リプレイ・ドロップ
雨宿町後追~稲妻をつかまえて~
その3・オペラにて


メイン 見学



PC1:"タイニーヘラルド"柘植 小遥(つげ・こはる)キャラシート)PL:さささ
PC2:"刃爛舞踏"御凪 蓮(みなぎ・れん)キャラシート)PL:サムトー
GM:自動

目次




プリプレイ


GM:ではではやっていきましょう
GM:自己紹介とキャラシぺたってやつお願いします
GM:行動値順にいこうかな
GM:柘植さんお願いします!
柘植 小遥:はい!


キャラシート
GM:PC初稼働ですね
柘植 小遥:"タイニーヘラルド"柘植小遥。22歳女子、UGNエージェント。
柘植 小遥:UGN雨宿支部で資料室担当を務めており、カヴァーは町役場の公務員です。
柘植 小遥:小柄で細っこく、無愛想で淡々と喋るタイプ。意志は強いです。
柘植 小遥:チルドレン出身ゆえに人間関係とか感情の機微とかは勉強中ですが、
柘植 小遥:夏祭りとかを経て、少しは柔らかくなったという噂です。
GM:あらまあ
GM:よかったねえ
柘植 小遥:その節は蓮さんにお世話になりました
GM:ですってよ!
御凪蓮:いえいえこちらこそ……
柘植 小遥:ふふ
GM:見守ってしまう
柘植 小遥:シンドロームはエンジェルハィロゥのピュア。
柘植 小遥:能力的には完全に、知覚でドッジしてドッジ代行するだけの人です
柘植 小遥:普段はなかなか出せないキャラシなので、こういう場で遊んでいきたい!
GM:遊んでいってー!!
柘植 小遥:よろしくお願いします。お喋りも苦手だけど頑張ります
柘植 小遥:以上!

GM:では次はちらっと名前が出た
GM:蓮さんどうぞ~
御凪蓮:はーい


キャラシート
御凪蓮:御凪 蓮て言います。UGNさんとはイリーガルエージェントとして仲良くやらせてもらってます
御凪蓮:年中着物に扇子という時代錯誤な格好の27歳。よく落語家と間違われちゃう
御凪蓮:御凪流という伝統舞踊の流派で舞を演らせてもらってます、というのが表向きの話。
GM:では裏は!
御凪蓮:代々鬼狩りを生業とした家の現当主です。
御凪蓮:三男で上が二人居るのに家を継ぎました、不思議。
GM:上がよほどよほどだったのかしら
御凪蓮:それについてのコメントは差し控える方向で……
御凪蓮:良いお兄さんだよ 二人共
御凪蓮:常にニコニコ笑ってる人懐こい糸目の男、胡散臭いとよく言われ、実際計算高いところがあります。
GM:関西弁ではない
御凪蓮:あと割と心配性で、色々気を回してるほうが落ち着くタイプ。
GM:うんうん
御凪蓮:仮面をつけたり外したり扇を広げたり閉じたりしながら頑張ります。
御凪蓮:性能はピュアハヌの鬼斬り使いです。行動値はそこそこ程度ですが高レベルの狂騒の旋律と居合の固定値で殴ります
御凪蓮:100%超えたら子羊の歌で多少はロイスも守れます。今日はフロントでやったるぞ。
GM:がんばれー!
GM:そうそう、ハンドアウトは共通です
御凪蓮:今日はおしゃべり苦手な人とのおしゃべりを楽しみに来ました。どうぞよろしく
御凪蓮:以上!
御凪蓮:あ、はーい!
GM:あらあら
GM:ではぺいっと

【共通ハンドアウト】
シナリオロイス:雷獣or導入NPC
あなたたちは、UGN雨宿支部に関わるオーヴァードだ。
 今日の仕事は、処理部の手伝い。
 先日大発生した雷のRB、『雷獣』が町のあちこちで未だ騒動を起こしているようだ。
あなたたちに与えられた任務は、雷獣を探し出し、無事捕獲すること。
張り切ってやってみよう。


GM:こういうこと!
柘植 小遥:張り切る……
御凪蓮:頑張るぞー 携帯、バックアップとっとこ
GM:同行…というか導入?NPCですが、GMの手持ちなども鑑み、新たに支部員NPCを生やしましたのでOPで出します。
柘植 小遥:やったー
GM:知り合いでも初対面でも大丈夫です。柘植さんは知り合いのが自然か
柘植 小遥:そうですね。そうする!
御凪蓮:そこそこ支部にもお世話になってるし顔見知りぐらいがいいかな
GM:了解です。トレーラー…の前に、まずミドルシーンでの行き先を1d10のチャートで決めるほうからしようかな。

1 駅前・カラオケボックス『キャロル』
2 新市街・マンション『ピニオン雨宿』
3 駅前・焼鳥屋『やきとり かもめ』
4 旧市街・旅館『雁ヶ音』
5 町役場近辺・公共施設『雨宿わくわくホール』
6 商店街・電気店『ヒライデンキ』
7 町役場近辺・喫茶店『オペラ』 
8 駅前・ファミリーレストラン『サエズリヤ』
9 公園『いわとび中央公園』
10 新市街・スーパー『サンワトリー』


GM:ダイスでもいいし 選んでもいいです。
柘植 小遥:涼さんの希望があれば
柘植 小遥:涼じゃない
柘植 小遥:蓮さん……
御凪蓮:だいじょぶだいじょぶ
GM:へへ
御凪蓮:どうしよ、どこがいいかな
御凪蓮:ご飯屋行きます?
御凪蓮:夏でした話も絡めて……
柘植 小遥:あえての!
柘植 小遥:いいですね
GM:やきとり 喫茶 サイゼ
GM:あたりかな?
柘植 小遥:サエズ
GM:サエズw
御凪蓮:サエズだった
御凪蓮:どれがいいとかあります?
柘植 小遥:やきとりよりは他ふたつかなあ
御凪蓮:じゃあ喫茶店行きましょうか
柘植 小遥:いいですね!
GM:おお 絶対かわいいな
御凪蓮:いきなりガッツリ食べるとこも大変そうだし
柘植 小遥:ケーキ……
GM:気が利くな…
GM:ではそのように。
GM:トレーラーを流してはじめていきますね

某県雫原市・雨宿町。
 昔ながらの町並みと、新興の住宅地とが入り交じる町。
この町には古くから、『あやし』と呼ばれるレネゲイドビーイングが多く住まっていた。
 山際に聳える『化生岩』の活性によるあやしたちの増加。
 町役場や業者を隠れ蓑とするUGN雨宿支部は、今日も何かと忙しい。

 今回は、後始末の物語。
 大事件の後も、全てが綺麗に片付くことなどなかなかない。
そんな中で動いている、小さな、しかし大事な仕事の物語だ。

 事件の後の始末、というのが俺ら処理部の仕事です。
 全部済んだ後だから何もないはず、なんてことは全然なくて……。
 大抵は、別の小規模な事件に巻き込まれるばっかりで。はあ。
え、嫌な仕事かって言うと……そんなこともないですね。
 面倒の種を先に摘める、えーと、やりがいのある職場です。
ほら、例えばこんな風に、ちっちゃな雷を見つけたりして。

ダブルクロス The 3rd Edition『リプレイ・ドロップ 雨宿町後追〜稲妻をつかまえて〜』

あの、べ、別に言わされて言ってるわけではないですからね!
ほんとですよ!

GM:友情出演:戸神くん
GM:でははじまりはじまり~!
GM:よろしくおねがいします!
柘植 小遥:よろしくお願いします!
御凪蓮:よろしくおねがいします!


オープニング


GM:オープニング。
GM:登場侵蝕をふってね
柘植 小遥:柘植小遥の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (31 → 34)
御凪蓮:御凪 蓮の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (33 → 38)
GM:いいかんじ


【雨宿町町役場・地域親交課】あるいは【UGN雨宿支部】

GM:UGN雨宿支部では先日、"破多々"という名の強力なジャームとの交戦が行われていました。
GM:当該ジャームは無事対処されましたが、使役されていた『雷獣』と呼ばれるRBは町に残っている。
GM:なにかと小さな騒ぎを起こしがちな彼らを、支部は今回まとめて捕獲し、どうにか保護や指導をしていくことに決定。
GM:そのための人員として呼ばれたのが皆さんです。
加茂由香里:「というわけでして。処理部のほうからもお話があったかと思います」

やわらかめのネコヤギ
【加茂由香里・古道具屋『長玄堂』アルバイト/大学生】あるいは【"エフェメライラ"・UGN雨宿支部研究部員】

加茂由香里:おとなしそうな盲目の女性。その視線は一点から動くことはない。だが足取りは確かで、杖も差していない。
柘植 小遥:「聞いてる。どこも人手が足りないって」
柘植 小遥:小柄でシンプルな格好の女性。むっとした無表情。
加茂由香里:「ピカピカのほうでも追いつかないみたいで」
御凪蓮:「ええ、お話はうかがいました。大変だったようで」
御凪蓮:深い緑の着物に扇子、時代がかった和装の男。
柘植 小遥:「資料室の方にまで声がかかるとは、思ってなかった」
加茂由香里:「ね。私も、こういうのに駆り出されることないし」
加茂由香里:「それもあって御凪さんをお呼びしたんじゃないかと思います」
柘植 小遥:「……助かる。正直、自分だけでは心配もいいところだから」
柘植 小遥:ちらりと隣の蓮さんを見る。
御凪蓮:「おや、そこまでご信頼いただけたとは」
御凪蓮:扇を広げ、口元を隠す。
柘植 小遥:「戦力は必要……それくらい見極めないと」
御凪蓮:「ええ、ええ。これでもぼくも本業ですから、期待に応えられるよう頑張りましょう」
御凪蓮:広げた扇を口元に当て、笑みを浮かべる。
柘植 小遥:口元を隠す様子をじっと見ている。
柘植 小遥:「……うちわを忘れた」これは独り言。
加茂由香里:「……うちわ?もう秋ですが…?」
御凪蓮:ちらとそちらを見て、こほんと咳払い。
加茂由香里:「場所はオペラ…喫茶店ですから」
柘植 小遥:「なんでもない。問題なく、任務を受領します。"エフェメライラ"」
加茂由香里:「そう固くならなくても」くすくすと笑う。
加茂由香里:「終わったらお茶でもしていいみたいですよ」
柘植 小遥:「これは、いつも通りだから……」
御凪蓮:「お茶ですか」
柘植 小遥:「お茶……」少し視線を宙に彷徨わせる。
御凪蓮:ふむ、と柘植へと眼を向ける。
柘植 小遥:「……蓮さんは、ゆっくりしていっても構わないけど」
柘植 小遥:「私は報告に先に戻れば良いし」
柘植 小遥:「その」
柘植 小遥:視線がふらふらする。
御凪蓮:「はは、両手に花とはいきませんか!残念無念」
加茂由香里:「あら」
御凪蓮:ばっと扇子を広げてパタパタと仰ぐ。
加茂由香里:「……私、てっきり先にお暇するのは私かと思ってました」
御凪蓮:「もうしわけない加茂さん、どうも軽い男なもので……って、ん?あれ?」
加茂由香里:首を傾げ、にこりと。「あら」
加茂由香里:「なるほど…」
加茂由香里:なにかを理解したふうに頷いて。
柘植 小遥:「…………」なんと言えばいいのか、という顔。なんとなく。
御凪蓮:「おおっと、なにか想定外の得心をされているような」
加茂由香里:「いえいえ」
加茂由香里:「まあ、持ち帰れるドリンク類もあるかもしれませんし」
柘植 小遥:「……支部の人に、おみやげをできるかも」
加茂由香里:「そうそう」
柘植 小遥:ふと、表情を少し緩ませる。
柘植 小遥:「その……それでいい。そのように」
御凪蓮:「ん、そうですね。そのへんは、終わらせてからゆっくり考えましょうか」
柘植 小遥:「そうする」
柘植 小遥:「よろしく。二人とも」
御凪蓮:「ええ、よろしく。無理はせずに行きましょう」
柘植 小遥:以前は、あまり言わなかったような言葉。
柘植 小遥:それでも、小さくとも協同任務であるのだと、そういう気持ちで伝えた。
加茂由香里:「よろしくお願いします」
御凪蓮:「あ、加茂さん。……さっきのお話、あまり気にされなくても大丈夫ですので」
御凪蓮:「というか、されると照れちゃいますよ、ぼく」
御凪蓮:「これでシャイなので」にこにこ笑いながら、口元で扇を広げる
加茂由香里:「……まあ」
加茂由香里:「照れるようなお話だったんですか?…なんて」
柘植 小遥:「…………」
柘植 小遥:「……やっぱりうちわ、持ってくればよかった……」ぽつりと。
御凪蓮:「冗句ですよぉ」
加茂由香里:「冗談です」
柘植 小遥:ほんの少し微笑んで。
柘植 小遥:片手で、顔の前ではたはたと何かを揺らす真似だけした。

GM:ロイス取得のみできます。
柘植 小遥:加茂さんに ○信頼/隔意 かな。からかわれているような気もするので……
御凪蓮:ロイス 柘植 小遥 ○P:信頼/N:心配
御凪蓮:加茂 由香里 ○P:連帯感/N:不安
御凪蓮:以上!
加茂由香里:お とってもらっちゃった
GM:はーい!
GM:蓮さん初期だしね


ミドル


GM:ミドルシーン。
GM:登場侵蝕をえいってしてね
御凪蓮:御凪 蓮の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (38 → 46)
御凪蓮:えいっ
柘植 小遥:柘植小遥の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (34 → 43)
柘植 小遥:やあ
GM:とう!

GM:このシーンではまず判定をやっていきますよ。
GM:場所に到着したあなたたちは、雷獣がどこに隠れているかを探さなければなりません。
御凪蓮:探す!
GM:全員〈知覚〉、任意の〈知識〉、〈交渉〉、任意の〈情報〉のうちいずれかを使用して判定します。
GM:目標値は7です。
GM:失敗しても話は進みますが、その分クライマックスの際に雷獣が《加速する刻》を使用して先制攻撃を行ってきます。
GM:また、判定を行うとがんばりエネルギーで侵蝕が30上昇します。
御凪蓮:こわい
柘植 小遥:がんばるぞ
GM:なお、同行NPCによってボーナスが少しだけあります。
GM:加茂由香里:知覚に判定達成+1
柘植 小遥:あっすごい
柘植 小遥:ちなみに私は
柘植 小遥:知覚ならエフェクト使って誰の判定でも+6できます
御凪蓮:めっちゃ知覚つよい!
GM:すごすぎ
GM:6ってもうすべてじゃん
柘植 小遥:知覚というか感覚か回避
御凪蓮:あ、これ全員成功必要でしたっけ
柘植 小遥:のはず
GM:おっけい
GM:あ、お金も使っていいみたいだよ!
GM:最悪金で解決してね!
御凪蓮:了解!
御凪蓮:じゃあ金とコネで解決するか……当主らしく……
御凪蓮:情報:裏社会に要人への貸しを使用して判定したいです
GM:判定どうぞ~
GM:いいよ!
御凪蓮:5DX+1+0@10>=7 情報(裏社会)
DoubleCross : (5DX10+1>=7) → 6[1,1,4,6,6]+1 → 7 → 成功

御凪蓮:あっぶな 成功です
柘植 小遥:わおわお
柘植 小遥:じゃあ知覚で判定!
柘植 小遥:6dx+4+1>=7 加茂支援入り
DoubleCross : (6DX10+5>=7) → 10[2,3,3,6,9,10]+9[9]+5 → 24 → 成功

柘植 小遥:えへん
御凪蓮:すごい
GM:すご
柘植 小遥:えへん?
柘植 小遥:なんだこれ
御凪蓮:頼りになる~
GM:さすがだぜ
柘植 小遥:ドッジで出て欲しいくらいの目
GM:大成功
GM:というわけで 店内のスピーカーで雷獣をみつけました
GM:ロールで発見するとクライマックスに入れます!
御凪蓮:はーい!
柘植 小遥:うおー


【 町役場近辺・喫茶『オペラ』】

GM:住宅街の一角、少し裏道に入ったあたり。
GM:レトロというよりは古くさい内装の小さな喫茶店。
加茂由香里:《構造看破》で配置を把握し、ふつうにてくてく歩いています。
柘植 小遥:慣れているので、その様子も特に気にせず同行している。
御凪蓮:「こちら、お客さんや店の方は」
加茂由香里:「避難していただいているとのことです」
加茂由香里:「もともとあまり…とても人が多いわけではない、みたいなので」
柘植 小遥:「そういう雰囲気がある……」辺りの様子を見る。
御凪蓮:「なるほど、好都合……と言うとちょっと申し訳ないかな」
加茂由香里:「うちの支部でもたまに行く方、いるみたいですけどね」
柘植 小遥:「捕獲をしなければ、営業も続けにくいし。好都合は好都合」
御凪蓮:「ああ、栗生さんとか似合いそうだ……休憩のときとかに」
柘植 小遥:「長居はしやすそう、だと思う。合間に行くくらいならまあ……」
柘植 小遥:あの人、合間で済むだろうか、という顔で。
加茂由香里:「メニュー、私読めないので、見ちゃってくださいな」
加茂由香里:そう言って家具に軽く触れ、《サイコメトリー》を行っています。
柘植 小遥:「一般的な喫茶店のメニュー……」
柘植 小遥:「ウィンナーコーヒーというのは、ウィンナーが入っているわけではない」一人で頷いている。
御凪蓮:「あ、チョコレートケーキある……っと、いけないいけない」
柘植 小遥:言いながら、ふわふわと光球を取り出して宙に浮かせる。
御凪蓮:探っている様子の加茂の方を見て、
御凪蓮:「むむ、お二人とも探知はお得意の様子。頼もしい」
御凪蓮:だからこそ声がかかったのだろうか、と一人納得して頷く。
柘植 小遥:「簡単には。視覚だけ」
柘植 小遥:《真昼の星》を使用し、視覚を拡張している。
柘植 小遥:「表からわかるところに居れば、引っかかるはず……だけど」
御凪蓮:「何か懸念が?」
柘植 小遥:「目標はよく隠れる、と聞いてる」
柘植 小遥:「だから、"エフェメライラ"の方の能力も重要だし……」
御凪蓮:「ああ、電気の流れる場所に潜む……ということでしたか」
柘植 小遥:「上手く追い出したり、追い出した後に捕獲したり、は蓮さんが得意だと思う」
加茂由香里:「役割分担、ですね」
御凪蓮:「隠れたのが飛び出したのを感知するのは、柘植さんが一番お得意でしょうし。適材適所ということで」
柘植 小遥:「そう」こくりと頷く。
柘植 小遥:「チームワーク……普段の仕事はあまりやらないけど」資料室に篭もっているので。
柘植 小遥:「試してみたい、とは思う」
御凪蓮:「形にならないから意識されていないだけですよ、それはきっと」
御凪蓮:「切った張っただけでは守れないものです」
柘植 小遥:「そうなの……?」
御凪蓮:「情報の隠蔽なんて特にそうでしょう」
御凪蓮:「例え被害を抑えられても、オーヴァードの存在やレネゲイドが明るみに出ては大変なことだ」
柘植 小遥:「それはもちろんそう」
御凪蓮:「もちろん、隠すことができても被害が大きくなってはいけないですし」
御凪蓮:「適材適所、連携ですよ。いつだって」
御凪蓮:「つまるところ、いつもお世話になっております、ということで。ええ」
柘植 小遥:「…………」
御凪蓮:ぺこりと二人に頭を下げる。
柘植 小遥:「蓮さんには、お世話になってばかりと思ってた」小さい声で。
加茂由香里:「……そう言ってもらえると、私もうれしいですね」
柘植 小遥:こちらも頭を下げて、また上げる。
加茂由香里:「ふふ、柘植さんのそれも、ちょっとわかりますね」
柘植 小遥:肩までの髪が軽く揺れる。
柘植 小遥:「お世話になってます、で、お世話をしてます、になっているなら」
柘植 小遥:加茂さんにも軽く微笑んで。
柘植 小遥:「それは……きっといいこと」
柘植 小遥:「嬉しい」
御凪蓮:「それは、なにより」
加茂由香里:「柘植さん、やっぱり少し変わりましたね」
柘植 小遥:「……最近、よく言われる……」
加茂由香里:「前より、雰囲気が柔らかくなってます」笑う。
加茂由香里:「いいことですよ」
柘植 小遥:「私からすればずっと私なので、変化が観測できないけど」
柘植 小遥:「いいこと?」ふたりに。
御凪蓮:「……さて」
御凪蓮:「柘植さんにとって良い変化だといいな、と私は思いますけど」
柘植 小遥:「どうかはわからない。迷いやすくなったかもしれない」
柘植 小遥:「……蓮さんにとっては?」
御凪蓮:「私?」
御凪蓮:眼を丸くして見返す。
柘植 小遥:じっと睨むように見つめているが、圧は強くはない。
柘植 小遥:少し、不安そうでもある。
御凪蓮:「………そう、だな。ええと」
御凪蓮:常になく歯切れ悪く、慎重に言葉を選び、
柘植 小遥:じーっと見ている。
御凪蓮:「迷いやすい、ということは良し悪しかもしれないが」
御凪蓮:「誰かと一緒に、というのを、これまでより意識したり、試したいと思うようになったのは」
御凪蓮:「良いことなのでは……と、思う」
柘植 小遥:ふんふん、と聞く顔。
御凪蓮:「UGNだと言い尽くされた話かもしれないが」
御凪蓮:「繋がり、とか。そういうものは大切だから」
御凪蓮:「それが広がるのはきっと良いことだと思うし」
御凪蓮:「それで私も友人になれたなら、良い変化だったのだろうと思うよ」
柘植 小遥:「そう」ふと表情を和らげる。
柘植 小遥:「……資料室には」
御凪蓮:「……失礼、難しいな。上手く言えたかどうか」
御凪蓮:「ん?」
柘植 小遥:「町の地理だとか、歴史だとか、いろいろな情報があるけど」
柘植 小遥:「文字で読んでいるだけでは、ただの情報で、本当にはわからなくて」
柘植 小遥:「時々、でも、この道は歩いたことがある、って頭の中で繋がって、形になることがある」
柘植 小遥:「今の蓮さんの言葉は、そういう風だった」
御凪蓮:「良いことだったのかな、それは。柘植さんにとって」
柘植 小遥:「言い尽くされていても、改めて形になるのが重要」
柘植 小遥:「良いことです」
柘植 小遥:「蓮さんと友人になれたなら。そうでしょう」
御凪蓮:「それならなにより。また一つ助けられました」
御凪蓮:「ええ、はい。それは、間違いなく」
柘植 小遥:「友人、まだよくわからないところが結構あるけど」
柘植 小遥:「一緒に居て、話して、楽しいのはそうなんでしょう?」
御凪蓮:扇を広げようとした手を止めて、ぎこちなく笑う。
柘植 小遥:光球をふわりと操って、周囲を確かめながら。
柘植 小遥:拡張された視覚は、見ている。
柘植 小遥:『友人』が手を止めたことも。そうして見せた表情も。
柘植 小遥:「ふふ」
御凪蓮:「そういうものかな。うん、きっと」
柘植 小遥:まだよくわかっていないから、からかったりはできない。
御凪蓮:慣れない笑みをまた扇で隠す。
柘植 小遥:わかっていても、できないかもしれない。
柘植 小遥:(……隠さなくていいのに)
柘植 小遥:それだけ、言おうとして、尊重して止めた。

加茂由香里:「……あら」
加茂由香里:視覚がないぶんの聴覚がそれを捉える。
GM:店内の梁のあたりに置かれたスピーカー。
GM:そこから、じりじりという音が薄く鳴っている。
加茂由香里:「柘植さん、御凪さん」
柘植 小遥:「何かあった」
御凪蓮:「ええ」
加茂由香里:「上の…スピーカーなのかな。音を鳴らす機械だと思うんですが」
柘植 小遥:目を閉じ、視覚を遮断する。
御凪蓮:「音、ですね。少し」
柘植 小遥:「音か……」視覚に比べれば不得意寄りだ。
加茂由香里:「なにか音でも鳴らせますか?」
加茂由香里:「反応してくれるかも」
御凪蓮:「ふむ、では失礼」
御凪蓮:扇を振るい、青い蝶が現れる。
御凪蓮:羽撃くとともに高い鈴の音。
雷獣:「キュッ!?」
柘植 小遥:「……!」
雷獣:「キューーーッ」
GM:スピーカーから、しゅばっと小さな鼬のような生き物が飛び出す。
柘植 小遥:出入り口を塞ぐように回り込む。
御凪蓮:「現れましたね」
雷獣:シュバ、シュバ!と蝶々に飛びつこうとしている。
柘植 小遥:「……じゃれているの、あれは」
雷獣:「キュ?」
御凪蓮:「ちょうどいい、今のうちに……」
GM:やっと三人に気づいたようで、つぶらな目を向ける。
御凪蓮:「おっと」
雷獣:「キュー!!!」
柘植 小遥:「……来る?」
GM:ぴょい、と楽し気に飛び跳ねる。周囲にバチバチと稲妻を走らせて。
GM:びりびりと光。
御凪蓮:「暴れそうだ。下がって」
柘植 小遥:「……捕獲任務を開始」
御凪蓮:「適材適所、私の番のようだ」
柘植 小遥:言葉に従い、一歩下がる。
加茂由香里:「籠はピカピカから借りてきました」
柘植 小遥:「……お願い。蓮さん」
柘植 小遥:「私たちはサポートをする。適材適所。チームワーク、ね」
御凪蓮:「ええ、もちろん。危なくなったら頼みます」
加茂由香里:「はい」
御凪蓮:扇を一払い。
御凪蓮:「では、参りましょうか」

GM:まずミドルの侵蝕上昇30をお願いします~
御凪蓮:そうそうそれがあった!上げます
柘植 小遥:柘植小遥の侵蝕率を30増加 (43 → 73)
御凪蓮:御凪 蓮の侵蝕率を30増加 (46 → 76)
GM:そしてロイス購入もろもろも!
GM:どうぞ!
御凪蓮:ロイスはとりあえずおいて
御凪蓮:購入、アームドスーツ狙います
柘植 小遥:ロイス、雷獣に ○保護/抵抗非推奨 オペラに ○落ち着く/落ち着きすぎ
御凪蓮:3DX+2+0@10 調達
DoubleCross : (3DX10+2) → 9[1,4,9]+2 → 11

御凪蓮:財産4点使います!購入
御凪蓮:御凪 蓮の侵蝕率を-4増加 (76 → 72)
御凪蓮:御凪 蓮の侵蝕率を4増加 (72 → 76)
御凪蓮:間違えた
御凪蓮:あ、スーツはウェポンケースに入れておきます。以上!
GM:はーい!
柘植 小遥:こっちは……あれか。パリィシールド狙ってみましょうか
GM:おお
柘植 小遥:普段全然買ったことない
柘植 小遥:2dx+1>=17
DoubleCross : (2DX10+1>=17) → 3[2,3]+1 → 4 → 失敗

柘植 小遥:ぜんぜんだめ
柘植 小遥:以上です
御凪蓮:どんまい!
GM:はーい!


クライマックス


GM:ではクライマックス!
GM:登場侵蝕をどうぞっ
柘植 小遥:柘植小遥の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (73 → 74)
柘植 小遥:ちま
御凪蓮:御凪 蓮の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (76 → 83)
御凪蓮:まあまあ

雷獣:「キュッ キュッ」
雷獣:遊んでくれといわんばかりに、むやみに左右をステップするように駆けまわる雷獣。
GM:小さな雷がそれに伴い、あなたたちの中のレネゲイドが揺さぶられる!
GM:衝動判定です。意志で目標値9。
御凪蓮:3DX+0+0@10>=9 意思
DoubleCross : (3DX10>=9) → 8[1,5,8] → 8 → 失敗

御凪蓮:あ、失敗!
柘植 小遥:3dx+6>=9 思い出の一品(ブランケット)
DoubleCross : (3DX10+6>=9) → 10[1,6,10]+2[2]+6 → 18 → 成功

御凪蓮:暴走しちゃった
柘植 小遥:うし
柘植 小遥:たいへんだ
御凪蓮:鋼の意思
GM:柘植ちゃんえらいぜ
GM:侵蝕上昇は普段通り2d10よ~
御凪蓮:浸蝕も2d10
御凪蓮:御凪 蓮の侵蝕率を2d10(→ 8)増加 (83 → 91)
御凪蓮:よしよし
柘植 小遥:柘植小遥の侵蝕率を2d10(→ 14)増加 (74 → 88)
GM:では、クライマックス戦闘を開始します。
GM:エンゲージは以下の通り。
GM:[雷獣(6)] 5m  [柘植(14)・御凪(11)]
GM:ニンゲン ハヤイ
GM:それでは、1ラウンド目を開始します。


■セットアップ■

GM:なにかあるひとはいるかな?
御凪蓮:はーい!
御凪蓮:<狂騒の旋律> コンボ:冥鏡止水
御凪蓮:暴走してるので浸蝕+7
御凪蓮:御凪 蓮の侵蝕率を7増加 (91 → 98)
御凪蓮:ラウンド間ダメージ+15、暴走を受けます
御凪蓮:対象は私だけ
柘植 小遥:うむ
御凪蓮:以上!
柘植 小遥:こちらはなし
雷獣:《加速装置》。行動値14に。
柘植 小遥:すばやい
御凪蓮:いたち はやい
雷獣:しゅばっ

GM:判定が上手くいったので割り込みはなし。イニシアチブ順で柘植さんからかな。
柘植 小遥:することがない……ので待機!
柘植 小遥:あ、まって
柘植 小遥:メジャーを使用して隠密状態になります。
雷獣:み みえない
雷獣:どこ…
柘植 小遥:ここだよー

GM:ではそんな見失ってしまった雷獣の手番です
御凪蓮:さみしさ
雷獣:マイナーで《雷の加護》 ダイス3個増加
雷獣:メジャーは《雷の槍》《光の手》《コンセントレイト:ブラックドッグ》だ!
御凪蓮:ひぃーっ
柘植 小遥:うおお
雷獣:対象は音が鳴ってる人
雷獣:蓮さん!
御凪蓮:鳴らしてます
柘植 小遥:まずは命中判定を!
雷獣:10dx7+1
DoubleCross : (10DX7+1) → 10[1,2,3,6,6,8,10,10,10,10]+10[1,7,8,10,10]+10[1,6,10,10]+10[7,10]+10[4,7]+10[10]+10[7]+10[7]+3[3]+1 → 84

柘植 小遥:?
GM:?
御凪蓮:ら、雷獣君?
柘植 小遥:いやこれは……
御凪蓮:あ、暴走してます……
柘植 小遥:まあ、あの
柘植 小遥:『タイニーダズル』《黒き明かり》達成値-5。侵蝕3上昇
柘植 小遥:柘植小遥の侵蝕率を3増加 (88 → 91)
柘植 小遥:これでダイスいっこへるね
GM:79!
GM:おっけい
GM:なんなんだよこいつ
御凪蓮:わからん……こわ……
GM:だ ダメージ出していいかな?
GM:したいことあるひと~
柘植 小遥:じゃあですね
柘植 小遥:試しにやります
柘植 小遥:『タイニーピニオン』《鏡の中の人形》ドッジを代行。侵蝕3上昇
御凪蓮:応援の念を送ります
柘植 小遥:柘植小遥の侵蝕率を3増加 (91 → 94)
柘植 小遥:ドッジ代わりにやります!
御凪蓮:おねがい~
柘植 小遥:『タイニーフラップ』《神の眼》《リフレックス:エンジェルハィロゥ》知覚でドッジ。C値-3。侵蝕3上昇
柘植 小遥:8dx7+4>=79
DoubleCross : (8DX7+4>=79) → 10[2,4,4,6,8,8,9,10]+10[1,7,8,9]+10[7,10,10]+10[2,7,7]+4[2,4]+4 → 48 → 失敗

柘植 小遥:うっわ
柘植 小遥:あと31あればなー!!
GM:回す!
柘植 小遥:柘植小遥の侵蝕率を3増加 (94 → 97)
御凪蓮:がんばった!
雷獣:俺なにかやっちゃいました…?
柘植 小遥:普通なら避けてた! 蓮さんがんばって!
御凪蓮:これから私を殺っちゃうね
御凪蓮:がんばる!
雷獣:ダメージだします
雷獣:8d10+10
DoubleCross : (8D10+10) → 52[1,6,7,9,8,9,7,5]+10 → 62

GM:w
柘植 小遥:こっわ
御凪蓮:君、もしかしてすごい奴なんじゃないか
GM:こいつ…野放しにできないでしょ
御凪蓮:オートアクションでアームドスーツとかしても余裕でふっとぶわ!リザレクト!
御凪蓮:御凪 蓮のHPを1d10(→ 6)に変更 (26 → 6)
御凪蓮:御凪 蓮の侵蝕率を6増加 (98 → 104)
御凪蓮:あ、浸蝕100を超えたので狂騒の旋律のレベルが上がります
GM:フー
GM:では次の手番!
GM:蓮さん!
御凪蓮:はいはい
御凪蓮:では動きます。マイナーアクションで雷獣のエンゲージまで
雷獣:キュッ
御凪蓮:[御凪(11)・雷獣(14)] 5m  [柘植(14)]
御凪蓮:メジャーアクションで<居合> コンボ:花蝶風月
御凪蓮:対象は雷獣君、対応なければ命中判定
雷獣:ないよー
御凪蓮:7DX+20+0@10 (侵食上昇4、侵蝕100~)
DoubleCross : (7DX10+20) → 10[5,6,9,9,9,9,10]+4[4]+20 → 34

御凪蓮:お、一回回ったな。34です
GM:イベイジョン12。
御凪蓮:低く見えるな……
御凪蓮:34が……
雷獣:ダメージどうぞ!
柘植 小遥:さっきの後だとね
御凪蓮:おっと、ではダメージロール前にオートアクション
御凪蓮:ウェポンケースからアームドスーツを装備、行動値-2して9に、装甲10、白兵攻撃力+3
雷獣:ニンゲン フク キテル
御凪蓮:あらためてダメージ!
御凪蓮:4d10+1d10+31 (侵食100~、アームドスーツ)
DoubleCross : (4D10+1D10+31) → 9[1,2,1,5]+9[9]+31 → 49

御凪蓮:大分腐ったな!装甲ガード有効49点です
雷獣:ギャッツ
柘植 小遥:十分つよつよ!
雷獣:HP26、戦闘不能!
雷獣:復活もないよ。
GM:きみたちの勝利だ!
御凪蓮:やったー!
柘植 小遥:よかったー
御凪蓮:あ、雷獣君にロイスを取ります
雷獣:やった~
御凪蓮:雷獣 P:庇護/○N:驚異
御凪蓮:てごわかった……
雷獣:www
雷獣:ありがとう
GM:では演出をまとめて。

雷獣:喉をゴロゴロ鳴らし、遠吠えのようなものをあげる。
雷獣:「キュオーーーーーン!!!」
雷獣:バチバチと稲妻が蓮さん(の鳴らしていた音)に飛び掛かる!
御凪蓮:「ぐっ……!これは、」
御凪蓮:風の蝶が散らされ、雷が身を焼く。
柘植 小遥:ふ、と姿を消し、光球を周囲に散らしていた……が。
御凪蓮:「店内の電気を喰らって成長でもしたか……?」
柘植 小遥:「……蓮さん!」
御凪蓮:「ああ、大丈夫。直撃はしていません。助かりました」
柘植 小遥:間に合わなかった。身体を引いて避けさせるはずが。
柘植 小遥:「……気をつけて。だいぶやる気」
御凪蓮:「十分ですよ。どうも避けるのは不得意なもので」
御凪蓮:「その分こちらは、すぐに済ませます」
柘植 小遥:私が、もっと……と言いかけて、やめる。
柘植 小遥:この友人は、きっと、やってのける人だと、知っている。
柘植 小遥:大丈夫。
御凪蓮:扇を広げ舞い踊る。青い蝶が飛び立つ。
御凪蓮:滑るような御凪の運足、風で形作られた蝶たちが雷獣を取り囲む。
雷獣:「キュビビビ」ビリビリ。蝶に目を回す。
柘植 小遥:その周囲を、蛍のように瞬く白い光球が取り囲み、入り交じっている。
柘植 小遥:せめて今は、次の一手を見逃すまいと。
雷獣:色と光と音にふらふらとなりながら、雷を鳴らしている。
御凪蓮:りぃん、りぃんと。蝶が鳴らす鈴の音。
御凪蓮:高い音に、鍔鳴りが交じる。
御凪蓮:「疾っ!」
御凪蓮:撃ち抜いた一閃。切り裂いたのは空気だけ。
御凪蓮:振り抜いた刀の刃先に、雷獣がちょこんと乗っている。
雷獣:「キュ?」
御凪蓮:「さて、これで」
御凪蓮:引き寄せて、獣の胴を掴む。
雷獣:「キューン」掴まれます。
御凪蓮:「捕獲完了、と。……暴れないでくれよ」
柘植 小遥:「……捕まってみれば大人しい……」
加茂由香里:絶縁体を仕込んだ籠を持ってきます。
加茂由香里:「戸神くんに用意してもらってよかったです」
御凪蓮:「加茂さん、籠を……っと、はやい、助かります」
加茂由香里:「はい」オープン。
柘植 小遥:("來火"もこんな感じなんだろうか)逃がさぬようじっと見ている。
御凪蓮:ひょいと中に入れて、籠を閉じる。
御凪蓮:「おや、気になります?」
雷獣:「キュイー?」
柘植 小遥:「まあ、暴れたわりには、…………と思って」
柘植 小遥:もごもごしている。
柘植 小遥:「…………」
御凪蓮:「落ち着いたら抱き上げるぐらいはしてもいいのでは」
柘植 小遥:「かわいい、顔をしてる」
御凪蓮:「本人が許せばですけど、どうだい君?」
柘植 小遥:「油断は禁物です」じっと見ている。
雷獣:「キュルル」きょとんとしている。
加茂由香里:「もっと大人しそうな子のがいいのでは…」
御凪蓮:「はーい」にこにこと笑っている。
柘植 小遥:「そう。ちゃんと安全性が確保されないと」
加茂由香里:「鈴掛さんが懐かせてた子とか、触らせてもらえたらいいですね」
柘植 小遥:「"來火"は、あれは捕まえすぎ」
柘植 小遥:籠をこつんと指で叩いて、視線を二人に戻す。
柘植 小遥:「お疲れ様でした」
加茂由香里:「はい、お疲れさまでした」
御凪蓮:「おつかれさまでした」
柘植 小遥:「……助かった。やっぱり、蓮さんがいてくれたおかげ」
加茂由香里:「ね。ありがたかったです」
御凪蓮:「お役に立てたならなにより。でも、私だけでは見つけられませんでしたから」
柘植 小遥:「チームワーク……」
御凪蓮:「うん、一人でなくてよかった。お互い様ということで」
柘植 小遥:「……もっと、勉強したい」
加茂由香里:「チームを?」
柘植 小遥:「そう」
御凪蓮:「勉強、ですか」
柘植 小遥:こくこくと頷く。
柘植 小遥:「もっと効率よく動けたら……ううん」
柘植 小遥:「それも違うのかも」
柘植 小遥:「もっと、私も……」
御凪蓮:「上手く言葉になりませんか」
柘植 小遥:「……ならない。楽しく、とかも違う気がする」
柘植 小遥:「遊びではないから。でも、今日は少し良かったと思う」
御凪蓮:「形にしたい、ということでしたら協力しますが」
柘植 小遥:加茂さんと蓮さんを見て。
加茂由香里:「ふふ」
御凪蓮:「焦ることはないとも思いますよ。形にならなくとも、あるものなら」
加茂由香里:「私は見えませんが、あるのはわかりますよ」
柘植 小遥:「……ありがとう」
加茂由香里:「柘植さんの声は、やっぱり前より明るくなりました」
加茂由香里:「それはやっぱり、よかったことですよ」
御凪蓮:「そうですね」
柘植 小遥:(他の誰かから見て良かったと思うかどうか、なんて、前は考えなかったようにも思う)
柘植 小遥:(実際、良かったと言われて、嬉しいと思うなんてことも)
柘植 小遥:「……私も」
柘植 小遥:「良かった、と思う。これは本当」
御凪蓮:「それなら、なによりです」
御凪蓮:先よりはすこしだけ自然な形で笑う。
柘植 小遥:周囲に視覚拡張のための光はふわふわと浮いている。
柘植 小遥:その笑顔は、よく見える。
柘植 小遥:(……だけど、これは)ふ、とエフェクトを解除。
柘植 小遥:(ないしょ)


バックトラック


GM:バックトラック!
GM:Eロイスはないので
御凪蓮:あっと、メジャーの浸蝕
GM:絆の力でかえってきてね
御凪蓮:御凪 蓮の侵蝕率を4増加 (104 → 108)
御凪蓮:ロイス、今5個なら追加振りで確定か
御凪蓮:そのまま振ります
柘植 小遥:ふふふ 残りロイス6個 等倍
御凪蓮:108-5d10
DoubleCross : (108-5D10) → 108-32[5,8,4,6,9] → 76

柘植 小遥:97-6d10
DoubleCross : (97-6D10) → 97-40[5,3,9,8,9,6] → 57

御凪蓮:期間! 5点かな
柘植 小遥:出目いいな……4点
GM:はあい!


エンディング


GM:エンディング。
GM:あなたたちが捕まえた雷獣は、ピカピカの社員によって引き取られていった。
GM:多少の跳ね返りでも、うまく預かってくれるだろう……多分。
加茂由香里:「私、ゼミもあるし、このまま支部に報告に行ってから向かいますね」
加茂由香里:「お店はちょっと貸し切りにしてくれるらしいので…」
柘植 小遥:「……あ」自分が行こうかと思っていたのだが。
加茂由香里:「美味しかったメニュー、あとで教えてもらえたら嬉しいです」
加茂由香里:「そしたら今度、支部で女子会しましょうね」
柘植 小遥:「女子会……」
柘植 小遥:「やったことはないけど、多分、できる」
柘植 小遥:「女子だから」
加茂由香里:「ふふ、完璧です」
加茂由香里:「支部長も息抜きとか忘れてるかもしれませんからね」
柘植 小遥:「それはそう。あの人は休むべきだと思う……」
御凪蓮:「たまにはゆっくり、も大事ですねえ。ぼくは女子じゃないから参加できないけど」
柘植 小遥:「残念でした」
加茂由香里:「男子禁制です」笑う。
柘植 小遥:口の端を軽く吊り上げる。
御凪蓮:「ざんねん。加茂さんも一仕事の後ですから、後でゆっくりお休みください」
加茂由香里:「はーい。では、私はこれで」
柘植 小遥:「お疲れ様」
御凪蓮:「おつかれさまでした」
加茂由香里:頭を下げ、しっかりとした足取りで道を把握し、去っていく。
御凪蓮:ひらひらと手を振る。
柘植 小遥:その背中を見送って。
柘植 小遥:「……彼女は、とても熱心で、頑張ってくれてる」
柘植 小遥:ぽつりと。
柘植 小遥:「最近まで、そういうこともあまり、把握はできてなかった……気がする」
御凪蓮:「それも、変わってきたことですか」
柘植 小遥:「そういうこと」
御凪蓮:「近しい人のことを知れるのは、うん。素直に良いことと思って良いかな」
柘植 小遥:「そう思う」
柘植 小遥:素直にうなずいて、窓際の席にかける。
柘植 小遥:行きは、息抜きなどするつもりはなかったのだけど。
柘植 小遥:窓ガラスは色とりどりのステンドグラスになっており、外は見えにくい。
柘植 小遥:代わりに、鮮やかな色の光が降ってくる。
御凪蓮:「……少し休んでいきますか」
御凪蓮:対面の席に腰掛ける。
柘植 小遥:「……多分、そうすると……加茂、さんも喜ぶ」
柘植 小遥:「のかな」
柘植 小遥:慣れない本名を口にする。
柘植 小遥:「メニュー」差し出す。
御凪蓮:「どうも。無理はしなくていいと思うが、ね」
柘植 小遥:「無理はしてない」
柘植 小遥:首を横に振る。
柘植 小遥:「眩しいの」
柘植 小遥:きらきらとした光に目を細めて、落ち着いた色彩の店内を眺める。
御凪蓮:「外が……だけではないのかな」
柘植 小遥:「比喩表現」
柘植 小遥:「ここはあんまりのどかで、本当にこのままでいいのか、って時々思って……」
柘植 小遥:「でも、そろそろ、受け入れることにした」
柘植 小遥:「上が私にここへ行けといったのなら、それが必要なのだろうと思っていたけど」
御凪蓮:「必要なだけ、ではなくなった?」
柘植 小遥:「あ、そう。そういうこと、か」目を瞬かせる。
柘植 小遥:「そう。必要とか、それだけではなくて。私がここで、もう少し……」
柘植 小遥:「来年とか、もっと。今みたいに居られたら、って」
柘植 小遥:「欲張りになってしまった」
御凪蓮:「それは良いことだ。うん、間違いなく」
御凪蓮:「今が楽しくなければ、そうは思えない」
柘植 小遥:「……来年の夏は、今年よりはきっと怖くないから」
柘植 小遥:人差し指を、メニューの飲み物の欄で彷徨わせる。
御凪蓮:「そうなるといい。……もっと欲張ってもらえるように努力するよ」
柘植 小遥:「蓮さんが?」
柘植 小遥:きょとんとして、指をカフェオレのところで止める。
御凪蓮:「友人が楽しそうにしていると嬉しいだろう」
柘植 小遥:「……なるほど」
柘植 小遥:くるくると指を回す。
柘植 小遥:「……少し照れる、感じがするけど」
柘植 小遥:「……少し……結構。だいぶ」
柘植 小遥:「う、嬉しいの?」
御凪蓮:「……」
御凪蓮:すす、と扇を口元へ。
柘植 小遥:「…………」
御凪蓮:「あまり照れられると、こちらも照れますが」
柘植 小遥:自分もメニューをそっと持ち上げて、口元を隠す。
御凪蓮:「そりゃええ、はい。嬉しいですよ」
御凪蓮:少し早口に。
柘植 小遥:「これは、あの、真似ではあるけど」
柘植 小遥:「からかうとか、そういうのではなくて」
柘植 小遥:「……ちょっと、気持ちがわかった、かもしれない」
柘植 小遥:顔を下半分隠している。
柘植 小遥:「うん。照れると照れるし」
柘植 小遥:「嬉しいと、嬉しい」
御凪蓮:「ですか。……うん、つい頼ってしまう」
御凪蓮:「どうも、表情を見せるのが苦手で……」
御凪蓮:「私も練習は始めているんですけどね、少しずつ」
柘植 小遥:「ああ、そう。先生だった」
柘植 小遥:ひょい、と思い立ったようにメニューの陰から顔を出す。
御凪蓮:「ご教授いただいております」
柘植 小遥:「レッスン2です。生徒……と思ったけど」
柘植 小遥:「やっぱり、無理はしなくていい、と思う」
御凪蓮:「……そう、ですかね」
柘植 小遥:「だって、隠したいところも蓮さんでしょう」
御凪蓮:「……」
柘植 小遥:「時々、大丈夫な時に。私も無理はしないから」
柘植 小遥:さっきみたいに、とは言わず。
御凪蓮:眼を丸くして、しばらく硬直する。
御凪蓮:「そう……か。これも私、か」
御凪蓮:「そうだな。そうなのか……」
柘植 小遥:「? そう、と思うけど……」
御凪蓮:何度か繰り返して口にする。
御凪蓮:「……昔から苦手だったんだ」
御凪蓮:「表情で何かを悟られるのが」
柘植 小遥:「…………」じっと耳を傾けている。
御凪蓮:「私が、人の表情を伺ってばかりだから」
柘植 小遥:「……そうなの」
柘植 小遥:突き放すでも納得するでもなく、淡々と。
御凪蓮:「昔からどうも、ね。言葉よりその裏を気にする方だった」
御凪蓮:「同じことをされたくないしさせたくなくて、顔をつくるようになっていたんだが」
柘植 小遥:「……私の苦手分野」小声で。
御凪蓮:「それでよかったよ。私は助かってる」
柘植 小遥:「助けられてる。そう」鸚鵡返しに。
御凪蓮:「下手なのに作ろうとしてる人は、なかなか厄介だ。……私も含めて」
御凪蓮:「ともあれ、それでまあ外面というのを意識するようになっていたが」
御凪蓮:「……そうか。あれはあれで、私か」
柘植 小遥:自分は、そもそも裏を見抜くのが苦手だ。あるものなのかどうかもわからないことがある。
柘植 小遥:……実際、中身がRBだった同僚だって、「そういうものか」と思ったくらいだ。
柘植 小遥:だから、彼の悩みは本当にはわからないのだと感じている。だからこそ。
柘植 小遥:「そう思う。蓮さんは蓮さん」
御凪蓮:「うん、ありがとう。すこし……だいぶ、気が抜けた」
柘植 小遥:自分から、彼がどう見えているのか。それを伝えたいと思った。
御凪蓮:ふっと口元の力が抜けて、笑みをこぼす。
柘植 小遥:「……本当」
柘植 小遥:「蓮さんが嬉しそうにしていると、嬉しい」
柘植 小遥:「今は伝わっているので、大丈夫」
柘植 小遥:裏と表がわからない身だから、今見えているものを信じるしかない、と思う。
御凪蓮:「うん……なら、いい。よかった」
柘植 小遥:「私にとっても良いこと。それは」
御凪蓮:「教え返されてばかりだ」
御凪蓮:少し苦笑を漏らして
御凪蓮:「自然と素直に顔に出すには、もう少しかかりそうだが」
御凪蓮:「無理せずゆっくりやっていくことにするよ」
柘植 小遥:きらきらと、ステンドグラスの光が机に、辺りに落ちて。
柘植 小遥:眩しいなあ、と思う。
柘植 小遥:(……これは、比喩表現)
柘植 小遥:「無理せず、ゆっくり。そうね」
柘植 小遥:この光の中にある光景全部が、眩しくて、大事で。
御凪蓮:「お互いにね」
柘植 小遥:自分が守るべきと教えられ続けてきた日常というものに、形が与えられた。
柘植 小遥:そういう気がした。
柘植 小遥:「うん」
柘植 小遥:「……蓮さんは、コーヒーは飲める方?」メニューに目を落とす。
柘植 小遥:「私は……まずは飲み物から挑戦しようと、思う。無理せず」
御凪蓮:「女子会もあることだしね」
柘植 小遥:「女子会は女子であるだけで、参加資格はあるので」
柘植 小遥:「でも、飲食ができればきっともっといい」
御凪蓮:「うん、そう思う。冷たいものでよければご一緒できるよ」
柘植 小遥:「…………」
柘植 小遥:「猫舌?」
御凪蓮:「ほどほどに」
御凪蓮:ふい、と横を向く。
柘植 小遥:「覚えておく。おもてなしとか、そういうもののために」
柘植 小遥:横を向いた顔を、あえて追いはせず。
御凪蓮:「楽しみにしてますよ」
柘植 小遥:「私は、カフェオレ」
柘植 小遥:「多分……これくらいならコーヒーでも飲めるし」
柘植 小遥:「多分」
御凪蓮:「……」
御凪蓮:「苦いの苦手ですか」
柘植 小遥:「…………」
柘植 小遥:「苦手!」
柘植 小遥:きゅっ、とわざと顔を歪めて、くすくす笑う。
御凪蓮:「覚えておきます」
御凪蓮:つられたように、くつくつと笑う
柘植 小遥:「砂糖を入れればきっと平気。何回でも挑戦をするし」
柘植 小遥:「……それを、見ててほしい」
柘植 小遥:「友人に……というよりは」
御凪蓮:「ええ、何度でも。無理をしないようなら」
柘植 小遥:「蓮さんに」
御凪蓮:「……」
柘植 小遥:「初めてちゃんとあの子と、食べ物の話をした蓮さんに」
柘植 小遥:「見てもらえたら、嬉しい」
御凪蓮:また隠そうとした手を止めて、横を向こうとした首を押さえて、
御凪蓮:「……はい。見てますよ。私でよければ」
御凪蓮:ひどく眼をおよがせながら、ぎこちなく。
御凪蓮:「……無理はしていないんだが」
御凪蓮:「やはり、なんというか」
御凪蓮:「照れるな……」
柘植 小遥:「?」小首を傾げる。
御凪蓮:「なんでもない」
御凪蓮:ふっと息をつく。
御凪蓮:「(参ったな。楽なんだか、大変なんだか)」
御凪蓮:自分でもわからなくなってきた。
御凪蓮:「(良いか。楽しいから)」
柘植 小遥:机上にあるベルを、すぐに押そうか、もう少し待とうか迷って、指がくるくると彷徨う。
御凪蓮:まだ兄たちのようには上手くできないが。
御凪蓮:楽しむことも、もっと覚えなくては。
柘植 小遥:目の前の相手の顔を見る。裏はわからない。でも。
柘植 小遥:見た物を信じることにする。それだけだ。
柘植 小遥:指が銀色のベルに軽く触れて、ちりん、と音を立てる。
柘植 小遥:ステンドグラスの光が音に一瞬揺れたように見えて、眩しくて。
柘植 小遥:笑うように目を細めた。

GM:リプレイ・ドロップ 雨宿町後追~稲妻をつかまえて~ その3・オペラにて 了

GM:以上で雷獣ハントおわりです!
GM:おつかれさまでしたーっ
柘植 小遥:お疲れ様でした!
御凪蓮:おつかれさまでした!