リプレイ・ドロップ
雨宿町陶酔境~酒涙雨には早すぎる~


メイン 見学



PC1:"影追い"石神井 寅彦(しゃくじい・とらひこ)キャラシート)PL:めかぶ
PC2:"橋掛り"御凪 涼(みなぎ・りょう)キャラシート)PL:自動
GM:さささ

目次




プリプレイ


GM:ではセッション的なものを開始していきます。
GM:まずはさくっとPC紹介!
GM:番号は前と同じで石神井さんからどうぞ。
キャラシート
石神井寅彦:はい!


石神井寅彦:石神井寅彦(しゃくじい・とらひこ)です。コードネームは《影追い》。UGNエージェント兼占い師をやっています。
石神井寅彦:普段はよくハイボールとかサワーとか飲んでいますが、多分なんでもいけそう。日本酒も普通に飲みそうです。
GM:飲酒事情!
石神井寅彦:飲み会三昧の生活を送っており、今日もただ酒が飲めるので嬉しいです。よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!
GM:これは期待ができそうですね。
GM:では涼さんどうぞ!
キャラシート
御凪 涼:はあい


御凪 涼:御凪涼(みなぎ・りょう)。コードは《橋掛り》。舞踊家。
御凪 涼:好きなお酒は……というか日本酒しか飲んだことないのでは?と思われます。
御凪 涼:飲み会ははじめて!お酒にはそんなに慣れていませんが、酩酊は好きだし、人とわいわいするのも好き。
GM:はじめてだったとは
御凪 涼:いく機会が ない
御凪 涼:酒については兄に教えてもらったりしているのでは。そんなにアルコールに強くはなさそう
GM:兄、強そうだもんな。
御凪 涼:こんなかんじ!のむぞ~
御凪 涼:よろしくです
GM:よろしくお願いします!
GM:今回GMも試験的にサポートキャラで半PC参加をしようと思っています。
御凪 涼:わーい
キャラシート


鈴掛 喜一:鈴掛喜一(すずかけ・きいち)、26歳・雨宿支部の調査部員。常に眼帯をしてニヤニヤしてる青年。
鈴掛 喜一:実は現在のメイン中身は奇妙な隣人の雷獣・來火(らいか)というレネビです。3歳。どっちの名前で呼んでもいいよ。
鈴掛 喜一:誘われたら飲酒はします。でもわりと甘い系のサワーとかそんなに強くないやつが好きそう。
鈴掛 喜一:日本酒はどうだろう、わかる舌だろうか……。
鈴掛 喜一:支援はします。よろしくお願いします!
石神井寅彦:よろしくねー
御凪 涼:よろしくね
鈴掛 喜一:セットアップ支援なので
鈴掛 喜一:お酌では?という疑惑があります
石神井寅彦:www
御凪 涼:ありがたいじゃん
GM:という感じで始めていきましょう!
GM:いつもの感じで一応あるトレーラーなどを流していきます

某県雫原市・雨宿町。
昔ながらの町並みと、新興の住宅地とが入り交じる町。
この町には古くから、『あやし』と呼ばれるレネゲイドビーイングが多く住まっていた。
山際に聳える『化生岩』の活性によるあやしたちの増加。
町役場や業者を隠れ蓑とするUGN雨宿支部は、今日も何かと忙しい。


今回は、ほんの幕間の物語。
小さな再会と、休息と、束の間の宴の物語。
酒の泉を飲み尽くした後には、一体何が残るのか……。

酒は命の水、とか言うけど、やっぱり飲み過ぎは御用心。
うっかり正体を失ったら、せっかくの命だって寅に食われちまう。
涼しい顔をしててもフラフラ千鳥足なんて、全然格好つかないすよね?
そういうわけなんですけど……今回の命の水、汲めども尽きせぬってやつらしくて。
おれまで引っ張り出されちゃいました。なんで?

ダブルクロス The 3rd Edition『リプレイ・ドロップ 雨宿町陶酔境~酒涙雨には早すぎる~』

なんで二連でおれが担当してるんですかね? ねえ戸神くん? 聞いてる?


オープニング 飲み会開始


GM:では登場侵蝕をお願いします。
GM:鈴掛 喜一の侵蝕を1d10(→ 2)増加 (31 → 33)
御凪 涼:御凪涼の侵蝕を1d10(→ 2)増加 (33 → 35)
石神井寅彦:石神井寅彦の侵蝕を1D10(→ 9)増加 (31 → 40)
石神井寅彦:オイオイ
御凪 涼:もう飲んでる?
石神井寅彦:そうかも…
GM:ww

【雨宿町・『(株)ピカピカ』・社内】

GM:あなたたちはUGN雨宿支部の指示に従い、あるいは自発的にこの便利屋へと集った。
GM:支部の一部機能を担うこのオフィスでは、社長と社員二名が迎えてくれる。
GM:なんとなく面倒そうーな顔で。
時田 久則:「おう、揃ったな? じゃあ飲み会だ」


【時田久則・『(株)ピカピカ代表取締役社長】あるいは【"トート"・UGN雨宿支部調査部・処理部主任】

時田 久則:金髪にサングラス、いかにも柄の悪い男性。支部の古株で、ここの長でもある。
GM:そして、机の上には……徳利が一本、猪口やグラスがいくつか、水のボトルやつまみが山ほど。
GM:徳利には、どうやら透明な酒が満たされているようだった。
御凪 涼:「飲み…?」ついてきただけ。机の上を見ています。
鈴掛 喜一:「社長ー、その説明じゃわかんないすよ」


【鈴掛喜一・『(株)ピカピカ』営業担当】あるいは【"來火=ジェイトーカー"・UGN雨宿支部調査部員】

鈴掛 喜一:右目に眼帯をした、軽そうな雰囲気の青年。
鈴掛 喜一:先日あなたたちに助けられ、業務に復帰したばかりの支部員だ。
時田 久則:「飲み会は飲み会だろうがよ」
石神井寅彦:「タダ酒が飲めるとだけ聞いたよ!」機嫌良さそう。香水の匂いとピアスが目立つ青年。
GM:要は、この徳利はレネゲイド混じりの酒が勝手に湧き出すアイテムであり。
GM:放置も、破壊も、廃棄も周囲への影響が予測され危ない。
GM:よって、オーヴァードが頑張って尽きるまで飲み尽くさねばならない、ということらしい。
御凪 涼:「……がんばれば尽きるんだ?」
時田 久則:「尽きて、また何年かしたら湧く」
石神井寅彦:「あはは、じゃあ定期的にやってるんだ? この飲み会」
時田 久則:「そ。今年はうちの担当なんだよ。若くて丈夫なのが多いってんで」
戸神 富久郎:「あ、ども……。よ、よろしくお願いします」


【戸神富久郎・『(株)ピカピカ』業務担当】あるいは【"ヒルカクロフ"・UGN雨宿支部処理部員】

戸神 富久郎:長い前髪とマスク、背の高い猫背の青年。基本的におどおどしている。
石神井寅彦:「おっ、いちばん若くて丈夫なやつ!」そちらを向く。
時田 久則:「こいつは丈夫すぎてな……さっさと全部分解しちまう」
時田 久則:「そうすると、徳利も止まらねえんだよ」
時田 久則:「だから、ストッパーと介抱役だ」
御凪 涼:「気難しい徳利なんだね」
御凪 涼:「富久郎くんは大きいから、介抱にいてくれたら百人力といえる」
鈴掛 喜一:「強い奴が飲んで解決すりゃあ、おれも引っ張り出されなくて済むんですけどね……」
戸神 富久郎:「……あの、頑張ります。運ぶのとかは……できます」
石神井寅彦:「まあ確かに、全員飲んだくれてる時に、非常事態起きても困るしねえ」
石神井寅彦:「にしてもさあ」
石神井寅彦:「なんで涼さんもここにいるの?」
鈴掛 喜一:「それー」
御凪 涼:「はい」扇を開く。
御凪 涼:「いや、なんだか楽しそうにふたりが行くから」
御凪 涼:「ついてきてしまった」
石神井寅彦:「子供か?」笑う。
鈴掛 喜一:「大丈夫? 誘拐されない?」
御凪 涼:「子供ではない…」
石神井寅彦:「お酒飲める? 飲んだことある?」
御凪 涼:「飲めるよ。兄さんたちと飲んだことがある」
御凪 涼:「し、一人でもある」
鈴掛 喜一:「一人でも!」
鈴掛 喜一:「意外だ」
御凪 涼:「酩酊時にどうなるか知りたくて」
御凪 涼:「ある程度その状態でも動けることが分かっています」
石神井寅彦:「おお…。じゃあ結構強いのかな」
御凪 涼:「どうなんだろう…?絶対評価はよくわからない」
御凪 涼:「兄さんよりは弱く、蓮よりは強かった」
石神井寅彦:「蓮さんってどうなの?」來火くんに振る。
鈴掛 喜一:「あー、結構早めにダウンしてたな」
石神井寅彦:「あっそうなんだ」瞬きし、苦笑する。
鈴掛 喜一:「慶さんはまあ、だいぶ強そうですしねえ。中間、広いな……」
石神井寅彦:「あはは。まあでも、いっか。お酒飲むなら、人数多い方が楽しいし」
御凪 涼:「こういうのはじめてだから楽しみだな」
時田 久則:「おう、普通程度に飲める奴なら、頭数がいるのは助かる」
石神井寅彦:「はじめてなの…?」
鈴掛 喜一:「……大丈夫すか? それ」
御凪 涼:「飲み会? とか行く機会なかったし」
御凪 涼:微妙にうきうきとしている。
鈴掛 喜一:「ふーん。初めての飲み会かあ……」
御凪 涼:「來火くんも?」
鈴掛 喜一:「おれはまあ、普通にここの飲みとか行ってましたし」
戸神 富久郎:「…………」
時田 久則:「未成年の癖にな」
鈴掛 喜一:「そういう言い方はないじゃないすか……」
石神井寅彦:「來火くんが飲み会の作法とか教えてくれるんじゃない?」
鈴掛 喜一:「……まあ、喜一の代わりじゃないって意味なら、初めて」
鈴掛 喜一:「作法とか別にある? 最初はビールとか?」
御凪 涼:「ならお揃いだ。寅彦くんが先達ということだね」
御凪 涼:「ふむ、ビール…」飲んだことない。
石神井寅彦:「あはは、おれの責任が重くなった」
鈴掛 喜一:「よろしく、先輩」ニヤニヤしている。
御凪 涼:「とにかくこれを飲んで楽しくやれば、飲み会か」
御凪 涼:「私もよろしくね」
石神井寅彦:「ひひひ。じゃあ、さっそく乾杯しようぜ」ニヤニヤ笑い返す。

GM:ロイス取得のみできます。
GM:シナリオロイス設定してなかったな。まあ、ゆるく
御凪 涼:來火くん 〇友情/試行錯誤
鈴掛 喜一:石神井さんに○先輩/隔意、涼さんは固定ロイスなのでそのまま
御凪 涼:寅彦くん 〇興味/隔意
御凪 涼:へへ
御凪 涼:これで!
石神井寅彦:ちょっと待ってね
鈴掛 喜一:あとは社長に○信頼/面倒
GM:どうぞー
石神井寅彦:來火くん 友情:〇/隔意
石神井寅彦:涼さん 不器用:〇/食傷
石神井寅彦:こう!以上です
GM:はい!


ミドル 飲み会続行


GM:登場侵蝕をお願いします。
御凪 涼:御凪涼の侵蝕を1d10(→ 3)増加 (35 → 38)
石神井寅彦:石神井寅彦の侵蝕を1D10(→ 8)増加 (40 → 48)
GM:鈴掛 喜一の侵蝕を1d10(→ 10)増加 (33 → 43)
GM:oh
石神井寅彦:ダイスちゃん!

GM:では、まず説明!
GM:ここではラウンド制で判定を行い、1ラウンドごとにロールをしていこうと思います。
GM:まず、前提として当セッションでは侵蝕率と完全に連動した『酩酊度』が存在します。
GM:判定を行うごとに10+最終達成値分の侵蝕=酩酊度を上昇させてもらいます。
GM:なお、これはあくまで目安なので、表に出る酔っ払い具合は各自お好きに設定どうぞ。
GM:100%突入後は、翌日の二日酔いに気をつけてください。
GM:あとミドルシーンでは80%のところで戸神ストップがかかり、それ以上の侵蝕酩酊上昇はありません。
御凪 涼:きをつけよう
GM:ご安心ください。
御凪 涼:え、えらすぎる
石神井寅彦:戸神ストップ、たすかる
GM:無限に上がると困るからね……

GM:判定は以下の通り。
GM:・1ラウンドひとり1回判定を行い、2ラウンド目でミドルシーン終了。
GM:・達成値の10の位+1が進行度となる。
GM:・クライマックスに登場するボスのHPは、進行度×10マイナスされる。
GM:・目標値は6。達成値の最大値は20まで。
GM:・エフェクト・財産点・アイテムの使用可。ダイスボーナスも反映される。
GM:・エフェクトの使用侵蝕率は達成値には反映されないが、酩酊度は上昇する。
GM:・GMも遊びたいので、鈴掛喜一のデータを使用して判定に参加する。
GM:こんな感じです。
GM:質問があればー
御凪 涼:遊ぼ―!
石神井寅彦:遊ぼ~!
御凪 涼:とくになしです!
石神井寅彦:やりながら聞きます!
GM:はい! 実はそんなに複雑ではないとの噂です
GM:あと判定技能があるんだった
GM:技能は以下の通りです。どれを選んでも可。
大量に飲む:任意の肉体技能(白兵を除く)
急いで飲む:任意の感覚技能(射撃を除く)
地道に飲む:任意の精神技能(RCを除く)
喋って飲む:任意の社会技能(交渉を除く)


GM:また、毎ラウンド判定前に全員酔っ払いチャート1d10を振ってもらいます。

1 眠くなる
2 笑い上戸
3 転ぶ
4 泣き上戸
5 同じ話を繰り返す
6 動きが緩慢になる
7 甘える
8 お喋りになる
9 ぼーっとする
10 話がずれる


GM:特に判定には関係ありませんが、使えそうならロールにお役立てください。
GM:こんな感じ!

GM:では、まず全員酔っ払いチャート1d10!
鈴掛 喜一:1d10
DoubleCross : (1D10) → 3

GM:3 転ぶ
御凪 涼:1d10
DoubleCross : (1D10) → 2

御凪 涼:2 笑い上戸
石神井寅彦:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7

GM:7 甘える
GM:最初から大変な事になってる
石神井寅彦:一番ひきたくないやつひいちゃった
御凪 涼:ふはは
GM:まあ、反映は任意で!
石神井寅彦:ハ~イ
GM:では、判定からやっていきます
GM:1ラウンド目セットアップ
鈴掛 喜一:コンボ『帰れない空に手を伸ばす』《オーバーウォッチ》
鈴掛 喜一:味方全員のメジャーアクションのダイスを+3個。侵蝕4上昇
石神井寅彦:ヒュ~ヒュ~
石神井寅彦:こちらなにもなしです
GM:鈴掛 喜一の侵蝕を4増加 (43 → 47)
御凪 涼:最高
御凪 涼:なしよー
GM:はーい

GM:では行動値順に、涼さんから判定どうぞ
GM:技能を選んで振ってみてね
御凪 涼:喋って飲む:任意の社会技能(交渉を除く)これで 調達でふります
GM:おかいもの!どうぞ
御凪 涼:4DX+4+0@10 調達
DoubleCross : (4DX10+4) → 10[2,4,4,10]+9[9]+4 → 23

GM:!?
御凪 涼:なんか
御凪 涼:すごい
石神井寅彦:え~すごい
GM:はい、上限20までいきました……
GM:進行度3!
石神井寅彦:つよ!
御凪 涼:アゲアゲ
GM:次は……じゃあ同値なので石神井さんから
GM:あいうえお順
石神井寅彦:はあい
石神井寅彦:地道に飲む:任意の精神技能(RCを除く) これで、〈意志〉で振ります
GM:いけー
石神井寅彦:7dx+1
DoubleCross : (7DX10+1) → 10[4,4,5,6,9,10,10]+7[5,7]+1 → 18

GM:!?
GM:たっか
石神井寅彦:ワ~~ 財産P使えないですよね
GM:使えます……
石神井寅彦:あっじゃあ所持してる2点どっちも注ぎます
GM:ヒエッ
石神井寅彦:20点満点!
御凪 涼:すげーぜ!
GM:進行度6……
石神井寅彦:YABA
GM:びびる
GM:では鈴掛!
鈴掛 喜一:喋って飲む:任意の社会技能(交渉を除く) これで
鈴掛 喜一:マイナー、コンボ『これがおれです』《オリジン:サイバー》
鈴掛 喜一:シーン間社会判定の達成値+8。侵蝕2上昇
鈴掛 喜一:メジャー、コンボ『地を駆け光を探す』《アンシーントーカー》
鈴掛 喜一:情報判定のダイス数+2個。侵蝕1上昇
鈴掛 喜一:《情報:噂話》で判定。コネ:UGN幹部とアドバンスドゴーグルとジョーカー使用。
GM:飲み会でジョーカーを使うな。
鈴掛 喜一:11dx+15
DoubleCross : (11DX10+15) → 9[1,2,3,5,6,6,6,8,8,9,9]+15 → 24

御凪 涼:本気 呑みに
GM:まあこいつはこうなので……回らなかったな
石神井寅彦:十分だよ!
御凪 涼:20こえとるのよ
GM:進行度9となりました
GM:えー、つよ
GM:では、上記を踏まえてロールの方をどうぞ。


御凪 涼:猪口に注がれた酒をじっと見ている。香りを嗅ぐ。
御凪 涼:「ふつうのお酒のように見える」
鈴掛 喜一:「はい、石神井くんもどーぞ」
石神井寅彦:「わーい」
鈴掛 喜一:さくさくと酌をしている。
石神井寅彦:「手慣れてんなあ」へらへら笑いながら受け取る。
鈴掛 喜一:「喜一的にはまあ、美味かったみたいすね」
鈴掛 喜一:「戸神くん来るまでは最年少だったしねえ」
戸神 富久郎:「あっ、お、俺が注ぐべきでした!?」
戸神 富久郎:「すいません……」
石神井寅彦:「いやいや、気にしなくていいよ! どうせ飲めないんだし」
石神井寅彦:「トガちゃんはウーロン茶ねー」こっちで酌をする。
御凪 涼:「食べるのはいいんじゃない?」とおつまみらしき袋を渡す。
戸神 富久郎:「わ、どうも……」
鈴掛 喜一:「そうそう、気軽にやってこ」
石神井寅彦:「あっ涼さん、乾杯しようよ、乾杯」
戸神 富久郎:「はあ……」
鈴掛 喜一:「いいすねー」
御凪 涼:「あ、なるほど」猪口をかかげる。袖を押さえる。
石神井寅彦:「あ、音頭とるのおれか? まあ飲み会の先輩らしいからおれでいいか?」
御凪 涼:「音頭…? いいんじゃないかな?」よくわかってない。
鈴掛 喜一:「なんでもいいすよ、得意そうだし!」
石神井寅彦:「あいよー。じゃあおちょこ持ってもらって」猪口を掲げる。
鈴掛 喜一:猪口を軽く持ち上げる。
石神井寅彦:「では皆さまー、來火くんの復帰を筆頭にー、いろいろのお疲れ様でしたなどをこめまして」
戸神 富久郎:ウーロン茶のグラスを一応挙げる。
石神井寅彦:「かんぱーい!」
鈴掛 喜一:「かんぱい!」
御凪 涼:「乾杯」真似して言う。
戸神 富久郎:「……乾杯」
GM:鈴掛 喜一の侵蝕を34増加 (47 → 81)
石神井寅彦:石神井寅彦の侵蝕を30増加 (48 → 78)
御凪 涼:御凪涼の侵蝕を33増加 (38 → 71)
御凪 涼:口をつける。飲むというより触れるような妙に上品な、飲み会には不似合いな所作。
鈴掛 喜一:くい、と軽く呷る。
石神井寅彦:口をつける。ひとくち飲み、瞬き。
鈴掛 喜一:「……わ」
御凪 涼:「ん?」
石神井寅彦:「……これ」
鈴掛 喜一:「おれ、あんまり日本酒って飲んだことなかったけど」
鈴掛 喜一:「え、こんな感じなんです? 美味いな」
GM:ふわり、と漂う香り。
GM:味は濃くはないが、するりと飲み干せてしまうのどごし。
GM:詳しくはなくとも、非常に良い酒だということはわかるはずだ。
石神井寅彦:「あっ、そうね! すげえ美味いね! びっくりした」
御凪 涼:「兄さんや蓮も連れてきたらよかったね。珍しくて良いものなようだし」
鈴掛 喜一:「やー、これならどんどん飲めるわ。いけそう」
御凪 涼:くすくす笑う。
戸神 富久郎:「ちゃんと水も飲んでくださいよ」
鈴掛 喜一:「へーい」
石神井寅彦:(どんどんいけそうな分、ヤバいんじゃないかな~~…)と思ってる。言わないけど。
御凪 涼:つまみなどの食べ物に手を伸ばさず、少しずつ猪口に口をつけている。
石神井寅彦:「今からでも連れてこられないの?」涼さんに聞く。
鈴掛 喜一:手酌でちょいちょい飲んでいる。
御凪 涼:「蓮はいま仕事だし…兄さんはどこかに行っているはず」
御凪 涼:「言ったら悔しがるかもしれないな」にこにことまた呑む。
鈴掛 喜一:「……ほんとに湧いてるんだなあ。減ってない」
鈴掛 喜一:「喜一は知ってたけど、おれは初めて見るからなあ」
鈴掛 喜一:「こりゃ、結構腰を据えてかからないとかもですよ」
御凪 涼:「ふふ、じゃあたくさんいられるね」
石神井寅彦:「良かったねえ」目を細める。
鈴掛 喜一:「うちの子になる?」
鈴掛 喜一:つまみの柿の種を食べながら。
御凪 涼:「ピカピカのか…でもそれだと舞えないんだよね、ふふ」
鈴掛 喜一:「まー、営業時間中に舞ってたら、社長がキレますわな」
石神井寅彦:二人の話を聞きながら、つまみをいろいろ漁っている。
鈴掛 喜一:「……社長、聞いてないよな?」ドアの方を見つつ。
石神井寅彦:「もう帰ったんじゃないの?」
御凪 涼:「久則さんは飲まないんだねえ」
鈴掛 喜一:「あの人下戸なんですよ」
御凪 涼:「そうなんだ」
鈴掛 喜一:「飲み会でももう全然毎回飲まないで、じーっと下の奴ら見てんの」
鈴掛 喜一:「怖いすよ、あれ」
鈴掛 喜一:切り札でも切るような顔で言う。
御凪 涼:「可愛がられているんだなあ」
鈴掛 喜一:「えー? どうなんだろ」
鈴掛 喜一:結構速いペースで飲んでいる。
御凪 涼:「見ているのが嬉しいのかなって、思って…」
戸神 富久郎:「社長は、あの、いい人ですよ……」
御凪 涼:「寅彦くんとか、そんな感じ」
戸神 富久郎:水のグラスを先輩の前に。
御凪 涼:「うん、いい人だよね」
石神井寅彦:「えっ、おれ?」
鈴掛 喜一:「……そりゃ知ってるけどさ……」
御凪 涼:水のグラスを取る。ほんの少しだけ湿らす程度に。
御凪 涼:「寅彦くんも…いまそういう風なのかな?と思ってた」ぼやぼや笑う。
鈴掛 喜一:「いい人で世話になってんのと、ちょっと怖いのとは両立する」ぐい、と水を飲んで。
石神井寅彦:「そうねえ」自分の分の水をグラスに注いでいた。戻ってくる。
石神井寅彦:適当に自分のペースで飲んでいる。
鈴掛 喜一:「石神井くん、そういうとこありそう」
御凪 涼:「ね」
石神井寅彦:「……」
石神井寅彦:「二人が仲良くしてたら嬉しいよ?」
御凪 涼:「あ、だまっちゃった」覗き込む。
御凪 涼:「うんうん?」
鈴掛 喜一:「嬉しいってそんなー、照れちゃうー」
鈴掛 喜一:飲み干した水のグラスを揺らす。
石神井寅彦:「特に続きないけど…。あーほら」
石神井寅彦:「來火くん、水ね。水」立ち上がる。
御凪 涼:「なかった」特に面白いことを言われたわけでもないのに、妙にくすくす笑っている。
鈴掛 喜一:「あ、いいよいいよ、おれが注ぐし……」こっちも立ち上がり。
鈴掛 喜一:「あ」
鈴掛 喜一:足下のバランスを崩してよろける。
石神井寅彦:「あ?」
御凪 涼:「わ」
鈴掛 喜一:そのまま、倒れそうになってどうにか持ちこたえた。
鈴掛 喜一:「うわ、あぶね……」
御凪 涼:「おお」拍手。
石神井寅彦:「おいおい、大丈夫?」
鈴掛 喜一:椅子を支えにして立っているが、どうもフラフラしている。
鈴掛 喜一:「いや、大丈夫大丈夫」
鈴掛 喜一:「……多分! 多分大丈夫!」
鈴掛 喜一:水を注ぎ直して、席に戻る。それからまた飲み直す。
石神井寅彦:「今日、酔うの早くない? いつもはもうちょっと平然としてなかった?」
御凪 涼:「そうなの?」
鈴掛 喜一:「んー?」
石神井寅彦:「そういうイメージですけど」來火くんを見る。
鈴掛 喜一:「いや、大丈夫だって。大丈夫だし」
鈴掛 喜一:「水も飲んでる……」
石神井寅彦:「どう思います?」涼さんに聞く。
御凪 涼:「どうなのかなあ」と少し考えて。
御凪 涼:「ああ、でも」
御凪 涼:「私はいまとても、なんだか、楽しいみたいだから」
御凪 涼:「來火くんも楽しくてそうなっちゃっているなら、いいな、と思う」
戸神 富久郎:おしぼりなどを用意している。そろそろ気をつけよう、という顔で。
鈴掛 喜一:「楽しいすよ。もちろん」
鈴掛 喜一:普段より機嫌は良さそうだ。
御凪 涼:また笑う。血色の薄い顔にうっすらと赤みがさしている、かもしれない。
御凪 涼:「よかった」
鈴掛 喜一:「よかったねー」
石神井寅彦:二人のやりとりに挟まれつつ、穏やかに飲んでいる。
御凪 涼:「よかったよ」
御凪 涼:そして寅彦さんをじっと見る。
御凪 涼:「寅彦くんはお酒に強いみたいだ」
石神井寅彦:「そうね…」
鈴掛 喜一:するめをくわえてぴこぴこ動かしながら、こちらも石神井さんを見る。
鈴掛 喜一:「何ー、石神井くん飲み足りない?」
鈴掛 喜一:「まだまだ酒はあるみたいだし、どんどんいっとこう」
石神井寅彦:「うわ、めんどくせえ絡み方。くださーい」笑いながら猪口を掲げる。
鈴掛 喜一:「はーい。ご一献」
鈴掛 喜一:とくとくと酒を注ぐ。
GM:徳利の中身は、先ほどよりは多少減ったように見えるが、まだまだ湧いてきてはいるようだ。
石神井寅彦:「いただかせてもらいまーす」注がれる。澄んだ色の酒が揺れる。
御凪 涼:「顔もあまり変わらないものね」扇の先でつんつん寅彦さんをつつく。見た目にはそんなに?
鈴掛 喜一:徳利を机に置いて、あとはするめをもちゃもちゃしている。
鈴掛 喜一:「噛み切れない」もちゃもちゃ
石神井寅彦:言うほど変わっていない。
石神井寅彦:というか、横にいる人が赤いからあんまり変わってないように見える。
御凪 涼:「するめだ」するめを見ている。
石神井寅彦:「涼さんも食べなよ」
鈴掛 喜一:「どうぞどうぞ」
鈴掛 喜一:袋ごとよこす。
石神井寅彦:「おつまみ食べた方が酔わないんだよ~?」
鈴掛 喜一:「美味いすよ。全然噛み切れないけど……」ずっと噛んでいる。
石神井寅彦:袋からするめをひとつ抜いて、ふらふら揺らしながら笑う。
御凪 涼:「む…」見ている。
鈴掛 喜一:その揺れに合わせるように、ふらふら揺れている。
石神井寅彦:「トガちゃん、來火くんがヤバいー」声を上げている。
御凪 涼:「あまり胃に入れたくないんだよな…」む…となる。
鈴掛 喜一:「全然ヤバくないってー」
御凪 涼:「あ、來火くんがゆれてる」
戸神 富久郎:「はい、おしぼりです……。あと横になりたかったらあっちで……」
鈴掛 喜一:「今寝たら寝ちゃうじゃん!」
戸神 富久郎:「寝ていいですってば!」
石神井寅彦:「なんで胃に入れたくないの? 減量中?」
御凪 涼:「ん…いや。なにかが入っていると」
御凪 涼:「入っている感じがして邪魔だ」
石神井寅彦:「えー? そんなのわかるの?」
御凪 涼:「んー、わかるよ」
御凪 涼:「わかる…」ゆらゆらしている來火くんのとなりで赤い顔を扇でつついている。
御凪 涼:特に意味はない。
石神井寅彦:「わかるの~?」けらけら笑う。それなりに酔っている。
鈴掛 喜一:つつかれてフラフラしている。
御凪 涼:「わかるんだよ、うーん、胃に手を入れてもらえたらわかるのに…」
御凪 涼:「わかるかな…」よくわからなくなってきた。
石神井寅彦:「えーと、とりあえず水は適当に飲んでね」
御凪 涼:「うん…」といいつつ飲まない。
石神井寅彦:「トガちゃんも巻き込まれてんなよお」
鈴掛 喜一:「水は飲まないとですよ」一応飲んではいる。
戸神 富久郎:「大丈夫です、お猪口奪いますから……!」
鈴掛 喜一:「あっこの、先輩だぞ」
御凪 涼:「うん」來火くんを見る。「水が飲めてすごいな…」
鈴掛 喜一:「その褒められ方は、さすがに喜一もされてないな……」
御凪 涼:「私は飲みたくない…」
石神井寅彦:「酒はいいの?」
御凪 涼:「それは、…なんでだっけ」困る。
御凪 涼:「よかったんだったはず」
石神井寅彦:「そっかー」
鈴掛 喜一:「えー、飲みましょうよ水」
鈴掛 喜一:「おそろい!」
鈴掛 喜一:猪口を奪われたので、水だけ飲んでいる。
御凪 涼:「じゃあしかたない…」しぶしぶ…
鈴掛 喜一:「やった、涼さんに水飲ませた」
御凪 涼:しぶしぶ水を舐めるように飲む。「飲みました」
鈴掛 喜一:「水が飲めてすごいすね!」にこにこしている。
御凪 涼:「すごいことをしてしまった…」
鈴掛 喜一:「ねー、石神井くん」うれしそう。
石神井寅彦:「良かったねえ」
石神井寅彦:二人のやりとりに挟まれつつ、穏やかに飲んでいる。
御凪 涼:「水が甘く感じる」ふにゃふにゃ笑う。
石神井寅彦:「トガちゃーん」
戸神 富久郎:「はいっ」
石神井寅彦:声をかける。「酒、あとどれくらいかなあ」
戸神 富久郎:「えーと……」
戸神 富久郎:「あ、半分くらいにはなってるんですよね」
戸神 富久郎:「半分のところでずっと湧いてる感じ」
御凪 涼:「すごいことをしてしまったねえ」
石神井寅彦:「あ、でも半分か……」
石神井寅彦:「まだご満足いただけていないのか…」
石神井寅彦:後ろの二人の惨状を見る。
御凪 涼:「私はたいへん満足しています」
戸神 富久郎:「大丈夫ですか? あの、無理なら社長呼んでどうにかしますけど……」
鈴掛 喜一:「まだまだいけますー」
鈴掛 喜一:「いや、いってみせる」
石神井寅彦:「まあ」
石神井寅彦:「いけるんじゃない?」それなりに酔っている。
鈴掛 喜一:「やったー」
御凪 涼:「やったね」
石神井寅彦:「良かったねえ」
戸神 富久郎:(……大丈夫かな……)


GM:では、再度判定!
GM:まずは酔っ払いチャートを振ろうね。
GM:1d10です
石神井寅彦:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1

石神井寅彦:1 眠くなる
御凪 涼:1d10
DoubleCross : (1D10) → 10

鈴掛 喜一:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7

鈴掛 喜一:10 話がずれる
御凪 涼:いつも
鈴掛 喜一:7 甘える
GM:こいつもう甘えてない?
御凪 涼:みんな甘えて~♡
石神井寅彦:むにゃむにゃ

GM:ということで、判定に戻ります。
GM:涼さんから技能を選んで判定をどうぞ。
GM:あ、ちなみに
御凪 涼:お
GM:酔っ払いチャートはフレーバーなので、気になったら振り直しも可!
石神井寅彦:わーい
GM:あと、あれですね
御凪 涼:ふりなおそうかな 途中で
GM:もし途中でさらになんかしたくなったらさらに振ってもいいよ
石神井寅彦:やった
御凪 涼:話がずれるのデフォだからな
GM:もうこの域だとぐだぐだだろうし
御凪 涼:技能はせっかくだし変えるか 芸術:舞踊つかおうかな
GM:好きにやってくれ
GM:どうぞー
御凪 涼:1DX+5+0@10 芸術:舞踊
DoubleCross : (1DX10+5) → 10[10]+8[8]+5 → 23

石神井寅彦:ww
石神井寅彦:すご
御凪 涼:ww
GM:あ
御凪 涼:プロ
石神井寅彦:舞ったんか?
GM:ごめん、セットアップに支援するの忘れてた
GM:ここからやります(ぐだぐだ)
御凪 涼:大丈夫 というか あの
御凪 涼:さっき反映してないでふってるわ
石神井寅彦:ぐだぐだ
GM:ww
御凪 涼:もうだめだw
石神井寅彦:ww
GM:とりあえず申し訳ないけどここで支援をGM権限で
鈴掛 喜一:コンボ『なんか手を伸ばす的な感じのやつ』《オーバーウォッチ》
鈴掛 喜一:味方全員のメジャーアクションのダイスを+3個。侵蝕4上昇
御凪 涼:もらう~!
御凪 涼:伸ばして
石神井寅彦:やった~
御凪 涼:伸ばしてあげて
石神井寅彦:コンボ名雑すぎる
石神井寅彦:涼さん3個振り足します?
御凪 涼:たすか
GM:そうですね
GM:振り足し可!
御凪 涼:3dx+23
DoubleCross : (3DX10+23) → 9[3,4,9]+23 → 32

GM:たっか
御凪 涼:攻撃かな?
石神井寅彦:ヤバ~~
GM:上限20なので……進行度3で12になりました
GM:ボスがんばれ
御凪 涼:やっぱ人生かけてますからね ウチは
GM:侵蝕も上げてください。80までだけど
御凪 涼:御凪涼の侵蝕を33に変更 (71 → 33)
御凪 涼:御凪涼の侵蝕を80に変更 (33 → 80)
GM:ありがとうございます
御凪 涼:ウス
GM:では次は石神井さん
石神井寅彦:はあい
石神井寅彦:せっかくだし芸術:話術で振ってみよう 急いで飲む:任意の感覚技能(射撃を除く)ですね
石神井寅彦:5dx+2
DoubleCross : (5DX10+2) → 10[1,7,7,8,10]+5[5]+2 → 17

石神井寅彦:あれ!?
GM:おや
石神井寅彦:なんか今日……すごいのでは
石神井寅彦:出目が
御凪 涼:あら
GM:2上昇……14かな
石神井寅彦:注ぐ財産点はもうないのでここで打ち止めです
御凪 涼:これを…アテナシ御殿でしたかったよ 私は
GM:やばいな……ボスがんばれ……
GM:ファンブル
石神井寅彦:あとのせエフェクトでもあれば…良かったが…
GM:そうですね
御凪 涼:あ
御凪 涼:そうじゃん!
御凪 涼:酒の雫が!
GM:酒ではない
御凪 涼:《夢の雫》。達成値+10
GM:これがあるからーー
石神井寅彦:ヤッタ~~ 37になりました
御凪 涼:御凪涼の侵蝕を3増加 (80 → 83)
GM:では3上昇で15になりました
石神井寅彦:石神井寅彦の侵蝕を2増加 (78 → 80)
GM:最後、もうストップかかってる鈴掛!
鈴掛 喜一:コンボ『めっちゃ走ります』《アンシーントーカー》
鈴掛 喜一:情報判定のダイス数+2個。侵蝕1上昇
石神井寅彦:そんなゆるいコンボ名だったっけ
鈴掛 喜一:わからん……
鈴掛 喜一:《情報:噂話》で判定。アドバンスドゴーグル使用。
鈴掛 喜一:10dx+10
DoubleCross : (10DX10+10) → 10[2,2,4,5,6,6,6,8,9,10]+8[8]+10 → 28

鈴掛 喜一:あいよっ
GM:えー、3上昇して18 マジ?
石神井寅彦:ヤバ…
GM:ボスのHPが180減りました…………
石神井寅彦:い 生きてる?
御凪 涼:しんどる
GM:生きてる……
石神井寅彦:生きてた…
GM:3の倍数分増えてくから計算が楽でした
GM:鈴掛の侵蝕上昇はなし。
GM:これでクライマックスに突入ができます。
石神井寅彦:やった~~
GM:あとはロールをお楽しみください。


石神井寅彦:「そういやさあ」猪口を煽りながら口を開く。
御凪 涼:「ん」こくんとうなずく。
鈴掛 喜一:「んー」ぼんやりしながら水を呷っている。
石神井寅彦:「來火くんと涼さん、二人で遊んだりしてるの?」
御凪 涼:「遊ぶ」
石神井寅彦:「えっ、そうなんだ」
鈴掛 喜一:「あーー……」
石神井寅彦:「なになに? 何してんの?」
鈴掛 喜一:「あれ、遊びっつうんですかね……?」
御凪 涼:「歩いたり」
御凪 涼:「話したり」
御凪 涼:「舞をみてもらったり」
御凪 涼:してるよねーという顔
鈴掛 喜一:「大体そんな感じー」
石神井寅彦:「へえー」
石神井寅彦:「……。それ、遊び?」
鈴掛 喜一:「おれも違うような気はしている」
御凪 涼:きょとんとする。
御凪 涼:「違うのか…」
鈴掛 喜一:「……こう、支部からの並木道のとことかね。ぶらぶらしたり」
御凪 涼:「兄さんはよく女性と遊んでいるけれど、それが違うのはわかる…」それしかわかっていない…
石神井寅彦:「うーん、どっちかっつーと、…いやいいか」言葉を飲み込む。
鈴掛 喜一:「なんだろ、そういや普通に遊ぼーってのは、あんまり思いつかなかったなあ」
御凪 涼:「なにがいいの~」
石神井寅彦:「普通に遊ぼうにならないの~?」
鈴掛 喜一:「普通にっつうのは、喜一が普通に友達とやってたみたいなやつ……」
鈴掛 喜一:「んーー」
御凪 涼:「ほう…」
鈴掛 喜一:「だって涼さん、駅前のカラオケ行きましょっつって行く感じでもないでしょ?」
御凪 涼:「からおけ…」考える。「知らないな…」
鈴掛 喜一:「あそこ狭いし、舞には向かないと思う」
御凪 涼:「いや、定義はしっているけど…うん…」
鈴掛 喜一:「あと椅子がすげー破れてんのに直さない」
御凪 涼:「いや、でも、狭くても舞える」
御凪 涼:「舞えるよ」妙に真面目な顔をする。
石神井寅彦:「おお、なになに」
石神井寅彦:「狭くても舞えるの」
御凪 涼:「そう」
石神井寅彦:「広かったら?」
御凪 涼:ごくんと猪口のお酒を飲みます。「すごく舞える」
御凪 涼:酔っぱらいチャートふりなおそう
御凪 涼:1d10
DoubleCross : (1D10) → 5

御凪 涼:同じ話を繰り返す
御凪 涼:「すごく舞えて…すごく…」
御凪 涼:ふらふら立とうとする。
石神井寅彦:「うわ、大丈夫? なに?」
御凪 涼:扇を広げる。
御凪 涼:choice[虹の香り,空の楽器,真偽感知]
DoubleCross : (choice[虹の香り,空の楽器,真偽感知]) → 真偽感知

御凪 涼:無駄に真偽感知をします。対象は自分
石神井寅彦:「なになになに?」若干酔いが覚める。
御凪 涼:御凪涼の侵蝕を2増加 (83 → 85)
鈴掛 喜一:ぼーっと見ている。
御凪 涼:「すごく…」真偽感知する言葉がなく、グダグダになります。
御凪 涼:「なんだろう…」
石神井寅彦:「楽しい?」
鈴掛 喜一:「すごくすごいんすよ、すごく舞える時の涼さん」
鈴掛 喜一:「よくわかんねえけど」
石神井寅彦:「お、なになに。詳しく聞きたいなあ」鈴掛くんを見る。
御凪 涼:「すごく舞える…」おうむ返し。
鈴掛 喜一:「いやよくわかんないんだけども」
鈴掛 喜一:「ファーって」
鈴掛 喜一:よくわからない顔で首を傾げている。
石神井寅彦:「じゃあ、二人で一緒に歩くのは楽しいんだ?」
御凪 涼:「ふぁ」扇を広げる。《虹の香り》。紫檀ではなく、ギンモクセイの香りが広がる。
鈴掛 喜一:「まあ、楽しくなきゃ会わないし……」
御凪 涼:「うん…」
鈴掛 喜一:すん、と香りを嗅ぐ。
御凪 涼:「これが咲いていたよね」
鈴掛 喜一:「あー、生け垣んとこかな」
御凪 涼:「そうだ、そう」
御凪 涼:「寅彦くんも歩きに行こう…まだ咲いていて、こういう香りがする」
石神井寅彦:二人の会話を聞きながら、するめを咥えて欠伸を噛み殺す。
鈴掛 喜一:「匂い……匂い、いいよね……」まだゆらゆらしている。
鈴掛 喜一:「こっちはこっちでいろんな匂いがあって、いいよなあー」
石神井寅彦:「あー」來火くんに視線を移す。「空と違って?」
鈴掛 喜一:「んー」
石神井寅彦:「だめよー、戻っちゃ」
御凪 涼:「空の匂いか」
鈴掛 喜一:「懐かしいのはあっちの空気の匂いだけどー」
御凪 涼:「どんなだろう…」
鈴掛 喜一:「今はこっちで……こっちも、まあ、好き」
石神井寅彦:するっと水を取りに立ち上がる。
鈴掛 喜一:「好き-」
鈴掛 喜一:机に半分突っ伏している。
石神井寅彦:今の状態の來火くんに近付けば、空の匂いが湧き上がってしまう気がしたので、距離を取る。
御凪 涼:嬉しそうな顔で見ている。
御凪 涼:「空の香り、私も知りたいな」
石神井寅彦:「そうねえ」
鈴掛 喜一:「んー、あんまりいろんな匂い、ではないかな」
鈴掛 喜一:「湿っててー、ほわっとしててー」
鈴掛 喜一:「ほわっとしててー」
鈴掛 喜一:「んん?」
鈴掛 喜一:また首を傾げている。
鈴掛 喜一:「そういうやつ」
御凪 涼:「雨のような…?」
鈴掛 喜一:「雨が降ると、土の匂いがするっしょ」
鈴掛 喜一:「あれがない」
御凪 涼:「あ、なるほど」
御凪 涼:「いいなあ」笑う。
鈴掛 喜一:「だから、あの時は懐かしかったなあ……」
鈴掛 喜一:少し目を細めて。
石神井寅彦:「あの時って?」立ち上がったまま水をぐびぐび飲んでいる。
鈴掛 喜一:「いや、ほら、あの時……」
鈴掛 喜一:「あの……」
鈴掛 喜一:寝そうになっている。
石神井寅彦:「こらこらー」
鈴掛 喜一:「んー?」
御凪 涼:「まだ寝ないで、もうちょっと」
御凪 涼:「もうちょっと遊ぼう」
鈴掛 喜一:「あ、これ遊びかあ……」
鈴掛 喜一:「遊びか……?」
御凪 涼:「遊ぶ…?遊ぶかな…」寅彦くんにそうかな?という目。
鈴掛 喜一:「まあいいや。起きてます」
鈴掛 喜一:「寝たら寝ちゃうもんな」
石神井寅彦:「二人とも楽しいんでしょ? じゃあ、遊びだよ」
御凪 涼:「なるほど…」
鈴掛 喜一:「やった!」
石神井寅彦:「良かったねえ」へらへら笑う。
御凪 涼:「む」む、という顔。
鈴掛 喜一:「石神井くんは?」
御凪 涼:「そう」
石神井寅彦:「おれぇ?」
鈴掛 喜一:「石神井くんは楽しいー?」
御凪 涼:「二人はって言うけど」
御凪 涼:「いまは三人で飲んでて、富久郎くんがいて」
石神井寅彦:「あはは、そうね。ごめんね」へらへら笑う。
鈴掛 喜一:「戸神くん、なんかもう見守る姿勢だしな」
戸神 富久郎:「いや、大丈夫です。楽しそうなんで……」
石神井寅彦:「楽しいよ、仕事でただ酒飲めてて楽しくないわけないじゃんね」
鈴掛 喜一:「おれはー」
鈴掛 喜一:「おれたちはー」
鈴掛 喜一:椅子を揺らしている。
石神井寅彦:「おれたちは~?」戻ってくる。猪口に酒を注ぐ。
鈴掛 喜一:おれたちがいることは楽しさに寄与していないのですか、ということを言いたいらしい
御凪 涼:「うんうん」うなずく。
御凪 涼:「ね~」
鈴掛 喜一:「ねー」
石神井寅彦:「言うわりに、二人でラブラブしてんだけど」トガちゃんに言う。
戸神 富久郎:「仲いいですよね……」
戸神 富久郎:「前そんなんだっけ」
石神井寅彦:「良くなったよねえ」
鈴掛 喜一:「そりゃそうですけどー」
御凪 涼:「良くなった、そう」
御凪 涼:「寅彦くんもいろいろ」
御凪 涼:「教えてくれた。占いを」
石神井寅彦:「あはは、そうそう。アドバイスしました」
御凪 涼:「占い…?教えてくれた」
鈴掛 喜一:「へえー」
御凪 涼:「それがね、とても嬉しかった」
鈴掛 喜一:「いいなあ」
御凪 涼:「だから私もって思ったんだけどねえ、それはあんまり、うまくできなかったねえ」
鈴掛 喜一:「んー」
鈴掛 喜一:「…………」
鈴掛 喜一:「そっかー」言うことが思い浮かばなかった。
御凪 涼:「いつかできるといいなって思うよ」あまり気にしていない。
石神井寅彦:「できてるでしょ」笑って言う。
御凪 涼:「む」
御凪 涼:「そうなのかな…?」
鈴掛 喜一:「や、でも、おれも石神井くんと仲良くしたいのもほんとだし」
鈴掛 喜一:「なんだろ……えーと、まあいつも通りの感じで……」
石神井寅彦:「いつもの感じねえ」にやにや笑う。
鈴掛 喜一:「もうちょいこっち来てもいいすよ」
御凪 涼:「ふむふむ…」ぼんやり。
石神井寅彦:「いつもの感じに戻っていいんだ?」
鈴掛 喜一:「さっき、離れたでしょ」
石神井寅彦:「離れてないよー」
御凪 涼:「嘘だ」
御凪 涼:《真偽感知》。
御凪 涼:御凪涼の侵蝕を2増加 (85 → 87)
石神井寅彦:嘘です。
御凪 涼:ほらね
石神井寅彦:「うわっ」涼さんを見てビビる。
御凪 涼:「あ、嘘だ」
鈴掛 喜一:「涼さんが嘘って言うならそうなんだよー」
御凪 涼:「おいで~」
御凪 涼:寅彦さんの右腕をひょいって持つ。
石神井寅彦:「びっくりした…酔ってる時の方がおっかねえ」
石神井寅彦:小声で言ってから。「うわ、分かったから」
鈴掛 喜一:ケラケラ笑っている。
石神井寅彦:観念して、引きずられる。
鈴掛 喜一:どうして離れたのか、まではちゃんと把握はしていない。でも、何かは感じた。
鈴掛 喜一:それだけだ。
御凪 涼:力はそこまでないので、ズル…ズル…としている。
石神井寅彦:「てか別に、おれ達仲良くないわけじゃないじゃん」
鈴掛 喜一:「そうよ?」
石神井寅彦:「そうでしょ?」
鈴掛 喜一:「おれら今まであんまり余計なこと話してなかったもんね」
鈴掛 喜一:「そんくらいでやりやすかったし。今もそう」
御凪 涼:ついでにセットしてあるっぽい髪をなんか触る。崩す。
石神井寅彦:「そう。それくらいが…」
石神井寅彦:「わ!」
御凪 涼:「そうなんだ」
石神井寅彦:「髪!」
御凪 涼:「ん…?」
御凪 涼:「あれ、戻らない…」
石神井寅彦:セットしてある髪が崩される。
鈴掛 喜一:「でもさー、離れられちゃうと寂しくなっちゃうわけでー」
御凪 涼:「ねー」
鈴掛 喜一:「なっちゃうの。今のおれは」
御凪 涼:戻そうとさらに触る。もっと崩れる。
鈴掛 喜一:「みんなのせいだよ」
石神井寅彦:「何してんの!」
御凪 涼:「ふふふ」
御凪 涼:「戻らない…」諦める。
御凪 涼:「うん、うん」
石神井寅彦:すっかり崩れて前髪が降りてくる。学生みたいに見える。
鈴掛 喜一:「おれも、もうやんないからさ」
御凪 涼:「私もだし、みんなのせいだね」
鈴掛 喜一:「……んーと、なんだろ」
鈴掛 喜一:「そんな感じ」
鈴掛 喜一:降りた前髪を見て笑う。
御凪 涼:「不可逆なの」
御凪 涼:寅彦さんの顔を見る。「ふふ」
石神井寅彦:「……まったく」困った顔で、しかたなさそうに笑う。
鈴掛 喜一:「すぐは戻んないねえ」
石神井寅彦:「戻らなくてもいいんでしょ?」
御凪 涼:「うん、うん」
鈴掛 喜一:「そうねえ」
鈴掛 喜一:上の方にそっと手を伸ばして。
鈴掛 喜一:「そういうことも、ある、的な」
鈴掛 喜一:「なんかね……」ふわふわとしながら、何かの匂いを探して。
鈴掛 喜一:ここにはないので、そのまま手を戻す。
石神井寅彦:「……涼さんはさあ」
御凪 涼:「む」
石神井寅彦:「いま蓮さんと二人暮らしだっけ?」
御凪 涼:「私」
石神井寅彦:「あなた」
御凪 涼:「…えっと、そう…なのかな。お手伝いの人とか…たまに兄さんとか、来て」
御凪 涼:「そうなのかも」
石神井寅彦:「お手伝いだって! さすが御凪家」眉が上がる。
御凪 涼:「うん」続きを促す。
石神井寅彦:「いや、一人暮らししたいとか思ったことないのかなって………」
石神井寅彦:「ちょっと聞いてみたかっただけなんだけど…」
石神井寅彦:「………」
御凪 涼:「ん~、できないでしょう」
石神井寅彦:「ですよね」
鈴掛 喜一:「自覚あるんだ」
御凪 涼:「あるは、ある、んだけど」
御凪 涼:「だけど……」あるだけ。
石神井寅彦:「別にいいって?」
石神井寅彦:へらへら笑いながら猪口を口に運ぶ。
御凪 涼:「いろんなことが私の中にあって、それをひとつひとつ見ていたら」
御凪 涼:「そういう…いろんなことに追いつかない」
御凪 涼:「から、そういうの。してくれたり、心配してくれるの、有難いなとは思う」
鈴掛 喜一:「その辺がよくわかんないとこ」
石神井寅彦:「おお」興味深そうに來火くんを見る。
鈴掛 喜一:「けどまあ、そこが涼さんだよねえ、とも思うし」
鈴掛 喜一:「わかんないものは、いっぱいあってほしいよな」
鈴掛 喜一:「開いた時が楽しいじゃん」
御凪 涼:「それを調べてくれるの?」
鈴掛 喜一:「そゆこと」
御凪 涼:「ふふ」
御凪 涼:なぜか寅彦さんの前髪を持ち上げて開けて、閉じている。
石神井寅彦:「…この空気におれ巻き込まなくていいからね?」
御凪 涼:閉じ終える。
御凪 涼:「ん?」
御凪 涼:「どんな空気」
石神井寅彦:「言いたくねえー」
鈴掛 喜一:「んー?」
鈴掛 喜一:「やっぱりほらー、距離ー」
鈴掛 喜一:ケラケラ笑う。
鈴掛 喜一:「別にいいけど」
御凪 涼:閉じ終え、下手に直そうとしてまた崩し、手を放す。
御凪 涼:「一人暮らし楽しい?」
石神井寅彦:「この人のこれ許してる時点で距離おいてなくない?!」
鈴掛 喜一:「ほんとだ」
御凪 涼:急にそう言って、なんでそう言ったんだっけ…という顔をしている。
鈴掛 喜一:「近い近い」また一人で笑っている。
石神井寅彦:「近いじゃん、ねえ。…一人暮らし?」
御凪 涼:「む」足を引いて物理的にちょっと遠ざかる。
石神井寅彦:「自由でいいよね。來火くんは?」
鈴掛 喜一:「おれはなんか、元々そういうことになってたとこに収まったっていうか……」"鈴掛喜一"の話をしている。
鈴掛 喜一:「他をちゃんと知らない」
石神井寅彦:涼さんを見て、改めて手櫛で前髪を整える。
石神井寅彦:「あー、そっか」
鈴掛 喜一:「家族、楽しい?」二人に。
石神井寅彦:「うーん」首を傾げる。「難しい質問って感じ」
鈴掛 喜一:「おっと」
鈴掛 喜一:水をごくりと飲む。
石神井寅彦:「はは、やめてよ!」へらりと笑う。「涼さんは楽しそうだよねえ」
御凪 涼:「私の家は、すごく可愛がってくれているし、好きだよ」
鈴掛 喜一:「よく聞きますねえ」
御凪 涼:「兄や弟も楽しい」
鈴掛 喜一:「仲良しだもんなあ」
御凪 涼:「私みたいなのが、このままこうやっているのも、そのおかげなのは分かるし」
御凪 涼:「そうでいて、皆がそれなりに嬉しそうなのもわかる」
石神井寅彦:「涼さんが、このままこうやってんだもんなあ」
御凪 涼:「すごいことでしょ」
鈴掛 喜一:「……なんか、いろいろなんだな」
石神井寅彦:笑う。猪口を口に運ぶ。「すごいよ」
御凪 涼:「ん」首を傾げる。「いろいろ」
石神井寅彦:「なになに」笑う。眼を細める。
鈴掛 喜一:「喜一は……普通と思ってたみたい。そんなに連絡取ってるわけでもなかったし」
鈴掛 喜一:「おれは……、あ」
鈴掛 喜一:「そうだ」
鈴掛 喜一:《小さき密偵》
鈴掛 喜一:ぱち、と光が弾ける。
石神井寅彦:「ん?」瞬きする。
御凪 涼:それを眺める。
雷獣:ちいさな雷獣が二匹、その場に現れて、鳴き声を上げる。
鈴掛 喜一:「……何匹か、おれの方についてきちゃってて」
御凪 涼:「おや」
石神井寅彦:「あ、そうなの」
鈴掛 喜一:「なんだろ。こいつらが今の家族……みたいな」
石神井寅彦:「へえー」穏やかに笑う。「良かったじゃん」
御凪 涼:「なるほど」
鈴掛 喜一:「長ってのはちょっと、微妙だし。なんていうか……まあ」
鈴掛 喜一:「だから、ちょっと寂しくは、なくなった」
御凪 涼:「いつもお世話になっています」雷獣に言う。
雷獣:「キー」
雷獣:返事をするように鳴く。
御凪 涼:「ふふ」
御凪 涼:「よかった」
石神井寅彦:「長っていう感じじゃないでしょうね」笑う。
鈴掛 喜一:「いると静電気すごいすけどね」
石神井寅彦:「親子でもないし…。兄弟?」
鈴掛 喜一:「そうかも?」
御凪 涼:「兄弟」嬉しそう。
石神井寅彦:「名前あるの? つけてあげた?」
鈴掛 喜一:「ん。"紫"と"渦"」
御凪 涼:「ほう」
鈴掛 喜一:「あとは呼べば来るくらいの関係の奴も少し」
石神井寅彦:「いい名前だ」
鈴掛 喜一:「んー」照れくさそうにしながら。
御凪 涼:「名前をつけるほうになったんだ」
御凪 涼:猪口に口をつける。
鈴掛 喜一:「……あ、そうか」
鈴掛 喜一:「そうだな……そっか」二匹に軽く触れる。
鈴掛 喜一:「いて」ぱち、と電気が小さく爆ぜる。
雷獣:「キー!」「キッ」
鈴掛 喜一:「見た目ほど触り心地がよくないのが、難点」手を振って笑う。
石神井寅彦:「ふふ。お酒一緒に飲んでくれないかな」
鈴掛 喜一:「多分、電池とかのが好き」
御凪 涼:雷獣に触る。静電気。
御凪 涼:「よかったね」誰に言っているのかわからないふわふわした声。
石神井寅彦:「良かったねえ」けらけらと笑う。
鈴掛 喜一:「……よかったんだろうなあ」
鈴掛 喜一:水を一口飲んで、ちょっとむせる。
石神井寅彦:「お、大丈夫?」
鈴掛 喜一:「大丈夫大丈夫、もう全然」
石神井寅彦:「しばらく休憩してなって」
鈴掛 喜一:「さっきストップかかってからずっと水だけよ?」
石神井寅彦:「マジで?」目を丸くし、笑う。
鈴掛 喜一:「あとはだべってるだけだし……」
鈴掛 喜一:「マジマジ」
石神井寅彦:「あはは。よっぽど楽しくなっちゃってるのね」
鈴掛 喜一:「そーね。ここまでぐだぐだんなったのは初めてかも」
鈴掛 喜一:「はは、たのしー」
石神井寅彦:「ふふ」
鈴掛 喜一:「喜一は寝てっから、起きてくればいいのになあ……」
石神井寅彦:「…てかね、おれ、マジでそんなに距離置いてないからね」
鈴掛 喜一:「楽しいのに……」
鈴掛 喜一:ちらりと石神井さんの方を見る。
鈴掛 喜一:「ほんと?」
石神井寅彦:「本当です。本当」
御凪 涼:ぼけーっとしていた視線をはっと戻す。
御凪 涼:「ほんと」
石神井寅彦:「なんか誤解されがちなんだよなあ…、うわ」
石神井寅彦:涼さんを見る。「いま寝てたでしょ」
御凪 涼:「うん、寝てたかも」
鈴掛 喜一:「はは、おれはなんも言えねー」さっき寝かけてたし。
御凪 涼:「温かかったし…ふわふわしていた」
御凪 涼:「誤解、っていうか」
石神井寅彦:「ん?」
石神井寅彦:1d10 酔っ払いチャート
DoubleCross : (1D10) → 1

石神井寅彦:1 眠くなる
御凪 涼:「寅彦くんは、みんなが幸せで良かったねえっていって…」
石神井寅彦:「んん」
御凪 涼:「自分を…なんだっけ…」
石神井寅彦:「んんん…」
鈴掛 喜一:「もっと自分を大事にしなさーい、みたいな?」
鈴掛 喜一:「ちょっと違うな。なんだろ」
鈴掛 喜一:首を傾げている。
石神井寅彦:「んん~…?」
鈴掛 喜一:「んんー?」
御凪 涼:「んん」
石神井寅彦:「ん~~……」
鈴掛 喜一:「涼さんの眠気、こっちに移ってない?」
石神井寅彦:首を傾げる。
鈴掛 喜一:平行に首を傾げながら。
石神井寅彦:「そうかも……」
御凪 涼:「そうかも」
御凪 涼:「眠くなくなってきた」
石神井寅彦:ぼんやりしている。
鈴掛 喜一:「パス回しみたい」
御凪 涼:「そう、そうだ、自分をそこにいれてるのか、よくわからなくなるんだよ」
御凪 涼:「って、言いたかった。目がさめた…」
鈴掛 喜一:「あー、それそれそんな感じ」適当に頷いている。
御凪 涼:さめたといいつつとろとろしている。
鈴掛 喜一:「起きてんのおれだけ?」
戸神 富久郎:「俺もいます……」
鈴掛 喜一:「……うん、ご苦労」
御凪 涼:「おきてるよー」
石神井寅彦:「起きるよぉ」目を擦る。
鈴掛 喜一:「おはよ」
石神井寅彦:「昨日も飲み会だったんだよね」
御凪 涼:「昨日」
鈴掛 喜一:「連チャン? 強いなあ」
御凪 涼:「毎日できるんだ」
御凪 涼:「すごいねー」
鈴掛 喜一:「ねー」
石神井寅彦:水を飲みつつ。「あはは。誘われたし、楽しいしね」
鈴掛 喜一:(多分、その飲み会でもああいう感じなんだろうなあ……)柿の種をつまみながら。
鈴掛 喜一:(きっと、楽しい飲み会だったはずだ)
石神井寅彦:「二人とも回復してきたの? じゃあおかわりしようよ、おかわり」
石神井寅彦:猪口に酒を注ぎだす。
鈴掛 喜一:「お、いきまーす」
御凪 涼:「はい」正座でうけとる。
石神井寅彦:「いっちゃってー」
御凪 涼:1d10
DoubleCross : (1D10) → 10

鈴掛 喜一:1d10 酔っ払いチャート
DoubleCross : (1D10) → 5

石神井寅彦:1d10
DoubleCross : (1D10) → 3

鈴掛 喜一:5 同じ話を繰り返す
石神井寅彦:3 転ぶ
御凪 涼:これさっきやったから振りなおす
御凪 涼:1d10 酔っ払いチャート
DoubleCross : (1D10) → 5

御凪 涼:5 同じ話を繰り返す
御凪 涼:こっちにしよう
鈴掛 喜一:(それならそれでいいし、おれも楽しいしー)
鈴掛 喜一:「あ、もうちょい飲むからね、戸神くん」
戸神 富久郎:「またなんかあったらストップ出しますからね!」
鈴掛 喜一:「へーい」くい、と酒を飲み直す。
石神井寅彦:「トガちゃん、そこでひたすら見守ってんのつらくない?」
戸神 富久郎:「あ、いえ、あの」
御凪 涼:「富久郎くんはえらいね」
御凪 涼:「えらい」
戸神 富久郎:「お、俺が入って話が途切れんのが一番……その……」
戸神 富久郎:「苦手なんで……」
鈴掛 喜一:「見てこれ、かわいい後輩でしょ」
石神井寅彦:「良い子だよね。そんなことないのにね!」
鈴掛 喜一:「でっかいのに毎回隅っこでちっちゃくなっててさあ」
御凪 涼:「もともと途切れてばっかりだから」
御凪 涼:「だいじょうぶだよ」
戸神 富久郎:「が、がんばります」
御凪 涼:「がんばっていてえらい」
鈴掛 喜一:「かわいいだろー」
石神井寅彦:「いや、この人のこれ、言葉足りないだけだからね!」
石神井寅彦:「涼さんもトガちゃんとお話したいんだよね!」
御凪 涼:「む…」たちあがる。戸神くんの頭をライラプス二号ちゃんのように撫でます。
御凪 涼:「そう…」
戸神 富久郎:「うわ」
御凪 涼:「えらく…いい人なので…そうなんだ」
戸神 富久郎:あわあわしながら撫でられている。
戸神 富久郎:「普通ですが!?」
御凪 涼:「えらいね~」
鈴掛 喜一:「かわいいしなー」
戸神 富久郎:「先輩、やっぱり酔っ払ってますよね?」
御凪 涼:そのまま來火くんのほうに行って撫でる。「來火くんもえらいよー」
戸神 富久郎:「それ終わったらストップです、ストップ! 涼さんも」
石神井寅彦:「ストッパー、がんばれ!」
鈴掛 喜一:「おれ?」目をぱちくり。
石神井寅彦:「あはは」放棄している。
戸神 富久郎:「石神井さんも、そろそろ怪しいと思う……」
御凪 涼:「ねえ、えらかったね」わしゃわしゃ。
石神井寅彦:「おれもそこそこ酔ってるから、もうだめです」
鈴掛 喜一:「えらかないでしょー。めんどくさいことやったよ?」
戸神 富久郎:「自己申告来ちゃった……」
御凪 涼:「それでもしてくれたしねー、嬉しかったからいいことです」
鈴掛 喜一:「うーん、わかんね」腕を組む。
御凪 涼:「えらい…」
御凪 涼:寅彦さんのほうにも向かいそうな構え。
石神井寅彦:(撫でられてるのはスルーなんだ……)
石神井寅彦:その構えに目ざとく気付き、立ち上がる。
御凪 涼:普段構われ世話を焼かれているので、自分もしたいがうまくできない衝動がここに表出している(のかもしれない)。
御凪 涼:「む」回避を察知する。
石神井寅彦:「ちょっと抜けるねー」とにかく撫でられたくない。
鈴掛 喜一:その様にニヤニヤ笑っている。
御凪 涼:「む…」諦めたようだ。
鈴掛 喜一:「あっはは、石神井くんはそゆとこがかわいい」
石神井寅彦:來火くんの言葉が聞こえないくらいのタイミングで、本当にそのまま退室していく。
鈴掛 喜一:「あー行っちゃった」くい、と残っていた酒を飲む。
御凪 涼:そのままちゃんとまた座る。正座は酔っててもちゃんとしてる。
鈴掛 喜一:「ああいうの嫌がりますよねー」
御凪 涼:「蓮がね」
鈴掛 喜一:「おれも前は怖かったけど……蓮さん?」
御凪 涼:「気をつかいたがるんだけど、人に気をつかわれるの、嫌いなんだよねえ」
鈴掛 喜一:「ははあ」
御凪 涼:「ちょっと思い出した」水を飲む。
鈴掛 喜一:「喜一もちょっとそういうとこはあって、もうちょっと図太いんだけど」
御凪 涼:「ふんふん」
鈴掛 喜一:「なんだろ、そういう人種っているよね……」
鈴掛 喜一:「おれはなんか、多少は気になんなくなっちゃったなあ」
御凪 涼:「…ふむ?」
鈴掛 喜一:「いや、いろいろ……でかいことがありすぎたのと」
鈴掛 喜一:「別に、喜一の真似をそこまでしなくてもよくなったから」
鈴掛 喜一:チーズをもぐもぐしている。
御凪 涼:「私は、ぜんぜん、そういうの、わからないけど」
御凪 涼:「嫌そうなのはしないで、楽しいことだけあげたいなって思う…けど」
鈴掛 喜一:「それはそう」
御凪 涼:けど、の後が思い浮かばず、考えている。
石神井寅彦:廊下から、ガタッと騒音。
石神井寅彦:1d10 酔っ払いチャート
DoubleCross : (1D10) → 7

石神井寅彦:7 甘える
御凪 涼:「あれ」
御凪 涼:「転んだ?」
鈴掛 喜一:「足にくるんですよね、この酒」
石神井寅彦:しばらくして帰ってきます。笑っている。
鈴掛 喜一:「めちゃ笑ってる」
鈴掛 喜一:「おかえり、石神井くんー」
石神井寅彦:「ただいま~! 転んじゃった」転んだことにウケている。
御凪 涼:「やっぱり」
鈴掛 喜一:「なんだよ、見なかった顔してやろっと思ってたのに」
御凪 涼:「ふらふらだ」
石神井寅彦:「そうね。ふらふらしちゃったかも」
戸神 富久郎:「やっぱりもうダメじゃないですか……?」
石神井寅彦:「見なかった顔、間に合う?」
鈴掛 喜一:「んー、三千円」
御凪 涼:扇を広げて目を隠す。
石神井寅彦:「無理」ウケている。
石神井寅彦:「涼さんを見習ってよ」
鈴掛 喜一:「石神井くんのプライドはそんなもんかー」
石神井寅彦:「えー、なに、二人で何の話してたの」
鈴掛 喜一:「喜一ならこんな感じ」
石神井寅彦:「喜一くんの話?」
鈴掛 喜一:「おれはじゃあ、一杯注いでくれればー」
鈴掛 喜一:「んー?」
御凪 涼:「寅彦くんの話…?」
石神井寅彦:「おれのー?」
鈴掛 喜一:「あ、言っちゃう」
鈴掛 喜一:笑っている。
御凪 涼:「そう」
御凪 涼:「えっと、なんだったかな…」
御凪 涼:「ちょっと蓮に似てるって言ったんだっけ…?」
鈴掛 喜一:「そうそう」
石神井寅彦:「えー。嘘。なんでおれの話なんかしてるの」
鈴掛 喜一:1d10 酔っ払いチャート
DoubleCross : (1D10) → 9

鈴掛 喜一:9 ぼーっとする
御凪 涼:「いないから?」
鈴掛 喜一:「えーと」
御凪 涼:猪口をさりげなく取って飲んでる。
御凪 涼:1d10 酔っ払いチャート
DoubleCross : (1D10) → 1

御凪 涼:1 眠くなる
鈴掛 喜一:「なんか…………」その辺りで少し動きが止まる。
石神井寅彦:「そう?」
鈴掛 喜一:「なんだっけ……」
御凪 涼:「いたらよかったのに」
石神井寅彦:「いいのいいの…」
鈴掛 喜一:「気を……?」生身の左目を擦る。
石神井寅彦:瞬きする。
鈴掛 喜一:「いないよりは、いた方がいいすよ」
鈴掛 喜一:「飲み会だしね」
鈴掛 喜一:「なんだっけ、えー、気をつかう?とかどうとかの……」ぼんやりしている。
御凪 涼:ゆるゆる瞬きをしている。顔色もだいぶ普段より血色がいい。
石神井寅彦:「なになに、二人ともどうしたの!」機嫌良さそうに笑っている。「まだ酒いける~?」
戸神 富久郎:「……おしぼり、どうぞ。大丈夫ですか?」
御凪 涼:「いけるかも」寅彦くんを見る。「うれしそう」
御凪 涼:「嬉しい?」
鈴掛 喜一:「んー、大丈夫大丈夫、いけるいける」
石神井寅彦:「全然余裕!」
石神井寅彦:涼さんを見る。「ん? 何?」
御凪 涼:「寅彦くん嬉しそうだから」
御凪 涼:「嬉しいって聞いた」
戸神 富久郎:社長に『そろそろ危ない気がしてきたんですけど』とLINEを送っている。
石神井寅彦:「えー…、そう」
石神井寅彦:「えー…いや」「嬉しくない…とは言えない空気じゃん!」
鈴掛 喜一:「そりゃそうだー」
御凪 涼:「ふふ」
御凪 涼:choice[虹の香り,空の楽器,真偽感知]
DoubleCross : (choice[虹の香り,空の楽器,真偽感知]) → 空の楽器

御凪 涼:《空の楽器》でぱたぱた羽搏く音を鳴らす。
御凪 涼:「ふふ」無意味に音を鳴らして笑っている。
鈴掛 喜一:「音だ」完全に無意味な感想を言う。
石神井寅彦:「音だね」頷く。
石神井寅彦:「これ何の音? 鳥?」
御凪 涼:「これは、蝶のを、大きくしてる」
御凪 涼:「はず…よく聞くとこんな」
石神井寅彦:「へー。豆知識」
鈴掛 喜一:「へえー。蝶って音出すんだ」
御凪 涼:「普段は、本当に少ししか聞こえないんじゃないかな…」
御凪 涼:そういう音を出す。雨音が鉄をはじく音とか、頭の中を血が流れる音とか。
御凪 涼:《空の楽器》で、言われてもいまいちわからないような音を出してみる。
鈴掛 喜一:「はー……」聞いている。
石神井寅彦:「うーん」
石神井寅彦:「ピンとこない」
鈴掛 喜一:「わかんないよな」
鈴掛 喜一:「言われてすらわからん」
石神井寅彦:「うん。涼さんが好きな音なの?」笑っている。猪口を煽る。
御凪 涼:「好き…なのかな。というよりは、私が気づいて、聞いていて、人があまり聞こえていない音」
鈴掛 喜一:「教えてくれたんだ」
御凪 涼:「そう。こういうのを、舞にしたら…」
御凪 涼:「いいなって思って」
鈴掛 喜一:「またわかんない話になってきた、けど」
鈴掛 喜一:「涼さんだね」
鈴掛 喜一:水をごくごく飲む。
石神井寅彦:「ふふふ」來火くんを穏やかに見る。
御凪 涼:ぼやぼやと水を少し飲む。
石神井寅彦:「届けたいんだね」
石神井寅彦:「舞でさ」
御凪 涼:「うん」
御凪 涼:「うん、そうなんだ」
御凪 涼:「いろんなものがあって、いろんなことがあるから」
御凪 涼:「どれだけやっても足りやしない」
御凪 涼:くすくすと楽しそうに笑う。
石神井寅彦:「いっぱい見つけちゃうんだもんね。大変だ」涼さんにつられてにやにや笑う。
鈴掛 喜一:「表現ってやつ……そこすかね、おれがわかってないの」じっくりと考える顔をしている。
御凪 涼:「表現…私も、他の分野はぜんぜんしらないな」
石神井寅彦:「いやー、これはさ、なんか……」來火くんを見て。「……酔っ払ってるから説明できねーや」
鈴掛 喜一:「や、いいよいいよ」
鈴掛 喜一:「おれがもうちょっと考えるとこだから。うん」
石神井寅彦:「自分で見つけたい?」
鈴掛 喜一:「そうかも?」
石神井寅彦:「調査部の?」
鈴掛 喜一:「プライドー」水のグラスを軽くぶつける。
御凪 涼:「ふふ、楽しみだな」
石神井寅彦:「いえーい」水のグラスで受ける。笑う。
鈴掛 喜一:「んでも、わかんなくなってヒントもらえる時はちょうだいよ」
鈴掛 喜一:「それは許す」
御凪 涼:ガラスのぶつかる音を、目を閉じて聞いている。
石神井寅彦:「それどっちに言ってるの。おれ? 涼さん?」
鈴掛 喜一:「両方よ、両方」
鈴掛 喜一:「ふたりともおれより人間の先輩なんだからさ」
御凪 涼:「ヒント…」
御凪 涼:「ヒントを言うヒントが必要かもしれない…」
鈴掛 喜一:「それ、誰が出すの? おれ?」
石神井寅彦:「そりゃ來火くんしかいないでしょ」笑っている。
御凪 涼:「さあ……」
石神井寅彦:「おれがやると簡単すぎちゃうもん」
鈴掛 喜一:「上級者面して……」
御凪 涼:「そうかもしれない」
石神井寅彦:「こっちだって、一応あるからね。占い師のプライドー」笑いながら言っている。
鈴掛 喜一:(この部屋の中にも、この人しか気が付いてない音があるのかな)少しだけ見回す。
鈴掛 喜一:(それを舞にしようと思って、ずっと考えてるんだろうか)
鈴掛 喜一:(全然わからん……)思いながら、不快ではない。
鈴掛 喜一:「いえーい」表では、笑って意味のない乾杯を繰り返す。
御凪 涼:無数の音と香りと色とかたちが通り過ぎる中で、笑って、猪口に口をつける。
石神井寅彦:「何回目?」何かに気付いていたとしても、受け流す。
石神井寅彦:乾杯を繰り返す。言葉が酒で溶けていった。

GM:ロイス取得と購入判定ができます。
GM:鈴掛はオリジン:サイバーの効果があるので、購入に強いです
石神井寅彦:來火くんの感情が………
GM:何かあれば代理します
石神井寅彦:友情:〇っていうより…… 庇護:〇だな………
石神井寅彦:と思ったので感情を変更します 來火くん 庇護:〇/隔意/ロイス
御凪 涼:引率のお兄さん
鈴掛 喜一:庇護られてしまった
御凪 涼:寅彦メイド服ほしいんだっけ?
石神井寅彦:あるとたすかります
鈴掛 喜一:こちらはじゃあ戸神くんに○感謝/隔意でとっとこ
御凪 涼:私はどーしよかな ぼでまかなあ
御凪 涼:メイド服ちゃれしてみよかな
石神井寅彦:一番弱者だからとりあえずボディアーマーチャレンジしよう
石神井寅彦:5dx+1>=12
DoubleCross : (5DX10+1>=12) → 10[2,8,9,9,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

GM:つよ
石神井寅彦:!?
GM:弱者とは
石神井寅彦:か 買えた
御凪 涼:メイドにもなれとる
石神井寅彦:へへへ お兄さん達 僕より高い達成値出せますよね…?
御凪 涼:6DX+4+0@10 調達
DoubleCross : (6DX10+4) → 9[1,3,4,6,8,9]+4 → 13

御凪 涼:だせてないが
御凪 涼:金があるのよ 私には
GM:こっちはこっちで強者
石神井寅彦:飾りじゃないのよ財産点は
御凪 涼:財産点7はらって買う
GM:どうぞ……
石神井寅彦:交換しましょう
御凪 涼:こうかん
御凪 涼:きるよ~
鈴掛 喜一:じゃあ自分用、カバーするなら戦闘用きぐるみかなあ
石神井寅彦:あー あると安心
鈴掛 喜一:オリジン:サイバーの効果で+8
御凪 涼:あ、いいですねい
鈴掛 喜一:5dx+11>=14
DoubleCross : (5DX10+11>=14) → 7[1,2,2,6,7]+11 → 18 → 成功

鈴掛 喜一:いえーい、装備
石神井寅彦:さっすが~~
GM:これで全員かな。では締め。


クライマックス 飲み会中断


GM:全員登場! 登場侵蝕をどうぞ
石神井寅彦:石神井寅彦の侵蝕を1D10(→ 10)増加 (80 → 90)
GM:鈴掛 喜一の侵蝕を1d10(→ 5)増加 (80 → 85)
御凪 涼:石神井寅彦の侵蝕を1d10(→ 4)増加 (90 → 94)
御凪 涼:まちがえた
御凪 涼:御凪涼の侵蝕を1d10(→ 3)増加 (87 → 90)
GM:あるある

GM:さて、会が盛り上がったまましばらく経ち、戸神富久郎が少し席を外した頃。
GM:じゃあ、知覚で判定を行ってください。一番高い人が先に異変に気付きます。
石神井寅彦:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 5[3,4,5]+1 → 6

鈴掛 喜一:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 3[1,1,3]+1 → 4

鈴掛 喜一:お前……
御凪 涼:3DX+1+0@10 知覚
DoubleCross : (3DX10+1) → 9[3,4,9]+1 → 10

GM:高い
石神井寅彦:涼さんならまあ…

GM:では、涼さんは先に気付くでしょう。他の二人も遅れて気付きます。
GM:いつの間にか机の上の徳利が倒れていて、そこに小さな水たまりができている。
GM:中身はそれで終わりのようだ。
GM:そうして、一匹の小さな縞模様をした雷獣が、ちびちびと水たまりを舐めている。
GM:先ほど見た二匹とは別の個体だ。
GM:おそらくは、これが徳利を倒したのだろう、とわかります。
御凪 涼:「あれ、この子は…」
石神井寅彦:「ん?」顔を上げる。
鈴掛 喜一:「……え?」言われて目を向ける。
雷獣:美味しそうに酒を舐めている。
鈴掛 喜一:「うわっ」
御凪 涼:「來火くんの家族の子…?」
御凪 涼:「呼べば来る子かなあ」
石神井寅彦:「電池じゃないけど大丈夫?」
鈴掛 喜一:「いや、うちのじゃないです。迷子かな」
鈴掛 喜一:「まずい……すね」
石神井寅彦:「えっ」
鈴掛 喜一:「俺らは大きいし慣れてるからいいですけど、このサイズの奴がいきなりこの酒飲んだら……」
御凪 涼:「酔っぱらっちゃう…のかな」
雷獣:「キュー」
雷獣:ふわり、と酒の香りが漂い、雷獣が鳴き声を上げる。
雷獣:と、その時、幻のようにその姿が大きくなる。
雷獣:大型犬くらいだろうか。
雷獣:「グー」
石神井寅彦:「うわ、一瞬でライラプスより大きくなったよ!?」
御凪 涼:「大きいね」
鈴掛 喜一:「酔っ払っちゃうし、影響受けちゃう……」
雷獣:「グググ」
:「ガオ!」
石神井寅彦:「影響って…」
:あなたたちに吠えかかる。
御凪 涼:「イタチなのかな?」
:吠える声とともに、馥郁たる酒の匂い。あなたたちの衝動を励起させる。
石神井寅彦:「待って待って」反射的に《ワーディング》を使用する。
御凪 涼:「虎…?虎のイタチ…?」
鈴掛 喜一:「ちょっ、大丈夫かな、こいつ……?」
:同時に、湧き上がるのは共振によって伝わる感情。
:長を亡くし、仲間とはぐれ、一匹でさまよっていた雷獣の寂しさ。
:ようやく気配を感じた先で見つけた、美味しそうなレネゲイドの香り。
:思わず飲んでしまった。きっと、電気よりも酒が好きな、変わり者の個体なのだろう。
:あなたたちのすぐ傍にいる、人に潜り込んだ雷獣程度には。
:美味しい、もっとちょうだい。もっと。嬉しそうにはしゃいでいる。
GM:あなたたちにはわかるだろう。
GM:今にもじゃれつくように暴れ出しそうなこの雷獣は、まだ連れ戻せる範囲だ。
GM:あなたたちが飲み続けたおかげで、酒の影響は最低限に抑えられている。
GM:懲らしめれば終わりのはずだ。

GM:ということで衝動判定。意志で目標値9。
御凪 涼:5DX+2+0@10>=9 意思
DoubleCross : (5DX10+2>=9) → 8[5,7,7,8,8]+2 → 10 → 成功

石神井寅彦:6dx+1>=9 なんとかなれーッ
DoubleCross : (6DX10+1>=9) → 8[1,2,4,5,7,8]+1 → 9 → 成功

石神井寅彦:なった!
鈴掛 喜一:6dx+2>=9 思い出の一品
DoubleCross : (6DX10+2>=9) → 9[1,3,4,7,7,9]+2 → 11 → 成功

鈴掛 喜一:よし
GM:侵蝕上昇もどうぞ
石神井寅彦:90+2d10 前回の悲劇が繰り返されませんように
DoubleCross : (90+2D10) → 90+9[1,8] → 99

GM:鈴掛 喜一の侵蝕を2d10(→ 11)増加 (85 → 96)
御凪 涼:御凪涼の侵蝕を2d10(→ 8)増加 (90 → 98)
石神井寅彦:大丈夫だった
御凪 涼:ほっ
GM:よかったね!
石神井寅彦:トラウマ克服!
GM:では、戦闘を開始していきます。

GM:まず、エンゲージは以下の通り。

     [彪(7)]     
      |     
      2m     
      |     
[石神井(6)涼(8)鈴掛(6)]



GM:特に特殊な状況はないです。普通に戦闘をして懲らしめます。
GM:では、1ラウンド目!


■セットアップ■

:なし
石神井寅彦:なし!
御凪 涼:《限界突破》。対象は《夢の雫》、これをラウンド二回使用可にします。
御凪 涼:御凪涼の侵蝕を3増加 (98 → 101)
鈴掛 喜一:コンボ『何言おうとしたか忘れた』《オーバーウォッチ》《クロックフィールド》
御凪 涼:www
鈴掛 喜一:味方全員のメジャーアクションのダイスを+3個、行動値+5。侵蝕8上昇
石神井寅彦:wwww
GM:鈴掛 喜一の侵蝕を8増加 (96 → 104)
鈴掛 喜一:なお、彼はこの先セットアップ以外は行動放棄カバーしかできない存在と化します。
鈴掛 喜一:カバーが必要な際はお声がけください。
石神井寅彦:身を呈して……………
御凪 涼:何言うかも忘れてるのにまもってくれてえらい
石神井寅彦:本当にそう
御凪 涼:行動値13になった
石神井寅彦:行動値8になりました
鈴掛 喜一:行動値10!

鈴掛 喜一:「……ああ、もう、なんて言えばいいのかな……」
鈴掛 喜一:バチバチと、雷の気配が辺りに漂う。
鈴掛 喜一:「身内がご迷惑を。悪いけど、ちょっと捕まえんの手伝ってくださいよ!」
鈴掛 喜一:「……こいつのためにも」
鈴掛 喜一:あなたたちに纏わり付くそれは、力を与えるための稲妻。
鈴掛 喜一:「よろしく!」
御凪 涼:「もちろん。…寂しいなら、いくらでも歓迎する宿り木だものね、ここは」
石神井寅彦:「そうよ。……あはは」楽しそうに笑う。「久しぶりに、光がはじけてる」


■イニシアチブ■

GM:最速は行動値13になった涼さんですが、割り込ませてね。
:《加速する刻》
御凪 涼:いいよ~
石神井寅彦:あらら~
御凪 涼:はやくてえらいねえ
GM:寛大ー
:メインプロセスを行います。
:マイナー、《雷の加護》ブラックドッグエフェクトを組み合わせた判定のダイス増。
:メジャー、《雷神の槌》《増加の触媒》《コンセントレイト:ブラックドッグ》
:対象は範囲(選択)でPCたち全員。
:判定をします。
:10dx7+4
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[1,1,2,3,3,4,6,8,8,9]+10[1,3,9]+1[1]+4 → 25

:リアクションどうぞ
石神井寅彦:避けれる!
石神井寅彦:3dx>=25
DoubleCross : (3DX10>=25) → 5[3,4,5] → 5 → 失敗

御凪 涼:ドッジ
御凪 涼:4DX+0@10 回避
DoubleCross : (4DX10) → 10[6,8,10,10]+6[3,6] → 16

石神井寅彦:そんなことなかった
御凪 涼:あ これなら
GM:うわ
石神井寅彦:おっ!
御凪 涼:《夢の雫》。達成値+12
御凪 涼:28になるから回避
GM:たっか
石神井寅彦:スゲ~
鈴掛 喜一:ちなみにカバーいります?
御凪 涼:御凪涼の侵蝕を3増加 (101 → 104)
石神井寅彦:どうしようかな
石神井寅彦:PLというか、PCの鈴掛くん的に カバーしたいならしてほしいかも
鈴掛 喜一:ふんふん、じゃあ守りましょ
石神井寅彦:超助かる!
鈴掛 喜一:行動放棄し、石神井さんをカバーします
石神井寅彦:ありがとうございます~
御凪 涼:えらら
:ではダメージ!
:3d10+18
DoubleCross : (3D10+18) → 21[6,6,9]+18 → 39

鈴掛 喜一:ん
:あ、装甲有効
石神井寅彦:おっ!?
鈴掛 喜一:着ぐるみが装甲12で引いて27……
鈴掛 喜一:HP28で1残り生存
石神井寅彦:おお~~~~~!!!!!!!!
御凪 涼:おおお
GM:まさかかよ
GM:失礼
鈴掛 喜一:カバーなので倍ダメージですね。普通に落ちるわ
御凪 涼:ありゃーっ
石神井寅彦:ありがとうね~
鈴掛 喜一:ということで、彪にロイス取得、○連帯感/心配 昇華して復活はしときます
GM:改めて演出!

:「ググググ……ガオ!」
:バチバチと、強化された雷が辺りに降り注ぐ!
石神井寅彦:「きた……」バッと上を見上げ、顔をしかめる。
御凪 涼:ふらふらしているが、そういう状態での足運びもそれなりに訓練している。
御凪 涼:当然ながら破多々よりは大雑把な雷だ。なんとか避けられる。
鈴掛 喜一:「あーもう、しょうがねえ……な!」
鈴掛 喜一:身体は重い。避けられないなら、せめて被害を減らそうと判断。
鈴掛 喜一:隣の石神井さんを押して自分が受ける。
石神井寅彦:「來火くん! 悪い!」
鈴掛 喜一:「うっわ」バチバチと雷撃を受けながら。
鈴掛 喜一:「いや、平気平気。おれもそこそこは……慣れてるし!」
:「ガオー!」楽しげにしている。
御凪 涼:「はやく宥めて…違う遊びをしなきゃね」苦笑い。
石神井寅彦:「そうだね。…兄弟喧嘩じゃないんだから」彪を見て笑う。

GM:では、次こそ涼さんどうぞ。
御凪 涼:はあーい!
御凪 涼:マイナーなし
御凪 涼:メジャーはコンボ『逃げ水(あるいは逃げない酒)』《ポイズンフォッグ》《戦乙女の導き》《狂戦士》
御凪 涼:PC全員の次のメジャーアクションダイス+10、C値-1、攻撃力+5。
御凪 涼:御凪涼の侵蝕を9増加 (104 → 113)
御凪 涼:かるく演出
GM:どぞ!

御凪 涼:扇を開く。日本酒の香りが消えて、紫檀、それから香りがまるきり消えてしまう。
御凪 涼:からん、からん、とガラスの音。注ぐ液体の音。
御凪 涼:《空の楽器》《虹の香り》。
御凪 涼:そしてくるりと踏み出して、舞い始める。
御凪 涼:「狭くても、お酒をのんでても、舞える」
御凪 涼:「みんな酔ってると、溶かしやすいから…ぜんぜん」
御凪 涼:透明な蝶がひらりと飛んで消えていく。
御凪 涼:「よし、これで少し潜りやすいかも」
御凪 涼:「お願いね」
石神井寅彦:「おっけ。ありがとうね!」
鈴掛 喜一:少しだけ、音を追うように視線が走り。
鈴掛 喜一:「受け取ったすよ!」

GM:では行動値8、石神井さん!
石神井寅彦:はーい
石神井寅彦:マイナーで2m接近。彪くんと同じエンゲージに。
石神井寅彦:メジャー。コンボ『すごい方』:《コンセントレイト:ウロボロス》《無形の影》《シャドースクラッチ》《猛り食らうもの》。
石神井寅彦:彪くんに攻撃。
GM:判定どうぞ
石神井寅彦:(4+2+13)dx6+4 支援込み!
DoubleCross : (19DX6+4) → 10[1,1,1,2,2,3,3,4,4,5,5,5,5,6,6,7,7,10,10]+10[3,5,6,7,9,9]+10[5,6,7,9]+10[5,10,10]+2[2,2]+4 → 46

GM:すごい方だ……
:ドッジします
:5dx>=46
DoubleCross : (5DX10>=46) → 9[3,5,7,9,9] → 9 → 失敗

:すごくない
:ダメージどうぞ
石神井寅彦:やったぜ
石神井寅彦:5d10+10+3D10+5 装甲有効
DoubleCross : (5D10+10+3D10+5) → 32[6,9,9,3,5]+10+19[8,6,5]+5 → 66

:すごいな!?
石神井寅彦:装甲有効66ダメージ!
:えーと、その……
:HPね、8しかなかったの
石神井寅彦:な なんだって
:復活もない……
御凪 涼:がんばってのんだから
石神井寅彦:まあ………
GM:ということで戦闘終了。あなたたちの勝利です。
石神井寅彦:石神井寅彦の侵蝕を11増加 (99 → 110)
石神井寅彦:やったぜ!
鈴掛 喜一:いえーい
御凪 涼:いぇい
GM:演出をどうぞ

石神井寅彦:受け取った、という彼を見る。
石神井寅彦:「じゃあ」
石神井寅彦:「ちょっと一緒に来て!」
鈴掛 喜一:「お?」
石神井寅彦:腕を掴み、影を交わらす。歩く間もなく、影が伸びる。
石神井寅彦:《虹の香り》。香りが一切消えた空間に、新たな香りが生まれた。
石神井寅彦:それは彼らだけが知る場所の香り。日が昇り、沈む場所。空高く、雲が行き交い、光が生まれる場所。
鈴掛 喜一:「……あ」少しだけ口を開けて、香りを辿る。
:「グ……?」
:すんすん、と鼻をうごめかして香りを嗅ぎ始める。
:どこか懐かしそうな様子で。
石神井寅彦:「はは」悪戯っぽく笑う。
石神井寅彦:「酔い覚ましにはちょうどいいでしょ」
石神井寅彦:その隙をついて、彪の影から、鏡映しの影絵が湧き上がる。
:「……グ!」気が付くが、遅い。
鈴掛 喜一:「だいぶパンチの強い酔い覚ましだな……」
石神井寅彦:感情も鏡映しに、ただ自分を見つめて、我に返れるように。
御凪 涼:(知らない香りだ)
石神井寅彦:影絵の口が大きく開いて、がぶりと彪を飲み込んだ。
:「ガオ、ガオオオ!」暴れる端から、飲み込まれる。
御凪 涼:影絵の下、舞をやめる。扇を閉じる。
:「グーーー!」声だけが聞こえる。
御凪 涼:「これが、空の香りか」
石神井寅彦:「落ち着いてー、怖くないよー」
:その声は、徐々に小さく、細くなっていく。
:「クー……!」
:「キュー……」
:「キュッ」
石神井寅彦:影絵が、また影の中に溶けていく。まるで、彪が吸った酒のレネゲイドを吸収したように。
御凪 涼:「あ、鼬の声になった」
鈴掛 喜一:「なんとかなったか……?」
石神井寅彦:「そうだね……。…うぅ」來火くんの腕を離す。なんとなく顔が青ざめている。
:そのうち、ぽとりと小さな鼬のような雷獣が机の上に転げる。
御凪 涼:「……寅彦くん?」
石神井寅彦:「吸ったアルコールがこっちに来た…」
御凪 涼:「わ」
:虎のような縞模様。少しフラフラしているが、命に別状はなさそうだ。
鈴掛 喜一:「うえっ」
石神井寅彦:「い、いや、大丈夫、大丈夫だから。その子、その子」
鈴掛 喜一:「水飲んで水……っと」
御凪 涼:「ふらついてるけど、元気そうかな?」
御凪 涼:「お酒好きなんだね、きみ」
御凪 涼:と、鼬に話し掛ける。
鈴掛 喜一:机の上の彪に目線を合わせる。
:「キュイー」
御凪 涼:撫でている。さっきみんなにしたみたいに。
鈴掛 喜一:「変わった奴ー」
:ぱちぱちと電気を放っているが、さほど強くはない。
石神井寅彦:ぐびぐび水を飲んでいる。
鈴掛 喜一:「とりあえず支部に見てもらわないとだけど……」
鈴掛 喜一:「…………」
石神井寅彦:「どうかしました?」
御凪 涼:「ん?」
鈴掛 喜一:「もし行き先がなかったら」
鈴掛 喜一:「うちに来てもいいからな」
:「キュ」
御凪 涼:「仲間もいるしね」
:小さく一度だけ鳴いた。
石神井寅彦:「人も、あやしもね」


バックトラック


GM:Eロイスはなし!
GM:自力帰還どうぞー
石神井寅彦:残りロイス4つ! 一倍振ります
石神井寅彦:110-4d10
DoubleCross : (110-4D10) → 110-24[4,9,2,9] → 86

御凪 涼:113-4d10
DoubleCross : (113-4D10) → 113-31[9,9,3,10] → 82

GM:残りロイス5個の等倍で。
御凪 涼:ほいっ
御凪 涼:ただいま!
鈴掛 喜一:104-5d10
DoubleCross : (104-5D10) → 104-24[7,1,5,6,5] → 80

石神井寅彦:やった~!
鈴掛 喜一:いい感じ
GM:全員帰還おめでとうございます!
石神井寅彦:ただいまー!
御凪 涼:わーい
GM:経験点さくさく配布!
GM:今回はいつもの5点、シナリオ3点、他なし!
GM:侵蝕分を足してください
GM:GMは普通にGM経験点をもらうことにします
御凪 涼:はーいっ
石神井寅彦:8点たす5点 13点!
御凪 涼:私も13だっけな…
GM:そうですね
石神井寅彦:そうよ!
GM:GMは9点っぽいです
御凪 涼:ウス!
GM:ではどうぞ!
GM:お疲れ様でしたー
石神井寅彦:いただきます!おつかれさまでした!
御凪 涼:おつまみにしよ


エンディング1 飲み会その後


【雨宿町・『(株)ピカピカ』・社内】

GM:諸々の騒ぎが収まり、あなたたちは社内の休憩室にいる。
GM:古い畳の匂いのする和室だ。
GM:騒ぎに関しての処理は他の支部員が引き取った。
GM:あとは、ゆっくりと酔いを覚まし休むだけ。
石神井寅彦:「はー」座っている。
石神井寅彦:「良い仕事だったなー」
御凪 涼:「寅彦くん最後青かったけど」
鈴掛 喜一:「そっすよ。大丈夫?」
石神井寅彦:「あれは…しょうがなくイッキしたみたいな感じだから…」
御凪 涼:酒の香りもさきほどの折に吹き飛ばして、紫檀の香りだけ。
御凪 涼:「イッキ?」
石神井寅彦:「…知らないか。知らないですね」
鈴掛 喜一:「身体に悪い飲み方しちゃってまあ」
御凪 涼:「身体に悪いの?」
鈴掛 喜一:「涼さんニュースとか全然見ないの……?」
御凪 涼:「テレビは…全然…」
御凪 涼:「いや、最近は」
御凪 涼:「サヤくんの知り合いのおばあさんの家で少し見たよ」
御凪 涼:「科学捜査官のとか…殺人事件のとか…」
鈴掛 喜一:「ほのぼのしてるなあ……」
御凪 涼:そうだ、とスマホ(持ってた)で検索している。「一気飲みか」と読んでいます。
石神井寅彦:「おばあちゃん家に遊びに行った孫じゃん…」
鈴掛 喜一:「よく事故とかあるやつですよ。涼さんも気をつけてね……」
石神井寅彦:「まあ」気を取り直す。「おれは大丈夫です。二人も大丈夫そうだね」
御凪 涼:「大丈夫です」
鈴掛 喜一:「今は大丈夫だけど、そのうち頭痛くなりそ」
石神井寅彦:「あはは。明日が怖いねえ」
御凪 涼:「二日酔いってやつだね」
石神井寅彦:「涼さん、二日酔いしたことある?」
御凪 涼:「ないんだよ。だから少し楽しみ」
鈴掛 喜一:「ポジティブ……」
石神井寅彦:「お酒を飲み慣れてない人って感じ」へらへら笑っている。
鈴掛 喜一:「今日一日でだいぶ飲んだっすけどねえ」
御凪 涼:「楽しかった…」
鈴掛 喜一:「よかったねえ」
鈴掛 喜一:「おれは多分、この後なんかしらの報告書書かなきゃですけどね……」
御凪 涼:ぼんやりした笑い。普段からこんなもんな気もするくらいの。
御凪 涼:「そうなのか」
石神井寅彦:「え、じゃあまだ会社残るの?」
鈴掛 喜一:「ん、何? まさか二次会でもやんの?」
石神井寅彦:「いや、酒飲んでからまた仕事とかつらいでしょと思って」
鈴掛 喜一:「ああ、それは明日でもいけるいける」
御凪 涼:「よかった」
鈴掛 喜一:「いけることにしておく」
石神井寅彦:「あはは、大事」笑う。
御凪 涼:「ふたりは普段はお店に行って飲むのかな」
御凪 涼:「富久郎くんとか呼んで…駅にあるお店とかに」
鈴掛 喜一:「居酒屋とかね」
石神井寅彦:「そうそう。あと焼き鳥屋とか。鈴掛くんとは店飲みだねえ」笑っている。
石神井寅彦:「トガちゃんも呼ぶよね。来てくれるし」
鈴掛 喜一:「あいつ付き合いいいからね。かわいいでしょ?」
鈴掛 喜一:「宅飲みはあんまりしないすね、おれは……けど」
御凪 涼:「髪ももふもふしていた」
鈴掛 喜一:「さっきの奴がもしうちに来るなら、たまにはやってもいいな」
石神井寅彦:「犬かよ」笑う。
石神井寅彦:來火くんを見る。
御凪 涼:「楽しそうだったものね、さっきの子」
鈴掛 喜一:「暴れられちゃ困るけども……」
鈴掛 喜一:「なんかほら、人がいないとダメなんすよ。飲むの」
鈴掛 喜一:「あやしでもいい。誰かいてくんないと」
石神井寅彦:「寂しくなっちゃうの?」
鈴掛 喜一:「……まあ、そうかも……」
鈴掛 喜一:「酔いが醒めてからこういうの言うの、結構こそばゆいな」
御凪 涼:「あ、じゃあ私がついていく」
御凪 涼:「そうしたら寂しくなくて、私も楽しくて、いいんじゃないかな」
鈴掛 喜一:「え」目を瞬かせる。
鈴掛 喜一:「石神井くんー、涼さんがまたこういうこと言うー」
御凪 涼:「こう…? いいと思うんだけど…」
石神井寅彦:「あはは、逃げてきた」
鈴掛 喜一:「誘拐されないでくださいよ、ほんと」
御凪 涼:「さすがに子供じゃないんだから…」笑う。
御凪 涼:「私もまたみんなとこういうことしたいな、と思って」
御凪 涼:「それで言った」
石神井寅彦:「子供みたいなこと言ってる」にやにや笑う。
鈴掛 喜一:「中身は酒だけどね」
鈴掛 喜一:「まあ、また飲めたらってのは。いいんじゃないですか」
御凪 涼:「でしょう?」
鈴掛 喜一:「楽しかったすよ。おれも」
鈴掛 喜一:「次は、あそこまでぐずぐずなのは勘弁だけど!」ニヤニヤ笑っている。
石神井寅彦:「ぐずぐずになったのは誰だよ」腕にパンチする。
御凪 涼:「みんな似たり寄ったりだったよね」
鈴掛 喜一:「いって、折れた折れた」
石神井寅彦:「うるせー、うるせー」へらへら笑っている。
御凪 涼:「お店でもあんな感じなの?」
石神井寅彦:「どう思います?」
石神井寅彦:答えずに混ぜっ返してみる。
御凪 涼:「二人とも? ううん、違うって予想してみようか」
御凪 涼:「富久郎くんに聞いてみたら分かってしまうけど」
鈴掛 喜一:「そりゃ、外じゃその……話題とかね?」
石神井寅彦:「ねえ」
御凪 涼:「話題」
鈴掛 喜一:「空の匂いの話とか、できないし」
御凪 涼:「ふふ、そうなんだ」
鈴掛 喜一:「おれはずっと喜一の振りだし?」
鈴掛 喜一:「相手によっちゃ、少し楽になったけど。今日みたいな話はなかなかね」
石神井寅彦:「そうそう」笑う。「普段は、もっと下らない話しかしてませんでしたとも」
鈴掛 喜一:「全くですよ」
御凪 涼:「へえ、どんなだろう…」
御凪 涼:今日も割とくだらない話題なのでは?と思い考えている。
石神井寅彦:「で?」
石神井寅彦:來火くんの顔を覗き込む。
石神井寅彦:「次は來火くん家でいい?」
鈴掛 喜一:「へ?」
鈴掛 喜一:「あ、何、そういう話になったんか……」
鈴掛 喜一:「狭いよ?」
御凪 涼:「狭くても踊れるよ」
鈴掛 喜一:「あとなんていうか……あんまし人を呼んでないから」
御凪 涼:言って、「舞の話ではないか」と言う。
鈴掛 喜一:「面白いもんとか、あと、クッションとかないな」
鈴掛 喜一:「買っとこ」スマホにメモを取る。
御凪 涼:「面白いものは別に…あってもなくてもいいのでは」
石神井寅彦:「やった」笑う。「そうね。酒一種類でこれだけ喋れたんだし」
石神井寅彦:「あと涼さん、踊っちゃダメだからね」
御凪 涼:「えっ」
御凪 涼:「どうして?」
石神井寅彦:「來火くん家、普通のアパートでしょ? 絶対苦情くるって」
鈴掛 喜一:「そうだねえ。二階だし」
鈴掛 喜一:「南東向き角部屋ー」
御凪 涼:「音は鳴らさないし…私、音を立てずに舞えるよ」
石神井寅彦:「そうなんだ。初めて知った」來火くんに笑う。
鈴掛 喜一:「言ってないもんね」
御凪 涼:「言ってなかったか…」
石神井寅彦:「言われなかったね。言ってよくなったんだねえ」
鈴掛 喜一:「……まあ」
鈴掛 喜一:「うん」
石神井寅彦:「はは」
石神井寅彦:「あとね涼さん、音が鳴らなくても床が軋むの」
石神井寅彦:「カラオケなら踊っていいから」
御凪 涼:「そう言われればそうだ…」
鈴掛 喜一:「カラオケ行く? 椅子が汚えとこ」
御凪 涼:「どっちでもいいけど…いや、家がいいな」
鈴掛 喜一:「そっか」
御凪 涼:「舞いそうになったら止めてもらおう」
石神井寅彦:「止まってくれんの?」
御凪 涼:「頑張る」
石神井寅彦:「じゃあ」笑う。
石神井寅彦:「決まり」
鈴掛 喜一:「決まりかー」
鈴掛 喜一:「呼べるようにしときますよ、じゃあ」
石神井寅彦:「やったじゃん」涼さんに言って。「早めに日にち決めようね」
御凪 涼:「おお」
鈴掛 喜一:「えっ、もうそんな具体的なスケジュールなの」
石神井寅彦:「具体的にしないと開催されないんだって、こういうの。マジで」
鈴掛 喜一:「それを利用しておれは、数多の話を流してきた」
鈴掛 喜一:「しょーがないなー」
御凪 涼:「そうなのか」
石神井寅彦:「おれもそうだから分かんの。あっはは」
御凪 涼:「そういえば兄さんもよくそういう言い方をするな…」
鈴掛 喜一:「いずれねーって言っとけばなんとなく流れんだよね」
鈴掛 喜一:「はは、慣れてるやつだ」
石神井寅彦:「涼さんのお兄さんって、なんかすごいんでしょ?」
御凪 涼:「すごい…? 何がだろう」
鈴掛 喜一:「まあ、お噂はかねがね」
御凪 涼:「ああ、女性にはよく」
御凪 涼:「だから誘っても、女性がいないからいいって言われる気もするし」
御凪 涼:「でもなんだかんだ、私や蓮がいたら、嬉しくて来てくれたりもする」
御凪 涼:「こんどいたら誘ってみようか」
石神井寅彦:「兄弟仲、良いんだねえ」
石神井寅彦:「えー、飲みたい。超面白そう」
鈴掛 喜一:「人数増えんのは楽しくていいすね」
鈴掛 喜一:「うちに収まるかはわかんないけど」
御凪 涼:「いい人だよ。そう言ったら、ちょっとむっとするけど」
石神井寅彦:「そういう感じかあ」笑う。「多少ぎゅうぎゅうでもなんとかなるよ、多分」
御凪 涼:「ん」
石神井寅彦:「ぎゅうぎゅうな方が、寂しくなかったりして」
御凪 涼:「あ、というか、そのときは私の家でいいのか…」
石神井寅彦:「おお、御凪家」
御凪 涼:「蓮も心配じゃないだろうし」
鈴掛 喜一:「おおー」
御凪 涼:「これ、寅彦くんの家は、って言ったら困って、こういう空気はいやだって言いそうだね」
鈴掛 喜一:「涼さんそういうの全部言うよね」
石神井寅彦:「あはは!」
石神井寅彦:「オーヴァードは入れないようにしてるの。ごめんね」
御凪 涼:「わ、違った返しだ」
鈴掛 喜一:「おれん家には来るのにねー?」ニヤニヤする。
鈴掛 喜一:「別にそれはいいけど」
石神井寅彦:「本当かー?」
鈴掛 喜一:「良くない方がいいんですかー?」
石神井寅彦:「素直になってみー?」
鈴掛 喜一:「じゃあ、いつか石神井くんのお家訪問したいっすね」
鈴掛 喜一:「『いつか』『いずれ』でいいよ」
御凪 涼:にこにこと聞いている。
石神井寅彦:「うん」目を細める。「ありがとね」
鈴掛 喜一:「お礼言われちゃった」
鈴掛 喜一:ペットボトルのお茶をちびちび飲んでいる。
石神井寅彦:「言いたくなっちゃったの」笑う。
石神井寅彦:「あと真面目な話、おれが家に居るとわりと人来るから、宅飲みに向いてないと思うんだよね」
御凪 涼:「そうなんだ」
鈴掛 喜一:「なるほどねえ」
石神井寅彦:「うん」
御凪 涼:「じゃあ、寅彦くんは寂しくならない」
御凪 涼:「…のかな」
御凪 涼:断定はよくないのかなと思ってちょっと考えたが、いい言葉が見つからなかった。
石神井寅彦:「んー」
御凪 涼:「人といても、寂しいことはあるか」
石神井寅彦:「……いや」
石神井寅彦:「おれの話聞いて楽しいかなって思って…」
御凪 涼:「えっ」
石神井寅彦:「えっ」
御凪 涼:「私はすごく聞きたいのに」
鈴掛 喜一:「ええー」
鈴掛 喜一:きょとんとした顔。
鈴掛 喜一:「わりとレアだし、楽しいけど」
御凪 涼:「聞きたいのに」ともう一度言う。
鈴掛 喜一:「ねえ」
御凪 涼:「ね」
石神井寅彦:「仕事じゃないとこでわざわざ自分のこと話すの苦手なんだよー!」
鈴掛 喜一:「そりゃわかるけど、楽しいか楽しくないかで言うと、楽しいかな、的な」
御凪 涼:「ふむ」すべての話が苦手なのでへーっと聞いている。
御凪 涼:「でも、それもちょっと見てみたい、かもしれない」
石神井寅彦:「…見てみたい?」
御凪 涼:「苦手なのに、話してくれたら嬉しいから」
石神井寅彦:「あなたにそれ言われると勝てないな…」
御凪 涼:一瞬驚いて、察して、「ふふ」と笑う。
御凪 涼:「じゃあ良かった」
石神井寅彦:「うん」困ったような表情で言う。「…いや、なんかさ」
石神井寅彦:「誰だって、戻りたい場所ってあるでしょ」
鈴掛 喜一:「…………」
石神井寅彦:「実家とか、仲良い友達とか、まあ…。なんでも。その人にとっての、日常を感じられる場所があるじゃない」
石神井寅彦:「特におれ達みたいなのは、そうでしょ」
鈴掛 喜一:少しだけ上を見て、また視線を下に戻した。
御凪 涼:うん、と声にせず、じっと見て聞いている。
石神井寅彦:「んで、えーと」自分ばっかり話してるのが気まずくなっている。
御凪 涼:「うん」声にする。嬉しそうな声。
鈴掛 喜一:「うんうん」頷く。
石神井寅彦:「おれは、あんま付き合い深くない知り合いと飲んでる時が、一番それを感じられるんだよね」
石神井寅彦:「こっちのことも相手のことも、本当はどうでもいいんだろうなーっていう感じがいいの」
鈴掛 喜一:「ははあー」少しはわかる気がして、それ以上の『違う』を感じる。
鈴掛 喜一:(喜一は、少し近いな)
鈴掛 喜一:(おれは、なんだろ。多分本当は違うんだろうな、って感じがする)
鈴掛 喜一:「あの、あれ」
鈴掛 喜一:「電車でさ、座る時に。一人分くらい間が空いてると楽、みたいな」
鈴掛 喜一:「そういうやつ? 違ってもいいけど」
石神井寅彦:「あー」笑う。「ううん。むしろ」
石神井寅彦:「満員電車で意味わかんないくらいのが気楽」
鈴掛 喜一:「そっちか」
鈴掛 喜一:「喜一は都会から来たけど、おれは満員電車って乗ったことない」
鈴掛 喜一:「涼さんは?」
御凪 涼:「私もない…かな。そもそも電車に乗ることがめったにないから」
御凪 涼:「人がいても、いなくても、面白かった」
石神井寅彦:「子供」笑っている。
御凪 涼:「ここに来たのも楽しかった」子供、を否定せず。
石神井寅彦:「寂しくない?」
御凪 涼:「…いつ?」
石神井寅彦:「寂しくなる時」なぞかけみたいに返す。「思い当たらないなら、大丈夫」
御凪 涼:「それは」
御凪 涼:「……たぶん、いつも少し」
御凪 涼:「そうじゃないと、たぶん、いつまでも舞ってたい、とは思わない」
石神井寅彦:「そうだよねえ。こないだも倒れてたし」
鈴掛 喜一:じっと、考えている。來火の顔で。
鈴掛 喜一:違うし、わからない、がある。だから考える。
御凪 涼:「寅彦くんはいつ寂しいの」
鈴掛 喜一:考えても、他人のことなんてわからない。そういうものだ。
鈴掛 喜一:(知りたくなるな。だからこそ。でも)
鈴掛 喜一:(それは『いずれ』でいい……のかなあ)
鈴掛 喜一:(今は、聞いてよっか。人生の先輩たちの言葉)
石神井寅彦:「うーん」
石神井寅彦:「これ以上何をしても無駄だ、って思った時かなあ」
御凪 涼:「人に、何をしても同じだ、っていうとき」
石神井寅彦:「うん?」
御凪 涼:「そういう時かな、と思って。例えば鬼の心と自分の心を溶かそうとしたり…そういうときかな、って」
御凪 涼:「想像してみていた」
御凪 涼:「同じかはわからないけどね、これも」笑う。
石神井寅彦:「うん」
石神井寅彦:「そうなんだよな」珍しく笑わずに、呟くように言う。
石神井寅彦:「…いや、辛気くさい話しちゃいましたね」
御凪 涼:「む」
御凪 涼:「嫌じゃないよ。楽しい話じゃなくても…聞きたいから聞いている、それが嬉しいから」
鈴掛 喜一:「それはそれっつうかね」
御凪 涼:「寅彦くんは、人にすごく、優しくしたい人だけど」
御凪 涼:「…それがすごく、替え難いほどになるのがいやなのかな、と思っていて。前から」
御凪 涼:「それで、今も、そうなのかなって思って私は聞いている」
石神井寅彦:「そういうの、本人に聞いちゃだめだよ」笑う。
御凪 涼:「なるほど」真面目に。「じゃあ、言わないようにする」
石神井寅彦:「うん。…えー」
石神井寅彦:「えーと」困っている。
御凪 涼:「あ、困らせたかな」
鈴掛 喜一:「困らせてますね」
御凪 涼:「ふふ、きみほどうまく聞けない」
石神井寅彦:「見直した?」
御凪 涼:「いつも尊敬しているんだけどな」
御凪 涼:「とてもね」
石神井寅彦:「それはどうも」笑う。
御凪 涼:「私はきみをどうでもよくは思えないけど」
御凪 涼:「何をしても無駄…には、ならないから」
御凪 涼:「だから、そうだな。寂しくない時間は過ごせるんだな、と思って、それが嬉しい」
御凪 涼:「だからいま、きみが話してくれて、それがわかって、よかった」
御凪 涼:「……やっぱりうまく聞けない」笑う。
石神井寅彦:「ばーか。結局、自分のこと喋ってる」苦笑している。
御凪 涼:「本当にね…なんでこうなっちゃうかなあ」
石神井寅彦:「あのね」
御凪 涼:「うん」
石神井寅彦:「えーと。寂しくないし、今。あと、人に優しくするの好きなのも、本当に、そう思ってて」
石神井寅彦:「……。えーとね。能力がさ」
御凪 涼:「うん」下に伸びる影を見る。
石神井寅彦:「誰かが鬼になるのを防げる…引き留める? そういう類の使い方ができるんだよね」
御凪 涼:「そうだね。今日もそうだった」
鈴掛 喜一:「おかげで助かったよ、あいつも」
石神井寅彦:「うん」「そんで、もっと確かな方法でそれをすることができて…」
鈴掛 喜一:「うん」
石神井寅彦:「………。でも、今日も同じかな。……全部一緒かな」
御凪 涼:「なにが?」
石神井寅彦:「いや…手を差し伸べられた時が、嬉しいんだよね、って。話」
石神井寅彦:「………」
石神井寅彦:「終わり」
鈴掛 喜一:「……はは」
鈴掛 喜一:「涼さんと似たようなこと言ってるや」
御凪 涼:「えっ」
御凪 涼:少し考える。「…ほんとうだ」
石神井寅彦:「そうなの…? いやもう何言ってんですかね…」
御凪 涼:「それを言ったら、私も何言ってんだ、でしょう」
石神井寅彦:「涼さんはいいんだよ」
御凪 涼:「なんで」と少し甘えた風に言う。
鈴掛 喜一:「どっちも別にいいじゃんよ」
石神井寅彦:「知らねえー…」顔を埋めている。
鈴掛 喜一:「なんだろな、あのさ」
鈴掛 喜一:「おれの寂しいは、多分『全部わかっちゃったな』なんだよね」
石神井寅彦:「うん」目だけ覗かす。
鈴掛 喜一:「誰か知り合いと話して、もしそうなったらやだなーというのがちょっとあった」
御凪 涼:うん、と聞いている。
鈴掛 喜一:「さっきまでそんな感じだった」
石神井寅彦:「うん」じっと來火くんを見る。
鈴掛 喜一:「けどさ、聞いても聞いても、やっぱりそれで人のこと全部わかったりはしないのな」
鈴掛 喜一:「わかった分だけ、奥がまだあって」
鈴掛 喜一:「おれはだから、今寂しくないし、楽しいし」
鈴掛 喜一:「だからって、君のその満員電車をぶっ壊したいとも思ってない」
鈴掛 喜一:「そんな感じ」
石神井寅彦:「そっか」笑う。「ありがとね。ほっておいてあげて」
鈴掛 喜一:「うん。まあ……なんだろ。今後ともよろしくってことかな」
御凪 涼:「二人が寂しくなくて、いま楽しいなら、良かった」
鈴掛 喜一:「聞けて良かったよ」
御凪 涼:「それがわかって良かった」
石神井寅彦:「分からせないし、分かんねえし、ってことがね。分かったのね」笑っている。
御凪 涼:「……良かった、とか、嬉しかった、になるんだけど、本当にとても、そうなんだよ」
鈴掛 喜一:「おれは席を空ける方なんで……」
御凪 涼:「私は…どちらでも楽しいから…わからないが…」
御凪 涼:「ふふ」
石神井寅彦:「変に空いてる方が、誰かに見られてそうで居心地悪いんだよなー…」
石神井寅彦:「…はは」
鈴掛 喜一:(だってさ、隣に1個空けとかなきゃ。おれには、待ってる奴がいるからさ)
御凪 涼:「全然わからないきみたちと、こんなに楽しくて、これからまた約束できるなんて」
御凪 涼:嬉しい、という気持ちが潜るまでもなく。
石神井寅彦:ただ、影が伸びている。
石神井寅彦:「そうそ! 日にち決めなきゃね」笑う。
石神井寅彦:「今度グループつくるね。今日はいいか」
石神井寅彦:スマホを見る。浅い知り合いからの、飲み会の連絡がたくさん来ている。「おれはおれの戻りたい場所に行きます」
御凪 涼:「はい」笑う。
御凪 涼:「じゃあまた、明日……かはわからないか」
御凪 涼:「とにかく、また」
石神井寅彦:「うん」
鈴掛 喜一:「そうね。また」
石神井寅彦:柄にもなく、子供みたいだな、と思った。
石神井寅彦:(この二人は、別に、酒とか要らなさそうだし。本当は)
石神井寅彦:(…まあ、おれはそこまではできないから)
石神井寅彦:酒でも交えて話すくらいが、ちょうどいいので。
石神井寅彦:「またね」 困ったような顔でそう言って、笑った。

エンディング2 おまけ


【雨宿町・『(株)ピカピカ』・社内】

GM:夜も更け、あなたたちが帰った後のこと。
鈴掛 喜一:机に突っ伏してぐっすりと寝ている。
戸神 富久郎:それを少し眺めながら、周囲を掃除している。
戸神 富久郎:散乱したつまみの空き袋をまとめたところで、ドアが開く音に振り向く。
戸神 富久郎:「あ」
戸神 富久郎:「……お疲れ様です。社長」
時田 久則:「おう。後始末までがこの仕事だからな。余計な騒ぎまで増えたが、頼むわ」
時田 久則:ずかずかと入ってきて、椅子にどかりと座る。
戸神 富久郎:「はあ。その、それは全然いいんですけど……」
戸神 富久郎:「あの」
戸神 富久郎:「その」
戸神 富久郎:「聞きたいことが」
時田 久則:「あ?」
戸神 富久郎:「……あの、飲んでも意味がない俺が、今回あえてこの仕事頼まれたの」
戸神 富久郎:「そりゃ、介抱とかストップ役も必要でしょうけど……ええと」
戸神 富久郎:少しだけ遠慮するように口をつぐんでから、ぼそりと言う。
戸神 富久郎:「気を遣ってもらいまし、た……?」
時田 久則:「何がだよ」
戸神 富久郎:「いや、その」
戸神 富久郎:「俺がちょっと、先輩にどう話せばいいかわからなくて」
戸神 富久郎:「……あの、正体のこととか、知っちゃってから」
時田 久則:「いや、全然知らんわ。単に体力のありそうな奴を振っただけだよ」
戸神 富久郎:「……そ、すか」
戸神 富久郎:「でもあの、今日みんなで一緒にいて、やっぱり、先輩は先輩だなって、そう思いました」
戸神 富久郎:「先輩も……あの、前はあんな酔い方したりとか、こんな寝たりとか、隙を見せたりしなかったですし」
戸神 富久郎:「なんか、お互いちょっとほぐれた、みたいな感じがします」
時田 久則:「ふーん?」
時田 久則:「いや、だから知らねっつってんだろ。片付けろや」
時田 久則:ばん、と机をはたく。
戸神 富久郎:「……は、はいっ」
戸神 富久郎:「…………」
戸神 富久郎:「や、でも、やっぱり」
戸神 富久郎:「ありがとうございましたっ」
戸神 富久郎:頭を深く下げる。
時田 久則:「か、た、づ、け、ろ!」
時田 久則:言いながら、口元は少し笑っている。見えない程度に。
戸神 富久郎:「はいっ!」
鈴掛 喜一:(…………)
鈴掛 喜一:(……なんかなあ)
鈴掛 喜一:(……心配、かけてたんだよなあ……)
鈴掛 喜一:机に突っ伏したまま、報告書の上で半分まどろみかけて。
鈴掛 喜一:(戻りたい場所。ただ懐かしいだけじゃなくて、日常の)
鈴掛 喜一:(ごめんなさい、は山ほど言ったし)
鈴掛 喜一:(ありがとう、ももう伝えたし)
鈴掛 喜一:(ああ、そうだ。こう言やいいのかな……)
鈴掛 喜一:(また明日、って。みんなに。そうしよう)
鈴掛 喜一:(そうしような。喜一)

GM:そんな風にして、小さな町の小さな便利屋の一日は過ぎていく。
GM:宴の後、事件の後はほんの少し寂しくて、安らかで。
GM:そうして、次へと続いていくのだ。


『リプレイ・ドロップ 雨宿町陶酔境~酒涙雨には早すぎる~』了