さらさらと流れ落ちるもの
メイン 見学
PC1:夢乃屋光正(キャラシート)PL:CAT
PC2:陰山魂魄(キャラシート)PL:森田
PC3:ネヴェア・ブースロイド(キャラシート)PL:そごう
目次
プリプレイ
GM:それでは、セッションを開始していきたいと思います。
GM:よろしくお願いします!
陰山魂魄:お願いします!
ネヴェア・ブースロイド:よろしくお願いします。
CAT:よろしくお願いします!
GM:まずはPC紹介から始めていきましょう。
GM:PC1の夢乃屋さんから!(キャラシート)
夢乃屋光正:夢乃屋光正 a.k.a カッサンドラ.JPとは俺のことだ。世界平和を夢見る平和の使者だぜ、ホントだぜ
夢乃屋光正:貧乏人を法で裁けぬ悪から守るネゴシエーターです。
夢乃屋光正:金が無い奴ぁオレんとこ来い、オレも無いけどなんとかなる。
夢乃屋光正:FHエージェントに遺産を埋め込まれてめっちゃ虚弱体質になっていますが
夢乃屋光正:その代わりに「言葉を現実に侵蝕させる」強力な力を得たのだ。ヤッター!
GM:やったー
夢乃屋光正:能力的には雷神の槌(遺産のほう)と絶対の恐怖、神の御言葉で単体に強力な交渉攻撃を仕掛けるぞ
GM:こわい……
夢乃屋光正:社会が高い(社会しか高くない)のでミドルもそこそこ頑張れるんじゃないかな!
夢乃屋光正:そんな感じでよろしくお願いします。
GM:よろしくお願いします、わりと隙がない……!
GM:ハンドアウトは以下の通り!
PC1:夢乃屋光正
シナリオロイス:高塚羽美
あなたはフリーランスのネゴシエーターだ。
ある日あなたの事務所に、怯えた様子の小さな女の子が訪ねてくる。
知り合いの情報屋の娘を名乗るその子は、「お父さんが死んじゃう、お願い、助けて」とあなたに頼み込んできた。
GM:事務所とかなんかあるんじゃないかなと思うんですけど、ありますよね。
夢乃屋光正:あるでしょ。あるある
GM:私ネゴシエーターに詳しくなくて……。
GM:まあ、そこに子供が来るので、できれば優しくしてあげてください。
夢乃屋光正:大丈夫。子供、めっちゃ得意
GM:やったぜ
GM:では次、PC2の陰山さんお願いします。(キャラシート)
陰山魂魄:へーい!
陰山魂魄:青森からやってきたイタコでありUGNエージェント!陰山魂魄ちゃんです!
陰山魂魄:所属は第9支部!旧日本軍によって開発された必殺霊的兵器のモビルアーマーに飛び乗り大暴れだ
GM:つよいぞ!
陰山魂魄:冷静に要素を並べていくとなんなんだコイツって感じだ
陰山魂魄:ともあれ設定ほど絡みにくいキャラではないはずなので、優しくしてあげて欲しい
陰山魂魄:模範的進行役エージェントを目指すぞ!
GM:たのもしい!
陰山魂魄:性能としては上記の通りに搭乗攻撃ファイターなんですが
陰山魂魄:ブラックドッグのユニークアイテム、リニアヴィークルを所持することによって
陰山魂魄:RCによる運転攻撃という一風変わった技を見せます
陰山魂魄:生き字引によって情報収集もぬかりなし、イタコアイなら透視力
GM:ミドルが危険だ
陰山魂魄:それらを支えるのがDロイスの奇妙な隣人、フレーバー重視のDロではあるが、固定値パワーを見せてやるぜ
陰山魂魄:以上!よろしくおねがいします!
GM:よろしくお願いします!
GM:ハンドアウトはPC3とまとめて貼りましょう。
GM:では、PC3のネヴェアさんお願いします。(キャラシート)
ネヴェア・ブースロイド:かしこまり!
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイド。第5地区の名門お嬢様学校聖ルツィア女学院に通う中学生です。
ネヴェア・ブースロイド:上級とかヒューマンリレーションとかに名前が載ってる元凄腕スパイ、フィン・ブースロイドの曾孫であり、REC持ちDロイス発明品を所持しています。
ネヴェア・ブースロイド:昔は周囲で散発的に発生する怪現象に悩まされていましたが、大おじい様から貰ったお守りを身に着けて以来それがぴたりと止んだ、という感じ。
ネヴェア・ブースロイド:お守りの正体はFH産の兵器を運用するために開発された人工精霊であり、普段は休眠しているのですが
ネヴェア・ブースロイド:暴発するネヴェアの力を吸収蓄積して存在を保ちつつ、有事の際には力の制御に協力したりといった共生関係を築いている
ネヴェア・ブースロイド:という事が前に参加したセッションで明らかになりました
GM:すごいぜ
ネヴェア・ブースロイド:レネゲイドの事を知ってからは、親族にほら吹きだと思われてた大おじい様がやっぱり本当に凄い人だったことを知ってより尊敬の目線を強めています
ネヴェア・ブースロイド:性能は全力で氷壁。
GM:防がれてしまう……
ネヴェア・ブースロイド:あとはカバーリングとか、凍てつく刃が申し分程度の支援だったりとか、社会ダイスがAIDAで増えてるので微妙にミドル耐性があるとかそんな感じです。
ネヴェア・ブースロイド:ってワケ。よろしくお願いします!
GM:ぱっと見よりミドルに強いパーティーですね……!
GM:よろしくお願いします!
GM:ではPC2、3のハンドアウトはこちら。
PC2・3:陰山魂魄・ネヴェア・ブースロイド
シナリオロイス:襲撃事件の犯人
このところ、N市内でフリーランスのオーヴァードが襲撃される事件が相次いでいる。
手口は対象の身体を砂に変えてしまうというもの。
偶然事件に遭遇したUGNエージェントは事件に危険性を感じ、あなた方に解決を依頼してきた。
GM:このエージェントはいい感じに手持ちに第9所属がいたので、そいつ使います。
陰山魂魄:不気味な手口!
GM:事件が来たので解決だ! がんばってほしい!
陰山魂魄:お隣の第十地区でも似たような事件があったような…
ネヴェア・ブースロイド:氷の楯で防げるのだろうか……恐ろしい……
GM:あったような……
陰山魂魄:果たして関係あるのか無いのか、気になる所
GM:あるのかないのか!
GM:がんばって調べてもらいたい!
GM:では、トレーラーを貼って開始していきます。
N市で起こったフリーランス連続襲撃事件。
不穏な事態に際して動いたのは、UGNだけではなかった。
被害者の一番近くの、一番小さな存在が、助けを求めてひた走る。
応えられるのは、きっとあなた方だけだ。
ダブルクロス The 3rd Edition『さらさらと流れ落ちるもの』
砂時計の砂が落ちきるまで、あと僅か。
オープニング1:夢乃屋光正
GM:シーンプレイヤーは夢乃屋さん。
GM:登場侵蝕をお願いします。
夢乃屋光正:1d10+31
DoubleCross : (1D10+31) → 3[3]+31 → 34
GM:N市・某所
GM:あなたは普段通り自分の事務所で過ごしている。
夢乃屋光正:ソファに腰かけ、ゆったりとグラスを傾ける。
夢乃屋光正:もちろん飲んでいるのは白湯だ。
夢乃屋光正:「アー……染みるわ……」
夢乃屋光正:「野菜ジュースもいいけど、今日そこそこ冷えるしな……こういう時はやっぱり白湯だな」
夢乃屋光正:自らの体も気遣えないようでは交渉もままならない。体調管理はネゴシエーターの基本だ。
GM:では、そんな風にあなたがネゴシエーターらしく過ごしていると。
GM:コンコン、コンコン。
GM:外から、小さなノックの音がする。
GM:もちろんインターホンは備え付けてある。普通ならそちらから音がするはずなのだが。
夢乃屋光正:「どうぞ。開いてるぜ。むしろ、この事務所に鍵は無い。困った奴がいつでも飛び込めるようにな」
GM:しかもこのノックの音、ずいぶん下の方から聞こえる。
GM:その声に、カチャリ、と音がして。
高塚羽美:「た……」
高塚羽美:「たすけて! お父さんが死んじゃう!!」
GM:言葉通りに飛び込んできた姿がひとつ。
高塚羽美:まだ小さな女の子だ。小学校低学年くらいだろう。
高塚羽美:「お父さんが、えっと、急いでここに行きなさいって……」
高塚羽美:「ぴゃっ」
高塚羽美:あなたの顔を見て、ちょっと怖がる。
夢乃屋光正:のそりとソファから立ち上がり、近づく。
夢乃屋光正:「まず一つ言っておく。君の父親は死なない」
高塚羽美:「え」
高塚羽美:「だって、だって、こわい人が来て……」
高塚羽美:顔面は蒼白だ。かなり怖い目に遭ったのだろう。
夢乃屋光正:「そんなことは関係ない。君の父親は死なない。なぜなら、君がオレを頼ってきたからだ。君が……あ、名前は?」
高塚羽美:「……たかつか、うみ」
高塚羽美:「あ、えっと、お父さんはね、たかつかはるとです!」
GM:その名前には聞き覚えがあるだろう。
GM:フリーランス同士、縁のある情報屋でオーヴァードだ。
夢乃屋光正:「ハー、なるほど。あいつの娘か」
高塚羽美:「ほんとに……ほんとに? お父さんだいじょうぶなの?」
高塚羽美:「こわい人が来たから、にげなさいって言われて」
高塚羽美:「おじちゃんなら力になってくれるからって」
夢乃屋光正:「大丈夫だ。俺が言った言葉は全て現実になる。というか、してきた」
高塚羽美:その言葉に、小さな目がじわじわと涙ぐむ。
高塚羽美:「……お父さん、自分はいいからって言ってたの」
高塚羽美:「でもね、わたし、おじちゃんがそう言うならね」
高塚羽美:「……お父さんを、たすけて……!」
高塚羽美:必死で、絞り出すようにそう言う。
夢乃屋光正:「自分はいいから? いや良くねえだろ。いいわけがねえ」
夢乃屋光正:「そんなクソ現実は俺が否定してやる」
夢乃屋光正:「中で詳しく聞かせてくれ。……なんか飲むか? 乳酸菌飲料とか」
高塚羽美:まだ涙の残る顔をぱっ」
夢乃屋光正:にやりと笑う。
夢乃屋光正:「いいセンスだ。将来が楽しみだな」
GM:では、あなたがそうして話を聞いていると、携帯端末に連絡が届く。
GM:送り元はUGN。あなたへの依頼の連絡だった。
オープニング2:陰山魂魄・ネヴェア・ブースロイド
GM:陰山さんとネヴェアさんは登場侵蝕をお願いします。
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕値を+7(1d10->7)した(侵蝕値:34->41)
陰山魂魄:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 8[8]+40 → 48
GM:高まり気味
GM:N市・UGN第9支部
GM:あなたたちは支部の要請で招集を受けていた。
GM:目の前にはエージェントが一人。なんかにやけた面の若い男だ。
緒環 伸:「どうも、よろしくね。お二人さん」
ネヴェア・ブースロイド:「よろしくお願いいたします」
ネヴェア・ブースロイド:儚げな容貌の少女である。長い赤毛を三つ編みにして左右に括った様は、草食動物の巻角を思わせる。
陰山魂魄:「よろしく頼む。そちらのご令嬢は?」
陰山魂魄:「支部では見ない顔だが」
陰山魂魄:物静かな印象の背の高い黒髪の女。
陰山魂魄:帽子を目深に被り、硬質なアーミー風のロングコートに身を包んでいる。
緒環 伸:「いい加減手が足りないんで、イリーガルに来てもらったんだよね」
ネヴェア・ブースロイド:「これは失礼を」立ち上がり、礼。
ネヴェア・ブースロイド:「先日イリーガル登録を受けました。ネヴェア・ブースロイドと申します」
陰山魂魄:「ブースロイド……」
陰山魂魄:「あのブースロイドか?」
ネヴェア・ブースロイド:「ご存じでしたか」やや表情が明るくなります
陰山魂魄:「二次大戦の英雄フィン・ブースロイド」
陰山魂魄:「エージェントの間では語り草だ」
ネヴェア・ブースロイド:「非才なる身ではありますが、友人──曾祖父から譲り渡されたレネゲイドアイテム──と共に、ご助力させて頂きたく存じます」
ネヴェア・ブースロイド:そう言って、胸に提げたペンダントを掲げます。
陰山魂魄:「独り立ちを任されているということは」
陰山魂魄:「そうした偉大な血筋に認められた才覚と見込ませてもらう」
ネヴェア・ブースロイド:「光栄なお言葉です」
ネヴェア・ブースロイド:「貴女も、緒環さまと同じくこの支部のエージェントの方という事でしょうか」
陰山魂魄:「これは申し遅れたな、すまない」
陰山魂魄:「私は陰山という、陰山魂魄」
陰山魂魄:「君の見立通りに、この支部の者だ」
陰山魂魄:「轡を並べられるというならば光栄だ。よろしく頼む」
緒環 伸:「お互い上手くやれそうかな?」
ネヴェア・ブースロイド:ふわりと微笑んで「はい」と答える。
陰山魂魄:「そう期待する」
陰山魂魄:「案件の説明を頼む、御環」
緒環 伸:「じゃ、改めまして、僕は緒環。エージェント兼、今回の目撃者」
緒環 伸:「要はね、この界隈で、連続してフリーランスのオーヴァードが襲われてるらしい」
陰山魂魄:「あなたが発見したのか?」
緒環 伸:「発見というか、遭遇だね」
陰山魂魄:「現場に居合わせた、ということか」
緒環 伸:「単なる揉め事なら、うちが無理に介入するのも変な話だけど」
緒環 伸:「たまたま僕がフリーの奴と話をしている時に襲われた。僕も攻撃を受けそうになった」
緒環 伸:「会話の内容から、僕がUGNの人間だとわかっていただろうと推測される、それなのに、まとめて始末されかけた」
緒環 伸:「で、一命は取り留めた被害者から、連続襲撃事件の噂を聞いたということ」
緒環 伸:「とは言っても、そいつも重態だから、細かい情報は引き出せなかった」
ネヴェア・ブースロイド:「ふぅむ……それは、奇妙な話ですね」
ネヴェア・ブースロイド:「無差別に敵を選んでいるわけではない、さりとて、UGNを敵に回すのを躊躇うでもなし──」
陰山魂魄:「能力の都合ということもある」
陰山魂魄:「計画、意図の段階ではともかく、一度暴れ出せば歯止めが効かないタイプかもしれない」
緒環 伸:「能力か。能力はね、砂に関係する……多分、モルフェウスが入ってる」
ネヴェア・ブースロイド:「モルフェウス……」UGNの講習を思い出す
ネヴェア・ブースロイド:「様々な物品を作り出したり、変形させたり、そういった能力だったと記憶しております」
陰山魂魄:「聡明だな。それで間違いはない」
緒環 伸:「そう。それを多分、攻撃に転用してる」
緒環 伸:「被害者はやられたところから砂になってた。僕の上着もやられたんだよ、高かったのに」
陰山魂魄:「そう軽口が叩けるということは、怪我はなかったようだな」
緒環 伸:「ああ、おかげさまで……」
緒環 伸:「目の前で人が被害を受けるってのは、いい気分じゃなかったけどね」
緒環 伸:微かに顔を歪め、すぐに戻す。
緒環 伸:「ま、そういうところから調査して、犯人をどうにかしましょうねって話だ」
陰山魂魄:「治安維持のため、こちらから出向いて敵を撃つ」
陰山魂魄:「UGNの本懐だな。心得た」
ネヴェア・ブースロイド:「……かしこまりました。実体のある攻撃であるならば、私と、このペンダントの力で防げましょう」
緒環 伸:「頼りになるねー」
緒環 伸:「あ、それで、今回はもう一人アテを用意してる。僕は戦闘はからっきしだから」
陰山魂魄:「手が早いな、助かる」
緒環 伸:「フリーランスのことなら、そっちの奴がいた方がやりやすいかなって」
ネヴェア・ブースロイド:(フリーランス……)どんな人が来るのだろう、と思っている
ネヴェア・ブースロイド:動乱の聖ルツィアでは、全てのオーヴァードが何かしらの組織に属していた。単純に想像がつかないのだ
陰山魂魄:「誰が来る?」
ネヴェア・ブースロイド:(ナイスでございます! 陰山さま!)
ネヴェア・ブースロイド:正直ちょっと怖かったので、心の準備が出来るのはありがたい
緒環 伸:「"カッサンドラ.JP"」
緒環 伸:「変わったコードネームだよな。ネゴシエーターの夢乃屋光正って奴」
陰山魂魄:「あの男か、なるほど。貴方らしいツテだ」
陰山魂魄:「似通うところもある」
緒環 伸:「僕、そんなに顔怖い?」
陰山魂魄:「いや、そこではない」
陰山魂魄:「自分を軽薄に見せたがるという節がある、そんな所だ」
緒環 伸:「……僕は置いといて、だ。見た目よりも頼り甲斐のある人間だよ」
緒環 伸:「口なら僕より上手いね。何せ、『本当のことしか言わない』」
ネヴェア・ブースロイド:「夢乃屋光正さま。交渉人……でございますか」
陰山魂魄:「そう固くならなくてもいい」
陰山魂魄:「こちらも仕事を持ち込む相手は選ぶ」
ネヴェア・ブースロイド:「ああ、いえ、あなた方を信頼していない……という事ではないのです。そう見えたならごめんなさい」
陰山魂魄:「初めて会う大人が次々に出てくるのだから」
陰山魂魄:「緊張もする。それはそうだろう」
ネヴェア・ブースロイド:「ふふ。ありがとうございます」
陰山魂魄:「私たちはまず夢乃屋と合流する、それでいいな?」
緒環 伸:「ああ、向こうの事務所に向かってほしい。話は通ってるから」
緒環 伸:「僕は僕で調べ物してるからね」
陰山魂魄:「では向かうとしよう、ネヴェア・ブースロイド」
ネヴェア・ブースロイド:「──ええ。了解いたしました、陰山さま」
陰山魂魄:歩きながら、懐から
陰山魂魄:ルビーのように真っ赤な林檎を取り出す
陰山魂魄:「友好の証として。故郷の物です」
陰山魂魄:「お嫌いでなければ、ご令嬢」
ネヴェア・ブースロイド:少しあっけに取られて
ネヴェア・ブースロイド:「よく熟れていますね。ええ」
ネヴェア・ブースロイド:「貴女との関係が良いものにならんことを。ありがとうございます」
陰山魂魄:歩きながら傍らでリンゴをかじるネヴェアの姿を眺めながら
陰山魂魄:そこで初めて、少し微笑んだ。
GM:ロイス取得が可能です。全員まとめてどうぞ。
陰山魂魄:ネヴェアさんに!
陰山魂魄:感服/庇護○で!
夢乃屋光正:高塚羽美 庇護○/憐憫 で取ります
ネヴェア・ブースロイド:UGN 影山魂魄 信頼〇/委縮 で
ネヴェア・ブースロイド:あ、誤字! 陰山さんです 以上!
GM:了解!
ミドル1:依頼者の集合
GM:合流シーンです。全員登場推奨。
GM:登場侵蝕をお願いします。
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕値を+8(1d10->8)した(侵蝕値:41->49)
夢乃屋光正:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 10[10]+34 → 44
陰山魂魄:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 4[4]+48 → 52
GM:高まり気味
GM:では、指示された事務所に向かった陰山さんとネヴェアさん。
GM:あなた方が中に入ると、そこには事務所とは不似合いな小さな女の子の姿がある。
高塚羽美:「……あのね。それでね」
高塚羽美:必死で夢乃屋さんに話しかけている。
陰山魂魄:「失礼する、第九支部の者だ」
ネヴェア・ブースロイド:「お邪魔いたします……あら」
夢乃屋光正:ソファに腰かけ、対面の羽美ちゃんの話を熱心に聞いていたが、二人の姿を認めて片手を上げる。
高塚羽美:「お父さんのうでがぶつかったら、砂に……」
高塚羽美:「砂になっちゃって……」
高塚羽美:ぐすっ、としゃくり上げる。
陰山魂魄:「……ん?」
ネヴェア・ブースロイド:「お取込み中でしょうか」陰山さんに
陰山魂魄:「いや、廊下で待っているわけにもいかないらしい」
陰山魂魄:話の内容を聞いて。
ネヴェア・ブースロイド:「……そうですね、気になるお話も聞こえた事ですし」
夢乃屋光正:「緒環のチョイスが良すぎるな。ここで強面の男なんぞ連れてきた日には絵面がキツいわ」
ネヴェア・ブースロイド:(おぉ……)とそう言う夢野屋さんの強面を見てちょっと気圧される
夢乃屋光正:絶対にカタギの人間は着ない派手な柄シャツ。
夢乃屋光正:サングラスの奥から覗くのはお世辞にも愛想のいいとは言えない目つき。
陰山魂魄:「こちらの話は通っているな、夢乃屋光正」
陰山魂魄:「以前仕事を共にしたこともあるが、覚えているかな」
陰山魂魄:「第九支部の陰山だ」
夢乃屋光正:挨拶を受けて、にたりと笑う。
ネヴェア・ブースロイド:びくり
ネヴェア・ブースロイド:(お、緒環さまとは随分雰囲気が違いますね)
夢乃屋光正:「連絡は受けてる。こっちも駆け込みでな」
夢乃屋光正:「夢乃屋光正だ」
ネヴェア・ブースロイド:「イリーガルのネヴェア・ブースロイドです。よろしくお願いします」
ネヴェア・ブースロイド:挨拶して会釈
高塚羽美:「あっ、お客さん……ごめんなさい!」
陰山魂魄:「こちらの話に入る前に、聞くべきことがありそうだ」
陰山魂魄:「そちらの『駆け込み』、彼女は?」
高塚羽美:びくっとする。
高塚羽美:「た、たかつか、うみです……」
高塚羽美:ぺこりと小さくお辞儀をする。
ネヴェア・ブースロイド:「行き届いたお嬢さんですね」少し相好を崩す
GM:夢乃屋さんが聞いた内容は、突然親子ふたりが襲撃を受けたこと。
GM:相手は誰かはわからなかったこと。
GM:ただ、父親が攻撃を受けると身体の一部が砂のようになってしまったこと。
GM:そのまま、羽美だけが逃がされたこと、程度でした。
夢乃屋光正:「俺の知り合いの情報屋が襲撃を受けた。この子は娘だ」
夢乃屋光正:「いい名前だろ。羽が美しいと書くんだ」
陰山魂魄:「明媚だな」
高塚羽美:よくわからないが、ほめられているようなのでもじもじしている。
陰山魂魄:「しかし、情報屋の襲撃……やはりこちらの案件とも無関係とは思えん」
陰山魂魄:「彼女も交えて、改めて説明させてもらう。構わないか?」
夢乃屋光正:「おう。タイミング的にそうだろうと思ったが、やっぱり繋がるか」
陰山魂魄:ということで
陰山魂魄:フリーランスのオーヴァードが次々に襲われていることや
陰山魂魄:その現場に支部の人間が居合わせてUGNが動き出したことなど
陰山魂魄:OPであった話をお互い共有だ!
ネヴェア・ブースロイド:「砂を何かに変えるわけではなく、人を砂に変えてしまうという……」
ネヴェア・ブースロイド:「想像するだに恐ろしい話です」
陰山魂魄:「モルフェウス能力者と、こちらは見立てをつけている」
陰山魂魄:「彼女の父親を襲ったのも同一犯と考えるのが自然だ」
夢乃屋光正:「なるほど、なるほど。俺は砂になる気はさらさらねえ」
ネヴェア・ブースロイド:「ふふっ……」
ネヴェア・ブースロイド:「──何でもありません。しかし、やはり不思議ですね」
夢乃屋光正:「不思議?」
ネヴェア・ブースロイド:「いえ、私がそう思うだけなのかも知れませんが……」
ネヴェア・ブースロイド:「『フリーランス』というのが、何と申しますか。例えば恨みや因縁を持つ対象のカテゴライズとしては少し想像し辛いところが」
ネヴェア・ブースロイド:「無所属のオーヴァードと言っても、夢乃屋さまのようにネゴシエイターであったり、高塚さまのお父様であったり、職種は様々のようですし」
陰山魂魄:「それはある」
陰山魂魄:「第十地区でも近い案件があった、後ろ盾の無いオーヴァードを狙う動機として」
陰山魂魄:「あちらでは……『捕食』だったそうだ」
ネヴェア・ブースロイド:「……捕食」
陰山魂魄:「だがこれも前例とするには特殊な案件にすぎる」
夢乃屋光正:「まあ、そうだな」
夢乃屋光正:「因縁ってのは思わぬところからもつくもんだぜ。”強い力を持ってる奴がうちの組織に所属してねえことが許せねえ”とかな」
陰山魂魄:「……逆恨み、妄動の類か」
ネヴェア・ブースロイド:「そんな事が……」(一時の母校の荒廃具合を思い出して)「あり……得ますね」
夢乃屋光正:「可能性だけは色々考える。そういう仕事なもんでな。オーヴァード相手じゃスカも多いが」
陰山魂魄:「オーヴァードと衝動の関係性は複雑だ」
陰山魂魄:「その洞察と直感、頼りにさせてもらおう」
ネヴェア・ブースロイド:「心強いことです。先が見えない時こそ視野角が重要ですからね」
夢乃屋光正:「おお。ここからは情報でその幅を狭めていくしかねえな」
夢乃屋光正:「俺一人でも解決はするが、三人も揃えばスピード解決ができそうだ」
陰山魂魄:「言ってくれる」
陰山魂魄:苦笑しつつ
陰山魂魄:「動き出すとしよう」
夢乃屋光正:「というわけだ。これでお前の父親が助かる確率は120%から1000%になった」
夢乃屋光正:羽美ちゃんに笑いかける。
高塚羽美:「せんぱーせんと!」
高塚羽美:「すごく高い感じがする……」
高塚羽美:応えて、小さくにこりと笑う。
ネヴェア・ブースロイド:「それでは助かるお父様が10人に増えてしまいます」苦笑しながら
高塚羽美:「お父さんはひとりがいい……」
高塚羽美:「ひとりでも、元気なのがいい」
ネヴェア・ブースロイド:「聞いていましたか? シュリーレさま。起きてくださいませ」
ネヴェア・ブースロイド:トントンと胸元のペンダントを叩くとロケットが開き、中から赤青に塗り分けられた小人が現れる
シュリーレ:「起きてるよ、調査だね」
シュリーレ:「こう見えて『アワクム』謹製のサイバーオリジンだ。やってみせるとも」
高塚羽美:目を丸くしてその様子を見ている。
シュリーレ:「待っていなさい。何人でも余分に助け出してやろう」
シュリーレ:と、驚く少女にウィンクした
GM:ロイスと購入が可能です。
陰山魂魄:ロイス!
陰山魂魄:夢乃屋さんに連帯感○/隔意
陰山魂魄:購入はアームスーツ!
陰山魂魄:1dx+3
DoubleCross : (1R10+3[10]) → 4[4]+3 → 7
陰山魂魄:ダメ!以上!
ネヴェア・ブースロイド:高塚羽美 尽力〇/憐憫
ネヴェア・ブースロイド:夢乃屋さんにも取ろう 連帯感/ちょっとこわい
夢乃屋光正:こわくないよぉー(ニチャア)
ネヴェア・ブースロイド:購入はメイド服
ネヴェア・ブースロイド:5dx+3>=20
DoubleCross : (5R10+3[10]>=20) → 10[4,7,8,9,10]+8[8]+3 → 21 → 成功
陰山魂魄:やりおる
夢乃屋光正:すごっ
ネヴェア・ブースロイド:変えた。まな板女子中学生メイドです
陰山魂魄:アザトース
GM:かわいい
ネヴェア・ブースロイド:あ、P表で!
夢乃屋光正:ロイス!陰山さんに ○信頼/脅威
夢乃屋光正:UGNボディアーマーを買う
夢乃屋光正:6dx+2>=12
DoubleCross : (6R10+2[10]>=12) → 10[2,5,5,8,10,10]+10[3,10]+4[4]+2 → 26 → 成功
GM:すごい買えてる
夢乃屋光正:めっちゃ買えた
夢乃屋光正:以上で!
GM:ではミドル判定の説明!
GM:今回はプライズポイント制です。
使用技能:<情報:UGN>、<情報:裏社会>
目標値:9
プライズ:0/8
シーン数:0/6
GM:以上の判定をクリアしていこう!
陰山魂魄:よっしゃあ!
GM:そしてあとDPというものが発生します。
GM:要するに侵蝕率を上げたり下げたりできるポイントです。
夢乃屋光正:上下!
GM:プライズポイント-1分だけ獲得でき、
GM:クライマックスフェイズのセットアップ直前に侵蝕を上昇させるのと、
GM:バックトラックで侵蝕を低下させられる
GM:ふたつの効果があります。
GM:詳細はまた記されることでしょう。
ネヴェア・ブースロイド:予告だ
ミドル2:被害者の容態
GM:シーンプレイヤーは夢乃屋さん。登場は自由。
GM:出る人は登場侵蝕をお願いします。
夢乃屋光正:1d10+44
DoubleCross : (1D10+44) → 6[6]+44 → 50
陰山魂魄:1d10+52
DoubleCross : (1D10+52) → 3[3]+52 → 55
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕値を+1(1d10->1)した(侵蝕値:49->50)
GM:では、まず上記判定をお願いします。
陰山魂魄:やってやんぜ!
夢乃屋光正:GO GO
陰山魂魄:オリジンレジェンドからの生き字引!
陰山魂魄:情報を意志で行います!
GM:どうぞ!
陰山魂魄:5dx+9
DoubleCross : (5R10+9[10]) → 7[2,3,3,6,7]+9 → 16
陰山魂魄:くっ、いまいち
陰山魂魄:他の人次第で財産入れよう
GM:今回みんな財産多くない!?
ネヴェア・ブースロイド:ストーン噛ませた情報UGNで判定します
ネヴェア・ブースロイド:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 8[1,3,3,3,5,8]+1 → 9
ネヴェア・ブースロイド:ザコ!
夢乃屋光正:んじゃ《情報:裏社会》で
夢乃屋光正:8dx+2
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 10[1,3,4,5,6,6,9,10]+6[6]+2 → 18
GM:コワイヨー
GM:財産点の使用などはございますか
夢乃屋光正:いっぱいあるし2点使っちゃおうかな。いいですか
ネヴェア・ブースロイド:大人の人に頼ります……!
陰山魂魄:夢乃屋さんに入れてもらったほうが効率いいかな
陰山魂魄:たのんます!
夢乃屋光正:では財産点2点消費して達成値を20に
夢乃屋光正:残り財産は10点
GM:ひえー
GM:ではPP3、DP2を獲得しました。
GM:PP2でイベントが発生します。
GM:UGNから連絡が来て、別の被害者が見つかったらしいということがわかり、
GM:どうやらそれが高塚羽美の父親らしい、ということで現場に行ってもらいます。
ネヴェア・ブースロイド:うおー! 向かうぜ!
夢乃屋光正:GO GO
陰山魂魄:ひえーっ
GM:調査を開始したあなたたちのところに、緒環からの連絡が入った。
GM:夢乃屋さんの事務所からさほど離れていない場所で、事件の被害者が発見されたらしい。
GM:特徴を聞くとどうも、情報屋・高塚晴人であるらしいことがわかった。
GM:あなたたちは、どうしてもついていきたがった高塚羽美を連れて、現場の路地裏へと向かう。
GM:N市・路地裏
GM:周囲には医療スタッフを含めたUGNの人員が数名。
GM:あなたたちを認め、すぐに通してくれる。
GM:道には、男が一人倒れている。まだ息はある。
GM:ただ、その腕と脚は砂のように崩れ、さらさらと今も落ち続けている。
夢乃屋光正:ゲホゲホ咳き込み、二人に遅れながら歩いて近づく。
医療スタッフ:「オーヴァードだから、この程度で済んだ、とも言えます。他の被害者もですが」後ろから。
医療スタッフ:「逆に、オーヴァードの再生能力が効かないのも奇妙です」
陰山魂魄:「ネヴェア」
ネヴェア・ブースロイド:「はい」
陰山魂魄:「彼女を近づけさせないでくれ」
陰山魂魄:「惨い有様だ」
高塚羽美:「おとうさん……?」
高塚羽美:ただならぬ雰囲気に竦んでしまっている。
ネヴェア・ブースロイド:「いけません、ここから先は……」
ネヴェア・ブースロイド:どう彼女を納得させるべきか、すぐには思い浮かばない。
陰山魂魄:「命に別状はない」
ネヴェア・ブースロイド:「とにかく、お父様は生きております。今はそれだけ理解ください」
高塚羽美:「うん……うん」必死で耐えるような顔で。
高塚羽美:「せんぱーせんと、だもんね」
陰山魂魄:「ああ、約束しておく」
陰山魂魄:「今ではないが、いずれ話せる」
陰山魂魄:「それだけは、はっきりと約束しよう」
高塚羽美:「……うん……」泣くのをこらえながら。
陰山魂魄:「強い子だ」
夢乃屋光正:「派手にやられたな。高塚。話せるか。いや、これ絶対安静ってやつか?」
夢乃屋光正:周りの医療スタッフに確認する。
医療スタッフ:「先ほどまで意識はありましたが、今は失神しているようです」
医療スタッフ:「……娘さんの安否を気遣っていました」
医療スタッフ:「それから、どうも犯人に心当たりがあるようでしたが、詳細までは」
夢乃屋光正:「心当たり?」
医療スタッフ:「能力からか、顔を知っていたのか……そこまではわかりかねます」
GM:ちなみに、高塚晴人ですが、《Eロイス:予告された終焉》が使用されています。
GM:このシナリオのボスを倒さない限り、死亡してしまう、というもの。
陰山魂魄:このやろう!
ネヴェア・ブースロイド:倒せばなんとかなる!
夢乃屋光正:やる!
夢乃屋光正:「……OKだ。どんな形にしろ、繋がりがあんなら辿る手もあるだろ」
GM:そして。
医療スタッフ:「……おや?」
GM:そこにいた医療スタッフが、高塚羽美を見て何か気づく。
GM:よく見ると、首元に何か汚れが……砂のようなものがこびりついている。
医療スタッフ:「彼女が、その娘さん、ですよね」
ネヴェア・ブースロイド:「どうなさいましたか?」
陰山魂魄:「……砂?」
陰山魂魄:こちらも気付く
ネヴェア・ブースロイド:「……! これは」
医療スタッフ:「ああ、すぐに影響があるものではないようですが」
医療スタッフ:「レネゲイド反応が見られます。犯人が残したものらしい」
ネヴェア・ブースロイド:すぐに影響はないと聞いて少しホッとします
陰山魂魄:「……それは」
陰山魂魄:「不味いな」
ネヴェア・ブースロイド:「失礼を……!」
ネヴェア・ブースロイド:それを聞いてまた表情を変え、首筋に指を這わせて指でこそげ落そうとする。
GM:指でこそいでも、それは落ちない。
ネヴェア・ブースロイド:「う……そう簡単に剥がれるものではありませんか……」
夢乃屋光正:「よく気付いてくれた。さすが、UGNのスタッフは優秀だ」
夢乃屋光正:強張った顔で砂の粒を見つめる。
医療スタッフ:「可能性はいくつか考えられますが」
医療スタッフ:「マーキングの類いではないかと推測します」
陰山魂魄:「マーキング?」
GM:要は、父親だけではなく、その場にいた羽美も狙われているようだ、ということがわかります。
GM:すぐに死に至るものではなくとも、時間が経過すれば敵は襲撃を仕掛けてくるでしょう。
陰山魂魄:「……彼女を看ていてもらえるか」
陰山魂魄:「レネゲイドに関わる物質に晒されているだけでも、影響は無視できない」
医療スタッフ:「了解しました。こちらでしっかりと確保をしておきます」
医療スタッフ:「……杞憂であることを祈りますが」
陰山魂魄:「助かる。原因の根絶は、こちらで手を尽くす」
医療スタッフ:「お願いします」
陰山魂魄:「高塚羽美」
高塚羽美:「……?」戸惑った顔をしている。
高塚羽美:「はい」
陰山魂魄:「今はわからなくてもいい。ただ、あと少しだけ、我々を信じて待っていてほしい」
高塚羽美:「えっと」
高塚羽美:「すごく、大変なことになってるのは、わかる」
高塚羽美:「お父さんも……でも」
高塚羽美:「でも、待ってる……わたし、もうちょっとがまんする」
高塚羽美:軽く目を拭って。
陰山魂魄:「……礼を言う」
夢乃屋光正:「やっぱり、将来が楽しみだな」
夢乃屋光正:陰山さんと羽美ちゃんのやり取りを眺めて呟く。
陰山魂魄:「その力を貸してもらうぞ。言葉を真実にする男」
陰山魂魄:「私も彼女と約束をしてしまった」
陰山魂魄:「裏切りたくはないものだ」
夢乃屋光正:「やれるさ。原因不明の怪事件てわけじゃねえ」
ネヴェア・ブースロイド:羽美ちゃんと医療スタッフの間を視線が左右する。自分が彼女を守った方が、あるいは、いや……
ネヴェア・ブースロイド:頭を振る。傲慢な考えを追い出すように。彼女も、UGNも。自分を取り巻く世界は、自分が思っているよりずっと強い。
陰山魂魄:「ネヴェア」
陰山魂魄:「君の力も必要だ」
ネヴェア・ブースロイド:「……」迷いが、顔に出ていたのだろう。
ネヴェア・ブースロイド:それを目睹されたのに気付き、顔が火照る。
陰山魂魄:「こちらの差配を信じてもらいたい」
陰山魂魄:「あの親子は必ず助ける。そうでなくてはこの組織の甲斐もない」
ネヴェア・ブースロイド:「ええ。そう……そうですね」
陰山魂魄:頷く
陰山魂魄:「我々は英雄ではないが、ひとりひとりが為すべきことのために戦っている」
陰山魂魄:「君の力も、そこに貸してほしい」
陰山魂魄:「ひとりの、ネヴェア・ブースロイドとして」
ネヴェア・ブースロイド:「……それは」
ネヴェア・ブースロイド:「なによりも光栄なお言葉です」
ネヴェア・ブースロイド:「ええ、失礼いたしました。不肖このネヴェア、微力を尽くします。」
ネヴェア・ブースロイド:「敵を見つけ出し、解決いたしましょう──この事件を」
夢乃屋光正:「スリーマンセルってのは、小隊の最小単位らしい」
夢乃屋光正:「この小隊を敵に回したやつは確実に後悔するな。慈悲の余地はもう無い」
夢乃屋光正:ポキポキ拳を鳴らそうとして、変な音がする。
陰山魂魄:「猛々しいことを言う」
陰山魂魄:「だが悪くはない、か」
陰山魂魄:ネヴェアと夢乃屋をそれぞれに見て
陰山魂魄:頷き、帽子のつばを傾ける。
夢乃屋光正:「……」
夢乃屋光正:無言で片手を押さえながら歩き出す。
陰山魂魄:「大丈夫か」
夢乃屋光正:「大丈夫だ」
夢乃屋光正:「俺が言った言葉は必ず現実になる。だから大丈夫」
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:「締まりがないな」
陰山魂魄:ふ、と笑って
ネヴェア・ブースロイド:ぷっ、と品のない笑いが漏れてしまい、慌てて口を塞ぐ。
ネヴェア・ブースロイド:「夢乃屋さまはこわい方です……」
GM:ロイスと購入が可能です。
陰山魂魄:ロイスは羽美ちゃんに!
陰山魂魄:誠意○/悔悟で!
陰山魂魄:でもって購入はアームドスーツ!
陰山魂魄:1dx+3
DoubleCross : (1R10+3[10]) → 7[7]+3 → 10
陰山魂魄:うーーん
ネヴェア・ブースロイド:ロイス 陰山さんのNを羞恥にするよ!
陰山魂魄:かわいい
ネヴェア・ブースロイド:じゃあ自分もアームドスーツにするか もう買うものないし……
陰山魂魄:ありがてえ!
ネヴェア・ブースロイド:5dx+3<=15
DoubleCross : (5R10+3[10]<=15) → 10[1,4,8,9,10]+5[5]+3 → 18 → 失敗
陰山魂魄:ヒューッ
ネヴェア・ブースロイド:なんか不等号間違えたけど買えました どうぞ
ネヴェア・ブースロイド:以上です
陰山魂魄:いただきます!ネヴェアちゃん大好き!
陰山魂魄:装備!以上!
GM:すごいぜ
夢乃屋光正:ロイス ネヴェアちゃん ○親近感/羞恥
夢乃屋光正:応急手当キットでも買うか
GM:怪我したもんね……
ネヴェア・ブースロイド:www
夢乃屋光正:6dx+2>=8
DoubleCross : (6R10+2[10]>=8) → 7[1,1,4,4,5,7]+2 → 9 → 成功
夢乃屋光正:買えました。以上!
ミドル3:襲撃者の事情
GM:シーンプレイヤーはじゃあネヴェアさん。登場自由。
GM:登場侵蝕どうぞ!
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕値を+6(1d10->6)した(侵蝕値:50->56)
夢乃屋光正:出る!
夢乃屋光正:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 8[8]+50 → 58
陰山魂魄:1d10+58
DoubleCross : (1D10+58) → 9[9]+58 → 67
陰山魂魄:ぐええ
夢乃屋光正:陰山さーん!
GM:みんな高いな!?
GM:では、同じく判定を。
使用技能:<情報:UGN>、<情報:裏社会>
目標値:9
プライズ:3/8
シーン数:2/6
陰山魂魄:マイナーオリレジェからの生き字引!
ネヴェア・ブースロイド:情報UGNいきます
ネヴェア・ブースロイド:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[1,3,5,6,7,10]+6[6]+1 → 17
陰山魂魄:6dx+9
DoubleCross : (6R10+9[10]) → 9[4,5,5,7,8,9]+9 → 18
夢乃屋光正:つよっ
夢乃屋光正:こちらはさっきと同じく裏社会で
夢乃屋光正:8dx+2
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 10[1,1,2,3,3,7,9,10]+7[7]+2 → 19
GM:なんなのあなたがた
ネヴェア・ブースロイド:社会つよつよ集団
陰山魂魄:社会派チーム
ネヴェア・ブースロイド:足で捜査
GM:財産点などございますか!
夢乃屋光正:今度は陰山さんが2点足す?
ネヴェア・ブースロイド:自分が財産バーストすると半減してしまうのでお任せしたいところ
陰山魂魄:そうですね!さっき奢ってもらったので
陰山魂魄:2点追加!手柄はもらったぁ!
夢乃屋光正:わぁい
ネヴェア・ブースロイド:みんな財産点多いな……
陰山魂魄:20点で!
GM:ではPP3点、DP2点獲得
GM:累計ではPP6点、DP4点ずつゲットしております。
GM:PP4と6両方で情報が開きますね。
夢乃屋光正:スゴーイ!
陰山魂魄:にまいぬき
GM:では、開示します。
【犯人の情報】
手口から、襲撃事件の犯人は傭兵の"サンドグラス"横溝流司という男と推定される。
だが、彼は元々ボディガードを主に請け負う立場で、自分から襲撃を行うのは不可思議だ。
特に、UGNとあえて事を構えるのも不自然に思える。
また、被害者は全て、彼が仕事関係である程度親しくしていた相手だった。
【犯人の情報2】
"サンドグラス"横溝流司は元々、妻と二人で組んで仕事をしていた。
しかし、その妻はつい先日命を落としており、不自然な襲撃事件はその直後から起こっているようだ。
彼女の死が引き金となってジャーム化し、現在は暴走しているということが推測される。
動機は逆恨みと、自分に連なる縁の抹消だろう。
GM:N市・『間中なんでもサービス』事務所
GM:夢乃屋さんは、顔見知りである何でも屋、鼎良臣の伝手を辿るためにここへ来ていた。
鼎 良臣:金髪に近い茶髪に、あまり似合っていない黒のスーツの青年が迎える。
鼎 良臣:「……どうも。なんかありました、夢乃屋さん?」淡々とした口調。
夢乃屋光正:「おう……相変わらず、どう見てもカタギにゃ見えねえなお前は」
鼎 良臣:「それを夢乃屋さんが言うのは、新手のギャグすか」
夢乃屋光正:「まずは軽い冗談から入って場を温める、ネゴシエーターの必須技術だ」
鼎 良臣:「彼にはあんまりウケは良くないみたいですよ」自分について、少し特殊な口調をする男だ。
夢乃屋光正:「彼、なかなかハードル高いな」
鼎 良臣:「まあ、場はレンチンしますけど……」
夢乃屋光正:「俺のやる気がベンチ入りする前に頼むわ。で、本題なんだが」
夢乃屋光正:調査中の情報を共有する。
鼎 良臣:「ああ、聞いてますよ。事件の話」
鼎 良臣:「……心当たりが一人」
夢乃屋光正:「いいね。話が早いのは大歓迎だ」
鼎 良臣:「言うて、軽く噂になってますからね。"サンドグラス"横溝流司がなんかやらかしたらしいって」
夢乃屋光正:「……横溝ぉ?」
夢乃屋光正:片眉を上げて変な顔を作る。
鼎 良臣:「被害者の感じ見てると、そうなんじゃないかって」
鼎 良臣:「……妙でしょ……ってほど、あの人のことは知らないけど」
夢乃屋光正:「俺もそこまで詳しかねえが、あいつの専門は護衛じゃなかったかよ」
鼎 良臣:「そう、受け身の人、ってイメージだったから、事件って言ってもピンと来ない」
鼎 良臣:「なんかUGNが動いたって話も聞いたけど、そんな規模でやらかすのもおかしい」
鼎 良臣:「……と、彼は不思議がってる」
夢乃屋光正:「普通はそう思う……わな。ああ、そうだ。普通じゃダメなんだ」
夢乃屋光正:「可能性を広げたつもりでも盲点は出るか」
夢乃屋光正:少し渋い顔をする。
鼎 良臣:「……夢乃屋さんはなんでまた首を突っ込んだんです」
夢乃屋光正:「俺はほら、世界平和を目指す平和の使者だから」
夢乃屋光正:「……ってのはまあいいとして、高塚わかるだろ。あいつの娘が助けを求めてきたんだよ」
鼎 良臣:「彼、今日は特に採点辛いですよ」
鼎 良臣:「ああ……」
夢乃屋光正:「ん?」
鼎 良臣:「……高塚さん、横溝と確か結構よく仕事してなかったですっけ」
夢乃屋光正:「それだ。別に険悪じゃなかったと思うが」
鼎 良臣:「まあ、トモダチって言うんじゃないだろうけど……」
鼎 良臣:「…………」
鼎 良臣:「被害者、並べてみてください」
GM:あなたはUGNから、数名の被害者の情報を得ているはずだ。
夢乃屋光正:UGNから渡されたリストを見て名前を挙げる。
鼎 良臣:「やっぱり、結構繋がりのある奴が狙われてる」
鼎 良臣:「バラバラじゃないですね、これ」
夢乃屋光正:「良くねえな」
鼎 良臣:「てことは、おれや夢乃屋さんはある程度安心なんだろうけど」
鼎 良臣:「突っ込んじゃったなら、最後までやるタイプでしょ、夢乃屋さんは」
夢乃屋光正:「当然だ。言っちまったからな、1000%って」
夢乃屋光正:「言った以上は俺はやる」
鼎 良臣:「なんですそれ、アルコール?」
夢乃屋光正:「どんだけぶっ飛ぶ酒だよ。まあ、こっちの話だ」
鼎 良臣:「まあ、彼はおっかないんで事務所に引っ込んでますけど」
鼎 良臣:「応援はしてるんで。これはサービスです」
鼎 良臣:手をにぎにぎしてなんとなく応援している風を出している。
夢乃屋光正:「サービス、いいですね。こんなん、なんぼあってもいいですからね」
夢乃屋光正:両手を合わせておがむ。
鼎 良臣:「それもギャグすか?」
夢乃屋光正:「修行してきます」
鼎 良臣:「……帰って来れないと修行もできないと思うんで」
鼎 良臣:「そこだけはね」最後に、少しだけ笑う。
夢乃屋光正:背中を向けて手を振り、連絡のためにスマホを操作し始める。
夢乃屋光正:嫌な予感が付きまとう。
夢乃屋光正:今の横溝の行動は、損得を度外視しているように思える。普通の人間はもっと損得で動く。
夢乃屋光正:「……」
夢乃屋光正:弱音や不安は口にできない。口にするのは、現実にすべきこと、現実にしたいことだけだ。
夢乃屋光正:(フリーランスにはフリーランスの仲間意識ってもんが、薄くあるんだぜ……)
夢乃屋光正:口には出さずに、心の中だけで横溝を案じた。
GM:N市・UGN第9支部
GM:調査を進めていた陰山さんとネヴェアさんの元に、夢乃屋さんからの連絡が届く。
GM:犯人候補が横溝という男であること、などの情報を得ることができました。
陰山魂魄:「"サンドグラス"横溝流司、か」
陰山魂魄:資料に目を通しながら、第一容疑者の名前を呟く
ネヴェア・ブースロイド:「……やはり、捕食でしょうか」
ネヴェア・ブースロイド:「ジャームの中には、殺害したオーヴァードの能力を取り込んで自己を拡張していく者がいると……」
陰山魂魄:「いや、そうとは思えない」
陰山魂魄:「夢乃屋も言っているが、これは『偏りすぎ』だ」
陰山魂魄:「ターゲットがな。行動の根本はどうであれ」
陰山魂魄:「横溝自身の人間性に関わる動きに感じられる。……或いは残滓かもしれないが」
ネヴェア・ブースロイド:「そう、ですね」
シュリーレ:「そのことなんだけど」
ネヴェア・ブースロイド:「わっ」
陰山魂魄:「ん?」
陰山魂魄:「そちらの、小さな紳士は何者だ?」
シュリーレ:「紳士か、あはは……こそばゆいね」
ネヴェア・ブースロイド:「この方が、曾祖父──フィンから齎された件のレネゲイドアイテムの中身です」
陰山魂魄:「ほう」
陰山魂魄:「噂には聞いている。人工精霊と呼ばれるものか」
シュリーレ:「『シュリーレ』と呼ばれている。マクスウェルプログラムの温差発電で動くRB」
シュリーレ:「そうだね、人工精霊のようなものだとおもってくれ」
陰山魂魄:「理解した。それで、シュリーレ」
陰山魂魄:「横溝の動機について、何か覚えがあるように聞こえたが」
陰山魂魄:「詳しく話して欲しい」
シュリーレ:「うん。死因が違うから無関係と思って見逃がしていたんだけど」
シュリーレ:「この事件が始まったのとほぼ同時期に、フリーランスのオーヴァードが一人死亡していて」
シュリーレ:「それがどうも……"サンドグラス"の配偶者であったらしい」
シュリーレ:というのは、話を聞いてからわかった部分だけれど、と付け加える。
陰山魂魄:「……そういうことか」
ネヴェア・ブースロイド:「分かったのですか?」
陰山魂魄:「あくまで推測に過ぎないが」
陰山魂魄:「配偶者の喪失が横溝の心身に強い影響を与え」
陰山魂魄:「……現在の彼は、ジャームであるかもしれない」
ネヴェア・ブースロイド:「──ジャーム化」
ネヴェア・ブースロイド:ぽつり、と呟く。
陰山魂魄:「そうだ」
陰山魂魄:「喪失の反動が衝動として人格を呑み込み」
陰山魂魄:「破壊、あるいは殺戮」
陰山魂魄:「記憶に連なる全てへと、攻撃性を伝播させる」
陰山魂魄:「……似たような悲劇にも、聞き覚えはある」
ネヴェア・ブースロイド:「『そういうもの』があるというのは──聞き及んでおりました。しかし」
ネヴェア・ブースロイド:眉根を寄せ、かぶりを振る
ネヴェア・ブースロイド:「実感が、及んでいませんでした」
陰山魂魄:「受け入れ難いだろうな」
陰山魂魄:「だが、これは現実だ。『我々』にとっての」
陰山魂魄:「……オーヴァードは決して不死身の超人ではない」
陰山魂魄:「つながりを失うことで、水際を踏み越え、呆気なく人間としての終わりを迎えてしまう存在でもある」
ネヴェア・ブースロイド:「我々の……緒環さまの、陰山さまの、夢乃屋さまの──私の」
陰山魂魄:「ネヴェア」
ネヴェア・ブースロイド:「はい」
陰山魂魄:「此処から先は、より残酷になる」
陰山魂魄:「君の目に入れるには、まだ相応しくない景色があるかもしれない」
陰山魂魄:「君をここに立たせているものはなんだ」
ネヴェア・ブースロイド:ふっ、と笑う。
ネヴェア・ブースロイド:「なんだか、何もかも見通されている気分です」
ネヴェア・ブースロイド:「──私の中で、少し前まで」
ネヴェア・ブースロイド:「戦いとは遠い、おとぎ話の出来事でした」
陰山魂魄:「……」
ネヴェア・ブースロイド:「父は真面に取り合おうとしない、曾祖父の昔話の中に語られる。ええ」
ネヴェア・ブースロイド:「本当は、事件が始まる時、いえ。私が『はじまり』を知覚する時」
ネヴェア・ブースロイド:「悲惨が胸を衝く裏で、密やかに鼓動が高鳴るのです」
ネヴェア・ブースロイド:「例えばそれは、民間施設に紛れ立つ支部のエントランス」
ネヴェア・ブースロイド:「想像だにせぬ風貌に、想像だにせぬ人となりを兼ね備えた交渉人さまであったり」
ネヴェア・ブースロイド:「助けを求める幼い子」
ネヴェア・ブースロイド:「ただならぬ風情の大人のひとが、瑞々しく熟した林檎を下さった時にだって」
ネヴェア・ブースロイド:それから、息を吐く。
ネヴェア・ブースロイド:「──でも」
ネヴェア・ブースロイド:「自分が立ち向かっているのは物語ではなく、ともすれば押しつぶされそうな現実であるのだと」
ネヴェア・ブースロイド:「こうやって知ることになる。学習しないものです」
陰山魂魄:「それは何も瑕疵ではない」
陰山魂魄:「現実というのは、万人にのしかかって逃れようの無いものだとしても」
陰山魂魄:「それを目の当たりにするには、タイミングというものがある」
陰山魂魄:「……この世界が煌めきに満ちた素敵なものだと」
陰山魂魄:「そう信じていて欲しい気持ちもある」
陰山魂魄:「少なくとも、君ほどの年頃ならば」
ネヴェア・ブースロイド:「……私は」
ネヴェア・ブースロイド:「それでも、もう知っております」
ネヴェア・ブースロイド:「華々しいばかりの冒険などないことも、自らが英雄などではないことも、それでも目の前をかき分けて戦うことの意味を」
ネヴェア・ブースロイド:「共に戦ったUGN(あなたがた)に、教えていただきました」
ネヴェア・ブースロイド:「それと、曾祖父にも」
ネヴェア・ブースロイド:「彼にもです」
シュリーレ:「……」
陰山魂魄:「それがネヴェア・ブースロイドの誇り」
陰山魂魄:「この場所に立ち、戦う意味か」
ネヴェア・ブースロイド:「はい。それに──」
ネヴェア・ブースロイド:「陰山さまも言ってくださいました。私の力が必要だと」
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:「それを言われてしまっては苦しい」
陰山魂魄:「これ以上二枚舌を使うわけにもいかないな」
ネヴェア・ブースロイド:「嬉しかったのですよ? ブースロイドの末裔として、UGNの隣人として、そして、ただの私として」
ネヴェア・ブースロイド:「そのどれもを見て下さったわけですから。ええ、私はその全てとして戦いましょう」
陰山魂魄:「分かった」
陰山魂魄:「覚悟を持った戦士として、君と共に往こう」
陰山魂魄:「……死は避けられない」
陰山魂魄:「破綻と終焉は常に傍らにある」
陰山魂魄:「それでも」
陰山魂魄:「残酷を見届けにいくとしよう」
ネヴェア・ブースロイド:「陰山さま。陰山魂魄さま。きっと、私の知らぬ恐ろしいことを、ずっと、ずっとご覧になって来たはずなのに」
ネヴェア・ブースロイド:「誠実なひと、心優しいひと。ああ──なんて、心強い」
GM:ロイスと購入が可能です。
ネヴェア・ブースロイド:ロイス保留
ネヴェア・ブースロイド:5dx+3 クリスタルシールド
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 9[2,4,6,9,9]+3 → 12
ネヴェア・ブースロイド:無理! おわりです
陰山魂魄:ロイス!ネヴェアさんの感情を表感服○に!
ネヴェア・ブースロイド:わ~い
陰山魂魄:こっちもダメ元でクリシー
陰山魂魄:2dx+3
DoubleCross : (2R10+3[10]) → 8[3,8]+3 → 11
夢乃屋光正:クリスタル…シールド!
夢乃屋光正:6dx+2
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 10[1,3,4,6,7,10]+6[6]+2 → 18
夢乃屋光正:クリスタルシールドっていくらだったっけ
ネヴェア・ブースロイド:25ですね
陰山魂魄:たっか!
夢乃屋光正:じゃあ財産7点だして買っちゃお
陰山魂魄:ヒューッ!
GM:おかねもちさんめ!
ネヴェア・ブースロイド:お金持ち!
夢乃屋光正:まだ3点あるしぃ
ネヴェア・ブースロイド:しかもプライズあと2なんだよな
ネヴェア・ブースロイド:ありがとうございます! 装備!
夢乃屋光正:いえーい
GM:硬くなった……
夢乃屋光正:以上!
ミドル4:守護者の反撃
GM:シーンプレイヤーは引き続きネヴェアさん。登場自由。
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕値を+9(1d10->9)した(侵蝕値:56->65)
GM:出る人は登場侵蝕をお願いします。
夢乃屋光正:出る出るぅ
夢乃屋光正:1d10+58
DoubleCross : (1D10+58) → 6[6]+58 → 64
陰山魂魄:1d10+70
DoubleCross : (1D10+70) → 9[9]+70 → 79
陰山魂魄:高いってば!
GM:陰山さんたっかいな
ネヴェア・ブースロイド:高い
夢乃屋光正:フルスロットルや
GM:では、引き続きミドル判定です。
使用技能:<情報:UGN>、<情報:裏社会>
目標値:9
プライズ:6/8
シーン数:3/6
GM:こなすことができるかなーーー?
ネヴェア・ブースロイド:7dx+1 情報UGN
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 7[3,3,4,4,4,6,7]+1 → 8
ネヴェア・ブースロイド:ざっこ でも10行けばいいわけだし状況に応じて財産吐きます
陰山魂魄:生き字引のみ!
陰山魂魄:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 9[2,4,6,7,8,9]+1 → 10
陰山魂魄:きっちりこなすってわけよ
GM:もうこなされた
夢乃屋光正:9dx+2 情報裏社会
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 10[2,2,2,3,4,7,7,8,10]+8[8]+2 → 20
ネヴェア・ブースロイド:素敵……!
ネヴェア・ブースロイド:すごい……!
陰山魂魄:すごい……!
夢乃屋光正:カカカカカーッ
GM:こなしすぎてる!
GM:もう情報はゼロよ!
GM:というわけで最後の情報を開示します。情報というか、現状報告的なやつですね。
【状況進行】
"サンドグラス"が動き出した。
高塚羽美を狙って、第9支部に向かっているようだ。
UGN側の周辺封鎖準備は完了している。
近辺の空き地に追い込むことができれば、襲撃を阻止することができるだろう。
GM:N市・UGN第9支部
GM:あなたたちは再び支部に戻ってきた。
GM:状況が動いたとの連絡が届いたためだ。
陰山魂魄:「”サンドグラス”の動向は?」
緒環 伸:「しばらくは潜伏をしていたみたいだけど、動きが見られた」
緒環 伸:「狙いは被害者のいる病院か、羽美ちゃんのいる支部かってところだったけど」
緒環 伸:「どうも支部が目当てらしい。無鉄砲だね」
GM:高塚羽美は、現在厳重に保護されており、ひとまずは無事であるようだ。
陰山魂魄:「……守るためには、戦わざるを得ない状況か」
夢乃屋光正:「マーキング済だからな」
ネヴェア・ブースロイド:「ただ理性を失っているのか、それを押し通すだけの力があるのか」
ネヴェア・ブースロイド:「わからないのが厄介ですね。ジャーム化というのは」
陰山魂魄:「押し通させはしない」
陰山魂魄:「そう腹を括るだけだ」
ネヴェア・ブースロイド:「勿論です」
緒環 伸:「そう、最前線で君らに戦ってもらえれば、押し通されはしないでしょ」
緒環 伸:「こっちは君らの戦場を万全に整える」
緒環 伸:「これ以上被害が出ないようにね」
陰山魂魄:「頼んだ」
夢乃屋光正:「ポイントはどこまで絞れそうだ?」
緒環 伸:「そうね、陰山ちゃんはいろいろ知ってると思うけど」
緒環 伸:地図をざっと広げる。
緒環 伸:「目撃ポイントがここで、支部がここ」
緒環 伸:「まっすぐ向かうとすれば、ここら辺に格好の空き地がひとつ」
ネヴェア・ブースロイド:小さい身を乗り出して地図を覗き込んでいる
陰山魂魄:「そこに誘き寄せるか」
陰山魂魄:「異存はない」
夢乃屋光正:「異論なし」
ネヴェア・ブースロイド:「ええ」
緒環 伸:「それがベストかな」
緒環 伸:「よし、そしたらよろしく……っと」
緒環 伸:「そうだ、夢乃屋くんに羽美ちゃんから伝言」
夢乃屋光正:「あん?」
緒環 伸:「『せんぱーせんとがんばってね、おじちゃん』」
緒環 伸:「『わたしも、泣くのがまんするから!』」
緒環 伸:「って、まあ、ほぼべそかきながら言ってたね」
夢乃屋光正:ふ、と小さく笑って。
夢乃屋光正:「言い方まで真似しなくていいっつの。いい歳して」
緒環 伸:「地声で言う方がキツくない?」
夢乃屋光正:「どっちにしろキツいから文句は言うわ」
夢乃屋光正:「羽美のセリフは直接聞くのが一番だな」
緒環 伸:「逃げ場なし、か……」
緒環 伸:「ま、終わらせて直で聞くといいよ」
緒環 伸:「今度はお礼をね」
夢乃屋光正:頷き、陰山さんとネヴェアちゃんを一瞥する。
陰山魂魄:「どうした?」
夢乃屋光正:「いや、陰山は知ってると思うが……三人での戦闘は初めてのぶっつけ本番だ。やる前に言っておく」
夢乃屋光正:「俺の能力は言葉で現実を侵蝕する。いざ始まったら徹底的に口で攻撃しなきゃあならん」
夢乃屋光正:「あまり気持ちのいいもんじゃねえが、そこは勘弁してくれ」
ネヴェア・ブースロイド:「かしこまりました。大丈夫です、私もこう見えて口汚いのですよ」ぺろりと舌を出す
夢乃屋光正:「そりゃ頼もしい」少し肩の荷が下りたように微笑む。
陰山魂魄:「……気負う必要はない」
陰山魂魄:「私たちも共にいる」
陰山魂魄:「共に、横溝を止めるぞ」
夢乃屋光正:「……ああ」
夢乃屋光正:(アホだな。フリーランス同士、なんて区別いらねえわ)
夢乃屋光正:(ここに居るのが俺の仲間で、戦うのも別に敵ってわけじゃねえ。それでいい)
夢乃屋光正:「やってやるか」
陰山魂魄:「やってやろう」
陰山魂魄:指先で帽子を持ち上げて微笑む
ネヴェア・ブースロイド:「やります。絆を踏みにじって終わりだなんて、そんなのは──悲しすぎますから」
夢乃屋光正:右手で、一度顔を覆う。その手の入れ墨がかすかに燐光を帯びる。
夢乃屋光正:手を下ろしたその時には、光正の表情から迷いはすっかり消えていた。
GM:ロイスと購入が可能! 最後です。
陰山魂魄:ロイスは1枠残して保留!
陰山魂魄:購入もパス!以上!
ネヴェア・ブースロイド:ロイス保留 夢乃屋さん強化ビジネススーツ要ります?
夢乃屋光正:そんなものが!
夢乃屋光正:じゃあお願いします
ネヴェア・ブースロイド:6dx+3>=19
DoubleCross : (6R10+3[10]>=19) → 9[1,4,7,7,8,9]+3 → 12 → 失敗
ネヴェア・ブースロイド:財産全部突っ込んでも1足りない 失敗です!
ネヴェア・ブースロイド:ジェネシフト 4D
ネヴェア・ブースロイド:4d10+65
DoubleCross : (4D10+65) → 22[5,2,6,9]+65 → 87
GM:とばす……!
ネヴェア・ブースロイド:良い感じ! 以上です
陰山魂魄:ならばこっちも!
陰山魂魄:3dx+3
DoubleCross : (3R10+3[10]) → 5[2,5,5]+3 → 8
陰山魂魄:ダメー!
夢乃屋光正:じゃあ自分でも挑戦してみよう
夢乃屋光正:7dx+2>=19
DoubleCross : (7R10+2[10]>=19) → 9[1,1,4,5,7,8,9]+2 → 11 → 失敗
夢乃屋光正:ロイスも保留で以上です
ネヴェア・ブースロイド:この借りはロイスを守ることで返すぜ……!
夢乃屋光正:キャーネヴェア様ー
GM:ファイトー
マスターシーン:さらさらと流れ落ちるもの
GM:黒い人影がひとつ、何の変哲もない道を急ぐ。
GM:道は不思議と今日に限って誰も歩いていないが、そのことに疑問を抱くことはない。
"サンドグラス":妻、希美が死んだ。仕事中の戦闘によるものだった。
"サンドグラス":自分は、護りきれなかった。
"サンドグラス":一番大事な人間を護れない盾に、何の意味がある?
"サンドグラス":一番大事な人間が居ない世界に、何の意味がある?
"サンドグラス":絆らしきものはあった。だが、彼女を救ってはくれなかった。
"サンドグラス":護衛仲間の東雲。自分と同じ。ガード対象にかまけ、仲間にまで対応ができなかった。
"サンドグラス":荒事屋の小宮山と九条。対応が遅れ、敵を護衛班の方にまで近づけた。
"サンドグラス":情報屋の高塚。この仕事の話を持ち込んだのは、奴だった。
"サンドグラス":希美が死んで、どうして奴らが生きているのか、理解ができない。
"サンドグラス":みんなみんな、砂になってしまえ。奴らだけではない、自分に関わった者全員だ。
"サンドグラス":"サンドグラス"はもう止まらない。砂時計は返された。ただ、さらさらと流れ落ちていく。
"サンドグラス":君の居ない世界なんて、
"サンドグラス":ただのがらんとした砂漠と同じなのだから。
クライマックス:vsサンドグラス
GM:全員登場!
陰山魂魄:1d10+80
DoubleCross : (1D10+80) → 9[9]+80 → 89
GM:陰山さん
夢乃屋光正:1d10+64
DoubleCross : (1D10+64) → 8[8]+64 → 72
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕値を+7(1d10->7)した(侵蝕値:65->72)
ネヴェア・ブースロイド:さっきのジェネシフト分足し忘れました 94
GM:あ、やっぱり
GM:了解です
GM:では、あなたたちは支部から少し行ったところにある空き地で敵を迎え撃つことにした。
GM:UGNの誘導のためもあり、無事敵は姿を現す。
"サンドグラス":黒い人影。顔は俯いてよく見えない。
"サンドグラス":ただ、尋常でない殺意だけが膨れ上がっている。
陰山魂魄:「……標的が見えた
陰山魂魄:「打ち合わせ通り、戦闘配置へ」
ネヴェア・ブースロイド:「UGNの誘導がつつがなく……組織の力でございますね」
夢乃屋光正:大きく深呼吸をする。
夢乃屋光正:「俺は組織に所属するタマじゃねえが、こういう時はすげえ助かるわ」
陰山魂魄:「悪いがここは行き止まりだ、”サンドグラス”」
陰山魂魄:「この先へと進むことは出来ない」
"サンドグラス":「…………」
"サンドグラス":周囲を見回し、誘い込まれたことに気づいたか。
"サンドグラス":それとも、あなたたちを新たな標的と見なしたか。
"サンドグラス":「……邪魔をするなら、潰すまでだ」
"サンドグラス":さら、と袖口から白い砂がこぼれ落ちる。
ネヴェア・ブースロイド:「やって御覧なさい。つぶれ難さにだけは自身がございます」
ネヴェア・ブースロイド:首元のペンダントを握りしめる。掌の中に冷気を感じ、深呼吸する。祈るように。
陰山魂魄:「その哀しみと、絶望を推し量ることなど」
陰山魂魄:「ましてやなかった事にするなど、誰にも出来ない」
陰山魂魄:「だがそれが生者に仇為すものであるとするなら」
陰山魂魄:「受け止め、打ち砕く」
陰山魂魄:しゃらんと錫杖を鳴らす
陰山魂魄:「黄泉路への引導、この陰山魂魄が引き受けた」
夢乃屋光正:「ここを通るには通行料が必要なんだよ。笑顔とか希望とか、平和とかそういうアレだ」
夢乃屋光正:「……お前はもうそれを持ってねえし、持てねえ。だから通行止めだ」
"サンドグラス":「………………」
"サンドグラス":「……邪魔をするなら」
"サンドグラス":「潰すまでだ」
"サンドグラス":同じ言葉を繰り返す。擦り切れたレコードのように。
"サンドグラス":そして、瞬間、その殺意が炎のように強さを増す!
GM:衝動判定。意志で難易度9です。
夢乃屋光正:3dx+1>=9
DoubleCross : (3R10+1[10]>=9) → 7[2,7,7]+1 → 8 → 失敗
夢乃屋光正:わあ
夢乃屋光正:2d10+72
DoubleCross : (2D10+72) → 11[8,3]+72 → 83
ネヴェア・ブースロイド:9dx+2>=9 思い出の一品使用 成功率は99%だ!
DoubleCross : (9R10+2[10]>=9) → 10[1,2,2,4,5,5,7,9,10]+7[7]+2 → 19 → 成功
ネヴェア・ブースロイド:フラグっぽいこと言ってフラグっぽくしようと思ったけど一瞬で結果出るから無の発言でした……
GM:つよい
ネヴェア・ブースロイド:2d10+94
DoubleCross : (2D10+94) → 18[8,10]+94 → 112
ネヴェア・ブースロイド:ギャー!
陰山魂魄:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 10[4,5,7,8,9,10,10]+7[4,7]+1 → 18
陰山魂魄:意志力
GM:つよ
陰山魂魄:2d10+89
DoubleCross : (2D10+89) → 11[7,4]+89 → 100
陰山魂魄:こっちはおいしくない!
GM:戦闘開始します。
GM:まずエンゲージ。
"サンドグラス"--(5m)--PC
GM:シンプルな構図です。
GM:そして、セットアップの前に。
陰山魂魄:むっ
GM:DPを使用して侵蝕を上げることができます。
GM:1点につき2上昇!
陰山魂魄:そういえば!
GM:今7点かな?
GM:上げる数値を宣言してくださいませ
陰山魂魄:こっちはなし!
ネヴェア・ブースロイド:なし!
夢乃屋光正:上げとこうかなー
夢乃屋光正:3点使って6上げていいですか
夢乃屋光正:83→89に。
GM:どうぞ!
GM:そして、先ほどひとつ宣言を忘れていたものがあります。
夢乃屋光正:な、なんだぜ
GM:《Eロイス:悪意の伝染》
GM:これでこのシーンには、エネミーとPC3人しか登場が不可能だ!
GM:助けなど来ないんだよ!!!
ネヴェア・ブースロイド:何ィ!?
陰山魂魄:ひゃー!
夢乃屋光正:な…なんだってー
陰山魂魄:キリングフィールド・サップーケイ…
GM:おののけー
ネヴェア・ブースロイド:そんな……緒環さんの導きの華は……!
GM:ちょっと遠いね
GM:ということで、開始します。
■セットアップ■
ネヴェア・ブースロイド:なし
夢乃屋光正:なし
陰山魂魄:なし!
"サンドグラス":なし
■イニシアチブ■
GM:行動値順では"サンドグラス"から動きます。
GM:まずマイナー、《アーマークリエイト》《氷の回廊》
GM:防具を作成し、PC三人のエンゲージまで戦闘移動。
"サンドグラス":メジャー、《インスタントボム》《ギガンティックモード》《アナトミックラスト》《コンセントレイト:モルフェウス》
"サンドグラス":対象は範囲(選択)でPC三人!
陰山魂魄:きたあ!
ネヴェア・ブースロイド:判定どうぞ!
夢乃屋光正:カマーン
"サンドグラス":10dx7+4
DoubleCross : (10R10+4[7]) → 10[1,2,2,3,3,4,5,6,8,9]+10[6,8]+3[3]+4 → 27
GM:意外といかなかった
ネヴェア・ブースロイド:判定直後
ネヴェア・ブースロイド:オートアクション《氷壁》
GM:きた……
GM:どうぞ!
ネヴェア・ブースロイド:に、これはリアクションエフェクトを組み合わせ可能なので《リフレックス》を組み合わせます
GM:ど、どうぞ……!
ネヴェア・ブースロイド:10dx7+7>=27
DoubleCross : (10R10+7[7]>=27) → 10[1,3,3,3,3,4,5,5,8,9]+6[5,6]+7 → 23 → 失敗
ネヴェア・ブースロイド:《勝利の女神》 達成値+18 成功します
GM:ですよね!!
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕値を+11した(侵蝕値:112->123)
夢乃屋光正:ヤベー
"サンドグラス":攻撃失敗です。演出!
"サンドグラス":まず、動くのは"サンドグラス"。
"サンドグラス":黒い影の上に白い砂をまとい、あなたたちに向け駆け出すと――
"サンドグラス":宙に舞う砂が、爆ぜる、はずだった。
ネヴェア・ブースロイド:砂を閉じ込めるように。凍気の檻が舞う。
ネヴェア・ブースロイド:それは一つ一つが十字架の形をした、氷の結晶
シュリーレ:「AIDA式変則マクスウェルプログラム」
ネヴェア・ブースロイド:「それはニュートラルを『凍気』と『運動』に分割する」
ネヴェア・ブースロイド:ガガガガガガガガガッ!!
ネヴェア・ブースロイド:結晶は爆発的成長を伴いながら地に突き立つ盾となって”サンドグラス”の行く手を阻む
ネヴェア・ブースロイド:一瞬後、指向性を与えられた砂の爆発が、”サンドグラス”を弾き飛ばした。
"サンドグラス":「……!」
"サンドグラス":弾かれ、なおも立ち上がる。
ネヴェア・ブースロイド:「夢乃屋様のお言葉は、全て現実となる──でしたか」
夢乃屋光正:「……おいおいおいおい」
夢乃屋光正:「マジか? 今のは全員いっぺん即死コースだっただろ」
ネヴェア・ブースロイド:「通行止めでございます」
陰山魂魄:「ネヴェア、これが君の力か」
陰山魂魄:「やってくれる、こちらも情けないところは見せられんな」
ネヴェア・ブースロイド:「ええ──お願いしますっ」
GM:では、次は陰山さんか夢乃屋さんですね。
陰山魂魄:先に行って大丈夫ですか!
夢乃屋光正:どうぞ!
陰山魂魄:いえあ!
GM:どうぞー
陰山魂魄:マイナーでオリジン:レジェンド+クイックモーション
陰山魂魄:搭乗状態になりつつ達成値を上昇
陰山魂魄:メジャーでRC技能による運転攻撃!ノーエフェクト!
陰山魂魄:対象はサンドグラス!
GM:うわー、判定どうぞ
陰山魂魄:8dx+18
DoubleCross : (8R10+18[10]) → 9[1,2,3,7,7,9,9,9]+18 → 27
"サンドグラス":リアクション放棄します
ネヴェア・ブースロイド:ダメージロール前《凍てつく刃》です
GM:ヒッ
ネヴェア・ブースロイド:ダメージ+1D10+15!
夢乃屋光正:ヤッバ
陰山魂魄:ヒューッ
陰山魂魄:4d10+32
DoubleCross : (4D10+32) → 24[8,8,2,6]+32 → 56
陰山魂魄:出目オッケー!
陰山魂魄:諸々友好!
夢乃屋光正:ヨシ!
"サンドグラス":痛い……が、まだ生きている!
"サンドグラス":そして
"サンドグラス":《バーニングハート》《紅蓮の憎悪》
"サンドグラス":暴走状態となり、攻撃力が上がります。
陰山魂魄:ワーオ
GM:演出どうぞ!
陰山魂魄:かつん。かつん。かつん。
陰山魂魄:一定のリズムで地面に錫杖をつく。心臓の鼓動のように。
陰山魂魄:「――父の体内、狭き行屋と定め。母の体内、広き行屋と定め」
陰山魂魄:「ひとを作るに頭(こうべ)は佛(だいさんぶつ)に作らせ給う」
陰山魂魄:その背後に、赤錆の浮いた鋼で作られた
陰山魂魄:禍々しく巨大な骨鬼の姿が象られる。
陰山魂魄:「薙ぎ払え」
牛頭馬頭鬼:『ぎ……あああああああああっ!!』
牛頭馬頭鬼:鉄の鬼が悲鳴のような絶叫をあげながら
牛頭馬頭鬼:その拳を、サンドグラスに叩きつける!
牛頭馬頭鬼:ど がごっ!!
"サンドグラス":「ぐっ……!」
"サンドグラス":叩きつけられても、なお、まだ立っている。
"サンドグラス":目には殺意。先ほどよりもなお熱く。
陰山魂魄:「援護助かった。だが、もう一手だな」
陰山魂魄:「あちらに火も入ったらしい。畳み掛けられるか、夢乃屋」
夢乃屋光正:「は。誰に言ってんだ」
夢乃屋光正:「俺が参加した以上、勝敗は決まってる。あとはどう終わらすかだ」
陰山魂魄:「ではもう一声、吠えてもらう」
陰山魂魄:「やれ!」
GM:では次は夢乃屋さんですね。
夢乃屋光正:では《コンセントレイト:ソラリス》《絶対の恐怖》《神の御言葉》《王者の声》で攻撃
GM:来い……!
夢乃屋光正:12dx8+4+2
DoubleCross : (12R10+4+2[8]) → 10[1,1,1,3,3,3,4,5,7,7,9,9]+10[4,10]+5[5]+6 → 31
"サンドグラス":暴走中。
夢乃屋光正:雷神の槌の効果を使用。ダメージダイス+2D
GM:ダメージどうぞ!
夢乃屋光正:6d10+40
DoubleCross : (6D10+40) → 34[6,8,4,9,5,2]+40 → 74
夢乃屋光正:装甲無視です
GM:!?
GM:何その固定値……こわ……
GM:なにそれ……
"サンドグラス":耐えられません。倒れます、が
"サンドグラス":《ラストアクション》
"サンドグラス":即座にメインプロセスを行います。
夢乃屋光正:ぬおう
ネヴェア・ブースロイド:くっ……氷壁の弱点は2回殴られること……!
"サンドグラス":そして《魂の錬成》で復活。
陰山魂魄:こやつ!
GM:ラスアク分先にやっちゃいますね
夢乃屋光正:ラジャー
"サンドグラス":《インスタントボム》《アナトミックラスト》《コンセントレイト:モルフェウス》
"サンドグラス":対象は今殴ったお前だ、夢乃屋さん!
夢乃屋光正:因果応報!来な!
"サンドグラス":10dx7+4
DoubleCross : (10R10+4[7]) → 10[1,3,3,4,4,4,5,6,6,10]+4[4]+4 → 18
"サンドグラス":うっそ
夢乃屋光正:暴・走・中
"サンドグラス":ダメージ! さっきので増してるぞ!
"サンドグラス":2d10+35
DoubleCross : (2D10+35) → 15[10,5]+35 → 50
"サンドグラス":あ、装甲無視!
夢乃屋光正:装甲無視するかどうかが全く関係なく死にます
夢乃屋光正:サンドグラスへのロイスを 親近感/○懺悔 で取得。タイタスにして昇華、復活
ネヴェア・ブースロイド:夢乃屋さんリザレクトできませんか?
夢乃屋光正:これはメジャーアクションの侵蝕上昇前に攻撃を受けたことになる…のか?
GM:えーと、お待ちを
GM:はい、夢乃屋さんのメインプロセスはダメージを受けた際にはまだ終わっていないと判断しました。
GM:よって、リザレクトは可能、その後メジャー分の侵蝕を上げてもらえるといいかと!
夢乃屋光正:「何睨んでんだよ。何キレてんだよ、てめえ」
夢乃屋光正:衝動が高まり、サディスティックな笑みを浮かべる。
夢乃屋光正:「俺が最強の王で、この世の神だ。頭が高けぇ、這いつくばって地面を舐めろ、ぶっ潰れろ」
夢乃屋光正:喉を通って出る言葉が速度を増し、現実の風となる。
夢乃屋光正:「俺の言葉は全てが作品だ。タダで聞くんじゃねえ。はらわたぶちまけて対価を払え!」
夢乃屋光正:風が天へと昇り、刃となって降る。
夢乃屋光正:サンドグラスを押し潰すように、叩き割るように、切り刻むように降り注ぐ。
"サンドグラス":護衛をしていた時、彼の手には大きな盾があった。今はない。
"サンドグラス":役に立たない盾は、捨ててしまった。
"サンドグラス":だが、それがあったとしても、言葉の刃を防ぐことはできない。
"サンドグラス":這いつくばって地面に伏せる。身体が潰れる。
"サンドグラス":だが、そこから撒かれるのは……爆発性の白い砂だ。
"サンドグラス":夢乃屋光正に、殺意を持った砂が襲いかかる!
夢乃屋光正:直立不動のまま砂の爆発を受ける。
夢乃屋光正:リザレクト
夢乃屋光正:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6
夢乃屋光正:血まみれになった口の端を、舌先で舐める。
夢乃屋光正:「こうでなきゃな。一方的にいたぶるのなんか趣味じゃねえ」
夢乃屋光正:HP-3して現在値3、侵蝕は102。
GM:最後、ネヴェアさんの手番!
ネヴェア・ブースロイド:あっすみません。また言い忘れた!
ネヴェア・ブースロイド:氷壁によりメインプロセス消費 手番終了です
GM:おっとっと
GM:そうでした!
■クリンナップ■
GM:特にないかな?
ネヴェア・ブースロイド:ないかと!
夢乃屋光正:ないよー
陰山魂魄:ない!
GM:ないので2ラウンド目に行きます。
■セットアップ■
ネヴェア・ブースロイド:なし
夢乃屋光正:なし
陰山魂魄:なし!
"サンドグラス":では《Eロイス:殺戮衝動》
"サンドグラス":クリンナッププロセスの時点で戦闘不能の人は自動的に死亡します。
夢乃屋光正:な、なにー
陰山魂魄:ヒーッ
陰山魂魄:キリングフィールド!
ネヴェア・ブースロイド:うかうか寝てられねえぜ
ネヴェア・ブースロイド:凍てつく刃の侵蝕増やし忘れてた
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕値を+3した(侵蝕値:123->126)
GM:ククク……
■イニシアチブ■
GM:ではまた"サンドグラス"の手番です。
"サンドグラス":マイナーはなし。
"サンドグラス":《インスタントボム》《アナトミックラスト》《コンセントレイト:モルフェウス》
"サンドグラス":対象はさっき殴ってきた陰山さん。
陰山魂魄:ぎゃー!
"サンドグラス":10dx7+4
DoubleCross : (10R10+4[7]) → 10[3,3,4,5,5,8,9,9,10,10]+10[3,4,6,6,7]+10[8]+10[7]+6[6]+4 → 50
"サンドグラス":まわった!
陰山魂魄:ここは
陰山魂魄:考えがある!
陰山魂魄:ガード!ダメージを受けたい!
ネヴェア・ブースロイド:おっ……了解です! あえてスルー!
夢乃屋光正:あえて!
"サンドグラス":なんだとー
"サンドグラス":ではダメージ!
"サンドグラス":6d10+35
DoubleCross : (6D10+35) → 37[3,6,10,3,5,10]+35 → 72
"サンドグラス":装甲無視だよー
陰山魂魄:死ぬ!サンドグラスに脅威でロイスを取得し昇華復帰するが
陰山魂魄:その前にラストアクションを起動!
陰山魂魄:マイナーなしの運転攻撃で殴り返すぞ!
"サンドグラス":なんだって!
陰山魂魄:8dx+18
DoubleCross : (8R10+18[10]) → 9[5,6,7,7,7,8,9,9]+18 → 27
"サンドグラス":暴走中!
陰山魂魄:ネヴェアさんも援護をくれ!!
ネヴェア・ブースロイド:はーい! ダメージロール前に《凍てつく刃》。ダメージ1D+15
陰山魂魄:4d10+32
DoubleCross : (4D10+32) → 12[3,1,5,3]+32 → 44
陰山魂魄:ぎゃ!出目が悪い!
"サンドグラス":そのダメージは、しかし無理!
"サンドグラス":倒れます。復活エフェクトありません。
夢乃屋光正:決まったー!
陰山魂魄:よっしゃー!
ネヴェア・ブースロイド:いぇー!
"サンドグラス":横溝流司であった身体からあふれ出した砂は、さらに渦を巻く。
牛頭馬頭鬼:『いいいいぎっ!!』
牛頭馬頭鬼:砂に脚を取られ、巨体の動きが鈍る
"サンドグラス":渦を巻きながらも陰山魂魄と、そして牛頭馬頭鬼に向かい――
"サンドグラス":触れたところから連鎖的に爆発!
牛頭馬頭鬼:『ぎあああああああっ!!』
牛頭馬頭鬼:四肢が吹き飛び、鉄巨人が崩れ落ちる!
牛頭馬頭鬼:がらん がらん
牛頭馬頭鬼:残骸だけが降り注ぐ。
"サンドグラス":砂に顔はないが、おそらく、安堵の笑みを浮かべたことだろう。
ネヴェア・ブースロイド:「────これで」
ネヴェア・ブースロイド:「これで、正着なのですね」
ネヴェア・ブースロイド:シュリーレの凍結制御を全開放する。陰山魂魄を殺害しようと一か所に集中した”サンドグラス”を
ネヴェア・ブースロイド:束の間、フラクタルの十字結晶に封じ込める。
ネヴェア・ブースロイド:苦渋の表情で、囮となった陰山さんを見る。
陰山魂魄:「ああ」
陰山魂魄:「これでいい」
陰山魂魄:血に塗れたまま帽子を拾い上げ
陰山魂魄:しゃらん、と錫杖を鳴らす
陰山魂魄:「罪過の魂ここのと、ここのつ。約定に従いその孜めを果たせ」
牛頭馬頭鬼:「ぎ ぐ」
牛頭馬頭鬼:残骸が逆回しのテープのように持ち上がり
牛頭馬頭鬼:その巨体を再び形作る。
牛頭馬頭鬼:刻まれたその裂け目から見える内部は
牛頭馬頭鬼:……何もない。がらんどうの闇だ。
ネヴェア・ブースロイド:氷に罅が入る。縛めと、その先の滅びより逃れようと"サンドグラス"が藻掻く。
牛頭馬頭鬼:「ぎああああああああああああっ!!!!」
牛頭馬頭鬼:鉄鬼が腕を振り上げ
牛頭馬頭鬼:振り下ろした。
陰山魂魄:どぐしゃっ!!
陰山魂魄:小さなクレーターに、砕けた氷と砂の山だけが残る。
"サンドグラス":砂に顔はない。もはや、意志も命もない。
"サンドグラス":ただ、流れ落ちていく。
"サンドグラス":さらさら、さらさらと。
"サンドグラス":物も言わず、流れ落ちていく。
陰山魂魄:「……きっと」
陰山魂魄:「彼女は待っていてくれるだろう」
陰山魂魄:死後の世界など、信じてはいない。
陰山魂魄:それでも。
陰山魂魄:誰のためでもない、慰めに過ぎない言葉を
陰山魂魄:呟かずにはいられなかった。
バックトラック
GM:まずEロイス! 今回は3つ!
GM:《悪意の伝染》《殺戮衝動》《予告された終焉》
GM:振る人は振るといいです。
ネヴェア・ブースロイド:わーい!
ネヴェア・ブースロイド:129-3d10 振る!
DoubleCross : (129-3D10) → 129-12[3,2,7] → 117
陰山魂魄:ふらず!
夢乃屋光正:振らぬ!
GM:そしてDP分侵蝕を下げることも可能だ
GM:6点ですね。
ネヴェア・ブースロイド:下げます 111
夢乃屋光正:使わなくて大丈夫
陰山魂魄:さげない!
GM:あとはロイス数に応じてどうぞ!
ネヴェア・ブースロイド:111-5d10 1倍
DoubleCross : (111-5D10) → 111-27[10,4,3,3,7] → 84
ネヴェア・ブースロイド:5点で帰還!
陰山魂魄:素振り!
陰山魂魄:109-5d10
DoubleCross : (109-5D10) → 109-30[6,7,3,5,9] → 79
陰山魂魄:オッケー
夢乃屋光正:一倍!
夢乃屋光正:102-6d10
DoubleCross : (102-6D10) → 102-21[4,2,3,3,8,1] → 81
夢乃屋光正:イエス
GM:おお、無事帰還! おめでとうございます。
陰山魂魄:5点!
夢乃屋光正:5点イェー
GM:経験点はいつもの5点、シナリオ5点、あと最終侵蝕分かな
GM:あとEロイス! 3点!
ネヴェア・ブースロイド:18! いただきます
GM:計18点ずつ受け取ってください。
夢乃屋光正:あざっす!いただきます!
陰山魂魄:ごっつあんです!
GM:私は19点ですかね
GM:以上!
エンディング1:夢乃屋光正
GM:あなたたちが"サンドグラス"を打ち倒して、数日後。
GM:既にUGNからは事件のその後について連絡があり、
GM:砂化していた被害者は再生能力を取り戻して回復しつつある、とのことは伝わっている。
GM:あなたはまたいつもの通り、事務所で過ごしていた。
夢乃屋光正:額に包帯を巻き、腰をさすりながらおっかなびっくり移動している。
夢乃屋光正:「いててててて」
夢乃屋光正:「痛い! あああ! いてえ!」
夢乃屋光正:やっとの思いでソファにたどり着き、うつぶせにそっと寝転がる。
GM:では、あなたがそんな風にネゴシエーターとして活動をしていると。
GM:玄関のインターホンが鳴る。
夢乃屋光正:「どうぞー。開いてますよ」
GM:カチャリ。ドアが開き……。
夢乃屋光正:「っていうか起きるのきついんで勝手に入ってくれ」
高塚羽美:「おじちゃん、こんにちは!」
高塚羽美:元気な声が飛び込んでくる。
高塚晴人:「どうも、夢乃屋さん。お世話になってます」
高塚晴人:後ろからは、杖をついた男が一人。顔見知りの情報屋だ。
夢乃屋光正:「おー。羽美ちゃん元気そうだな」
高塚羽美:「おじちゃんはおけがしてるの? 大丈夫?」
高塚羽美:予想外の姿に驚いている。
夢乃屋光正:「いや。全然大丈夫」
夢乃屋光正:億劫そうになんとか体を起こし、頭を掻く。
高塚晴人:「無理しないで寝てていいですよ」
夢乃屋光正:「お世話してるよ。めちゃくちゃお世話してる側だわ」
高塚晴人:「いや、ほんと寝ててくださいよ……」
高塚晴人:「なんかこっちも気が引けるんで……」
夢乃屋光正:「大丈夫だって言ってんだろコラ!」
高塚羽美:「ぴゃっ」
高塚羽美:父親と夢乃屋さんの間で右往左往している。
夢乃屋光正:「あ、怖くない。怖くないよぉー 俺は平和の使者だからねえー」
高塚羽美:「ほんと? ほんと?」
高塚晴人:「ほら、羽美。なんか言うことあったろうが」
夢乃屋光正:「本当だ。俺が言う事は全て本当……ん? なんだ?」
高塚羽美:「あっ、えっとね。おぼえてる!」忘れていた。
高塚羽美:「おじちゃん、お願い聞いてくれてありがとう!」ぱっと笑顔を見せる。
高塚羽美:「ほんとね! おじちゃんが言った通り、お父さんも元気になったし、他の人もだって!」
高塚晴人:「ええ、この通り、まあ歩けるくらいにはなったんで」
夢乃屋光正:「ん?おー、そうだな。ま、俺一人でやったわけじゃねえ。お姉さん方にも感謝しときな」
高塚晴人:「まずは助かりましたってお礼に」
高塚羽美:「する!」
夢乃屋光正:「そんでお前には説教だよ、説教」
夢乃屋光正:高塚晴人に向かって渋い顔をする。
高塚晴人:「……やー、面目ない」
夢乃屋光正:「お前の面目なんか知るか。あのな、お前この子を逃がす時に、自分はいいとか言ったらしいな。いいわけあるか」
高塚晴人:「……自分がもっと戦えれば、こいつを危険な目には遭わせないで済んだんですけど……」
高塚晴人:「え」
高塚晴人:「え、そっち?」
夢乃屋光正:「そうでも言わなきゃ、この子を逃がせなかったか?」
高塚晴人:「どうですかね、無我夢中で」
夢乃屋光正:「ハァー? この子の父親はお前ひとりだろうが。お前も助からなきゃダメに決まってんだよ」
高塚晴人:「……そっすね」頭を掻く。
夢乃屋光正:「頼むぜ、まったく」
高塚羽美:「でも、おじちゃんが助けてくれたもん」割り込む!
高塚羽美:「だからお父さんも悪くないし、おじちゃんはすごいの!」
夢乃屋光正:「うーん、正しい」
夢乃屋光正:「大正解」
高塚羽美:「やったー!」
高塚羽美:「わたしもねこしえったーになったら、おじちゃんみたいになれる?」
夢乃屋光正:「あー? 待て待て。世の中にはいろいろな仕事があるんだぞ」
高塚晴人:「えっ、おま、うちを継いでくれるって言ってたのに!」
高塚晴人:「娘が親離れしていく……!」
夢乃屋光正:「俺のような世界平和の立役者に憧れるのはいいが、仕事は慎重に選ばねえとな」
高塚羽美:「しんちょう……」
夢乃屋光正:「ほらなんか……父親もちょっとショック受けてるだろ……すごい老けたぞ一瞬で」
高塚晴人:「やめてくださいよ、夢乃屋さんが言ったら本当に白髪とか増えそう」
夢乃屋光正:かかか、と笑う。
夢乃屋光正:「……あいつの事は聞いたか」
高塚晴人:「……はい」目を伏せる。
夢乃屋光正:「別にすげえ親しかったわけじゃねえけど。線香の一つも上げにいってやらねえとな」
高塚晴人:「……責任を感じる、なんて柄じゃあないんですけど」
高塚晴人:「もうちょっとなんか、巡り合わせが良かったら、とはどうしてもね、思っちゃいますね」
高塚晴人:「……殺されかけといて、なんですけど。俺、あの人は嫌いじゃなかったんで」
夢乃屋光正:「そりゃそうだ。何か一つ掛け違えば、俺らだって……」
夢乃屋光正:言いかけた口をつぐむ。
夢乃屋光正:それは自分が口にしてはいけない言葉だ。
高塚羽美:「?」不思議そうな顔をする。
夢乃屋光正:「せめて、俺らは悼んでやろう」
夢乃屋光正:口にした言葉で現実を侵蝕する力。戦う相手のことは、嘲り、蔑み、罵るしかない。
それが心にもない言葉でも、決着がつくまでは。
高塚晴人:「そっすね」
夢乃屋光正:「……とりあえず、みんなでメシでも食いに行くか?」
高塚羽美:「いくー!!」
高塚晴人:「お前親より先に答えるんじゃないよ……」
高塚晴人:「いいっすね。なんかゆっくり食べましょ」
夢乃屋光正:「はは。店選びは任せろよお前、この町は全面俺の庭みたいなモンだから」
夢乃屋光正:立ち上がった瞬間に顔を歪める。
夢乃屋光正:「痛……いたい」
高塚晴人:「夢乃屋さんが言うとほんとにそんな感じが……」
高塚羽美:「!」
夢乃屋光正:「痛ァアアアアイ!」
高塚羽美:「い、いたいのいたいのとんでけー!」
夢乃屋光正:「アアアアアアー!!」
GM:必死の顔で厄払いをしようとする少女と、痛みに耐えるあなた。
GM:苦しみはあれど……これもひとつの日常の形だろう。
エンディング2:陰山魂魄・ネヴェア・ブースロイド
GM:N市・ケーキ屋『ヌーヴェル・リュヌ』
GM:あなたたちは事件を解決後、こじんまりとしたこの店を訪れていた。
GM:ショーケースには様々なケーキが並ぶ。どれもなかなかの味と評判だ。
GM:イートインスペースは、幸い空席であなたたちの自由だ。
陰山魂魄:「この店は何を食べてもいける」
陰山魂魄:「好きな物を選んで欲しい」
ネヴェア・ブースロイド:「では時期柄、チョコレートものを重点的に……」
陰山魂魄:「年頃だな」
陰山魂魄:愉快そうにしつつ、アップルパイをとって席に。
ネヴェア・ブースロイド:バレンタイン当日にも友人とそれなりの量を食べたのだが、まだ食べたい。そんな気分である
ネヴェア・ブースロイド:遅れて、陰山さんの向かい側に座る
ネヴェア・ブースロイド:「お好きなのですね。林檎が」
陰山魂魄:「好きというよりも、舌の好みが抜けないだけだ」
ネヴェア・ブースロイド:「……?」どう違うのだろう
ネヴェア・ブースロイド:「わ、美味しい……」
陰山魂魄:「気に入ってもらえれば嬉しいよ」
陰山魂魄:「こちらも一口味見してみるか」
陰山魂魄:さくとスプーンで切って
ネヴェア・ブースロイド:「素敵なお店ですね……あ、頂きます」
陰山魂魄:「あーん、だ」
ネヴェア・ブースロイド:「もうっ まだ子供だと思ってらっしゃいますっ」
陰山魂魄:「これは失礼をした」
陰山魂魄:「召し上がっていただけますか、ご婦人」
ネヴェア・ブースロイド:言いながらも、食いつく。
陰山魂魄:ニコニコとしながら、頬張る姿を見ている。
ネヴェア・ブースロイド:「あう……」その笑顔に、少したじろぐ
ネヴェア・ブースロイド:それから、フォークに口をつけたままだったのに気づき、慌てて離す。
陰山魂魄:「遠慮するな。誘ったのはこちらだ」
陰山魂魄:「こんな陰気な女に付き合ってくれたこと、感謝したい」
陰山魂魄:特に動じず同じフォークでさくさくと続きを食べる。
ネヴェア・ブースロイド:「そんな……陰山さまは素敵な方です。きっと、私の学友も、曾祖父も、叔父様だって。口をそろえてそう言うでしょう」
陰山魂魄:「ふふ、世辞であってもありがたいな。」
ネヴェア・ブースロイド:「でも……」
ネヴェア・ブースロイド:ケーキを崩す手が止まり、その表情に影が差す
陰山魂魄:「?」
陰山魂魄:「どうかしたか?」
陰山魂魄:食べる手を止めて、前髪の下、心配そうに見つめている。
ネヴェア・ブースロイド:「っ……いいえ。なんでもありません」
陰山魂魄:「なんでもないという事はないだろうに」
陰山魂魄:「仕事の場でもない。気兼ねせず、何事も言葉にしてもらいたい」
ネヴェア・ブースロイド:「……本当に、違うのです」
ネヴェア・ブースロイド:「陰山さまは、間違ってなどいなくて」
ネヴェア・ブースロイド:「ただ──」
陰山魂魄:「ただ?」
ネヴェア・ブースロイド:「私がUGNと関わることになった、聖ルツィア女学院での大規模なレネゲイド事件では、オーヴァード同士の戦いに流血も、死もありませんでしたから」
ネヴェア・ブースロイド:「夢乃屋さまが、陰山さまが、”サンドグラス”の攻撃を受けて……明確な死のにおい」
ネヴェア・ブースロイド:「あんなふうに、身を削って……それに、未だ動揺しているだけなのですから」
陰山魂魄:「……すまなかった」
陰山魂魄:「気晴らしになればいいかと連れ出してみたが、裏目に出てしまったらしい」
ネヴェア・ブースロイド:「う……だから口にしたくはなかったのです」
ネヴェア・ブースロイド:「陰山さまが、きっと『そう』なさるから……」
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:そっとテーブルの上で手を握る
ネヴェア・ブースロイド:「っ!」
陰山魂魄:「ネヴェア・ブースロイド」
陰山魂魄:「ただ、これだけは覚えていてほしい」
ネヴェア・ブースロイド:「何でございましょう。陰山、魂魄さま」
陰山魂魄:「死も残酷も、世界の真実だ」
陰山魂魄:「そこに違えようはない、しかし」
陰山魂魄:「……それだけではない」
ネヴェア・ブースロイド:その長い前髪の奥の、澄んだ目を捉えようと、居住まいを正して
ネヴェア・ブースロイド:「……はい」
ネヴェア・ブースロイド:「今の私は、盲を割り砕かれ、真実を知った気でいる」
ネヴェア・ブースロイド:「ほんのわずか前の私も、そうでした。この先もきっと、何度だって──」
ネヴェア・ブースロイド:「──それでも」
ネヴェア・ブースロイド:「おぞましい真実に抗う為に戦う人々がいる」
陰山魂魄:「そして、この世界にはそうして抗うための」
陰山魂魄:「価値と意味がある」
陰山魂魄:「……私も、世界は素敵なことで満ち溢れていると」
陰山魂魄:「そう信じたい。いや、事実そうなのだ」
陰山魂魄:「だから、君が残酷を知るとき、私も側にいたい」
陰山魂魄:「私が見つけた素敵な何かを、君にも見てほしい」
陰山魂魄:「そして君が見つけたものも、私に見せてほしいのだ」
陰山魂魄:「無論、迷惑でなければの話だが」
ネヴェア・ブースロイド:「……まあ。そんな──」
陰山魂魄:「いけないかな」
陰山魂魄:帽子を持ち上げて、いたずらっぽく舌を出す
ネヴェア・ブースロイド:あまりにも真摯な彼女の声に、体温が上がっていくのを感じる。
ネヴェア・ブースロイド:だって、これではまるで──
ネヴェア・ブースロイド:「迷惑だなんて、そんなことは、絶対にありません」
ネヴェア・ブースロイド:伏し目がちな瞳を精いっぱいに見開いて。
陰山魂魄:「それはよかった」
ネヴェア・ブースロイド:「世界は、素敵な事に満ちている……」
ネヴェア・ブースロイド:「貴女もその価値と意味なのです、だから……!」
ネヴェア・ブースロイド:その先は、言葉にならない。
ネヴェア・ブースロイド:どう言えというのだろう? 輝くものを否定する言葉を持たぬ自分を、ただ恨めしく思った。
ネヴェア・ブースロイド:ただ、貴女に傷ついて欲しくないだけなのに。
陰山魂魄:「……ふふ」
陰山魂魄:必死な表情を愉快そうに眺めて
陰山魂魄:「これを食べたら、また少し歩こう」
陰山魂魄:「美しい並木通りが近くにある」
陰山魂魄:「今は葉桜にさえなっていないが、それでもアーチは見事だ」
ネヴェア・ブースロイド:逡巡するようにして、頷く
陰山魂魄:「よろしい」
ネヴェア・ブースロイド:「……私が」
ネヴェア・ブースロイド:「『その時』は、私が絶対に、陰山さまをお守りしますから」
陰山魂魄:「!」
ネヴェア・ブースロイド:「いえ……それだけです」
ネヴェア・ブースロイド:今は、これだけ。
陰山魂魄:一瞬呆気に取られてから
陰山魂魄:「言葉は現実になる、か」
陰山魂魄:小さく呟いて。
陰山魂魄:「やはりやめられないな」
陰山魂魄:「……期待し、明日を夢見ることは」
ネヴェア・ブースロイド:それから、止まっていた手を動かし、ケーキを口へ運ぶ。
陰山魂魄:ああ、やっぱり
陰山魂魄:この世界は素敵だと、そう思う。
陰山魂魄:テーブルの上に肘をついて、向かい合う少女を眺めている。
ネヴェア・ブースロイド:心中で、かつて曾祖父の語った一節を諳んじる
ネヴェア・ブースロイド:昨日より今日は昏く、今日より明日はなお昏い。
ネヴェア・ブースロイド:……世界は繰り返し時を刻みながらも、破滅へと向かい続けるのかもしれない。
ネヴェア・ブースロイド:それでも。抗う事をやめなければ、いつか雲が開けるときが来るのだろうか。
ネヴェア・ブースロイド:これまでに、共に戦った人を思い出す。
ネヴェア・ブースロイド:目の前の陰山魂魄を思う。
ネヴェア・ブースロイド:いつか、その先の光明へとたどり着くひとを
ネヴェア・ブースロイド:きっと、守り通したいと。そう思った。
『さらさらと流れ落ちるもの』完