中央には…
GM:ビルがすっぽりと入りそうなほど太い鉄釘が地面を穿っている。
高橋正恒:「………!」
阿久津数馬:「な……んだあれは……!」
高橋正恒:「…”未来都市計画”で多くの建造物が建てられました。」
高橋正恒:「その中でもとりわけ有害な要塞計画は潰され、”ローグ”は壊滅しましたが…」
高橋正恒:「もし、”ローグ”すらも陽動に過ぎないとしたら…。」
熊埜御堂 奈津比古:「……!?」
高橋正恒:「……あれは、おそらく。」
高橋正恒:「いや、間違いなく…”鉱床”を掘り起こすための、」
高橋正恒:「パイルバンカーだ。」
熊埜御堂 奈津比古:「‥‥……あ?」一瞬、理解が及ばずに間抜けな声を上げ
真堂 光磨:「無茶苦茶をする」
阿久津数馬:「な」
阿久津数馬:「なんてものを人の膝元に……!」
陶妙算:「常人の発想では出来ないですね。」
UGNエージェント:『急いでください。』
真堂 光磨:「最効率を求めた結果、異常な物品が出てきたタイプだ」
UGNエージェント:『先ほど東城さんと葛西さん。それと水月徴さんが外の援護に出ましたが、』
熊埜御堂 奈津比古:「……!」
UGNエージェント:『彼らも通信機器の不調で現在地が分かりません。』
阿久津数馬:「……水月!」
UGNエージェント:『こちらからも連絡は取り続けます。』
阿久津数馬:「頼む……こちらは急ぎ向かう!」
GM:自動操縦のヘリが、君たちの目の前で着陸する。
陶妙算:「阿久津支部長、支持を。」
GM:主人に傅くように地面にスキッドを着け、ドアが開く。
阿久津数馬:「ああ!」
阿久津数馬:軽やかに、操縦席にその小さな身体を転がり込ませ。
阿久津数馬:「向かうぞ。乗れ!」
阿久津数馬:「目的地は阿久津グループ本社ビル」
阿久津数馬:「作戦目的は……」
阿久津数馬:様々なことが頭をよぎる。父親、トラップマスター、高橋正恒、水月親子。
阿久津数馬:「街を守ることだ。いつも通りに」
阿久津数馬:「頼んだぞ」

GM:ロイス&購入!
GM:最後の購入だぞい
陶妙算:応急手当3つあるから
阿久津数馬:その前に、応急手当キットをいただいて回復をしとうございます
陶妙算:阿久津くん使って
阿久津数馬:もらう……ありがとう
熊埜御堂 奈津比古:足りなければこちらも二つある
阿久津数馬:2d10+5 一個目
DoubleCross : (2D10+5) → 9[1,8]+5 → 14

阿久津数馬:2d10+14 二個目
DoubleCross : (2D10+14) → 4[1,3]+14 → 18

阿久津数馬:ちいさい!
阿久津数馬:2d10+18 三個目
DoubleCross : (2D10+18) → 19[10,9]+18 → 37

阿久津数馬:うお
阿久津数馬:全快しました! ありがとう!
陶妙算:ブルーゲイルー
真堂 光磨:さて、残った購入はと
阿久津数馬:HP28です
陶妙算:3dx>=19
DoubleCross : (3R10[10]>=19) → 8[4,6,8] → 8 → 失敗

陶妙算:かーえない!終わり!
真堂 光磨:妙算が使うならブルーゲイル
真堂 光磨:4dx>=20
DoubleCross : (4R10[10]>=20) → 10[1,4,7,10]+10[10]+8[8] → 28 → 成功

阿久津数馬:すごい
熊埜御堂 奈津比古:マジかい
阿久津数馬:えーと、照準器買おうかな
陶妙算:サンキュー
熊埜御堂 奈津比古:こっちはロイス保留で、強化素材
真堂 光磨:今回財産点使わなかったな。妙算どうぞ
阿久津数馬:5dx+4=>15
DoubleCross : (5R10+4[10]>=15) → 10[6,8,8,9,10]+10[10]+7[7]+4 → 31 → 成功

阿久津数馬:!?
GM:!?
真堂 光磨:こっちもすごい
陶妙算:なんなの君たち
熊埜御堂 奈津比古:3dx+9
DoubleCross : (3R10+9[10]) → 10[2,8,10]+3[3]+9 → 22

阿久津数馬:チェーンガンに装着します。以上!
陶妙算:怖い怖い
熊埜御堂 奈津比古:クリシーに使って以上!
真堂 光磨:ロイスは…保留で。以上!
阿久津数馬:あ、ロイスは保留! 以上です
熊埜御堂 奈津比古:あ、ガード値上げです
GM:了解!

クライマックスフェイズ


GM:全員登場
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+7(1D10->7)した(侵蝕率:97->104)
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:110->116)
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+8(1d10->8)(侵蝕率:113->121)
陶妙算:陶妙算の侵蝕率を+8(1D10->8)した(侵蝕率:107->115)

GM:阿久津グループ本社ビル

GM:阿久津グループによって建てられた本社ビル。
GM:そこは既に会社やオフィスとしての機能は失われ、
GM:”トラップマスター”の野望を叶えるための装置と化していた。
GM:屋上のヘリポートに降り立つと、
GM:君たちを待ち構えていたように水月徴が現れる。
東城:その傍らには、東城と葛西の姿もある。
陶妙算:「わざわざお出迎えいただき、ありがとうございます。」
”トラップマスター”:「来たか……阿久津慎吾の息子。そしてその部下たち。」
阿久津数馬:「バカだな」
阿久津数馬:「僕は阿久津数馬だ。息子なんて名前じゃない」
阿久津数馬:きっと相手を睨みつける。
熊埜御堂 奈津比古:「…」視線は”トラップマスター”を素通りし、その傍らの葛西と東城へ
陶妙算:「……もう、取り繕いもしないんですね。」
真堂 光磨:「……どっちか、と聞く必要はないか」
葛西:「クマ……『もうこの女も、傍の男も”トラップマスター”だよ』」
東城:「ぐ、逃げて……『施術が強引になったせいで、まだ同化しきれてないがな。』」
水月灯:「徴!」
”トラップマスター”:「………。」
熊埜御堂 奈津比古:「チッ…そうかよ」
”トラップマスター”:「灯か。お前は未熟なだけでなく、邪魔な存在でもあるということか。」
水月灯:「………っ」
”トラップマスター”:「お前を今日まで持ち上げてきたのは、」
”トラップマスター”:「徴…”トラップマスター”の隠れ蓑となってもらうためだよ。」
”トラップマスター”:「本部エージェントという目立つ”灯”の陰で、難なく動くことが出来た、」
”トラップマスター”:「逆を言えば…お前にはその程度の利用価値しかなかった。」
”トラップマスター”:「”トラップマスター”を名乗らせるには…あまりに弱い。」
水月灯:「…………徴は……っ」
水月灯:「もういないんだね………!」
”トラップマスター”:「脳を”上書き”したのだ。残っているはずが無かろう。」
水月灯:「………分かった。」銃を構える。
陶妙算:「あはは」
陶妙算:緊迫した空気の中で、不意に鈴の鳴るような笑い声が響く
陶妙算:「道理で、貴方の下に後継者が育たないはずだ。」
陶妙算:「物差しが、たった一つしかないんだもん。」
陶妙算:「それじゃあ、自分以外の価値あるものを見出だせるはずがない。」
”トラップマスター”:「私の物差しはただ一つ。いかに効率よく、精緻に、鮮やかに人を殺せるか。」
”トラップマスター”:「その機構(わな)を作り出せるか、だ。」
陶妙算:「そうだね。その機構(わな)に散々怖い思いをさせられてきましたよ。」
陶妙算:「でも」
陶妙算:「僕たちは今ここに立っている。」
”トラップマスター”:「……。」
陶妙算:「それは、あんたには測れない灯さんの力のおかげだ。」
”トラップマスター”:「そうは思わない。現に、今の状況はまだ私の掌の上にある。」
熊埜御堂 奈津比古:「右腕も左腕もねぇ癖にほざくじゃねぇか、なんだ?笑やいいのか?」
熊埜御堂 奈津比古:どこまでも不遜で、不敵で、我が道を歩くように
熊埜御堂 奈津比古:「悪ぃが、そういうのはあの世で閻魔相手にやってくれ」
熊埜御堂 奈津比古:「読み上げて貰えよ、”てめぇの死因は未熟で邪魔な弟に油断して放置してたことが原因でした”ってな」
熊埜御堂 奈津比古:「………まあ、一つ残念なのは」
熊埜御堂 奈津比古:「てめぇの罪がもう重くならねぇ事だ。もう誰も殺せねぇんだからよ」
熊埜御堂 奈津比古:葛西と東城に目をやって
熊埜御堂 奈津比古:「そいつら」
熊埜御堂 奈津比古:「返して貰うぜ、クソ野郎。まだ朝の借りも返せてねぇんだからな」
”トラップマスター”:「………まだ、理解できていないようだな。」
”トラップマスター”:「”鉱床”にたどり着いた時点で…私の勝ちは確定している。」
GM:ド    ォ  ン
GM:再び、地鳴りが響く。
”トラップマスター”:「時間通りだ。このビルの真下に…”鉱床”が来た。」
GM:バ  オ ッ  !!
GM:地中から眩いばかりの光があふれだし、
GM:本社ビルを光柱が包み込む。
GM:”トラップマスター”が願う永遠不変の自我。
GM:それを叶える姿へと、水月徴の肉体が変貌していく。
”トラップマスター”:それは、地上のどこにもいないであろう異形の怪物だ。
熊埜御堂 奈津比古:「……だから知らねぇっての、てめぇの物差しなんかよ。理解出来てねぇのはそっちの方だろ、このクソ馬鹿が」
”トラップマスター”:双生児のように二つの”トラップマスター”の顔が半ばで融合しており、
”トラップマスター”:肩や背、胸など各所に今まで”トラップマスター”が成り替わったであろう人間の顔が瘤のように浮かび上がる。
陶妙算:「………」真剣を喉元に当てられたような鋭い殺意と全身を押し潰されるような恐怖を感じる。
”トラップマスター”:胸部は輪のようにぽかりと穴が開き、中央に玉虫色の血管に繋がれた心臓が浮かんでいる。
阿久津数馬:「……!」息を呑む。
熊埜御堂 奈津比古:「………さて、ガキ共。あれ殴んのはお前らの役目になる訳だが」
”トラップマスター”:4本の腕が巨大な手のひらを広げ、2本は足のように地面を踏みしめ、
”トラップマスター”:もう2本は爪を立てながら君たちを睥睨している。
熊埜御堂 奈津比古:「任せていいんだな?」
真堂 光磨:「もちろん」
真堂 光磨:目の前で変貌した異形を見やり。変わらぬ顔で、ひとりが答える
真堂 光磨:「……元から機構のような人間か、願いのために人間から機構に辿り着いたのか」
真堂 光磨:「どちらか、判断できなかったけど。少しだけわかった」
真堂 光磨:「多分、貴方は酷く人間的だ。後継に失望したことも、自らへの執着の強さも。願い故に生まれたもので」
真堂 光磨:「ずっとこの日まで罠の糸を張り、歩いてきた」
真堂 光磨:同意の言葉ではない。ただ見たものを、確認するような平坦な声
真堂 光磨:「ただ。妙算の言ったように、それは絶対に果たされない」
真堂 光磨:腰に差された短刀を鞘ごと抜いて。
真堂 光磨:「継承するということは、コピーを生み出すことじゃない」
真堂 光磨:「変わらない本質があり、でもそれを包むものの変化によって。さらに先へと進む」
真堂 光磨:「一切合切の変化を認められない貴方には、無理な話だ」
真堂 光磨:異形の身になろうと。“トラップマスター”の姿は、この眼には変わらず見えた
真堂 光磨:ただただ妄執に取り憑かれた──停滞か劣化に耐えられなかった男
真堂 光磨:「どう、数馬」
真堂 光磨:「君は言われたことをそのまま繰り返すような人じゃ、ないでしょう」
阿久津数馬:かつて。いや、ほんの少し前。時の流れを、階段のようだと思ったことがある。
阿久津数馬:今の言葉を聞いて、目の前の相手が、その階段の半ばで踏みとどまっているだけのような。
阿久津数馬:そういう存在に見えてきた気がする。
阿久津数馬:「……僕は」
阿久津数馬:「そうだな。少しずつ、変わりながら前に、上に進む。そうありたい」
阿久津数馬:「……トラップマスター。お前は、僕からたくさんのものを奪ったな」
阿久津数馬:父が居なくなった日の、あの静かな喧噪を今でも覚えている。
阿久津数馬:「許したわけではない。だが、今これからの戦いは」
阿久津数馬:「これ以上、誰もお前から奪われないための戦いだ」
阿久津数馬:階段を登っている限り、懐かしく悲しい思い出は、もう手が届かないのだと。知ってしまったから。
阿久津数馬:「改めて名乗ろう。僕は阿久津数馬。N市第10支部支部長」
阿久津数馬:「お前の獲物でも、利用されるだけの弱者でもない」
阿久津数馬:「そうして、我々支部一同。確かな助勢を得て」
阿久津数馬:陶を、熊埜御堂を、光磨を、灯を、高橋を見回す。
阿久津数馬:「お前を葬る。これは」
阿久津数馬:「決定事項だっ!」
”トラップマスター”:「許しを乞うた覚えも負ける気もない。」
”トラップマスター”:「……そして、私はお前たちを葬らない。」
”トラップマスター”:「曲がりなりにもここまでたどり着いた者だ。」
”トラップマスター”:「”トラップマスター”にしてやろう。」
”トラップマスター”:「……愚かな、私の息子以外はな。」

GM:”鉱床” 接続
GM:対 ”トラップマスター”

GM:衝動判定です。難易度は9!
陶妙算:うおー!
陶妙算:(4+3)dx+2>=9
DoubleCross : (7R10+2[10]>=9) → 10[1,1,4,5,6,7,10]+5[5]+2 → 17 → 成功

阿久津数馬:9dx+1=>9 思い出の一品使用
DoubleCross : (9R10+1[10]>=9) → 8[2,2,2,3,3,5,6,7,8]+1 → 9 → 成功

陶妙算:セーフ!
真堂 光磨:《ヒューマンズネイバー》で+1Dして
阿久津数馬:あぶねっ
熊埜御堂 奈津比古:思い出の一品で達成値+1!
陶妙算:陶妙算の侵蝕率を+14(2D10->4,10)した(侵蝕率:115->129)
真堂 光磨:6dx+1>=9
DoubleCross : (6R10+1[10]>=9) → 9[2,3,4,6,8,9]+1 → 10 → 成功

陶妙算:やっべ
熊埜御堂 奈津比古:3dx+5
DoubleCross : (3R10+5[10]) → 9[3,6,9]+5 → 14

熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+8(2D10->1,7)した(侵蝕率:104->112)
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+11(2d10->9,2)した(侵蝕率:116->127)
阿久津数馬:うわあ
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+14(2d10->7,7)(侵蝕率:121->135)
真堂 光磨:やっぱこれくらい上がるか…
陶妙算:テンション上がってきたぜ!
GM:ではエンゲージと特殊なルールについて説明します。
陶妙算:おねしゃす!
熊埜御堂 奈津比古:ほう

■エンゲージ
(阿久津、熊埜御堂、陶、光磨)─(10m)─(”トラップマスター”頭1~2、腕1~4、臓腑1~3)



■特殊なルール
”トラップマスター”の身体は全て同エンゲージにいます。
”トラップマスター”の部位の中にはトラップがいくつか仕込んであります。
イニシアチブ毎に部位の一つを選択して、知覚、意志/難易度16の判定を成功させることで、
その部位がトラップかトラップでないかを判別することが出来ます。
なお、《インスピレーション》の使用を宣言することで判定なしで情報を明かすことが出来ます。
この判定にはNPCの効果を乗せることも可能です。
判定はラウンド中PC一人一回ずつ可能です。


熊埜御堂 奈津比古:なるほどね…

■トラップを攻撃すると…
”開示されていないトラップ”を攻撃した場合、デメリットが発生します。
”開示されたトラップ”を攻撃した場合は何も起きません。。


熊埜御堂 奈津比古:理解を得ました
GM:質問は大丈夫かな?
阿久津数馬:判定タイミングは決まっていますか?
阿久津数馬:全員が同じイニシアチブでもOK?I
GM:OK!
阿久津数馬:了解です! ありがとうございます
陶妙算:やったー!僕も質問は大丈夫です!
GM:では戦闘に参りましょう

GM:セットアップ!
真堂 光磨:やるしかあるまい。ブルーゲイル使用、行動値+5。侵蝕+5
”トラップマスター”(臓腑):臓腑???が《イリュージョンシールド》
”トラップマスター”(臓腑):このナンバーの臓腑以外のエネミーが生きている場合、このナンバーの臓腑を攻撃する判定ダイス-30
熊埜御堂 奈津比古:《灰色の庭》を腕1に 行動値-15
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+2した(侵蝕率:112->114)
阿久津数馬:今回はなしで。
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+5(侵蝕率:135->140)
陶妙算:セットアップはなし!
陶妙算:あ、すいません。
陶妙算:NPCカードはミドル戦闘と同じものが使える感じでよいですか?
GM:あ、そのまま継続して使えます!
陶妙算:あざっす!
GM:ではイニシアチブ!
陶妙算:罠チェック!!
GM:あ、説明忘れ!
陶妙算:はい
水月灯:「徴…絶対見つけてあげるからね。」
水月灯:「いくらへっぽこでもダメでも…僕はお兄ちゃんだから。」
GM:※NPCも罠探査判定に参加させることが出来ます。
陶妙算:頼れるー
真堂 光磨:ありがとう
GM:高橋正恒は9dx、水月灯は6dx+4です。
阿久津数馬:やったー
GM:ただし、罠探査判定をした場合NPC効果は受けられなくなりますので
陶妙算:やったー
GM:注意してくださいね!
陶妙算:なるほどね…!
熊埜御堂 奈津比古:一長一短という訳ね…
GM:では探査する人は判定どうぞ!
陶妙算:では腕2の罠チェックをします。意思で
陶妙算:(4+3)dx+2>=16
DoubleCross : (7R10+2[10]>=16) → 10[1,4,5,6,9,10,10]+6[5,6]+2 → 18 → 成功

阿久津数馬:すごい!
陶妙算:やったーーー!!
真堂 光磨:うお
熊埜御堂 奈津比古:いいぞ!
真堂 光磨:さす妙
阿久津数馬:GM、一応聞きますが、《プロファイリング》は何か効果を得られますか。
GM:おお、いいですね
GM:では+3の修正を上げます!
阿久津数馬:やったーー
阿久津数馬:聞いてみるものだ。じゃあ意志で判定します……《リーダーズマーク》も使用! 残り1回!
阿久津数馬:9dx+9=>16 思い出の一品・リーダーズマーク・《プロファイリング》使用
DoubleCross : (9R10+9[10]>=16) → 10[1,2,3,3,4,6,9,9,10]+7[7]+9 → 26 → 成功

阿久津数馬:成功しまくってる
真堂 光磨:さすがー
熊埜御堂 奈津比古:流石!
GM:強すぎる
熊埜御堂 奈津比古:ではこちらも意志で、《紡ぎの魔眼》使ってダイス+5 思い出の一品で達成値+1
熊埜御堂 奈津比古:8dx+5
DoubleCross : (8R10+5[10]) → 9[3,4,4,4,4,5,8,9]+5 → 14

熊埜御堂 奈津比古:お前!!!
GM:惜しいね!
陶妙算:おしい
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+1した(侵蝕率:114->115)
GM:NPC組はどうしましょう
真堂 光磨:GM、《インスピレーション》の使用は判定前に宣言ですか
GM:判定前に宣言です
真堂 光磨:了解です
阿久津数馬:すみません、自分の判定は腕3ということで
GM:はーい
真堂 光磨:《インスピレーション》。腕4の罠チェックを成功させます
GM:では成功!
真堂 光磨:侵蝕142
陶妙算:では灯くんに腕1の罠チェックをお願いします!
水月灯:では判定
水月灯:6dx+4>=18
DoubleCross : (6R10+4[10]>=18) → 8[1,3,3,3,3,8]+4 → 12 → 失敗

水月灯:頑張れない子!
陶妙算:高橋さん、彼に勝利の女神を!
高橋正恒:了解!NPC効果使用!
高橋正恒:達成値+24!
水月灯:達成値36になり、成功
GM:では結果発表!
陶妙算:ドキドキ

■探知結果
腕1:罠 腕2:真 腕3:真 腕4:罠(葛西)


GM:腕4の探知に成功したので、撃破することで葛西を生還させることが可能です。
真堂 光磨:やった!
真堂 光磨:では18、同値でこちら優先の行動で宜しいですか
GM:はい!
真堂 光磨:ありがとうございます。手番!
GM:ああ、やべ!
GM:エフェクト忘れてた!
真堂 光磨:おっと
”トラップマスター”(腕):《螺旋の悪魔》攻撃力+18
陶妙算:ひええ
GM:腕が全員螺旋のアクマします。

真堂 光磨:改めて!
真堂 光磨:マイナー、“織り束ねる黒金の剣”《インフィニティ・ウェポン》《ジャイアントウェポン》
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+5(侵蝕率:142->147)
真堂 光磨:メジャー、“修羅/迅雷:圏”《Cウロボロス》《シャドーテンタクルス》《ギガンティックモード》《咎人の剣》。オートで《砂の加護》
真堂 光磨:対象は腕1~4の4体
GM:かもん!
真堂 光磨:12dx7+9
DoubleCross : (12R10+9[7]) → 10[1,1,3,3,4,6,6,7,7,9,10,10]+10[2,6,9,9,10]+3[2,3,3]+9 → 32

”トラップマスター”(腕):暴走に付き全員命中!
真堂 光磨:ダメージ、数馬のブラックスミスにより+1D
”トラップマスター”(臓腑):1、2、3がそれぞれ1、2、3に《ひらめきの盾》、ダメージ-10
真堂 光磨:…このまま行く
真堂 光磨:4d10+41+1d10
DoubleCross : (4D10+41+1D10) → 19[10,4,2,3]+41+7[7] → 67

真堂 光磨:ぐ、走らん。装甲有効
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+10(侵蝕率:147->157)
”トラップマスター”(腕):おおっと、まだ全員生きてる。
真堂 光磨:ちぃ、出し惜しみなんぞするべきではなかった
GM:演出どうぞ!

真堂 光磨:異形を前に呼吸──吸収するのは外気と覚悟
真堂 光磨:異形に立ち向かう──足下を踏み締め/柄を握り込む/影が右腕全体を包む
真堂 光磨:身体内部に奔らせた影を操作/思考そのものによる強制動作/肉体の負荷を無視
真堂 光磨:「第12支部、“烈破剣”真堂光磨」
真堂 光磨:「罠(まけん)破り、仕る」
真堂 光磨:黒金一閃──手応えは確かにあった。だが
真堂 光磨:「……浅いな」
”トラップマスター”’(頭):「言っただろう。私が”鉱床”と接続した時点で、勝ちだと。」
”トラップマスター”(腕):斬撃を受けた手がぎぎ、と軋む。
真堂 光磨:「浅いと言っただけで負けを認めたと判断するのは、気が早いよ」
真堂 光磨:巨大化した刃が受けた手の内で解けるように消えてゆく
真堂 光磨:「──一撃で足りないなら十でも百でも撃ち込むだけだ」

GM:では次、腕のターン!
陶妙算:こい!
”トラップマスター”(腕):マイナー、《業師/原初の黒:ポルターガイスト》《骨の剣》《死招きの爪》
”トラップマスター”(腕):攻撃力+31
”トラップマスター”(腕):メジャーで《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》
”トラップマスター”(腕):Dロイス:装着者で手に入れたFHG666×5で攻撃。
”トラップマスター”(腕):1d4 1
DoubleCross : (1D4) → 1

”トラップマスター”(腕):阿久津くん
”トラップマスター”(腕):1d4 2
DoubleCross : (1D4) → 4

阿久津数馬:グワーッ
”トラップマスター”(腕):光磨くん
”トラップマスター”(腕):1d4 3
DoubleCross : (1D4) → 4

”トラップマスター”(腕):光磨くん
”トラップマスター”(腕):1d4 4
DoubleCross : (1D4) → 3

”トラップマスター”(腕):陶くん。
”トラップマスター”(腕):それぞれ判定行きます!
陶妙算:ストップ!
真堂 光磨:ん、ひとつは行動値下がってたような
陶妙算:です!
GM:そうだった!
陶妙算:腕1が行動値3
GM:では腕1はおやすみだ
GM:2、3、4が判定するよ!
陶妙算:はーい!
”トラップマスター”(腕):18dx7+4 光磨君狙い
DoubleCross : (18R10+4[7]) → 10[2,3,3,3,3,4,4,5,5,5,5,6,7,7,8,9,10,10]+10[1,3,3,6,7,10]+6[2,6]+4 → 30

”トラップマスター”(腕):18dx7+4 光磨君狙い(2)
DoubleCross : (18R10+4[7]) → 10[1,1,1,1,3,3,4,5,5,5,5,6,6,7,8,9,9,9]+10[3,4,7,8,10]+10[8,8,10]+5[2,3,5]+4 → 39

”トラップマスター”(腕):18dx7+4 陶君狙い
DoubleCross : (18R10+4[7]) → 10[1,1,3,3,3,3,3,4,4,6,6,6,7,7,8,8,9,10]+10[1,5,5,6,6,9]+5[5]+4 → 29

陶妙算:ドッジ!
陶妙算:《ゲットダウン》陶妙算の侵蝕率を+2した(侵蝕率:129->131)
真堂 光磨:せめて回避は試みる
陶妙算:(3+3)dx+47
DoubleCross : (6R10+47[10]) → 8[1,1,7,7,7,8]+47 → 55

陶妙算:成功!
真堂 光磨:7dx+1>=30 初回
DoubleCross : (7R10+1[10]>=30) → 9[1,2,3,6,7,9,9]+1 → 10 → 失敗

GM:避けられるのか…
阿久津数馬:すごい
真堂 光磨:7dx+1>=39 二回
DoubleCross : (7R10+1[10]>=39) → 10[4,4,5,9,9,10,10]+10[1,10]+7[7]+1 → 28 → 失敗

阿久津数馬:たかい!
陶妙算:おしい……
GM:おしい!
熊埜御堂 奈津比古:では
真堂 光磨:ちょっとは頑張ったのに。どちらも喰らった!
熊埜御堂 奈津比古:光磨くんの攻撃を《炎陣》二回使ってカバーして
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+4した(侵蝕率:115->119)
熊埜御堂 奈津比古:初回を《氷盾》《グラビティガード》《魔人の盾》でガード
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+9した(侵蝕率:119->128)
熊埜御堂 奈津比古:で、二回目は素ガード
GM:ではダメージ出しましょう
GM:素ガードとはなめられたものだ!後悔するがいい!
”トラップマスター”(腕):4d10+61 装甲有効 1回目
DoubleCross : (4D10+61) → 30[6,7,7,10]+61 → 91

熊埜御堂 奈津比古:5d10+25+50+17+12
DoubleCross : (5D10+25+50+17+12) → 26[3,6,8,2,7]+25+50+17+12 → 130

GM:ウッソだろ?
熊埜御堂 奈津比古:無傷
阿久津数馬:???
真堂 光磨:ええ……
GM:意味わかんねー防御力してるな!
GM:ちなみに、2回目は素ガードで本当にOK?
熊埜御堂 奈津比古:……やっぱり変えていいですか‥‥?
陶妙算:すいません!
陶妙算:腕の螺旋の悪魔分の攻撃力追加されてます?
GM:おおっと!
GM:追加されてなかった!106だね!
GM:まあ防がれたが…
GM:変えていいよ!
真堂 光磨:それでも弾いてるし…
熊埜御堂 奈津比古:では《氷盾》《グラビティガード》でガード
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+5した(侵蝕率:128->133)
”トラップマスター”(腕):4d10+76 装甲有効
DoubleCross : (4D10+76) → 22[1,9,5,7]+76 → 98

熊埜御堂 奈津比古:5d10+25+17+12
DoubleCross : (5D10+25+17+12) → 32[9,5,2,10,6]+25+17+12 → 86

熊埜御堂 奈津比古:あ、いけたわ
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古に12のダメージ(HP:27->15)
陶妙算:よっしゃあ!
阿久津数馬:うおー
GM:ようやく通ったけど…これで一枚もロイス削れないのか…
真堂 光磨:恐ろしいほどのガード
GM:では演出!

”トラップマスター”(腕):ゴキゴキゴキ……
”トラップマスター”(腕):指を鳴らすたび、”鉱床”のリソースを基に造られた影の罠が無数に張り巡らされ、
”トラップマスター”(腕):陶と光磨を襲う!
真堂 光磨:バックステップ。弾丸を避けるためではなく、役割を変わるための動き
熊埜御堂 奈津比古:促されるように、前へ
熊埜御堂 奈津比古:陶の方には目を向けない、このぐらい、あいつなら問題ないと分かっているからだ
熊埜御堂 奈津比古:「………うっとお…」
熊埜御堂 奈津比古:「しいんだよ!!!」
熊埜御堂 奈津比古:思考回路が擦り切れるほどの勢いで、斑模様の魔眼を回転させ
熊埜御堂 奈津比古:最高出力の斥力の壁…いな、球体を自身と真堂の周囲に作り出す
熊埜御堂 奈津比古:どこからでも這い寄る罠、それから身を護るには
熊埜御堂 奈津比古:単純な話、『全ての包囲を』護ればいい
熊埜御堂 奈津比古:そして、俺にはそれが出来る
”トラップマスター”(頭):「………久方ぶりに見た。」
熊埜御堂 奈津比古:「ふ…ふははははは!!!」
”トラップマスター”(頭):「これほど固い獲物は。……どうやら、少々工夫が必要なようだ。」
熊埜御堂 奈津比古:「悪ぃがこいつらはうちの大事な飛車角(ヒーロー)なんでな!!」
熊埜御堂 奈津比古:「簡単に取れると思うんじゃねぇよ馬ぁぁぁ鹿!!!」
陶妙算:"トラップマスター"に読み合いで勝てるとは思うほど自惚れてはいない。
陶妙算:だから、攻撃を予測することは放棄する。
陶妙算:仕掛けを読もうとすれば、あれは必ずその裏をついてくる。
陶妙算:(戦場を見渡すことにだけ集中しろ。)
陶妙算:(そして、攻撃の起こりが見えたら)
陶妙算:(ただ、反射しろ)
陶妙算:(鍛えきた体が、磨いてきた技が)
陶妙算:(最適の行動を選ぶと信じろ)
陶妙算:悪意の牙が肌に刺さり殺意の牙が肉を穿とうした瞬間
陶妙算:白刃が静かに煌めいた
陶妙算:(そうか。そう動くのか。)
陶妙算:まるで他人事のように自分の動きを俯瞰している自分がいることがわかる
陶妙算:自分には全ての包囲を護るほどの力はない。
陶妙算:その代わり、必要な攻撃のみを打ち破る眼で、技がある
陶妙算:「熊埜御堂さんの言うとおりです。」
陶妙算:「馬ぁぁぁ鹿」
陶妙算:挑発するようにトラップマスターに言葉を投げる
”トラップマスター”(頭):「活きのいい獲物だ。」
”トラップマスター”(頭):「是非とも足を絡めとり、咽喉を潰し、腕を折りたくなった。」
陶妙算:当たれば自分の体は軽く消し飛ばされる。
陶妙算:そんな圧力を実感しながらその恐怖をかき消すようにしてトラップマスターを見据える。

”トラップマスター”(頭):頭の手番。
”トラップマスター”(頭):マイナーで《千変万化の影》《拡散する影》判定ダイス-5、達成値+20、RC技能値+7
”トラップマスター”(頭):メジャーで《原初の赤:雨粒の矢》《スキルフォーカス:RC》
”トラップマスター”(頭):対象はPC全員
”トラップマスター”(頭):6dx+39
DoubleCross : (6R10+39[10]) → 7[1,3,4,6,7,7]+39 → 46

熊埜御堂 奈津比古:判定前カットイン!
熊埜御堂 奈津比古:《時の棺》
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+10した(侵蝕率:133->143)
GM:OK!
GM:では頭2も同じ行動だぞい!
”トラップマスター”(頭):6dx+39
DoubleCross : (6R10+39[10]) → 10[1,3,4,8,8,10]+3[3]+39 → 52

陶妙算:《ゲットダウン》陶妙算の侵蝕率を+2した(侵蝕率:131->133)
陶妙算:(3+4)dx+47
DoubleCross : (7R10+47[10]) → 10[1,3,4,6,7,9,10]+2[2]+47 → 59

真堂 光磨:ドッジはする
陶妙算:うおー!
阿久津数馬:しょうがない。ガードします。
真堂 光磨:7dx+1>=52
DoubleCross : (7R10+1[10]>=52) → 6[2,2,2,3,4,6,6]+1 → 7 → 失敗

真堂 光磨:できるか!
熊埜御堂 奈津比古:《炎陣》で光磨くんをカバーして
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+2した(侵蝕率:143->145)
熊埜御堂 奈津比古:《氷盾》《グラビティガード》でガード
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+5した(侵蝕率:145->150)
熊埜御堂 奈津比古:グラビティガードだけエフェクトレベル+1します
GM:ダメージ出します!
”トラップマスター”(頭):6d10+17 装甲有効
DoubleCross : (6D10+17) → 28[6,10,3,3,4,2]+17 → 45

”トラップマスター”(頭):ささやか
阿久津数馬:あっこれは
阿久津数馬:装甲ガード20で25ダメージ。HP3で生存!
熊埜御堂 奈津比古:6d10+25+17+12
DoubleCross : (6D10+25+17+12) → 27[8,4,1,3,10,1]+25+17+12 → 81

陶妙算:やったーーー!!!えらい支部長!
GM:ナニィ!
GM:支部長までそんなに固いのかよ!
熊埜御堂 奈津比古:引いてから倍だから…無傷!
GM:くおおーーー固い!
真堂 光磨:ありがとう熊埜御堂お兄さん

”トラップマスター”(頭):左の顔から水流がウォーターカッターのように噴き出し、
”トラップマスター”(頭):君たちをなぞる様に切り裂く。
”トラップマスター”(頭):右の顔が破壊されたビルの断面から高圧電線を噛んで引き出し、
”トラップマスター”(頭):濡れた地面に通電させる。
陶妙算:「片方の処理は任せていいですか。」
陶妙算:静かに、熊埜御堂さんに囁く
熊埜御堂 奈津比古:「ああ?誰に向かって言ってんだ!」
熊埜御堂 奈津比古:「そっちこそヘマすんじゃねぇぞ!!」
熊埜御堂 奈津比古:分かった、とも、任された、とも言わない
陶妙算:「勿論、僕も死にたくないですから。」
熊埜御堂 奈津比古:俺はただ、俺の仕事をやるだけだ
陶妙算:熊埜御堂さんが後ろにいる。それを思うだけで後顧の憂いは消えていく。
陶妙算:阿久津支部長と、光磨くんはあの人は守ってくれる。自分はただ自分の身を守ることに専念すればいい。
熊埜御堂 奈津比古:……魔眼の表面を奔る無数の瞳が、周囲を包み
熊埜御堂 奈津比古:迫りくる水の刃がその暗闇に包まれ…
熊埜御堂 奈津比古:”こちらを切り裂いていたはずの”数秒間のみが消し飛ばされる
”トラップマスター”(頭):「未だ一人も落とせないか……」
”トラップマスター”(頭):『だが切り札は切らせた。』左の顔に応えるように口を開く
陶妙算:「……たったの、一枚ですけどね。」
”トラップマスター”(頭):「罠で息つく間もなく攻め…窒息させればいい…か、」
陶妙算:そのとおりだ。
”トラップマスター”(頭):『それと、下準備がいる。』
陶妙算:光磨くんの攻撃が通りきらない硬さ。そして常に一撃が致命傷になりうる暴力。
”トラップマスター”(臓腑):ドクン、ドクンと心臓の鼓動が聞こえる
陶妙算:今は熊埜御堂さんの力で防げているが、このペースではやがて熊埜御堂さんにも限界が来るだろう。
陶妙算:真綿で首を絞めるように、じわじわと追い詰められている。実感がある。
熊埜御堂 奈津比古:「…………」随分と、久し振りだ。ここまで頑張ったのは
熊埜御堂 奈津比古:もういい、疲れた、畜生が、なんて言葉が頭を巡る…ああ、これはいつも通りか
陶妙算:それでも、支部長が立ち続けるのなら。彼の刃である僕が折れるわけにはいかない。
陶妙算:僕はそのためにここにいる。
熊埜御堂 奈津比古:それでも、こいつらが前に進み続けるのなら。こいつらの盾である俺が砕けるわけにはいかない
熊埜御堂 奈津比古:俺はそのためにここにいる
阿久津数馬:「……まだ」電撃で浅くない傷を負い、それでもヘリの横に立って。
阿久津数馬:「まだやれるな」それは、質問ではなく。
阿久津数馬:まるで当たり前のような、確認だった。
陶妙算:「一番ボロボロの人が何言ってるんですか。」
阿久津数馬:「うるさいな……これはまぐれだ」
真堂 光磨:「それでも立ってる」
真堂 光磨:「これ以上の答えは必要ないね」
熊埜御堂 奈津比古:「………」憧れていた。己の力で敵を倒すヒーローに
熊埜御堂 奈津比古:でも、今は…分かってる。俺の居場所はそこじゃなくていい
熊埜御堂 奈津比古:「へったくそな嘘つきやがって」
熊埜御堂 奈津比古:「攻撃は止める。道は開ける」
熊埜御堂 奈津比古:「だから、後は…頼んだぜ。クソガキ共」
熊埜御堂 奈津比古:俺の居場所は歩(ここ)でいい
陶妙算:「そういうことです。」
陶妙算:「僕たちを誰の部下だと思ってるんですか?」
陶妙算:絶望的な状況の中で
陶妙算:どこか誇らしげに微笑みながら阿久津くんに言葉を返す
熊埜御堂 奈津比古:雁首揃えて死ぬ事を待つだけの俺を追い越して、前に出ていくヒーロー見ながら
熊埜御堂 奈津比古:煙草の一本でも吸えりゃあ、それでいい
真堂 光磨:護られ続け、しかし謝る言葉は放たない。ただ己の役目を果たすために立つ
真堂 光磨:その背がとても大きく見えて
真堂 光磨:「了解」
真堂 光磨:余計な返事は必要ない。為すべきことを為すという証だけを伝えた
熊埜御堂 奈津比古:「………」何かを感じ取ったのか、自分でも分からないが
熊埜御堂 奈津比古:まるで背中を蹴られたように、ぐっと背筋を伸ばした
阿久津数馬:「よし」開けた道を、まっすぐ前に。
阿久津数馬:普段なら怒って反発しているところだが。許してやらないこともない。そう。
阿久津数馬:「行くぞ」クソガキ共の、反撃だ。

GM:続いての手番は阿久津くん
阿久津数馬:はい!
阿久津数馬:マイナーで戦闘ヘリに搭乗します。飛行状態に。
阿久津数馬:ヴィークルは攻撃力5、行動値-3、装甲値18、全力移動200m。チェーンガン自動装備。
阿久津数馬:メジャー、コンボ『プロポジション7』《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート》《アンプリフィケイション》。
阿久津数馬:腕1(にチェーンガンで射撃攻撃。
阿久津数馬:行動値下がってるやつですね
阿久津数馬:判定行きます
GM:どうぞ!
阿久津数馬:9dx7+8
DoubleCross : (9R10+8[7]) → 10[1,1,3,6,6,7,7,8,8]+10[2,8,9,10]+10[5,6,9]+1[1]+8 → 39

阿久津数馬:よっし
阿久津数馬:1足りないけど
”トラップマスター”(腕):暴走中!
阿久津数馬:ダメージ! ブラックスミスで+1d10!
”トラップマスター”(臓腑):《ひらめきの盾》ダメージ-10
阿久津数馬:ぐえー
GM:ダメージどうぞ!
阿久津数馬:4d10+1d10+15+20+5 装甲有効
DoubleCross : (4D10+1D10+15+20+5) → 16[8,2,3,3]+3[3]+15+20+5 → 59

阿久津数馬:どうだろ……
GM:まだ死なない!
阿久津数馬:うっわ
”トラップマスター”(腕):ギッリギリ生きてる
阿久津数馬:おのれ……!
阿久津数馬:演出いきます

阿久津数馬:ヘリに乗り込む時、いつも昔のことを思い出す。
阿久津数馬:誕生日に父がこれをくれた思い出を。母は苦笑をしていたっけ。
阿久津数馬:(……パパは。僕はいずれ戦うことになると知っていたから、こいつを託したのかな)
阿久津数馬:(お前は知らないだろ、トラップマスター)
阿久津数馬:(託すこと、託されること。どちらの気持ちも)
阿久津数馬:あれから何度も愛機を操り、何も意識せずに操縦ができるようになった。
阿久津数馬:傍に、父は居なくても。
阿久津数馬:機銃が激しい勢いで弾丸を放つ。腕の一本を捉える。
阿久津数馬:「負けるか」
阿久津数馬:「僕は、お前に託すぞ」
阿久津数馬:「陶!」
”トラップマスター”(頭):「無駄なことだ…。」
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+9した(侵蝕率:127->136)

GM:続いて陶くん!
陶妙算:マイナーで10m移動、トラップマスター達に接敵!
陶妙算:メジャーでコンボ《剣の理》、素殴り!
陶妙算:対象は腕1!
陶妙算:(3+4)dx+47
DoubleCross : (7R10+47[10]) → 9[1,2,4,5,6,8,9]+47 → 56

陶妙算:たあ!
”トラップマスター”(腕):暴走!
陶妙算:《フェイタルヒット》陶妙算の侵蝕率を+4した(侵蝕率:133->137)
”トラップマスター”(臓腑):《ひらめきの盾》HPダメージ-10
陶妙算:ダメージダイス+4d10
”トラップマスター”(臓腑):臓腑2の《ひらめきの盾》はこれで打ち止め
陶妙算:お前…2だったんだな…!
陶妙算:6d10+4d10+1d10+11
DoubleCross : (6D10+4D10+1D10+11) → 23[2,6,5,1,6,3]+15[8,3,3,1]+2[2]+11 → 51

陶妙算:腐った!!!
”トラップマスター”(腕):ウーン、落ちる!
”トラップマスター”(腕):腕1撃破!
陶妙算:あぶねえ…!
陶妙算:演出!
”トラップマスター”(腕):腕1の罠は不発。

陶妙算:「はい、阿久津支部長」
陶妙算:機銃から放たれる弾丸とともにトラップマスターとの距離を詰める。
陶妙算:阿久津支部長であれば、間違っても、誤射をすることはない。
陶妙算:ただ全力で駆けることにだけ集中し
陶妙算:すれ違いにざまに伯耆安綱の一閃でもって腕を切り落とす!
”トラップマスター”(頭):(掛った。)
”トラップマスター”(腕):腕が切り落とされた瞬間、罠が起動。
”トラップマスター”(腕):至近距離までやって来た陶を無数の罠が襲う…
”トラップマスター”(腕):はずだった。
”トラップマスター”(頭):「………!」
陶妙算:「ええ、知ってますよ。」
水月灯:「指定した位置を斬ってくれましたね。」
陶妙算:「それは、斬られることが仕事だったんですよね。」
高橋正恒:「流石、いい腕をしてる。」
高橋正恒:左手の指を操り、トリガーを抑える様にワイヤーを切断された腕に巻き付けて止める。
”トラップマスター”(頭):「”ユースティティア”の残骸が……!」
高橋正恒:「”トラップマスター”の残骸でもある。」
高橋正恒:「だから、”トラップマスター”の打つ手も読めるのさ。」
陶妙算:「こっちの右腕も優秀でしょ?」
高橋正恒:「ないけどね、右腕。」
高橋正恒:「支部長。義腕は手当付きますかね?」
阿久津数馬:「申請書書け、申請書……代筆でも構わん」
阿久津数馬:「僕が書いてもいいぞ。担当に受理されるかは知らんが」
高橋正恒:「はは、それは安心しました。」

GM:では臓腑3兄弟
”トラップマスター”(臓腑):マイナーなし。メジャーで《弱点看破》《アドヴァイス》《傍らに立つ影:導きの華》
陶妙算:うっぎゃー!
”トラップマスター”(臓腑):対象は腕2、3、4
”トラップマスター”(臓腑):対象の判定ダイス+6、達成値+12、C値-1、攻撃力+18
”トラップマスター”(臓腑):臓腑がキリキリと唸る。
”トラップマスター”(臓腑):まるで精巧な機械のように血管や臓腑が蠢き、
”トラップマスター”(臓腑):武器や罠を生成しては腕へと送り込んでいく。
陶妙算:「どうやら、様子見は終わりみたいですね。」
”トラップマスター”(頭):「この量なら…足りるか。」
陶妙算:肌がヒリつく。臓器が締め付けられるような恐怖を感じる
”トラップマスター”(頭):「では反撃と行こう。」
”トラップマスター”(腕):三本の腕が爪を振り上げ、君たちを囲む
GM:では熊埜御堂くん!
熊埜御堂 奈津比古:マイナー消費で阿久津君のヘリに同乗します
阿久津数馬:らっしゃい!
熊埜御堂 奈津比古:こっちも行動値が下がって
熊埜御堂 奈津比古:メジャーは…やる事無いな……
熊埜御堂 奈津比古:何も出来ないので以上!
GM:ではクリンナップは何もないので

GM:ラウンド2
GM:セットアップ!
陶妙算:なし!
真堂 光磨:なし!
GM:おおっと、現在エンゲージだけ書いておきましょう

■エンゲージ
(【ヘリ:阿久津、熊埜御堂】、光磨)─(10m)─(陶、”トラップマスター”頭1~2、腕2~4、臓腑1~3)


熊埜御堂 奈津比古:《灰色の庭》を腕2に、行動値-15
熊埜御堂 奈津比古:間違った
熊埜御堂 奈津比古:ー18だ
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+2した(侵蝕率:150->152)
阿久津数馬:《常勝の天才》使用します。自分以外のラウンド間攻撃力が+32。
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+6した(侵蝕率:136->142)

GM:ではイニシアチブだよ~
GM:罠感知判定はするかな?
真堂 光磨:しましょう
阿久津数馬:するする
陶妙算:腕の螺旋の悪魔は?
GM:ああっ
GM:ありがとう!もちろんやる!
”トラップマスター”(腕):《螺旋の悪魔》攻撃力+18
陶妙算:では阿久津くんを光磨くん、頭の罠チェックをお願いします!
真堂 光磨:罠感知判定で《インスピレーション》を使用。対象は頭1
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+2(侵蝕率:157->159)
阿久津数馬:では頭2を意志で、思い出の一品・リーダーズマーク・《プロファイリング》使用で判定します。
阿久津数馬:10dx+1+5+3
DoubleCross : (10R10+1+5+3[10]) → 10[1,3,3,3,5,5,8,9,10,10]+9[5,9]+9 → 28

阿久津数馬:まわるな
熊埜御堂 奈津比古:えらい!
陶妙算:頼れすぎるー!
真堂 光磨:うおー
阿久津数馬:リーダーズマークはこれで最後!
GM:君らほんと出目いいな!
真堂 光磨:《インスピレーション》回数2/3
陶妙算:灯くんも罠チェックお願いします!臓腑1で!
GM:あ、ごめん、もう一つセットアップエフェクト忘れてた
陶妙算:ひえ
”トラップマスター”(臓腑):《イリュージョンシールド》このエネミー以外のエネミーがいる場合このエネミーを狙った判定ダイス-30
”トラップマスター”(臓腑):これは臓腑???が行います
水月灯:罠チェック!
水月灯:6dx+4>=16
DoubleCross : (6R10+4[10]>=16) → 3[1,1,1,2,2,3]+4 → 7 → 失敗

水月灯:おい!!!
陶妙算:嘘だろ
陶妙算:高橋さん!!
水月灯:嘘みたいな出目が見える
陶妙算:助けて高橋さん!!
高橋正恒:NPC効果を使って達成値+24するよ~
陶妙算:ありがとう!糸のおじさん!!
熊埜御堂 奈津比古:やさしいおじさん…!
陶妙算:臓腑2の罠チェック行きます。意思で
陶妙算:(4+4)dx+2>=16
DoubleCross : (8R10+2[10]>=16) → 10[1,4,4,4,5,5,10,10]+10[7,10]+2[2]+2 → 24 → 成功

真堂 光磨:うお
陶妙算:いよっしゃああ!!
GM:つよい!
阿久津数馬:えらい!!
陶妙算:ロイスを一つ守護れた…!
熊埜御堂 奈津比古:罠チェック臓腑3、意志で 《紡ぎの魔眼》使ってダイス+6
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+1した(侵蝕率:152->153)
熊埜御堂 奈津比古:9dx+5 思い出の一品で+1
DoubleCross : (9R10+5[10]) → 8[1,3,3,4,4,7,8,8,8]+5 → 13

GM:あと3!
熊埜御堂 奈津比古:お前!!!!
阿久津数馬:おしい!
陶妙算:くまにゃん……!!
GM:では何もなければ開示していきますよ~
陶妙算:おねしゃす!!
阿久津数馬:はい!

■探知結果
頭1:罠 頭2:真 臓腑1:罠 臓腑2:罠(東城) 臓腑3:???


GM:ではそのまま行動値順で行動しましょう
GM:腕3と4!
”トラップマスター”(腕):腕3は脅威を感じた陶くんに
”トラップマスター”(腕):腕4は……
”トラップマスター”(腕):1d4
DoubleCross : (1D4) → 1

”トラップマスター”(腕):阿久津くん!
阿久津数馬:きたか!
陶妙算:よっしゃこい!!
”トラップマスター”(腕):マイナーなし
”トラップマスター”(腕):メジャーで《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》!
”トラップマスター”(腕):24dx6+16 陶くん
DoubleCross : (24R10+16[6]) → 10[1,1,1,3,3,3,4,4,4,4,5,5,5,5,6,7,8,8,9,9,9,9,9,10]+10[1,2,4,4,5,6,7,7,9,10]+10[3,5,8,9,9]+10[5,6,6]+5[2,5]+16 → 61

陶妙算:ドッジ!!
陶妙算:《ゲットダウン》+《リフレックス》陶妙算の侵蝕率を+4した(侵蝕率:137->141)
陶妙算:(3+4)dx7+47
DoubleCross : (7R10+47[7]) → 10[2,2,3,5,6,7,8]+10[5,8]+10[8]+10[9]+10[7]+6[6]+47 → 103

GM:103?????
真堂 光磨:三桁
陶妙算:天才じゃったか…
GM:嘘でしょ????
熊埜御堂 奈津比古:流石
阿久津数馬:すご
真堂 光磨:妙算実は天狗だったりする
陶妙算:このまま朧の旋風発動しても大丈夫でしょうか
GM:あ、そうだ、そのほうがいいね
陶妙算:ではドッジ判定に成功したので
陶妙算:《朧の旋風》陶妙算の侵蝕率を+10した(侵蝕率:141->151)
陶妙算:行動権を1つ獲得します!そして殴りかかる!
陶妙算:対象は頭1
GM:来い!
陶妙算:マイナーなし!メジャーで素殴り!
陶妙算:(3+4)dx+47
DoubleCross : (7R10+47[10]) → 9[1,2,3,5,5,6,9]+47 → 56

”トラップマスター”(頭):ガード《スプリングシールド》
陶妙算:《フェイタルヒット》陶妙算の侵蝕率を+4した(侵蝕率:151->155)
陶妙算:6d10+4d10+1d10+11+32
DoubleCross : (6D10+4D10+1D10+11+32) → 27[5,5,1,10,2,4]+24[1,8,8,7]+2[2]+11+32 → 96

陶妙算:オラ!
”トラップマスター”(頭):ぐお………!
”トラップマスター”(頭):死……!
”トラップマスター”(頭):頭は脆い!
陶妙算:や、やった!!
陶妙算:演出は後ほどまとめて!
GM:いや、今やっちゃって!
陶妙算:《朧の旋風》陶妙算のHPを-10した(HP:30->20)
陶妙算:あ、はい!

”トラップマスター”(臓腑):先ほどよりも、より密度の厚くなった罠の包囲網が陶に襲い掛かる
陶妙算:〈つい〉
陶妙算:と能を舞うかの如くに、陶の体が揺れる
陶妙算:前よりみれば、反りたるように、
陶妙算:後ろから見れば、たおやかなるように、
陶妙算:如何なる攻撃にも対処する自然体の動き。武芸者たる者の理想に近い立ち姿
陶妙算:陶の肉体を捉えるはずだった必殺の罠は
陶妙算:〈するり〉と、ただ虚空を穿つに至った
陶妙算:そして必殺の一撃は
陶妙算:放った者に自信があればあるほどに、
陶妙算:それが躱された瞬間の動揺は大きくなる!!
陶妙算:そして、達人の剣はその一瞬の隙を逃さない!
陶妙算:「一代でこの境地に到るとは、貴方は実際大したものです。」
陶妙算:静かに、伯耆安綱の白刃が煌めく
”トラップマスター”(頭):異形の眼が、陶を一瞬見失う。
”トラップマスター”(頭):罠で捉えたのか?否。手ごたえがない、
陶妙算:「ですが、僕たちも」
”トラップマスター”(頭):その隙に銀色の光が右の視界に差し込み、
”トラップマスター”(頭):それが右眼の見た最後の光景となった。
陶妙算:「六百年の間、剣術を受け継ぎ、磨き続けてきた」
陶妙算:「その重さを、舐めないでいただきたい」
陶妙算:刀を大上段に振り上げる。大きく高く、それは青い大海から青い大空へ羽搏くようだった。
陶妙算:そして、必殺の瞬間を持って
陶妙算:一刀をもって垂天の雲の如く斬り下ろす
”トラップマスター”(頭):「!!!」
”トラップマスター”(頭):「……バカ…な………。」
”トラップマスター”(頭):「剣の一振りで……ここまでやるか……」
陶妙算:〈ピッ〉
陶妙算:と血と脂を断ち切るように剣を振る
”トラップマスター”(頭):「………フ……600年の継承の末の技術だと……?」
陶妙算:「ええ」
”トラップマスター”(頭):「600年。その剣を継いだのが皆お前のような怪物ならば、」
”トラップマスター”(頭):「私の命に手が届くやもしれんな。」
陶妙算:「届かせますよ。」
陶妙算:「ただし、怪物にはなりません。」
陶妙算:「僕らの使命は人として、日常を護ることにあるんですから」
”トラップマスター”(頭):「だが剣とは命を奪うものだ。」
”トラップマスター”(頭):「むざむざ技術を腐らせるような真似を…」
”トラップマスター”(頭):「人倫とは、情とは、日常とは愚かなものよ。」
陶妙算:「僕は貴方とは違う。」
陶妙算:「僕は貴方のように技のために生きているんじゃない。」
陶妙算:「僕の理想を護るために、技を磨いてきたんです。」
陶妙算:「技は人を活かすためにある。技のために生きるというのは、本末転倒だ。」
”トラップマスター”(頭):「人を活かすためか…言い得て妙だ。」
”トラップマスター”(頭):「こうして獲物と向き合っている時、」
”トラップマスター”(頭):「私は自分が生きていると感じる。」
”トラップマスター”(腕):腕がぐぐ、と持ち上がる。攻撃が来る。

”トラップマスター”(腕):メジャーで《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》
”トラップマスター”(腕):対象は阿久津くん!
”トラップマスター”(腕):24dx6+16
DoubleCross : (24R10+16[6]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,3,4,4,4,5,5,6,7,8,9,9,9,9,9,10,10,10]+10[3,4,6,6,7,7,7,8,8,9,10]+10[1,1,2,4,6,7,7,7,10]+10[2,2,2,4,8]+4[4]+16 → 60

阿久津数馬:たっっっっっか
阿久津数馬:一応ドッジ
阿久津数馬:5dx+1=>60
DoubleCross : (5R10+1[10]>=60) → 9[1,2,2,8,9]+1 → 10 → 失敗

阿久津数馬:だめ!
熊埜御堂 奈津比古:阿久津君をメジャー放棄カバー
阿久津数馬:ありがとう!!
熊埜御堂 奈津比古:《氷盾》《グラビティガード》でガード
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+5した(侵蝕率:153->158)
GM:ではダメージ
”トラップマスター”(腕):7d10+76+18 装甲有効
DoubleCross : (7D10+76+18) → 41[4,6,5,8,3,8,7]+76+18 → 135

熊埜御堂 奈津比古:6d10+30+17+12+18
DoubleCross : (6D10+30+17+12+18) → 34[10,1,2,9,10,2]+30+17+12+18 → 111

阿久津数馬:??
熊埜御堂 奈津比古:で
熊埜御堂 奈津比古:《氷雪の守護》
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+3した(侵蝕率:158->161)
阿久津数馬:先輩……!
熊埜御堂 奈津比古:7d10
DoubleCross : (7D10) → 40[10,7,3,2,1,9,8] → 40

熊埜御堂 奈津比古:無傷です
GM:ええ……?
阿久津数馬:何この対決
阿久津数馬:ありがとうございました!
陶妙算:強いがすぎる
真堂 光磨:まだ一枚もロイス落ちてない…

”トラップマスター”(腕):腕が空を飛ぶヘリコプターに伸ばされ、そのまま握りつぶさんとする!
阿久津数馬:「……やれるか」同乗の相手に。
阿久津数馬:「いや」
阿久津数馬:「やれ」
熊埜御堂 奈津比古:「………チッ」
熊埜御堂 奈津比古:「ムカつくぜ。覚えてんじゃねぇよ、俺の扱い方」
熊埜御堂 奈津比古:「まあ」
熊埜御堂 奈津比古:斑模様の魔眼を、新たに複数個出現させる
熊埜御堂 奈津比古:「やれるから、わざわざてめぇの暴れ馬に乗っかってんだ」
熊埜御堂 奈津比古:その魔眼が、こちらに向かって伸ばされる腕の周囲を囲むように浮遊すると
熊埜御堂 奈津比古:上下左右、あらゆる方向から斥力を発生させ、腕を圧し潰す
熊埜御堂 奈津比古:「俺は…自分でやれると思ったことを……」
”トラップマスター”(頭):「………!!」
熊埜御堂 奈津比古:「てめぇで否定したことは、今まで一回だってねぇんだよ!!!」
”トラップマスター”(頭):「阻まれた場合の罠も用意していたが…」
”トラップマスター”(頭):「こんな出鱈目な斥力ではな…すべて潰されてしまったよ。」
熊埜御堂 奈津比古:「おい!!クソ野郎!!!」
”トラップマスター”(頭):「あと何度出来るか見物だな。」
熊埜御堂 奈津比古:「俺はなぁ!そこのガキみてぇに積み重ねもなけりゃ、磨いてきた技術もねぇ!!」
熊埜御堂 奈津比古:「分かるか?ああ!??」
熊埜御堂 奈津比古:「てめぇば負けてんだよ!!俺みたいな凡人にもなぁ!!!」
”トラップマスター”(頭):「まだ勝負は終わってないぞ。”凡人”。」

GM:頭の手番
”トラップマスター”(頭):マイナーで《拡散する影》判定ダイス-5、達成値+20
”トラップマスター”(頭):メジャーで《原初の赤:雨粒の矢》《スキルフォーカス:RC》、対象はPC全員。
”トラップマスター”(頭):6dx+39
DoubleCross : (6R10+39[10]) → 8[3,3,3,4,8,8]+39 → 47

真堂 光磨:まずこちらはドッジ!
阿久津数馬:ガードします。
真堂 光磨:7dx+1>=47
DoubleCross : (7R10+1[10]>=47) → 10[2,4,4,5,5,9,10]+4[4]+1 → 15 → 失敗

真堂 光磨:少し頑張ったけどダメ!
熊埜御堂 奈津比古:《炎陣》で光磨くんをカバー、《グラビティガード》でガード
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+5した(侵蝕率:161->166)
陶妙算:ドッジ!
陶妙算:《ゲットダウン》陶妙算の侵蝕率を+2した(侵蝕率:155->157)
陶妙算:(3+4)dx+47
DoubleCross : (7R10+47[10]) → 8[1,2,4,6,6,6,8]+47 → 55

陶妙算:成功!
GM:グオオ、避けてくる…!
GM:ではダメージ!
”トラップマスター”(頭):5d10+17
DoubleCross : (5D10+17) → 30[6,10,4,7,3]+17 → 47

熊埜御堂 奈津比古:6d10+17+12+18
DoubleCross : (6D10+17+12+18) → 32[3,5,5,8,4,7]+17+12+18 → 79

熊埜御堂 奈津比古:0を2倍しても0!
阿久津数馬:装甲ガード38で9通し、HP3で倒れます。おのれ!
阿久津数馬:トラップマスターに感服/○相容れないでロイス取得、タイタス昇華して復活。
阿久津数馬:HP11

”トラップマスター”(頭):カチチチチチチ………
”トラップマスター”(頭):咽喉の奥から歯車の回る音がした後、
陶妙算:「きますっ!」
”トラップマスター”(頭):口から炎を噴き出す。
陶妙算:接近しているゆえに一番最初にその攻撃の起こりに気づく
熊埜御堂 奈津比古:陶の声と共に、真堂光磨の周囲を取り囲むように雪華の盾を出現させる
阿久津数馬:斥力に揺さぶられたヘリを立て直し、衝撃に備える……が、熱波を装甲越しに浴びる。
阿久津数馬:(……このままでいい。今守られるべきなのは僕じゃない……!)
真堂 光磨:動かない。次の機が来るのをただ待ち、盾越しにぶつけられる熱と赤色を見つめている
陶妙算:伯耆安綱を袈裟斬りに振るいその刃風で持って傷を最小限に抑える

GM:では次、光磨くん!
真堂 光磨:はい
真堂 光磨:マイナー、再び“織り束ねる黒金の剣”《インフィニティ・ウェポン》《ジャイアントウェポン》
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+5(侵蝕率:159->164)
真堂 光磨:メジャー、“修羅/迅雷”《Cウロボロス》《シャドーテンタクルス》《ギガンティックモード》《咎人の剣》。オートで《砂の加護》
真堂 光磨:対象は腕3~4、頭部2、臓腑1~2と。
真堂 光磨:間違えた。腕は2~4
真堂 光磨:加えて妙算を攻撃対象に
陶妙算:友情フレンドリーファイア作戦!行くぜ!
真堂 光磨:13dx7+9
DoubleCross : (13R10+9[7]) → 10[2,3,4,4,5,5,6,7,8,9,9,9,9]+10[2,3,3,5,5,10]+10[8]+6[6]+9 → 45

GM:ウオー!
”トラップマスター”(頭):ガード《スプリングシールド》
陶妙算:ドッジ
”トラップマスター”(臓腑):ガード《スプリングシールド》
陶妙算:(3+4)dx>=45
DoubleCross : (7R10[10]>=45) → 10[5,5,5,8,9,9,10]+7[7] → 17 → 失敗

”トラップマスター”(腕):暴走!
”トラップマスター”(臓腑):臓腑1と3が《ひらめきの盾》を腕2と3に
真堂 光磨:ダメージ前、“烈破”《原初の黒:フェイタルヒット》
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+6(侵蝕率:164->170)
GM:ダメージどうぞ!
真堂 光磨:5d10+5d10+1d10+52+32
DoubleCross : (5D10+5D10+1D10+52+32) → 22[2,6,4,4,6]+21[3,1,2,6,9]+1[1]+52+32 → 128

陶妙算:やったー!超強い!
GM:ええと………
”トラップマスター”(頭):死にます
”トラップマスター”(腕):腕も全滅。葛西を救うことに成功しました。
”トラップマスター”(臓腑):臓腑1と2も死にます。東城の救出に成功しました。
”トラップマスター”(臓腑):臓腑3の《イリュージョンシールド》が解除。
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+13(侵蝕率:170->183)
陶妙算:陶くんも死亡して
陶妙算:《ラストアクション》陶妙算の侵蝕率を+5した(侵蝕率:157->162)
陶妙算:死に際に行動権を獲得します。GMと光磨くん的にはこのまま判定しても大丈夫ですか?後のほうがいい?
GM:そのまま判定してもいいよ1
陶妙算:では判定!マイナーなし!メジャーで素殴り!
陶妙算:160超えたからDBが増える
陶妙算:(3+5)dx+47
DoubleCross : (8R10+47[10]) → 10[1,3,3,5,9,9,10,10]+3[3,3]+47 → 60

陶妙算:対象は臓腑3!
”トラップマスター”(臓腑):ガード《スプリングシールド》
陶妙算:7d10+1d10+11+32
DoubleCross : (7D10+1D10+11+32) → 59[9,9,5,8,8,10,10]+4[4]+11+32 → 106

陶妙算:は?
真堂 光磨:めちゃくちゃ上振れした
”トラップマスター”(臓腑):96点通ってまだ死なない!だがなんだそのダメージは!
阿久津数馬:びっくりだ
熊埜御堂 奈津比古:ドラマチック過ぎんか??
陶妙算:そして”トラップマスター”/敬意/驚異○でロイスをとって即昇華!復活!
GM:次も陶くんの手番だけど
GM:纏めて判定して演出する?
陶妙算:よろしければそれで!
GM:ではどうぞ!
陶妙算:マイナーなし!メジャーで素殴り!対象は臓腑3!
陶妙算:(3+5)dx+47
DoubleCross : (8R10+47[10]) → 7[1,1,4,5,5,5,7,7]+47 → 54

”トラップマスター”(臓腑):ガード《スプリングシールド》 !
陶妙算:ダメージ!
陶妙算:6d10+1d10+11+32
DoubleCross : (6D10+1D10+11+32) → 37[7,9,10,5,1,5]+3[3]+11+32 → 83

陶妙算:また上振れた!いい感じ!
阿久津数馬:いけー
”トラップマスター”(臓腑):73点通って死なない!
熊埜御堂 奈津比古:しぶてぇ!!!!
GM:演出どうぞ!
陶妙算:この野郎!
真堂 光磨:では先に

真堂 光磨:護られたおかげで、傷はない。しかし体の内側から湧く力は渦を巻き、暴れ続ける。
真堂 光磨:その手に新しく生み出した剣を握る。願う──痛む、痛む。左眼の奥、頭の中で何かが疼く
真堂 光磨:鉱床から湧く光がまるで、突き刺すように。左眼へ入っていくような違和感がある
真堂 光磨:“トラップマスター”から視線は外さない。……そのはずなのに
真堂 光磨:風景が/人影が/自分が/溶けて/解けて/消えて
真堂 光磨:ばちん、と。全てが漂白される
真堂 光磨:────
■■■■:「やれるからって、随分と無茶な接続をするな。……まぁ、使い手の願いを素直に叶えてると言えるか」
真堂 光磨:真白の中。誰かの声が響く。
■■■■:「よくて一度だ。やめる気はなさそうだから止めはしない」
真堂 光磨:音もなく、不意に何かが投げつけられた。なんとか反応して咄嗟に掴む。
■■■■:「イメージの都合、使いやすい形にしておいた。後は任せる」
真堂 光磨:手の内にあったのは、古びた一本の鍵。
■■■■:「必ず帰る。それを忘れないように」
■■■■:「僕と違って、君の剣はそのためのものだろう」
真堂 光磨:小さく頷く。返事はそれでいい。
真堂 光磨:解錠(がちり)。──これは、本来記されるはずのないひとつの記述。
真堂 光磨:casefile.751435896754564875%56&43=453##############################【■■■■】
真堂 光磨:世■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
真堂 光磨:■■■■■■■■■■■■■■■■唯■り■■■■■■■■■■■■■
真堂 光磨:■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
真堂 光磨:■■■■■■■が■■■■■■■■剣■■■■■
真堂 光磨:■■■■の殺■者
真堂 光磨:──■■■■、■の剣“烈破・■■”
真堂 光磨:ぱぁん、と。手を打つような音が響いて。同時に“トラップマスター”の周囲が一瞬で斬り捨てられた。
真堂 光磨:“斬られた”のではなく“斬った”。動作も予兆もない、結果だけが異形の在る空間に出現し。断ち斬った
”トラップマスター”(臓腑):「!?!」
”トラップマスター”(臓腑):認識できない斬撃の嵐が起きた。
”トラップマスター”(臓腑):気が付けば、周囲を守っていた肉も骨もなくなり、
”トラップマスター”(臓腑):心臓だけが残っている。
”トラップマスター”(臓腑):「な  に……?」
”トラップマスター”(臓腑):「それは……”浄眼”!!?」
”トラップマスター”(臓腑):「何故、何故お前がそれを……!」
”トラップマスター”(臓腑):「………!」
”トラップマスター”(臓腑):「奴か!阿久津慎吾が…死ぬ前に隠したのか……!」
”トラップマスター”(臓腑):「私への…対抗策を………」
”トラップマスター”(臓腑):「次代へ…受け継いだのか……!」
真堂 光磨:──師が何を思ってぼくにこれを託したのかはわからない。聞いてもきっと誤魔化すだろう
真堂 光磨:ただ確かなことを。両の眼が見る
真堂 光磨:「妙算。数馬。路は拓いた」
真堂 光磨:未来を見る必要は無い。いま、ここから続くものの背を見た
陶妙算:「うん、続くよ」
陶妙算:茫洋とした声で応える。
陶妙算:肉体はすでに限界を超えている。
陶妙算:腕には力が入らず、呼吸は浅く、視界は揺れている。
陶妙算:それでも、刀を振るうことはできる。
陶妙算:『太刀のとりようは』
陶妙算:『大指、ひとさし指を浮る心にもち』
陶妙算:『たけ高指(中指)しめずゆるまず』
陶妙算:『くすしゆび、小指をしむる心にして持也』
陶妙算:『手の内にはくつろぎ(ゆるみ)のある事悪し』
陶妙算:師の教えを反芻する。
陶妙算:自分にできることは教わったことを、学んだことを正確に行うことだけだ。
陶妙算:『この一刀の法、原因高遠、意味深重なり。』
陶妙算:『一刀とは剣法の太極なり。一刀より始元して千変万化して、しこうして復一刀に帰す。』
陶妙算:『混沌たる一円形にして、始も終りもなく、起りと止まるとなく、その間運用見難く、測り難く、神妙不可思議なり』
陶妙算:世界は、点より線、線より円へと広がっていく。
陶妙算:一刀流の極地とは、そうして無限に広がっていく世界を一刀を持ってして断ち切ることにある。
陶妙算:《つい》
陶妙算:と伯耆安綱を正眼に構える。
陶妙算:無念無想の境地の中で、不意に刀を下ろすべき瞬間が見えた。
陶妙算:「やああっ」
陶妙算:気合の一声とともに
”トラップマスター”(臓腑):「がっ………!!」
陶妙算:罠も悪意も殺意も全てを斬り裂く天地人和合の一閃が振り下ろされる
”トラップマスター”(臓腑):「ぐあああっ……!」
陶妙算:「────ッッッ!!はぁっはぁっ…!」
”トラップマスター”(臓腑):心臓が早鐘のように激しく鼓動する。
GM:ゴ  ガ  ァ ン  !!
GM:地面が揺れる。パイルバンカーが再び地面を穿ったのだ。
陶妙算:「………ッ!!」
”トラップマスター”(臓腑):「”鉱床”との接続を…より深く……!」

”トラップマスター”(臓腑):《加速する刻》
”トラップマスター”(臓腑):手番を行います
”トラップマスター”(臓腑):マイナーなし。メジャーで《黒星粉砕》。対象は阿久津くんのエンゲージ
”トラップマスター”(臓腑):11d10点ダメージ!カバーリングは出来るよ!
熊埜御堂 奈津比古:《孤独の魔眼》
熊埜御堂 奈津比古:対象を私単体に
真堂 光磨:お兄さん!
GM:あ、出来ません!
GM:判定が存在しないのです!
熊埜御堂 奈津比古:あ、そうか~
熊埜御堂 奈津比古:判定直前のエフェクトだからな…
”トラップマスター”(臓腑):カバーリングはしますか?
熊埜御堂 奈津比古:では《炎陣》でカバーリングして
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕率を+2した(侵蝕率:166->168)
GM:誰をカバーする?
熊埜御堂 奈津比古:阿久津君を!
熊埜御堂 奈津比古:あ、いや
阿久津数馬:む
熊埜御堂 奈津比古:光磨くんを
阿久津数馬:そうして!
GM:了解!
”トラップマスター”(臓腑):11d10 ダメージ!
DoubleCross : (11D10) → 57[5,2,10,2,9,2,5,3,7,6,6] → 57

阿久津数馬:倒れます。熊埜御堂さんのロイスをタイタス昇華して復活。
熊埜御堂 奈津比古:装甲で30引いて、倒れます。トラップマスターのロイスタイタス昇華して復活

”トラップマスター”(臓腑):「何故だ……”鉱床”の力を引き出しても…技術の粋を尽くしても…!」
”トラップマスター”(臓腑):「何故倒れない……!」
”トラップマスター”(臓腑):残った臓腑が”鉱床”の力を浴び、復元していく。
”トラップマスター”(臓腑):血管が束ねられて腕を形作り、
”トラップマスター”(臓腑):臓器の表面が隆起して顔のようなくぼみが出来る。
”トラップマスター”(臓腑):ギチギチギチギチギチ!!!
”トラップマスター”(臓腑):罠が作動!阿久津、光磨、熊埜御堂めがけて死の刃が飛ぶ!
熊埜御堂 奈津比古:「………ッ…!」迷う暇はない、判断は一瞬
熊埜御堂 奈津比古:「クソガキ……堪えろ!!!」
阿久津数馬:「当たり前だ!!」
熊埜御堂 奈津比古:残り少ない、搾りカスのようなリソースを全て、真堂光磨に
熊埜御堂 奈津比古:小さな体の周囲に展開されるのは、幾重にも重なった雪華と斥力の盾
熊埜御堂 奈津比古:そして
熊埜御堂 奈津比古:「……!」腹に力を入れ、歯を食いしばり、踏ん張る
真堂 光磨:「お兄さん──」動かない。一歩でも動けば襲いかかる暴力によって全身が砕ける
”トラップマスター”(臓腑):「私は……”トラップマスター”………!」
”トラップマスター”(臓腑):「あらゆる生物を屠る機構(システム)!」
阿久津数馬:「……ぐっ」装甲を破り刃が突き刺さる。
”トラップマスター”(臓腑):「”トラップマスター”は、永遠に継承される……!」
”トラップマスター”(臓腑):「私自身の手で……!」
阿久津数馬:それをずぶりと抜き、放り捨てる。
陶妙算:振り返らない。真っ直ぐにトラップマスターを見据える。
阿久津数馬:「……手は」
阿久津数馬:「もう切り落とした」
陶妙算:あの人達は、悪意には決して折られないことを知っている。
阿久津数馬:「次は心臓だっ!」
熊埜御堂 奈津比古:圧倒的な出力のレネゲイドも、身を護るために仕込んだ装甲も、何の意味もなさない
熊埜御堂 奈津比古:”そうする為の機構”、その攻撃を、意志の盾だけで受け止めて
熊埜御堂 奈津比古:「はっ……」
熊埜御堂 奈津比古:「外したら承知しねぇぞ!!!!畜生が!!!!」
熊埜御堂 奈津比古:いつものように、高らかに
熊埜御堂 奈津比古:どこまでも不遜で、我儘で、情けの無い男の声がこだまする
???:「あはは。クマゴローらしいや。」
???:「大丈夫ですよ。僕らが外させたりなんかしません。」

GM:次のイニシアチブ
葛西:葛西が動きます。
葛西:マイナーなし。メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《死神の精度》。
葛西:対象は”トラップマスター”。
葛西:13dx7+4
DoubleCross : (13R10+4[7]) → 10[1,2,3,6,6,6,6,6,7,7,8,9,10]+10[3,5,7,8,9]+10[2,7,8]+10[3,7]+5[5]+4 → 49

”トラップマスター”(臓腑):ガード《スプリングシールド》
葛西:5d10+25
DoubleCross : (5D10+25) → 30[8,6,2,8,6]+25 → 55

”トラップマスター”(臓腑):スプリングシールド、回数切れ
東城:マイナーなし。メジャーで《アドヴァイス》《戦場の魔術師》
東城:PC全員にメジャー判定ダイス+6、C値-1

葛西:抜刀、突進。
東城:「葛西さんと高橋さんが動きを抑えます!」
東城:「支部長は、支部長の務めを」
東城:「果たしてください!」
高橋正恒:「下の者は、下の者の仕事をしますからね…っと!」
阿久津数馬:「言われなくても……いや!」
葛西:「ちぇぇえりゃあーーーーーっ!!!」
阿久津数馬:「よく言った! やってやるさ!」
”トラップマスター”(臓腑):「ぐ、こざかしい………!この………!」
”トラップマスター”(臓腑):腕…というより触腕のようになったそれを振るい、三人を屠ろうとする。
水月灯:が、それを銃弾が阻む
水月灯:「徴を、返せ。返せないんなら…やり返してやる!」
”トラップマスター”(臓腑):「ぐ、が、があぁあーーーーッ!!」

GM:手番は阿久津くんへ!
阿久津数馬:はい! マイナーはなし。
阿久津数馬:メジャー、コンボ『プロポジション7』《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート》《アンプリフィケイション》。
阿久津数馬:トラップマスターにチェーンガンで射撃攻撃。《アンプリフィケイション》はこれで最後。
阿久津数馬:判定します。葛西さんの支援入り。
阿久津数馬:16dx6+8
DoubleCross : (16R10+8[6]) → 10[1,3,5,6,6,6,6,6,7,7,9,9,10,10,10,10]+10[1,2,2,2,3,3,6,6,7,8,10,10,10]+10[1,3,9,10,10,10,10]+10[4,7,9,10,10]+10[2,4,8,8]+10[2,8]+3[3]+8 → 71

阿久津数馬:やったね
熊埜御堂 奈津比古:凄い!
GM:強い~~~
”トラップマスター”(臓腑):ドッジ!
”トラップマスター”(臓腑):9dx
DoubleCross : (9R10[10]) → 10[1,2,3,3,4,7,8,10,10]+9[7,9] → 19

”トラップマスター”(臓腑):足りない!ダメージください!
阿久津数馬:8d10+1d10+1d10+15+20+5 装甲有効
DoubleCross : (8D10+1D10+1D10+15+20+5) → 29[3,4,3,1,1,4,8,5]+7[7]+7[7]+15+20+5 → 83

阿久津数馬:どうだ……
”トラップマスター”(臓腑):そのダメージは…死!
”トラップマスター”(臓腑):”トラップマスター”撃破!戦闘終了!
阿久津数馬:うおおおー!!!
阿久津数馬:阿久津数馬の侵蝕率を+9した(侵蝕率:142->151)
真堂 光磨:やったーッ
熊埜御堂 奈津比古:いぇーーっ!!
阿久津数馬:演出入れます。

阿久津数馬:戦場のただ中、皆が戦っている中。操縦席の中にいてもなお、驚くほど静かな気持ちでいた。
阿久津数馬:(『痛みを伴うでしょうが、時がきっと癒してくれるでしょう』)
阿久津数馬:(……でも)
阿久津数馬:(でも、どれほど長い時間が経てば、癒えるんだろうな、高橋)
阿久津数馬:ゆっくりと引き延ばされたような時間の中、そう考える。
阿久津数馬:(僕はまだ、全然だ。痛くて痛くてたまらない。この銃でお前を撃ったことが)
阿久津数馬:(お前はどうだろう。ずっとどうしようもない秘密を抱えていたこと)
阿久津数馬:(僕を欺く形になったこと。痛いだろうか)
阿久津数馬:(その痛みを与えたのは、奴だ)
阿久津数馬:(人の暮らす街を無残に破壊したのも、奴だ。陽動程度のために)
阿久津数馬:(……パパを、殺した。全部奴だ)
阿久津数馬:(でも、支部長の)
阿久津数馬:(支部長の務めは多分、それをむやみにわめきながらぶつけることじゃない)
阿久津数馬:機銃が静かに臓腑を狙う。
阿久津数馬:(研ぎ澄ませて、見極めて、確かに、打ち破るべきものを)
阿久津数馬:(排除する)
阿久津数馬:「腕は所詮腕」
阿久津数馬:「心臓は、所詮心臓」誰かの言葉を真似るように。
阿久津数馬:「僕に連なるものを返せ。トラップマスター」
阿久津数馬:「僕はそれを」
阿久津数馬:父との思い出を。この玉座を。日常を守るべき立場を。今なお傍にいる右腕を。
阿久津数馬:「次へと繋ぐ。受け継ぐ誰かのために、前へ」
阿久津数馬:銃声。
”トラップマスター”(臓腑):「よ、せ……!」
”トラップマスター”(臓腑):「私は、”トラップマスター”だぞ……!」
阿久津数馬:「それがどうしたっ!」
”トラップマスター”(臓腑):「人類が人類を傷つけ、殺し続ける限り、」
”トラップマスター”(臓腑):「私という存在は世界に必要だ……!」
阿久津数馬:「僕は阿久津数馬。阿久津慎吾の息子で……」
阿久津数馬:「貴様のような輩から人類を護る」
阿久津数馬:「盾の一員だっ!」
阿久津数馬:なおも。銃声。銃声。銃声。銃声が。
阿久津数馬:声を打ち消すように、傷を刻みつける!
”トラップマスター”(臓腑):”鉱床”の力で致命傷を負うたびに復活していたが、
”トラップマスター”(臓腑):やがて復活のペースが追い付かなくなっていく
”トラップマスター”(臓腑):「が、ァ………”鉱床”がある限り…これを耐えれ、ば……」
GM:カチ  カチ   カチ  ………
GM:しかし、
GM:カチリ
GM:時計の針がちょうど17時を指した瞬間。
”トラップマスター”(臓腑):”トラップマスター”の身体が崩れ落ちていく
”トラップマスター”(臓腑):「”鉱床”が………」
”トラップマスター”(臓腑):「別の場所へ………!」
”トラップマスター”(臓腑):そして、最後の銃弾が”トラップマスター”の心臓を的確に貫いた。
”トラップマスター”(臓腑):「かっ………永遠の狩りを…永劫の殺戮を………」
陶妙算:「………やった……」
”トラップマスター”(臓腑):未練の言葉を吐いて、”トラップマスター”は死んだ。
真堂 光磨:「……」
熊埜御堂 奈津比古:「………」《偏差把握》でもう周囲に何も居ない事を確認し
陶妙算:「"トラップマスター"の鎮圧、確認しました」
熊埜御堂 奈津比古:特に阿久津に確認することもなく、タバコに火をつける
阿久津数馬:「……パパ」それは同乗者にも聞こえたかどうか定かでない、阿久津数馬としての小さな声で。
阿久津数馬:「やったよ」
高橋正恒:「…………お疲れさま、みんな。」
葛西:「起きて早々、どうなってんの…?」
阿久津数馬:それから、声を張る。
東城:「あはは、分からず戦ってたんですね…。」
阿久津数馬:「後処理は担当に任せるが」
阿久津数馬:「まずは、ご苦労!」
阿久津数馬:「これより帰還と"トラップマスター"事案の報告を行う!」

バックトラック


GM:Eロイス発表~~~!
真堂 光磨:最後の戦い!
GM
■Eロイス
《Eロイス:唯我独尊》
《Eロイス:無限を継ぐ者》×6(高橋、葛西、東城、伯耆、スカル、水月徴)
《Eロイス:ありえざる存在》イリュージョンシールド取得
《Eロイス:悪夢の鏡像》×5(罠個体)

熊埜御堂 奈津比古:めっちゃある
GM:13個!
陶妙算:ありがてー
真堂 光磨:振ります!
阿久津数馬:多い! 振ります!
熊埜御堂 奈津比古:振るよ!
真堂 光磨:183-13d10
DoubleCross : (183-13D10) → 183-89[10,6,9,4,6,3,4,2,9,8,8,10,10] → 94

阿久津数馬:151-13d10
DoubleCross : (151-13D10) → 151-76[8,6,10,7,7,7,1,3,6,7,6,7,1] → 75

熊埜御堂 奈津比古:168-13d10
DoubleCross : (168-13D10) → 168-84[9,7,9,9,4,1,9,7,7,2,7,6,7] → 84

阿久津数馬:おいおい
陶妙算:162-13d10
DoubleCross : (162-13D10) → 162-78[5,8,2,5,9,6,4,5,5,10,9,7,3] → 84

陶妙算:ただいま!
阿久津数馬:やったーー
熊埜御堂 奈津比古:ん???
GM:Eロイスだけで帰ってきちゃったww
真堂 光磨:終始侵蝕ダイスに振り回される卓だった。ロイス6本で素振りします
熊埜御堂 奈津比古:ロ、ロイス5個、等倍で…
陶妙算:84-5d10
DoubleCross : (84-5D10) → 84-26[2,9,3,10,2] → 58

阿久津数馬:一応スパリゾートで1d10振れますがw
陶妙算:4点!
熊埜御堂 奈津比古:84-5d10
DoubleCross : (84-5D10) → 84-38[1,9,9,10,9] → 46

真堂 光磨:94-7d10
DoubleCross : (94-7D10) → 94-41[9,8,5,5,4,3,7] → 53

阿久津数馬:75-4d10
DoubleCross : (75-4D10) → 75-23[5,6,4,8] → 52

阿久津数馬:4点だよー
熊埜御堂 奈津比古:3点
真堂 光磨:リマインドソウルも加えて7D、53で4点
GM:はーいそれじゃ経験点配るよ!
GM:まずシナリオ点が8点!高橋正恒が帰って来たので5点!葛西と東城がいるので2点!
GM:Eロイス13点!Dロイスが…
GM
■Dロイス
”トラップマスター”(高橋正恒):触媒
”トラップマスター”(”スカル&ボーンズ”):複製体
”トラップマスター”(腕):装着者、業師
”トラップマスター”(頭):達人
”トラップマスター”(臓腑):傍らに立つ影

GM:6点だね!
GM:いつもの5点加えて…合計39点に侵蝕点を加えて…
GM:何点になったかな!
陶妙算:43点!
熊埜御堂 奈津比古:42!
阿久津数馬:43点!
真堂 光磨:43点!
GM:では纏めると…
GM
■経験点
ささささん:43点
鳩麦さん:42点
中村さん:43点
Exstさん:43点
GM猫口@:57点

GM:以上!お渡しします&いただきます!
陶妙算:ごっつぁんです!!
阿久津数馬:いただきます! どうぞ!
熊埜御堂 奈津比古:(手刀)
真堂 光磨:拝領します!
GM:というわけで今日はここまで。
GM:お疲れさまでした!
真堂 光磨:お疲れ様でした!
熊埜御堂 奈津比古:お疲れ様でした!
阿久津数馬:お疲れ様でした!

エンディング1 阿久津数馬


GM:第10区画
GM:墓地

GM:秋風が吹いている。
GM:空は晴れ渡り、透き通るような青空が広がっている。
GM:ここへ来た三人の胸中も、そうとは限らないが…
GM:ひとまず、目下の嵐は去ったといえよう。
水月灯:「父と阿久津慎吾さんは子供のころから交流があったそうです。」
水月灯:歩きながら呟く
水月灯:その手には新しい花と、水の入ったバケツ。
阿久津数馬:その横を行きながら、静かに話を聞いている。
阿久津数馬:普段よりずっと口数が少ない。
水月灯:「二人とも道は違えど、大人になってからも助け合っていた。」
水月灯:「……と、小学生の頃に聞かされました。」
水月灯:「…………そう語ったのが、」
水月灯:「水月巧なのか、”トラップマスター”なのか、」
水月灯:「今となっては知る術はありませんが…。」
阿久津数馬:「……そう、か」
高橋正恒:こちらも話に聞き入りながら、阿久津の後ろを歩いている。
阿久津数馬:きっと本物の父親だった、と言ってやれればいいが。
阿久津数馬:それは気休めに過ぎないと、全員がわかっていることだろう。
GM:やがて、”水月家之墓”と書かれた墓までたどり着く。
水月灯:「徴。」
水月灯:「…気づくのが遅くてごめんね。」
水月灯:「ゆっくり、眠って。」
阿久津数馬:(……本物の徴は、ずっと前に)
阿久津数馬:(どんな奴だったのか、一度会ってみたかったな……)
水月灯:「………。」
水月灯:眼を閉じて、手を合わせる。
阿久津数馬:同じく、厳粛に手を合わせる。
阿久津数馬:この年の少年としては、慣れた動作だ。
高橋正恒:手を合わせられないので、片手で冥福を祈る
水月灯:やがて、ゆっくりと目を開ける。
水月灯:「ありがとうございます。」
阿久津数馬:「……いや」
水月灯:「ついてきてくれて。」
阿久津数馬:「僕も……なんというか」頭をかりかり掻く。
阿久津数馬:「徴に何か言ってやりたかった。結局大したことは思いつかなかったが」
水月灯:「徴の分まで”トラップマスター”をぶん殴った、と言ってあげてください。」
水月灯:くすり、と笑う
阿久津数馬:「……ああ」
阿久津数馬:「それはいいな」
阿久津数馬:「……最後、色々な奴に助けられた」
阿久津数馬:「その中にもしかしたら、お前もいたのかもしれないな、徴」
阿久津数馬:墓石を見て。
阿久津数馬:「やったぞ、僕らは」
水月灯:花を変えて、水をやる。
水月灯:その手が震えている。
水月灯:「僕、バケツ置いてきますね。」
水月灯:上ずった声でそれだけ言って、
水月灯:ぺこりと二人に頭を下げてからこの場を離れる。
阿久津数馬:「……ああ」その背を見送る。
高橋正恒:「……あまり急がず。」
阿久津数馬:「そうだぞ。走ったら転ぶかもしれないし」
高橋正恒:その背を見送る。
阿久津数馬:「大丈夫かな、あいつ」十分離れてから、ぽつりと。
阿久津数馬:「……無理もないが」
高橋正恒:「彼が帰る前に、何かしてあげられればいいんですが。」
阿久津数馬:「そうだよな。陶や熊埜御堂も結構話してたし」
阿久津数馬:親しい人が死ぬのも、裏切られるのも。両方経験がある。
阿久津数馬:だが、両方一度に起こったわけではなかった。
阿久津数馬:彼の場合は、それは重たかろうと思う。
高橋正恒:「……何にしろ」
高橋正恒:「原因は断ちました。……これ以上がないことが幸いでしょうな。」
阿久津数馬:「ああ」
阿久津数馬:「皆で動いて……どうにか食い止めた」
阿久津数馬:「お前のおかげでもある、と思うぞ」
高橋正恒:「………僕は、」
高橋正恒:「罪悪感が残ってます。」
阿久津数馬:「…………」
阿久津数馬:「だろうな」
高橋正恒:「意識が無かったとは言え、手を汚したのは僕ですから。」
阿久津数馬:「僕はお前に直接の罪があるとは思わないが」
阿久津数馬:「それは」
阿久津数馬:「お前が、そう思う奴だろうと、わかってるからだ」
阿久津数馬:「何も感じないような奴だったら、受け入れていたかどうか怪しい」
阿久津数馬:「だから、罪悪感だろうがなんだろうが持っとけ。僕にはそれは消せないから」
高橋正恒:「あなたに消せる罪悪感があります。」
阿久津数馬:「ん」
高橋正恒:「あなたを裏切ったこと。あなたに僕を撃たせたこと。」
高橋正恒:「……僕は、いまだに僕を許せていません。」
高橋正恒:「消してくれとは言いません。」
高橋正恒:「恨まれて当然ですからね。」
阿久津数馬:「じゃあどうしろって言うんだよ」
阿久津数馬:「……僕は」
阿久津数馬:「ずっと怖かったんだぞ」
阿久津数馬:「お前がいなくなって、ずっと」
高橋正恒:「どうすれば許してくれますかね。」
高橋正恒:「どうすれば、僕は僕自身を許せますかね。」
阿久津数馬:「高橋」
阿久津数馬:「お前勘違いしてるぞ」
阿久津数馬:「僕はお前を許してないとか、一度でも言ったか?」
阿久津数馬:「というか、なんだかもう色々ありすぎて」
阿久津数馬:「どこまで怒ってたかとか、覚えてないや」
阿久津数馬:「最初は怒ってたんだぞ。本当に」
高橋正恒:「………あ、はは。」
高橋正恒:「やはり、僕はこの巣が好きです。」
高橋正恒:「この巣の主が好きです。」
阿久津数馬:「あ、笑った」
阿久津数馬:「…………」
阿久津数馬:きょとんとした顔をして。
高橋正恒:「これからも、この巣に籠らせてください。」
阿久津数馬:この部下が、これまでどのような理由で傍にいたのだとしても。
阿久津数馬:企みや、命令や、責任感や、そういうものがあったのだとしても。
阿久津数馬:「……いいな、そういうの」
阿久津数馬:「お前が、好きでここにいてくれるなら。それに越したことはない」
高橋正恒:「本当は、僕も色々と考えていたんですよ。」
高橋正恒:「どういう理由であなたの傍にいよう、とか」
高橋正恒:「どう償おうとか。」
阿久津数馬:「お前は色々考えすぎなんだよ」
阿久津数馬:「……それを、僕も少しは学ぶべきだとは思うが」
阿久津数馬:「高橋」もうない右腕を見ながら。
阿久津数馬:「お前はもう自由だ」
阿久津数馬:「居たいところにいろ」
阿久津数馬:「忙しくない時は篭もっててもいいから」
阿久津数馬:「僕の傍に、自分の意志で居てくれ」
高橋正恒:「はい。支部長。」
高橋正恒:「………急に自由って言われると、」
高橋正恒:「色々迷った挙句、結局いつものお店に行きません?」
阿久津数馬:「あ、いつも頼むオムライスを頼んだりするやつだ……」
高橋正恒:「ケーキ、買って帰りませんか?」
高橋正恒:「スリーウェイで、灯くんの分も。」
阿久津数馬:「それはいいな」
阿久津数馬:「いつもの店でいつもの味で……」
阿久津数馬:「高橋」
阿久津数馬:「今急に言いたくなったから、もう一度言うが」
阿久津数馬:「おかえり!」
高橋正恒:「僕も、言いたくなりました。」
高橋正恒:「ただいま。」

エンディング2 陶妙算


GM:UGN第10支部
GM:会議室

GM:事件の事後報告と事後処理が終わり、
GM:水月灯も日本支部へと帰る日がやって来た。
水月灯:自分のデスクを片付け、書類を纏めている。
水月灯:「………これでよし、と。」
水月灯:いつもよりも時間がかかった。
水月灯:原因は明白だ。彼を手助けする人間が、今はいないから。
陶妙算:「あ、もう準備終わっちゃいました?」
陶妙算:灯さんの後ろから声がかかります
水月灯:「陶くん。」
水月灯:「終わりました。」
水月灯:「これから挨拶をして帰るところです。」
陶妙算:「色々お世話になったから最後に片付けの手伝いぐらいしたかったのに」
水月灯:「大丈夫です。」
水月灯:「これからは一人で出来ないと、いけないから。」
陶妙算:「……」
陶妙算:「これから、どうされるんですか?」
水月灯:「分かりません。」
水月灯:「徴…いえ、”トラップマスター”のせいで過分な地位に就いていますし、」
水月灯:「どこかで一般のエージェントとしてやり直すかもしれません。」
陶妙算:「そう、ですか。」
陶妙算:「ごめんなさい。」
陶妙算:「貴方はたくさん僕たちを助けてくれたのに」
陶妙算:「僕たちはそれに報いることが出来なかった。」
水月灯:「いえ。」
水月灯:「たくさん助けてくれました。」
水月灯:「陶くんが、熊埜御堂さんが、真堂くんが、阿久津支部長がいなかったら…」
水月灯:「僕は立ち上がれてなかった。」
陶妙算:「……」
水月灯:「ありがとうございました。」
水月灯:「陶くんは気にしているみたいですけど」
水月灯:「陶君の思っている以上に、とても助かっているんです。」
陶妙算:「本当に」
陶妙算:「阿久津支部長の言う通り、逞しくなりましたね。」
水月灯:「そ、そうですかね…」頬を掻く
陶妙算:そっと、灯くんに一歩近づき
陶妙算:彼の細い体を抱き締める。
陶妙算:水蜜桃の甘い香りが灯さんを包み込む。
水月灯:「ふわ……」
陶妙算:「でも」
陶妙算:「生意気かもしれませんけど、これだけは言わせて下さい。」
陶妙算:「これからは一人じゃないと、いけないなんて。」
陶妙算:「そんなことは絶対ありません。」
陶妙算:「徴さんの代わりになる人なんていないのは知ってます。」
陶妙算:「徴さんがいない世界で、貴方は生きていかないといけない。」
陶妙算:「だからこそ、貴方は他の人を頼ってもいいんです。」
水月灯:「………はい。」
陶妙算:「一人で全部やろうとしてたら、いつか、"トラップマスター"とおなじになっちゃう。」
陶妙算:春のせせらぎにも似た柔らかく潤んだ瞳を、灯さんに向ける
水月灯:「……陶くんは、すごいチルドレンですね。」
水月灯:「強いし、優しいし……あったかいです。」
陶妙算:「日本支部のエージェントほどじゃ、ありませんよ。」
水月灯:「心細かったのが、もうなんでもないように思います。」
陶妙算:透き通った百合のような白い頬を綻ばせる
陶妙算:きゅっ、と。わずかに灯さんを抱きしめる力が強くなる。
水月灯:しばらく抱き合った後、とんとん、と肩をタップする
陶妙算:「ホントですか?」
水月灯:「はい、もう大丈夫です。」
陶妙算:「もう少し、ぎゅっとしててほしくないですか?」
陶妙算:ほんの少し甘さを残した声で問いかける
水月灯:「だ、だいじょうぶ、です………。」照れて視線を外す
水月灯:「頼りますよ。これからも色んな人に。」
陶妙算:「はい。」
陶妙算:「辛いことがあったら、声をかけて下さい。助けが欲しくなったら、呼んで下さい。」
水月灯:「そうします。陶君は、頼れる人ですから。」
水月灯:「……でも、”ぎゅっ”は…その…」
水月灯:「ひ、人のいない時にしてくださいね。」
水月灯:「僕ももう17なので…。」
陶妙算:その照れたような表情を、愛しそうに見つめて
陶妙算:「僕は、まだ15歳ですから。」
陶妙算:「年上の人に甘えたいときもあるんです。」
陶妙算:っと悪戯っぽく笑う
水月灯:「じゃあ僕も、頼れるエージェントになれるよう、頑張りますね。」
陶妙算:「はい。」
陶妙算:「それまでどうか、ご壮健で」
水月灯:「はい。それじゃ、また!」
陶妙算:灯くんの体の暖かさと、しばしの別れを惜しむようにしながら
陶妙算:彼の肩からそっと腕を離す
水月灯:こちらもゆっくりと身体を離して、荷物を纏めて部屋の外へ。
陶妙算:その後姿をそっと見送り
陶妙算:自分も日常へと戻っていきます。

エンディング3 熊埜御堂奈津比古


GM:UGN第10支部
GM:玄関

水月灯:挨拶を終え、第10支部のビルから出る。
水月灯:去る前に、振り返ってビルを見上げる。
水月灯:「………。」
水月灯:多くの悲しいことがあった、辛いことがあった。
水月灯:それでも、前を向いて歩けることは幸運かもしれない。
熊埜御堂 奈津比古:「………卒業式みてぇな面してんじゃねぇよ」
水月灯:「ひゃっ」
熊埜御堂 奈津比古:その背後から、寝起きのような低い声
水月灯:背後を向く
水月灯:「熊埜御堂さん……」
熊埜御堂 奈津比古:そこに居たのは、いつも通りの野暮ったいジャケットにマフラーの男
熊埜御堂 奈津比古:その手には吸いかけのタバコ、足元には堅苦しい黒の手提げカバンが置かれている
熊埜御堂 奈津比古:「また何かありゃ来る機会もあんだろ、っつーか」
熊埜御堂 奈津比古:「呼ばれるだけの奴になれよ、しみったれた顔してんじゃねぇ」
水月灯:「し、しみったれた顔なんてしてませんよぉ。」
水月灯:「……いろんな人が僕を立ち上がらせてくれたんだし」
熊埜御堂 奈津比古:「はっ、どーだか」吐き捨てるように言うと、「……」少し押し黙る
水月灯:「熊埜御堂さんもありがとうございました。」
熊埜御堂 奈津比古:「何もしてねぇよ俺は、あのガキ共の方がよっぽどてめぇの力になっただろ」
熊埜御堂 奈津比古:「……そもそも、苦手だろ、お前。俺みてぇな奴」
水月灯:「子供が力を奮えるのは、大人がしっかりしてたからです。」
水月灯:そういってにこりと微笑む
水月灯:「正直に言うと最初は苦手でしたけど…」
水月灯:「今は好きですよ。」
熊埜御堂 奈津比古:「……………」
熊埜御堂 奈津比古:「……俺をしっかりした大人にカウントしてんじゃねぇよ、クソッ……」
水月灯:「しっかりしてないんですか?」
水月灯:きょとんとした顔で熊埜御堂を見上げる
熊埜御堂 奈津比古:「…」自分とは正反対の何の濁りも無い瞳に少したじろいで
熊埜御堂 奈津比古:「仕事嫌い、めんどくさがり、上司にゃ噛みつくし下にゃきつく当たる」そこまで言って軽く笑う
熊埜御堂 奈津比古:「どう考えてもしっかりあいた大人じゃねぇわな」
熊埜御堂 奈津比古:「まあ、いい反面教師っつー事だ」吸殻を携帯灰皿にしまう
水月灯:「…それでも、護ってくれた。」
水月灯:「あんな攻撃にひるまず立ち向かえた。」
熊埜御堂 奈津比古:「当り前だろ」
熊埜御堂 奈津比古:「てめぇらが殴らねぇなら誰が俺の代わりに殴んだよ」
水月灯:「それは、子供たちを守った上で信頼したってことですよ。」
水月灯:「………しっかりしてます。」
水月灯:「憧れるし、ちょっと妬ましい。」
熊埜御堂 奈津比古:「…………」
熊埜御堂 奈津比古:少し間が空いて
熊埜御堂 奈津比古:「……居んだよ、俺にも。弟」
水月灯:「………。」
熊埜御堂 奈津比古:「居るっつっても、家族とは縁切っちまったから何の情報も入って来ねぇけど」
熊埜御堂 奈津比古:「……親父が大手の貿易会社の社長でな、俺もまぁ…ガキの頃から後継の為に色々やらされてた訳なんだが」
熊埜御堂 奈津比古:「……それが嫌になって、全部弟に押し付けて逃げちまった」
水月灯:「そう、ですか………。」
熊埜御堂 奈津比古:「……俺はてめぇが苦手だ。俺の言う事を全部、底抜けに好意的な解釈しやがる」
熊埜御堂 奈津比古:「……で、俺もてめぇが妬ましい」
熊埜御堂 奈津比古:そう言うと、足元の手提げを持つ
熊埜御堂 奈津比古:「……立派に兄貴やってるよ、てめぇは」
水月灯:「……熊埜御堂さんは、兄貴、やりたいですか?」
熊埜御堂 奈津比古:「はっ、今更だろ。それこそよ」
熊埜御堂 奈津比古:「これは俺に出来なかったことだし…今更、やろうとしてやれるもんでもねぇ」
熊埜御堂 奈津比古:「だから、てめぇは精々やり通せ。弟の事背負ってよ」
水月灯:「………やり通します。」
水月灯:「けど…熊埜御堂さんにも一つ、お願いがあります。」
熊埜御堂 奈津比古:「んだよ」
水月灯:「兄貴をやりたい、って気持ちが残っていれば、」
水月灯:「やろうとしてみてください。」
水月灯:「それこそ、僕には出来ないことですから。」
熊埜御堂 奈津比古:「…………」
水月灯:「もし準備が必要なら、僕が練習台になりますよ。」
水月灯:「お兄ちゃん。」
熊埜御堂 奈津比古:「ッ…!そういうのやんじゃねぇよ…!クソッ…!」
水月灯:「ごめんなさい。……でも、手伝いますから。」
熊埜御堂 奈津比古:「無駄に似てんだよ…!そういう底抜けに善良な所が…!だから嫌なんだよ…!」
熊埜御堂 奈津比古:「…………色んな事にケリ付けてから、気が向いたらだ。そういうのは」
熊埜御堂 奈津比古:「割り込ませるのは性に合わねぇ」
水月灯:「……………そうですね。」
水月灯:「この街には多くの敵がいると、聞いています。」
水月灯:「”トラップマスター”ですら、その一人にすぎない。」
水月灯:「……そう思うと、ここは大変な場所ですね。」
熊埜御堂 奈津比古:「問題ねぇだろ、別に」
熊埜御堂 奈津比古:「てめぇは知らねぇだろうが、身内にも化け物がわんさか居んだ、この街は」
熊埜御堂 奈津比古:「怪物退治はそっちに任せて」
熊埜御堂 奈津比古:両手をめいっぱい広げて
熊埜御堂 奈津比古:「俺ぁ、手の届く範囲だけ護る、つーかそれしか出来ねぇし、やらねぇ」
熊埜御堂 奈津比古:「…てめぇが二十歳になって、俺がまだブラブラ生きてたら」
熊埜御堂 奈津比古:「その時は飲みにでも連れてってやるよ」
水月灯:「……分かりました。楽しみにしてます。」
熊埜御堂 奈津比古:「‥‥……いや、その時俺三十超えてんじゃん…うわ、やる気無くした」
熊埜御堂 奈津比古:力なく腕を挙げて
熊埜御堂 奈津比古:「……じゃあな、水月」
水月灯:「またお会いしましょう、熊埜御堂さん。」
水月灯:手を振って別れる。
熊埜御堂 奈津比古:平時より青い顔をした男は、振り返ることなく去っていく
熊埜御堂 奈津比古:───水月灯の視界の端で、気合を入れなおすように顔面をはたく男の姿が映った
GM:そして、いつもの店にやって来た。
桐山貴子:「いらっしゃいませ。」
GM:ケーキ屋『スリーウェイ』。
桐山貴子:この店のカウンターで、にこやかに君を出迎えるのは、
桐山貴子:長い黒髪をポニーテールに結っている、笑顔が愛らしい女性だ。
熊埜御堂 奈津比古:(………今日も麗しいようで何よりだ)
熊埜御堂 奈津比古:「……どうも。あの…店長に用事があって来たんですけど」
桐山貴子:「ごめんなさい。お父さん、ついさっき買い出しに出ちゃって…。」
桐山貴子:「今私だけなんです。」
熊埜御堂 奈津比古:「なっ───」
熊埜御堂 奈津比古:……店に出向く前はいつも目的をハッキリとさせ、事前の脳内リハーサルを怠らない熊埜御堂であったが
熊埜御堂 奈津比古:だからこそ、この想定外の状況に対する最善策を見つけるのは、彼にとって至難の業だった
熊埜御堂 奈津比古:(……待て、いや、じゃあどうすればいい…!今店には…俺だけじゃねぇか、クソッ!)
桐山貴子:「あの…」
桐山貴子:「そこのテーブルで待ちますか?」
桐山貴子:「ケーキに合う紅茶を淹れますよ。」
熊埜御堂 奈津比古:(貴子さんの手前、このまま出ていくのもしのびねぇし…かといって二人っきりの状況でいつ帰ってくるのかも分かんねぇ店長待つのも…!)
熊埜御堂 奈津比古:「あっはい」
熊埜御堂 奈津比古:ほぼ脊髄販社に近かった
桐山貴子:手際よくいつものケーキを皿に乗せて、紅茶を淹れてテーブルへ。
桐山貴子:ここで、またも君の予想外のことが起きる。
熊埜御堂 奈津比古:言われたとおりにテーブルに腰かけ、運ばれてくるケーキと皿、そして桐山貴子を見る
桐山貴子:紅茶のカップが二つある。
桐山貴子:つまり…
桐山貴子:「ご一緒してもいいですか?」
熊埜御堂 奈津比古:「………‥……………‥‥………‥‥…………‥…」
熊埜御堂 奈津比古:「………‥……………‥」
熊埜御堂 奈津比古:「……」
熊埜御堂 奈津比古:「どうぞ」
熊埜御堂 奈津比古:精一杯尺を取って、心を落ち着けた上で、良い顔と声を作る
熊埜御堂 奈津比古:(何だ、今何が起きてんだ)
桐山貴子:「ありがとう。」
桐山貴子:「一度お客さんとしてじゃなく、お父さんのお友達としてお話したかったの。」
熊埜御堂 奈津比古:(”色んな事にケリ付けてから”とは確かに言ったけどよ…!)
熊埜御堂 奈津比古:「お友達って……」言いながら察する、傍から見ればそうなのかもしれない
桐山貴子:「いつもありがとう、奈津比古くん。」
桐山貴子:「……馴れ馴れしすぎたら言ってくださいね?」
熊埜御堂 奈津比古:胸を押さえ、座ったまま前に屈む
熊埜御堂 奈津比古:「何故……下の名前を‥‥…!」
桐山貴子:「お父さんがいつも奈津比古くんの話をしてくれるから。」
熊埜御堂 奈津比古:「………」身を起こして「そりゃまた、いい話は聞かないでしょう」
桐山貴子:「ううん。」
桐山貴子:「いい人だって。」
桐山貴子:「ホントはとっても立派だけど、素直じゃないから隠してるんだって。」
熊埜御堂 奈津比古:(……しっかりしてるだの、良い人だの…‥‥‥‥一体俺の何を見てんだか)
桐山貴子:「……前に…事故が多発して大変だった頃にお店に来た時も、」
桐山貴子:「お父さんと話してるのが、ちょっとだけ聞こえちゃったの。」
熊埜御堂 奈津比古:「…………」
桐山貴子:「この街を守ってくれって頼まれて、」
桐山貴子:「奈津比古くんは”ああ”って、答えた。」
桐山貴子:「……事故が収束した後、いつもの日常が戻ってきて、」
桐山貴子:「いつもの常連さんが来て、夜にいつも通り店を閉めて……」
桐山貴子:「…奈津比古くんが、そういう”いつもの”を守ってくれたのかなって。」
桐山貴子:「私は、お父さんから肝心なところを何も教えられてないけど……」
桐山貴子:「奈津比古くんが、日常を守るお仕事をしてるんだろうって。」
熊埜御堂 奈津比古:「………守る、だけですよ。俺なんか」
熊埜御堂 奈津比古:「俺一人じゃ何も出来ないし、何の力もない」
桐山貴子:「みんなそうよ。」
桐山貴子:「お父さんだって、一人じゃ起きれないし」
桐山貴子:「私が言わないとしょっちゅうご飯抜くし…。」
桐山貴子:「でも、お父さんがいないと素敵なケーキは生まれない。」
桐山貴子:「そういう意味じゃ、私もこの店を守ってる”だけ”だよ?」
桐山貴子:くすり、と笑う。
熊埜御堂 奈津比古:「………………」呆気に取られたように口をぽかんと開けて
熊埜御堂 奈津比古:………ふぅーーっ、とため息を吐く
熊埜御堂 奈津比古:「……不思議なもんだ、こうも足繁く通ってんのに」
熊埜御堂 奈津比古:「今初めて、あんたの事をちゃんと知った気がする」
熊埜御堂 奈津比古:自分でも知らぬうちに、いつもの”日常”の口調に戻して
熊埜御堂 奈津比古:「前よりも好きになっちまった」
桐山貴子:「………。」目を丸くする
熊埜御堂 奈津比古:「……………」
熊埜御堂 奈津比古:「…………あれ?」
熊埜御堂 奈津比古:「…………俺、今何か言いました?」
桐山貴子:「私のこと、好きって言った。」
熊埜御堂 奈津比古:「……………」
熊埜御堂 奈津比古:紅茶をぐい、と飲んで、カップを下ろす
熊埜御堂 奈津比古:「………いや、うっっっっっそだろ!!!!!!」
桐山貴子:「奈津比古くん!」
熊埜御堂 奈津比古:「こ…こういうシチュエーションを想定してた訳じゃねぇのに‥‥‥‥!」
桐山貴子:「嘘じゃないでしょ。」
熊埜御堂 奈津比古:「何かもっとこう…雰囲気とかムードとかよ……!」そこまで言って
熊埜御堂 奈津比古:「…‥…」押し黙る
桐山貴子:「………本当の気持ち、なのよね?」
熊埜御堂 奈津比古:……元来、やらされなければ動けない性分のこの男は
熊埜御堂 奈津比古:幸か不幸か、今まさに自分で自分をその状況に追い込んでいた
桐山貴子:じっと熊埜御堂の眼を見て返答を待つ
熊埜御堂 奈津比古:(……””行けるなら前出ろ”、”行けるのに退がるな”)
熊埜御堂 奈津比古:(………これだから嫌いなんだよ。綺麗ごと吐くのは……こういう時、自分で自分の首絞めちまうんだから)
熊埜御堂 奈津比古:「………」濁った眼で、見つめ返して
熊埜御堂 奈津比古:「………俺は」
熊埜御堂 奈津比古:「俺は我儘だから、言いたい事しか言わねぇ人間……です」
熊埜御堂 奈津比古:「だから自分で言った事を、自分で否定する事もしたくねぇ…です」
熊埜御堂 奈津比古:「だから………その……なんだ‥‥」頭の後ろをボリボリ掻いて
熊埜御堂 奈津比古:「……」自分で自分を殴って
熊埜御堂 奈津比古:「んだっ!クソッ…んだ畜生が‥!」
熊埜御堂 奈津比古:「ああそうだ、嘘じゃねぇ!」
熊埜御堂 奈津比古:「もう一回聞きてぇのか!?なら耳の穴かっぽじってよく聞きやがれ!」
熊埜御堂 奈津比古:「俺はあんたが好きなんだよ!あんたが好きだからここ通ってるし、あんたが好きだから特段好きでもねぇ甘いもん食ってんの!!」
桐山貴子:「………。」
熊埜御堂 奈津比古:「畜生!不本意だ!何でこんな形で言わなきゃなんねぇんだよ!!それもこれも全部……‥‥あああ俺のせいじゃねぇか!!」
桐山貴子:「奈津比古くん。」
桐山貴子:にこりと微笑む
桐山貴子:「待ってた。こうやって踏み込んでくれるの。」
桐山貴子:身を乗り出して、未だに口ごもる熊埜御堂の唇を奪う。
熊埜御堂 奈津比古:「~~~‥……‥…はい?」間抜けな声を挙げた、その瞬間だった
熊埜御堂 奈津比古:よく知らない、柔らかい感触と温かさが唇に伝わってきて
熊埜御堂 奈津比古:「…………」状況を理解出来ずに、完全にフリーズする
桐山貴子:「ほんとだ。」
桐山貴子:「紅茶、砂糖入れてないんだ。」
桐山貴子:唇を離して、呟く。
熊埜御堂 奈津比古:「………‥‥‥‥えっ」
熊埜御堂 奈津比古:「嘘だぁ、何でバレちゃったの?」
熊埜御堂 奈津比古:明らかに現実を見ていない
熊埜御堂 奈津比古:「………」しかし、それがいつまでも続くわけではなく
桐山貴子:「………何でか分からなかったら、もう一回する?」
熊埜御堂 奈津比古:「………いや、いい」
熊埜御堂 奈津比古:座椅子の背もたれに大きく仰け反り
熊埜御堂 奈津比古:「……あんたには暫く勝てそうにねぇってのが分かった」
熊埜御堂 奈津比古:そのまま、顔を真っ赤に染めながら、天井を仰ぎ見て
桐山貴子:「そっちの口調の方が好きだよ。奈津比古くん。」
熊埜御堂 奈津比古:「……そういう事ならやり易くて助かる」
熊埜御堂 奈津比古:「‥…………何て呼べばいい?」
桐山貴子:「貴子、でいいよ。」
桐山貴子:「これからよろしくね。」
桐山貴子:くすりと微笑んだ。その瞬間。
熊埜御堂 奈津比古:「……じゃあ……なあ、貴子」
GM:カラン カラン
熊埜御堂 奈津比古:「俺は、この状況が何者かに仕組まれた”罠”だという線が未だに消えていないんだが………」
桐山一徹:「貴子ー!手伝ってくれー!」
桐山一徹:「小麦粉は俺が運ぶから、お前は調味料を……ん?」
桐山一徹:「おお、あんたか!」
桐山一徹:「いやあ、入れ違いだったな!ほんの30分前に坊ちゃんと高橋くんが…って」
桐山一徹:「なんじゃこの空気。」
熊埜御堂 奈津比古:「……店長」
桐山一徹:「おう?」
熊埜御堂 奈津比古:「頼むから、自分が”トラップマスター”だと言ってくれ」
熊埜御堂 奈津比古:「そうでもねぇと、明日死ぬ気がしてならねぇんだこっちは」
桐山一徹:「んなわけねえだろ!寝ぼけてんのか!」
熊埜御堂 奈津比古:「………そうだよなぁ…んな訳ねぇよなぁ……」
桐山一徹:「貴子、どうしたんだ兄ちゃんは。」
桐山貴子:「んー…ふふ。」
桐山貴子:「ちょっと、ね。」いたずらっこのように、歯を見せて笑った。
熊埜御堂 奈津比古:(………明日死んだらどうすっかな…ほんと)
熊埜御堂 奈津比古:視線の先で、歯を見せて笑う彼女を見て
熊埜御堂 奈津比古:(…駄目だな、貴子に悪ぃし)
熊埜御堂 奈津比古:(クソガキの面倒もまだ見なきゃだし)
熊埜御堂 奈津比古:(陶はなんだかんだまだ危なっかしい所あるし)
熊埜御堂 奈津比古:(…あ、そうだ。これで真堂の奴に上から見られなくて済むか…今度自慢してやろう)
熊埜御堂 奈津比古:(水月と酒飲む約束もしちまったしな…)
熊埜御堂 奈津比古:(東城と葛西は……まあ、復帰したら飯の一つでも連れて行ってやるか…)
熊埜御堂 奈津比古:(あとは…おっさんが約束通りちゃんと働くか見なきゃなんねぇ)
熊埜御堂 奈津比古:(………………あーあ…嫌になるぜ、本当によ)
熊埜御堂 奈津比古:(もう要らねぇよ、死ねねぇ理由なんか)
熊埜御堂 奈津比古:軽くため息を吐くと、財布から二人分の代金を取り出して
熊埜御堂 奈津比古:名残惜しそうにテーブルを後にすると、無人のレジのトレイに置いて、あの人を待つ
桐山貴子:「あ、お父さん。」
桐山貴子:「ごめん、私今から出掛けていい?」
桐山一徹:「ええ?そんな急に、」
桐山一徹:「…………」
桐山一徹:「まあいい。行ってこい。あとは全部俺がやっとくから。」
桐山貴子:「ありがとうお父さん!」
桐山貴子:そう言ってエプロンを外し、あの人の待つ店の外へ飛び出す。
桐山一徹:「街を丸ごと守ったんだ。」
桐山一徹:「娘一人、守れるよなあ?兄ちゃん。」

エンディング4 真堂光磨


GM:???

真堂 光磨:…………
真堂 光磨:……
真堂 光磨:気付けば。そこに立っていた
真堂 光磨:砕かれた構造物がアスファルトに転がり。乾いた空気と、埃が漂う──街だった場所
真堂 光磨:残されたものに、見慣れた風景の気配を感じ取る。……奇妙な予感と気配が漂っていた。
真堂 光磨:周囲を見回し。空を見上げる。見慣れないものが視界を埋める
真堂 光磨:黒い痣のような影。赤い空に、穴を空けたような──
■■■■:「予想より早い。ひとつ、賭けには勝ったね」
真堂 光磨:声に振り返る。腰に手を伸ばすが──差してあったはずの短刀はなく
真堂 光磨:「……誰」
■■■■:「誰かって言われたら……まぁ、うん」
■■■■:襤褸切れで顔を隠し、瓦礫に腰掛けて。やれやれと言わんばかりに光磨へ言葉をかける人の姿
■■■■:言葉を探すように間を置いて。仕切り直すように口を開く。
■■■■:「まず、“トラップマスター”の撃破おめでとう」
■■■■:「これでひとつは僕も肩の荷が下りたし、希望が見えた」
真堂 光磨:「…………」
■■■■:「……警戒心強いな」
真堂 光磨:「知らない場所で知らない人に声をかけられたらね」
■■■■:「ごもっとも」
■■■■:布の奥で苦笑の気配が生まれて。右手が頭を隠していた布を払い、外す
■■■■:手入れもされず伸ばされ、埃まみれの金髪。顔の上半分は前髪で隠されていて
■■■■:その隙間から。蒼い瞳が覗いたのが見えた
真堂 光磨:「────」その色を知っている。何よりも見知った、
■■■■:「少しくらい信用は得られたかな」
真堂 光磨:「……理解はできないけどね」
真堂 光磨:警戒がわずかに解ける。
真堂 光磨:「質問。これは、“浄眼”による未来視のひとつと捉えていい?」
■■■■:「そう。僕と君が見る“同じ未来”にピントを合わせて、ひとつの空間に意識を置いてる」
■■■■:「映画を見にきて、同じ座席にいるようなもの。普通こういう形はできないけど、“映写機”が同一だから無理矢理に」
真堂 光磨:「……未来、か」
真堂 光磨:「あまり希望に満ちたものではないのが残念」人の姿もなく。赤い空の下、瓦礫だけが続く
■■■■:「そこは仕方がないよ。……2020年の12月、鉱床から生まれたもの──“オーガン”によって世界は滅ぶ」
■■■■:「この未来は確定事項だ。もし、別のものが見えたとしたら逃避の幻覚でしかない」
真堂 光磨:「──滅び?」
真堂 光磨:腰を下ろし、顔を向けて。淡々としていた声色がほんのわずかに震えて聞こえた
■■■■:「細かい話は起きてから、数馬か師匠に聞いてもらいたい。この場を維持するのも、どこまで保つかわからない」
■■■■:「世間話をするために呼んだわけでもないから。……僕から渡したいものがある」
■■■■:ずるり、と足下の影が伸びて。それらの先端は隠された髪の下へ這い上がり、
■■■■:「……と」
■■■■:前髪をかきあげ。蒼い結晶体を影の手が、顔から引き抜いた
真堂 光磨:「……趣味が悪い」
■■■■:「イメージの都合だよ」
■■■■:影が光磨の元まで伸ばされ。顔の前に差し出す
■■■■:「これで君の“浄眼”の権限を解放する。未来視については、これでほぼ自由に使える」
■■■■:「オマケとして、戦闘技術を含めた僕の記憶を焼き付けてある」
■■■■:「もっとも、得たところで素直に強くなるものじゃない。体の使い方はいまの君とまったく違うわけだから」
真堂 光磨:「むしろ、重くなる。か」
■■■■:「そう。いわば、二つ目の賭けだよ」
■■■■:「君がこの時期に“浄眼”の未来視を起動し、数馬を助けらるかが一つ目の賭け。次は──」
真堂 光磨:「世界を救えるか?」
■■■■:「そこまでは言わない。一人でできることじゃないしね」
■■■■:「ただ、可能性は出てくる。僕の20年を君が継承して、自分のものにできるかどうかで」
■■■■:「希望は少しでも増えるはずだ」
真堂 光磨:「師匠よりスパルタ」
■■■■:「師匠譲りだからね。それくらいしないといけない」
■■■■:空白が挟まれる
■■■■:「──本音を言ってしまえば、世界を守るなんて大義じゃなく。これは僕の願いでしかない」
■■■■:「僕はあの時、抱えた後悔を消し去りたい。そのために力を君に委ねる」
■■■■:「……悪い言い方をすれば、満足したいだけだ。そんな子供の願いを君が受けてくれるか」
■■■■:「明日の先から与えられたものを、君が受け継いでくれるのか。不安もある」
真堂 光磨:「…………」
真堂 光磨:眼前の蒼と。左眼の蒼の視線が重なる
真堂 光磨:混乱は残る。疑問は尽きない。起きれば消える夢の話と談ずることも出来る
真堂 光磨:「……警戒心が強いのはそっちもだね」
■■■■:「誰だって緊張するものだよ。問いかけは」
真堂 光磨:「確かに」
真堂 光磨:なら、と。足下から黒の手を伸ばす
真堂 光磨:影がもうひとつの“浄眼”を包み。呑み込むように、足下へと沈んで
真堂 光磨:左眼の奥、軽い痛みが走った
真堂 光磨:「わからないことばかりで。聞きたいことは山ほどある」
真堂 光磨:ただ、その時間さえもなく。答えもしないだろう。限りなく近いのに、どこまでも目の前の彼は遠くにいる
真堂 光磨:「それでも」
真堂 光磨:「……そんな死にそうになってまで、生き延びてきたと言うなら。頼みは聞く」
■■■■:「ばれてたか。不死の怪物相手には、十分頑張ったよ」
■■■■:「……遺産の代償とはいえ、ジャーム化する心配がないのは幸いだ。おかげで常に全力を出せた」
真堂 光磨:「意地を張るのは歳取っても変わらないんだ」
■■■■:「子供のままだからね」
真堂 光磨:「20年経っても大人にはなれないか……」
真堂 光磨:ため息
■■■■:「そう言うなら、君がなればいい」
■■■■:「僕はここで終わりだ。十全に足掻いて、彼女達が辿り着いたのなら意味はあっただろう」
■■■■:「強くなって、生き抜いて、戦い抜いた」
■■■■:「もう守るものが何もなくなるくらいにはね」
真堂 光磨:「…………」
■■■■:「……そろそろ目が覚める。渡したものを、少しでも有為に使ってくれると嬉しい」
真堂 光磨:「うん」
真堂 光磨:「……受け取ったからには。役立たせるよ」
真堂 光磨:「“貴方”が生きた証だ。忘れはしない」
真堂 光磨:赤い空の下、滅んだ世界。そこで終わりが見えてもなお戦い続けた。
真堂 光磨:きっともう二度と会うことはない。だからこそ伝えておきたかった。
真堂 光磨:ここにあると。忘れないと。貴方の心も生きた道も、抱えてゆくと。
■■■■:言葉にほんのわずか、口端を持ち上げる。不器用な笑い
■■■■:「最後にひとつ聞かせて」
■■■■:「あの時に手を取ったこと、後悔はしてない?」
真堂 光磨:「……」
真堂 光磨:「それに関しては」
真堂 光磨:「この時間(ばしょ)にもう一度辿り着いたら、答えるよ」
■■■■:「上等」
■■■■:「さようならだ、“烈破剣(パイライト)”。良い旅であることを祈っている」
真堂 光磨:「さようなら、“黄鉄鉱(パイライト)”。良い旅路であったことを願う」
真堂 光磨:「──おやすみなさい」
GM:徐々に目の前の光景が白んでいく。
GM:──────
GM:───
猫柳麻子:「───ま。」
猫柳麻子:「光磨。」
GM:眼を開けると、目の前に飼い猫の顔がある。
真堂 光磨:……呼びかける声に、ゆっくりと目を開けて
真堂 光磨:「…………」じぃ、と。その顔を見つめる
猫柳麻子:「おはよう。」
真堂 光磨:「……おはよう。麻子さん」
真堂 光磨:「寝坊したかな」
猫柳麻子:「アタシが先に起きている時点で察するといい。」
真堂 光磨:「それもそうだ」
猫柳麻子:「…………。」それから、きゅ、と光磨の頭を抱く。
猫柳麻子:「また、妙な夢か?」
真堂 光磨:「んむ」されるがままに、掻き抱かれて
真堂 光磨:「……そうだね」
真堂 光磨:「ひとつ、荷物が増えたような。そんな夢」
真堂 光磨:「でも、悪い気分じゃない」
猫柳麻子:「辛い夢でなかったのは幸いだが」
猫柳麻子:「…………いや、アタシではどうにもできないか。」
真堂 光磨:「そんなことはないよ」
真堂 光磨:空いていた手が、自らを抱き締める彼女の背に回る
真堂 光磨:胸の奥が疼いた。そうしなければ、声を上げてしまいそうで
真堂 光磨:「……寝坊したのは悪かったけど」
真堂 光磨:「我が侭を言うなら。もう少し、このままで」
猫柳麻子:「………いいぞ。」
猫柳麻子:「飼い主と一緒に微睡むのも猫の仕事だ。」
真堂 光磨:「ありがとう」
猫柳麻子:光磨の背中を撫でたり、ぽんぽんと軽く叩きながら
猫柳麻子:少年の髪の匂いを嗅ぐ
真堂 光磨:彼女の匂いに包まれる。石鹸に混じる太陽のような、穏やかなもの
真堂 光磨:疼きを分解する。ぼくではない後悔と。怒りと。安堵と。感謝と。
真堂 光磨:受け継いだものの気配を覚える。彼が残したものは、全てここにある
真堂 光磨:背に回した手に力が籠もった。離さないよう、熱を感じたいと体を触れあわせるよう
真堂 光磨:「────麻子」
真堂 光磨:漏れた言葉は少年のもので。しかしどこか、別人のような声色だった

エンディング5 乾杯


GM:UGN第10支部
GM:会議室

GM:普段はR事案の対策を講じたり、
GM:作戦本部として利用される会議室だが、
GM:今日は装いが些か異なる。
GM:机の上にはオードブルや寿司などの料理が並んでおり、
GM:部屋の隅の机には色々な種類のジュースやお茶、コーヒーなどが備えられている。
高橋正恒:「…おや、支部長。」
高橋正恒:「まだ開始には少し早いですよ。」
阿久津数馬:「どんな感じか様子を見に来たんだ」
高橋正恒:「ははは、まあほとんど終わってますがね。」
阿久津数馬:「わーいろいろある……こほん。なかなか悪くないな」
阿久津数馬:「別に僕だって準備係しに来たわけじゃない……」
阿久津数馬:「高橋」少し気にするように、ちらっと顔を見上げる。
高橋正恒:「はい。」
阿久津数馬:「少し聞きたかったんだが」
高橋正恒:椅子に座って寛いでいる。いつもの彼だ。
高橋正恒:「何でしょう。」
阿久津数馬:「復帰はいい。何も問題ない。だが……」
阿久津数馬:「高橋正恒、でよかったのか?と」
阿久津数馬:「お前にもお前の過去があったんだろ」
阿久津数馬:部屋の飾り付けを見ながら言う。
高橋正恒:「………ああ。」
高橋正恒:「いやー、名前変更手続きが面倒で面倒で……」
阿久津数馬:「そこなのか……?」
高橋正恒:「…………というのがまあほとんどですが。」
高橋正恒:「他に理由があるとすれば、昔の僕は今の僕とは違いますからね。」
阿久津数馬:「…………」
高橋正恒:「昔の僕は、”トラップマスター”の手で死んだんです。」
高橋正恒:「………でも、過去をすべて否定するわけじゃありません。」
阿久津数馬:「踏み台にでもしてしまえ、か?」
阿久津数馬:「お前が踏み台に乗ったら、遠くがよく見えるだろうな」
高橋正恒:「はは、そうです。」
高橋正恒:「昔の僕や阿久津慎吾氏を含めた色んな人がいたからこそ、」
高橋正恒:「”トラップマスター”を討てました。」
阿久津数馬:「うん」
高橋正恒:「この街を守れました。そして、」
高橋正恒:「あなたに出会えました。」
阿久津数馬:「…………」
阿久津数馬:「そうか」にっ、と。少し子供っぽい笑い方をする。
高橋正恒:「だから、これからも”高橋正恒”をよろしくお願いしますね?」
阿久津数馬:「もちろんだ」
阿久津数馬:「忙しくない時は篭もってていいって言ったが」
阿久津数馬:「大体今どこも大忙しだからな」
阿久津数馬:「働いてもらうぞ、高橋正恒」
高橋正恒:「ええ。ご命令とあらば。」にこり、と支部長に微笑みかける。
GM:と、そんな折、
GM:ガチャ、と会議室のドアが開く
葛西:「あーー!支部長と高橋さんはやーい!つまみ食いに来たの?」
阿久津数馬:「バカ、お前じゃあるまいし!」
東城:「わぁ、店に行くのもいいけど、ケータリングもいいですね。」
東城:「寿司とか久しぶりだあ。」
真堂 光磨:「華やかだね。──お邪魔します」片手に紙袋を提げて。少年が顔を出す
陶妙算:「ホント、豪勢ですねえ」
真堂 光磨:「呼んでくれてありがとう、数馬。これ食後にみんなで」
真堂 光磨:紙袋の中身は“プラズマカロン”と印字された箱と、果物の詰め合わせ
阿久津数馬:「ぞろぞろ来たな……ああ、ありがたくいただく」
熊埜御堂 奈津比古:「………よぉ」やや遅れて、背筋の丸まった男が入ってくる
高橋正恒:「熊埜御堂くん。やあ。」
高橋正恒:右手を上げる。
熊埜御堂 奈津比古:「……」その手をチラリとみて
熊埜御堂 奈津比古:「調子よさそうじゃねぇか」
高橋正恒:「うん。大分いいよ。」
高橋正恒:「これで僕も機械化兵の一員というワケかな?」
高橋正恒:「第7からオファーが来るかも。第10にいたいけどね。」
阿久津数馬:「よ、よそには行くなよ!」
熊埜御堂 奈津比古:「はっ、んなの気にしなくてもそこのガキが手放さねぇよ」
阿久津数馬:「あ、いや。行きたいならそれはいいが……」ぶつぶつ言っている。
陶妙算:「そうですよ。阿久津支部長はわざわざこんな催しを開くぐらい、高橋さんが無事に戻ってきてくれたことがよっぽど嬉しかったんですから。」
高橋正恒:「いやあ、その、言いにくい話ですけど…第7はおっかなくて。」
阿久津数馬:「僕は怖くないぞ! 怖くないが……高橋が怖いなら仕方がないな」
高橋正恒:「ははは、殴られそうになったら庇ってくださいね。」
阿久津数馬:「うえっ」
阿久津数馬:「熊埜御堂、頼む……」
真堂 光磨:「数馬が星になりそう」
真堂 光磨:第七の風の噂くらいは聞いている
熊埜御堂 奈津比古:「ふざけんな!首から上無くなるわ!」
熊埜御堂 奈津比古:そう言いながら、手に持っていた袋を机の上に置く。スリーウェイのケーキだ
高橋正恒:「…………。」《プロファイリング》
高橋正恒:「いない間に店の子と仲良くなったのかな?顔に口紅が付いてるよ。」
熊埜御堂 奈津比古:反射的に思いっきり顔を拭う
高橋正恒:「うそ」
熊埜御堂 奈津比古:「畜生が!!!!!」
阿久津数馬:「えっ」
陶妙算:「高橋さん、まだ"トラップマスター"なんじゃないですよね?」
真堂 光磨:「あの時のお店のお姉さん?」
高橋正恒:「大丈夫大丈夫。君が自分から白状しない限り言いふらしたりしないさ。」
陶妙算:鮮やかにひっかけたなーって思ってる
熊埜御堂 奈津比古:「……………」
阿久津数馬:「なんだなんだ、上手くやってるのか」なんとなく尊敬の目。
熊埜御堂 奈津比古:「わ……っかんねぇ、何の話だ」
熊埜御堂 奈津比古:やけに上気した顔で答える
真堂 光磨:「大丈夫だよお兄さん。ぼくも口は堅いから。石だけに」
高橋正恒:「これで”トラップマスター”を名乗れたらみんな何かしらのマスターエージェントになってるよ。」
阿久津数馬:「光磨は上手いことを言うな」
高橋正恒:へら、と笑いつつ
熊埜御堂 奈津比古:「ああもううるせぇな…何もねぇっつってんだろ‥‥!」
陶妙算:「その言い方だと引っ掛かった熊埜御堂さんが間抜けみたいです。」
熊埜御堂 奈津比古:「~~~~…!」
熊埜御堂 奈津比古:眉間に皺を寄せるが、返す言葉は特に思いつかない
熊埜御堂 奈津比古:「だああもう!で!?話半分にしか聞いてねぇが今日はおっさんの快復祝いって事でいいのか!?」
高橋正恒:「僕の快復祝いと、新エージェントの配属祝い」
熊埜御堂 奈津比古:息を荒くしながら、強引に話題を変える
高橋正恒:「その新エージェントももうじき来るはずなんだけど…。」
熊埜御堂 奈津比古:「ああ‥‥?おいガキ、お前何か聞いてんのかよ」阿久津の方を向いて
陶妙算:「よりによって、管轄区域がめちゃくちゃに壊されたこの時期に配属なんて」
陶妙算:「よっぽど優秀な方か、それとも上に嫌われてる方なんですか?」
阿久津数馬:「当たり前だろ。支部長だぞ!」
真堂 光磨:「あとは……本人の希望とか?」
東城:「みなさーん。新人の方が今支部に着いたらしいです。」
阿久津数馬:「来ればすぐわかる……と」
GM:しばらくして、ガチャ、と会議室のドアが開く
阿久津数馬:「ほら、来たぞ」
GM:そこには華奢な体躯の少年が、自分の背の半分ほどもあるスーツケースを提げて立っていた。
阿久津数馬:「ようこそ、第10支部へ……という感じか?」
水月灯:「ほ、本日配属されました、」
水月灯:「水月灯です。よろしくお願いします。」
水月灯:ぺこり、と頭を下げる。
熊埜御堂 奈津比古:「…………」ぽかんとした顔でそれを見て
水月灯:顔を上げて笑顔を浮かべる。
陶妙算:「…………」唖然とした表情で灯くんを見つめる
水月灯:「しばらくぶりです…えへへ。」
阿久津数馬:その笑顔に、少し澄まし顔で返す。
真堂 光磨:「お久しぶりです」一人、いつもと変わらない顔で返す
阿久津数馬:「……驚いたか?」
陶妙算:「ええ、まさかこんなに早く再会するとは。」
水月灯:「はい。僕も…。」
熊埜御堂 奈津比古:「……………」何やら苦い顔をしている
水月灯:「いつか皆さんとご一緒したいとは思いましたけど、」
水月灯:「こんなに早く希望が通るとは思いませんでした。」
陶妙算:(よかった。左遷というわけじゃなかった。)
葛西:「トージョは知ってた?」
東城:「知ってましたよ。水月くんもしばらく裏方の仕事になりそうなので。」
熊埜御堂 奈津比古:「……‥おい、もうしばらく会わねぇつもりでこいつに色々……なんだ、別れの挨拶?言った奴が居たとしてだ」
熊埜御堂 奈津比古:「…………俺は今…すげぇ恥ずかしい……」
水月灯:「い、いや、それは僕もちょっと気まずいですよ……。」
阿久津数馬:「別にいいだろ」
水月灯:「その…いろいろ、あの時は言っちゃいましたし…」
阿久津数馬:「すぐ会えるつもりでいて、会えなくなるよりは」
水月灯:「”お兄ちゃん”とか………。」
熊埜御堂 奈津比古:「チョイス!!!!」
陶妙算:「お兄ちゃん」
阿久津数馬:「絶対いい……」
真堂 光磨:「お兄ちゃん」
阿久津数馬:「お前ら何の話をしてたんだ?」
葛西:「………クマゴロー。」
陶妙算:「支部長がちょっといいこと言ったのに熊埜御堂さんがお兄さんって呼ばせてたせいで台無しになっちゃった」
熊埜御堂 奈津比古:「お前もっと他に何かあっただろ……ああ?んだよ」
葛西:「そういう趣味?」
熊埜御堂 奈津比古:「……葛西、陶、揃ってそんな目で見んじゃねぇ」
水月灯:「”僕で練習してもいいですよ”、とか……。」
熊埜御堂 奈津比古:「俺にんな趣味は無ぇし、こっちから頼んだ覚えも無ぇし、全部こいつが勝手にやった事で……」
熊埜御堂 奈津比古:「だからぁ!!!!」
水月灯:「ちょっと変、でしたね。お互い……。」
陶妙算:「練習の成果をスリーウェイで発揮したと。」
真堂 光磨:「成功したからよかった?」
東城:「く、熊埜御堂さん……。」
熊埜御堂 奈津比古:「おい、んだこれ。雲行きおかしいだろ」
熊埜御堂 奈津比古:「俺を吊るし上げる会とは聞いてねぇんだが!?」
阿久津数馬:「……練習?」きょとんとしている。「なんの?」
高橋正恒:「ほら、教育に悪い話は終わりだよー。」
熊埜御堂 奈津比古:「ガキにはまだ早ぇんだよ!!」
高橋正恒:パンパン、と手を叩く。
真堂 光磨:「数馬にはもう少し後の話だよ」
熊埜御堂 奈津比古:「いや別に練習でもねぇけど!!」
高橋正恒:「食事がおいしくなくなっちゃうから、」
阿久津数馬:「あっお前ら僕をいちいち子供扱いして……」
阿久津数馬:「そうだぞ。食べろよ。せっかく美味いところの選ばせたんだから」
高橋正恒:「まずは乾杯を済ませて、それから食べつつ話しましょう。」
熊埜御堂 奈津比古:「」
陶妙算:「はい、そうしましょう。」
陶妙算:「積もる話はまた後ほど」
熊埜御堂 奈津比古:「おう、その通りだ、食ったらさっきまでの話は全部忘れろ」
阿久津数馬:(練習って何がだろう……?)
真堂 光磨:「じゃあ高橋お兄さんの快復と。水月お兄さんの配属と」
陶妙算:お冷の入ったグラスを手に取る
真堂 光磨:「熊埜御堂お兄さんの将来を祝って、ということで」
高橋正恒:「音頭を、支部長。」
阿久津数馬:「うむ」
阿久津数馬:オレンジジュースのコップを手に取る。
熊埜御堂 奈津比古:「最後要らねぇんだが」
真堂 光磨:アイスティーの注がれたコップを手にとって
阿久津数馬:「では、皆。ご苦労だった。高橋も水月もめでたい。今後も邁進しろよ」
高橋正恒:アップルジュースのコップを手にする。
阿久津数馬:「そして第10支部のますますの繁栄を祈って」
阿久津数馬:「乾杯!」
真堂 光磨:「乾杯」
高橋正恒:「乾杯」
葛西:「かんぱーい!」
東城:「乾杯」
熊埜御堂 奈津比古:微妙に納得いってないような様子で「……乾杯」
陶妙算:「乾杯」
水月灯:「乾杯」
GM:第10区画に刻まれた爪痕は大きい。
GM:だが、それでもなお、
GM:希望という種は芽吹く。

GM:全行程終了
GM:お疲れさまでした!
熊埜御堂 奈津比古:お疲れ様でした!
真堂 光磨:お疲れ様でした!
阿久津数馬:お疲れ様でした!
陶妙算:お疲れ様でした!