リプレイ・ドロップ
雨宿町夢東屋〜紅雨舞って恋も咲く〜
メイン 見学
PC1:"エピソード"吉田 もえ(キャラシート)PL:缶詰
PC2:”影追い”石神井 寅彦(キャラシート)PL:めかぶ
GM:さささ
本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.
目次
プリプレイ
GM:セッションを開始していきます。
GM:まずPC紹介から。
GM:PC1の吉田さんどうぞ!
キャラシート
吉田もえ:はーい!
吉田もえ:吉田もえ、16歳の女子高生をしていますよ!
GM:きゃー!
吉田もえ:元々は病弱な女の子で、人生の大半を病院で過ごしていました。
吉田もえ:ですが最近になってオーヴァードに覚醒し、念願の健康な体をゲット!
GM:おおっ
吉田もえ:住み慣れない自分の部屋にちょっとずつ私物を増やす日々です
吉田もえ:コレまでの目的だった健康な体を手に入れたので、新しい目標は目下悩み中。
吉田もえ:とりあえず年頃の女の子として恋人とか欲しいなーと思ってるよ
GM:あらあら
吉田もえ:入院中に少女漫画で予習もバッチリ。
吉田もえ:夜景の見えるレストラン、きれいな水族館……ロマンチック。
GM:ロマンチック……
GM:ぜひ実戦も頑張っていただきたい
吉田もえ:まかせて!
吉田もえ:オーヴァードとしては単純な肉体強化と、風を利用した高速の戦闘を行います。
吉田もえ:モルフェウス能力で自らの身体を強く作り上げるかんじ。
吉田もえ:データとしては武器を作成して音速攻撃。かまいたちで遠くにも攻撃できるよ。
吉田もえ:新生活を頑張りガール!よろしくお願いします!
GM:ぜひ町の青春を楽しんでいただきたいと思います!
GM:では、ハンドアウトはこちら。
PC1
吉田もえ
シナリオロイス:遠藤 弓佳(えんどう・ゆみか。クラスメイト。親近感/不安)
あなたはかつて入院しており、最近雨宿町の日常に戻ってきた高校生だ。
あなたのクラスでは今日も噂話や恋話が楽しげに飛び交っている。
そんな中、友人である遠藤弓佳が聞かせてくれたのは「デートスポットの幽霊」の話。
偶然にも聞いた場所はあなたの通学路の途中だ。好奇心か不穏を感じたか、見に行ってもいいだろう。
GM:ショートセッションなのでさらっとですが、教室で会話してもらいたいなーと思います。
吉田もえ:肝試しにデート……イベントだ!
吉田もえ:貴重なお友達ですね。お任せ下さい
遠藤 弓佳:弓佳です。よろしくね。
吉田もえ:弓佳ちゃん!よろしくね!
GM:普通にクラスで話す仲くらいがいいかなと思ってます。
吉田もえ:世間ずれした少女に話しかけてくれる子だ。やさしい
吉田もえ:仲良くします!
GM:そういうわけで、気になって見に行ったりしてください!
GM:はーい!
GM:ではPC2の石神井さん。
キャラシート
石神井寅彦:は~い!
石神井寅彦:石神井寅彦(しゃくじい・とらひこ)です。コードネームは《影追い》。
GM:きゃー!
石神井寅彦:25歳・UGNエージェント、ピアスと香水がチャームポイントだよ。
石神井寅彦:普段は駅前に自宅兼事務所を構え、口八丁のイカサマ占い師をしています。
石神井寅彦:香りと影を通じて相手の心に入り込むことができ、特に非オーヴァードに強い効果を放ちます。
石神井寅彦:こいつに近付くと無条件に「なんだか懐かしい香りがするなあ」ってなって、そのままなんとなく心を許しちゃう…みたいな。
GM:毎度どきどきする
石神井寅彦:どきどきしてって!
石神井寅彦:その人がどんな香りを感じるか、石神井自身は基本的に分かろうとしてないので、
石神井寅彦:せっかくなので、ぜひ「○○の香りがする…」みたいな演出に活かしたりしてね。
GM:してして
石神井寅彦:本人からは香水の香りがします。ある程度慣れればそれにも気づくんじゃないかな?
石神井寅彦:シンドロームはウロボロス/ソラリスのRC単体攻撃型。
石神井寅彦:Dロイスの記憶探索者や《止まらずの舌》だったり、ちょっと変則的な動きが目立つ、火力よりフレーバー重視の構成となってます!
GM:いいですよね……
石神井寅彦:今回は女子高生の青春新生活を応援していくよ!
石神井寅彦:デート経験は内緒です。以上です。
GM:あっ内緒だ
GM:よろしくお願いします! ハンドアウトはこちらです。
PC2
石神井寅彦
シナリオロイス:"リーチパーチ"八千代路夜(やちよ・みちよ。支部長。連帯感/隔意)
あなたはUGN雨宿支部に所属するエージェントだ。
今回あなたが支部長に調査を命じられたのは「デートスポットの幽霊」の話。
なんでも、二人きりで過ごすカップルの前に謎の声がしたり騒ぎが起こるのだという。
いつも通り小粒な事件だが、大事になる前に対処するのがあなたの仕事だ。頑張ろう。
GM:ということで、いつも通り支部長からのお仕事です。
石神井寅彦:支部長~
八千代 路夜:はあい
石神井寅彦:仲良くしよーね~
八千代 路夜:はいはい。任務もしっかりね。
石神井寅彦:今回も隙あらば口説いていきたいと思います。任務も頑張ります。
GM:という感じで、なんだか騒ぎがあるようなので
GM:調べてみようねという感じ。
石神井寅彦:はーい!火消しに邁進します!
GM:オープニングでそれぞれ話を聞いて、ミドル1で合流してそのまま調査かなと思ってます
石神井寅彦:了解です~
吉田もえ:はぁーい
GM:柔軟にやっていきます!
石神井寅彦:柔軟大事!
吉田もえ:ぐいーっ
GM:よろしくお願いします。あといつもの前提情報をお渡しします。
GM:ステージ的なやつですね。
★雨宿町のあやし=RBについて 自動開示
この町には古くからレネゲイドビーイングが発生し、時には怪異、時には隣人として共存をしてきた。
一般的なRBとやや異なる点としては『オリジンの形質に近い存在』になりがちなところ。
レネゲイドそのものとしての自覚が無ではないがやや薄く、憑依した先に同調しやすい。
そういったまとまりや行き先のない彼らを屋敷で後見しているのが、山の主を自称するアテナシという古代種RBである。
★雨宿町の土地と共振について 自動開示
この土地では、強力なレネゲイドの気配(ワーディングなど)に反応し、精神感応が起こることがある。
具体的には記憶や思念がその場の任意の人間に伝わりやすくなる。これを共振と言う。
※演出的には、主にオリジナルエフェクト使用後あるいは衝動判定時、シーン途中に半マスターシーンが挿入されます。
GM:RBが多かったり、ちょっと変わった現象が起こるよーという感じ。
GM:後者は使わないこともありますが……。
GM:という感じでトレーラーを流して進めていきます。
某県雫原市・雨宿町。
昔ながらの町並みと、新興の住宅地とが入り交じる町。
この町には古くから、『あやし』と呼ばれるレネゲイドビーイングが多く住まっていた。
山際に聳える『化生岩』の活性によるあやしたちの増加。
町役場や業者を隠れ蓑とするUGN雨宿支部は、今日も何かと忙しい。
今回は恋の話……正確には、恋人たちが集う場所の話。
いかにささやかだろうと、想いがあればそこは夢の在処。
楽しく語らうその時間を、どうやら邪魔する者が居るようで……。
恋に恋する人同士は、結局どこに居たって幸せなもの。
こんな小さな町だって、それは変わらないと思うの。
ただ、それでもあるみたいね。雰囲気とか、ロケーションとか。
支部にもあるのよ、これ。人気デートスポットの一覧。
勝手にランキングにしたのは調査部だけど……やれやれ。
どうやら、今騒ぎが起こってるのはこの辺みたい。
幽霊の噂、確かめて来てくれるかな。
ダブルクロス The 3rd Edition『雨宿町夢東屋~紅雨舞って恋も咲く~』
……期待を裏切ったら悪いけど、何せこの町よ。
遊園地とか夜景のレストラン、なんて風にはいかないと思うな。
オープニング1 吉田もえ
GM:侵蝕は80%固定とします。登場侵蝕はなし。
【雨宿町・市立篠月高校教室】
GM:昼休みの教室は、今日も賑やかだ。
GM:それぞれ仲の良いグループに分かれて、楽しげに会話をしている。
GM:ただし今日は、なんとなくそのグループが寄り集まって、皆で噂話をしているようだった。
GM:近くに居たあなたにも、話しかけてくるクラスメイトがいる。
遠藤 弓佳:「ねえねえ、吉田さん、今の聞いた? 怖いねー」
遠藤 弓佳:ショートカットの女子。席が近いため、あなたとも時々会話をする。
吉田もえ:(座りっぱなしって大変だなー)
吉田もえ:寝たきりに慣れた体を、ぐぐぐとなんとか動かす。
GM:どうやら、『デートスポットの幽霊』という話題で盛り上がっていたらしいことはわかります。
吉田もえ:「あっ、うん?」
遠藤 弓佳:「あっ、聞いてなかった感じがする!」
吉田もえ:「そ、そんなこと……あります」
吉田もえ:「ええと、なんだっけ。怖い話?」
遠藤 弓佳:「怖い話ー。ほら、カップルがよく行くような場所ってあるでしょ」
遠藤 弓佳:「ああいうところで最近、幽霊が出るんだって~」
遠藤 弓佳:手を幽霊的にでろでろさせる。
吉田もえ:「えぇーっ」
吉田もえ:体を縮こませる
遠藤 弓佳:「せっかくデートなのに、怖い思いするのはやだよねえ」
遠藤 弓佳:「吉田さんも気をつけなよー。私も気をつけよ」
吉田もえ:「うん、うん!」
遠藤 弓佳:どうやら彼女は、最近初めての彼氏ができたらしい、と風の噂で聞いたかもしれない。
吉田もえ:「……あ、でも」
吉田もえ:「私、一緒に行く人居ない。遠藤さんは居るんだっけ?」
遠藤 弓佳:「え、えへへ」
遠藤 弓佳:「えへへへへー」手をぶんぶん振る。
吉田もえ:「あっ」
吉田もえ:「話題に誘導されてる…!」
遠藤 弓佳:「野球部のー中田くんとー」聞かれてもいないのに話し出す。
吉田もえ:ぶんぶん振る手を抑える。ぶんぶん。
遠藤 弓佳:「あっ何をするの」
吉田もえ:「中田くんね……中田くん」思い出そうとする。ぼんやり。
吉田もえ:「あの……髪の短い人だ」
遠藤 弓佳:「みんな短いよ」
吉田もえ:「そうだけど……」
遠藤 弓佳:「ふふ、中田くんはね……」
遠藤 弓佳:「なんと万年ベンチだから、多分知られてない……」
吉田もえ:「かなしい」
遠藤 弓佳:「でも頑張ってるからね! 来年はきっと……!」
吉田もえ:「甲子園球場まで行くの大変そうだもんね、ちゃんと準備しないと」
遠藤 弓佳:「大丈夫、地方予選で毎年……じゃなくて」
遠藤 弓佳:「吉田さんもきっといい出会いあるよ! 大丈夫!」
吉田もえ:「あっ、知ってる!コレ余裕ってやつだよ!」
遠藤 弓佳:「えーーそんなーー私が幸せだからってーーー」
吉田もえ:「ふーん、いいですもん。私だって学校中のーファンクラブあるような人とー」
吉田もえ:「出会うもん。そのうち」
吉田もえ:「幸せをよこせー」
遠藤 弓佳:「ファイトファイト!」
吉田もえ:控えめに肩とかに触れる。遠慮。
遠藤 弓佳:幸せを撒いているような感じのポーズ(節分風)を取ったりする。
吉田もえ:ぺしぺし。
吉田もえ:空中の幸せ(概念)を取る動きに変わる
吉田もえ:「あ、でも、気をつけてね」
吉田もえ:「デート、をする時に本当に幽霊と出会って、なにかあると」
吉田もえ:「ダメなので。」
遠藤 弓佳:「え?」
遠藤 弓佳:「そうだねえ。今のところ大きなことは聞かないけど」
遠藤 弓佳:「何せ幽霊だもんね。なんか……呪いとか……怖い!」
吉田もえ:「怖い!」
吉田もえ:病院の夜に出歩く人は暇な人だけど
吉田もえ:夜の町を出歩く人は、なんだか怖い人なんです
吉田もえ:「というわけで存分に気をつけて」
吉田もえ:「良いお付き合いをなさって下さい」
遠藤 弓佳:「はーい!」
吉田もえ:「良いお返事~」
吉田もえ:「あ、そだ」
遠藤 弓佳:「ん、なになにー」
吉田もえ:「後で、具体的な場所も教えて」
吉田もえ:「鉢合わせしないように……明るいうちに見に行くので。」
遠藤 弓佳:「見に行くんだ……いいよ。あちこちであったみたいなんだけど」
遠藤 弓佳:「あっもしかして……実はデートの下見なのでは?」わくわくしている。
吉田もえ:「あっ、こら」
吉田もえ:「気付いても言わないの!」
吉田もえ:「そういうことは!」
遠藤 弓佳:「ふふふふー。ごめーん」
吉田もえ:言いつつ、可愛らしい表紙のメモ帳を取り出して書き込んでいく。
遠藤 弓佳:「楽しんでね! 私も中田くんと……」聞いてもいないことを話し出す。
吉田もえ:(デートスポットかぁ。どんな場所なんだろう)
吉田もえ:聞き流してるわけじゃありませんよ。脳の別の部位なんです。
吉田もえ:腕と耳の連携技でして。
吉田もえ:どうやら恋人さんから聞きかじったらしい、野球用品の違いを聞きながら、遠くでチャイムの音がなりました。
GM:ロイス取得のみできます。
吉田もえ:「クラスメイト 遠藤 弓佳 ○P幸福感/Nやはり出会いの場」で取得します。
吉田もえ:以上で。
オープニング2 石神井寅彦
GM:侵蝕は同じく80%固定。登場侵蝕はなし。
【雨宿町町役場・地域親交課】あるいは【UGN雨宿支部・司令室】
GM:役所の一部に間借りした、あたりまえの事務室。
GM:その奥の大きめのデスクの前に、あなたは呼び出されていた。
八千代 路夜:「お疲れ様」
【八千代路夜・地域親交課課長】あるいは【"リーチパーチ"・UGN雨宿支部支部長】
GM:落ち着いた雰囲気の支部長があなたを迎える。
八千代 路夜:「今日の件はだいぶ小さな話なんだけど、聞いてもらえるかしら」
石神井寅彦:町の景色にはどうも不似合いなピアスに、甘い香水の香りを漂わせる青年。
石神井寅彦:いつも通りへらりと笑います。「なんでもどうぞ?」
八千代 路夜:「頼もしいなあ」穏やかに笑う。
八千代 路夜:「『デートスポットの幽霊』って聞いたことある?」
GM:多少聞いていても、初耳でも大丈夫です。
石神井寅彦:職業柄、学生…特に思春期の女子と関わる機会は多い。
石神井寅彦:「高校生に、最近どうって聞くと、ちょいちょい返ってくることありますね」首を傾げる。
八千代 路夜:「やっぱり学生の噂が多いのよねえ……」
八千代 路夜:「要は、そういう、デートに使われるような場所にいると、謎の声に話しかけられる、とか」
八千代 路夜:「なんだか騒ぎが起きてしまう、とか。そういう話が多いみたいで」
石神井寅彦:「謎の声ねえ」
八千代 路夜:「大したことじゃないにしても、怪しげでしょう」
八千代 路夜:「そこで、レネゲイドが関わっているのか、単に噂の域なのか。そこを確かめてもらいたいの」
石神井寅彦:「この町だからねえ」 へらへらと笑う。
石神井寅彦:「はいはい。吊り橋効果ーつって、学生カップルが押し寄せちゃったりする前にね」
八千代 路夜:「本当にねえ。小さいことを放っておいたらどうなっちゃうか」
石神井寅彦:「ちなみにー」
八千代 路夜:「なあに?」
石神井寅彦:「デートに使われるような場所に現れるんでしょ?」
石神井寅彦:「八千代さん、一緒に行きません?」
八千代 路夜:「そうね。候補地はリストアップしてあります……」
八千代 路夜:「……呆れた」腰に手を当てる。
石神井寅彦:「んな呆れなくても」
八千代 路夜:「リフレッシュしに行きたいのはやまやまだけど、この仕事量じゃねえ」
八千代 路夜:苦笑する。
八千代 路夜:「諦めて?」
石神井寅彦:「男一人で行くのも味気ないっしょ」
八千代 路夜:「……デートスポットって言っても、なんていうか……」
石神井寅彦:「ん?」
八千代 路夜:「イメージほど味気のある場所でもない、かも?」
石神井寅彦:「あー」
八千代 路夜:候補地のリストをひらりと渡す。さほど数はない。
石神井寅彦:リストに目を通しながら笑う。
石神井寅彦:「この町だからねえ」
八千代 路夜:「しかも学生カップルだしねえ」
石神井寅彦:「ははは。んじゃま、しらみつぶしに巡ってきますね」
八千代 路夜:「お願いね。わかったことがあれば報告を。異変があれば追跡」
石神井寅彦:「気が向いたら連絡も」 踵を返しながら笑う。
石神井寅彦:「行ってきまーす」
八千代 路夜:「さてさて、仕事に勝てるかしら」にこにこと送り出す。
八千代 路夜:「いってらっしゃい。気をつけてね」
石神井寅彦:事務室のドアを閉める。
石神井寅彦:知り合いに会っちゃったら気まずいよな、と思いつつ、
石神井寅彦:まあそんな偶然はできすぎかと気を取り直し、香水の香りを町の景色に溶かしていく。
GM:ロイス取得のみできます。
石神井寅彦:シナリオロイスの八千代さんに 誠意:〇/いつでもどうぞ で取得します
GM:N……
ミドル1
GM:合流しつつ調査しつつのシーンです。侵蝕は80%固定。
GM:まずどの場所で調査を行うか、こちらのチャートを1d5で振ってもらおうと思います。
石神井寅彦:おお~!
雨宿町デートスポットチャート(中高生向け・屋外編)
1 いわとび中央公園
2 三砂商店街休憩スペース
3 泪川沿い遊歩道
4 バス停・青路歯科医院前
5 あまやどり道の駅
GM:5しか思いつかなかったのは内緒だぞ
石神井寅彦:すべての情報が素晴らしくいいな
GM:じゃあ吉田さんに1d5振ってもらおう
吉田もえ:1d5
DoubleCross : (1D5) → 3
吉田もえ:遊歩道!
GM:おおー
石神井寅彦:それっぽい!
GM:3 泪川沿い遊歩道:小川の流れに沿って二人で散歩して、疲れたらベンチで休憩を。
GM:というデートスポットです
石神井寅彦:それっぽい!!
GM:じゃあこの辺を散策していたところで鉢合わせしてもらおう。
GM:で、情報収集判定もあります。先にやりましょう。
GM:項目はふたつ。
★デートスポットの幽霊について〈情報:噂話〉6
★現場のレネゲイドについて〈情報:UGN〉6
GM:こちら項目を選んで判定お願いします。
石神井寅彦:噂話判定が得意そうな子がいるぞ
吉田もえ:デートスポットの幽霊について噂話をします!
石神井寅彦:どうぞどうぞ!
GM:どぞー
吉田もえ:ではコネ友人を使いまして
吉田もえ:6dx+1>=6
DoubleCross : (6DX10+1>=6) → 10[1,1,1,4,7,10]+3[3]+1 → 14 → 成功
GM:たっか
吉田もえ:存じ上げ!
石神井寅彦:すっごい聞いてる!
GM:たくさん知ってる
吉田もえ:詳細に聞き取りました
GM:情報はまとめてお出ししますね
石神井寅彦:ではこちらも 現場のレネゲイドについて、〈情報:UGN〉でコネ使い判定します
石神井寅彦:7dx>=6
DoubleCross : (7DX10>=6) → 10[3,6,6,6,7,10,10]+9[7,9] → 19 → 成功
GM:えっなに……高……
GM:すご……
石神井寅彦:存じ上げパート2…
吉田もえ:情報通だ
GM:では開示します……。
★デートスポットの幽霊について〈情報:噂話〉6
特に学生の間で噂されている現象で、屋外のデートスポットで謎の声や騒ぎが起こるという。
詳しく聞くと、「ベンチに座っていると、突然声と揺れが起きた」という話がわかる。
★現場のレネゲイドについて〈情報:UGN〉6
デートスポット周辺にはレネゲイドの痕跡がある。何かがあったのは間違いない。
ただし、その持ち主そのものはもうその場には居ないようだ。別の場所も探す必要があるだろう。
【雨宿町・泪川沿い遊歩道】
GM:泪川、という名の小川がある。
GM:小川だ。正直、頑張れば大人ならちょっと濡れる程度で渡れる。
GM:その川沿いに遊歩道というか、休憩用の椅子が時々置いてあるような小さな道がある。
GM:放課後の時間帯になると、なんとなく学生カップルが居着く、そういう場所だ。
GM:時々、椅子が足りなくて間に立っている子たちもいる。
GM:そういう場所に、あなたたちはそれぞれたどり着いていた。
GM:幽霊の噂のせいか、いつもよりは人通りが少ない。
吉田もえ:(順番待ちしてる)という顔でその道にやってきた。
吉田もえ:さらさらと流れる小川が水が綺麗で、時折細長い草が流れている。
吉田もえ:少し坂になった土手には、花見の季節とか夏になると屋台とか、ちょっとした会場にもなるらしい。
吉田もえ:落ち着いたブラウンのショルダースカートの裾をひらひらと揺らしてゆっくりと歩きます。
吉田もえ:新品のスクールバッグを肩に掛けて、なんとなく周りと目が合わないように遠くを見つめるのです。
吉田もえ:大抵はお二人様ですので、とても目立っている気がします。
吉田もえ:いえ、どうでしょう。お相手しか目に入らないのなら気にしなくて良いのかもしれません。
吉田もえ:また一組、会話の合間に立ち上がり、私と反対方向に向かいました。
吉田もえ:そこに立っていた一組が滑り込んでいます。座れて良かったです。
吉田もえ:(1,2,3……確か、あの場所だよね)
吉田もえ:学校で聞いた噂。ベンチが揺れて声がする、というベンチにちらりと目を向け、気づかれないようにちょっと距離を取ります。
吉田もえ:土手を降りて、少し川の流れを見るように───興味があるのは川ですよ川。覗き見なんてしてません。
吉田もえ:そんな態度です。
石神井寅彦:ではあなたがそうして川を見ていると…湿った水の香りを感じていると。
石神井寅彦:《虹の香り》。それが変化します。どう変化したかはあなたしか分からない。
吉田もえ:「ん」
石神井寅彦:と、同時に、スーツ姿の青年が目の前を通り過ぎかけて。
石神井寅彦:「あ」
吉田もえ:洗剤の匂い。午前のリネン交換を終えた、お昼過ぎの香りです。
石神井寅彦:「ああ」 得心したような顔と、あっちょうどいい、という顔をする。
吉田もえ:「ふぇっ」
吉田もえ:目をつけられた。
吉田もえ:「ち、違います。誤解です」
吉田もえ:「覗いてません」
吉田もえ:潔白。
石神井寅彦:「え? 何を?」近付いてくる。
石神井寅彦:「いやこっちもジロジロ見ちゃってごめんね。ちょっと待って、最初に名乗るから」
吉田もえ:「あっ、これが墓穴」
吉田もえ:名乗ると言われたのでちゃんと背筋を伸ばします
石神井寅彦:ズボンのポケットから名刺を取り出す。
吉田もえ:空いている両手で受け取ります
石神井寅彦:【雨宿町役場 地域振興課】……から続く、エージェントであることを暗に示す役職が並ぶ。
吉田もえ:「あっ」名刺から顔に目線。「あー」
石神井寅彦:「石神井寅彦です。分かるかな、八千代さんの下で働いてんの」
吉田もえ:「はい、分かります。吉田もえです、こんにちは」
石神井寅彦:「はい、こんにちは」 へらへらと笑いながら返す。「ごめんね。もえちゃん、こないだ入った子だよね」
石神井寅彦:「説明かなんか受けに来てんのチラッと見てさ。それで一方的に知ってたっつう」
吉田もえ:「あ、それは、それは。ご丁寧にありがとうございます」
石神井寅彦:「で、ですねー」
吉田もえ:「はい、はい?」
石神井寅彦:「ぼく、今もお仕事中なんですよ」
吉田もえ:「お仕事」
吉田もえ:ちょっとだけ顔が緊張して周りを見回す。
石神井寅彦:「この町で最近噂の、『デートスポットの幽霊』たるものを調べてまして」
吉田もえ:「ふむふむ ふむ?」
石神井寅彦:「もえちゃん、ご存知?」
吉田もえ:「え、えぇ、はい」
吉田もえ:「クラスで聞きましたけど……幽霊?」
吉田もえ:「そういう、学生の噂とかも調べてるんですか?」
吉田もえ:研修のイメージと違うなー、の顔。
石神井寅彦:「幽霊なんているわけないでしょー、って思ったりしててもね」 へらっと笑う。
石神井寅彦:「この町じゃ、それがあやしのしでかしてることだったりするからね」
吉田もえ:「あっ。なるほど」
石神井寅彦:「ばかにならないのよ。学生さんの噂つっても」
吉田もえ:「はわぁ~」関心。
吉田もえ:「それで、『デートスポットの幽霊』なんですね」
吉田もえ:「私が聞いたのはここのベンチが揺れて声が聞こえる、ってやつです」
石神井寅彦:「幽霊が…つうわけじゃなくてね。もしかして、実際に遭遇した子から話を聞いたりしたのかな」
吉田もえ:「え?いえ、いえ。友達の友達が~、って感じでした」多分。
吉田もえ:「あ、ほらあれです」と指さした先に、先客が立ち上がったベンチ。後に座ろうと二組が牽制している
石神井寅彦:「ん」
石神井寅彦:「ちょうど空いたじゃん。座りいく?」
吉田もえ:「えっ」
吉田もえ:(口説かれてる!)
吉田もえ:「口説かれてる」
石神井寅彦:「え~? これ、口説いてんの?」
吉田もえ:「む、そうじゃないんですか」
吉田もえ:前髪をいじる
石神井寅彦:「されたかった?」 それを見て笑う。
石神井寅彦:「せっかくだしさ、座っとこ。どうせおれは調べなきゃだしね」
吉田もえ:「んきゃ~」
吉田もえ:「はい、お仕事。わかりました」
石神井寅彦:「んだよその声」 けらけら笑い、スタスタとベンチに座りに行く。
吉田もえ:トテトテとついていく
吉田もえ:「すみません、つい癖で」
石神井寅彦:「ふーん」 座り、レネゲイドの感知をしながら。
石神井寅彦:「ちなみにさ」
吉田もえ:二組のあっ、という顔を向けられながらベンチに座ります
石神井寅彦:特に他の組の様子を気にしていない。
吉田もえ:(ごめんなさい……)合掌。
吉田もえ:「なんです?」
石神井寅彦:「ひとりでしょ、もえちゃん」
吉田もえ:「ひどいことをいった……はい、一人ですけど」
石神井寅彦:「こんなとこ一人で来ちゃって、どうしたの?」 からかうような口調。
吉田もえ:「……………………」
吉田もえ:「………し、下見、ですよ?」
石神井寅彦:「へぇー?」 面白そうに目を細める。
吉田もえ:「ほら、初めて来る場所だと、失敗したら気まずいから……」
吉田もえ:指をピンと立てて平然と話します。よし、バレてない。声は震える。
石神井寅彦:「恋人には言ってんの? ひとりで回ってきますーみたいな」
吉田もえ:「もちろん、言っ………………」
吉田もえ:「ってません……」
吉田もえ:「ついでに恋人もいませんよーっ」
吉田もえ:しおれる。
石神井寅彦:「ハハ。正直」 けらけらと笑う。
石神井寅彦:「興味あるの、どっち?」
吉田もえ:「とは?」
石神井寅彦:「デートスポットか、デートスポットに出るっつー謎の声か?」
吉田もえ:「う~ん」
吉田もえ:「興味があるのはデー……スポットの方です」
吉田もえ:「でも」
石神井寅彦:「うん」目を細める。
吉田もえ:「さっきの話を聞いたら、遠藤さん……あ、お友達が、来るかもしれなくて」
吉田もえ:「その時に何かあったら」
吉田もえ:「やだなあ、って思ってます」
石神井寅彦:「そっか」優しく笑う。「……あのさ。もえちゃん」
石神井寅彦:「ひとつ、提案なんだけどね」
吉田もえ:「はい。なんですか?」
石神井寅彦:「おれの仕事のお手伝い、してくれませんか?」
石神井寅彦:「これから、一緒に噂があった場所…ぜんぶデートスポットなんだけどね、そこ巡って」
石神井寅彦:「一体何が起きてるのか調べるの」
吉田もえ:……実は、幽霊の話を聞いた時。
吉田もえ:真っ先に思ったのは、もしかしたら最近聞いた話に関係あるのかな、ということでした
吉田もえ:レネゲイドと、オーヴァードに、あやしさん。
石神井寅彦:「正直ね。ここ座ってると、なんかあやし関係なんじゃないかなーって気配感じるし…」
吉田もえ:それに関係してるのでは、なんて思って、こうしてやってきて(スポットに興味があったのも本当ですが)
吉田もえ:言われた言葉は、なんとなくその心を見透かされたようで。
吉田もえ:(………なんでも知ってそうな人だなぁ)
吉田もえ:「わかりました」
吉田もえ:「お手伝い、させて下さい」
石神井寅彦:「うん」笑う。「ありがと」
石神井寅彦:「友達が来たときに、なんでもないよう、過ごせるようにね。あなたの力を貸してください」
吉田もえ:「うんっ」
吉田もえ:「よろしくお願いしますっ」
石神井寅彦:「はい、よろしくお願いします。石神井さんでも寅彦くんでも、好きに呼んで」
石神井寅彦:「それに」
石神井寅彦:ここに残るのは気配だけだ。次の場所に移った方が良いだろう。
石神井寅彦:立ち上がりながら笑う。
石神井寅彦:「し放題じゃん、下見」
GM:ロイス取得と購入判定が可能です。
吉田もえ:「役場の人 石神井寅彦 ○P興味/N照れ」で取得します
石神井寅彦:吉田もえちゃんに 庇護:〇/巻き込んじゃった/ロイス で取得します
石神井寅彦:照れててかわいい
吉田もえ:余計なことを自分で口走った気がする照れ。
石神井寅彦:ボディーアーマーを買おう
石神井寅彦:5dx>=12
DoubleCross : (5DX10>=12) → 7[1,5,5,6,7] → 7 → 失敗
石神井寅彦:だめでした
吉田もえ:ボディアーマーを狙います
吉田もえ:4dx+1>=8
DoubleCross : (4DX10+1>=8) → 9[2,7,9,9]+1 → 10 → 成功
吉田もえ:やった
石神井寅彦:すごい!
GM:あ、12かな
吉田もえ:ほんとだ!
石神井寅彦:8は…装甲値だったね!
吉田もえ:そうなんです
吉田もえ:2点払います!
GM:買えてる!
吉田もえ:吉田もえの財産点を2(→ 2)減少 (5 → 3)
ミドル2
GM:引き続き調査です。侵蝕80%固定。
GM:またチャートを1d5振ってもらいましょう。石神井さんお願いします。
石神井寅彦:1d5
DoubleCross : (1D5) → 5
石神井寅彦:おっ!
GM:5 あまやどり道の駅:机椅子完備。土地の名物を気軽に楽しめる、グルメにはたまらない場所。
吉田もえ:道の駅!
石神井寅彦:当たったらいいな~って思ってたら当たって嬉しい
吉田もえ:やった~
GM:というところでした。他の場所も通ったことにしてもいいですよ
GM:で、また情報収集!
GM:まず1項目。
★怪しいベンチについて〈情報:噂話〉7
GM:調べたい人が調べてみてください。
石神井寅彦:技能的にもえちゃんにお願いした方がいいかな?
吉田もえ:します!
吉田もえ:噂話、友人のコネを使いまして。
吉田もえ:6dx+1>=7
DoubleCross : (6DX10+1>=7) → 9[1,4,8,8,8,9]+1 → 10 → 成功
吉田もえ:既知!
GM:ばっちり!
GM:では開示します。
★怪しいベンチについて〈情報:噂話〉7
ここしばらく、各スポットではいつの間にかベンチが増えたり消えたりしていたという。
また、近辺では「ベンチが勝手に動いていた」という目撃情報も見られる。
それらしきベンチは先ほど、近くにある天弓山の方へと向かっていたらしい。
→★天弓山のデートスポットについて〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉8 が調査可能になりました。
GM:こちら引き続きこのシーンで調査可能です。
石神井寅彦:おお!ではそっちを調べます
石神井寅彦:〈情報:UGN〉でいってみよう
石神井寅彦:コネ使いまして
石神井寅彦:7dx+1>=8
DoubleCross : (7DX10+1>=8) → 8[2,4,5,7,7,8,8]+1 → 9 → 成功
石神井寅彦:ギリギリ!
GM:成功!
GM:開示します。
★天弓山のデートスポットについて〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉8
山道を少し上ったところにある小さな展望広場が、穴場として僅かに知られている。
湧き水もあり、町を一望の下に見渡せる見晴らしの良い場所だ。
怪しいベンチはここを目指していると見て間違いないだろう。
また、この場所には先ほど遠藤弓佳と思われる女子高生が彼氏らしき男子と向かったらしい。
【雨宿町・あまやどり道の駅】
GM:町の中心からは少し離れたところにある、大きな道路沿いの道の駅。
GM:主に地元で採れた野菜やそれを元にした食料、漬物、民芸品などの類いが置かれている。
GM:食事をするための机椅子があるため、居座る客も多い。
GM:蒸したての饅頭などが名物で、若く特に予算のないカップルにはもってこいの場所だ。
GM:饅頭に特に地元の名産物は使われていない。
GM:その一角が、やはり騒ぎが起きた場所とのことだった。
吉田もえ:「む」
吉田もえ:写真つきで飾られている豚まんやソフトクリームのメニューを見ながら、一個一個のベンチを確かめていく。
石神井寅彦:「んー?」同じようにメニューを眺めながら、その隣を歩いている。
石神井寅彦:「何か食べたいのあった?」
吉田もえ:「むー」
吉田もえ:「この豚まん、コンビニで買うのより大きいみたいです」
吉田もえ:「あと、この芋天というのも普段食べませんね」
吉田もえ:「寅彦さんはお腹とか空いてますか?」
石神井寅彦:「フツーかなあ。食べたいのあったら付き合うよ」
吉田もえ:一度聞いただけの「しゃくじい」、の読み方が合ってるか不安なため名前呼び。
吉田もえ:「フツーですかぁ」
石神井寅彦:「んだよ。どれがいいの?」
吉田もえ:「この、芋天なんですけど」
吉田もえ:丸い芋天が複数個袋に入れて売られている
吉田もえ:「全部食べると晩ごはん食べられなさそうなんで…」
石神井寅彦:「あはは、じゃあ食べたいだけね」
吉田もえ:「ありがとうございます」
石神井寅彦:けらけら笑って財布を取り出し、さっさと会計を済ませる。
吉田もえ:「あっ」小さな小銭入れをポケットから取り出していた。
石神井寅彦:「んー?」
吉田もえ:「わ、私が買いますのに」
吉田もえ:取り出した五百円玉をどうしようかわたわた。
石神井寅彦:「いいっていいって。付き合ってもらってるんだし」
石神井寅彦:「おひとつどうぞ」
吉田もえ:「あっ、ありがとうございますっ」
吉田もえ:少し油の滲んだ紙袋から、爪楊枝で刺した芋天を取り出す。
吉田もえ:「頂きます………あふいっ」
石神井寅彦:きつね色の丸い芋天。
石神井寅彦:「へー、初めて食べる」
吉田もえ:衣の中、ホコホコになった芋が湯気を立てている。
吉田もえ:「たしか……」
吉田もえ:「高速道路のサービスエリアとかでも、よく売ってるらしいんです」
吉田もえ:「一度食べてみたくて」
石神井寅彦:「そっか」 目を細める。
石神井寅彦:「あんま、遠くに出かけなかった?」
石神井寅彦:熱そうなので、冷めるまで待ってから口に運ぶ。
吉田もえ:「あはは。えっと、体、弱かったので」
吉田もえ:「この町の中も、あんまり行ったことないんです」
石神井寅彦:「過去形?」
吉田もえ:「あ、はい。今は健康です。この通り!」
吉田もえ:むん、と力こぶを作って見せる。出来ない。
石神井寅彦:「そー?」笑って首を傾げる。
石神井寅彦:「じゃ、あれか。いろいろ見てみたいんだ」
吉田もえ:「はい、そうなんです」
吉田もえ:「病院の窓から見える、これぐらいの範囲でも」指で四角を作って。「歩くと、すごく遠いんですね」
石神井寅彦:「素敵な恋人も欲しいんだ?」
吉田もえ:「それも欲しいです」
吉田もえ:「………」素で答えてしまったと気付く。
石神井寅彦:「アハハ」笑う。
吉田もえ:「も、もー!」
石神井寅彦:「何よ。かわいくていいじゃん」
吉田もえ:「は、恥ずかしいんです~!」
石神井寅彦:「恥ずかしいかー」
吉田もえ:「良いじゃないですか、せっかく元気になったんだから」
吉田もえ:「こう、相手のファンクラブに内緒で……みたいな」
石神井寅彦:「相手のファンクラブ?」
吉田もえ:「え?はい。学校中の人気者でー、とか」
吉田もえ:「漫画とかによくあるじゃないですか」
石神井寅彦:「漫画とかに……」
石神井寅彦:「あるものですか」 あんまりピンときていない。
石神井寅彦:「ん? 待って、もえちゃん」
吉田もえ:「なんですか寅彦さん」
石神井寅彦:「理想の出会い方とかあんの?」
吉田もえ:「ん。そうですねぇ、そんな特別じゃないんですけど」
石神井寅彦:「うん」
吉田もえ:「遅刻しそうな時に塀を乗り越えて偶然……とか定番ですよね」
石神井寅彦:「定番なんだ」
石神井寅彦:「えっと」袋を差し出しながら。
吉田もえ:「よくあります。これは結構ワイルドな相手とか」
吉田もえ:芋天を一つ頂く。
石神井寅彦:「んー、じゃあ」
石神井寅彦:「恋人と行きたいデートスポットって?」
吉田もえ:「え~、そうですね、あんまり特別なことはしなくて良いんですけど」
吉田もえ:「イルミネーションとか見に行きたいです」
石神井寅彦:「あー、それは分かるな」
石神井寅彦:「クリスマスとかでしょ。夜でさ」
吉田もえ:「はい。夜に一緒にいる、という状況でキラキラした中を歩くとか」
吉田もえ:「なんだか特別だなぁ、って思います」
石神井寅彦:「特別ねぇ」
石神井寅彦:(……この町で)
石神井寅彦:(叶うかなー) と思う。
吉田もえ:「コレは流石にクリスマスとかイベント限定なんで……」
吉田もえ:「後は、観覧車とかー、きれいな水族館とかー……」
吉田もえ:その内心を知らず、理想のデートスポットをつらつらと語っている
石神井寅彦:「……あれだね」
吉田もえ:「はい?」
石神井寅彦:「都会が舞台の少女漫画が流行ってんだね?」
吉田もえ:「ん、どうでしょうね」んー、と指をぐるぐる。
吉田もえ:「最近は埼玉とか千葉とか多いですしー」行ったことはない。
石神井寅彦:「うわ、詳しい人のコメントだ」 笑って言う。
石神井寅彦:「…でもさ、まあ」
石神井寅彦:「健康になって、いろいろできるようになったんでしょ」
吉田もえ:「はいっ」
石神井寅彦:「気になるもの食べられるようにもなったし」
石神井寅彦:「好きな場所も見つかるといいね」
石神井寅彦:はい、と袋を差し出してみる。
吉田もえ:その言葉に、嬉しそうに目を細める。
吉田もえ:爪楊枝を大事に両手で持って、小さく一口。
吉田もえ:「………はいっ」
吉田もえ:「私、色んなところを見てみたいです」
吉田もえ:そうやって笑って。「……………」
吉田もえ:「ほ、ほとんど私が食べちゃってませんか……!?」
石神井寅彦:「え? あ、だって、美味しそうに食べるから」
吉田もえ:「も、もうっ。晩ごはん食べられなかったらお母さんが心配しちゃうのに」
吉田もえ:「でも美味しい……」
吉田もえ:「しあわせ……」もぐもぐ。
石神井寅彦:「アハハ、素直」全然気にしてない。
吉田もえ:「も~っ!」
石神井寅彦:「でもちょうどいいかも」
石神井寅彦:「これから運動してもらうことになりそうだから」
吉田もえ:「え?」ごくん。
石神井寅彦:「異変が起こってるベンチのルートを見てくと、どうやら天弓山に向かってそうなんだよね」
石神井寅彦:「ちょうど展望台があるようなんで…。怪しいんで、こっからそこに向かいます」
吉田もえ:「天弓山……展望台!」にわかにその言葉に憧れを滲ませつつ。
吉田もえ:「わかりました、行きましょう!」
石神井寅彦:「ハハハ、地元のカップルにも人気らしいすよ。綺麗な景色が見られるつうんで」
吉田もえ:「へぇー、カップルにも……」
吉田もえ:「…………?」
吉田もえ:なんだろう、少し引っかかる。最近その地名を聞いたような。
吉田もえ:そんな昔じゃなく、そう、それこそちょうど学校で………
GM:その時、吉田さんの携帯端末にメッセージが送られてくる。
GM:遠藤弓佳からだ。
吉田もえ:「うわっ、何。私のだ」両手で慎重に操作する。
吉田もえ:内容を確認。
遠藤 弓佳:『聞いて聞いて! 中田くんに山登り誘われちゃった』
遠藤 弓佳:『上からの景色、後で送るね!』
遠藤 弓佳:ついでに、天弓山の入口の写真がパシャリと添付されている。
石神井寅彦:「ん、大丈夫?」
吉田もえ:「あわわわわ」
石神井寅彦:「じゃなさそう」
吉田もえ:「と、友達がここに行くって!」
吉田もえ:入り口をパシャリしたものを見せる。
吉田もえ:「な、何かあったら危ないかも!」
石神井寅彦:「…うわ」覗き込む。「ホントだ。危ないかもだね」
石神井寅彦:「急いで向かおっか。行けますか……あ」
石神井寅彦:「じゃない。待って、ひとつ確認」
吉田もえ:「いいい、急ぎましょう寅彦さん!………はい?」
石神井寅彦:「万が一の時ですよ」顔を覗き込む。「もえちゃん、能力使って対処できる?」
石神井寅彦:「いまよく分かんなかったら、それでも大丈夫だけど…」
吉田もえ:ぐい、と覗き込まれてちょっとのけぞる。
吉田もえ:「ま、万が一、ですけど」
吉田もえ:「それが、誰かのために本当に必要なことなら」
吉田もえ:「私、がんばれます」
吉田もえ:きゅ、と唇を結んでまっすぐ見返す。
石神井寅彦:「……そっか。ありがと」 ふっと笑う。
石神井寅彦:「じゃあ、その時は、おれも全力であなたのことサポートしますので」
石神井寅彦:「行きますか」
吉田もえ:「はいっ」
吉田もえ:「行きましょうっ」
吉田もえ:ぎゅ、とスクールバッグのベルトを握りしめた。
GM:ロイス取得と購入判定が可能です。
石神井寅彦:ロイスは保留!
石神井寅彦:もう一回ボディーアーマー挑戦します
石神井寅彦:5dx>=12
DoubleCross : (5DX10>=12) → 9[2,2,4,5,9] → 9 → 失敗
石神井寅彦:だめ
GM:惜しい
吉田もえ:石神井さん用のアーマーを狙おう
吉田もえ:4dx+1>=12
DoubleCross : (4DX10+1>=12) → 6[1,2,3,6]+1 → 7 → 失敗
吉田もえ:だめー
石神井寅彦:やさしい ありがと~
マスターシーン
【雨宿町・天弓山展望広場】
GM:土を踏む足音が、ふたつ。
中田 陽大:「歩かせちゃってごめんなー」髪を短く刈り上げた男子が振り向く。
中田 陽大:「梅雨になる前に連れてきたかったんだ」
GM:そこは、小さな小さな広場だった。
GM:しんと静まり返った空間に、緑のざわめく音だけが透き通っている。
GM:赤い花が盛りをほんの少し過ぎて咲き誇り、地面には僅かに花びらが散っていた。
GM:そこを、黄金の夕日が照らしている。眼下には、小さな町の風景が広がる。
遠藤 弓佳:「……わあ」小さく声を上げた。
中田 陽大:「あれ?」広場を見回す。
GM:近くには湧き水が静かに湧いていて、『ご自由にお持ち帰りください』との札がある。
中田 陽大:「ここ、前はベンチがあったんだけど……」
遠藤 弓佳:「前も来たの?」
中田 陽大:「うん、先輩たちと山に登った時に教えてもらったんだ。代々内緒の場所なんだって」
中田 陽大:「撤去されちゃったのかな」
中田 陽大:そう言って、頑丈な手すりの向こうを見つめる。
遠藤 弓佳:「でも、ほら、ここ。椅子がなくても……」
GM:風がふわりと吹いて、短い髪を揺らした。
GM:緑の匂い。そして眼前には、さっきまで自分達も中に居た風景が、ミニチュアのように。
GM:黄金の光に照らされて、家々のひとつひとつが輝いているようだった。
遠藤 弓佳:「十分、いい感じだよ」
遠藤 弓佳:……この町が小さくて、何もないのは知っている。
遠藤 弓佳:この広場だって、きっと自分達だけの秘密の場所だって思ってるカップルは何組も居るのだ。
遠藤 弓佳:電車でちょっと都会に行けば、もっと華やかで楽しい場所なんて幾らでもある。
遠藤 弓佳:でも、だからこそ、なんだろう。
遠藤 弓佳:こうして、彼がこの景色を自分に見せたいと思ってくれたこと自体が。
遠藤 弓佳:その気持ちがあれば、他には何も要らない気がしたのだ。
中田 陽大:「……気に入った?」少し不安げに。
遠藤 弓佳:「うん!」明るく、嘘のない笑顔で頷いた。
GM:……その耳に、遠くで微かにがたん、と響く重たい金属音はまだ届かない。
GM:『遊ぼう』という声も。
クライマックス
GM:侵蝕は100%固定とします。全員登場です。
吉田もえ:吉田もえの侵蝕を20(→ 20)増加 (80 → 100)
石神井寅彦:石神井寅彦の侵蝕を20(→ 20)増加 (80 → 100)
【雨宿町・天弓山山道】
GM:あなたたちは動き出したというベンチを追って、山道を行く。
GM:下の方はまだきちんと歩きやすく整えられている道だ。
GM:木で階段が作ってあったりもする。
GM:……距離自体は、それなりにあるのだが。
石神井寅彦:「ベンチ、ベンチねえ…」 比較的慣れた調子で山道を進んでいる。
石神井寅彦:着任してから行き来が多く、それなりにこの道を通るのに慣れてきた。
石神井寅彦:「今んとこ、人もいないし、それっぽい気配も……」
吉田もえ:「はぁ、ふう」顎が自然と上に持ち上がりながら、汗を浮かべてえっちらおっちらと歩く。
石神井寅彦:「ん」
石神井寅彦:振り向く。距離が割と開いている。
石神井寅彦:「大丈夫ですかー」
吉田もえ:本人なりに頑張りつつ、ワンテンポ置いた動きでなんとか階段を登っている
吉田もえ:「だ、だいじょうぶです~」
吉田もえ:答える声は少し上ずっている
吉田もえ:「ただ、ちょっと、普段、あまり動いてないので」
吉田もえ:振り向いてる間になんとか石神井さんに追いついた。
石神井寅彦:歩むペースを落とす。
石神井寅彦:「ここも初めて?」
吉田もえ:息を整えながら歩みを合わせる。
吉田もえ:「えぇ、はい。通学路は別の方向なので……」
吉田もえ:(あっ…だからデートスポットなんだ)とふと気づく
吉田もえ:真新しいハンカチを取り出して汗を拭う。
吉田もえ:「寅彦さんは慣れてますね」
石神井寅彦:「あやしさんの拠点がこの辺にある都合で、来る機会多いんだよね」
吉田もえ:「へぇ……」
石神井寅彦:苦笑する。「それまでは山登りとか全然したことなかったです」
吉田もえ:キョロキョロと見回す。誰か居るのかな、とつい反射で。
吉田もえ:「寅彦さん、スーツだもんね」
吉田もえ:「建物の中にいそう」
石神井寅彦:「アハハ。ほんと?」笑う。
石神井寅彦:「こっち来る時にそろえたのよ。町にいても浮かないように」
吉田もえ:「へぇ~?」語尾と共に首を傾げる。
吉田もえ:「町に来る前はどんな感じだったんですか?」
石神井寅彦:「ん~?」一緒に首を傾げる。
石神井寅彦:「100階建てのビルが100棟くらい建っててー」
石神井寅彦:「芸能人がその辺歩きまくっててー」
吉田もえ:「そ、そんなに?」
石神井寅彦:「信じちゃうなー」
吉田もえ:「えっ」
吉田もえ:「嘘なの!?」
石神井寅彦:「ハハハ」
吉田もえ:「あ、ひどい!信じたのに!」
石神井寅彦:「町に来る前はねー、こっちよりもうちょい都会で、いろんな人がいる感じだったから」
吉田もえ:スカイツリーの周りにビルが密集してるシルエットを思い浮かべている。
石神井寅彦:「適当な格好して過ごしてましたねー」
吉田もえ:「へぇー……」
吉田もえ:「あれ、人が多いほうが適当な格好なんですか?」
石神井寅彦:「どんな格好しててもそんな目立たないからね」
石神井寅彦:「こっちだと目立っちゃうでしょ。一応、町役場の人ってことになってるし」
吉田もえ:「あぁ~」
吉田もえ:「スーツだと役場の人ってわかりますね」
石神井寅彦:「そうでしょー」
吉田もえ:「考えてるんですねー」
吉田もえ:「でも、なんだか」
吉田もえ:「寅彦さんのスーツ以外、想像付かない」
石神井寅彦:「ん~?」
石神井寅彦:「見たくっても見せませんよー」
吉田もえ:「な、なんでっ」
吉田もえ:「そういう事言われると気になるんですがっ」
石神井寅彦:「えー?やーらしー」 くすくすと笑う。
吉田もえ:「な!」
吉田もえ:「どうしてそうなるんですかー!?」
石神井寅彦:「ハハハ…ほら、元気出てきたじゃん。良い調子」
吉田もえ:「……あ、確かに」
吉田もえ:「でも、なんだか、誤魔化されてる気がするなー」
吉田もえ:むむむー、と目を細めて道の先を見ている。
石神井寅彦:「何がよ」苦笑する。「もうちょいで展望台ですから。いまんとこ、友達の姿も見えないっしょ?」
GM:ではその道の先に、何か……人でも動物でもないようなものが動いているのが見える。
吉田もえ:「ん。そうですね。鉢合わせしてもちょっと気まずいけど……」
吉田もえ:「……なにかがいる?」
GM:四本足で、動きづらそうにがこん、がこん、と山を登っているようだ。
ベンチ:「よいしょ」がこん。
ベンチ:「よいしょ」がこん。
石神井寅彦:「………ベンチじゃね?」
ベンチ:「もうちょい、もうちょい」
吉田もえ:「………!」石神井さんの袖をグイグイ引っ張って指差す。
吉田もえ:「ベンチだよね…!?」
吉田もえ:「お話してるけど…!?」
ベンチ:「……んん?」あなたたちの方を振り向く、というか向きを変える。
石神井寅彦:「うわ、気付かれた」 引っ張られるがまま。
ベンチ:「あ、お先に行きますか」ずりずり。
ベンチ:「それとも、遊んでくれる?」
吉田もえ:「話しかけてきた…!」
石神井寅彦:「えっと…幽霊の正体見たりでいいのかな。いいっぽいな」
ベンチ:「あっでも困ったな、どうしよ。上の人と遊びに来たんだった……」
吉田もえ:「貴方、意志があるの、ね?」
ベンチ:「?」
石神井寅彦:「あやし、ってこと、分かってる?」
ベンチ:「石はその辺にあります!」
吉田もえ:「こ、これが!あいや、この方が」
吉田もえ:「あやし…!」
ベンチ:「そして今やるのは、人に遊んでもらうこと!」
ベンチ:「なので、広場に行かねばならぬのです」
ベンチ:「あ、お二人が広場に来るなら歓迎しちゃいます。遊ぼー」
石神井寅彦:(……とりあえず、人間にものすごく敵意があるわけじゃ無さそうだから)ひそひそ。
石神井寅彦:(そこは安心していいとして…それでも、あなたの友達がいる広場にこの子が現れたらまずいよね)
ベンチ:「でも、なんでだかみんな逃げちゃうんですよね」不思議そうにしている。
吉田もえ:(は、はい。それはもう、話して歩いて…?ますし)ひそひそ
ベンチ:「やっぱりもうちょっと積極的にした方がいいのかな」
ベンチ:「……む? あなたたちは遊ばないの?」
石神井寅彦:(うんうん)頷く。
石神井寅彦:(だから、おれたちがここでこの子から事情を聞いたり、人をびっくりさせないよう言ってあげたいと思うんですけど…)
石神井寅彦:(……まずは)ベンチを見る。
吉田もえ:こくこく、と一緒にベンチを見る。
石神井寅彦:(遊んでやらねえと話聞いてくれなさそうだな。…もえちゃん)
GM:ざわ、と少しだけ空気が冷えたような感覚があなたたちを襲う。
石神井寅彦:(初仕事。声かけてみ?)
吉田もえ:こくー!決意の顔。
吉田もえ:「え、えーと。遊びたいんですね?良いですよー」
ベンチ:「ほんとほんと?」
ベンチ:ぴょん、と文字通り跳び上がった。
吉田もえ:「わっ」迫力がすごい。
石神井寅彦:「やばい絵面」
ベンチ:がごんがごん言いながら跳んでいる。
ベンチ:「あのね、じゃあね、えっと」
石神井寅彦:「何して遊ぶんすかー?」
ベンチ:ぶわ、と気配が巻き起こる。
吉田もえ:「あ、あー。でも、私、とても疲れているので、広場まで行くのは大変だな~」
吉田もえ:「出来れば静かな……」
吉田もえ:「?」
ベンチ:意識的か無意識か、レネゲイドが周囲をざわめかせる感覚。
ベンチ:「全力で!」
石神井寅彦:「はは」 苦笑する。
ベンチ:「何ごっこっていうのかなあ……ドカーンって!」
ベンチ:「やりたいです!」
吉田もえ:「……………寅彦さぁん」涙目。
吉田もえ:「わ、私なにかやっちゃいました?」
石神井寅彦:「いやぁ……」首を傾げる。
ベンチ:口調は気楽だが、周囲の空気はぴりぴりとしている。
ベンチ:なんだか知らないがやる気だ、ということはわかるだろう。
石神井寅彦:「そうねえ。むしろ、まあ」
石神井寅彦:「やる気見せ返してあげたら?」
吉田もえ:「よ、よぉし」
吉田もえ:シャツの袖のボタンを外してパタンパタンと折りたたむ
吉田もえ:「か、かかってこーい」
吉田もえ:全く日に焼けてない腕を構えて、全力でやる気をアピールした
GM:あなたの声に応えるように、気配はさらにざわざわと強くなる。
GM:そうして、あなたたちのレネゲイドを掻き乱していく!
GM:衝動判定、意志で目標値9です。
GM:侵蝕上昇はなし。
石神井寅彦:7dx+1>=9
DoubleCross : (7DX10+1>=9) → 10[1,5,7,9,9,9,10]+9[9]+1 → 20 → 成功
GM:たかっ
石神井寅彦:や…ヤバ
吉田もえ:意志の怪物
吉田もえ:4dx>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 7[1,1,3,7] → 7 → 失敗
GM:もえちゃん!
吉田もえ:わーん暴走!
石神井寅彦:ビギナーズらしい!
吉田もえ:流されメンタル!
GM:侵蝕上昇はなしでいいです、固定なので。
GM:ベンチの放ったレネゲイドの振動は、やがて土地の力と共振を起こす。
GM:それは風と空気とを経てあなたたちにも伝わり、ひとつの幻想へと結実するだろう。
GM:そのベンチはあくまでベンチで、かつ、レネゲイドという存在でもある。
GM:人のことなど、何も知らなかった。
GM:ただ、定められた居場所に居ると、時々人がやって来る。
GM:そうして、何かすごく楽しそうにお喋りをしたり、見つめ合ったり。
GM:うらやましいなあ、というのが最初に覚えた感情だった。
GM:何せベンチはベンチだ。他に仲間も居ない。
GM:頑張ってみたら、動けるような気がした。動いた。
GM:……動いたら、怖がらせた。
GM:怖がらせたことも、よくわかっていない。不思議に思いながら、追いかけた。
GM:『遊ぼう』と。
GM:いつも、楽しくしてくれてありがとう。今度は一緒に遊ぼうよ、と。
GM:それだけの気持ちが、無知から事態を起こす。
GM:椅子があって、人が居る場所を探して、紛れて、また同じこと。
GM:どうしてだろう、と不思議がって、またせっせと移動して。
GM:ベンチはベンチだ。まだわからないことだらけだった。
GM:普通は彼のような存在は勝手に動きはしないのだということ。
GM:それから、彼に座ってくれるような人達は、ただお互いを見つめ合っているのが幸せなのだということ。
GM:……本当は、わかっていて、わからないふりをしていたのかもしれない。
GM:寂しかったから。
GM:まだ幼いあやしは、自分がしていることをきちんと認められていない。
GM:それでも取り返しはつく段階だ。今止めれば間に合うだろう。
GM:少なくとも、広場で今大事に育まれているふたりだけの時間は、守れるはずだ。
吉田もえ:「…………」ツン、と鼻の奥を刺激される。
吉田もえ:今のがおそらく、"あやし"の過去や思いを見るという共振。
吉田もえ:ただ、変わり続けるものを見るというその境遇が、妙に心を揺らされた
吉田もえ:ハンカチで目元を強引に拭う。
吉田もえ:「……寅彦さん、私」
吉田もえ:「止めてあげたいです」
石神井寅彦:「ん。あなたならできるよ」
石神井寅彦:「今、思ってること、ぜんぶ伝えてあげて」
吉田もえ:「……はいっ!」
GM:戦闘開始です。
GM:まずはエンゲージ。
[ベンチ(8)]
|
5m
|
[吉田(7)石神井(6)]
GM:ベンチの行動値は8。距離は5mです。
石神井寅彦:ベンチなのに動き…早いだと!
GM:ふふふ
吉田もえ:努力を感じる!
GM:多分動き出したら速い
GM:では1ラウンド目。
■セットアップ■
GM:行動があれば宣言どうぞ。
石神井寅彦:《扇動の香り》。このラウンド間、ベンチを攻撃するPC全員の命中判定ダイス+4個。
ベンチ:ひえー
石神井寅彦:石神井寅彦の侵蝕を5(→ 5)増加 (100 → 105)
ベンチ:《小さき魔眼》バロールエフェクト使用のダメージを上昇。
吉田もえ:セットアップなし!
■イニシアチブ■
GM:行動値順で最速はベンチの8。
GM:なんでベンチがそんな速いんだ 割り込みはないですね。
吉田もえ:ないんです
石神井寅彦:できませぬ
GM:はーい
ベンチ:ではマイナー、《ダークマター》バロールエフェクト使用の判定ダイス増加。
ベンチ:メジャー、《インビジブルハンド》《黒の鉄槌》《コンセントレイト:バロール》《パーフェクトコントロール》
ベンチ:HP5消費して範囲(選択)のRC攻撃。対象はPC2名。
石神井寅彦:きた!
吉田もえ:きゃー
ベンチ:判定いきます
ベンチ:9dx7+12
DoubleCross : (9DX7+12) → 10[1,1,1,2,2,3,3,5,8]+4[4]+12 → 26
ベンチ:あれっ
ベンチ:あれーーー?
石神井寅彦:こ…これはワンチャン
ベンチ:リアクションをどうぞ……
吉田もえ:固定値が高い!
吉田もえ:暴走リア不です
石神井寅彦:ドッジします!
石神井寅彦:4dx>=26
DoubleCross : (4DX10>=26) → 5[3,3,3,5] → 5 → 失敗
石神井寅彦:まあ無理
ベンチ:ウオーダメージだぜ
ベンチ:3d10+16
DoubleCross : (3D10+16) → 23[9,6,8]+16 → 39
ベンチ:あっ高い
石神井寅彦:強いんよ!
吉田もえ:ひぇーん!
ベンチ:装甲有効です
ベンチ:あと飛行状態だったら解除されます
ベンチ:えへん
石神井寅彦:飛べないんよ
吉田もえ:着席させられる!
石神井寅彦:そういうこと!?
ベンチ:そういうことなんだ
石神井寅彦:ともあれ倒れます。 ベンチに 庇護:〇/幼い でロイスを取得しタイタス昇華、HP11で復活!
吉田もえ:ベンチへのロイスを「ベンチ ○P共感/N心配」で取って昇華!HP13復活!
吉田もえ:吉田もえのHPを14(→ 14)減少 (27 → 13)
GM:では演出はまとめて。次は7の吉田さん。
吉田もえ:一旦待機します!ベンチで一休み
ベンチ:やったー
石神井寅彦:似合うぜ
GM:了解です。では6の石神井さんどうぞ
石神井寅彦:はあい~
石神井寅彦:マイナーなし。
石神井寅彦:メジャーでコンボ『後ろ髪にめくばせ』:《コンセントレイト:ウロボロス》《飢えし影》《増加の触媒》《原初の白:イエーガーマイスター》。
石神井寅彦:ベンチちゃんにRC攻撃します。
GM:判定どうぞ!
石神井寅彦:(7+4)dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,2,3,3,3,4,6,6,6,8,10]+10[2,8]+5[5]+4 → 29
石神井寅彦:おお ぼちぼち!
ベンチ:ぬー、ドッジします
ベンチ:4dx>=29
DoubleCross : (4DX10>=29) → 8[1,2,7,8] → 8 → 失敗
ベンチ:だめ、ダメージをどうぞ
石神井寅彦:3d10+25 装甲有効
DoubleCross : (3D10+25) → 23[5,10,8]+25 → 48
ベンチ:ひえ
石神井寅彦:良い感じの出目でウレシイ 装甲有効48ダメージです
ベンチ:えーーーと、それは
ベンチ:一度倒れますね。
ベンチ:《魂の錬成》で復活します。
石神井寅彦:ヌアッ
ベンチ:あぶなかったー
石神井寅彦:石神井寅彦の侵蝕を13(→ 13)増加 (105 → 118)
GM:ということで、待機の吉田さんかな
吉田もえ:はーい!
吉田もえ:マイナーでコンボ:【快気祝い】《インフィニティウェポン》武器作成
吉田もえ:吉田もえの侵蝕を3(→ 3)増加 (100 → 103)
吉田もえ:メジャーでコンボ:【元気全開】《C:モルフェウス》《咎人の剣》《音速攻撃》《かまいたち》
吉田もえ:射程視界の白兵攻撃をベンチさんに
GM:判定どうぞ!
吉田もえ:えーっと寅彦さんの分のダイスいれてー
吉田もえ:14dx7
DoubleCross : (14DX7) → 10[1,1,1,1,2,3,4,4,5,6,8,9,9,10]+6[1,3,5,6] → 16
吉田もえ:わーん!
石神井寅彦:あらかわいい
ベンチ:おっ、ドッジします
吉田もえ:リアクションどうぞ!
ベンチ:4dx>=16
DoubleCross : (4DX10>=16) → 10[1,9,10,10]+6[1,6] → 16 → 成功
ベンチ:あっ
吉田もえ:えーん!
吉田もえ:ロ、ロイス切っていいですか!
GM:何もなければ同値回避ですが……
石神井寅彦:切りな切りな!
GM:それがあった、どうぞ!
吉田もえ:というわけで寅彦さんのロイスパワーで達成値を増加します!
GM:どうぞ!
吉田もえ:1d10+16
DoubleCross : (1D10+16) → 1[1]+16 → 17
吉田もえ:ぎ、ぎりぎり!
GM:ギリギリだ……
石神井寅彦:でも当たったぜ!
吉田もえ:のでダメージ!
ベンチ:ショック!
GM:命中ですのでダメージどうぞ!
吉田もえ:2d10+13+20-5
DoubleCross : (2D10+13+20-5) → 10[4,6]+13+20-5 → 38
吉田もえ:諸々有効38点!
石神井寅彦:固定値がデカいぜ
吉田もえ:ぐんぐん
ベンチ:現在HPは20点
吉田もえ:吉田もえの侵蝕を10(→ 10)増加 (103 → 113)
ベンチ:装甲はないですね。
ベンチ:落ちます。復活はなし!
GM:あなたたちの勝利です!
吉田もえ:やったー!
石神井寅彦:うれしー!
ベンチ:ガタガタと揺れていたベンチの動きは、やがて徐々にスムーズになっていく。
ベンチ:重力を操る力を最大限に発動させ、動きを補助しているのだ。
ベンチ:それは周囲の木々や石にも働きかける。
ベンチ:ふわりと宙に舞ったものたちが、あなたたち目がけて放たれる!
ベンチ:「わーい!」
ベンチ:「すごいすごい、こんなこともできるんだーっ!」
吉田もえ:「わー!?」
石神井寅彦:「うわわわわ」
吉田もえ:「台風!」
石神井寅彦:「いやおれ無理これ…もえちゃん避けれる!?」
吉田もえ:「えっ!?」
吉田もえ:災害に備え、頭を抱えて箱型に縮こまっている。
吉田もえ:ヒュンヒュンとその頭上を色んな物が飛んでいった。
石神井寅彦:「白兵能力って聞い…あだだだ」背中に小石の嵐。
吉田もえ:「きゃあーっ!」
吉田もえ:それでも肉付きの薄い背中に色んな飛来物。
石神井寅彦:「ま…まあ無理よね……」
吉田もえ:「こ、これ、どうするんですかー!?」
吉田もえ:「こういうときは落下物を避けるために机とかベンチの下に……飛んでる!」
石神井寅彦:「飛んでるねえ」
石神井寅彦:目を細める。「ところでもえちゃんさん」
吉田もえ:「どうしましたか、寅彦さん!?」
石神井寅彦:「これまでの人生、話せるやつで、思い出の場所のベンチみたいなのってあります?」
石神井寅彦:飛んできた空き缶をすんでのところで避けている。
吉田もえ:「えっ……と!」
吉田もえ:「病院の中庭!渡り廊下のそばのベンチが、秘密基地みたいで好きでした!」
石神井寅彦:「病院か」
石神井寅彦:「いいね。それ、借りるね」
吉田もえ:「へ……?」
石神井寅彦:吹き荒れる竜巻の中。座り込むもえちゃんの影が、ひとりでに動く。
吉田もえ:「わーっ、影まで飛んじゃうっ」
石神井寅彦:俄かに漂う消毒液の香り。陽光の香り。
石神井寅彦:「ハハハ」
石神井寅彦:少女の影がてくてくと歩いて、ベンチにちょこんと座る。
吉田もえ:頭を抱える腕の間からそれを見る。
石神井寅彦:懐旧、誠意、あるいは尽力。いくつかの、そういった名前の、感情が影をつたって流れて。
石神井寅彦:ひとりの少女が、あなたを見ているのだと気付かせる。
吉田もえ:「………」
吉田もえ:今は傍から見ているけど、いつだったか当事者として、その光景を見た。
吉田もえ:その感情は覚えがある。懐かしくって、少しだけ胸がきゅうっと締め付けられて。
吉田もえ:中庭を通って、別の病棟に行く。それだけの世界の中で、それでも冒険のような気持ちを抱えていた頃。
吉田もえ:締め付けられる心臓が、たしかにドクンドクンと血を押出続けている。
石神井寅彦:「……この町のいいところでさ」穏やかにもえちゃんに言う。
吉田もえ:「……はい」
石神井寅彦:「人間じゃない友達も、たくさん作れちゃうんだよね」
吉田もえ:「…………はいっ」
吉田もえ:「私、なんだか」
吉田もえ:「出来そうな気がします!」
石神井寅彦:「はは。良かった」笑う。「行っておいで」
吉田もえ:「はい!」
吉田もえ:少なくとも、見覚えのある影の少女に。
吉田もえ:格好悪いところは見せられない。
吉田もえ:心臓がひときわ大きく跳ねて、それに合わせて体が動く。
吉田もえ:運動に耐えられる体を作るように、色んな場所が強く補強される。
吉田もえ:普段はようやく歩く距離を、一息に飛び越える
吉田もえ:薄く載せた化粧の下。青白い頬に桜色がほんのりと色づいた。
吉田もえ:薄い皮膚を、風がひんやりと撫でていく。
吉田もえ:「ベンチさん!」
吉田もえ:トン、と踏み切れば空中のベンチより高く飛ぶ。
吉田もえ:「全力で行くからね!」
ベンチ:「む……ええっ!?」
ベンチ:「すごい、高い!」
吉田もえ:「見てるだけとか、自分からみんな離れてくだけ、とか」
吉田もえ:「夕日と一緒に、みんな帰っていくとか」
吉田もえ:背中を夕日が照らす。
吉田もえ:足元にヒュルルルと旋風。空中で踏み込むための足場になる
吉田もえ:「そういうの寂しいよね」
ベンチ:「…………」
ベンチ:「さみしい! すごいさみしい!」
ベンチ:「だから、遊んでよう!」
ベンチ:がったんがったん揺れている。
吉田もえ:足場を蹴る。くるっと反転して、両足を揃える。
吉田もえ:「いいよ!」
吉田もえ:「一緒にいたげるから……」
吉田もえ:「痛くても、泣いちゃダメだからね!」
ベンチ:「!」
吉田もえ:ベンチに矢の速度で両足から突っ込んで、地面に叩きつけた
ベンチ:がこおん! 響く音。
ベンチ:そして一瞬動きが止まり、終わったかに見えたが。
ベンチ:汚れた土や砂利を振り落とし、また起き上がって(?)くる。
ベンチ:「泣きません! 楽しいから!」
吉田もえ:「よーし。えらい」
石神井寅彦:「楽しいんだ…」 思わず笑いながら呟く。
吉田もえ:「そりゃ、そうですよ寅彦さん」
吉田もえ:「だって」
吉田もえ:ベンチの土や砂利を払ってあげる。
吉田もえ:「今まで見てるだけだった遊びに」
吉田もえ:「混ざれるんですもん」
吉田もえ:ね、と笑った
石神井寅彦:「……そしたらさあ」
石神井寅彦:てくてくと歩いて、ひとりと一脚に近付いてくる。
石神井寅彦:「教えてあげたらどうかな、あなたの名前」
吉田もえ:「あっ」
吉田もえ:そういうことに疎い。なるほど、そうするのか。
吉田もえ:しゃがんで、ベンチに目線……高さを合わせる。
吉田もえ:「私の名前、吉田もえ、っていうの」
吉田もえ:「よろしくね、ベンチさん」
ベンチ:「……」
ベンチ:「もえ、ちゃん?」
ベンチ:傾げる首はないが、そういう雰囲気を出す。
吉田もえ:「はい。もえちゃんです」首を合わせる。
ベンチ:「もえちゃん!」
吉田もえ:「はーい」
ベンチ:「ぼくベンチ……えっと、ほんとはもっと別の名前がほしいんだけど」
ベンチ:「あの、よろしくね!」
石神井寅彦:「人間に人間さんって言ってるみたいな感じだもんねえ」苦笑する。
ベンチ:「うーん、でも、これまで人の名前呼んだことなかったし」
吉田もえ:「早めに呼び名が必要ですねぇ……よろしくね」
吉田もえ:「コレで、お友達ですから」
ベンチ:「こっちも一緒だと思う」
ベンチ:「お友達!」
ベンチ:「お友達ができちゃった!」
吉田もえ:「はい、お友達です」
吉田もえ:「なので、焦って誰かを追いかけなくても、オッケーです」
ベンチ:さすがに大きくは動けないようだが、嬉しそうにしている。
吉田もえ:「のんびりやっていきましょう」
ベンチ:「……うん」
ベンチ:「うん。のんびり、がんばって、あの……」
ベンチ:「痛くしないように、やってきます」二人を見て。
ベンチ:「ごめんね……」
ベンチ:さすがに落ち着いたようだ。
石神井寅彦:「…ふっ」噴き出すようにして笑う。
石神井寅彦:それから二人の間にしゃがみます。目線を合わせる。
石神井寅彦:「それじゃあね。これから、二人がたくさん遊べる場所だったり…」
石神井寅彦:「あなたみたいな、あやしって仲間が。たくさんいることを、のんびり紹介したいと思いますから」
ベンチ:「ほわ」嬉しそうにする。
石神井寅彦:「まずは、そうね」目を細める。
石神井寅彦:「ようこそ、雨宿町へ」
【雨宿町・天弓山展望広場】
GM:黄金の陽射しが、少しずつ弱くなっていく。
GM:下で起きた騒動には何も気づかず、ふたつの影が楽しげに語らっている。
GM:まだ少しぎこちない距離で。
GM:華やかではない、緑の他には何もない、静かな場所の、静かな逢瀬。
GM:だがそれこそが、あなたたちが守り抜いた、ほんの小さな幸福なのだ。
バックトラック
GM:Eロイスはありません!
GM:残りロイス数に応じて侵蝕を下げてください。
石神井寅彦:ウオォ 一個取り忘れたぜ
GM:あっ、もしあれならここで取っていいですよ
吉田もえ:私も1枠空いてるぜ
石神井寅彦:えっ……! す すみません
GM:そういうこともあるさ
吉田もえ:ありがたい!
石神井寅彦:じゃあお言葉に甘えてとっちゃおう
吉田もえ:「雨宿町 ○Pワクワク/Nドキドキ」で取ります
GM:うれしい
石神井寅彦:「雨宿町 誠意:〇/食傷」で取ります
吉田もえ:イエイイエイ
GM:いいな……
吉田もえ:それぞれのスタンスを感じる
GM:では改めて振ってくださいー
吉田もえ:そして残り5個で素振り!
吉田もえ:113-5d10
DoubleCross : (113-5D10) → 113-16[1,1,5,5,4] → 97
吉田もえ:こ、こわ!?
GM:よかった!
石神井寅彦:こちらも残り5個で素振ります!
吉田もえ:取ってなかったら帰れてない
石神井寅彦:あっぶな よ よかった
石神井寅彦:118-5d10
DoubleCross : (118-5D10) → 118-25[4,2,5,7,7] → 93
石神井寅彦:ぎりんちょ
GM:結構ぎりでしたね
GM:でも帰還! おめでとうございます!
吉田もえ:びっくり
吉田もえ:ありがとうございますー!
石神井寅彦:ちょっと余裕ぶったのは否定しません
石神井寅彦:よかった~!ただいまです!
吉田もえ:出目がひたすら不慣れな吉田です
GM:出目は仕方がない
吉田もえ:ただいまー
GM:お二人とも5点ですね
石神井寅彦:5点!
吉田もえ:5点!
GM:じゃあ経験点、いつもの5点シナリオ5点と侵蝕5点かな
GM:あとGMが6点かな?
GM:ちがう
GM:16点
石神井寅彦:いっぱいもらって~
吉田もえ:ぱくぱくー
GM:お疲れ様でした!
エンディング1 石神井寅彦
【雨宿町町役場・地域親交課】あるいは【UGN雨宿支部・司令室】
GM:あなたたちの任務はささやかに終わり、支部へと無事帰還した。
GM:いつもと変わらぬ町役場兼支部の風景が、あなたを迎えてくれる。
GM:相変わらず書類の山に追われた様子の支部長も。
八千代 路夜:「お疲れ様」あなたを見て声をかけてくる。
石神井寅彦:「はーい、戻りました」へらへら笑いながらデスクに近付いてくる。
石神井寅彦:「首尾は…まあ先んじて処理部に連絡したとおりなんですけど」
八千代 路夜:「うん、ざっくりとは聞いてます」
八千代 路夜:「でも、担当者の話は大事ですからね」
石神井寅彦:「生まれたてあやしのベンチちゃんが、人懐っこさにカップルを追いかけちゃいましたと…」
八千代 路夜:「……わかりやすい話でよかった」
石神井寅彦:「ハハハ」笑う。
八千代 路夜:「ややこしい話は少ない方がいいわ」
八千代 路夜:「それもちゃんと解いてくれたしね。ありがとう」
石神井寅彦:「いえいえ」苦笑する。
八千代 路夜:「それと、今回はイリーガルの協力ね」
石神井寅彦:「巻き込んじゃいました。すいません」
八千代 路夜:「吉田さん、覚醒してそう経ってないから」
八千代 路夜:「適切に指導があったならそれも良かったと思う」
八千代 路夜:机の上の資料をさっとさらう。
八千代 路夜:「してくれたんでしょ?」
石神井寅彦:「え~?」 へらへらしている。
八千代 路夜:「後で本人にちゃんと聞きますからね?」
八千代 路夜:「元々、身体が弱かったみたいだから、体力的に大丈夫だったかも確かめなきゃ」
石神井寅彦:「それはほんとに」目を細める。
八千代 路夜:「無理させちゃいけないし……でももしそれでも動きたいなら」
八千代 路夜:「ちゃんと周りがサポートしてあげなきゃね」
石神井寅彦:「動きたい子っぽいからねえ」
八千代 路夜:「今回がいい経験になったなら何より」
石神井寅彦:「まー、それは本人次第つーことで…」
石神井寅彦:「怖いお兄さんに絡まれたって思ってるかも」
八千代 路夜:「それも含めて、確かめないとね」笑う。
石神井寅彦:「良い子でしたよ、ほんとに」
石神井寅彦:「まあそういう子ばっかだけどさ。この町」
八千代 路夜:「そうねえ、本当に」
八千代 路夜:「そういう子がいると、こっちもやる気出さなきゃって思うな」
石神井寅彦:「いやー」 書類の山を眺める。
石神井寅彦:「ほどほども大事だと思いますけどねー」
八千代 路夜:「本当にこればっかりはねえー」とほほ、という顔。
石神井寅彦:「あとそうだ、八千代さん」
八千代 路夜:「はい?」
石神井寅彦:「あのリストに載ってるよりいいところ、一緒に行きません?」
八千代 路夜:「……ふふ」思わず笑みが漏れてしまった、という様子で。
八千代 路夜:「終わった途端そうなんだから!」
八千代 路夜:「私は今、仕事とデート中なの。横入りはマナーが悪いと思うな」
石神井寅彦:「悪いからいいのにねー」
石神井寅彦:へらへらと笑い、踵を返す。
八千代 路夜:「吉田さんの前でそれ、言える?」言いながら見送る。
石神井寅彦:「言えないから、ここで言ってんの」
石神井寅彦:そう言って、するりと廊下に出て行く。
【雨宿町町役場・休憩室】
GM:シンプルに椅子と机、自販機の置かれた部屋。
GM:支部員たちの休憩室だ。なお喫煙所は外と決まっている。
石神井寅彦:「あ」顔を覗かせる。
石神井寅彦:「まだいたの」
吉田もえ:紙カップ自販機の前で秒数を眺めている
吉田もえ:「あっ、寅彦さん」
石神井寅彦:「何杯目、それ」
石神井寅彦:面白そうに眺める。
吉田もえ:「まだ二杯目です」
吉田もえ:黄色の炭酸飲料が入ったカップを取り出す。
石神井寅彦:「ちょっと遅かったなー」
吉田もえ:「いえいえ、そんな事ありませんよ」
吉田もえ:「一杯目はスポーツドリンクでしたから」
吉田もえ:「体に染みました」
石神井寅彦:「ちげーって」苦笑しながら、机に腰を預ける。
石神井寅彦:「もうちょい早く来てたら、ごちそうしてあげれたでしょ」
吉田もえ:「お」目を丸く「おぉー」
吉田もえ:「大人っ」
石神井寅彦:「フツーですよこんなの」 困ったように笑う。
吉田もえ:チャリチャリと硬貨がなる小銭入れをしまう。
石神井寅彦:「それはともかくね、もえちゃん」
吉田もえ:「はい、はい?」
石神井寅彦:目を合わせる。「あのベンチちゃんはいったん支部で預かることになり、幽霊の噂の調査は済みましたので」
石神井寅彦:「任務終了です。ご協力ありがとうございました」
吉田もえ:「……………わ」
吉田もえ:「わ~~」
吉田もえ:楽しげに左右に揺れる
石神井寅彦:微笑ましそうに目を細める。
吉田もえ:「はいっ。お疲れ様でした!」
吉田もえ:ピン、と背筋を伸ばす。
石神井寅彦:「うん、おつかれさまでした。初任務達成…迷えるあやしちゃんを助けられて、すっごい良い成果でした」
吉田もえ:「うふふ」
吉田もえ:「あの子も、じゃあ、似たようなあやしさん達と一緒に居られるんですね」
石神井寅彦:「うん。しばらくしたら、たぶん山の…あやしの拠点に行くことになるんじゃないかなあ」
石神井寅彦:「そこなら、少なくとも、仲間がいないなんてことはないと思うよ」
吉田もえ:「よかった~~」
吉田もえ:自分のことのように喜びます
石神井寅彦:良い子だなあ、とやっぱり微笑ましそうに眺める。
吉田もえ:「寅彦さんも、ありがとうございました」
石神井寅彦:「えー?」
吉田もえ:「色々、元気づけてくれたりしてくれてましたよね」
石神井寅彦:「してねーす」笑う。
吉田もえ:「えー?」
石神井寅彦:「えー?」
吉田もえ:「嘘はだめですよー?」
石神井寅彦:「嘘じゃないもん」 笑いながら言う。「そんなことよりさー」
吉田もえ:むむ、と目を細めながら聞いてます「なんでしょう?」
石神井寅彦:「あそこまで登ったのに、展望台の手前で引き返しちゃったの残念だったね」
石神井寅彦:ベンチちゃんを支部に連れてく都合とかで。
吉田もえ:「あー」
吉田もえ:登りの時の大変さを思い返す。
石神井寅彦:「でもまー、その方が良かったかな。初めて見る時にはさ、ちゃんとした人と見た方が良いっしょ」
吉田もえ:「むむむん」
石神井寅彦:「んだよ」面白そうに首を傾げる。
吉田もえ:「うーん、たしかに一人で見に行くのは大変だし……」
吉田もえ:「うん。その時までには、もっと体力つけます。カレシも作ります」
石神井寅彦:「そうそう」ケラケラと笑う。「カレシとね」
吉田もえ:「はい」真面目に頷く。
吉田もえ:「ところで寅彦さんは彼女居るんですか?」
石神井寅彦:「急に来るじゃん」
吉田もえ:「一歩ずつ頑張ろうと思って…」
石神井寅彦:「わりとでかいんだよなあ、もえちゃんの一歩」
石神井寅彦:「どう思う? いそう? いないそう?」 ダル絡みする。
吉田もえ:「え~~~」ごくごく。飲み物でシンキングタイム。
吉田もえ:「故郷に」
吉田もえ:「残してきた許嫁とか、いそう!」
石神井寅彦:「まじすか」ケラケラと笑う。
吉田もえ:これだ。と最近読んだ漫画を思い返す。
吉田もえ:「それで実はその時計が思い出の品なんです」
石神井寅彦:「これが?」 腕時計。
吉田もえ:「彼女とお揃いとか。名推理じゃないでしょうか」
吉田もえ:(離れていても二人のそばで同じく刻まれる時間。うん、いい)頷く
吉田もえ:「で、答えはどうですか?」
石神井寅彦:「これ女の子つけてんのだいぶゴツくない?」
吉田もえ:「うーん」時計の横に自分の腕を並べてみる。二周りほどでかい。
吉田もえ:「落としそう。……推理が破綻しましたね」
石神井寅彦:「ふっ…」
石神井寅彦:「いやー」
石神井寅彦:「いません」
吉田もえ:「がーん!」ガーン!
石神井寅彦:「やめてよ!」
吉田もえ:「つまり……寅彦さんはフリー!」
石神井寅彦:「やめてよ!?」
吉田もえ:「だめでしたかー」
石神井寅彦:「普通に同級生とかから探してください」
吉田もえ:「あー。定番ですよね(?)」
石神井寅彦:「分かってない顔で言うねえ」
吉田もえ:「そんなことないです。私は女子高生ですし…」
吉田もえ:「ふふ」自分で言って肩書に微笑む。
石神井寅彦:「はは」くすくすと笑う。
石神井寅彦:「明日、学校で会えるでしょ。友達と」
石神井寅彦:「こっそり胸張りなね。あなたの青春は、私が守ったんだぞって」
吉田もえ:「…………」
吉田もえ:むにゃむにゃ、と口元を動かして、はにかむ。
吉田もえ:「そっかぁ」
吉田もえ:「守ったんですね、私が」
吉田もえ:今まで窓の外にあったものに確かに関わったという思いが表情にあふれている。
吉田もえ:「はい、誇っちゃいます」
石神井寅彦:「うん」目を細める。
石神井寅彦:少女が椅子に座っている、その影があって。
石神井寅彦:それを目で追った。
石神井寅彦:昨日までのそれよりも、今日の方が、ほんのすこしでも良いエピソードなら、良いと思う。
エンディング2 吉田もえ
【雨宿町・市立篠月高校教室】
GM:小さな事件は終わり、犯人?も確保、保護された。
GM:そうしてあなたはまた日常生活へと戻っていく。
GM:騒がしくも楽しげな、昼休みの教室へ。
遠藤 弓佳:「あ、吉田さーん、そういえば」
遠藤 弓佳:近くの席から、遠藤弓佳が話しかけてくる。
吉田もえ:「はいー?」
遠藤 弓佳:「どうだった? 下見ー」
遠藤 弓佳:そういうことだと思い込んでいるらしい。
吉田もえ:不自然に背筋を伸ばした姿勢で座っている。
吉田もえ:「有意義だったよー?」
遠藤 弓佳:「ふふ、本番も楽しいといいねえ」
吉田もえ:「一杯歩いたから、夜ご飯もちゃんと食べれたし」芋天は重かった。
遠藤 弓佳:「そんなにあちこち行ったの?」
遠藤 弓佳:「エネルギッシュだなあ」
吉田もえ:「ふふふふ」
吉田もえ:「泪川のとこでしょ、道の駅でしょー」
遠藤 弓佳:「おおっ」
遠藤 弓佳:「道の駅、あそこ芋天が美味しいんだよね」
吉田もえ:「うん!美味しかったよー」
遠藤 弓佳:「ひとりで食べるのは多いーって行ってたら、中田くんがシェアしてくれて」
吉田もえ:「おぉー」
遠藤 弓佳:聞かれていない話をし出す。
吉田もえ:ふふ、私もやったぜ。ほとんどシェアされたぜ。と内心で思っています
遠藤 弓佳:「揚げ物はね、大敵だもんね」
遠藤 弓佳:ふっ、という顔。
吉田もえ:「うん。ご飯食べれなくなったらお母さん、怒るし」
吉田もえ:共感の顔。
吉田もえ:おそらく敵対視してるのは別の理由だと気付いていない
遠藤 弓佳:「あ、幽霊は出た?」
遠藤 弓佳:「私の方には特になんもなかったから、良かったねって言いながら下ってきたんだけど」
吉田もえ:「あ、うん、出────」素直に答えそうになる
吉田もえ:「てなかった。幽霊は。」幽霊は。
遠藤 弓佳:「そっかー。やっぱりさすがに噂だよねえ」
吉田もえ:「ソウダヨー」
遠藤 弓佳:「聞き違いとか、椅子の立て付けが悪かったとか」
吉田もえ:「うん、うん」
遠藤 弓佳:「まあ、おかげで楽しかったのー、聞いてー」
吉田もえ:「えー、なになにー?」
遠藤 弓佳:「場所はね、秘密なんだけど。中田くんに連れてってもらってー」
遠藤 弓佳:「こっちもいっぱい歩いたんだけどね。いい景色のところ、教えてもらっちゃったんだ!」
遠藤 弓佳:「それでー」ふふふと笑って。
遠藤 弓佳:「いや、それでーってほどのことはなんもなかったんだけど」
吉田もえ:「えぇ~~なになに。言ってよ~」
吉田もえ:「うんうん?」
遠藤 弓佳:「なんもなかったんだってばあ。普通に話して、それがすごく楽しかった!」
吉田もえ:「え~~~~~」
吉田もえ:「いいやつじゃん!」
遠藤 弓佳:「中田くん、真面目だからさあ」
遠藤 弓佳:「山道は危ないから手を繋ぐのはなしな、とか言うし」
吉田もえ:「おぉ……」
遠藤 弓佳:「あっ山って言っちゃった。内緒」
吉田もえ:「内緒かー」
遠藤 弓佳:「帰りもね、暗くなる前だったし、すぐだったんだけど」
遠藤 弓佳:「すごい大事にされてるっぽさないですかー」にへにへしている。
吉田もえ:「この~~~」二の腕あたりをぺしぺしする
吉田もえ:「宝物が~~!」
遠藤 弓佳:「きゃー」
遠藤 弓佳:「いひひ、宝物ですよー」
吉田もえ:「んまーっ」
吉田もえ:「反省が足りないようだなー」
吉田もえ:更に頭を撫でてやろうと腰を浮かせかけて
吉田もえ:「ぴゃっ」ピキリと足に響いて机に突っ伏す
遠藤 弓佳:「わっ、だいじょぶ?」さすがに驚く。
吉田もえ:「あたた……いや、うん、筋肉痛がね」
吉田もえ:「昨日は動きすぎたようで」
遠藤 弓佳:「歩いたから!」
吉田もえ:「そ~」ホントはキックとかもした。
吉田もえ:「く、明日からジョギングとかしよっかな」
遠藤 弓佳:「もー、デートに憧れるのはいいけど、痛くしちゃだめだよー」
遠藤 弓佳:「体力つけるのはいいよね。私もたまに走り込みするしね」
遠藤 弓佳:何があったかは、何も知らない。
遠藤 弓佳:ただただ普通に幸せそうに日常を謳歌している、そういう顔だ。
吉田もえ:「ほほー」
吉田もえ:涙目でその顔を見る
吉田もえ:病室から見る、窓の外の顔だ。
吉田もえ:ただ、今は私もそこにいる。
吉田もえ:分け隔てるのは窓の枠じゃなくて、ただの日陰と日向。
吉田もえ:中庭のベンチに木漏れ日が指すように、その境界はとても曖昧。
吉田もえ:一歩踏み出すだけで、その『幸せそうな日常』は、すぐそこにある。
吉田もえ:「…………まぁ、一歩踏み出すのも今は痛いんだけど」
吉田もえ:酷使された足を撫でながら、聞こえないようにつぶやいて。
吉田もえ:「決めた、ジョギングする」
吉田もえ:「カレシ作るために。」
遠藤 弓佳:「おおー」
吉田もえ:「幸せを堪能するためには、」
吉田もえ:体力が必要だからね。と。
吉田もえ:教室の窓の外。お昼休みを満喫する元気な生徒たちの声を聞きながら。
吉田もえ:友達と他愛のない話をした。
某県雫原市・雨宿町。
昔ながらの町並みと、新興の住宅地とが入り交じる町。
この町には古くから、『あやし』と呼ばれるレネゲイドビーイングが多く住まっていた。
山際に聳える『化生岩』の活性によるあやしたちの増加。
町役場や業者を隠れ蓑とするUGN雨宿支部は、今日も何かと忙しい。
日常の守護者の働きで、恋人たちの語らいは静かに守られた。
黄金の陽は落ちて、やがて深い色の夜が来る。
人影なきその時、広がるのは煌めく家々の光。
宝石箱とはいかずとも、雨の雫のようなその光景を。
きっとあやしたちはそっと見守っていたことだろう。
雨宿町夢東屋~紅雨舞って恋も咲く~ 了