リプレイ・ドロップ
雨宿町事始~俄の鬼火~


PC1:"星喰イクリプス"天野 晴乃/月乃 (あまの・はるの/つきの)キャラシート)PL:切子圭
PC2:"刃爛舞踏"御凪 蓮(みなぎ・れん)キャラシート)PL:サムトー
PC2:"パンテーラ"春日黎子(かすが・れいこ)キャラシート)PL:有限無限



メイン 見学


目次



プリプレイ


GM:ではセッションを開始していきます。
御凪蓮:よろしくお願いします!
天野月乃:よろしくお願いします!
天野晴乃:よろしくお願いしまーす!
春日 黎子:はい~よろしくお願いします
GM:まずはPC紹介から!
GM:PC1の天野さん、よろしくお願いします。
キャラシート
天野晴乃:はーい!

QUAPPA-ELの巣処
天野晴乃:天野晴乃です
天野月乃:天野月乃です
GM:お二人様だ
天野月乃:一つの身体に二つの人格がいる、Dロイス戦闘用人格のキャラクターです
GM:色分けがわかりやすい!
天野晴乃:愉快な人間が好きで、アクティブな晴乃と
天野月乃:大人しく読書が趣味の月乃の姉妹です
天野月乃:いつからこんな風なのかは、本人たちも知りませんが
天野月乃:力に気が付いた時から共にあります
GM:ふくざつ……
天野晴乃:雨宿町の旧家生まれで、生まれ育った町で起きる事件と向き合っていきたいと思います!
GM:ステージに合わせていただき感謝……!
天野月乃:シンドロームはモルフェウスと
天野晴乃:ウロボロスのクロスブリード
天野月乃:データ的には支援しつつ殴ったりもできるマルチアタッカーです、装甲も減らせるよ
天野月乃:月乃が想像
天野晴乃:晴乃が破壊の力を使ってるイメージです
GM:対ですごくいいですね
天野月乃:というわけで挙動からして複雑なPC、使わせていただけたGMに感謝しつつやっていきます!
天野晴乃:よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします! だって設定が好きだったんだもん!
GM:天野さんたちのハンドアウトはこちら。

PC1
天野晴乃/月乃
シナリオロイス:早川彦山(推奨感情:誠意/緊張)
あなたは郊外の街・雫原市雨宿町在住のオーヴァードだ。
ある日あなたは、UGN雨宿町支部のカヴァーのひとつである古道具屋『長玄堂』店主の早川彦山に呼び出される。
彼は『うちに入荷するはずだった品がおかしな状況で行方不明になっている』と語った。
密かにレネゲイドアイテムとして目をつけていたらしいその品が悪用されてはまずい。調査要員として推薦させてくれ、というのが彼の用件だった。


GM:ということで強面のおっさんに用事を頼まれます
天野月乃:早川のおじさま……頑張ります!
早川 彦山:「あー、まあ。よろしく頼む」

GM:では次、PC2の御凪さん、お願いします。
キャラシート
御凪蓮:はーい

らぬきの立ち絵保管庫
御凪蓮:御凪 蓮て言います。UGNさんとはイリーガルエージェントとして仲良くやらせてもらってます
御凪蓮:年中着物に扇子という時代錯誤な格好の27歳。よく落語家と間違われちゃう
GM:これはこれはご丁寧に
御凪蓮:今後ともどうぞよろしく。
御凪蓮:御凪流という伝統舞踊の流派で舞を演らせてもらってます、というのが表向きの話。
御凪蓮:裏では代々鬼狩りを生業とした家の現当主です
GM:裏表!
御凪蓮:三男で上が二人居るのに家を継ぎました、不思議。
GM:長靴を履いた猫かな
御凪蓮:演ずるものですから表裏はありますよう
御凪蓮:常にニコニコ笑ってる人懐こい糸目の男、胡散臭いとよく言われ、実際計算高いところがあります。やや腹の色が黒め。
御凪蓮:ただ計算型の人間の特徴として当然アドリブに弱いです。無様をさらさないよう頑張るぞ。
御凪蓮:性能はピュアハヌの鬼斬り使いです。行動値はそこそこ程度ですが高レベルの狂騒の旋律と居合の固定値で殴ります
GM:こわい
御凪蓮:100%超えたら子羊の歌で多少はロイスも守れます。ほら怖い人じゃないよ!
GM:ひつじさんだー
御凪蓮:スケープゴート……
GM:やぎさんだ
御凪蓮:ゴホンゴホン。糸目うさんくさ男として頑張っていきたいと思います、よろしくお願いします
GM:よろしくお願いします!
GM:ではハンドアウトはこちら。

PC2
御凪蓮
シナリオロイス:謎の鬼火(推奨感情:好奇心/脅威)
あなたは郊外の街・雫原市雨宿町在住/滞在中のUGNイリーガルだ。
UGN支部員柘植小遥と近頃目撃される鬼火の噂の会話をした後、帰り道であなたはまさにその鬼火に遭遇する。
鬼火は小火を起こして去っていった。小さな事件だが放置はできない。UGN支部に向かおう。


GM:噂の話をしつつ、事件に遭遇だ
柘植 小遥:「……まあ、なんか。がんばってほしい」
御凪蓮:ええ勿論!
御凪蓮:真摯に真面目にがんばりますよお
御凪蓮:鬼火、舞の演目にできないかな……
柘植 小遥:「……そ」
GM:そんな感じでよろしく!
御凪蓮:よろしくお願いします!

GM:ではPC3の春日さん。お願いします。
キャラシート

妙子式おんなのこ
春日 黎子:「か、春日黎子、です」「経理の仕事は前の職場でやってたので……得意……」
春日 黎子:「えっ名前のことですか?」「そう、そうよ……あの”春日”よ……」
春日 黎子:「でもあの、裏切り者(ダブルクロス)にはならないんで…!」
GM:事務のお姉さんだー……?
春日 黎子:春日 黎子(かすが れいこ)。”プランナー”に古くから仕えるクラン、春日一族の一人だった女。”プランナー”のFH脱退に伴う混乱の中で一族を抜け出した。今の”欲望”は平穏な生活を送ること。
春日 黎子:5歳でオーヴァードに覚醒させられ、15歳で遺産を継承する。活発な性格だったが遺産の影響で怒りの感情が弱まった結果、冷静沈着・冷酷無比なエージェントとなった…。
GM:遺産こわい
春日 黎子:鋭いな眼光で敵の心を凍てつかせ、鋭い爪で敵の肉を裂く。その姿は”豹”(パンテーラ)と呼ばれ恐れられていた。トライブリードに覚醒、エグザイルの力を得てからはさらに殺傷力が上昇。
春日 黎子:FHエージェント時代は戦闘職の他に、資料や資金の管理も任されていた。なんでも器用にこなせるため、周囲から仕事を押し付けられがちだったらしい。
GM:苦労性のお姉さんだ
春日 黎子:遺産の影響で怒りが薄れている=不満を表に出しづらい のです
GM:悲しい……
春日 黎子:一族を抜けてからはUGNに投降する代わりにスタッフとして雇うように要求。黒髪のかつらと眼鏡で地味な事務員の装いとなり働いている……。
春日 黎子:とはいえ戦闘面でもやる時はやりますよ…!
春日 黎子:性能はバロール/キュマイラ/エグザイルの死招き餓狼の爪アタッカー。
春日 黎子:餓狼の爪は素手の攻撃力を、他の人のダメージに上乗せできるえらいエフェクトなのですが
春日 黎子:素手変更エフェクトを味方より先にしてないといけない&敵と同じエンゲージにいないといけない
春日 黎子:という弱点があるのです これを時間凍結でイニシアチブ行動することで強引に解決していきます
GM:かしこい
春日 黎子:遺産:イフリートの腕で素手の攻撃力をさらに上乗せ!移動エフェクト氷の回廊も取れます
GM:こわいわ
春日 黎子:「以上です……(自己アピールできたし……採用してもらえるかな…?)」
八千代 路夜:「ふふっ」
GM:支部長です
GM:宜しくお願いします
春日 黎子:はは~っ
GM:ハンドアウトはこちら!

PC3
春日黎子
シナリオロイス:"リーチパーチ"八千代路夜(推奨感情:尊敬/不安)
あなたは郊外の街・雫原市雨宿町に存在する、UGN雨宿支部に派遣されたばかりのエージェントだ。
町役場の一部をカヴァーとした支部で、支部長である八千代路夜とのんびり会話をしていたところ、突然の連絡が。
何やら事件の予感だ。これがあなたの初仕事となるだろう。


GM:なんか町についての話とかを聞いたりしつつ
GM:何かの連絡で動いていただきます
八千代 路夜:「まあ、気楽にね」
春日 黎子:「ひえ~」
春日 黎子:「大事にならないように……がんばらなきゃ……」
GM:がんばって!
春日 黎子:はい~!
GM:というところで、トレーラーを貼って始めていきたいと思います!

君は、この町についてよく知っているだろう。まあ、起こるんだよ。
他所と比較すれば非常に小さな事件がわんさかと。
それこそ我々UGNが介入するずっと昔から、ここにはレネゲイドの気配があり、事件があった。
我々が把握できるのは、ほんの上澄みに過ぎん。悔しいがな。
ただし、今回は、その上澄みを捕まえた。
いいか。『見てしまったら終わり』だ。我々は……UGN雨宿町支部は、それをどこまでも追いかける。
せっかく結んだ地の縁だ。君にも、その手助けをしてもらおうか。

ダブルクロス The 3rd Edition『雨宿町事始~俄の鬼火』

さて。今回の件……いずこに『非』があるやらないやら。



OP1 春日 黎子


GM:登場侵蝕をお願いします。
春日 黎子:38+1d10
DoubleCross : (38+1D10) → 38+3[3] → 41

GM:いい滑り出し

GM:関東郊外に存在する町・雫原市雨宿町。
GM:あなたはつい先日、この町のUGN支部に派遣され、今は一時的な配属を受けている。
GM:そんなある日の出来事。

【雨宿町町役場・地域親交課】あるいは【UGN雨宿支部・司令室】

GM:この町のUGN支部中核部は、役所の一部に間借りしている。業務提携という形だ。公的な身分は契約社員やボランティア。
GM:白っぽい部屋の中に、当たり前の事務室と資料室があり、所属人数は町の規模のわりには多い……らしいが。
GM:だが、今はあなたと支部長の他は、内勤の数名が静かに仕事をしている。
八千代 路夜:「また雨が降ってきた。ほんと、多くて困っちゃうなー」

鶏肉とともに
【八千代路夜・地域親交課課長】あるいは【"リーチパーチ"・UGN雨宿支部支部長】

GM:長い髪をひとつ縛りにした、落ち着いた雰囲気の女性。美人と言っていいだろう。
GM:あなたの方を見て笑いかける。
春日 黎子:カタカタカタッターン!カタカタカタッターン!
春日 黎子:書類を書き進めていると、視線に気づく
春日 黎子:「し、しぶちょ……いえ、課長!」
八千代 路夜:「ふふ、大丈夫よ。別に今は」
八千代 路夜:柔らかに笑っている。
春日 黎子:「真面目に業務に励んでます……決して、情報工作なんてしてませんので…!」
GM:春日姓を持つあなたの配属に、おそらく支部内は多少揉めたのだろうが、彼女は常に鷹揚にしている。
八千代 路夜:「別に疑ってたとかじゃないのに」
GM:割り振られる仕事は、比較的カヴァーである役所のものが多い。
GM:かなり落ち着いた支部、という印象を受けるだろう。
春日 黎子:「そうですよね……支部長さんには助けられてます……」
八千代 路夜:「それはこっちのセリフ。春日さんが来てから能率が上がってるの」
八千代 路夜:「すごく助かってる」
GM:……ただし。
GM:支部や町についての情報は、まだかなり伏せられている、というのも感じるかもしれない。
GM:それが新人相手だからか、あなただからか、は定かではない。
春日 黎子:(詳しく知っておきたいけど……変に探りを入れようとしたら裏切り者(ダブルクロス)に認定されちゃう……)
八千代 路夜:「まあ、だからわからないことはいろいろ聞いてね」
八千代 路夜:「ここ、のどかなんだけどちょっと面倒が多くて……」
八千代 路夜:少し困った顔をする。
春日 黎子:「め、面倒ごと……ですか?」
八千代 路夜:「そう。ええとね。小さい事件がやたらと多いの。今は落ち着いてるけど」
春日 黎子:世界の危機が月に何度も起こるような街もあると聞いたが……この町は平穏な方だと思っている
八千代 路夜:「あとは……なんというか」
八千代 路夜:「支部全体でまかなえない事も多いから、仁義を通さなきゃならない得意先も多くて」
八千代 路夜:「そのうち、春日さんにもいろいろお願いすると思う」
八千代 路夜:そのうちね、と指を口の前で立てる。
春日 黎子:「はい…!」
春日 黎子:「そ、その時は、UGNの為に命を捧げますので…!」
八千代 路夜:「いいお返事……だけど」
八千代 路夜:「あの、お遣いに命は捧げなくていいからね……!」
春日 黎子:「おつ……かい……?」
八千代 路夜:「お遣い。得意先って言ったでしょ」
八千代 路夜:「ちょっと怖い人もいるけど、まあ、話せばなんとかなる程度の人だし」
八千代 路夜:「人じゃな……おっと」
八千代 路夜:「ふふっ」笑って何かを誤魔化している。
春日 黎子:「そ、そうなんですね~……」(人じゃない…?まあオーヴァードはもはや人じゃないってことかもしれない……)
八千代 路夜:「そうなのよー」
八千代 路夜:「いいところよ。出世コースからは外れも外れだけど」
八千代 路夜:窓の外を見る。雨の多い土地だ。
春日 黎子:「い、いえいえ!きっと支部長ならこれからもっと……リエゾンロードにまで……あっ今のは忘れてください!」
八千代 路夜:ちょっと心配そうな顔でじっとあなたを見ている。
八千代 路夜:「まあ、あなたの希望には結構適うかも」
春日 黎子:「物運んだりとかは……得意なので……お任せを!」
八千代 路夜:「あら助かる。手元にそういう人がいてくれるといざという時にねえ」
春日 黎子:「もうね、地の果てまでも行っちゃいますので……」
八千代 路夜:「待って、ちょっと遠い……」
八千代 路夜:あなたの方に近付いてきて、とんとん、と肩を叩く。
八千代 路夜:「リラックス、リラックス」
八千代 路夜:「ね」
八千代 路夜:彼女が柔らかく、ちょっと支部長にしては柔らかすぎるほどの微笑みを浮かべた時。
GM:机上の電話が鳴った。
春日 黎子:「は、はい……」本心からの信頼だと分かる言葉に心を落ち着かせて
八千代 路夜:「あ、私出ます」
八千代 路夜:自分でさっさと応対してしまう。
八千代 路夜:「はい、はい……はい」
八千代 路夜:「……また」
春日 黎子:「そ、そんな!電話対応は下々の仕事なのに…!」
GM:これも、何かを秘匿しているのか、単に現場癖が抜けないのか、わからない。
八千代 路夜:「……はい。では。失礼します」
春日 黎子:(私の抹殺指令……いや流石に……)
GM:電話を切った後。
八千代 路夜:「春日さん」
八千代 路夜:あなたを真っ直ぐに見る。
春日 黎子:「は、はひ!」
八千代 路夜:「あなたに、聞かないといけないことがあるの」
八千代 路夜:「……『鬼火の噂』知ってる?」
八千代 路夜:緊張が抜けない様子のあなたに、全く関係ないことを聞いてくる。
春日 黎子:「ひぇ……」(あらぬ疑いを……かけられている!?やはり春日一族が信用されるわけ……)
春日 黎子:「え?」
GM:『鬼火の噂』は近頃町で流れているものだ。
GM:単純に火の玉のようなものを見かけるという程度のもので、知っていても知らなくても構わない。
春日 黎子:「それなら……聞いたことあります」「もしかして……レネゲイド絡みの?」
八千代 路夜:「その疑いが濃くなってきた、という感じ」
八千代 路夜:「また目撃例があったの」
八千代 路夜:「事務作業で疲れてるだろうし、ちょっと調査の方に回って貰えないかな」
八千代 路夜:事務より調査の方が楽でしょ?という感じの顔をしている。
春日 黎子:「そ、それはもう!街中を駆けずり回らせていただきます!」
春日 黎子:「最近……肩も凝ってきたので……!」
八千代 路夜:「そこまでは……とは言えないか。そうなる可能性もあるなあ」
八千代 路夜:思案顔。
八千代 路夜:「もちろん、単独では大変だし、他の人も同行してもらうつもり」
八千代 路夜:「頼むね。腕の見せどころよ」
春日 黎子:「よ……よし……頑張っちゃいます!」
春日 黎子:大きく胸を張ってみる
八千代 路夜:「頑張っちゃって!」ファイト!という顔。
春日 黎子:ボタンが1つ、弾け飛んだ
八千代 路夜:「…………」目で追う。
八千代 路夜:「お裁縫道具、どっかにあったんだけど、どこだったかな……」
春日 黎子:「ご、ごめんなさい~!」
八千代 路夜:とりあえず隠しなさい、とカーディガンを渡す。
八千代 路夜:「……ふふ。勇ましいのはすごく嬉しいな」
八千代 路夜:「まずは他の人をどうにかするから、合流して……えーと」
八千代 路夜:「……それまでにボタン、直してね」
八千代 路夜:とりあえず安全ピンを一個渡してくれた。
春日 黎子:「が、が……頑張ります!」
春日 黎子:今度は控えめに、宣言して見せた

GM:ロイスの取得のみできます。
春日 黎子:優しい支部長 八千代 路夜 ○信頼/依存
春日 黎子:以上です~
八千代 路夜:依存されちゃった


OP2 御凪蓮


GM:登場侵蝕をお願いします。
御凪蓮:御凪蓮の侵蝕値を1d10(→ 10)増加 (33 → 43)
GM:どかん
御凪蓮:ひゃっほー

【雨宿町・町中・夜】

GM:時間は、少し遡る。
GM:現在この町に滞在しているあなたは、町中を散策していた。
GM:駅近くはこの町でもやや栄えており、なんとファミリーレストランが二軒ある。
GM:個人営業の店はもちろん、意外にいけているところも多いと評判だ。
御凪蓮:「ふうむ、ふうむ」
御凪蓮:扇子を片手に姿勢良く通りを歩き、周囲を見回す。
GM:昼間降っていた雨で、地面はしっとりと濡れている。
御凪蓮:「じとりとしたこの空気もまた風情……」
御凪蓮:「なんて、兄さんなら言いますかねえ」
御凪蓮:パタパタと扇子を広げて扇ぐ。
御凪蓮:「さて、良い時間になってしまったが間に合うかな」
御凪蓮:袖を捲って腕時計を確認する
御凪蓮:「む、いかんな。もう帰ってしまわれただろうか……」
GM:ではその時、あなたは道の先に多少知った顔を見つける。
柘植 小遥:「…………」
御凪蓮:「おや?」
柘植 小遥:かつかつとまっすぐに歩いていく女性がひとり。
御凪蓮:「おやおや、おやおやおや」
御凪蓮:広げた扇子を閉じて笑みを深める。
柘植 小遥:「……ん」あなたに気付いたように目を向ける。
柘植 小遥:「…………どうも」


いけいけ鱈めーかー

【柘植小遥・地域親交課資料室担当】あるいは【"タイニーヘラルド"・UGN雨宿支部資料室担当】

御凪蓮:「(渡りに船、瓢箪から駒)」
GM:肩くらいの髪の、色白で無表情な女性。まだ新入社員くらいの年齢だろうが、なんとなく態度が大きい。
GM:ある程度馴染みの、UGN支部の支部員だ。
御凪蓮:「やあどうも柘植さん!奇遇ですねえこんなところで」
御凪蓮:扇子を大げさに広げ、にこやかに笑いかける。
柘植 小遥:「……奇遇と言えば奇遇、だけど……」
柘植 小遥:「……駅なんて鉢合わせがしやすくて当たり前」
御凪蓮:「おおっと冷静な分析、流石です。ぼくなどはこの幸運にすっかり浮かれてしまいましたが」
柘植 小遥:「……それじゃ」そそくさと行こうとする。
御凪蓮:「お帰りのところですか?ちょうどいい、この後お食事などご一緒にいかがです?」
柘植 小遥:「……補給を人に見られるのは、嫌」
柘植 小遥:口調が変に硬いところがある。頑なな印象だ。
御凪蓮:「おおっと、ではぼくも急に減量したい気分になってまいりました!」
柘植 小遥:「……自分の意志……」
御凪蓮:「意志などというものは下心に弱いものでして、ええ」
柘植 小遥:「……したごころ……」考える。
柘植 小遥:「あっ」含意に遅れて気付く。
御凪蓮:「おや、お気づきいただけました?」
柘植 小遥:「……上手いことを言おうとしたやつね。知ってる」
柘植 小遥:「……知ってるし……」
柘植 小遥:自分で何か返そうと思うも、特に思いつかないらしい。
御凪蓮:「ええ、ではご存知ということで」
柘植 小遥:「……そう。ご存知」
御凪蓮:「しかし参りました、このままでは呆れられたままお帰りいただくことになってしまう」
御凪蓮:「挽回の機会としてここで一曲」
御凪蓮:扇子を広げたところで周囲を見渡す。人通りはそれなりにある。
柘植 小遥:「……えっ」
御凪蓮:「は、目立ちますね、やめましょう。はい」
御凪蓮:しょんぼりと言いながら扇子を閉じる。
柘植 小遥:はー、と胸をなで下ろす。
御凪蓮:「ええしかし、そうですね。折角の機会ですし」
御凪蓮:「途中までお送りいたしますよ。ご迷惑でなければ、ですが」
柘植 小遥:「……住居を把握されるの、さらに嫌」
柘植 小遥:嫌そうーな顔をして。
柘植 小遥:「ご迷惑にも……あっ、したごころがある……」
御凪蓮:「おおっと辛辣!」
御凪蓮:「いけない、この場合下心の開示は負の要素でしたか」
柘植 小遥:「別に、支部……役所に用事で来れば、受け付ける」
柘植 小遥:「プライベートじゃなくて。それだけ」
御凪蓮:「ああ、役所といえば」
柘植 小遥:「ん」顔を向ける。
御凪蓮:あごにコツンと閉じた扇子を置き
御凪蓮:「ご存知ですか?最近街で噂になっている"鬼火"など」
御凪蓮:「火元もないのに浮いている謎の火の玉の話」
柘植 小遥:「……知ってる。調査部が調べてる」
御凪蓮:「『出る』という話でもちきりですよ。今の所よくあるオカルト話として聞き流されてるようですが」
柘植 小遥:「……まだどういうものかもわからないってことしか、私は知らない」
御凪蓮:「ほう、なるほど」
GM:彼女は支部の資料室担当で、古いデータの管理を主に行っている。
御凪蓮:細い目を更に細める
GM:今まさに起きている事件は、調査部の担当だ。
御凪蓮:「このまま盛り上がったら、いっそ町おこしの一ネタにでも……いやはや、流石に胡乱すぎますかねえ」
柘植 小遥:「うちは親交課で、振興課じゃない」
柘植 小遥:あっ、今のは上手く言ったのでは?という顔をしている。
御凪蓮:「しんこう……なるほど。これは一本」
御凪蓮:ペシンと額を叩く。
柘植 小遥:「ふふっ」得意げ。
御凪蓮:「お見事です」
柘植 小遥:「……ありがと。じゃ」また帰ろうとする。
御凪蓮:「……いや、私は上手いことを言うお仕事ではないのですけどね?」
柘植 小遥:「……違うの。そう」
御凪蓮:「ええ、では本業の方はいずれまた。お気を付けて、良い夜を」
柘植 小遥:「鬼火の話、何かわかったら、支部長が喜ぶ」
柘植 小遥:後ろ姿で、軽く手を振る。
御凪蓮:見送るように空いた手を振る。
GM:……態度のわりに本気で嫌っているわけではなさそうだ、という感触はあった。
GM:そのまま、柘植は去っていく。
御凪蓮:「………」
御凪蓮:少しだけ頭を下げて、踵を返す。

【雨宿町・路上・夜】

GM:夜の雨宿町は静かだ。特に駅から離れた、『旧市街』と呼ばれる古い家の多い辺りは。
GM:あなたは静かな宿に戻るため、人影のない暗い道を歩いていた。
御凪蓮:「………」
御凪蓮:柘植と別れて暫く、人通りのない道を一人歩く。
御凪蓮:浮かべていた薄い笑みは消え口を結び、口元に扇子を当てて思案する。
御凪蓮:「("鬼"と言われてつい探りを入れてしまったが、考えすぎだったかな)」
御凪蓮:「(あの様子ならUGNもまだ確たる情報は掴んでいないか)」
御凪蓮:「(秘匿された可能性もあるが、それならそれで彼女らが処理するだろう。こちらが気にかける必要もなし)」
御凪蓮:「悪く思うなよ。私は君ほど勤勉じゃないんだ」
御凪蓮:独り言……ではなく、懐に居る"相棒"へと。
御凪蓮:「舞台に上がるのは、仕事だけで十分だよ」
御凪蓮:関係のないことにまで首を突っ込むには少々熱が足りない。
御凪蓮:「……しかし」
御凪蓮:先の自分のやり口を思い返す。
御凪蓮:「ああいう探り方はあまり良くなかったな、やはり。しかも女性を相手に」
御凪蓮:「埋め合わせは考えておくとするか」
御凪蓮:今度は本当にひとりごちてあるき続ける。
GM:では、そんなあなたの行く先に、妙に明るい何かが見えた。
GM:ぼんやりと、行く先に火がふたつ。
GM:ひとつは、道端にうち捨てられたゴミがぱちぱちと音を立てて燃え始めている。
御凪蓮:「……む?」
GM:もうひとつは。
鬼火:宙にふわふわと、赤い火のようなものが揺れている。
GM:知覚判定をお願いします。難易度は6。
御凪蓮:火のはぜる音。懐に手を伸ばし、目を向けてみれば。
御凪蓮:3DX+0+0@10>=6 知覚
DoubleCross : (3DX10>=6) → 2[2,2,2] → 2 → 失敗

御凪蓮:雑魚!
GM:oh
GM:ではあなたは詳細に気付く事はできなかった。
GM:ただし、火がいかにも尋常のものではない、それだけはわかる。
御凪蓮:ほんとすいません……
GM:大丈夫よ。デメリットじゃないよ
御凪蓮:「これは、これは」
御凪蓮:周囲の気配を探る。”火元”は居るか。一般人の目は。
GM:火元は地面のゴミ以外にないようです。周囲にも人の気配はない。
GM:ただ、火だけがふわふわと漂い……。
鬼火:「……くす、くすくす……」
GM:笑い声のようなものが聞こえたかもしれない。
御凪蓮:「躍る狐火、童の笑い声」
御凪蓮:「冗談のつもりだったが、本当に噺だね」
鬼火:「……ふふ、くすくす……」
鬼火:そのまま、つい、とどこかへ去ろうとする。
御凪蓮:「この火は君の仕業かな?」
鬼火:「…………」
御凪蓮:遠ざかろうとする気配に向けて。
鬼火:返事はない。意志がどの程度あるのかも定かではない。
御凪蓮:「不可抗力によるものか、それとも意志をもってのものか」
御凪蓮:「私は知りたいのだけれど。質問の意味は分かるかい?」
鬼火:「………………」
鬼火:「くす」
鬼火:返事なのかどうかもわからない。
GM:ただ、地面の火はばちばちと激しく燃えだしている。
御凪蓮:「(……斬る)」
御凪蓮:「(には、まだ速い。……判断材料が足りない)」
御凪蓮:目の前の存在がいかなるものか。分からぬままに刃を向けて、悪意をもって返されれば。
GM:では、その時あなたは気付きます。
御凪蓮:手元の扇子をしまい、懐から新たにもうひとつ。
GM:先ほど見逃しかけたこと。
GM:地面は雨で湿っており、ゴミも同じだった。それなのに炎は燃えさかっている。
GM:そして、もうひとつ。その火力に増して、炎は妙に明るい。
GM:このままでは燃え移り、被害が増してしまうかもしれない。
御凪蓮:「(いずれにせよ、尋常な火ではない。放ってはおけないな)」
御凪蓮:「悪い……かどうかも分からないが、消させてもらうよ」
鬼火:「……!」
御凪蓮:鋼の扇。広げて構え、舞う。
鬼火:鬼火はそこで始めて反応を見せた。
御凪蓮:足を滑らせくるりと回れば、応えて蒼い蝶が飛ぶ。
GM:その巻き起こった振動は、地面の火を揺さぶり、瞬時に消し止めた。
鬼火:あなたのその様子を見ているのか、いないのか。
鬼火:「………………」
御凪蓮:「さて、明かりは消えたが。この後の舞台は……」
鬼火:《瞬間退場》
鬼火:しゅるん、と流星のようにどこかへと流れ去っていく。
御凪蓮:「お開きか」
GM:地面の火は消え去り、ぶすぶすと焦げた臭い。
GM:遠くで消防車のサイレンが聞こえる。誰かが呼んだのかもしれない。
御凪蓮:扇子を閉じ、火跡をじっくりと見る。
御凪蓮:「寝た子を起こす、藪をつついて蛇、あとは……なんと言いましたか」
御凪蓮:「参りましたねえ」
御凪蓮:扇子で軽く額を叩く。
御凪蓮:「(関係のない事件なら勝手にやってくれ、と済ますところだが)」
御凪蓮:「目撃してしまって、小さいながら被害も出たとなると……」
御凪蓮:見過ごすには少々後味が悪くなる。
御凪蓮:「やむなし」
御凪蓮:空いた手で携帯端末を取り出し、短縮1番。
御凪蓮:「六田さん、少し帰りが遅くなります。兄さん達の世話をよろしく」
御凪蓮:「ええ、仕事です」
御凪蓮:それだけ伝えて通話をきり、歩いてきた道を戻る。
御凪蓮:「やれ、上がってしまいましたねえ」
御凪蓮:苦笑する。
御凪蓮:「おひねりには期待させてもらいますよ」
御凪蓮:向かう先は、町役場。
御凪蓮:この街の日常の守護者の元へ。

GM:ロイス取得のみできます。
御凪蓮:ロイス 柘植 小遥 ◯P:好奇心/N:悔悟
御凪蓮:以上!


OP3 天野晴乃/月乃


GM:登場侵蝕をお願いします。
:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を1d10(→ 10)増加 (33 → 43)
GM:どかん

【古道具屋『長玄堂』】あるいは【UGN雨宿支部・レネゲイドアイテム研究部】

GM:あなたは……もしくはあなたたちは、馴染みの古道具屋を訪れた。
GM:古びた店内には、所狭しと『表の』商品が置かれている。
GM:骨董というほど価値があるようでもない、年季の入った道具が多い。
GM:奥には店主がいて、あなたたちに気付くと声をかけてくる。
早川 彦山:「おう、来たか」


拝式目付きの悪い男メーカー
【早川彦山・古道具屋『長玄堂』店主】あるいは【"玄斬坊"・UGN雨宿支部研究部員】

GM:渋い色合いの和装、縛った髪、鋭い眼光の壮年男性。傷跡もあり、堅気には見えづらい。
GM:生まれも育ちもこの雨宿町で、代々続いている店を営む傍ら、UGNの支部員として活動をしている。
天野月乃:「んしょっ……」慣れた手つきで、いつも通りの建て付けの悪い扉をゆっくりと開けて中に入り
天野月乃:ぺこりとお辞儀をして
早川 彦山:目を細める。
天野月乃:「こんにちは、早川のおじさま」そう言って、やや作った笑みでにっこりと笑う。
早川 彦山:「……おお。今日は『君の方』か」
早川 彦山:こちらも慣れた様子で答える。
天野月乃:「はい、晴乃はまだ寝てます」商品に目を逸らすが、すぐに視線を戻して
天野月乃:人の目を見て喋るのはどうも苦手だが、それで悪意があると思われるのも嫌なので、精一杯の笑み
早川 彦山:「用意してるぞ。例の」
天野月乃:「自分の武器の面倒くらい、自分で見たらいいのに……あ、ありがとうございます」
早川 彦山:そんなあなたの様子を斟酌する風でもなく、預かっていたものを手渡す。
天野月乃:両手で受け取り、確かめる。
天野月乃:「はい、たしかに……」店の入り口に一般の客がいないことを確認してから、ケースを開き中身を見る
早川 彦山:「ま、いつも通りだ。万が一何かおかしかったらまた持ってきなさい」
天野月乃:「きっと大丈夫です、毎度の事ながら丁寧な仕事……」武器を優しく撫でて
早川 彦山:「ふふん」腕を組んで得意げだ。
天野月乃:「晴乃にも、たまには自分でお礼を言うように伝えておきますね」
早川 彦山:「……よろしく願うよ」
天野月乃:そう言いながらも、ほれぼれと言った様子で武器を眺めて
天野月乃:あぁ、ここはこうやって……傷が塞いで……へぇ……
天野月乃:と小声で呟いている。
早川 彦山:「さて」その様子を見ながら。
早川 彦山:「受け取りが済んだところで、ちょっとばかり頼みがあるんだが」
早川 彦山:大丈夫かな、とあなたの様子を伺う。
天野月乃:「あ、あっ! 失礼しました公の場で刃物を!!」慌てて向き直って、取り落としそうになり
天野月乃:キャッチ、そのままケースにしまう
早川 彦山:「あぶなっ……」
早川 彦山:「取り扱いには気をつけること。いいな!」少し声を強くする。
天野月乃:「ごめんなさい、わたしったら毎度……」
天野月乃:「はい……」しゅんとしている
早川 彦山:「あーいや、刃物が問題なんじゃない。怪我したらまずいだろ」
早川 彦山:「戦う時ならともかく、な」
早川 彦山:戦う時ならいいとでも言わんばかりに。
天野月乃:「そうですね、私一人の身体でもありませんし……」
早川 彦山:「言い方に問題があるな」
早川 彦山:「まあいいや。用事だ。支部の方に向かってくれないか?」ずばりと。
天野月乃:「あ、はい。」こちらも即答
天野月乃:「何でしょうか、私でお力になれることであれば良いのですが」
早川 彦山:「……話を聞いてから答えりゃあいいのになあ」苦笑。
早川 彦山:「君は損をしやすいぞ」
早川 彦山:「まあ、要は行方不明になってるレネゲイドアイテムがひとつあって」
天野月乃:「その分得るものは得させて……いただいてるので」
天野月乃:「レネゲイドアイテムですか」
早川 彦山:「そいつが今どうなっているのか調査人員が必要なんだ」
早川 彦山:「そう。元はうちの表稼業の方で仕入れるはずだった」
早川 彦山:「それが、急に消えちまったんだと」
天野月乃:「表家業の方で……骨董品類のレネゲイドアイテムですか」
天野月乃:「遺産やRB、EXレネゲイドがいる厄介な相手ですね……」
早川 彦山:「最低でも何かの力を持っている……もしかしたらRBになっているかもしれない」
早川 彦山:「ああ、何かって言ってなかったな。ランプだ」
早川 彦山:「明治時代の、ガラスの、保存状態がいいやつだったんだが……」
早川 彦山:「仕入れたかったなあー」悔しそうだ。
天野月乃:「ランプ……擦るほうじゃなくて安心しました」少し笑って
天野月乃:「明治時代のモノですか、私も個人的に興味が沸きます」
早川 彦山:「そんなもん、願いが足りなくて大変だよ」
早川 彦山:「おお、そりゃいい。興味を持って調べてくれれば何よりだからな」
早川 彦山:「とにかく悪用や災害を起こすようなことは避けたい」
天野月乃:「わかりました、その前に確保ですね」
早川 彦山:「頼んだ」
早川 彦山:「……この町は。君も知ってるだろうが妙な事件が多い」
早川 彦山:「『見てしまったら終わり』だ」
GM:それは、この男の口癖のようなものだった。
早川 彦山:「別に何かと目を合わせるなってわけじゃないぞ」
天野月乃:(私たちの体質も、"見てしまった"せいなのかな……)
天野月乃:コクリと頷く
早川 彦山:「水面下で起きている沢山の案件があって、その中のひとつにもし気付いてしまったら」
早川 彦山:「我々が動かざるを得ないんだ。良かれ悪しかれ」
早川 彦山:「俺は今回、見てしまったからな。ランプの行方不明」
天野月乃:「見てしまった以上、放置してはおけない……ですよね」
早川 彦山:「そういうこと」
早川 彦山:「……だし、ここの支部は大抵そういうお人好しが集まってる」
早川 彦山:「協力して一緒にやっていこうな」
天野月乃:「皆さん優しい方ですものね」
天野月乃:「はい、緊急時には連絡……ですよね」
天野月乃:前に言われたことを思い出しながら、早川の方を見て笑い
天野月乃:慌てて目を逸らす
早川 彦山:「そうだぞ」重々しく頷く。
早川 彦山:「さて、じゃあ行くか?」
天野月乃:「はい、行きます」
早川 彦山:「その武器が役に立つ場面が来ないことを祈ってるが」
早川 彦山:「まあ、来たら来たで、役に立たないはずがないからな」
早川 彦山:「存分にやりなさい」ふっと笑う。少し顔が怖い。
天野月乃:「はい……いざという時、私たちを守ってくれる頼もしさです」
天野月乃:「……いざという時、無い方が嬉しいですけど」緊張の滲み出た声色で
天野月乃:ケースを背負って、少しぐらついてから姿勢を正す。
天野月乃:「あ、それと……伝言とかあります?」人差し指で自分の頭を叩いて
早川 彦山:「ん、あー。そうだなあ……」
早川 彦山:「右側に偏って磨り減ってる。体勢を少し意識して正せ」
早川 彦山:「かな……」
天野月乃:「……伝えておきます」ニヘラと笑って
天野月乃:「きっとあの子も、喜びます」お辞儀をして、扉を数回引っ掛けながら開き
天野月乃:再び店内に向き直り、礼をしてから
天野月乃:ガタガタと音を立てて戸を閉める

GM:ロイス取得のみできます。
:早川 彦山 ☑興味・信頼/恐怖・ウザい で
早川 彦山:ウザくは……ないぞ……


ミドル1 チーム結成


GM:合流シーンになります。全員登場。
GM:登場侵蝕をお願いします。
春日 黎子:41+1d10
DoubleCross : (41+1D10) → 41+4[4] → 45

:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を1d10(→ 10)増加 (43 → 53)
GM:ごっそり……
御凪蓮:御凪蓮の侵蝕値を1d10(→ 8)増加 (43 → 51)
GM:高めですね。がんばれー

【雨宿町町役場・地域親交課】あるいは【UGN雨宿支部・司令室】

鈴掛 喜一:「いやでもこれ、どうせアレじゃないですか。支部長。いつものやつ!」

ぱきっと!カスタムメーカーβ
【鈴掛喜一・『(株)ピカピカ』営業担当】あるいは【"ジェイトーカー"・UGN雨宿支部調査部員】

GM:普段は見かけない、シャツの上に作業着、右目に白い眼帯をつけた、軽い雰囲気の若い男性がいる。
GM:支部司令室とは別に存在する、外部企業をカヴァーとした支部の人員だ。便利屋に近いことをやっている。
八千代 路夜:「そうとは限らないから、今から改めて調べるんじゃないの」
鈴掛 喜一:「だって支部長だってそう思ったからわざわざ戦闘員さんのチーム作ったんでしょ-」
鈴掛 喜一:「用件全然別じゃないすか。いきなり組まされてびっくりしてないかなあ」
鈴掛 喜一:「すいませんねー、うちちょっと状況のわりに安定して戦える人が少なくてさあ」
GM:先ほどからずっとこの調子で楽しそうに喋っている。
八千代 路夜:「……こほん。その辺は私から」
GM:支部長が、あなたたちの方に向き直る。
御凪蓮:ニコニコと笑顔を絶やさず座っている。
GM:あなたたちはそれぞれの用件で、支部の一室にチームを組むという体で集められていた。
八千代 路夜:「ええと、彼は調査部の人ね。普段はよそで働いてもらってる」
鈴掛 喜一:「調査部でーす」
天野月乃:おどおどと周囲を見回している
御凪蓮:「存じております、どうも」
八千代 路夜:「で、今の話は本当。人手が足りないっていうのはどこもそうなんだけどね……」
春日 黎子:(なんだか……怪しそうな人……!)
八千代 路夜:「状況のわりに、っていうのはね。うちの管轄、RBの数がすごく多いの」
御凪蓮:「ははあ、それは」
八千代 路夜:「……すごく……ものすごく多いの」言い直す。
御凪蓮:「そんなに」
春日 黎子:「レネゲイド……ビーイング……!」”プランナー”のことを思い出す
御凪蓮:「レネゲイドビーイング、強力な能力者が多いですからねえ」
八千代 路夜:「そう。ジャーム化するような件はさすがにそこまでじゃないんだけど、細かい事件はたくさん起こる」
天野月乃:「沢山、いらっしゃいますよね……」
八千代 路夜:「そう、天野さんはいろいろ知ってるよね」
八千代 路夜:「だから、通例としてね」
八千代 路夜:「同時に何か動きがあった時は、そういう案件を疑え、というのがあるの」
八千代 路夜:「関係があるものとして扱う方が早いってことね」
春日 黎子:「鬼火の噂も……そういう案件ということですね?」
御凪蓮:「そもそもの常識や感覚からして風変わりな方も多いですから」
八千代 路夜:「そうねー。目撃情報からやっぱりうちが調べるべきだと判断する」
御凪蓮:「断言するわけにもいきませんが、その可能性は高いでしょうねえ」
鈴掛 喜一:「調べてたのおれですけどね」
八千代 路夜:「はいはい」
御凪蓮:「見たのはぼくです、どうも」
天野月乃:「ど、どんな感じでした……か?」
鈴掛 喜一:「どうも!」嬉しそうにしている。
御凪蓮:「どうも! ううむ、どんな感じ、と言われますと……」
御凪蓮:天井を見上げて記憶を探る。
御凪蓮:「あれは宿への帰り道、人気のない夜に一人で歩いていた時のことでした」
春日 黎子:「はわ……怪談!?」
御凪蓮:「一人思索にふけっていると、急に視界の端が明るくなってですね」
天野月乃:じーっと御凪の方を見て話を聞いている
御凪蓮:「そちらを振り返ると、ぼんやりと宙に浮かぶ狐火が。ぼんやりと」
春日 黎子:「キャーーーッ!」
御凪蓮:おどろおどろしい口調と共にバッと扇子を広げる
鈴掛 喜一:どろどろどろ、と口で効果音を鳴らしている。
春日 黎子:「ひ~~~ん!」
御凪蓮:「いやあ、素晴らしい反応ですお客様」
御凪蓮:「とまあ、冗談はこのくらいにしておきまして」
天野月乃:「わわわっ……あ、ありがとうございまっ___」素早く頭を下げて机に激突
八千代 路夜:「あんまり怖がらせないでねー」
八千代 路夜:「大丈夫!?」
天野月乃:「だ、大丈夫です続きをお願いします……」額を擦りながら
御凪蓮:「ええ、大丈夫?申し訳ない、そこまで怖がるとは……」
御凪蓮:「ああ、はい、続き。そうですね、私見ですが」
御凪蓮:「尋常な火でなかったのは確かに思えます。あの日の夜は雨が止んだ後でしたから」
八千代 路夜:「そうね、ここは雨が多いから」
八千代 路夜:「この季節に火事って少ない気がする」
天野月乃:「い、いえ……話が怖かったのでは、なくて……」御凪から発せられる気配にアテられたとは言いだしづらかった
御凪蓮:「狐火の近くでゴミが燃えていたのですけどね」
春日 黎子:「自然発火現象……ってわけでもないですよね……」
天野月乃:「ゴミが、ですか?」
御凪蓮:「ええ、多分道端に捨てられていたものが。それらも濡れていたはずですので」
御凪蓮:「何か火元があったとしてもそうそう燃え広がるはずもない……と思うのですが」
八千代 路夜:「ふむ。火力が普通ではない、という感じよね」
御凪蓮:「ええ。それに、大きくなる前に消してしまったのですが」
天野月乃:「能力による概念的な発火でしょうか……あるいはレネゲイドに直接着火……?」口元に手を当てて考えを巡らせる
御凪蓮:「規模や火力に対して不自然に明るかったように思えます」
春日 黎子:「何もない所に……というのは、まさに”鬼火”ですね」
御凪蓮:「ああ、それと。先の怪談の続きになってしまうんですが……」
御凪蓮:「聞こえたんですよねえ」
春日 黎子:「ひぃん……」
御凪蓮:「笑い声が。クスクスと」
天野月乃:「笑い声が? 単純に愉快だから……では、ないですよね」
鈴掛 喜一:「ねー支部長、これやっぱりいつものやつ……」
八千代 路夜:「だから、判断が早いでしょ」
御凪蓮:「さてどうでしょう?私もその狐火さんに向けて声はかけてみたんですがね」
御凪蓮:「残念ながら返事はありませんでした。無反応というわけでもありませんでしたが」
天野月乃:「意識らしきものは感じ取れた、ということでしょうか?」
春日 黎子:「火が……喋ったァァァァァ!」
御凪蓮:「ええ。火を消したときに気配のようなものが……わぁ」
天野月乃:「ひゃぁっ!?」
鈴掛 喜一:「……あ、電気消せばよかったな」のんきに聞いている。
春日 黎子:「キャ~~~~~ッ!」
八千代 路夜:「落ち着いてー」
天野月乃:「こ、怖がらせようとしないでください!?」
御凪蓮:「ここまでご反応いただけるとは……本当に噺家で行けるのでは、ぼく」
御凪蓮:「や、今のは普通に説明しただけなんですが……」
八千代 路夜:「ふふ、いいカヴァーね。それはさておき」
御凪蓮:予想以上に反応が良くて困惑。
八千代 路夜:「鬼火はそれで大体わかったかな。あとは、早川さんからの……」
八千代 路夜:天野さんの方を見る。
御凪蓮:「失せ物のお話でしたか」
八千代 路夜:「早川さんもじきにこちらに来るって言ってたから、詳細はまた聞きたいけど」
天野月乃:「はい、ランプが消えたという件で」
八千代 路夜:「ランプ、か……」
春日 黎子:「呪われた……ランプ!?」
御凪蓮:「ふうむ……」
春日 黎子:勝手に怖がっている
天野月乃:「火を灯す道具です、どうも関係を……」
御凪蓮:「これいつものやつでは?鈴掛君」
天野月乃:「……疑ってしまいますね」
鈴掛 喜一:「って言ってるんですけどねー」
御凪蓮:「まあ、タイミングとモノを考えると関係を感じてはしまいますね」
八千代 路夜:「そうね。道具が別の物だったら私ももうちょっと別の判断をしたんだけど」
八千代 路夜:「近いな、っていうのはね。それを念頭に調べてほしいの」
八千代 路夜:「春日さんにも、いろいろとここのことを知ってもらいたかったし」
春日 黎子:「火の玉とランプ、……」
御凪蓮:「あくまで断定はせず、可能性は高いと見て調査と、そんなところでしょうか」
春日 黎子:「えっと……ふつつか者……いえ、未熟者ではありますが」
春日 黎子:「が、頑張って調査します!」むん!
天野月乃:「可能性があるのは大きいと……思います」春日さんの方をちらと見る
天野月乃:「今回も頼りにさせていただきます、よろしくお願いいたします。」恭しく頭を下げる
春日 黎子:「実態のある……レネビなら……爪でぐっさりと……」ぶつぶつ
天野月乃:「その、ところで……」
天野月乃:「こちらの、愉快……えっと……特徴的な方は……?」
御凪蓮:「あら、ぼく?ではないか」
御凪蓮:ちらりとぶつぶつ独り言を喋っている女へ目を向ける。
八千代 路夜:「ええと、春日さんかな。最近こちらに派遣されてきたエージェントで」
天野月乃:「御凪さんは愉快というより……えっと……」
天野月乃:「あ、エージェントさん……」
八千代 路夜:「おかげでうちの溜まってた書類の山の標高がだいぶ低くなったの」
春日 黎子:「は、はひ!春日 黎子……です」
八千代 路夜:ちなみに溜まっていたのは役所の仕事の方だ。
御凪蓮:「ううむ、その後につながるお言葉が気になるところ。まあ後ほどに」
春日 黎子:「書類仕事とか……あと戦闘もちょっぴり、できます」
八千代 路夜:「自己評価は低いのよね……なんでだろ」
御凪蓮:「なるほど、春日さん」
御凪蓮:名前を聞いてわずかに思案し。
天野月乃:「春日さん……」何処かで聞いたような……と、口元に手を当てて
御凪蓮:「ああ失礼、申し遅れました。ぼく、御凪蓮です」
春日 黎子:「か、春日といっても!」「今はUGNに忠誠を……心臓を捧げてますので……!」
八千代 路夜:ゆっくりと頷くが、それ以上は言及しない。
御凪蓮:「いわゆるイリーガルというやつですね。お世話になっております」
八千代 路夜:「……心臓はちょっと、儀式みたいで……」
御凪蓮:「おや、本当にその春日さんだった」
春日 黎子:「イリーガルの方にも知られてた…!」
鈴掛 喜一:「まー、別にFHにも霧谷さんひとりくらいいるでしょ」
天野月乃:「あっ、春日ってあの……!」
鈴掛 喜一:あんまり気にしてない、という顔。
天野月乃:「は、はい……てっきり同性の方かと……」
御凪蓮:「まあ確かに。血の繋がりで差別するような前時代的なことは致しませんよ」
御凪蓮:「と、血の繋がりで古臭い伝統を継いできた家の当主が主張するのでした」
天野月乃:「私も、はい……家の事に人が左右されるのは……」ほの暗い表情になって
御凪蓮:ぺし、と扇子で額を叩く。
天野月乃:「……あまり、好きではないので」
天野月乃:「み、御凪さんは立派にやってらっしゃると思います」
春日 黎子:「ご配慮感謝します……」
春日 黎子:「その、あなたからも名家っぽい気配を感じますが……」天野さんに
御凪蓮:「あら、ご配慮痛み入ります」
天野月乃:「古いというだけの家ですよ……えっと」
天野月乃:「私は天野月乃、この支部の……イリーガルと言う事になるのでしょうか」
八千代 路夜:「頼りになる子……たちよ」
天野月乃:「支部の皆さんにはいつも良くしていただいていまして、その縁で事件を追うのに協力をさせていただいたり……しています」
御凪蓮:「ええ、頼りになる子達です」
天野月乃:「あ、ありがとうございます……」頬に手を当てて恥ずかしそうに
春日 黎子:「たち……?もしかして……透明な従者をつれてらっしゃるとか……!?」
御凪蓮:「眼に見えないというのはそうとも言えるかな?」
天野月乃:「えっ、えーっと……あ」
御凪蓮:「おや、起きられました?」
天野月乃:「待って、今ちょっとお話してるから……そうじゃいの、話が凄くややこしく……」電話口のような小声で
天野月乃:「うん、いいけど……また失礼な事言わないでね……」そう言って目を閉じて
天野晴乃:「よっと」目を開けると同時に手を伸ばして、春日の第一ボタンを素早く外す。
春日 黎子:「ひゃあああ!!!?」
天野晴乃:「はーっ……スッキリした! ギリギリいってんだもん気になって仕方ないって」
御凪蓮:「おおっと」
八千代 路夜:「あっ、こら」
春日 黎子:「し、心臓をささげると言っても差し上げるというわけでは…!」
御凪蓮:ちらりと視線をそむける。
鈴掛 喜一:おー、という顔で見ている。
天野晴乃:「サイズ適正なシャツ買ってもらいなさいよー」
八千代 路夜:「それは同感だけど……新人をあんまりびっくりさせないでね」
春日 黎子:「は、配属されたばかりで……届くのを待ってるんです~」
天野晴乃:「はいはい……で、自己紹介中だっけ?」
御凪蓮:「春日さん、早くボタンボタン」
御凪蓮:「そんなところですよ、お嬢」
春日 黎子:「そ、そうでした…!」今さら恥ずかしがって、ボタンを留める
天野晴乃:「あんがと。 毎度気が利くな、蓮」
春日 黎子:ふたたびギリギリのパツパツになる
御凪蓮:「いえいえ。此度は眼福に預からせていただきましたので」
御凪蓮:大げさに拝む。
天野晴乃:「天野晴乃、月乃の双子の……今月は姉だったと思う」ジャンケンで毎月決めてる
天野晴乃:「よろしくなー春日ちゃん!」肩を組んで、ボタンをつつく
春日 黎子:「や、やん……!」ぽよぽよ
天野晴乃:「困ったことあったら、あたしかそこのニヤケ共に相談しろよ?  大体叩き潰してやるから」
御凪蓮:「ニヤケですって、誰だろうね鈴掛君」
鈴掛 喜一:「誰だろ。鏡の中とかにいそう」
鈴掛 喜一:ケラケラ笑っている。
御凪蓮:「ぼくも毎朝会っている気がする」
天野晴乃:「はっはっは、顔洗って出直してこい」
御凪蓮:「とまあ、このようなお二人です」
八千代 路夜:「そういうこと。大丈夫だった?」
春日 黎子:「大丈夫ですけど……大丈夫じゃないです~」
八千代 路夜:「よしよし……」
天野晴乃:「カワイイさ2倍ってこった、じき慣れる」春日の眼を見て笑って
天野晴乃:「……っと、そんじゃあたしはオッサン来る前に引っ込むとする」と、眼を閉じて
御凪蓮:「あら、早川さん苦手でしたっけ?」
天野晴乃:「話してるとムズ痒くって仕方ねーの」
天野晴乃:「そんなにガキでもねーってのに……」
八千代 路夜:「早川さんは研究部の人ね」
御凪蓮:「あらら、ご本人には内緒にしておきましょう」
八千代 路夜:「天野さんたちとは結構縁があるから、こういう感じなの」
八千代 路夜:「……さて」
天野月乃:と、眼を閉じて、開くと顔付きが変わっている。
春日 黎子:(研究部……穏やかなおじいさんとかかな?)
御凪蓮:「件のランプの仕入れも早川さんのお仕事でしたか」
御凪蓮:「おっと、失敬。どうぞ続きを」
天野月乃:「わわわわっ……も、申し訳ないです!」肩を組んでいた春日から離れて
天野月乃:「あ、はい。 どうぞ続きを……私は早川のおじさまの紹介が多いです、はい」
八千代 路夜:「そう。古道具屋さんでね」
八千代 路夜:「では、いろいろと調べ物……というか、ちょうど支部に人もいるし」
八千代 路夜:「手始めにいろいろと話を聞いたり、データを集めたり。そういうことをやってもらいたいかな」
八千代 路夜:「早川さん、そこの鈴掛くん、あと資料室の柘植さん」
八千代 路夜:「三人がいろいろ知ってると思うから、今回の件について分析をお願いね」
御凪蓮:「承りました。何をするにもまず情報からですね」
春日 黎子:「頑張り……ます!」
天野月乃:頷いて
天野月乃:「まずは何事も情報収集から、いつも通りですね」
八千代 路夜:「そう。いつも通り」
八千代 路夜:「いつも通りが一番大事。……たまに紛れてるからね」
八千代 路夜:「いつもとは違うこと。それを探して」
御凪蓮:「まあこの度は新人さんもいらっしゃいますし」
御凪蓮:「なるべく穏やかな違いであることを祈りましょうか」

GM:ロイス・調達が可能です。
天野晴乃:御凪蓮 ☑信頼・有為/恐怖・嫌気
御凪蓮:ロイス 天野月乃/晴乃 ◯P:連帯感・好奇心/N:不安・食傷
春日 黎子:天野月乃/晴乃 ○親近感・不安/連帯感/○責任取ってください…(?)
御凪蓮:春日 黎子 ◯P:好奇心/N:不安
御凪蓮:購入はアームドスーツで行こう
天野月乃:同じくアームドスーツ狙いで
御凪蓮:2DX+2+0@10>=15 調達
DoubleCross : (2DX10+2>=15) → 9[7,9]+2 → 11 → 失敗

御凪蓮:財産は取っておこう、以上!
天野月乃:1dx+3>=15
DoubleCross : (1DX10+3>=15) → 2[2]+3 → 5 → 失敗

春日 黎子:御凪蓮 ○連帯感/怖い話…
天野月乃:ダメですね……
天野晴乃:次回がんばろ! 以上!
春日 黎子:応急キットを!
春日 黎子:2dx+1>=8
DoubleCross : (2DX10+1>=8) → 2[2,2]+1 → 3 → 失敗

春日 黎子:や~ん
春日 黎子:以上です~


ミドル2 雨宿支部の人々


GM:情報収集シーンです。シーンプレイヤーは春日さん。登場自由。
GM:登場侵蝕をお願いします。
御凪蓮:御凪蓮の侵蝕値を1d10(→ 10)増加 (51 → 61)
御凪蓮:テンションが高いよ~
GM:たかい
:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を1d10(→ 6)増加 (53 → 59)
春日 黎子:45+1d10
DoubleCross : (45+1D10) → 45+6[6] → 51

GM:わりと高め推移。

GM:では、今回の情報収集についてですが、各支部員に「話を聞く」形で進んでいきます。
GM:行動値順に順番に判定する情報を指定してもらいます。
GM:項目は以下の通り。

【柘植小遥に話を聞く】
★雨宿町のレネゲイドビーイングについて〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉7
【鈴掛喜一に話を聞く】
★鬼火について〈情報:噂話〉6
【早川彦山に話を聞く】
★行方不明の品について〈情報:噂話〉〈知識:レネゲイド〉7


GM:失敗した場合は手番は次に回りますが、登場侵蝕を振り直して再度手番を得ることができます。
GM:派生して新しい情報が出てくることもあるので、その場合も振り直しが必要ですね。
GM:さらに、判定成功したら連続でちょっとしたおまけの判定があります。
GM:要はサブキャラとついでに雑談できるくらいの感じで、詳細は成功したら。
天野晴乃:楽しみ!

GM:では、まず行動値11の御凪さんから判定をお願いします。
御凪蓮:はーい
御凪蓮:さて、どれ行こうかな?
御凪蓮:じゃあ柘植さんにお話聞きに行こ
GM:どうぞ!
御凪蓮:情報:UGNで判定
御凪蓮:コネ:UGN幹部を使いまして
御凪蓮:5DX+0+0@10>=7 情報(UGN)
DoubleCross : (5DX10>=7) → 9[3,3,5,7,9] → 9 → 成功

御凪蓮:成功!
GM:成功だ!
GM:ではまず開示。

★雨宿町のレネゲイドビーイングについて〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉7
雨宿町では一般的にRBとされる存在が古くから観測され、『あやし』と呼ばれていた。
いわゆる妖怪や付喪神に近い存在が多い。オリジン自体は多岐にわたり、一般のRBよりその出自への結びつきが強い。
人に協力的な者、いたずらをするような者、ジャーム化して迷惑を振りまく者など様々。
発生は町外れに存在する『化生岩』の影響と見られている。
→★『化生岩』について〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉8 が調査可能になりました。


GM:そして、おまけ判定!

※自分の話〈知覚〉15


GM:※印のサブ情報は、今回は1NPCにつき1項目しか開けません。
GM:また、雑談なので振り直しもなし。
GM:失敗したら失敗したでイベントとして楽しんでね……という感じのやつです。
御凪蓮:なんだって……
GM:面倒ならスキップも可能です。スキップや失敗のデメリットはありません。
御凪蓮:さっき2で失敗したのに!
天野月乃:バフ投げましょうか……?
GM:そこまで!?
御凪蓮:女の子の話聞くために別の女の子の手を借りるの、大分アレじゃない?
天野晴乃:閉じてた扉あったら開けたくなるじゃん?
GM:ww
GM:あ、ちなみに
御凪蓮:ダンジョンマップは埋めたいタイプのお嬢でしたか
GM:今情報がもう一個出てきたので、そこを開けられたら再挑戦はできます
GM:御凪さんが開けるとは限らないが……
御凪蓮:ひとまず自力で行ってみましょ
御凪蓮:4DX+0+0@10>=15 知覚
DoubleCross : (4DX10>=15) → 10[3,6,7,10]+5[5] → 15 → 成功

御凪蓮:ほら
GM:うそ
春日 黎子:!?
GM:えええーーーびっくりした
GM:心開きます
春日 黎子:この色男…!
御凪蓮:女性のプライベートは自分で探りますよ
天野晴乃:やるじゃん
春日 黎子:連絡先を手に入れてしまった
GM:では情報項目一個とおまけがひとつ開きました。

GM:次、行動値8の天野さんたち
天野晴乃:はーい、あたしの出番!
天野月乃:まあ調べるのはわたしなんですが……
天野月乃:★行方不明の品について〈情報:噂話〉〈知識:レネゲイド〉7
天野月乃:コネ:噂好きの友人、込みで振ります
天野月乃:3dx+1>=7
DoubleCross : (3DX10+1>=7) → 8[4,7,8]+1 → 9 → 成功

GM:成功!
天野月乃:ほっ……成功……
GM:では、まず開示。

★行方不明の品について〈情報:噂話〉〈知識:レネゲイド〉7
古いランプ。年代物で、早川が確認した時からレネゲイドの気配を放っていたが、その時はRBではなかったようだ。
持ち主が手入れをしようとした際に、ガラス部分が酷く破損していたらしい。
これでは売れないと片付けていたところ、いつの間にか消失していた。


GM:そして、おまけ判定。

※道具の話〈知識:古道具〉自動成功


GM:これはなんか話したいことがあるみたいですね。
GM:自動成功なので自動で成功です。おめでとうございます。
天野月乃:わくわくです……
GM:あ、もう一個!
GM:いや違った。すいません。進めます。
天野月乃:はい!

GM:では次は春日さん。
春日 黎子:はひ!
春日 黎子:【鈴掛喜一に話を聞く】
★鬼火について〈情報:噂話〉6で!

GM:どぞ!
春日 黎子:コネが……無いので素振り!
春日 黎子:2dx>=6
DoubleCross : (2DX10>=6) → 8[6,8] → 8 → 成功

GM:ばっちり!
GM:開示します。

★鬼火について〈情報:噂話〉6
町中を飛び回っては小火を起こしている謎の火。雨の影響もなく、やけに明るい火を点す。
目撃情報では、「火の中にガラスのような反射が見えた」というものがいくつかある。
行方不明のランプがRBと化した可能性が非常に高い。
御凪さんの目撃後も小火が発生しており、その規模は深夜になるほど大きくなっている。
→★鬼火の目撃地点について〈情報:噂話〉9 が調査可能になりました。


GM:そしておまけ判定。

※自分の話〈交渉〉3
※近場の美味い店の話〈情報:噂話〉5
※自分の話2〈交渉〉4
※仕事の愚痴〈交渉〉6
※趣味の話〈運転:二輪〉5
※自分の話3〈意志〉20


GM:やたらしゃべりたいようです
GM:でも一個しか開けられないの
春日 黎子:そんな~
御凪蓮:砂の加護入れてもらう?
GM:そんなに
天野晴乃:せっかくだし投げちゃうよ?
御凪蓮:ほら、私が天野さんの手借りて柘植さん探りに行くと形があれだけど
御凪蓮:女の子同士で男子探りに行くなら友情っぽくないですか?
春日 黎子:いっちゃおうかな…?1回やってだめだったら諦めます
天野晴乃:よーし! よく言った!
GM:攻める……
春日 黎子:ということで…応援して天野さん!
天野月乃:まあ投げるの私なんですが……
天野月乃:  【月天に咲く】《砂の加護》ダイス+3個
:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を3増加 (59 → 62)
春日 黎子:5dx>=20
DoubleCross : (5DX10>=20) → 9[2,3,3,5,9] → 9 → 失敗

御凪蓮:無念!
GM:ざんねんー
春日 黎子:ふえ~ん
天野月乃:残念……
GM:ではメイン情報は三つ抜けたというところで、手番が戻ります。
GM:今残っているのはこちら。

【柘植小遥に話を聞く】
★『化生岩』について〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉8
【鈴掛喜一に話を聞く】
★鬼火の目撃地点について〈情報:噂話〉9


GM:次は御凪さん。判定する場合は侵蝕を振り直してください。
御凪蓮:では入りましょう
御凪蓮:御凪蓮の侵蝕値を1d10(→ 10)増加 (61 → 71)
GM:たかっ
御凪蓮:もう10三回目!
御凪蓮:気を取り直しまして『化生岩』について調べましょう
GM:どうぞ!
御凪蓮:〈情報:UGN〉でコネ:UGN幹部を使って
御凪蓮:5DX+0+0@10>=8 情報:UGN
DoubleCross : (5DX10>=8) → 10[1,5,7,10,10]+2[1,2] → 12 → 成功

御凪蓮:成功!
GM:やったね
GM:では開示します。

★『化生岩』について〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉9
雨宿町の外れ、山にほど近いところに存在する大きな岩。
レネゲイドの力を宿した鉱石を多量に含んでおり、街中に微弱な影響を与えている。
この街で『あやし』と呼ばれるレネゲイドビーイングが発生する原因であり、支部は厳重に監督している。
とはいえ、力を管理すること、逆に破壊することなどは非常に困難であり、観察と対処を繰り返すしかない。
ちょうどランプが行方不明になった時期に活動が活発化しており、今回の件はその影響と思われる。
※この情報についてはシナリオ内では解決できません。ご了承ください。


GM:おまけは先ほどので終わりです。
御凪蓮:はーい!
御凪蓮:お話しようね
GM:話しなさい……

GM:では天野さん
:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を1d10(→ 3)増加 (62 → 65)
天野月乃:★鬼火の目撃地点について〈情報:噂話〉9
天野月乃:コネ:噂好きの友人を使用してからふります
天野月乃:4dx+1>=9
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 7[1,3,5,7]+1 → 8 → 失敗

天野月乃:財産点1点使用して成功にします!
GM:おっナイス
春日 黎子:すごい!
GM:では開示。

★鬼火の目撃地点について〈情報:噂話〉9
町中を飛び回っているようだが、小火の位置には共通点が見られる。
「周囲に明かりが少ない場所」だ。
元がランプである鬼火は「周囲を明るくさせるため」火を点けているのではないかと推測できる。
似たような状況の場所を探せば、次に現れる地点を絞り込めるだろう。
→トリガーシーン発生。
→★ランプのその後について〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉8


天野晴乃:あたしもおまけってふれるんでしたっけ?
GM:振れます振れます

※自分の話〈交渉〉3
※近場の美味い店の話〈情報:噂話〉5
※自分の話2〈交渉〉4
※仕事の愚痴〈交渉〉6
※趣味の話〈運転:二輪〉5
※自分の話3〈意志〉20


天野晴乃:自分の話2で
GM:どうぞー
天野晴乃:3dx>=4
DoubleCross : (3DX10>=4) → 9[1,3,9] → 9 → 成功

GM:ばっちりだ。話を聞いてやってください

天野晴乃:いえーい、話しようぜー
GM:では残りは一個!

★ランプのその後について〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉8


GM:次は春日さんですね。
春日 黎子:はぁい!
GM:まず侵蝕から
春日 黎子:51+1d10
DoubleCross : (51+1D10) → 51+9[9] → 60

GM:ダイボついた
春日 黎子:うがーっ
御凪蓮:きゃっ
GM:脱いだ
天野晴乃:おもしれーヤツ
春日 黎子:★ランプのその後についてを〈情報:UGN〉8で
GM:どうぞ
春日 黎子:コネ:UGN幹部使用!
春日 黎子:5dx+1>=8
DoubleCross : (5DX10+1>=8) → 10[1,2,5,10,10]+8[7,8]+1 → 19 → 成功

GM:たっか
GM:あと1で鈴掛くん落とせる(そういうものではない)
GM:成功です。開示します。
春日 黎子:その後のその後まで分かっちゃう

★ランプのその後について〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉8
御凪蓮が鬼火を目撃する少し前の時間、旧市街で一件大きな火事があった。
焼けたのはランプの元持ち主の家。
幸い留守中で人的被害はなかったが、それゆえに家が暗く、攻撃を受けたのだと思われる。
ランプは恐らく無差別に「明かりをつける」ことを目的としたジャームと化している。


GM:では、上記情報がわかったので、順番にロールをしていきます。


【雨宿町町役場・地域親交課資料室】あるいは【UGN雨宿支部・資料室】

GM:あなたの目の前の机には、どんと積まれた資料の山がある。
GM:何年分かはわからないが、関連しそうなものを集めてきた、とのことだった。
柘植 小遥:「……探して」
柘植 小遥:ぶっきらぼうに言う。
御凪蓮:「おおう」
御凪蓮:「これはなかなか重量のある……これ全部、この街のレネゲイドビーイングの資料で?」
柘植 小遥:「あとは、郷土史とか、地質関係とか」
柘植 小遥:「……これでも選別した」
柘植 小遥:「私はノイマンじゃないし、話すのも上手くないから、説明は苦手」
御凪蓮:「それだけこの街には知るべきことが多いと」
柘植 小遥:「……そう。UGNはそう判断してる」
御凪蓮:「いえいえ、助かりますよ。ありがとうございます」
御凪蓮:「ご立派じゃないですか、苦手と自認していてもお話する意志を持っておられるのは」
柘植 小遥:「……任務、だし」
柘植 小遥:やはり口調が硬い。
御凪蓮:「うちの家のなんてハナから話す気がないようなのばかりでしてねえ……」
柘植 小遥:「……家……。家族」
御凪蓮:「おっと、失礼。拝見しますよ」
柘植 小遥:瞬きをする。少し反応したようだ。
御凪蓮:ペラペラと資料をめくりだす。
柘植 小遥:横に座ってじっと見ている。あなたの顔と、目線と、資料と、順繰りに。
柘植 小遥:お手並み拝見、という顔だ。
御凪蓮:顔から笑みが消え、黙々と読み進めていく。
御凪蓮:「化生岩……ふむ、以前にも話は聞いたことがあるな」
柘植 小遥:「…………」無表情に近い顔が、少しだけ感心した様子になる。
柘植 小遥:「そこに目をつけるとは、結構やる」
御凪蓮:「現時点では破壊は不可能……当然か。破片も残さず消滅でもさせねば、どんな影響があるか分かったものじゃない」
柘植 小遥:「色々と調べたけど、迂闊に手をつけるのは危険と判断している」
御凪蓮:「事件が起こるたびに一つ一つ対処していくしかない……」
柘植 小遥:「この土地に根ざすものだから」
御凪蓮:「……なるほど」
柘植 小遥:軽く座り直した。
御凪蓮:「実利的な問題もそうだが、そういったものはな」
柘植 小遥:「まあ、正直、自治体とか神社がうるさい」
御凪蓮:「心情的な問題もある。安易に破壊などというわけにもいかないか」
柘植 小遥:「封鎖した時も結構揉めたらしい……私はその時、配属されてなかったけど」
柘植 小遥:ぽつりと、初めて自分の話をした。
御凪蓮:「そうなのか?私は……」
御凪蓮:「……あ、おおっと!」
柘植 小遥:「ん」少し変な顔をする。
御凪蓮:げふんげふんとわざとらしく咳払い
御凪蓮:「いえ、失礼。ちょっと没頭して意識が色々と」
柘植 小遥:「…………」
柘植 小遥:「それくらい読んでもらえるのは、嬉しい」
御凪蓮:「あ……ええっと、なら良かった……かな?」
柘植 小遥:「資料室、どんどん積もるばかりだから」
御凪蓮:ははは、と乾いた笑い。
柘植 小遥:「埋もれてしまう話ばかりで……少し」ふ、と笑う。
柘植 小遥:「かわいそう」
御凪蓮:初めて見る気がする笑顔に少し驚き。
御凪蓮:「かわいそう、ですか?」
柘植 小遥:「だって、読まれるための資料だから」
柘植 小遥:紙を手でなぞる。
御凪蓮:「なるほど、確かに」
柘植 小遥:「道具ってそういうもの。使われるために作られた……とか」
柘植 小遥:「"玄斬坊"は言うかな」
御凪蓮:「この資料一枚一枚も、皆さんの仕事の成果ですからね」
柘植 小遥:「……あ、また。コード……」ぶつぶつ言っている。
御凪蓮:「"玄斬坊"?お友達の方ですか?」
柘植 小遥:「癖で。つい、身内は呼んでしまう」
柘植 小遥:「早川さん」
柘植 小遥:「チルドレンだったの。私。だから、そういう癖」
柘植 小遥:「別にどうということはないけど。あんまり話したことはない」投げやりに言う。
御凪蓮:「ああ、早川さん。そういえば初めてお会いした時仰ってたような……いけませんね、名前で呼んでばかりいたもので」
御凪蓮:「チルドレン……」
柘植 小遥:「名前で呼ぶ方が普通は喜ぶ」
御凪蓮:「(……家族の話。話のタネにするには不適当だったろうか)」
御凪蓮:「(いや、この思考がそもそも……ううむ)」
柘植 小遥:「だから、気をつけるようにする……」
柘植 小遥:「んー……」少し頭を揺らして。
柘植 小遥:「次、あなたを呼ぶ時は」
御凪蓮:「……普段から気にかけてくださっているんですね。お疲れさまです」
御凪蓮:「はい?」
柘植 小遥:そのまま立ち上がって、すたすたと入り口の方へ。
柘植 小遥:「資料は、そのままでいいから。じゃあ」
柘植 小遥:「御凪さん」
柘植 小遥:後ろ向きで手を振って、資料室を出て行く。
御凪蓮:「おや」
御凪蓮:「ありがとうございます。ではまた、柘植さん」
御凪蓮:手を振って送り出し、扉が閉じると共に笑みを崩す。
御凪蓮:「……少し気を抜いてしまったな。悪い気にさせていなければいいが」
御凪蓮:手元の資料に目を落とす。
御凪蓮:デスクワークは好きだ。なにせ顔色を伺わなくて済む。
御凪蓮:「いかんな、借りを返すつもりがまた積もって……」
御凪蓮:「ひとまず仕事で取り返すか」
御凪蓮:はあ、とため息をついて。再び資料をあさり始める。


【雨宿町町役場・応接室】

GM:あなたたちは、早川と差し向かいで話をしている。
GM:さっぱりとした、特に物のない応接室だ。ここはほぼ役場のものになる。
早川 彦山:「まあ、半分は最初に言ったと思うが」
早川 彦山:「元からレネゲイドの気配はしていた。だが、生きているようでもなかった」
早川 彦山:「だから何かある前にと手元に置いておこうとしていた、ということだ」
早川 彦山:ゆっくりとした口調で話す。
天野月乃:「あくまでレネゲイドを宿しただけの……装甲を貫通する鋏や、エフェクトを強化する種と似たような特殊な道具」
天野月乃:「だったはず……なのですよね」
早川 彦山:「取り扱いに注意すればさほどの脅威でもないと判断したし」
早川 彦山:「その家の主人が、後日にいろいろとまとめて売りたがった」
早川 彦山:「だから一旦帰ったんだが……その間になあ」
早川 彦山:「手入れをしようとしたら、なんだか家の子供が弄って、壊してしまったと」
早川 彦山:「こちらとしてはそれでも欲しかったんだが、一般の人間はわからんよな」
天野月乃:「家の子供が……」
天野月乃:「そうですね。 むしろ、壊してしまったのなら回収しておきたい……」
早川 彦山:「破損の状況には不審はなかったそうなんだ」顎をさする。
早川 彦山:「でまあ、紙に包んで片付けておいたら、そこから消えていたと」
早川 彦山:「物取りのようでもない、家族も見ていない……ただ」
早川 彦山:「軽く焦げたような臭いが残っていた。油も入れていないのに」
天野晴乃:(子供が弄って壊したであたし想像するのは酷くない?)頭の中で
天野月乃:「……目覚めた、可能性がありそうですね」
早川 彦山:「そうだな。その時点が一番それらしい」
早川 彦山:「……ランプ、なあ……」何か考えている。
早川 彦山:「なあ、ランプには火を使うが、火付けの為の道具じゃないよな」
天野月乃:「……そうですね」
天野月乃:「あえて言うならランプは、灯を保つための道具……だと思います」
早川 彦山:「そう。あくまで火は手段で、目的は明かりだ。だからまあ、電気に取って代わられたんだが……」
早川 彦山:「そのわりには今回、小火ばかり起きるのはなんだか……」
早川 彦山:「……器物からなるRBには、大体二種類いて」別の話を始める。
天野月乃:頷いて話を聞く。
天野晴乃:(まーたはじまった……)
早川 彦山:「目的にひたすら誠実な奴か、逆にそれが嫌になったような動きをする奴、という雑感だ」
早川 彦山:「今回のランプがRBなら、それがどっちなのか、というのを知りたい」
天野月乃:「……そうですね」自分の頭にデコピン
早川 彦山:「またなんか言ってるのか、晴乃は」微笑む。
天野月乃:「御凪さんがおっしゃっていた笑い声の事も気になります」
早川 彦山:「そうだな。楽しんでいたのか、火事を……」
天野月乃:「あっ、いえ……いつも通りに難しい話ばかりと言ってるだけです……」
早川 彦山:「難しい話はもう、性分だからなあ……若い子は退屈だろうが」
早川 彦山:「ただ、簡単に言えばこれだけだよ。俺は……」
天野晴乃:(いやそーじゃなくてさー)
天野晴乃:(あ、変われ)
天野月乃:「はいはい」
天野晴乃:「いや、そーじゃなくてさオッサン」
早川 彦山:「ん?」
早川 彦山:何か言いかけて止める。
天野晴乃:「今の話聞いてあたしが思ったのは、目覚めたんだとしたら」
天野晴乃:「あたしらはいつからこうか、能力が使えたかなんて憶えちゃいないが、支部長から話くらいは聞いた事がある」
天野晴乃:「けど、普通のオーヴァードは目覚めた直後、能力が制御できなくなったり欲望のままに暴れまわったりすんだろ?」
早川 彦山:「そういうケースは多いな」
天野晴乃:「じゃぁランプのやつも、目覚めた直後はなんかやらかしてんじゃねぇの? 今は落ち着いて逃げ回っちゃいるが」
天野月乃:「……あ、事件記録! 見てみましょう!」
天野晴乃:「急に押しのけんな……まぁ、それ言いたかっただけ!」
天野晴乃:「……ありがとうね!」
早川 彦山:「……なるほどな」
早川 彦山:「しかし晴乃はせわしないな……」苦笑する。
天野月乃:「本当に……それで、どうでしょう?」
早川 彦山:「調べてみるか。支部長に聞いて……ああそうだ」
早川 彦山:「さっきの話なんだがね。俺は結局、好きなんだよ。ああいう器物の奴らが」
早川 彦山:「成れ果ててしまって、壊すしかなくてもな」
天野月乃:「……私も、好きになりそうです」
早川 彦山:「それなら簡単だろ」人相の悪い顔で笑う。
天野月乃:「そうですね」にへらと笑う
天野月乃:「早川のおじさまの話を聞いてると、いつも素敵だなって……思います」
天野晴乃:(オッサンが道具好きなんか見てりゃわかるだろ)
天野月乃:「行きましょう、これ以上被害を広げてしまう前に……それがこの街で生まれた、私たちのすべき事ですから」


【雨宿町町役場・会議室】

GM:あなたたちは調査部の持つデータを確認しにこの部屋へ来ていた。
GM:ちゃきちゃきとPC類を操作する眼帯の青年がひとり。
鈴掛 喜一:「はいはい、こっちが鬼火の目撃情報でー」
鈴掛 喜一:「こっちが目撃地点の地図」
鈴掛 喜一:「場所になんか法則があるのかはわかんないんで、こっちが」
春日 黎子:「わ、わ、……とっても手際が良い……」
鈴掛 喜一:「町のいろんな地図」
鈴掛 喜一:「まとめといたよ。データ得意なの、おれ」にやっとする。
鈴掛 喜一:「言うて戦闘はね、苦手だからねー」
鈴掛 喜一:「エージェントさんたちには毎回スゲー感謝」
春日 黎子:「じゃあそこは、役割分担……ですねっ」
鈴掛 喜一:「そういうことー」
天野晴乃:「おうよ、殴り合いは任せとけ!」
天野晴乃:「……殴り合いじゃない方は任せたいんだけどー……」
天野晴乃:地図を見て目を白黒させている。
天野晴乃:「なぜか月乃はさっきから機嫌が悪いし……春日ちゃんなんかわかる?」
春日 黎子:「鬼火が発生した場所は……」
春日 黎子:その目は、穏やかな事務員の物ではない
春日 黎子:獲物に狙いを定める”豹”の眼であった
春日 黎子:「これって、どこも裏路地とか……」
天野晴乃:「____へぇ」
天野月乃:(……ひぇ)
鈴掛 喜一:「へえー」
春日 黎子:「うん、暗い所ばかり」「どこも街灯が近くになかったり、廃墟だったりで」
鈴掛 喜一:「え、やべえ。おれこっち分野でも居場所なくなりそう」冗談めかして。
鈴掛 喜一:「そしたら養ってくれる? 春日さんー」適当なことを言っている。
天野晴乃:「マジ? 頑張んなきゃじゃん喜一」
天野晴乃:「手がはえーなお前ら」
鈴掛 喜一:「頑張るより楽をしたい」
春日 黎子:「いえいえ、鈴掛さんがまとめてくれなかったら……」
春日 黎子:「え?!?!それはその……お友達から始めて……」
春日 黎子:「き、清い交際を経てからの……」
鈴掛 喜一:「いやいや、冗談だから……でもお友達はよろしく」
天野晴乃:ニヤニヤしながら見守っている
鈴掛 喜一:「でもまあ、暗いとこが狙われてるのは確かなわけだな」画面をもう一度見る。
天野晴乃:(あんまり話さないタイプだからペース乱されてんじゃん)
天野月乃:(鈴掛さんはともかく、春日さんをいじめちゃだめよ……?)
天野晴乃:「ほーそくせーは見えてきたってわけだ」
春日 黎子:「はぅ……鬼火の元はランプの灯……だったんだよね、天野さん?」
天野晴乃:「……」無言で目を閉じる
天野月乃:「えっ、あっ……はい。」
天野月乃:「それで間違いないと思われます」
春日 黎子:「……じゃあ、こう推察できるかも」
天野月乃:頷いて話に耳を傾ける
春日 黎子:「ランプの灯から生まれたレネゲイドビーイングが、役目を果たすために暗い場所を照らそうとしている……!」
鈴掛 喜一:「おー……」ぱちぱちと手を叩く。
鈴掛 喜一:「なんかそれだけ聞くといい奴げなんだけど、燃えてるんだよなあ」
天野月乃:「凄い……」さっきの推測と組み合わせても、おそらく間違いない
春日 黎子:「満たされていく使命感、それに伴い力を増す炎」
春日 黎子:「ああ、しかし何という悲劇」
天野月乃:「不確かで抜けていた推理が、はっきり補完された気がします」
天野晴乃:(不確かで抜けてて悪かったわね)
天野月乃:「か、春日さん……?」
鈴掛 喜一:「確かに確かに。規模は大きくなってるわけだもんなあ」資料をさらっている。
春日 黎子:「強すぎる灯は、次第に周囲に燃え移るようになり……」
春日 黎子:「ついに、持ち主であった家をも焼いてしまった…!」
春日 黎子:「悲劇の連鎖は……ここで食い止めなければならない…!」
鈴掛 喜一:「それ、あれっすよね。もしかしたら、割れてたからかも」
天野月乃:「はい……って、大丈夫ですか?」鈴掛の横で資料を横で見ながら、春日さんの姿に首を傾げる
天野月乃:「ああ、壊れてたから……」
鈴掛 喜一:「割れてたから火がこう」手つき。「ぶわーって、外に」
天野月乃:「ぶわーって、なったんですね」体を伸ばしてその動作を真似る
春日 黎子:「なんか……盛り上がっちゃいました~!……うぅ……」顔を両手で覆い
天野晴乃:(何やってんの、ほい交代)
天野月乃:「えっ、うん」
天野晴乃:「喜一ほら、なんか言ってあげなさいよ」
鈴掛 喜一:「え、いやだって」
天野月乃:(今推理が良い所だったのに……)
鈴掛 喜一:「食い止めねばならないけど、動くのおれじゃないし……」
鈴掛 喜一:「がんばって?」小首をかしげる。
天野晴乃:「頑張る!って……あたしはそれでいいんだけどー! そうじゃなくてっ!」かーっと額に手を当てる
春日 黎子:「う~ん、倒しちゃうべきか、対話とか…できないかな……」
天野月乃:(ねえ、何の話をしてるの……あ、交代)
鈴掛 喜一:「その辺微妙な判断だよなあ」
天野晴乃:「ほいほい」
天野月乃:「はい、早川のおじさまもそこを気にかけてらっしゃいました」
天野月乃:「壊すのも、仕方のない事……とは思いますが」
鈴掛 喜一:「早川さん変に思い入れるからなー」
天野月乃:「良い所です」
御凪蓮:「ええ、思い入れというのは大事なものですよねえ」
天野晴乃:(めんどくさい所じゃなく……いてっ!? 自分の額は大切にしろぉ!)
御凪蓮:にゅっと顔を出す
鈴掛 喜一:「おっ」
春日 黎子:「ひゃっ御凪さん」
八千代 路夜:「お疲れ様。いろいろわかったみたいね」
御凪蓮:「失礼、話は聞かせていただきました」
天野月乃:「あわわっ……お疲れさまです」頭を下げる
八千代 路夜:あなたたちの報告やデータを聞いて。
八千代 路夜:「……この大きな火事が問題ね」
天野月乃:「問題、ですか……」
八千代 路夜:「その後大人しくしているなら、初期の暴走と片付けられるけど」
春日 黎子:「やっぱりこの鬼火は、もう……」
八千代 路夜:「ここだけ、因縁があるでしょう?」
御凪蓮:「元の持ち主の家ですか」
天野月乃:「あっ、元の持ち主さんの……」
八千代 路夜:「そう。役目を果たすにしても、やっぱりやり方がおかしい」
八千代 路夜:「当然、最終判断は現場に任せるし、対話を試みるのは大事よ」
八千代 路夜:「でも、既にジャーム化している可能性は高いと、私は考える」
御凪蓮:「ええ、もちろん。交流が可能なら諦めるつもりはありません」
天野晴乃:「下手に話し合いしようとして、握手の手斬り落とされちゃわけないものね」
御凪蓮:「しかし、同意見ですね。残念ながら」
御凪蓮:「論理的な面でも……感覚的なお話でも」
八千代 路夜:「そう言ってもらえるとありがたいな。繊細な問題だから」目を伏せる。
御凪蓮:とん、と懐に収めた扇子に手をやる。
天野晴乃:「あたしも蓮と同意見」
天野晴乃:「一思いに砕いてやるのも、ランプのヤツのためになるんじゃない?」
天野月乃:「……」すっと残念そうな表情に切り替わる
春日 黎子:「……それが、あなたの思いなら」支部長に向き直り
春日 黎子:「私はこの爪を振るうのみです、支部長」
八千代 路夜:「頼りにしてる。”パンテーラ”」
天野晴乃:(おー、これがモノホン、俄然興味が出てくるわー)月乃の感傷に触れないようにしながら春日を見て
八千代 路夜:「次に現れそうなところはある程度目処がついたのだろうし」
八千代 路夜:「多分、足で探してもらうのがいいかな。足と言っても」
御凪蓮:「(私よりよほど仮面の使い方がうまそうだ)」
八千代 路夜:「さすがに車でね。運転手は用意する」
GM:さて、ここでですが、運転手として
GM:支部長以外の支部員誰かを連れて行くことができます。
御凪蓮:「おっ、助かります。私も免許はありますが、この格好だと目立ちまして……」
御凪蓮:なんと
GM:次のシーンでちょっとだけ出番があるのと、NPCカードがあります。
天野晴乃:ほー
春日 黎子:となたにしましょう~
GM:NPCカードは以下の通り。

NPCカード:"タイニーヘラルド"柘植遥乃
《黒き明かり》
タイミング:オート
対象の判定直後に使用、その判定の達成値を-5する。1シナリオ1回。



NPCカード:"ジェイトーカー"鈴掛喜一
《オーバーウォッチ》
タイミング:セットアップ
範囲(選択)のメジャーアクション判定ダイス数を+3個する。1シナリオ1回。



NPCカード"玄斬坊"早川彦山
《砂の結界》
タイミング:オート
ダメージロール直前に使用。NPCが単体のカバーリングを行う。1シナリオ1回。


GM:連れて行く支部員が決まったら宣言をお願いします。
御凪蓮:審議の結果早川おじさまにお願いしましょうとなりました
天野月乃:早川のおじさまにお願いします。
早川 彦山:了解した

早川 彦山:「ああ、では俺が運転する。よかったな、安全運転派だ」
御凪蓮:「お願いします。……あれ、そうじゃない派もおられたり?」
早川 彦山:「……柘植はあれで……飛ばす……」
御凪蓮:「なんと」
早川 彦山:「鈴掛はショートカットをしたがって妙な道に行く」
早川 彦山:やれやれ、という顔。
天野晴乃:「良い事聞けたな」にひひ、と笑って
天野月乃:「おじさまに限って、道具を雑に扱われることはないですから……安心です」
御凪蓮:「次回があれば参考にさせてもらいます」
早川 彦山:「ああ、行く前に。春日さんは特に」
春日 黎子:「へ?」
早川 彦山:「ちょっとこの土地特有の現象について話しておきたい」
春日 黎子:「特有の……現象……?」
早川 彦山:「ああ。強力な《ワーディング》が起きると、時折土地のレネゲイドと共振が起こることがある」
早川 彦山:「要は、起こした相手の……なんというのかな」
鈴掛 喜一:「メンタル的な」
早川 彦山:「そう、過去とか、精神の在り方とか、そういうのが見える……ことがある」
御凪蓮:「感応というんでしょうかね」
早川 彦山:「そういうやつだ。影響されて塞ぎ込む者もいるからな」
春日 黎子:「なるほど……確かに特殊な現象です」
天野月乃:「特殊、だったのですね……」
春日 黎子:「でも私は……大丈夫だと思います」「心を殺すことは……やってきたので」
早川 彦山:「ずっとここにいるとそうだよな」
御凪蓮:「そっか、お二人はこの街のほうが普通なんですねえ」
早川 彦山:「……ふむ。安心と言っていいのかどうかはわからんが」
早川 彦山:「まあ、あまり引きずられないこと、とだけ覚えておくといい」
御凪蓮:「入れ込みすぎるのは危ない……外でも基本、同じことではありますけれどね」
御凪蓮:「ここでは特段気をつけましょう、ということで」
天野月乃:「外から来た方に学ばせていただくことも多い……です」
天野月乃:「ええ、見てしまったら終わり……ですから」
春日 黎子:「実際に体験しないと分からないけど……」
早川 彦山:ふっと口元をほころばせる。
春日 黎子:「もしだめだった時は……粛清してください~」
八千代 路夜:「そこまではしなくていいから……!」
御凪蓮:「大丈夫ですよ、ご心配なく」
天野晴乃:「春日ちゃんは愉快ねー、外のエージェントってみんなこんななの?」
御凪蓮:「そうさせずに帰るのが我々のお仕事ですから」
春日 黎子:「支部長……御凪さん……!」
御凪蓮:「うーん、この様子は他の街でも特殊な方かと……」
八千代 路夜:「頼むね。それじゃ、行ってらっしゃい」
御凪蓮:「(……もし本当に必要になったら)」
御凪蓮:同行者を見回して。
天野晴乃:「そーなのね。 ま、行きも帰りもよよいのよいってね!」
御凪蓮:「(私の仕事だな)」
天野晴乃:蓮の方を見てニヤリと笑う
御凪蓮:「ええ、よいよい続きで行けると良いですねえ」
御凪蓮:懐刀に向けた意識を引き戻して、ニコリと笑い返す。
春日 黎子:「よ、よいよい~……で、頑張りましょう……!」
春日 黎子:拳を握り、気合を入れる
天野晴乃:(うーん、何考えてるのか全く分からない! ならあたしも好きにしなきゃね!)
天野月乃:(何考えるのか分からないなら、なおさら合わせるべきってわたしは思うけど……)

GM:ロイス取得と、購入は2回可能です。
GM:2回登場侵蝕振ったからね
御凪蓮:ロイスはひとまず保留で
御凪蓮:購入一回目まずアームドスーツ
御凪蓮:3DX+2+0@10>=15 調達
DoubleCross : (3DX10+2>=15) → 9[6,8,9]+2 → 11 → 失敗

御凪蓮:んー、突っ込んじゃうか!財産入れて買います
御凪蓮:御凪蓮の財産点を4減少 (5 → 1)
春日 黎子:ロイスは”鬼火”に 興味/○警戒で!
御凪蓮:アームドスーツはウェポンケースに入れておきます
天野月乃:同じくアームドスーツ狙いで振ります
天野月乃:2dx+3>=15
DoubleCross : (2DX10+3>=15) → 10[4,10]+4[4]+3 → 17 → 成功

御凪蓮:おみごと
GM:天才的出目
春日 黎子:えらい!
御凪蓮:2回目どうしようかな、強化素材行きましょうか
天野月乃:成功しました、装備しておきます
御凪蓮:3DX+2+0@10>=15 調達
DoubleCross : (3DX10+2>=15) → 6[3,4,6]+2 → 8 → 失敗

天野月乃:行動値6に
御凪蓮:これはそのまま失敗、以上!
春日 黎子:ボディアーマー!
春日 黎子:3dx+1>=12
DoubleCross : (3DX10+1>=12) → 5[3,4,5]+1 → 6 → 失敗

天野晴乃:2回目は強化素材!
天野晴乃:2dx+3>=15
DoubleCross : (2DX10+3>=15) → 9[3,9]+3 → 12 → 失敗

春日 黎子:失敗!
春日 黎子:3点なら入れられるよ?
天野晴乃:3点消費で獲得、決闘者剣指定
天野晴乃:あ、大丈夫!
天野晴乃:以上で! ロイスは保留!
御凪蓮:全員以上かな?
春日 黎子:みんな裕福ね……
GM:春日さんがあと一回?
御凪蓮:あ、まだ回数あった
御凪蓮:私はもう財産1しかないや……
春日 黎子:もう1回ボディアーマー!
春日 黎子:3dx+1>=12
DoubleCross : (3DX10+1>=12) → 6[3,4,6]+1 → 7 → 失敗

春日 黎子:5点つぎ込んで成功に!
GM:裕福


ミドル3 夜が来る


GM:シーンプレイヤーは天野さんたち。登場自由。
GM:登場侵蝕をお願いします。
御凪蓮:御凪蓮の侵蝕値を1d10(→ 6)増加 (71 → 77)
:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を1d10(→ 6)増加 (65 → 71)
春日 黎子:60+1d10
DoubleCross : (60+1D10) → 60+1[1] → 61

GM:春日さん省エネ
春日 黎子:侵蝕は多い方がいいんだけどな…


【雨宿町・路上・夕方】

GM:先程まで降っていた霧雨は止んだようだ。
GM:あなたたちが町中で車を降りると、湿った匂いがした。
GM:「町中の暗い場所」を探して、あなたたちはいくつかの場所を調べている。
GM:この路地裏が三ヶ所目だった。
GM:とりあえず、鬼火の気配はないようだ。
天野晴乃:「んー……! 雨上がりは気分がアガるわー」伸びをしながら路地裏を覗き込む
御凪蓮:「雨が上がった後のこの香り……ペトリコールと言うんでしたか」
春日 黎子:「そんな名前の同僚が昔いたなぁ……」
天野月乃:「石のエッセンス……気分が落ち着きます、よね」
天野月乃:「私は降っている時の方が好きですけど、雨上がりも風情があります」
早川 彦山:「問題なければ次に行くぞ」いつでも車に戻れるようにしている。
春日 黎子:「はーい、まだ夕方だしそこまで活発でもないのかも……」
天野晴乃:「3回目の空振りー! くっそー、ボスなら待ち構えてなさいよー」ブーツで小石を軽く蹴飛ばし小走りで戻る
御凪蓮:「ああ落ち着いて、あまり走ると泥がはねますよ」

GM:では、ここで判定を。
GM:知覚で判定。目標値は7。
御凪蓮:おっ知覚ですか?さっき15出しましたよ?
御凪蓮:4DX+0+0@10>=7 知覚
DoubleCross : (4DX10>=7) → 8[1,2,2,8] → 8 → 成功

天野月乃:4dx+1>=7
DoubleCross : (4DX10+1>=7) → 9[4,5,6,9]+1 → 10 → 成功

GM:なんだって
春日 黎子:2dx>=7
DoubleCross : (2DX10>=7) → 5[4,5] → 5 → 失敗

御凪蓮:ダイス3つだったらまた2だったね!
御凪蓮:ありがとうDB
天野月乃:成功、です
春日 黎子:節穴にゃんこです…
GM:おっと、では失敗した春日さんはもう一度判定。
GM:回避で判定。目標値は9
GM:あ、すいません
GM:目標値は8でした。修正したんだ
春日 黎子:はい!
春日 黎子:5dx+1>=8
DoubleCross : (5DX10+1>=8) → 9[3,4,5,7,9]+1 → 10 → 成功

GM:うお、避けた
春日 黎子:シュババババ
御凪蓮:さすが!
天野晴乃:やるぅ!

GM:では、天野さんたち、御凪さんはまず、視界の端に明るい何かが過ったのに気付きます。
天野月乃:「まあまあ、ゆっくり探して……
天野晴乃:「待った、今なんか」
御凪蓮:「見えました?」
御凪蓮:懐から鉄扇を抜き払う。
天野晴乃:「そっちも見えたみたいね、蓮」そう言ってウェポンケースを下ろす。
GM:その瞬間、春日さん目がけてやけに光の強い炎が放たれる!
御凪蓮:「春日さん、危ない!」
御凪蓮:迎撃に気を取られ、警告の声は一瞬遅れる。
天野月乃:「春日さん!!」自分たち狙いでないことに気が付いて叫ぶが遅い
春日 黎子:「────!」気付けば、眼前に迫る炎
春日 黎子:しかし、その眩さに怯むことも、炎に焼かれることもなく
春日 黎子:鋭い爪が軌跡を描き、炎が切り裂かれる
春日 黎子:「まったく……いきなりがっつくのは嫌われるわよ?」
御凪蓮:「お見事。心配は無用のようですね」
春日 黎子:制服を脱ぎ去り、身軽な戦闘態勢に入る
鬼火:「…………」ゆらり、と。
鬼火:御凪さんが一度見かけたことのある、あの鬼火が姿を現す。
天野晴乃:(この子、私たちと同じようなヤツ……?)
天野晴乃:「っと、お出ましね!」
鬼火:「クク」
御凪蓮:「こんばんは」
鬼火:「ククク……」
鬼火:返事はない。やはり笑っているような声を上げているだけだ。
春日 黎子:「明るい……いえ、明るすぎるくらい」
天野晴乃:「おー、蓮に聞いた通り、毎日笑顔ね」
天野月乃:(朧気な意識しかない? いや、それにしてはさっきの攻撃はハッキリと……)
鬼火:その炎はふわふわと浮くばかりだが、突然強力な気配が辺りを満たす。

鬼火:《Eロイス:衝動侵蝕》
鬼火:対象はPC3人。衝動判定を行ってください。
春日 黎子:!?
春日 黎子:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 7[1,4,7] → 7 → 失敗

GM:意志で目標値9です。
御凪蓮:ギェーッ
春日 黎子:暴走!
春日 黎子:61+2d10
DoubleCross : (61+2D10) → 61+10[8,2] → 71

御凪蓮:3DX+0+0@10>=9 意思
DoubleCross : (3DX10>=9) → 10[7,9,10]+10[10]+1[1] → 21 → 成功

御凪蓮:こんなもんです
天野月乃:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 10[4,6,10]+8[8] → 18 → 成功

GM:たかい
御凪蓮:侵蝕も上げるんでしょうか
天野月乃:成功です
GM:侵蝕も上昇願います
:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を1d10(→ 4)増加 (71 → 75)
:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を1d10(→ 6)増加 (75 → 81)
御凪蓮:それがこわい
御凪蓮:御凪蓮の侵蝕値を2d10(→ 19)増加 (77 → 96)
御凪蓮:お前……
GM:たかいね
GM:では、失敗した人は解放の衝動で暴走をお願いします。

GM:その場に非常に強いレネゲイドの気配が満ちる。
GM:雨の匂いをかき消すほどの、焦げた臭いの幻。

GM:そして、共振が始まる。

GM:ある家の居間。
GM:中は古びており、改築を控えているため、あちこちに物が出され、整理の時を待っている。
GM:主人はそのうちのひとつ、古道具屋に売るための品を手入れしていた。
ランプ:(ああ、やっと使ってもらえるんだ。明かりがつけられるんだ)
ランプ:(よかったなあ。待っていた甲斐があった)
GM:『それ』は、ガラスのランプだった。百年以上にわたり、しまい込まれていた。
GM:油がガスに、ガスが電気に変わり、もはや日常に居場所がないことも知らずに。
GM:その時。
子供:「お父さん、これ何?」
主人:「あっ、こらっ」
GM:不幸な事故だったとしか言いようがない。
GM:ガシャン、と音がして『それ』は割れ、大きく穴が空いた。
ランプ:(あれっ)
GM:大丈夫か、怪我はないかと主人は心配をしている。子供はきょとんとしていた。
ランプ:(困ったな。これじゃあ……)
GM:『それ』は疑問を持つことはなかった。
GM:いつの間にか自分に……というよりは入り込んだ何者かに拙い意志が芽生え、思考をしていることに。
子供:「割れちゃった……」
主人:「ああ、もう売れないな。仕方がない。道具っていうのは」
主人:「壊れれば、終わりだから」
GM:その言葉は、そして、彼の衝動に火をつけた。
ランプ:(そんなことはないよ)
ランプ:(そんなことはない)
ランプ:(ほら、見て)
GM:ぶすぶすと、焦げた臭いがする。主人は顔をしかめてランプを片付けた。
ランプ:(火さえつければ明るくなるし明るくなれば役目が果たせるみんな喜んでくれるんだそうでしょう)
ランプ:(ガラスが割れても風も雨も気にしないくらいの火をつければいいんでしょうそうでしょう)
ランプ:(できるできるよ今ならできるんだなんだって燃やせる明るくなるほらここの壁だって!)
GM:その家が燃えたのは、家族が留守にした隙のこと。
GM:いつの間にか、あべこべになっていた。必要なのは火ではなく、明かりの方だったというのに。

GM:あなたたちが感じたのは、そのような出来事だった。
GM:共感を覚える者もいるかもしれない。そうでない者も。
GM:だが、一様にこれは感じただろう。
GM:「何かがねじくれてしまった」「もう元には戻らない」そのことは。

御凪蓮:確信を持つ。持ってしまう。
御凪蓮:彼は、もう戻らない。
御凪蓮:途端、心がざわめく。
御凪蓮:「(ああ、何度やっても)」
御凪蓮:「(嫌な気分だ)」
御凪蓮:殺意。 このモノを生かしてはおけないという心。
御凪蓮:「(これだから、仕事は嫌になる)」
御凪蓮:「だからといって、納める気もないが」
春日 黎子:(役目を果たせば認めてもらえる)
春日 黎子:(そう思う気持ちは分かるわ、嫌というほど)
春日 黎子:(でも、私は引き留まれた)(そして、あなたは引き留まれなかった)
春日 黎子:(せめて送り火をくれてあげましょう)
春日 黎子:ざわざわと髪が逆立つ
春日 黎子:そこにいるのは、1匹の狩人だった
天野月乃:「……」悲痛な表情で胸に手を当て、ランプの方を見る。
天野月乃:痛いほど伝わってきたその想い、何処までも真っ直ぐでだからこそ歪んでしまう……道具の在り方。
天野月乃:「もしかしたら……」
天野晴乃:「……もしかしたら、なんて無い」月乃の言葉を晴乃が遮る
天野晴乃:「踏み外した時点で、こいつに他の道は無かった」
鬼火:「…………」ゆらゆらと揺れている。
天野晴乃:「別の可能性なんてそれこそ、役目を全うしようとしたランプに失礼でしょ」
天野月乃:「……だけど……」その炎を真っ直ぐ見て、憐憫に表情が沈む
天野晴乃:「……だから」その炎を真っ直ぐ見て、ニヤリと笑って
天野晴乃:「けっこー綺麗なその灯も、あんたがやらかした事も」
天野晴乃:「きっちりあたしが、壊し(オワラセテ)てあげる。」

GM:最後のロイス取得、購入判定ができます。
GM:あとジェネシフトしたい人はここでどうぞ。
春日 黎子:したい人です!
GM:どぞ!
春日 黎子:71+2d10
DoubleCross : (71+2D10) → 71+17[10,7] → 88

GM:いい感じだ
春日 黎子:やったー!
御凪蓮:ロイス 鬼火 ◯P:同情/N:殺意
御凪蓮:購入は強化素材
御凪蓮:4DX+2+0@10>=15 調達
DoubleCross : (4DX10+2>=15) → 10[6,6,9,10]+2[2]+2 → 14 → 失敗

春日 黎子:”鬼火”へのロイスを 興味/○警戒から 親近感/○憐憫 に変更します
御凪蓮:おっ、1点で買える!買います
御凪蓮:御凪蓮の財産点を1減少 (1 → 0)
春日 黎子:買い物が上手…!
GM:やるな
天野晴乃:春日 黎子 ☑興味・愉快/恐怖・嫌気
御凪蓮:すかんぴんになりつつ鬼切りの古太刀に使用、攻撃力+1。以上!
天野晴乃:ランプ 有為・興味/☑憐憫
天野晴乃:購入は……特に買うもの無いしいいかな
春日 黎子:さあ、経理のお姉さんパワーを発揮するよ
春日 黎子:ブルーゲイル挑戦!
春日 黎子:4dx+1>=20
DoubleCross : (4DX10+1>=20) → 7[4,5,7,7]+1 → 8 → 失敗

春日 黎子:よわよわお姉さんです…
GM:おつかれさまです
御凪蓮:全員オッケーかな?
天野晴乃:おっけー!


クライマックス 明かりをつけて


GM:衝動判定は先ほど行った……ということで、今回は省略。
御凪蓮:ほっ
GM:場所は路上、ワーディングによって人影はありません。
天野晴乃:シーンインもいらない感じで?
GM:あっそれは……いる……
御凪蓮:御凪蓮の侵蝕値を1d10(→ 1)増加 (96 → 97)
GM:登場侵蝕をお願いします。
御凪蓮:やっと落ち着いた!
:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を1d10(→ 9)増加 (81 → 90)
春日 黎子:88+1d10
DoubleCross : (88+1D10) → 88+1[1] → 89


GM:エンゲージは以下の通り。

鬼火----(10m)---[天野・御凪・春日]


GM:では戦闘を開始します。


■セットアップ■

天野晴乃: 【降り頻るは蒼穹】《原初の白:限界突破》 砂の加護を指定してラウンド2回使用可能に
:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を5増加 (90 → 95)
鬼火:《戦いの予感》行動値を+30して38に
御凪蓮:<狂騒の旋律>を使用します。 コンボ:冥鏡止水
天野月乃:早い!?
御凪蓮:御凪蓮の侵蝕値を5増加 (97 → 102)
春日 黎子:速い!? 私は何もなし
御凪蓮:侵蝕ボーナスでレベル6に、ラウンド間ダメージ+18、暴走を受けます
御凪蓮:効果受けたい人!
天野月乃:いただきます
春日 黎子:はーい!
御凪蓮:では範囲選択で味方全員対象に、暴走します。以上!
GM:暴走の勢いがすごい


■イニシアチブ■

GM:何もなければ行動値38の鬼火が動きます。
御凪蓮:なにかあるかな~
鬼火:はやいぞ
春日 黎子:そんな……ここで行動できる人なんて……
鬼火:ふふん 38はすごくはやい
春日 黎子:居る!それは私ッ!
鬼火:えっ
御凪蓮:それはどうかなと言える事務員!
春日 黎子:《時間凍結》使用!
天野晴乃:やっちゃえ事務員!
鬼火:そんなー 38なのにー
GM:どうぞ!
春日 黎子:ごめんよー
春日 黎子:侵蝕+5、HP20消費
春日 黎子:HP10,侵蝕94に メインプロセスを行います!
GM:ぬおー やりなさい

GM:ではまず春日さんの手番です。
春日 黎子:マイナー 『雌豹の構え』
《骨の剣》+《死招きの爪》+《氷の回廊》
素手の攻撃力変更 攻撃力+25 ガード1 命中ー1 飛行状態で戦闘移動11m

春日 黎子:素手を変更しながら鬼火のいるエンゲージに突入!
鬼火:こいー
春日 黎子:メジャー 『”豹”(パンテーラ)』
《コンセントレイト:エグザイル》+《貪欲なる拳》

GM:判定どうぞ。
春日 黎子:マイナーで侵蝕が101に
GM:ちょうどいい動きしてる……
春日 黎子:素手で鬼火に攻撃!
天野月乃:【月天に溺れる】《砂の加護》+《砂塵霊》ダイス+5個 攻撃力+16
:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を6増加 (95 → 101)
GM:改めて判定どうぞ
春日 黎子:はい!
春日 黎子:16dx7
DoubleCross : (16DX7) → 10[1,1,1,2,3,3,4,6,7,7,8,8,9,9,10,10]+10[2,4,4,6,7,7,8,9]+10[4,6,7,9]+10[6,7]+5[5] → 45

春日 黎子:よし!
御凪蓮:回ってる!
GMのちょっとしたミス GM:……そのダメージは、実は沈みます。
GM:が
GM:《Eロイス:不滅の妄執》で復活。
GM:ごめん
春日 黎子:あ!ダメージはまだ…
GM:今のは……見なかったことにしような!
GM:GMとの約束だ
御凪蓮:はーい
GM:大変失礼しましたが何もなかったので、ドッジ。
GM:6dx>=45
DoubleCross : (6DX10>=45) → 10[1,2,7,8,8,10]+3[3] → 13 → 失敗

鬼火:だめでした。ダメージを。
春日 黎子:侵蝕100越えたので死招きのレベル上昇
春日 黎子:それも加味してのダメージ!
鬼火:こ、来い
春日 黎子:5d10+31+18+16
DoubleCross : (5D10+31+18+16) → 27[8,5,8,3,3]+31+18+16 → 92

鬼火:そのダメージは……だめですね。沈みます。
鬼火:が
鬼火:《Eロイス:不滅の妄執》で復活。
御凪蓮:おおっと
天野月乃:Eロイス!
GM:こちら解除条件は一定ダメージの蓄積となっています。
春日 黎子:そんなものを持っていたなんて!
GM:まあ他にないですよね? 解除方法なんて
鬼火:ふふっ不滅で困っちゃうなー
御凪蓮:そっかあ……
御凪蓮:ちょっと扇出すね
鬼火:えっ
鬼火:なあにそれ
春日 黎子:ピンチだぜ…
御凪蓮:おたのしみ
春日 黎子:侵蝕+5 106に

春日 黎子:左足を引き、両手を地面に
春日 黎子:四肢を地に、低く屈むその姿は、正しく雌豹!
春日 黎子:炎すら凍てつかせる獰猛な視線で鬼火を目標に定め
春日 黎子:「シャァッ!!!」
春日 黎子:凶悪な野生が、跳躍する
天野晴乃:(月乃、感傷は後にしときな! 今は……)
天野月乃:「わか……ってる!」
天野月乃: 装飾のついた古めかしい剣を引き抜き、くるりと手元で回転させ逆手で構え
天野月乃:「春日さん! これで勢いを!」放たれた青い光と共に、春日の飛ぶ先々の足元に光る立方体が生成され
天野月乃:足場として動きを支援する。
春日 黎子:「この加速なら……揺らめく炎すら……”掴める”!」
春日 黎子:命を刈り取る形状の爪が、より鋭利な軌跡を描く
鬼火:「……ぎっ」
春日 黎子:炎の塊を確かにその手に捕え、引き裂いた───
春日 黎子:はずだった
鬼火:「ぎ、ぎ、ぎ、ぎ」
鬼火:炎は、確かに一度引き裂かれた。
鬼火:だが、しかし。裂けた光が寄り集まって、再度形を成す!
鬼火:その源流にしがみつく妄執が、炎を散らすことを許さない。
御凪蓮:「再生……あれは」
天野月乃:「……!」異常……異常な物体を相手に使うべき形容ではないが、並のそれとは違う気配を感じ取る
春日 黎子:「これは……長い狩りになりそうね」した舐めずりをして
御凪蓮:申し分ない一撃だった。あれで落とせないとなれば。
天野晴乃:「普通の手じゃ中々斬れない相手、ってわけね」
御凪蓮:「ああ。春日さん、少し前を開けてくれ」
御凪蓮:「私がやろう」

GM:では次、鬼火の手番……の前にひとつやり忘れたことがありまして。
御凪蓮:はいはい?
鬼火:《極大消滅波》リアクション不可のダメージを与えます。
鬼火:対象は……
春日 黎子:そんな!?
鬼火:1d3
DoubleCross : (1D3) → 2

鬼火:御凪さん! なんか持ってるくさいし!
御凪蓮:おっとっと
鬼火:ということで、ダメージをくらいなさい。
御凪蓮:カバーリングって可能ですか?
GM:可能です
御凪蓮:じゃあすいません、早川さんお願いします!
早川 彦山:どーれ
早川 彦山:《砂の結界》でカバーリング。これで終わりだぞ
鬼火:ではダメージ
鬼火:5d10
DoubleCross : (5D10) → 28[3,10,2,7,6] → 28

御凪蓮:すまない早川さん……!助かった!
GM:カバーリングにより御凪さんにはダメージがいきません
GM:早川さんはちょっとおやすみ
GM:で、次は鬼火の手番なので続けて。
鬼火:マイナー、《炎の加護》サラマンダーエフェクトのダイス増
鬼火:メジャー、《プラズマカノン》《マスヴィジョン》《スターダストレイン》《コンセントレイト:サラマンダー》
鬼火:対象はシーン(選択)でPC全員。
GM:判定いきます
鬼火:11dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,3,4,4,5,8,8,10,10,10,10]+10[4,7,8,8,9,9]+6[1,2,3,3,6]+4 → 30

鬼火:あっふるわん
御凪蓮:実を言うと全員暴走しております
御凪蓮:手間がなくて助かるねー
春日 黎子:私たち暴走族
GM:そうだったじゃん
GM:ではダメージを。カバーはもうできないぞ
GM:(メジャー放棄以外は)
鬼火:4d10+30
DoubleCross : (4D10+30) → 34[8,10,10,6]+30 → 64

鬼火:いえーい
御凪蓮:さて、どうせ死ぬなら
御凪蓮:ダメージ適用前に<子羊の歌>を使用します。 コンボ:不惜身命
鬼火:ぬっ
鬼火:か、カバーでは……ない!
御凪蓮:御凪蓮の侵蝕値を4増加 (102 → 106)
御凪蓮:対象のHPダメージを私に対して適用させます。天野さんへ
鬼火:ぐぬぬ
御凪蓮:2倍ダメージで戦闘不能、鬼火へのロイスをタイタス化して復活。
御凪蓮:御凪蓮のHPを14減少 (26 → 12)
天野晴乃:ありがと! あとでお礼するわ……月乃が!
春日 黎子:私もHP0に……
御凪蓮:礼にはおよびませんよー
春日 黎子:鬼火へのロイスをタイタスにして昇華!
春日 黎子:HP14で復活!
鬼火:くすん

鬼火:再生した炎が、一気に膨れ上がる。
鬼火:灼熱の塊が吐き出されるように、真っ直ぐに御凪さんを襲う!
早川 彦山:「……さて」
御凪蓮:感覚が告げている。この一撃は本命ではない。次がある。
御凪蓮:「すまない、おまかせする」
早川 彦山:「そうだな。ここはこちらで……」
天野月乃:「おじさま……!?」
早川 彦山:ぎん、と音がして、手にはいつの間にか一本の刀。
早川 彦山:「……斬れるものとも思えんが。まあ、守れはする」
御凪蓮:「十分だ」
御凪蓮:守りを早川に任せ、気を練る。次の攻撃に備えて。
早川 彦山:御凪さんの前に立ち、庇うように刀を振り下ろす!
早川 彦山:炎の塊は微かに散るが、早川の身を灼き焦がす。
早川 彦山:「……ごほっ」無事ではあるが、戦闘員ではない。
早川 彦山:「……まあ、任せた」一旦膝をつく。
天野晴乃:「ったく、もう歳だってのに無茶しやがって……」
鬼火:その刹那、だ。御凪さんが予測した第二波が来る。
鬼火:先は火。今度は、光に満ちた一撃。
鬼火:空いっぱいに広がったそれは、収束してあなたたちに降り注ぐ!
御凪蓮:ひらりと扇を舞わせ、蝶を飛ばす。触れた早川が後方へと退避する。
御凪蓮:「(疾いな。二人共は無理か)」
御凪蓮:扇を広げ足を滑らせ、舞い始める。優美というには烈しく、華麗というには勇ましい舞。
御凪蓮:袖を揺らす度風が奔り、蒼い蝶が現れる。超振動により触れたものを削る刃の羽根が。
御凪蓮:その身を持って天野へと降り注ぐ光の一撃を受け止める。
御凪蓮:「つっ……重いな」
御凪蓮:自らを貫いた光の槍と、蝶を通して伝わった反動で血を吐く。
天野晴乃:「揃いも揃って無茶するなオイ……」
天野晴乃:「まだ動ける? それとも休んどく?」
御凪蓮:「問題ないよ。それに、あれは私が斬らねばならんだろう」
御凪蓮:瞳にかすかに浮かんだ殺意を押し止める。
天野晴乃:「それもそっか……じゃ」
天野月乃:「支援します、すぐに終わらせて……治療をしましょう」
天野月乃:その瞳から少し目を逸らしながらも、ちらと見て、頷く

春日 黎子:目の前で弾ける炎、しかし引き下がりはしない
春日 黎子:自らの爪の射程から、その炎を逃さないために
春日 黎子:今は、爪を研ぐとき

GM:では次は御凪さんの手番。
御凪蓮:はい!
御凪蓮:まずはマイナーで戦闘移動、鬼火と春日さんのエンゲージへ
御凪蓮:続いてメジャーアクションで<居合> コンボ:花蝶風月
御凪蓮:攻撃対象は鬼火です
天野月乃:【月天に溺れる】《砂の加護》+《砂塵霊》ダイス+4個 攻撃力+16
GM:支援来た……判定をどうぞ
御凪蓮:あ、月乃ちゃん自分の判定に使わなくて大丈夫?
春日 黎子:戦闘用人格でダイス増えるから大丈夫なのかも
御凪蓮:あ、なるほど
御凪蓮:ではありがたく受け取って判定
GM:どうぞ!
御凪蓮:12DX+20+0@10 (侵食上昇4、侵蝕100~)
DoubleCross : (12DX10+20) → 10[2,2,3,4,5,6,6,6,6,7,10,10]+8[5,8]+20 → 38

御凪蓮:回った!38です
鬼火:ぐぬー ドッジ
鬼火:6dx>=38
DoubleCross : (6DX10>=38) → 9[1,3,4,7,7,9] → 9 → 失敗

鬼火:だめです。だめーじを
:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を6増加 (101 → 107)
御凪蓮:ではダメージ前にオートアクションでウェポンケースからアームドスーツを装備。白兵攻撃力を上げます
鬼火:こ、来い
御凪蓮:4d10+1d10+32+16 (侵食100~、アームドスーツ)
DoubleCross : (4D10+1D10+32+16) → 19[6,8,3,2]+1[1]+32+16 → 68

鬼火:うっ
御凪蓮:68点、装甲有効
御凪蓮:1点でもダメージが入れば鬼切りの古太刀の効果が発動します
鬼火:ぬおー
鬼火:はい、そのダメージはまず、落ちます。
鬼火:ダメージが入ったので、Eロイスをひとつ解除できます。
鬼火:現在所持しているのは《衝動侵蝕》(使用済み)と《不滅の妄執》
鬼火:前者とかおすすめですよ
御凪蓮:では、《不滅の妄執》の効果を解除します
鬼火:キエー
御凪蓮:殺意があるので……
鬼火:その殺意で一度死に、Eロイスも解除されたので
鬼火:《燃える魂》HP30で復活
鬼火:まだ燃えています。
御凪蓮:燃えているね
GM:侵蝕を上げて演出をどうぞ。
御凪蓮:御凪蓮の侵蝕値を4増加 (106 → 110)

御凪蓮:血化粧に彩られ、舞を続ける。
御凪蓮:無数の蝶が羽撃き、その身を持って鬼を斬らんと雪崩のごとく襲いかかる。
御凪蓮:"彼"は何も悪くない。子供も、主人も。ただ運が悪かった、それだけの話。
御凪蓮:役に立てる。まだできる。生きたい。発露の仕方を間違えたといえ、それは否定されるべきでない願い。
御凪蓮:だが、鬼だ。
御凪蓮:衝動を高ぶらせ、しかし決してそれに流されず。己の役目を果たす。
御凪蓮:「君はまだ、誰も傷つけていない」
御凪蓮:彼を終わらせる。被害者から、加害者へと変わってしまう前に。
御凪蓮:「私を恨み、理不尽を嘆け」
御凪蓮:蝶の乱れ飛ぶその中心、舞う蓮の右手に既に扇はなく
御凪蓮:朱色の鞘に収められた一振りの刀──鬼切りの絶閃。
御凪蓮:「疾っ!」
御凪蓮:気迫とともに一閃。 その刀身は誰の瞳にも止まらず、確かに不滅の炎の核を断つ。
鬼火:甲高い悲鳴のような音。否。
鬼火:それは、身が割れた時の音の残響に過ぎない。
鬼火:その核は、炎に包まれていたガラスのランプが、うっすらと姿を見せる。
鬼火:まだ、燃えている。
御凪蓮:手応えはあった。鬼の鬼たる所以、不滅の命はもはやない。
御凪蓮:だがその火、灯火は未だ。
御凪蓮:「頼む」
御凪蓮:彼女たちに任せよう。
天野月乃:地面に突き立て、足場を整えていた剣を引き抜いて頷く
天野月乃:(濃すぎる情念が消えた、今なら……)
天野晴乃:「斬れる! 天晴な舞だったわ蓮!」

GM:では、次は天野さんたち。
天野晴乃:マイナーで戦闘移動して鬼火にエンゲージ
天野晴乃:メジャーアクション
天野晴乃: 【晴天に焦れる】《コンセントレイト:ウロボロス》+《原初の赤:腐食の指先》命中した相手の装甲を-10する白兵攻撃
GM:判定どうぞ
天野晴乃:判定行くよー!
天野晴乃:11dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,1,2,6,6,7,8,8,9,10,10]+10[1,2,6,8,9,9]+10[5,6,7]+6[6]+4 → 40

御凪蓮:回った!
GM:みんな高い
鬼火:ドッジ!
鬼火:6dx>=40
DoubleCross : (6DX10>=40) → 9[1,1,1,3,7,9] → 9 → 失敗

鬼火:まるでだめ
鬼火:ダメージどうぞ
天野晴乃:命中したので装甲ー10してダメージ! で、ここでー
春日 黎子:私の爪が牙を剥く!
春日 黎子:……?
鬼火:きゃー
春日 黎子:《餓狼の爪》!侵蝕+3
:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を5増加 (107 → 112)
春日 黎子:そのダメージに、私の素手の攻撃力をプラス!
鬼火:ぐぬぬ
春日 黎子:まあ素手の攻撃力はたかがしれてます……31程度で……
鬼火:HP30って言ったよね!?
御凪蓮:たかこわい
春日 黎子:やっちゃって天野さん!
天野晴乃:はいよ、ダメージ振るねー!
天野晴乃:5d10+11+1+3+18+5+31    装甲-10
DoubleCross : (5D10+11+1+3+18+5+31) → 33[9,2,2,10,10]+11+1+3+18+5+31 → 102

鬼火:いやいやいや
鬼火:HP30につき、全く無理ですが
御凪蓮:えぐい
鬼火:が
鬼火:《蘇生復活》HP1で復活
御凪蓮:ど根性!
鬼火:火はしぶといぞ!
GM:侵蝕上げて演出どうぞ
天野晴乃:侵食はもう上げたので演出へ!

天野晴乃: 右手に握った剣を放り投げ、左順手に持ち替え。
天野晴乃:「ようやっと面が拝めた! それじゃ行こっか!!」
天野晴乃:勢いよく飛び込み、先程とは変わって、赤い光に縁取られた影を纏った剣を翻し
天野晴乃:すれ違いざまに、深々と炎塊を切り裂く。
鬼火:「ぎっ」悲鳴のようなガラスの軋む音。
天野月乃:(晴乃、次は___!)月乃が思い浮かべる都度
天野晴乃:「あいよ!」その位置に的確に剣が差し込まれ
天野晴乃:赤い影が、ランプに取り憑いた炎を引きはがしていく。
鬼火:「……あ……ぐ……」
春日 黎子:それに加勢するように、爪の斬撃が熱を刈り取っていく
天野晴乃:「あんたが纏うべきは、こんな炎じゃ……ないでしょ!」体を捻った勢い任せの斬撃、ランプの姿を完全にさらけ出す。
ランプ:「……!」
ランプ:そこには確かに、古い壊れたランプがあった。
ランプ:だが、まだ燃えている。
ランプ:ゆらゆらと、不自然に揺れる炎は消えてはいない。
ランプ:明かりを灯すために。
天野晴乃:「……おっと、今のは私の相棒の言葉ね?」自分は壊す担当、互いの思考と感情の殆どを共有していても、そこは切り分けている。

GM:次は春日さんの本来の手番ですが、お知らせがあります。
ランプ:《加速する刻》
ランプ:一手番行わせてもらいます
春日 黎子:!?
御凪蓮:にゃにい
ランプ:マイナー、《炎の加護》サラマンダーエフェクトのダイス増
ランプ:メジャー、《プラズマカノン》《コンセントレイト:サラマンダー》
ランプ:判定
ランプ:11dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,2,4,4,5,6,6,7,7,9,10]+10[2,4,8,10]+10[7,9]+10[5,8]+1[1]+4 → 45

ランプ:おっと対象忘れてた
ランプ:じゃあ……春日さんだな
春日 黎子:ええ、私は暴走中
春日 黎子:受け止めてあげる
ランプ:命中。ダメージを出します。
ランプ:5d10+15
DoubleCross : (5D10+15) → 27[5,8,5,4,5]+15 → 42

ランプ:意外といった
春日 黎子:ボディアーマーを加味しても防ぎきれない
春日 黎子:今の自分 への固定ロイスをタイタスに変え昇華
春日 黎子:HP14で復活よ
ランプ:わお

GM:ではせっかくなので、次の春日さんの手番もまとめて判定しましょう
GM:どうぞ!
春日 黎子:はい!
春日 黎子:マイナーアクションで暴走を解除
春日 黎子:メジャー 『”豹”(パンテーラ)』
《コンセントレイト:エグザイル》+《貪欲なる拳》

春日 黎子:素手でランプに攻撃します
春日 黎子:11dx7
DoubleCross : (11DX7) → 10[2,2,6,6,6,6,6,8,8,9,10]+10[6,9,10,10]+10[5,7,10]+10[3,10]+4[4] → 44

ランプ:ドッジ!
ランプ:6dx>=44
DoubleCross : (6DX10>=44) → 9[3,6,6,7,8,9] → 9 → 失敗

ランプ:9ばっか!
ランプ:ダメージどうぞ
春日 黎子:5d10+31+18
DoubleCross : (5D10+31+18) → 25[3,5,4,4,9]+31+18 → 74

春日 黎子:装甲は有効よ
ランプ:HP1につきとても耐えきれません。
ランプ:戦闘不能。復活エフェクトなし。
GM:あなたたちの勝利です。
御凪蓮:おつかれさま……
春日 黎子:任務……完了……
天野晴乃:勝ったー!
天野月乃:お疲れ様でした

ランプ:その日はまだ、燃えていた。割れて溶けかけたガラスの中で。
ランプ:先ほどよりずっと弱まった火の勢いが、ほんの一瞬だけ強まる。
ランプ:鬼火が吐き出される。どこかに逃げだそうとでもするように。
ランプ:それは、春日さんの元にそのまま矢のように飛翔した。
春日 黎子:その炎は、先ほどまでの大きな火よりも、どこか眩しく見えて
春日 黎子:撃ち抜かれる 生々しく火傷の跡が刻まれて
春日 黎子:「……っ……ふぅ……」それでも、引き下がらない
春日 黎子:「怒っては……いないわ……」
春日 黎子:「そんな感情……忘れて、しまったもの」
春日 黎子:「私はただ……悲しいの」
春日 黎子:この世に生れ落ち、役目を与えられて
春日 黎子:私はずっと怯えていた
春日 黎子:いつ、切り捨てられてしまうのか 私の価値が消えてしまうか……
春日 黎子:私は自ら一族を離れることで、その怖さから逃げた
春日 黎子:でもあなたは……逃げることもできず、気づけば役目を失っていて
春日 黎子:まるで”そうなっていた私”を見ているようで……
春日 黎子:「あなたが本当に……したかったこと」
春日 黎子:「ジャームとなったその体から切り離せば……思い出させてあげられるかしら」
春日 黎子:大きな爪でランプを囲むように抱きかかえ
春日 黎子:「せめて、暖かに……」押しつぶすように、抱きしめる力を強める
ランプ:「…………」
ランプ:人が使う火には、ふたつ、役割がある。
ランプ:温めることと、照らすことだ。
ランプ:びき、と割れた本体にひびが入る。
ランプ:炎よりはずっと温度も低い、しかし確かな熱を得たその道具は……。
ランプ:びき、びき。
ランプ:割れて崩れていきながら。その火で。
ランプ:すっかり暮れた雨宿町の夜、裏路地を、優しく照らし、
ランプ:そうして、動くことを止めた。
ランプ:火は、消えた。
春日 黎子:しかし、その最後の温もりは
春日 黎子:私の胸の中に残り続ける
天野晴乃:「……」
天野月乃:無言で月乃へと変わり、黙祷。
天野月乃:せめて、道具にそれがあるかは分からないが……次があるのなら、その時は……
早川 彦山:その横で軽く目を閉じている。
御凪蓮:刀を扇へと変え、口元に添え静かに見つめる。
御凪蓮:言葉はない。別れは済ませた。己が鬼に送れるものは殺意のみ。
御凪蓮:だから彼女たちには、頭が下がる。


バックトラック


GM:お疲れ様でした。バックトラックのお時間です。
GM:今回のEロイスは2個!
GM:《Eロイス:不滅の妄執》《Eロイス:衝動侵蝕》
御凪蓮:両方振ります
GM:振る人は2d10振ってね
御凪蓮:110-2d10
DoubleCross : (110-2D10) → 110-12[10,2] → 98

御凪蓮:よし確定、等倍!
天野晴乃:振ります!
御凪蓮:98-5d10
DoubleCross : (98-5D10) → 98-27[2,6,7,5,7] → 71

GM:ナイスコントロール
御凪蓮:5点で帰還!
天野晴乃:112-2d10
DoubleCross : (112-2D10) → 112-12[5,7] → 100

天野晴乃:4d10で0が出なけりゃ確定!
天野晴乃:100-4d10
DoubleCross : (100-4D10) → 100-26[10,1,9,6] → 74

GM:ナイスコントロール!
天野晴乃:5点で帰還!
春日 黎子:最後の攻撃で114になってました!Eロ2個振ります
春日 黎子:114-2d10
DoubleCross : (114-2D10) → 114-12[6,6] → 102

春日 黎子:残ロイス4個、等倍振り!
春日 黎子:102-4d10
DoubleCross : (102-4D10) → 102-30[9,9,2,10] → 72

GM:ほんとにナイスコントロールだな!?
春日 黎子:キリの良い数字になった!
GM:ではさくさくと経験点配布を。
GM:シナリオ5点、他いつもの諸々5点、Eロイス2点!
GM:ここに侵蝕分をどうぞ!
GM:そしてまずはおかえりなさいでした!
天野晴乃:17てーん!
春日 黎子:17点!
天野晴乃:ただいまー!
御凪蓮:ただいま!17点!
御凪蓮:むしゃむしゃ
GM:おそろいだ。
GM:つまりGMも17点ということですね
御凪蓮:計算が楽
GM:お疲れ様でした。帰還おめでとうございます!
御凪蓮:お疲れさまでした!
春日 黎子:ただいまです!
天野晴乃:お疲れ様でした!


エンディング1


GM:あなたたちの奮闘により、謎の鬼火と放火事件は小規模のうちに解決を見た。
GM:支部では支部員たちが、あなたたちを労うために待っていてくれた。

【雨宿町町役場・地域親交課】あるいは【UGN雨宿支部・司令室】

八千代 路夜:「はい、お疲れ様でした。皆さん」
八千代 路夜:時間はもう夜に近いが、定時を無視して残っている。
八千代 路夜:それは他の面々も同じである。UGNに休息はあまりない。
御凪蓮:「ええ、無事帰りました。みなさんもお疲れさまです」
春日 黎子:「し、支部長!それに他の皆さんも……!」
天野晴乃:「おつかれさーまっ!」
早川彦山:「ただいま、戻りました」
柘植 小遥:「……お疲れ様」
鈴掛 喜一:「いやー、よかったっすね、大して被害なくて」
八千代 路夜:「戦闘跡は処理部が片付けてくれているから」
GM:処理部は清掃業者をカヴァーとしている部署だ。
天野月乃:「皆さんのおかげ様で……今回も、上手くやれました、ありがとうございました。」ぺこりと礼
早川彦山:「なに、皆良い動きだったよ。俺も役に立てて良かった」
御凪蓮:「改めて確認なのですが、支部長」
御凪蓮:「やはり今回の事件……彼の覚醒も、化生岩の影響なのでしょうか」
八千代 路夜:「そうね。動きが活性化を始めてるのは確か」
八千代 路夜:「どうも周期があるみたいなの。その影響に当てられたのだと思う」
天野晴乃:「ホント、面倒な石ねぇ……」
八千代 路夜:「危険な土地だと思う?」あなたたちに。
天野月乃:「それでも、上手く付き合っていかないと……ですよね」
八千代 路夜:「そう。少し重いものを抱えた場所ではあるけど、土地のものだからね……」
八千代 路夜:頬に手を当てて、困ったように笑う。
御凪蓮:「不安があるのも確かでしょうが」
御凪蓮:「生まれてくる妖達が人に仇なすものばかり、というわけでもないでしょう」
八千代 路夜:「そう言ってもらえると嬉しいな」
八千代 路夜:「我々は後から入ってきた者なの。だから、好き放題する訳にもいかない」
八千代 路夜:「ここにいれば、多分じきに目にすると思う」
御凪蓮:「次の出会いが良きものであるよう願いながら、万一に備えるしかないでしょうねえ」
八千代 路夜:「善良とまでは言わないけど……愉快な隣人たちをね」
御凪蓮:「楽しみにさせていただきますよ」
八千代 路夜:「本当に、それ」ふー、とため息をつき。
天野月乃:「はい、そう……ですね」
八千代 路夜:「我々の仕事は、数多ある事件の予兆をじっと見ていること」
八千代 路夜:「いつもと違う何かを見逃さないこと」
天野月乃:「大変なお仕事……ですよね」
八千代 路夜:「そうね。で、『見てしまったら終わり』」
八千代 路夜:「何かと目を合わせたら、全力で動かないといけないの。今回はあなたたちね」
春日 黎子:「それが、UGN……」
御凪蓮:「根気の要る仕事だ。UGNとはもとよりそういうものなのかもしれませんが」
春日 黎子:私は一族から、逃げてきた身だ。
春日 黎子:だからこそ、逃げて逃げて辿り着いたこの町では、逃げたくない。目を逸らしたくない。
春日 黎子:「さきほど、周期があると仰っていましたが」
八千代 路夜:「ええ」
春日 黎子:「これからしばらく、今回のような案件が増えていくのでしょうか?」
八千代 路夜:「……そうね。正直、その予兆は大きい」
八千代 路夜:「あなたたちみたいな戦える人材に頑張ってもらうことは増えると思う」
春日 黎子:「…………」
八千代 路夜:「いい時期に来てもらった、っていうのはこっちの勝手かな」
八千代 路夜:「でも、期待しているから、あなたたちには」
春日 黎子:「これからたくさんお役に立てると思うと、嬉しい限りです!」
春日 黎子:両手で控えめなガッツポーズ
御凪蓮:「今のご時世、どこに行っても平穏というのは貴重ですから。……残念ながら」
御凪蓮:「これもまた縁ということで、また何かあったらお手伝いさせていただきますよ」
八千代 路夜:春日さんの様子をみて柔らかく微笑んでいる。
八千代 路夜:「ええ、本当に。滞在を楽しんでもらえれば何より」
御凪蓮:「できれば、ぼくが必要になる事態は少なくなってくれるとありがたいですけどねえ」
八千代 路夜:「ふふ、頼りにしてるって言いたいのに?」
八千代 路夜:目を細める。
天野晴乃:「今回とか、蓮の踊りがなかったらめんどくさい事になる所だったわねー……」
御凪蓮:「ほら、名刀は床の間で愛でられる内が華と言いますか」
御凪蓮:「そのうち骨董品扱いされるように願っておりますよ」
春日 黎子:「振られた逸話があった方が価値が上がるかも……なんて」
八千代 路夜:「まあね。その気持ちはわかる」
天野晴乃:「ふーん、そういうもんなの?」
八千代 路夜:「でも、ギラつけるうちはギラついておきなさいよね」
御凪蓮:「ええ、お美しい皆さんの激励で気力をつないでまいりましょう」
八千代 路夜:さほど年齢も変わらないようだが、少し年上ぶったことを言う。
御凪蓮:とぼけた口調で軽口を叩く。
天野晴乃:「上手いこと言うじゃない、色男」
御凪蓮:「舞台に立つ身ですので、これでも二枚目なのですよ」
天野晴乃:「これでもどころか、真っ当に2枚目じゃない?」
天野月乃:「あの、さっきの刀も……尋常のものではない気配を感じて、凄かったです」
御凪蓮:「おや、ありがたいお言葉。……はは、刀ですか」
御凪蓮:少し複雑そうな顔をして
天野月乃:「えっ、えっと……何か触れてはいけないお話だったでしょうか?」
御凪蓮:「いえいえ、そんなことは」
御凪蓮:すぐに笑みを作り直す。
御凪蓮:「お目が高い。あれは我が家の家宝でして」
御凪蓮:「かつてはヤマト某も愛用したと伝わる一品ですよ」
天野月乃:「家宝!? それにヤマトって……」
御凪蓮:「ま、多分嘘ですけど」
天野晴乃:「誰? 宇宙戦艦?」
御凪蓮:あっさり自分で否定する。
天野月乃:「晴乃は黙ってて……で、でも疑惑があるだけ凄い業物ということですね……」
御凪蓮:「まあ、色々と箔をつけるための伝承でしょうねえ。そもそも彼の時代に”日本刀”なんてものは存在しなかったわけですし……」
御凪蓮:「……気になります?ですが、あまり近づかないほうがよろしいかと」
御凪蓮:「なかなか曰く付きの逸品でもありましてね。少々持ち主の精神に作用すると言いますか」
天野月乃:「精神に作用、ですか?」
天野晴乃:「それ使ってて大丈夫なの?」
春日 黎子:「遺産の類、ね……」
柘植 小遥:「…………」目をぱちぱちさせている。
御凪蓮:「大丈夫なように鍛えられるのが私の家系ですから」
早川彦山:とても興味深げにしている。
御凪蓮:「ただ、もし私が倒れることがあっても決して拾いませぬようお気を付けて」
御凪蓮:「背負うにはそれなりに重い荷物でもありますから」
御凪蓮:そこだけ真剣な面持ちになって。
天野晴乃:「はー……」
天野月乃:「大変なものを……」
天野晴乃:「ま、倒れなきゃいい話! あたしの前じゃ死なせないから安心しときなさい!」
柘植 小遥:「……倒れるとか言われると、困る。御凪さん」ぽつりと、
柘植 小遥:「……せっかく帰って来たのに……ええと」
柘植 小遥:「縁起が悪い」
御凪蓮:「……む、失礼。確かに軽率でした」
御凪蓮:「まあご心配なく。私もまだまだ現役のつもりですから」
天野晴乃:「むむっ……」その会話に何かを感じ取ったのか
天野晴乃:「ふーん……」
御凪蓮:「置いていくと心配なのが二人ほど居ますしねえ……」
柘植 小遥:「?」小首を傾げる。
御凪蓮:「?お嬢、なにか?」
春日 黎子:「……ふふっ」
天野晴乃:「小遥ちゃん、御凪さん呼びは止めといたほうが良いわよ」
柘植 小遥:「……? どうして?」
柘植 小遥:「一般的に年上の相手にはさん付け。礼儀」
天野晴乃:「あと何人か、似たようなツラが良いのがいるから」
天野晴乃:「まあ要するに! 下の名前呼びで良いんじゃないかなー!」何に気を回してるつもりなのか
御凪蓮:「……あの?お嬢?」
柘植 小遥:「……なるほど、紛らわしくなる……」
御凪蓮:「何か電波的なものを受信されてません?」
天野晴乃:「珍しい二人が珍しい反応してるんだもん、気になるじゃん!」
柘植 小遥:「……蓮さん?」練習のように口ずさむ。
御凪蓮:「ちょっ」
柘植 小遥:「……変なの……」
柘植 小遥:ふふ、と少しだけ笑って。
天野晴乃:「へへっ……いい仕事をしたわね!}
御凪蓮:「か、勘弁してくださいよお嬢。柘植さん真面目だから真に受けちゃうでしょ……」
天野月乃:(何やってるんでしょうこの子は……)
天野晴乃:「実際他が来たら呼び分け面倒なのは事実っしょ?」
天野晴乃:「それにアンタが珍しいかおしてるんだもの、応援させなさいよ!」
春日 黎子:微笑ましい、という表情で見守っている
天野月乃:「す、すいません余計なお世話を……」
八千代 路夜:「みんな元気だなあ……と」
八千代 路夜:ふと春日さんのキャミソール姿に目をやる。
八千代 路夜:「あれ、上は……寒くない?」
春日 黎子:「……え?」
八千代 路夜:慌てて自分のカーディガンを脱いで。
春日 黎子:「ひゃ、ひゃあああ!!」
八千代 路夜:「気付いてなかったの!?」
八千代 路夜:肩にかけてあげる。
御凪蓮:「あら、これは失敬。気が聞きませんで」
春日 黎子:「べべべ別に露出のシュミなんてないんです~!」
八千代 路夜:「まあ、男の人は言い出しづらいとかあるよね……」
八千代 路夜:「そこは疑ってないから……!」
春日 黎子:「うぅ……FH時代は周りもこんなかんじだから気にしてなかったけど」
春日 黎子:「今になって恥ずかしくなっちゃうしぃ……」
八千代 路夜:「そうなんだ……寒そう……」この辺は雨が多いのだ。
春日 黎子:「へっくち!……でも戦いになると……制服じゃ全然動けないし……」
春日 黎子:「ウィッグもどっかいっちゃった~!」
天野晴乃:「過激な趣味ねー」
御凪蓮:「はは、少しずつ慣れていけば良いでしょう」
天野晴乃:「私もアレくらい脱ごうかしら」
八千代 路夜:「……別にいいのにねえ、隠さなくても」
天野月乃:声にならない声にならない叫び
鈴掛 喜一:「そうっすね。全然いいと思う」
八千代 路夜:「……上着は着た方がいいかな」
春日 黎子:「み……見ないでえ~!」胸元をぎゅっとガードして
天野晴乃:「全然あり! むしろ良い!」
御凪蓮:「……まあ、隠さないというのも勇気のいるものですから」
鈴掛 喜一:「アリアリだよねー」
御凪蓮:「勇気が出るまでは、ゆっくりゆっくりで良いかと」
春日 黎子:「え……えっと……少しずつ出していけば……良い……?」
春日 黎子:「明日からボタン1つ外そうかな……」
八千代 路夜:「それでいいと思うな」
八千代 路夜:「……さて、だいぶ賑やかになったところで」
GM:支部員たちが飲み物を出してくる。サクサクと全員に配られる。
GM:お疲れ様会という体はすぐに整った。
八千代 路夜:「では、春日さんの記念すべき初任務と、御凪さん、天野さんたちの活躍に」
八千代 路夜:「乾杯!」
御凪蓮:「かんぱーい」
春日 黎子:「か、かんぱーい!」
天野晴乃:「かんぱーい!」
早川彦山:「乾杯」
天野月乃:「か、かんぱい……」
柘植 小遥:「……乾杯」
鈴掛 喜一:「かんぱい!」
GM:ささやかな労いの宴が、小さな町役場の片隅で開かれる。
GM:他は暗く消えた建物の中、そこだけは明るく、温かな明かりが灯っていた。


エンディング2 天野晴乃/月乃


【古道具屋『長玄堂』】あるいは【UGN雨宿支部・レネゲイドアイテム研究室】

GM:骨董というほど価値がありそうでもない、様々な古道具が並ぶ店内。
GM:あなたは店主の早川と向かい合っていた。
早川彦山:「今回はお疲れだったな」
天野月乃:「はい、お疲れ様でした」
早川彦山:「処理部が文句言ってたぞ。焦げ跡が修復しづらいって」
早川彦山:「そんなのはランプに言えって感じだよな」笑う。
天野晴乃:「ったく、まあ……壊れものにくちなしだけど」
天野月乃:「あ、それでおじさま……これなんですけど」
天野月乃:小脇に抱えた小さな木製の箱を開いて、中身を見せる
早川彦山:「ん」あなたが取り出したものを見る。
天野月乃:「許可をいただいて……可能な限り、拾い集めてみたんですが」
天野月乃:そこにあったのは、辛うじてランプであったとわかる金属とガラスの欠片の山。
早川彦山:「ああ、確か確認はしてもらったんだよな」
GM:処理部の方でその欠片たちは精査を受け、レネゲイドの痕跡なし、との報告が出ている。
GM:つまり、今はただのがらくただ。
早川彦山:「…………」手袋を嵌め、破片のひとつを摘まむ。
早川彦山:「これを、どうしたい?」
天野月乃:「その……直せそう、ですか?」
天野月乃:「償いだなんて、言うつもりはないんですけど……」
早川彦山:「ふーむ」
天野晴乃:「これも一つの縁って、ところ?」
天野月乃:「たまたま、壊れてしまったこのランプが……見えてしまったので」
早川彦山:「直す、というのはまあ、言い方だな」
早川彦山:「全部パズルみたいにつなぎ合わせて、ランプ的なものを作るのは出来なくはない」
早川彦山:「……だいぶ神経は要りそうだが」
早川彦山:「見えてしまったら、か」
天野月乃:頷いて
天野晴乃:「まぁ、完全に元通りだなんてそうウマい話は無いかー」
早川彦山:「道具ってのは……機能が必要だよな」
早川彦山:「この古いランプをきっちり元に戻して使ってやる、そこまでするのは、まあ」
早川彦山:「難しい」
早川彦山:言いながら、何か考えている。
天野晴乃:「オッサン、なんかアイディアある感じ?」
早川彦山:「少しな。別の物にするというのは……できなくはないかもな」
早川彦山:「俺もこれを見てしまった。何もしないで捨てるってのは無理だ」
天野月乃:「……!」パッと明るい表情になる
天野晴乃:「別の物って、何にするんだ?」
早川彦山:「たとえば、そうだな。欠片を使って……ランプシェードにしてやる。電灯の」
早川彦山:「あとは、飾りだな。なんて言うんだっけ、上から吊り下げて……」
早川彦山:「太陽の光が反射するようなインテリア。なんでもできるだろうな」
天野晴乃:「へー……そんなのもできるんだ」
天野月乃:「素敵ですね……!」
早川彦山:「要はガラスの欠片を組み合わせてやればいいんだ」
早川彦山:「……アクセサリーなんかにも、できなくはないな」
早川彦山:「俺は詳しくないが、頼めばやってくれる店はあるだろ。危なくないようにヤスリをかけて」
早川彦山:「というくらいかな。俺の案は」
天野月乃:「と……」
天野月乃:「とっても! はい、そうしてみたいです!」
天野月乃:「早速、お店を探さないと……」
早川彦山:嬉しそうに、ニヤリと笑う。
早川彦山:「ありがとうな」
早川彦山:「奴らの声をちゃんと聞いてくれて」
天野月乃:「いえ……」
天野晴乃:「あたしがそうしたいと思ったから」
天野月乃:「同じ、この街に生きる者として」
天野晴乃:「できる事をしたってだけの話!」
早川彦山:「……そうか」
早川彦山:「いや、頼もしい限りだよ」
早川彦山:「子供だと思ってたらなあ……」しみじみとしている。
天野晴乃:「何時までも子ども扱いすんなし」
天野月乃:「えへへ……」
早川彦山:「……若いのを働かせてる負い目があるんだよ、こっちには」
天野晴乃:「今回は、オッサンだって身体張ってたじゃん」
天野晴乃:「それに、後ろの奴らだってリスクはある……びょーどーよびょーどー」
早川彦山:「おう、年食うと治りが遅いんだぞ」
早川彦山:言いながらも今は元気そうにしている。
天野晴乃:「もう若くないんだから、あんまり無茶すんなよ」
早川彦山:「ハッ」軽く笑って。
早川彦山:「オッサン扱いにはまだ早いぞ」
天野晴乃:「うっせーオッサン」ニヤリと笑って、箱を閉じてバッグにしまう
天野月乃:「ではそろそろ……失礼します。 今回は本当に、ありがとうございました」そしてペコリと頭を下げて
天野晴乃:「またなんかあったら遊びに来るから、面白そうなモン置いといてよね」立て付けの悪い扉に足を引っ掛けて、強引に開きながら
天野晴乃:「あ、そうだ……」
早川彦山:「ん?」
天野晴乃:「武器ありがと、いつも」
早川彦山:「お? おう」
早川彦山:驚いたような顔をしてから、破顔する。
天野晴乃:それだけ言って、恥ずかしくなったのか足で扉を雑に閉じて店を後にする。
早川彦山:「……いい使い手だよ、お前らは」呟いて見送る。
GM:閉じた扉の先では、二人で一人の少女が歩き出す。
GM:……時が止まったような店の中は、急にずっと静かになった。


エンディング3 御凪 蓮


【雨宿町町役場・地域親交課資料室】あるいは【UGN雨宿支部・資料室】

GM:古い文献から最新のメディアまで、様々な資料が眠るこの部屋。
GM:担当の柘植は、棚の整理を軽くしている最中だったようだ。
御凪蓮:「こんにちはぁ」
柘植 小遥:「……あ」
柘植 小遥:脚立に上りかけていたところを降りてくる。
御凪蓮:広げた扇をパタパタと仰ぎ、呑気な様子で現れる。
柘植 小遥:「……こんにちは」
御凪蓮:「ああ失礼、お仕事中でしたか」
柘植 小遥:「ここに居る時はいつもお仕事」
柘植 小遥:「……サボっているとでも?」腰に手を当てる。
御凪蓮:「いや失礼しました、それはごもっとも」
柘植 小遥:顔はさほど怒っている様子でもない。
御凪蓮:「では、サボりならぬ休憩のお誘いなど」
柘植 小遥:時計をちらりと見る。
柘植 小遥:「えっ」
御凪蓮:片手に下げた袋を示す。
柘植 小遥:「もうこんな時間」
柘植 小遥:「……お昼、食べ損ねた」
御凪蓮:「あらら……」
柘植 小遥:「まあ、2日くらいは補給を断たれたことがあるし。平気」
柘植 小遥:「水があればいける」
御凪蓮:「いや、それは心配になるのでちゃんと食べてください!」
柘植 小遥:「……普段はさすがに普通に食べてる……」
御凪蓮:「なら良いんですが……ダメですよほんと、面倒だから毎食そうめんとか」
柘植 小遥:「それは夏だけ」
御凪蓮:「減量になるからちょうど良いとか……健康に悪いですから」
柘植 小遥:「今はまだ……そう、旬ではないので……」
御凪蓮:「季節問わずダメです」
柘植 小遥:「ダメ……」ちょっとしょんぼりしているようだ。
柘植 小遥:「まあ、だから休憩なら平気」
御凪蓮:「旬の食材もうちょっと他にないかなあ」
御凪蓮:「そうですか……むう」
御凪蓮:むむむ、と呻き
御凪蓮:「いけないな、建前はよしましょう」
柘植 小遥:「?」きょとんとする。
御凪蓮:「柘植さんにちゃんと、謝罪をしておかねばと思いまして」
柘植 小遥:「謝罪……?」
柘植 小遥:「何か私にしたの」
御凪蓮:「以前駅前でお会いして、お食事に誘ったことがあったじゃないですか」
柘植 小遥:「あった」
御凪蓮:「断られても、家まで送るって言ってみたりとか」
柘植 小遥:「言った」
御凪蓮:「まあ、それでご迷惑というか、面倒がらせたのも一つではあるんですが……」
御凪蓮:「あの時私ね、柘植さんから"鬼火"の情報を探ってたんですよ」
柘植 小遥:「…………」
柘植 小遥:「それがしたごころ?」
御凪蓮:笑顔を消して、真剣な面持ちで
御凪蓮:「街で鬼火の噂を聞いてから、オーヴァード……もっと言えばジャームの可能性を感じまして」
柘植 小遥:「……なるほど」
御凪蓮:「見過ごすことはできなかったが、仕事以外で鬼と関わるのは正直苦手で」
御凪蓮:「だから柘植さんとのお話の中で、UGNでどの程度把握しているか確認していました」
柘植 小遥:「ふーん」
御凪蓮:「利用するような真似をしてしまい、申し訳ありませんでした」
柘植 小遥:「……えっと、それだけ?」
御凪蓮:「それだけです」
柘植 小遥:「……それは、あなたにとって謝罪をするような件なの」考え込む。
御凪蓮:「……そうですねえ」
柘植 小遥:「結果、ジャームは倒されて、火事は大きくならなかった」
柘植 小遥:「私は仕事をした。普段通り」
柘植 小遥:「あなたは仕事で鬼と関われた」
柘植 小遥:「何に問題があるのか、わからないけど……」少し黙って。
御凪蓮:「関われたというか、関わってしまったというか」
御凪蓮:「私、割とよくこの手のことはやりますし。普段はそれほど悪いとは思わないんですけど」
御凪蓮:「あの時柘植さんが」
御凪蓮:「嫌なことは嫌だってはっきり言って、それでも答えてくれたからですかねえ」
御凪蓮:「柘植さんは、思ってることをちゃんと口にしてくださってるのに」
御凪蓮:「こちらだけ建前を使い分けるのは……失礼というか、なんというか」
御凪蓮:「あまり良い気分がしなかったので」
柘植 小遥:「…………」あなたの言葉をゆっくりと噛み締めるように聞く。
御凪蓮:「だからまあ、私のエゴのようなものです」
柘植 小遥:「私は……」
柘植 小遥:「支部長に、よく自分を大事にしなさいと言われる」
柘植 小遥:「さっきの、そうめんの時のあなたみたいに」
柘植 小遥:「よくわからないから、勉強してる」
御凪蓮:「……はい」
柘植 小遥:「私を大事にしてくれているな、って思う人の言葉から」
柘植 小遥:「今、ちょうどいい勉強になっている」
柘植 小遥:「謝ってくれるって、今はその時とは違うということでしょ」
柘植 小遥:じっとあなたを見ている。
御凪蓮:瞳を逸らしかけるのを堪えて、真っ直ぐに視線を返す。
御凪蓮:「仮面を使い分ける相手には、私も役者になりますが」
御凪蓮:「真っ直ぐな人には、同じように返したいとは思っている」
御凪蓮:「……ただ、どうにも性分なので、上手くできているかどうか」
柘植 小遥:「多分」
柘植 小遥:「支部長なら『上手くできるとかは考えないでいい』って言う」
柘植 小遥:「私もそう言われた。別の機会だけど」
柘植 小遥:「自分らしく、やりたいように、だって」
柘植 小遥:「私は蓮さんらしさをまだちゃんと知らない」
御凪蓮:「なるほど。勉強、上手く行ってるようだ」
柘植 小遥:「だから、そう。今勉強中」
柘植 小遥:「……最初思ったのと違うのはわかった」
柘植 小遥:「結構、困ったりするんだ」
柘植 小遥:口の端が少し持ち上がる。
御凪蓮:「……それほど器用ではないもので」
柘植 小遥:「ひとつわかった」頷く。
御凪蓮:扇を広げて口元を隠す。
柘植 小遥:「嫌いじゃないよ」
御凪蓮:「?」
柘植 小遥:顔を覗き込もうとしてやめる。
柘植 小遥:「……わざわざ隠してるとこを覗くのは、失礼。でも」
柘植 小遥:「さっきは、見せてくれて、ありがと」
御凪蓮:「……ああ、すまない。これはちょっと」
御凪蓮:「照れているだけだ」
柘植 小遥:目を丸くする。
柘植 小遥:「照れているの」復唱。
御凪蓮:「ま……まあ」
柘植 小遥:「蓮さんは長時間話をすると、照れる……」勉強中。
御凪蓮:「あまりこういう、ぶっちゃけた話をするのは、得意ではないというか……」
柘植 小遥:「訂正」
柘植 小遥:「ぶっちゃけた話をすると、照れる……」
御凪蓮:「いや、それは覚えなくて良いが……」
柘植 小遥:「覚えなくて良い」
柘植 小遥:「もう覚えた」
柘植 小遥:両手で口を押さえて、どうも笑っている。
御凪蓮:むう、と難しそうに唸る。
御凪蓮:「……しかし、勉強中か」
御凪蓮:「では私も、よければ勉強させてもらおうかな」
柘植 小遥:「何? 資料なら沢山あるし、検索にはPCも……」
御凪蓮:「そういうのじゃない。君のやってる勉強と似たようなものだ」
御凪蓮:「思いの伝え方」
柘植 小遥:「……思い」
御凪蓮:「さっきも言ったが、どうにも、苦手なんでな」
御凪蓮:「君の率直さを見習うことにするよ」
御凪蓮:「そういうわけで、今後ともよろしく頼む。先生」
柘植 小遥:「……先生。私が?」
御凪蓮:「……迷惑だったか?」
柘植 小遥:またぱちぱちと目を瞬かせて、それからぱっと表情が輝く。
御凪蓮:少し不安そうに
柘植 小遥:「嬉しい」
柘植 小遥:「教官には憧れていたから……そういう意味じゃないのはわかってるけど」
柘植 小遥:「とても嬉しい」
御凪蓮:「……なら良かった」
御凪蓮:ほっと息をついて。
柘植 小遥:「今のがレッスン1」胸を張る。
柘植 小遥:「参考になりましたか。生徒」
御凪蓮:「倣わせてもらいますよ」
御凪蓮:「(……やれやれ、一つ頼み事をするだけで)」
御凪蓮:「(こんなに緊張するものか)」
御凪蓮:本当に、難しいものだ。


エンディング4 春日 黎子


【雨宿町町役場・地域親交課】あるいは【UGN雨宿支部・司令室】

春日 黎子:デスクに張り付くようにして、溜まっていた書類を処理していく
春日 黎子:「ふぅ~、やっぱり数日空けるだけでこんなに溜まっちゃうんだな~」
春日 黎子:とはいえ、FH時代から、任務後の書類作成はお手の物だ。
春日 黎子:制服のボタンを1つ開けて、少し動きやすくなったことで効率も上がっている。
春日 黎子:ちなみにこの1つというのは
春日 黎子:もとから1つ開けていたところからさらに……という意味であり
春日 黎子:出勤時は、かなり視線を集めた
春日 黎子:(顔を覚えてもらったのかな……嬉しい)
春日 黎子:本人は、その視線の意味に気づいていないようだ
八千代 路夜:「春日さん、こっちの件なんだけど……」
八千代 路夜:「…………」
八千代 路夜:(いや、無理に押さえつけるのは良くないし)
八千代 路夜:(ちゃんと自分らしくいてもらうのが大事)
春日 黎子:「あ、支部長!お任せください!」勢い良く立ち上がって返事をする
春日 黎子:締め付けがない分、当然、質量のあるものは揺れてしまう
八千代 路夜:「……う、うん。今結構ダイナミックな動きしたよね……」
八千代 路夜:「まあ。とにかくお願い。資料見ればわかるから」
春日 黎子:「えっとこれは……」
八千代 路夜:「夏祭りの件ね。親交課の方の話」
八千代 路夜:「ほら、大きめの神社があるでしょ。あそこと商店街が一緒にやるの」
春日 黎子:「おお、地域のお祭り……!」
春日 黎子:昔、夏祭りの会場に潜伏した記憶が蘇る
八千代 路夜:「そう。この辺娯楽が少ないから、結構張り切る人も多くて……」
八千代 路夜:「人以外も」
春日 黎子:「………以外も」
八千代 路夜:「だから毎年大変なんだ。うちでも把握してないといけないからね」
八千代 路夜:軽くウィンクをする。
春日 黎子:「百鬼夜行的な感じに……?」
八千代 路夜:「ならないように整理するのが、うちの仕事」
春日 黎子:不安になるが、ウインクを受けると、なんとかなるような気分になっていく
春日 黎子:「整理……整理券を配ったり…?」
八千代 路夜:「あはは」ツボに入ったようで笑い出す。
八千代 路夜:「いいなあ、整理券。配っちゃおうか」
八千代 路夜:「まあ、暴れる前に止めたりとか、道案内したりとかね」
春日 黎子:「予約制とか抽選とか方法はたくさん……あれ、おかしなこと言っちゃいました?」
八千代 路夜:くすくす笑っているが、悪い表情ではない。
八千代 路夜:「いいよ、春日さんのそういうところー」
春日 黎子:「そ、そうですか……えへへ」
八千代 路夜:「……私は」
八千代 路夜:「春日さんの顔、まだ全部ちゃんと見てないけど」
八千代 路夜:「でも、来てくれてよかったってずっと思ってる」
八千代 路夜:「ずっと居てね、とまでは言えないけど……しばらくはよろしくね」
春日 黎子:「……支部長」
春日 黎子:「いえ、八千代さん……」
八千代 路夜:「はい」優しく微笑む。
春日 黎子:ウィッグを脱ぎ、目を開いて
春日 黎子:「私は……春日の家に生まれた使命から逃げて、ここまで流れ着きました」
八千代 路夜:目を瞬かせる。
春日 黎子:「ここで、できるだけ穏やかに、誰にも注目されず、空気のようになりたい……と思っていました」
八千代 路夜:「…………」
春日 黎子:「この髪も目立つので、できるだけ出したくなかったんです」白い髪の毛先を見つめて
八千代 路夜:「でも、見せてくれたね」
春日 黎子:「はい」「……今はもう、違うんです」
八千代 路夜:「そう。良かった?」
春日 黎子:「できるだけ穏やかに、というのは変わらないんですけど!」「……でも、今は」
春日 黎子:「この町に、支部に、しっかり受け入れてもらって、その上で」
春日 黎子:「穏やかな街を……守るために、戦ったり、交渉したり、」
春日 黎子:「……力になりたいって、思えてるんです」
八千代 路夜:「……嬉しいな」噛み締めるように。
春日 黎子:「ずっと、居たいです」
八千代 路夜:「嬉しい」
八千代 路夜:「そうしてもらえると、すごく。ほんとよ」
春日 黎子:「疑いませんよ」
八千代 路夜:「髪もね、綺麗だって思う」
八千代 路夜:「狭い町だから、何か言う人は居るだろうけど」
八千代 路夜:「あなたが少しでも自分で居て、街を守れるように私も頑張るから」
春日 黎子:「そ、そうです……!?なんかそう言われると、別の意味で恥ずかしく……!」
八千代 路夜:「ふふふ」
八千代 路夜:「……よろしくね。"パンテーラ"……春日黎子さん」
八千代 路夜:「どちらのあなたも、うちの大事なメンバーだから」
八千代 路夜:裏表のある支部の主は言う。
春日 黎子:「…………」その言葉を聞いて、噛みしめるように頷き
春日 黎子:「よろしく……お願いします」
春日 黎子:「地域親交課課長で」「UGN雨宿支部支部長で」
春日 黎子:「”リーチパーチ”な……八千代 路夜さん」
春日 黎子:「どのあなたも、私の信頼する上司です……」


エンディング5 この先の話


【雨宿町町役場・地域親交課】あるいは【UGN雨宿支部・司令室】

GM:夜。支部員の姿は少ないが、まだ明かりはついている。
八千代 路夜:「ふー……」伸びをしてため息。
柘植 小遥:「……お疲れ様です」
八千代 路夜:「ああ、お疲れ様。柘植さんも」
柘植 小遥:「……何か、ありましたか」
八千代 路夜:「え?」
柘植 小遥:「少し、考え事をしてたみたい」
八千代 路夜:「わかっちゃう? 今回の件と……他にもね」
柘植 小遥:「……ジャーム化、最近ちょっと増えてる、ですか」
柘植 小遥:気遣わしげに言う。資料室担当は、町全体のデータを目にすることも多い。
柘植 小遥:事件の総数も把握をしている。
八千代 路夜:「そう。この間も話したよね。今回の相手も早期解決ができてよかったものの……」
柘植 小遥:「"ジェイトーカー"もなんだか最近町がざわついてるって。言ってた」
八千代 路夜:「都度対処していくしかないんだけど、対策は必要ね。増員の要請を出してみる」
八千代 路夜:「……弱小支部はほんと、困ることだらけで。はあ……」
八千代 路夜:もう一度ため息。
八千代 路夜:「……『第二段階臨時渉外事態』までは来なきゃいいんだけど」
八千代 路夜:「私、あの方少し苦手なんだ。悪い方じゃないんだけど……これは内緒ね」
柘植 小遥:「……内緒。了解」
八千代 路夜:くすりと笑って、視線はモニタへ移る。
GM:『第二段階臨時渉外事態』『緊急時のRB管理・情報収集について』『"アテナシ様"』
GM:ざっとスクロールバーを動かす。画面には、そのような文字が躍っていた。


『雨宿町事始~俄の鬼火~』 了