リプレイ・ドロップ
雨宿町菓去路〜桃花香れば飴も降る〜


メイン 見学



PC1:"桶屋"サヤ()キャラシート)PL:中村
PC2:”パンテーラ”春日 黎子(かすが・れいこ)キャラシート)PL:有限無限
GM:さささ

本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.

目次




プリプレイ


GM:では、セッションを開始します。
GM:まずはPC紹介から
GM:PC1のサヤさんお願いします
キャラシート

サヤ:雨宿町生まれ雨宿町育ち、悪そうなやつは大体怖い。
GM:こわーい
サヤ:そんな感じの生まれたてレネゲイドビーイング、サヤです。
サヤ:でもそろそろ春夏秋冬を経験しつつあるので
サヤ:大人といっても過言ではないかも知れない
GM:すごい!
サヤ:夏は暑く秋は暑く冬は寒く春は暑い!!
GM:令和どうなっとんのや!
サヤ:自分にとって都合のいい未来を呼び寄せる術を心得ており、それを乱数調整と自分では思っています。
サヤ:どこか浮世離れした雰囲気を持ってますが、意外と人懐っこくてテンションの高い子です
GM:おやつあげようね
サヤ:やったー!
サヤ:アヤカシ様をオヤジーって呼んだりしてるけど孫みたいに懐いてる
サヤ:性能的にはピュアノイマンで常勝の天才に全てを賭けている。
サヤ:そんな感じです!宜しくお願いします!
GM:全てを賭けるがいい……よろしくお願いします!
GM:ではハンドアウトはこちら!

PC1
サヤ
シナリオロイス:藤部陽菜(とうべ・はるな。友情/不安)
あなたは雨宿町に住む/滞在するオーヴァードだ。
現在あなたは山の主であるアテナシからの命を受け、UGNの人員と共に『月輝物』と呼ばれるEXレネゲイドの捜索を行なっている。
そんな中、あなたは町中で覚えのない駄菓子屋を発見、知人の少女・藤部陽菜が中へと消えてしまう様を目撃する。
あなたが彼女を追いかけて足を踏み入れると、そこは……駄菓子と玩具の迷宮と化していた!


藤部 陽菜:陽菜でーす
サヤ:かわいー
GM:町のJCですね
GM:どういう経緯で知り合いなのかはわりと自由です
サヤ:おばあちゃん経由かな
GM:あ、いいな
GM:おばあちゃんは健在だと思うので、そちらと知り合いだったことにしよう
GM:おうちに来たから話すようになったとかで!
サヤ:藤部のおばあちゃんのお孫さん!
サヤ:はーい!
GM:ということで、謎の駄菓子屋に突っ込んでもらいます。OPは合同ですね
GM:がんばってー

GM:ではPC2の春日さん!
キャラシート
春日黎子:「か、春日黎子、です」「経理の仕事は前の職場でやってたので……得意……!」
春日黎子:「前の職場ってのは……FHなんですけど……」
GM:経理得意はアドですよこの支部
GM:FHかー
春日黎子:「私はもう人畜無害なので~!」
GM:えらい
春日黎子:春日 黎子(かすが れいこ)。”プランナー”に古くから仕えるクラン、春日一族の一人だった女。”プランナー”のFH脱退に伴う混乱の中で一族を抜け出した。今の”欲望”は平穏な生活を送ること。
GM:平穏な町です
春日黎子:幼いころに覚醒させられ、遺産も継承させられ、なんかクランの事務仕事とかも押し付けられるというひどい扱いを受けてきましたが
GM:事務仕事を……!
春日黎子:遺産の影響で怒りの感情が薄く、嫌だなあと思いつつも断れずにいました
GM:かわいそう
春日黎子:でも雨宿町では事務員として頑張ってます!事件に関わるのはかなり久しぶり!
GM:がんばって!
春日黎子:性能はバロール/キュマイラ/エグザイルの死招き餓狼の爪アタッカー。
春日黎子:餓狼の爪を振り回します!
GM:うおー こわい
春日黎子:「支部長に褒めていただくために……がんばるぞっ」グッ
GM:支部長も見てるよ(査定もするよ)
春日黎子:以上!よろしくお願いします!
GM:はーい! よろしくお願いします
GM:ハンドアウトはこちら

PC2
春日 黎子
シナリオロイス:金谷律(かなや・りつ。連帯感/隔意)
あなたは雨宿町に住むオーヴァードだ。
現在あなたは任務を受け、支部の記憶処理担当者・金谷と『月輝物』と呼ばれるEXレネゲイドの捜索を行なっている。
そんな中、あなたたちは町中の駄菓子屋で客が忽然と消え失せる様、そして月の形の光を目にする。
金谷はどうやらこの駄菓子屋に見覚えがあるようだが……まずは足を踏み入れるしかないだろう。


金谷 律:金谷ですが、どうも
GM:眼鏡の塩対応気味の兄ちゃんです
春日黎子:記憶処理班の方……!私の記憶は消さないでくださいねっ
金谷 律:なんか消されそうな自覚があるんですか……?
春日黎子:ひいい!そんなことないですよ~!
GM:後でちょっと出すかもなんですが
GM:こいつは記憶をまるっと消すより、ぼんやり夢かな?くらいにするのが得意な人です
GM:なので安心してね(?)
春日黎子:ぽわぽわ~……
GM:で、合同OPでやっぱり駄菓子屋に突っ込んでもらいます
GM:がんばって脱出するぞ!という感じ
春日黎子:突入~ ふ菓子を押収よ!
GM:いっぱいあるよ
春日黎子:わーい でも出られないのは困ります!
GM:中を探検するのだ!
春日黎子:出るぞ~!
GM:ゴー!
GM:そんな感じで、あとはちょっと毎回やってる事前知っててね情報開示をしちゃいましょう
GM:今回は3つほどあります

★雨宿町のあやし=RBについて 自動開示
この町には古くからレネゲイドビーイングが発生し、時には怪異、時には隣人として共存をしてきた。
一般的なRBとやや異なる点としては『オリジンの形質に近い存在』になりがちなところ。
レネゲイドそのものとしての自覚が無ではないがやや薄く、憑依した先に同調しやすい。
そういったまとまりや行き先のない彼らを屋敷で後見しているのが、山の主を自称するアテナシという古代種RBである。


GM:ステージ情報1です

★雨宿町の土地と共振について 自動開示
この土地には、強力なレネゲイドの気配(ワーディングなど)に反応し、精神感応が起こることがある。
具体的には記憶や思念がその場の任意の人間に伝わりやすくなる。これを共振と言う。
※演出的には、主にオリジナルエフェクト使用後や衝動判定後、シーン途中に半マスターシーンが挿入されます。
※また特殊な例として、『明確な意志をもってエフェクトを行使した場合、使用者の定めたルールが効果中適用される』ケースがあります。


GM:ステージ情報2です。ちょっと変なエフェクト使ったりします
GM:特殊な例云々は今回は関係ないはず

★『月輝物(つきもの)』について〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉10
由来・出所不明の様々な物品。どこかしらに月の絵が記されていることが共通点。
UGN側の呼称は『オブジェクト:ムーンシャイン』。
多くはジャーム化したEXレネゲイドで、《Eロイス:虚実崩壊》と呼ばれる特殊能力を備えている。
意志を持たず、効果範囲は狭いものの、持ち主の衝動・願望に影響され、周辺の法則・認識の書き換えを行う。
対処法は物品の破壊、もしくは月の絵の部分を損傷させること。


GM:これがちょっと以前にも出てきたやつで、HOにもありましたが
GM:ちょっと厄介なジャーム(物)だぜ!くらいにお考えください
サヤ:理解!!
GM:ジャームじゃない奴にも影響させちゃったりする、たいへん!
春日黎子:こわい!
GM:でも元凶を壊せばどうにかなるかも!
GM:という情報が支部に出回ってるので、普通に知ってていいし、今回も探してるとこです
春日黎子:月輝物ハンター!
GM:という感じかなー
サヤ:はーい
GM:あとは進行しつつ適宜なんかあったら聞いてください
春日黎子:了解!
GM:では、トレーラーを流してセッションを開始していきます。

某県雫原市・雨宿町。
昔ながらの町並みと、新興の住宅地とが入り交じる町。
この町には古くから、『あやし』と呼ばれるレネゲイドビーイングが多く住まっていた。
山際に聳える『化生岩』の活性によるあやしたちの増加。
町役場や業者を隠れ蓑とするUGN雨宿支部は、今日も何かと忙しい。

あるはずのない店があり、ないはずのない人が消え。
追いかけて迷い入るは、菓子と玩具の大迷宮。
そう甘く幼く事が収まるはずもなく……。
分け入って分け入って、探しなさい。月の光を。

毎日通る道だって、何もかもを覚えているわけでもない。
ましてや消えてしまった場所なんて、忘れてしまうのが自然でしょう。
それでも思い出にしがみつきたいのなら、どうぞご自由に。
全部まっさらに消してしまうなんて、無粋な真似はやりません。
……妙な真似に走らないなら、ですけど。

ダブルクロス The 3rd Edition『雨宿町菓去路〜桃花香れば飴も降る〜』

さあ、きちんと考えてみてください。
裏切りたくないはずのもの、無碍にしてしまってはいませんか?


オープニング


GM:合同オープニングとなります。全員登場。
GM:登場侵蝕をお願いします。
春日黎子:38+1d10
DoubleCross : (38+1D10) → 38+5[5] → 43

サヤ:サヤの侵蝕を1D10(→ 10)増加 (38 → 48)
サヤ:ぎゃん
GM:おおっと
GM:では、金谷くんと三人で町を見てるところ、駄菓子屋発見!
GM:あっなんか知ってる子が消えた!
GM:うおおお見に行くぜー!という流れになります
サヤ:はーい
春日黎子:うおおお行くぜー!


【雨宿町・路上】

GM:あなたたちはそれぞれの所属の命を受け、町中を探索している。
GM:ジャーム化の率の高いEXレネゲイド『月輝物』の捜索が今回の任だ。
金谷 律:「……しかし、月の絵を探せばいいと言われても」
金谷 律:「曖昧すぎませんか。いくらでもあると思うんですが……」

【"アンケイジド"金谷律・UGN雨宿支部処理部 記憶処理担当】

GM:眼鏡の青年があなたたちに同行している。
サヤ:「難しいよねー、使いやすいモチーフだし」
春日黎子:「あ……あれは!」双眼鏡越しに何かを見つけ
サヤ:「お月様もいっぱいいるしね。満月さんとか三日月さんとか」
金谷 律:「わかりやすく三日月のことが多いようではありますね」
金谷 律:「何かありましたか」
春日黎子:「……いえ、ただ角度が鋭めのスマイルマークでした……」
金谷 律:「ややこしい……ああ、いえ。春日さんに言っているわけではないです」
GM:「月の絵の描かれた物品を探す」という任務、意外と難航していた。
サヤ:「新月がありならお手上げだしー」
春日黎子:「見えないものを見なきゃ……」
サヤ:と言いながら春日さんたちの周りをフラフラあっち行ったりこっち行ったりしている。
GM:さて、そんな時。サヤさんはふと気付く。
春日黎子:見えないものを見ようとして、双眼鏡をのぞき込む
サヤ:なんとなく、そうした方が都合のいいことが起きる気がするのだ
GM:すぐ先のところに、見知った少女が歩いている。
藤部 陽菜:元気そうな雰囲気の女子中学生だ。
藤部 陽菜:あなたは彼女の祖母と親しい仲であるはず。
サヤ:「あ、陽菜ちゃんだ」
藤部 陽菜:道をとことこと歩いていたが、ふと立ち止まり、途中の店をのぞき込んでいる。
金谷 律:「お知り合いですか」
サヤ:「えっとねー、藤部のおばあちゃんのお孫さんでねー」
サヤ:「おばあちゃんと一緒に仲良くさせてもらってるんだ」
春日黎子:(見た目は同じくらいなのに……)
GM:彼女がのぞき込んでいるそこには、一軒の駄菓子屋があった。
GM:あなたたちには、見覚えはない。
藤部 陽菜:興味深げに中をのぞき込み、えいやと踏み込む。
サヤ:「あ、中入っちゃった。」
GM:そこまでは、あなたたちにも見えていた。
サヤ:「ねーねー、俺もちょっと行ってきていい?おなかすいちゃった」
春日黎子:「せっかくですし月のマークについて聞き込みも……」
金谷 律:「空腹に駄菓子、あまり健康に良くないですよ」
金谷 律:「まあ、別に構いませんが……あれ?」
GM:店の中には、人影はない。
春日黎子:「………」
GM:先ほど入店したはずの少女も、店番の人間も、誰も。
春日黎子:眼鏡のレンズを拭いて
サヤ:「むむ?」
春日黎子:「………」もう一度見るが、やはり、人が消えている
金谷 律:「おかしいな。それに、この店……?」
金谷 律:不審そうな顔で店内を見ている。
GM:では、中を見た春日さんは気付きます。
GM:奥で、ちかりと三日月型の光が光った。
春日黎子:「あ!お二人とも見ましたか!今!」
GM:なんとなく、単に反射とか、電気とかそういうものではない、妙な光だったとも思うでしょう。
春日黎子:「三日月みたいな形の……ピカッって!」
金谷 律:「……月」
春日黎子:「”月輝物”……ですよきっと!」
サヤ:「…えっと、これ、急いだほうがいいやつ?」
金谷 律:「『月輝物』が関わっているのなら、空間が妙なことになってもおかしくはないですね……」
金谷 律:「ええ、危険かもしれませんが、確認を急いだ方が良い」
金谷 律:「中に一般人が巻き込まれているかもしれないんでしょう?」
サヤ:「うん!陽菜ちゃんが心配!!」
金谷 律:「……それに。僕はこの店に見覚えがあるんです」
金谷 律:「もうだいぶ前になくなっているはずの店だ。どう考えてもおかしい」
春日黎子:「そんな……もう明らかに異常現象……!」
サヤ:「そういえば…俺もこんな駄菓子屋みたことない…!」
サヤ:「おばあちゃんと一緒にいろんな駄菓子屋行ってるのに…!」
金谷 律:「僕は戦闘には不向きです。お二人の力をお借りしたい」
春日黎子:「私は駄菓子屋さんって初めて見ますけど……人が消えたりはしないですよね」
サヤ:「任せて!」
金谷 律:「一般的に店で人は消えません」
春日黎子:「戦闘は一応、腕に覚えがありますので」「あ、ですよね」
春日黎子:「では……突入しましょう!」
サヤ:「やー!」
GM:では、あなたたちが店に踏み込んだその瞬間。そこは小さな駄菓子屋の中ではなく……。
GM:……外から見れば、あなたたちは先ほどの少女と同じく、忽然と姿を消した。
GM:そう見えるだろう。

GM:ロイス取得のみできます。
GM:あ、まだちょっと会話足りないなーとかあったら
GM:保留でもいいですよ
サヤ:とりあえず保留で!
GM:話してないもんね(今気付いた)
春日黎子:シナリオロイスの金谷さんに 〇連帯感/記憶は消さないで~ で取ります!
GM:消さないよー


ミドル1


GM:状況把握と情報収集シーンです
GM:登場する人は登場侵蝕をお願いします。
サヤ:サヤの侵蝕を1D10(→ 6)増加 (48 → 54)
春日黎子:43+1d10
DoubleCross : (43+1D10) → 43+5[5] → 48

GM:まあまあ


【????】

GM:あなたたちが踏み込んだ先は、外から見た空間とはまるで別物だった。
GM:壁のありとあらゆるところに駄菓子のパッケージや中身が詰まっており
GM:独特の良い匂いを醸し出している。
GM:中には昔懐かしい……というよりはレトロなおもちゃも混ざっており
GM:非常に雑多な色彩に囲まれた場所だった。
GM:そして、どうやら周辺は迷路のように囲まれており、出入り口の気配はない。
春日黎子:「わあ……!とても大きいお店に見えなかったけど……」
春日黎子:「こんなにカラフルで、こんなに広いんですね……!」
サヤ:「そうだね。おかしいね!」
春日黎子:閉じ込められているわけだが、初めてみる光景にウキウキしてしまう
金谷 律:「……出入り口、ありませんね」
金谷 律:周囲を見ている。
サヤ:「だって…おかしどころか…」
サヤ:「だって…!ブリキのおもちゃとか…リカちゃん人形とか……GIジョーまであるもん!!」
サヤ:「なんか…すごく、レトロ!」
金谷 律:「そうですね。昭和だなあ」
サヤ:困惑しながらそう突っ込んで
春日黎子:「オモチャまで置いてるのね……でも確かに、最近の感じに見えないなあ……」
サヤ:「そうだ。陽菜ちゃんは?」
サヤ:「入ったばっかりだから、まだ近くにいる……よね?」
春日黎子:「そうでした!」辺りをキョロキョロ
GM:陽菜の姿は、近くには見当たらない。
GM:探す必要がありそうだ。
サヤ:「おーい、陽菜ちゃーーん!」
サヤ:「もしくは駄菓子屋のおばちゃーーーん!!!」
GM:返事はない……というよりは、
GM:その声が残響になって、他の音がよく聞こえない。
サヤ:大きな声で駄菓子屋に居るはずの人たちに声をかける
GM:というところで、では周囲の状況を確かめるために情報収集を行いましょうか。
春日黎子:「迷路のようになってますし……これはもう、脚で探すしか……」
サヤ:はーい
GM:情報項目は以下の通りです。

★駄菓子の迷宮について〈情報:UGN〉〈知覚〉6
★"アンケイジド"金谷律について〈情報:UGN〉〈交渉〉7
★藤部陽菜の行方について〈情報:噂話〉〈知覚〉8


GM:失敗した場合は、登場侵蝕1d10を振り直して再度挑戦ができます。
GM:さらに、今回はNPCカードがひとつあります。
サヤ:なにー
春日黎子:心強いです!

NPCカード
"アンケイジド"金谷律
『アンカヴァード』
・情報収集シーンで、シナリオ1回、目標値7以下の項目をひとつ自動開示できる。
『アンヴェイルド』
・情報収集シーンで、項目に開示段階があった場合、シナリオ1回達成値に+3することができる。
※振り直しによる再挑戦の際もこの効果は持続する。


GM:自動開示の方はおすすめモードも搭載しており、こちらを選ぶと勝手に好きな項目を開けてくれます。
春日黎子:なんて優秀なの
GM:ソラリス入ってるからわりと社会が高い
サヤ:強すぎ
GM:ということで、金谷くん含めて項目をチョイスしてください
サヤ:だが俺も生き字引持ちだぜー
GM:やべえ
サヤ:★藤部陽菜の行方について〈情報:噂話〉〈知覚〉8
サヤ:《生き字引》
春日黎子:私もフローズンリリーの財産パワーが……
GM:君らつよいね
サヤ:7dx+1>=8
DoubleCross : (7DX10+1>=8) → 10[1,3,4,5,6,6,10]+2[2]+1 → 13 → 成功

サヤ:いえい
春日黎子:私は金谷さんについて!
GM:どぞ!
春日黎子:情報UGN、コネ使用!
春日黎子:4dx+1>=7
DoubleCross : (4DX10+1>=7) → 10[1,4,7,10]+2[2]+1 → 13 → 成功

GM:つよっ
春日黎子:へへ……
GM:ということは金谷くんは自動で★駄菓子の迷宮について〈情報:UGN〉〈知覚〉6を開けますね
サヤ:じゃあかなやんは迷宮についてお願いします
GM:さくっ
春日黎子:お願いします!
金谷 律:本職じゃないんですけど……
GM:ということで開示します

★駄菓子の迷宮について〈情報:UGN〉〈知覚〉7
壁は全て菓子や玩具、そのパッケージでできており、取り外すとどこからともなく補充される。
空間は明らかに拡張されており、《Eロイス:虚実崩壊》の影響下にあることは間違いないだろう。
耳を澄ますと何か小さなものが動く音がする。ブリキのおもちゃのロボットが、通路の奥で動いてどこかへ去った。



★"アンケイジド"金谷律について〈情報:UGN〉〈交渉〉7
UGN雨宿支部・処理部記憶処理担当。エグザイル/ソラリス。カヴァーは町の保健士。
雨宿町出身で、進学に伴い町外に出、しばらく前にUGNの異動で戻ってきた。
彼の記憶では、子供の頃には同じ場所にこの駄菓子屋があり、店主の高齢化で閉店をしたらしい。
閉店時にはかつての常連が集まり、商品の一部を引き取ったのだとか。



★藤部陽菜の行方について〈情報:噂話〉〈知覚〉8
現在視認できる範囲に彼女は居ないようだ。ただ、どこからともなく呼ぶ声が聞こえる。
上手く声を追っていけば、行方が掴めるかもしれない。
また、声はどうやら、あなたたちも見かけたおもちゃのロボットに対して呼びかけているようだ。


金谷 律:「……さっき、店に見覚えがあると言ったんですが」
サヤ:「うん。それ聞きたいなって思ってた」
金谷 律:「やっぱり、僕がまだ子供の頃に閉まってるはずなんです」
金谷 律:「思い出しました。父が閉店の時に懐かしがって連れて行ってくれて」
サヤ:「かなやんが子供の頃って…」
金谷 律:「20年は前ですね」
サヤ:「しょーわ…ってやつ?」
金谷 律:「平成です」
春日黎子:「……平成ですね」
サヤ:「意外と長い…!へーせー!」
金谷 律:「ただ、それこそ昭和みたいな玩具がたくさんあったのは覚えていますよ」
金谷 律:「ああいうの、好きな人は好きですから。引き取ったりする人もいたらしいです」
春日黎子:「じゃあ中の物はみんな、その頃に有った物……?」
サヤ:「それこそこんなおもちゃの鉄砲とか」
金谷 律:壁に埋め込まれた、プラモやら人形やらの箱を見る。
金谷 律:「そうそう」
サヤ:「なにこれ?どう遊ぶの?
サヤ:「みたいなやつとか?」
金谷 律:「僕も平成生まれなんで全然わかりませんね」メンコとかを見ながら。
サヤ:ふーふー吹くと紙がくるくる動くおもちゃを持っている
金谷 律:「あとは、そう……」
春日黎子:「私もオモチャは全然触って来なかったからなあ……」
GM:カタカタカタ、と小さな音がした。
GM:あなたたちの視線の先で、小さなおもちゃのロボットが、ぎこちなく進んでいる。
春日黎子:「ひゅああっ、誰!?……って」
金谷 律:「……ああいうのも、ありましたね」
春日黎子:「こうやって自動で動くロボもいるんですね……!」
サヤ:「ブリキのおもちゃだ」
金谷 律:「自動ですけど、ゼンマイですよ。誰かが巻かないといけないはずなんですが……」
ロボット:カタカタカタ、と通路の先をゆっくり歩いて、壁の方へと消える。
サヤ:「じゃあ、誰かがゼンマイを巻いてる?」
サヤ:「あ、待って!」
金谷 律:「あるいは、勝手に動いている」
サヤ:おまちゃを追いかけて駆け出す
春日黎子:「この状況なら……あり得ないことじゃ、ないですね」
GM:ロボットはどこへ紛れたのか、音だけが聞こえる。姿は見えない。
GM:そして、サヤさんの耳にはどこからか声が聞こえてくるだろう。
藤部 陽菜:「おおーーーい」
サヤ:「むー、どっか行っちゃった…」
藤部 陽菜:「えーっ、ねえ、どこ行ったのーっ!」
藤部 陽菜:「ロボくーーーん!」
GM:遠くからだが、確かに藤部陽菜の声がする。
サヤ:「…陽菜ちゃんの声だ!」
藤部 陽菜:「……あれ? 今誰かいた?」
藤部 陽菜:「誰かーっ! いますかーっ! 助けてーっ!」
サヤ:「陽菜ちゃーーーん!!」
藤部 陽菜:微かだが、あなたたちを呼ぶ声もする。
サヤ:一生懸命声を振り絞るが
サヤ:「あ、ダメ!この距離じゃ意思疎通無理!声の限界!!」
藤部 陽菜:「あー! あー! あたしここで止まってますから! 聞こえてたら来てーっ!」
春日黎子:「呼び合いながら声の方に近づいて行けば……合流できるかも……です」
サヤ:「わかったー!今から行くから待ってて~!」
春日黎子:「とりあえず無事そうで安心しました……陽菜ちゃん」
サヤ:「あ、俺はサヤだからね~!俺たち以外の人についてっちゃダメだよ~~~!!」
藤部 陽菜:「待っててって言った? 待ってる!!!」
サヤ:どこまで聞こえるかわからないけど一生懸命声を出します。
藤部 陽菜:「うおーー!!!!」
サヤ:「かなやん!れーちゃん!早く行こ!」
金谷 律:「了解です。まずは保護をしないといけないですし」
サヤ:「もしここに怖いやつがいたら陽菜ちゃんが大変だ!」
金谷 律:「……まあ、その後記憶処理するのは僕なんですけど……」ぶつぶつ
春日黎子:(れーちゃん……これがあだ名呼びというもの……!)
サヤ:「え、記憶、消しちゃうの?」
金谷 律:「ふんわりとね」
金谷 律:「お菓子の迷路に迷い込んだ、いい夢になるくらいに」
サヤ:少ししゅんとして
春日黎子:「それはそれで、いいことかも知れませんね」
サヤ:「怖いお話を、できるだけ優しいお話に変えるみたいに?」
金谷 律:「そう、できればと思って仕事してますよ」
サヤ:ちっぽけな"おはなし”を核として生まれたレネビなので、記憶を、おはなしを消すということに根源的な恐怖を感じている
金谷 律:「まっさらにするのは……あー、少し寂しいですからね」
サヤ:「うん。寂しい。」
サヤ:「怖くても、大切なお話はきっとあるはずだから」
サヤ:「だから、その、お手柔らかに?お願いします」
金谷 律:「出来得る範囲で」
春日黎子:「怖い思い、するようなことにならないといいけど……」不安を感じながら
金谷 律:ぶっきらぼうに言って、歩き出す。
サヤ:金谷 さんを追いかけるようにタタタと駆け出します
春日黎子:「なんだか……もう少し、ドライな人かと思ってました」金谷さんへ
サヤ:金谷さんの歩きについていくには早歩きより少し早いぐらいじゃないとダメなのだ
金谷 律:「ドライですよ。少し調子が狂っているだけで」
金谷 律:ちらりと振り返って、少しだけ歩調を緩める。
春日黎子:「……ふふっ」
春日黎子:長い脚の、大きめの歩幅で後を追う
サヤ:「へへ、ありがと
サヤ:「でも俺は全然走っても大丈夫だよ!早く陽菜ちゃんに会いたいし!」
GM:駄菓子の迷宮は、不思議に音ばかりは反響する。
GM:あなたたちは微かな声を頼りに、中へとさらに進んでいく。

GM:ロイスと購入判定が可能です。
GM:購入はまあ、なんかできる! 水鉄砲とか!
サヤ:w
春日黎子:www
サヤ:春日黎子/庇護○/不安
GM:アンチマテリアルライフルだって駄菓子屋にはあるんだ
春日黎子:ゴム鉄砲だ
サヤ:金谷 律/信頼○/恐怖
サヤ:ボデマ
サヤ:1dx
DoubleCross : (1DX10) → 3[3] → 3

サヤ:買えない。吹き戻しをピューピューしてます
春日黎子:ロイスはサヤさんに 〇連帯感/不安 で!
春日黎子:せっかくだしブルーゲイル(ラムネ)を狙ってみようかな
GM:あ、そうだ。このシナリオ短くて人数も少ないので
GM:なんか枠が余りそうだったら出てない人とか概念に取ってもいいです
春日黎子:概念ありなんだ……
GM:迷宮とか店とかでもいい
サヤ:理解です
春日黎子:2dx+1>=20 購入判定
DoubleCross : (2DX10+1>=20) → 7[6,7]+1 → 8 → 失敗

GM:ラムネ、高かった
春日黎子:高級品でした~
春日黎子:以上で!


ミドル2


GM:陽菜を探していこうというシーンです。
GM:登場する人は登場侵蝕をお願いします。
サヤ:サヤの侵蝕を1D10(→ 7)増加 (54 → 61)
春日黎子:48+1d10
DoubleCross : (48+1D10) → 48+8[8] → 56

GM:ダイボついた
サヤ:やったね

GM:このシーンでは、藤部陽菜の声を頼りに彼女を探していきます。
GM:具体的には〈知覚〉で判定を行い、累計12になれば成功です。
GM:届かない場合は登場侵蝕1d10を振り直して再度判定が可能。
GM:まず判定をしていきましょう。
春日黎子:ふふ……感覚が1しかない!
サヤ:DBの力を見せて差し上げますわ
サヤ:3dx>=12
DoubleCross : (3DX10>=12) → 8[6,8,8] → 8 → 失敗

サヤ:ドヤ…!!
GM:累計だから、二人で届けば大丈夫
春日黎子:豹(パンテーラ)と呼ばれた女の野生の勘、見せてあげる!
春日黎子:1dx
DoubleCross : (1DX10) → 1[1] → 0 (ファンブル)

GM:あっ
春日黎子:きゅう~
GM:累計8ですね。再判定は侵蝕振り足し!
サヤ:僕に任せろ~
サヤ:サヤの侵蝕を1D10(→ 4)増加 (62 → 66)
GM:ほどほどだ
春日黎子:サヤちゃん……私の遺志を託すわ……
GM:しんでない
サヤ:僕が12を出さないと、れーちゃんが安心してFHに帰れないんだ!!
サヤ:3dx+8>=12
DoubleCross : (3DX10+8>=12) → 10[2,4,10]+3[3]+8 → 21 → 成功

GM:!?
サヤ:天才じゃったか……
GM:ひとりで13出してる
春日黎子:えっとじゃあ私は……FHに戻る……?
GM:まってーー
GM:UGNいようね
春日黎子:はい
サヤ:おかえり
GM:ということで累計12を達成、見事声を頼りに陽菜を発見できます
春日黎子:サヤさまについていきやす
GM:かなやんは見てました
GM:というところで、軽く演出しましょうか
春日黎子:金谷見る

GM:天井がどこにあるかもわからない、薄暗い迷宮の中。
GM:麩菓子やガムや飴玉のパッケージでできた壁の向こうから、確かに声がする。
藤部 陽菜:「誰かーーーさっきの人ーーー」
藤部 陽菜:相手がサヤさんであったことまではわからないようだが、
藤部 陽菜:助けを求める声が聞こえる。
藤部 陽菜:「ロボくんでもいいけど、できれば人ーーー!!!」
金谷 律:「聞こえます? 僕は方向まではちょっと」
サヤ:こっちこっち!!と二人を先導しながら走っていたが
サヤ:最後の言葉が聞こえたので、くるりと回って黎子さんの背中を押し押しします
サヤ:「大丈夫、ちょっと反響のせいで読み取りづらいけど、こっちで合ってるよ!」
春日黎子:「えっ何々!サヤちゃんどうしたの……っとっと!」
春日黎子:急に押されてバランスを崩し
サヤ:黎子さんの背中を押して無理やり先頭を奔らせる
春日黎子:壁にある飴玉の棚に突っ込む
サヤ:「あ、ごめん…!!」
春日黎子:「ぎゃっ」「ぎえ~~~~っ!」
金谷 律:「うわ、大丈夫ですか」あんまり心配してもなさそうな声で。
春日黎子:一つ目は壁にぶつかった時の悲鳴
春日黎子:二つ目は崩れた棚の、飴玉の雨に降られた悲鳴だ
春日黎子:「いててて……わあ!飴がこんなに!」
サヤ:「ご、ごめんね。痛かった?」
春日黎子:「……1個1個軽いし、そんなでもないかもしれません」
金谷 律:「壁ごと崩れなくて良かったですね」見上げる。
サヤ:「えっと、それじゃあ、かなやん…先に行ってもらっていい?」
春日黎子:「お店の方には悪いかもですが……」立ち上がっても、長い髪や胸の上に飴が付いている
金谷 律:「別にいいですけど、サヤさんが先では何か問題が?」
サヤ:「陽菜ちゃん、『人』が来てくれたほうが嬉しいみたいだからさ」
金谷 律:「……言葉の綾では?」
金谷 律:「お知り合いなんでしょう。サヤさんが行く方が喜びますよ」
春日黎子:「仲良しさんなんでしょう?きっと、サヤさんならもっと喜びますよ」
サヤ:寂しそうだった顔に喜びの色がさす
サヤ:「そ、そうかな。俺、『あやし』だけど、陽菜ちゃん寂しがったり怖がったりしないかな」
春日黎子:「……今、二人で同じことを言っちゃうくらいには、大丈夫だと思います」
金谷 律:「……まあ、そういうことで」
サヤ:「へへ…」
サヤ:顔を伏せたままぎゅーっと二人の手を握って
サヤ:「じゃあ、やっぱり、俺が案内する!二人共ついてきて!」
金谷 律:「はいはい。最初からそうしてればいいのに……」やれやれ、という顔。
サヤ:「あと、えっと、その…ありがとね、二人共!」
春日黎子:「サヤさん……!」
金谷 律:「……まあ、どうも……」眼鏡をいじる。
サヤ:そのまま声のする方に駆け出します
春日黎子:『あやし』だとしても、こんなにいい子なんだから と、そう思いながら、手を引かれて行く
春日黎子:「金谷さん、思ってたより……なんだか、人間臭いというか」
春日黎子:「いい人……ですねっ」
金谷 律:「はっ?」
金谷 律:「……すみません、なかなか言われないことを言われたもので」
金谷 律:「すごいですね。レアだな……いい人……?」
金谷 律:眼鏡をいじり続けている。
春日黎子:「眼鏡触るの、癖なんですね」
春日黎子:「覚えておこうっと」
金谷 律:「え」
金谷 律:自分の手を見る。
金谷 律:「……いじってましたか」
春日黎子:「無自覚でした?」
金谷 律:「まあ、はい……」
春日黎子:「なんだかちょっと……可愛い人だなってのも、着け加えておきますね」
金谷 律:すごーく、嫌そうな顔をして。
金谷 律:「飴、ついてますよ。髪」
金谷 律:仕返しのようにそれだけを指摘した。
春日黎子:「へっ!?」慌てて髪を探った
藤部 陽菜:「おおおーーーーい!!!!」
藤部 陽菜:先ほどよりかなり近くから、声がする。
藤部 陽菜:角を曲がったすぐ先くらいだろうか。
春日黎子:「これは……近いですね!」飴玉を口に放り込みながら
サヤ:「大丈夫!もう近くに来てるよー!」
サヤ:春奈ちゃんに負けないくらいの大声で返し
藤部 陽菜:「あっ、えっ、あれっ? その声……」
藤部 陽菜:さすがに声の主を察したらしい。
藤部 陽菜:だだだだっと足音が聞こえる。
サヤ:一瞬、足に力が入らなくなるのを感じながら
サヤ:その弱気を吹き飛ばして、曲がり角を駆け抜ける
藤部 陽菜:「ふぎゃっ!?」
藤部 陽菜:あなたにぶつかりかけてよろけて、なんとか立て直す少女。
サヤ:「みゃっ!」
藤部 陽菜:「やーっぱり! サヤちゃんだー!」
サヤ:「もー、動かないで待っててくれるって行ったのに」
藤部 陽菜:「ごめーんて」
サヤ:尻餅をつきながら、陽菜ちゃんを見上げる
サヤ:「ふふ、でもよかった」
藤部 陽菜:サヤさんに手を差し伸べる。
サヤ:「ちゃんと陽菜に会えて」
藤部 陽菜:「あたしもサヤちゃんがいてほっとしたー!」
サヤ:陽菜ちゃんの手に捕まり体を起こす
藤部 陽菜:「サヤちゃんもお店に入ったらここに来たの? なんでなんで?」
サヤ:「俺もそう言ってもらえてすごくほっとしたよー」
サヤ:「んーっとね。俺もよくわかんないんだけど」
サヤ:「ここは、ただの駄菓子屋じゃなくて」
藤部 陽菜:「ふんふん」
サヤ:「ふしぎ駄菓子屋なんだ。だから変なことが起こるの」
藤部 陽菜:「へえーっ!」
藤部 陽菜:「魔法のお店、的な……?」
春日黎子:(陽菜ちゃん、サヤちゃんととっても仲良しなのね……少し見ただけで、分かるわ)
サヤ:「そういう感じかな?で、陽菜ちゃんがそこに入るのが見えたから慌てておっかけてきたんだ」
藤部 陽菜:「あたしはね、おばあちゃんとかああいうの好きかなーって思って、ついふらふらっと……」
サヤ:「陽菜ちゃんは、どうしてここにきたの?」
藤部 陽菜:「あ、そうだ。あとね、あれ。ロボくん」
サヤ:「ブリキの?」
藤部 陽菜:「そうそう。あのロボくん、どっかで見たことあるなあーって思って」
藤部 陽菜:「お店に入ったら迷路だし」
藤部 陽菜:「ロボくんはいたけど、逃げちゃうし」
藤部 陽菜:「思い出したいんだけど、思い出せないんだよなあー」
藤部 陽菜:うーん、と腕組みをしている。
サヤ:同じく腕組をしている
サヤ:「俺的には」
サヤ:「こういう時は下手に戻ろうとするよりも」
サヤ:「迷路の源?みたいなのを見つけてそれをなんとかするのが効率がいいかなーって思うんだけど」
サヤ:「二人はどうすればいいと思う?」
藤部 陽菜:「あっ、大人の人もいる! よろしくお願いします!」びしっとお辞儀。
金谷 律:「そうですね。ただ、記憶に関してなら僕は多少手伝いはできると思うので」
金谷 律:「彼女の件も少し気になります」
春日黎子:「そのロボットのことを思い出せたら、何か変わるかも……しれない?」
サヤ:『記憶』という言葉でこの出来事が彼女の中では夢になってしまうからも知れない、ということを思い出し少しさみしい気持ちになるが
サヤ:《完全演技》でその気持をごまかす
サヤ:「じゃあ、これからは四人でロボをおっかけよっか!」
藤部 陽菜:「おおっ」
サヤ:「三人寄っただけでも文殊の知恵なのに、四人も寄ったらお釈迦様ぐらいになっちゃうかもね」
金谷 律:「そう簡単に悟れるものでもないですよ」
春日黎子:「ふふふ……獲物を追いかけるのは任せて…!」
サヤ:「そしたらロボを捕まえるのだってお茶の子さいさいだよ!」
金谷 律:「まあ、よろしくお願いします」
藤部 陽菜:「すごいすごい! 頼りになるー!」
春日黎子:「あ、私は春日黎子っていいます」
サヤ:「ふふ、任せといて、俺たちの活躍しっかり見ててよね!陽菜ちゃん!」
春日黎子:「えーっとサヤさんの……友達ってことで、よろしくお願いします」
金谷 律:「金谷律です」それだけ名乗る。
藤部 陽菜:「はあい! サヤちゃんすごいね、年上のお友達がいっぱいだ」
藤部 陽菜:「よーし、頑張るぞ!」

GM:ロイスと購入判定が可能です。
サヤ:藤部 陽菜/庇護○/寂しい
サヤ:ボデマ
サヤ:2dx>=12
DoubleCross : (2DX10>=12) → 9[4,9] → 9 → 失敗

サヤ:無理
GM:おしい
春日黎子:金谷さんへのロイスを変えましょう
春日黎子:〇いいひと/素直じゃない に
GM:ひゃー
春日黎子:購入はボディアーマーを
春日黎子:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 9[5,9]+1 → 10 → 失敗

春日黎子:財産2点使っちゃいます!
GM:潤沢!
春日黎子:自分で着ます
サヤ:どうぞ
GM:以上かな


ミドル3


GM:登場する人は登場侵蝕をお願いします。
GM:陽菜の記憶を辿るシーンで、ほぼ情報収集シーンです
サヤ:サヤの侵蝕を1D10(→ 7)増加 (66 → 73)
サヤ:任せろー!
春日黎子:56+1d10
DoubleCross : (56+1D10) → 56+10[10] → 66

GM:高め!

GM:では、ここでは藤部陽菜の記憶を探っていきます。
サヤ:イエス
GM:情報項目はひとつ、ただし段階があります。

★藤部陽菜の記憶について〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉〈交渉〉〈意志〉7/12


GM:要は12まで出さないと全部開かないよというやつです
春日黎子:強敵ね……!
GM:ただし、NPCカードの修正で一度+3することは可能。
GM:というかイメージ的に
GM:かなやんの能力でちょっと記憶を思い出しやすくしてる感じですね。
GM:《メモリーハック》持ってるので
サヤ:ありがとうかなやん!!
GM:ということで実質9だ
春日黎子:頼りになる~
GM:振りたい人からどうぞですよ
サヤ:いくぞー!
サヤ:《生き字引》
GM:全力だな
サヤ:侵蝕が1あがって
サヤ:出し惜しみは、しない!
サヤ:8dx+1>=12
DoubleCross : (8DX10+1>=12) → 10[1,2,3,5,7,9,9,10]+8[8]+1 → 19 → 成功

サヤ:天才じゃったか……
GM:やべえ……
GM:では、開示します

7
藤部家は曾祖父母の代から雨宿町に住んでおり、陽菜も生まれてからずっと町の住人だ。
ただし、駄菓子屋については彼女が物心ついたころにはなくなっていたようで、記憶にはない。
店にロボットが売られていたとしても、その記憶ではなさそうだ。

12
ロボットのおもちゃは亡くなった彼女の祖父がコレクションとして所持していたもの。
また、ロボットには月の形のシールが貼られており、それも一緒の場所で見かけた記憶がある。
駄菓子屋がなくなった時に譲渡されたという話を聞いたが、コレクションは祖父の死でまた散逸してしまった。
ロボットはシールの影響でレネゲイドビーイングと化し、かつての居場所を再現しているものと思われる。


GM:では、演出の方やっていきましょう。

GM:無事あなたたちに巡り会った陽菜は、まずロボットの話を思い出そうとしている。
藤部 陽菜:「うーーん、結構前だったとは思うんだよね」
サヤ:「結構前っていうと」
サヤ:「しょーわとか?」
藤部 陽菜:「昭和なんておじいちゃんじゃん!」
春日黎子:「それだと陽菜ちゃん生まれてないもんね」
藤部 陽菜:「……おじいちゃん? うーん……?」考え込む。
金谷 律:「……失礼」
サヤ:「あはは、ごめんごめん」《完全演技》で冗談だったような顔をする
金谷 律:頭を抱えている陽菜の額に、指を置く。
金谷 律:何か、軽くレネゲイドがざわめくような気配。
藤部 陽菜:「……はえ?」
藤部 陽菜:「あ、なんだろ。なんか……ちょっと届きそうな……」
藤部 陽菜:「おじいちゃん、おじいちゃんの……」
藤部 陽菜:もう少しきっかけがあれば思い出しそう、という顔。
サヤ:「おじいちゃんとおばあちゃんのおうちにあがって」
サヤ:「陽菜ちゃんはおじいちゃんと何をするのが好きだった?」
藤部 陽菜:「……えっと、そう。畳の匂いがして……」
藤部 陽菜:「おじいちゃんの部屋に入れてもらって」
藤部 陽菜:「おもちゃが、いっぱいあった!」
藤部 陽菜:ぱっと顔を輝かせる。
藤部 陽菜:「そうそう、そうだよ。あそこにあったの。あのロボくん」
サヤ:「おじいちゃんのロボくんだったんだ」
藤部 陽菜:「うん。三日月のシールなんか貼ってもらって、かわいかったんだ」
春日黎子:「三日月って……!」
金谷 律:「……そのせいで覚醒したんでしょうか」
サヤ:「それがたまに不思議と光っているような感じがして?」
藤部 陽菜:「え、よく知ってるね」
藤部 陽菜:「うん、きらきら綺麗だった」
藤部 陽菜:「でも、もうないんだ。おじいちゃん、ちょっと前に亡くなっちゃって」
藤部 陽菜:「おもちゃもね、他の人にあげちゃって……」
金谷 律:「その時、逃げ出したのか……?」
サヤ:「おじいちゃんの思い出が散らばってなくっちゃうみたいで、少し寂しかったんだね」
藤部 陽菜:「……うん。でも、忘れちゃったし。あたし薄情だなあ」
サヤ:「そんなことないよ。」
サヤ:「思い出はね。ずっと陽菜ちゃんの中にいるけど、だけど、ずっと起きているわけでもない。」
サヤ:「普段はどこかで眠ってて、こうして、君に思い出してもらいたいって思った時にちょっとだけ目を覚ますんだ」
藤部 陽菜:「…………」目を瞬かせる。
サヤ:「そのちょっとに気づけたんだもん、陽菜ちゃんは、優しい子だよ」
藤部 陽菜:「……えへへ、そうなら嬉しい」
サヤ:どこか、いつも違う口調で陽菜ちゃんに話し掛ける。或いは、無意識の内に彼女がこのことを自然と夢だと思えるように、そんな口調になっているのかもしれない
藤部 陽菜:「……ロボくんが逃げたんなら、きっと、お店が恋しかったんじゃないかって思うの」
サヤ:「うん」
藤部 陽菜:「おじいちゃん家は居場所じゃなくなっちゃったから……」
藤部 陽菜:「だから、魔法のお店を作ったんじゃないかな。わかんないけど、そういう話でしょ?」
サヤ:「そうだね。きっと、そうだと思う」
金谷 律:「……確かに、店は品物にとっては居場所ですかね」
春日黎子:「こうやって、たくさんのお菓子と、おもちゃが有って……」
春日黎子:「でも、なんだか大きすぎますね……」
藤部 陽菜:「そうかも」見上げる。
藤部 陽菜:「……ロボくんも、こうしてお店、見上げてたのかな」
春日黎子:「そっか、小さなオモチャから見たら……」
春日黎子:「駄菓子屋さんは大きくて……広くて……いろんな思い出が詰まった」
春日黎子:「夢の国……だったのかも」
サヤ:「でも」
サヤ:「おじいちゃんのとこに居た頃だって、きっと幸せだったはずだよ」
サヤ:「もう、おじいちゃんはいないけどさ」
サヤ:「でも俺たちとだって一緒に遊べるって」
サヤ:「俺達だって、君と一緒に遊びたいってことを伝えれば。」
サヤ:「俺たちとも向き合ってくれるかも」
春日黎子:「迎えに行ってあげないと……ですね」
金谷 律:「暴走状態ですからね。止めれば正気に戻った例はいくらもあります」
金谷 律:「……取り返しがつかなくなる前に」
春日黎子:その言葉に、気が引き締まる
藤部 陽菜:「……わかんないけど。あの」
サヤ:「なあに?」
藤部 陽菜:「ロボくんをよろしくね」
藤部 陽菜:「あたしには、理解できてないことばっかだけど」
藤部 陽菜:「あたしの分も、遊びたいって伝えてあげて」
サヤ:「ふふ、任せてよ」
サヤ:「陽菜ちゃんには黙ってたけど、俺は遊びの天才でもあるんだ」
藤部 陽菜:「わー、すっごい!」
サヤ:「しかも、オヤジから遊びを通して人と仲良くなる方法もばっちり教わってる。」
サヤ:「その極意は」
春日黎子:「極意は……?」
サヤ:「『仲良くなりたいなら、その人のやりたい遊びに全力で付き合ってあげること』!」
藤部 陽菜:「おおー」
サヤ:「だから、ロボくんが追いかけっこをしたいなら、またそれに付き合ってあげよう!」
金谷 律:「まあ、心理的にはそうですね」
春日黎子:「そっか……追いかけっこ」あんまり進むのが遅いので、考え至らなかった
藤部 陽菜:「って言っても、ヒントがなきゃ追いかけっこも……」
GM:その時。
GM:長い通路の奥で、ちかりと光るものがあった。
GM:金色の三日月の形の光は、ただの反射とはどこか違う。
サヤ:「ほらね。」
GM:微かに、カタカタカタ、と鳴る音。
藤部 陽菜:「いた!」
サヤ:「『あそぼ』って言ってくれてる。」
サヤ:「陽菜ちゃんがこのお店に来た時もそうだったんでしょ?」
藤部 陽菜:「……そっか。そうかも」
藤部 陽菜:「あたし、君に呼ばれたんだね、ロボくん!」
サヤ:「よっし、追いかけっこはじめー!」
サヤ:「ロボくんを捕まえた人が一等賞ね!」
春日黎子:「ふふ、負けませんよ?」腕まくりをして
金谷 律:「えっ、それ僕も入るんです……?」
春日黎子:「もちろん!」
藤部 陽菜:「ゴーゴーですよ!」
春日黎子:「遊ぶ人は、たくさんいた方が面白いです、きっと!」
GM:あなたたちは、さらなる迷宮の奥へと足を踏み入れる。
GM:それまで深く大きく見えていた天井や壁。
GM:もしかすると、ほんの少しだけ、懐かしく、優しくなったかもしれない。
GM:追いかけっこが始まる。

GM:ロイスと購入判定が可能です。
サヤ:ロボくん/郷愁○/寂寥
GM:さびしいねえ
春日黎子:陽菜ちゃんに 〇庇護/心配 で!
サヤ:駄菓子屋/楽しい○/悲しい
GM:庇護だ
春日黎子:ボデマ2着目でも見繕いましょうか
サヤ:ボデマ
サヤ:2dx>=12
DoubleCross : (2DX10>=12) → 5[4,5] → 5 → 失敗

サヤ:ダメ
春日黎子:3dx+1>=12
DoubleCross : (3DX10+1>=12) → 4[2,2,4]+1 → 5 → 失敗

春日黎子:ダメな日もある
GM:そういう時もある


ミドル4


GM:最後の情報収集があったり、会話をしてもらったりするシーンです。
GM:登場する人は登場侵蝕をお願いします。
春日黎子:66+1d10
DoubleCross : (66+1D10) → 66+3[3] → 69

サヤ:サヤの侵蝕を1D10(→ 8)増加 (74 → 82)
GM:格差

GM:では、情報収集を行った後会話を楽しんだりしてもらいましょう。
GM:項目はふたつ!

★ロボットについて〈情報:UGN〉〈RC〉9
★金谷律について2〈情報:UGN〉〈交渉〉9


GM:失敗した場合は、登場侵蝕1d10を振り直して再度挑戦ができます。
GM:ただし、この2件は開かなくてもシナリオ自体は進行しクリアすることは可能です。
GM:逆にジェネシフトチャンスでもあります。
サヤ:なるほどね。だが僕は82あれば十分かな…!
GM:そうかも
春日黎子:ロボや金谷さんの生態が明らかに…!
GM:開く場合はお好きな項目をどうぞー
サヤ:流れ的に僕がロボかなー
春日黎子:金谷さんのに挑戦!
GM:どぞ!
サヤ:《生き字引》
サヤ:9dx+1>=9
DoubleCross : (9DX10+1>=9) → 9[2,2,3,4,5,5,6,7,9]+1 → 10 → 成功

GM:つよい
サヤ:あぶねー
春日黎子:コネも使って……
春日黎子:5dx+1>=9
DoubleCross : (5DX10+1>=9) → 10[3,7,8,9,10]+5[5]+1 → 16 → 成功

GM:つよっ
春日黎子:ふふん
GM:さすがですわ
GM:ではばっちり開示します

★ロボットについて〈情報:UGN〉〈RC〉9
かつての店を再現し、客を閉じ込めようとしているらしいロボット。
あなたたちが脱出を図ろうとしているのに気付き、奥で待ち構えているようだ。
レネゲイドの動きからすると、周囲の駄菓子を使って守りを固めようとしているらしい。
代わりに、壁が脆くなっている。ショートカットでたどり着くことは可能だろう。
所持エフェクト:《雨粒の矢》《シールドクリエイト》《アーマークリエイト》


GM:エネミー情報をちょっと得た状態で戦闘に臨めます。
サヤ:やったにゃん
GM:次ー

★金谷律について2〈情報:UGN〉〈交渉〉8
戦闘要員としては攻撃能力に劣る彼だが、今回は手数が必要だと判断したらしい。
あなたたちに協力し、戦闘に参加することを決意したようだ。
脱出のため、任務のため、子供の頃の思い出のため。
あるいは、自分の手でこの光景を夢にされてしまうはずの、ひとりの一般人のため。


GM:こちらが開示されたことにより、金谷律がクライマックス戦闘にPC側ユニットとして参戦します。
キャラシート
GM:侵蝕は80%固定。アタッカーというほどではないですが攻撃ができ、同時に攻撃や支援の対象にもなります。
GM:あとこの後にちょっとマスターシーン的なものを入れます。
春日黎子:すごい!
サヤ:かなやん!!
GM:早めに動いてデバフを単体に与えるくらいのやつです

GM:あなたたちから少し離れたところで、青年と少女が会話をしている。
藤部 陽菜:「金谷さん。あたし、この後どうすればいいですか?」
金谷 律:「どうって……安全なところに居てください。別にできることもないですし」
藤部 陽菜:「やっぱりそうかあ……」少ししゅんとして。
金谷 律:「そうですね。困るんですよ、一般の方に変に被害出されると」
藤部 陽菜:「でもここ、結局どういうとこで、何が起こってるのか全然わかんなくて。あんまり危機感も持てないよ」
金谷 律:「……わかる必要もないです。夢だとでも思ってください」
藤部 陽菜:「夢……っぽいなあとは、もう思ってるけど」
金谷 律:「じゃあそのままで。言ったでしょう。どうせ忘れますから」
金谷 律:「あなたはどうも飲み込みが良いようなので、そのまま処理も受け入れてもらえると助かります」
藤部 陽菜:「……忘れても、ずっとあたしの中にあるんですよね」
金谷 律:「…………」
藤部 陽菜:「さっき、サヤちゃんが言ってたの。嬉しかったんです」
藤部 陽菜:「夢になっちゃうのはまあ、そのまま魔法みたいで、残念なような仕方ないような、だけど」
藤部 陽菜:「でも、消えないものもきっとあると思うから」ふと笑う。
藤部 陽菜:「おじいちゃんとの思い出みたいに。金谷さんだって、お店のこと覚えてたんでしょ?」
金谷 律:「覚えてましたけど、それだけですよ」高く暗い天井を目で追う。先は見えない。
金谷 律:「……ああ、子供の頃、見上げてたあの店は確かにこんな感じだったかもしれませんね。宝の迷宮みたいな」
藤部 陽菜:「ロボくんとおんなじ! あたしの場合もね、いつか大事な時に起きてくるなら大丈夫」
藤部 陽菜:「その時が来るのかどうかはわかんないですけど」
金谷 律:「来られちゃ困るか……何もかもが解決した嘘みたいな未来か、どっちかですね」
金谷 律:眼鏡を無意識にいじりながら、顔を背ける。
金谷 律:「……忘れたくないとごねられる方が、まだましだな」
金谷 律:「毎回毎回あなた方は本当に……。これ以上」
金谷 律:「これ以上、僕に余計な事をしないでください。困るんです」
金谷 律:「無意味なやる気が出てしまう。僕には、大して力もないのに」
金谷 律:「……せめて、良い夢を。優しい忘却を」
金谷 律:呟くような声は、少女に届いたかどうかは、わからない。

GM:さて、同じ頃。あなたたちも二人、ロボットを追いながら会話をしていた。
GM:どこからかあのカタカタという足音が聞こえる。そう遠くはないはずだ。
サヤ:「なかなか見つからないねー、ロボくん」
春日黎子:「近づいてはいるはずなんですけどね……迷宮化しててなかなかすぐ辿り着けない……」
サヤ:「でもこれだけ複雑になってるってことは」
サヤ:「やっぱりロボくんは俺たちを外に出したくないってことだよね」
サヤ:「追い出したいなら、すぐに出口に行っちゃうよな迷路にすればいいんだからさ」
春日黎子:「……たしかに」
春日黎子:「この空間の主なら、追い出すこともそう難しくはないのに……」
春日黎子:「どうしてでしょう……私たちを駄菓子に変えて食べるため……?」
春日黎子:口元に手を当て、むむむという表情で
サヤ:「発想が怖い」
サヤ:「ロボくんが悪い子ならそうかもしれないけど」
サヤ:「いい子だったら、駄菓子屋に俺たちみたいなお客さんが居るのが嬉しいから」
サヤ:「とかかなー」
春日黎子:「『いい子』の方ですよ、きっと」
サヤ:「俺もそう思う。だって陽菜ちゃんのおじいちゃんの友達だもん」
サヤ:「っていうか…」
サヤ:じーっと春日さんの顔を見る
春日黎子:「ひょぇ、何です?」
サヤ:「やっぱりアレなの?ずっと火消しにいるとああいう怖い発想ばっかりするようになっちゃうの?」
春日黎子:(火消って確かUGNのことでしたね)
春日黎子:「私は……正直に言うと」「火消じゃなくて、火を点ける側だったんです」
サヤ:「……」
サヤ:後ずさる
サヤ:「……悪いやつじゃん!」
春日黎子:「『春日』って……この町では知らない人も多いけど……そう、悪い一族に生まれたの」
サヤ:「春の日ってほがらかな名字なのに悪い一族なの、意外性がある…」
春日黎子:「そ、そうかな……?まあ、裏切ったんだけどね」
サヤ:「って、アレ?悪い一族に生まれたってことは、もしかしたられーちゃん個人は悪いやつじゃなかった?」
春日黎子:「それは……私は、いいえとは言えない」
サヤ:「じゃあ、悪いやつだったの?」
サヤ:ちょっと怖そうにしながら春日さんを見上げる
春日黎子:「悪いことだって分かっていながら、この家に生まれたからには、従う他ないって……諦めてたから」
春日黎子:「サヤちゃんの目にはどう映ってる?私は」
春日黎子:目線を合わせるように、軽くしゃがみ込んで
サヤ:「んー」
サヤ:「悪くて、怖いやつには、見えないかな」
サヤ:「ちょっと間が抜けてて、ほっておくのが心配な…お姉さん?」
春日黎子:「そ、そんなダメな感じだったの」
サヤ:「だって、背中押しただけでお菓子の棚に突っ込んじゃうし」
サヤ:「あれは俺も悪かったけどね」
サヤ:にへらと笑いながら呟く
春日黎子:「……ふふ!そうね」
春日黎子:「ほんとの私は……ちょっと間が抜けてて、ほっておくのが心配なお姉さん」
サヤ:「そんで、えらいお姉さんでもあるよ」
春日黎子:「えらい……のかな?」
サヤ:「ちゃんと自分で悪い奴らを離れてったんだもん、偉いよ。しかも相手は、家族なのに」
サヤ:「俺だったら、もしオヤジが悪いやつだったしても」
サヤ:「そうやって離れてく自信、ないなー」
サヤ:「だって俺、オヤジが大好きだもん」
春日黎子:「でも、それくらい大好きな人がいるってのも羨ましいな~」
サヤ:「でしょ~、だから俺オヤジが悪いやつじゃなくってよかったな~ってすごく思ってるんだ、今」
サヤ:「だからさ」
春日黎子:「……はい」
サヤ:「もしれーちゃんも家族さんにそんな人がいて、もし火消しと板挟みになって大変だ~ってなったら俺を頼っても大丈夫だよ?」
サヤ:「多分、ちょっとぐらいは力になってあげられるからさ」
春日黎子:「いいの?」
春日黎子:「だったら……もしそんなときは、一番に頼らせてもらうね」
サヤ:ドン、と薄い胸を叩いて
サヤ:「任せておきなさい」
春日黎子:サヤさんの頭を撫でて
春日黎子:「ええ、お願いします、サヤさん」
春日黎子:「……それにしても、少し気になってたんですけど」周囲の菓子の棚を見渡して
春日黎子:「この辺りの棚はどれも、お菓子を出したような痕跡があるんですよね」
春日黎子:「ロボがお菓子を貯めこんでいるかもしれないから……気を付けましょう!」
サヤ:「お、今度は火消しっぽいセリフ!そうだね!気をつけよう!」
GM:そう会話をしているあなたたちに、やがて連れの二人も追いつく。
GM:ひとりはいつもより戦意に満ち、ひとりはあなたたちを信頼して任せる、そういう顔で。
GM:目的の場所は、すぐ先にあるようだ。

GM:ロイスと購入判定が可能です。
サヤ:ロイスは満タン!
サヤ:ボデマ!
サヤ:3dx>=12
DoubleCross : (3DX10>=12) → 10[2,5,10]+1[1] → 11 → 失敗

サヤ:財産ツッコミ購入
サヤ:以上です
GM:はーい
春日黎子:サヤさんへのP感情を、連帯感から信頼に変更します!
GM:おおー
春日黎子:そしてブルゲっちゃいます
春日黎子:あ、判定前にジェネシフトしてもいいでしょうか!
GM:どうぞ!
春日黎子:69+1d10
DoubleCross : (69+1D10) → 69+5[5] → 74

春日黎子:3dx+1>=20
DoubleCross : (3DX10+1>=20) → 6[2,3,6]+1 → 7 → 失敗

GM:ざんねん
春日黎子:だが財産は残り18点ある……!13点をつぎ込んで入手!
GM:なんだと!
GM:あれっ
GM:10点で先に5点くらい使ってませんでしたっけ
春日黎子:あ、フローズンリリーで10点増えてるのを忘れて書いてたみたいです…!
GM:2点だった
GM:あ、なるほど、20点だったんだ
春日黎子:私のミス!申し訳ない
GM:了解です。オッケー! 後でキャラシも直すといいかもです
GM:では以上かな
春日黎子:はーい!


クライマックス


GM:クライマックス戦闘です。全員登場!
GM:登場侵蝕をお願いします。
春日黎子:74+1d10
DoubleCross : (74+1D10) → 74+10[10] → 84

GM:おお、ここで
サヤ:サヤの侵蝕を1D10(→ 2)増加 (82 → 84)
GM:逆転しておそろい!
サヤ:並んだ!!
春日黎子:なかよし!
GM:ではやっていきましょう


【????・最奥部】

GM:あなたたちが迷宮を走り抜け、あるいは壁を崩し、やっとのところでたどり着いた奥の奥。
GM:そこは、外から見たあの駄菓子屋の中の光景とよく似た場所だった。
GM:会計机には誰も座っていない。その横に、小さなロボットは居る。
GM:……周囲に菓子を浮かべ、ぼんやりと大きな人型のような形になって。
ロボット:「…………☆!」
ロボット:カタカタと動きながら、あなたたちを警戒しているようだ。
サヤ:「そんなに怖がらなくても大丈夫だよー」
春日黎子:「私の言葉が届くかわからないけど……あなたを壊す訳じゃないです!」
ロボット:「!!☆!!」
ロボット:ちかり、と身体に貼られた月のシールが光る。
ロボット:すぐにあなたたちの言葉を聞き入れられる様子ではなさそうだ。
サヤ:「おっけー、わかった。」
春日黎子:「……ちょっとだけ、戦わないといけないかも」
サヤ:「追いかけっこの次は戦争ごっこだね!」
ロボット:「☆」
ロボット:両手を振り上げ、やる気は満々のようだ。
サヤ:「しょーわの子供はロボットを使ってドカーンドカーンって戦争ごっこをやってたって、聴いたことがある!!」
金谷 律:「平成でもわりとやりましたね」
金谷 律:「とはいえ、気をつけて。来ます」
春日黎子:「金谷さんもしてたんですね……ふふ」
ロボット:ロボットの周囲に漂っているレネゲイドの気配が、さらに研ぎ澄まされる。
ロボット:あなたたちの衝動を喚起させる力が巻き起こる。
春日黎子:「でもこの状態なら……ごっこでは済まない威力になる……!」
GM:衝動判定です。意志で目標値9。
サヤ:8dx+1>=9
DoubleCross : (8DX10+1>=9) → 9[3,4,5,7,7,8,9,9]+1 → 10 → 成功

サヤ:抵抗!
サヤ:サヤの侵蝕を2d10(→ 10)増加 (84 → 94)
サヤ:常勝でちょうど100だ!
GM:完璧なコントロール
春日黎子:4dx>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 9[5,7,8,9] → 9 → 成功

春日黎子:強い意志!
GM:ばっちり
春日黎子:84+2d10
DoubleCross : (84+2D10) → 84+11[2,9] → 95

GM:いいところになってる……
GM:では、そうして巻き起こったレネゲイドの風は、この土地そのものと共振を始める。
GM:この町独特の現象だ。あなたたちも経験をしたことがあるだろう。
GM:あなたたちの周囲に、幻影のように感情が浮かび上がる。
GM:それは、小さな玩具の記憶だ。

GM:ずっと、見上げていた。
GM:色とりどりの品が並ぶ棚。大抵は長いこと顔なじみだった。
GM:店主の老婆も、ずうっと変わらずにいる。そう思っていた。
GM:それが、気が付いた時には様子が変わって、別の場所に居て。
GM:そこだって悪くなかった。周りには仲間たちも居た。
GM:幼い子供がせがむので、家の主が月の絵のシールをぺたりと貼ってくれたりもした。
GM:そうだ。その時から何かが入り込んで、こういう風に考えられるようになったのだ。
GM:……そこからも、なぜだか移らないといけないことになって。
GM:どうしてだろう、と思う。
GM:ただひとつのところに居たいだけなのにな。
GM:かたかた、音を鳴らして歩いて。
GM:でも、戻る場所があればいい。それだけなのにな。
GM:それは造られたもので、それ以上のことは何も望まなかった。
GM:だから、月の光も歪んだ力を貸すことはなかった。
GM:ついこの間までは。
GM:かたかたかた、と小さな足で歩いて、いつかの店だったところにたどり着いて。
GM:ただの駐車場に変わっていたその場所で思う。ああ、ここに居たいのに、と。
GM:その時、身に貼られた月の絵がきらりと光って。いつの間にかそこは懐かしいあの店に変わっていた。
GM:ああ、すごいな。嬉しいな。ずうっとここに居よう。小さなロボットは天井を見上げる。
GM:もちろん、お客も呼ばなければ。たくさん人が居れば、たくさん寂しくなくなる。
GM:ずうっとみんなで一緒に居よう。
GM:出口がなければ、きっと、誰も……自分も、出ていかなくて済むはずだから。

GM:欲しかったのは居場所。それから、共に在る相手。
GM:ただそれだけの想いは今、月に歪められ、あなたたちを閉じ込めようとしている。
GM:小さなロボットは蝕まれる寸前だ。だが、手遅れではないともわかるだろう。
GM:胴体に貼られた月の絵。その小さな的を狙えば、まだ間に合う。

GM:……現実が戻ってくる。現実というにはまだ、幻のような迷宮の中だが。
サヤ:「大丈夫だよ」
サヤ:「俺たちは、今までの君の友達よりもずっと長生きだから」
サヤ:「きっと、仲良く出来る。」
サヤ:「だから…痛くしちゃったら、後で全力で謝るね!」
春日黎子:「居場所がない辛さ……私にも分かる」
春日黎子:「でも今は、この町が私の居場所だって思える」「だから」
春日黎子:「あなたにも、もう一度居場所を見つけて欲しい」
春日黎子:「今なら……間に合うから!」
ロボット:「☆☆?」小さく首を傾げて。
ロボット:ちかり、と月がまた輝く。その熱に浮かされるように。
ロボット:「!!!☆!☆」
ロボット:ぶわり、と麩菓子やラムネや飴で造られた腕が、振り上げられた。

GM:戦闘を開始します。エネミーはロボット1体。
GM:なお、この戦闘には金谷律もPC側ユニットとして参戦し、GMが動かします。
サヤ:やったー!
春日黎子:頼りにしてます!
GM:上手く使ってやってね
GM:まずはエンゲージ。

  [ロボット(10)]
     |
     5m
     |
[サヤ(8)春日(4)金谷(11)]

GM:勝利条件は普通に、エネミーの撃破です。
春日黎子:壊さないように……倒す!
GM:演出的に月のシールを狙ってもらえるとうれしいな
GM:では開始していきましょう。


ラウンド1

■セットアップ■

GM:何か行動があれば宣言どうぞ。
金谷 律:ないです
ロボット:なし☆
春日黎子:ブルゲ取ったけど飲んでもあんまり変わらないな 無しで!
サヤ:《常勝の天才》侵蝕が100に
サヤ:金谷さんと春日さんの攻撃力+28
サヤ:以上
春日黎子:天才!
金谷 律:どうも
サヤ:嘘。、+32!
GM:32やばいな!
春日黎子:ムキムキ


■イニシアチブ■

GM:行動値順ですと、11の金谷が最速ですね。
GM:エネミーの割り込みはなし。
GM:他にありますか?
春日黎子:いっちゃえ金谷さん!
金谷 律:一応やりますか
春日黎子:時間凍結もできるけど先にデバフ入れてもらお
GM:ではそのまま金谷の行動。
金谷 律:マイナーなし。
金谷 律:メジャー、コンボ『アンサング』《無機なる四肢》《コンセントレイト:エグザイル》《細胞侵蝕》《茨の輪》
金谷 律:対象はロボット。ダメージが1点でも入れば重圧・邪毒LV3、ラウンド間ダイス-2個、この攻撃に対するドッジダイス-2個
金谷 律:本来なら火力はだめだめですが、今支援がかかっています
サヤ:えぐい
金谷 律:判定。
金谷 律:9dx7+4
DoubleCross : (9DX7+4) → 10[1,3,4,6,7,7,8,9,10]+10[1,2,4,4,8]+3[3]+4 → 27

金谷 律:普通か
ロボット:この状態だとドッジするしかない☆
ロボット:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 10[4,10]+4[4] → 14

ロボット:回った☆無理☆
春日黎子:がんばった
金谷 律:ダメージ
金谷 律:3d10+32+5
DoubleCross : (3D10+32+5) → 21[7,10,4]+32+5 → 58

金谷 律:マジ?
金谷 律:怖いですね常勝
サヤ:やったね
ロボット:ギー☆
ロボット:そこそこ削れました。まだ元気☆

サヤ:「みんな、思いっきりやっちゃっても大丈夫だよ」
サヤ:淡い桃色の紙を左手で三回ほど巻き取りながら、そう呟く
サヤ:「これで、みんなの攻撃は、もう悪いものにしか当たらない」
サヤ:小さな仕草を積み重ね、自分たちに都合の良い未来を手繰り寄せる
春日黎子:「なんだか、不思議な感触」「でもこれなら……!」
金谷 律:「……ありがたいですね。いただきます」
サヤ:サヤは自分にそういう能力があることを知っているし、ここでの出来事は、全てこのときのためだったという奇妙な確信がある
金谷 律:最初に踏み出す。彼の相手に干渉する力は、より早い方がより効く。
金谷 律:手を振りかぶり、声にならぬ声を上げ、真っ直ぐに見えない力を振るう。
金谷 律:菓子の防御をかいくぐり、その力は真っ直ぐに月の絵を傷つけようと走る!
ロボット:「☆☆!?」
ロボット:避けようとしたが、三日月の角がはらりと剥がれる。
ロボット:同時に、菓子が幾らか割れて落ちた。

GM:では、次は10のロボットですが、何かありますでしょうか。
春日黎子:あります!
GM:あった
春日黎子:《時間凍結》!HP20消費して、侵蝕+5
GM:なんだとー! どうぞ!
春日黎子:メインプロセスを行います!
GM:行うとよいです
春日黎子:マイナーで《骨の剣》+《死招きの爪》+《氷の回廊》
春日黎子:戦闘移動してロボットのエンゲージに入りながら
春日黎子:素手が攻撃力31になります!
GM:ひえ
春日黎子:侵蝕+7で107
春日黎子:そしてメジャーアクションよ!
春日黎子:《コンセントレイト:エグザイル》+《貪欲なる拳》!
GM:判定どうぞ!
春日黎子:対象はロボットで、素手で白兵攻撃!
春日黎子:11dx7
DoubleCross : (11DX7) → 10[1,1,2,4,5,7,8,8,9,10,10]+10[2,5,5,6,7,8]+10[9,9]+10[7,8]+10[6,8]+10[8]+4[4] → 64

ロボット:!?☆
春日黎子:!?
ロボット:この状態だとドッジするしかないんだってば☆
ロボット:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 9[3,6,8,9] → 9

ロボット:だめ☆ ダメージどうぞ☆
春日黎子:はーい☆
春日黎子:7d10+31+32
DoubleCross : (7D10+31+32) → 48[4,10,9,8,9,5,3]+31+32 → 111

ロボット:ひえ!?☆☆☆
春日黎子:私ってこんなに強かったんだ☆
ロボット:それは……やや残っていた体力が根こそぎ☆
ロボット:倒れて《魂の錬成》で復活するよ☆
春日黎子:メジャー分の侵蝕+4で112に
ロボット:以上! 演出どうぞ☆

春日黎子:「よし、武装が外れた今なら……!」
春日黎子:動きの邪魔になるスーツやウィッグを脱ぎ捨てて
春日黎子:鋭い爪の”豹”(パンテーラ)が跳躍する
春日黎子:「私の渾身の力で……引っぺがしてあげる!」
ロボット:「ーーーー!?☆」
春日黎子:シールの僅かに剥がれた隙間に
春日黎子:超常のパワーとスピードで爪撃を差し込む
ロボット:ぐるぐると目を回している。
春日黎子:(やっぱり、ただのシールじゃなくて……レネゲイドの力で強固に張り付いてるみたい)
GM:異様な粘着力を持つシールだが、今の一撃でかなり緩んだのは感じたはずだ。
春日黎子:「でも、効いてはいるようね」「もっと遊んであげる……☆」久々の戦場で、舌なめずりをして
GM:ざわざわと再生をしようとするが、速度は遅い。まだ対処のしようはありそうだ。
GM:そして、また月がちかりと光る。

GM:行動値10、ロボットの手番です。何もないかな?
GM:割り込みなさそうならそのまま手番へ。
春日黎子:どうぞ!
GM:はーい
ロボット:マイナー、本当は情報通り《アーマークリエイト》《シールドクリエイト》を持ってるガード型のはずなんですが、
ロボット:こいつは実は重圧があるとなんもかんもなのでこちらを優先して解除します。
ロボット:金谷ー!!!
ロボット:☆
ロボット:そしてメジャー、《雨粒の矢》《完全なる世界》☆
ロボット:対象はシーン選択でPC二人と金谷☆
ロボット:判定前にオートで《オリジナルツール》。ラウンド間〈RC〉の達成値+12
ロボット:先のダイス-2個も入れて判定☆
ロボット:6dx+15
DoubleCross : (6DX10+15) → 9[2,2,2,6,8,9]+15 → 24

ロボット:リアクションどうぞ☆
春日黎子:いっそガードしましょう
サヤ:ドッジ
金谷 律:ドッジします
金谷 律:4dx>=24
DoubleCross : (4DX10>=24) → 8[6,7,7,8] → 8 → 失敗

サヤ:5dx+1>=24
DoubleCross : (5DX10+1>=24) → 8[3,4,4,5,8]+1 → 9 → 失敗

サヤ:dame
春日黎子:骨の剣はガード値6もついているのだ!
GM:優秀だぜ
ロボット:ダメーーージ☆
ロボット:3d10+21
DoubleCross : (3D10+21) → 18[9,4,5]+21 → 39

ロボット:装甲有効☆
サヤ:うわー!死にます!!
サヤ:駄菓子屋のロイスを切って復活!
春日黎子:ボデマの装甲8とガード6で……
春日黎子:14ひいたら25点なので、斃れます!
金谷 律:8足りない。倒れてリザレクトします。一応80%固定なので……
金谷 律:1d10
DoubleCross : (1D10) → 8

金谷 律:HP8
春日黎子:ロボットに〇庇護/憐憫でロイスを取り
春日黎子:タイタスにして昇華、HP14に

ロボット:度重なる攻撃に、小さなロボットは焦っていた。
ロボット:このままでは、店を維持できなくなってしまう。
ロボット:なんとかこの客たちに満足してもらい、ここに居てもらえないだろうか。
ロボット:そうだ!
ロボット:大きく持ち上げた菓子の腕は、既にバラバラと崩れかけていたが、逆に都合が良い。
ロボット:妙な力で縛られていたのも、振りほどいた。
ロボット:「ーーーー!!☆」
ロボット:あなたたちの頭上から、降り注ぐ。それは色とりどりのカラフルな……飴玉。
ロボット:ロボットは気付かない。月輝物の力で、それが案外な威力を持ってしまっていることに!
春日黎子:「また飴玉の雨……いやでもこれ、」
春日黎子:「一つ一つが……重い!痛い!」
サヤ:「結構…『重』い…!!」
春日黎子:受け止め切れず、床にできた窪みの中にうずくまる
サヤ:骨が響くような痛みが奔る。だが、《完全演技》を平気な顔を作り
サヤ:床に落ちた飴を拾う
サヤ:「ふふ、ありがと。ありがたくいただくね」
ロボット:「☆☆(お買い上げありがとうございます☆)」
春日黎子:(自分の力に無自覚なのね……)
春日黎子:(やっぱり、月輝物のシールは……危険)

GM:では行動値8のサヤさん!
サヤ:はーい。
サヤ:マイナーでロボに接敵
ロボット:ぴゃ☆
サヤ:メジャーで《プレディクション》+《即席武器》
サヤ:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 7[2,5,5,7]+1 → 8

サヤ:ドッジ不可です
ロボット:ぴーーー☆
ロボット:ガガガ ダメージ ドウゾ☆
春日黎子:ダメージを出すのね?
GM:どうやら出すようです
春日黎子:ならここで《餓狼の爪》!侵蝕+3
ロボット:たたみかけるーーー☆
サヤ:たすかり!自分でも《フェイタルヒット》を使います
春日黎子:私の素手の攻撃力……31をダメージに追加するわ!
ロボット:ひえ☆☆☆
ロボット:ダメージ…………どうぞ…………☆
サヤ:地の文ではよく喋るロボくんかわいい
サヤ:1d10+4d10+11+31
DoubleCross : (1D10+4D10+11+31) → 5[5]+27[3,8,8,8]+11+31 → 74

サヤ:よっしゃ
ロボット:ひゃーーーーー☆
ロボット:残りHP30。装甲は妨害のせいでなし!
ロボット:倒れます。復活エフェクトなし!
ロボット:☆☆☆
ロボット:ぱたり☆

サヤ:パチリ、と袋から飴玉を取り出し優しい水色をしたそれを口元に運ぶ
サヤ:ロボくんが作ったこの飴を、愛したこの店を受け入れるように
サヤ:「ん、甘くて美味しい」
サヤ:「ありがとうね。」
サヤ:「でも。お店ごっこはもう御仕舞にしよっか」
ロボット:「?☆」
サヤ:巾着袋から10円玉を取り出し、それをピンと弾く
サヤ:10円玉は緩やかな弧を描きながら、レジにぶつかり
サヤ:トン、トン、トンと少しずつ何かがぶつかり続け、
サヤ:まるで駄菓子が波のように崩れだし
ロボット:「!!?☆」ぴゃ、と慌て出す。
サヤ:ロボを別の場所に運び出すように
サヤ:或いは、悪いものを洗い流すように
サヤ:三日月のシールを、弾き飛ばしていった
サヤ:「えーちゃん!!今!!」
春日黎子:「──────!!!」
春日黎子:駄菓子の波の中をかき分け、三日月の輝きを探す
春日黎子:「見ぃつけ……た!」
GM:ちかり、と最後の抵抗をするようにシールは光る。しかし、もはや宿主は遠く離れている。
春日黎子:「綺麗な輝き……でもおイタが過ぎたね」
春日黎子:剥がれてしまえばただの紙1枚
春日黎子:豹の爪が、真っ二つにシールを引き裂いた
GM:抵抗も、呻く声もなく。
GM:器物に宿ったレネゲイド、そのジャームは、引き裂かれて力を失った。

GM:崩壊した虚実の境が修復されるのは、非常に早かった。
GM:あなたたちは、広くもない駐車場の中に立っている。
GM:周囲には他にも数人、不思議そうな顔をして辺りを見回している人や子供。
春日黎子:「ここ……は……?」
GM:あの店に迷い込んでいたのだろう。
金谷 律:「戻ったようですね。……仕事が思ったより増えるな」
藤部 陽菜:「……あれ」
サヤ:「よかった。陽菜ちゃんも戻ってこれてた」
藤部 陽菜:同じくすぐ傍にいたが、やはりきょろきょろとしている。
藤部 陽菜:「うん、多分みんなのおかげ……なんだよね」
藤部 陽菜:「……あっ、いた!」
藤部 陽菜:小走りで駆け寄る。その先には、小さなロボットがころりと倒れている。
ロボット:今は動いてはいないが、無事であるようだとはわかるだろう。
藤部 陽菜:「ロボくん! あたし、陽菜! おじいちゃんとこの孫の」
藤部 陽菜:「また、会えたね!」
藤部 陽菜:そっと拾い上げて笑う。
春日黎子:「……良かった」
金谷 律:他の一般人に声をかけて、支部に誘導をしている。
サヤ:「ちょっとだけ大変だったけどねー」
春日黎子:「今度は……陽菜ちゃんが、その子の居場所になってあげてね」
金谷 律:いずれ全員緩和的な処理をされ、日常に戻るだろう。
藤部 陽菜:「居場所……かあ。よくわかんないけど」
藤部 陽菜:「この子のこと覚えてたし。忘れても、残ってるから」
藤部 陽菜:「大丈夫。ね!」
GM:小さなロボットにはもうきらめく力を持つシールはないし。
GM:元気な少女も、やがて今日の出来事は夢になってしまう。
GM:店が、幻として消えたように……だが。
GM:菓子を食べた後の、口の中に残る仄かな甘い味と同じ。
GM:全てが消えてしまったわけではないのだと、あなたたちだけは知っている。


バックトラック


GM:今回のEロイスは1個、《虚実崩壊》のみです。
GM:振ったり振らなかったりどうぞ
GM:あとサヤさんはメインプロセスの侵蝕上げてからかな
サヤ:イエス、110になったので…
サヤ:一倍ぶり!
サヤ:110-5d10
DoubleCross : (110-5D10) → 110-31[4,7,10,4,6] → 79

GM:ばっちり
サヤ:5点です
春日黎子:115だし……等倍振りで!
春日黎子:115-5d10
DoubleCross : (115-5D10) → 115-37[8,8,7,5,9] → 78

GM:こちらもばっちり
春日黎子:ただいま~ 5点範囲!
GM:おかえりなさい!
GM:じゃあ軽く経験点配布しちゃいましょう
GM:いつもの5点+シナリオ5点+Eロイス1点で11点
GM:ここに侵蝕分を足しましょう
GM:二人とも16点かな
春日黎子:いただきます!
春日黎子:これで駄菓子買っちゃおう
GM:おたべ
サヤ:16点!
サヤ:いただきます!
GM:GMは12点かな
GM:いただきます これを元手に投資します
GM:ひとまず皆さんお疲れ様でした!
サヤ:ありがとうございましたー!
春日黎子:ありがとうございました!
春日黎子:超々楽しかったです 2コマでここまでやれるなんて……
GM:ふへへ
GM:皆さんのおかげです


エンディング1


【雨宿町町役場・休憩室】あるいは【UGN雨宿支部・休憩室】

GM:駄菓子屋の件の事後処理が終わり、あなたも無事任務から解放された。
GM:……正確には、まだ類似の事態が起こるかもしれない、という但し書きつきで。
GM:UGNの仕事自体は、いつまでも終わりなど見えずに続いていくのかもしれない。
春日黎子:「ん~~……」
春日黎子:事件に、終わりはない この土地がこの土地で有る限り、きっと止められないものだ
春日黎子:考えることは多い……けれど
春日黎子:だからこそ、時にはこうして、おやつの時間を入れないとね!
金谷 律:「……あれ」
春日黎子:ということで、スーパーで買ってきた駄菓子の鞄から出し、机に広げていると
春日黎子:「あ、金谷さんも休憩です?」
金谷 律:ちょうど、休憩室に眼鏡の青年が入ってくる。
金谷 律:「まあ。こっちに来る用事があったので、ついでに時間を潰そうかと」
金谷 律:普段は隣接の保健所の方に勤めているので。
金谷 律:シャツの胸ポケットからは、小さなロボットの顔が覗いている。
春日黎子:「あ!ロボくん……」
ロボット:「……☆」
ロボット:遠慮がちに少し動いて、こそこそと止まった。
金谷 律:「……今は別に、動いても平気ですよ」
ロボット:「☆」何か言いたげだ。言葉にはなっていないが……。
金谷 律:「多分ですけど、お詫びじゃないかな」
春日黎子:「か、かわいい……!触ってもいいですか……?」
ロボット:「☆??」嫌がってはいないようだ。
春日黎子:「この間は、痛くしちゃってごめんね……」頭の部分をさすりさすり
ロボット:「☆~~」嬉しそうに見えなくもない。
金谷 律:「……さっき、藤部陽菜さんを記憶処理しまして」
金谷 律:「最後にちょっとだけ会いたいと。だから、連れて行っていたんです」
春日黎子:「最後に……陽菜ちゃんは、どうでした?」
金谷 律:ふう、と息を吐く。
金谷 律:「まあ、いつも通りです。きちんと日常に戻しました」
金谷 律:「関係者も全員、これでこちらの仕事は一段落です」
春日黎子:「それは本当に、お疲れ様です」
金谷 律:「まあ…………」少し言いづらそうに。
金谷 律:「…………」
金谷 律:「お互い様、なので」
春日黎子:「やっぱり、良い人ですね」
金谷 律:「やめてくださいよ……」強く止めはしない。
金谷 律:「春日さんは」
金谷 律:「……普段は、余計に疲れたりはしないんですか」
金谷 律:「戦っていた時は、ずいぶん様子が違ってましたが」
春日黎子:「あれは……気分が上がったらああなっちゃうっていうか……」俯いて恥ずかしがっている
春日黎子:「今の私は、こっちが素なのでぇ……!」
春日黎子:「……それに」
金谷 律:「それに?」
春日黎子:「何かを壊したり、傷つけるためじゃなくて」「元に戻ってもらうために……前に進めるために戦うのって、あんまりなかった事だから」
春日黎子:「仕事……楽しいんです、本当に」
金谷 律:「……そうですか」
金谷 律:一瞬、目を細めてすぐに戻す。
金谷 律:「僕の仕事は複雑です。考えることも多いですが」
金谷 律:「矢面に立って動いてくれる人がそうしているのは、まあ」
金谷 律:「少なくとも嫌ではない」
春日黎子:「嬉しい時って……そういう表情になるんですね」
金谷 律:「別に嬉しいとは言ってませんが?」
春日黎子:「覚えておきます!」
金谷 律:「覚えておかないでいいです」
春日黎子:「フリ……ってやつですよね?」
金谷 律:「別に僕は漫才をしに支部に来ているわけでは……」
金谷 律:「…………あー」頭をくしゃっと掻く。
金谷 律:「……駄菓子、ひとつもらってもいいですか」
春日黎子:「……何がお好みです?」
金谷 律:「小学生の頃は、そこのスナック菓子をよく食べてました」
春日黎子:目についたものを買い漁ってきたので、ラインナップは豊富だ
金谷 律:指を差す。ソース味の、濃い味のスナックだ。
春日黎子:「じゃあ私と、半分こしません?」
金谷 律:「いいですが」
春日黎子:「私は子供の時のお菓子の思い出とか、全然なくって……」
春日黎子:「……金谷さんと一緒に食べたら、思い出になるかなって」
金谷 律:「なんで僕を介在させるのかわかりませんが」
金谷 律:「……いいんじゃないですか。何かしら、いい思い出が残れば」
金谷 律:「…………」
金谷 律:「支部の人なら、消さないで済みますしね」
金谷 律:スナック菓子を口に放り込む。サクサクと噛む。
春日黎子:「そういうこと、ですっ」
春日黎子:味付けは濃く、結構崩れやすい
ロボット:「☆☆」表情はないが、嬉しそうだ。
春日黎子:「次にこれを食べた時、金谷さんのこと思い出しますからね」
春日黎子:「ロボットちゃんのことも!」
金谷 律:「なんでまた……別に光栄ですとか言いませんよ、僕は」
ロボット:「☆!」
金谷 律:「落ちるから動くな」
ロボット:「~~☆」
金谷 律:「……こいつは喜んでいるようです」
春日黎子:「すっかりお世話係みたいですね」
金谷 律:「僕の担当ではないですし……」
金谷 律:「どうなのかな。押し付けられそうな気もするが」
金谷 律:「まあ、時々は様子を見に来ますかね」
金谷 律:やれやれ、と眉尻を下げ、ほんの少しだけまた目を細める。
春日黎子:「じゃあまた、会えますね」
春日黎子:嬉しそうな表情をしたことは、黙っておいてあげよう
春日黎子:こうやって、金谷さんと、ロボットちゃんと過ごした時間を
春日黎子:この場には居ないけど、一緒に駄菓子の迷宮を冒険したサヤさんと陽菜ちゃんのことも
春日黎子:きっと、このスナック菓子を食べるたびに思い出すのだろう
春日黎子:(思い出って……こうやって出来ていくんだ……)


エンディング2


【雨宿町・旧市街 藤部家】

GM:事件がある程度片付いた頃、あなたは藤部陽菜の祖母・ヨネ子を訪ねてこの家を訪れていた。
GM:一人で住むにはやや広い、しかしがらんと片付いた家。
GM:ヨネ子はいつものように優しくあなたを歓迎し、茶菓子を用意しに立った。そして……。
藤部 陽菜:「あっ、サヤちゃんだ」
藤部 陽菜:孫である陽菜が、今日は遊びに来ていたらしい。
サヤ:「あ、陽菜ちゃん」
サヤ:「いらっしゃーい」
サヤ:まるで自分の家に迎えるように挨拶をする
藤部 陽菜:「お久しー……って感じがあんましないなあ」
藤部 陽菜:「こないだ会ったみたいな感じ……むむ?」
藤部 陽菜:彼女の記憶処理は適切に行われている。
藤部 陽菜:なんとなく夢とかで会った感じがするなあ、程度にぼんやりと忘れているのだ。
藤部 陽菜:「あれだ! デジャヴ的なやつ!」ヴの発音が良い。
サヤ:「デジャブー?」
藤部 陽菜:「ヴー!」
サヤ:ブの発音が日本語
サヤ:「ヴー?」
藤部 陽菜:「そうそう!」
藤部 陽菜:「ま、いいや。おばあちゃんとこ来てくれてありがとね!」
藤部 陽菜:学校帰りなのだろう。制服姿で、鞄を隅に置く。
サヤ:「ふふーん、俺はヨネおばあちゃんも大好きだからね」
藤部 陽菜:「あたしだって好きだもーん」
サヤ:「じゃあー、俺は陽菜ちゃんも大好きだけど、俺のことはー?」
藤部 陽菜:「えー、好き好きー」
藤部 陽菜:ひひひ、と笑って、その辺にあったおせんべいをくれる。
サヤ:「わーい、やったー」
藤部 陽菜:「サヤちゃん優しいもんねー」
藤部 陽菜:「……あたしはほら、用事ないとおばあちゃんとこなかなか来ないから」
サヤ:あむー、と小さな顔を寄せておせんべえを口に含む
藤部 陽菜:「お話してくれてて、ちょー助かってる」
藤部 陽菜:そう言いながら、少し何かを探しているようだ。
サヤ:「ふふ、ありがとー」
サヤ:でもおばあちゃんも陽菜ちゃんがいるときのほうが嬉しそうだよー、と言って
サヤ:「今日の用事は、捜し物なの?」
藤部 陽菜:「ん? んー、あるのかわかんないんだけど」
藤部 陽菜:「こないだ急に思い出してね。亡くなったおじいちゃん、昔のおもちゃを集めてたなあって」
藤部 陽菜:「大体処分しちゃったと思うんだけど、ちょっとくらい残ってなかったかなー」
サヤ:「しょーわレトロってやつ?」
藤部 陽菜:「そういうやつー。紙風船とかメンコとか」
藤部 陽菜:「あとえっと、ピーって吹くやつとか、人形とかリリアンとか」
藤部 陽菜:「あと……あっ、あれかな」
サヤ:「いろいろあるんだ。おもちゃやさんみたい」
藤部 陽菜:立ち上がって、タンスの上から何やら持ってくる。
藤部 陽菜:「そうそう、ほんとにおもちゃ屋さんみたいだったんだよー」
藤部 陽菜:手の中には、言った通り、ベーゴマやメンコ、小さな人形がほんの少し。
サヤ:「あ、これ知ってる!ベイブレード!!」
藤部 陽菜:「あっ、ベイブレードってそうなの!? そうなんだ!」
藤部 陽菜:「ベーゴマっていうんだっけ。よく知らないからなあ」
サヤ:「ベーゴマだった…」
藤部 陽菜:「……あ。あの子はいないなあ。ちっちゃいロボットがいたんだけど」
藤部 陽菜:「あのさ。笑わないでね」
サヤ:「なになに?」
藤部 陽菜:「なんかね、あたし急にそのロボくんのこと思い出して、呼ばれた……みたいな気がしたんだ」
藤部 陽菜:「おじいちゃんのとこのおもちゃ、好きだったでしょって」
藤部 陽菜:「そしたらおばあちゃんにも会いたくなって、来ちゃった」
サヤ:笑わないでと言われたのに、その言葉が妙に嬉しくて顔が思わずにやけてしまう
藤部 陽菜:「あーっ、笑わないでったら」
サヤ:「ごめんごめん。でも今のは違うの。面白いから笑ったんじゃなくて」
サヤ:「嬉しいから、笑っちゃったの」
藤部 陽菜:「そうなのー?」
サヤ:「そうなの。ほら、俺っておもちゃはそんなに詳しくないけど、絵本とかさ、古いおはなしが好きでしょ?」
藤部 陽菜:「うんうん」
サヤ:「だから、そうやって昔読んだ絵本を思い出すみたいにさ。」
サヤ:「陽菜が昔遊んだおもちゃを思い出して、また会いたいなって思ってくれるのが」
サヤ:「なんか、自分のことみたいに嬉しくなっちゃって」
藤部 陽菜:「……そうなんだ」ふんふん、と真面目な顔で。
藤部 陽菜:「サヤちゃんはやっぱり、優しい子だねえ」
藤部 陽菜:おたべ、ともう一枚おせんべいを。
サヤ:「ありがとー」
サヤ:といってはむりとおせんべいを加える
藤部 陽菜:「サヤちゃんがあたしに嬉しくなってくれるなら、あたしも嬉しい!」
サヤ:「じゃあ、もっと嬉しくしてもらっちゃおうかなー」
サヤ:目を輝かせて
藤部 陽菜:「おっ?」
サヤ:「このベーゴマとか、紙ふうせんの遊び方、教えてよ」
藤部 陽菜:「そういうこと!」こちらも嬉しそうに。
サヤ:「特にこの紙ふうせんって色が綺麗でワクワクする」
藤部 陽菜:「ベーゴマはね、多分おばあちゃんに聞いた方がいいと思うんだけど」
藤部 陽菜:「紙風船はわかるよー。まず膨らませないといけないね」
サヤ:「ふうせんだから!」
藤部 陽菜:「おばあちゃーん、この風船、1個使わせてー」
藤部 陽菜:いいよ、という返事を待ってから。
藤部 陽菜:「オケ! ここの穴からふーって吹いて、空気を入れるんだよ」
サヤ:「おー…破けない?大丈夫?」
藤部 陽菜:「そしたら、あとは軽いボールみたいに遊ぶ感じかなあ」
藤部 陽菜:「意外と丈夫だったりする!」
サヤ:「昔のおもちゃってすごい!」
サヤ:「じゃあ、俺、ふーってやっていい?やってみたい!」
藤部 陽菜:「やってやって!」
サヤ:ふくらんだ紙ふうせんを、壊れないように、そっと優しく陽菜ちゃんに向けて飛ばす
サヤ:陽菜ちゃんの中で、俺とのおはなしが一つ消えてしまったことは、やっぱりどうしようもなく寂しいけれど
サヤ:でも、今はこうやって互いに互いの日常が壊れないように優しく触れ合うことで
サヤ:『あやし』の俺と、『人間』の陽菜ちゃんは繋がっていられる。
サヤ:その間には、薄いけど絶対に越えらちゃいけない壁があるけど。
サヤ:それがあるから、こうして近づける。
サヤ:壁ないけど、絶対に近づいちゃいけない世界があるとしたら
サヤ:それは、どっちが幸せなんだろう。
サヤ:それは、生まれたばかりで、今の世界知らない俺には難しい問題だけど
サヤ:「ねー、陽菜ちゃん」
藤部 陽菜:「なあに?」
サヤ:めいいっぱい子供のような笑顔を浮かべて
サヤ:「楽しいね、こうして遊べるのって」
藤部 陽菜:「あはは、なんか子供みたいだけど。うん、楽しい!」
サヤ:俺がこの世界を大好きだって気持ちは、きっと嘘じゃないと思う。
サヤ:二人の間でふわふわとゆれる紙風船を目で追いかけながら
サヤ:そんな風に思いました
サヤ:まる!
サヤ:◯月✗日 桶屋のサヤ
GM:少女の手に、紙風船がとん、と届く。
GM:あなたがそうして日記のように感じた思い。守った薄く儚い日常は、確かにここにある。
GM:そうして、また、あなたの元へ。
GM:小さくまあるい風船の形をして、リレーする。
GM:何度も、何度でも。


雨宿町菓去路〜桃花香れば飴も降る〜 了