リプレイ・ドロップ
雨宿町夏怪談~僕らが見た白い雨~


メイン 見学



PC1:"穢霊破りシンコペーション・ステップ"神領 此折/神領 此執(じんりょう・こおり/じんりょう・ことり)キャラシート)PL:ミハエル
PC2:”光芒双閃”滝道 晶(たきみち・あきら)キャラシート)PL:月見鳥
PC3:”ジャスパーレター”永江 康一(ながえ・こういち)キャラシート)PL:マグパロス
PC4:”ブラック”佐藤 啓太(さとう・けいた)キャラシート)PL:御影
GM:さささ

本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.

目次




プリプレイ


GM:では、セッションを開始します。
GM:まずはPC紹介から。
GM:PC1の神領くんたちどうぞ!
キャラシート
神領此折:はーい


神領此折:「神領此折です、本日はよろしくお願いします」
神領此折:"穢霊破りシンコペーション・ステップ"神領此折です、情緒の薄いUGNチルドレンです
神領此折:悪いFHセルに純粋培養で育てられ、そのまま妖刀を埋め込む実験にかけられ死にそうになりましたが
神領此折:同じ実験にかけられていた別の実験体と融合することかろうじて死は回避しました、以来ずっと彼の中には神領此執というもう一人の意識があります
GM:わおわお
神領此折:その後ある日とある些細な要因で研究所の壁を破壊して脱走し
神領此折:雨宿町をて歩いていたところを警察に職質され
神領此折:なんやかんやでUGNにいつくことになりました
GM:よかった……
神領此折:事情を隠しもせず全部喋ったので強制連行されたとも
神領此折:身体は一つですが挙動は淡泊な真面目っ子と好奇心旺盛な自由人のコンビみたいな感じです
神領此折:性能
神領此折:エンジェルハイロゥ/エグザイルのクロスブリードです
神領此折:死招きの爪で素手変化させて光の舞踏で殴りかかります
GM:つよい……
神領此折:他はちょっとお金を持っていて一回だけエフェクトのコピーができます
神領此折:そんな感じです、よろしくお願いします!
GM:異世界の因子、わくわくするんですよね
GM:よろしくお願いします! ではハンドアウト

PC1
神領此折/此執
シナリオロイス:深山方二(興味/不審)
あなたは雨宿町に住み、市立篠月高校に通うUGNチルドレンだ。
今は夏休みの期間だが、定期的な見回りの任務であなたは暑い最中登校をしていた。
そんな中、あなたはふと覗いた教室でひとりの少年に出会う。
真夏にも関わらず色の白いその少年は、「うちの学校の怪談、知ってる?」とあなたに語りかけてきた。


GM:見回り任務をしていただきます!
神領此折:お仕事ですね
神領此折:頑張ります



深山 方二:出会うらしいので、よろしくね
神領此折:よろしくお願いします、怪談ですか……
GM:初対面の生徒です。
GM:怪談好きみたいですね。
GM:という感じで、任務しつつ学校生活をしていただきたい! なんか後の方でなんかあるようですが
GM:がんばって!
神領此折:頑張ります

GM:では次、PC2の滝道くん。
キャラシート

滝道 晶:うっす!



滝道 晶:UGNチルドレンの滝道晶です、コードネームは”光芒双閃”。
滝道 晶:若干ミーハー気質で男子高校生、ギターが趣味。なお、まだまだ素人。
GM:がんばれー
滝道 晶:最近は友達のおかげで少しずつ上達中です、どやや。
GM:がんばってる!
滝道 晶:言動は軽く、基本的に一度会った相手は名前呼びになる距離感の近さ。
滝道 晶:性格は若干ヘタレ気味ですが人当たりも良く、感情がすぐ顔に出るタイプ。
滝道 晶:ペン回しにハマってた頃、無意識にペン量産して覚醒を自覚。
滝道 晶:その後、喜んだり友達に見せびらかしそうになった所をUGNに捕捉され今に至ります。
GM:このエピソード好きすぎる
滝道 晶:魔法かなんかだと思ってました。
滝道 晶:典型的な物質作成型の能力を持っていて、特に剣を作るのが得意。
滝道 晶:でも残念ながら剣の才能はこれっぽちもなく!
滝道 晶:頭を捻った結果、作っては投げ作っては投げの投擲スタイルに落ち着いたのでした。
GM:折衷案!
滝道 晶:データ的にはダブルクリエイトした武器を魔弾の射手で弾にする射撃型。
滝道 晶:100%で攻撃力22の白兵武器を2本ぶん投げます、それだけ!
GM:つよい……
滝道 晶:あとはセットアップでちょこっと支援かなあ(ぼんやり
滝道 晶:こんな感じかな、よろしくお願いします!
GM:滝道くんは結構うちの卓に出てくださってて、いつもありがとうございます
GM:言い忘れてたけど神領くんたちも他の雨宿卓には出てくださってるので
GM:なんかみんなで仲良くわいわいできればいいな!という気持ち
GM:ではハンドアウト!

PC2
滝道 晶
シナリオロイス:野尻蘭子(親近感/食傷)
あなたは雨宿町に住み、市立篠月高校に通う高校生だ。
ある日あなたは図書室の本を延滞したまま夏休みに入ってしまったことに気づく。
別に罰則もないが、特に用事もないことでもあるし、返却をしようと登校したあなた。
しかし図書室であなたを迎えた図書委員の野尻は、やがて運動部らしき少年と言い合いを始めた。


GM:やっぱり夏休みに学校に来てもらいます。
GM:多分次のPC3と合同オープニングかな……という予感。
滝道 晶:図書室は好きだよ~
滝道 晶:なに借りてよっかな!
GM:お好きな本で大丈夫 なんか考えておいてね


野尻 蘭子:そして返してね!
GM:図書委員の野尻さんです。マナーには気をつけようね。
滝道 晶:もちろん!期日は滑り込みで守る!
滝道 晶:かわい~、真面目そう
GM:あ、彼女とは軽く知ってるくらいの関係がいいかなーと後から思いました。
GM:普通に話せるくらい
滝道 晶:りょーかい!

GM:ではPC3の永江くん!
キャラシート
永江 康一:はい!
永江 康一:「永江です?えっと、よろしくお願いします。」ぺこり
永江 康一:"ジャスパーレター"永江 康一(ながえ こういち)
永江 康一:ぼんやりした雰囲気の帰国子女。
永江 康一:普通の日本人の外見なのでややがっかりされがちです。
永江 康一:設定上英語が得意ですが、PLが外国語が苦手なので長所を発揮できるかは怪しい。
GM:なるほどね
GM:今回はどうだろう……あるかな……
永江 康一:ゴクリ…
永江 康一:経歴
永江 康一:都会で過ごしていた時に事故に遭いオーヴァードに覚醒しました。バス事故に遭った感じ。
永江 康一:元々かなり体が弱く、ペースメーカーを付けていたのですが
永江 康一:覚醒の際に一体化してしまいました。
GM:きゃー
永江 康一:その後はご家族(一般人)も事故に遭った彼を心配して落ち着いた土地で過ごしてほしいということで。
永江 康一:祖父母のいる雨宿町にやってきた感じです。
永江 康一:クララみたいな感じですね
GM:落ち着いた土地(セッションはよく起きる)
GM:静養的な
永江 康一:実際、体調はかなり良くなっており
永江 康一:車椅子に頼らず最近は杖を使えるようになりました。
GM:立った……!
GM:よかったねえ
永江 康一:良かった…。
永江 康一:異能はペースメーカーの電気を皆に分けてあげる感じ。
GM:支援だ!
永江 康一:ハードワイヤードで《さらなる力》を安定して使います!
永江 康一:さらにナーヴジャックもできる
永江 康一:(多分使う機会がない方がいい)
GM:ひえー ナ圏内まで行くかはわかんないですがどきどき
GM:あるだけでうれしいエフェクト(?)
永江 康一:お守りみたいなところありますよね(?)
永江 康一:以上です、よろしくお願いします!
GM:はーい! 皆を動かしてあげてください。
GM:ハンドアウトはこちら。

PC3
永江 康一
シナリオロイス:水凪義政(親近感/隔意)
あなたは雨宿町に住み、市立篠月高校に通う高校生だ。
ある日あなたは散歩がてらにふらりと夏休み期間の学校を訪れる。
たまたま会ったクラスメイトの水凪と図書室に向かうと、図書委員らしき少女が彼に文句をつけてくる。
どうやら、彼の図書室での行動に不満が募っているようだが……。




水凪 義政:募られちゃった
GM:クラスメイトの水凪くんです。野球部で日焼けした少年です。
永江 康一:野球少年!
永江 康一:図書室で何をしてたんだろう。
GM:あ、永江くんは年齢的に高一でいいかな?
GM:何をしてたんだろう……
永江 康一:はい、一年生でよろしくお願いします
GM:自動的に水凪くんも高一になりました。よろしくお願いします!

GM:では最後にPC4の佐藤さんどうぞー
キャラシート


佐藤啓太:「俺の名は"ブラック"。闇に隠れて悪を撃つ"討滅者エグゼキューター"だ」
佐藤啓太:「……えっ? あ、いや別に組織名とかではなく……うん、UGNに問い合わせて貰えれば……あ、エージェントではなくて……」
佐藤啓太:"ブラック"/佐藤啓太/22歳/男性/探偵/フリーター
佐藤啓太:長身痩躯の中二病フリーターおじさんです。
佐藤啓太:雨宿町の出身で、高校まではこの町に居ましたが、進学で街を出ていきました。
GM:ま、まだおじさんには早いよ!
佐藤啓太:おじさんではなかった! やったーっ
佐藤啓太:出ていきましたがなんか進学先でトラブルを起こしてしまい、大学を辞めて地元に戻ってきた。
GM:なんと
佐藤啓太:今は就活とかもせず、たまにくるUGNの仕事で稼いだ金を家に入れながらフラフラしています。
佐藤啓太:能力は影を起点とした重力操作。
佐藤啓太:敵を縫い付けたり、吹き飛ばしたりします。重力をめっちゃ強くするとオーバーフローして0.9秒だけ時を巻き戻せる。
GM:厳密!
佐藤啓太:データ的には螺旋の悪魔極限暴走背徳の理のコンボでダイスと攻撃力を高めつつ、黒の束縛で行動値減少RCアタックを決めます。
佐藤啓太:侵蝕が高まると覇王幻魔眼も使えるぞ♡
佐藤啓太:ミドルが雑魚かったり行動値がそこまで高くないから束縛があまり機能しない気がするけど頑張ってきます!
GM:やったー覇王幻魔眼だー
佐藤啓太:そんな感じ! よろしくお願いします!
GM:うおおアタック!
GM:よろしくお願いします! ハンドアウトはこちらです。

PC4
佐藤 啓太
シナリオロイス:大高圭吾(懐旧/食傷)
あなたは市立篠月高校のかつての卒業生だ。
あなたは任意の用事で、あるいは母校が懐かしくなってふらりと高校を訪れた。
教師でありUGN支部員でもある大高は、相変わらずのんびりいい加減に、しかし快くあなたを迎えてくれる。
しばしの歓談の後、そのまま去ろうとしたあなたは、奇妙なことに気づく。
校舎から出ていくことができない。


GM:最後の出て行けないやつは、別にブラックさんだけではなく
GM:全員出られないので大変だ!となる予定です


大高 圭吾:大変だなあ
佐藤啓太:「結界……か!」
GM:UGN所属の先生です。顔なじみ!
GM:あ、どんな用事で学校に来たことにします?
佐藤啓太:(この格好で冷房のない校舎に閉じ込められるのは……正直キツイ!)
佐藤啓太:暇なので、先生にお久しぶりです-って挨拶に来ました
GM:別にフラフラっと様子を見たくなったとかでも大丈夫
GM:やったーごあいさつ
佐藤啓太:あと後輩に先輩ヅラしたい
GM:了解です。そんな感じで……とあとそうだ
GM:この先生はPC全員知ってて大丈夫。
佐藤啓太:わーい
GM:学校のR案件担当の人なので、全員良く知ってます。
GM:神領くんに依頼したのもこの先生ですね。
GM:という感じで、挨拶に来たらタイミングが悪かった佐藤さんがんばって!
佐藤啓太:これも運命さだめ……
佐藤啓太:がんばるぞーっ
GM:おーっ

GM:今回は独自ステージのため、PCたちは事前に以下の情報を共有しています。

★雨宿町のあやし=RBについて 自動開示
この町には古くからレネゲイドビーイングが発生し、時には怪異、時には隣人として共存をしてきた。
一般的なRBとやや異なる点としては『オリジンの形質に近い存在』になりがちなところ。
レネゲイドそのものとしての自覚が無ではないがやや薄く、憑依した先に同調しやすい。
そういったまとまりや行き先のない彼らを屋敷で後見しているのが、山の主を自称するアテナシという古代種RBである。


GM:レネビが出て来やすい土壌よ!という感じ。今回山はあんまり出てこないかも。

★雨宿町の土地と共振について 自動開示
この土地には、強力なレネゲイドの気配(ワーディングなど)に反応し、精神感応が起こることがある。
具体的には記憶や思念がその場の任意の人間に伝わりやすくなる。これを共振と言う。
※演出的には、主にオリジナルエフェクト使用後、シーン途中に半マスターシーンが挿入されます。
※また特殊な例として、『明確な意志をもって共振を起こした場合、上記とは別の現象が起こる』ケースがあります。


GM:書き忘れがあるな。衝動判定でフレキシブルに起きたりもします。
GM:マスターシーンぽいものがPCにも見えたりするよって感じです。

★『月輝物(つきもの)』について 自動開示
由来・出所不明の様々な物品。どこかしらに月の絵が記されていることが共通点。
UGN側の呼称は『オブジェクト:ムーンシャイン』。
多くはジャーム化したEXレネゲイドで、《Eロイス:虚実崩壊》と呼ばれる特殊能力を備えている。
意志を持たず、効果範囲は狭いものの、持ち主の衝動・願望に影響され、周辺の法則・認識の書き換えを行う。
対処法は物品の破壊、もしくは月の絵の部分を損傷させること。


GM:これも何回かショートセッションで出してるものなんですけど
GM:現状支部全体に、「もし見つけたら対処お願いします」という依頼がかかっている感じですね。
GM:普通に知ってて大丈夫です。
GM:こんな感じかな。質問あったら随時どうぞ!

GM:では、軽いマスターシーンとトレーラーを経て開始していきます。


マスターシーン1 『学校の』


GM:誰も居ない校舎の片隅。大きな鏡に映る少年がひとり。
????:「……そろそろ、かな」
????:「これはテスト。でも、きっと上手くいく」
????:「そうだろ?」
????:じゃらり、と手の中に持った文具類を握り締める。
????:「きっと上手くいく」
????:「きっと上手くいく」
????:「きっと上手くいく」
????:「きっと」
GM:反響する声を耳にした者は居ない。
????:「僕らの世界へようこそ。みんな」
????:「学校の怪談へ、ようこそ」

某県雫原市・雨宿町。
昔ながらの町並みと、新興の住宅地とが入り交じる町。
この町には古くから、『あやし』と呼ばれるレネゲイドビーイングが多く住まっていた。
山際に聳える『化生岩』の活性によるあやしたちの増加。
町役場や業者を隠れ蓑とするUGN雨宿支部は、今日も何かと忙しい。

町の中にも社会があり、そのひとつが学校というもの。
思春期の子供が集まる、ある意味特別な箱庭だ。
そして箱庭には時折、こわあい話が伝わるのもよくあることで……。
今回の話がその手の物語になるかどうかは、まだ誰も知らぬこと。


「学校の怪談」? ああ、そりゃ幾つかは知ってるよ。
何年ここで教師をやってると思ってるんだ。
大体は益体もないやつだよ。夜に鳴るピアノとかね。
ただ、中には……いやいや、それよりも、だ。
まずはこの状況をなんとかしないといけないな。
洒落にならないだろう。『夏休み中、教師と生徒が校舎内に閉じ込められ行方不明』なんて。まったく!

ダブルクロス The 3rd Edition『リプレイ・ドロップ 雨宿町夏怪談〜僕らの見た白い雨〜』

裏切るなんて発想は、まず表をちゃんとやってからにしなさい。
感心しないぞ、先生は。そういうの。


オープニング1 神領 此折/神領 此執


GM:登場侵蝕をお願いします。
神領此折:永江 康一の侵蝕を1d10(→ 8)増加 (34 → 42)
神領此折:ミス
神領此折:神領 此折/神領 此執の侵蝕を1d10(→ 9)増加 (34 → 43)
GM:上がった

【雨宿町・市立篠月高校 校舎内】

GM:市立篠月高校。近隣の高校と統廃合を繰り返した結果、町の規模に比べて在籍人数の多い学校だ。
GM:学生オーヴァードの人数を鑑み、UGN雨宿支部もある程度治安の維持に気を払っている。
GM:チルドレンであるあなたもそのひとり。今日は、あなたは夏休み期間の見回りのために登校をしていた。
GM:蝉の声が耳につく、暑い日のこと。廊下には冷房は効いておらず、汗がにじむほどの空気だ。
GM:部活などで登校している生徒はごく僅かで、校内にも特に異変はないように思えた。
神領此折:真夏の陽気なのに、相変わらずパーカーのフードを目深にかぶり、手にはハーフグローブ、その下に制服といった出で立ちで
神領此折:「異常は……特にないですね……」
神領此折:心なしかフードの下の目がいつもより虚ろだ
神領此執:(暑い……)
神領此執:『なあこれいつ終わるんだ』
神領此折:「今2階なので、次3階、その後体育館と運動場」
神領此折:「最後に大高先生に報告しに職員室まで行って…」
神領此執:『うーん、1回』
神領此折:「何がですか」
神領此執:『リザレクト』
神領此折:「まあ1回挟めばなんとか……いけそうですね……?」
神領此折:※水分補給という発想はない
神領此折:とかなんとか不穏なことを口走りつつ、廊下を歩く
GM:さて、そうしているうちにあなたは、いつものあなたの教室の前に差し掛かった。
GM:そこで、知覚で判定をお願いします。目標値は6。
GM:なお全体的に、判定時にイージーエフェクトや技能などのアピールをしていただくとボーナスがつくことがあります。
神領此折:では《雑踏の王》宣言、教室前に人が何人いるかとかを事前に気配で探ります
GM:おっいいですね。達成値ボーナス+1差し上げます。
神領此折:では知覚判定を
神領此折:5dx+1+1 
DoubleCross : (5DX10+2) → 8[2,6,7,8,8]+2 → 10

GM:ばっちり
GM:では、あなたは教室の中、自分の席の近くに誰か人の気配があることに気付きます。一人だけのようです。
GM:特に何か不審な行動を取っている様子ではなく、扉を開けても問題はないだろうということもわかります。
GM:あと、中はきっと冷房が効いているだろうなとも。
神領此執:『あ、冷房、入ろう、リザレクトしなくてもよさそう』
神領此折:本来なら外から不審な雰囲気を感じなければ入らなくてもいいのだが
神領此折:吹き込む冷房の空気に負けた、扉を開けて入る


【雨宿町・市立篠月高校 教室】

深山 方二:「……あれ」
GM:そこには、驚いたような顔の少年がひとり。見覚えのない顔だ。
GM:夏というのに、日焼けの様子ひとつもない白い肌が目につく。
GM:机の上には、五十音表のようなものと十円玉が置いてあった。
深山 方二:「誰も来ないと思ってたのに。ここのクラスの人?」
神領此折:「……はい、あなたは?」
深山 方二:「あ、僕は……深山。深山方二」
深山 方二:「冷房がついてた教室に勝手に入っちゃった」
神領此折:「深山さんですね」
深山 方二:「つけっぱなし、良くないよね。ちゃんと消すようにクラスで言っといて」
神領此折:「…後で言っておきます」
深山 方二:言いながら、十円玉をぐるぐると適当に動かしている。
神領此折:外と中の空気が混じる気配を感じ、扉を閉める
深山 方二:「君は、えーと……?」名前を聞きたいらしい。
神領此折:「神領此折です、確かそこに……」と後ろを示す、委員会一覧に名前がある
深山 方二:「あっほんとだ。神領くんね」
神領此執:(…簡易霊媒?えっとこっちじゃなんて言うんだっけ……)
深山 方二:十円玉を「じ」「ん」「り」「よ」「う」と動かして、くつくつ笑う。
深山 方二:「覚えた」
深山 方二:「あ、これね。こっくりさん。大丈夫。今は別に入ってないし」
深山 方二:「ちょっと暇だったから遊んでただけ」キン、と硬貨を弾いてからポケットにしまった。
神領此折:「中身は空と、こっくりさん、ですか」
神領此執:『あーそれか、随分かわいい名前だなあ』
深山 方二:「そうそう。僕、怪談にはちょっと詳しいよ」
深山 方二:「君は何か知ってる話、ある?」
深山 方二:首を少しだけ傾げる。
GM:この学校にも、いくらか怪談と呼ばれるような話は伝わっているが
GM:大体は他所でもよく聞くようなものばかりだ。
GM:音楽室のピアノが夜に鳴る、だとか。その程度の。
神領此折:「怪談、ですか」首を傾げる
神領此折:「夜にピアノが鳴る話とかのことを指すという認識でいいんですよね」
深山 方二:「あ、やっぱりそこが有名なんだ」
深山 方二:妙に慣れ慣れしげに、あなたの方を見ている。
神領此折:「学校でクラスの方から聞いた程度ですが」
神領此執:『まー怖い物がファンタジーじゃなくてほぼノンフィクションだからな俺ら、変な事言うなよー?』
深山 方二:「そうそう! やっぱり人づてに聞くのがメインルートだよね」
深山 方二:「ほんとは他にもあるんだけどね。オリジナリティのあるやつ」
神領此折:「オリジナリティ」
深山 方二:「うちの学校ならでは! みたいな」
深山 方二:「けど、やっぱりマイナーなのって辛いよね。忘れられがちで」
神領此折:「…学校に怪異が?」
深山 方二:「怪異っちゃ怪異かな……? 怪談だしね」
深山 方二:「そのうち」
深山 方二:「本当になっちゃうかもしれない……」幽霊のような手を作る。
深山 方二:「なんてね」ぱっとすぐ笑顔に戻る。
神領此折:「本当に、ですか」声は相変わらず平坦で、感情は読めない
深山 方二:「たとえばさあ、そう。職員室の……」
GM:その時。
GM:突然、教室内のスピーカーから校内放送が流れ出す。
GM:『校内の生徒の皆さん。1階下駄箱付近でスズメバチの巣が発見されました』
GM:『大変危険です。駆除の作業が済むまでは入口付近に近付かないように』
GM:『……それから、以下の生徒は職員室まで至急来るように』
GM:『滝道。永江。……神領』
GM:『繰り返す。職員室まで至急来なさい』
GM:ふつり、とそれだけ言って放送は切れた。
GM:声は、あなたに見回りを依頼したUGN支部員で教師、大高のものだとすぐにわかる。
深山 方二:「……ん、神領?」
神領此折:折角だから後ろの水槽を住処にしているピンポンパールたちに餌でもあげていこうかと思っていた時に、呼び出しを貰い
神領此折:「…呼ばれましたね、名残惜しいですが一度ここで失礼を」
神領此折:一礼し、ドアにもう一度手をかける
深山 方二:「金魚かあ。餌あげとこっか」
神領此折:「あ、ではお願いします」
深山 方二:「うん。じゃあ……いってらっしゃい」
神領此折:「行ってきます」
深山 方二:立ち上がり、水槽の方へ。
深山 方二:「………………」
深山 方二:微かに、『気をつけて』という声が聞こえたような。
神領此折:ドアを開ける、うだるような夏の空気だが、少しだけ教室と変わらない空気のような気がした
神領此執:『…なあんか変な予感、色々と』
GM:蝉の声は、相変わらずじわじわと響いていた。

GM:ロイス取得のみできます。
神領此折:深山 方二 ○興味/不安
神領此折:これで


オープニング2 佐藤 啓太


GM:登場侵蝕をお願いします。
佐藤啓太:34+1d10
DoubleCross : (34+1D10) → 34+2[2] → 36

GM:おとなしい

【雨宿町・市立篠月高校 校舎内】

GM:ある、夏の暑い日のこと。
GM:あなたは母校である市立篠月高校を挨拶がてらに訪ねていた。
GM:蝉時雨がざわざわと耳につく中、校庭ではまだ涼しい時間帯に行われていた、運動部の部活動が終わった後らしい。
GM:足早に帰る生徒たちが幾人か。他にはあまり人の姿はない。
GM:新しくも古くもない白っぽい校舎は、あなたが通っていた時とほぼ変わらぬ姿で迎えてくれた。
GM:入口も、廊下もさして変わらない。もうあなたの下駄箱や上履きがないということ以外は。
GM:そうして、あなたはまず職員室へと向かうことにした。
佐藤啓太:別に、誰か会いたい人がいたわけではない。
佐藤啓太:せっかく帰ってきたし、挨拶でもしておくかあ、程度の気持ちでありその今回は”暇だったから”だ。
佐藤啓太:校舎内は暑く、それでも窓からは幾分涼しい風が流れてくる。
佐藤啓太:職員室は、冷房も効いているだろう。少しの期待と共に、扉を開いた。
GM:中に、人の姿はない。が。
????:「…………」
????:「……おー?」
GM:なぜか声だけがある。
GM:ここで情報判定です。〈情報:噂話〉か〈情報:雨宿町〉で目標値は6。
佐藤啓太:じゃあ情報:雨宿町で
佐藤啓太:1dx+3>=6
DoubleCross : (1DX10+3>=6) → 7[7]+3 → 10 → 成功

佐藤啓太:ヨシ!
GM:ばっちりだなあ
GM:では、あなたはその声から、学生時代に聞いた以下の話を思い出すことができます。

★無人職員室について〈情報:噂話〉〈情報:雨宿町〉6
篠月高校の職員室では時々、「誰も居ないのに返事のような声だけが返ってくる」ことがあるらしい。
聞いた者は悪いものに取り憑かれてしまう、という噂がある。真偽は不明。


佐藤啓太:ビクッと震えそうになる体を理性で抑え。
佐藤啓太:「”無人職員室コールバック”……か。真実だったとはな……」
佐藤啓太:務めて冷静に、そう言い放ちそっと後ろに下がって扉を閉めようとする。
GM:その声に反応したように、もういちど声がかかる。
????:「……ん? 今のは……」
大高 圭吾:「……なんだ。佐藤じゃないか?」
【大高圭吾・市立篠月高校教諭 あるいは"スヴェル"UGN雨宿支部・学部担当】
GM:あくびをしながらのそのそと起き上がる、あまり目に光のない男性。
GM:どうやら、寝袋で床に寝ていたらしい。
GM:あなたにも馴染みがある、この学校の世界史の教師にして、UGN支部員でもある大高圭吾だ。
佐藤啓太:「……大高教諭」
GM:有事に備えてこの学校のチルドレンやイリーガルの学生を統括している。
GM:もっとも、この学校ではさほど大きな事件が起こった試しはないのだが。
大高 圭吾:「おお、いや、昼寝にちょうどいい天気だったもんで……」
大高 圭吾:「久しぶりだなあ。なんだ、遊びに来たのか?」
佐藤啓太:なんてことはない。つまり、誰もいないのに声だけする、というのは床に寝ていて見えなかったというだけの事だ。
佐藤啓太:脱力しつつ、一歩踏み出して答える。
佐藤啓太:「ええ、戻ってきたので。挨拶に」 支部にはもう何度か顔を出したが、大高と顔を合わせるのは戻ってきてからは初めてだ。
佐藤啓太:「お久しぶりです」
大高 圭吾:「そうそう、こっちに帰ってたって話は聞いてたんだよ」
大高 圭吾:「相変わらず暑そうな格好してるなあ」
大高 圭吾:まだ眠そうにしながら、それでも歓迎をしているようだ。
佐藤啓太:「慣れればそうでもないですよ」 大嘘。クソ暑い。
大高 圭吾:「水分塩分は補給しろよ。学生じゃないんだ、自分で管理しないとな」
大高 圭吾:大きく伸びをして、首をコキコキ鳴らしている。
佐藤啓太:「ええ、気を付けてますよ」 今年に入って2回眩暈を起こして自宅のベッドで寝込む羽目になっているが、それをおくびにも出さずに言う。
大高 圭吾:「……ああ、もうこんな時間か。ちょっと校庭の方を見てこないとなんだよな……」
大高 圭吾:「佐藤はどうする? 待ってれば茶くらいなら出すが」
佐藤啓太:「む、なら一度私も外に出ましょう」「他に人もいないようですし」 部外者1人職員室に残していくのも問題だろう。
大高 圭吾:「はいはい。じゃあ外に出るか……やだなあ、暑いの」
佐藤啓太:「大高教諭も、相変わらずのようで」 などと話しながら並んで歩く。
大高 圭吾:なんとなく頼りない足取りで、苦笑する。
大高 圭吾:「相変わらずだよ、俺もこの学校も」
大高 圭吾:「小さいことは幾らでも起きるがね。大きな事件には縁がない」
大高 圭吾:「もう全部生徒に任せてりゃいいんじゃないかって思うくらいで……」
GM:その辺りで、下駄箱のところに差し掛かる。
佐藤啓太:「事件がないのは良い事ですが、教師が言うセリフではないでしょう……」 返しつつ、外靴を履く
大高 圭吾:「最近は優秀なのが揃ってっからなあ……」
大高 圭吾:「俺は見守りくらいでいい……」そう言って外に出ようとして。
大高 圭吾:跳ね返されたように、押し戻される。
大高 圭吾:「……?」
佐藤啓太:「んぎゅっ」 変な声を上げて、同じく押し戻されている
大高 圭吾:「おい佐藤、そっちもか?」
佐藤啓太:羞恥で赤くなった顔を抑えて頷く
GM:目の前には確かに外への出口があるが、
GM:出ようとするとやはり押し戻されてしまう。
GM:あなたたち以外にこの状況に気付いた者は、他には居ないようだ。
大高 圭吾:「……いかんな」
佐藤啓太:「……これは……仕事の時間では?」
大高 圭吾:「さっきのあれに罰でも当たったかね……」
佐藤啓太:「……なにしたんです?」
大高 圭吾:「いや、生徒に任せてりゃいいだのなんだの」
大高 圭吾:「佐藤、悪いが緊急事態だ。協力を頼む……」
佐藤啓太:ああ……。嘆息し、ぐにぐにとクッションじみた空間を押す。
大高 圭吾:こちらもはあ、と大きく息を吐いてから。
佐藤啓太:「もちろんですが……搦手で来ましたね。もう少し人手が欲しいところだ」 自分は調査に向かない。
大高 圭吾:「ああ。幸い、今日は何人かこっちで把握してる生徒がいる」
大高 圭吾:「協力して状況確認と対処をするしかないな」
大高 圭吾:「あーっ、どうしてこう暑い日に面倒が起きるかな……」
佐藤啓太:「急ぎましょう、一般の生徒に気づかれると面倒だ」
大高 圭吾:「取り急ぎ、呼び出しをしておく。佐藤はここ見張っててくれ」
佐藤啓太:頷いて、玄関の扉に背を預ける。
佐藤啓太:せめて、風でも入ってくるといいんだが。
佐藤啓太:背中に汗をだらだら流しつつ、そう心の中で呟いた。

GM:ロイス取得のみできます。
佐藤啓太:大高圭吾 〇信用/ビビらせないで
佐藤啓太:これで
GM:ごめんねw


オープニング3 滝道 晶・永江 康一


GM:おふたりは登場侵蝕をお願いします。
滝道 晶:滝道 晶の侵蝕を1D10(→ 1)増加 (30 → 31)
永江 康一:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 7[7]+34 → 41

GM:差!

【雨宿町・市立篠月高校 校舎内】

GM:ある、夏の暑い日のこと。
GM:あなたは外に出たついでに、ふと夏休み中の学校へと立ち寄っていた。
GM:運動部の部活動は終わったところらしい。帰りを急ぐ生徒たちが何人か。
GM:その中にひとり、流れの逆を行くように校舎に入る、見知った顔があった。
水凪 義政:「お、永江じゃーん」
永江 康一:「水凪くんじゃない。今日は一体どうしたの?」
水凪 義政:あなたを見かけて、声をかけてくる。
水凪 義政:「ん、部活上がり」
水凪 義政:日に焼けた少年、クラスメイトの水凪義政という男子だ。
水凪 義政:確か彼も野球部に所属していたはずだが、そこまで汗をかいている様子はない。
水凪 義政:頬に大きな絆創膏を貼っているのも目についた。
永江 康一:とん、とんと少年が、杖を突き近づく。
永江 康一:「けがをしたのかい。ひょっとして坂道から転んだり?」
水凪 義政:「げ、なんでわかんの?」
水凪 義政:「夏休み入ってすぐの時にね。ちょっと前までは足引きずってたんだよな」
永江 康一:「水凪くんでアクティブでイエローな感じだから。ちょっとせっかちな所あるでしょ。」
永江 康一:悲しいかな、康一の異能は。
永江 康一:人の心以外は石ころ一つ動かせない。
水凪 義政:「イエロー……? うーん、せっかちはなんも言い返せねえ」
永江 康一:しかし、それは彼の感性を育て、時折こういった言葉遣いをするようになっていた。
水凪 義政:「あ、だから永江も大変だったんだなーってちょっとだけわかったよ」
水凪 義政:杖を指す。
永江 康一:「…確かに、気づいたら汗でぐっしょりだ。」そう言い汗をぬぐう。
永江 康一:ただ歩くだけ、散歩であるが彼には身の回りの風景が一風違って見えた。
永江 康一:杖を使って歩けるようになる。それがただ楽しく。冒険だったのだ。
永江 康一:…もっとも、体力はそれに追いついてくれていない。
永江 康一:「水凪君は汗をかいていないみたい。やっぱり野球部って暑さにも強くなるのかな。」
永江 康一:「ぼくとは違って、君は凄い奴だ」
水凪 義政:「ん、んー……。いや。俺、さっきの怪我で、見学しかしてねえの」
水凪 義政:「幽霊部員みたいな? だから全然元気なんだよな」
水凪 義政:気まずそうに笑ってから。
水凪 義政:「あ、てか汗がヤバいなら冷房効いてるとこに行こうよ」
水凪 義政:「俺今から図書室に行くつもりだったんだ」
永江 康一:「そうだ。…そういえばぼくはあんまり冷房の効いてる教室知らなかったな。」
永江 康一:「ありがとう、水凪君のお陰でぼくは命拾いしました。」
水凪 義政:「そこまで」
水凪 義政:「俺も全然図書室なんて行ったことなかったんだけど、涼しいからさあ」
永江 康一:「それほどだよ。」やや過剰に感謝をする。
永江 康一:「このままだとゆで卵になってしまう所だった。」
永江 康一:「うん、涼しい所に行こう。」
水凪 義政:「夏やべえー」
水凪 義政:「そんじゃこっちこっち。あ、エレベーター使った方がいいかな……?」
永江 康一:「こういう時だもの、頼っちゃいましょう。」

GM:一方その頃。

【雨宿町・市立篠月高校 図書室】

GM:ある、夏の暑い日のこと。
GM:あなたは借りっぱなしの本を返却しに高校の図書室を訪れていた。
GM:冷房の効いた室内は非常に快適だが、生徒の姿はカウンターに座る図書委員くらいのものだ。
野尻 蘭子:「あ、滝道くんだ。何か用事あった?」
野尻 蘭子:眼鏡をかけた几帳面そうな少女が迎えてくれた。
野尻 蘭子:あなたと同学年で、多少顔見知りではある。野尻蘭子という真面目な女子だ。
滝道 晶:「あ、蘭子ちゃんじゃん。今日当番?」少し重たい扉を開けて入ってくる。
野尻 蘭子:「ほんとは別の子が当番なんだけど、交代したんだ」
野尻 蘭子:よいしょ、とカウンター上の重そうな本をどける。
滝道 晶:「えー、えらっ!こんな暑い日なのに。しかも一人」
野尻 蘭子:「だ、だって……その……ここ、好きだから」
野尻 蘭子:「あと、自分で整理しないと気が済まなくて」
滝道 晶:「あ、運ぶの手伝おっか?重いっしょ」
野尻 蘭子:「最近マナーがあんまり良くないんだよね……っと、うわっ」
滝道 晶:「俺、今日はこれ返しに来ただけで時間あるんだよね……おっとと!?」
野尻 蘭子:あなたの声より早く、本を落としてしまう。
野尻 蘭子:「ああああ、傷ついたりしたら大変!」
野尻 蘭子:少し極端なくらいに慌てた声を上げる。
滝道 晶:「あちゃー、遅かった」たはーという仕草をして。
滝道 晶:「ダイジョブダイジョブ、折れ目は……よしついてない!」
滝道 晶:しゃがんで本を拾い上げ始める。
野尻 蘭子:「ありがとう……!」
野尻 蘭子:「…………様、ごめんなさい。ごめんなさい……!」それから、こんな小さな声が聞こえた。
滝道 晶:「そんなに謝んなくても……?」最初のほうは聞こえなかった。
野尻 蘭子:「うう、よかった。このまま片付ければ大丈夫のはず……」
滝道 晶:「ほら、俺が運ぶからさ。どこに持ってけばいいか教えて?」よっこいせとまとめて持ち上げる。
GM:では、そうしていると、図書室のドアを開ける音がする。
野尻 蘭子:「ありがとね……。ここ、どうもマナーが良くなくて……」
野尻 蘭子:「あっ」
永江 康一:とん、とん。と杖の音が少し聞こえて。二人の少年が図書室へ入ってくる。
水凪 義政:「げっ」
滝道 晶:「ん、新しいお客さんだね」ちらりとそちらを見て。
永江 康一:「こんにちは。避暑に参りました。」
水凪 義政:入ってきた少年のひとりが、野尻の視線にたじろぐ。
野尻 蘭子:「水凪くん! また貸し出し手続き忘れて本、持ってったでしょ!」
水凪 義政:「えっ、ま、またやってました? ……すいません……」
野尻 蘭子:「なんで何回言っても覚えないの! 毎回本がどこ行ったかわからなくなるの!」
水凪 義政:「ひえ、ご、ごめんなさい……!」
GM:二人はこんな調子で言い合いをしている。
永江 康一:「お~‥‥。」口を大きく広げる。
滝道 晶:(ああ、マナーが悪いってこれのことか。几帳面だもんなあ)と心の中で納得する。
永江 康一:これは
永江 康一:野球少年と
永江 康一:文学少女の
永江 康一:熱い言い合い
永江 康一:そう、康一は捉えた。
永江 康一:「図書委員さん。水凪くんもこういってるし、許してあげてくれないか。」
滝道 晶:「蘭子ちゃんは責任感強いからなあ」
野尻 蘭子:「だってもう……これだけでも三回とかそこらで……こらっ逃げないの!」
永江 康一:「あっ、滝道君。きみもここへは避暑に来たのかな?」
水凪 義政:「いやちゃんとやろうと思ってるんですって! ついうっかり持ってっちゃって……」
滝道 晶:「やっほー康一くん。あー、俺は本の返却っすよ」
滝道 晶:「返すのギリギリになっちゃってさ」
永江 康一:彼はビビットに水色に語った。と康一は捉えた。
永江 康一:「ギリギリでも返すのは、なかなかできない。凄いことだ。」
永江 康一:「いつも三日位ぼくは遅れてしまう」
滝道 晶:「次に借りたい人がいるかもしんないじゃん?」
滝道 晶:「こういう経験ない?ふと借りたい本が頭に浮かんで、無性に読みたくなるやつ」
永江 康一:「ある。そういう時は、とてもくすぐったくなってしまう。」
永江 康一:「居ても立っても居られない」
滝道 晶:「期待して借りに図書館に来る。本棚を見たら残念、貸し出し中」
滝道 晶:「仕方ない、と諦められるけどけっこう寂しいっすよ?」ちょっと大げさに悲しそうにする。
永江 康一:「…そうか、ぼくは誰かにそんな思いをさせているかもしれないんだ。」
永江 康一:「それは、申し訳ないことをし続けてしまった。」
永江 康一:「…いまからでも、なんとかして反省できるかな?なんだかとても胸が重たい」本当に胸が重たい。
滝道 晶:「……なーんて!そんな大げさなことじゃないっすよ」
滝道 晶:「借りる時はルールを守る、借りたら期日を守る、それだけっす。今からでも出来る出来る!」寂しそうにしていた表情を一気に明るく。
永江 康一:「お~…!きみが言うなら、できる気がしてきたぞ。きみには不思議な力があるな」
永江 康一:彼の言葉には力がある。巡り合えた運に感謝しなければ、と康一は思った。
滝道 晶:「そしたら蘭子ちゃんに怒られないおまけつき!」と最後は冗談めかして。
滝道 晶:「不思議な力があったらいいんすけどね~。魔法みたいな」
永江 康一:「滝道君ならなんだってなれるよ。ぼくも、応援する。」
永江 康一:「ぼくも図書委員さんに怒られないようにはげむので。」
滝道 晶:「そうそう、失敗したって挽回すればいいんすよ。俺も失敗ばっかしてたし」
滝道 晶:「康一くんに応援もらえたら頑張れちゃうなー」と、嬉しそうに笑いつつ。
滝道 晶:「んじゃあ最初の応援、という訳でまだ続いてるあれ。そろそろ止めよっか」まだ言い合ってる二人に視線を送り。
永江 康一:「そうします。これからは、延滞を極力しないように…どうか…」野尻にそっと視線を向ける。
野尻 蘭子:「あと本にレシートとか挟んで栞にするのはいいけどちゃんと外してから返却を……」ガミガミ
永江 康一:「図書委員さんにも怒られないよう、がんばります…。」それは、覚悟に満ちた表情だった。
水凪 義政:「他にいいものがなかったんですってばー!」
GM:では、あなたたちがそうしていると。
GM:突然、スピーカーから校内放送が流れ出す。
GM:『校内の生徒の皆さん。1階下駄箱付近でスズメバチの巣が発見されました』
GM:『大変危険ですから、駆除の作業が済むまでは入口付近に近付かないように』
GM:『……それから、以下の生徒は職員室まで至急来るように』
GM:『滝道。永江。……神領』
GM:『繰り返す。職員室まで至急来なさい』
GM:そこで放送は途切れる。
滝道 晶:「……もしかして俺ら呼ばれた?」天井のスピーカーを見上げながら。
野尻 蘭子:「蜂? やだ、怖いな……」
永江 康一:「みたいですね。…でも、こわいね。スズメバチって。」
水凪 義政:「まあ、上までは来ないでしょ。多分」
滝道 晶:「巣に近寄んなきゃそんな襲って来ないっすよ」
滝道 晶:「意外とカワイイ顔してるし」
永江 康一:「今度よくみてみよう」
滝道 晶:「んじゃ、これしまってからいこっか」蘭子ちゃんに案内を頼む。まだ本を抱えたままだ。
野尻 蘭子:「うん、半分は自分でやるから。急いで行ってきたら?」
野尻 蘭子:よいしょ、と本をいくらか手で持って。
永江 康一:「水凪くんも、野尻さんとなかよくね。」
滝道 晶:「りょーかい。気をつけるんすよ……あそうだ」ピンと閃いた顔をして。
水凪 義政:「……がんばるけどさ……」気まずそうだ。
滝道 晶:「水凪くんだっけ?罪滅ぼしに手伝ったらいいんじゃないっすか?」
永江 康一:「お~…。」大きく口を開け。
永江 康一:「それは、いい考えだ。流石滝道君。」
野尻 蘭子:「……水凪くん、綺麗に順番に並べるの苦手でしょ……」
水凪 義政:「う、え、いや。が、がんばればなんとか……します!」
野尻 蘭子:「はー……。後で私がチェックするからね!」
滝道 晶:「よし、その意気その意気っすよ」よろしくね、と満足そうに。
永江 康一:「ぼくらも職員室にいこう。あそこもエアコンがきいてるといいな。」
滝道 晶:(これで仲直りと本の片付けが一緒に出来る、一石二鳥!)
滝道 晶:「廊下も外も暑いっすからね~、蜂取りとかやんのかな~」
滝道 晶:ドアを開けると押し寄せる熱気に顔を顰めながら、陽の眩しい廊下へ踏み込んでいく。
永江 康一:「蜂も暑さで余裕がないのかも。油断せずいきましょう。」
永江 康一:とん、とんと、杖を突き歩く。
永江 康一:頼りになる仲間との冒険は、今始まったのだ。
永江 康一:そう、康一は思った。

GM:ロイス取得のみできます。
永江 康一:ロイス:水凪 義政 〇尊敬/無力感
永江 康一:滝道 晶 〇信頼/不安
永江 康一:でそれぞれロイスを取得します。
滝道 晶:野尻蘭子 同級生 〇えらい!/無理はダメっす
滝道 晶:永江くんはもうちょっと見ていたい、保留。
滝道 晶:以上で~
GM:はーい


ミドル1 合流


GM:合流シーンです。全員登場!
GM:登場侵蝕をお願いします。
佐藤啓太:36+1d10
DoubleCross : (36+1D10) → 36+10[10] → 46

神領此折:永江 康一の侵蝕を1d10(→ 5)増加 (41 → 46)
永江 康一:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 1[1]+41 → 42

佐藤啓太:オギャ
神領此折:神領 此折/神領 此執の侵蝕を1d10(→ 1)増加 (43 → 44)
滝道 晶:永江 康一の侵蝕を1D10(→ 10)増加 (46 → 56)
滝道 晶:ぐえ
神領此折:戻しておきます…ごめんね
GM:差がすごい
GM:あ、滝道くんもカウンター違ってるかも
滝道 晶:あ
滝道 晶:なおそう
永江 康一:カウンター設定、初期化されると厄介ですよね。
GM:あるある
GM:直りましたね。ではー


【雨宿町・市立篠月高校 職員室】

GM:あなたたちは放送で職員室に呼び出され、現状の簡単な説明を受けていた。
大高 圭吾:「……ということで、どうやら入口が閉鎖されてるようなんだ」非常に参った様子で。
大高 圭吾:「さっき見たが非常口も同じだ。どうもR案件らしいと判断してお前たちを呼んだ」
GM:呼び出されたのは、UGNに登録のある生徒だ。お互い顔見知りだろう。ひとりを除いて。
大高 圭吾:「ついでに、通信の類いも使えない。外に救援を呼ぶのも無理そうだ」
GM:あなたたちが端末を確認すると、圏外になってしまっていることがわかる。
神領此折:「閉じ込められた、ということですか」
大高 圭吾:「そういうことだなあ……」
滝道 晶:「蜂より厄介なことになってるっすね~」
佐藤啓太:「ああ、空気のクッションのようなものでな」 ゴーグルを掛けた真っ黒な男が壁に背を預けて立っている。
佐藤啓太:「攻撃も試してみたがまるで手ごたえがない」
大高 圭吾:「おっと、そうだ。紹介しとかないとな」
滝道 晶:(………コスプレ?)ふと思ったが口には出さない。
大高 圭吾:「ここの卒業生の佐藤だ。お前らの先輩に当たる」
大高 圭吾:「オーヴァードとしてもな。今日は運悪く遊びに来てたんだよなあ……」
佐藤啓太:「”ブラック”だ。よろしく頼む」 片手を上げて言う
神領此折:「よろしくお願いいたします」軽く一礼
永江 康一:「よろしく。”ブラック”、さん」彼は伝奇的宛らにブラックに語った。と康一は捉えた。
滝道 晶:「え、OBっすか!よろしくっす、佐藤先輩!」
大高 圭吾:「ということで、全員で協力して今回の件に当たってくれないか」
大高 圭吾:「中には何人か一般の生徒がいる。彼らに悟られないように状況を解決するのが最優先だ」
佐藤啓太:「ああ……まあ、OBなんだが。佐藤じゃなくて”ブラック”と呼んでくれ」
永江 康一:「了解しました。戦うのは得意じゃないけど。佐藤さんもいますし。きっと大丈夫。」
大高 圭吾:「相変わらずこだわりがあるな……」
神領此折:「承知致しました、任務受領します」淡々と答える、相変わらず長袖のパーカーのフードは被ったままで
滝道 晶:「じゃあブラック先輩で!2年の滝道っす!」
大高 圭吾:「……あるいは、中に密かに覚醒している者がいる可能性もある。その辺りも調べてみてくれないか」
神領此折:「内部調査も追加で、ですか」
永江 康一:「そういうのならぼくでもできそうだ。ええ、探し物なら任せてください。」
佐藤啓太:「よろしく滝道。覚醒者がいるかどうかの調査は、君たちがやった方がいいだろう」
滝道 晶:「調査方面は正直はあんま得意じゃねーっすけど、やるしかないっすね」
佐藤啓太:「ああ、やるしかない。俺たちしかいないからな」
大高 圭吾:「頼もしいよ、ほんとに」
永江 康一:「佐藤さん、目立っちゃいますからね。」
大高 圭吾:大きくあくびをする。眠たそうだ。
佐藤啓太:「やめろ、佐藤と呼ぶな。”ブラック”だ」
永江 康一:「はい。"ブラック"、さん。」
永江 康一:最初見たとき、蜂駆除業者かと思っていた。
佐藤啓太:「よろしい、君は何と呼べばいい?」
永江 康一:「ぼくは永江」「永江康一です。」
神領此執:『うーん、どっちで呼ぶ?』
神領此折:(どちらでも構いませんよ)
神領此執:『んじゃコードネーム呼びにでもしておく?』
神領此折:(ではそれで)
神領此折:という会話を暗黙のうちに行って
神領此折:「…改めて、よろしくお願いします、ブラックさん」
佐藤啓太:「ああ、よろしく。永江、と……神領、か?」 アナウンスから消去法で
神領此折:「はい、1年の神領です」名前に関しては保留した
大高 圭吾:「……まあ、みんなそれぞれ事情はあるが。よくやってくれてる奴らだよ」
佐藤啓太:(コードネームが形骸化している……嘆かわしい……)
佐藤啓太:「では早速調査に移るとしようか」
大高 圭吾:「ああ、よろしく頼む……やれやれ。俺も下駄箱付近をまた見に行くか……」
大高 圭吾:「何かあったらそっちに知らせてくれ。他の生徒が来てもまずいしな」
神領此折:「了解です」
永江 康一:「ええ、頑張りましょう。神領くん、滝道くん。"ブラック"さん。」
大高 圭吾:席を立ち、職員室を出て行く。
滝道 晶:「ちなみに……此折くんもっすけど、ブラック先輩暑くないんすかその恰好」
永江 康一:「確かに暑そうだ。ぼくは、今気づいた。」
佐藤啓太:「ああ、問題ない」 クソ暑いが我慢すればいいので、問題ない(2敗)。
神領此折:「まあ茹ったところでリザレクトをすればいいので…」
佐藤啓太:「どんな生活を送ってるんだ君は……」
永江 康一:「凄い…。」彼らからは歴戦の戦士の風格を感じた。と康一は捉えた。
滝道 晶:「そんな気軽にリザレクトしちゃだめっすよ!?」
神領此折:「?」
佐藤啓太:「んん、とりあえず調査に向かおう。そうだな……」
佐藤啓太:「原因調査のチームと、生徒の様子を見るチームで別れるといいと思うんだが」
神領此折:「なるほど」
神領此折:「生徒がいる場所には心当たりが、というか呼び出し前に会って来ていたので」
神領此折:「手間を省くという意味でもそちらに行った方がよいのでしょうか」
滝道 晶:「二人ずつで動くのは基本っすね、流石先輩」
滝道 晶:神領くんの反応にこれは良くない、なんか作れなかったかな……と呟いて《万能器具》し始める。
佐藤啓太:「む、もう既に会っていたか。ならいいんじゃないか?」 適当。そもそも作戦立案とか、頭脳労働とか、苦手だ。
永江 康一:「神領くんも的確だ。すでに場所を知っているなら、そちらへ行くのが一番。」
佐藤啓太:年長っぽいから頑張らんとな……と仕切ってみただけである。
神領此折:「お三方は誰かここの生徒に今日会ってますか?」
滝道 晶:「俺らはさっきまでいた図書室っすかね、まだいるかなあの二人」
永江 康一:「図書室には野尻さんと、野球部の水凪くんがいます。」
佐藤啓太:「図書室か……校舎から出ないようにアナウンスもあったし、いるんじゃないか?」
佐藤啓太:「暇も潰せるしな」
神領此折:「ではそちら二か所をまず見てみましょうか」
永江 康一:「確かに。おー‥‥。大人だ。」彼にはどことなく佐藤が輝いて見えた。
滝道 晶:「仲直りしてりゃいいんすけど……できた。はい此折くん」と、今作ったハンディ扇風機を渡す。
神領此折:「これは?」
滝道 晶:「扇風機。ミニサイズだけど無いよりは涼しいかも!」
神領此折:「せんぷうき」
神領此折:スイッチらしき箇所を探して押す
神領此折:羽根が回り風が吹いてくる
神領此執:『あ、これならちょっと楽になるかも』
佐藤啓太:(む、羨ましい……いやいや、扇風機片手に涼むエージェントがどこにいる)
佐藤啓太:「俺はとりあえず外に繋がってる部分を確認して回りたいと思う」 窓とか、屋上への扉とか。手がかりが少ない為当たれる場所も少ない。
神領此折:「…ありがとうございます」扇風機の回転で少し震えた声で
滝道 晶:「どーいたしまして、熱中症は怖いっすからね!」
神領此折:「ではそちら側に行く人も一人…ブラックさんと誰にしましょう」
永江 康一:「ぼくが行きます。」
永江 康一:「戦いは苦手だけど、こういうことならできるから。」
佐藤啓太:「わかった、じゃあ一緒に行こう」
佐藤啓太:「ボディガードは任せてくれ」
滝道 晶:「お、じゃあ俺は此折くんとっすね、よろしく!」
神領此折:「では、俺は滝道さんと生徒の見回りですね、よろしくお願いいたします。」
永江 康一:「…せめて得意なことでみんなの力になりたい。」
永江 康一:「よろしくお願いします。”ブラック”、さん。」
佐藤啓太:「ああ、ある程度情報が集まったらもう一度ここに集まろう」
GM:茹だるような暑さと、幾らかの冷房スポットの中、あなたたちは調査を開始することにした。

GM:ロイス取得と購入判定が可能です。
GM:購入はまあ、なんかできるんでしょう。
神領此折:ロイスは保留
滝道 晶:なんか……隠し備品とか…
永江 康一:ロイスは保留
GM:相当品とかね
佐藤啓太:永江康一 〇庇護/隔意 これで
神領此折:購入何か欲しい人の希望を…校内にあるもので作りだすのだ…
滝道 晶:ロイスはまだ保留。
滝道 晶:応急手当セットをとりあえず準備しようかなあ
佐藤啓太:うーん……RC型だしアルティメイド服でも買おうかしら
GM:保健室にありそう
永江 康一:購入:塩飴(ブルーゲイル)
滝道 晶:救急箱的な
GM:メイド服は……演劇部とかが
佐藤啓太:1dx>=20
DoubleCross : (1DX10>=20) → 10[10]+9[9] → 19 → 失敗

GM:!?
佐藤啓太:むっ
滝道 晶:回ってる!
永江 康一:!?
GM:ダイス一個で!
神領此折:すごい
神領此折:あ、じゃあ
神領此折:バデムここに入れます?
佐藤啓太:やったーっ!
永江 康一:ダイス一個でここまでの達成値をだせるとは
GM:出た……!
滝道 晶:すごい
永江 康一:では、永江の判定
永江 康一:3dx>=20
DoubleCross : (3DX10>=20) → 9[4,8,9] → 9 → 失敗

永江 康一:普通にダメだった。
神領此折:ブルーゲイル支援してみます
神領此折:1dx+2
DoubleCross : (1DX10+2) → 1[1]+2 → 0 (ファンブル)

GM:ああっ
神領此折:駄目だった
永江 康一:ありがとう~
滝道 晶:んじゃ応急手当ねらいで!《紬の魔眼》
滝道 晶:滝道 晶の侵蝕を1(→ 1)増加 (41 → 42)
滝道 晶:4dx>=8
DoubleCross : (4DX10>=8) → 7[1,3,4,7] → 7 → 失敗

GM:そういうこともある
滝道 晶:財産点1点で買うよ!
佐藤啓太:あ、メイド服装備します
GM:はーい! おふたりとも了解
GM:以上かな

永江 康一:はい!


ミドル2 調査


GM:情報収集シーンになります。登場する人は登場侵蝕をお願いします。
神領此折:神領 此折/神領 此執の侵蝕を1d10(→ 10)増加 (44 → 54)
佐藤啓太:46+1d10
DoubleCross : (46+1D10) → 46+7[7] → 53

滝道 晶:滝道 晶の侵蝕を1D10(→ 6)増加 (42 → 48)
永江 康一:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 1[1]+42 → 43

永江 康一:コイツ…
GM:上がり気味……

GM:情報収集シーンです。現在の項目は以下の4つです。

★深山方二について〈情報:噂話〉7
★野尻蘭子について〈情報:噂話〉6
★水凪義政について〈情報:噂話〉6
★大高圭吾について〈情報:雨宿町〉〈情報:UGN〉7


GM:登場侵蝕1d10を振り足すことで、再度判定を行うことも可能です。
GM:調べたいところからどうぞー
神領此折:では深山さんを
滝道 晶:蘭子ちゃん!
佐藤啓太:じゃあ、大高圭吾について、情報:雨宿町で
GM:どぞ! まとめて開示します
佐藤啓太:1dx+3>=7
DoubleCross : (1DX10+3>=7) → 8[8]+3 → 11 → 成功

佐藤啓太:ヨシ、なんか出目良いな
神領此折:1dx 情報:噂話
DoubleCross : (1DX10) → 1[1] → 0 (ファンブル)

永江 康一:では、水凪君を調べます。
GM:神領くん!
永江 康一:★水凪義政について〈情報:噂話〉6 コネ使用。
永江 康一:5dx+3>=6
DoubleCross : (5DX10+3>=6) → 7[2,5,6,7,7]+3 → 10 → 成功

佐藤啓太:さっきもファンぶってなかった!?
永江 康一:社会1は大変…。
GM:まあ、侵蝕バランス見て振り直しできるからね
滝道 晶:コネ:噂好きの友人を使って判定!
滝道 晶:4dx>=6
DoubleCross : (4DX10>=6) → 10[3,4,5,10]+1[1] → 11 → 成功

滝道 晶:おけまる
神領此折:皆偉い
永江 康一:やば
GM:じゃあ深山くんが残ってますね
GM:だれでも登場侵蝕振り足しで判定できます
神領此折:一応振り足してやってみてもいいですか?
滝道 晶:どーぞ!
GM:侵蝕だいじょぶそうならどうぞー
神領此折:神領 此折/神領 此執の侵蝕を1d10(→ 10)増加 (54 → 64)
GM:神領くん!!
神領此折:わあいボーナス…
滝道 晶:出目が高い…
佐藤啓太:逆に凄い
神領此折:2dx 情報噂話
DoubleCross : (2DX10) → 7[6,7] → 7

GM:お、成功!
GM:よかった
神領此折:なんとか……
永江 康一:おー!
滝道 晶:やったね
佐藤啓太:おお
GM:では、順番に開示していきます。

★深山方二について〈情報:噂話〉7
神領此折/此執が教室で出会った少年。
学年・クラスは不明だが、学校には慣れているようだ。
「学校の怪談」について知識があるようで、あなたたちに話したさそうにしている。
1年の教室を訪ねれば、いろいろと語ってくれるだろう。
※この項目は不完全です。次のシーン以降で調査を進める必要があります。



★野尻蘭子について〈情報:噂話〉6
図書委員を務めている2年生。真面目な少女。非オーヴァード。
当番の日以外にも図書室を訪れ、書架の整理などを行っているようだ。
几帳面な性格で、図書室のマナーを守らない水凪にかなり憤懣を感じている。
時折『ミヒラキ様』という謎の存在について口走っているようだが……。
※この項目は不完全です。次のシーン以降で調査を進める必要があります。
→★図書室のミヒラキ様について・深山の見解〈情報:噂話〉〈情報:学問〉8 が次のシーン以降で調査可能になりました。



★水凪義政について〈情報:噂話〉6
野球部所属の1年生。大らかな男子。非オーヴァード。
脚に怪我をしているため、部活の見学と勉強のために学校を訪れている。
図書室には最近訪れるようになったためか、あまりマナーは良くない。
『幽霊部員』という呼称をなぜか自嘲的に使いがち。
※この項目は不完全です。次のシーン以降で調査を進める必要があります。



★大高圭吾について〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉7
世界史の教師であり、UGN雨宿支部所属の支部員でもある。ブラックドッグ/ソラリス。
主に篠月高校内のオーヴァードの統括と事件への対処が任務。
能力が防御型なこともあり、やや生徒任せで無気力なところも見られる。
『無人職員室』の怪談の元なのではないか、とも言われている。
※この項目は不完全です。次のシーン以降で調査を進める必要があります。
→★無人職員室について・深山の見解〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉9 ※佐藤啓太のみ7 が次のシーン以降で調査可能になりました。


GM:2項目が新しく開きました。これは次シーン以降で調査可能なのですが
GM:またそちらで説明をしていこうと思います。
GM:では、共有などをどうぞ。


【雨宿町・市立篠月高校 教室】

GM:あなたたちはそれぞれに調査を行い、成果を得た。
GM:空いた教室のひとつに冷房をつけて、涼みながらそれらを共有することにする。
GM:校庭には人の姿はなく、ただ蝉だけが鳴いている。
神領此折:「…運動部の人、いませんね」
神領此折:外をぼんやりと見ながら、相変わらずパーカーのままで
佐藤啓太:「そういえばそうだな……いつもはこの時間も誰かしらいるか?」
永江 康一:「運動部の部活動は終わったところだったから。」
滝道 晶:「んひぃ~。生き返る~」と冷房で涼みながら机に突っ伏してる。
滝道 晶:「だいたい昼上がりが多いっすね」
永江 康一:「うん。だから閉じ込められる前に、みんな帰っていったよ。」
佐藤啓太:「なるほど……最近は健康にうるさいもんな」 俺が居た時とは違う……気がする。いや、どうだったかな。俺帰宅部だったし……
神領此折:「暑い中訓練はしない、ということでしょうか」
永江 康一:「残ってるのは水凪くん、野球部の彼くらい。」
神領此折:「野球部の方が一人で?」
滝道 晶:「そういえば、練習終わりに残ってるなんて珍しいね」
神領此折:野球とはチームでやるものだと食堂のテレビで見た
永江 康一:「水凪くんはね。脚のけがで、部活には参加できないんだ。」
永江 康一:「だから、部活動の見学と勉強しに学校に来ている。」
佐藤啓太:「熱心な事だ」
神領此折:「なるほど」
永江 康一:「図書館を使い始めたのも最近で、まだあまり図書室のルールは分からないみたい。」
永江 康一:「野尻さんからはたくさん𠮟られているけど。水凪くんは確かに努力している、よ。」
佐藤啓太:「図書館のルールなんて借りたら返す、静かに使う、本は汚さない、くらいだろ……」
滝道 晶:「意外と図書室って一度も入ったことない、ってのが珍しくないんすよね」
永江 康一:「うん、体育会系にはそういう人もかなりいるみたいだね。」
佐藤啓太:「確かに陽キャに図書室のイメージは……ンンッ」 自分のイメージを崩すところだった。”ブラック”は陽キャとか言わない
永江 康一:「彼は自分の事を『幽霊部員』というけれど。部活を見学して、図書室にも通っている。」
滝道 晶:「貸出カードをしらないで勝手に持ってっちゃう、なんて日常らしいっすよ」蘭子ちゃんがよく嘆いていた。
滝道 晶:「えらいじゃないっすか」
永江 康一:「うん。怪我した脚で、大変な中。…水凪くんが言うほど、"幽霊"じゃない。」
神領此執:『えらいな』
佐藤啓太:足のケガなら、「幽霊足無し」というジョークなのでは?と思ったが、流石に不謹慎なのでやめておく
永江 康一:「頑張ってるのだもの。きっと野尻さんとも仲良くできるって。ぼくは思う。」
神領此折:「そういえば、今日図書室開いているんでしたっけ、担当の方は…」
滝道 晶:「水凪くんはまだその蘭子ちゃんと一緒に居たっすけど」
滝道 晶:「蘭子ちゃんもいい子なんすよ~、今日もほんとは当番じゃないのに代わりに出てて」
滝道 晶:「水凪くんとはちょっとルールんとこでトラブっちゃったけど、見て来た感じ大丈夫そうっすね」
神領此折:「でしたね」二人で行って確認した
佐藤啓太:「なるほど……神領が事件の前に会っていたという子は問題なさそうだったか?」
神領此折:「深山さんですね」
神領此折:「学年やクラスはわからないんですが、学校に継続して通っている雰囲気はありました」
神領此折:「あとは…怪談に詳しいみたいです」
佐藤啓太:「ほう?」
神領此折:「今ここで起こっている非常事態と必ずしも関連しないかもしれませんが、教室に居るようですので話を聞いてみるのもよいかと」
永江 康一:「ぼくは怪談、苦手だな。でも彼の話は聞いてみたい。」
佐藤啓太:「なるほど……後で行ってみるか」 俺抜きで
滝道 晶:「意外と参考になるかもしれないっすね、今も学校の怪談みたいだし」
滝道 晶:「あ、そういえば」と、怪談で思い出す。
佐藤啓太:「む?」
神領此折:「どうかされました?」
滝道 晶:「『ミヒラキ様』って言葉、聞いたことあります?」みんなに。
佐藤啓太:「いや……ないな」
神領此折:「…ないですね、新手の怪異でしょうか?」
滝道 晶:「時々、蘭子ちゃんがソレを呟いたりしてるんすよね~」あ、もちろん俺も知らないっすと付け加えて。
永江 康一:「確かに、時折彼女は不思議なことを言っていた。」
永江 康一:「とても真剣な雰囲気だったから聞くのは、はばかられたけど。あやしいね。」
佐藤啓太:「なるほど……」 ミヒラキ、見開き、御開き……開閉に関わる権能を持つRBならば今回の件にも関係しているかもしれない。
佐藤啓太:「生徒についての話はこんなところか」
永江 康一:「…深山くんなら、『ミヒラキ様』を知っているのかな?」
佐藤啓太:「後で聞いてみるか」
滝道 晶:「そうっすね、ダメ元で聞いてみよ」
神領此折:「調査項目一つ追加ですね」
佐藤啓太:「後は、外に出られるか、校内を回ってみた感想だが……」
佐藤啓太:「どこからも無理そうだ。窓なども開かず、恐らくレネゲイド的に空間ごと封鎖されている」
佐藤啓太:「空間を無理やり開くだけの力も技術もこの場ではほぼないに等しいから」
佐藤啓太:「方針としては原因を探って止める形になるだろう」
佐藤啓太:「……あと少し気になるんだが、3人は無人職員室について聞いたことはあるか?」
神領此折:「無いですね、どういったものでしょう?」
永江 康一:「こころあたりがありません。滝道くんは知ってるかな?」
滝道 晶:「噂ぐらいっすね、誰もいないのに声がするとかなんとか」
佐藤啓太:「うむ、誰もいない職員室で誰かの声がする、というもので」
佐藤啓太:「実は今日ここに来た時に遭遇したんだが────」
永江 康一:「えっ。」"ブラック"さんと怪談の、邂逅。少し胸が躍る。
佐藤啓太:「床で寝ていた大高教諭の声というオチだった」
永江 康一:「…そうだったんですね」しゅん
滝道 晶:「締まらないオチっすね……」もっとこう、自然現象的なのを想像したのに。
佐藤啓太:「ただ、それなら誰かしら気づいてもおかしくないと思うからな」
神領此折:「他に原因がある、と?」
佐藤啓太:「もしかしたら噂になっているのは別の何かかもしれん」
佐藤啓太:「ああ、だから件の……深山君の話を聞くときは、これも聞いておきたいところだ」
滝道 晶:「深山くんに聞きたいことが増えるっすね~」
滝道 晶:「……なんか怪談話が集まって来てるような気が」
永江 康一:「流石、”ブラック”さんだ。」ブラックがとても頼りになる秘密組織のエージェントに、康一には見えた。
神領此折:「増えてますね」
佐藤啓太:「一般人のオカルトオタクというのはバカに出来ないからな……」
佐藤啓太:「それじゃあ次は、彼に話を聞きに行くか?」
神領此折:「了解です、話を聞きに行ってみましょうか
永江 康一:「は、はい。うぅ…怪談は苦手だなぁ」
滝道 晶:「りょーかいっす、手がかりあるといいっすね!」

GM:ロイス取得と購入判定が可能です。
佐藤啓太:ロイス保留! 購入はブルゲ支援かしらん
神領此折:ロイス保留
佐藤啓太:1dx>=20
DoubleCross : (1DX10>=20) → 2[2] → 2 → 失敗

佐藤啓太:そりゃね
滝道 晶:ロイス保留、ぶるげわんちゃん!《紬の魔眼》
滝道 晶:滝道 晶の侵蝕を1(→ 1)増加 (48 → 49)
永江 康一:ロイス:佐藤啓太 〇尊敬/暑そう で取得。
滝道 晶:4dx>=20
DoubleCross : (4DX10>=20) → 8[2,7,7,8] → 8 → 失敗

滝道 晶:だめ~
永江 康一:購入、ブルーゲイル
永江 康一:3dx>=20
DoubleCross : (3DX10>=20) → 10[6,9,10]+7[7] → 17 → 失敗

GM:あ
佐藤啓太:おしい
永江 康一:おっ、財産点三点、使用。買います。
佐藤啓太:おーッ
滝道 晶:やるぅ
GM:高いなあ
神領此折:よきかな
神領此折:では応急をもう一個構えておこうかな
神領此折:2dx+2
DoubleCross : (2DX10+2) → 10[1,10]+5[5]+2 → 17

GM:たっか
滝道 晶:つよい
神領此折:今日どうした…?
GM:上下してますね


ミドル3 図書室のミヒラキ様の話


GM:情報収集後、イベントが起こるシーンです。
GM:項目は以下のふたつ。
GM:ただし、1シーンで調べられるのは1項目のみです。
GM:開いた方の項目に関するイベントがシーン内で起こり、残りの項目は次以降で同じく調査可能になります。

★図書室のミヒラキ様について・深山の見解〈情報:噂話〉〈情報:学問〉8
★無人職員室について・深山の見解〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉7


GM:無人職員室についてはオープニングの情報が共有されたため、難易度が少し下がりました。
GM:なお、お休みや様子見などしても可です。
GM:一人が情報開ければイベントは起こりますのでね。
GM:それを踏まえて、登場する人は登場侵蝕をお願いします。
滝道 晶:滝道 晶の侵蝕を1D10(→ 8)増加 (49 → 57)
滝道 晶:たかめ
GM:今回わりとみんな高めね
永江 康一:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 6[6]+42 → 48

佐藤啓太:53+1d10
DoubleCross : (53+1D10) → 53+3[3] → 56

GM:こっちはほどほど
GM:神領くんはじゃあ様子見ですね
GM:ではどっちの項目調べるか決めて、成功したらイベント発生です。
佐藤啓太:はーい
滝道 晶:はーい
永江 康一:はーい
滝道 晶:ミヒラキ様からいきまーす
GM:どうぞ!
滝道 晶:情報:噂話で、コネ:噂好きの友人と《紬の魔眼》を使用!
GM:全力だ
滝道 晶:滝道 晶の侵蝕を1(→ 1)増加 (57 → 58)
滝道 晶:6dx>=8
DoubleCross : (6DX10>=8) → 8[2,5,5,6,7,8] → 8 → 成功

GM:成功!
滝道 晶:あぶな!
永江 康一:成功!
GM:じゃあどうしようかな、深山くんのところにまず来てもらって
GM:そこで開示しましょうか

GM:あなたたちは、怪談に詳しいと語っていた少年・深山の居る教室へと向かう。


【雨宿町・市立篠月高校 教室】

GM:冷房の効いた教室の中には、色の白い少年が頬杖をついて座っていた。
GM:あなたたちに気付くと、少し嬉しそうに笑う。
深山 方二:「やあ。どうしたの? 何か聞きたい話でもできた?」
佐藤啓太:教室の外で、壁に背中を預けて立っている。
滝道 晶:「方二くんさっきぶりっす!」
深山 方二:「うん。夏だし、何かひんやりしたくなったのかな」
滝道 晶:「実はちょっと気になる噂?単語?を聞いてさ、方二くんなら知ってるかなって」
深山 方二:「へえ? なんだろ」
深山 方二:座り直してあなたたちに向き合う。
滝道 晶:「んーと、『ミヒラキ様』って言うんだけど」
滝道 晶:「なんだかわかる?」
深山 方二:「……だいぶマイナーな話、知ってるね」
永江 康一:「あ、本当にいるんだ。『ミヒラキ様』」
永江 康一:こころなしか永江の持つ杖が震えている。
深山 方二:「それ、図書委員メインで伝わってるやつで、あんまり知ってる人、いないんだ」
深山 方二:「ふふ、いると言えばいる。怪談って、そういうものでしょ?」
GM:そうして、彼はこんな話を聞かせてくれた。
深山 方二

★図書室のミヒラキ様について・深山の見解〈情報:噂話〉〈情報:学問〉8

深山 方二:図書室には昔からミヒラキ様という守り神がいて、生徒たちを見守っているという噂。
深山 方二:それに、書架の整理を完璧にこなせば願いを叶えてくれるって話もあるんだ。
深山 方二:そうそう、図書委員の野尻さんもこれ信じてたみたいで、夏休みの間の書架整理、ずっとやってるみたいだよ。
深山 方二:それだけに失敗したら何が起きちゃうのか、怖がってる。
深山 方二:……そんなの、元の噂にはないのに。
深山 方二:うん、ペナルティなんてないよ。……代わりに、願いが叶うかどうかも、その人次第だけどね。
深山 方二:そんな、ちょっとだけ大げさに伝わってしまった、守り神様の話。


深山 方二:「……っていうところかな。怪談っていうにはちょっと、パンチが弱いかも」
永江 康一:「…そうなのかな。たしかに、そうかもしれない。」そう言われると、怖気も消えてきた。
深山 方二:「……でも、信じてしまえば、それは……」
GM:その時。
GM:少し遠くで、ガタンと何か物が落ちる音がした。
GM:小さな女子生徒の悲鳴も。
深山 方二:「……あれ。図書室じゃない?」
滝道 晶:「図書室……ってことは、あの声、蘭子ちゃん?」ガタリと席を立つ。
深山 方二:「野尻さん、だいぶ頑張ってたから。転んだりしちゃったのかも」
永江 康一:「い、急がないと。野尻さんが心配。」
滝道 晶:「水凪くんは何やってんすかねー!」
佐藤啓太:外で待っていたため先んじて図書室の方へ向かう。(不審者の自覚があるため)中へは入らず、様子を見るだけのつもりだ。
深山 方二:「…………」
深山 方二:「いってらっしゃい」小さく手を振った。
滝道 晶:「面白い話ありがと、方二くん!」と言って駆け出す。
永江 康一:「深山くん、お陰で物知りになれたよ。…急がなきゃ」
永江 康一:彼の話のお陰で闇が晴れた。そんな風に永江は思った。正直怖かったが。


【雨宿町・市立篠月高校 図書室】

GM:図書室には、現在、委員である野尻しかいないようだ。
GM:床には落としたらしき本が散らばっている。
野尻 蘭子:ひたすらに焦ったような様子で、あちこち点検をしている。
野尻 蘭子:「ええと、大丈夫。傷とかはついてない……」
野尻 蘭子:「ああっ」
野尻 蘭子:「ない……。さっきあったはずの本がどこかに行っちゃってる……」
佐藤啓太:扉の窓から覗き込み、怪我などはなさそうだぞ、と二人に伝える。
野尻 蘭子:「どうしよう、どうしよう、ちゃんとしなきゃ、罰が当たっちゃう」
野尻 蘭子:「そしたら……どうなっちゃうんだろう……怖い……」
野尻 蘭子:独り言を言いながら、震えている。
滝道 晶:「大丈夫、蘭子ちゃん!?」と、ちょっと慌てた様子で入ってくる。
野尻 蘭子:「……滝道くん……」途方に暮れた顔。
GM:野尻蘭子は、どこかで聞いた捻じ曲がった噂を信じ、ひとりで怖がっているようだ。
GM:あなたたちは、先ほど深山が語ったミヒラキ様の話を告げ、彼女の恐怖を食い止めることができるかもしれない。
GM:〈交渉〉で判定をお願いします。目標値は7。誰かひとりが成功すればOKです。
GM:登場侵蝕1d10振り足しでやり直しも可。
永江 康一:わいわい
滝道 晶:こ、交渉…!?
滝道 晶:2個しかないけどダメ元でいこっか
滝道 晶:2dx>=7
DoubleCross : (2DX10>=7) → 7[1,7] → 7 → 成功

GM:おっ
GM:成功! 他の人も振ってもいいよ
滝道 晶:いけた!
GM:振らないのもよい
永江 康一:うおー
永江 康一:3dx>=7
DoubleCross : (3DX10>=7) → 7[1,7,7] → 7 → 成功

GM:ばっちり!
佐藤啓太:おお! 成功したなら俺は振りません
佐藤啓太:有能
GM:オッケー!
GM:では、あなたたちは怯えている野尻に対して説得をすることができます。
GM:情報項目がひとつ更新されました。

★野尻蘭子について〈情報:噂話〉6
図書委員を務めている2年生。真面目な少女。
決まった当番の日以外にも図書室を訪れ、書架の整理などを行っているようだ。
几帳面な性格で、図書室のマナーを守らない水凪に憤懣と……反面、好意を感じている。
そうして、いつか水凪に自分の想いを伝えたいとも願っているが、なかなか上手くいかないようだ。
校舎の閉鎖を行う動機があるようには見えない。
※《Eロイス:虚実崩壊》がひとつ解除されました。
→★野球部の幽霊部員について・野尻の懸念〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉9 が次のシーン以降で調査可能になりました。


野尻 蘭子:「ううう、ちゃんと全部きっちりしないとだめなのに……」
野尻 蘭子:「ミヒラキ様が怒っちゃう……」
s 滝道 晶:「……蘭子ちゃん!」
野尻 蘭子:「……え?」
滝道 晶:目の前に座って、いつもよりハッキリと名前を呼んで。
滝道 晶:「はい、まずは深呼吸。できる?」目線を合わせながら、ゆっくりと話す。
野尻 蘭子:「し、深呼吸……」すうはあ、と言われる通りに息を吸って吐く。
永江 康一:「怪我はしていないみたいだね。よかった。」
永江 康一:「さっき、すごい音したんだもの。驚いて来ちゃったよ。」
野尻 蘭子:「……高いところに本をしまおうとしたら、バランス崩しちゃって……」
野尻 蘭子:「ごめんね。怪我とかは大丈夫」
滝道 晶:「よしよし、落ち着いたっすね。良かった」ニコッと笑って。
野尻 蘭子:「うん……でも、また片付け直し」
永江 康一:「ひょっとして、片付けないと『ミヒラキ様』に怒られるから?」
野尻 蘭子:「……! そ、そうなの」
野尻 蘭子:ぎゅっと本を抱き締める。秘密というわけではないらしい。
野尻 蘭子:「……約束、しちゃって。叶えたい話があったから……」
野尻 蘭子:「あ、約束って言っても、私が勝手に言っただけなんだけどね」
滝道 晶:「本棚を完璧に整理したら、願い事を叶えてくれるんすよね」
野尻 蘭子:「……うん。図書室、あんまり人が来てくれないから」
野尻 蘭子:「最近、ちょっと増えたから嬉しくて」
野尻 蘭子:「……その子が、また来てくれないかなって思ってて」
野尻 蘭子:「でも、そのせいで逆に本がぐちゃぐちゃになったりして……疲れちゃった」
野尻 蘭子:少し照れくさそうに笑う。
野尻 蘭子:水凪義政のことを指しているのだろう、とはすぐにわかるだろう。
滝道 晶:「頑張りすぎちゃったんすね、でも立派っすよそういうの」
野尻 蘭子:「そうかな……。怖くてやってるだけだよ」
永江 康一:『怪談っていうにはちょっと、パンチが弱いかも』
永江 康一:『……でも、信じてしまえば、それは……』深山の言葉を思い出す。
永江 康一:彼女が焦ったのは『ミヒラキ様』を信じていたからなのだろう。では、なぜ信じたのか。
永江 康一:「‥‥そうか。野尻さんは、新しく来てくれた人が出来て嬉しかったんだね。だから、『ミヒラキ様』がいてほしいって思ったんだ。」
野尻 蘭子:「そう、かも。うん」
滝道 晶:「それで願い事をして……失敗したら罰が当たるんじゃないかって思ったんすね?」
野尻 蘭子:「先輩から聞いて、ずっと信じてたわけじゃないんだけど……」
野尻 蘭子:「そう。先輩はそう言ってたから。脅すみたいな言い方で言うから、怖くて」
野尻 蘭子:「怖かったけど、何かに頼りたくなって……」
野尻 蘭子:「だって、ほんとにその子、ちゃんと来てくれるんだよ。私、怒ってばっかりなのに」
滝道 晶:「怖くて、それでも願い事のために、その子のために頑張ってたなら、やっぱ蘭子ちゃんはえらいよ」
永江 康一:「…ぼくは怒られるのが苦手だから。その人の事、すごいって思うな。」
野尻 蘭子:「……ありがとう……」
滝道 晶:「よく頑張ったっすね。でもこれからはそんなに怖がらなくても大丈夫っすよ」
野尻 蘭子:「え」
永江 康一:「『ミヒラキ様』は守り神だから。こんなに頑張ってる野尻さんをきっと責めたりしない。」
野尻 蘭子:「で、でも……」
永江 康一:「『失敗したらなにかおこる』っていうのは、後付けなんだ。元々は、そんなのなかったんだよ。」
野尻 蘭子:「……そうなの?」
滝道 晶:「そうそう、詳しい人に聞いたから間違いないっすよ」
野尻 蘭子:「だ、だって先輩あんなに怖そうに……えっ」
野尻 蘭子:「か、からかわれてた……?」
滝道 晶:「冗談好きの先輩とかじゃなかったっすか?」ちょっと笑って。
野尻 蘭子:あなたたちの話を聞いて、すぐに何か思い当たったようだ。
野尻 蘭子:「うそお……ずっと思い込んでたのにー!」
永江 康一:「ちょっとだけ大げさに伝わってしまったみたいだ。」
野尻 蘭子:「教えてくれてありがとう……。あーあ」散らばった本を見回して。
野尻 蘭子:「整理はちゃんとしなくちゃね」
野尻 蘭子:ふ、と憑物が落ちたような顔で笑う。
滝道 晶:「俺らも手伝うっすよ」
野尻 蘭子:「ほんと? 助かる」
永江 康一:「うん。ぼくも手伝うよ。」
野尻 蘭子:「今度は、ちゃんと私がしたいから片付ける」
野尻 蘭子:「うん。そうする! みんなの図書室だもんね」
野尻 蘭子:「ありがとうね!」
滝道 晶:「そうそうその意気っす。でも頑張りすぎないようにね」
永江 康一:「うん、水凪くんも綺麗な方がきっと喜ぶと思う。」
滝道 晶:「……そういえば、その水凪くんは?」さっき来た時はいたはずだが。
野尻 蘭子:「あ、えーと。さっきちょっとまたケンカしちゃって……」
野尻 蘭子:「自分の教室にでもいるんじゃないかな。謝らないとね」
滝道 晶:「ん、じゃあ後でそれとなく声掛けとくっすよ」
永江 康一:「うん、そうしよう。きっと水凪くんと仲直りできるよ。」
野尻 蘭子:「……うん。あ、本の方はもう大丈夫だから!」
滝道 晶:「んじゃ、蜂取りもうちょっと時間かかるみたいっすから!ここからあんま出ないでね!」
滝道 晶:と、手に取った最後の1冊を棚に戻し図書室を出る。
佐藤啓太:「やるじゃないか、2人とも」 扉から背を離し、声を掛ける
永江 康一:「っ、"ブラック"さん。」少しびっくりしてしまった。
滝道 晶:「ブラック先輩、中涼しいから入ってくればいいのに」廊下暑いでしょ、と。
佐藤啓太:「突然知らない男が現れてもあの子が困るだろう」 暑いが
永江 康一:「蜂撃退業者だって言えば大丈夫ですよ」
永江 康一:「ブラックさん、露出低いし。」
佐藤啓太:「それなら外にいないと変だろう」
永江 康一:「OBならいいじゃあないですか。ほんとうなんでしょ」
佐藤啓太:「まあな、じゃあこう言おう。君たちがどういう対応をするのか見ておきたかった」
佐藤啓太:「それに、見張りも必要だろう」
滝道 晶:「うーん、確かに。何が起きてもおかしくないっすからね」
永江 康一:「たしかに」康一は納得した。
佐藤啓太:「対応を見て、君たちのようなのが後輩ならこの町は大丈夫だな、と思えた」
佐藤啓太:「良かったよ、ちゃんとした後輩がいて」
佐藤啓太:ゴーグルで目元は見えないが、口角は上がっている。
永江 康一:「見守ってくれてありがとう、ブラックさん。」
永江 康一:ブラックさんの目線はゴーグルで見えないが、きっと事実なのだろう。
永江 康一:こんな人が仲間でよかった。そう康一は思った。
滝道 晶:「褒められると悪い気はしないっすね」ちょっと照れくさそうに笑う。
佐藤啓太:「どういたしまして、じゃ、次に行こうか」

GM:ロイス取得と購入判定が可能です。
永江 康一:ロイス、保留!
佐藤啓太:滝道晶 〇信頼/隔意 これで
永江 康一:購入、ブルーゲイル。
永江 康一:3dx>=20
DoubleCross : (3DX10>=20) → 10[4,4,10]+4[4] → 14 → 失敗

佐藤啓太:ブルゲ狙お
GM:だいぶ高い
滝道 晶:ロイス ブラック先輩 〇カッコイイ先輩/やっぱ暑そう
佐藤啓太:1dx>=20
DoubleCross : (1DX10>=20) → 10[10]+9[9] → 19 → 失敗

佐藤啓太:!?
GM:たか!
永江 康一:佐藤さん!?
滝道 晶:すごい
佐藤啓太:やったーっ財産点1使って買おう
佐藤啓太:財産点2→1
GM:閉鎖空間で物資が充実していく
滝道 晶:うーむ
滝道 晶:応急~ふやそ~
永江 康一:康一も《夢の雫》を使い、ブルゲを購入します。
GM:ブルゲ数多いな!?
佐藤啓太:ブルゲは神嶺君に上げます
滝道 晶:2dx>=8
DoubleCross : (2DX10>=8) → 10[8,10]+5[5] → 15 → 成功

滝道 晶:かえた!
永江 康一:48+3→51
永江 康一:すごい。
GM:すごい
GM:で、全員かなー


ミドル4 無人職員室の話


GM:前のシーンと同じような流れになります。登場する人は登場侵蝕をお願いします。
GM:現時点で出ている項目はふたつ。どちらかを選んで開けてもらう形になります。

★無人職員室について・深山の見解〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉7
★野球部の幽霊部員について・野尻の懸念〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉9


GM:お休み・様子見も可!
神領此折:出ます
神領此折:永江 康一の侵蝕を1d10(→ 6)増加 (51 → 57)
滝道 晶:でる!
佐藤啓太:出とくかな
佐藤啓太:56+1d10
DoubleCross : (56+1D10) → 56+7[7] → 63

滝道 晶:滝道 晶の侵蝕を1D10(→ 3)増加 (58 → 61)
永江 康一:でます
GM:あ、神領くんは自分の方を上げておいてねー
永江 康一:1d10*57
DoubleCross : (1D10*57) → 4[4]*57 → 228

GM:永江くんは上がり過ぎてる
永江 康一:1d10+57
DoubleCross : (1D10+57) → 8[8]+57 → 65

永江 康一:い、いかん
GM:あ、まった
永江 康一:はい。
GM:神領くんが永江くんの侵蝕を上げた状態で永江くんの侵蝕が上がってしまっている
神領此折:あ、また指定ミス・・・
神領此折:永江 康一の侵蝕を6(→ 6)減少 (57 → 51)
GM:かな? なので、永江くんは59になるはず
神領此折:神領 此折/神領 此執の侵蝕を6(→ 6)増加 (64 → 70)
GM:同じだ
神領此折:これでいいはず
永江 康一:では、51+8で59%で。

GM:では、どちらか選択して判定をお願いします!
神領此折:では無人職員室を
GM:どぞ! 誰かが開ければオッケーです
神領此折:2dx+2 情報UGN
DoubleCross : (2DX10+2) → 4[1,4]+2 → 6

GM:惜しい
滝道 晶:うおー!つぎいく!
神領此折:財産圏内だけど…ここは誰か待ってバデムした方がよさげなので待ってみます
永江 康一:では、永江も無人職員室でふります。
永江 康一:3dx+3>=7
DoubleCross : (3DX10+3>=7) → 9[2,2,9]+3 → 12 → 成功

滝道 晶:お
GM:ばっちり
滝道 晶:じゃあいいか
佐藤啓太:おー
神領此折:いい感じ
佐藤啓太:振りません
GM:了解です
GM:じゃあまた深山くんに出て来てもらって会話しながらやっていきましょう。


【雨宿町・市立篠月高校 教室】

GM:再び、神領くんが普段使っている教室。
GM:深山方二は、水槽の中の金魚を興味深げに覗き込んでいた。
深山 方二:「あ、また来た」
神領此折:「こんにちは」
深山 方二:「今度は神領くんもだね。蜂騒ぎでみんな暇なのかな?」
深山 方二:じゃあね、と金魚に話しかけてから、あなたたちに向き直る。
深山 方二:「今度は何の話をする? 僕も暇なんだ、実は」
神領此折:「…ええ、危険なようなので…」餌を食べて程よく丸いピンポンパールを一瞥、掃除はもう少し後でもよさそうだ
永江 康一:「ぼくもそうらしい。…『無人職員室』って深山くんは知ってる?」
深山 方二:「あ、わりと新しいやつだ」
神領此折:「新しい…?」
深山 方二:「って言っても、5年とかもう少し……なのかな?」
深山 方二:「伝統ある幽霊、とかそういうやつじゃないみたいだね」
深山 方二:そうして、彼は語り出した。案外短い話を。

★無人職員室について・深山の見解〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉7


深山 方二:夕方から夜の篠月高校の職員室では、誰も居ない時に声をかけてはいけない。
深山 方二:返事がないなら良いけど、もし返事が返ってくれば……。
深山 方二:そのまま、良くないものに憑かれてしまうんだって。
深山 方二:卒業まで続く、って話もあるし……卒業できなくなっちゃうって話も……色々な意味でね。
深山 方二:……って噂だけど。新しいって言ったでしょ。
深山 方二:これ、大高先生が床で寝てて見えなかっただけって話みたいなんだよね。ほんとは。
深山 方二:つまり、先生が赴任してきてから増えた噂話ってこと。
深山 方二:ああ見えて先生、宿直や居残りは積極的みたいなんだ。意外に働き者だよね。寝てるけど。
深山 方二:さっきも頑張ってたみたい。校舎の入口でね。
深山 方二:何やってたのかは知らないけど……見てみる?


深山 方二:「……蜂はどうしたのかなあ、先生。業者の人は来たのかな?」
佐藤啓太:良くないものに憑かれてしまう……のあたりで、教室の外で待っていた男が身を震わせている。
滝道 晶:「そういえば、あれから先生見てないっすね」
佐藤啓太:大高先生が床で寝てただけみたい、のあたりで「はーっ」と息を吐いている。
神領此折:電話を見てみる、相変わらず圏外
神領此折:「……会いに行ってみます?先生」
永江 康一:「そうしよう。先生に確認をしなくてはいけない。と思う。」
神領此折:「深山さんも来ます?まだ暇がありますし」
深山 方二:「……僕はここにいるよ。涼しいしね。あ、そうだ」
深山 方二:「大高先生によろしく言っといて」
神領此折:「…?はい……」
深山 方二:それだけ言って、あとはにこにことしている。
神領此折:なんか引っ掛かる感覚を覚えるが、肯定して一度教室を去る
滝道 晶:「んじゃ、またあとで!」手を振って教室をでる。
永江 康一:「深山くん、また怪談を話してくれてありがとう。」小さくお辞儀をして教室を出る。
佐藤啓太:教室を出た3人の後ろに並んで歩き始める。


【雨宿町・市立篠月高校 校舎入口】

GM:校舎入口、外は見えているものの、どうやら結界のようなもので閉ざされた空間。
GM:周囲には人はおらず、あなたたちはそこで、大高圭吾を目撃した。
大高 圭吾:「……くそっ、あともう少しなんだが……」
大高 圭吾:「……ええい!」
大高 圭吾:無理に閉鎖を破ろうとでもしているのか、入口に突っ込むとバチバチ、と火花が散る。
大高 圭吾:同時に、腕に一筋の傷が走った。
大高 圭吾:それは気にせずに、手にした携帯端末を見て顔を輝かせる。
大高 圭吾:「……やっぱりだ」
大高 圭吾:そしてあなたたちの方を見た。
大高 圭吾:「……ああ、来てたのか。お前ら」
大高 圭吾:「朗報だ! 外と連絡がつくかもしれない!」
神領此折:「お疲れ様です先生、連絡ですか」
佐藤啓太:「……無茶しないでください」 呆れた様子で言う
滝道 晶:「お、ほんとっすか!やるっすねせんせ!」
佐藤啓太:「誰か応急手当キットの持ち合わせはあるか?」
大高 圭吾:「しょうがないだろ、他にやることもなし。唾つけときゃ治るさ」
神領此折:「あ、あります、調査ついでに保健室からお借りしました」
神領此折:小さい救急箱を差し出す
大高 圭吾:「ああ、助かるよ。反発が強いんだよな……」
佐藤啓太:「じゃあ、治療しますので、詳しく話してください」 救急箱を受け取って、大高の腕を取る。
大高 圭吾:「ああ。さっきみたいに入口に衝撃を与え続けると、少し不安定になって電波が一瞬届くみたいなんだ」
大高 圭吾:「その隙に上手く連絡ができれば、救援を呼べるかもしれん」
永江 康一:「先生。ブラックドックでソラリスの、丈夫な方なんですよね。」
大高 圭吾:「まあな。防御が取り柄だ」
神領此折:「衝撃、ですか」
滝道 晶:「つまり…殴り続ければいいんすね?」
大高 圭吾:「物理よりは、レネゲイドの力を直接ぶつけた方が効きそうだな」
大高 圭吾:「俺はそこは不得手だから、手伝ってほしい」
佐藤啓太:「なら、俺が試しましょうか」
佐藤啓太:「聞き込みの類だとどうしても俺は不審ですし」 ゴーグルを外したり着替えたりするつもりはない
大高 圭吾:「頼む。お前の力なら、なんとかなるかもしれん」
GM:ということで、〈RC〉で判定を行ってください。目標値は全員の累計で35。
GM:登場侵蝕1d10振り足しで追加判定も可です。
滝道 晶:RCは…苦手!
神領此折:RCか…
佐藤啓太:ほうほう、エフェクトは?
GM:そうですね、エフェクトの使用も可とします。侵蝕と相談してね。
GM:オートエフェクトはもちろん可。
永江 康一:RCは、得意!苦手な人も支援するね!
佐藤啓太:ヤッタネ、じゃあ得意な俺から行こうか
佐藤啓太:黒の束縛にコンセントレイト噛ませて判定 侵蝕63→68
佐藤啓太:6dx7>=35
DoubleCross : (6DX7>=35) → 10[5,6,6,8,9,10]+10[2,7,7]+10[7,8]+10[3,7]+10[9]+3[3] → 53 → 成功

GM:!?
永江 康一:!?!?!?
GM:一発じゃん
佐藤啓太:?????????
永江 康一:ブラックさん、やば・・・
永江 康一:かっこいい・・・
滝道 晶:かっこいいぜブラック先輩!
神領此折:やはりブラックさんはすごい
GM:ほんとにひとりで抜いた……ばっちりです!
佐藤啓太:こ、これが俺の実力だ(震え声)
GM:では、見事ひとりで成功! マジ?
GM:まず、エネミーエフェクト《通信支配》が部分的に解除されました。
GM:演出をしていただいてから、イベントが起こります。

佐藤啓太:何度か結界の破壊は試みたが、歪みは出来ても破壊することは出来なかった。
佐藤啓太:ただ、その空間の歪みから通信を試みる。それは思いつかなかったことだ。
佐藤啓太:つくづく自分は抜けている。そう思いつつ、結界に触れない距離から、結界に向けて手を伸ばす。
佐藤啓太:「黒き空に墜ちろ」 呟く
佐藤啓太:空間が歪む。凄まじい重力が、そこにかかっていることがわかる。
佐藤啓太:結界の先にも、空間は続いている。それならば影はある。そこを起点に能力を行使した。
大高 圭吾:「! よし、いいぞ佐藤! 弱いが通じてる!」
GM:通信が復活したのだろう。大高の手元の通信端末から、歪んだ音が聞こえる。
大高 圭吾:「もしもし。こちら"スヴェル"大高だ。聞こえてるか!」
????:『…………し、もしもし? 株……です』
GM:ザザザ、とひどいノイズが聞こえるが、その後ろに確かに人の声がした。
????:『番号……大高…………ですか? よく聞こえな……』
????:『……もしもし? もし……て、何かあっ……。……ますか!』
大高 圭吾:「もしもし、もしもし! くそっ、声は届いてないのか!」
大高 圭吾:「校内が封鎖されてるんだ。至急助力を頼む! もしもし!」
佐藤啓太:出力を強めてみるが……あまり意味はないだろう。そもそも最初から殆ど全力だ。
????:『……雑音が……とにかく、何か……すね?』
GM:声は、完全に届いたわけではないようだ。しかし反応はある。
????:『……部で対応……ます。待っ…………』
GM:ぷつり、と通信が切れる。
GM:少なくとも、危機は伝わったようだ。
大高 圭吾:「……これくらいが限界か……」
大高 圭吾:「ああ、でも少しでも進展はした。助かったよ」
大高 圭吾:「外からこれが破れるものならいいんだが……」
佐藤啓太:「それは結構」 大きく息を吐き、腰を下ろす
永江 康一:「ブラックさん、ありがとう。」彼には佐藤がヒーローのように見えた。
永江 康一:「凄くかっこよかった、です。」
滝道 晶:「ブラック先輩、すごいっすね、ひとりでやっちゃうなんて!」
神領此折:「すごい出力でした……お疲れ様です」
佐藤啓太:「もっとカッコつけたいところだが、良いところを見せようとしすぎたな」 苦笑して
佐藤啓太:「すまん、俺は少し休む……」
大高 圭吾:「そうしてくれ。せっかくの夏休みなんだからな」
滝道 晶:「おつかれさまっした!」団扇を何処からか取り出し、ブラック先輩にぱたぱた。
大高 圭吾:「しかし、よくタイミング良くみんなでここに来たなあ」
佐藤啓太:「ああ、ちょうど無人職員室について調べていて」 自分は顔を出していないが
大高 圭吾:「はは、あれか……ちょうどお前くらいの頃の生徒が流した噂だな」
神領此折:「丁度深山さんと無人職員室についてお話してて……ああそうだ、深山さんが先生によろしくと言っていました」
大高 圭吾:「……深山?」少し妙な顔をする。
滝道 晶:「そうそう、大高せんせがここに居るからって」
永江 康一:「深山くんが、どうかしたんですか?」
大高 圭吾:「深山、深山……いや」
大高 圭吾:「あんまり馴染みのない名前なんで……ちょっと名簿調べてみるか」
大高 圭吾:「ど忘れだったら申し訳ないな」
大高 圭吾:首を傾げている。
神領此折:「……?」
佐藤啓太:「本当ですよ、俺みたいな卒業生より在校生の事を覚えてやってください」
大高 圭吾:「お前はインパクトあるからなあ」苦笑。
GM:情報項目がひとつ更新されました。

★大高圭吾について〈情報:雨宿町〉〈情報:UGN〉7
世界史の教師であり、UGN雨宿支部所属の支部員でもある。
主に篠月高校内のオーヴァードの統括と事件への対処が任務。
能力が防御型なこともあり、やや生徒任せで無気力なところも見られる。
……それは、平穏な事態にあってのこと。ひとたび事件が起これば、矢面に立つことを厭わない。
校舎の閉鎖を行う動機があるようには見えない。
→★座敷生徒について・大高/水凪の疑心〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉9 ☆Lock! が条件を満たすことで調査可能になりました。


GM:また、NPCカードがひとつ使用可能になりました。

"スヴェル"大高圭吾
『教導の盾』
クライマックス戦闘時、1ラウンドに1回、単体のカバーリングを行う。
『庇護の泉』
クライマックス戦闘時、イニシアチブで使用。
1ラウンドに1回、単体のHPを3d10+3点回復し、暴走以外のバッドステータスを全て回復する。


滝道 晶:「ところで大高せんせー」
大高 圭吾:「ん?」
滝道 晶:「『無人職員室』って噂、詳しく知ってます?」
大高 圭吾:「……誰も居ない職員室で声がするやつ、だろ?」
大高 圭吾:「知ってるというかなんというか……最初の枯れ尾花は俺だしなあ」
神領此折:「ご存じでしたか」
永江 康一:「やっぱり先生だったんですね。」
滝道 晶:「なーんだ。せんせ、自覚あったんすか。驚かせると思ったのに残念」
大高 圭吾:「目の前で噂が勝手に広がってくのは、なかなか情けなかったよ……」
佐藤啓太:呆れた様子
大高 圭吾:「否定しても否定してもふざけるんだ、あいつら」
大高 圭吾:「他の先生には、親しまれてる証拠ですよ、なんて言われたさ」
滝道 晶:「学校の怪談とか七不思議って、そうやって生まれるんすねえ」
大高 圭吾:「そういうもんだろうな。だんだん尾ひれがついてくんだ」
大高 圭吾:「……でも、俺が原因ってとこまで知ってたんだな? 珍しいな」
佐藤啓太:「珍しい?」
神領此折:「少ないのでしょうか、そこまで知っている方は」
大高 圭吾:「普通はさ、こんな怖い話があるんですよー止まりだろ」
大高 圭吾:「大体、怪談なんて怖がらせてなんぼじゃないか。原因まで言ったら種明かしだ」
佐藤啓太:「まあ……そうですね」 実際、当時もそこまで考えていなかった
滝道 晶:「確かに。ネタがわかっちゃったら怖がる楽しみがないっす」
大高 圭吾:「まあ、余計な混乱がないのはいいけどな……」
神領此折:「なるほど…真相を知る人間も限られてくると……」
神領此執:『……?』
滝道 晶:「教えてくれたのは、さっき話に出た深山くんでそういうの詳しいんすよ」
永江 康一:「先生、『聞かれたときに否定した』って言ってましたし。深山くんにも聞かれませんでした?」
大高 圭吾:「……いや。深山……」考え込む。
大高 圭吾:「うーん、やっぱりスッキリしないな。ちゃんと顔と名前一致させとく」
大高 圭吾:「お前らも調査、頑張れよ。なんとか解決しような」
神領此折:「1年生の教室に居たのでてっきり同学年の方かと思っていたのですが…はい、承知しました」

GM:ロイス取得と購入判定が可能です。
佐藤啓太:ロイスなし、購入はどうしよ
神領此折:ロイス無し
神領此折:…あ、いや
永江 康一:購入、アルティメイド服。
永江 康一:3dx>=20
DoubleCross : (3DX10>=20) → 6[4,5,6] → 6 → 失敗

滝道 晶:ロイスはまだ保留
神領此折:深山さんのNを疑問に変えておきます
佐藤啓太:シルバーハンマーでも狙うかな
滝道 晶:うーむ
佐藤啓太:2dx>=20
DoubleCross : (2DX10>=20) → 9[8,9] → 9 → 失敗

佐藤啓太:はい
神領此折:あるとおいしいボデマ狙い
神領此折:2dx+2
DoubleCross : (2DX10+2) → 7[5,7]+2 → 9

滝道 晶:俺もボデマにしよう
神領此折:3点入れて買っておきます
GM:おかねもち
神領此折:財産残り3
滝道 晶:《紬の魔眼》を使って…
滝道 晶:5dx>=12
DoubleCross : (5DX10>=12) → 9[1,3,5,6,9] → 9 → 失敗

神領此折:お
滝道 晶:しっぱい…
神領此折:バデム入れたら変えそう
神領此折:要ります?
滝道 晶:いります!
神領此折:ではどうぞ
GM:ナイス連携
滝道 晶:やったー!達成値12で買えた!
滝道 晶:そのまま装備しとこ
GM:これで全員かな どぞー
神領此折:同じく装備、処理以上です


ミドル5 野球部の幽霊部員の話


GM:現在の項目はひとつ。

★野球部の幽霊部員について・野尻の懸念〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉9


GM:登場する人は登場侵蝕をお願いします。
佐藤啓太:休んでます
滝道 晶:でる~
滝道 晶:滝道 晶の侵蝕を1D10(→ 9)増加 (61 → 70)
滝道 晶:ぎゃあ
GM:高い
神領此折:バデムが必要になったら出ます
GM:はあい
永江 康一:1d10+59
DoubleCross : (1D10+59) → 7[7]+59 → 66

GM:どうも高め推移
GM:ではまず判定をどうぞー
滝道 晶:噂話で、コネと《紬の魔眼》で判定!
滝道 晶:6dx>=9
DoubleCross : (6DX10>=9) → 9[1,7,8,9,9,9] → 9 → 成功

滝道 晶:滝道 晶の侵蝕を1(→ 1)増加 (70 → 71)
GM:ジャスト!
永江 康一:すごい!
滝道 晶:せーふ
GM:じゃあですね、今回は野尻さんが話をしてくれます。
GM:また調査のために図書室に行って、流れで……みたいな感じかな。


【雨宿町・市立篠月高校 図書室】

GM:先ほどの騒ぎとはうって変わって、図書室は静まり返っている。
GM:カウンターには野尻蘭子が落ち着いた顔で腰掛け、あなたたちを迎えてくれた。
野尻 蘭子:「……あ、お疲れ様」
野尻 蘭子:「あの……あのね。水凪くん、外で見なかった?」
滝道 晶:「ただいま~……って水凪くん?見てないけど」
永江 康一:「…水凪くん、まだ見ていないね。おかしいな。どこかにいてもおかしくないんだけど」
野尻 蘭子:「そか。さっきケンカしちゃったから気になってて……」
滝道 晶:「外に出た…ってこともないだろうし、うーん?」
野尻 蘭子:「脚、怪我してるしね」
野尻 蘭子:「あんまり歩き回ってはいないと思うんだ」
永江 康一:「怪我をしているのに、姿を隠したかのように消えてしまっているんだ。」
滝道 晶:「……足の怪我、心配?」
野尻 蘭子:「あはは、幽霊じゃあるまいし」
野尻 蘭子:「……うん。あの、怪我もなんだけど」
野尻 蘭子:「水凪くん、前にちょっとしてくれた話があって」
野尻 蘭子:「『野球部の幽霊部員』」
野尻 蘭子:「知ってる?」
GM:名前自体は聞いたことはあってもいいです。
永江 康一:「名前は何度か聞いたことがあるけど、それがどうかしましたか?」
滝道 晶:「うーん、俺も名前だけっすね」
野尻 蘭子:「えっとね。こういう話なの」

★野球部の幽霊部員について・野尻の懸念〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉9


野尻 蘭子:野球部では昔いじめがひどくて、部員や顧問の先生も無視をしていた生徒がいたって話があるの。
野尻 蘭子:その子は結局心を病んで死んじゃって……その幽霊が今も校庭に出るんだって。
野尻 蘭子:でも、いじめで転校した子はいるけど、本当は自殺なんて出てないって話もあるんだよね。
野尻 蘭子:怪談なんてそんなものかもしれないし。ひどいいじめがあったのはやなことだし。
野尻 蘭子:……ただ、水凪くん。なんだかこの噂を妙に気にしてるみたいで……。
野尻 蘭子:怪我したせいなのかな。心配してるんだけど、なかなか言えなくて。
野尻 蘭子:見かけたらちょっと、気にしてあげてほしいな。


野尻 蘭子:「……いじめられてる、って話はさすがに知らないけど」
野尻 蘭子:「何か気になることがあるのかなあって」
永江 康一:野尻さんの話を聞く。深山くんは引き込むような伝え方だったが。
永江 康一:彼女の語り口は優しさと心配が伝わってきていた。
滝道 晶:「部員同士でってのもアレだけど先生も加担するなんて、嫌な話っすね…」
野尻 蘭子:「でしょ。野球部ではちょっとタブーみたいになってるんだけど」
野尻 蘭子:「逆にそういうのって伝わりやすいみたいね」
滝道 晶:「ダメって言われてる話ほど、言いたくなるやつっすか」
野尻 蘭子:「そうそう。内緒話のはずが広がっちゃったり……」
永江 康一:「ありもしない、尾びれがたくさんついてしまったり。」
野尻 蘭子:「……ほんとはなかったはずの悪いことがくっついちゃったり、ね」
野尻 蘭子:ちょっと照れた顔で苦笑する。
野尻 蘭子:「永江くんは水凪くんと仲良かったよね。良かったら話したりしてあげてね」
永江 康一:「うん。そうする。」「水凪くんが何に悩んでいるのかはわからない」
永江 康一:「でも、幽霊部員だと思い込んでる彼を見つけることくらいならぼくでもきっとできるから。」
滝道 晶:「んじゃ、いっちょ探しに行きますか!」
永江 康一:「行こう、滝道くん。」杖をとんとんと付く。心なしか、急いでいた。


【雨宿町・市立篠月高校 教室】

GM:1年の教室のひとつで、あなたたちは水凪義政を発見した。
GM:窓から校庭を見下ろして、どこか思い詰めた目をしている。
水凪 義政:「……あ」
水凪 義政:「びっくりした。なんか用?」
水凪 義政:扉の方を見て目を瞬かせている。
水凪 義政:「俺はなんとなく校庭見てたんだ。もうみんな帰っちゃったな」
永江 康一:「ぼくは」
永江 康一:「水凪くんと話したくて、きみを見つけに来た。」
水凪 義政:「俺? なんで?」
水凪 義政:「……あー、いや」
水凪 義政:「俺も今、誰かと話したかったのかも。ちょうどよかったや」
水凪 義政:そのまま、また視線を校庭に戻す。
水凪 義政:「……図書室に、や、そうじゃなくて。部活が……うーん……」
永江 康一:「ぼくたち、お見合いみたいらしいね。」
永江 康一:とん、とんと杖を突き、彼の近くの椅子に座る。
永江 康一:「部活が、どうかしたの?」
水凪 義政:永江くんの杖をちょっと見て、話し始める。
水凪 義政:「部活さあ、ずっと見学してるじゃん」
水凪 義政:「……ただ見てるのも、実は結構しんどくてさ!」
水凪 義政:「脚、普通に見えるだろ。歩くのとかは全然できるんだけど、無理すると再発するんだって」
水凪 義政:「もうちょい頑張ればレギュラーになれたかもしれないのに」
水凪 義政:「……そうして見学してると、居るのに名前も呼ばれなくて。幽霊みたいに」
水凪 義政:「知ってる? 幽霊部員の話」
永江 康一:「うん、野球部のうわさ話だよね」
水凪 義政:「そう。無視されて死んじゃって、死んだ後も成仏できなくて……」
水凪 義政:「全然違うよ、そりゃ。みんな優しいし。でも」
水凪 義政:「もしかしたら気持ちがわかっちゃうかも、なんて思って」
水凪 義政:「……で、これじゃダメだって思って、図書室が好きになったんだけど、あそこでも厄介者だし」
水凪 義政:「……野尻先輩。怒ってただろ……?」
GM:水凪義政は、噂の中の幽霊の孤独を、自分の境遇に重ねすぎているようだ。
GM:また、彼は居場所を求めて図書室に通っていたらしい。
GM:あなたたちは、野尻蘭子がむしろ水凪義政を歓迎していたことを知っており、判定に成功すればこれを伝えることが可能です。
GM:〈意志〉で判定をお願いします。目標値は8。誰かひとりが成功すればOKです。
GM:登場侵蝕1d10振り足しでやり直しも可。
永江 康一:永江が判定します。
永江 康一:2dx+5>=8
DoubleCross : (2DX10+5>=8) → 5[2,5]+5 → 10 → 成功

GM:ばっちり!
滝道 晶:よし!
GM:では、野尻の厚意を水凪に伝えることは可能です。

水凪 義政:落ち込んだ顔で、足をぶらぶらさせている。
永江 康一:「水凪くんの気持ちは、少しだけわかるよ。」
永江 康一:「皆ができる事が、自分にはできないのは、寂しい。」
永江 康一:ぽつり、ぽつりと永江は言葉と紡ぐ。
永江 康一:「でもきみは、水凪くんは新しい好きなことを探して図書室を好きになったよね。」
水凪 義政:「……うん」
永江 康一:「それはとても凄い、絶対に胸を張れることだ。ぼくはずっとそう思っていたよ。」
永江 康一:「…照れくさくて、こういうときじゃないと言えないけどさ。」
水凪 義政:「…………」
水凪 義政:「すげーストレートに言うのな」こちらも照れている。
永江 康一:「きみの事は本当は野尻さんも、ぼくも、みんなが凄いって思ってる。」
永江 康一:「…みんな、照れくさいから、すなおに言えないんだ。」
水凪 義政:「先輩も……?」
水凪 義政:「いやだって、俺、すぐルール忘れるし……!」
永江 康一:『でも野尻さん。一度も『出て行って』とか、『来ないで』とは言っていないよ。」
水凪 義政:「……あ」
永江 康一:「水凪くんが来た時、すぐ君に気づいたよ。君に声をかけたよ。」
水凪 義政:「……っ」
永江 康一:「…きみが幽霊部員のことを気にしてるって、悩んでいたよ。」
水凪 義政:「そう、だったんだ……」
水凪 義政:「あんな、1回ちょっと話しただけなのに」
水凪 義政:「覚えててくれたんだ……っ」
水凪 義政:軽く目を拭う。
水凪 義政:「俺さあ、また図書室行っても、いいと思う?」
永江 康一:くす、と笑み。
永江 康一:「きみも、野尻さんも、同じ事気にしてるんだね。」
水凪 義政:「ええ……?」
永江 康一:「野尻さんもきみが来なくなったらどうしようってな悩んでた…。」
永江 康一:「…えっと、これは、秘密だからね。」
水凪 義政:「うええ!?」
水凪 義政:「お、おう。秘密。秘密な」
永江 康一:「うん、秘密。ばれてしまったらぼくも怒られてしまう。」
永江 康一:「…それは、できればいやだからね」
水凪 義政:「先輩、すげー怒るもんな」くすっとようやく笑う。
水凪 義政:「じゃあ、また行って、本読んだり、勉強したり」
水凪 義政:「先輩ともちゃんと話して。間違えたら、謝って」
水凪 義政:『そういう風にする」
永江 康一:「うん、それがいいんじゃないかな。」
水凪 義政:「ありがとな。全部」
水凪 義政:「だいぶスッキリした!」にかっと大らかな笑みを浮かべる。
永江 康一:「ぼくは、何にもしてないよ。」
永江 康一:「きみが、自分で見つけた居場所なんだもの」
水凪 義政:「なんか照れくさいな……うん」
GM:情報項目がひとつ更新されました。

★水凪義政について〈情報:噂話〉6
野球部所属の2年生。大らかな男子。
脚に怪我をしているため、部活の見学と勉強のために学校を訪れている。
図書室には最近訪れるようになったため、マナーを知らず知らず破りがちだった。
孤独を恐れていたが、図書室に居場所を見つけ、野尻蘭子に密かに憧れを抱いている。
校舎の閉鎖を行う動機があるようには見えない。
※《Eロイス:虚実崩壊》がひとつ解除されました。
→★座敷生徒について・大高/水凪の疑心〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉9 が次のシーン以降で調査可能になりました。


永江 康一:「もう、”幽霊部員”はいないみたいだね。」
水凪 義政:「はは、そうみたい」
水凪 義政:「その話さ、なんか、いろいろバリエがあるみたいで」
水凪 義政:「俺もさっき深山って奴に聞いたんだ。ほんとは誰も死んでなかったんじゃないかーとか」
永江 康一:「きみも深山くんから聞いたんだね。」
水凪 義政:「知ってた? 面白い奴だよね。俺も初めて会ったんだけど」
水凪 義政:「怪談するならオチはつけなくていいと思うんだけど」
永江 康一:「彼は、全くすごいやつだ。」
永江 康一:彼の語りが、水凪くんが落ち込み過ぎないようにしていたのかなと康一は思う。
水凪 義政:「……あ、でも。一個だけ、普通にわかんない話があったなあ」
永江 康一:「わからない話?一体なにかな」
水凪 義政:「『座敷生徒』って……座敷童の学校版みたいなやつ」
水凪 義政:「気になったら後で話すよ」
永江 康一:「…うん、その時はよろしくね。」
水凪 義政:「ん。お礼だもんな!」
永江 康一:「じゃあ、またね。今度は図書室で。」
永江 康一:杖を支えにし、椅子から立ち上がる。
水凪 義政:「あ、だいじょぶ?」
水凪 義政:「……怪我してわかったけどさ」
水凪 義政:「お前も毎日そうして頑張ってて、すげー奴だよ」
水凪 義政:「また図書室で!」
永江 康一:すこしだけ、ポカンとした顔になった後。
永江 康一:少しだけ顔を赤くし。
永江 康一:「義政くんほどでは、ない」
永江 康一:そう言い残し教室を去る
永江 康一:杖を急ぎきみに突く音が聞こえた。

GM:ロイス取得と購入判定が可能です。
永江 康一:ロイスは、保留!
永江 康一:購入はアルティメイド服
永江 康一:4dx>=20
DoubleCross : (4DX10>=20) → 7[1,4,5,7] → 7 → 失敗

滝道 晶:言語化できないのでロイス保留
滝道 晶:購入はぼでま、紬の魔眼使用
滝道 晶:滝道 晶の侵蝕を1(→ 1)増加 (71 → 72)
滝道 晶:6dx>=12
DoubleCross : (6DX10>=12) → 6[1,2,3,6,6,6] → 6 → 失敗

滝道 晶:ひっく!
滝道 晶:おわり!
GM:回らない


ミドル6 座敷生徒の話


GM:現在の項目はひとつです。

★座敷生徒について・大高/水凪の疑心〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉9


GM:登場する人は登場侵蝕をお願いします。
佐藤啓太:68+1d10
DoubleCross : (68+1D10) → 68+1[1] → 69

佐藤啓太:ふふん
神領此折:神領 此折/神領 此執の侵蝕を1d10(→ 2)増加 (70 → 72)
GM:おっ上手い
永江 康一:1d10+66
DoubleCross : (1D10+66) → 9[9]+66 → 75

GM:一気に!
滝道 晶:滝道 晶の侵蝕を1D10(→ 5)増加 (72 → 77)
GM:安定!
GM:では判定をどうぞー
神領此折:とりあえず振ってみます
神領此折:2dx+2 情報UGN
DoubleCross : (2DX10+2) → 5[4,5]+2 → 7

GM:惜しい
神領此折:足りないけど他の人を待ちます
佐藤啓太:じゃあ最弱の私から行くか
佐藤啓太:2dx>=9 コネすらねえ
DoubleCross : (2DX10>=9) → 10[4,10]+3[3] → 13 → 成功

佐藤啓太:??
GM:すごい
滝道 晶:やるー!
永江 康一:ブラックさん、流石だ…
佐藤啓太:何だコイツさっきから
神領此折:ブラックさん…やはりすごい
GM:最弱とは……
GM:では、今回はさくっと開示をしてしまいますね。

★座敷生徒について・大高/水凪の疑心〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉9

水凪 義政:授業中、ふと教室の人数を数えると、なぜかひとり多いことがあるらしいんだって。
水凪 義政:そういう時、必ず近くに知らない顔の生徒がいるんだって。
水凪 義政:悪いことが起こるって話も、幸運が来るって話もあるらしい。
大高 圭吾:……教師の間でも、知らない生徒が紛れて、いつの間にか消えていたって話は伝わってる。
大高 圭吾:座敷生徒、とか言われているらしいな。それはいいんだが。
水凪 義政:教えてくれた、1年の教室にいた深山って男子、俺今まで見かけたことないんだよな。
大高 圭吾:名簿を調べても、深山なんて生徒は居ない。
大高 圭吾:卒業生にも、それらしき名前はなかった。
水凪 義政:あいつは、誰だ?



【雨宿町・市立篠月高校 教室】

GM:『深山方二』はやはり教室の中の席に座り、ぼんやりと何も書かれていない黒板を眺めていた。
GM:再三にわたり訪ねてきたあなたたちを見ると、待っていたように微笑む。
深山 方二:「……ああ、来た。もしかして、聞きたいことがあるんじゃない?」
GM:あなたたちは、彼からどこかひんやりとした、妙な空気を感じます。
GM:……レネゲイドの気配ではないか、と判断できるでしょう。
GM:〈知覚〉で判定をお願いします。目標値は9。誰かひとりが成功すればOKです。
GM:登場侵蝕1d10振り足しでやり直しも可。
滝道 晶:やるか~
神領此折:振ります
佐藤啓太:3dx+1>=9
DoubleCross : (3DX10+1>=9) → 4[2,2,4]+1 → 5 → 失敗

佐藤啓太:無理!
滝道 晶:《紬の魔眼》をつかって判定
滝道 晶:8dx>=9
DoubleCross : (8DX10>=9) → 10[2,3,4,5,6,6,9,10]+7[7] → 17 → 成功

神領此折:6dx+1 知覚
DoubleCross : (6DX10+1) → 10[3,5,5,8,8,10]+8[8]+1 → 19

GM:すっご
滝道 晶:ダブルチェック
永江 康一:すごい
佐藤啓太:流石だぜ
GM:永江くんも振って大丈夫ですよ
永江 康一:わーい
永江 康一:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 3[1,3]+1 → 4

GM:そういうこともある
永江 康一:だめでした
GM:では、成功した人は以下のことがわかります。
佐藤啓太:ナカーマ
GM:深山方二は非常に巧妙に人に擬態をしているが、本質的にはレネゲイドそのものであること。
GM:すなわち、《ヒューマンズネイバー》を使用しているレネゲイドビーイングであるということがわかります。
GM:むしろ今は、それを隠さずにあなたたちに伝えようとしているようにすら思えることでしょう。

深山 方二:「……わかった?」
神領此折:「…ええ」
滝道 晶:「今気が付いたっす」
永江 康一:「どうか、したの」
永江 康一:永江は、目が弱い。これは表面的な意味だけではない。
永江 康一:時に無意識の"そうあって欲しい"という想像で、自分の知覚すら騙してしまうのだ。
佐藤啓太:「……」 多分、伝承レジェンドを起源に持つRBだろうな、とは思っているが。そういうアレではなさそうだ
深山 方二:「ごめんね。状況見てから伝えたかったから」
深山 方二:「僕は人じゃない。君たちと同じ……えーと、オーヴァード?というやつ」
深山 方二:「さらに言うと、元人間でもない。ここではあやしと呼ばれていると聞いた」
GM:情報項目がひとつ更新されました。

★深山方二について〈情報:噂話〉7
神領此折/此執が教室で出会った少年。深山の名前は咄嗟に自分でつけたもの。
実態は、篠月高校の怪談が具現化したRB『七怪・座敷生徒』。
普段は主に生徒たちを見守っており、積極的な害を及ぼすような存在ではない。
校舎を閉鎖する動機があるようにも思えないが、何か伝えたいことがあるらしい。
→★無限鏡について・深山の見解〈情報:UGN〉〈交渉〉10 が調査可能になりました。


GM:この情報項目は、今から全員判定が可能です。
佐藤啓太:今から!
神領此折:ほほう
永江 康一:いまから!!
GM:ここでできるよーというかこのシーンでやる判定です
滝道 晶:情報UGNでわんちゃんかな
GM:どうぞ!
滝道 晶:3dx+2>=10
DoubleCross : (3DX10+2>=10) → 10[2,5,10]+7[7]+2 → 19 → 成功

神領此折:すご
GM:さっきからすごいね!?
佐藤啓太:すげえ!
滝道 晶:わあ
永江 康一:やば
GM:じゃあまた軽くロールしながら開けていきましょう。

滝道 晶:びっくり
深山 方二:「『七怪』それが僕らの名前」
深山 方二:「ほら、七不思議っていうじゃない。あんな感じ」
深山 方二:「と言っても、こんな風に人みたいにやってるのは僕ともうひとりくらい」
深山 方二:「『無限鏡』の話をしようか」

★無限鏡について・深山の見解〈情報:UGN〉〈交渉〉10


深山 方二:一階の階段脇にある、大きな鏡に向けて合わせ鏡を作ると、鏡の世界に閉じ込められる。
深山 方二:そうなると、校舎から一生出ていくことができなくなるんだって。
深山 方二:ただの噂のはずだったんだ。
深山 方二:でも、いつしか噂を核に僕ら『七怪』は生まれてしまった。
深山 方二:こうして意志を持って動いているのは、僕と無限鏡くらいだけどね。
深山 方二:あとはもっとぼんやりしてる。だから、なんとか食い止められた。
深山 方二:月の絵のついたノートを拾ってからずっと、無限鏡はおかしいんだ。
深山 方二:本当に、噂通りに皆を閉じ込めようとしてる。今回みたいに。
深山 方二:僕は一応あいつの仲間だから、直接戦ったり、なんて抵抗はできない。そんな力もない。
深山 方二:どうやらこの結界の中では、怪談への恐怖が力になってるみたいだった。だから、散らしてもらっていたんだ。
深山 方二:お願いだ。あいつを、止めて。元に戻してあげて。
→★『七怪・無限鏡』への対処について〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉11 が調査可能になりました。


GM:こちらも、このシーンで調査可能です。
佐藤啓太:おおー
永江 康一:うおー
神領此折:おお
神領此折:とりあえず振るだけ振ってみよう
滝道 晶:11…!
永江 康一:コネ使用で挑戦します。
佐藤啓太:いけいけー
神領此折:2dx+2 情報UGN
DoubleCross : (2DX10+2) → 4[3,4]+2 → 6

永江 康一:6dx+3>=11
DoubleCross : (6DX10+3>=11) → 7[1,3,4,5,6,7]+3 → 10 → 失敗

神領此折:あ
神領此折:永江君にバデム打ちます
GM:つよいなあ!
永江 康一:ありがたい!
滝道 晶:さすが~
GM:では達成値13になって成功!
佐藤啓太:おおーっ
GM:情報を開示します。

★『七怪・無限鏡』への対処について〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉11
この学校の一階階段脇の鏡には、RB『七怪・無限鏡』が存在している。
無限鏡は校内で手にした『月輝物』のノートを用いて結界を作り上げている。維持する力は人が怪談を恐れる心だ。
しかし、あなたたちの力で既に月輝物の持つ《Eロイス:虚実崩壊》は2つ無力化されている。
残りはあとひとつ、無限鏡を戦闘不能にすることで結界を解くことができる。だが、妨害もありそうだ。
→次以降のシーンでミドル戦闘が発生します。


深山 方二:「……ということで、これが、僕が半端な怪談を話してた理由」
佐藤啓太:「なるほどな……そういう事だったのか」 教室の影で腕を組み壁に背を預けている男。
佐藤啓太:ちょっと遠い。
神領此折:「怪談を完結させ、恐怖を減らすことで力を弱めていた、と」
深山 方二:「そういうこと。今、ここではそういうルールになってるから」
神領此折:相変わらず自分の席にいる、フードに反して姿勢はいい
深山 方二:「君たちや先生のことはずっと見てたけど、僕らを退治でもされたら敵わないし」
深山 方二:「信頼ができるか、観察させてもらってた」
永江 康一:「おお。」「いまは信頼、してもらったんですね」
佐藤啓太:「その結果が、今の話のわけだ」
深山 方二:「……いい人たちだって、わかったから」
深山 方二:「ありがとね。図書室の件、気になってたからさ」
佐藤啓太:(……こっそり髪整えたりしてたの、見られてないよな……)
滝道 晶:「こっちこそ、教えてくれて助かったっす」
神領此折:「いえ、助かりました」
永江 康一:「こちらこそありがとうございました。おかげで義政くんと野尻さんも、仲直りできそう。」
佐藤啓太:「ああ、座敷童……もとい座敷生徒の名の通りだな」
深山 方二:「よかった。怖い話は僕らのオリジンだけど、振り回したいわけじゃないからさ」
深山 方二:「……無限鏡は、違うのかもしれないけど」
佐藤啓太:「無限鏡か……」
滝道 晶:「俺らもあやしを無闇やたらに退治するわけじゃないっすよ」
佐藤啓太:「外見に特徴などはあるのか?」
深山 方二:「……ない。というか、今は多分、僕を映してる」
深山 方二:「鏡だからね」
神領此折:「あなたを」
滝道 晶:「てことは…方二くんがふたり?」
深山 方二:「紛らわしくないように、僕はここから動かないようにするよ」
深山 方二:「向こうも歩き回ったりはしてないはず。一階の大鏡のところにいる」
永江 康一:「さすが座敷生徒、学校の怪談の居場所ならおまかせだ。」
神領此折:「居場所で見分ければいい、ということですね」
佐藤啓太:「わかりやすくて良いな」
深山 方二:「そういうこと」
滝道 晶:「ね、その拾ったノートって月の模様がついてたんすよね」
深山 方二:「そうそう。綺麗なノートだったよ」
深山 方二:「落とし物なら返さなきゃって言ったんだけど、聞かなくてさ……」
佐藤啓太:「となると……何だったか……」
滝道 晶:「ね、此折くん。これってあれじゃねっすか。最近話題の」
神領此折:「オブジェクト:ムーンシャイン」
佐藤啓太:「聞いた覚えは……あるんだが……」 と言ってそれ以上言うのはやめる。ボロが出そうなので
滝道 晶:「そうそれ!」パンと手を叩いて。
神領此折:「法則、認識の書き換えも今の状況に合致してますね」
深山 方二:「へえ、他にもあるの?」
佐藤啓太:「ああ、道具による事件なら、それさえ何とかしてしまえば問題ないだろう」
永江 康一:「そのノートが無限鏡さんがおかしくなってる原因なんだね」
佐藤啓太:「前例もある」 確か
滝道 晶:「いくつかそれで事件にもなってるっす」
神領此折:「支部全体に警告が出ていたのでおそらく町の中に前例もあるかと」
深山 方二:「怖いな……。確かに、様子がおかしくなってたもんな」
深山 方二:「でも、力自体はだいぶ弱まってるから。もう少しでどうにかできる……はず」
深山 方二:「ただ、向こうもそろそろそれに気付いてると思う」
佐藤啓太:「だろうな」
佐藤啓太:「君が気づいているんだ。向こうが気づかない道理はない」
滝道 晶:「警戒されちゃってるっすかねー」
深山 方二:「うん。『七怪』って言ったろ。他はもっとぼんやりしてるんだけど」
深山 方二:「残りがせっつかれて君たちのところに来るかもしれないな」
神領此折:「元々一つだから、片方が気づけばもう片方も気づくと」
神領此執:『これはまあわかりやすい』
深山 方二:「……まあ、よほどのことがなければ死んだり滅びたりはしないと思うから」
深山 方二:「そっちも止めてもらえると……助かる」
永江 康一:「極力がんばりますが」「永江康一はあまり戦うのが得意ではない」
永江 康一:ほんとうに永江康一はあまり戦うのが得意ではない
佐藤啓太:「それが仕事だ」 ニヒル──本人はニヒルに程遠いが──に笑う。
神領此折:「了解です、峰打ちで」
滝道 晶:「恩のある方二くんに頼まれちゃ断れないっすね、断る気もないっすけど!」
深山 方二:「……ありがと」微かに笑う。
深山 方二:「僕は、学校が元通りになって、好きな時に好きなところに顔を出して」
深山 方二:「みんなが勉強したり、ちょっとサボったり、先生が授業してたり」
深山 方二:「そういうところを見ていられれば、それでいいんだ」
深山 方二:「そういう怪だからね!」
永江 康一:彼はこうして今までぼくらや、もっと昔。
永江 康一:ブラックさんが学生の時、いや。今の姿形になる前から見守っていたのだろう。
永江 康一:そう思うと康一は力になってあげたくなった。
滝道 晶:「学校、テストとか嫌なこともあるけど。それ以上に楽しいっすもんね」
神領此折:「…そうですね」
佐藤啓太:「ああ、楽しい学校生活を守らないとな」
佐藤啓太:「それじゃあ、さっそく行くとしようか」 先手を打てるなら打っておきたい。向こうにもバレているなら、向こうから襲撃される可能性もある。
永江 康一:「ぼくも、この学校の生活は楽しいから、深山くんの気持ちも分かるな」
神領此折:いかないと勿体ない、といったのは警察のどの人だっただろうか
神領此折:最初は行ってないとまずいくらいのところという認識だったが、見守ってくれる隣人もいると思うと、悪くないのかもしれない

GM:ロイス取得と購入判定が可能です。
永江 康一:ロイス保留
佐藤啓太:ロイスなし
永江 康一:購入は、アルティメイド服
神領此折:ロイス変更無し
永江 康一:4dx>=20
DoubleCross : (4DX10>=20) → 10[2,6,10,10]+7[6,7] → 17 → 失敗

佐藤啓太:購入は他の人の支援に回ろう
永江 康一:うおー
神領此折:お
神領此折:バデム打ちますか?
永江 康一:お願いします!
神領此折:ではどうぞ
GM:つよいなあ!
永江 康一:やったー!
滝道 晶:すごーい
滝道 晶:ロイス保留で、購入はボデマかな~
滝道 晶:3dx>=12
DoubleCross : (3DX10>=12) → 5[3,4,5] → 5 → 失敗

滝道 晶:だめにゃん
GM:にゃん
佐藤啓太:ボデマ狙お
神領此折:ミドルクライマックス間が結構詰め詰めだから応急もう一個狙っておこう
佐藤啓太:2dx>=12
DoubleCross : (2DX10>=12) → 3[3,3] → 3 → 失敗

佐藤啓太:はい
神領此折:2dx+2
DoubleCross : (2DX10+2) → 9[3,9]+2 → 11

神領此折:多分二つ目
GM:保健室、物残ってるかな……


ミドル7 それぞれの話


永江 康一:1d10+75
DoubleCross : (1D10+75) → 6[6]+75 → 81

GM:会話するシーンです。会話なので、侵蝕上昇は1d3でいいや
佐藤啓太:!
永江 康一:1d3+81
DoubleCross : (1D3+81) → 3[3]+81 → 84

神領此折:ありがたい…
佐藤啓太:69+1d3
DoubleCross : (69+1D3) → 69+1[1] → 70

神領此折:1d3
DoubleCross : (1D3) → 2

佐藤啓太:ふふん
神領此折:神領 此折/神領 此執の侵蝕を2(→ 2)増加 (72 → 74)
滝道 晶:77+1d3
DoubleCross : (77+1D3) → 77+3[3] → 80

永江 康一:1d3+75
DoubleCross : (1D3+75) → 3[3]+75 → 78

滝道 晶:滝道 晶の侵蝕を3(→ 3)増加 (77 → 80)

GM:状況を把握したあなたたちは、一旦休憩や準備のため、教室の中にいた。
GM:外は相変わらず暑そうで、少しずつ陽は傾いてきている。


【雨宿町・市立篠月高校 教室】

神領此折:相変わらず暑そうなフードの中に、先程貰った扇風機の風を吹き込ませ
神領此折:端から見ればそれはふくらんだ風船のようだった
永江 康一:「神領くん、ちょっと聞いておきたいことがあるんだけど。いいかな」
永江 康一:杖をつく音が聞こえる。永江が少しだけ近づく。
神領此折:「…?」顔を向ける、扇風機の角度がズレ、風船がしぼむようにフードが凹む
神領此折:「どうぞ」
永江 康一:「じゃあ。気がねなく。」
永江 康一:「神領くんはその、ひょっとしてとてもお強い人なのでしょうか。」
永江 康一:そう、若干期待するような目で彼をみる。
神領此折:「…それは、エージェントとしてということでしょうか」
永江 康一:「お~。なんだかプロらしい。」
永江 康一:「ううん。学校の中、くらいでだいじょうぶ。」
神領此折:「ふむ、学校基準だと…」
神領此折:「流石に空手や剣道の有段者…確か先輩に居ましたよね、ほどではない気が」
神領此折:「実際学校に行くにあたり強さを求めて剣道部柔道部…とまではいかなかったので」
永江 康一:「…そうか。じゃあきみは、やっぱり強いんだ。良かった。」
神領此折:「…難しいですねこういうの、指標が思いつかない…」
永江 康一:「神領くんは、ブラックさんとおなじで物凄く暑そうな服装を着ているし。」
永江 康一:「あとは、滝道くんと月のノートを話していた時こういう事件も解決していたみたいだから、きっと強い人なんだと思っていました。」
神領此折:「ああ、これですか、これは…」
神領此折:教室の明かりを見る、ついてないならわかりやすいだろう
神領此折:パーカーをおもむろに取る、電気の無い教室なら、薄くでも光っているのがわかる
神領此折:「まあ、こういう事です、腕の方も似たり寄ったりなので」
永江 康一:「おお。きれいだね。」
神領此折:見られても今は問題なく、事実としてパーカーを脱いだ方が涼しいことに気づき、そのままにしておく
永江 康一:「…いまは、ぼくら二人だし。気にしなくていいからね」
神領此折:「あと、脱いだ方が涼しいので…」
永江 康一:「それは、一番大切かもしれない。」
神領此折:「はい。ところで」
永江 康一:「なんだろう。どうぞ。」
神領此折:「先ほど俺にあの話を振ったということは、永江さんは戦闘に自信がないということなのでしょうか」
永江 康一:「自信がない。うん、そうだね。一人じゃ何もできないっていうのが一番近い。」
神領此折:「…なるほど?」
永江 康一:「戦うって。すごく早く動いたり。何かを撃ったり。そういうものだと思う。」
神領此折:「まあ簡単に言えばそうかと」
永江 康一:「でも、ぼくはこんなで。それに手先も器用じゃない。片手が使えないもの。」杖に一瞬視線を向ける。
神領此折:「確かに杖が」
神領此折:「でも、まあ、白兵戦や射撃戦も要はただの技能です」
永江 康一:「ぼくには、お手伝いくらいしかできない。」
永江 康一:「何かできたって、それで主役にはなれない。」
永江 康一:「スーパーヒーローみたいに力持ちだったり、すごい超能力があるわけじゃない。」
永江 康一:「何かに、選ばれたわけでもない。…いつも、助けてもらってばかり。」だから、こうして応援する事しかできないと言った。
神領此折:「助ける、そうですね、助けることを知っていることそれ自体が」
神領此折:「俺にとっては特別に見える…気がします」
永江 康一:「…そうなの?」
神領此折:「普通に学校に行って、勉強して、助け合って生きる方が、俺にとっては特別ですね」
神領此折:「お恥ずかしながら、学校に来るまで、計算の仕方とか、英語の読み方とか、やったことなくて」
神領此折:「だから計算とか英語とかの方が、俺にとってはすごい力に見えます」
神領此折:「それに、戦うって意志があって、こうして協力を続けられているなら」
神領此折:「それは力があるかどうかに関わらず、すごく難しくてえらいことをしている」
神領此折:「…と思うのですがどうでしょうか」
永江 康一:「かっこいいな、神領くんは。」
永江 康一:「…ぼくにはとてもまぶしく感じる」
神領此折:「そうでしょうか」
神領此折:「あなたもかっこいいと思いますよ」
神領此折:「…一度戻りましょうか」
永江 康一:「そうだね。ぼくは、自分がカッコいいかは分からない。けど…。」
永江 康一:「かっこよくはなりたいって、今思った。」
永江 康一:神領の言葉を聞いて永江は思う。
永江 康一:彼はきっと、自分の想像とは違った場所で育っていたのだろう。
永江 康一:その上で、自分と同じく学校の生活を大切に思っていること。
永江 康一:そして、自分を強いと思ってくれたことに、なんだか胸がむずかゆくなってしまった。


【雨宿町・市立篠月高校 教室】

佐藤啓太:「ふむ……変わってないな」
佐藤啓太:きょろきょろと周囲を見回しつつ呟く。
滝道 晶:「懐かしいっすか?」
滝道 晶:整然と並べられた机を撫でながら。
佐藤啓太:「そうだな、厳密にはこの教室ではなかったが」 どこもさして変わらないだろう。
滝道 晶:「ブラック先輩の高校時代、ちょっと気になるっすね」
佐藤啓太:「別に、お前らと変わらん」 フ、と笑い。机に片手を置き、体重を預ける。
佐藤啓太:「普通の高校生活と、たまにUGNに協力して、と言った感じだな」 ゴーグルの奥から少し遠い目で窓を見つめる
滝道 晶:「その頃からオーヴァードだったんすね、そこも俺と一緒だ」
滝道 晶:「まあ俺はまだ2年ぐらいしか経ってないっすけど」
佐藤啓太:「俺は覚醒したのが2年生になってからくらいだったからな」
佐藤啓太:「当時の俺に比べれば、お前たちは十分立ち回りが上手いと感じるよ」
滝道 晶:「そっすかね、俺最初めっちゃ怒られましたよ」
佐藤啓太:「最初はだれだってそんなもんだ」
滝道 晶:「魔法だと思って友達に見せて自慢してたんで」
佐藤啓太:「あー……」
佐藤啓太:ちょっと呆れた声。
佐藤啓太:「ただまあ、結構いるなそういうタイプは」
佐藤啓太:「気持ちもわからないでもない」
滝道 晶:「知らなかったら超能力っすからね、ネットに上げてなくて良かったっす」
滝道 晶:「まあ俺のは地味だったのもあるっすけど。ペン増やしてただけだし」と、実際に増やして指の上で回す。
佐藤啓太:「無知はしょうがないんだが、ネットに上がると隠蔽工作が難しい(らしい)からな……」
滝道 晶:「ブラック先輩は、覚醒したとき驚かなかったです?」聞きたい、という顔をしている。
佐藤啓太:「動画サイトとかは常に監視体制取ってて、動画上げた瞬間に削除と垢BANを喰らうらしい……ん」
佐藤啓太:「まあ、驚きはしたな」
佐藤啓太:「ただ、俺は本を読んでいた」 二ヤリ、と笑う。
佐藤啓太:「特に超能力で戦うタイプのライトなノベルだ」
佐藤啓太:「つまり、超能力に目覚めた時の有効な立ち回りを俺は知っていたのさ」 ゴーグルで目元は隠れているが、ドヤ顔
滝道 晶:「なるほど、意外と侮れないっすねライトノベル…!」そんなところで有効活用ができるとは。
佐藤啓太:「そう、実は何かと有用だ。能力の使い方も意外なものを提示してくれたり、実戦でも敵の能力に気が付くキッカケになったりする……!(早口)」
佐藤啓太:「読んでおくといい……!」
滝道 晶:「おおー…!」かなり本気で感心してる。
滝道 晶:「図書室にそういう本は……あんまなかったな」棚を思い出して。
佐藤啓太:「この学校の本は確か図書委員の方で要望を出していたか……」
佐藤啓太:「確かに、あの子はその手の本はあまり好みそうになかったな」 図書室の少女を思い出しつつ
佐藤啓太:「俺がいた時の物も残っているかもしれないが……そうだな、今度支部におすすめを持って行こう」
滝道 晶:「え、いいんすか!よっしゃ、めっちゃありがたいっす!」
滝道 晶:「俺の能力、どーしても同じ戦い方になりがちで」とナイフを数本作ってジャグリングしてみせる。
佐藤啓太:「ふふふ」 普段UGNのエージェントなどにこんな話をしているとめちゃくちゃバカにされるので調子に乗っている。
佐藤啓太:「おお……」
滝道 晶:「作って投げるぐらいしかできねーんすよね」ちょっと困った顔。
佐藤啓太:「投げた後の操作はできるのか?」
滝道 晶:「出来ないんすよねー。作る時に形は変えられますけど、ほんと投げるだけっす」
佐藤啓太:「なるほど……そうだな、作る時に形を変えられるなら」
佐藤啓太:「基本の形は同じに刀身だけ違う長さにするとかか……後は、普段見ないような形にして虚をつくとかかな……」
佐藤啓太:ブツブツと呟き始める
滝道 晶:「おお…。これがライトノベルの力…!」そういう発想は自分からは中々出てこない。
佐藤啓太:「あとは投げる時に速度に緩急をつけるとかだな……でもまあそういうのは教官タイプと相談した方がいいかもしれん」
佐藤啓太:「どうしようもなくなった場合以外は、初めての戦法を実戦で試すわけにも行かないしな」
滝道 晶:「めっちゃ参考になるっす!やっぱ経験が違うっすね」滝道自身、任務に就いた数はそう多くない。
佐藤啓太:机から手を離す。ずっと体重を預けていたので少し痛い。プラプラと腕を振る。
佐藤啓太:「ま、この話はまた機会があればだな、そろそろ時間だ」
滝道 晶:「ん、もうそんな時間っすか」座っていた椅子からぴょんと立ち上がり。
滝道 晶:「また相談乗ってください、ブラック先輩!」とても嬉しそう。
佐藤啓太:「ああ、行こう」
佐藤啓太:こちらも少し嬉しそうな声でいい、扉に向かう。


【雨宿町・市立篠月高校 教室】

GM:そうして、あなたたちはまた全員で集った。
GM:決着の時は近付いている。
神領此折:涼しいことに気が付いたので変わらずパーカーは脱いだままだ
佐藤啓太:「さて、準備は出来たか?」 コートを着たまま、そう言う。
佐藤啓太:暑いが、見える範囲には汗をかいてる様子はない。背中はべしゃべしゃである。
神領此折:「俺は装備も平気ですが」
滝道 晶:「大丈夫っす!」変わらず夏服。汗が鬱陶しいのか、前髪をはかき上げている。
永江 康一:「心の準備が、まだ。いや。今できました。」
永江 康一:ブラックさんは自分とは違い平然としていてすごいな、と思っている。
永江 康一:自分一人では勇気がわかないが、平然としている人を見ると平気になった。
神領此執:『…あ、あれ』
神領此執:『戦闘になるなら言っといて損は無いだろ』
神領此折:「…あ、そうでした」
神領此折:「戦闘中態度が変わることがあるかもしれないのですが」
神領此折:「敵の攻撃では無いので気にしないでいただければ」
佐藤啓太:「ああ、わかった」 戦いになると性格が変わるのはよくあることだ。
滝道 晶:「あ、此執くんっすよね」聞いたことはある。
永江 康一:「此執くん?って誰かな」
佐藤啓太:(人格ごと変わるのか、珍しいな)
神領此折:「ええ…ああ…中に人格がもう一人いるみたいな感じですね」
神領此折:「学校だと諸々を面倒がって出てこないんですが…」
永江 康一:「凄い…漫画みたいだね。」
神領此折:「流石に自己紹介させてきますね、少々お待ちを」
神領此執:ふ、と空気が変わるような感覚がして
神領此執:「あー、どうも、神領此執です」
神領此執:その辺の椅子を適当に出して座る、そこに先ほどのように向きを気にした様子などは無い
永江 康一:そう、彼はアクティブにオレンジに語った。と康一は捉えた。
佐藤啓太:「”ブラック”だ、よろしく」
神領此執:「普段は奥いますけど戦闘とかになったらたまに出てきたりすると思うんで、よろしく」
永江 康一:「ほんとうだ。変わった。」
滝道 晶:「話すのは初めてっすね、滝道っす。改めてよろしく!」
永江 康一:「よろしくね此執くん。ぼくは永江紘一。」
神領此執:「基本見聞きしたことは全部共有してるんで名前は憶えてますが、ありがたいっすね」
佐藤啓太:「人格ごと違うなら挨拶も大切さ」
神領此執:扇風機を下げたフードの襟の中に突っ込んで
神領此執:「なーるほど」
永江 康一:「やっぱり‥‥暑いんだ。」
神領此執:「あ、これやっぱ涼しい」
神領此執:「普通に暑い、本当は屋内だしこれ脱いでもいいんだが、見つかった時更に手間が増えるからな」
滝道 晶:「お、良かったっす。暑いのはなんだかんだ辛いっすからね~」
永江 康一:「此執くんも一緒に無限鏡との闘い。がんばろうね。」
神領此執:「それなあ、あ、扇風機ありがとな、快適に使わせてもらってる」
神領此執:「おう、よろしく」
佐藤啓太:(良いな、扇風機……)
佐藤啓太:「……交流も深めたところで、そろそろ行こうか」
神領此執:「うっす」席を立つ
神領此折:『椅子を戻す』
神領此執:後ろの圧力に負けて椅子を戻し、ついていく
滝道 晶:「おー!」
滝道 晶:「……いらないかもですけどブラック先輩も良かったら」同じミニ扇風機、実はさっき作っていた。
佐藤啓太:「……(硬直)」 
永江 康一:「さすが滝道くん、気遣いの達人だ。」
佐藤啓太:「……(葛藤)」
佐藤啓太:「……ありがとう」
佐藤啓太:「さっそく使わせてもらうとしよう」
滝道 晶:「……!どういたしまして!」受け取ってもらって半分驚き半分喜びの表情。
佐藤啓太:受け取って、首筋辺りに風を当てる。堂々としていれば良いのだ。
永江 康一:「扇風機を使ってもゴーグルは外さない。やっぱりプロは凄いな…。」
永江 康一:「いきましょう。5人いれば、きっと解決できるはず。」

GM:ロイス取得と購入判定が可能です。
佐藤啓太:ロイスなし!購入は私怨に回ろう
佐藤啓太:怨むな怨むな
GM:ww
神領此折:永江 康一 ○えらい/不安
神領此折:これで取って
神領此折:購入は支援に
永江 康一:神領此折 〇憧憬/疎外感 でロイスを取得
永江 康一:応急手当の購入判定をします。
滝道 晶:永江康一 〇いいヤツ!/無理はダメだぞ
永江 康一:4dx>=8
DoubleCross : (4DX10>=8) → 8[4,6,8,8] → 8 → 成功

神領此折:ふむ
神領此折:2R用のブルーゲイル買っておこうかな
神領此折:2dx+2
DoubleCross : (2DX10+2) → 6[4,6]+2 → 8

神領此折:無理、そこまで欲しいかという物でもないので支援不要です
滝道 晶:ぼでまねらい~
滝道 晶:4dx>=12
DoubleCross : (4DX10>=12) → 7[2,5,6,7] → 7 → 失敗

滝道 晶:だめちゃん!
佐藤啓太:ボデマ買っとくか
佐藤啓太:2dx>=12
DoubleCross : (2DX10>=12) → 5[3,5] → 5 → 失敗

佐藤啓太:はい


マスターシーン2 『怪談』


【雨宿町・市立篠月高校 校舎内】

水凪 義政:「あのっ、野尻先輩!」
野尻 蘭子:「……え?」
GM:廊下で少女が振り返る。背後には、日焼けした少年が立っていた。
水凪 義政:「さっき聞いて……あの、俺! 図書室に通っててもいいんですか」
水凪 義政:「よく間違えて本持ってっちゃうし」
水凪 義政:「返す場所、雑にしちゃって……直さなきゃって思ってるんですけど」
水凪 義政:「いや、直しますから! また行ってもいいですか」
水凪 義政:「俺、好きなんです。あそこで勉強したり、本読んだり……今まで全然知らなかったけど」
水凪 義政:「怪我、治ってからもいいですか、通って」
野尻 蘭子:目を丸くしていたが、やがてこくりと頷く。
野尻 蘭子:「……いいよ。もちろん」
野尻 蘭子:「いつも怒っちゃってごめんね」
野尻 蘭子:「もっとちゃんと、先輩らしく指導すればよかったな」
野尻 蘭子:「せっかく来てくれて、楽しんでくれてるのにね」
野尻 蘭子:「……私も。水凪くんが来てくれると、嬉しい。ほんとは」
水凪 義政:「マジで……そうなんだ」
水凪 義政:「俺あの、怒られたくはないけど、でも、野尻先輩が本のこと大事なのは知ってますから」
水凪 義政:「注意してもらえるの、すげーありがたいとは、思ってます」
水凪 義政:「……先輩と話せるし」
野尻 蘭子:「…………」
GM:少しだけ照れた沈黙が降りる。
水凪 義政:「……あー、蜂。大変だけど、どうなったのかな。業者さん、来たのかな?」ごまかすように。
水凪 義政:「と、ここ結構近いですね。危ないし、図書室行きます?」
野尻 蘭子:「そうだね。……あれ?」
GM:階段の脇には、大きな鏡がある。その前で立ち止まった。
GM:眼鏡の真面目そうな少女がひとり。日焼けした少年がひとり。
GM:……その後ろに、色の白い少年がひとり。
GM:どこにも居ないはずのその少年は、そっとふたりに手を伸ばしてくる。
七怪・無限鏡:「…………」
七怪・無限鏡:「……あいつら、邪魔する気だな。面倒くさい」
七怪・無限鏡:「俺がやるしかないか」
七怪・無限鏡:「ようこそ。学校の怪談へ」
GM:そう言って微笑んだ時には。
GM:鏡の中には、三人の少年少女。
GM:鏡の外には、誰も居ない。


ミドル8 衝突


GM:簡易戦闘を行います。登場する人は登場侵蝕をお願いします。
神領此折:神領 此折/神領 此執の侵蝕を1d10(→ 10)増加 (74 → 84)
永江 康一:1d10+78
DoubleCross : (1D10+78) → 8[8]+78 → 86

GM:わお
佐藤啓太:70+1d10
DoubleCross : (70+1D10) → 70+8[8] → 78

佐藤啓太:びゃーっ
GM:みんな盛り上がってるね!?
滝道 晶:滝道 晶の侵蝕を1D10(→ 8)増加 (80 → 88)
GM:ほんとに全員上がった


【雨宿町・市立篠月高校 校舎内】

GM:あなたたちが無限鏡の元へと急ぐ、その途中。
GM:踊り場付近に何か妙な影がある。
七怪・真夜中のピアノ:ひとつは、場にそぐわない大きなピアノ。
七怪・動く石膏像:もうひとつは、美術室にあるような石膏像。
GM:それぞれ、夜に音を出したり動いたり、という噂話を聞いたことはあるだろう。
GM:ピアノはどこか狭そうにしているが、ガタガタと揺れながらあなたたちに敵意を向けているのがわかる。
佐藤啓太:「……!?」
滝道 晶:「ピアノが…歩いてる!?」
佐藤啓太:ゴーグルの下で、ギョッと眼を剥く。
神領此折:「ピアノと石膏像…どちらも上から落ちてきたらただではすみませんね」
永江 康一:「ピアノや石膏が乗ってきたら、ぺしゃんこになってしまう。」
佐藤啓太:「クソッ……こんな狭い場所踊り場に密集するなピアノと石像が……!」
七怪・動く石膏像:無言ながら、ぎろり、と視線を向ける。
滝道 晶:「うわ、こっち見た!襲ってきたらあれ壊して大丈夫なんすかね!?」
永江 康一:「壊さないと先に進めそうにないから、やるしかない。かも。」
佐藤啓太:「事後処理は大高教諭に任せるとしよう」
神領此折:「後で弁償にならなければいいんですが」ハーフグローブを脱いで軽く右手を振ると、光る長い刃のようなものが現れる
滝道 晶:「先に謝っとくっすか!大高せんせ、すいません!」と宣言しつつ、いつでも動けるように構える。
七怪・真夜中のピアノ:ガタガタガタ!と震えながら(狭いので)がばりと蓋を開ける!

GM:ミドル戦闘は簡易戦闘となります。
GM:エンゲージや移動の概念はなし。
GM:エネミーは「七怪・真夜中のピアノ」「七怪・動く石膏像」の2体いて、行動値がそれぞれ10と9です。
GM:どちらも《イベイジョン》14でドッジを行い、それ以上の達成値なら命中。
GM:ダメージ算出の必要はなく、それぞれ2発攻撃が命中すれば戦闘不能となります。
GM:計4発ですね。
GM:エネミーの行動も簡略化されており、直接装甲有効のダメージダイスが振られることになります。
GM:質問はありますか?
神領此折:ないです
永江 康一:ないです!
滝道 晶:ないです!
佐藤啓太:なし!
GM:では、開始していきます。


■セットアップ■

七怪・真夜中のピアノ:なし
七怪・動く石膏像:なし
神領此折:無し
滝道 晶:この行動値順だといらないかな…なし!
永江 康一:なし
佐藤啓太:なし


■イニシアチブ■

GM:では、まず行動値11の神領くんたちから。
GM:割り込み等はないです。簡易だし。
神領此折:では、マイナー無し(ダメージ算出無しのため)
神領此折:メジャー
神領此折:「白兵戦闘開始」(光の舞踏+コンセントレイト:Ha)白兵攻撃、C値-3、コスト4
神領此折:対象は動く石膏像
GM:判定どうぞ!
神領此折:7dx7+6 白兵
DoubleCross : (7DX7+6) → 10[3,4,5,6,7,7,10]+10[1,4,9]+6[6]+6 → 32

七怪・動く石膏像:イベイジョン14! 命中!
七怪・動く石膏像:一撃くらいました。あと一撃で倒れます。
神領此折:ヒット、ダメージ算出は無しでまずは一撃
神領此折:神領 此折/神領 此執の侵蝕を4(→ 4)増加 (84 → 88)
神領此折:以上
GM:では次、PC優先で滝道くんから。
滝道 晶:はーい
滝道 晶:マイナーで《インフィニティウェポン》《ダブルクリエイト》。攻撃力19の白兵武器を2本生成。
滝道 晶:メジャーで《コンセントレイト:バロール》《魔弾の射手》。
滝道 晶:対象は動く石膏像に追撃!
GM:判定どうぞ!
滝道 晶:判定直前に《紬の魔眼》。ダイス+2個。
滝道 晶:8dx7+4
DoubleCross : (8DX7+4) → 10[1,1,1,4,5,7,10,10]+10[3,9,10]+10[5,7]+5[5]+4 → 39

七怪・動く石膏像:イベイジョン14にて命中!
七怪・動く石膏像:追撃を受け、動かなくなりました。戦闘不能!
滝道 晶:よっし!
滝道 晶:滝道 晶の侵蝕を13(→ 13)増加 (88 → 101)
GM:一気に……
滝道 晶:効率がわるい!笑
GM:では、残ったピアノが動きます。
七怪・真夜中のピアノ:攻撃は簡略化! PC全員に2d10のダメージを与えます!
七怪・真夜中のピアノ:2d10
DoubleCross : (2D10) → 7[4,3] → 7

七怪・真夜中のピアノ:ひくいな
七怪・真夜中のピアノ:装甲有効……
神領此折:ボデマの装甲8で弾きます…
七怪・真夜中のピアノ:ああー……
滝道 晶:ボデマではじく!
七怪・真夜中のピアノ:すんすん
佐藤啓太:メイド服の装甲が10なので、無傷
永江 康一:7ダメージ、残HP21
七怪・真夜中のピアノ:永江くん……ありがと……
永江 康一:ピアノくん…。
GM:ではピアノは終わり。佐藤さんの手番です。
佐藤啓太:うおーっ
佐藤啓太:黒の束縛コンセントレイトで判定します
GM:どうぞ!
佐藤啓太:7dx7>=14
DoubleCross : (7DX7>=14) → 10[1,2,3,5,6,8,10]+5[4,5] → 15 → 成功

GM:うお
佐藤啓太:あっぶな!!
七怪・真夜中のピアノ:イベイジョン14……ギリ当たる!
佐藤啓太:侵蝕78→83
七怪・真夜中のピアノ:一撃くらいました。あと一撃……
GM:では、永江くん!
永江 康一:はーい!
永江 康一:素手で白兵攻撃します。
GM:どうぞ!
永江 康一:5dx>=14
DoubleCross : (5DX10>=14) → 10[1,1,4,5,10]+5[5] → 15 → 成功

GM:うおおおお
永江 康一:!?
神領此折:すごいぞ
七怪・真夜中のピアノ:マジ……?
七怪・真夜中のピアノ:えと、当たります……沈みます
佐藤啓太:……!?
滝道 晶:すごーい!
佐藤啓太:永江君の復讐の刃だ
永江 康一:ピアノくんへの逆襲だ。
GM:エネミーは戦闘不能!
GM:あなたたちの勝利です!
神領此折:いえいいえい
佐藤啓太:やったーっ

神領此折:軽業のように飛びあがり、一足で階段の手すりへ
神領此折:そのまま斜面を利用して滑るように接近
神領此折:石膏像の後ろに飛び込んで一閃、この間コンマ1秒
神領此折:傍目からは光が不自然に屈折したようにしか映らないだろう
七怪・動く石膏像:突然、像ががくんと体勢を崩す。
七怪・動く石膏像:ピアノの上に乗っていたところが、ずるりと滑り落ちかける。
滝道 晶:刃物を投げる都合上、滝道晶は石膏像という硬いモノを砕くのは正直苦手である。
滝道 晶:だが今回はひとりではなく、既に弱点も出来ている。
滝道 晶:神領くんによって与えられた一撃。そして出来たひび割れ。
滝道 晶:その僅かな罅の隙間に、作り出したナイフを投擲、滑り込ませて。
滝道 晶:鑿を入れられた石のように、真っ二つにカチ割る
七怪・動く石膏像:「…………!」悲鳴は、聞こえない。
七怪・動く石膏像:元より、これで滅びることもないであろうレネゲイドビーイングだ。
七怪・動く石膏像:だが、今この連撃で、敵意は去り、ごとりと床に落ちる。
七怪・動く石膏像:そうして、静かに姿を消していった。
佐藤啓太:「優秀だな……!」
七怪・真夜中のピアノ:「………… ! !!」ジャーン、と不協和音が響き渡った。
七怪・真夜中のピアノ:相棒を先に倒され、ムキにでもなったのか。
七怪・真夜中のピアノ:不快で調律の狂った旋律が、あなたたちの心を掻き毟る!
佐藤啓太:「────音波攻撃か!」 特殊な加工を施されたコートを脱いで、盾にする。
永江 康一:「~~~ああ、あ!なんだ、これ。」
永江 康一:頭を押さえる。
神領此折:咄嗟に踊り場脇の階層の壁に滑り込み、障壁代わりに
滝道 晶:「うおっ」ピアノの形状から予想して作っていた耳栓をする。
佐藤啓太:音が終わった隙に、コートを羽織りなおす
佐藤啓太:「永江、すまないが少し協力してくれ」
佐藤啓太:「俺が全力でやると、階段ごと壊してしまうからな」
永江 康一:「ブラックさん?…ええ、ぼくはなにをすればいいでしょうか。」
永江 康一:佐藤を見上げ、康一は覚悟を決める。
佐藤啓太:神嶺は少し離れており、滝道は耳栓をしている。迅速な連携が可能なのは永江だけだと判断し、言う。
佐藤啓太:「思いっきり殴ってやれ。特殊な能力が無くても超人オーヴァードなんだ」
佐藤啓太:「たいていの物は壊せる」 そう言って、能力を行使する。
永江 康一:「ブラックさん、がそういうならっ」
佐藤啓太:「《滑走路は駆けられない》」 ピアノの動きが止まる。押さえつけられ、少しだけ罅が入る。
永江 康一:杖を持ったままではあるが、ピアノの元へ走る様に向かう
永江 康一:心臓の鼓動が高鳴る。息がさっそくできなくなる。慣れない運動のせいだ。
永江 康一:それでも、それでもたしかに永江はピアノの元まで届き。
永江 康一:「はぁああっ」勢いのままの、小細工など入りようもないタックルをした。
七怪・真夜中のピアノ:びきっ!
七怪・真夜中のピアノ:罅が入ったところにさらに衝撃が走る。
七怪・真夜中のピアノ:不協和音が消えていく。ばたん、と蓋が閉まる。
七怪・真夜中のピアノ:そのまま、しおしおと元気をなくしたように、あなたたちの目の前から消えた。

佐藤啓太:「すまん、無茶をさせたな」 永江の方に歩いていき、手を差し出す
神領此折:「状況終了、お疲れ様です」
神領此折:壁からひょこりと顔を出す
滝道 晶:「ふぅ…」と短く息を吐きだす。
滝道 晶:「おつかれさまっす」耳栓を外して。
永江 康一:ごほっごほっと咳き込み
永江 康一:「大丈夫、です。」佐藤の手を取る。
佐藤啓太:ゆっくり引き上げる。
GM:ではそこに、足音がひとつ。
大高 圭吾:「おお、お前ら大丈夫か?」
神領此折:「先生」
佐藤啓太:「大高教諭」
滝道 晶:「あっ大高せんせ」
大高 圭吾:「戦闘か、悪かったな。手伝えなくて」
大高 圭吾:「その代わりと言っちゃなんだが……」
大高 圭吾:手の中にあった、白い石の欠片のようなものを見せる。
佐藤啓太:「む、それは……」
大高 圭吾:「外部から、これだけ援助があった。破って中に来るのは無理そうなんだが」

ステージ限定アイテム『慰石の欠片』
種別:アイテム(使い捨て)
バックトラック時に使用。PC全員のダイスを+1d10する。


GM:こちらを2点入手しました。
佐藤啓太:やったーっ
神領此折:ありがたい…
永江 康一:やったー!
滝道 晶:助かる…
神領此折:「支援品ですか、ありがとうございます」
大高 圭吾:「こんな閉じたところじゃ何かと危ういからな。使ってくれ」
大高 圭吾:「それもこれも、さっき連絡ができたおかげだよ」
大高 圭吾:「状況は、だいぶ進んだみたいだな」
佐藤啓太:「ええ、何とか」
滝道 晶:「原因がわかったんで!そこに行くとこっす!」
神領此折:「後は下に降りて無限鏡と対峙するだけ、です」
大高 圭吾:「よしよし、よくやった! 俺も今度は同行するからな」
永江 康一:「先生も来てくれるなんて、心強いです」
大高 圭吾:「こんな時くらいは全力出さないとな。普段寝てるし」
佐藤啓太:「昼間から職員室の床で寝てるのはどうかと思いますが」
佐藤啓太:「これほど心強い味方もそういない。お願いしますよ」
滝道 晶:「頼りにしてるっす、大高せんせ!」
神領此折:「ありがとうございます、お願いします」
佐藤啓太:「それじゃあ、向かおうか」
永江 康一:「ですね、改めまして6人で向かいましょう。無限鏡へ」

GM:ロイス取得と購入判定が可能です。
神領此折:ロイス
滝道 晶 ○連帯感/不安
ブラックさん ○頼りになる/不安

神領此折:これで取って
神領此折:応急使います?永江さん
永江 康一:ロイスはなし!応急手当キットを使用します。
永江 康一:自前分を持ってるので、それでも回復できなさそうならお願いします
永江 康一:2d10
DoubleCross : (2D10) → 9[7,2] → 9

永江 康一:あ、全回復しました。HP、28へ。
GM:ピアノとはなんだったのか
滝道 晶:神領此折/此執 〇信頼/羨望 でロイス取得
佐藤啓太:ロイス確認! 時使い・母親・支部長・大高先生・永江君・滝道君 これで6枠、あと1個は保留しとこう
永江 康一:ピアノくんは、強敵でした…(永江談)
佐藤啓太:購入はボデマ買おうか
佐藤啓太:3dx>=12
DoubleCross : (3DX10>=12) → 9[2,8,9] → 9 → 失敗

佐藤啓太:おしい
永江 康一:購入はどうしよう。じゃあボデマで
永江 康一:5dx>=12
DoubleCross : (5DX10>=12) → 10[5,6,7,8,10]+1[1] → 11 → 失敗

神領此折:購入、変わらず2Rのブルゲねらい…あ
神領此折:お二人バデム要ります?
永江 康一:佐藤さんにバデムお願いします
佐藤啓太:じゃあボデマ貰って、ボデマないのは永江君かな?に上げます
神領此折:じゃあ佐藤さんにバデム打ちます、ボデマどうぞ
神領此折:で、購入、ブルーゲイルもう一個
神領此折:3dx+2
DoubleCross : (3DX10+2) → 9[1,6,9]+2 → 11

神領此折:無理、終わり
滝道 晶:ブルゲねらいで~
滝道 晶:5dx>=20
DoubleCross : (5DX10>=20) → 7[1,3,5,6,7] → 7 → 失敗

滝道 晶:むむむ、おわり
永江 康一:あとは、永江はクライマックス前にアルティメイド服を着ます。


マスターシーン3 一方外では


GM:それは、ほんの少し前のこと。

【雨宿町・市立篠月高校 校舎外】

GM:作業着を着た二人組が、入口から中を覗き込んでいる。
GM:UGN雨宿支部のカヴァーの一部である、便利屋『(株)ピカピカ』の職員だ。


戸神 富久郎:「……ここ、ですか? 先輩」長身の、両目を髪で隠した青年。


鈴掛 喜一:「んー、なんかあるよね。バリヤー!みたいなやつ」白い眼帯をした青年。
戸神 富久郎:「大高先生たち、閉じ込められてるんですかね……」
鈴掛 喜一:「破れそ?」
戸神 富久郎:「む、難しいです!」何度か殴りつけるものの、弾かれる。
大高 圭吾:「…………!」
大高 圭吾:中から駆け寄り、何か言っているが声は届かない。
鈴掛 喜一:「……あ、先生!?」
戸神 富久郎:「先生! すいません、すぐは無理そうなんですけど……これ!」
戸神 富久郎:ポケットから取り出した小さな何かを全力で投げつける。
GM:ぱち、と一瞬火花を散らし、それは結界を抜けて中へと通った。
GM:大高が片手で受け取る。白い石の欠片だ。
鈴掛 喜一:「お、やっぱり通った。多分一瞬レネゲイド吸収して、それで……」
戸神 富久郎:「そういうのは後でいいですから先輩! ……大高せんせい、これ、使ってください!」
戸神 富久郎:「ちょっとは安心だと思うので」
GM:声は聞こえずとも、大高が大きく頭を下げる。こちら側でも、同じく礼をする。
GM:そうして、中へと去っていった。
戸神 富久郎:「……上手くいくといいなあ……」
鈴掛 喜一:「心配するじゃん。まあ、そりゃそうだけどさ」
戸神 富久郎:「そりゃ……天野さんとか桑原さんとか滝道くんとか、みんな通ってる学校じゃないですか」
戸神 富久郎:「無事に解決してほしいですよ。普段通りに」
鈴掛 喜一:「……そだねー。おれたちはこっちでできることをしよ」
鈴掛 喜一:「なーに、いけるでしょ。ここの高校生、なんかみんな強いし」
戸神 富久郎:「それはそうなんですけど……いや、はい」
戸神 富久郎:「……信じましょうね」


クライマックス 無限鏡の話


GM:全員登場です。登場侵蝕をお願いします。
佐藤啓太:83+1d10
DoubleCross : (83+1D10) → 83+10[10] → 93

佐藤啓太:は?
GM:ひえ
神領此折:神領 此折/神領 此執の侵蝕を1d10(→ 1)増加 (88 → 89)
永江 康一:えっ
GM:落差!
滝道 晶:滝道 晶の侵蝕を1D10(→ 8)増加 (101 → 109)
永江 康一:1d10+86
DoubleCross : (1D10+86) → 5[5]+86 → 91

GM:滝道くん……
滝道 晶:やばば
神領此折:滝道君…?
佐藤啓太:生きて……


【雨宿町・市立篠月高校 大鏡前】

GM:足音が、廊下に反響する。
GM:あなたたちが辿り着いた、一階の大きな鏡の前には誰も居ない。
GM:代わりに、中にはあなたたちもよく見覚えのある二人が閉じ込められていた。
水凪 義政:「…………!」
野尻 蘭子:「!!」
GM:中から必死で鏡面を叩いているようだ。
GM:そして、その後ろからするりと姿を現し、現実の廊下へと出て来た影がひとつ。
GM:深山方二……座敷生徒と同じ姿。鏡映しのように。だが、別人だ。
七怪・無限鏡:「……お前らが、邪魔をしてた奴らか」
七怪・無限鏡:「あいつ、人間なんかに肩入れして……怪談の風上にも置けないよな」
大高 圭吾:「……っ、水凪に野尻!」
佐藤啓太:ゴーグルの下で、眉を顰める。
神領此折:「お二人は……閉じ込められているのでしょうか」
七怪・無限鏡:「そうだよ。知ってるだろ。俺はそういうものだから」
七怪・無限鏡:「お前らも、同じようにしちゃおうか」
滝道 晶:「鏡の世界に閉じ込める…ってやつっすね」
永江 康一:「義政くん、野尻さんも‥‥!」囚われている二人を確認し狼狽える。
神領此折:「それは…できない相談ですね、止めてほしいと深山さんに頼まれたので」
佐藤啓太:「そういう事だ」
七怪・無限鏡:「……あいつ、名前なんて勝手につけやがって」不快そうな顔をする。
永江 康一:「無限鏡さん。彼らを、返してくれないか。このままでは皆家へ帰れない。」
七怪・無限鏡:「止める? 無理だよ。俺は止まらない。これはまだテストだからね」
七怪・無限鏡:「返すわけにもいかない」どこか意地を張ったような様子。
滝道 晶:「テスト…?自分の力試しってことっすか」
七怪・無限鏡:「……次は、全員閉じ込める」
七怪・無限鏡:「この中でずっと、ずっと、一緒に」
七怪・無限鏡:「俺は、そういうものだから」
GM:この町のレネゲイドビーイングは、オリジンの形質に引かれがちだと言う。
GM:彼も恐らくはそう。元の怪談に拘っているのだろう。
GM:それにしては、行動が大がかりのようにも思えるかもしれない。それが、月輝物の影響なのだろう。
佐藤啓太:「言い分はわかった。が、そうすると言うなら少し痛い目を見てもらうことになる」
佐藤啓太:「覚悟は良いか?」
七怪・無限鏡:「痛い目? そんなのは語られてない」
七怪・無限鏡:「あるわけないだろ。俺が全部叶える」
佐藤啓太:「そうか、泣くなよ」
永江 康一:「『そんなのは語られてない』‥‥そうか。」
永江 康一:「きみはあくまで、怪談を現実にしようとするんだな。」
七怪・無限鏡:「…………」
七怪・無限鏡:「だから止める?」
永江 康一:「うん。怪談に、友達を連れていかれるのも。家へ帰れなくなるのも。」
永江 康一:「そんな悲しい結末は、間違っている。深山くんもそう言ってた。きみもそうじゃないのか。」
滝道 晶:「ほんとは誰も手荒なことしたくねーんすよ」
滝道 晶:「怪談っつっても、キミらもこの学校の大事な一員っすから」
七怪・無限鏡:「…………」
七怪・無限鏡:「なんだよ」
七怪・無限鏡:「そんなの、俺が元から全部間違ってるみたいなこと、言うなよ」
七怪・無限鏡:取り出した手元には、金色に輝く三日月を記したノート。
七怪・無限鏡:「俺は、だって、仕方ないだろ」
七怪・無限鏡:「そうしろって、こいつだって言ってくれた……!」
七怪・無限鏡:チカチカと、月の絵が煌めく。
滝道 晶:「あーもう!怖がられるってことと、嫌われるってことは全く別っすよ!」
滝道 晶:「こんなことしてたら、親しんでくれてる人からも嫌われちまう、そんなの辛いだけじゃないっすか!」
神領此折:「…目標発見、繰り返すようですが」
神領此折:「深山さん…彼があくまでこう名乗ったので俺はそう呼びますが、彼はあなたを止めてほしいだけで、何も倒せとは言ってません」
七怪・無限鏡:「……!」
神領此折:「あなたがそのままでいるのも変わるのも構いませんが」
神領此折:「彼は、きっと帰りを待ってますよ」
七怪・無限鏡:「……あいつには、わかんないよ」
七怪・無限鏡:「わかるもんか」
七怪・無限鏡:「それに、帰るっていうなら、全部終わらせてからだ」
七怪・無限鏡:「俺は、七怪・無限鏡」
七怪・無限鏡:「この学校の、鏡の世界に住まう怪」
七怪・無限鏡:「それを、全うするしかない」思い詰めたような顔。
七怪・無限鏡:「もう、いいか? そろそろ始めよう」
GM:チカチカと月の光は鏡に反射し、周囲にレネゲイドの気配を撒き散らす。
GM:それはあなたたちに襲いかかり、衝動を掻き立てる。
GM:衝動判定です。意志で目標値は9。
佐藤啓太:7dx+1>=9
DoubleCross : (7DX10+1>=9) → 10[2,2,3,3,8,9,10]+2[2]+1 → 13 → 成功

佐藤啓太:93+2d10
DoubleCross : (93+2D10) → 93+3[2,1] → 96

GM:省エネ
神領此折:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 10[7,8,10]+1[1] → 11

佐藤啓太:フ……
永江 康一:4dx+5>=9
DoubleCross : (4DX10+5>=9) → 10[2,3,9,10]+6[6]+5 → 21 → 成功

神領此折:2d10
DoubleCross : (2D10) → 15[10,5] → 15

永江 康一:フ
神領此折:神領 此折/神領 此執の侵蝕を15(→ 15)増加 (89 → 104)
神領此折:…はい
滝道 晶:5dx>=9
DoubleCross : (5DX10>=9) → 9[6,7,7,8,9] → 9 → 成功

滝道 晶:あぶあぶ
永江 康一:91+2d10
DoubleCross : (91+2D10) → 91+15[7,8] → 106

滝道 晶:滝道 晶の侵蝕を2d10(→ 10)増加 (109 → 119)
神領此折:100%になったので戦闘用人格の効果発動します
GM:きた……
佐藤啓太:神領ーッ!永江―ッ!
神領此折:以降全判定のダイス+5、ATK常時+5です
佐藤啓太:滝道君もヤバい

GM:鏡に反射した光が、周囲に眩しいうねりをもたらす。
GM:土地のレネゲイドと混ざり合ったその力は、あなたたちに幻を見せる。
GM:共振が始まる。

GM:物語、というものがある。
GM:多くは、人を楽しませるために生まれるものだ。
GM:では、怪談は?
GM:基本的には同じだろう。ちょっとしたスリルを人生に与えるのだ。
GM:ただ、この学校に怪談として生まれた彼は、少しばかり真面目に自らのことを考えすぎた。
GM:言い伝え通りに、恐ろしい異次元への入口、そういうものであらねばならないのではないか、と思っていた。
GM:ところが現実は厳しい。
GM:レネゲイドビーイングとしての彼の力は、人を攫い閉じ込めるような強さではなかった。
GM:そもそも、そんな冷酷さも、持ち合わせていなかったのだ。
GM:『それくらいでいいんじゃないの』座敷生徒は事もなげに言う。
GM:『本当に人を傷つけるのは、それはお話を通り越して脅威だよ。僕は、それは嫌だ』
GM:お前はそれでいいだろう、と思った。
GM:彼とはオリジンが異なる。のどかな出自を持つ彼は、それでいい。
GM:でも、自分は、生まれてしまったからには、恐怖という生まれを誇りたかった。
GM:そうあれかし、と望んだ自分でありたかった。
GM:それが、ただの脅威に成り下がることであろうとも。
GM:本物に、なりたかった。ただの鏡、本当の姿もまだ持ち合わせていない自分でも。
GM:『一階の階段脇にある、大きな鏡に向けて合わせ鏡を作ると、鏡の世界に閉じ込められる』
GM:『そうして、校舎から一生出ていくことができなくなるんだって』
GM:……狂ってはいない。歪んでもいない。そうだったら、もっと楽だったろうに。
GM:だから代わりに、力が必要だった。
GM:ふとした拍子に拾った不思議なノートは、それをもたらしてくれた。
GM:自分は、あるべき自分になれるのだと。
GM:それは、上書きされた妄想衝動。元来はそう強くもない力と気持ちとを増幅させる。
GM:恐るべきものを恐ろしいと思わせ、力に変えるのだ。
GM:自分が、居てもいいと思える世界。自分が、強く居られる世界。自分を誇れる世界。
GM:その、テストが今回の閉鎖事件。次はもっと大きな騒ぎを起こすつもりだった。
GM:邪魔さえ、されなければ!

GM:本来の衝動を月輝物の妄想に塗り潰され、引き出された力が、あなたたちの感覚を打つ。
GM:その中に、微かに焦りがある。本当にこれでいいのか、と。
GM:自分の本当の望みは……これとは違っていたのではないかと、そう、苦しんでいる心がある。
GM:あくまで歪んだ道具に振り回されているのが現状であるらしい。まだ、止める手段はある。
GM:あなたたちの手で。

GM:現実が戻る。
GM:少年はノートを手に、あなたたちを睨みつけている。
大高 圭吾:「……今のは、お前が……」
佐藤啓太:「共振、というやつか……」 頭を抑える。
神領此折:「…少し、帰ってゆっくりする時間が必要そうですね」
永江 康一:「無限鏡くん、きみはどうやら。とても、とてもまじめなんだな。」
永江 康一:「だから、きっと誰かが。ここで、止めないといけない。」
永江 康一:「‥‥そのノートにきみの在り様が変えられてしまう前に」
滝道 晶:「そんなに苦しんでいたなら、なおさらほっとけないっすよ」
七怪・無限鏡:「……うるさい……!」
七怪・無限鏡:ぶんぶんと髪を振り乱し頭を振って。
七怪・無限鏡:「来るなら来いよ! 相手をしてやる!」
神領此折:「目標、オブジェクト:ムーンシャイン、皆さん、協力お願いいたします」
佐藤啓太:「言われるまでもない、うるさくても何でも」
佐藤啓太:「それが仕事なんでな」 ゴーグルの位置を調整する
滝道 晶:「うっす、話し合うにはまずあれを引っぺがさないとっすね!」
永江 康一:「ぼくも精いっぱい応援します。彼を止めよう!」
大高 圭吾:「やれやれ。一気に大事だが……俺も護るからな」

GM:クライマックス戦闘を開始します。

GM:エンゲージは以下の通り。

  [七怪・無限鏡(7)]
      |
     (10m)
      |
[神領(11)滝道(10)佐藤(6)永江(1)]


GM:ボスエネミーは七怪・無限鏡一体。行動値7で、PCたちからは10m離れたところにいます。
GM:勝利条件はボスの戦闘不能です。
GM:これにより《Eロイス:虚実崩壊》で強化されたエネミーエフェクト《時空の裂け目》を解除し、全員が元の空間に戻ることができます。
GM:NPCカードは一枚。

"スヴェル"大高圭吾
『教導の盾』
戦闘時、1ラウンドに1回、単体のカバーリングを行う。
『庇護の泉』
戦闘時、イニシアチブで使用。
1ラウンドに1回、単体のHPを3d10+3点回復し、暴走以外のバッドステータスを全て回復する。


GM:では、1ラウンド目を開始します。


■セットアップ■

七怪・無限鏡:なし
佐藤啓太:セットアップ:螺旋の悪魔4+背徳の理3(極限暴走) 侵蝕+6 判定+6d、攻撃力+12。どちらもウロボロスエフェクトを組み合わせたものに限る。
神領此折:無し
佐藤啓太:侵蝕96→102
永江 康一:なし!
滝道 晶:ふーむ、この行動値なら
滝道 晶:《赤方偏移世界》を使用、対象はブラック先輩。行動値+4、戦闘移動距離+10m
滝道 晶:滝道 晶の侵蝕を2(→ 2)増加 (119 → 121)
佐藤啓太:むっ助かる!
GM:なにーっ
佐藤啓太:行動値6→10
GM:佐藤さんの行動値が10ですね。了解。


■イニシアチブ■

GM:行動値11の神領くんたちからです。
神領此折:割り込みは双方無さそうかな
GM:エネミーはなし
佐藤啓太:なしなし
永江 康一:なし
滝道 晶:なし!
神領此折:装備脱着系も無さそう、動きます
神領此折:マイナー
神領此折:「六〇式連動型神剣起動」(骨の剣L6+死招きの爪L4+光芒の疾走)武器作成+移動、コスト7
神領此折:神領 此折/神領 此執の侵蝕を7(→ 7)増加 (104 → 111)
神領此折:武器を作成して接敵
神領此折:メジャー
神領此折:「白兵戦闘開始」(光の舞踏+コンセントレイト:Hi)白兵攻撃、C値-3、コスト4
GM:判定をどうぞ
神領此折:無限鏡さん対象に白兵攻撃
神領此折:13dx7+6
DoubleCross : (13DX7+6) → 10[1,2,2,2,3,4,5,5,6,7,8,10,10]+10[1,4,7,10]+10[2,7]+2[2]+6 → 38

七怪・無限鏡:ダイス多いな……
七怪・無限鏡:ガード。《電磁障壁》ダメージをシナリオ1回4d10軽減。
七怪・無限鏡:直後に《スタンシールド》で10ダメージと放心を与えます。これはラウンド1回白兵攻撃に対してのみ。
GM:ダメージをどうぞ
神領此折:神領 此折/神領 此執のHPを10(→ 10)減少 (25 → 15)
神領此折:4d10+5+20+11
DoubleCross : (4D10+5+20+11) → 20[7,10,1,2]+5+20+11 → 56

神領此折:装甲は有効
七怪・無限鏡:56-4d10
DoubleCross : (56-4D10) → 56-16[1,5,2,8] → 40

七怪・無限鏡:40ダメージ入ります。まだ元気。
神領此折:放心貰います、ダイス-2
神領此折:神領 此折/神領 此執の侵蝕を4(→ 4)増加 (111 → 115)
神領此折:処理終わり
GM:では演出は都度やりましょうか。

神領此折:右手を握り、剣状の光を出して、一歩、二歩
神領此折:点が現れて消えるように接近、感覚は等分だ、このままなら見切れる
七怪・無限鏡:その時、ふと空間が揺らめく。
七怪・無限鏡:一瞬、鏡のようにあなたの顔が映り込む。
七怪・無限鏡:盾を構えている、そのような感覚。
神領此折:その構えを知覚した瞬間
神領此執:足音が途切れ、不当分に加速した
神領此執:「なあになんかあったって体で覚えればいいからな」
神領此執:先程に比べ、迷いなく速度を上げた刃は、そのまま何も恐れた風なく
神領此執:盾を上から穿つ
七怪・無限鏡:空間が、ひび割れる。
七怪・無限鏡:鏡のような盾はその力の幾らかをあなたに返し、微かに心に影響を及ぼした。
七怪・無限鏡:闇を、怪異を、無限を恐れる心を。
七怪・無限鏡:しかし、本体は受けた攻撃によろけながらノートを守っている。
七怪・無限鏡:「……止めらんないか、あれで……嘘だろ?」
神領此執:怪異なんざ切って掃いてたからこそ、現実味のある痛みとしてそれは返ってきた
神領此執:「その盾…精神に効く奴だな?」
神領此執:乱暴に手を振って盾から抜く、手札1
七怪・無限鏡:「そりゃそうさ。俺の、無限鏡の力だからね!」

GM:行動値10は滝道くんと佐藤さん……ですが割り込み!
佐藤啓太:ゲーッ
七怪・無限鏡:《加速する刻》
滝道 晶:きゃーっ
七怪・無限鏡:メインプロセスを行わせてもらうよ
神領此折:割ってきた
七怪・無限鏡:マイナーなし
七怪・無限鏡:メジャー、《瞬速の刃》《アームズリンク》《雷光撃》《雷の残滓》《スタンボルト》《コンセントレイト:バロール》
七怪・無限鏡:フラググレネードを使用した範囲攻撃。滝道・永江・佐藤のエンゲージに対して射撃攻撃。命中で放心と邪毒LV3を受けてもらいます。
佐藤啓太:ガチのやつじゃん!
GM:そうだぞ
七怪・無限鏡:12dx7-1
DoubleCross : (12DX7-1) → 10[2,2,2,2,7,7,8,8,9,10,10,10]+10[2,2,3,3,4,10,10,10]+10[2,5,8]+10[9]+6[6]-1 → 45

七怪・無限鏡:まわった……
七怪・無限鏡:リアクションどうぞ
佐藤啓太:スゲー回るやんけ、ドッジ
滝道 晶:やば~
佐藤啓太:1dx>=45 うおおエージェント(エージェントではない)パワー!
DoubleCross : (1DX10>=45) → 8[8] → 8 → 失敗

佐藤啓太:はい
滝道 晶:ダメ元でドッジしかないね!
滝道 晶:4dx+1>=45
DoubleCross : (4DX10+1>=45) → 7[2,3,5,7]+1 → 8 → 失敗

滝道 晶:しってたよ!
永江 康一:永江、ドッジ
永江 康一:6dx+1>=45
DoubleCross : (6DX10+1>=45) → 8[2,2,3,6,8,8]+1 → 9 → 失敗

GM:他に何かありますか?
佐藤啓太:先生!教導の盾で滝道君庇ったげて!
大高 圭吾:おう! 任せとけ!
滝道 晶:大高先生たすけてー!
大高 圭吾:滝道をカバーリング。ダメージとバッドステータスは無効。
滝道 晶:助かった!ありがとうございます!
GM:ではダメージ出しますね
永江 康一:すいません、ここでオート
永江 康一:『ぞんざいにア・ラ・ディアブル』《マグネットフォース》 佐藤さんをカバー
GM:おっこっちもカバーがいた!
佐藤啓太:! ありがとう!
GM:あれっちょっとまってね
GM:マグネットフォースでは?
佐藤啓太:あるあるだ
永江 康一:すいません、修正します!
GM:はあい
GM:では二人カバーされて、実ダメージは永江くんだけかな
GM:改めてダメージ出します
七怪・無限鏡:5d10+8+5 装甲有効
DoubleCross : (5D10+8+5) → 22[3,7,5,2,5]+8+5 → 35

七怪・無限鏡:意外に振るわないな
永江 康一:ぐわあ
永江 康一:範囲カバーなので70ダメージ、装甲有効で60。倒れます。
佐藤啓太:えぐいダメージ受けてる!
滝道 晶:いたーい!
GM:では邪毒と放心を受けたまえー
永江 康一:ぐわあああ!
GM:あ、そうか、装甲引いてから倍か
GM:25の倍で50ですかね。倒れるとは思うが
永江 康一:ですね。
永江 康一:佐藤さんのロイスを昇華、復活します。
GM:では演出

七怪・無限鏡:ひび割れた空間が、ぎしりとさらに軋む。
七怪・無限鏡:それは音もなく割れ爆ぜ、きらきらと輝きながらあなたたちに襲いかかる。
七怪・無限鏡:先ほどと同じく、ただの負傷だけではない。恐怖を与えるため。
佐藤啓太:「チッ……!」
滝道 晶:「うげっ、範囲広っ…!?」
永江 康一:「くっ、佐藤さん!」
永江 康一:一瞬、永江から雷流が迸る。
佐藤啓太:「永江……!?」
永江 康一:同時にひび割れた空間が、永江のみに向けて。はぜる。
永江 康一:‥‥近くにいた佐藤の分も含めて。
佐藤啓太:「……すまん、助かった!」 視線は無限鏡を見据えたまま、礼だけ言う
永江 康一:永江の持つ異能、記憶探索者。それは石ころ一つ動かせないが。
永江 康一:電流により近くにいる仲間一人への攻撃くらいなら、認識を変え誘導できる。
永江 康一:「ぼくは、大丈夫。それよりも滝道くんが!」大きく咳込んだ後。声を捻り出す。
大高 圭吾:「……滝道、頭下げろ!」
大高 圭吾:滝道くんの目の前に、幾何学的な結晶体のような壁が出現。
滝道 晶:「っす!?」言葉にならない声を出しながら従う。
大高 圭吾:それは割れた欠片を受け止め、ぐずぐずとすぐに崩れていく。
大高 圭吾:「……クソッ、効くな……!」
大高 圭吾:「……なあ、おい。お前らは正式にはうちの生徒じゃないのかもしれないがな」
大高 圭吾:「ずっと、居たんだろ。なら、ケンカは御法度なんだよ!」
滝道 晶:「大高せんせ、助かったっす!でも無理しないで!」そして怒ってるの初めて見た。
七怪・無限鏡:「……生徒じゃないなら、先生に従うこともないだろ」
七怪・無限鏡:「ケンカでもなんでもいいよ。続けるなら、やるよ」

GM:行動値10組、どちらが動きますか?
佐藤啓太:では、私が先で
GM:どうぞ!
佐藤啓太:マイナーで1m前に移動します。エンゲージ分け
佐藤啓太:メジャー/原初の赤:黒の束縛4+覇王幻魔眼4+コンセントレイト:ウロボロス4 侵蝕+10 5+3+8dx7+3 攻撃力+5+15+20
GM:判定どうぞ
佐藤啓太:対象は無限鏡、振ります
佐藤啓太:16dx7+3 攻撃力+40 1点でもダメージ与えた場合、R中行動値-12。シーン1回。
DoubleCross : (16DX7+3) → 10[1,2,2,3,4,4,5,5,5,5,6,6,6,7,8,9]+10[3,6,8]+10[10]+4[4]+3 → 37

七怪・無限鏡:うーーん、ドッジ
佐藤啓太:む……時使いが役に立たんな……
七怪・無限鏡:5dx>=37
DoubleCross : (5DX10>=37) → 10[2,2,6,9,10]+3[3] → 13 → 失敗

七怪・無限鏡:ダメージをどうぞ
佐藤啓太:ちょっと待って、バデムが欲しい!
神領此折:の前に宣言もれました
神領此折:バディムーヴ、達成値+3どうぞ
GM:どうぞ! オッケーです
佐藤啓太:では、達成値40! やったー
佐藤啓太:5d10+40
DoubleCross : (5D10+40) → 23[7,6,5,3,2]+40 → 63

佐藤啓太:そこそこ!
七怪・無限鏡:ゲーッ
七怪・無限鏡:装甲はないですが、まだちょっと立ってる
七怪・無限鏡:だいぶきついです……行動値も下がっちゃった
佐藤啓太:チッ! それはそれとしてこのR中行動値-12です
佐藤啓太:侵蝕102→112
七怪・無限鏡:と言うことは0か
GM:演出どうぞ!

滝道 晶:ブラック先輩が動き出す瞬間、周囲のレネゲイドや力場を微妙に調整、僅かに有利に傾ける。
滝道 晶:「サポートはこれぐらいしか出来ねっすけど、やっちゃってくださいブラック先輩!」
佐藤啓太:「十分だ」 飛び跳ねる。自分の体が、影を生む。
佐藤啓太:光の剣の乱舞が生み出した、糸のような濃い影が、重力を乱れさせる。
佐藤啓太:深山方二に似た少年の体が、操り人形の様な態勢で固まる。
七怪・無限鏡:「……っ!」
佐藤啓太:「《無いものは語られない》」
佐藤啓太:「《そこに世界は無い》」
佐藤啓太:神領の様に細やかに狙いを付けることは出来ない、少年を覆った影が、空間ごと歪み潰す。
七怪・無限鏡:先ほどの盾は、自分で砕いてしまった。
七怪・無限鏡:そのまま、空間に縛られるがごとく、動きを止められる。
七怪・無限鏡:「……あるよ。あるんだ」
七怪・無限鏡:「俺は、少しずつ、少しずつ語られてきた。だから」
七怪・無限鏡:「だからここに居る!」悲鳴のような声が上がる。
佐藤啓太:「空間ごと取り込んだら、語るものはいなくなる」
七怪・無限鏡:「……!」
七怪・無限鏡:「俺は……だって、俺は……」
佐藤啓太:「……頭が冷えるまでは付き合ってやるよ」 着地して、構えなおす
七怪・無限鏡:「俺は……ほんとは……?」

GM:では、10の滝道くんかな
滝道 晶:はーい
滝道 晶:マイナーで《インフィニティウェポン》《ダブルクリエイト》。攻撃力22の白兵武器を2本生成。
滝道 晶:メジャーで《コンセントレイト:バロール》《魔弾の射手》を使用して射撃攻撃。
滝道 晶:対象は無限鏡くん。
GM:判定をどうぞ
滝道 晶:オート《紬の魔眼》を使用。判定のダイス+3個。
滝道 晶:10dx7+4
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[3,3,5,7,8,9,9,10,10,10]+10[2,2,3,4,6,9,10]+6[5,6]+4 → 30

滝道 晶:むむむ、まあ良し
七怪・無限鏡:うーん……ガード。《ピンポイントガード》シーン1回ガード値を+15。
GM:ダメージどうぞ
滝道 晶:4d10+44
DoubleCross : (4D10+44) → 19[3,8,5,3]+44 → 63

七怪・無限鏡:……そのダメージは、一度落ちます。
滝道 晶:やったー!
七怪・無限鏡:《蘇生復活》HP1で復活。
滝道 晶:うわーっ!
GM:侵蝕上げていただいて演出どうぞ
滝道 晶:滝道 晶の侵蝕を13(→ 13)増加 (121 → 134)
滝道 晶
滝道 晶:ブラック先輩のおかげで動きが止まった、この隙は逃せない。
滝道 晶:無防備になったノートを見据え、何もない空間から長短2本のナイフを作る。
滝道 晶:左右に一本ずつ握られたソレを。
滝道 晶:サイドスローの要領で、一瞬の時間差で、曲線軌道を描いて、投げられる。
七怪・無限鏡:放たれたナイフを、一本はなんとか自分の腕で。
七怪・無限鏡:もう一本は防ぎきれず、ノートの表紙が裂ける。
七怪・無限鏡:「……あ」
七怪・無限鏡:「あああ、これ……これがないと……っ!」必死で抱え込む。
七怪・無限鏡:「ここが維持できない。そしたら、俺は俺でいられなくて……」
七怪・無限鏡:「…………みんなと」
七怪・無限鏡:「ずっと一緒に、いられなく、なってしまう……」
七怪・無限鏡:「嫌だ!」
七怪・無限鏡:束縛を受けたまま、表情を崩して叫ぶ。
滝道 晶:「それがキミの本音っすよ!畏れられる存在になっちゃダメっす!」
滝道 晶:「こんなやり方じゃなくったって!」
滝道 晶:「ひとりで抱え込まないで!みんなで考えればなんか方法あるっす!」
七怪・無限鏡:「…………!」耳を塞ぐ。
七怪・無限鏡:塞いだということは。
七怪・無限鏡:もう、聞こえてしまったということだ。
滝道 晶:「……っ~!もう一押し!」

GM:では行動値1の永江くん!
永江 康一:うおー行動値1の力を見せてやる!
永江 康一:マイナー、なし
永江 康一:メジャー:『少々ぎくしゃくした組み合わせア・ラザー・アンカムフォータブル・コンビネイション』《さらなる力》を使用。
永江 康一:対象は、ブラック先輩!
GM:了解。そのまま先輩の手番にしましょうか。
永江 康一:5dx+10>=20
DoubleCross : (5DX10+10>=20) → 10[2,6,8,8,10]+2[2]+10 → 22 → 成功

GM:ごめん判定あるんだったよ。成功です
佐藤啓太:すげえ
永江 康一:侵蝕率、108+5→113
永江 康一:せんぱいがんばって~
GM:では佐藤さんどうぞ!
佐藤啓太:いきます
佐藤啓太:原初の赤:黒の束縛+コンセントレイト:ウロボロスで無限鏡に攻撃
GM:判定どうぞ!
佐藤啓太:16dx7+3 攻撃力+5+15
DoubleCross : (16DX7+3) → 10[1,2,2,5,5,5,6,6,7,7,7,7,7,9,9,10]+10[1,1,2,2,5,5,8,9]+4[3,4]+3 → 27

七怪・無限鏡:何もなければドッジします
佐藤啓太:ないです!
永江 康一:ないです!
神領此折:ないです
七怪・無限鏡:ではドッジ
七怪・無限鏡:5dx>=27
DoubleCross : (5DX10>=27) → 9[3,4,6,8,9] → 9 → 失敗

七怪・無限鏡:失敗! ダメージどうぞ
佐藤啓太:3d10+15
DoubleCross : (3D10+15) → 8[2,1,5]+15 → 23

七怪・無限鏡:装甲なし。HP1
佐藤啓太:違うな、15じゃなくて20だから28だ
七怪・無限鏡:どちらにせよ、戦闘不能。復活エフェクトなし!
GM:あなたたちの勝利です。
佐藤啓太:やったーっ
佐藤啓太:侵蝕112→117
永江 康一:やったー!

永江 康一:「………」
永江 康一:康一の右手へと電流と影が、集まる。
永江 康一:それは小さな筆のようにも見えた。
永江 康一:「ぼくには、何もできない。実をいうと怪談も本当ににがてだ。」
永江 康一:「だから、そんなノートにもう頼らなくたって十分誰かの記憶に残るんだよ!」
永江 康一:「ブラックさん!お願いします。彼を、止めてください!」
永江 康一:彼の気持ちに呼応するように影のペンから電流が走り─────
永江 康一:それは、佐藤の元にへと届いた。
佐藤啓太:「────了解」
佐藤啓太:一言、そう言って。無限鏡に歩みを進める。
佐藤啓太:負担はそう大きくない能力だが、連打に出力を高めた一撃と、それなりに消耗はしている。
佐藤啓太:それでも、かつて主人公になりたいと思った少年は、その理想の為に自分を使う。
佐藤啓太:「《黒き空に墜ちろ》」
佐藤啓太:光無き空に、月は無い。
佐藤啓太:重力が、無限鏡の動きを止める。
佐藤啓太:「回収完了」 ノートを奪い取る。
七怪・無限鏡:「……あ、っ」腕を伸ばそうとするも、叶わない。
七怪・無限鏡:ノートの裂け目は、月の絵を大きく破いていた。
七怪・無限鏡:離れてしまっては、もはや力を及ぼさない。
七怪・無限鏡:「俺、は……」
GM:背後の鏡が光る。
野尻 蘭子:「きゃーっ!」
水凪 義政:「うわっ何何何!」
GM:どさどさと音を立てて、閉じ込められていたふたりが転がり出してくる。
大高 圭吾:「……! ふたりとも、こっちに!」
七怪・無限鏡:「……俺は」
七怪・無限鏡:助けられるふたりを横目で見ながら。
佐藤啓太:「……手を伸ばすならノートじゃなくてこっちにしとけ」 2人への対応は、級友や教師に任せて、RBの少年に手を伸ばす
七怪・無限鏡:「無限鏡は、ずっと」手を伸ばす。
七怪・無限鏡:「ずっと、もっと、一緒に居る誰かが、欲しかったんだよ……!」
七怪・無限鏡:ぎゅ、と手を握り、うなだれ、唇を噛みしめて。
佐藤啓太:「俺は部外者だから、ずっとはいれないけどな」
佐藤啓太:「ちょうどいいことに教師も生徒もいる」 手を引っ張って他の皆の方に放り出す
大高 圭吾:「……お前もいい先輩だけどなあ」笑う。
佐藤啓太:「まだまだガキですよ」 肩を竦めて
神領此折:「…お帰り、待ってると思いますよ、案内ならします」
七怪・無限鏡:「……うん」
永江 康一:「ブラックさんも、大高先生もかっこよかったですよ。」
滝道 晶:「謝れば許してくれるっすよ、みんなで!」
永江 康一:「うん、無限鏡くんも。戻ろう。ぼくらの、学校に。」
永江 康一:「七つの怪談がある、ちょっぴり怖いけど楽しい、あの場所へ。」
七怪・無限鏡:「ぼくらの、学校、かあ……」
七怪・無限鏡:「俺も、混ざっていいのかな。怖い話だけど……」
七怪・無限鏡:「許されるなら。どうか」
七怪・無限鏡:「……ごめんなさいを、言わせて」
GM:蝉の声が鳴り響く中、外から待機していた人員が慌てて駆け込んで来る。
GM:無限鏡の結界は破れた。学校は、いつもの学校へと戻るようだ。
GM:陽は傾きつつある。ぽつぽつと、夕立の粒が校庭を濡らしているが。
GM:すぐに止むだろう。今回のこの騒動と同じく。


バックトラック


GM:Eロイスは3つ、慰石の欠片が2つで計5つダイスが振れます
GM:振る人はどうぞー
滝道 晶:ふる~!
滝道 晶:134-5d10
DoubleCross : (134-5D10) → 134-30[7,5,2,9,7] → 104

滝道 晶:あ、だいぶ下がった
GM:ほっ
神領此折:振ります
神領此折:5d10
DoubleCross : (5D10) → 20[1,3,9,4,3] → 20

神領此折:神領 此折/神領 此執の侵蝕を20(→ 20)減少 (115 → 95)
佐藤啓太:あっ最後に無限鏡にロイスを取っておきたい。 〇誠意/隔意 で
GM:了解です!
神領此折:等倍、戦闘用人格につきBTD-1なので5つで
神領此折:5d10
DoubleCross : (5D10) → 18[1,2,4,7,4] → 18

神領此折:神領 此折/神領 此執の侵蝕を18(→ 18)減少 (95 → 77)
佐藤啓太:Eロイスは振らなくていいかな、ロイス満タンだし
滝道 晶:等倍でふりまーす、6個!
佐藤啓太:117-6d10
DoubleCross : (117-6D10) → 117-27[4,7,8,2,2,4] → 90

永江 康一:ぼくも遅ればせながら無限鏡にロイスを取ります。 〇親近感/恐怖
GM:どうぞ!
滝道 晶:104-6d10
DoubleCross : (104-6D10) → 104-24[2,8,2,9,1,2] → 80

滝道 晶:帰還!
GM:よかったよかった
永江 康一:Eロイスはなし、等倍でふります。
永江 康一:113-5d10
DoubleCross : (113-5D10) → 113-33[1,6,8,8,10] → 80

GM:みんな調整が上手いな
GM:全員5点帰還かな?
佐藤啓太:わーい
GM:おかえりなさい!
GM:経験点をざっくりと!
永江 康一:わーい!
佐藤啓太:ただいま!
GM:いつもの5点+シナリオ5点+Eロイス3点で13点
GM:全員5点だから18点かな
神領此折:みんなおかえりー!
神領此折:18点拝領します
佐藤啓太:もぐもぐ
滝道 晶:わーい!
GM:GMは25点のような感じです
GM:無事帰還おめでとうございます!
神領此折:ありがとうございます!経験点おいしい!
永江 康一:やったー!
永江 康一:もぐもぐ


エンディング1 佐藤 啓太


GM:篠月高校を舞台に起こった閉鎖事件。
GM:居合わせたUGNの人員により、無事被害も少ないまま解決を見た。
GM:今回確認されたレネゲイドビーイングのうち、ヒューマンズネイバーを使用できないあやふやな者は、慣例に従い山の御殿へ。
GM:『生徒』としてやっていけそうな者は、人に紛れ、学校生活を送ることに。
GM:全ては滞りなく処理をされようとしていた。


【雨宿町町役場・地域親交課】あるいは【UGN雨宿支部・司令室】

GM:町役場の一室、清潔な事務室の大きなデスク前。
GM:あなたと大高圭吾は、支部長により呼び出しを受けていた。
八千代 路夜:「はい、お疲れ様。突然の事態だったけど、何もかもありがとうね」


【八千代路夜・地域親交課課長】あるいは【"リーチパーチ"・UGN雨宿支部支部長】

八千代 路夜:落ち着いた雰囲気の女性が、書類の山の向こうから笑いかける。
佐藤啓太:「いえ、お気になさらず」
大高 圭吾:「……どうなるかと思いましたけどね。下が頼りになってよかった」
佐藤啓太:「自分のすべきことをしたまでです」 報酬は欲しいな……と思っている。
八千代 路夜:「ふふ、学生の皆が頼れるのはそうだけど」
八千代 路夜:「頼れる先輩と先生も大事ですからね。皆を導いてくれてよかった」
八千代 路夜:「ああ、こんな事態ですから、ちゃんとお出しするものは……ね。安心して」
佐藤啓太:そう言われるとむず痒い。少し顔を逸らし、頬を掻く。
佐藤啓太:「……あ、はい助かります」
八千代 路夜:そっと書類を何枚か差し出す。今回の件についてのまとめやら会計やら。
八千代 路夜:そこに、ポンポンとリズミカルに判子を押していく。
大高 圭吾:「……結局、生徒がふたりも増えるんですねえ」
大高 圭吾:「ま、誤差の範囲か」
佐藤啓太:「生徒が2人増えるのは誤差ではないでしょう」
佐藤啓太:「まあ俺には関係ない事ですが」
大高 圭吾:「世界史やってると数の感覚がバグるんだよ」
佐藤啓太:「確かに世界史では大量の死者を扱ってるでしょうが……」
佐藤啓太:「まあでも、進路相談とかが無いなら確かに誤差かもしれないですね」
佐藤啓太:「あの2人なら授業がわからないから質問に来るとかも無いでしょうし」
大高 圭吾:「その分ごまかさなきゃならんこともあるだろうが……まあ」
大高 圭吾:「……任せとけ、ということだ」少し照れた様子で。
佐藤啓太:「ええ、大高教諭の事は信頼していますし」
佐藤啓太:「優秀な後輩もいますしね……」 カップを傾けてコーヒーを飲む
大高 圭吾:「お、褒めてくるな。もう加点はやらんぞ」
大高 圭吾:「十分な成績で、ちゃんと卒業したんだからな、お前は」
佐藤啓太:「……」 その結果が大学中退なので、一瞬顔を顰める。
大高 圭吾:「……いいんだぞ、また遊びに来たって。夏休みくらいならな」
大高 圭吾:「何か相談しろとは言わんが、茶飲み相手くらいにならなってやる」
佐藤啓太:「そうですね、あの2人の様子も見たいですし、ぜひ」
八千代 路夜:「今回の件もありますし、うちの人手が出入りできるとありがたいしね」
八千代 路夜:「まあ、これは支部の都合。気楽にしてね」
佐藤啓太:「……ありがとうございます」 少しだけ笑みを浮かべて
佐藤啓太:「どうせ暇はたくさんありますし、少しでも貢献できるように鍛えておきますよ」
大高 圭吾:「頼もしいな……俺の代わりに宿直やってくれないかな……」
佐藤啓太:「教師が宿題に困ってどうするんですか」
八千代 路夜:「大高先生、事態が片付くとすぐやる気なくすのやめていただけます?」
八千代 路夜:「……心配はしてないけど、いつもこれだから、ねえ」佐藤さんを見て肩をすくめる。
佐藤啓太:「確かに、切羽詰まってからじゃないと本気を出さないのはマズいかもしれませんね」 肩を竦める
大高 圭吾:「やる気はありますよ……。充電が必要なだけで……」もごもごしている。
大高 圭吾:「まあ、次にやる気を出す事態が来ないことを祈って」
八千代 路夜:「常に出してて……」苦笑。
佐藤啓太:「それが一番ではありますがね」
佐藤啓太:「さて、そろそろ俺はお暇するとしましょう」
八千代 路夜:「ええ、お疲れ様。十分身体を休めてね」
大高 圭吾:「そうだぞ、疲れたら寝るのが一番だ」
佐藤啓太:「ええ、結構能力も使いましたし、暫くは休養に当てさせてもらいます」
佐藤啓太:「……大高教諭は職員室で寝るのやめましょう」
佐藤啓太:無人職員室、アレビビるから
大高 圭吾:「あそこ人がいないと静かでいいんだよ……」
大高 圭吾:「……まあ、お前は頑張ったんだからな」
大高 圭吾:「その分、ゆっくりしとけ。次何があるかわからんのだから」
大高 圭吾:「じゃあな、"ブラック"」
佐藤啓太:「不吉なことを……それじゃあお二人もお元気で」 背を向けて、手を振りながら部屋を出る
GM:ぱたり、と扉が閉まって、あなたの久々の母校訪問は終わりを告げる。
GM:無人職員室から始まった話は、人の溢れる支部の一室でめでたし、となった。


エンディング2 永江 康一


GM:事件後、校内の破損などは無事に補修され、生徒たちは気付くこともない。
GM:巻き込まれた二名は軽度の記憶処理が行われたが、他の生徒たちはなにも知らずにそのまま帰宅した。
GM:『スズメバチのせいで大変だった』。その程度の思い出を胸に。
GM:そして、しばらく後の夏休みの午後。


【雨宿町・市立篠月高校 図書室】

水凪 義政:「…………」
水凪 義政:真剣な顔で、ゆっくりと本を読んでいる日焼けした少年。
水凪 義政:……かと思うと、ふとカウンターの方に顔を向けていたりもするが。
永江 康一:「野尻さんを時々見ているけど。何か心配事があるの?」
水凪 義政:「ひえ!?」
水凪 義政:声を上げかけてから、しーっ、と指を立てる。
水凪 義政:「と、図書室では静かに! いや、声出したの俺だけど……」
水凪 義政:「心配……というんじゃないけど。またなんか注意されたらあれかなって……」
永江 康一:「そうだった。いけない、いけない。しーっ、だね。」
永江 康一:一瞬、水凪と同様に指を立てる。
永江 康一:「また本の返却や整理で注意されないか、ってこと?」
永江 康一:「あれからまた注意されたの?」
水凪 義政:「そうそう……あ、いや。あれからはそんなには」
水凪 義政:「されても、わりと……優しくなった? みたいな」
水凪 義政:「前はさ、先輩、ちょっとピリピリしてたじゃん」
水凪 義政:「こないだ話したくらいからだいぶ、なんか……角が引っ込んだみたいな……」
水凪 義政:指で鬼の角の真似をする。
永江 康一:「たしかに。以前はもうちょっと余裕がなさそうだった。」
水凪 義政:「ん。よかったなーって思って……」チラリとカウンターをまた見て。
水凪 義政:「思って……あのさ。これ内緒な」
永江 康一:「水凪くんと話せてわるい憑物が落ちたのかもしれないね。」
永江 康一:指で鬼の角の真似をし、そのまま角を引っ込める。
水凪 義政:「でももうちょっと話したいんだよなー!」ひそひそ声。
水凪 義政:「怒られたいわけじゃないんだけど! ジレンマがさ!」
水凪 義政:「憑物、落ちたかな。それはほんと良かったと思うし」
水凪 義政:「その辺は永江たちにもすげー感謝してるんだけど……」
永江 康一:「…感謝しているんだけど?」
水凪 義政:「あ、別に含みはないない!」
水凪 義政:「俺、怒られるのでも先輩と話すのが好きだったんだなーって思っただけ」
水凪 義政:「でもちゃんとマナー守ってると、当然怒られない……」
水凪 義政:「いや、怒られたいわけではなくて……」ぐるぐるしている。
永江 康一:「『怒られるので好き』。それは、野尻さんに言ったらきっと大変なことになるぞ。」
水凪 義政:「そ、そこまでは言ってねえっつの!」声を上げかけて口を押さえる。
永江 康一:「あはは、冗談だよ。」
永江 康一:いたずら気に笑む
水凪 義政:「永江さあー」へにゃへにゃとしながら、本を閉じる。
水凪 義政:『スポーツの歴史』という本。
水凪 義政:他にも、スポーツ関係や運動に関する本が何冊か。
水凪 義政:彼なりに部活関係の勉強をしているらしい。
永江 康一:「…スポーツの本を、読んでいたんだね。やっぱり好きなんだ。」
水凪 義政:「まーね。前通りに復帰できるかはわかんないけど」
水凪 義政:「なんか別の方向でいろいろできたらって思って。最悪マネージャーとか、あるじゃん」
水凪 義政:「俺、部活も図書室も好きだから」
水凪 義政:「ここがただの逃げ場所になるの、やだなって思ってさ」
永江 康一:「たしかにそれはきみじゃないと、此処じゃないとできない事だね。」
永江 康一:「やっぱりきみも真面目な人だ。いや、ひょっとして」
永江 康一:「‥‥野尻さんに、感化されたとか?」
水凪 義政:「な、なんだよもう、さっきからさあ」照れて髪をぐしゃぐしゃしている。
水凪 義政:「永江こそ、真面目かと思ったらだいぶつついてくるじゃん」
水凪 義政:「…………」
水凪 義政:「もっと、何考えてんのかわかんない奴って思ってたけど」
水凪 義政:「面白い奴なのな」
水凪 義政:困ったように笑って、あなたの肩に軽く手を置く。
永江 康一:「そうかな…?ぼくはぼくの事がよくわからないけど。そういってもらえてうれしい。」
永江 康一:「実はね、水凪くんが野尻さんと仲直るかずっと心配だったんだ。」
永江 康一:「でもぼくが思ってるよりずっと、早く。これまで以上に仲良しになっている気がして」
永江 康一:「つい、いじわるしたくなってしまった。」
水凪 義政:「いじわるかよ……!」
永江 康一:「…スズメバチがやってきた日。一旦どうやって仲直りしたの?」
水凪 義政:「いや、そりゃ……普通に話して……」
水凪 義政:軽度の記憶処理が行われている。鏡の中に居たことは、夢のようにしか覚えていない。
水凪 義政:泣きそうになっていた野尻を、必死で励ましていたことも。
水凪 義政:「うん、図書室に居てもいいですかってちゃんと聞いて、いいよって言ってもらって」
水凪 義政:「それくらい、かな……?」首を傾げる。
永江 康一:「そっか。良かった…。」
永江 康一:少しだけ、真面目な雰囲気になっていた。
永江 康一:彼はどれだけあの日の事を覚えているのか確認したかったのだ。
永江 康一:「それと、もしよければだけど。もしよければ今日は、一緒に帰らないかな?」
永江 康一:「杖でも、階段を下りるのに慣れたいんだ。」
水凪 義政:「おお、手伝う手伝う!」
水凪 義政:「いいよ、やろやろ。足下悪いと階段、大変だよな!」
水凪 義政:自分の怪我の経験から学んだらしい。
永江 康一:「…ありがとう。それに、あそこの階段を降りるときはちょっと怖くて。」
永江 康一:「『無限鏡』って知ってる?この学校の怪談の一つなんだけど。」
永江 康一:「ぼくはどうにも、そういうの信じちゃうタイプみたい」
水凪 義政:「あっ怖いやつだ! もしかして一階の鏡のとこ?」
水凪 義政:「俺もなんか、今日あそこを通りかかってぞわっとしたんだよな……」
水凪 義政:「詳しくは言わないでくれ! 俺も怖くなるから!」
永江 康一:「ふふふ、じゃあ。怖くない怪談の話ならいいかい?」
水凪 義政:「怖くない怪談?」
永江 康一:「うん、最近知った。とっておきの怪談」
永江 康一:「…水凪くんも知ってるだろう。彼のことさ」
永江 康一:いつも学校にいて、ぼくらを見守っている。
永江 康一:でも、誰も彼の事は知らないんだ。
永江 康一:卒業生にも、それらしき名前はなかった。でも、どこかでぼくらを見守っている。
永江 康一:うん、『座敷生徒』。
永江 康一:ぼくの友達から教えてもらった、怪談だ。


エンディング3 滝道 晶


【雨宿町・市立篠月高校 図書室】

GM:一方、カウンター内には、真面目な顔をして図書委員が腰掛けている。
GM:こちらも当時のことは、夢のようにしか覚えておらず。
GM:人が居ない時には本を読んで過ごしているようだ。
滝道 晶:「ん~、やっぱ涼しいっすねえ」と、扉を開けて図書室に入る。まだ外は暑い。
野尻 蘭子:「……あ、滝道くん」本をぱたんと閉じる。
滝道 晶:「蘭子ちゃん、今日も当番すか」
野尻 蘭子:「うん。今日はほんとに自分の番」くすりと笑う。
滝道 晶:「今日は整理の手伝いは……必要なさそうっすね」片付いたカウンターを見て。
野尻 蘭子:「あはは、最近マナーが向上したみたい」
野尻 蘭子:以前よりは晴れやかに笑うようになった。
滝道 晶:「蘭子ちゃんの弛まぬ指導のおかげじゃないっすか?」チラリと奥の少年二人組が目に入り。
滝道 晶:「お、仲直り。できたみたいっすね」
野尻 蘭子:「風紀委員みたい……ふふふ」
野尻 蘭子:「うん、ちゃんと……怒鳴ったりしないで話せるように、なったよ」
滝道 晶:「そりゃあ、良かったっす。蘭子ちゃんは笑ってるほうがいいっすから」
野尻 蘭子:「ええー、なんかドキッとすること言われた」
滝道 晶:「お、好感触!」とかクスクス笑って。
滝道 晶:「きっと頑張った蘭子ちゃんにミヒラキ様も後押ししてくたんすよ」
野尻 蘭子:「そう……だといいな」
野尻 蘭子:「私、怖がってたけど、ほんとは見守ってくれてる神様なんだものね」
滝道 晶:「そうそう、いい神様たちっすよ。俺が保証します」謎の自信をもって。
野尻 蘭子:「たち?」
滝道 晶:「あ」手をぱっと口にやって。
滝道 晶:「今のはなし…じゃないけど深い意味はないよ!」
野尻 蘭子:「?? そうなの……?」
野尻 蘭子:不思議そうにしているが、追及はしない。
滝道 晶:「そういえば!詳しい奴に聞いたんすけど」と、話を変える。
滝道 晶:「『ミヒラキ様』って図書委員にしか伝わってないみたいなんすよね」
野尻 蘭子:「あ、そうそう! 先輩も内緒だよって言ってた」
滝道 晶:「お願いの代わりに本棚の整理をする…ってことだからだと思うんすけど」
滝道 晶:「出来れば、蘭子ちゃんも後輩に語り継いでほしいなーって」と、ちょっとお願いするように。
野尻 蘭子:「……あ、なるほど」
野尻 蘭子:「そういう仕組みで……先輩……!」
滝道 晶:「あ、怖い創作部分はもちろんカットで!」
野尻 蘭子:半分呆れたような、怒ったような、面白がっているような顔になる。
野尻 蘭子:「ふふふ、わかった」
野尻 蘭子:「いいところだけちゃんと語り継いであげる。伝統だもんね」
野尻 蘭子:「脅すのは良くないよねえ。ほんとにもう」やれやれ、と腰に手を当てる。
滝道 晶:「語られなくなる怪談っていうのは、きっと寂しいだろうから」
滝道 晶:「覚えていてあげたいっすよね」
野尻 蘭子:「どこかに行っちゃって、読まれない本と一緒だもんね」
野尻 蘭子:「うん。図書委員としては、お話は大事にしないとね!」
滝道 晶:「そうそう、そんな感じ!」伝わって良かったと、少し安心する。
滝道 晶:「うちの学校、他にも怪談があるから」
滝道 晶:「怖いのイヤじゃなければ、探してみても面白いっすよ」
野尻 蘭子:「幽霊部員とかの他にも?」
野尻 蘭子:「怖い……けど、調べてみるといろいろあるのかな。ほんとはこうだった、とか」
野尻 蘭子:「えーと、あれ。フィールド……フィールドワーク?みたいで面白そう」
滝道 晶:「今回のミヒラキ様みたいに、どこかで話が変わっていたりするかもっす」
野尻 蘭子:「自由研究みたいでワクワクするね。ありがとう!」
野尻 蘭子:「……あの」
滝道 晶:「どーいたしまして!」
野尻 蘭子:「本当に、いろいろ、ありがとうね」
野尻 蘭子:ぺこりと頭を下げる。
滝道 晶:「……こっちこそ、楽しかったっすから」と、照れくさそうに笑う。
滝道 晶:図書室の二人の騒動も。閉じ込められた事件も。怪談たちと出会ったことも。
滝道 晶:「あ、じゃあお礼とはちょっと違うっすけど」
滝道 晶:「ちょっと図書室に入れてほしい本があるんすよ」
滝道 晶:「こんどは相談に乗ってもらえるっすか?図書委員さん」
野尻 蘭子:「あ、リクエスト? うんうん、いいよ」
野尻 蘭子:机の上から用紙を一枚ぺらりと取る。
滝道 晶:「実は……」とその用紙を受け取り、説明を始める。
滝道 晶:ファンタジー……超能力……戦記……等の単語が聞こえてくる。
滝道 晶:一見すると今流行りの軽い文学……と取られるかもしれない本たち。
滝道 晶:それでも、新たな利用者が図書室の門を叩く一因になったり。
滝道 晶:………意外なところで役に立つ。     のかもしれない。


エンディング4 神領 此折/神領 此執


GM:『七怪』を名乗るレネゲイドビーイングのうち、問題なく人の社会に紛れ込めると判断されたふたり、
GM:すなわち、『座敷生徒』と『無限鏡』は、UGNの監視下という条件付きで正式に篠月高校の生徒となる。
GM:無限鏡の暴走もあくまでノートの力によるものであったようで、今ではかなり大人しくなったように見える。
GM:その一時的監視の任を任されたのが、あなただ。


【雨宿町・市立篠月高校 教室】

GM:夏も終わりのある日、あなたは自分の教室に居る。
GM:目の前には、そっくりな見た目のふたり。
深山鏡一:「……なんだか、変な感じがするな」
深山鏡一:無限鏡は、人間の名をもらい、今こうして席に座っている。
深山 方二:「そう? 僕はいつも通り」
深山鏡一:「そりゃそうだろうけどさ……」
深山 方二:「ああ、でも、もうすぐほんとに自分の席ができるんだ」
深山 方二:「それは不思議だね」
神領此折:教室に巡視に行くからと言ったら渡されたスポーツドリンクを傍らに、二人の会話をぼんやり眺めている
神領此折:2人の後ろには盛夏を生き抜いたピンポンパールがゆらゆらと泳ぐ、そろそろ水を替えた方がいいか
深山鏡一:「俺はそもそも、教室に来るっていうの自体が『話』じゃなかったから」
深山鏡一:「なんか……いいのかな……とか」
深山鏡一:「騒ぎも起こしたし……」
深山 方二:「いいの? 神領くん。なんか言ってるけど」
神領此折:「別にいいと思います」
深山 方二:「別にいいって」
深山鏡一:「聞こえてるよ!」
神領此折:「『そうである』ことも決められるし『変わる』ことも決められる」
深山鏡一:「…………」
神領此折:「多分、そういう事なのではないかと」
深山鏡一:「そう、いうこと……」考え込んでいる。
神領此執:『お前それ本当に全部わかって言ってるのか?』
神領此折:「まあ、どちらにせよ俺は求められればいます」
深山鏡一:「……うん」
深山鏡一:「多分、世話になると思う」
深山 方二:「…………」
深山 方二:「あのさ」
神領此折:「なんでしょう?」
深山 方二:「『無限鏡』の話、もうちょっとしようか」神領くんに。
深山鏡一:少し苦い顔。
神領此折:ふむ、と聞く姿勢に
深山 方二:「この話ね。昔はもうちょっとだけ違ったんだ」
深山 方二:「鏡の中に閉じ込められる、のは一緒。その後がね」
深山 方二:「閉じ込められた人は、また別の生徒を鏡の中に引きずり込む存在になってしまう、って」
深山 方二:「いつの間にか、その部分がなくなって、今に至る。ね」
深山鏡一:「……知ってるよ、そんなの。自分のことだし……」
神領此折:「……」鏡一さんの方を見て
神領此折:「…既に一つ、選んだんですね」
深山鏡一:「勝手に消えただけだよ」ふい、と顔を背ける。
深山 方二:「……僕らだって、少しは優しくなれるんじゃないの?」
神領此折:「少なくとも、一つ選べたのなら、きっと大丈夫かと」
神領此折:事実、そこまで再現するのなら、もっと悪辣になれたはずだろうに
神領此折:彼はそれを行わなかった
深山 方二:「石膏像とかもなんか一時期、ナイフ投げてくるとかいうのなかった? あれなんだったんだろ」
深山鏡一:「知らないよ!」
深山鏡一:「……知らないけど。言いたいことはわかった」
神領此折:山の友人の手伝いで、ピアノと本と石膏像が仲良く山を登っている光景を思い出して
神領此折:「まあ、無理のない範囲で構いませんよ」
深山鏡一:「……俺は怪談だから。怖くなくなるのは嫌だけど」
深山鏡一:「でも、皆から遠ざけられちゃうくらいに怖くなりすぎるのも、嫌だ」
神領此折:「…そうですか」
深山 方二:「難しいところなんだよね。愛される怪談」
深山 方二:「……だから、僕は語るの」
深山 方二:「少しでも、誰かが僕らを気に留めてくれたなら」
深山 方二:「こんなに嬉しいことはないじゃない?」
神領此折:「お話だからこそ、話されてほしい、ということでしょうか」
深山 方二:「そういうことかなあ。オリジン、だっけ」
深山 方二:「この学校の伝説がそうだって、僕らの中には根付いているから」
神領此折:「……」
神領此執:『こういう時、なんか羨ましくなるよな』
神領此執:『自分の根幹に誇り?とかなんかそういうのがあってすごく強そうに見えるし』
神領此折:すん、と鼻で息を吐いて
神領此折:「…できることがあるなら、俺も人に話してみます」
深山 方二:「ほんとに? 嬉しいな」
神領此折:「生徒としても、怪談としても、きっとその方がいいでしょうから」
深山鏡一:「……あの。話、俺のも入れて、聞いてくれたって」
深山鏡一:「話してもくれるなら、それは……ありがとう」
深山鏡一:「わ、悪かったと思ってるし……ほんとに」
神領此折:ちらり、と方二さんの方を見る、悪かったの言葉を受け取るなら、きっと彼の方が適当だろう
深山 方二:「ふーん」少し人の悪い笑みを浮かべる。
深山 方二:「もうちょっと早くそれくらい素直になってほしかったけど」
深山 方二:「……最初に止めらんなかったのは僕の方もだし」
深山 方二:「神領くん的にはどう? もう許した?」
神領此折:「許すも何も、最初から別に責めてるわけでは」
深山 方二:「優しいね。回りくどいことした僕のことも、別に怒らないし」
神領此折:「日常の何も起こらない状況を守るのがUGNの仕事ではありますが」
深山 方二:「責めてないって。もうそんな顔すんのやめなよ」
深山鏡一:「聞こえてるってば!」
深山鏡一:「……それも聞いた」
神領此折:「何かあっても受け止める人がいてそれでより解決に向かうならそれでもいいかと」
深山鏡一:「……そっか」
深山鏡一:「受け止める人がいること。俺は知らなかったから」
深山鏡一:「今はもう、知ってるから」
深山鏡一:「少しは、大丈夫、なのかもな」
神領此折:「…それを知っているのと知らないのとでは、多分余裕も変わってきますからね」
深山鏡一:じっと目の前のあなたの方を見る。
神領此折:友人と、恐らく一番近くに居る彼の例を鑑みながら
神領此折:「…?」
深山鏡一:「次、何かあったら、君にちゃんと言うよ」
深山鏡一:「『助けて』って」
神領此折:「はい」
深山鏡一:弱々しく、慣れない様子で微笑む。
神領此折:「呼ばれれば可能な限りいつでも」
深山 方二:「おお、幽霊タクシーみたい」
深山 方二:「知ってる? 幽霊タクシー。別に学校の話じゃないんだけど」
深山鏡一:「……今はそれはいいから……」
神領此折:「…ふふ」
神領此折:ゆっくり席を立って、水槽の方へ
神領此折:「…せっかくですから、水槽の水を替えながら、ゆっくり聞かせてください」
深山 方二:「え、いいの? ……これはね。深夜の街の……」
深山 方二:声を低くして、ゆっくりとした語り口で。
深山 方二:どこかに伝わる陰のある物語を語り始める。
神領此折:その話を裏に作業をする、直接利益につながる話ではないが、心が豊かになるとはこういうことなのだろう
神領此執:『…おお、そういう話が…』
神領此折:楽しい夏だった。


マスターシーン4 終わりの話


【雨宿町・市立篠月高校 図書室】

GM:静かな図書室のカウンターには、眼鏡をかけた少女がひとり座っている。
GM:やがて、奥から何冊かの本を抱えた少年がやってきて、貸し出し手続きを依頼する。
GM:ちゃんとルールに則って、丁寧に本を扱って。
GM:少女は、少しだけ真面目な顔で本を確かめてから、几帳面に貸し出しを終える。
GM:本はまた手渡され、そっと少年の鞄へとしまわれる。
GM:少女は何か言おうとして、口を閉ざす。
水凪 義政:「あの」
水凪 義政:「委員の仕事終わった後、あの」
水凪 義政:「途中まで一緒に帰りませんか」
GM:ぱっと少女は笑顔になって、それからはにかんで、答える。
野尻 蘭子:「……うん。いいよ」

GM:……その学校には、真夜中に鳴り出すピアノ、動き出す石膏像があり。
GM:職員室からは無人なのに声がして、図書室には守り神が棲んでいる。
GM:無限に閉じ込められる大きな鏡の前を通り抜け、校庭の幽霊部員の噂を過ぎて。
GM:……教室では、誰も顔を知らない生徒が学校中を見守っている。
GM:かもしれないね、という話。
深山 方二:「信じた?」
GM:夕暮れに染まった教室の隅、秋からの転入生だという彼は、そう言って笑った。



GM:某県雫原市・雨宿町。
GM:昔ながらの町並みと、新興の住宅地とが入り交じる町。
GM:この町には古くから、『あやし』と呼ばれるレネゲイドビーイングが多く住まっていた。
GM:山際に聳える『化生岩』の活性によるあやしたちの増加。
GM:町役場や業者を隠れ蓑とするUGN雨宿支部は、今日も何かと忙しい。

GM:学校という、小さな箱庭。それでも、生徒にとっては大きな世界。
GM:世界の中に閉じ込められた、小さな想いは、どうにか形になって。
GM:物語はそのまま、長く、静かに伝えられていく。
GM:怖かろうが、怖くなかろうが、きっとそれは、あなたの受け止め方次第。


リプレイ・ドロップ 雨宿町夏怪談~僕らが見た白い雨~ 了