リプレイ・ドロップ
雨宿町緋連雀~いつかの夜来の雨の下~
メイン 見学
PC1:"ヒカワヒメ"鷺森 七夏(キャラシート)PL:いちま
PC2:”フォー・ユー・ブルー”動木 ニ四三郎(キャラシート)PL:森田
PC3:”刃爛舞踏”御凪 蓮(キャラシート)PL:サムトー
PC4:”導雷身”桑原 そら(キャラシート)PL:闇猫
GM:さささ
本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.
目次
プリプレイ
GM:では、セッションを開始します。
GM:まずはPC紹介!
GM:PC1の鷺森さんからよろしくお願いします。

キャラシート
鷺森七夏:はあい
鷺森七夏:鷺森七夏(さぎもり・ななか)。地元出身の女子高生です。
鷺森七夏:過去に2回位稼働してますが、なんか一昨年の夏?とかそれくらいぶりになるので うおおしています。
GM:結構ぶりですよね! うれしい
鷺森七夏:キャラクターとしては、基本毎日9時間以上寝てる上で大体いつも眠そうにうとうとしている圧倒的ねむけに包まれた存在であり
GM:ねむねむ
鷺森七夏:授業とか聞いててもぼんやりしてますが、ノイマンで要領はいいので成績とかは普通に優秀です。
GM:えらい
鷺森七夏:気質としてものんびりマイペースであり、人生における最高位の至福を「安らかに眠ること」だと考えているため
鷺森七夏:それを妨げるようななんか……不穏そうな出来事とか身近な人の不幸とかそういうのを認識すると放っておけなくなる気質です。
GM:おおっやるときはやる
鷺森七夏:その辺の流れでイリーガル登録したものと思われます。OV歴も10年くらい。
GM:ながい!
鷺森七夏:やります。ずっと閉じっぱなしの右目も開きます。
GM:カッ
鷺森七夏:えーっとシンドローム的にはハヌ/ノイで
鷺森七夏:なんかすごく水の湧いてくる魔石を持っているので
鷺森七夏:ハヌマーンの振動操作でこの水を操ってなんやかんやします。データ的には白兵固定値型。
GM:つよいぞ!
鷺森七夏:切り払ったりウィンブレしたりとかそんな感じでまるくやっていきます よろしくお願いします〜
GM:何気にミドルでもそこが強いんですよね……
GM:よろしくお願いします! ハンドアウトはではこちら!
PC1
"ヒカワヒメ"鷺森七夏
シナリオロイス:枠島 翼(わくしま・つばさ。大人しい女子高生。親近感/不安)
あなたは雨宿町に住み、市立篠月高校に通う高校生だ。
ここしばらく、周囲では『怪盗・緋連雀』についての噂が広がっている。
なんでも二年前にも現れた、予告状を出す謎の泥棒なのだそうだ。
そんなある日、あなたは友人の枠島翼が珍しく大声を出しているところに出会う。
なんでも「緋連雀は絶対そんなことしない、そんな風じゃない!」とのことらしい。

鷺森七夏:翼ちゃんだ〜
GM:大人しげなクラスメイトさんが何か言ってます。
GM:怪盗、なんだろうねー
鷺森七夏:怪盗かあ
鷺森七夏:この町に怪盗が盗るようなもの、あるのかな……
GM:わからない……
GM:怪盗については、オープニングでもちょっと補足しますが
GM:噂が流れてて、ちょっと知ってるよーくらいでもいいし、初耳でも大丈夫です。
鷺森七夏:なるほどね
GM:すごいニュースになってるというほどではない。
鷺森七夏:なんかそういえば支部の人が言ってたかも?くらいの感じかなあ
GM:はーい! ちなみにこれは他の人もそんな感じで大丈夫です
GM:では、がんばって怪盗を……なんかしてください!
鷺森七夏:なんかしちゃうか
GM:次ー
GM:PC2の動木さんどうぞ!

キャラシート
動木二四三郎:いえい!
GM:わおわお、いらっしゃいませ
動木二四三郎:ご紹介に預かりました、とどろき・にしざぶろうくんです!
動木二四三郎:いやー
動木二四三郎:いよいよやってきました雨宿町!
動木二四三郎:PLのワクワクは止まりません!よろしくお願いします!
GM:やったぜ!
動木二四三郎:最近支部に入った新入りという設定で
動木二四三郎:雑用や外回りなんかを主に担当しています。
GM:助かってます!
動木二四三郎:仕事の都合もあって、あっちにフラフラこっちにフラフラ
動木二四三郎:普段どういう生活を送っているのかも分からない謎多き半笑い関西弁青年。
動木二四三郎:ただ一つ分かっているのは
GM:謎だ……
動木二四三郎:恐ろしく金遣いが荒い事!
GM:金!
動木二四三郎:給料日の翌日にも即懐がすっからかんになっており
GM:江戸っ子か!
動木二四三郎:手当たり次第の知り合いに怒られる程でもない借金を繰り返しながら
動木二四三郎:なんとか糊口を凌いでいる
動木二四三郎:どうしようもないダメ人間!
GM:ひええ
動木二四三郎:宵越しの銭、持たねえぜ!
動木二四三郎:どこに金が消えているのかも謎。
動木二四三郎:正直まあ
動木二四三郎:いきなりこんなクズを放り込んでしまって
動木二四三郎:職場の雰囲気に合わなかったらどうすんだという危惧はちゃんとPLも感じておりますので
動木二四三郎:こんな奴雇っておけるか!となったら忌憚なくクビにしてください
GM:wwwwww
動木二四三郎:自販機の裏の小銭とかを集めて
動木二四三郎:暮らしていきます
GM:いい感じにやってきましょう!
GM:(私が見捨てたらこの人……)
GM:(見ててあげないと……)
動木二四三郎:あんた騙されてるよ
GM:そうかも
動木二四三郎:性能としては、オートを色々詰め込んだ器用貧乏型サポーター
動木二四三郎:申し訳程度に攻撃も出来るけど威力はお察し
動木二四三郎:仕事は強い人にくっついてこなすに限ります!
GM:いろいろできるんですよね……
動木二四三郎:イイ感じにパーティの穴を埋めるような動きが出来ればいいなと思ってます
動木二四三郎:以上!
GM:職場に合った良い性能!
GM:よろしくお願いします!
動木二四三郎:おにゃーしゃー!
GM:ということでハンドアウト!
PC2
"フォー・ユー・ブルー"動木ニ四三郎
シナリオロイス:水口亜衣(みずぐち・あい。真面目なUGN支部員。連帯感/脅威)
あなたは雨宿町に住み、UGN雨宿支部に所属するオーヴァードだ。
あなたはその日、所属する調査部・処理部のカヴァーである便利屋(株)ピカピカを訪れていた。
非オーヴァードである事務の水口亜衣といつものように経理に関する話し合いなどをしていたのだが……。
なんだか普段より覇気がない、上に、流れてきた怪盗・緋連雀の噂に怯えた様子を見せた。何があったのだろう。
動木二四三郎:水口さん!
GM:ここの支部はちょっと機能が分かれておりまして、そこの一部ですね、職場。
動木二四三郎:今日も別嬪ですねえ

水口亜衣:ほめても何も出ませんよ……
動木二四三郎:ピカピカさんですよね
動木二四三郎:予習はバッチリ
GM:真面目な事務のお姉さんです。
GM:バッチリ!
動木二四三郎:こ、こんな人の善意にたかろうというのかこいつ
GM:ふふふ
GM:また怪盗の噂が出ました。やっぱり多少知ってても大丈夫です。
動木二四三郎:NPCが好みの見た目すぎて良心の呵責を感じ始めています
GM:wwww
GM:がんばってください!
動木二四三郎:がんばるしかねえ
GM:あと職場の上司の人とか多分出ると思います!
動木二四三郎:命がけで3000円を借りる覚悟
動木二四三郎:上司さん!
動木二四三郎:楽しみ~!
GM:絶妙な額
GM:では次、PC3の蓮さん!

キャラシート
御凪 蓮:はーい。
GM:すっかりおなじみの顔!
御凪 蓮:御凪 蓮て言います。UGNさんとはイリーガルエージェントとして仲良くやらせてもらってます。
御凪 蓮:いやあ、すっかりよろしくさせていただきまして
御凪 蓮:ぼくの両目も喜びで開きそうになるというものです
GM:ほそーい
御凪 蓮:カッ!
御凪 蓮:年中着物に扇子という時代錯誤な格好の27歳。よく落語家と間違われちゃう
GM:公民館でたまに講演してそう
御凪 蓮:御凪流という伝統舞踊の流派で舞を演らせてもらってます、というのが表向きの話。
御凪 蓮:裏では代々鬼狩りを生業とした家の現当主です。
GM:きゃー
御凪 蓮:三男で上が二人居るのに家を継ぎました、不思議。
GM:なんでだろ(顔を背けつつ)
御凪 蓮:常にニコニコ笑ってる人懐こい糸目の男、胡散臭いとよく言われ、実際計算高いところがあります。
御凪 蓮:あと割と心配性で、色々気を回してるほうが落ち着くタイプ。
御凪 蓮:ただ計算型の人間の特徴として当然アドリブに弱いです。無様をさらさないよう気をつけよう。
GM:かわいいね
御凪 蓮:仮面をつけたり外したり扇を広げたり閉じたりしながら頑張ります。
御凪 蓮:性能はピュアハヌの鬼斬り使いです。行動値はそこそこ程度ですが高レベルの狂騒の旋律と居合の固定値で殴ります
GM:いたた
御凪 蓮:160なので獅子奮迅も持ってきました。射程:至近だけどね
御凪 蓮:100%超えたら子羊の歌で多少はロイスも守れます。今日もフロントだ。
GM:今回守り堅くない?
御凪 蓮:安心
御凪 蓮:こんなところかな!今日も元気にニコニコしていきます。よろしくお願いします!
GM:ニコニコ! よろしくお願いします!
GM:ハンドアウトこちら。
PC3
"刃爛舞踏"御凪蓮
シナリオロイス:怪盗・緋連雀(かいとう・ひれんじゃく。謎の怪盗? 好奇心/不信感)
あなたは雨宿町に住む/滞在するオーヴァードだ。
ある暗い夜、夜道を歩いていたあなたは、謎の高笑いに出会う。
姿を現した相手は仮面に華やかなスーツの奇妙な格好をしており、『怪盗・緋連雀』と名乗る。
嵐のように去った怪盗の後には、宛先のない予告状が落ちていた。
『あなたの一番大切なものをいただきます』と。

緋連雀:ふはははははは
緋連雀:よろしく頼むよ!
御凪 蓮:この声は!
御凪 蓮:緋連雀仮面様!
GM:夜に響く謎の声!
GM:遭遇してもらいます。
GM:あと、前々からのお知り合いの支部員、柘植さんもちょっと出しますので
GM:オープニングからよろしくお願いします。
御凪 蓮:大仰な格好してるのにはちょっと親近感だな……
御凪 蓮:あ、はーい!いつもお世話になってます よろしく
GM:よろしくね。では次!
GM:PC4のそらちゃんどうぞー

キャラシート
桑原そら:はーい!
桑原そら:桑原そら、17歳のJKですよ
GM:やっと両目が開いた……
桑原そら:小学生ほどの身長なちっこい元気娘です
桑原そら:身体を機械化しているため燃費が非常に悪く、ご飯をたくさん食べます
GM:たんとおたべ
桑原そら:しかしその分食費が家計を圧迫しているため町の外でもお仕事したりしてるチルドレンなのだ
GM:がんばりやさん!
桑原そら:基本的に明るく朗らか、精神的な器は大きめでいきますよ~!
桑原そら:性能はブラッグドックバロールの完全ガード型で変異暴走していろいろ弾きます
桑原そら:フルHPで暴走していれば83ダメージを装甲もガードも含めずに受けられる、自慢の盾です
GM:硬いんですよね……!
桑原そら:攻撃は一切できません、ご安心ください
桑原そら:その分皆さんのことを守ります
GM:守られちゃう
GM:防御が多いー!
桑原そら:がんばります!よろしくお願いします!
GM:はあい! がんばってガードしていってください!
GM:ハンドアウトはこちら。
PC4
"導雷身"桑原そら
シナリオロイス:"ウィンプ"(謎の少女。好奇心/猜疑心)
あなたは雨宿町に住む/滞在するUGN所属のオーヴァードだ。
あなたは支部長である"リーチパーチ"八千代路夜から指示を受け、夜道のパトロールを行っていた。
なんでも最近、近辺でFHの活動に変化があり、町内に人員が紛れ込んでいる可能性もあるらしい。
平和そのものの町で、あなたは一人の道に迷った少女を案内する。
あなたに礼を言った少女が去り際に名乗ったのは、明らかにコードネームであろう"ウィンプ"というものだった。
GM:なんだか怪しい子がいます。迷子かな。

ウィンプ:迷子じゃないし!
桑原そら:ほほう、気になりますね
桑原そら:お姉さんが町を案内しますよ!
ウィンプ:べ、別に案内とかはいいし……。
GM:よかったねえ
GM:どうなるかは不明ですが、ちょっと物騒になってきてる話もあるので
GM:町を守ってあげてください。
桑原そら:もちろんです!
GM:よろしくね!
GM:というところで、開始前にちょっとだけ。
GM:今回は独自ステージのため、PCたちは事前に以下の情報を共有しています。
GM:なお、独自ステージといっても通常ステージと地続きのため、PCの行き来は特に制限とかありません。
GM:まずこれ
★雨宿町とUGN雨宿支部について 自動開示
山あいに存在する小さな地方の町。面積も人口もさほどではない。
UGN雨宿支部は町役場とその周辺の業者や商店をカヴァーとし、地道な活動を行っている。
基本的にこれまでFHなど他組織との交戦経験はかなり少なく、主に暴走するRBなどの対処任務が多い。
また、記憶処理は出来事を夢のように思わせるような、穏やかな緩和的措置が執られている。
GM:こういう町と支部です! のんびりです。
★雨宿町のあやし=RBについて 自動開示
この町には古くからレネゲイドビーイングが発生し、時には怪異、時には隣人として共存をしてきた。
一般的なRBとやや異なる点としては『オリジンの形質に近い存在』になりがちなところ。
レネゲイドそのものとしての自覚が無ではないがやや薄く、憑依した先に同調しやすい。
そういったまとまりや行き先のない彼らを屋敷で後見しているのが、山の主を自称するアテナシという古代種RBである。
GM:レネビと縁の深い土地でした。
GM:アテナシさんて人は今回は出ないかも。まあ、レネビをまとめてる人もUGNと別にいます。
★雨宿町の土地と共振について 自動開示
この土地には、強力なレネゲイドの気配(ワーディングなど)に反応し、精神感応が起こることがある。
具体的には記憶や思念がその場の任意の人間に伝わりやすくなる。これを共振と言う。
※演出的には、主にオリジナルエフェクト使用後や衝動判定後、シーン途中に半マスターシーンが挿入されます。
※また特殊な例として、『明確な意志をもって共振を起こした場合、上記とは別の現象が起こる』ケースがあります。
GM:好き勝手やるための設定です。これはなんかあったら都度説明しますね。
GM:要は「なんかマスターシーンが見れちゃってお得」みたいに思っててください。
GM:おおよそこんな感じ!
GM:では、短いマスターシーンとトレーラーの後に開始していきましょう。
GM:よろしくお願いします!
鷺森七夏:よろしくお願いします〜〜
御凪 蓮:よろしくお願いします!
動木二四三郎:よろしくお願いします!
桑原そら:よろしくお願いします!
マスターシーン
【????】
GM:出会ったのは、ごくありふれた町の隅だった。
GM:少女の影が長く伸び、それもやがて黄昏に溶けて消えてしまいそうな頃。
????:「ふうん、面白い話聞いちゃった」
????:「ねえ、あんた。そのまんまじゃどのみち手詰まりだってこと、わかってるんでしょ?」
GM:呼びかける声に、びくりと肩が震えた。
????:「あたしに任せなさいよ」
GM:おそるおそるという様子で、視線が向く。
GM:見咎められ、詰問され、罰を受ける。そう思っていたのだが。
????:「安心しなさい。あたしはあんたの味方」
????:「あんたのために、花道を作ったげる」
????:「そう、あたしがあんたをプロデュースするの!」
GM:その声と目が、次第に熱を帯びていく。
????:「この町にもう一度、復活するのよ。その伝説の……」
????:「怪盗・緋連雀が!」
某県雫原市・雨宿町。
昔ながらの町並みと、新興の住宅地とが入り交じる町。
この町には古くから、『あやし』と呼ばれるレネゲイドビーイングが多く住まっていた。
山際に聳える『化生岩』の活性によるあやしたちの増加。
町役場や業者を隠れ蓑とするUGN雨宿支部は、今日も何かと忙しい。
事件の波はどうも止むこともなく。
今度は夜に羽ばたく怪盗の物語。
どうやらその噂、ここしばらくに湧いて出てきたものでもなさそうで……。
未だ忘れられずにいる人々は、果たして何を思うのだろうか?
怪盗・緋連雀。およそ二年前に雨宿町に現れた、謎のエンターテイナー。
神出鬼没の活躍で人々の視線を攫う……そんな存在、だと思います?
実際は全然違いますよ。まあ、予告状は出してましたけど。
なんで私が詳しいのかって、それは……。
ほら、無駄口を叩かないで仕事してください!
闇夜に躍る小さな鳥は、光も映さず羽ばたいて。
自分が何をついばんでいるかも気付かずに。
許せるはずがない。きっと、ずっと。
二年前の悪夢が、また蘇るなら、私は……。
ダブルクロス The 3rd Edition『雨宿町緋連雀~いつかの夜来の雨の下~』
裏切られたというのは、正しくないですね。最初からですから。
でも、助けてくれた人たちのことは、忘れない。
オープニング1 鷺森七夏
GM:登場侵蝕をお願いします。
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を1D10(→ 2)増加 (46 → 48)
GM:かしこい
【雨宿町・市立篠月高校 教室】
GM:いつも通りの授業、いつも通りの昼休み。
GM:外にはしとしとと冷たい雨が降っているが、下校時間には止むだろうという予報だった。
GM:暖房の効いた室内は平和で、少しばかり退屈だが、うとうととするのにはちょうどいい。
鷺森七夏:「ふああ……」机の上に肘をつき、小さく口元を隠して欠伸をする。
鷺森七夏:ふんにゃりとした雰囲気の、ミディアムボブの少女だ。
鷺森七夏:大きくない背を猫背に縮こまらせて、机と頬の隙間には持参したクッションを挟んでいる。
鷺森七夏:うっすらと開いた眼で時計を見上げて、次の授業の準備をするには、まだしばらく余裕があるなと思う。
鷺森七夏:そのまま、更にもう一段深く体を沈めて。周囲の雑談をどこか遠くの出来事のように聞きながら、ゆっくりと意識を微睡みの中に放りやる。
GM:そんなあなたの意識を引っ掻きでもするかのように、クラスメイトたちの声がする。
GM:噂話のようだ。
クラスメイト1:「いや、聞いた? タンス預金盗まれちゃった家があるんだってさ」
クラスメイト2:「こわー。うちにも来たらどうしよ」
GM:どうやら、最近町で話を聞く『怪盗』についての噂話らしい。
平野 数多:「実は俺……見ちゃったんだよな。外走ってる時」
【平野数多・市立篠月高校一年 陸上部】
GM:少しばかり聞き覚えのある声も聞こえてくる。
鷺森七夏:(んん、泥棒……?)半分だけ起きた脳みそが、なんとなくその言葉を聞き取る。
平野 数多:「暗くてよく見えなかったけど、こう、マントバサーってした影があって」
平野 数多:「大笑いしながらなんか言ってて……そん時はよくわかんなかったんだけど」
平野 数多:「今思うとあれ、名乗ってたんだよ。『怪盗・緋連雀』って」
平野 数多:「これ、警察にもう一回行った方がいいかな……」
鷺森七夏:「…………」
鷺森七夏:怪人と走って競い合うとかなんとか、いつか話した彼の言葉がなんとなく蘇って。
鷺森七夏:「……大丈夫なの、それ……?」
平野 数多:「あ、起きた」
鷺森七夏:つい言葉を発している。眠そうに目元を擦る。
平野 数多:「いや、さすがに不審者だ!って思ったからすぐ逃げたって」
鷺森七夏:「いや……なんか危なっかしい話してる気がしたから……」
鷺森七夏:「そうなの?なら、良かったけど……」
平野 数多:「怪盗と競争してもなー!」面白そうに笑っている。
鷺森七夏:「面白くない?」
鷺森七夏:「顔は面白がってるように見えるけど……」
平野 数多:「いやいや……」顔をペタペタ触っている。
クラスメイト1:「でもちょっとワクワクするよね。怪盗ってかっこいいし」
鷺森七夏:じい、と右目だけを閉じたまま見上げている。
クラスメイト2:「ええっ、結局は泥棒じゃん……」
GM:周囲はまだその話題で持ちきりのようだ。
鷺森七夏:(なんか……思ったより、噂になってる)
鷺森七夏:普通じゃない噂というのは、しばしば普通じゃない事件に繋がる。
鷺森七夏:この町では特にそういう傾向が強いらしい。言葉、認識、信じるもの。そういうものが不可思議な力を呼ぶ例というのは、現に何度か眼にしてきたし。
鷺森七夏:(……報告、したほうがいいのかなあ。一応)
鷺森七夏:最初は一言口を挟んだらまたすぐ眠るつもりだったけど。そんなことを考えて、ちょっと億劫になっているうちに、なんだか眠気は有耶無耶になってしまった。
GM:そんなあなたの気分をさらに後押しするように。
枠島 翼:「…………」
GM:さっきは黒板のところに立っていたクラスメイトが、いつの間にかあなたたちの傍にいる。
【枠島翼・市立篠月高校一年 手芸部】
GM:ミディアムボブヘアの、大人しそうな女子だ。あなたともそれほど喋ったことはない。
枠島 翼:「……ち」
枠島 翼:「違うよ」
枠島 翼:「怪盗・緋連雀はそんなんじゃないもん……!」
GM:ぴたりと、騒いでいた声が止まる。
枠島 翼:「し、知らないのにそういうこと言わないでっ」
鷺森七夏:「……?」やけに断固とした口調が気になって、そちらを見やる。
枠島 翼:普段は、教室の隅で静かにしているタイプ。
枠島 翼:こんな風に声を上げているところは、とても珍しい。
枠島 翼:「……あ」
枠島 翼:あなたと視線が合って、たじろぐ。
枠島 翼:「ご、ごめん、なさい……!」
鷺森七夏:「あ……」別に、何かを批難するようなつもりはなかったのだけれど。
鷺森七夏:「や、謝ることないと思う……けど」
鷺森七夏:(知らないのにそういうこと言わないで、か……それって)
鷺森七夏:(知ってる人の物言い、だよなぁ)
GM:クラスメイトたちは、不審そうに様子を見ている。
鷺森七夏:(……かと言って、ここで問い詰めるのもなんだか悪いし)
鷺森七夏:周囲の視線とか、目の前の少女の狼狽え具合とかを見て。
鷺森七夏:ゆっくりと立ち上がり、そのまま教室の外へと出ていく。
鷺森七夏:その去り際に、少女に「後で詳しい話、聞かせて」と書いたメモ用紙を手渡す。
枠島 翼:「あっ、あの……えっと……」
枠島 翼:うろたえながら、メモを受け取る。
枠島 翼:はいともいいえとも言わないまま。
鷺森七夏:特に振り返るでもなく、手洗いにでも行ったような様子で廊下へ消えます。
枠島 翼:途方に暮れたような顔で、あなたの背をじっと見送っている。
枠島 翼:「……どうしよう……」
GM:その話を聞く機会は、すぐには訪れなかった。
GM:あなたの端末には支部からの連絡が来て、呼び出しがかかったし。
GM:枠島翼も、悩んだような顔のまま、さっさと下校してしまったようだ。
GM:ただ、クラスメイトの間にはやはり相変わらず、謎の怪盗の噂話だけが流れていた……。
GM:ロイス取得のみできます。
鷺森七夏:枠島 翼:○興味/心配 でロイス取ります。
GM:はーい!
オープニング2 動木二四三郎
GM:登場侵蝕をお願いします。
動木二四三郎:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 9[9]+33 → 42
動木二四三郎:おもたい~
GM:わーっ
GM:あ、でですね。
GM:ここで動木さんには事前情報をお渡しして、この話をオープニングで共有というか話題にしてもらえればいいかなと思ってます。
動木二四三郎:はいなはいな!
GM:こう、本編に混ぜにくかったけど出したいやつという感じで
★RBの襲撃事件について
少し前、町内や山であやし=RBが何者かに襲われたという事件が数件起こっている。
襲撃といっても傷を負わされたということもないらしい。
ただ声をかけられて突然『何か大切なものを奪われた』という話だけを聞いた。
ただしこの件はすぐに収束し、現在は新たな被害者が出た様子もない。
GM:これをおみやげに来てもらえると、こっちから話振ったりします
動木二四三郎:完全理解
【雨宿町・『(株)ピカピカ』社屋前】あるいは【UGN雨宿支部・調査部および処理部前】
GM:この町の支部は、機能を分割しており、ここはその一部。
GM:小さなオフィスの前には自動販売機があって、少し良心的な値段でドリンクが売られている。
動木二四三郎:「ん、んんんー」
動木二四三郎:「あと……もう……ちょいっ……!」
動木二四三郎:白いアウターを羽織ったジャージ姿の若者が
動木二四三郎:コンクリートにべったりと体を横たわらせて
動木二四三郎:自販機の下の隙間に、必死で手を伸ばしている。
GM:そんな中、足音がコツコツと近付いて来て。
GM:あなたの隣で止まった。
動木二四三郎:「ふぬぬぬぬぬぬ」
動木二四三郎:「およ?」
水口亜衣:「…………」
【水口亜衣・『(株)ピカピカ』事務員】あるいは【UGN雨宿支部・事務員】
水口亜衣:「何をやってるんですか……」ため息。
動木二四三郎:「あらま」
動木二四三郎:「水口さーん、まいどおおきにー!」
GM:髪の長い眼鏡の女性が厳しい顔をしている。オーヴァードではないが、支部員、主に事務担当だ。
動木二四三郎:腕を突っ込んだままにこやかに片手で敬礼。
水口亜衣:「いや、だから何をやって……わかりますけど!」
水口亜衣:「わかりますけどわかりたくないですよ、もう!」
動木二四三郎:「ちょうどええとこに通ってくれました!流石水口さん!」
動木二四三郎:「幸運の女神です!」
動木二四三郎:「ちょっとこれ……もうちょい傾けてもろてええですか?」
水口亜衣:「はい?」
動木二四三郎:「あとちょっとで届くんです!」
水口亜衣:「ずいぶん物理的な幸運の女神ですこと」
動木二四三郎:「この指先の……輝く栄光に!」
動木二四三郎:「あと数ミリでー!」
水口亜衣:「しません!」
動木二四三郎:「うにゅにゅにゅにゅ……!」
動木二四三郎:「この通りですから~~!」
動木二四三郎:ぺたーっと地面に平伏している
動木二四三郎:というより、最初から平伏していた。
水口亜衣:「大体、振り込みはちゃんとしていますよね?」
水口亜衣:「どうしてそんな細かいお金が必要になるんですか……!」
動木二四三郎:「えへへへ」
水口亜衣:頭が痛そうな顔をしている。
動木二四三郎:「お馬ちゃんにフラれてもうたんです」
動木二四三郎:「いやー、クビ差やったんですけどねえ」
動木二四三郎:「くまったくまった」
水口亜衣:「ご自分がクビにならないようにね?」
水口亜衣:「今日も用事だったんじゃないですか、事務所に」
動木二四三郎:「それはもう!……あ!」
動木二四三郎:「よーしよしよし……取れましたー!」
動木二四三郎:パパラパー!
動木二四三郎:立ち上がって晴れやかな笑顔
水口亜衣:「……いいのかしら、あれ……ほんと……」
動木二四三郎:その指先には……立派なビール瓶の王冠が挟まっている。
動木二四三郎:「……」
水口亜衣:「あら」
動木二四三郎:「えーと」
動木二四三郎:「記念にいります?」
水口亜衣:「結構です!」
動木二四三郎:小首をかしげている。
動木二四三郎:「あらまー」
水口亜衣:真面目な顔で、態度も真面目な方だ。腕を組んで仕方ない、という顔であなたを見ている。
動木二四三郎:ニコニコした表情は崩さず、指先で王冠を弾いて遊んでいる。
動木二四三郎:「どないしました、水口さん」
動木二四三郎:「ボクの顔、なんかついてます?」
動木二四三郎:鼻の先っぽに枯葉の欠片がくっついている。
水口亜衣:「楽しそうで良かったです」
動木二四三郎:「おお」
水口亜衣:「……鼻」指で自分の鼻をつつく。
動木二四三郎:「水口さんが良かったんやったら、良かったです!」
動木二四三郎:「楽しそうなんが取り柄ですからねえ、ボクの!あはは!」
動木二四三郎:「花?」
水口亜衣:「動木さんのお鼻に何かついてます」
水口亜衣:言いながら、くるりと背を向けて事務所の方へ。
水口亜衣:「来るなら取ってからね。社長に笑われちゃいますよ」
動木二四三郎:「あらホンマや!これも記念に……」
動木二四三郎:「つれへん人やなぁ、水口さーん」
動木二四三郎:とことこ事務所の中についていく
GM:(株)ピカピカと記されたドアが開き、雑然としたオフィスにあなたたちは入っていく。
動木二四三郎:「ごきげんよぉー」
動木二四三郎:「今日も元気に動木二四三郎でございますー」
GM:幾人かいる社員は、全員支部員を兼ねている。
時田 久則:「……おお、動木じゃねえか」

【時田久則・『(株)ピカピカ』代表取締役社長】あるいは【"トート"UGN雨宿支部・調査部および処理部主任】
動木二四三郎:ニコニコとタイムカードを切る。
GM:派手な金髪の中年男性。この事務所の主だ。
動木二四三郎:「あ、ボスや、ボスー」
動木二四三郎:「今日もイカついグラサンですねー」
動木二四三郎:「かっこええです!におてます!」
動木二四三郎:サムズアップ。
時田 久則:「お? おお、そりゃどうもな」
時田 久則:少し嬉しそうだ。
動木二四三郎:「ボクもそういうんつけよかなあ」
動木二四三郎:「こないだも馬券買おうかおもたらメンチ切られてもうて」
水口亜衣:想像をしたのか、少し笑っている。
動木二四三郎:「やっぱりボスみたいにオトコのイゲンちゅうのが」
動木二四三郎:「足りひんのかなー」
動木二四三郎:腕を組み考え出す
時田 久則:「そりゃお前はそうやってニコニコしてっからな……」
動木二四三郎:「あ、そっか」
動木二四三郎:「これがアカンのかしら」
動木二四三郎:キリっと眉間に皺を寄せるが
動木二四三郎:……すっぱいものを食べたようにしか見えない。
水口亜衣:肩を震わせて笑っている。
動木二四三郎:「どないです?」
動木二四三郎:「あれー!?」
時田 久則:「……無理すんな」
時田 久則:「で、なんかあったのかよ? 新しい話とかなんとか」
動木二四三郎:「あ、そうやったそうやった」
動木二四三郎:「にらめっこしに来たんとちゃうんでした」
動木二四三郎:「ええとですねぇ……3丁目の〇〇さん、5丁目の××さん」
動木二四三郎:手元から取り出したくしゃくしゃのメモにある名前を読み上げていく。
動木二四三郎:「このリストで、記憶処理の記録って出したりできます?」
時田 久則:「ああ、こっちにあるな。どうした?」
動木二四三郎:「新しいネタなんですけど、情報っちゅうにはその」
動木二四三郎:「あんまり曖昧なもんやから、ひょっとしたらもう別件で処理された残りのあれちゃうかと思って」
動木二四三郎:「この人らはみーんな、泥棒におうたらしいんです」
動木二四三郎:「せやけど全員、何が盗まれたか」
動木二四三郎:「分からへんのですって」
時田 久則:「泥棒? 警察向きの話じゃなさそうだな」
動木二四三郎:「そうなんですー」
動木二四三郎:「せやかてうち向きかー言うても」
動木二四三郎:「いくらなんでもそんだけやったら動けへんですよね」
動木二四三郎:「せやから一応まずご報告と、データベースで軽く洗ろたらどうかなーと思って」
時田 久則:「わかった……と、泥棒か……」少し考えるようにして。
時田 久則:「なあ、動木。『怪盗・緋連雀』ってのは知ってるか」
時田 久則:「最近噂が流れてるやつなんだが……」
動木二四三郎:「ひれんじゃく?」
動木二四三郎:小首をかしげている
水口亜衣:給湯室からお茶を持ってきたところだったのだが。
水口亜衣:「……!」
動木二四三郎:「おお、水口さん知ってます?」
時田 久則:「ああ、妙に目立つ泥棒の噂で……と」
時田 久則:「やべ」
水口亜衣:「あ」
動木二四三郎:「どないしました?」
動木二四三郎:2人の顔をキョロキョロ見渡している
水口亜衣:顔が青くなっている。
水口亜衣:「わ、私、あの。ちょっと気分が」
水口亜衣:「社長に聞いてください、申し訳ないですけどっ」
動木二四三郎:「ありゃりゃ」
水口亜衣:そのまま、あなたたちの前にお茶を置いて、自分の席に戻ってしまった。
時田 久則:「……タイミングミスったな」
時田 久則:「悪い、ちょっと後で話すが……どうせだ」
時田 久則:「お前、支部の……役所の方に行ってこい」
動木二四三郎:「おお」
動木二四三郎:「記憶処理の記録のアレです?」
動木二四三郎:「それとも……」
動木二四三郎:「今言うてた『ひれんじゃく』さんのなんかですか?」
時田 久則:「ああ、怪盗とやらの話で、あっちで人を集めてんだよ」
時田 久則:「その記録とかの話も持ってくといい」
動木二四三郎:「あいあいボス!」
動木二四三郎:「怪盗、怪盗」
動木二四三郎:「なんやかっこうええですねー」
動木二四三郎:「捕まえたらサインもらおかな」ニコニコ
水口亜衣:「…………」
動木二四三郎:「あ、水口さんもいります?サイン」朗らかな態度で尋ねる
水口亜衣:「そんなんじゃない、です」小さな声で。
水口亜衣:「いりません、そんなの!」強く言ってから、ハッとする。
水口亜衣:「……ごめんなさい」
動木二四三郎:「あー……んー」
動木二四三郎:その態度に顔をしかめ
動木二四三郎:「いや、こっちこそすんません」
動木二四三郎:「さっきの、ちょっと気になってもうて」
動木二四三郎:「デリカシーなかったです」
動木二四三郎:ペコと頭を下げて
水口亜衣:「い、いいの。私の方もちょっと……」
水口亜衣:「本当にごめんなさいね。いろいろあって」
動木二四三郎:「……いえ」
動木二四三郎:「大事なことって人それぞれですから」
動木二四三郎:「せやけどなんか……今回の話で気になることがあったら」
動木二四三郎:「聞いてくださいね、ボク支部の方いますんで」
水口亜衣:「……ありがとう」
動木二四三郎:「……ふふ、ほんなら」
動木二四三郎:「お守りも置いときますねー」
動木二四三郎:ビールの王冠をデスクの上にのっけて去っていく。
水口亜衣:「……ふふ。駿が喜ぶかしら」それを見て少し困ったように笑う。
GM:事務所のドアが、閉まる。
GM:まだあやふやな『怪盗』の話に、あなたはこうして首を突っ込むことになった。
GM:ロイス取得のみできます。
動木二四三郎:水口さんに取ります!
動木二四三郎:誠意〇/心配で!
GM:わおわお
オープニング3 御凪 蓮
GM:登場侵蝕をお願いします。
御凪 蓮:御凪蓮の侵蝕を1d10(→ 8)増加 (35 → 43)
GM:あがる
【雨宿町・新市街 路上・夕方】
GM:冬のある日。あなたは道を歩いていた。一人ではない。
柘植 小遥:「……今日は特別に冷える……」

【柘植小遥・地域親交課資料室担当】あるいは【"タイニーヘラルド"・UGN雨宿支部資料室担当】
柘植 小遥:機能的な防寒着を着た小柄で細身の女性。UGNの支部員で、あなたとは何かと縁がある。
柘植 小遥:今回は、支部への道にたまたま行き会った形だ。
御凪 蓮:扇を片手に姿勢よく歩く翠の着物姿の男。
御凪 蓮:傍らの女性に歩幅を合わせて歩く。常々浮かべている笑みは顔にない。
御凪 蓮:不機嫌というわけではなく、気を抜いている。
御凪 蓮:「もう少し寒暖差も落ち着いてくれるといいんだが」
御凪 蓮:「こう急だと衣替えも大変そうだ」
御凪 蓮:「……まあ、私が言うと冗談になってしまうか」
柘植 小遥:「……着物がそもそも寒そうだし」
柘植 小遥:「首元の防寒は、大事。マフラーとかが必要だと思う」
柘植 小遥:自分の首元をぎゅっと合わせて。
御凪 蓮:「ううん……私は慣れたし平気なんだが、見ている側としてはそうなんだろうな」
柘植 小遥:「……でも、私も慣れたかも」
柘植 小遥:着物姿の冬服に、と横目であなたを見る。
御凪 蓮:「しかし、あまり着込むと足運びに影響があってね。鬼狩りとしては即応ができないのは少々示しがつかないし……」
柘植 小遥:「実用性、大事」
御凪 蓮:「ん。……そう、か」
御凪 蓮:ぱたぱたと扇を広げて口元を隠す。
御凪 蓮:「こちらに来てそろそろ長いからな。馴染んだということならありがたい」
柘植 小遥:「そう。私も蓮さんも馴染んだ、のかも」
柘植 小遥:「…………」少し何か考えるようにする。
柘植 小遥:「馴染んだから、こんなことを思い出したのかもしれないけど」
柘植 小遥:「蓮さん、のっぺらぼうの噂、知ってる?」
御凪 蓮:「のっぺらぼう?」
御凪 蓮:「というと、あの顔がない」
GM:少し前に、そういう妖怪めいた存在が現れたという話があった。もう消えている。
GM:あなたはそれを知っていても知らなくてもいい。
柘植 小遥:「確か、これくらいの時間に出たんだって」
柘植 小遥:「昔なら、どうせRBだって思ってたけど。今はなんとなく、気になって」
御凪 蓮:「ふむ。あやしがうっかり人を驚かせてしまった、という程度のはなしならよし」
御凪 蓮:「それで済まないなら……」
御凪 蓮:「その時は私の仕事かな。適材適所」
柘植 小遥:「……蓮さんの手を煩わせるほどじゃないといいけど」
柘植 小遥:「もしかしたら、またお仕事になる、かも」
柘植 小遥:「そうしたら……」
柘植 小遥:「がんばって」小声で。
御凪 蓮:「お互い様。その時はお世話になりますよ」
御凪 蓮:「とはいえ、斬らないで済むならそれに越したことはない」
柘植 小遥:「それはそう」こくこくと頷いてる。
御凪 蓮:「アテナシ様が小言を言って、ご機嫌取りが必要になる程度で済むように願うばかりだ」
GM:さて、あなたたちがそうしていると。
柘植 小遥:「……? 何か聞こえた」立ち止まる。
御凪 蓮:「む」足を止めて周囲を見渡す。
柘植 小遥:「声、だと思う、けど……笑い声?」
GM:その声は、あなたの耳にもすぐに届いた。
????:「……はーっははははは!!」
GM:風上から、声が流れてくる。すぐ近くだ。
緋連雀:「あっ、人! よかった……こほん」
緋連雀:人影が、小さく咳払いをする。赤を基調にしたマントにシルクハットの奇矯な格好だ。
御凪 蓮:「……おやおや、これは」
御凪 蓮:見上げて、口角を吊り上げ笑顔を形作る。
緋連雀:「やあやあ、僕は怪盗・緋連雀!」
緋連雀:「ただ今華麗に予告を果たしたところさ」
緋連雀:「夜の闇を切り裂いて、ただ今参上!」
緋連雀:周りは夕方だ。
柘植 小遥:「…………何?」
緋連雀:ボイスチェンジャーを噛ませたような奇妙な声。仮面とマントとで目元口元は見えない。
御凪 蓮:「随分と気取った出で立ちの方ですねえ。大仰といいますか」
緋連雀:性別や年齢も、なんとなく判別がつきづらい風体だ。
御凪 蓮:「や、ぼくの言えたことではありませんか」
御凪 蓮:ぺし、と扇で己の頭を叩く。
柘植 小遥:「……蓮さんよりもほっぽど派手」
緋連雀:「それはそうさ、僕は怪盗・緋連雀」
緋連雀:「皆に夢を届けるえーと、魔法の存在なのさ!」
御凪 蓮:「ほほう、それはそれは。それでその怪盗殿がぼくたちに何か御用でしょうか?」
緋連雀:「あっ、えっと、用ってほどじゃないんだが」
緋連雀:「現在アピールタイムのため、姿を現させてもらった」
御凪 蓮:「アピールタイム」
緋連雀:「僕の名前を覚えておくがいい、市民達よ!」
緋連雀:「はーっはははははは!」
御凪 蓮:想定よりふわっとした解答に思わず鸚鵡返しする。
緋連雀:「じゃあ、そろそろ失礼しようかな。アピールもしたしね」
緋連雀:「できれば噂を広めておいてもらえると助かるな!」
御凪 蓮:「えっ、ああ、はいはい……?」
御凪 蓮:(なんだこいつ)
緋連雀:「では、さらば! 怪盗・緋連雀でした!」
緋連雀:《瞬間退場》
緋連雀:マントをバサリと翻した瞬間、姿がかき消える。
御凪 蓮:「あっ、待」
緋連雀:奇妙な存在だったが、そこだけは確かに魔法めいていた。
御凪 蓮:「ちませんか、怪盗ですもんねえ……」
柘植 小遥:「…………??」混乱しているようだ。
GM:ひらり。
GM:地面に、何かが舞い落ちた。
GM:葉書くらいのサイズの紙のようだ。
御凪 蓮:「……?何か落としていった……?」
御凪 蓮:拾い上げて眺めてみる。
柘植 小遥:ひょいと覗き込む。
柘植 小遥:「『あなたの一番大切なものをいただきます』」
柘植 小遥:「…………」
御凪 蓮:「わ」覗き込む柘植に見やすいように紙を傾ける。
柘植 小遥:「蓮さん。今の名前、確か聞いたことがある」
御凪 蓮:「私も、噂で名前ぐらいなら」
御凪 蓮:笑顔を消して思考に入り込む。
柘植 小遥:「そっちもだけど……ええと」
柘植 小遥:「ちょっと、支部で話をしてもいい?」
柘植 小遥:「資料室で見かけたことがある気がする。怪盗・緋連雀」
御凪 蓮:「勿論。流石にアレを報告しないわけにもいかないし」
柘植 小遥:「わかった。じゃあ、すぐに行って……やっぱりお仕事になる、かも」
柘植 小遥:「頑張ろう」ぐっと拳を握る。
御凪 蓮:「ええ、よろしく」
御凪 蓮:応えるように拳を握って見せる。
御凪 蓮:「……っと、そうだ、失礼」
御凪 蓮:「少し時間を」
柘植 小遥:「? はい」
御凪 蓮:懐から携帯端末を取り出し、メッセージアプリを開く。
御凪 蓮:『怪盗を名乗る輩に出くわして、犯行予告をされました』
御凪 蓮:『盗まれないようお気をつけて。特に慶兄さん』
御凪 蓮:兄たちとのグループにそれだけ送る。
御凪 蓮:(まあ、既読はどうせ一つしか付かないだろうけど)
御凪 蓮:「失礼、おまたせしました。行きましょうか」
柘植 小遥:「はい」きびきびと歩き出す。
御凪 蓮:少し早くなった足取りに歩調を合わせる。
御凪 蓮:(『一番大切なもの』……か)
御凪 蓮:真っ先に家族が思い浮かんだ。他には例えばこの扇。
御凪 蓮:舞そのものということもある。困ったことに前例があるし。
御凪 蓮:あるいは──
御凪 蓮:(友人とか)
御凪 蓮:わずかに傍らに視線を向ける。
御凪 蓮:(……いや、考えすぎても仕方ないな)
御凪 蓮:そもそも、それほど恐れる相手かもわからない。いたずらということもあるし。
御凪 蓮:気を回し過ぎなのはよくない癖だ。
御凪 蓮:「頑張りますか」
御凪 蓮:いつの間にか少し遅れていたのを追いつくように、足取りを早めた。
GM:ロイス取得のみできます。
御凪 蓮:緋連雀 P:好奇心/○N:困惑
GM:困惑してる
御凪 蓮:以上!
御凪 蓮:まだ掴みかねてる いろいろ
GM:わかんないよね……
オープニング4 桑原 そら
GM:登場侵蝕をお願いします。
桑原そら:桑原そらの侵蝕を1D10(→ 4)増加 (45 → 49)
GM:いい感じ
【宿町・新市街 路上・夕方】
GM:冬のある夕方。あなたは家の近辺のパトロールを行っていた。
GM:所属する雨宿支部の支部長から、依頼があったのだ。
八千代 路夜:『どうも最近、近くのFHセル同士で動きがあったみたいでね』

【八千代路夜・地域親交課課長】あるいは【"リーチパーチ"・UGN雨宿支部支部長】
八千代 路夜:『小さなセルが移動をしたり、FH同士で抗争があったり。そういう話が入ってきたの』
八千代 路夜:『この町にも影響があるかもしれない。誰かしら紛れ込んだり、セルそのものが移動してきたり』
八千代 路夜:『私が支部長になってからは少なくとも、ここで大きな衝突が起きたことはないから、逆に備えないと』
八千代 路夜:『ということで、普段の生活の範囲で構わないから、何か変わったことがないか気をつけて見てもらえないかしら』
GM:……という話だった。
桑原そら:学校帰り、そんな雰囲気を装いながら
桑原そら:学校から家までを遠回りするようなルートで町並みを眺めて歩く
桑原そら:不自然にきょろきょろと周りを見渡したりもしないが
桑原そら:普段通りかどうかの確認は怠らない
桑原そら:「ふんふん~~♪」鼻歌を歌いながらのんびりと
GM:空は、晴れた夕焼け空。辺りは(比較的)新しい住宅街。
GM:変わったことなどそうはない、いつも通りの街角、に見えた。
GM:ただしそこで、あなたは気付く。
GM:目の前に、うろうろと行ったり来たりしている少女がひとり。
GM:中学生くらいだろうか。制服ではなくカジュアルな格好で、何度も電柱の表記を気にしている。
ウィンプ:「……ここ、さっきも通った」
ウィンプ:「何、どういうこと?」
ウィンプ:「なんでこんなに狭い町なのに、道がわかりづらいのよ……!」
ウィンプ:「似たようなマンションばっか! もうっ!」
GM:なんだか憤慨をしている。
ウィンプ:「……あっ」そのうち、あなたを見て顔を上げる。
桑原そら:おや?っという顔をしてからその憤慨している少女に近付いていく
ウィンプ:「人!」
桑原そら:「はい、人です!こんにちは!」
ウィンプ:少しほっとしたような顔をしている。
桑原そら:「なにかお困りですか?」
ウィンプ:「ちょうどいいところに来た」
ウィンプ:「道! この辺、道がわかりにくいの!」
ウィンプ:ぷんぷんとしている。
桑原そら:「ははあ、確かにここら辺は似たような住宅がおおい比較的新しいところですからね」
桑原そら:「どこか行きたいところが?」
ウィンプ:「……駅前の方」
ウィンプ:「ま、迷子じゃないわよ。ちょっとわかんなくなっただけだもん」
桑原そら:「なるほどなるほど、では私もちょうど駅に用事がありますので」
桑原そら:「ご一緒にいかがでしょう?」
ウィンプ:「……そう。偶然! いいわよ。ついていってあげても」
ウィンプ:「…………」
ウィンプ:「ありがと」
ウィンプ:小声でそれだけ言う。
桑原そら:「うふふ、こちらこそ一人じゃ寂しかったので嬉しいです。ありがとうございます」
桑原そら:ニコニコと笑顔で隣に並んで駅に向かって歩き出す
GM:駅前へは、目の前の道を少し歩いていけば着くはずだ。
GM:少女は、安心したようであなたに少し話しかけてきた。
ウィンプ:「……最近来たから、あんまり詳しくないのよね。ちょっとだけ」
ウィンプ:「ほんとにちょっとだけ」
ウィンプ:「でももう道は覚えたし……あっ、迷子じゃないんだけど」
桑原そら:「最近ですか、中学生くらいに見えますが」
ウィンプ:「学校は行ってない。そのうち行けるみたいだけど」
ウィンプ:「あんたもそれくらいでしょ?」
桑原そら:「わたしは高校生ですよ!」
桑原そら:「二年生です」
ウィンプ:「えっ」
ウィンプ:自分より少しだけ小さなあなたを見てから。
ウィンプ:「知ってた!!」
桑原そら:「あははは、よく小学生と間違われるので大丈夫です」
桑原そら:「見えませんよね」
ウィンプ:「し、知らないし。あたしは知ってたし」
ウィンプ:「……あ、そっか」
ウィンプ:「ね。学校で、噂とか聞いたことある?」
ウィンプ:「『怪盗・緋連雀』」
GM:ここしばらく、少しだけ教室で流れていたことがあるかもしれない、そういう噂だ。
桑原そら:「聞いたことはありますね」
ウィンプ:「あ、やった!」
桑原そら:「今日もクラスでお友達が話していました」
桑原そら:「お知り合いなんですか?怪盗さんと」
ウィンプ:「知り合いなんかじゃないわよ。でも噂は知ってるの」
ウィンプ:「夜を切り裂いて現れる、無敵のエンターテイナー!」
ウィンプ:「神出鬼没の活躍で人々の視線を攫う、最高の怪盗なのよ」
ウィンプ:腕をぶんぶんと振っている。
ウィンプ:「覚えといて、話しといてね」
桑原そら:「うふふ、すごく好きなんですねその怪盗・緋連雀さんの話」
ウィンプ:「ふふん。いずれこの町の夜はその下にひれ伏すんだから」
桑原そら:「怪盗…フィクションでは確かに魅力的ですが」
桑原そら:「泥棒はいけないことだと思うんですけどねえ…」
ウィンプ:「む」
ウィンプ:「あんた、さてはいい子ね?」
桑原そら:「昔からよくそう言われてきましたね!」にこーと笑顔で返す
ウィンプ:「うえー」ちょっと嫌そうだが、すごく嫌そうというほどでもなく。
ウィンプ:「……あんたじゃあれだなあ。名前」
ウィンプ:「何?」
桑原そら:「わたしは桑原そらといいます」
ウィンプ:「ふーん」
ウィンプ:「あたしは"ウィンプ"」
ウィンプ:日本人らしからぬ名前を名乗る。
ウィンプ:あるいは、コードネームのような。
桑原そら:「かっこいいお名前ですね!」ほんの少しだけ思慮を巡らせるがすぐにそう返して
ウィンプ:「でしょ。本名嫌いなの」
桑原そら:「あらそうなんですか、あだ名みたいなもので?」
ウィンプ:「そういうことー」
ウィンプ:「……あ、ここ、駅前の道?」
桑原そら:「あ、はい」
GM:先ほどより大きく賑やかになった道を見て。
桑原そら:「そうですね、ここから真っ直ぐ行けば駅に着きますよ」
ウィンプ:「そう。じゃあ、あたしこっちだから」
ウィンプ:「じゃあね。ありがと、そら」
桑原そら:「うふふ、どういたしまして」
桑原そら:「縁がありましたらまたお会いしましょうね、ウィンプさん」
ウィンプ:あなたに小さく手を振って、背を向けて歩き出す。そして。
ウィンプ:あなたが一瞬瞬きをした時だろうか。
ウィンプ:《瞬間退場》
ウィンプ:少女の姿はいつの間にか消えていた。
桑原そら:はた、と煙のごとく消え失せた少女を追いかけるように瞬きを何度か
桑原そら:(ふむ…最近やってきていて、学校には行っていなくて)
桑原そら:(なおかつ“あだ名”を名乗る子ですか…)
桑原そら:UGNではまずコードネームは任務中やオーヴァード同士であると確定している場合を除き
桑原そら:本名よりも優先して名乗らせるような指導はされていないはず
桑原そら:「…これは、支部長に報告しないといけませんね」
桑原そら:怪盗・緋連雀、おそらくそこと関連があるであろうことも含めてだ
桑原そら:FHとの交戦経験がある人も少ないはずだ、と考えをまとめ直して
桑原そら:「よし!とりあえずお仕事です!」
桑原そら:えいえいおー!と1人で小さく拳を上げて支部へと足を運んでいく
GM:そうして支部へと戻り、報告を行ったあなたは、さらなる指示を得た。
GM:キーワードはFHではなく、『怪盗・緋連雀』。
GM:まずはその噂について確かめてほしい、少女の件と並行して、という話だった。
GM:ロイス取得のみできます。
桑原そら:ウィンプさんに ○興味/不審 で取得します
GM:はあい
ミドル1 不穏な噂の集合
GM:合流シーンです。全員登場推奨。
GM:登場侵蝕をお願いします。
桑原そら:桑原そらの侵蝕を1D10(→ 10)増加 (49 → 59)
動木二四三郎:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 6[6]+33 → 39
GM:そらちゃ!
御凪 蓮:御凪蓮の侵蝕を1d10(→ 5)増加 (43 → 48)
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を1D10(→ 5)増加 (48 → 53)
GM:わりとお高め
【雨宿町役場・資料室】あるいは【UGN雨宿支部・資料室】
GM:調査部が現在の情報を集めたところなら、ここは過去の情報の倉庫だ。
GM:案外広い空間に、書類棚がずらりと並んでいる。
GM:その入口付近の机に、あなたたちは集合をかけられていた。
八千代 路夜:「お疲れ様。集まってくれて助かります」
八千代 路夜:落ち着いた雰囲気の女性支部長があなたたちを迎えてくれる。
八千代 路夜:「今回は、最近噂になっている『怪盗・緋連雀』について調査を行いたいと思っています」
八千代 路夜:「他にもいろいろあるんだけど……まずは取っかかりとしてね」
八千代 路夜:「こちらから言えることは、現在町内では実際に盗難事件が起こっていること」
八千代 路夜:「それに付随して、怪盗の噂も立っていること。実際に、怪しい人影も目撃されていること。それから」
柘植 小遥:「『二年前に同じ怪盗に関して、事件が起こっている』こと」
八千代 路夜:「そう。詳細は資料室にもあるから、確認をしてもらって」
八千代 路夜:「まずはお互いに自己紹介でもね」
桑原そら:「お疲れ様です!」
鷺森七夏:「ええっと……」てきぱきとした説明にまばたきをしつつ、周囲を見て。
桑原そら:「今回は鷺森さんと一緒なんですね」ニコニコとそちらに笑顔で
鷺森七夏:「ん、よろしくお願いします……結構、大がかりになるなんですかね。捜索」
桑原そら:「そうですねえ、わたしたちだけじゃなくて」と自分の先輩の隣にいる男性を見て
桑原そら:「御凪のご当主の蓮さんもいらっしゃいますし」
桑原そら:「あやしが関連してる可能性もあるのかもしれません」
御凪 蓮:「あはは、丁寧な紹介ありがとう」
御凪 蓮:パタパタと扇を仰ぎながら笑みを深める。
御凪 蓮:「ご紹介に預かりました、イリーガルの御凪蓮です。どうぞよろしく」
鷺森七夏:「御凪って、あのおっきなお屋敷の……」なるほど、と頷きつつ。
鷺森七夏:「……鷺森七夏、です。高校生で、UGNイリーガル」
桑原そら:「わたしの後輩なんですよ!」どや、と胸を張る
鷺森七夏:「コードは、ヒカワヒメって言います。これ、あんまり呼ぶ人いないけど……」
鷺森七夏:どこかゆっくりとした語調で喋っている。右目はずっと閉じている。
御凪 蓮:「ああ、確かにぼくもだいたい名前で呼ばれるなあ……」
御凪 蓮:「さて。今回はここに居るメンバーで、ということでいいんでしょうか?支部長」
動木二四三郎:ではその辺りで
八千代 路夜:「ええと、実はね……」
動木二四三郎:わたわたと慌ただしい足音が廊下から聞こえてきて
動木二四三郎:がちゃり、とドアが開く。
動木二四三郎:「たいへんたいへん、遅刻してもうた」
鷺森七夏:「もう一人来てる……?」足音を耳にして、扉が開くよりもはやくそちらを振り返る。
八千代 路夜:「ああ、来た。先に始めちゃってますよ」
動木二四三郎:「あらほんま」
動木二四三郎:「そらちゃん先輩さんやー、どーもどーも」
桑原そら:「動木さん!遅刻はいけませんよ!」めっ、と
御凪 蓮:「やあ動木君。お疲れ様です」
動木二四三郎:「手厳しい~」
動木二四三郎:「あら、御凪さんもいてはるんですねぇ、今日もシュッとしてはってかっこええですー」
鷺森七夏:(そうぞうしい人だなあ)
御凪 蓮:「どうもどうも。見栄は大事ですから」
動木二四三郎:「ほんでそっちの子ーは……ええと」
動木二四三郎:「お初お目にかかりますー、ピカピカさんで下働きさせてもろてます動木二四三郎いいますー」
鷺森七夏:「えっと……こんにちは。鷺森七夏っていいます」
動木二四三郎:「よろしゅうおおきにですー」
桑原そら:「わたしの後輩です」なぜか誇らしげに
動木二四三郎:「はー、そらちゃん先輩さんの」
鷺森七夏:「あっ、はい、おおきにです」
動木二四三郎:「そら頼りになりますねー」
動木二四三郎:「ええ面子ですねー、ボクも楽できそうで」
動木二四三郎:「さっそく幸先ええですー」
鷺森七夏:「う、そんなに期待される柄でもないんですけど……」
桑原そら:「大丈夫です、動木さんはこんな感じですがお仕事はきっちりされる方ですので」
桑原そら:「安心してくださいね!」
御凪 蓮:「と、期待されていますが」
動木二四三郎:「あはは!先輩さんに言われてもうたらかなわへんわー」
動木二四三郎:「ま、ボチボチやらせてもらいますー」
御凪 蓮:「これで安心だ。引き締め助かります先輩」
鷺森七夏:(桑原さんの方が先輩さんなんだなあ……)
桑原そら:「うふふふ、お任せください!」
桑原そら:「わたしは大きなそらですので!」
動木二四三郎:「いよ!」
動木二四三郎:「にっぽんいちー!」
動木二四三郎:ぱちぱち
御凪 蓮:「天下無双!」
御凪 蓮:ぱちぱち、と扇で掌を叩く。
鷺森七夏:「え?征夷大将軍……?」適当に拍手している。
動木二四三郎:「あはは」
動木二四三郎:「七夏ちゃんさんもノリええなあ」
動木二四三郎:「ええ具合のチームなんちゃいます?」
桑原そら:「そうですね!」
桑原そら:「いい具合のままお仕事も頑張りますよ~!」
動木二四三郎:「がってんしょうちですー」
動木二四三郎:ふんにゃりとした敬礼で応える
鷺森七夏:「ん、頑張ります……」
鷺森七夏:目元をごしごしと擦りながら。
御凪 蓮:「では絆も深まったところで、そろそろ本題に入りましょうか?」
御凪 蓮:「このまま話してると日が暮れてしまいそうだ、楽しくて」
桑原そら:「ええ、こはる先輩が今資料をまとめてくださってるはずです」
御凪 蓮:「ああ、動木君。今回の調査の概要大丈夫ですか?『怪盗・緋連雀』について」
動木二四三郎:「あー、そうそう、ボクが聞いたんは元々泥棒さんの噂話やったんですけどね」
動木二四三郎:「いまいちハッキリした証言でもないんで、あやしの仕業かなんかかなーと思てたんですけど」
動木二四三郎:「それが噂の『怪盗』なんちゃうかって、こっちに合流するよう言われましてー」
動木二四三郎:「ボスさんの勘っちゅうやつですかね?かっこええですよねー、ああいうん」
鷺森七夏:「泥棒の噂話っていうのは、こっちも同じかな……?学校で結構広まってるみたい」
動木二四三郎:「あらー、そら大変やなあ……学生さんかあ」
桑原そら:「わたしは緋連雀はエンターテイナーなの!という噂を聞いたばかりですね」
鷺森七夏:「まあ、ただの噂だから。みんな結構適当なこと言ってるけど……」
動木二四三郎:「支部の方針やったら、多少の噂話程度なら残ってもええちゅうことでしたけど」
動木二四三郎:「それはちょいライン越えてる感じしてますねー」
鷺森七夏:「あ、桑原さんの知り合いにもいたんだ。あれのファンみたいなの」
桑原そら:「も、といいますと?」
桑原そら:「鷺森さんの近くにも誰かエンターテイナーだ、とおっしゃる方が?」
鷺森七夏:「そう言ったわけじゃないんだけど……ただの泥棒なんかじゃない、みたいな事を」
鷺森七夏:「うちのクラスメイトが。後で話を聞こうと思ってたんだけど、まだちゃんと話せてなくて」
桑原そら:「なるほどなるほど、それでしたらゆっくりとお話を聞けるといいですね」
御凪 蓮:「なるほど……ふうむ。ファンが多いんですねえ」
御凪 蓮:「案外うまくいってるのかな、あのアピールタイム」
動木二四三郎:「御凪さんは、直接おうたんでしたっけ」
桑原そら:「アピールタイム、ですか?」
動木二四三郎:「目撃者やって聞いてますけど」
御凪 蓮:「ああ、そうそう。直接会いまして。怪盗・緋連雀」
桑原そら:「それはそれは、どんな方でした?」
御凪 蓮:「なんと言えばいいかなあ……だいぶ愉快といいますか」
御凪 蓮:「エンターテイナー、というのもなんとなく分かるような立ち振舞でしたよ」
動木二四三郎:「アピールってどんなんなんですか」
動木二四三郎:「まさか自分から」
動木二四三郎:「私はかっこええ怪盗ですー!」
動木二四三郎:「エンターティナーなんですー!」
動木二四三郎:「なんて言うたりせえへんですよね」
御凪 蓮:「あ、大体そんな感じ」
鷺森七夏:「言うんだ……」
桑原そら:「すごいですね」
御凪 蓮:「ことあるごとに『自分は怪盗・緋連雀』アピールしてましたよ」
動木二四三郎:「あはは!そらおもろいですねー」
鷺森七夏:「それってなんかもう……そういう芸人じゃない……?」
御凪 蓮:「噂を広めておいて、とも言っていたし。名前覚えてもらいたいんですかね?」
桑原そら:「性別や年齢などはわからなかった感じですか?」
御凪 蓮:「あ、そうそう。本人には申し訳ないんですが、売出中のコメディアン感は若干……」
動木二四三郎:「出たての若手芸人のやるやつですね」
動木二四三郎:「名前だけでも覚えてくださーい、ちゅうやつ」
御凪 蓮:「いやあ、それが……声は変えていましたし、かなり着込んでいたもので」
御凪 蓮:「年齢も性別もいまいちはっきりしませんでしたねえ」
桑原そら:「ふむ…そうですか」ちょっとだけ何かを思案するように口元に手を寄せている
動木二四三郎:「おもろい人やなあ、ボクもちょっとファンになりそうやわ」
鷺森七夏:「着込んでた……」
御凪 蓮:「桑原さん?何か心当たりが?」
桑原そら:「ああ、いえいえ心当たりというほどではないんですが」
鷺森七夏:「人に化けるのが苦手なレネゲイドビーイングが、いっぱい着込んで誤魔化してたっていうやつは、過去にあったけど……」
桑原そら:「エンターテイナーなんだ、と緋連雀の噂を聞かせてくれた方が」
鷺森七夏:《ヒューマンズネイバー》というタームも覚えてはいるが、面倒なので普通の言い方にした。
桑原そら:「つい最近町に来たばかりで、学校にも行っていないということを言っていたので」
桑原そら:「何か関係があるのかしら、と思いまして」
動木二四三郎:「まあ学校行かへん、行かれへんなんて」
動木二四三郎:「事情は人それぞれや思いますけどー」
動木二四三郎:「なんか他にあったんです?気になること」
桑原そら:「“ウィンプ”」
桑原そら:「これだけの名前の印象はいかがでしょう」
動木二四三郎:「……そう名乗らはったんですか」
動木二四三郎:「ご本人で?」
桑原そら:「ええ、本名が好きではないとは言っていましたが」
動木二四三郎:「……」
御凪 蓮:「ふむ。支部長、そういうコードネームの関係者は……」
動木二四三郎:暫し周囲を見回し
動木二四三郎:「あの、そらちゃん先輩さん」
桑原そら:「はいはい?」動木さんの方に寄る
鷺森七夏:「そっちの名前は好きみたいな言い方だけど……」ううん、と首を捻る。
動木二四三郎:「上手く説明できるかどうかわからへんのですけど」
動木二四三郎:「その子、そらちゃん先輩さんと同い年くらいの子ちゃいますか?」
桑原そら:「体格は同じくらいでしたね!わたしは高校生なのでこっちがお姉さんなんじゃないかなと思います」
動木二四三郎:「やはり……」
御凪 蓮:「? 動木君、どうしてわかったんです?」
動木二四三郎:「分かるじゃないですか!」
動木二四三郎:「その、先輩さんはそういうのと真逆タイプやから、アレやと思うんですけど」
動木二四三郎:やや言いづらそうに
動木二四三郎:「……そういう時期があるんですよ……!」
動木二四三郎:「急に学校行かへんくなったり……」
動木二四三郎:「自分の名前が嫌とか……そういう……!」
御凪 蓮:「あ、あー……思春期のあれこれ……」
御凪 蓮:ぺしりと閉じた扇で自分の頭を叩く。
動木二四三郎:「誰にでもあるんです!」
鷺森七夏:「そういうこと、なのかな……?」
八千代 路夜:「……ええと、とりあえずそういうコードの子は支部にはいないわね」やや笑いそうになりながら。
桑原そら:「思春期のあれこれであれば杞憂で済むのでいいことですね」
動木二四三郎:「おお、案外理解があった」
動木二四三郎:「せやったら」
動木二四三郎:「それだけで済まへんなんかを、そらちゃん先輩さんが感じ取った」
動木二四三郎:「先輩の勘ちゅうやつですね」
桑原そら:「ええ、少々気になることがもうひとつ」
桑原そら:「目の前から瞬きの間に姿を消してくださいまして」
動木二四三郎:「ホンマに?そらビックリですね」
動木二四三郎:「まあ単なるファンの1人としても、情報足りひん今のうちは、探ってみる価値ありそうかなー」
御凪 蓮:「そうですね、ぼくも今の話を聞いて気になるところが一つ」
御凪 蓮:「最近来たばかりで、学校にも通っていないということでしたよね?」
桑原そら:「ええ、そう言ってました。そろそろ通えるようになる、とも」
御凪 蓮:「それでいて『怪盗・緋連雀』の噂についてはよく知っている」
御凪 蓮:「最近まで街の外にいたはずなのに、誰から聞いたんでしょうね?その噂」
桑原そら:「そういえば…確かにそうですね」
動木二四三郎:「ああ、ほんまや」
動木二四三郎:「せやったら怪盗さんもどっかから越してきたっちゅうことですかね」
鷺森七夏:「まあ、言い方や熱心さからしてどこかで直接会ったんだろうから……」
鷺森七夏:「偶然の出会いからひと目で入れ込んだ……みたいなのも考えられなくはないけれど」
鷺森七夏:「ううん…………」両目を閉じて首を捻る。
鷺森七夏:やがてゆっくりと寝息らしきものが聞こえてくる。
桑原そら:「寝ちゃいましたね…立ったまま」
御凪 蓮:「あら、おつかれでしたか」
動木二四三郎:「あれ!?ほんまですか」
動木二四三郎:「……ほんまに寝てはる」
動木二四三郎:「これ、このままでええんですかね」
動木二四三郎:「支部長さん、どうします?運んだりした方がええんですか?」
八千代 路夜:「鷺森さん、そういうところあるから……」
八千代 路夜:「……でも、椅子にでも座らせてあげた方がいいのかな……?」
鷺森七夏:「ううん……ここで考えても分からなさそう……」寝言。
動木二四三郎:「いやでもボクとか御凪さんがやったらセクハラなんかしら」
御凪 蓮:「あ、平常運転なんですね……」
鷺森七夏:「調査に出ないと……」うとうと
動木二四三郎:「じゃあそらちゃん先輩に……」
動木二四三郎:「寝たまま話進めてはる」
御凪 蓮:「器用だなあ」
桑原そら:「はいはい、鷺森さん失礼しますよ~」
動木二四三郎:「えらい芸達者ですねえ」
動木二四三郎:「これは怪盗さんともええ勝負になりますよ!」
桑原そら:ひょい、と横抱きにするように抱え上げて
動木二四三郎:グッと何やら勝算を見出している
御凪 蓮:「それコメディアン視点の勝負で見てません?」
桑原そら:椅子に座らせるよりはベンチで横になるほうがいいのかもしれないな、などと思いながら
桑原そら:資料室の椅子の方に足を進めて
鷺森七夏:促されるまま、妙に危なげない動きで腰掛ける。
GM:資料室の書架の間に、小さな寝息を響かせて、この事件は幕を開けた。
GM:ロイス取得と購入判定が可能です。
動木二四三郎:じゃあとりあえず桑原さんに!
鷺森七夏:ううーん ロイスはまだ保留で
動木二四三郎:信頼〇/隔意で!
桑原そら:ロイス まずは鷺森さんに ○信頼/心配 で取得します
御凪 蓮:動木二四三郎 ○P:連帯感/N:食傷
動木二四三郎:購入はすごい服!
GM:すごい服だ!
桑原そら:すごい服だ
動木二四三郎:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 10[5,6,7,10]+4[4]+1 → 15
動木二四三郎:バッチリゲット!
GM:すごい出目だ!
桑原そら:すごい!
御凪 蓮:すごい
動木二四三郎:これでボイチェンと合わせて固定値+4!
動木二四三郎:すごいだろ!以上!
GM:ウワー
御凪 蓮:私はアームドスーツ狙おうかな
御凪 蓮:2DX+1+0@10>=15 調達
DoubleCross : (2DX10+1>=15) → 10[8,10]+3[3]+1 → 14 → 失敗
GM:あっ高い
御凪 蓮:あ、1点なら財産点払って買っちゃおう
鷺森七夏:ううーん 強化素材チャレンジしようかな
GM:初っぱなから装備が充実してきてる
御凪 蓮:ウェポンケースに入れて以上!
鷺森七夏:2dx+3>=15 えい
DoubleCross : (2DX10+3>=15) → 5[5,5]+3 → 8 → 失敗
鷺森七夏:おわり!撤退します
桑原そら:手配師使用して戦闘用着ぐるみを狙います
GM:攻める!
桑原そら:4dx+4>=14
DoubleCross : (4DX10+4>=14) → 10[1,1,3,10]+7[7]+4 → 21 → 成功
GM:!?
桑原そら:????
GM:どうぞ……
桑原そら:クリスタルシールドが狙える出目でした
桑原そら:装備します
GM:ひえ
御凪 蓮:強い
ミドル2 不審な過去の話
GM:情報収集シーンです。登場する人は登場侵蝕をお願いします。
桑原そら:桑原そらの侵蝕を1D10(→ 2)増加 (59 → 61)
御凪 蓮:御凪蓮の侵蝕を1d10(→ 5)増加 (48 → 53)
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を1D10(→ 2)増加 (53 → 55)
動木二四三郎:39+1d10
DoubleCross : (39+1D10) → 39+4[4] → 43
GM:おちついた
GM:情報収集判定を行います。
GM:項目は以下の通りです。
★水口亜衣について〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉7
★枠島翼について〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉7
★怪盗・緋連雀について〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉7
★"ウィンプ"について〈情報:UGN〉8
GM:登場侵蝕1d10を振り足すことで判定やり直しも可能です。
GM:また、今回は情報に強い資料室と調査部が絡んでいる事件ということで、若干のおまけがあります。
GM:大体情報項目ひとつにつきひとつ、簡単なTIPSが公開されます。
GM:これは補足やおまけ情報的なものなので、ご自由に利用してください。
GM:そんな感じで項目を選んでどうぞー
鷺森七夏:枠島さんいきたい〜
動木二四三郎:難易度ほぼ同じだからロール的に割り振ればいいかな
動木二四三郎:水口さんいきます
御凪 蓮:怪盗・緋連雀については私が行きましょうか!
動木二四三郎:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 6[2,5,6,6]+1 → 7
動木二四三郎:結構あぶなかった!
鷺森七夏:〈情報:噂話〉で、コネ:噂好きの友人を使用。
GM:成功!
鷺森七夏:4dx+1>=7
DoubleCross : (4DX10+1>=7) → 8[3,4,6,8]+1 → 9 → 成功
御凪 蓮:情報:UGNで幹部のコネ使います
GM:いい感じ!
御凪 蓮:4DX+0+0@10>=7 情報(UGN) 怪盗・緋連雀について
DoubleCross : (4DX10>=7) → 9[7,8,8,9] → 9 → 成功
御凪 蓮:オッケー
GM:すごい!
桑原そら:では“ウィンプ”について コネを使用して
桑原そら:4dx+3>=8
DoubleCross : (4DX10+3>=8) → 10[4,6,9,10]+2[2]+3 → 15 → 成功
GM:たっか
桑原そら:さっきからなんなんだ
GM:だいぶわかりましたね
御凪 蓮:絶好調
GM:じゃあ全項目開示ですね。TIPSもあります
★水口亜衣について〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉7
UGN雨宿支部の調査部に所属。非オーヴァードで普段は事務担当。
4歳になる息子がおり、共働きで夫はかなり多忙だが、関係は良好。
UGN入りしたのは2年前、怪盗・緋連雀にまつわる事件の直後。
当時は怪盗に予告状を配られ家宅侵入された被害者で、今し方同じ予告状を受け取ったらしい。
→トリガーイベントが発生。次のシーンで水口亜衣の元へと向かい、ミドル戦闘?を行います。
☆TIPS 水口亜衣について2
勤務はきっちり定時から定時まで。いい加減な業務は許さない。
毎日息子を保育園に送り迎えし、家事労働育児を両立している。
非オーヴァードだが、特異体質的に《AWF》を所持しておりワーディングが効きづらい。
2年前の事件、予告状を送られた彼女が一番に心配したのは「家族」、特に幼い息子だった。
★枠島翼について〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉6
市立篠月高校に通うオーヴァード。エグザイル/モルフェウス。
夜の小鳥と呼ばれる遺産を所持。戦闘力は弱いが、強い隠密能力と鍵開けの能力を持つ。
その能力を活かし、覚醒時の二年前は『怪盗・緋連雀』と名乗って予告状を送り、家宅侵入を繰り返していた。
現在はUGNに保護・指導され、一般の学生として日常生活を送っている模様。
→トリガーイベントが発生。ただし、現在はまだロックされています。
☆TIPS 枠島翼について2
中背・細身の高校一年生。手芸部で服や小物を作るのが得意。
内気で大人しく、滅多に大きな声は上げない。逆に、いつの間にか静かに傍にいることが多い。
本や漫画の空想に遊ぶのが好きで、特に探偵や怪盗の登場する冒険ものを好んでいた。
遺産による盗難の奨励と解放衝動の発露が強く、UGNの保護下でコントロールを学んでいる。
★怪盗・緋連雀について〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉7
盗難前に必ず『あなたの一番大切なものをいただきます』と書かれた予告状を出す。
2年前は姿を決して見せることなく、ただ家の中の『なくなると気になるが特に価値がないもの』が盗まれていた。
現在も同じ文面の予告状が送られているが、盗まれたものは全てある程度『価値のあるもの』ばかり。
また、その前後に周辺で高笑いと共に派手な衣装を着た人影が目撃されるケースが多く、以前とは異なる部分が目立つ。
☆TIPS 怪盗・緋連雀が盗んだ物リスト
2年前:輪ゴムの箱、海苔の缶、冷蔵庫のマグネット、スーパーのセールのチラシなど
現在:現金、アクセサリー、預金通帳、古いアルバム、電子機器、子供の絵など
★"ウィンプ"について〈情報:UGN〉8
最近町に現れたらしい少女。怪盗・緋連雀の犯行現場付近で目撃されている。噂を流しているのも彼女らしい。
コードネームらしき名前は、最近動きがあったというFH人員のリストに存在する。
おそらくは近隣のどこかのセルから派遣され、斥候あるいは遊撃的に町を訪れたのだろう。
ちょうど彼女が現れた頃から、RBの襲撃事件とのっぺらぼうの噂は急に収まっている。
→★"ウィンプ"の目的について〈情報:UGN〉〈意志〉10 が調査可能になりました。
これは後のシーンで調査することができます。
☆TIPS 近辺のFHセルについて
雨宿町には長きに渡り、町内で活発に活動を行うFHセルは観測されていない。
周辺にも強力な勢力は存在せず、小規模なセルが幾つか流動的に見られる程度の比較的平和な地域だ。
ただし、最近勢力図が若干置き換わり、セルの移動や吸収などで具体的な人員の把握が難しくなっている。
ウィンプと名乗る少女も、現在どのセルに所属しているのかは未だ不明。
GM:なお、これはロール上行く場所に困った時用のチャートを一応用意したんですが、別に使わなくても大丈夫です。
★行き先チャート(RoC・1d10)
1 UGN雨宿支部・会議室 とてもスタンダード。
2 UGN雨宿支部・食堂 お茶が無料で飲める、
3 UGN雨宿支部・資料室 過去の資料を探せる。
4 『(株)ピカピカ』社内 最新の調査結果が見られる。
5 喫茶店『オペラ』 支部近く。レトロな店内。
6 五位公園 支部近く。人の少ない小さな公園。
7 食堂『おおた食堂』 おばあちゃんが経営。
8 ファミリーレストラン『サエズリヤ』 学生が多い。
9 雨宿わくわくホール・多目的室 公民館。設備は良い。
10 カラオケボックス『キャロル』 室内はちょっと汚い。
GM:メモにも貼りました
動木二四三郎:じゃあ振っちゃお
GM:お好きな感じでどぞー
GM:やっちゃえ
動木二四三郎:1d10
DoubleCross : (1D10) → 2
動木二四三郎:えいやっ
GM:2 UGN雨宿支部・食堂 お茶が無料で飲める、
動木二四三郎:食堂だー!
GM:わりとやりやすいところ!
御凪 蓮:やったーお茶が飲めるよ
GM:ドリンクもサービスです
GM:ごはんももちろん食べられるよ
桑原そら:おいしくごはんを食べましょう
動木二四三郎:やったね
GM:良さそうなら共有していきましょー
動木二四三郎:いえいいえい
御凪 蓮:オッケーです!
桑原そら:だいじょぶです!
鷺森七夏:はーい
【雨宿町役場・食堂】
GM:食事時間からずれた食堂には、あなたたち以外に人の姿はない。
GM:ここも、支部内での話し合いにちょくちょく使われる場所だ。
GM:給湯器が据え付けており、お茶はサービス。外には自販機もあるし、もちろん食事も注文が可能だ。
動木二四三郎:「ここの支部の何がええかって」
動木二四三郎:「インスタントのお味噌汁、タダなんですよねえ」
動木二四三郎:「あったかいもんお腹に入れるだけで、空腹感紛れるから助かってます!」
動木二四三郎:「滋味がある~~」
動木二四三郎:などといいつつ、三杯目の味噌汁をすすっている
鷺森七夏:「お腹の空いてる時にお味噌汁だけ飲んでるんですか……?」
動木二四三郎:「はい!」
御凪 蓮:「例によってギリギリそうですね動木君……」
鷺森七夏:「内臓によくなさそう……」
動木二四三郎:「ボクこう見えてすかんぴんなんです!」
桑原そら:「ご飯はしっかり食べたほうがいいですよ」トレイに二人前くらいの料理を持ってくる
動木二四三郎:「財布の中身、34円です!」
桑原そら:「ひどい!」
御凪 蓮:「バス代すら出せないじゃないですか」
鷺森七夏:「反応に困る情報を得ちゃった……」
鷺森七夏:お給料とかって……と思ったが、流石に口に出すのも失礼な気がしてもごもごとする。
動木二四三郎:「歩いていけばええんですよ、まあ五体満足やったら大概のことはなんとかなります」
動木二四三郎:「元気があればなんでも出来るって、偉い人も言うてはりました!」
桑原そら:「仕方ないですねえ…。おうどんか天丼どっちがいいですか?」トレイにのっているお皿を示して
動木二四三郎:「あ、お給料はちゃんともろてますよ!」
動木二四三郎:「こないだスロットで溶かしてもうただけなんで!あはは!」
動木二四三郎:「そらちゃん先輩さん……!?ええんですか!?」
鷺森七夏:「だけって」
御凪 蓮:「お好きですねえ……」
桑原そら:「その分お仕事をがんばってもらいますからね!」
動木二四三郎:「そんなボクかてプライドというものが……!さすがに学生さんからご馳走になるわけには……!」
動木二四三郎:「食べますけどもー!おおきにですー!」
御凪 蓮:「どっかいきましたね、プライド」
動木二四三郎:ウキウキと天丼を手元に引き寄せる
動木二四三郎:「あるはありますけど、背に腹は変えられません!」
桑原そら:ふんふん、と自分はきつねうどんを食べ出している
御凪 蓮:「衣食足りてなんとやら、真理だなあ……」
鷺森七夏:「桑原さんは大丈夫なんですか?お腹空いたり……」言って、たくさんのご飯が盛られたトレイを眼にして。
動木二四三郎:「おいしーですー!一週間ぶりにまともなモン食べましたー!あむあむ……」
鷺森七夏:「大丈夫そう……」
桑原そら:「家計は大変になるんですよねえ…」
鷺森七夏:「私も、覚醒してから食べる量はちょっと増えたかな……」
動木二四三郎:「燃費悪いですよねえこのカラダ」
鷺森七夏:「ん。だから、あんまり動かない事も節約のうちっていうか……」
動木二四三郎:「ボクなんかあんまり体動かす能力でもないけど」
鷺森七夏:きつねうどんの中の油揚げを器用に箸で千切って口に入れながら。
動木二四三郎:「キュマイラで戦闘員の人なんか、いくら食べても足りひんですよねあんなん」
桑原そら:「じっとしてるのは難しいので…心置きなくたくさん食べます!」
御凪 蓮:「次の機会はぼくが奢りましょうか、毎度毎度動木君にプライドを置いていかせるわけにもいきませんし」
鷺森七夏:「それはそれで健康的、かも」
動木二四三郎:「ええんですか蓮さん!いやいやそんな外部の人にまで……」
動木二四三郎:「食べますけどもねー」
動木二四三郎:ニコニコ
桑原そら:「さて…お腹をこなしながらですが」
桑原そら:「皆さんなにかわかりましたか?」
鷺森七夏:(ここにいる人は優しいけど、支部長とかが見たら叱られそうだなあ……)
動木二四三郎:「結局のとこ、アレですよね」
動木二四三郎:「例の枠島ちゃんいう子が、怪盗さんの正体やったと」
動木二四三郎:「そこまでは記録で確かみたいですね」
動木二四三郎:「でも本人の再犯ちゅうには」
鷺森七夏:「あ。えーと……」小さく頷いて。
動木二四三郎:「二年前と手口ちゃいますよね、これ」
鷺森七夏:「今はうちで保護してるんですよね、枠島さんって」
動木二四三郎:「みたいです」
動木二四三郎:「そういう許可ってそもそも、再犯せえへんと査定が降りてるから」
鷺森七夏:「なので、今事件を起こしてる緋連雀は、たぶん枠島さんとは別人で」
動木二四三郎:「自由に暮らさせてるもんやし……まあ絶対ちゅうこともないでしょうけど」
鷺森七夏:「だから、盗んでるものとかも結構違ってきてる……ってことかな」
動木二四三郎:「ボクも右に同じですねー」
動木二四三郎:「そんな気ぃします」
御凪 蓮:「そうですね、今回の緋連雀は2年前とは明らかに狙いが違う」
御凪 蓮:「2年前……枠島さんでしたか。は、姿を見せることもなかったし」
御凪 蓮:「盗むものも特に価値がないものばかりです」
御凪 蓮:「チラシとか冷蔵庫のマグネットとか……なくなったら気になるといえば気になりますけどね?」
鷺森七夏:「そんなんじゃない、って言ったのはそういう事かあ」
動木二四三郎:「ちょっとずつやけど」
動木二四三郎:「それと比べたら価値が大きなってますよね、これ」
御凪 蓮:「ええ。今の緋連雀が盗むものは、厳禁、電子機器、アクセサリー……」
動木二四三郎:「現金とか通帳とか、まあどっちも犯罪は犯罪なんでしょうけど」
御凪 蓮:「はっきりと価値があるといえるものが多い」
桑原そら:黙々とトレイの上を綺麗に口に納めながらみんなの意見を聞いている
動木二四三郎:「かわいい悪戯で済まされへんやつになってきてる」
御凪 蓮:「そういうことです」
鷺森七夏:「でも……中身がお金目当ての犯人に切り替わった、にしては」
鷺森七夏:「子供の絵とか、アルバムとか、お金にならなさそうなものも盗ってる」
鷺森七夏:「それこそ、言葉通りに」
動木二四三郎:「そこがよぉ分からへんとこなんですよねー」
鷺森七夏:「相手の一番大切なものを盗むこと、そのものが目的。みたいな……」
桑原そら:「ふむ、緋連雀さんもなかなか謎が多いですね」
動木二四三郎:「今の模倣犯の目的が、枠島さんに罪を擦り付けることやったら」
動木二四三郎:「その辺は単に寄せてるんかもしれへんですね、二年前に」
動木二四三郎:「それやったら目立ちたがるんも説明つきません?」
鷺森七夏:「ううん……ただ逆に、枠島さんも枠島さんでよくわからないかも」
鷺森七夏:「『あなたの一番大切なものをいただきます』って予告状は、二年前もそうだったんでしょ?」
鷺森七夏:「そんな予告をしておいて、盗んでたのがこれっていうのは……何を考えてたのかな」
御凪 蓮:「確かに……ある意味今の緋連雀の方が、予告どおりとは言えますね」
桑原そら:「一番大切なもの、ずいぶんと曖昧だなあと思うんですよね」
桑原そら:「人によってはそれこそ大切なものが家族だったりすることもあるじゃないですか」
桑原そら:「わたしみたいに」
動木二四三郎:「……そうですねえ、むしろ」
動木二四三郎:「ほんまに大切なものなんて、持ち運べるようなもんやないことがほとんどちゃいます?」
動木二四三郎:「まあ運べた方が生き方としては気楽そうではありますけど」
動木二四三郎:「簡単にどこかに連れてへんようなもんやから、大事に思うんちゃうかなあ」
桑原そら:「確かにそうかもしれませんねえ」
桑原そら:「だからこそ謎が多い感じはしますが」
動木二四三郎:「でも枠島さんのことは、ちょっと想像できますよ」
桑原そら:「そうなんですか?」
動木二四三郎:「寂しかったとか、人の気を引きたかったとか」
動木二四三郎:「普通の自分やない、何かになってみたかったとか」
動木二四三郎:「一般論ですけどね」
鷺森七夏:「……」
動木二四三郎:「分かる話やわ」
動木二四三郎:「ただの妄想ですけど」
鷺森七夏:「んん。想像しようにも、枠島さんはクラスメイトってだけで……あんまり話したこともないからなあ」
動木二四三郎:「これから話したらええんちゃいます?」
鷺森七夏:「うん……そうしたい」
動木二四三郎:「どうせ事情は聞きに行くことになりそうですし」
動木二四三郎:「仲良うなるきっかけですよ!」
動木二四三郎:ニコニコしている
鷺森七夏:「知らない人の事情を、想像でこうかなって決めるのは……なんか、良くないことのような気がして」
鷺森七夏:「ん……そうなったらいいな」
御凪 蓮:(一応、容疑者ではあるし)口には出さず
桑原そら:「うんうん、お話することは大切ですからね」頷きながら
動木二四三郎:「ほんなら、とりあえずは再犯より模倣犯のセンで……およ?」
動木二四三郎:端末が鳴っていることに気付く
動木二四三郎:「ピカピカさんからですねー、なんやろ」
動木二四三郎:文面を確認し
動木二四三郎:「……あらまー」
御凪 蓮:「悪い知らせですか」
動木二四三郎:「どっちかいうたら、そうですね」
動木二四三郎:皆にも画面を共有する
動木二四三郎:「まず一つに、例のウィンプちゃんなんですけど」
桑原そら:「んむ…、はいはい」
動木二四三郎:「身元出ました、FHの子みたいです」
御凪 蓮:「確定ですか」
桑原そら:「FHのリストに記録がありましたね」
鷺森七夏:「ファルス……」ちょっと反応が遅れる。
鷺森七夏:「FHって……あのFH?」
動木二四三郎:「あ、そうですね」
御凪 蓮:「このあたりではめったに出逢いませんからねえ」
動木二四三郎:「この町やったらあんまり聞き馴染みないですよね」
鷺森七夏:「あ、じゃあやっぱりそれなんだ……うん、知識としては聞いてたけど」
動木二四三郎:「テロとか遺伝子改造とか」
動木二四三郎:「えっぐい悪い事しはる犯罪組織の人らです」
桑原そら:「そうです、あまりこの町では活発に活動していることがないので交戦経験がある人は少ないですね」
動木二四三郎:「……まあボクもあんまり会うたことないんで教本の受け売りですけどね、あはは!」
桑原そら:「それこそ…、外部からやってきた若菜さんのような方くらいじゃないですか?経験が豊富までいきますと」
鷺森七夏:「それは……ほんとに大事になっちゃうかもだなあ」
御凪 蓮:「さて。何をしに現れたのか、が問題かなあ」
動木二四三郎:「そうなんですよねえ……まあFHの組織体系ってとっ散らかってるちゅうか」
桑原そら:「まだそこが掴みきれてないので、鷺森さんの言ったように」
動木二四三郎:「ピンキリらしいんで、危険性は所属してるセルにも依るらしいです……これも受け売りですけど」
動木二四三郎:「ほんでこの子の所属セルはまだ分からんそうですから」
桑原そら:「あれこれ勝手に想像して決めてしまうのは良くないですからね」
動木二四三郎:「ですね、そらちゃん先輩さんの仰る通り」
動木二四三郎:「多少話の分かる人かもしれへんです」
鷺森七夏:「社会に迷惑かけてる部署ばっかりじゃない、って感じ……なのかな」
動木二四三郎:「うーん、それは大半が迷惑かけてる方やと思いますけど」
桑原そら:「状況によっては手を組む事例もなくはない、といったところでしょうか」
御凪 蓮:「話してみないことには、というところかなあ」
動木二四三郎:「利害で引いてくれることもあるんちゃうかなという感じで」
御凪 蓮:「ひとまず警戒はしておきましょう。過剰になりすぎない程度に」
動木二四三郎:「あともうひとつなんですけど」
動木二四三郎:「予告状来ましたね」
鷺森七夏:「難しい塩梅だなあ」
御凪 蓮:「ほう」
桑原そら:「おや、大変です」
鷺森七夏:「え……それって、どこに?」
御凪 蓮:「ぼくへの予告も終わらないうちにですか」
動木二四三郎:「それがなんと、ピカピカさんの社員さん宛てです」
動木二四三郎:「水口さんって人で……ボクもいつもようしてもろてるんですけど」
動木二四三郎:「二年前も同じように、標的になってたみたいです」
動木二四三郎:「枠島さん……もとい、緋連雀さんの」
桑原そら:「水口さんに!…そういえば一時期社長さんがずいぶんと気を使ってらっしゃいましたね」
御凪 蓮:「それはまた……二度目とは不運なのか、それとも何か……」
動木二四三郎:「……やっぱり、知ってるんかもしれへんですね」
動木二四三郎:「この人は、枠島さんの一件のことを」
動木二四三郎:「かなり詳しく把握してるんかもです」
動木二四三郎:「……本人っちゅうセンも濃くなってもうたかな」
動木二四三郎:「とにかく、今は情報集め一旦置いといて」
鷺森七夏:「模倣犯だからこそ、かも……?ううん」
桑原そら:「疑惑もまだまだ推測の域を出ませんし」
動木二四三郎:「水口さんのガードにつくんがええと思うんですけど」
動木二四三郎:「どないですか?」
御凪 蓮:「そうですねえ。いずれにせよ、狙われているというなら放ってはおけない」
桑原そら:「ええ、それが最優先事項です」
動木二四三郎:「被害食い止められて、そんで現行犯逮捕まで行けたら一石二鳥ちゃいます?」
御凪 蓮:「ぼくも一応狙われているようだから、現れる確率二倍かな」
桑原そら:「守ることであればわたしがいますので、安心してくださいね!」
動木二四三郎:「おお、言われてみれば確かに蓮さんも」
動木二四三郎:「倍率ドンの確変モードですねえ、これはアツいですよ!」
鷺森七夏:「本人の居るところよりは、家に来そうな気がしますけど……でも、そうですね」
鷺森七夏:「ひとまずは、そっちに方針を切り替えるので賛成、です」
御凪 蓮:「では、早速行きましょうか」
桑原そら:「そうですね、話もまとまりましたし」
御凪 蓮:湯呑の茶を飲み干して立ち上がる。
桑原そら:トレイ片付けてきますね!と綺麗に空になったお皿と一緒にたったか返却の方へ
動木二四三郎:「がってんしょうちのすけ!んぐんぐ」
動木二四三郎:最後におかわりした味噌汁を一気に飲み干す!
GM:こうして水口亜衣の元に向かうあなたたち……のその道の途中。
GM:再度の連絡が支部から送られてきた。今度は、より緊急性の高いもので。
GM:『いわとび中央公園』そこに水口亜衣は今いるらしい。そういう知らせだった。
GM:ロイス取得と購入判定が可能です。
桑原そら:ん~…、悩むけどロイスは保留で
桑原そら:手配師使用してクリスタルシールドねーらお
動木二四三郎:ここは保留!
桑原そら:5dx+4>=25
DoubleCross : (5DX10+4>=25) → 7[1,3,3,4,7]+4 → 11 → 失敗
御凪 蓮:ロイス保留
動木二四三郎:じゃあこっちもクリシー
桑原そら:全然ダメ!以上
動木二四三郎:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 5[2,3,5,5]+1 → 6
動木二四三郎:ひどい!以上です!
GM:そういうこともある
鷺森七夏:ロイス保留しつつ
御凪 蓮:流石にクリスタルシールドはきつそうだし強化素材でも狙お
御凪 蓮:2DX+1+0@10>=15 調達
DoubleCross : (2DX10+1>=15) → 6[1,6]+1 → 7 → 失敗
御凪 蓮:だめでした!以上
鷺森七夏:一応クリシー狙おうかな
鷺森七夏:2dx+3>=25 えい
DoubleCross : (2DX10+3>=25) → 9[1,9]+3 → 12 → 失敗
鷺森七夏:だめ 帰ります
GM:帰らないで
ミドル3 不敵な予告実行
GM:ミドル戦闘?です。登場する人は登場侵蝕をお願いします。
GM:できれば全員推奨かな。
御凪 蓮:御凪蓮の侵蝕を1d10(→ 7)増加 (53 → 60)
動木二四三郎:1d10+43
DoubleCross : (1D10+43) → 2[2]+43 → 45
GM:動木さん登場上手
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を1D10(→ 1)増加 (55 → 56)
GM:うまい
桑原そら:桑原そらの侵蝕を1D10(→ 4)増加 (61 → 65)
GM:安定
【雨宿町・いわとび中央公園】
GM:あなたたちがその広い公園に辿り着いた時、周囲はワーディングの気配で満ちていた。
GM:影響を受けている一般人はさほど多くはないようだが、中央付近に人影がひとつ。
緋連雀:「『あなたの一番大切なものをいただきます』」
緋連雀:「……この子でいいのかな。いいはず」
緋連雀:「人はさすがに気が引けるが……うむ!」
水口 駿:「………」
水口 駿:くたりと意識を失った、幼い男の子が抱えられている。
水口亜衣:「……駿! 駿を返しなさい……!」
水口亜衣:少し弱った様子だが、ひとりワーディングに耐えている。
緋連雀:「や、やっぱり気が引けるが……ええい」
緋連雀:「……ふ、ふはははは! それはできない。なぜなら僕は怪盗・緋連雀」
緋連雀:「狙った獲物は必ず手に入れてみせるのさ!」
緋連雀:マントが風にはたはたとはためく。
水口亜衣:「……!」
水口亜衣:「……誰か」
水口亜衣:「……誰か、お願い……!」
動木二四三郎:その時、緋連雀は気付くかもしれない。
動木二四三郎:側頭部の死角から接近する小さな影。
動木二四三郎:半透明の糸蜻蛉が弾丸のように、その頭部へ向けて飛来してくる。
動木二四三郎:「いけっ!」
緋連雀:「……む!」
緋連雀:小さな少年を抱えたまま、身軽にマントを翻し、飛び退く。
緋連雀:ザッ、と砂ぼこりを立てて着地。
緋連雀:「何やつ!」
動木二四三郎:「あちゃー、外してもうた」
動木二四三郎:「すいません水口さん、出遅れまして」
水口亜衣:「……動木さん……!」
動木二四三郎:「お家の方にも支部の方にもいてへんみたいやったから」
動木二四三郎:「まさかと思たけど……向こうも手え早いなあ」
水口亜衣:「ええ、予告状が届いて、息子の様子を見に行ったらこうで……」
水口亜衣:「お願いします、あの子を助けて!」
動木二四三郎:「任せといてください」
動木二四三郎:「……まあさっき外したボクが言うても不安でしょうけど」
動木二四三郎:「頼りになる人ら、連れてきましたよ!」
鷺森七夏:「はあ……」
鷺森七夏:溜息を吐く少女。ひときわ強く吹いた木枯らしが、人影を運んできたかのように。いつの間にかそこに立っている。
鷺森七夏:動木さんの対角、緋連雀を挟むような位置。
鷺森七夏:「あのさ、怪盗さん」
鷺森七夏:「ひとつ言っておきたいんだけど」すう、と白い人差し指を伸ばす。
緋連雀:「むっ!」警戒体勢。
鷺森七夏:「エンターティナーって、観客を楽しませる人の事でしょ?」
鷺森七夏:「貴方のそれ、全然面白くないよ」
緋連雀:「……えっ」
緋連雀:「いやだって、一番大切って……」
緋連雀:「えっ?」少し困っている。
鷺森七夏:「子供と親を引き離すなんて、悪趣味だし」
鷺森七夏:「そんなの見て楽しくなる人、いないよ」
緋連雀:「……そんな……!」
緋連雀:「いや、緋連雀の誓い第三条!」
緋連雀:「初志は貫徹せねばならない」
緋連雀:「めちゃくちゃ気が咎めてきたが、とりあえずこの子はいただいていく……いく!」
動木二四三郎:「んー、なんか」
動木二四三郎:「枠島翼さんではなさそうやけど、思てた感じともちゃうなあ」
動木二四三郎:「逃がすわけにも、いきませんけど」
桑原そら:「させませんよ!」
鷺森七夏:「……そうですね。話を聞かない人だけど、人の心がないわけでもなさそう」
桑原そら:「水口さん!遅くなりました!」全員に背中を見せて立つように前に出ながら
水口亜衣:「……皆さん。気をつけて」
水口亜衣:「あの人、姿を消したり現れたり」
水口亜衣:「……二年前と同じだけど、そんなはずがないのに」
御凪 蓮:「なるほど、気をつけましょう」
御凪 蓮:広げた扇で口元を隠し
御凪 蓮:「こんにちは、怪盗さん。またお会いしましたねえ」
緋連雀:「おや、君はこの間の」
緋連雀:「……招待状を落とした時の……」
御凪 蓮:「落とした。ああ、なるほどぼく宛じゃなかったと」
緋連雀:「しかし君の手にあるというのなら、僕も予告を果たさねばなるまい」
緋連雀:「これから頑張るから、待っているがいい! はっはっは!」
御凪 蓮:「そうはいかない」
御凪 蓮:「これでもそれなりに心が乱れたんだよ」
御凪 蓮:「眼の前でそんなことをやっているのを見せられたら余計にね」
御凪 蓮:「鬼ではなかろう。悪党、外道にも思えないが」
御凪 蓮:「子供のいたずらと笑って済ますには、少々おいたがすぎる」
緋連雀:「うううう」
緋連雀:「あっ」
緋連雀:「ようし、わかったぞ。この緋連雀、いい考えを思いついた」
緋連雀:「僕を探してみるがいい」
緋連雀:マントで身をかき抱くようにして。
緋連雀:「見事見つけられたら、この子は君たちに返すとしよう!」
鷺森七夏:「……えっ?」
鷺森七夏:「かくれんぼで決めるの……?」
鷺森七夏:「いや……平和的でいいかもしれないけど……」ちょっと予想しなかった提案に困惑している。
緋連雀:「そうだとも! さあ、来なさい!」
GM:ミドル戦闘?を行います。
GM:簡易戦闘というか、特殊なルールがあります。
GM:まず、エンゲージや移動は考慮しないものとします。
GM:通常の戦闘と同様に行動値順に手番を行っていきますが、状況が特殊です。
GM:簡単に言うと、イニシアチブで《加速する刻》使用後に《陽炎の衣》で隠密状態になった緋連雀を判定で発見してもらいます。
GM:戦闘の体裁を取っており、最終的には緋連雀を一旦戦闘不能にしてもらいますが、
GM:緋連雀のHPは便宜的に現在1、装甲なしのイベイジョン10として計算します。
GM:セットアップエフェクトなどの使用は、この辺を考えながらやってみてください。要は、攻撃力増や行動値調整はあんまり関係ないかも。
GM:ルールの詳細は、実際に動いてから改めて行います。演出はまとめてやりましょう。
動木二四三郎:なーるほどね
動木二四三郎:当てたら終わり系!
GM:そうなのだ
GM:質問は詳細が出てからでいいかな
鷺森七夏:なるほどね
桑原そら:はあい
■セットアップ■
GM:言った通り、あんまり普段通りの戦闘のやつは使わないんじゃないかなという模様です
緋連雀:こちらもなし
御凪 蓮:なし!
桑原そら:なしです
動木二四三郎:なしで!
■イニシアチブ■
GM:行動値順だと11の蓮さんですが
GM:そのまま動かれると意義が発生しないので
緋連雀:《加速する刻》使用。即座にメインプロセスを行います。
緋連雀:マイナー、《陽炎の衣》で隠密状態に。
緋連雀:メジャー、放棄。何もせず、隠密状態を維持します。
GM:ここで説明!
GM:このように、怪盗・緋連雀は現在隠密状態で、攻撃やその他のアクションを加えることができません。
GM:また、向こうから攻撃やその他のアクションを加えてくることもありませんが、2ラウンド目の最後のイニシアチブに《瞬間退場Ⅱ》を使用します。
GM:その場合、緋連雀は水口駿と一緒に退場し、次のシーンで再度同様のラウンド進行を行う必要があります。
動木二四三郎:ゲェーッ!
動木二四三郎:このひとさらい!
GM:よって、2ラウンド以内に隠密状態を発見するための判定をメジャーアクションを使用して〈知覚〉で行ってもらいます。
鷺森七夏:なるほどなあ
GM:本来は対決になるのですが、ここでは目標値を20とします。
桑原そら:なるほど
★隠密状態を発見する〈知覚〉20(下記項目の開示で変動)
GM:ただし、やはりメジャーアクションを使用して以下の調査判定に成功した場合、次の手番の目標値は5ずつ下がっていきます。
★周囲の音や気配を探る〈知覚〉〈意志〉〈RC〉7
★周囲の環境について調べる(コネ財産点使用可能)〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉8
GM:どれもイージーエフェクトや技能などをアピールしていただければボーナスがつくこともあります。
桑原そら:すみません、イージーエフェクトの使用は許可されますか?
GM:どうぞ!
桑原そら:ありがとうございます!
GM:なお、全ての判定は同シーン内で何度も同じ項目を繰り返し調べられます。
GM:周囲の環境について調べることに一度成功しても、次の人がまた同じ項目を調べることは可能ということですね。
GM:最後に、発見された緋連雀を戦闘不能にすれば、このシーンのラウンド進行は終了。
GM:緋連雀は復活し《瞬間退場》でシーンから退場しますが、連れ去られた水口駿の身柄は無事に取り戻すことができます。
鷺森七夏:支援判定が複数ある感じなわけね
GM:そうそう
GM:もちろん、エフェクトとか使って一気に抜いても問題ないです
GM:みんなで協力してやっていこう!
GM:あとは質問ありましたら
鷺森七夏:発見する人と攻撃する人は別ですよね?
GM:あ、そうですね
GM:手番を使って発見、次の人が攻撃
鷺森七夏:見つけてからもう1手番必要了解!
動木二四三郎:やるぜやるぜ
GM:あと書き忘れてた、緋連雀の行動値は設定として11ですが
GM:隠密が解けるからそこで攻撃とかはしてきません
御凪 蓮:はーい
桑原そら:はあい
GM:では、まず行動値11の蓮さんから
GM:行動を選んでください。
御凪 蓮:周囲の環境について調べます。UGN幹部使って
GM:どうぞ!
御凪 蓮:5DX+1+0@10>=8 情報(UGN)
DoubleCross : (5DX10+1>=8) → 10[1,1,9,9,10]+4[4]+1 → 15 → 成功
GM:たっか
御凪 蓮:オッケー
桑原そら:すごい
GM:では知覚の目標値が15に下がりました!
GM:項目内容は特にないので、後で好きに演出してください。
御凪 蓮:はーい!
GM:では次は緋連雀ですが
緋連雀:待機
GM:隠密状態維持です。
GM:行動値6組どうぞー
桑原そら:ではまずわたしから!
GM:ゴーゴー
桑原そら:音や気配を探る、でイージーエフェクトの《偏差把握》を使用したいです!
GM:めっちゃ役立ちそうなの来たな……
GM:ではボーナスでダイス+1個してください
桑原そら:ではRCで判定します
GM:どぞ!
桑原そら:5dx+1>=7
DoubleCross : (5DX10+1>=7) → 10[2,6,8,9,10]+5[5]+1 → 16 → 成功
GM:たかいよ!!
動木二四三郎:つおい!
GM:では周囲の気配から位置をさらに絞り込めました。
GM:知覚目標値10!
動木二四三郎:では続いてそれがしが!
GM:ゴー!
動木二四三郎:領域内部の気配を感じ取れる地獄耳と
動木二四三郎:広範囲の音から情報を引き出すベーシックリサーチがあるんですけど
GM:うわーっ
動木二四三郎:なんかボーナスもらえたりしませんか!
GM:ちょっとまってねー
GM:じゃあ地獄耳でダイス+1個、ベーシックリサーチはこの判定に使用することが可能とします。
動木二四三郎:やったね!
動木二四三郎:じゃあこちらのかくれんぼ必勝コンボで…いきます!
GM:うおお
動木二四三郎:5dx
DoubleCross : (5DX10) → 10[1,3,3,3,10]+6[6] → 16
動木二四三郎:おっしゃー!
GM:目標値10!
GM:成功! 緋連雀の隠密が解除されます。
緋連雀:ひええ
動木二四三郎:浸蝕1上がって44!あとは任せた鷺森さん!
GM:どうぞ!
鷺森七夏:えーっと位置関係どうなってるんですっけ
GM:あ、エンゲージは関係なしなので
GM:同エンゲージと思ってもらって大丈夫
鷺森七夏:なるほど!
鷺森七夏:イベイジョン10だから武芸の達人でたりるな
鷺森七夏:ブーメランアスピスで素判定、緋連雀を攻撃します
緋連雀:うわーっ
緋連雀:どうぞ……
鷺森七夏:2dx+20 えい
DoubleCross : (2DX10+20) → 10[10,10]+2[1,2]+20 → 32
GM:たかない?
緋連雀:イベイジョン10、回避不能です。ダメージを。
鷺森七夏:あっアスピスの補正忘れてた 30です
鷺森七夏:4d10+6
DoubleCross : (4D10+6) → 27[10,8,3,6]+6 → 33
GM:たかいたかい
緋連雀:装甲なしHP1のため倒れます、が。
緋連雀:《原初の黒:ラストアクション》使用。即座にメインプロセスを行います。
鷺森七夏:なにっ
動木二四三郎:キレキレの素殴り
動木二四三郎:こやつ!
緋連雀:マイナー《陽炎の衣》《オリジン:レジェンド》隠密状態になりRC達成値増。
緋連雀:メジャー、コンボ『不敵な予告実行』《エネミーエフェクト:能力強奪》《エネミーエフェクト:フラッシュエンド》《スターダストレイン》《貪る顎》
御凪 蓮:なんかやばそうなことやってる!
緋連雀:対象が取得している任意のエフェクトをひとつ同LVで取得。
緋連雀:同時に対象はそのエフェクトを使用できなくなる。これはある条件を満たすまでシナリオ中継続します。
動木二四三郎:妙なことしてきた
鷺森七夏:なんだとお……
緋連雀:《エネミーエフェクト:フラッシュエンド》の効果でリアクション・カバーリング不可。
緋連雀:対象はシーン(選択)でPC全員。ダメージはありません。あと一応命中で放心を付与。
緋連雀:奪うエフェクトは鷺森さんの《切り払い》動木さんの《領域の盾》蓮さんの《子羊の歌》そらちゃんの《孤独の魔眼》。
鷺森七夏:じゃ……邪悪!
動木二四三郎:ぎゃー!守りの要が!
御凪 蓮:ぎゃーっ!防御エフェクトが!
桑原そら:仕方ありませんね…
動木二四三郎:ノーガードがお望みというわけかよ
緋連雀:とりあえず判定
緋連雀:6dx7+10
DoubleCross : (6DX7+10) → 10[1,3,3,5,5,7]+10[9]+10[8]+2[2]+10 → 42
緋連雀:たかいな
鷺森七夏:くっ……ぼっちのくせにカバーエフェクトたくさん取ってどうするってんだ
桑原そら:www
緋連雀:リアクション、カバーリング不可です。
動木二四三郎:ううー
動木二四三郎:持ってかれます
緋連雀:前述のエフェクトを……いただく!
鷺森七夏:なすすべないぜ
御凪 蓮:ひぇー
緋連雀:で、そのまま倒れ、《蘇生復活》HP1で復活し《瞬間退場》。シーンから退場します。
GM:水口駿の身柄は無事確保!
御凪 蓮:よかった
動木二四三郎:やったね
GM:ここで戦闘終了です。
動木二四三郎:「かくれんぼか……」
動木二四三郎:「せやけどこんな白昼堂々、どう隠れるんです?」
緋連雀:「……ふふん。怪盗・緋連雀に不可能はないのさ」
緋連雀:「そうれ!」
緋連雀:マントを再びはためかせ、一瞬光が過ぎる。
緋連雀:それが収まると、怪盗と少年の姿は消えていた。
緋連雀:おそらくはエフェクトによるものなのだろうが……。
動木二四三郎:「!」
動木二四三郎:「エンジェルハイロゥ……」
動木二四三郎:「えーっと、蓮さん、あとそらちゃん先輩さん」
桑原そら:「はいはい」
動木二四三郎:「ちょっと考えがあるんですけど、ええですか」
御凪 蓮:「どうぞ」
動木二四三郎:「このままこう、ぐるーっと左右から回り込んでもらえます?」
動木二四三郎:「そう遠くには行ってないと思います、勝負のつもりでいるみたいやったし」
動木二四三郎:「なんとなく、ズルみたいなことはせんような気がして」
御凪 蓮:「なるほど、確かに。子供じみていたがそういうのは苦手そうだ」
桑原そら:「了解しました!」
動木二四三郎:「どーもどーも、さてと」
動木二四三郎:歩いていく2人を送り出しながら
動木二四三郎:気配を探る。僅かな呼吸の乱れ、体温の上昇。
動木二四三郎:正体が何者であれ、意志持つ者である以上
動木二四三郎:他者が間合いに入ってくる緊張、離れていくことで産まれるその緩和からは逃れられない。
動木二四三郎:「みーっけ……た!」
動木二四三郎:ずびし!!
動木二四三郎:全然違う、明後日の方向を指さす。
緋連雀:(……よーし、見つかってない)姿を消したままホッとする。
動木二四三郎:にやり、と
緋連雀:(……見つからない場合、この子どうすればいいだろう……まあ)
緋連雀:(プロデューサーがなんとかしてくれる……はず)
動木二四三郎:背中越し、確かに伝わる安堵の気配に笑みを浮かべる。
動木二四三郎:この場にいて、自分だけが知覚に長けたオーヴァードではない。
動木二四三郎:「あれ?ハズレですか?」
動木二四三郎:「ほんなら答え合わせお願いします」
動木二四三郎:「お二人とも」
桑原そら:しー、と口元でジェスチャーをしながら周囲の重量状況を把握し
桑原そら:何も存在していないように見える場所にたしかに存在している人の重さを感知し
桑原そら:前に抱えている少年とは逆の方向にふわふわと魔眼を飛ばしていく
桑原そら:「…お願いします!」
御凪 蓮:(なるほど)
御凪 蓮:扇を広げ、くるりと一つ舞う。
御凪 蓮:羽撃いた蒼い蝶たちがある一点に殺到する。
御凪 蓮:動木が外した瞬間、大気が僅かに揺れたその地点へと。
動木二四三郎:「へへへ、さっすが蓮さん」
動木二四三郎:「分かってくれますねー!」
御凪 蓮:羽がバチリと、"なにか"に当たる。
緋連雀:「!」
鷺森七夏:「見つけた……?」その異音を察知して、にわかに呟く。
緋連雀:それは微かな衝撃だったが……微細なエフェクトの網を解くのには十分。
緋連雀:みるみるうちに、一人の奇妙な姿の人影が現れていく。
緋連雀:腕の中には、幼い男の子。
動木二四三郎:「そらちゃん先輩さん!」
桑原そら:「はい!」
緋連雀:「し、しまった!」
桑原そら:姿が見えると同時に魔眼の重力操作で少年をぐい、と自分の方へ引き寄せる
緋連雀:「あーっ!」
緋連雀:腕の中から重量がすっぽ抜けていく。
動木二四三郎:「ないすきゃーっち!」
桑原そら:「返して、いただきますね!」しっかりと受け止めて
緋連雀:「ぬ、ぬうー、確かに見つかったからには返さないと」
緋連雀:「初志貫徹! 緋連雀の誓い第三条!」
鷺森七夏:「素直だ……」
動木二四三郎:「うーん……」
動木二四三郎:「やっぱり、キミもなんか」
動木二四三郎:「大事なもんがあるんかな?」
動木二四三郎:「その誓いっていうのが、キミの大事にしてることなん?」
緋連雀:「う」
緋連雀:「怪盗の謎を解き明かすなんて、無粋な真似はよしてもらおうか」
動木二四三郎:「……せやったらこれ以上はやめとくけど」
動木二四三郎:「そういう時にまず考えなあかんのは、どっか遠い先の理想じゃなくて」
動木二四三郎:「自分の足元やよ」
動木二四三郎:「今キミは、ほかの人の大事なモンを踏んづけてるから」
動木二四三郎:背後で不安げに立ちすくむ水口を肩越しに見て
動木二四三郎:「そういうこと、考えた方がええと思う、多分」
緋連雀:「う、う、う」
緋連雀:「仕方が無いじゃないか!」
緋連雀:「僕は」
緋連雀:「そういうものなんだから!」
緋連雀:仮面が剥がれたかのように、叫ぶ。
GM:その時。
GM:足音がして、公園にひとりの少女が駆け込んで来る。
ウィンプ:「何やってんの、緋連雀!」
GM:そらさんには見覚えがあるだろう、中学生くらいの少女。
緋連雀:「わっ」
緋連雀:「プロデューサー!」
桑原そら:「“ウィンプ”さん!?」
ウィンプ:「そら!? なんで、ここワーディングが……」
動木二四三郎:「あの子がそうなんや」
ウィンプ:「…………!」
御凪 蓮:「プロデューサー……なるほど、君が仕掛け人かな」
ウィンプ:「……まさか、あんたたち、UGN?」
鷺森七夏:「まさか、ってほど驚く事なの?」
鷺森七夏:「目立たないようにするっていうよりは、進んで騒ぎを起こそうとしてたんでしょ」
ウィンプ:「……そこにそらがいるとは思わないじゃない!」
鷺森七夏:「そっちか……桑原さんの友達なら、話し合いとか応じてくれるの?」
動木二四三郎:「なんか話が見えてきたような、まだ分からんようなー」
ウィンプ:「するわけないでしょ! 緋連雀!」
動木二四三郎:「とりあえずあの子にも大人しくしてもらいます?」
ウィンプ:「盗みなさい!」
緋連雀:「えっ、だってちゃんと大切なものについて調べてもないのだが……」
ウィンプ:「いいのよ! オーヴァードなんてどうせ力が一番大切なんだから」
鷺森七夏:「そっちの方が良さそう。聞いてくれないし……それに」
ウィンプ:「やっちゃいなさい! 怪盗・緋連雀!」
鷺森七夏:「この通り、教唆の現行犯だし」
動木二四三郎:「ですね、なんか……大技きそうやし」
動木二四三郎:「鷺森さん、あれ止めれそうです?」
鷺森七夏:言われる前から右手の指を鉄砲の形に組み、緋連雀の方へと向けている。
鷺森七夏:「どうだろ。桑原さんほど防御の専門家ってわけじゃないからな……」
御凪 蓮:「桑原さん、子供と水口さんを頼む」
鷺森七夏:頼りのない事を言いながら。瑠璃色の小石から溢れ出し、宙に渦を巻く水流が、指向性を持った矢の形を成形していく。
桑原そら:「ええ、言われずとも」
鷺森七夏:「ともあれ、かくれんぼで見つかった鬼が、そこから暴れるっていうのは」
鷺森七夏:「ちょっとみっともないと思うんだけど」
鷺森七夏:閉じていた右眼がにわかに開かれる。真紅色の視線が目標を射抜く。
鷺森七夏:皆の言うように、そこにレネゲイドが収束しているのがわかる。
鷺森七夏:「怪盗らしく美学ってやつがあるなら、大人しく負けを認めておきなよ」
鷺森七夏:「ふっ」と、引き絞る緊張が解けるような吐息と同時に
鷺森七夏:不可視の張力が弾くようにして、直線に放たれる。着弾と同時に渦となって緋連雀の身体を閉じ込め、無力化する術。
緋連雀:「……っ、わ!」
緋連雀:あなたの攻撃は、確かに緋連雀に当たった。
緋連雀:ただし、その一瞬前に湧き出したレネゲイドが、周囲に広がっていく。
緋連雀:あなたたちの中に忍び寄り、力を……守るための力を奪っていく。
動木二四三郎:「ッ!?」
動木二四三郎:「なんやろ……この感じ……」
動木二四三郎:「浸蝕が下がってる……?いや、違う」
鷺森七夏:「あ、っ……」苦痛はないが。ただ、多分かなりまずいという事は直感できる。
動木二四三郎:「なんか変な感じしません!?」
御凪 蓮:「何かが、抜けた……盗まれた?」
桑原そら:「……!」自分の中から魔眼を引きはがされる感覚
桑原そら:「能力の強奪ですね……、構いません」
桑原そら:「守るべきものは他にあります」
桑原そら:自身の身体が動くのならば、守りに問題はない
緋連雀:「……はあっ」あなたたちの力を吸い込んで、拘束からどうにか逃れる。
緋連雀:そして。
緋連雀:カラン、と音を立てて、仮面が地面に落ちた。
緋連雀:その下には、顔がない。
緋連雀:目も鼻も口もない。
緋連雀:人では有り得ないような顔を、ぱっと仮面を拾って隠す。
鷺森七夏:「え……」
動木二四三郎:「のっぺらぼう!」
桑原そら:「のっぺらぼう、以前噂になっていましたね」
動木二四三郎:「それそれ!これのことちゃいます?この人のー!」
御凪 蓮:「緋連雀と入れ替わるように噂が収まっていると聞いたが、なるほど」
御凪 蓮:「同一人物だったとはね」
緋連雀:「……今のは。秘密だ」押し殺した声。
ウィンプ:「……そろそろ行くよ、緋連雀」
ウィンプ:「大体、人はまずいでしょ人は! 養えないわよ!」
緋連雀:「だ、だって大切っていうから……」
ウィンプ:「もっと洒落になるやつにしなさい! 軍資金とか!」
ウィンプ:「こないだのアルバムとかも別にあたしはいらないし!」
緋連雀:「お金、洒落になるだろうか……」
鷺森七夏:「貴方が欲しいかどうかで決めてたんだ……」
鷺森七夏:「いちばん大切なもの」を奪う割に、金銭が多いのは少し気になっていた。そういう人も世の中にはいるだろうけど、そんなに多くはないと思うから。……たぶん。
動木二四三郎:「なんか、その」
動木二四三郎:「利用されてるって感じしますね、のっぺらぼうくん」
鷺森七夏:「私も、そう見えるかな……」
桑原そら:「“ウィンプ”さん、エンターテイメントというにはには少々火遊びになっています」
桑原そら:「フィクションではない以上、怪盗がもてはやされることはありません」
ウィンプ:「……うるさいっ」
ウィンプ:「ずいぶんいい子だと思ったらUGNだなんて、がっかりよ」
ウィンプ:「もう行くから。じゃあね」
ウィンプ:《瞬間退場》シーンから退場します。
緋連雀:「あっ待ってプロデューサー」
緋連雀:「……では、さらば」
緋連雀:「怪盗・緋連雀でした」
緋連雀:《瞬間退場》シーンから退場します。
水口亜衣:「……駿!」
GM:ワーディングの気配は消え、母親が走り込んでくる。
桑原そら:「大丈夫です、傷一つありません」
水口 駿:「……むにゃむにゃ……」
水口 駿:問題なく、元気そうだ。
水口亜衣:「……よかった。念のために検査はしてもらわないとね」
水口亜衣:「……はあ」
御凪 蓮:「ひとまず、お子さんが無事で良かった」
水口亜衣:「本当にありがとうございます、皆さん」
動木二四三郎:「えへへ、そうですねえ」
水口亜衣:「本当に……」
水口亜衣:深々と頭を下げる。
鷺森七夏:「ん。逃げられちゃったけど……ある程度、犯人の事も分かったしね」
動木二四三郎:「そうそうないですよ、こんな大事もん」
動木二四三郎:ニコニコと眠る少年の頬を撫でて
桑原そら:「こちらも遅くなってすみません。ご無事でよかったです」
動木二四三郎:「……守れてよかった」
水口亜衣:少し、涙ぐんでいる。
桑原そら:「ええ、本当に。あと……奪われた能力の確認はしておいた方がいいですね」
動木二四三郎:「いったん支部戻りましょか」
動木二四三郎:「水口さんと駿くんもそっちいてもらった方がええですかね」
桑原そら:「水口さんと息子さんも一緒の方がいいですね」
水口亜衣:「ええ、こちらも安心ですし」
動木二四三郎:「まあ二回三回っちゅうこともなさそうやけど、あの調子やと」
鷺森七夏:「そう、ですね。また狙われる可能性は、多分ないと思うけど……」ウィンプの言い様を見るに。
御凪 蓮:「あののっぺらぼうについても、支部で改めて調べてみなければ」
桑原そら:「狙われなくても心的な負担は大きかったことでしょうし」
桑原そら:「一緒に戻りましょう、その方がお互いに安心していられます」
動木二四三郎:「ですね、流石そらちゃん先輩さん」
GM:ロイス取得と購入判定が可能です。
桑原そら:ロイス 動木さんに ○誠意/不真面目 で取得します
動木二四三郎:ロイスを御凪さんに!
動木二四三郎:流石~〇/脅威
御凪 蓮:ロイス保留
桑原そら:買うものは~、最後の手配師使用してクリスタルシールド
桑原そら:5dx+4>=25
DoubleCross : (5DX10+4>=25) → 7[1,3,4,7,7]+4 → 11 → 失敗
御凪 蓮:クリスタルシールド!
桑原そら:さっきと出目が一緒!
御凪 蓮:3DX+1+0@10>=25 調達
DoubleCross : (3DX10+1>=25) → 10[2,2,10]+4[4]+1 → 15 → 失敗
御凪 蓮:結構頑張ったんだけどな
GM:高い
桑原そら:頑張ってる!
動木二四三郎:きたわに
動木二四三郎:妖精の手を蓮さんに!
鷺森七夏:クリシー狙おうかな
御凪 蓮:おっ!助かります!
GM:使うというのか!
動木二四三郎:21で振り直しどぞ!
鷺森七夏:あっいらなさそう
桑原そら:わ、わー!
動木二四三郎:へへへ
動木二四三郎:今回節約できたからね
鷺森七夏:じゃあ強化素材で…
動木二四三郎:ここが使いどころよ
鷺森七夏:2dx+3>=15
DoubleCross : (2DX10+3>=15) → 8[2,8]+3 → 11 → 失敗
御凪 蓮:1dx+21@10>=25
DoubleCross : (1DX10+21>=25) → 3[3]+21 → 24 → 失敗
鷺森七夏:おわり
桑原そら:バディム!
動木二四三郎:かんぺきー
GM:協力技だ
動木二四三郎:無敵の購入コンビだぜ
桑原そら:達成値+3してください!
御凪 蓮:買えました!桑原さんどうぞー
桑原そら:ありがとうございます!受け取ります!
GM:動木さんは侵蝕あげてどうぞー
桑原そら:パーフェクトそらです
GM:こわい
御凪 蓮:以上!
動木二四三郎:浸蝕48!
マスターシーン2 夜来の
【2年前 雨宿町・新市街 マンション『エール新雨宿』・水口家】
GM:……何か、気配がしたのを覚えている。
GM:いつの間にか、今よりも小さかった息子が眠っていて、抱き上げようとしたのだ。
GM:その瞬間、空気が揺れ動いて。
枠島 翼:「……え」
枠島 翼:「ご、ごめんなさい。あの、人、いると思ってなくて……」
枠島 翼:「じゃなくて、これは、あの、違うんですっ」
枠島 翼:「ど、どうしよ……」
GM:目の前に、どこから侵入してきたのか少女が立っていた。外の雨に薄く濡れて、青い顔をして。
GM:『あなたの一番大切なものをいただきます』
GM:いたずらかと思っていた、ポストに入っていた手紙の文面が急に思い出された。
GM:息子をぎゅっと抱きかかえる。大きな声を上げた。
水口亜衣:「だ、誰か」
水口亜衣:「誰か、助けて!」
GM:自分の一番大切なもの、それは、家族に他ならない。
GM:絶対に守りたかった。
GM:優しく平和だった日常が、こんなにあっさりと壊れてしまうだなんて。
GM:こんなに恐ろしいことがあるだろうかという一瞬の沈黙の後。
GM:バン!
GM:ドアが乱暴に開け放たれた。
時田 久則:「……どうも、突然失礼しますよ。便利屋です」
時田 久則:「怪盗・緋連雀とやらだな?」
GM:訪れたのは少女よりはよほど怖い風体の男だったが。
時田 久則:「……一般人だと思ったんだが」
時田 久則:「落ち着いてください。事態を収めに来ましたんでね。大丈夫」
時田 久則:「お子さんをしっかり守っててあげてくださいよ」
GM:声は、頼り甲斐があった。
時田 久則:「『赤いは辰砂』」
時田 久則:「『椰子の油』」
時田 久則:「『テレメンテエカにマンテエカ』……」
GM:少女は怯えて逃げようとしたが、男が何か呪文のようなものを呟いたところで倒れ、諦めたようだった。
GM:他にも何人かが駆け込んで来て……それで、すっかり全ては終わってしまった。
GM:はずなのだが。
水口亜衣:「全部見ていたのに、忘れることなんてできません」
水口亜衣:「何より、助けてくださった人への恩をなくしたくもないし」
水口亜衣:「大体、私その……ワーディングというのが効かないんでしょう? また何かあるかもしれないじゃないですか」
水口亜衣:「覚えていた方が絶対に安全ですし、そう。問題があるというのなら」
水口亜衣:「私もそのUGNに入れてください」
水口亜衣:「私たちの日常を守ってくれている人たちがいるのに、私が協力しないなんて」
水口亜衣:「そんなの、絶対におかしいとは思いませんか!」
GM:自分でもびっくりするほど強い語気で、食い下がってしまった。
GM:何度かの厳重な話し合いの結果、受け入れられたのにも驚いた。
GM:こうして水口亜衣はUGN雨宿支部の一員として、主に事務的な作業を行う身となる。
GM:あるいは、(株)ピカピカの事務員として。恩人の傍で厳格な采配を振るうことになる。
GM:彼女の日常を砕いてしまったのは、恐らく悪意ですらない小さな衝動で。
GM:忘れることを選べなかった以上、そんな恐ろしいものと隣り合わせでいることを受け入れるしかないのだけれど。
GM:でも、助けてくれる誰かがいる。そのことだけが、やっぱりほんの小さな救いだった。
ミドル4 不意の会話風景
GM:会話シーンです。侵蝕は一律1固定とします。
GM:登場する人は登場侵蝕をお願いします。
御凪 蓮:御凪蓮の侵蝕を1(→ 1)増加 (60 → 61)
動木二四三郎:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 7[7]+48 → 55
GM:1固定で大丈夫ですよー
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を1(→ 1)増加 (56 → 57)
桑原そら:桑原そらの侵蝕を1(→ 1)増加 (65 → 66)
動木二四三郎:あ、ほんとだ
動木二四三郎:失礼!49ですわー
GM:はーい!
【雨宿町役場・休憩所】
GM:水口親子の検査も済み、あなたたちは支部へと戻ってきていた。
GM:自販機がいくつかあるスペースには机と椅子があり、休憩所のような形になっている。
動木二四三郎:「ふにゅ……にゅにゅにゅ……!」
動木二四三郎:「あと……1センチ~~……!」
動木二四三郎:床にぺったりと体をつけて、自販機の下に手を突っ込んでいる
桑原そら:すたすたと廊下の方から足音が近付く
動木二四三郎:「おお?」
動木二四三郎:首だけそちらに向ける
桑原そら:「は~……、ひとまず一安心で……………」
桑原そら:「……………?」
桑原そら:「動木さん……?何してるんです?」
動木二四三郎:「あら、そらちゃん先輩さんー」
動木二四三郎:「ちょうどええとこに!」
動木二四三郎:「これ……この自販機、もうちょっと傾けてもろてええですか?」
動木二四三郎:「あと数センチで届きそうなんです!」
動木二四三郎:「栄光に!」
動木二四三郎:「やらせてください!コーチ!」
桑原そら:かわいそうなものを見るような目になっている
桑原そら:「そこまで…、お金ないんですか……………」
動木二四三郎:「ないですねー、えへへ」
動木二四三郎:「どこに出しても恥ずかしゅうないすかんぴんです!」
動木二四三郎:何故かほこらしげ。
桑原そら:「はあ…、仕方ないですねえ。備品なのであんまり動かしたりしたくないんですけど」
桑原そら:「このまま他の人に見つかるのもどうかと思いますし」
動木二四三郎:「さっすが!そらちゃん先輩さん話がわかる~!」
桑原そら:諦めた様子で近寄り、自販機を傾ける
動木二四三郎:「にゅにゅにゅ……おお!」
動木二四三郎:「とれましたー!」テッテレー
動木二四三郎:指先に50円玉を掲げて満面の笑み。
動木二四三郎:「いやあ、もーけもーけ、ホンマおおきにですー」
動木二四三郎:ニコニコとそれを懐に収め
桑原そら:「嬉しそうでなによりです」
動木二四三郎:「あ、そうそう。どないでした?水口さんと駿くんの」
動木二四三郎:「検査室の方から先輩さん来はったから」
動木二四三郎:「そのことちゃうかなーって」
桑原そら:「お二人とも異常も怪我もありませんでした」
桑原そら:「これでひとまず安心して次に取り掛かれます」
動木二四三郎:「わー、よかったよかった」
動木二四三郎:「そら何よりですねえ」
桑原そら:「ええ、本当に」
動木二四三郎:手をぱちぱちしている
桑原そら:「………少しだけ、お話しておきたいことがあるんですが」
動木二四三郎:「?」
動木二四三郎:「ボクにです?」
桑原そら:「そうですね、動木さんにです」
動木二四三郎:「ほうほう、なんやろなんやろ」
動木二四三郎:休憩所の椅子に腰をかける
桑原そら:お隣失礼しますね、と横に座って
桑原そら:「………先ほど、能力を奪われたはずなんですが」
桑原そら:「それが、おそらくわたしは魔眼で」
桑原そら:「これから先、守る相手を選んでいくことになります」
動木二四三郎:「ふむふむ」
桑原そら:「はじくことは得意なんですけどね、まとめる方向で魔眼のサポートを使用していたので」
桑原そら:「大きな範囲の攻撃を収束することが難しくなってるんです」
桑原そら:「ですので…守る対象を取捨選択しないと仕事になりません。悔しいことではありますが」
動木二四三郎:「……なるほど」
動木二四三郎:「せやったら、つまり」
動木二四三郎:「いざという時に優先するべきは、UGNの身内やなくて」
動木二四三郎:「何もしれへん一般の人、ちゅうことでしょ?」
動木二四三郎:「あはは!先輩さんって意外と気ぃ使いいですねえ」
動木二四三郎:「もちろんそれでええですよ、痛いのは嫌いですけど」
動木二四三郎:「そもそも、UGNってそういう組織やし」
動木二四三郎:「大の大人が、そらちゃん先輩さんみたいな子に庇ってもらうんも、よう考えたらおかしな話やないですか」
桑原そら:「何言ってるんですか」
桑原そら:「守ることはわたしのお仕事です、おかしなことではありません」
桑原そら:「動木さんにだって同じように何か守りたいものがあるということでしょう?」
動木二四三郎:「……ふふ」
動木二四三郎:「さあ、どうやろ」
動木二四三郎:「それでもやっぱりちゃうんですよ、ボクみたいなんと先輩さんは」
桑原そら:「話したくないことを無理に聞き出したりはしませんよ」
桑原そら:「心も大切な守るものですからね」
動木二四三郎:「そうやねえ……せやけど」
動木二四三郎:「普通の人っちゅうんは、自分の大切を守るんで精一杯なんですよ」
動木二四三郎:「他人の大切まで、守ろうとはせえへん」
動木二四三郎:「むしろそのために、よその人の場所に砂をかけたりもする」
動木二四三郎:「……ボクもそうです。せやからほんまは、のっぺらぼうくんに説教できるような立場ちゃうんです」
動木二四三郎:「ほんまに立派なんは、先輩さんとか水口さんのことや」
動木二四三郎:「誰かの大切のために体を張る……当たり前の話ちゃいますよ?それ」
桑原そら:「そうですかね?」
動木二四三郎:「そうなんです」
桑原そら:「何かを守りたいっていうのはわたしのワガママです」
桑原そら:「守るって簡単に口に出来ることですが、実行することは本当に難しい」
桑原そら:「自分の大切なものを守りたい、で身体を張ることも」
桑原そら:「自分のワガママのために身体を張ることも」
桑原そら:「そこに大きな違いはないとわたしは思います」
動木二四三郎:「我儘、かあ」
動木二四三郎:「それで人のためになれるんやから」
動木二四三郎:「やっぱりほんまもんのヒーローやと思いますよ、ボクは」
動木二四三郎:「そらちゃん先輩さんのこと」
動木二四三郎:「キミみたいな人がUGNにおるから、ボクみたいなただのボンクラも」
動木二四三郎:「ちょっとはマシなことしてるような気になれるんです」
動木二四三郎:「……ちょっと恥ずかしいこと、言うてもうたかもですね」
桑原そら:「んふふふ」
動木二四三郎:「忘れてくれます?」
桑原そら:「ええ、じゃあ忘れる前に一つだけいいことを教えてあげますね」
桑原そら:「ただのボンクラさんは、誰よりも先に人を守るために飛び込まないものですよ?」
桑原そら:「あのとき、水口さんの心をたしかに守ったのはあなたです」
動木二四三郎:「……あらま」
桑原そら:「先輩からのありがたいお言葉ですので」
桑原そら:「これは忘れないでくださいね?」
動木二四三郎:「それを言われてもうたら、後輩としては弱いなあ」
動木二四三郎:頭をかいて、照れくさそうに苦笑する
動木二四三郎:「合点承知ですー、先輩さんの思し召しですからー」
桑原そら:「ええ、ええ、そうしてください」
桑原そら:「わたしはきれいさっぱり忘れることにしますのでね」
動木二四三郎:「そうしてください、ほんなら」
動木二四三郎:「そろそろ行きましょか、蓮さんと鷺森さんの結果もそろそろ出てるはずやし」
動木二四三郎:「のっぺらぼうくんとウィンプさんのこと、なんとかせんとですから」
桑原そら:「そうですね、行きましょうか」
動木二四三郎:休憩室を出て行くそらの後に続き、数歩進んで
動木二四三郎:ふと立ち止まる。
動木二四三郎:「……」
動木二四三郎:懐から一枚の写真を取り出して、視線を落とす。
動木二四三郎:朝霧の立ち込める美しい湖と、青々とした山並みの景色。
動木二四三郎:「口にするのは簡単やけど」
動木二四三郎:「実行するのは難しい」
動木二四三郎:「……ボクもボクの我儘を、がんばらんと」
動木二四三郎:故郷の写真を懐に収めて、また歩き出す。
【雨宿町・保健所 待合室】
GM:エフェクトを盗まれたと思しきあなたたちも検査を受け、現在結果待ちだ。
GM:清潔な待合室には他に人はいない。
鷺森七夏:「んー……」
鷺森七夏:長椅子に深く腰掛けて、紙カップのジュースを手にしている。
鷺森七夏:その水面がゆらゆらと揺れて、蛇のような形を取って宙に浮かび上がって。
鷺森七夏:かと思えば、ぱしゃ、とそれが弾けてカップに戻る。
鷺森七夏:「む……」
鷺森七夏:「やっぱり、不調……」
御凪 蓮:「そちらもですか」
鷺森七夏:ふう、と息をついて不服そうな表情。
御凪 蓮:扇を片手に、つい、と小さく振って
御凪 蓮:「何かが欠けている。どうにもしっくりこないというか」
御凪 蓮:「気分良くないですねえ、こういうのは」
鷺森七夏:「……もともと少し気味の悪い力って言えば、そうですけど」
鷺森七夏:「やっぱり落ち着かない……」
御凪 蓮:「……とはいえ」
御凪 蓮:「こういうとなんですけど、正直ほっとしているところもあるかな、ぼくは」
鷺森七夏:「別に……このまま取り返せなくても、死ぬほど困るって事もないとは思うけど……」
鷺森七夏:微妙に怒りきれないような、かといって見過ごすには不安が残るような、なんとも言えない心地がして。
鷺森七夏:「……ほっと?」
御凪 蓮:「一番大事なもの、といわれてだいぶ身構えていましたから」
鷺森七夏:「けっこう適当、でしたね。取っていく基準」
鷺森七夏:「……でも、また狙われる可能性もないわけじゃないのかな」
鷺森七夏:ぼんやりと顎に指を当てて。
鷺森七夏:「御凪さんは……何を守りたかったんですか?あいつから」
御凪 蓮:「ううん」
御凪 蓮:つ、と閉じた扇を顎に当てて
御凪 蓮:「いろいろ思い浮かんだけれど、一番は家族かなあ」
御凪 蓮:「この扇とか、舞そのものとか。もちろん大事ではあるけれど」
御凪 蓮:「一番守りたいと思ったのはそれだった」
鷺森七夏:「ん……まあ、そうなりますよね。大抵は……いや、ある程度の割合の人は……」微妙になにかに配慮したような言葉を選んだりしつつ。
鷺森七夏:「お金がなくなるよりも、身近な人がいなくなるほうがびっくりするし」
鷺森七夏:「だから、なんか……あの怪盗のやってることは、ちょっとずれてるかなとは感じてた」
御凪 蓮:「ずれてる。本人の言っていた、エンターテイナーというやつとですか」
鷺森七夏:「いや……」
鷺森七夏:「いちばん大事なものが、お金とかになる人って、そんなに多くないんじゃないかな……って」
鷺森七夏:「わかんないけど……」
鷺森七夏:「でも、エンターテイナーっていうのは……そうですね」
鷺森七夏:「見てくれる誰かがいなければ、成立しない言葉」
鷺森七夏:「だから……あいつは、みんなからの視線をすごく気にしてるんじゃないかな……」
御凪 蓮:「……よく見ていますね、鷺森さんは」
御凪 蓮:「みんなからの視線。もそうだし、あるいは」
御凪 蓮:「自分自身の理想も、かな」
御凪 蓮:「『緋連雀の誓い』とか言っていたのは、たぶんそういうものでしょう」
鷺森七夏:「……あれも、自分で作ったのかなあ」
鷺森七夏:「まあ……自分で自分を騙すと、安らげないもんね」
鷺森七夏:「自分のことを、世界で誰よりよく見ている相手だもの」
鷺森七夏:「そこに嘘を吐いたら、ずっと嘘を吐きながら生きていくことになっちゃいます」
御凪 蓮:「……」
御凪 蓮:扇で口元を隠す。
御凪 蓮:目つきがわずかに鋭くなったのを自覚する。
鷺森七夏:「……?どうか、されました?」
御凪 蓮:「いや、失礼。ちょっと手痛いところを突かれたなあ、と」
御凪 蓮:ぺし、と自分の頭をたたく。
御凪 蓮:「確かに、自分を偽るのは疲れる」
御凪 蓮:「でも、偽りない己を出すというのも勇気がいるものだ」
御凪 蓮:「一度偽るというか、演じるのに慣れてしまうとね」
鷺森七夏:「……言われてみれば、ちょっと」
鷺森七夏:「その言い回しは、お芝居してるような感じかも」
鷺森七夏:「でも……私が言ったのは、外へではなくて、内側に対しての事だから」
鷺森七夏:「自分が本当は何なのかってのを、見失っていなければ。何かを演じたりしても、大丈夫なんだと思う」
鷺森七夏:「緋連雀は……」
鷺森七夏:仮面の下の、無貌の面と。その時の苦悶のような声を思い出して。
鷺森七夏:「……それがなかったから、あんなに狼狽えてた」
御凪 蓮:「鷺森さんは」
御凪 蓮:「彼に、自分の内側を見定めてほしい?」
鷺森七夏:「まさか」ふにゃっと笑って。
鷺森七夏:「あんな余裕のなさそうな人に、自分の人生相談なんてしないよ」
鷺森七夏:「どっちか選ぶってなったら、御凪さんに相談する」
御凪 蓮:「ああ、それはありがたい評価だけれど。いや、自分の、というのはね」
御凪 蓮:「彼が、彼自身を見つける。その手伝いをしたいのかな、と」
鷺森七夏:「あー……」少し考えて。
鷺森七夏:「それは、そうかも」
鷺森七夏:「今のままは……なんか、危なっかしくて。見てられない」
鷺森七夏:「安心できなさそう、だから。私自身が」
御凪 蓮:「自分が、か。……なるほど」
御凪 蓮:「放っておけないわけだ」
鷺森七夏:「お節介なんて、そういうもんじゃないです?」
御凪 蓮:「それは、その通りでしょうね」
御凪 蓮:「でも、そういうおせっかいを焼ける人は貴重だ」
鷺森七夏:「……御凪さんは、違うんですか?」
鷺森七夏:「仮にお給料がいいからとかでも、別に軽蔑なんてしませんけど」
鷺森七夏:「でも、お金に困ってる風じゃないですもんね」
御凪 蓮:「私の場合、立場とか役目とか。そういうものが少なからず混ざってるのでね」
御凪 蓮:「そういう背負ってきたものも大事にしたいと思ってはいるけれど」
鷺森七夏:「ははあ……」大きなお家柄も大変だなあ、という感じの声。
御凪 蓮:「おせっかいでやっていると言えるかといえば……どうかなあ、と」
鷺森七夏:「まあ、そうか」
鷺森七夏:「私が割り切り過ぎなのかも」
鷺森七夏:「なるべく簡単で正直にいた方が、楽だから……」
鷺森七夏:そんな事を話しながら、眠そうに目をこすりつつ。戻りましょうか、と立ち上がった所で。
鷺森七夏:「……そういえば、大切な家族って」遅れて、ちょっと気になったように混ぜっ返す。
御凪 蓮:「ん?」
鷺森七夏:「やっぱり……奥さん、なんですか?」
御凪 蓮:「え」
御凪 蓮:ぽかん、と口を開けて。
御凪 蓮:「あ、あはは」
御凪 蓮:困ったように笑う。
御凪 蓮:「いや、兄と両親ですね。残念ながら独り者でして……」
鷺森七夏:「あっ、なるほど……」
御凪 蓮:「せっつかれてはいるんですがね、実家から。ははは」
鷺森七夏:「へえぇ……」
鷺森七夏:……多かれ少なかれ、女子高生の好物は他人の恋愛話という節はあり。
御凪 蓮:「な、なんです?」
御凪 蓮:扇で口元を隠す。
鷺森七夏:役所に戻る道中、御凪さんは見合いの体験談なんかを掘り返し訊ねられる事になった。
GM:ロイス取得のみできます。
鷺森七夏:御凪 蓮:○興味/隔意 で取ります
動木二四三郎:そらちゃん先輩さんには取ってるのでなし!
桑原そら:動木さんのロイスはそのままでいきます
御凪 蓮:鷺森七夏 〇P:信頼/N:食傷
御凪 蓮:以上!
ミドル5 不明は未だあり
GM:情報収集シーンです。登場する人は登場侵蝕をお願いします。
桑原そら:桑原そらの侵蝕を1D10(→ 2)増加 (66 → 68)
御凪 蓮:御凪蓮の侵蝕を1d10(→ 1)増加 (61 → 62)
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を1D10(→ 1)増加 (57 → 58)
動木二四三郎:1d10+49
DoubleCross : (1D10+49) → 5[5]+49 → 54
GM:最大5ってどういうこと
GM:情報収集判定を行います。
GM:項目は以下の通りです。
★"ウィンプ"の目的について〈情報:UGN〉〈意志〉10
★怪盗・緋連雀の正体について〈情報:UGN〉9
★怪盗・緋連雀の足取りについて〈情報:噂話〉10
GM:登場侵蝕1d10を振り足すことで判定やり直しも可能です。
動木二四三郎:いくぜ!ミーミル使って足取りについて!
動木二四三郎:6dx
DoubleCross : (6DX10) → 9[3,4,6,8,8,9] → 9
鷺森七夏:意志たかめだから目的行こうかなと思ったけど
動木二四三郎:財産1使って突破!
GM:突破!
桑原そら:どうぞどうぞ
鷺森七夏:あっじゃあいきます
御凪 蓮:じゃあ正体について私が行こうかな
桑原そら:お願いします~
鷺森七夏:4dx+4>=10 "ウィンプ"の目的について、意志で判定
DoubleCross : (4DX10+4>=10) → 9[5,6,6,9]+4 → 13 → 成功
御凪 蓮:UGN幹部使って
GM:ばっちり
御凪 蓮:5DX+0+0@10>=9 情報:UGN
DoubleCross : (5DX10>=9) → 8[1,5,5,8,8] → 8 → 失敗
御凪 蓮:1足りない
桑原そら:こっちでいきますか?
御凪 蓮:あ、バディムーブ?
桑原そら:はいはい
動木二四三郎:さっすがー
御凪 蓮:もらえると嬉しい!
桑原そら:ではバディムーブで達成値+3です!
GM:連携だ
御凪 蓮:助かります!
GM:では成功になりますね
GM:順番に開示します。今回もTIPSがあるよ
★"ウィンプ"の目的について〈情報:UGN〉〈意志〉10
ウィンプの目的は怪盗を目立たせ、噂をより大きくし、『プロデュース』していくこと。
軍資金稼ぎついでに、一般社会で派手な特徴の『怪盗・緋連雀』の知名度を上げていく。
そして緋連雀を目くらましに使い、その間に町で所属セルの勢力を伸ばすつもりだと推測できる。
今回の件自体は小さなものだが、放置していては町の治安が危険になるだろう。
☆TIPS "トート"時田久則について
2年前の怪盗・緋連雀こと枠島翼を偶然確保したのは、時田率いる調査部。
大事になる前に解決できたことについては悪くないケースだったと考えているものの、
水口亜衣を怖がらせ、挙げ句こちら側に引き込んでしまったことについては複雑な気持ちらしい。
そんなこともあり、水口には頭が上がらず、今回の犯人についても思うところがあるようだ。
→NPCカードがひとつ使用可能になりました。
○NPCカード "トート"時田久則
『抜けば玉散る氷の刃』
クライマックス戦闘のイニシアチブで使用可能。シーン1回・対象:単体。
対象に装甲無視30ダメージを与える。射程:視界。
動木二四三郎:ヤッター!かっこいい!
御凪 蓮:頼れるー!
★怪盗・緋連雀の正体について〈情報:UGN〉9
緋連雀は顔がない異形の姿をしており、それを仮面で隠していた。
また、あなたたちが緋連雀と遭遇していた頃、枠島翼は支部におり、彼女の仕業ではないようだ。
緋連雀のオリジンはレジェンド。おそらくは『怪盗・緋連雀の噂から生まれたRB』。
また、彼?は過去の噂にあったのっぺらぼう・RB襲撃犯でもあると推察される。
生まれた際には噂の影響は小さく、力も弱かったようだが現在は強力なオーヴァードと化している。
→枠島翼のトリガーイベントのロックが解除されました。次のシーン以降で会話が可能です。
☆緋連雀について
顔がないのは、《ヒューマンズネイバー》を上手く使えていない状態のようだ。
その状態で人に話しかけたせいでのっぺらぼうの噂が生まれたのだろう。
また、オリジンである噂はあまりに些細なもので、自我が曖昧な状態でRBから能力強奪を繰り返していた。
ウィンプはそこに遭遇し、『プロデュース』していくことに決めたと見られる。
彼女と緋連雀との関係が実際どのようなものなのかは、まだよくわからない。
★怪盗・緋連雀の足取りについて〈情報:噂話〉10
目立つ格好から、足取りを追うことは難しくなかった。
新市街の空き住宅に緋連雀とウィンプは潜んでいるようだ。
→トリガーイベントが発生。次のシーン以降で緋連雀の元へ向かうことができます。
なお、その場合ミドル戦闘が発生します。
このミドル戦闘では、条件を満たさない限りまた隠密状態の緋連雀を発見する必要があります。
☆TIPS "タイニーヘラルド"柘植小遥について
現実的でUGNの教育に沿った思考をするため、大抵の物事をレネゲイド由来で捉えがち。
だが、最近は少し物事に関して想像力を働かせるようになってきている。
のっぺらぼうや怪盗の話には、ほんのちょっとだけわくわくしていたらしい。
いつか、資料室に記録されないような不思議なことが起こり得るのだろうか、と思っているのは内緒だ。
→NPCカードがひとつ使用可能になりました。
○NPCカード"タイニーヘラルド"柘植小遥
『タイニーグレイス』
クライマックス戦闘のリアクション時に使用可能。シーン1回・対象:単体。
攻撃の命中達成値が27以下だった場合、ドッジを代行し回避を自動成功させる。
GM:情報共有の場所は、選んでもいいしまたダイス振ってもいいです。
鷺森七夏:どうしましょ 振っちゃう?
動木二四三郎:ふろふろ!
GM:1d10どうぞー
動木二四三郎:いったれ七夏ちゃん!
鷺森七夏:1d10 わっしょい
DoubleCross : (1D10) → 3
鷺森七夏:資料室!
GM:3 UGN雨宿支部・資料室 過去の資料を探せる。
GM:お、柘植ちゃんとこだ
動木二四三郎:どんぴしゃ!
GM:あ、じゃあちょうどいいや、資料室で柘植ちゃんと社長も後から出しましょうか
桑原そら:そうしましょ
【雨宿町役場・資料室】あるいは【UGN雨宿支部・資料室】
GM:書架が並ぶ資料室に、あなたたちは再び集まっていた。
動木二四三郎:「えーっと、つまりですね」
動木二四三郎:ホワイトボードにプリントアウトしたいくつかの記録を貼りつけつつ
動木二四三郎:「町内で自然発生したのっぺらぼうくんに、FHの人らが目ぇつけて」
動木二四三郎:「都市伝説になってる怪盗さんの属性を与えたんが」
動木二四三郎:「あの緋連雀くん、ちゅうことなんですかね」
鷺森七夏:「……枠島さんの演じた怪盗の噂が、新しいあやしを生み出した」
鷺森七夏:「嘘から出た真……って、こういうことを言うのかなあ」
動木二四三郎:「でも多分アレですよね、これ」
動木二四三郎:「陽動?ちゅうやつちゃいますか」
鷺森七夏:「本命の作戦が、他にあるのかな」
動木二四三郎:「FHの人らやったら、緋連雀くんが盗み出してくる稼ぎなんか雀の涙やろうし」
動木二四三郎:「せやからわざわざ目立たせてるんちゃいます?」
御凪 蓮:「緋連雀の活動に目を向けさせることでFHから目を逸らさせる」
御凪 蓮:「ありそうな話ですね」
桑原そら:「雨宿町の近辺、もしくは内部でセルを大きくする…ということですか」
動木二四三郎:「元々がただの拾いもんやし、やっつけられても懐は痛まへん」
御凪 蓮:「それがわかったところで、このまま緋連雀を放置するわけにもいきませんし」
動木二四三郎:「悪党ですね~、ほんま」
鷺森七夏:「確かに……今の所活動を確認できたのは、あの"ウィンプ"一人だけみたいですけど」
鷺森七夏:「FHっていう組織が相手と考えたら……本当に一人っきりってことは考えにくいし」
動木二四三郎:「そのウィンプさんは」
動木二四三郎:「どない思てるんでしょね、これ」
鷺森七夏:「他の仲間は、目立たないように動いてるのかな……」
桑原そら:「どう、といいますと?」
動木二四三郎:「あの子はそないあくどい感じに見えへんかったけどなぁ」
動木二四三郎:「目を引くだけ引いて使い捨てでポイやなんて感じちゃうかった気ぃしますよ」
御凪 蓮:「さて。彼女と緋連雀との関係はまだはっきりとはしていませんが……」
鷺森七夏:「……少なくとも、攫ってきた子供に食事を与えようとするくらいのまともさはあったみたいでしたね」
動木二四三郎:「結構気に入ってる感じしませんでした?怪盗くんのこと」
御凪 蓮:「プロデュース、と言っていましたか」
鷺森七夏:「命を奪うのに頓着しないテロリスト、とか……そういう感じには、あんまり見えなかった……かも」
桑原そら:「エンターテイナーにしたいのは“ウィンプ”さんの方なんですかね」
御凪 蓮:「実際、緋連雀の噂が流れたことで」
御凪 蓮:「のっぺらぼうの力は増しているようです」
御凪 蓮:「オリジンが怪盗・緋連雀の噂であるからこそでしょうね」
動木二四三郎:「単に怪盗くんをもっと強くして」
動木二四三郎:「その力が目当てとかですかね……んー、でもなあ」
動木二四三郎:「なんかしっくり来ないような……?」
桑原そら:「………怪盗・緋連雀、今回はどうしてもここが起点になっている気がします」
御凪 蓮:「ビジネスライクにしては、少々入れ込んでいるようには感じるかなあ、確かに」
桑原そら:「枠島さんとの関連がまったくない…、とも思えないのですが」
動木二四三郎:「支部の方にはもう来てもろてるらしいんで」
動木二四三郎:「後で会いに行ってみます?」
桑原そら:「あ、彼女が悪事を働いてると疑問視してるとかではないですよ!違いますからね!」
動木二四三郎:「分かってます分かってます、あはは」
動木二四三郎:「実際問題、あの怪盗くん強かったですよ」
動木二四三郎:「せやから、ヒントもらいに行ったらどうかなって」
御凪 蓮:「彼らの足取りはつかめているんですよね?」
動木二四三郎:「今の怪盗くんが、枠島さんの噂に影響されてるんやったら」
動木二四三郎:「枠島さんの能力とかも、戦うヒントになりそうかなと思ったんです」
動木二四三郎:「さいですねー、新市街の方にいてはります」
桑原そら:「緋連雀さんでしたら良く目立つように逃げてくださってますのでね」
御凪 蓮:「なるほど。その様子ならすぐに見失うということはなさそうか」
動木二四三郎:「先に仕掛けるんもええですけど……あの姿消して力吸うやつ」
鷺森七夏:「……」
動木二四三郎:「あれやられてるだけでもだいぶ厄介ですよ」
動木二四三郎:「ボクは枠島さんに話聞いてからでも遅ないかなーって思います」
鷺森七夏:「……もう一つ、緋連雀の力を攻略するとしたら」
鷺森七夏:「怪盗の噂そのものをなくしていって弱らせる、って方法も考えられると思います……けど」
鷺森七夏:「逆に……もし、これまでにそうしたあやしと同じように、私達が緋連雀を保護するんだとしたら」
鷺森七夏:「怪盗の噂、完全に終息させるわけにはいかなくなっちゃいますよね。多分」
動木二四三郎:
御凪 蓮:「ふむ」
動木二四三郎:「正直ボクも」
鷺森七夏:それが、かれの根源であり存在の源なのだとすれば。
御凪 蓮:ぱたりと扇を広げる。
動木二四三郎:「それが効率的かな、と思うんですけど」
鷺森七夏:「だから……そうじゃないアプローチから手がかりを得ていく、っていうのは。個人的には賛成、です」
動木二四三郎:「効率的なだけが日常を守る方法やない……この町やったら、そうですよね」桑原さんの方へ視線を送る。
桑原そら:「噂を消すのも大変ですからね」
御凪 蓮:「けど、なんですね。お二人とも」
桑原そら:「どちらかというと、噂を書き換えてしまう方が楽かもしれません」
桑原そら:「…そんな風に効率だけで物事を見られればいいんですけどね」
桑原そら:「日常を守る、というのはなかったことにしておしまい。ですむところだけではないので」
動木二四三郎:「そうですねえ」
動木二四三郎:「そういうとこが、ここの居心地ええ所ですよ」
動木二四三郎:ニコニコしている。
御凪 蓮:「共生していくのがこの町の日常ならば」
御凪 蓮:「遠回りに見えても、それが一番じゃないかな」
鷺森七夏:「……まあ」
鷺森七夏:「みんな案外、変な出来事でも普通に受け入れてるからなあ」
鷺森七夏:「だって、怪盗ですよ。怪盗……今どきこの時代に、そんな噂で盛り上がってるなんて」
動木二四三郎:「あはは!それもそうですねえ!」
桑原そら:「では、皆さんの意見としては効率的ではなくとも」
桑原そら:「雨宿町のあやしとして緋連雀さんを扱う…という方向で大丈夫でしょうか」
動木二四三郎:「まあそういう、ちょっと呑気なところもええとこちゃいます?」
動木二四三郎:「さんせーい」
御凪 蓮:「異議なし」
鷺森七夏:「……まあ。鼻で笑う人達よりは、そっちのが居心地いいのかも」
鷺森七夏:「ん、了解です」
桑原そら:「うんうん、どう扱うかが決まるだけでも進展です」
動木二四三郎:「まあそういう訳やから」
動木二四三郎:「ボクらは納得してやってるっちゅうことです」
動木二四三郎:くるりと腰かけた椅子を回して、書架の影の方を向く
動木二四三郎:「せやからそうしかめっ面せんといてください、苦労かけられてるなんて思ってません」
動木二四三郎:「ねえ、ボス」
時田 久則:「……いきなり振るなよ。びびるだろ」
時田 久則:その辺に寄り掛かって話を聞いていた金髪の男がそちらを向く。
時田 久則:「現場がそういう方針なら、こっちは何も文句ねえ、が」
時田 久則:「こっちは個人的にモヤモヤが残ってんだよな」
動木二四三郎:「と言いますとー?」
時田 久則:「二年前から関わってる身としちゃあな……」
時田 久則:「おまけにFHが出てきたとくる」
時田 久則:「少し手伝いはさせろや」
動木二四三郎:「ああー……」
動木二四三郎:「水口さんのこと、気にしてはったんですか」
時田 久則:「気にするだろ、そりゃあ」頭を掻く。
動木二四三郎:「……」
桑原そら:「大丈夫ですよ」
桑原そら:「選んだのは水口さんご本人です」
動木二四三郎:この街の外では、UGNとFHは凄絶な戦いを繰り返している。
動木二四三郎:その情報は、噂を聞きこむ以上嫌でも耳に入ってくる。
動木二四三郎:水口親子と枠島翼の一件など、事後対応が基本のUGNからすれば最上の結果と言ってもいいだろう。
桑原そら:「……あの人も、きっと恩を受けて何もしないことが、出来ない自分が許せないと思っただけだと思います」
桑原そら:「そこにいつまでもこだわっていては水口さんが先に歩けないじゃないですか」
動木二四三郎:「……まあ、そこはボスもおんなじなんちゃいます?」
動木二四三郎:「それでも納得いかへんっちゅうことですよね」
動木二四三郎:「ほんまとんでもない欲張りで」
動木二四三郎:「底なしのお人よしさんですね、うちのボスは」
動木二四三郎:「そういうの、好きですよー」ニヤニヤしている
時田 久則:「あー、うるせえうるせえ」
時田 久則:「わかってんだよ、こっちもな」
時田 久則:「けど、そうだな。動木の言う通り、納得の問題で」
時田 久則:「……俺は俺の中で区切りをつけてえんだ。それだけだ」
動木二四三郎:「あいあい!ボスがおったら百人力ですー」
時田 久則:「おう。まあ戦闘要員ってほどはいかんが……と」
動木二四三郎:「大船に乗ったつもりでおりますので!よろしくおねがいします!」元気よく敬礼
時田 久則:「おい、そっちのもチラチラ見てるんじゃねえぞ、来るなら来い」
柘植 小遥:「…………」書架の傍にいた人影が、近付いてくる。
御凪 蓮:「おや柘植さん?」
柘植 小遥:「来た」
柘植 小遥:「私も少し、今回の件。興味があって」
柘植 小遥:「支部長に話を通しておいたの。支援をできないかと」
動木二四三郎:「おおー、心強い味方が2人も」
御凪 蓮:「それはとても心強いですが……興味、ですか」
動木二四三郎:「でも大丈夫です?結構強いですよ、相手」
柘植 小遥:「興味の方が……柔らかくていいかと」
柘植 小遥:「私、昔ずっとFHと戦ってた支部にいた」
柘植 小遥:「だから、少しは慣れてる」
動木二四三郎:「はえー……」
動木二四三郎:「人は見かけによらへんもんですね」
柘植 小遥:「直接戦うのは無理。でも、逸らすことはできるから」
御凪 蓮:「……」
鷺森七夏:「なんか……どんどん大所帯のチームになってきたけど」
鷺森七夏:「相手が規模もわからないFHセルなら、いすぎて困ることはない……よね」
桑原そら:「こはる先輩はわたしとは少し違う守り方ですからね」
柘植 小遥:「そう。ガードは任せるから」
柘植 小遥:「私」少し躊躇って。
柘植 小遥:「この町が戦場みたいになるのは、嫌……」
桑原そら:「…んふふふ、先輩」
桑原そら:「それは、皆さん口をそろえて嫌だって言いますよ」
柘植 小遥:「なら、いいこと。目的が同じだもの」
御凪 蓮:「……その」
御凪 蓮:ぱたん、と扇を閉じて。
御凪 蓮:「今回の件、確かにFHは関わっていますが」
御凪 蓮:「おそらく、まだ偵察とか斥候の段階です」
御凪 蓮:「まだ止めるには十分間に合う。これだけの人数が居ますし。……ですから、なんというか」
御凪 蓮:「……大丈夫です。無理はしないように、くれぐれも」
柘植 小遥:「……無理しそうに見える?」首を傾げる。
柘植 小遥:「大丈夫。蓮さんたちが頑張ってくれるのを知ってるから」
柘植 小遥:「私は私の戦い方をするの」
柘植 小遥:「……それに」少しだけ背伸びをして。
柘植 小遥:「……興味も本当。ちょっと、気になる。のっぺらぼうとか」
柘植 小遥:小声で、それだけ囁いて、戻る。
御凪 蓮:「……ん。そういうことなら」
御凪 蓮:「ご安心いただけるようにひと頑張りといきましょうか」
鷺森七夏:(……この距離感)
鷺森七夏:(なるほどなあ……縁談がうまくいかないのは……)ひとりで何かを察したように頷いている。
動木二四三郎:(そういう時は、無理するな、やなくて)
動木二四三郎:(俺が守ってやるぜ、くらい言うてもバチ当たらんと思いますよ)
動木二四三郎:こちらも何かを察した表情。
御凪 蓮:「……おや、なにか?」
御凪 蓮:ぱたぱたと扇で口元を隠しながら。
桑原そら:「いえいえ、こはる先輩は優しい方がそばにいて安心だなあと」
御凪 蓮:「そりゃあもちろん。レディファーストですから、ぼく」
鷺森七夏:「……ファイト」ぐっと小さく親指を出す。
動木二四三郎:その隣で親指を出している。
GM:ロイス取得と購入判定が可能です
御凪 蓮:ロイス保留
桑原そら:ロイス保留で
御凪 蓮:購入何が残ってるかな
桑原そら:強化素材かな?
動木二四三郎:保留!
鷺森七夏:ロイス保留でー
動木二四三郎:じゃあ強化素材!
動木二四三郎:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 9[4,7,8,9] → 9
鷺森七夏:うちも強化素材ねらお
動木二四三郎:ダメ!
桑原そら:強化素材いきまーす、手配師なくなったので素振りじゃ
桑原そら:3dx+4>=15
DoubleCross : (3DX10+4>=15) → 9[6,7,9]+4 → 13 → 失敗
桑原そら:あ、買えますね財産2点使って買います
鷺森七夏:2dx+3>=15
DoubleCross : (2DX10+3>=15) → 8[6,8]+3 → 11 → 失敗
桑原そら:いる方どうぞ~
鷺森七夏:おわりでー
御凪 蓮:鷺森さん強化素材使う?
桑原そら:どっちでもどうぞ
鷺森七夏:そんなに打点でないから譲ろうかな
御凪 蓮:あ、じゃあもらいます!
御凪 蓮:鬼切り強化!
桑原そら:どうぞどうぞ
GM:強化だ
御凪 蓮:一応もう一つ狙ってみるか
御凪 蓮:3DX+1+0@10>=15 調達
DoubleCross : (3DX10+1>=15) → 9[1,7,9]+1 → 10 → 失敗
御凪 蓮:残念。以上!
ミドル6 不測の相互理解
GM:まず確認しますが、次は枠島さんのトリガーイベントおよび会話シーンでいいですね?
御凪 蓮:私は大丈夫です!
動木二四三郎:OK!
鷺森七夏:いいよ!
桑原そら:だいじょぶです
GM:はい! では登場する人は登場侵蝕をお願いします。一応全員会話イベントはあります。
動木二四三郎:1d10+49
DoubleCross : (1D10+49) → 4[4]+49 → 53
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を1D10(→ 6)増加 (58 → 64)
桑原そら:桑原そらの侵蝕を1D10(→ 4)増加 (68 → 72)
御凪 蓮:御凪蓮の侵蝕を1d10(→ 8)増加 (62 → 70)
GM:あっ動木さん、前シーンの侵蝕上げ忘れてる
GM:58かな
動木二四三郎:honmaya
動木二四三郎:失礼しました!
GM:いえいえー
GM:OK!
【雨宿町役場・会議室】あるいは【UGN雨宿支部・会議室】
GM:鷺森さんは支部員に呼ばれ、ひとり会議室に来ていた。
GM:話したいという人物がいるらしい。
GM:あなたが部屋に入ると、そこにはあまり普段は会話しないクラスメイトが立っていた。
枠島 翼:「……あ」
枠島 翼:「あの、その」
枠島 翼:「わ、私全然知らなくて、鷺森さんが……その」
枠島 翼:「こっちの人だとか、えっと」
枠島 翼:もごもごとしている。
鷺森七夏:「まあ……見えないもんね」
鷺森七夏:「自分でも思うし……」
鷺森七夏:「こっちはこっちで、ちょっと意外だったけど……えっと」
鷺森七夏:とりあえず座ろうか、と椅子を差し出して自分も腰掛けつつ。
枠島 翼:「あっ、うん! そういえば立ってた……」
枠島 翼:そわそわした様子で座る。
枠島 翼:「…………」
枠島 翼:「えっと、あの」
鷺森七夏:「うーんと……」
鷺森七夏:「あ、先どうぞ」
枠島 翼:「えっえっ」
枠島 翼:「はい……あの」
枠島 翼:「ごめんなさい……」
鷺森七夏:「謝らなくても……」
枠島 翼:「わ、私が謝るのもなんだか違うかもしれないんだけど」
枠島 翼:「でも、私がしたこと、知ってるんでしょ」
鷺森七夏:「ん、まあ……」
枠島 翼:「そのせいで、今鷺森さんたちが大変って、聞いたの」
鷺森七夏:「でも、私が枠島さんに何か盗られたわけじゃないしな……」
鷺森七夏:「ああ……そこまで知ってるんだ」
枠島 翼:「……うん。私も、良くないって思って支部長と話して」
枠島 翼:「で、えっと、その」
枠島 翼:「緋連雀、が……迷惑かけてて……」
枠島 翼:「ううう、恥ずかしい」頭を抱えている。
鷺森七夏:「枠島さんに責任があるわけじゃないと思うけどなぁ……」
鷺森七夏:「あの子はあの子の意思でやってるみたいだし」まあ、唆された結果ではあるけれど。
鷺森七夏:「……ていうか、恥ずかしいんだね」
鷺森七夏:「や、ほら。枠島さんも元々、予告状とか出したりしてたんでしょ」
枠島 翼:「あああああ」
鷺森七夏:「怪盗を名乗り始めたのも、自分からだし……」
枠島 翼:「やめてええ」
鷺森七夏:「てっきりそっち側のセンスの人なのかと……」
鷺森七夏:「あっ……」
枠島 翼:「そ、その、当時は」
枠島 翼:「かっこいいと、思ってたの……」
鷺森七夏:「そういうつもりで言ったわけじゃ……」
鷺森七夏:「そ、そっか」
枠島 翼:「今も別に、嫌いなわけじゃないんだけど」
枠島 翼:「他の人がやってるとなんか……いろいろ思い出しちゃって……」
枠島 翼:「……あのね」
枠島 翼:「あの……あの時は本当に、なんだか、何かしなくちゃって気持ちでいっぱいで」
枠島 翼:「でも、だめなことしてるのはわかってたから、せめて、って思って」
枠島 翼:「予告状とかがあれば警戒されるし、大切なものは隠したりするかもしれないでしょ」
鷺森七夏:「あー……」
枠島 翼:「っていう……のもなんだか言い訳なんだけど」
鷺森七夏:「それで、予告してたんだ」
枠島 翼:「半分は……」半分はかっこいいからだったらしい。
枠島 翼:「教室で」
枠島 翼:「緋連雀はそんなじゃない、って、言ったの」
鷺森七夏:「言ってたねぇ」
枠島 翼:「あれは、私は知ってたから」
枠島 翼:「怪盗・緋連雀は格好良くもないし、でも、悪い泥棒にもなりたくなくて」
枠島 翼:「ただの、ダメダメな中学生だった、ってこと」
鷺森七夏:「……」
鷺森七夏:俯きかかった瞳を、覗き込むように首を傾ける。ふわ、と前髪が揺れる。
鷺森七夏:「今は、平気なの?」
枠島 翼:「前よりは……」
枠島 翼:「…………」
枠島 翼:「内緒だよ」
枠島 翼:「私が、黒板消しをよくやってるの、あれね」
枠島 翼:「ちっちゃくなったチョーク、たまに持って帰ってるの」
鷺森七夏:「持って帰って……どうしてるの?」
鷺森七夏:「使い道、なさそうだけど……」
枠島 翼:「どうもしないの。引き出しにしまってある」
枠島 翼:「……そういうのなの。私の衝動」
鷺森七夏:「そういうもの、なのかあ……」
枠島 翼:「一生懸命探して、それくらいしか思いつかなくて……」
枠島 翼:「でも本当に、前よりはずっと大丈夫」
枠島 翼:「……つかまったおかげ、っていうのも変かな……」
鷺森七夏:「……打ち明けられる相手がいると、変わるもんね。気の楽さとか」
鷺森七夏:「私、お父さんやお母さんとは普通に仲いいんだけどさ」
鷺森七夏:「それでも、家族でずっと一緒に暮らしてると、ちっちゃな事で叱られたりとか……むかってなることとか、あるでしょ」
枠島 翼:「……うん」
鷺森七夏:「そういうのの記憶がさ、いきなり一気に来るんだよね。私の場合だと」
鷺森七夏:「何もない山道から、間欠泉が湧き出すみたいに」
鷺森七夏:「昔は、そういうのがうまく制御できなくて……家出したり、友達と喧嘩しちゃったり」
鷺森七夏:「自分でもなんでそうなるのか、うまく説明できなくて。なんか、まあ……いろいろ、苦しかった」
鷺森七夏:「枠島さんほどじゃ、ないかもだけど」
鷺森七夏:「……私のは、こういう感じ」
枠島 翼:ぐす、と軽く目を擦る。
鷺森七夏:「こういうの、一方的に教えてもらうだけだと、なんか……悪いなって思って」
鷺森七夏:「だから、これでおあいこね」
枠島 翼:「……そういう話、私、私もしたかったし」
枠島 翼:「人からも、聞きたかった」
枠島 翼:「……聞けて、良かったな」
鷺森七夏:「……うん」ふう、と息をついて。
鷺森七夏:「私も、ちょっと気が楽になった……気がする」
鷺森七夏:「ずっと安定してたから。誰かにこういう話するの、逆に久々だったの」
枠島 翼:「……よかった」
枠島 翼:「あの、あの」
枠島 翼:「あのね!」思い切るように。
鷺森七夏:「ん、なに?」
枠島 翼:「支部長と話をして、まだ決まったわけじゃないんだけど、あの」
枠島 翼:「私、多分、今の緋連雀のこと、わかるの」
枠島 翼:「見える、消えても」
枠島 翼:「一度、そういうことがあったの。それもあって来たんだけど……」
鷺森七夏:「それは……正直、すごく頼りになりそう」
鷺森七夏:「もし良かったら、一緒に来て欲しい……って、みんなも言うんじゃないかな」
枠島 翼:「ほんと? ほんとに?」身を乗り出す。
枠島 翼:「私、何かしたくて……しなくちゃって思って、それに」
枠島 翼:「今の緋連雀にも、何か言わなきゃって」
鷺森七夏:「……」
鷺森七夏:「……あの子とは、ちょっと話しただけだけど」
鷺森七夏:「割と押しに弱くて素直な所があるから。えいっと勢いよくぶつけてやるのが良いと思う」
枠島 翼:「えいっと」
鷺森七夏:「そうしたら、聞いてくれるよ。多分」
枠島 翼:「……うん!」
GM:NPCカードがひとつ使用可能になりました。
○NPCカード
"ワックスウィング"枠島翼
『私のモノクル』
常時。シーンに登場するキャラクターの隠密状態を発見することができる。
怪盗・緋連雀との戦闘においては、今後知覚による判定は発生しない。
枠島 翼:「やってみる、私……!」
鷺森七夏:「あ……ちなみにだけど」
鷺森七夏:「枠島さんって、戦闘の訓練を受けたりとか……現場に出た経験とかって」
枠島 翼:「な、ないです」首をふるふる振る。
鷺森七夏:「ん、そっか」
鷺森七夏:「じゃあ、周りをいっぱい頼ってね」
鷺森七夏:「少しあいつに力を奪われたりはしたけど、それでも……みんな、頼もしい人達だから」
鷺森七夏:「自分のできること以上のこと、無理に頑張らなくていいから」
枠島 翼:「わ、わかった……。見るのと、消えるのは得意だし」
枠島 翼:「それは頑張るね。絶対」
鷺森七夏:「うん。それだけで、今は十分すぎるくらい」
枠島 翼:「……ありがとう」
枠島 翼:「私、鷺森さんと話せたのも良かったし」
枠島 翼:「クラスメイトで、良かったな」
枠島 翼:「えへへ」
鷺森七夏:「……うん。あんまり話したこと、なかったもんね」
鷺森七夏:「でも、普通のクラスメイトにしては……なんだか、ちょっと」
鷺森七夏:「知りすぎちゃった気もする。お互いの、秘密とか……」
鷺森七夏:そう言って、すいっと右手を差し出して。
鷺森七夏:「だから……付け足してもいいんじゃないかな。その」
鷺森七夏:「友達、って」
鷺森七夏:「わかんないけど……」
鷺森七夏:微妙にふにゃっとしていて歯切れがない。
枠島 翼:よく見えるという目をぱちくりと瞬いて。
枠島 翼:おずおずと、こちらも手を差し出す。
枠島 翼:「あ、あの、あのね」
枠島 翼:「よ、よろしく……?」
枠島 翼:こちらもどこか不安げで、頼り甲斐がない。
鷺森七夏:「うん……よろしく、ね」
鷺森七夏:どこか探るような遠慮のある力で、その手を握り返した。
【雨宿町役場・会議室】あるいは【UGN雨宿支部・会議室】
GM:あなたは支部の一室で、水口亜衣と再度顔を合わせた。
GM:ショックな出来事はあったが、息子も自分も無事で、それなりにほっとしているようだ。
動木二四三郎:ことり、と
動木二四三郎:テーブルに紙コップを置く。
動木二四三郎:「あったかいもん、どうぞー」
水口亜衣:「……ありがとう」受け取る。
動木二四三郎:「ボクのおごりは貴重品ですよー」
動木二四三郎:「さっき儲けがあったもんですから、羽振りええんです」
水口亜衣:「ふふ、本当。初めてかも」
水口亜衣:ふうふうと息をかけて冷ましている。
動木二四三郎:「駿くん、なんもなくて何よりでしたね」
動木二四三郎:「一安心一安心」
水口亜衣:「……本当に」
水口亜衣:「本当に、もう、よかった……」
水口亜衣:ほっと息を吐いて、気が抜けた様子で。
動木二四三郎:「……ほんで、あー」
動木二四三郎:「やっぱり枠島翼さんやないみたいです、あの怪盗くんは」
動木二四三郎:「水口さんが最初に言うたことが、ばっちり当たってましたね」
水口亜衣:「……そんな気はしてたの。やってたこと、全然違うし」
水口亜衣:「でも、私はあの子のこと……どうしても、怖くて」
水口亜衣:「いろいろわかった後でも、複雑な気分は残ってしまうのよね」
動木二四三郎:「……あはは」
動木二四三郎:「やっぱりすごいなあ」
動木二四三郎:「普通怖かったら引き返して忘れようとするもんですよ」
動木二四三郎:「自分からこんな世界に脚を踏み出そうやなんて、ボクなんかとても思わへん」
水口亜衣:「……それはね」
水口亜衣:「怖いものばっかりじゃないって、知る事もできたから」
水口亜衣:「前は社長が、今は動木さんたちが助けてくれたでしょ」
動木二四三郎:「そういう、他人のこと信じられるんも」
動木二四三郎:「すごいと思いますよ」
動木二四三郎:「……今の緋連雀くんのこと」
動木二四三郎:「チームでは確保の方向で動いてます」
動木二四三郎:「いつものここのやり方です……せやけど」
動木二四三郎:「ボクらは水口さんみたいに、ほんまに怖い目にあわされたわけやないから」
動木二四三郎:「それはそれで無責任なような気がして……まあ」
動木二四三郎:「こんなとこ来て言わんでええこと喋ってもうてます、あはは」
水口亜衣:「そう言っても、いつも矢面に立ってくれてるのは動木さんみたいな人たちだし……」
水口亜衣:「いいんですよ。そちらの判断で」
動木二四三郎:「……怒ってないんですか、あの怪盗くんに」
水口亜衣:「怒ってますよ」
水口亜衣:「けど、じゃあ消えていなくなってしまえ、とか」
水口亜衣:「そういうことを言ったら、それは……」
水口亜衣:「あの時、私が怖いと思った何かと同じになってしまう」
動木二四三郎:「……」
動木二四三郎:「ホンマに敵わへんなあ」
動木二四三郎:「……この町の人らには」
水口亜衣:「……普通ですよ。普通の人たち。私も」
水口亜衣:「息子がね。記憶処理受ける前に、ありがとう、って」
水口亜衣:「私、いつもちゃんとお礼言いなさいって言ってたから」
水口亜衣:「……ちゃんと聞いてもらえてたみたい。よかったです」
動木二四三郎:「ありがとう、かあ」照れくさそうに鼻の頭をかく
動木二四三郎:「ボクもまあまあ、捨てたもんやないですねえー」
動木二四三郎:「みんなにも伝えときます、きっと喜びますよ」
動木二四三郎:「やる気もムンムン湧いてきますー」
水口亜衣:「そうよ。私、皆さんにありがとうって言うために今UGNにいるんだから」
水口亜衣:「……あと、これを」
動木二四三郎:「?」
水口亜衣:小さな袋に入った何かを取り出し、あなたに手渡す。
水口亜衣:「社長から預かってたんです。私が渡せって」
GM:中には、小さな白い石の欠片がひとつ。
GM:動木さんは以下のアイテムを入手することができます。
ステージ限定アイテム『慰石の欠片』
種別:アイテム(使い捨て)
バックトラック時に使用。PC全員のダイスを+1d10する。
動木二四三郎:おおー!
動木二四三郎:帰還補助!
GM:要はEロイスの代わりです
動木二四三郎:なるほどなあ
水口亜衣:「ありがとう、も言いたいけど」
水口亜衣:「おかえりなさい、も言いたいんですよね。だから、使ってください」
動木二四三郎:「あはは、ボクは無茶するつもりないですよ」
動木二四三郎:「いざとなったらちゃっちゃと逃げ帰りますから」
動木二四三郎:「せやけど先輩さんなんかにはええかもしれないですね……ほんなら、ありがたく」
動木二四三郎:懐に収める
水口亜衣:「ええ。別に一度くらい逃げ帰ったっていいんですけど、みんなでね」
水口亜衣:「よろしくお願いします」
動木二四三郎:「お願いされました!」
動木二四三郎:ビッと敬礼ポーズをとって、部屋から立ち去る。
動木二四三郎:後ろ手に扉を閉め
動木二四三郎:「……ありがとう、なあ」
動木二四三郎:「ホンマに、勿体ない話ですよ」
動木二四三郎:いつもと変わらないニコニコとした恵比須顔のまま、しかしどこか軽やかな足取りで歩き出す。
GM:会話の場所を決めましょう。1d10で!
御凪 蓮:1d10
DoubleCross : (1D10) → 10
GM:10 カラオケボックス『キャロル』 室内はちょっと汚い。
GM:すごいとこ行く
GM:他の人に会話聞かれたくなかったのかな
【雨宿町・駅前のカラオケボックス『キャロル』】
GM:緋連雀がまた目撃されたというカラオケ店に、あなたたちは訪れていた。
GM:今回は予告状はなかったようだが、逃走経路に当たったらしい。
GM:盗まれたものは、注文用の端末。
GM:あれだけあってもどうしようもないのになあ、と店員は不思議がっていた。
御凪 蓮:「相変わらず初心貫徹しているようで」
桑原そら:「本当に、なんというか節操がないというか…」
御凪 蓮:「大切というか、盗まれたら困るものなのは確かでしょうけどねえ」
御凪 蓮:「またウィンプさんが困ってるんじゃないかな、これ」
桑原そら:「あれだけあってもどうしようもない、本当にその通りですしね…」
桑原そら:「彼女も結構振り回されているようでしたからね」
桑原そら:「コントロールしきれてはいないみたいです」
桑原そら:「あやしにはあやしの考え方がありますしね」
御凪 蓮:「彼……のっぺらぼうは特に、こだわりが強いようでしたからねえ」
御凪 蓮:「あるいはそのこだわりも、ウィンプさんに方向を定められたものかもしれませんが」
御凪 蓮:「さて、完全にコントロールしていないのは果たしてどう取るべきか」
御凪 蓮:「単に持て余しているのか……それとも、ある程度彼の意思も尊重しているのか」
桑原そら:「うーん…さすがに少し言葉を交わしただけですからね」
桑原そら:「どちらなのかを予測するにも少々情報が足りないといった感じはありますが」
桑原そら:「意思を尊重しつつ、かつ持て余しているという可能性もありますね」
御凪 蓮:「桑原さんは」
御凪 蓮:「どちらならいい、と考えたりはしませんか?」
桑原そら:「そうであればいい、ということを考えることはありますが」
桑原そら:「それに囚われるようなことはないよう気を付けています」
桑原そら:「わたしは守るしか出来ませんのでね」
桑原そら:「なにかに考えを固定してしまうのはいけないな、と」
御凪 蓮:「ははあ、なるほど。冷静ですね、桑原さんは」
御凪 蓮:「実を言うと少し心配していたのですが、余計なお世話だったなこれは。失礼しました」
御凪 蓮:パシ、と扇を閉じる、
桑原そら:「おや、心配ですか?」
桑原そら:「んふふふ、ありがたいですね」
御凪 蓮:「ありがたいと感じていただけるならほっとします」
桑原そら:「心配はその人のことを思うからこそするものでしょう?」
桑原そら:「自分のことを考えて思ってくれる相手を疎ましく思うわけがありません」
桑原そら:「まあ、人によっては変わってしまうところですけれどね」ちょっとだけ苦笑して
御凪 蓮:「そうですねえ。その人のことを思ってする心配、というのももちろんあるけれど」
御凪 蓮:「ぼくのような人間は、気を回したほうがかえって自分の気が楽になるなんてこともありますし」
御凪 蓮:「ある種自分のわがままですから。かえって重荷にしていないか不安にはなりますよ」
桑原そら:「自分のことを守ることも大切ですからね」うんうん、と頷き
桑原そら:「んふふふ、それで言ってしまうとわたしが前線に立つこともわたしのワガママですので」
桑原そら:「お互い様、といったところです」
御凪 蓮:「ワガママが人を守ること、か」
御凪 蓮:「……ううん。また心配になってきてしまうなあ、勝手ながら」
桑原そら:「んふふふ、蓮さんは本当にお優しいですね」
桑原そら:「こはる先輩もきっとそういうところに助けられてるんだと思います」
御凪 蓮:「さて、あなた方と一緒にいると優しいというのには自信がなくなりますが」
御凪 蓮:ぱたぱたと扇で口元を隠す
桑原そら:「自信を持って自分を優しいと言い切る優しい人は見たことがないですね」
桑原そら:「優しい人ほど自分の優しさに無頓着なものですので」
御凪 蓮:「それは確かに」
御凪 蓮:苦笑する。目の前に実例がいるような。
御凪 蓮:「……自分のワガママで始めてしまったことって」
御凪 蓮:「ある意味、義務や責務で始めたことより逃げ出すのが難しくなるかもしれない」
桑原そら:「…確かに、そういうことも起こりうるかもしれません」
桑原そら:「逃げ出すときに相対するものが自分の心になりますから」
桑原そら:「それでも、きっと大丈夫だと信じてるんです」
桑原そら:「わたしは一人じゃありませんから」
桑原そら:「蓮さんもそうでしょう?」
御凪 蓮:目を閉じて、まぶたの裏に浮かぶ顔がいくつもある。
御凪 蓮:「……本当に」
御凪 蓮:「私がなにか言う必要なんてなかったかな」
御凪 蓮:ふっ、と笑みをこぼす。
御凪 蓮:「うん。そう言えるなら大丈夫」
御凪 蓮:「お互いにもたれかかっていきましょう」
桑原そら:「もちろんですとも」
桑原そら:「わたしは攻撃出来ませんので、そちらはお任せします」
桑原そら:「その代わりに守ることはわたしにお任せくださいね!」
御凪 蓮:「ええ、おまかせを。適材適所」
御凪 蓮:「あなたの"大丈夫"をきちんと形にしてみせましょうか」
GM:ロイス取得と購入判定が可能です。
御凪 蓮:桑原そら ○P:信頼/N:不安
鷺森七夏:枠島 翼:○興味/心配→○友情/心配 に変更します。
GM:やったー
桑原そら:ロイス 蓮さんに ○誠意/心配 で取得します
桑原そら:これで満杯!
動木二四三郎:水口さんロイスのP感情を感服〇に変えときます!
動木二四三郎:購入はどうしよっかな
動木二四三郎:欲しいもんある人いたら手伝うぜ
御凪 蓮:私も特に必要なものはないかな!手伝います
桑原そら:購入、ミドル戦闘があるのでとりあえず応急手当でも買っておこうかなの気持ち
御凪 蓮:あ、そらちゃんはHP大事だしそれはたしかにいるか!
動木二四三郎:いい考えかも
動木二四三郎:応急チャレンジ!
動木二四三郎:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 9[6,8,9,9] → 9
御凪 蓮:応急手当!
動木二四三郎:ゲット!
御凪 蓮:3DX+1+0@10>=9 調達
DoubleCross : (3DX10+1>=9) → 9[1,4,9]+1 → 10 → 成功
御凪 蓮:オッケー!
桑原そら:3dx+4>=8
DoubleCross : (3DX10+4>=8) → 10[6,8,10]+6[6]+4 → 20 → 成功
御凪 蓮:以上です
御凪 蓮:つよい
桑原そら:????
鷺森七夏:じゃあうちも応急で
鷺森七夏:2dx+3>=8
DoubleCross : (2DX10+3>=8) → 3[1,3]+3 → 6 → 失敗
桑原そら:高級な応急手当を入手しました
鷺森七夏:だめだった
GM:買えなくは……ないのでは?
桑原そら:あ!バディム!
桑原そら:しますか?
鷺森七夏:あっまだ使ってなかった
動木二四三郎:便利すぎる
鷺森七夏:もらっちゃお
動木二四三郎:これで全員ゲットだ!
桑原そら:ではバディムーブ!
GM:回復量すごい
御凪 蓮:みんなばっちりだ
GM:じゃあ応急手当キット×4かな……すごいな……
ミドル7 怪盗・緋連雀
GM:ミドル戦闘予定。登場する人は登場侵蝕をお願いします。
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を1D10(→ 9)増加 (64 → 73)
桑原そら:桑原そらの侵蝕を1D10(→ 3)増加 (72 → 75)
御凪 蓮:御凪蓮の侵蝕を1d10(→ 4)増加 (70 → 74)
動木二四三郎:1d10+58
DoubleCross : (1D10+58) → 1[1]+58 → 59
動木二四三郎:あがんねー!
GM:動木さん……
【雨宿町・新市街 空き住宅内】
GM:ほぼ管理のされていない空き家に、いくらかの生活用品。
緋連雀:「うーむ……」
緋連雀:「……これ、つついても何も起きないな……?」
緋連雀:カラオケ端末をいじって、首を傾げている。
GM:あなたたちは、緋連雀の目撃情報を得て、この空き家に辿り着いていた。
動木二四三郎:「それね」
動木二四三郎:「音とかだすおっきい別の機械とセットなんですよ」
緋連雀:「えっ」
動木二四三郎:「せやからなんも起きません」
緋連雀:「あっ、わっ、き、君たちは!」
緋連雀:ぱっと立ち上がる。
動木二四三郎:「まいどどうもー」
御凪 蓮:「またお会いしましたね」
動木二四三郎:「雨宿町支部でございまーす」
鷺森七夏:「そういうノリでいいんだ……?まあ、いっか……」
枠島 翼:「…………」後ろにくっついてきている。
鷺森七夏:「こっちもちょっと間の抜けた絵面だし……」
鷺森七夏:古びた部屋でひとりデンモクをいじって首を傾げている怪人を見やって。
桑原そら:「おや、“ウィンプ”さんはご一緒じゃないんですね?」
緋連雀:「よくぞここを突き止めたな……!」
緋連雀:「プロデューサーは関係ないっ」
動木二四三郎:「なるほどなるほど」
動木二四三郎:「なんか拗れてはる感じですね」
鷺森七夏:「えっと……とりあえず、怪盗さん」
鷺森七夏:「紹介したい人がいるんだけど」
動木二四三郎:「ですね、1人なんやったら、その方が都合ええかも」
動木二四三郎:「本日はスペシャルゲストが来ておりますー」
緋連雀:「……? ふん、なんにせよまた隠れてしまえば……」
鷺森七夏:「なんて言ったらいいのかな……原作者?」
枠島 翼:「……あ、あの」
枠島 翼:深呼吸をひとつして。
枠島 翼:「もう、やめて」
枠島 翼:「そ、そうやって本当に迷惑かけるのは、良くないよ」
緋連雀:「……原作者?」
動木二四三郎:「キミが真似してるんが」
枠島 翼:「わ、私が言うのは本当にどうかと思うんだけど……私」
動木二四三郎:「ホンマはどういう人なんか」
動木二四三郎:「分かってた方が、芸に磨きがかかると思いません?」
緋連雀:「…………」
緋連雀:「ま、さか」
枠島 翼:「私!」
枠島 翼:「「初代『怪盗・緋連雀』ですっ!」
鷺森七夏:「……あっ」ちょっと遅れて、ぱちぱちと拍手する。
枠島 翼:言っちゃった……という顔。
動木二四三郎:「いよっ!元祖!」
動木二四三郎:ぱちぱちぱちぱち、こっちも拍手。
緋連雀:「な、な、なんで?」
桑原そら:「あなたにお話したいことがあるんだそうですよ」
枠島 翼:「に、逃げても無駄だから」
枠島 翼:「私、絶対あなたのこと見逃さないから」
枠島 翼:「ちゃんと、お縄にかかりなさい!」
鷺森七夏:「……ってことなんだけど、どう?」
御凪 蓮:「君がリスペクトしている"緋連雀"はこう言っているが、どうかね?」
緋連雀:「しょ、初代ならなんでそっちにいるんだよお!」
緋連雀:「怪盗じゃないの!?」
動木二四三郎:「そういうこともあるんです!」
動木二四三郎:「十代半ばには……そういうことが……!」
鷺森七夏:「まあ……なんていうか」
鷺森七夏:「やっぱり、人のものを盗むのって。現実にやると、みんなを笑顔にできたりはしなくて」
鷺森七夏:「君も……ずっと怪盗をやってたのなら、少しくらい気づいてるんじゃないのかな」
緋連雀:「……う」
鷺森七夏:「君のやったことで笑ってくれる人が、いないこととか」
鷺森七夏:「誰かのものを奪ったりすると……自分の胸も、苦しくなっちゃうこととか」
緋連雀:「…………ううう」
動木二四三郎:「自分のやってきたこと、みんなから否定されるんって」
動木二四三郎:「嫌で嫌で、苦しいやんな」
動木二四三郎:「でも、変わる機会があるってええことやと思う」
動木二四三郎:「怪盗・緋連雀やなくて、ほんまの『キミ』がやりたいこと」
動木二四三郎:「ボクらと一緒に、探してみませんか?」
緋連雀:「……緋連雀の誓い」
緋連雀:「第一条」
緋連雀:「だめだよ」
緋連雀:「僕は、プロデューサーの言葉を裏切れない」
緋連雀:「逃げられないのなら、立ち向かわねばならないのだ」
緋連雀:「夜の谷間に住まう怪盗・緋連雀。その二代目は」
鷺森七夏:「……あの誓いの言葉は、翼ちゃんが作ったの?」
鷺森七夏:「それとも」緋連雀の方を向いて。「君が、プロデューサーさんとの間に結んだ約束なのかな」
枠島 翼:「……私じゃない」ふるふると首を横に振る。
緋連雀:「…………」
鷺森七夏:「なら……うん。そういう約束を破るのは、苦しいことだろうね」
鷺森七夏:自分が何者なのかが分からないまま、それを定める枠を、あるいは自分と誰かを結びつけている繋がりを
鷺森七夏:自分の手で壊す事は……きっと、ぞっとすることなのだろう。だから。
鷺森七夏:「貴方は、貴方のベストを尽くしたらいい。私達は……」
鷺森七夏:「その上で、貴方により良い結果が訪れるように。頑張るから」
御凪 蓮:「緋連雀」
緋連雀:「!」
御凪 蓮:「一度舞台に上がって、始めた己の表現を」
御凪 蓮:「否定するのは、身を裂くように辛いことだろう」
御凪 蓮:ましてや彼は、『そうあれ』と望まれたものだから。
御凪 蓮:期待に応えたいと願う気持ちは、きっと自分には計りきれない。
御凪 蓮:「けれど。君がこのまま今の所業を続ければ」
御凪 蓮:「きっといつか、君を形作ってきたそんな期待も反転する」
御凪 蓮:このまま彼が続ければ緋連雀の噂はいつか、華麗な怪盗ではなく
御凪 蓮:悲しみを生み出す盗賊の噂へと変わってしまう。
御凪 蓮:「降りてもらおう。この舞台は終わりだ」
桑原そら:「緋連雀さん、あなたにとってはきっと身を割くほどに苦しいのかもしれません」
桑原そら:「それでも、止めないとあなたのことを守れない」
桑原そら:「だから…あなたのことはしっかり全部受け止めます」
桑原そら:「わたしは大きなそらですのでね」
緋連雀:「……ううう」
GM:あなたたちの言葉に、揺れていないわけではない。
GM:だが、それでも緋連雀は、立ち塞がることを止めようとはしていなかった。
GM:やがて放たれる、公園の時よりもよほど強い《ワーディング》の感覚。
GM:それが、奇妙な感覚をあなたたちにもたらす。
GM:土地のレネゲイドと触れて共振を始める感覚。
オリジナルステージ限定エフェクト《産土の共振》。
タイミング:オート
対象:シーン(選択) 射程:視界
対象に目標値8の意志判定を行わせる。失敗した者は侵蝕率+1d10。
また、判定の結果に関わらず、対象にはそのシーンに登場済みの人物の精神に共振を受ける。
GM:具体的にはシーン切り替わりなしにマスターシーンが挿入されます。対象になったキャラクターは内容を認識します。
GM:これは便宜上使用者を定めていますが、土地の影響による現象のようなものとお考えください。
GM:今回の対象はこの場の全員。
GM:まず、目標値8の意志判定をお願いします。
桑原そら:4dx>=8
DoubleCross : (4DX10>=8) → 8[3,7,8,8] → 8 → 成功
御凪 蓮:3DX+0+0@10>=8 意思
DoubleCross : (3DX10>=8) → 8[2,4,8] → 8 → 成功
御凪 蓮:よしぴったし
鷺森七夏:5dx+4>=8
DoubleCross : (5DX10+4>=8) → 9[1,1,3,7,9]+4 → 13 → 成功
GM:たかい
動木二四三郎:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 8[4,8] → 8
御凪 蓮:みんなばっちり!
動木二四三郎:あぶねー
GM:チッ全員成功です。侵蝕上昇はなし。
GM:あなたたちの目の前に映し出されたのは、顔を持たないひとりのあやしの物語。
GM:そのあやしは、噂から生まれた。
GM:『神出鬼没の怪盗。一番大切なものを予告状を出して盗み出す』
GM:その噂は、あまりに小さくか弱かった。
GM:怪盗なんて本当はいなかったし、事件はすぐに人が終わらせてしまったから。
GM:噂になっていた期間がそもそも、とても短かった。
GM:それなのに、どうして自分が生まれたのか。あやしはずっと疑問に思っていた。
GM:小さく弱いそれは、時折思い出したように同類から力を盗んで、なんとか形を保つ。
GM:人に化けて人の中で暮らせるほどの力も、なかったのだ。
GM:それが。
ウィンプ:「ふうん、面白い話聞いちゃった」
ウィンプ:「ねえ、あんた。そのまんまじゃどのみち手詰まりだってこと、わかってるんでしょ?」
GM:ある時、急に現れた少女に声をかけられ、うっかりと自分の話をしてしまった。
ウィンプ:「あたしに任せなさいよ」
GM:目のない顔で、視線を向けた。
GM:見咎められ、詰問され、罰を受ける。そう思っていたのだが。
ウィンプ:「安心しなさい。あたしはあんたの味方」
GM:少女はそう言って、手を差し伸べてくれた。
ウィンプ:「あんたのために、花道を作ったげる」
GM:たったひとりで、自分が何かもあやふやなままに暮らしていたそれには、眩しいくらいの言葉だった。
ウィンプ:「そう、あたしがあんたをプロデュースするの!」
GM:その声と目が、次第に熱を帯びていく。
GM:自分の心も、躍るようだった。
ウィンプ:「この町にもう一度、復活するのよ。その伝説の……」
ウィンプ:「怪盗・緋連雀が!」
GM:手を、取ってしまった。
GM:自分に形をくれる相手の手を。
GM:どうして自分が生まれたのか。それはきっと。
GM:この時のためなんじゃないだろうか、とそう、思ってしまったから。
GM:こうして、何もかもが人真似で、つぎはぎだらけの怪盗は、夜の町を歩き出す。
緋連雀:(『緋連雀の誓い・第一条』)
GM:それは、戯れに二人で決めた約束だった。
緋連雀:(『絶対に、仲間を裏切らないこと』)
GM:……本当は、守られるなんてことは信じてはいなくて。
GM:だからこそ、自分だけは大切にしないと、と思っていた。
GM:それは、初めて会った誰かに縋り付くような思い出で。
GM:だからこそ、そこには絆が見て取れるだろう。
GM:このあやしには、まだ先があると。
GM:ミドル戦闘を開始します。
GM:エンゲージは以下の通り。
[緋連雀(11)]
|
10m
|
[御凪(11)桑原(6)動木(6)鷺森(6)]
GM:この戦闘では枠島翼のNPCカード効果のため、緋連雀は隠密で隠れ続けるということはしません。
GM:普通に戦闘を行っていきます。
GM:また、PCが緋連雀にダメージを与えるたび、《エネミーエフェクト:能力強奪》で奪ったエフェクトがひとつずつ戻ります。
GM:戻るエフェクトは誰のものでもPLが選択可能です。
GM:残りのエフェクトは、戦闘終了後に同じく戻ります。
GM:戦闘終了条件は、緋連雀の戦闘不能。
GM:質問はありますか?
桑原そら:大丈夫です!
動木二四三郎:おっけーっす!
御凪 蓮:大丈夫です!
鷺森七夏:なるほど了解!
■セットアップ■
GM:なにかあれば宣言どうぞ。
緋連雀:なし
鷺森七夏:なし
御凪 蓮:<狂騒の旋律> コンボ:冥鏡止水
御凪 蓮:御凪蓮の侵蝕を5(→ 5)増加 (74 → 79)
御凪 蓮:対象にラウンド間ダメージ+15、暴走を受けます
御凪 蓮:効果受けたい人!
桑原そら:はーい!
御凪 蓮:わたしは受けます
動木二四三郎:いただきます!
桑原そら:受け取って暴走します
桑原そら:暴走により《拒絶領域》の効果が発動し常にHPダメージを‐20し、飢餓の変異暴走であらゆる判定ダイスが‐5されます
GM:ひえ
動木二四三郎:絡め取る大地は意味なさそうだな…セットアップはなしで!
桑原そら:セットアップはなし!
御凪 蓮:やったぜ友情コンボ
GM:節約しおってー
御凪 蓮:私は以上!
■イニシアチブ■
GM:行動値順だと11の蓮さんですが、割り込みです。
御凪 蓮:ひゃーっ
緋連雀:《加速する刻》即座にメインプロセスを行う。
緋連雀:マイナー、《陽炎の衣》《オリジン:レジェンド》
緋連雀:隠密状態になりシーン間RC達成値増。
緋連雀:隠密自体はできるのだ。すぐ出てくれば。
緋連雀:メジャー、コンボ『不可視の絢爛舞踏』《破壊の光》《貪る顎》《コンセントレイト:ウロボロス》
緋連雀:範囲(選択)のRC攻撃。命中で放心を付与。攻撃後隠密解除。《デスストーカー》の火力乗せ。
緋連雀:命中判定します。
緋連雀:6dx7+10
DoubleCross : (6DX7+10) → 6[1,1,2,5,5,6]+10 → 16
緋連雀:あっw
桑原そら:こ、これは…
緋連雀:り、リアクションをしたまえ
動木二四三郎:ワンチャンある!
桑原そら:こはる先輩!
GM:あっNPCカードはクライマックス用ですね
GM:ごめんね
桑原そら:あ、そうか
御凪 蓮:すいません暴走リア不です……
桑原そら:コンボ「雷避け」 《マグネットフォース》
御凪 蓮:こんなときに!
動木二四三郎:と思ったらこっちも暴走中だった
桑原そら:蓮さんをカバーします
御凪 蓮:助かります!
桑原そら:桑原そらの侵蝕を2(→ 2)増加 (75 → 77)
桑原そら:自分はクリスタルシールドでガードします
鷺森七夏:あっ いつもドッジしてるから癖で暴走受けてなかったけど切り払いないんだった
鷺森七夏:いちおうドッジします
鷺森七夏:3dx+1>=16
DoubleCross : (3DX10+1>=16) → 8[7,8,8]+1 → 9 → 失敗
鷺森七夏:まあそう
緋連雀:何もなければダメージ出します。いいかな
御凪 蓮:こちらはオッケー
桑原そら:大丈夫です
鷺森七夏:ないです
動木二四三郎:どぞ!
緋連雀:はあい
緋連雀:2d10+22
DoubleCross : (2D10+22) → 13[5,8]+22 → 35
緋連雀:出目はまあまあなんだがダイスが少ないんだよ
桑原そら:諸々有効ですかね?
GM:あっそうです、失礼。装甲ガード有効。
鷺森七夏:たおれ、放心します。リザレクト
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を1D10(→ 10)増加 (73 → 83)
動木二四三郎:ぎえー!放心りざれ!
桑原そら:装甲とガード合わせて24引いて
動木二四三郎:1d10+59
DoubleCross : (1D10+59) → 6[6]+59 → 65
動木二四三郎:な、七夏ちゃんッッ
鷺森七夏:鷺森七夏のHPを10(→ 10)に変更 (28 → 10)
御凪 蓮:はねちゃった
鷺森七夏:まあここまでだいぶ落ち着いてたから…
桑原そら:2倍の22ダメージから30引くので
桑原そら:無傷です
GM:えっ?
GM:そっかあ……
御凪 蓮:かちかち
GM:では演出
緋連雀:「……はーっはっはっは!」
緋連雀:「食らいたまえ、これこそが!」
緋連雀:たちまち、昼になお眩い光が辺りを照らし出す。
緋連雀:怪盗の姿もかき消すほどの。
緋連雀:「怪盗・緋連雀の真の力!」
緋連雀:それは質量を持ち、あなたたちに降り注ぐ!
動木二四三郎:「ッ……く……!」
動木二四三郎:「やっぱ出力は本物ですよコレ……!」
鷺森七夏:「あ、っ……」くらついたように膝をつく。
鷺森七夏:日頃この右目を閉じているのは、ひとえに眼が良すぎるからだ。飽和する情報に脳が疲弊させられて、すぐに参ってしまう体質。
鷺森七夏:だから、この手の攻撃はある意味で一番苦手だった。……それでも平時なら、大げさな予備動作を見て対処する事ができていたかもしれなかったけれど。
桑原そら:「蓮さん!枠島さん!わたしの後ろにいてください!」2人の前に出て
桑原そら:バヂッ……という音とともに電磁力と斥力の併用で光を前で押しとどめる
枠島 翼:「……!」目を覆って庇われる。
御凪 蓮:「……助かりました。枠島さん、できるだけ桑原さんの側から離れないように」
枠島 翼:「は、はい!」
御凪 蓮:「大丈夫、彼女ならあなたを守ってくれます」
御凪 蓮:「さて、適材適所。私も働かねばな」
枠島 翼:再び、見ることを始めている。それが役割だから。
GM:では行動値11
GM:PC優先で蓮さんから
御凪 蓮:はい!
御凪 蓮:ではマイナーアクションで戦闘移動、緋連雀とエンゲージ
御凪 蓮:メジャーアクションで<居合> コンボ:花蝶風月
御凪 蓮:緋連雀を対象に白兵攻撃を行います。対応無ければ命中!
緋連雀:どうぞ!
御凪 蓮:かばってもらったので放心はついていない、ダイスは侵食B込で5つ
御凪 蓮:5DX+19+0@10 (侵食上昇4、侵蝕60~)
DoubleCross : (5DX10+19) → 9[2,5,8,9,9]+19 → 28
御凪 蓮:こんなところか。28です
緋連雀:固定値~~
緋連雀:ドッジします
緋連雀:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 7[3,4,5,7] → 7
緋連雀:命中! ダメージどうぞ
御凪 蓮:ダメージ前にオートアクションでアームドスーツを装備、行動値-2して9に、装甲10、白兵攻撃力+3
御凪 蓮:改めてダメージ。Rエンハンサーでダメージダイス+1です
緋連雀:ひえ
御凪 蓮:3d10+1d10+29 (アームドスーツ)
DoubleCross : (3D10+1D10+29) → 13[2,9,2]+4[4]+29 → 46
緋連雀:たか!?
緋連雀:まだ立ってますが!
御凪 蓮:46点装甲ガード有効。
御凪 蓮:ダメージが通ったら鬼切りの効果が発動しますが、おそらく無用かな
GM:そうですね、Eロイスはありません。
GM:で、ダメージが入ったので、エフェクトをひとつ取り戻すことができます。
御凪 蓮:御凪蓮の侵蝕を4(→ 4)増加 (79 → 83)
桑原そら:《孤独の魔眼》を返してもらいます!
緋連雀:ぬー! 仕方がない
GM:桑原さんの《孤独の魔眼》は、このタイミングから使用可能になります。
桑原そら:やったー!
緋連雀:おのれーー
GM:では演出。
御凪 蓮:舞い始める。扇を大きく広げ、背中を見せるほどに激しく振るう。
御凪 蓮:扇を一振りするごとに、蒼い蝶が舞う。その翅に風の刃を載せて、怪盗のもとへ殺到する。
御凪 蓮:羽撃きがりぃんりぃんと空を響かせる。鈴のように高い斬撃の音色。
緋連雀:「……う、わっ」
緋連雀:避ける間もなく、蝶の斬撃に切り刻まれ。
緋連雀:そこから、ふわりと何かの気配が漂う。彼のものではないレネゲイド。
緋連雀:それは、本来の持ち主を見つけたかのように、一筋に飛んでいく。
緋連雀:桑原そらの元へ。
桑原そら:するり、と身体に馴染みの感覚が戻る
桑原そら:「…皆さん!このまま攻撃してください!」
桑原そら:「奪われた能力が戻ってきてます!」
鷺森七夏:「そういう仕組み……だから、取り返されないためにも逃げ回ってたんだ」
動木二四三郎:「みたいですねー、畳みかけたい所やけど……!」
御凪 蓮:「承知した」
御凪 蓮:御凪の鬼狩り、その手にあった扇──絶扇は既に。
御凪 蓮:鬼切りの刃、絶閃へとその姿を変えている。
御凪 蓮:「疾っ!」
御凪 蓮:蝶たちにその姿を紛れるように、抜刀。居合の一閃が怪盗の身に届く。
緋連雀:「……っ」
緋連雀:「仕方ないじゃないか。僕は」
緋連雀:「最初から、盗むものと定められていたのに……」
緋連雀:あやしにも肉はあり、血はある。斬られれば、傷を負う。
緋連雀:だが、まだ立っている。夜の闇には遠いこの場で。
御凪 蓮:「君がもし、次の舞台を望むなら」
御凪 蓮:「手を差し伸べる人はたくさんいるよ。この街には」
御凪 蓮:「……だが、今はまだそうではないか」
御凪 蓮:「この舞台を演じきりたいというなら」
御凪 蓮:「お相手しよう、最後まで」
GM:では行動値11の緋連雀本来の手番
緋連雀:マイナー、《陽炎の衣》
緋連雀:隠密状態になります。レジェンドはもう使ってた。
緋連雀:メジャー、コンボ『不可視の絢爛舞踏』《破壊の光》《貪る顎》《コンセントレイト:ウロボロス》
緋連雀:範囲(選択)のRC攻撃。命中で放心を付与。攻撃後隠密解除。《デスストーカー》の火力乗せ。
緋連雀:判定します。
緋連雀:6dx7+10
DoubleCross : (6DX7+10) → 10[1,2,3,4,7,8]+10[7,9]+10[9,10]+5[3,5]+10 → 45
御凪 蓮:ひゃあ
緋連雀:極端だな……
桑原そら:対象エンゲージはどちらです?
緋連雀:あ、対象忘れてた。PC3人のエンゲージですね
桑原そら:コンボ「避雷針」 《孤独の魔眼》
緋連雀:ひえ
桑原そら:対象をわたしひとりに
桑原そら:桑原そらの侵蝕を4(→ 4)増加 (77 → 81)
動木二四三郎:ヤッター!
緋連雀:お、おのれーーー
桑原そら:わたしはガードです
緋連雀:ダメージ!
緋連雀:5d10+22 装甲ガード有効
DoubleCross : (5D10+22) → 40[6,6,9,10,9]+22 → 62
緋連雀:!?
緋連雀:きょ、極端だな!?
御凪 蓮:えらいはねた!
桑原そら:62から54引くので8ダメージ受けてHP46です
GM:でも一ケタ!!!
GM:かたいかたい
GM:演出します
緋連雀:「……いくら力を取り戻されようとも、この怪盗・緋連雀」
緋連雀:「決して止まるわけにはいかない」
緋連雀:「いかないんだ!」
緋連雀:再び、光が放たれる。
緋連雀:先程よりもずっと強い光。祈りに応じたかのように。
桑原そら:先ほどの光よりも大きいが、先ほどとは大きく異なる部分がある
桑原そら:「皆さんその場で動かずに!」
桑原そら:そう声をかけ、戻ってきた魔眼を通じて光をぎゅるり、と一か所に集束し
桑原そら:「ふッ………!」自分だけに降り注がせ、受け止める
桑原そら:バチバチ、と音を立て幾筋かの光線で少しだけ傷を負うが
桑原そら:後ろには一筋も通さず押しとどめた
動木二四三郎:「さっすがそらちゃん先輩さん!守りの大エース~!」
動木二四三郎:「神さん仏さん先輩さんですねえ」
動木二四三郎:背後で縮こまりながらやいのやいの。
鷺森七夏:「んん……助かった、とっても」
鷺森七夏:何もしていない。第一声を聞いた時点で防御を放棄し、目を閉じて待っていた。
緋連雀:「……全力でやったのに!」
緋連雀:「認めざるを得ないな……強い」シルクハットを被り直す。
桑原そら:「受け止めますと言いましたからね!」
GM:では行動値6組!
動木二四三郎:よーっし
動木二四三郎:お先頂いてよろしいですか!
桑原そら:どうぞどうぞ
鷺森七夏:まかせました
動木二四三郎:ではマイナーで一応暴走解除
動木二四三郎:メジャーでコンセ+狂乱の一声!
動木二四三郎:対象は緋連雀くんに!
GM:命中判定どうぞ!
動木二四三郎:2dx8+5
DoubleCross : (2DX8+5) → 10[1,10]+7[7]+5 → 22
動木二四三郎:ええ感じ!
緋連雀:ドッジします
緋連雀:4dx>=22
DoubleCross : (4DX10>=22) → 9[1,1,4,9] → 9 → 失敗
緋連雀:失敗! ダメージどうぞ
動木二四三郎:おっしゃー
動木二四三郎:3d10+1+15
DoubleCross : (3D10+1+15) → 14[5,7,2]+1+15 → 30
動木二四三郎:諸々有効!
緋連雀:うっいいところいく
動木二四三郎:でもって動木への憎悪も入る!
緋連雀:ぎえー かなり持ってかれてますが、まだ生きてます。
緋連雀:憎悪いただきました。おのれ
動木二四三郎:かかってきやがれ~
GM:では侵蝕上げて演出どうぞー
GM:すいません、追加!
GM:エフェクトを取り戻していませんでした。
動木二四三郎:そうだった!
GM:好きなのを選んでね。
動木二四三郎:切り払いを受け取れ!鷺森ちゃん!!
鷺森七夏:わあい
鷺森七夏:起床可能時間が1割増えた
GM:そういうシステムだったんだ
桑原そら:そうとは
動木二四三郎:やったぜ
動木二四三郎:「さてと、そろそろボクも仕事せんと」
動木二四三郎:「そらちゃん先輩さんにどやされる前に」
動木二四三郎:立ち上がり、すいと手を挙げて
動木二四三郎:緋連雀へと狙いを定める
動木二四三郎:「……ボクな」
動木二四三郎:「キミのこと、誤解してたかもしれへんわ」
緋連雀:「……?」
動木二四三郎:戦いが始まった瞬間、流れ込んできた記憶へと思いを馳せる
動木二四三郎:「キミは、ただ動かされてるだけやなくて」
動木二四三郎:「自分で決めたんやね、あの子の力になることを」
動木二四三郎:「自分で決めたんやったら」
動木二四三郎:「……倒れるまで、止まられへんやんな」
動木二四三郎:「分かるよ」
動木二四三郎:言葉で注意を引き
動木二四三郎:既に死角からは、緋連雀へと攻撃が迫っている。
動木二四三郎:半透明の糸蜻蛉が、空中からこめかみを掠めようとして――
緋連雀:「……わかるなら」すい、と。
緋連雀:「追いかけっこは、ここまでにさせてもらおうかっ」マントを翻し、躱す。
動木二四三郎:「あはは!」
動木二四三郎:「そういうわけにもいかへんねんなー」
動木二四三郎:「ボクはヒーローちゃいますから、仕事は仕事でやってるもんで」
動木二四三郎:ぱちりと指を鳴らす、同時に
動木二四三郎:――りぃいいいいいいいいいいいんッ!!
動木二四三郎:緋連雀の耳元を、強烈な鳴き声が貫き
動木二四三郎:三半規管へとダメージを与える。
緋連雀:「ひぎっ」
緋連雀:大きくぐらついた身体をどうにか立て直すが、ダメージは甚大のようだ。
動木二四三郎:ぴょいんぴょいんと、帽子のひさしから
動木二四三郎:半透明の鈴虫がこちらに戻ってくる、糸蜻蛉が回避の瞬間に付着させたものだ。
動木二四三郎:「まだ続けますー?」手の甲に鈴虫を乗せて、小首をかしげる。
緋連雀:「……あ、たりまえだ!」
緋連雀:「僕は緋連雀の誓いを、絶対に裏切らない!」
動木二四三郎:「……せやんな、今更相手の都合に折られるくらいなら」
動木二四三郎:「最初からそんなことせえへんよな……こういう子の相手は」
動木二四三郎:「誰かのために戦う人にやってもらうんが、やっぱり一番やわ」
動木二四三郎:「ちゅーことで、後お願いしますよっ!」
鷺森七夏:「ん……」ぼんやりとした返答をしながら、自分の中の感覚に気を向けている。
鷺森七夏:冴えが戻ってきている。今の応酬の中で、緋連雀から離れたのだろう。
鷺森七夏:「まあ……私も、さっきちょっと格好つけたこと言っちゃったしな」
鷺森七夏:(それに……)
鷺森七夏:ちら、と枠島さんを見て。
鷺森七夏:(頼ってね、って言った後輩の前でもあるし)
鷺森七夏:ゆっくりと握り締めた拳から、湧き水が溢れ出す。
鷺森七夏:そうして宙に描き出された水面に、無貌の怪人の姿が映る。
鷺森七夏:「そろそろ、頑張らないとな……」
鷺森七夏:ふう、と億劫そうに息をついて。閉じていた右眼を開いた。
GM:では再び行動値6組
鷺森七夏:いきます!
GM:どぞ!
鷺森七夏:マイナーで戦闘移動、緋連雀にエンゲージ。
鷺森七夏:メジャー、「闇御津撃ち」オート《援護の風》《ウィンドブレス》ブーメランアスピス効果使用・フォールンサラマンダー使用
鷺森七夏:対象は緋連雀で
GM:命中判定どうぞ
鷺森七夏:8dx+31 えい
DoubleCross : (8DX10+31) → 10[2,3,5,6,8,9,9,10]+6[6]+31 → 47
緋連雀:なんだその固定値
緋連雀:ドッジします
緋連雀:4dx>=47
DoubleCross : (4DX10>=47) → 10[3,8,10,10]+3[1,3] → 13 → 失敗
緋連雀:まわったのにー ダメージどうぞ
鷺森七夏:ダメージの固定値はやさしいから安心して欲しい
鷺森七夏:5d10+6+2d10 諸々有効
DoubleCross : (5D10+6+2D10) → 31[9,10,4,5,3]+6+10[6,4] → 47
緋連雀:固定値はやさしいけどさ……
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を5(→ 5)増加 (83 → 88)
緋連雀:えー、装甲なし残りHP9でした。倒れます。
鷺森七夏:わあい
緋連雀:復活エフェクトは……ありません……
鷺森七夏:あっこれ……全員の力帰ってくるのかな
緋連雀:戦闘不能になります。
GM:そうですね、全員分戻ります。
鷺森七夏:わあい
御凪 蓮:おかえり!
GM:ということで、あなたたちの勝利です!
桑原そら:やりました!
動木二四三郎:やったー!
GM:演出どうぞ!
鷺森七夏:じい、と緋連雀を見つめながら。おもむろに口を開く。
鷺森七夏:「……人の体の再現が、どこか不完全な。のっぺらぼうであっても」
鷺森七夏:「さっきから会話はできてる。言葉は話せてるし、声は聞こえてる」
鷺森七夏:「ちょっと不思議、だよね……?」
鷺森七夏:「まあ……もともと不思議なものだから、”あやし”なんて呼ばれてるんだろうけど」
鷺森七夏:「……つまりさ、あるはずなんだよ」
鷺森七夏:どこか魔性を帯びた紅い輝きには、水を治める力がある。
鷺森七夏:流体の運動を解き明かし、それを儘に動かす筋道を示す異能。
鷺森七夏:「君と、この景色を繋いでるものが」
鷺森七夏:「……そこに」
鷺森七夏:眼を騙すごとく、不意に静から動へ。風の膜に覆われた両の手が、すうと鍵盤を弾くように水渦を撫でる。
鷺森七夏:ごく軽々とした所作の先端から、透明色の弾丸が放たれて──ぴちゃり、と緋連雀の掌を射た。
鷺森七夏:その瞬間、彼の知覚する世界が揺れて、にわかに潰される。
鷺森七夏:緋連雀が世界を観測するための、独自の知覚器官。
鷺森七夏:対面してから今に至るまでの所作と、体内を満たすものの流れから、その位置を推測していた。
鷺森七夏:次いで、その間隙。
鷺森七夏:一瞬の内に跳び迫りながら、風のグローブに包まれた両手の内。流水そのものを鞭のように形作り、しならせ振るう。
鷺森七夏:硬度を持たないものであっても。理想的な速度を以て打ち付けたならば、それは破壊的な水圧となり得る。
鷺森七夏:更に大きな衝撃が、身を砕くように打ち付ける。さながら数メートルの滝壺から落下したような心地へと。
緋連雀:「あ、あ、あ」
緋連雀:世界が、ぐしゃぐしゃになって襲ってきた。
緋連雀:そんな気持ちで受け止める。
鷺森七夏:「……痛くしたのは悪いけど」
鷺森七夏:「君も強くて、かなり本気だったから……油断、できなくて」
鷺森七夏:「ごめんね」
緋連雀:「…………」
緋連雀:からん、と仮面が落ちた。
緋連雀:シルクハットは、いつの間にか脱げている。
緋連雀:マントは、元よりボロボロだ。
緋連雀:怪盗を表す記号を剥がされて、ただのひとりのあやしは床に倒れている。
緋連雀:「……負けた」
緋連雀:レネゲイドの気配が湧き上がり、またあなたたちの元へと帰っていった。
GM:ロイス取得と購入判定が可能です。
GM:購入はここが最後かなー
桑原そら:ロイスは満杯なのでなし!
鷺森七夏:ううーん ロイスは保留しとこう
御凪 蓮:ロイスいっぱい
桑原そら:何か欲しい人いるかな?
鷺森七夏:特には……
桑原そら:購入は特にないかなあ
桑原そら:応急手当を使用します
GM:応急いっぱいあるもんね……
鷺森七夏:強化素材でもねらっとこ
御凪 蓮:あ、応急手当キット一個あるので必要な人どうぞー
桑原そら:46+2d10
DoubleCross : (46+2D10) → 46+10[8,2] → 56
鷺森七夏:4dx+3>=15 えい
DoubleCross : (4DX10+3>=15) → 9[1,6,8,9]+3 → 12 → 失敗
動木二四三郎:ロイスなし!
桑原そら:あ、はい全快です
GM:はい……
桑原そら:あ、バディム!
鷺森七夏:余りそうな財産3使って買っちゃお
桑原そら:もあります
動木二四三郎:購入はジュラルミンシールド
鷺森七夏:あ、どうしよ 他の人のに回してもらうのがよいかも
桑原そら:はいはいな
鷺森七夏:まだ使っても財産5あるし…
GM:おかねもち
桑原そら:じゃあそんな感じで
鷺森七夏:アスピスを強化しておわり〜
動木二四三郎:ダメだ命中補正がきついな
動木二四三郎:バックラーにしとこう
動木二四三郎:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 10[4,6,7,10]+2[2] → 12
動木二四三郎:装備!以上!
御凪 蓮:じゃあ一応ブルーゲイルでも狙いますか
御凪 蓮:4DX+1+0@10>=20 調達
DoubleCross : (4DX10+1>=20) → 10[1,2,8,10]+2[2]+1 → 13 → 失敗
御凪 蓮:回ったけど厳しいか 以上!
桑原そら:バディムしたら届きます?
桑原そら:財産で
御凪 蓮:あ、バディムーブに財産でぎりぎり届くかな?
桑原そら:ではバディムーブ!
GM:連携してる
御凪 蓮:ありがとうございます!財産4払って購入!
GM:応急手当はだいじょぶかな?
桑原そら:みんな回復しなくて大丈夫?
御凪 蓮:私は減ってない!
GM:3個くらい余ってるよね
御凪 蓮:一個持ってるので使いたいひといたらどうぞ
桑原そら:そうだね
鷺森七夏:じゃあまずセルフ使っとこ
鷺森七夏:2d10+10
DoubleCross : (2D10+10) → 3[2,1]+10 → 13
鷺森七夏:へたくそ
御凪 蓮:あらま
GM:ちまちま
御凪 蓮:じゃあ私の応急手当キットも渡しましょう
鷺森七夏:他に欲しい人いないならいただきます
御凪 蓮:あ、あと今買ったブルーゲイルも渡します 鷺森さんセットアップ空いてたよね
鷺森七夏:空きまくりです
鷺森七夏:めちゃめちゃもらっちゃった
鷺森七夏:応急ー
鷺森七夏:2d10+13
DoubleCross : (2D10+13) → 8[2,6]+13 → 21
鷺森七夏:鷺森七夏のHPを21(→ 21)に変更 (10 → 21)
御凪 蓮:こっちは以上かな!
桑原そら:こちらも以上で
動木二四三郎:あ、HP
動木二四三郎:減ってました!自前の応急!
動木二四三郎:6+2d10
DoubleCross : (6+2D10) → 6+10[3,7] → 16
桑原そら:購入放棄してるのでまだ買えますが
動木二四三郎:あ、じゃあお願いします~
桑原そら:では応急手当買います
桑原そら:4dx+4>=8
DoubleCross : (4DX10+4>=8) → 7[4,6,6,7]+4 → 11 → 成功
動木二四三郎:助かる~!
GM:ばっちり
動木二四三郎:即使用!
桑原そら:はいどうぞ~
動木二四三郎:2d10+16
DoubleCross : (2D10+16) → 20[10,10]+16 → 36
GM:!?
桑原そら:www
動木二四三郎:はなまるバッチリです~~
GM:初めて見た
御凪 蓮:すごい
動木二四三郎:ええとこのやつですね~~
御凪 蓮:ええとこの手当キット
動木二四三郎:改めまして以上!
GM:はーい
ミドル8 不滅の誓約と絆
GM:前シーンの続きです。登場する人は登場侵蝕をお願いします。
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を1D10(→ 3)増加 (88 → 91)
桑原そら:桑原そらの侵蝕を1D10(→ 8)増加 (81 → 89)
動木二四三郎:1d10+69
DoubleCross : (1D10+69) → 7[7]+69 → 76
御凪 蓮:御凪蓮の侵蝕を1d10(→ 5)増加 (83 → 88)
GM:並んできた
GM:緋連雀と会話をするシーンですが、まずは判定をしてもらいます。
GM:好きな順番で振ってもらい、〈交渉〉で目標値は累計40。
GM:メジャーエフェクトは使用不可能、オート支援は可能。
GM:この判定の達成値は全員の累計になりますが、振り直しは侵蝕など必要ありません。
動木二四三郎:やったぜ交渉チャンス
GM:ただし、一回振り直すとその分時間が経過します。
GM:会話に時間がかかったという形ですね。これは後の展開に少し影響します。
動木二四三郎:へー、面白い
GM:そこを踏まえて判定をどうぞ。
鷺森七夏:おおう
GM:イージーエフェクトや技能などの申請も受け付けます。
動木二四三郎:クライマックス戦闘にも影響がありそうだし
動木二四三郎:早めに片付けたい所ですね
GM:要は4手番以内で成功すれば時間経過は最小限になります。
御凪 蓮:ふんふん
GM:ということで、お好きな順で順番に振ってみてください。
鷺森七夏:支援切るか微妙なとこだなあ
桑原そら:社会が低いためはやめに振りたい気持ちがあります
GM:一気に振ると支援のあれこれがややこしくなるので一人ずつねー
動木二四三郎:どーぞどーぞ
御凪 蓮:どうぞー
鷺森七夏:まかせた!
桑原そら:ではいきます
GM:どぞ!
桑原そら:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 6[1,2,6] → 6
GM:累計6!
動木二四三郎:じゃあ次はミーが!
動木二四三郎:4dx+5
DoubleCross : (4DX10+5) → 10[4,7,9,10]+2[2]+5 → 17
GM:わっさすが
動木二四三郎:オッケーオッケー
御凪 蓮:強い
桑原そら:すごい
GM:累計23、残り17
御凪 蓮:私いきます
鷺森七夏:普通に素でいける気配もでてきたな
御凪 蓮:4DX+0+0@10 交渉
DoubleCross : (4DX10) → 10[5,6,6,10]+3[3] → 13
GM:高いよ!!
御凪 蓮:よし
桑原そら:すごい
鷺森七夏:そうとは
動木二四三郎:イイネ!
GM:累計36、残り……4
動木二四三郎:バディムもあるから
鷺森七夏:これは支援はいらんな……!
鷺森七夏:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 6[2,3,6,6] → 6
動木二四三郎:ファンブル以外で勝ちだ
桑原そら:だいじょぶだね
動木二四三郎:しゃあっ
御凪 蓮:ばっちり
桑原そら:わあい
GM:累計42!
動木二四三郎:出目がよかったな
GM:きっちり決めてきたなー!
動木二四三郎:ここで妖精温存できたのは嬉しい
GM:了解です。では、時間経過は最小限、影響については後々お話しますが、
GM:とりあえずクライマックス戦闘が少し楽になりました。
【雨宿町・新市街 空き住宅内】
GM:あなたたちは緋連雀との戦闘に勝利し、なんとか起き上がった彼?の傍にいる。
GM:傷を負ってはいるが、喋る元気はあるようだ。
緋連雀:「…………」
動木二四三郎:「おおー」
動木二四三郎:「ほんまにつるつるてんやー」
緋連雀:「……そうだとも」
動木二四三郎:何やら感心している
動木二四三郎:「これがほんまのタマゴ肌、っちゅうことなんですかね」
鷺森七夏:「えっと……とりあえず、大人しく話をしてくれるってことでいいのかな」
緋連雀:「怪盗・緋連雀は潔く負けを認める」
緋連雀:「……もう怪盗でもないのかな」
鷺森七夏:「……どのみち、いつか捕まっちゃう事だからね。泥棒って」
枠島 翼:「そ、そうだよ。本当にそう」
鷺森七夏:「でも……大丈夫なの?それって」
鷺森七夏:「貴方の成り立ちが……怪盗というお話、そのものなんだとしたら」
鷺森七夏:「これは想像だけど……それをやめるのって。たとえば、私達に当て嵌めると」
鷺森七夏:「人間をやめる、って言うようなものなんじゃ」
緋連雀:「……わからない」
緋連雀:「また、弱くはなってしまうのだろうとは思うが……」
動木二四三郎:「大丈夫なんちゃいます?」
動木二四三郎:しれっと口を挟む
動木二四三郎:「だって」
緋連雀:「えっ」
動木二四三郎:「ここにおられる初代さんが」
動木二四三郎:「しゃっきり元気にしてはるやないですか!」
枠島 翼:「えっ、あの、はい」
枠島 翼:「元気です……」
動木二四三郎:「でしょ?」
緋連雀:「…………」
動木二四三郎:「そういうもんやと思いますよ」
鷺森七夏:「それは、単に人間とRBの違い……なのでは……ううん?」
鷺森七夏:「そういうことなのかな……?」
御凪 蓮:「今回二代目君たちが、小さな噂だった緋連雀の物語を大きく育てたように」
御凪 蓮:「噂というのは流れるうちに、自然と形を変えたりするものだ」
動木二四三郎:「ですです。生まれがどうでも、生きとったら何かしら」
動木二四三郎:「それ以外のもんも付いてくるじゃないですか」
動木二四三郎:「……せやから、まあ」
動木二四三郎:「意地を張って張りきったんやったら」
動木二四三郎:「次にいってもええんちゃうかなって、ボク思いますよ」
桑原そら:「それこそあやしも曖昧なものですからね」
緋連雀:「次に……」
動木二四三郎:「キミは自分に」
動木二四三郎:「何が残ってると思う?」
動木二四三郎:「ボクらはそれが聞きたいなーって思て」
緋連雀:「僕は」
緋連雀:「ずっと、自覚はしていた」
緋連雀:「僕らの行動が罪であると、そういうことは」
緋連雀:「プロデューサーは、きっと僕のことを……」
緋連雀:「やりたいことに、便利だって思ってるだけなんだろうなって」
緋連雀:「でも、あの子の喜ぶ顔を見てると、止められなかったんだ」
動木二四三郎:「……ああ」
動木二四三郎:「見返りがあるかどうかなんか」
動木二四三郎:「関係ないやんな、そういうことは」
動木二四三郎:苦笑いしながら頷く
動木二四三郎:「今はどう思う?ウィンプちゃんのこと」
緋連雀:「…………」
動木二四三郎:「ボクらはあの子のことよう知らへん」
動木二四三郎:「せやから判断しかねてる……これからどうするべきなんか」
動木二四三郎:「キミに聞くしかないねん」
動木二四三郎:「あの子がどうしようもない悪党なんやったら、やっつけなあかんし」
動木二四三郎:「そうやないんやったら、話を聞かなあかん」
緋連雀:「僕の、盗られたら困る『一番大切なもの』があるとしたら、きっとあの子と、あの誓いだと思う」
緋連雀:「あの子は、人の一番大切なものについて、あんまり教えてくれなかったから」
緋連雀:「……あなたからも、ちゃんと盗めなかったけど……」蓮さんに顔を向ける。
御凪 蓮:「それだけどね」
御凪 蓮:少し苦笑する。
御凪 蓮:「枠島さん」
枠島 翼:「はいっ」
御凪 蓮:「君は、どうして緋連雀として『予告』を行っていたのかな?」
枠島 翼:「え、えっと、大切なものを……守ってほしくて」
枠島 翼:「あと、自覚というか、これが大切なんだなって、わかってほしかった、の」
御凪 蓮:「ありがとう」
御凪 蓮:顔のない"緋連雀"に向きなおる。
御凪 蓮:「『一番大切なもの』」
御凪 蓮:「"緋連雀"にとっては、それを」
御凪 蓮:「盗めないことこそが正道だったわけだ」
緋連雀:「……えっ?」
御凪 蓮:「君に自覚はないだろうし、君が彼女とした誓いとはずれていたかもしれないけど」
御凪 蓮:「……君はつまづくことで、"緋連雀"に近づいたのかもしれない」
御凪 蓮:「私の勝手な感想だけれどね。……実際、予告をもらったときは改めて自覚したよ。大事なものを」
緋連雀:「……そんな、それは……」
緋連雀:呆然とした様子で聞いている。
緋連雀:「……混乱をしている。僕は……僕の在り方について」
緋連雀:「でも……いいのかな。少しだけ」
緋連雀:「盗むことに、拘ることを止めても……」
桑原そら:「在り方、というものは」
桑原そら:「誰しも自分で決めるところから始まるものです」
桑原そら:「憧れや夢を見たりすることもおかしくはないですよ」
御凪 蓮:「やりようは色々ある」
御凪 蓮:「理屈が必要なら後からつけたっていい。必要なら手を貸してくれる人もいる」
御凪 蓮:「君はどうしたい?」
動木二四三郎:「まっさらでつるつるやっちゅうんは」
動木二四三郎:「これから何にもでもなれるってことですよ、多分」
緋連雀:「僕は……僕は」
鷺森七夏:「……初志は貫徹せねばならない、だっけ」
鷺森七夏:「君の決めた誓いの3つ目」
緋連雀:「……そうだ」
鷺森七夏:「でも……結局の所、君は何かを盗みたい訳じゃなかった」
緋連雀:「ぐっ」
鷺森七夏:「だから、本当は。君の最初の志は、それよりも前にあったんじゃないかなって」
鷺森七夏:「のっぺらぼうなままの自分が不安で仕方なくて、もっと確かな何者かになりたくて仕方なかった」
鷺森七夏:「そのために、ずっと緋連雀を演じていた」
鷺森七夏:「この話は……結局の所、そこに尽きると思うんだ」
鷺森七夏:「これは、君がなにかになろうとするお話だ」
鷺森七夏:「君は一度目の分岐点で、少し間違いをした。だから、ちょっと引き返してきて」
鷺森七夏:「今、もう一回やり直そうとしてる」
鷺森七夏:「だから……別に君の進もうとしてる道は、揺らいでなんてなくて」
鷺森七夏:「君はちゃんと誓いを守れてる……と、私は思う」
緋連雀:「う、う、う」呻くが、涙を流すための目はなく。
緋連雀:「僕は……何かになる、前に」声を絞り出す。
緋連雀:「謝らないとならない」
緋連雀:「……時間を、稼ごうとしたんだ。今」
緋連雀:「ワーディングは合図だった。あの子はもう、逃げている」
緋連雀:「僕を切り捨てて、仲間のところに帰っているはずなんだ」
緋連雀:「……後悔は、してない。けど」
緋連雀:「もし、それでも何かなりたいものになれるのなら……」
GM:その時。
GM:全員〈知覚〉〈回避〉で判定をお願いします。目標値は……。
GM:基本7、ですが、時間経過により振り直し一回につき+2されます。
GM:つまり今回は7のまま。
動木二四三郎:よかったー
鷺森七夏:一人でも成功すればいいのかな
GM:成功した人はセーフ。失敗した人は2d10のダメージを受けてもらいます。
桑原そら:はあい
GM:扱いとしてはシーン(選択)で、装甲カバーリング有効。
鷺森七夏:あっそういうやつね
GM:回避エフェクトも使用可能です。
GM:そういうやつ!
鷺森七夏:切り払うか……
御凪 蓮:知覚で振ります!
動木二四三郎:知覚えいやっ
桑原そら:回避で振ります
動木二四三郎:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 8[5,8]+1 → 9
動木二四三郎:しゃあっ
御凪 蓮:5DX+0+0@10>=7 知覚
DoubleCross : (5DX10>=7) → 4[1,1,2,4,4] → 4 → 失敗
桑原そら:5dx+1>=7
DoubleCross : (5DX10+1>=7) → 9[4,5,6,9,9]+1 → 10 → 成功
御凪 蓮:おーい
御凪 蓮:これだけ振っといて!
桑原そら:コンボ「雷避け」 《マグネットフォース》
御凪 蓮:あ、そらちゃん
桑原そら:蓮さんをカバーします
鷺森七夏:《切り払い》で回避。
鷺森七夏:4dx+20>=7
DoubleCross : (4DX10+20>=7) → 8[4,5,5,8]+20 → 28 → 成功
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を1(→ 1)増加 (91 → 92)
御凪 蓮:バディムーブ余ってない?
GM:たっか
桑原そら:あ!
桑原そら:あまってる
御凪 蓮:3もらえれば届く!
動木二四三郎:マジで強すぎるなバディム
御凪 蓮:すまないねえ
桑原そら:じゃあカバー撤回してバディム!
GM:ぜ、全員避けた
御凪 蓮:助かった!ありがとう
GM:しょうがない、では全員かっこよく避けてね。
GM:その時。
GM:宙にバチバチと稲妻の予兆が走った。
柘植 小遥:「……! しまった。そっち、気をつけて!」
GM:外で待機をしていた柘植からの警告と共に。
動木二四三郎:「はえ?」
ウィンプ:《見えざる道》シーンに登場。
ウィンプ:「緋連雀から」
ウィンプ:「離れなさいよっ!」
GM:空間が切り裂かれたように弾け、少女の姿が現れる。
GM:場の空気が揺れ、電撃が放たれた。
動木二四三郎:「きょわーっ!?」
動木二四三郎:すっ転がるようにギリギリで躱す!
桑原そら:「……!そう簡単にくらうと思わないでくださいね…!」
桑原そら:電撃を電磁誘導し攻撃の軌道を逸らす
御凪 蓮:「おっと。……助かりました」
鷺森七夏:瞬間的に右拳から噴出した水が、アースの代用となって電撃を下方に発散させる。床に焦げ跡が刻まれる。
鷺森七夏:「さっそく話が違うけど……」
鷺森七夏:「貴方のプロデューサーさん、貴方が思ってたより責任感強いみたいだね」
緋連雀:「……な、なんで」
緋連雀:「逃げてるはずだろ!?」
ウィンプ:「ばーーか!!」
ウィンプ:「あたしが誓いを忘れるような奴に見えるの!?」
ウィンプ:「ったくボロボロになって情けない」
ウィンプ:「下がってなさい」
緋連雀:「だって、だって、僕はもう」
緋連雀:「怪盗でいられない! 他の何かになりたいって」
ウィンプ:「何を吹き込まれたか知らないけど」
ウィンプ:「あたしがもう一回やってやるんだから!」
ウィンプ:周囲にドローンがいくつか浮遊する。銃口があなたたちに向く。
動木二四三郎:「あらあらまあまあ」
動木二四三郎:「こっちの子も大概意地っ張りさんやなあ」
動木二四三郎:銃口を突きつけられハンズアップしつつ
動木二四三郎:「ほんでどうします?してやられちゃいましたけどー」
桑原そら:「張れる意地があるなら大変結構といったところです」
桑原そら:「お互いに絆を大切に出来ているのですから」
動木二四三郎:「なるほどー、せやったらまあ」
動木二四三郎:「依然、確保でええっちゅうことですね」
桑原そら:「悪いことをしたらごめんなさい、これが出来れば満点です!」
御凪 蓮:「では、まず落ち着いてもらうとしようか」
鷺森七夏:「ん。あんまり傷つけると、彼の精神状態にもよくない影響が出ると思う」
鷺森七夏:「あと……私も寝覚めが悪いし」
鷺森七夏:「敵をやるなら、あんまり良い人柄とか見せないで欲しい……」
鷺森七夏:静かにぼやきながら戦闘態勢に移行する。
動木二四三郎:「あはは!ええですね、そういう素直なやつ」
動木二四三郎:「ボクはやることやらしてもらいますよ」
動木二四三郎:「お馬さんにフラれた分、お給金できっちり取り返さんといけませんので!」
ウィンプ:「ふんだ、あたしは好きにやるだけ」
ウィンプ:「ほんとこの町、のんびりしてるのね」
ウィンプ:「油断してると……えと」
ウィンプ:「痛い目に遭うんだから!」
GM:ロイス取得のみ可能です。
御凪 蓮:いっぱい!以上
動木二四三郎:こっちもいっぱい!
桑原そら:いっぱい!
鷺森七夏:緋連雀に庇護/○心配 でロイス取ります。
GM:心配されちゃった
クライマックス 小さな不退転
GM:全員登場推奨です。登場侵蝕をお願いします。
動木二四三郎:2d10+76
DoubleCross : (2D10+76) → 11[9,2]+76 → 87
動木二四三郎:間違い!
御凪 蓮:御凪蓮の侵蝕を1d10(→ 1)増加 (88 → 89)
桑原そら:桑原そらの侵蝕を1D10(→ 6)増加 (89 → 95)
動木二四三郎:一個目採用で85です~
GM:上がってきた
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を1D10(→ 8)増加 (92 → 100)
【雨宿町・新市街 空き住宅内】
GM:あなたたちの眼前には、FHの少女がひとり。
GM:そして彼女が操るドローンが何体もふよふよと飛翔している。
GM:……中からは、どこか禍々しい気配も感じるだろう。
GM:やがて、空気に微かな帯電の匂いを含ませ、レネゲイドの気配が膨れ上がる。
GM:衝動判定です。意志目標値9で判定お願いします。
動木二四三郎:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 10[8,10]+9[9] → 19
御凪 蓮:4DX+0+0@10>=9 意思
DoubleCross : (4DX10>=9) → 7[1,3,4,7] → 7 → 失敗
動木二四三郎:まさかの成功
御凪 蓮:あらま暴走
動木二四三郎:2d10+85
DoubleCross : (2D10+85) → 11[2,9]+85 → 96
GM:あーっ暴走してるー
鷺森七夏:7dx+4>=9 うおお
DoubleCross : (7DX10+4>=9) → 6[1,4,5,5,5,6,6]+4 → 10 → 成功
動木二四三郎:丁度いい感じ!
鷺森七夏:あぶね
御凪 蓮:御凪蓮の侵蝕を2d10(→ 12)増加 (89 → 101)
桑原そら:5dx>=9
DoubleCross : (5DX10>=9) → 9[5,5,7,8,9] → 9 → 成功
桑原そら:成功しちゃった~!
GM:成功してる~
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を1D20(→ 3)増加 (100 → 103)
御凪 蓮:まあまあ大丈夫 暴走させるから
GM:省エネ!
桑原そら:桑原そらの侵蝕を2d10(→ 12)増加 (95 → 107)
GM:あ、全員上げたかな
御凪 蓮:かな!
動木二四三郎:だいじょぶ
鷺森七夏:間違ってD20振っちゃったので、ふりなおします
GM:どうぞー
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を2d10(→ 14)増加 (100 → 114)
GM:一気だ
GM:では。
GM:あなたたちのレネゲイドを揺さぶった力は、同じくまた土地に眠るものも動かす。
GM:先程と同じく、共振の風景がゆらゆらとあなたたちの目の前に繰り広げられた。
GM:それは……。
GM:『被検体C43号』それが彼女の正式な名称だった。
GM:だから、嫌いだ。名前ですらない。
GM:長くいたセルがごたごたとして、いつの間にか所属が移ることになって。
GM:ようやく、コードネームをもらった。
GM:……あたしの名前だ、と思った。
GM:もっと頑張ったら、外で暮らすための人らしい名前もくれると言われた。
GM:そんなのはでも、どっちでも良かった。
GM:そうして差し向けられた小さな町で、弱いRBに出会った。
GM:話は聞いていた。何か利用できそうな者がいたら手駒にして、暴れてこいと。
ウィンプ:「ふうん、面白い話聞いちゃった」
GM:それが語ったのは、ほんの僅かな間だけ噂になった『怪盗』の話で。
ウィンプ:「ねえ、あんた。そのまんまじゃどのみち手詰まりだってこと、わかってるんでしょ?」
GM:少しだけ知っていた。読むことを許されていた漫画のひとつに、格好いい怪盗が登場していたのだ。
ウィンプ:「あたしに任せなさいよ」
GM:だから、いいなと思った。このRBに関わるのは、きっと面白いと。
GM:目のない顔が、自分を見た。
GM:どこか戸惑い、迷っているのがなぜだかわかった。
ウィンプ:(ああ、あたしはこれから、この子を利用して、知らない人たちを踏み躙るんだな)
ウィンプ:(でも、本当は今こうも思ってるの)
ウィンプ:(あたし、誰かと一緒に楽しいことがしたかった)
ウィンプ:(そうはならないってことも、きっとわかってるけど)
ウィンプ:「安心しなさい。あたしはあんたの味方」
GM:だからせめて、守るだけはしてあげたいと。
ウィンプ:「あんたのために、花道を作ったげる」
GM:そう、思っていたのだ。不遜にも。
ウィンプ:「そう、あたしがあんたをプロデュースするの!」
GM:できる、きっと。この子と仲良くすることと、仕事をすること。両方やってみせる。
ウィンプ:「この町にもう一度、復活するのよ。その伝説の……」
ウィンプ:「怪盗・緋連雀が!」
GM:それは、RBがどうにも馴染まない様子で名乗った彼の名前で。
ウィンプ:「よろしくね。あたしは、ウィンプ」
GM:それは、彼女が大事に抱き締めていた己の名前で。
ウィンプ:「あっ、でも『プロデューサー』って呼んでくれてもいいのよ!」
GM:友達になろう。
GM:そういう合図だった。叶うとも知れない、ささやかな願いの。
ウィンプ:(ねえ、緋連雀)
ウィンプ:(あたしに、少しだけ、夢を見せて)
ウィンプ:(『緋連雀の誓い・第二条』)
ウィンプ:(『一緒に楽しいことをしよう』)
GM:ごめんね。
GM:本当は、最初から裏切ってたのかもしれないのに。
GM:それは、捻れた約束の物語。
GM:拗れた絆の物語。
GM:彼女もやはり、まだ行き詰まりではない……が。
GM:あなたたちは気付く。彼女の抱える戦力は、その限りではないらしい、と。
GM:場に、やはり禍々しい気配を感じる。
GM:その気配が、あなたたちを現実に戻していく。
ウィンプ:「……な」
ウィンプ:「何、今の!」
ウィンプ:「みみみみみみ見るなっ!」
桑原そら:「んふふふ、『外』ではこういうことがないから驚きますよね」
桑原そら:「これが、この町の日常です」
ウィンプ:「ここ毎回こんなのがあるの!?」
ウィンプ:「さ、最悪……!」
鷺森七夏:(……たまに、思うのは)狼狽えるウィンプの姿を一瞥して。
鷺森七夏:(こうしてこの土地が呼び起こす現象は、私達に理解し合う事を求めているんじゃないかって)
鷺森七夏:(言葉も交わさず、相手を知ろうともしないまま戦うようなこと、やめろって言われてるんじゃないかって)
鷺森七夏:(……わかんないけど。でも)ふう、と重苦しそうな息を吐く。(見ちゃったからには、見なかったことにはできないよね)
桑原そら:「さて、あなたがどこのどなたであってもわたしがやることは変わりません」
桑原そら:「先ほども言いましたが、悪いことをしたときはごめんなさい。これが言えれば満点ですので」
桑原そら:「そのために、わたしはみんなを守ります」
ウィンプ:「……ほんとにあんた、いい子なのね」
ウィンプ:呆れたようだが、見下すでもなく。
動木二四三郎:「そういう話で済ませるんやったら」
動木二四三郎:「後ろのやつは、ちょっと邪魔そうですね」
動木二四三郎:薄目で背後のドローンを見つめている
御凪 蓮:「そのようだ。動木君、二人と彼女を頼みます」
御凪 蓮:絶扇が伝えてくる。鬼の存在を。
御凪 蓮:「あちらは私が斬ろう」
動木二四三郎:「あいあい任されました!」
動木二四三郎:「まあどっちかっちゅうたらボクは庇ってもらう方ですけどもね」
動木二四三郎:「いつも通りに、みなさんのかっこええとこに、タダ乗りさせてもらいますー」
鷺森七夏:「……翼ちゃんは、下がってて。もう十分にやってくれたし」
鷺森七夏:「別の頼もしい援軍も、来てくれてるみたいだから……」《蝙蝠の耳》。新たにこちらへ近づく足音を補足している。
枠島 翼:「う、うん。わかっ……わかった。あのね」
枠島 翼:「がんばって、七夏ちゃん!」
枠島 翼:「皆さんも!」
柘植 小遥:「……やっぱり、人数がいた方が良さそう」
柘植 小遥:つかつかと歩き、あなたたちのすぐ後方に。
時田 久則:「だなあ。……その子にゃあ後でいろいろと聞きたいこともある」
時田 久則:「気張れよ、お前ら」
GM:では、クライマックス戦闘を開始します。
GM:エンゲージは以下の通り。
[ジャーム化ドローン(7)射撃ドローン(7)×2]-[ウィンプ(7)射撃ドローン(7)装甲ドローン(6)]
|
10m
|
[御凪(11)桑原(6)動木(6)鷺森(6)]
GM:横に長いですがこんな感じ。
御凪 蓮:10m先に2つエンゲージがあると!
GM:そういうこと
動木二四三郎:なるほどね
GM:あと、NPCカード二枚がありますので、使用の際は宣言をお願いします。
鷺森七夏:2つのエンゲージ間の距離は特にないのかな
GM:忘れてた
GM:2mとしますね
鷺森七夏:理解!
御凪 蓮:はーい!
GM:戦闘終了条件はエネミーの全滅です。
GM:他特殊ルールなどはありません。
GM:エフェクトも全員分元に戻っています。
GM:前のシーンで時間経過があった場合、エネミーの増援がありましたがそれもなし。
GM:では1ラウンド目から開始していきます。
■セットアップ■
GM:混乱しそうなので、まずエネミーが
ウィンプ:なし
射撃ドローン:全員なし
装甲ドローン:なし
ジャーム化ドローン:《Eロイス:盾砕きの毒》
ジャーム化ドローン:ラウンド間、このエネミーの攻撃にカバーリングを行った場合侵蝕を+1d10する。
動木二四三郎:ひえーっ
御凪 蓮:ひーっなんてことを!
鷺森七夏:困るが…
GM:PC側どうぞー
御凪 蓮:<狂騒の旋律> コンボ:冥鏡止水
御凪 蓮:御凪蓮の侵蝕を7(→ 7)増加 (101 → 108)
御凪 蓮:ラウンド間ダメージ+18、暴走を受けます
動木二四三郎:もらいまーす!
鷺森七夏:ここは……ブルーゲイル使おうかな。先に動いてエンゲージを切ったほうが良い気がする
御凪 蓮:対象は範囲(選択)、受けたい人どうぞ!自分も受けます
鷺森七夏:うけません
桑原そら:受け取ります!暴走!
動木二四三郎:ジャーム化ドローンに絡めとる大地!
桑原そら:暴走により《拒絶領域》の効果が発動し常にHPダメージを‐20し、飢餓の変異暴走であらゆる判定ダイスが‐5されます
動木二四三郎:行動値-6をくらえっ
ジャーム化ドローン:グワーッ 1になります
御凪 蓮:私は以上!
桑原そら:以上です
動木二四三郎:浸蝕97で以上!
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を5(→ 5)増加 (114 → 119)
鷺森七夏:ブルーゲイル効果で行動値11に。
鷺森七夏:以上です
GM:はやい……
■イニシアチブ■
GM:行動値順だと鷺森・蓮が11なんですがまた割り込ませてもらいます
御凪 蓮:にゃにっ
動木二四三郎:なんだとぉ
ウィンプ:《加速する刻》
ウィンプ:即座にメインプロセス!
ウィンプ:コンボ『サンダーレイン』《雨粒の矢》《導きの華》《解放の雷》
ウィンプ:シーン(選択)で、自分・射撃ドローン4体・ジャーム化ドローンが対象。
動木二四三郎:うわ
動木二四三郎:テクいことしてくる
御凪 蓮:バフをシーンに打つための雨粒か!
ウィンプ:命中で次の攻撃の達成値+8、C値-1、攻撃力+8
ウィンプ:命中判定いきます
ウィンプ:6dx+4
DoubleCross : (6DX10+4) → 10[1,1,5,6,8,10]+4[4]+4 → 18
ウィンプ:あ、回った……
ウィンプ:ガード
射撃ドローン:全員ガード
ジャーム化ドローン:ガード
ウィンプ:これダメージ出さないといけないのよね……
ウィンプ:2d10+2 装甲有効
DoubleCross : (2D10+2) → 11[3,8]+2 → 13
ジャーム化ドローン:《透過》ダメージを0に。
射撃ドローン:全員で《透過》ダメージを0に。
装甲ドローン:《マグネットフォース》ガードしてウィンプをカバーリング。
装甲ドローン:あっうそ
装甲ドローン:ごめん、受けないとだった。なしです
ウィンプ:ということで、敵アタッカーに支援効果が載りました。
ウィンプ:「……いくわよあんたたち」
ウィンプ:バチバチと、電気の匂いが空気を染めていく。
ウィンプ:強力でこそないが、力を増すための支援がドローンたちに流れていく!
鷺森七夏:「攻撃以外にも使える電撃……器用なことするなあ」
ウィンプ:「ふふん、ちょっとしかビリッとしないんだから!」
GM:では行動値11組どうぞ
鷺森七夏:お先どうぞ〜
御凪 蓮:はーい!
御凪 蓮:ではマイナーで戦闘移動、ジャーム化ドローンがいるエンゲージに接敵。
GM:来い!
御凪 蓮:メジャー、<居合>+<獅子奮迅> コンボ:花蝶風月
御凪 蓮:対象:範囲(選択)に白兵攻撃を行います。対象は射撃ドローン2体とジャーム化ドローン
GM:命中判定どうぞ
御凪 蓮:対応無ければ命中判定!
御凪 蓮:オッケー!
御凪 蓮:7DX+21+0@10 (侵食上昇8、侵蝕100~)
DoubleCross : (7DX10+21) → 10[5,5,7,9,9,10,10]+7[5,7]+21 → 38
御凪 蓮:よし回って38
GM:高い!
ジャーム化ドローン:ドッジします
ジャーム化ドローン:7dx>=38
DoubleCross : (7DX10>=38) → 10[2,4,7,8,8,9,10]+10[10]+3[3] → 23 → 失敗
ジャーム化ドローン:ちーっ
御凪 蓮:あぶねっ
射撃ドローン:全員ドッジします。一応バラバラに振るか
動木二四三郎:あ、ちょいまって
GM:はい!
動木二四三郎:蓮さん!たっぷり温存した妖精をくらいな!
御凪 蓮:ありがとう!
動木二四三郎:1dx+41かな
GM:なんだとーどうぞ!
動木二四三郎:いけーっ
御凪 蓮:1DX+41+0@10
DoubleCross : (1DX10+41) → 1[1]+41 → 0 (ファンブル)
動木二四三郎:www
御凪 蓮:ま、まあまあ
動木二四三郎:こういうこともある!
GM:そういうこともある!
動木二四三郎:浸蝕101に!これが大事
御凪 蓮:桁は上がった……
GM:な、なんだと~
GM:回避はジャーム化ドローンはそのままということで
GM:射撃ドローンだけ再び振りましょう
射撃ドローン:7dx>=41
DoubleCross : (7DX10>=41) → 9[1,3,4,5,7,8,9] → 9 → 失敗
射撃ドローン:7dx>=41
DoubleCross : (7DX10>=41) → 8[1,2,3,3,4,6,8] → 8 → 失敗
射撃ドローン:全然ダメだな
GM:ダメージをどうぞ
動木二四三郎:おし!
動木二四三郎:ではさらに力の法則も起動!
GM:ギエー
動木二四三郎:ダメージ+6d10しちゃってくださーい
御凪 蓮:更にオートアクションでウェポンケースからアームドスーツを装備、行動値-2して9に、装甲10、白兵攻撃力+3
御凪 蓮:改めてダメージ
御凪 蓮:5d10+1d10+6d10+32 (侵食100~、アームドスーツ)
DoubleCross : (5D10+1D10+6D10+32) → 15[5,1,3,1,5]+2[2]+29[6,1,8,2,2,10]+32 → 78
GM:高っ
GM:えっこれは……
御凪 蓮:やや腐ったな、78点です
射撃ドローン:HP30、装甲3 落ちて復活なし
ジャーム化ドローン:HP60、装甲3 《蘇生復活》HP1で復活。
動木二四三郎:こざかしさ!
GM:ただしダメージが通ったので、鬼切りの効果が発動しますね。
御凪 蓮:ですね!Eロイスを一つ破壊します
GM:はい、《Eロイス:盾砕きの毒》これのみ
御凪 蓮:よし、では盾砕きの毒を破壊!
GM:はい、ではカバーリングによる侵蝕上昇はなくなります。
桑原そら:わーい
GM:侵蝕上げて演出どうぞー
御凪 蓮:御凪蓮の侵蝕を8(→ 8)増加 (108 → 116)
動木二四三郎:105!
動木二四三郎:「ほんならまあ」
動木二四三郎:「足止めくらいはさせてもらいますねー」
動木二四三郎:ぴぃん ぴぃんと
動木二四三郎:竪琴を鳴らすような小さな音と共に
動木二四三郎:足元から波紋が走る、半透明の水黽が
動木二四三郎:いつの間にかドローンたちの直下へと滑り込んでいる
動木二四三郎:それは構造物を波打たせる振動の結界として
動木二四三郎:敵の動きを鈍らせ、守りを脆くする。
動木二四三郎:「小細工ですけどねー」
動木二四三郎:「あとおねがいしまーす!」
御凪 蓮:「まさかまさか。舞台を彩る良い細工だ」
御凪 蓮:鬼狩りの舞が始まる。
御凪 蓮:手にした扇から激情が伝わる。
御凪 蓮:怒りのまま、憎しみのままに鬼を切れと。伝わってくる。
御凪 蓮:それが鬼狩りの刃、絶閃の使い手の在り方だと。
御凪 蓮:(否)
御凪 蓮:"御凪"に連なる鬼狩りたちは、別の道を歩んできた。
御凪 蓮:怒りに、憎しみに、ただ流されてはならない。それはいずれ己自身をも鬼に変えると。
御凪 蓮:(見せなければな)
御凪 蓮:道はいくつもある。望みさえすれば、新たな道を作り上げることもできるのだと。
御凪 蓮:暴走したレネゲイド、流れ込む激情に流されず。
御凪 蓮:蒼い蝶の濁流の中で、刃を抜き払う。
御凪 蓮:「疾っ!」
御凪 蓮:白刃が動きを鈍らせたドローンたちに、鬼に届く。
御凪 蓮:呪を切り裂いた確かな手応え。
GM:バチバチと音を立て、切り裂かれたドローンが落ちていく。
動木二四三郎:「はやー」
動木二四三郎:こちらはパチパチと拍手
GM:……一体、確かに鬼と見定めたものだけはまだ覚束ない動きながらも機動を続ける。
動木二四三郎:「間近で見たらますます格好ええですねー」
動木二四三郎:「この子らも綺麗なお客さんがおって、ウキウキしてはりますよー」
御凪 蓮:「どうもどうも。……どうやら本命は仕留めそこねた」
御凪 蓮:「次の舞台は君に譲るよ」
動木二四三郎:ぴょんぴょん、と肩の上で鈴虫が蝶々に向けて飛び跳ねている。
動木二四三郎:「ひえー、プレッシャ~~」
ウィンプ:「……まとめてやられた!」悔しげに顔を歪める。
ウィンプ:「……後で修理してあげるから! 気合い入れていきなさいよ!」
GM:では続いて11、鷺森さんどうぞ。
鷺森七夏:はあい
鷺森七夏:マイナーで戦闘移動。ウィンプ達のところにエンゲージします。
ウィンプ:ギャー
鷺森七夏:メジャー、「闇御津撃ち」素殴りにオート《援護の風》《ウィンドブレス》ブーメランアスピス効果使用・2回めのフォールンサラマンダー使用
鷺森七夏:狙うのは射撃ドローンで。
GM:命中判定どうぞ
鷺森七夏:11dx+34 えい
DoubleCross : (11DX10+34) → 9[1,2,2,4,4,6,6,7,8,9,9]+34 → 43
射撃ドローン:ドッジします
射撃ドローン:あ、何もなければ
鷺森七夏:自分はなし!
GM:ないかな今回は
射撃ドローン:ではドッジ
射撃ドローン:7dx>=43
DoubleCross : (7DX10>=43) → 10[2,3,4,5,9,10,10]+7[1,7] → 17 → 失敗
射撃ドローン:まわったけどだめ
装甲ドローン:《マグネットフォース》ガードしてカバーリング。
鷺森七夏:うーんやはりか
鷺森七夏:5d10+6+2D 諸々有効ダメージ
DoubleCross : (5D10+6+2D10) → 29[3,9,6,2,9]+6+11[6,5] → 46
装甲ドローン:装甲引いて38ダメージ。そこそこ痛い!
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を5(→ 5)増加 (119 → 124)
動木二四三郎:ボディーアーマー着とる!
動木二四三郎:人の組織のものを!
GM:買えるし……
鷺森七夏:その、派手な剣戟に紛れるようにして
鷺森七夏:とん、壁と天井からそれぞれ二度、何かがノックしたような音が鳴った。
鷺森七夏:それは、鷺森の足音だ。影が音を置き去りにしている。
鷺森七夏:動き出しの一瞬さえ出し抜くことができれば、その先を追い切ることはできない。……尋常の目視ならば。
鷺森七夏:(反応した?いや……)
鷺森七夏:速度を翻して脚力へと転換する、"ウィンプ"の後背。砲塔を持った一つを蹴り落とそうとして、別の機体が遮るように追随している。だが、彼女はこちらを向いていない。
鷺森七夏:(半自動化した防御プログラムとか、そういう感じかな……よくできてる)
鷺森七夏:内心に億劫そうな称賛を呟きながら、鈍い金属音が響いた。……かなりの手応えはあったが、それだけ相手が頑丈にできてたってことだ。落とせてはいない。
鷺森七夏:「……う、痺れた」
鷺森七夏:とん、と反転して着地すると同時。にわかに足を震えさせて呟く。
鷺森七夏:ドローンに直接接触した事で、少し感電したらしい。
装甲ドローン:ギギ、と音を立てて鈍く回転。それ以上の反応はない。
装甲ドローン:ただし、装甲には亀裂が生じている。決して浅くはない。
ウィンプ:「……やられた」
ウィンプ:「もう! 次、行くからね!」
GM:では行動値7、ウィンプと射撃ドローン。
ウィンプ:先に動きます。
ウィンプ:マイナーなし。
ウィンプ:メジャー、コンボ『サンダーソング』《雨粒の矢》《完全なる世界》
ウィンプ:シーン(選択)でPC全員が対象。
ウィンプ:判定いきます。
ウィンプ:10dx9+12
DoubleCross : (10DX9+12) → 8[1,2,3,4,4,4,6,7,7,8]+12 → 20
ウィンプ:あっ
ウィンプ:り、リアクションすればいいじゃない!
桑原そら:こはる先輩~!
柘植 小遥:はい
桑原そら:蓮さんのことをお願いします
御凪 蓮:えっと……暴走してるんですけど……
御凪 蓮:お世話になれますかね……
GM:GM裁定。今回はカードが適用されるものとします。
御凪 蓮:助かります!
鷺森七夏:「瀬織津流し」《切り払い》ます。
鷺森七夏:5dx+20>=20
DoubleCross : (5DX10+20>=20) → 8[1,3,6,8,8]+20 → 28 → 成功
GM:さすが……
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を1(→ 1)増加 (124 → 125)
動木二四三郎:暴走リア不!
柘植 小遥:では、蓮さんの代わりにドッジ代行自動成功。
桑原そら:コンボ「雷避け」 《マグネットフォース》
桑原そら:動木さんをカバーします
動木二四三郎:先輩~♡
桑原そら:こちらはクリスタルシールドでガード
桑原そら:桑原そらの侵蝕を2(→ 2)増加 (107 → 109)
GM:いいかな。ではダメージ出します。
ウィンプ:3d10+24 装甲有効
DoubleCross : (3D10+24) → 18[8,6,4]+24 → 42
ウィンプ:お、いい出目
桑原そら:ガードも有効ですっけ?
GM:ガードも有効!
桑原そら:24引いて18を2倍して36から30引くので6ダメージくらいます
桑原そら:HP48ですね
動木二四三郎:固すぎるぜ先輩
GM:?
GM:はい……削れた……やったー……
鷺森七夏:先輩に6点もダメージを通すとは……強敵だぜ
御凪 蓮:おかしいな 42点にたいしてカバーリングまでしてるのに……
GM:ロイス一個も切れてなくない?
GM:どういうことなんだ
GM:では演出
ウィンプ:「あーっ、もうっ!」
ウィンプ:「せっかくこっちが用意してるのに、どんどん壊してく!」
ウィンプ:腕を差し上げる。雷の気配が漂う。先程よりもずっと色濃く。
ウィンプ:眩い閃光。怪盗のものと少し似ていたかもしれない。
ウィンプ:だがそれは一瞬で、奔る稲妻があなたたちを追いかける!
鷺森七夏:「話し合いで収めてくれるなら壊さずに済むんだけど……」
動木二四三郎:「きゃあ!癇癪もち!」
動木二四三郎:わたわたと身を隠そうとするが間に合わない!
桑原そら:「動木さんはそのまま動かずわたしの後ろに!」
桑原そら:ダン と大きな足音とともに前に立ち
桑原そら:電磁誘導、斥力反発、それらを同時にこなして雷撃を逸らす
桑原そら:チリッ…と零れた雷が皮膚の表面を掠めていく
動木二四三郎:「わーい!やったー!」
鷺森七夏:予備動作を見るや、カーテンのように水を拡げさせる。衝突と蒸発。幾らか体積が削れるが、背後までその電熱は及ばない。
動木二四三郎:「さすがの守護神大魔神ー!」リンリーン
動木二四三郎:肩の上の鈴虫くんと共に惜しみない拍手をやんややんや。
柘植 小遥:いつの間にか、蓮さんの周りに蛍のような光の球体がふわふわと浮かんでいる。
柘植 小遥:本来は、感覚器官の補助を行うためのもの。攻撃にこそ使えないが、『避けること』それ自体の手助けにはなる。
柘植 小遥:「蓮さん、こっち。道を作るから」
柘植 小遥:「今度は守らせてね」
御凪 蓮:「助かる」
御凪 蓮:導きに従って足を滑らせる。
御凪 蓮:(……守られてるのは毎度私のような気がするが)
柘植 小遥:稲妻のような眩い光ではない、仄かな明かりが動きを導き、あなたの手を引いていく。
御凪 蓮:守られてばかりいるのも、少しばかり引っかかるものはある。……向こうも似たようなことは思っているのかもしれないが。
GM:では続いて射撃ドローンの手番から。
射撃ドローン:マイナーなし
射撃ドローン:《アタックプログラム》《MAXボルテージ》
射撃ドローン:インプラントミサイルを使用した範囲(選択)射撃攻撃。
射撃ドローン:対象は動木さんとそらちゃんのエンゲージ。
動木二四三郎:キャーッ
桑原そら:コンボ「避雷針」 《孤独の魔眼》
射撃ドローン:げっ
動木二四三郎:先輩~~♡
桑原そら:対象をわたしひとりに!
射撃ドローン:なんだと~わかりました
射撃ドローン:命中判定します
射撃ドローン:6dx9+15
DoubleCross : (6DX9+15) → 10[1,1,4,5,8,10]+10[9]+3[3]+15 → 38
射撃ドローン:まわした
桑原そら:クリスタルシールドでガードです
射撃ドローン:ではダメージ
射撃ドローン:4d10+13
DoubleCross : (4D10+13) → 15[7,1,3,4]+13 → 28
射撃ドローン:あっ出目は小さい!
動木二四三郎:おやおや
GM:あっごめん
桑原そら:はいはい
GM:ちょっと待ってね、固定値違うかも
動木二四三郎:そんなパワーでうちの先輩に立ち向かおうというのですか~~?
桑原そら:お待ちしてますね
動木二四三郎:なんだとぉ
GM:インプラントミサイルの12が足されてませんでした。40ダメージ
動木二四三郎:結構高まった!
桑原そら:諸々有効ですかね?
射撃ドローン:有効です! 失礼
桑原そら:40ダメージから54引くので無傷です
射撃ドローン:……えっ?
動木二四三郎:ヤッター!かっこいい!
射撃ドローン:がんばったのにーーー!
GM:では演出。
射撃ドローン:不気味なほどの無音で、銃口があなたたちの方へと向けられる。
動木二四三郎:「うわうわうわ」
射撃ドローン:見た目からは想像もつかないほどの速度で、弾丸があなたたちの方へと放たれる!
動木二四三郎:「まだまだ来はりますよ!大丈夫ですかこれぇ!」
動木二四三郎:背中越しに縮こまりながらぴょこぴょこと覗き込む。
桑原そら:「心配はいりません!そのためにわたしがいます!」
桑原そら:分散されるように打ち出された弾丸を魔眼で一か所に集中し
桑原そら:自分の前で電磁場を形成
桑原そら:反発する電磁力を利用して一撃もくらわずに弾丸を空中に留め
桑原そら:下に零れ落とす
射撃ドローン:反動で少し揺れるが、すぐに元に戻り、配置につく。
射撃ドローン:ほんの少しだけ、首を傾げたようにも見えたかもしれない。
GM:では行動値6組、PC優先で
GM:どちらから動かれる!
動木二四三郎:ほんではこちらから
GM:どうぞー
動木二四三郎:マイナーで暴走解除!
動木二四三郎:メジャーでコンセ+狂乱+風の渡し手!4体にマルチロック!
GM:四体だとー!
動木二四三郎:エネミー全員を巻き込みます!
GM:うわー、命中どうぞ
動木二四三郎:いくぜっ
動木二四三郎:4dx7+5
DoubleCross : (4DX7+5) → 10[7,8,9,10]+10[1,9,10,10]+10[2,8,9]+10[8,9]+10[1,10]+4[4]+5 → 59
GM:?
動木二四三郎:ワッハッハ
桑原そら:バディムしますか?
動木二四三郎:調子に乗って妖精も吐いちゃお
GM:それもあんの……
動木二四三郎:65+1dx7
動木二四三郎:1dx7+65
DoubleCross : (1DX7+65) → 10[9]+10[8]+5[5]+65 → 90
GM:???????
御凪 蓮:ひえ
動木二四三郎:しゃあッ!
GM:り、リアクションします
動木二四三郎:動木くん絶好調!
ウィンプ:ドッジ!
ウィンプ:5dx>=90
DoubleCross : (5DX10>=90) → 10[1,5,8,9,10]+3[3] → 13 → 失敗
射撃ドローン:ドッジ
射撃ドローン:7dx>=90
DoubleCross : (7DX10>=90) → 10[3,4,6,10,10,10,10]+9[1,7,8,9] → 19 → 失敗
ジャーム化ドローン:ドッジ
ジャーム化ドローン:7dx>=90
DoubleCross : (7DX10>=90) → 10[1,1,4,4,8,10,10]+6[2,6] → 16 → 失敗
装甲ドローン:《マグネットフォース》ガードしてウィンプをカバーリング。
動木二四三郎:やはりか…!
GM:ダメージどうぞ
動木二四三郎:10d10+3+18
DoubleCross : (10D10+3+18) → 46[7,3,5,2,3,6,2,3,5,10]+3+18 → 67
動木二四三郎:諸々有効!
GM:狂騒抜きでも普通にアタッカーじゃん!
射撃ドローン:落ちます!
動木二四三郎:よっしゃー!
ジャーム化ドローン:落ちます……
動木二四三郎:おりゃー
装甲ドローン:落ちます、が
装甲ドローン:《蘇生復活》HP1で復活。
御凪 蓮:なにーっ
動木二四三郎:こやつ!
動木二四三郎:ガッツのある連中だ
装甲ドローン:ガガガ……
GM:侵蝕上げて演出どうぞ
動木二四三郎:浸蝕は116に!妖精残り2つ!
動木二四三郎:「先輩さんの背中越しは」
動木二四三郎:「相手の動きもよう見えますね~」
動木二四三郎:リラックスした姿勢で、既に反撃の準備は済ませてある
動木二四三郎:「攻撃が一区切りついた、ちょうどその所で」
動木二四三郎:「かかれっ」
動木二四三郎:両手に人差し指を立てて、指揮者のように振り動かす
動木二四三郎:それに合わせるように、無数の糸蜻蛉の群れが
動木二四三郎:敵の上下左右から相手を貫く。
動木二四三郎:――キィイイイイインッ!!
動木二四三郎:物理的なダメージはない、半透明の影はただ通り抜けるだけだが
動木二四三郎:強烈なさざめきが振動として残り、内側からドローンをクラッシュさせる。
ウィンプ:「…………!」
ウィンプ:目の前で内部から破壊され、次々に落ちていくドローンを見つめる。
ウィンプ:「……あとで、直してあげるから!」
ウィンプ:「こいつらぶっ飛ばしたらね! 待ってなさい!」
動木二四三郎:
動木二四三郎:「動きはええけど、かっちりしてる分読みやすいんですよ」
動木二四三郎:「こっちはのびのび飛ばせてもらってます」
動木二四三郎:「大きな空が、ついてますからね~」
GM:では行動値6のそらちゃん
桑原そら:はいはい
桑原そら:ではウィンプさんにエンゲージ
GM:どうぞー
桑原そら:メジャーでクリスタルシールドで装甲ドローンさんをパンチします
装甲ドローン:ギーッ
装甲ドローン:命中判定どうぞ ギギギ
桑原そら:振れるダイスがほとんどない!
桑原そら:1dx+2
DoubleCross : (1DX10+2) → 1[1]+2 → 0 (ファンブル)
GM:あっ
桑原そら:わははは
桑原そら:すみません!
GM:自動失敗になりますが……?
動木二四三郎:ここは
御凪 蓮:動木さん……!
動木二四三郎:使いどころさん!!
動木二四三郎:ミドルで温存していた妖精をくらえーっ
GM:ひえ~~
動木二四三郎:1dx+12かな、どうぞ!
桑原そら:ありがたく…
桑原そら:1dx+12
DoubleCross : (1DX10+12) → 4[4]+12 → 16
桑原そら:はい
御凪 蓮:十分十分!
装甲ドローン:ガードします ギギギ
動木二四三郎:あたれーっ
桑原そら:ではダメージを
装甲ドローン:どうぞ!
桑原そら:2d10+18
DoubleCross : (2D10+18) → 12[4,8]+18 → 30
桑原そら:わあ高い
動木二四三郎:流石に防げぬであろう!
桑原そら:桑原そらの侵蝕を4(→ 4)増加 (109 → 113)
装甲ドローン:ギーッ
装甲ドローン:装甲ガード入れても防げません。HP1なので、落ちます
桑原そら:先ほどの孤独の魔眼分を上げ忘れてたので上げます
GM:あっ了解です
動木二四三郎:よっしゃー!
動木二四三郎:こっちは浸蝕120に!残り妖精1!
GM:ひえーー
GM:では演出どうぞ
桑原そら:「動木さん、少し出ますので後はお願いしますね!」
動木二四三郎:「はいな!」
動木二四三郎:「心もとないんですぐ戻ってきてくださいねー!」
桑原そら:「ええ!なるべく早く戻ります!」
桑原そら:守る以外は不得手である、それは事実で
桑原そら:しかしこの場では上手く活用できることがある
桑原そら:相手も雷を使用するのなら
桑原そら:自分も干渉できる、そう確信して
桑原そら:先ほどから守りに入ってるドローンの下に電磁場を形成し
桑原そら:思い切り、重力で引きずりおろす
装甲ドローン:バチッ!
装甲ドローン:引き落とされる落下音よりも早く、内部が壊れる火花の音。
装甲ドローン:続いて、がしゃりと地面に転がり、動かなくなる。
ウィンプ:「……またっ!」
桑原そら:「壊してしまってすみません!」
桑原そら:「それでも、貴方たちを止めるのがお仕事ですので!」
ウィンプ:「謝るなっ、いい子なんだから!」
ウィンプ:「こっちだって役目があるんだから、来なさいよ!」
GM:では、装甲ドローンが落ちたのでもう動ける人はいないかな。
GM:何もなければクリンナップにしますが……
御凪 蓮:いや!まだここにもう一人!
GM:なにっ
御凪 蓮:社長!
動木二四三郎:いるさっ!
御凪 蓮:お願いします社長!
動木二四三郎:ボス~~!
時田 久則:おう、任せとけ
GM:いた……
GM:NPCカードの効果を使用しますか?
御凪 蓮:お願いします!
桑原そら:はい!
GM:対象は……ひとりしかいないが……
時田 久則:ということで、ウィンプに装甲有効20ダメージ
ウィンプ:ぎゃん
御凪 蓮:25じゃなかったっけ?
GM:まちがいでした。25ダメージ
ウィンプ:そこそこ効きました……
御凪 蓮:ヤッター!さすがボス
GM:じゃあ軽く演出を
時田 久則:ドローンを落とされてやや動揺した風の少女。その前に、男がひとりゆらりと立つ。
時田 久則:「『さあさ、お立会い。御用とお急ぎでない方は、ゆっくりと聞いておいで』」
時田 久則:呪文めいた口上をすらすらと立て並べる。
時田 久則:その声にこそ、レネゲイドを操り捻じ曲げる力は宿る。
時田 久則:傍目には何が起こるでもない。ただ、対象の力そのものが斬られ、『傷を負った』ことになる。
ウィンプ:「……っ!」
時田 久則:「『ごらんの通り、抜けば玉散る氷の刃だ、お立合い』」
ウィンプ:幻の刃に斬られた、自分にしか見えない傷を見、それがみるみる消えていくのに驚いた顔をする。
時田 久則:「……なあ、嬢ちゃん。ひとつ知りたい。調べてもわからなかったんでな」
時田 久則:「あんたをここに派遣したセルの名はなんて言う?」
動木二四三郎:「さっすがボス!タイミングばっちりですねえ」
動木二四三郎:現れた時田に親指を立てている
ウィンプ:「……何したの、これ」
ウィンプ:「それは、あんたたちが勝ったら教えたげる」
ウィンプ:「つまり、絶対教えない、ってこと!」
時田 久則:何も言わず、軽く親指を立てて、部下に応える。
GM:ではクリンナップ
GM:特にないかな
御凪 蓮:なし!
鷺森七夏:ないぜ
桑原そら:ないです
動木二四三郎:ない!
GM:では、2ラウンド目に入ります。
■セットアップ■
GM:エネミーはなし。宣言どうぞ
動木二四三郎:ウィンプちゃんに絡めとる大地!
動木二四三郎:行動値-8だオラッ
ウィンプ:ギャー
鷺森七夏:ないです
ウィンプ:-1になります……0扱いかな
桑原そら:ありません
動木二四三郎:浸蝕121!
御凪 蓮:<狂騒の旋律> コンボ:冥鏡止水
御凪 蓮:御凪蓮の侵蝕を7(→ 7)増加 (116 → 123)
御凪 蓮:ラウンド間ダメージ+18、暴走を受けます。至近なので対象は自分のみ。以上!
■イニシアチブ■
GM:最初にエネミー割り込みがあります。
御凪 蓮:なにーっ
動木二四三郎:何ィ~~
ウィンプ:《加速する刻》即座にメインプロセスを行う。
ウィンプ:まだ回数あるもん
ウィンプ:で、んーー
ウィンプ:メジャー、コンボ『サンダーフロウ』《導きの華》《解放の雷》
ウィンプ:対象は自分。次の攻撃のC値9、達成値+8、攻撃力+8
動木二四三郎:自分を強化!
GM:で、飛ばして次のイニシアチブなんですが、また割り込みがあります
ウィンプ:《鼓舞の雷》対象は自分。即座にメインプロセスを行う。
御凪 蓮:にゃにぃ~
桑原そら:なんと
動木二四三郎:めちゃくちゃあらぶっておる
ウィンプ:ここで動かなきゃヤバいんじゃい
ウィンプ:マイナーなし。さっき宣言忘れてた
ウィンプ:メジャー、コンボ『サンダーソング』《雨粒の矢》《完全なる世界》
ウィンプ:シーン(選択)でPC全員が対象。
ウィンプ:命中判定します
ウィンプ:10dx9+12
DoubleCross : (10DX9+12) → 8[1,2,3,4,4,5,6,6,6,8]+12 → 20
ウィンプ:さっきもこんなんだったな……
御凪 蓮:暴走リア不!
動木二四三郎:回避!
鷺森七夏:《切り払い》
動木二四三郎:1dx
DoubleCross : (1DX10) → 1[1] → 0 (ファンブル)
動木二四三郎:www
御凪 蓮:あらまあ
鷺森七夏:5dx+20>=20
DoubleCross : (5DX10+20>=20) → 10[1,8,8,8,10]+5[5]+20 → 35 → 成功
桑原そら:わあ
GM:そういうこともある
鷺森七夏:鷺森七夏の侵蝕を1(→ 1)増加 (125 → 126)
GM:うわよけた
桑原そら:さすがだ
桑原そら:ガードです
ウィンプ:ではダメージ
ウィンプ:3d10+24 装甲ガード有効
DoubleCross : (3D10+24) → 18[3,9,6]+24 → 42
ウィンプ:よっし
動木二四三郎:死~!
御凪 蓮:アームスーツ込でも倒れる!
動木二四三郎:水口さんのロイス切って復帰!
御凪 蓮:緋連雀君へのロイスをタイタス化して復活
ウィンプ:やっとロイスが切れた~~~~
桑原そら:42ダメージから54引くので無傷です
ウィンプ:!?
ウィンプ:あんたなに?
桑原そら:うふふふ
動木二四三郎:かたすぎ
御凪 蓮:御凪蓮のHPを14(→ 14)減少 (26 → 12)
GM:演出いきます
動木二四三郎:「ほんなら、これで」
動木二四三郎:幻覚の傷に足を止めた瞬間
動木二四三郎:ウィンプの足元へと、水黽が滑り込む。
ウィンプ:「!」
動木二四三郎:波紋のように伝わる振動で足元が覚束なくなり、立っているのも難しいだろう。
動木二四三郎:「そらちゃん先輩さんが防いで、ボスが崩して」
動木二四三郎:「最後にこうやって止める」
動木二四三郎:「これが一番楽出来てええんですよねえ」
ウィンプ:「ら、楽なんてさせて」バチバチと稲妻が周囲を走る。
動木二四三郎:「……もうええんちゃいます?このままやったら」
ウィンプ:「たまるもんですかっ」
動木二四三郎:「どこにも引き返せんくなるよ、キミ」
ウィンプ:「そんなの、そんなの」
ウィンプ:「きちんと居場所のあるあんたたちには、わかんない!」
ウィンプ:「あたしは頑張らなきゃ、仲間も、友達も、なんにも手に入んないんだもん!」
ウィンプ:バチ、と足下に電磁波の衝撃。薄く浮き上がることで一時的に振動から逃れる。
ウィンプ:味方がいないということは、ある意味では楽なことだ。
ウィンプ:全ての力を自分に注げる。相討ちを気にすることもない。
ウィンプ:再びあなたたちに、稲妻が襲いかかる!
動木二四三郎:「ぐげーっ!?」
鷺森七夏:「……そういう風に教えた大人が、君の近くにいるのかな」呟きながら。
動木二四三郎:油断していたので正面から思いっきり雷に貫かれる!
鷺森七夏:予備動作を見ると同時に、今度は前方へ深く屈む。弾かれるようにしてその姿が前へ飛んだ。
鷺森七夏:仲間を気にかけない無差別広範囲の雷撃も、自分自身を巻き込むわけにはいかない。電撃が爆ぜる瞬間に、その懐へと入り込む。
鷺森七夏:”ウィンプ”の肩に手をつきながら体操選手めいて体を捻り、後方へと着地した。
鷺森七夏:毛先ばかりが僅かに焼け焦げたのを見て、それを指先で繰る。ふう、と火花を吹き消した。
桑原そら:ふう、と大きくひとつ息を吐き出して
桑原そら:バチン、と自身の通電回路を一時的に遮断し
桑原そら:空になった回路に雷を通して、自分のエネルギーに変換する
御凪 蓮:「やあやあ、お見事」
御凪 蓮:雷撃に貫かれ痺れの残る体で、どうにか体勢を立て直す。
動木二四三郎:「皆さん結構なお手前で……けほ」
動木二四三郎:「やっぱり向いてへんなあ、こういう子の相手は」
動木二四三郎:「……帰る所、あるんやけどなあ」
動木二四三郎:先ほど垣間見た怪盗の心の景色を思い起こしながら、ウィンプを見つめて独り言ちる。
鷺森七夏:「……今の、かなり最後の力を振り絞った感じに見えたけど」
鷺森七夏:「そろそろ、大人しくしてもらうわけにはいかない?」
鷺森七夏:「それ以上頑張ったら……君は、どこにも帰れなくなるかも」
ウィンプ:ちらり、ともう戦えない友人を見る。
緋連雀:「ウィンプ……」
ウィンプ:「……あと」
ウィンプ:「もうちょっとだけ……っ」
ウィンプ:歯噛みして、あなたたちをまだ見ている。
鷺森七夏:「……」溜息。
鷺森七夏:「まあ……一度走り出したら、立ち止まるのも大変だよね」
鷺森七夏:「なら。こっちももう少しだけ、手を貸してあげるよ」
鷺森七夏:ウィンプに「○庇護/脅威」でロイス取ります。
GM:では今度こそ9の蓮さんどうぞ
御凪 蓮:はーい!
御凪 蓮:マイナーで戦闘移動、ウィンプと鷺森さんのエンゲージへ
御凪 蓮:メジャー、<居合> コンボ:花蝶風月
御凪 蓮:対象はウィンプ。白兵攻撃。対応なければ命中判定!
ウィンプ:どうぞ!
御凪 蓮:7DX+21+0@10 (侵食上昇4、侵蝕100~)
DoubleCross : (7DX10+21) → 10[2,2,3,5,10,10,10]+10[5,8,10]+8[8]+21 → 49
御凪 蓮:お?
御凪 蓮:調子良いじゃない
ウィンプ:ヒー
ウィンプ:ドッジします
桑原そら:バディムしますか?
ウィンプ:うわっ
御凪 蓮:ありがとう!もらいます
桑原そら:ではバディムーブ!52に
ウィンプ:ど、ドッジします……
ウィンプ:5dx>=52
DoubleCross : (5DX10>=52) → 9[3,4,6,8,9] → 9 → 失敗
ウィンプ:ダメージどうぞ!
御凪 蓮:ダメージ前になにかする人いる?
動木二四三郎:もちろん
動木二四三郎:力の法則だオラ―ッ!
ウィンプ:ギャー!
御凪 蓮:ありがてえ!
御凪 蓮:+6d10でしたっけ
動木二四三郎:イエス!
御凪 蓮:では改めてダメージ!
ウィンプ:どうぞ……
鷺森七夏:あ、じゃあ
鷺森七夏:私も最後のフォールンサラマンダーつかお
ウィンプ:うわーっ
御凪 蓮:うおー
鷺森七夏:2Dふやしといて
御凪 蓮:ありがとう!
動木二四三郎:大盤振る舞い!
御凪 蓮:ではえーと
御凪 蓮:ダメージダイスが命中分6、Rエンハンサーで1、力の法則6、フォールンサラマンダー2
御凪 蓮:固定値はアームドスーツと強化素材込で32です
御凪 蓮:改めてダメージ!
御凪 蓮:6d10+1d10+6d10+2d10+32 (侵食100~、アームドスーツ)
DoubleCross : (6D10+1D10+6D10+2D10+32) → 21[8,3,1,2,1,6]+1[1]+30[2,7,6,10,2,3]+17[10,7]+32 → 101
ウィンプ:?????
動木二四三郎:よっしゃぁ!
動木二四三郎:三桁いえーい
御凪 蓮:やったー届いた!101点です
桑原そら:すごい!
ウィンプ:えー、HP84装甲なしで万全でもだめだったんですけど
ウィンプ:さっきNPCにもやられたんで、HP59でした
ウィンプ:倒れ、復活エフェクトなし
ウィンプ:戦闘不能です
動木二四三郎:しゃあっ
鷺森七夏:やったあ
GM:あなたたちの勝利です
御凪 蓮:やったー!
桑原そら:わあい
御凪 蓮:御凪蓮の侵蝕を4(→ 4)増加 (123 → 127)
動木二四三郎:浸蝕124!
動木二四三郎:稲妻を迸らせるウィンプの周囲を
動木二四三郎:渦を巻くように羽虫の群れが旋回し、電撃の拡散を防ぐ幕となる。
動木二四三郎:「これ以上近づけたら打ち落とされてまうんで……直接行ける人、あとおねがいしますー!」
桑原そら:雷の中に少しだけ、自分の電磁場を構築し
桑原そら:「足元も、これで大丈夫のはずです!」
鷺森七夏:「ん、それじゃ──」
鷺森七夏:ダンッ!と、今までになく大きな音がして加速する。"ウィンプ"の周囲を巻く風の中へ、その影がかき消える。
鷺森七夏:相手の視界を断って、死角から仕掛ける。初手と同じ仕掛け。何より、敢えてその速度が強く印象に残るように立ち回ってきた。
鷺森七夏:警戒させるには十分。何もない風の中に、本命の一撃を探させるための動き。……たとえそれが陽動であると看破できたとしても、眼前の御凪に全ての注意を注ぐ訳にはいかなくなる。
御凪 蓮:「ありがたい」
御凪 蓮:「ここまでお膳立てされたら、決めなければな」
御凪 蓮:御凪の舞が始まる。足さばきがいくつもの円を描きながら、前へ、前へ。
御凪 蓮:りぃん、りぃんと。鈴のように高い音を鳴らして、鬼狩りは踊る。
御凪 蓮:三人の支援でウィンプの迎撃はない。容易に間合が詰まる。
御凪 蓮:「疾っ──!」
御凪 蓮:抜き払った絶閃。居合の一太刀がウィンプに届く──
御凪 蓮:寸前で、刃が止まる。
御凪 蓮:「一つ」
御凪 蓮:「君に伝えたいことがあった」
ウィンプ:「……!」目を閉じかけて。
ウィンプ:「え?」
御凪 蓮:「初めの思惑はどうあれ、その後の経緯はどうあれ」
御凪 蓮:「何者でもなかった彼を導いて、『自分』を見つけさせたのは君だ」
御凪 蓮:「君が、彼を助けた」
ウィンプ:「…………」
御凪 蓮:「この街の一員を助けてくれたこと、感謝する」
ウィンプ:「……感、謝?」
ウィンプ:「し、知らない。そんなんじゃない。あたしは……」
ウィンプ:間合を測る。もう逃げられない。
ウィンプ:「……やんなさい」
ウィンプ:「そしたら、受け入れてあげてもいい。その感謝とかいうの」
ウィンプ:大きく、手を広げた。
御凪 蓮:「……」
御凪 蓮:ふっ、とため息をついて。
御凪 蓮:「頑固者め」
御凪 蓮:刃を振り抜く。鬼斬りの絶閃が少女を斬り裂く──
御凪 蓮:ことはなく。
御凪 蓮:峰打ちのように、ただ押し飛ばす。
ウィンプ:「……きゃっ!?」
ウィンプ:押し飛ばされ、足下がおろそかになり、ぺたんと倒れ込みかける。
ウィンプ:ぽかんとした顔で、下からあなたの顔を見つめている。
御凪 蓮:「やあ、生憎」
御凪 蓮:「ぼくの刀は鬼を斬るものでして」
御凪 蓮:「女の子相手にはなまくらなんですよ」
御凪 蓮:「これで精一杯です。……受け入れてもらえます?」
ウィンプ:「……ばっかじゃないの」
ウィンプ:「ばっかじゃないの!」
ウィンプ:間合を測る。
ウィンプ:……もう、逃げられない。どうやら。
ウィンプ:この町の、お人好しどもの伸ばした手からは。
ウィンプ:「う、う、う」
ウィンプ:「うわああああん!!」
ウィンプ:張り詰めた糸が切れたかのように、涙をぼろぼろと流して。
緋連雀:「……ウィンプ!」
緋連雀:身体を引きずるようにして、のっぺらぼうがひとり、近付いてくる。
緋連雀:「……ごめん」
ウィンプ:「ううううう、ばかああああ」
緋連雀:「……止めてあげられなくて、ごめんね」
ウィンプ:「…………」
ウィンプ:ぐすぐすと泣きながら、首を大きく横に振った。
GM:こうして、『怪盗・緋連雀』の事件は終結する。
GM:予告状が町を騒がせることは、もうないだろう。
バックトラック
GM:バクトラのお時間ですー
御凪 蓮:うおー
GM:今回のEロイスおよび相当アイテムはふたつ!
GM:《Eロイス:盾砕きの毒》『慰石の欠片』
GM:振る人はどうぞー
動木二四三郎:ふるー!
御凪 蓮:もらいます!
動木二四三郎:124-2d10
DoubleCross : (124-2D10) → 124-14[7,7] → 110
鷺森七夏:126-2d10 うおお
DoubleCross : (126-2D10) → 126-15[9,6] → 111
御凪 蓮:127-2d10
DoubleCross : (127-2D10) → 127-10[6,4] → 117
桑原そら:ふりません
動木二四三郎:いい具合だぜ城之内
鷺森七夏:1倍でよさげ
桑原そら:等倍で
鷺森七夏:111-6d10
DoubleCross : (111-6D10) → 111-28[1,8,8,5,5,1] → 83
動木二四三郎:でもって等倍!
御凪 蓮:117で残りロイス5つ……
御凪 蓮:倍で
動木二四三郎:110-5d10
DoubleCross : (110-5D10) → 110-28[5,5,2,8,8] → 82
御凪 蓮:117-10d10
DoubleCross : (117-10D10) → 117-44[4,5,2,5,1,3,6,3,9,6] → 73
桑原そら:113-6d10
DoubleCross : (113-6D10) → 113-41[8,8,10,6,4,5] → 72
動木二四三郎:綺麗に5点!
御凪 蓮:ただいま!
GM:おかえりーー
御凪 蓮:3点です
桑原そら:5点です
桑原そら:ただいまです!
御凪 蓮:ただいま!
GM:ではざっくり経験点配布まで
鷺森七夏:5点っす
GM:いつもの5点・シナリオ5点・交渉に時間がかからなかったので3点 計13点
GM:そしてEロイス2点とDロイスがウィンプの実験体で3点
GM:これに侵蝕分足してください
桑原そら:21点!のはず!
御凪 蓮:19点かな
GM:5点組は21点ですね
鷺森七夏:21点いただきま
動木二四三郎:21!
動木二四三郎:うましうまし
GM:はーい、GMは29点な感じがします
GM:めしあがれー
桑原そら:んまんま
御凪 蓮:もぐもぐ
GM:では、帰還お疲れ様でした!
桑原そら:お疲れ様です!
GM:ウィンプ・緋連雀両名はあなたたちの活躍で確保。
GM:二名とも、捕まってからは反抗的な態度はさして取らず、大人しくしているという。
GM:ある程度自由になるのは先のことかもしれないが、ひとまず事態は落ち着いたといえる。
エンディング1 桑原 そら
【雨宿町役場・地下】あるいは【UGN雨宿支部・簡易拘置所】
GM:事件が終わった後、あなたは支部長に呼ばれ、拘置されているウィンプの元を訪ねるよう指示された。
GM:なんでも、向こうからの希望であるらしい。
八千代 路夜:「まだあまりいろいろ話そうとはしてくれないんだけど」
八千代 路夜:「桑原さんたちならいい、ってそれだけ言うのよ」
八千代 路夜:「いきなり打ち解けるのは難しいかもしれないけど、話し相手になってあげてくれる?」
桑原そら:「はい!もちろんです!」
八千代 路夜:「さすがに、差し入れまでは難しいけど」
八千代 路夜:「こちらとしても、穏便に我々の側に来てくれるならそれに越したことはないものね」
八千代 路夜:「じゃあ、よろしくね」
GM:そうして、あなたはあまり使われていない拘置所の、教えられた部屋へと辿り着いた。
桑原そら:「こんにちは、お久しぶりです」コンコン、とノックをしてから扉を開けて挨拶を
ウィンプ:「…………」むすっとした顔で、分厚いアクリルの向こうにいる。
ウィンプ:「来た」
ウィンプ:「ちょっと、ちょっとちょっと」ずかずかとアクリル壁ギリギリまでやって来て。
ウィンプ:「なんなのあいつら、ここの支部!」
桑原そら:「あいつら?といいますと?」
ウィンプ:「いろいろ聞きに来た支部員?の奴ら! 信じられないんだけど!」
ウィンプ:「尋問の仕方、わかってんの!?」
ウィンプ:「『話してくれたら、お菓子あげてもいいから……』」
ウィンプ:「馬鹿!?」
桑原そら:「おや、でも尋問されたいわけではないでしょう?」
ウィンプ:「された方がマシ!」
桑原そら:「ここの支部はのんびりしてるんですよ」
ウィンプ:「……いや、どうかな……ともかくお菓子はどうよ!」
桑原そら:「お菓子、美味しいじゃないですか」
ウィンプ:「美味しいけど! 子供じゃないんだから!」
桑原そら:「わたしならパンケーキで手を打ちます」
ウィンプ:「…………」
ウィンプ:「食べたことない。美味しいの?」
桑原そら:「美味しいですよ!いつも行くお店があるんですが」
桑原そら:「すっごく量が多いので1人で行くのはおすすめしません」
ウィンプ:「ま、どうせ行けるのはずーっと先になるだろうし」
ウィンプ:「はー、しょうがないわ。あんたならまだマシでしょ」
桑原そら:「ずっと先になるかどうかはウィンプさんの態度次第でしょうね」
桑原そら:「わたしとお友達になればいつでも一緒に行きますよ」
ウィンプ:むう、という顔をして、それから。
ウィンプ:「あのさ。呼んだのは、んー、話があるから」
ウィンプ:「あっ、そのお友達になりましょう、とかじゃないわよ!」
桑原そら:「んふふふ、そちらでも構いませんが」
桑原そら:「お話の方をお聞きしましょうか」
ウィンプ:「これは、うちのセルの尖兵としての話」
ウィンプ:「言っとくけどあたし、新入りで下っ端だから大したことは知らないの」
ウィンプ:「代わりに、もし捕まったらここまで話しとけって言われてる」
桑原そら:「ふむ」
桑原そら:「話しておけ、ですか」
ウィンプ:「……捕まるだろうと思われてたんだろうなあ……」ぽつりと。
桑原そら:「捕まえたのがわたしたちで良かったですね、美味しいお菓子もついてきますよ」
ウィンプ:「お菓子はいいの!」
ウィンプ:「上の奴ら、もし隠れられないならいっそ知らせろって言うのよ」
ウィンプ:「あたしたちのセルの名前は『ティアーズ』」
桑原そら:「涙、ですか」
ウィンプ:「そうみたい」
ウィンプ:「なんで知らせたいのかは、全然わかんない。何考えてるかわかんなくて」
ウィンプ:「……人はなるべく殺すなとか、建物も壊すな、とか」
ウィンプ:「わけわかんなくない? その範囲で暴れろって何?」
ウィンプ:「頑張ったのよ、これでも」
桑原そら:「ふむふむ」
桑原そら:「手当たり次第に悪事を、というわけではないのは」
桑原そら:「ウィンプさんの行動からも察せましたが」
桑原そら:「セルの行動指針がずいぶんFHらしくない…という感じもしますね」
ウィンプ:「まあ、あたしなんかは別に、処分されないならなんでもだったけど」
桑原そら:「誰しも死にたくはないものですからね」
桑原そら:うんうん、と頷いて
ウィンプ:「それくらい。あとは特に話すことはないわ」
ウィンプ:「大人しくはしてるつもりだけど」
桑原そら:「緋連雀さんのことも聞かなくて大丈夫ですか?」
ウィンプ:「…………」
桑原そら:「あなたの大切なお友達でしょう?」
ウィンプ:「だって」
ウィンプ:「あいつ、もうあたしなんかと付き合わない方がいいでしょ」
桑原そら:「おや、なぜでしょう」
ウィンプ:「せっかく怪盗じゃなくなったんだから」
ウィンプ:「……勝てなかった時点で、あんたたちのお友達」
桑原そら:「いえいえ、そこは大きな間違いですね」
桑原そら:「お友達は増えるものですから」
桑原そら:「あなたがお友達じゃなくなるわけじゃありません」
桑原そら:「最初に手をとったのはあなたですよ」
ウィンプ:「だって」
ウィンプ:「だって、あたし、結局あいつのこと利用してたんだよ」
桑原そら:「捕まえるときにも言いましたが」
桑原そら:「悪いことをしたらごめんなさい」
桑原そら:「これではなまる満点です、仲直りすればいいんですよ」
桑原そら:「黙っていることが悪いことだとは限りません」
桑原そら:「人を守るために偽ることも確かにありますから」
ウィンプ:「…………」軽く目を拭って。
ウィンプ:「あんたたちにそれを言うのは、もうちょっとかかると思う。けど」
ウィンプ:「ちょっと待って!」
ウィンプ:備え付けの机の上にあった便箋らしきものに、ざくざくと何か書き足している。
ウィンプ:「……うん」
ウィンプ:それを畳んで、あなたに差し出した。
ウィンプ:「これ。あ、あんたにじゃないわよ」
ウィンプ:「緋連雀に書いたの。渡しといて」
桑原そら:「ええ、確かに受け取りました」
ウィンプ:アクリルのスリットから、便箋と筆記用具が出てくる。
桑原そら:「わたしはまた会いに来ますから、いつでもお任せくださいね」
ウィンプ:「中身は見られるんだろうけど。別に妙なことは書いてないから」
ウィンプ:「……そう」
桑原そら:「わたしはこの手紙を読むことはしませんよ」
桑原そら:「上はどうしても確認が必要になることもありますが」
ウィンプ:「そりゃそうよ。そこまでされなかったらほんとに呆れてた」
ウィンプ:「あの」
ウィンプ:「また、来るのね」
桑原そら:「はい、なんでしょう」
桑原そら:「ええ、また来ます」
桑原そら:「今度はお菓子をもってきましょうか」
桑原そら:ふふふ、と楽しげに笑って
ウィンプ:「子供じゃないって言ったでしょ!」
ウィンプ:「大体外出たってこの町、似たような道ばっかですぐ迷うし」
ウィンプ:「おせっかい焼きのお人好ししかいないし」
ウィンプ:「変なとこ」
ウィンプ:「……だから」
ウィンプ:「もう少し、教えて。ここのこと」
桑原そら:「ええ、少しずつこの町を知ってください」
桑原そら:「きっと好きになりますよ」
ウィンプ:「どうだか!」
桑原そら:「わたしは先輩ですのでいろいろ教えて差し上げますね」
桑原そら:「なんてったって、わたしは大きなそらですので!」
エンディング2 御凪 蓮
GM:緋連雀は支部で保護された後、恒例通りに天弓山の御殿へと連れて行かれることとなった。
GM:そちらのあやしたちの中にも、力を盗まれた者がいくらかおり、返却をする必要もある。
GM:あなたは緋連雀を連れ、山道を登っていくところだ。
【天弓山・山道】
GM:険しい道というほどでもないが、御殿に辿り着くには回り道が必要だ。
GM:そのままでは見過ごしてしまうような、目くらましの術……オルクス能力が働いている。
緋連雀:「はあ、はあ……」
緋連雀:「結構、遠いのだな……」
御凪 蓮:「あまり街から近いと、それはそれで色々と厄介がありますからねえ」
緋連雀:「うん……」
緋連雀:もう見えない街並みを見下ろすようにする。
御凪 蓮:「寂しいですか?」
緋連雀:「少し」
緋連雀:「新しいところも、緊張するし、あと」
緋連雀:「……また、謝らないといけないし……」
御凪 蓮:「それは仕方ない」
御凪 蓮:ぴしゃりと言う。
緋連雀:「はい……」顔は見えないが、しゅんとしているようだ。
御凪 蓮:「理由はどうあれ、迷惑をかけてしまったのは事実ですから」
御凪 蓮:「悪いことをしたら謝る。とても大事なことです。結構、難しいですけどね」
御凪 蓮:「……でも、そのほうが区切りもつくでしょ?」
緋連雀:「前にも聞いたなあ、それ」
緋連雀:「区切り、か……」
緋連雀:「区切ったら、僕はまた別の何かになれるんだろうか?」
緋連雀:「そこが、まだわからなくて」
御凪 蓮:「ふむ」
御凪 蓮:パタン、と開いていた扇を閉じて。
御凪 蓮:「そうですね。厳しいことを言うようですが」
御凪 蓮:「全く別の何か、にはなれないでしょうね」
緋連雀:「やはりそうか……」
御凪 蓮:「より正確に言うなら」
御凪 蓮:「君がどんなふうに変わっても」
御凪 蓮:「君が君であることに変わりはないからです」
緋連雀:「…………」
緋連雀:「僕は、ずっと自分のことを『盗むもの』だと思っていた」
緋連雀:「でも、あなたたちと話していると、どうもそれだけじゃなくてもいいみたいで」
緋連雀:「変わっても、僕は僕でいられる」
緋連雀:「そう受け取ってもいいのだろうか?」
御凪 蓮:「うん。その解釈で正しいと思う」
御凪 蓮:「自分というのは必ずしも、確かな一つに定める必要はない」
御凪 蓮:「人によって見せる顔、表情を変えるというのはごく当たり前のことで」
御凪 蓮:「それは必ずしも偽りというわけじゃない」
御凪 蓮:「全部自分の顔なんですよ」
御凪 蓮:「君がこれから、どんな顔を選ぶことになるかは君次第」
御凪 蓮:「だけど、一つに決めつけなくていい。どんな顔をしていても、君は君です」
緋連雀:「むむ」ない顔をむにむにとこねくり回して。
緋連雀:「……覚えておきたい」
緋連雀:「あなたも、そうなのか?」
御凪 蓮:「おや、分かります?」
緋連雀:「なんだか、言葉に実感を感じた」
御凪 蓮:「よくおわかりだ」
御凪 蓮:照れくさそうに苦笑する。
御凪 蓮:「ええ、概ね実体験ですよ。えらそうに言っておいてなんですけどね」
緋連雀:「いや。だからか、なんだか……」
緋連雀:「とても、響いた気がする」
御凪 蓮:「だと嬉しいな」
緋連雀:「そうだ。あなたには、予告状を落としてしまっていたっけ」
緋連雀:「あれは、本当に偶然だったんだけど……」
緋連雀:「よかったな。あなたで」
緋連雀:うん、とうなずいてまた足を動かす。
緋連雀:「『一番大切なもの』だなんて書いておいて、それが何なのか全然わからなかったし」
緋連雀:「今もわかってない。お金でも、アルバムでも、力でもないみたいで」
緋連雀:「でも、わからないってことはわかった、気がする」
御凪 蓮:「人間、顔をいくつも持ってますからねえ。一つに絞るというのは難しい」
御凪 蓮:「責任ある立場だったり、家族としての立場だったり。あとは友人として──」
御凪 蓮:「……ああ、そうだ」
御凪 蓮:扇を懐にしまって、代わりに取り出す。
御凪 蓮:「どうぞ。あなたに向けて預かってきました」
緋連雀:「僕?」
御凪 蓮:桑原から預かってきた手紙を差し出す。
緋連雀:手を伸ばしてそれを受け取る。
緋連雀:「…………」
緋連雀:「……はは」
緋連雀:「…………」
緋連雀:ぎゅっと、便箋を握り締めそうになって、止めて。
緋連雀:「あの、山を下りたら、あの子に」
緋連雀:「ウィンプに、伝言があって」
緋連雀:「『忘れない』って」
緋連雀:「お願いします」頭を下げる。
御凪 蓮:「確かに伝えます」
御凪 蓮:「……ふふ。『盗むもの』でない別の自分、か」
御凪 蓮:「まずは一つできたんじゃないですか?」
緋連雀:「えっ?」
御凪 蓮:「『友達』」
緋連雀:「……あ」
御凪 蓮:「まずは第一歩。おめでとうございます」
御凪 蓮:「あるいは君たちはとっくに、踏み出していたのかもしれないけどね?」
緋連雀:「僕、僕は」
緋連雀:「いつかは、そしたらなれるだろうか。あの子の言っていた」
緋連雀:「『夜を切り裂いて現れる、無敵のエンターテイナー』」
緋連雀:「怪盗ではなくても、みんなを楽しませられるような、そんな」
緋連雀:「華やかで、格好いい存在にも」
御凪 蓮:「それが、今の君の夢?」
緋連雀:「多分。……あ、また変わるかもしれないけど」
緋連雀:「夢のひとつ、とそういう風に考えてもいいんだろうか」
緋連雀:「僕は、なんにでもなれて、それでも僕でいられる、と」
御凪 蓮:「いいじゃないですか。囚われる必要はないけれど」
御凪 蓮:「目指しちゃいけない謂れもない」
御凪 蓮:「皆に夢を届ける魔法の存在!」
御凪 蓮:「私は応援するよ、"緋連雀"」
御凪 蓮:「次のアピールタイムが楽しみだ」
緋連雀:「……うん。うん!」
緋連雀:「初代にも、礼を言わないと。この名前を許してくれた」
御凪 蓮:「いつかお礼を言いに行くといい」
御凪 蓮:「君もしばらく監察とかつくだろうから、すぐにとは言えないだろうけど」
御凪 蓮:「また街に降りられる時は来るさ。そのときにね」
御凪 蓮:「その頃には君の友達も、いくらか自由になってるかもしれないしね?」
緋連雀:「うん。そうする」
緋連雀:「……悪いことをしたと思う。謝らないといけない。でも」
緋連雀:「どうしてだろうか。その先のことを考えると、やっぱり……少し楽しみなんだ」
御凪 蓮:「……そうか」
御凪 蓮:何もない顔に表情を見た気がした。
御凪 蓮:いい顔しているじゃないか。
GM:やがて、目の前にゆらりと大きな御殿の門が見えてくる。
GM:中に辿り着けばあなたの役目は終わるだろう。
緋連雀:「…………」もう一度、振り返って遠い町を思うようにし。
緋連雀:「では、さらば」
緋連雀:「緋連雀、でした」
緋連雀:くるりと振り返って、門に向かった。
御凪 蓮:「また会う日まで」
御凪 蓮:夢の叶う日を願って、勝手にそんな言葉を付け足した。
エンディング3 動木二四三郎
GM:事件が消息を迎え、調査部も一旦は落ち着きを取り戻した。
GM:今回の被害者でもある水口亜衣は……。
【雨宿町・『(株)ピカピカ』社屋前】あるいは【UGN雨宿支部・調査部および処理部前】
動木二四三郎:「ん、んんんー」
動木二四三郎:「んにゅにゅにゅ~~!」
動木二四三郎:「あと、もうちょっとぉ……!」
動木二四三郎:建物前に置かれた自販機の下に腕を突っ込んで
動木二四三郎:苦悶の表情で指を伸ばしている
水口亜衣:そんな中、足音がコツコツと近付いて来て。
水口亜衣:あなたの隣で、また止まった。
動木二四三郎:「およよ?」
動木二四三郎:顔だけをそちらに向ける
水口亜衣:「…………」
水口亜衣:「またやってる……」ため息をつく。
動木二四三郎:「水口さーん!」
動木二四三郎:「毎度おおきにー」
水口亜衣:さすがに事件の直後は休みをもらっていたようだが、今は元気そうだ。
動木二四三郎:転がったまま朗らかに挨拶。
動木二四三郎:「あとちょっとなんですよー……ふにゅにゅにゅ……」
動木二四三郎:そのまま続行。
水口亜衣:「…………」
水口亜衣:「……傾け、ましょうか?」
動木二四三郎:「!」
動木二四三郎:ぱあっと表情が明るくなる
動木二四三郎:「ぜひ!!」
水口亜衣:「もう、今回だけですよ!」
水口亜衣:「いろいろお世話になったから、これくらいはしないと……」ぶつぶつ言いながら。
水口亜衣:それでも、えい、と自販機をどうにか傾ける。
動木二四三郎:「よーしよしよし……おおッ」
動木二四三郎:「とれましたー!」
動木二四三郎:のびやかに立ち上がる、その指先には
動木二四三郎:薄汚れた五円玉が挟まれている。
動木二四三郎:「朝から素敵なご縁がありましたねー」
動木二四三郎:「どーもどーも」
動木二四三郎:にこやかにお辞儀。
水口亜衣:「五円でそこまで喜ぶと思わなかった……」
水口亜衣:「というか、これくらいは、じゃないですよ」
水口亜衣:「この程度じゃお礼には足りないような気がするんですけど!」
動木二四三郎:「お礼って……ああ」
動木二四三郎:「ええんですよ、こんなもんで」
動木二四三郎:「今、水口さんに助けてもらって嬉しかったんで」
動木二四三郎:「嬉しい気持ちと嬉しい気持ちで交換するんが、一番ちゃいます?」
水口亜衣:「……え」
水口亜衣:眼鏡の奥で、目が丸くなる。
水口亜衣:「私、今動木さんを助けて……」
動木二四三郎:「はい!」
動木二四三郎:「助けられました!」
動木二四三郎:「いつも助かってます、色んなこと教えてもらって、お世話してもらって」
水口亜衣:「も、もう」
水口亜衣:「そんなこと言われたら、そんな……」
水口亜衣:「ずるいですよ」照れているようだ。
水口亜衣:「嬉しくなってしまう」
動木二四三郎:「えへへ」
動木二四三郎:「せやったらよかったです」
動木二四三郎:「あ、そうや」
動木二四三郎:「返してもらうもん、一個だけありました」
水口亜衣:「あら、何?」
動木二四三郎:パチッと指を鳴らすと
動木二四三郎:水口の鞄の中から、半透明の蟋蟀が飛び出してくる。
水口亜衣:「きゃ」
動木二四三郎:「『お守り』の種明かしです」
動木二四三郎:「あんなゴミみたいなモン、捨てずに持っといてくれたから」
動木二四三郎:「あん時に間に合ったんですよ」
水口亜衣:「…………」
水口亜衣:「あの時の」カバンを探る。
水口亜衣:薄汚れたビールの王冠を取り出す。
動木二四三郎:「水口さんはラッキーガールです」
動木二四三郎:「これからもきっと、ええことありますよ」
動木二四三郎:「駿くんにも」
水口亜衣:「……あなたが運んできてくれたくせに」
水口亜衣:「ええ、いいこと、たくさん。私と家族に持っていかないとね」
動木二四三郎:「ですです!」
動木二四三郎:「そのためにはお給金!」
動木二四三郎:「本日もお仕事がんばりましょー」
動木二四三郎:ニコニコと、水口に先んじて扉を開く。
水口亜衣:「ええ、頑張りましょうね……と」
GM:雑然とした社屋の中には、とりあえず人影がひとり。
時田 久則:「おう、動木か」
動木二四三郎:「あ、ボスがいてはるー、ボスー」
動木二四三郎:「報告書持ってきましたよー」
動木二四三郎:「赤ペン少な目でお願いしますー」
時田 久則:「おお、見せてもらおうか……」どっこらしょ、と立ち上がって。
時田 久則:そのまま、会議室の方へとあなたを連れて行く。
水口亜衣:「あっ社長、最近領収書いただいてないんですけど、溜めてますね?」
時田 久則:「やべ、急げ」
水口亜衣:「社長! ちょっと! 先月も言いましたよね!」
動木二四三郎:「あはは!とんずらとんずら!」
動木二四三郎:ニコニコと水口の方へと手を振って
動木二四三郎:時田と共に会議室に転がり込む。
水口亜衣:もう、という顔であなたたちを見送る。
時田 久則:「よしよし、撒けたな」
時田 久則:「で、報告書か」
動木二四三郎:「はいなはいな」
動木二四三郎:「まー、そらちゃん先輩さんの方からも出てるでしょうから」
動木二四三郎:「ボクの分は蛇足かもしれませんけど」
動木二四三郎:会議室の椅子に腰を下ろし、ややボリューム薄めの紙束を差し出す。
動木二四三郎:「あの子らは大丈夫ですよ」
動木二四三郎:「お互いだけやったら、ちょっと心配かなって気もしますけど」
動木二四三郎:「そらちゃん先輩に、蓮さんに鷺森さん」
動木二四三郎:「新しい繋がりが出来てますから」
動木二四三郎:「ええチームでしたね」
時田 久則:「お前さんも含めてな」紙束を受け取り、めくる。
動木二四三郎:「あはは!ボクはどうなんですかねー」
動木二四三郎:「仕事でついてっただけですよ、仕事で」
時田 久則:「いいチームだってのは、そういうこったろ」
時田 久則:「おまけがひとりいただけじゃあ、残りがいくらちゃんとしててもチームにはならねえだろ」
時田 久則:「お前もよくやったんだよ、動木」
動木二四三郎:「……アレですねー」
動木二四三郎:「そういうとこストレートにグイグイ来るから」
動木二四三郎:「やりにくいんですよねー、ボスは」
動木二四三郎:「……お給金、弾んでくださいよ?」
動木二四三郎:照れ隠しのようにコーヒーをすする。
時田 久則:「俺ぁ人を選ぶからな。こういうタイプはほめる」
時田 久則:「その方が反応が面白い」ククク、と笑う。
動木二四三郎:「いじわるやわぁ」
動木二四三郎:こちらもクスクスと笑う
時田 久則:「ま、いいんじゃねえのか。多様な視点ってやつだ」
時田 久則:ぱん、と書類を叩く。
時田 久則:「確かにうちは部署がややこしいから、報告書の数が増えて大変だがな」
動木二四三郎:「そういうの、大事にしてるっちゅうことですよね」
動木二四三郎:「何が重要かなんて、人それぞれってこと」
動木二四三郎:「その辺でいうたら、まあ……今回は」
動木二四三郎:「やりにくい仕事でしたねー」
時田 久則:「やりにくかったか」
動木二四三郎:「です」
動木二四三郎:「『周りを見ろ』とか『やり切ったら次にいけばいい』、なんて」
動木二四三郎:「ほら、分かるでしょ」
動木二四三郎:「ボクが言うたら大嘘や」
時田 久則:「…………」
動木二四三郎:くすくすと、自嘲的な含み笑い。
動木二四三郎:「噓つくのが嫌やとか、今更純情ぶるつもりはないですけど」
動木二四三郎:「そういう白々しいのって、対面の相手にはバレてまうもんですから」
動木二四三郎:「あの子らが大人しくしてくれてるんは、先輩さんとか蓮さん、鷺森さんのお陰ですよ」
動木二四三郎:「ああいう相手を止めるために、ボクから言えることなんて無いんです、ホンマはね」
動木二四三郎:「……一番のガキなんですもん」
動木二四三郎:懐から一枚の写真を取り出す。
動木二四三郎:朝霧に霞む、湖の風景。
時田 久則:「……またそれか」
時田 久則:呆れるでもなく、腕を組んでじっと見守っている。
時田 久則:「やりにくかったくせに、いいチームでいい仕事しやがって」
時田 久則:「給料弾んでやるから、もうちょいほめ言葉も受け取っとけよ」
動木二四三郎:「えへへ、考えときます!」
動木二四三郎:朗らかに敬礼ポーズ。
動木二四三郎:(ほんまにこの人は)
動木二四三郎:(お節介焼きなんやもんなあ)
動木二四三郎:どこかむず痒いような気持ちで、数か月前のことを思い出す。
動木二四三郎:この雨宿町に……『ピカピカ』にやってきたばかりのこと。
動木二四三郎:――十数か月前。
動木二四三郎:給料の使い込みについて散々言い咎められ、
動木二四三郎:根負けするように差し出された一枚の写真が、テーブルの上に置かれている。
動木二四三郎:「……別に」
動木二四三郎:「あの村の人らのことなんて、どうでもよかったんですよ」
動木二四三郎:「鉄道会社から保証金も降りる、立ち退きに応じた方が、むしろ」
動木二四三郎:「ほとんどの人がええ暮らしになったんちゃいますかね」
動木二四三郎:「新幹線が通ろうが通るまいが、沼や湖がコンクリートで埋められようが、それはそれでね」
動木二四三郎:「なんも悪いことなんてないんですよ……納得いかへんかったのは、ボクだけで」
動木二四三郎:「そういう駄々みたいなことで、人に同情してもらったりとか、手を貸してもらうんって」
動木二四三郎:「みっともないでしょ?自分の問題なんですから」
動木二四三郎:「少なくとも、ひけらかすようなことやない」
動木二四三郎:「せやから、これでええんです」
動木二四三郎:「もう充分甘えさせてもらってますし」
動木二四三郎:「……内緒にしといてくれます?」
時田 久則:「そりゃ構わんが……」
時田 久則:「…………」
時田 久則:「一体あと何年かかるんだ? そいつは」
動木二四三郎:「さあー、何年でしょうねー」
動木二四三郎:「向こうも中々粘り腰で、あはは」
動木二四三郎:「譲るつもりなんて毛頭ありませんけど」静かな覚悟を秘めた口調で呟く。
時田 久則:「しょうがねえ奴だな……」肩を竦め。
時田 久則:「なら、終わる頃には」
時田 久則:「お前さんがここの一番の古株になってるかもしれんな」
動木二四三郎:「……それまで面倒見てくれるつもりなんです?」
動木二四三郎:「理由がどうあったとこで」
動木二四三郎:「金に困ってる人間なんて、信用に値しないですよ」
動木二四三郎:「ぶっちゃけ、やけくそのつもりで話しましたし」
時田 久則:「かもしれん、だ。異動だってあるかもしれん。俺がいつまでここにいるかも知れん」
時田 久則:「けどな、可能性に賭けるのが好きな人間は、お前さんだけじゃねえんだよ」
時田 久則:「……俺は、町の中のいい居場所になりゃいいと思って、この場所を作った」
時田 久則:「あとひとりくらい抱えんのは、別に構わんさ」
動木二四三郎:「……ああ、そうか」
動木二四三郎:ふと、何かに気付いたように。
動木二四三郎:「『ここ』がそうなんですね……時田さんにとっての……」
動木二四三郎:テーブルの上の写真に視線を落とす
動木二四三郎:「敵わへんなあ、そういうこと言われたら」
動木二四三郎:「下手な仕事、出来ひんじゃないですか」
動木二四三郎:「……時田さん」
動木二四三郎:「ボスって呼んでもええですか?」
時田 久則:「ボス?」目を瞬かせる。
時田 久則:「ああ……まあ別にいいが……なんか妙にむず痒いな」
動木二四三郎:「ふふ、じゃあそれで」
動木二四三郎:「……ええ場所に来れてよかった」
時田 久則:「……お前がな」
時田 久則:「もっといい場所にすんだよ。いいな!」
動木二四三郎:「あいあい!」
動木二四三郎:「まっかせといてください!ボス!」
動木二四三郎:また写真を懐に、心臓の近くのポケットに収めて
動木二四三郎:いつも通り、朗らかに返事をする。
エンディング4 鷺森 七夏
GM:怪盗・緋連雀の事件は鳴りを潜め、あなたは日常へと戻ってきた。
GM:とはいえ、全てが元通りというわけではない。
GM:事後処理こそされたものの、事件は事件として消え去ったわけではない。
GM:その微かな残り香は、教室の中にも漂っているようだった。
【雨宿町・市立篠月高校 教室】
クラスメイト1:「ねえねえ、聞いた? 怪盗・緋連雀の噂」
クラスメイト1:教室の中でわいわいと騒いでいる生徒たちがいる。
クラスメイト2:「あー、あれでしょ」
クラスメイト2:「実は噂になってたのが偽物だったとかいう話」
クラスメイト1:「そうそう、本物はもっとかっこいいんだって」
クラスメイト1:「で、今回の盗難事件の犯人から、盗まれたお金とか取り返してくれたんだって!」
クラスメイト2:「良い人じゃん」
クラスメイト2:「怪盗っていっても泥棒だしな~って思ってたけど」
クラスメイト2:「そういうこともあるんだね」
クラスメイト1:「ねー! 義賊?ってあるんだねえ」
クラスメイト2:「そういうのは確かにかっこいいよね」
クラスメイト1:「それで風のように去っちゃうの、すごい」
クラスメイト1:「フィクションを超えてる」興奮している。
GM:噂話は脚色されて、どこかおとぎ話風になったようだ。
GM:あなたの席にも微かに聞こえてくる。
鷺森七夏:「……よかったねぇ、先代さん」
枠島 翼:「あううう」
鷺森七夏:くっつけた机の上で弁当を広げる友人に、囁くように話しかける。
枠島 翼:「は、恥ずかしいけど……でも、泥棒ってだけよりは、よかった」
枠島 翼:もぐもぐと卵焼きを食べている。
鷺森七夏:……あの子の起源が怪盗・緋連雀という物語であるからには
鷺森七夏:噂が完全に消えちゃったら、また不安定な状態になるかもしれない。
鷺森七夏:なら、別の噂で塗り替えていけばいいんじゃない?という話になった。
鷺森七夏:本人と初代・緋連雀監修のもと、出来上がったのがあの「本物の怪盗緋連雀は別にいて、義賊だった」というお話だったわけだ。
鷺森七夏:「……恥ずかしいかもしれないけど」
鷺森七夏:「あの子には、また。たまにでいいから会ってあげてほしいな」
鷺森七夏:「貴方との事も、たぶん。彼……あ、彼女かもしれないけど」
鷺森七夏:「……にとっては、大切な繋がりだと思うから」
枠島 翼:「……うん」こくりと頷く。
枠島 翼:「うん、そうする。私も、ね」
枠島 翼:「えと、複雑な感じではあるんだけど」
枠島 翼:「緋連雀の名前、継いでくれた子がいるのは、少し嬉しいの」
鷺森七夏:「それは……やっぱり、気に入ってたの?」
枠島 翼:「…………」ぼそぼそと何か言っている。
枠島 翼:「……って、……いいと思うし……」
枠島 翼:「…………」
枠島 翼:「かっこいいと思う……」
鷺森七夏:「ん、何がいいって?」
枠島 翼:「や、その、あの、ちがくて」
枠島 翼:「ちがうの~」手をばたばた振っている。
鷺森七夏:「何が違うんだよう」
枠島 翼:「えっと、あのね。あれは最初は私の……夢みたいなもので」
枠島 翼:「私が、自分でだめにしちゃったの」
枠島 翼:「それで、またあの子が……最初はちょっと、やり過ぎてたけど」
枠島 翼:「名前を継いで、今度は本当に夢の怪盗みたいな噂になれるなら、いいなって」
枠島 翼:「あと、かっこいいと思う……」
鷺森七夏:「夢……そっか、なるほど」
鷺森七夏:「翼ちゃんは、かっこいい怪盗とかになりたいんだ?」
枠島 翼:「前はなりたかったけど……難しいんだよね、怪盗」
枠島 翼:「もしかしたら、憧れてるだけの方がいいのかなあ?」
鷺森七夏:「ただ盗むだけだと、泥棒になっちゃうからね」
鷺森七夏:「でも……自分が何になりたいのか見つけるのって、難しい事だから」
鷺森七夏:「それが見つかったのなら、できるだけ大切にしてあげたほうがいいんじゃないかなって……思うよ」
枠島 翼:「うん……今度は人の迷惑にならないように」
枠島 翼:「でも、やりたいことをやれればいいなって、思う」
枠島 翼:「あの子も、見つかるといいな」窓の外を見て。
枠島 翼:離れたところに、山のシルエットがある。
鷺森七夏:「……そうだね。でも」
鷺森七夏:「あんまり無理して見つけることも、ないとは思うんだ」
鷺森七夏:「私だって別に……大きな夢とかそういうの、持ってないけど」
鷺森七夏:「なんとなくここにいて、それで別に平気だもの」
枠島 翼:「おお……」感心したような声。
鷺森七夏:「本当に怖いのは、自分が何者でもないことじゃなくて」
鷺森七夏:「自分が何者かにならなきゃいけないって考えちゃう事の方、なんじゃないかなって」
枠島 翼:「…………」
枠島 翼:「すごい」
枠島 翼:「えっ、すごい。わ、私」
枠島 翼:「何かでインタビューされるようなことがあったら、七夏ちゃんの今の言葉、紹介するね!」
鷺森七夏:「え。えっ……?」
枠島 翼:「友達が教えてくれた言葉ですって」
鷺森七夏:「そ、そんな別に大層な話してないよ……?」
鷺森七夏:「『私は大きな目標とかなく適当に生きてる図太い人間です』っていうのをちょっと綺麗に言い替えただけだから……」
枠島 翼:「でもよかったよー」
鷺森七夏:ちょっぴり眼を大きくして慌てている。まあ、この町でインタビューされる事なんてあんまりないだろうけど。
鷺森七夏:「翼ちゃんが変な人に騙されたりしないか心配になっちゃったな、私」
枠島 翼:「そ、そんなに……?」
枠島 翼:もぐもぐと唐揚げを食べている。
枠島 翼:「……あ、七夏ちゃん。あの、あのね」
枠島 翼:「お弁当の中で、もしかして、これ苦手ーっておかず、ある?」
鷺森七夏:「えっ……ううーん」
枠島 翼:「あ、あの」
枠島 翼:「盗まれてもいいかなってくらいの、やつ」
鷺森七夏:じっとお弁当箱を見る。「今はないけど……あっ」
枠島 翼:そわそわと箸を動かしている。
鷺森七夏:「なるほど、ふふ……」
鷺森七夏:その姿を見て笑みをこぼす。
鷺森七夏:「確かにこんな怪盗さんは、あんまりかっこよくないかも」
枠島 翼:「ううう」
鷺森七夏:「うん。じゃあ、こっちのおひたしとか……?」
鷺森七夏:「あ、でもお箸でぱっと取りにくいか。じゃあ高野豆腐で……」
鷺森七夏:そう言って、わざと隙を作るように視線を窓の外へやる。
枠島 翼:「あっ、助かる……」こそこそと、箸を動かしている。
枠島 翼:「えいっ」
枠島 翼:視線を戻した時には、高野豆腐の代わりに唐揚げがひとつ乗っていることだろう。
鷺森七夏:「……はっ」振り返って、口元を抑える。
鷺森七夏:「私のお弁当の……おかずが変わっている」
鷺森七夏:「一体誰の仕業なんだ……」
枠島 翼:「ええっ、そ、それは」
枠島 翼:高野豆腐をもぐもぐしながら。
枠島 翼:「もしかして噂の……怪盗・緋連雀?」
鷺森七夏:もそもそと唐揚げを口に入れる。
鷺森七夏:「なるほど……怪奇な盗人と書いて、怪盗」
鷺森七夏:「こんなお弁当のおかずにまで手を出すなんて、考えの知れないやつだ」
鷺森七夏:わざとらしい棒読み。
枠島 翼:「神出鬼没だから……ふふっ」
枠島 翼:「ふふ、ふふふ……!」くすくすと笑い出す。
枠島 翼:「あはは!」
枠島 翼:「……やっと、笑えた」
枠島 翼:ふう、と息を吐いて。
枠島 翼:「ありがとう」
枠島 翼:「怪盗・緋連雀を、ちゃんと楽しいお話にしてくれて」
鷺森七夏:「ん、みんなでやったことだけどね」
鷺森七夏:「翼ちゃんも。ああやって見つけてくれなかったら、もっと大変になってたはずだから」
枠島 翼:「うん。私、がんばれた」
枠島 翼:「それがすごく、嬉しい!」
鷺森七夏:「ふふ、おめでと」
鷺森七夏:食べ終えたお弁当を片付けつつ、ぱちぱちと小さく拍手して。
枠島 翼:「えへへ、お互い様」
鷺森七夏:「ん……たしかに、私もがんばった」
鷺森七夏:「だから、えっと……」
鷺森七夏:楽しそうにしている友人を前に、少しそわそわとして。
鷺森七夏:「……あの」
鷺森七夏:「お昼寝の時間、なので……」
鷺森七夏:ちょっと言いにくそうにしながらクッションを取り出しかけている。
枠島 翼:「あっ大変」慌ててお弁当を片付けて。
枠島 翼:「ゆっくりおやすみなさい」そそくさと机も片付けて。
鷺森七夏:「あ、ごめんね……またお話しよ」
枠島 翼:「うん、もちろん」
鷺森七夏:「うん……」
鷺森七夏:少しぼんやりとした返答をして、瞼を下ろす。
鷺森七夏:いつもの雑談の声と、去っていく友人の足音。枕に思い返すのは、その御礼の言葉と笑顔。
鷺森七夏:……うん、今日はよく眠れそうだ。
マスターシーン3 雨の下
【雨宿町役場・廊下】
GM:廊下の端と端から歩いてきて、足を止める女性と少女。
GM:かつては加害者と被害者で、今も互いを恐れているけれど。
GM:ひとりは、感謝を忘れずにいたくて。
GM:ひとりは、自分を受け入れたくて。
水口亜衣:「………あの」
水口亜衣:「あなたも、今回は本当にありがとう」
枠島 翼:「私……私、あの」
枠島 翼:ようやく。ようやく自分が役に立てたような気がして。
枠島 翼:「ありがとう、ございましたっ!」
【天弓山・宛無御殿】
GM:ここしばらく、山の主のもっぱらの関心は、新入りを探すかくれんぼ。
GM:怪盗の名を捨てた新入りは、姿を消して息を殺して。
GM:盗むためではなく、ただ楽しませるためだけに力を使うということ。
GM:本当にしたかったのはきっと、こういうことなのかもしれないと。
アテナシ:「む、気配。こちらぞ。探せ探せ!」
緋連雀:(ひえっ、見つかる!)
GM:こそこそと逃げながら、懐の手紙のことを考える。
【大切にしまわれた、一通の手紙】
ウィンプ:『緋連雀へ』
ウィンプ:『手紙なんて初めて書くから、変な感じ』
ウィンプ:『どうせこれ、検閲されるから悪いこと書けないしね』
ウィンプ:『でも、ほんとのことは書くよ』
ウィンプ:『悪いことしてごめん』ここだけが、付け足されている。
ウィンプ:『あたし、あんたといてずっと楽しかった』
ウィンプ:『これから、あれくらい楽しいことができるか、わかんない』
ウィンプ:『でも、あんたは盗みよりもいいこと、見つけられるといいと思う』
ウィンプ:『あたしも、なんか探してもらえるんだって。変なの』
ウィンプ:『今までと違うことを教えられるの、すごく怖い』
ウィンプ:『でも、やってみるから。あんたも頑張りなさいよ』
ウィンプ:『緋連雀の誓い、全部忘れても、第二条だけは覚えてて』
ウィンプ:『それで、もし、もう一度会いに行けたら』
ウィンプ:『ううん』
ウィンプ:『もう一度、会おうね』
ウィンプ:『またね』
GM:某県雫原市・雨宿町。
GM:昔ながらの町並みと、新興の住宅地とが入り交じる町。
GM:この町には古くから、『あやし』と呼ばれるレネゲイドビーイングが多く住まっていた。
GM:山際に聳える『化生岩』の活性によるあやしたちの増加。
GM:町役場や業者を隠れ蓑とするUGN雨宿支部は、今日も何かと忙しい。
GM:過去から繋がる事件の波は、ひとまず凪となり、止まる。
GM:波を起こした鳥の羽ばたきは、夜から昼へと飛び出して。
GM:未だ形にならぬまま、その先を探し始める。
GM:求めることを止めなければ、きっとまた、出会うこともあるだろう。

『雨宿町緋連雀~いつかの夜来の雨の下~』了